JP3917695B2 - シート製品切断兼支持部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はシート製品切断部材、シート製品切断用箱及びシート製品切断兼支持部材に関し、特に、リサイクルの観点から分別収集が容易なシート製品切断部材、シート製品切断用箱及びシート製品切断兼支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、製品を生産するのみならず、それをいかにしてリサイクルするかが重要となってきている。リサイクルの観点からは、製品の材質によって、分別収集が必要である。
ところで、シート製品として、プラスチック性ラップ、アルミホイル、紙等がある。これらのシート製品は、筒状の巻心に幾重にも巻回されて、収容箱に収容されている。そして、筒状巻心の両端がその周方向に沿って廻動自在に支持されているため、シート製品は収容箱から任意の長さ引き出し可能となっている。シート製品が必要な長さ引き出された後は、収容箱に一体として取付けられている切り歯によってシート製品の幅方向で切り取られる。
【0003】
例えば、アルミホイルを収容する収容箱は、紙製のものであり、その収容箱の側壁上部が鋸歯状に形成されて、さらに強度を大きくすべく樹脂コートがなされたものがある。このような収容箱の側壁上部は、切り歯としての役割を果たす。ここで、樹脂コートがなされたのは、切り歯の強度を大きくするためである。又、さらに強度を上げたものとして、金属製のものが、収容箱の側壁に一体的に取付けられたものがある。特に、業務用のアルミホイルは、相当長いもので、その切断回数も、相当なものとなる。従って、切り歯の強度は、それに応じて要求される。
【0004】
一方、シート製品の巻回された巻心を支持する支持台については、種々の工夫がなされている。例えば、実開平5−86819号公報では、重量の大きな業務用のアルミホイルの引き出しがスムーズに行え、輸送及び引き出しの際にアルミホイルが変形することを防止できるような支持台が提案されている。又、包装箱の形状を工夫して、包装箱が支持台を兼ねるような工夫も実公昭56−28098号公報や実登2506911号公報で提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属歯が収容箱に一体として取付けられている場合には、分別収集のためには、金属歯を収容箱から取り外さなければならない。その際、取り外しが必要であることに加え、指を怪我してしまう恐れもある。他方、強度を大きくすべく収容箱を金属製にしたり、収容箱を樹脂製の成形物にしたりすれば、上記のような問題が解決されるとも考えられるが、コスト高になってしまうという問題がある。
【0007】
又、支持台についても、それ自体の種々の工夫はなされているが、リサイクルのための分別収集の観点からの工夫はあまりなされていない。たとえ、なされたとしていても、切り歯が収容箱と一体となっているとの前提のもとに工夫がなされている。
ゆえに、請求項1の発明は、収容箱に収容されるシート製品を引き出すための機能及び切断するための機能を有する部材の収容箱からの取り外しが不要なシート製品切断兼支持部材を提供することを課題とする。請求項2の発明は、請求項1の発明の課題に加えて、切断兼支持部材の材質と収容箱の材質とが異なる場合であっても、分別収集が可能な限り容易に行えるようなシート製品切断支持部材を提供することを課題とする。請求項3の発明は、請求項1又は2の発明の課題に加えて、支持部材と切断部材との接続状態を変化させることができるようなシート製品切断兼支持部材を提供することを課題とする。請求項4の発明は、請求項3の発明の課題に加えて、シート状をなした切断部材の長手方向の強度を補強することをその課題とする。請求項5の発明は、請求項3又は4の発明の課題に加えて、シート状の支持部材の支持強度を補強することを課題とする。請求項6の発明は、シート製品切断兼支持部材が樹脂成形品であっても、請求項1から5のいずれかの発明の課題を解決できるシート製品切断兼支持部材を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は、筒状に捲回されたシート製品と共に、収容箱の内部に脱着自在に収容される収容箱と別体の部材であって、切断部材と、支持部材とを備えている。切断部材は、シート製品を任意の長さで幅方向に切断するための切り歯がその長手方向の一辺に形成された矩形状をなした部材である。支持部材は、切断部材の長手方向の両端に切断部材と同一材質で連続して接続され、かつ、シート製品の軸方向の両端を支持する一対の部材である。