JPH0744895Y2 - 通気口カバー - Google Patents

通気口カバー

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JPH0744895Y2
JPH0744895Y2 JP1989141127U JP14112789U JPH0744895Y2 JP H0744895 Y2 JPH0744895 Y2 JP H0744895Y2 JP 1989141127 U JP1989141127 U JP 1989141127U JP 14112789 U JP14112789 U JP 14112789U JP H0744895 Y2 JPH0744895 Y2 JP H0744895Y2
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JP
Japan
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elastic locking
vent
cover
locking member
ceiling
Prior art date
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JP1989141127U
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JPH0380243U (ja
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弘司 蓑谷
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Unix Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は通気口カバーに関する。
〔従来の技術〕
通気口カバーというのは、壁面や天井等に形成された通
気口のカバーとして用いられるもので、嵌合部材を備え
ているか否かにより2種類に分けられる。通常、嵌合部
材を備えているものは、通気ダクトが通気口に連通させ
られている場所に用いられ、嵌合部材を備えていないも
のは、通気口だけで通気ダクトが設けられていない場所
に用いられる。
そして、嵌合部材を備えているものの通気口への取付・
固定は、通常、嵌合部材に取り付けられているストッパ
部材が通気ダクトの内壁を押圧することによりなされる
うになっている。他方、嵌合部材を備えていないものの
通気口への取付・固定は、通常、ビスやコーキング等を
用いてなされている。これらについては、例えば、実開
昭63-15430号公報、特開昭62-228825号公報等参照。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ストッパ部材を用いるものの場合には、通気口
が例えば天井のような下向き面に形成されているような
場合に、取り付けた通気口カバーに常にその自重による
抜け落ちようとする負荷が掛かってくることになるの
で、ストッパ部材による押圧力だけでの固定構造ではで
は必ずしも十分でない。
また、ビス等を用いる場合には、その固定力は十分なも
のの、その取付作業が相当に面倒である。
そこで、この考案では、ビス等を用いなくとも、天井の
ような下向き面の通気口にも確実な固定状態で取り付け
ることができる通気口カバーを提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
具体的には、取付部と、この取付部から曲折させて延設
された押圧部とよりなる複数の弾性係止部材が、それぞ
れの押圧部を放射状に外周方向に向ける状態でそれぞれ
の取付部を介してカバー本体に取り付けられてなり、各
弾性係止部材の押圧部を挿通方向と平行な方向に曲げた
状態で通気口への挿通を行ない、通気口へ挿通後には、
弾性係止部材の押圧部が、その弾力性で元の状態に戻る
と共に、通気口のある壁板、天井板等をカバー本体との
間でその弾力性にて付勢しつつ挟持することで、通気口
への固定を行なうようにしてなる通気口カバーを提供す
る。
〔作用〕
このような通気口カバーでは、弾性係止部材がカバー本
体との間で壁板、天井板等を挟持することにより固定さ
れる。つまり、内側へ縮閉された状態で通気口を通され
た弾性係止部材が、壁板、天井板等の裏側においてその
弾力性により外側へ付勢・拡開し、この付勢・拡開した
弾性係止部材がカバー本体との間で壁板、天井板等を挟
持することにより固定状態となる。したがって、その固
定力は、たとえ天井のように自重による落下負荷が掛か
る状態でも十分に耐え得るものとなる。
また、このようにして固定する場合には、嵌合部材の通
気ダクトへの嵌合自体は固定に関与する必要がない、つ
まり弾性係止部材が嵌合部材と共に通気ダクト内に嵌合
する必要がないので、嵌合部材の通気ダクトへの嵌合を
スムースに行えるという利点もある。この利点は、特に
取付けがやり辛い天井の場合に活きてくる。
この通気口カバーは、壁面の換気口に用いることもでき
る。この場合には、落下負荷の問題がないので、必ずし
も前述のような挟持構造により固定する必要がなく、弾
性係止部材を通気ダクト内に嵌合させ、その付勢・拡開
による押圧力で固定するようにしてもよく、これにより
壁面の換気口用としては十分な固定力が得られる。
