JPS5843729Y2 - 機器用保護網の取付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は組立作業性を向上させた機器用保護網取付は装
置に関する。

従来、たとえば暖房用機器として赤外線ランプを熱源と
したやぐらこたつが知られているが、上記赤外線ランプ
に対する外部からの衝撃防止ならびに接触防止のためラ
ンプ外側を覆う保護網が機器の反射板と一体に取着され
ている。

すなわち、第１図のａは保護網で、この保護網ａは第２
図の機器用反射板すに取着されるもので、反射板すの各
コーナ部にスポット付けされた４個の取付は片ｃ、ｃ、
ｃ、ｃの各透孔ｄと、保護網ａの側板ｅに穿設された取
付は孔ｆ、ｆとを対応させ固着ねしく図示しない。

）により取付けていた。したがって、組立に際して取付
は片Ｃのスポット付は作業およびねじ締め作業等があっ
てすこぶる手間を要し、作業性を損なう欠点を有してい
た。

本考案は上記欠点を除去するためなされたもので、反射
板の周側端にＵ字状の弾性係止部を形成し、保護網には
係止部に嵌着する保合部を設けて保合部の押し込み操作
により両者の嵌合が容易に行なわれ組立作業性の向上が
得られる機器用保護網の取付は装置を提供することを目
的とする。

以下、本考案の詳細を一実施例について第３図および第
４図を参照して説明する。

１は暖房機器用反射板で、四角形状枠体に形成されその
周側端縁部は折り曲げられ、上方に狭さく状の開口部２
を形成した弾性を有するＵ字状係止部３を設けてなり、
上表面には赤外線ランプ４が支持部材５，６を介して保
持されている。

７は同じく四角形状に形成された保護網で、取付は枠８
と、この取付は枠８に張設した網体９とからなり、取付
は枠８の端縁には上記係止部３の形状より小形に形成さ
れて係止部３の開口部２に嵌着可能なＵ字状保合部１０
が設けられている。

１１は取付は枠８に穿設された通気孔である。

本考案は上述した構成であるから、保護網７の取着にあ
たっては反射板１の係止部３の開口部２へ保護網７の係
合部１０を押し込めばよい。

したがって、組立ては従来のねじ締め手段と異なり極め
て簡単に行なえる。

なお、本実施例にあっては係止部３および係合部１０を
四角形状枠体の全周に沿って形成したが、本考案はこれ
に限らず第５図に示すように枠体の各すみ部１２，１２
，１２．１２を除く側辺に沿って設けるようにしてもよ
い。

また、このすみ部１２を利用して保護網７の離脱操作を
容易にすることができる。

本考案は以上詳述したように、周側に弾性を有するＵ字
状係止部を設けた機器用反射板と、上記係止部に嵌着す
るＵ字状係合部を設けて上記反射板を覆う保護網とを備
えた機器用保護網の取付は装置であるから、組立操作が
極めて簡単となり作業性の格段な向上が得られるすぐれ
た利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す保護網の斜視図、第２図は同じ〈
従来の反射板を示す斜視図であり、第３図は本考案の実
施例を示す保護網の一部切欠側面図、第４図は同じく反
射板の断面図、第５図は他の実施例を示す組立状態の平
面図である。 １・・・・・・機器用反射板、３・・・・・・Ｕ字状係
止部、７・・・・・・保護網、１０・・・・・・Ｕ字状
係合部、１２・・・・・・すみ部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）周側に端縁部の折り曲げによって形成される弾性
   を有するＵ字状係止部を設けた機器用反射板と、上記係
   止部に嵌着するＵ字状保合部を設けて上記反射板を覆う
   保護網とを具備したことを特徴とする機器用保護網の取
   付は装置。
2. （２）係止部および係合部は四角形状に形成された反射
   板および保護網の各すみ部を除く側辺に沿って設けられ
   ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の機器用保護網の取付は装置。