このようなシート製品切断兼支持部材によって、少なくとも切断部材と連続して接続された支持部材とが同一材質なので、両者の間で分別を行う必要はない。又、切断部材についても収容箱と別体であることから、分離をするにしても取り外しが不要である。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1のシート製品切断兼支持部材の材質が収容箱の材質と異なることを特徴としている。このような切断兼支持部材によって、収容箱からの取り外しが不要な為、分別を容易に行える。しかも、切断部材と支持部材とが同一材質なので、より分別が容易になる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の支持部材の各々は、切断部材との接続部分で折曲げ可能であることを特徴としている。このような切断兼支持部材によって支持部材と切断部材との接続状態を変化させることができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3の切断部材がシート状をなしており、切断部材にはその長手方向に対する曲げ強度を補強する補強手段が設けられていることを特徴としている。このように切断部材がシート状で薄手のものである為、強度が不十分であっても、長手方向の強度を補強していることから、支持部を折曲げる際に、切断部材が折り曲がらず、簡単な折曲げ作業が行える。
【0014】
請求項5の発明は、請求項3又は4の支持部材の各々がシート状をなしており、支持部材にはシート製品を支持するための強度を補強する補強手段が設けられていることを特徴としている。このように支持部材がシート状で薄手のものであるため、それ自体は強度が不十分であってもシート製品を支持するための強度を補強していることから、支持部材は支持機能を十分に発揮でき、シート製品が例えば業務用のもののように重い場合であっても、十分に対応できる。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかの切断兼支持部材が樹脂成形品を含むことを特徴としている。
【0016】
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、請求項1の発明は、一つの部材でシート製品を切断することとシート製品の両端を支持することができる。又、この切断兼支持部材は、収容箱と別体であることから、一体の場合に比べて取り外しが不要であり、一体であることに伴う取り外しの際の怪我の可能性を押えることができる。さらに、切断部材と支持部材とを一体として分別できて、分別収集を容易に行える。さらに、切断部材等に破損が生じた場合の交換も可能であるという効果がある。さらに、切断兼支持部材単独で切断兼支持が完全に行われるため、他に支持機構のための部材を成形する必要がなく、一体成形の分だけコストを押えることができる。さらには、切断部材とその両側の支持部材によって、収容箱の4つの側面のうち3つの側面の強度を大きくすることができ、例えば落としたり、重ねたりした場合の衝撃に対して十分に対応できるという効果がある。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、切断兼支持部材の材質と収容箱の材質が異なることから、切断兼支持部材の強度と収容箱の強度とを変えることができ、例えば切断兼支持部材の強度を収容箱の強度に比べて大きくすることができる。これに伴って、業務用のアルミホイルのような長いシート製品を切断する場合であっても、対応できるという効果がある。又、材質が異なることから収容箱と切断兼支持部材を分別収集する際には、切断部材と、支持部材と、収容箱とを三種類分別する場合に比べて、分別の種類を少なくでき、分別収集を更に容易化できるという効果がある。
【0021】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明の効果に加えて、支持部材の各々と切断部材とが接続部分で折曲げ可能であることから、例えば分別収集後に切断兼支持部材の収集されたスペースを可能な限り小さくできるような形態として、例えば平らな状態にすることができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明の効果に加えて、シート状をなした切断部材であっても、その長手方向の強度が補強されて、支持部材を折曲げる際に切断部材が折り曲がらず、折曲げ作業が容易となる。さらに、切断部材が収容箱の前面に沿った形状の場合には、収容箱の外側からの衝撃に対しての強度が大きく成るという効果がある。
【0022】