〔実施例〕 以下、この考案による通気口カバーの実施例を図面を参
照して説明する。尚、以下の説明においては各実施例に
共通する部分を同一符号で示し重複する説明は適宜省略
している。
第1実施例(第1図及び第2図) この通気口カバー1は、第1図に示すように、嵌合部材
2pを有するタイプで、嵌合部材2p及びフェイス部材2fか
らなるカバー本体2に弾性係止部材3を取り付けてなる
もので、例えば、室内あるいは軒天等の天井板Bに形成
された通気口Hを介して天井裏に挿通された嵌合部材2p
を通気口Hに連通する通気ダクトDに嵌合・接続させて
使用される。尚、通気ダクトDがない場合(例えば、軒
天)には、嵌合部材2pはそのまま天井裏に露出すること
になる。
フェイス部材2fは、通気状態制御、通気口Hの装飾、通
気口Hへの風雨、虫、鳥等の侵入防止等の機能を負うも
ので、通常、網状あるいは格子状のガラリ乃至グリルと
言われるものや、あるいはフードと呼ばれる覆い状のも
の等が組み付けられている。
嵌合部材2pは、通常、円筒状で、通気ダクトD内に嵌合
・接続するものである。
弾性係止部材3は、例えば弾性係数の大きい鋼板のよう
な弾性体をV字状乃至L字状にに曲折形成し、取付部3i
と押圧部3sとにしたものである。この弾性係止部材3
は、天井板Bの厚みに略相当する距離だけフェイス部材
2fの裏面から離した部位に曲折部3bを臨ませる状態で、
取付部3iを介して嵌合部材2pの側面に取り付けられてお
り、その押圧部3sは、嵌合部材2pに対し、つまり通気方
向Aに対し交差する外方向に放射状態となるようにされ
ており、曲折部3bを中心にして矢示Xの如く縮・拡自在
となるようになっている。つまり、矢示Pの如き力によ
り縮閉する一方で、自由状態ではその弾力性により拡開
するようになっている。ここで、押圧部3sの長さである
が、後述の説明から分かるように、「係止」という天で
はそれ程の長さが必要でないが、縮閉させ易くするとい
う点ではある程度以上の長さが要求される。具体的に
は、3cm以上にするのが好ましい。
また、押圧部3sの先端部は嵌合部材2pの側へ曲折されて
おり、第2図に示す状態に縮閉され際に押圧部3sの先端
縁が取付部3iつまり嵌合部材2pの側面に当接し得るよう
な状態となっている。これは、後述の説明から分かるよ
うに、弾性係止部材3を嵌合部材2pと共に通気口Hに通
す際、あるいは弾性係止部材3を嵌合部材2pと共に通気
ダクトD内に嵌合させて使用する場合に、弾性係止部材
3を通り易くするためである。
この実施例では弾性係止部材3を溶接にて嵌合部材2pに
取り付けているが、第3図に示すような構造の弾性係止
部材10を用いるようにしてもよい。すなわち、この弾性
係止部材10は、取付部10iの基端にフック部10fを備えて
おり、このフック部10fを介して嵌合部材2pの基端部に
係止されるようになっている。ここで、嵌合部材2pの基
端部は僅かに内側へ曲がり込むようにされており、この
曲り込み部2eをフック部10fが包みこむような状態にな
ることにより、確実な係止が行われるものである。この
ようにフック部10fによる係止構造を採ると、弾性係止
部材10を必要に応じて着脱することが可能となり、より
便利である。また、この実施例では弾性係止部材3、10
が板バネ状になっているが、必ずしもこのように板バネ
状である必要がなく、例えば針金バネ状のものにするこ
とも可能で、その場合には、必要に応じて曲折部にネジ
リコイルバネを形成するようにしてもよい。また、この
実施例では、弾性係止部材3が2個一対取り付けられて
いるが、必要に応じて3個以上取り付けるようにしても
よい。
以下、通気口カバー1の使用状態について説明する。
通気口カバー1は、フェイス部材2fと弾性係止部材3と
の間で、天井板Bを挟持することにより固定される。つ
まり、通気口Hに嵌合部材2pと共に通す際に第2図に示
すようなつぼめた状態とされた弾性係止部材3が、天井
板Bの裏側においてその弾力性により付勢・拡開し、こ
の付勢・拡開した弾性係止部材3がフェイス部材2fとの
間で天井板Bを挟持することにより固定状態となる。こ
のために、通気ダクトDの先端部には弾性係止部材3を
拡開させるための開口W、Wが形成されている。
このようにして、この通気口カバー1では、たとえ天井
のように自重による落下負荷が掛かるような場所につい
ても全く落下のおそれのない十分な固定力を持ち、より
安定した取付け状態を得られることになる。
また、このようにして固定する場合には、嵌合部材2pの
通気ダクトDへの嵌合自体は固定に関与する必要がな
い、つまり弾性係止部材3が嵌合部材2pと共に通気ダク
トD内に嵌合する必要がないので、嵌合部材2pの通気ダ
クトDへの嵌合をスムースに行えるという利点もある。
この利点は、特に取付けがやり辛い天井の場合に活きて
くる。
この通気口カバー1は、壁面の換気口に用いることもで
きる。この場合には、落下負荷の問題がないので、必ず
しも前述のような挟持構造により固定する必要がなく、
弾性係止部材3を嵌合部材2pと共に通気ダクトD内に嵌
合させ、その付勢・拡開による押圧力で固定するように
してもよい。
第2実施例(第4図) この通気口カバー21は、第1実施例における嵌合部材2p
を有しないタイプで、カバー本体22はフェイス部材22f
のみからなっており、このカバー本体22に弾性係止部材
23がリベット24で取り付けられている。
弾性係止部材23は、第1実施例の弾性係止部材3と同様