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明の効果に加えて、シート状をなした支持部材のシート製品を支持する強度が補強されることで、例えばシート製品が業務用のアルミホイルのような重いものであっても、十分に長時間支持することが可能となる。
【0023】
請求項6の発明は、請求項1から5の発明の効果に加えて、樹脂成形品の切断兼支持部材を用いることで、簡易に多量生産が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施の形態に係るシート製品切断用箱の斜視図であり、図2は、図1の分解斜視図である。
図1及び図2を参照して、シート製品切断用箱11は、収容箱12、切断兼支持部材13及びシート製品14によって構成される。収容箱12は、全体として直方体をなした箱であり、紙製のものである。そして、上面が蓋として開閉できるようになっており、その内部に切断兼支持部材13及びシート製品14が収納される。シート製品14は、業務用のアルミホイルであり、巻芯15に巻回されて積層されている。業務用のアルミホイルは、かなりの巻回が必要であり、重量もその分だけ重いものとなっている。切断兼支持部材13は、シート製品14をその任意の長さで幅方向に切断するための切断機能と、シート製品14を筒の円周に沿って回動自在に支持するための支持機能とを有する部材である。
【0025】
図3は、図2の切断兼支持部材の平面図であり、図4は、図3のIV−IVラインから見た図であり、図5は,図3のV−Vライン拡大端面図であり、図6は図3のVI−VIライン拡大端面図である。
以下、切断兼支持部材13について詳しく説明する。切断兼支持部材13は、切断機能を有する切断部材16と、支持機能を有する第1の支持部材17a及び第2の支持部材17bとで構成される。
【0026】
切断部材16は、全体としては矩形状をなしており、薄い厚さのシート状の樹脂成形物である。切断部材16の上方一辺は、鋸歯状に形成されて、切り歯18としての機能を果たしている。又、切断部材16にはその長手方向に沿ってリブ19a,19bが形成されている。リブ19a,19bは、切断部材16の長手方向の強度を大きくするような役割を果たす。切断部材16の長手方向の長さは、L1であり、幅方向の長さはL2である。
【0027】
第1の支持部材17aは、全体としては正方形で、厚さの薄いシート状の樹脂成形物であり、切断部材16と一体成形される。中央部分には、巻芯15内部に挿入されてシート製品14を空中で回動自在に支持するための第1の凸部20aが形成されている。第1の凸部20aは、円錐台の形状をなしており、テーパを有するように成形されている。又、第1の凸部20aを中心に、放射状で四方に向けて第3のリブ21a〜dが形成されている。第1の支持部材17aは、切断部材16の長手方向の一端と第1の接続部分23aで接続されている。第1の接続部分23aは第1の支持部材17aと切断部材16とを折曲げ可能なために設けられた部分であり、ミシン目が形成されている。第2の支持部材17bも、第1の支持部材17aと同様の部材であり、第1の凸部20aに対応して第2の凸部20bが設けられ、第3のリブ21a〜dに対応して第4のリブ22a〜dが設けられている。そして、第2の支持部材17bは、切断部材16の長手方向他端と第2の接続部分23bによって接続されている。第2の接続部分23bにも、ミシン目が形成されている。支持部材17a,17bの一辺の長さは、L3であり、切断部材16の幅L2に比べて、切り歯18の分だけ短いものとなっている。
【0028】
このような切断兼支持部材13をシート製品14と共に収容箱12に収容することについて説明する。
まず、図3に示すような状態で、切断兼支持部材13が例えばテーブルの上におかれる。そして、片方の手で切断部材16を押えつつ、第1の支持部材17aを切断部材16に折り重ねる方向に折曲げる。切断部材16は、シート状の薄手のものであるが、リブ19a,bによって長手方向の強度が補強されているため、第1の支持部材17aを折曲げる際の力によっても、切断部材16は、その形状を変形しない。従って、折り曲げ作業は、容易である。同様に、切断部材16を片手で押えつつ、第2の支持部材17bを切断部材16に折り重ねる方向に折曲げる。
【0029】
このようにして、支持部材17a,bが折曲げ可能な状態になった後、シート製品14が巻回された巻芯15の一端に第1の支持部材17aの第1の凸部20aを挿入し、巻芯15の他端に第2の支持部材17bの第2の凸部20bを挿入しつつ、切断部材16及び支持部材17a,bを収容箱12内に収容する。
その後、シート製品14を切断して使用する場合には、必要な任意の長さシート製品14を回転させて引き出し、切断部材16の切り歯18によって幅方向に切断する。ここで、切断部材16は、長手方向の強度が大きいものである為、切断の際に変形が生じにくく、奇麗に切断を行える。そして、最終的にシート製品14が全て無くなるまでこの状態で使用される。
【0030】
ところで、シート製品14は、支持部材17a,bの凸部20a,20bによって回動自在に支持されるが、第1の凸部20a,第2の20bにはシート製品14の重量がかかっている。支持部材17a,bは、シート状で薄手のものであるが、第3のリブ21a〜dと第4のリブ22a〜dとが形成されているため、支持部材17a,bの強度は十分なものとなっている。従って、シート製品14が例えば業務用のアルミホイルのようにかなりの重量のものであっても、支持部材17a,bは十分に強度的に耐えられるものとなっている。
【0031】
このようなシート製品切断用箱11によって、シート製品14が全て使用された後は、収容箱12と、切断兼支持部材13と、巻芯15とが残るだけである。しかも、切断兼支持部材13は、収容箱12と別体で分離可能であるため、その後リサイクルのために分別収集が必要な場合であっても、収容箱12からの取り外しを行うことなく、容易に分別が行える。即ち、巻芯15が紙製であれば、巻芯15及び収容箱12を一つにまとめ、切断兼支持部材13を分別すれば済む。さらには、巻芯15がなく、シート製品14がそのまま筒状に巻かれている場合にはシート製品14が全部使用された後に残るものは、切断兼支持部材13と、収容箱12とであり、より分別が容易である。そして、分別された切断兼支持部材13は、接続部23a,bで折り曲げ可能である為、最も収容スペースを取らない状態として、例えば平らに変形できる。
【0032】
特に、切断部材16は、従来収容箱12に一体として取付けられていたため、金属製の切り歯では取り外しの際に危険であり、怪我をしてしまうこともあったが、切断兼支持部材13は、そのような取り外しの際の困難さがなくて、危険も少なく、怪我しにくいという利点がある。
さらに、切断兼支持部材13は、切断部材16と支持部材17a,bとが一体成形で製造されるものであるため、ここに切断部材16と支持部材17a,bとを別体で成形するよりもコストが低いという利点がある。これは、特に切断部材16と支持部材17a,bとの材質が異なって、別体の場合と比較すると顕著である。
【0033】
さらに、切断兼支持部材13が収容された収容箱12の強度は大きくなっている。即ち、収容箱12の前面はその裏側に切断部材16があり、収容箱12の両側面はその裏側に支持部材17a,bがあるので、外からの衝撃に対して十分耐え得るものになっている。
尚、支持部材は、支持部材17a,bに限定されるものではない。即ち、全ての公知技術が用いられる。例えば、凸部20a,20bを形成する代わりに、円形の穴を設け、その穴にシート製品14が巻回された巻芯15が挿入されて支持するようなものであってもよい。ただし、この場合には、巻芯15は、シート製品14から突出したような形状としておく必要がある。
【0034】
又、凸部20a,bは、円錐台のテーパを有するものとしている。このように円錐台にすることで、切断兼支持部材13の積み重ねが容易であるという利点がある。しかし、凸部20a,bは、必ずしも円錐台である必要はなく、円柱状であってもよい。ただし、この場合には巻芯15の径をある程度大きくして回転し易くする必要がある。
【0035】
さらに、凸部20a,bは、それぞれ支持部材17a,bの中心に設けられているが、少し上方に偏位させて、シート製品14が下面に接触して生じる擦れ等を防止するようにして、シート製品14の円滑な引き出しを可能とするようにしてもよい。
さらに、凸部20a,bの形状は、半球状のようなものであってもよい。
【0036】
さらには、円錐台、円柱及び半球の側面に数箇所突起を設けて、巻芯15との接触部分をさらに少なくして、シート製品14の引き出しをよりスムーズにするような工夫がなされてもよい。
さらに、図3では、切り歯が切断部材16の一辺に沿って形成されているが、上下の両辺に形成して歯の交換ができるようにしてもよい。
【0037】
さらに、本発明の実施の形態に係る切断兼支持部材13は、切断部材16の長手方向両端に支持部材17a,bを一体成形しているが、いずれか一方の支持部材が一体成形されるものであってもよい。ただし、この場合には、一体成形されていない側の支持には、切断兼支持部材13から切り取られた支持部材17a(b)が用いられてもよく、公知技術の全てが用いられれば良い。
【0038】
さらに、切断部材16の長手方向いずれか一方にのみ支持部が形成される観点からは、切断部材16の長さは、収容箱12の箱の長さに相当する長さまで必要とはされない。