に板バネ状であり、取付部23iと押圧部23sとよりなって
いる。この弾性係止部材23は、第1実施例の弾性係止部
材3と同様に、天井板Bの厚みに略相当する距離だけフ
ェイス部材22fの裏面から離した部位に曲折部23bを臨ま
せる状態でフェイス部材22fの裏面に取り付けられてお
り、その押圧部23sは、フェイス部材22fの形成する通気
方向Aに対し交差する外方向に放射状態となるようにな
っていて、曲折部23bを中心にして上記実施例の場合と
同様に縮・拡自在となるようになっている。
この通気口カバー21の使用状態は第1実施例の通気口カ
バー1と略同様である。尚、この通気口カバー21は、嵌
合部材2pを有していないが、落下負荷の問題がない壁面
の換気口に用いる場合には、弾性係止部材3を嵌合部材
2pの代わりにして通気ダクトD内に嵌合させ、その付勢
・拡開による押圧力で固定することも可能である。
第3実施例(第5図及び第6図) この実施例は、通気ダクトDと通気口Hとの間にソケッ
ト31及びエルボ32よりなる中間部材33を通気口カバー1
に組み合わせて用いた例である。ソケット31は、額縁31
fを備えると共に、弾性係止部材3を拡開させるための
開口31w、31wが形成されており、開口31w、31wを介して
拡開した弾性係止部材3が額縁31fを介して天井板Bを
挟持するようになっている。このようにすれば、天井板
Bの強度が弱い場合でも十分な固定力が得られるように
なる。尚、図中33は、嵌合部材2pとソケット31との隙間
を埋めるパッキングである。
〔考案の効果〕
この考案に係る通気口カバーは、以上説明してきた如
く、取付部と、この取付部から曲折して延設された押圧
部とよりなる弾性係止部材を備えており、この弾性係止
部材とカバー本体との間で通気口が形成されている壁
板、天井板等を挟持することにより固定されるようにな
っているものなので以下のような効果がある。
(a).たとえ天井のように自重による落下負荷が掛か
る状態でも十分に耐え得る固定力を持ち、より安定した
取付け状態を得られる。
(b).弾性係止部材を嵌合部材と共に通気ダクト内に
嵌合させる必要がないので、嵌合部材の通気ダクトへの
嵌合をスムースに行え、特に取付けがやり辛い天井よう
な場所への取付けを楽にすることができる。
(c).天井板等の挟持による固定だけでなく、弾性係
止部材を通気ダクト内に嵌合させその付勢・拡開による
押圧力での固定も可能であり、両者兼用にでき汎用性が
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例による通気口カバーの取付状態を
示す概略側面図、 第2図は、弾性係止部材を縮閉した状態の通気口カバー
の部分側面図、 第3図は、他の変形例による弾性係止部材の概略斜視
図、 第4図は、第2実施例による通気口カバーの取付状態を
示す概略側面図、 第5図は、第3実施例による通気口カバーの取付状態を
示す概略側面図、そして 第6図は、ソケットの概略斜視図である。 1、21……通気口カバー、2、22……カバー本体、3、
10、23……弾性係止部材、3i、23i……取付部、4s、23s
……押圧部、B……天井板、H……換気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁、天井等に開口した通気口に挿通・固定
    してそのカバーとして用いられる通気口カバーに於い
    て、取付部と、この取付部から曲折させて延設された押
    圧部とよりなる複数の弾性係止部材が、それぞれの押圧
    部を放射状に外周方向に向ける状態でそれぞれの取付部
    を介してカバー本体に取り付けられてなり、各弾性係止
    部材の押圧部を挿通方向と平行な方向に曲げた状態で通
    気口への挿通を行ない、通気口へ挿通後には、弾性係止
    部材の押圧部が、その弾力性で元の状態に戻ると共に、
    通気口のある壁板、天井板等をカバー本体との間でその
    弾力性にて付勢しつつ挟持することで、通気口への固定
    を行なうようになっていることを特徴とする通気口カバ
    ー。
JP1989141127U 1989-12-07 1989-12-07 通気口カバー Expired - Lifetime JPH0744895Y2 (ja)

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JPH0380243U JPH0380243U (ja) 1991-08-16
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5356797B2 (ja) * 2007-12-21 2013-12-04 旭化成ホームズ株式会社 空気吹き出し部の構造
JP5356796B2 (ja) * 2008-02-08 2013-12-04 旭化成ホームズ株式会社 空気吹き出し部の構造

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5071146A (ja) * 1973-10-29 1975-06-12
JPS62228825A (ja) * 1986-01-27 1987-10-07 ポ−ル・エム・サラゼン 換気装置

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