さらに、切断部材16と支持部材17a(b)とが一体成形されて、接続部分23a(b)で折曲げ可能とされているが、折曲げ可能とせず、L字型に固定されるようなものであってもよい。さらには、いずれか一方がL字形に固定され、他方が折曲げ可能であっても、巻芯15への嵌め込みは可能である。
【0039】
さらに、折曲げ可能であることからは、切断部材16がシート状のもので、支持部材17a(b)が肉厚の厚いものであってもよい。この場合には、第3のリブ21a〜d(第4のリブ22a〜d)が不要とされる。
さらに、切断部材16に形成されたリブ19a,19bはこれに限定されるものではない。即ち、図7(a)のように一本のリブでもよく、図7(b)のように長手方向に対して蛇行したリブでもよく、図7(c)のように長手方向に傾斜したリブであってもよく、図7(d)のように網目状のリブであってもよい。さらには、切断部材(16)の長手方向の強度が十分であれば、リブは不要である。
【0040】
さらに、支持部材17a(b)の第3のリブ21a〜d(第4のリブ22a〜d)もこれに限定されるものではない。即ち、好ましくはシート製品14を支持する下向きの力に対して支持部材17a(b)の強度を大きくするようなリブであることが望まれる。
さらに、リブ19a,b,第3のリブ21a〜d,第4のリブ22a〜dの突出方向は、図4に示すように収容箱12と対向しない側であることが望ましい。これは、その分だけ収容箱12内の内部の空間を狭くしてしまい、シート製品14の回動部分を確保するのが困難であるからである。さらには、収容箱12の内側面と可能な限り切断兼支持部材13が接した方が、安定性があるからである。ただし、切断部材16に形成されるリブ19a,19b,リブ24,リブ25,リブ26,リブ27については、シート製品14の回転に対して妨げとならないようなものである必要がある。
【0041】
さらに、本発明の実施の形態では、切断部材16の両端に支持部材17a,17bを一体成形しているが、支持部材17a,17bがいずれも成形されず、切断部材16のみが成形されたものであってもよい。この場合には、シート製品14を支持する支持機構は、公知のものが用いられればよい。このような切断部材16のみであっても、収容箱12と別体であることから、収容箱12との取り外しの煩わしさがなくなると共に、取り外しの際に生じる怪我のようなことが生じにくくなるという利点がある。又、切断部材16の切り歯18が破損しても、交換が可能という利点がある。逆の観点からは、切断部材16が十分に強度の大きなものであり、切り歯18が相当回数使用されるならば、切断部材16のみを所持しておけば、これが商品として含まれていないのも詰替用として購入することもできる。即ち、切断兼支持部材13が強度的にしっかりしており、何箱分ものシート製品14を切断でき、かつ支持できるものである場合には、箱とシート製品のみの別売も可能となる。
【0042】
続けて、切断部材16のみの場合の他の例について説明する。
図8(a)に示すように、収容箱12の高さよりも低い切断部材28を収容箱12に設けられた切り込み29a,bに差し込むようにしてもよい。さらに、図8(b)に示すように、切断部材28の表面に突起30a,30bを設け、長手方向の移動を阻止するようにしてもよい。さらに、図8(c)に示すように、長手方向及び下方への移動を防ぐような切り込み31a,bを形成して、切断部材28が差し込まれるようにしてもよい。
【0043】
さらに、図9(a)に示すように、切断部材32の上方下方のそれぞれに切り歯33a,bを形成してもよい。この場合には、交換は上下方向を変えるだけで可能となる。さらに、図9(b)に示すように、切断部材34の一辺に亙って切り歯が設けられる必要はなく、切り歯35のように一部のようなものであってもよい。さらに、図9(c)に示すように、切断部材36の一辺の両端のみに切り歯37a,bを形成するようなものであってもよい。さらに、図9(d)に示すように、切断部材38の形状を断面がL字状の形にして、切断部材38の安定度を上げてもよい。ただし、シート状の切断部材16単独であっても、シート製品14の収容方向を注意すれば、切断部材16は飛び出しにくいと考えられる。即ち、図10(a)に示すような方向でシート製品14が収容箱12に収容された場合には、シート製品14の回転に伴って、切断部材16が上向きの力を受けて、飛び出す可能性があるが、図10(b)に示すような方向で収容された場合には、シート製品14が回転しても、切断部材16には下向きの力しかかからないため、飛び出しにくいと考えられるからである。
【0044】
さらに、切断部材16は、シート製品14の形状に対して、切り歯18の分だけ高くしているため、製品の搬送段階での箱の積み重ねの衝撃で、歯が破損することも考えられるが、例えば、切断部材16の高さを収容箱12の高さと一致させておき、切り歯18が出てくるように収容箱12の表面にミシン目を入れておき、使用に際してミシン目の部分を取り除いて切り歯18を突出するようなものにしておいてもよい。
【0045】
他方、そのような面倒な作業を行わず、そのまま使用するためには、切断部材16の材質は、切り歯としての強度を有し、さらに外部からの衝撃によっても破損しないような材質が好ましい。例えば、樹脂成形品が望ましい。具体的には、ポリプロピレン(PP)や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、硬質塩化ビニール等が挙げられる。
【0046】
更に、収容箱12と切断部材16とを別体とする思想からは、収容箱12と切断部材16との材質の相違は問題とならず、同じ材質であっても、異なる材質であってもよい。異なる材質の場合には、分別収集が一体にした場合に比べて容易であるという利点がある。又、異なる材質の場合には、収容箱をコストのかからない紙のような材質を用い、切断部材を業務用アルミホイルにも対応できる強度の材質のものにできる。このことは、第1の支持部材17a,第2の支持部材17bと一体化した切断部材16である切断兼支持部材13についても同様である。
【0047】
さらに、切断部材16が収容箱12と別体であることから以下のような工夫もできる。即ち、図11に示すように、切断部材16の長手方向における一端からL4の長さ位置に切り取り部39を形成し、他端からL5の長さに切り取り部40を設けて、(L1−L4)の長さのシート製品に対応する場合には切り取り部39の部分で切り取りを行い、(L1−L5)の長さのシート製品の場合には切り取り部40の分で切り取りを行って、他のシート製品にも一つの切断部材で対応できるという利点がある。
【0048】
更に、支持部17a,bが一体成形されず、切断部材のみであることからは、シート製品は、巻回されたものでなくても良い。例えば、収容箱に折り畳まれたものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート製品切断用箱の斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図2の切断兼支持部材13の平面図である。
【図4】図3のIV−IVラインから見た図である。
【図5】図3のV−Vライン拡大端面図である。
【図6】図3のVI−VIライン拡大端面図である。
【図7】図3の切断部材のリブの他の例を示した図である。
【図8】切断部材の他の例を示した図である。
【図9】切断部材のさらに他の例を示した図である。
【図10】切断部材のみの場合のシート製品収容箱への好ましい収容方向を説明するための図である。
【図11】切断部材のさらに他の例を示した図である。
【符号の説明】
11・・・シート製品切断用箱
12・・・収容箱
13・・・切断兼支持部材
14・・・シート製品
16,28,32,34,36,38・・・切断部材
17a,17b・・・支持部材
19a,b,21a〜d,22a〜d、24,25,26,27・・・リブ
23a,b・・・接続部分

Claims (6)

  1. 筒状に巻回されたシート製品と共に、収容箱の内部に脱着自在に収容される前記収容箱と別体の部材であって、
    前記シート製品を任意の長さで幅方向に切断するための切り歯がその長手方向の一辺に形成された矩形状の切断部材と、
    前記切断部材の前記長手方向の両端に前記切断部材と同一材質で連続して接続され、かつ、前記シート製品の軸方向の両端を支持する一対の支持部材とを備えた、シート製品切断兼支持部材。
  2. 前記シート製品切断兼支持部材の材質は、前記収容箱の材質と異なることを特徴とする、請求項1記載のシート製品切断兼支持部材。
  3. 前記支持部材の各々は、前記切断部材の接続部分で折曲げ可能であることを特徴とする、請求項1又は2記載のシート製品切断兼支持部材。
  4. 前記切断部材は、シート状をなしており、
    前記切断部材には前記長手方向に対する曲げ強度を補強する補強手段が設けられることを特徴とする、請求項3記載のシート製品切断兼支持部材。
  5. 前記支持部材の各々は、シート状をなしており、
    前記支持部材には前記シート製品を支持するための強度を補強する補強手段が設けられることを特徴とする、請求項3又は4記載のシート製品切断兼支持部材。
  6. 前記切断兼支持部材は、樹脂成形品を含む、請求項1から5のいずれか記載のシート製品切断兼支持部材。
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