JP3916874B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は大電流を制御するパワ−半導体装置に係り、特に高耐電圧のパワー半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速スイッチング特性に優れ、高い入力インピーダンスをもち、かつ入力損失が小さい電力用縦型半導体装置として、例えば電界効果トランジスタが知られている。最近では、優れた高耐電圧特性を有する炭化珪素(SiC)の単結晶材料を使用する電界効果トランジスタが試作されている。その一例として、ISPSD’2000予稿集の105ページから108ページに、SiCを用いたSIAFET(Static induction Injected Accumulated FET)が記載されている。図8にこのSIAFETの1個のセグメントの断面図を示す。セグメントは紙面に垂直な方向に長い帯状であり、通常このセグメントが左右に複数個連結されている。図8において、n型の炭化珪素の半導体基板(SiC基板)101上にエピタキシャル法でn型のドリフト層102を形成する。ドリフト層102の図において左側の約2分の1の領域にアルミニウムやホウ素等のイオンを注入することによりp型の埋込ゲート領域105を形成し、右側の一部分にp型の埋込ゲートコンタクト領域106を形成している。埋込ゲート領域105、埋込ゲートコンタクト領域106及び両者の間のドリフト層102の上にn型のチャンネル領域103をエピキシャル法で形成する。このSIAFETがオンのとき電流はチャネル領域103を流れる。
【0003】
チャネル領域103の左端部領域に窒素などのイオンを注入することによりn型ソース領域104を形成する。p型の埋込ゲート領域105は図示を省略した接続体によりp型埋込ゲートコンタクト領域106に接続されている。埋込ゲートコンタクト領域106に接してp型のゲートコンタクト領域107が形成され、ゲートコンタクト領域107に埋込ゲート電極109を設けている。ソース領域104、チャネル領域103、ゲートコンタクト領域107の上に絶縁物の薄い膜でゲート絶縁膜110を形成し、その上にMOSゲート電極108を設けている。ソース電極112を基準(0電圧)にし、MOSゲート電極108に正の電圧を印加すると、チャネル領域103内のゲート絶縁膜110近傍に電子が蓄積され、電流通路が形成される。これにより電子はソース領域104からチャネル領域103を通り、ドリフト領域102を経てドレイン層101に流れる。SIAFETでは、埋込ゲート領域105にpn接合のビルトイン電圧以下の電圧(例えば+2.5V)を印加しオンさせる。この時、チャネル領域103に広がっていた空乏層がチャネル領域103内の狭い範囲に縮小するので、電流が流れるチャネルの幅が広くなり、MOSゲート電極108に印加する電圧が低くてもオン抵抗は低い。また、埋込ゲート領域105にビルトイン電圧以上の電圧を印加すると、p型の埋込ゲート領域105及び埋込ゲートコンタクト領域106及びゲートコンタクト領域107からチャネル領域103にホールが注入される。これによりチャネル領域103に伝導度変調が生じ、さらにオン抵抗を低減することができる。
一方、オフのときには、埋込ゲート電極109の電圧を零にするか又は負の電圧を印加する。これにより、p型の埋込ゲート領域105及び埋込ゲートコンタクト領域106と、ドリフト層102との接合から、ドレイン電極111及びMOSゲート電極108に向かって空乏層が広がり、チャネル領域103をピンチオフし電流を遮断する。そして空乏層が電圧を分担する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図8のSIAFETのような、MOSゲート電極108と埋込ゲート電極109を有する半導体装置においては、リーク電流の低減を図るために逆バイアス電圧を埋込ゲート電極109に印加する。その結果、埋込ゲート電極109の近傍のMOSゲート電極108とゲートコンタクト領域107との間のゲート絶縁膜110の端部の円Aの部分の電界が高くなり、ゲート絶縁膜110の信頼性が低下する。また、チャネル領域103をエピタキシャル成長法により形成した後、イオン打込みによりゲートコンタクト領域107を形成すると、イオン打込み時に発生する欠陥の修復のために高温でアニールをする必要がある。高温でアニールすると、ゲート絶縁膜110とチャネル領域103との界面が荒れ、チャネル領域103を移動する電子の移動し易さを表す移動度が小さくなり、オン抵抗が大きくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
上記埋込ゲートコンタクト領域の上面に第2の導電型のゲートコンタクト領域を介して接続された埋込ゲート電極と、
上記ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
上記第1領域上に形成された電極と、
上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を備え、
上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の一方の側の端部の膜厚は、上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の中央部の膜厚よりも厚く、
かつ、上記ゲート電極の一方の側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記一方の側の端部を介して上記ゲートコンタクト領域に対向している。
本発明によれば、上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の一方の側の端部の膜厚は、上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の中央部の膜厚よりも厚く、かつ、上記ゲート電極の一方の側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記一方の側の端部を介して上記ゲートコンタクト領域に対向しているから、ゲートコンタクト領域近傍のゲート絶縁膜に加わる電界は低い。従って絶縁膜が劣化することはない。
【0006】
本発明の他の観点の半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
上記埋込ゲートコンタクト領域の上面に第2の導電型のゲートコンタクト領域を介して接続された埋込ゲート電極と、
上記ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
上記第1領域上に形成された電極と、
上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を備え、
上記ゲート電極は、上記ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて配置され、上記基板に垂直な方向において上記ゲートコンタクト領域と対向していない。
本発明によれば、上記ゲート電極が、上記基板に垂直な方向において上記ゲートコンタクト領域と対向していないから、ゲートコンタクト領域近傍のゲート絶縁膜に加わる電界は低い。従って絶縁膜が劣化することはない。
【0007】
本発明の他の観点の半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
上記埋込ゲートコンタクト領域上に形成された埋込ゲート電極と、
上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
上記第1領域上に形成された電極と、
上記チャネル領域上、上記チャネル領域の上記埋込ゲート電極側の側面上、および、上記埋込ゲートコンタクト領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を備え、
上記ゲート絶縁膜における上記埋込ゲートコンタクト領域上に位置する第1部分の膜厚は、上記ゲート絶縁膜における上記チャネル領域の上面上に位置する第2部分の膜厚よりも厚く、
上記ゲート電極の上記埋込ゲート電極側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記第1部分を介して上記埋込ゲートコンタクト領域に対向している。
本発明によれば、上記ゲート絶縁膜における上記埋込ゲートコンタクト領域上に位置する第1部分の膜厚は、上記ゲート絶縁膜における上記チャネル領域の上面上に位置する第2部分の膜厚よりも厚く、上記ゲート電極の上記基板の表面に平行な方向の一方の側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記第1部分を介して上記埋込ゲートコンタクト領域に対向しているから、埋込ゲートコンタクト領域近傍のゲート絶縁膜に加わる電界は低い。従って絶縁膜が劣化することはない。
【0008】
本発明の他の観点の半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
上記埋込ゲートコンタクト領域上に形成された埋込ゲート電極と、
上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
上記第1領域上に形成された電極と
を備え、
上記チャネル領域の上面と上記基板の上面との距離は、上記埋込ゲートコンタクト領域の上面と上記基板の上面との距離よりも大きく、
上記チャネル領域の上面に形成された部分と、この部分につながっており、かつ、上記チャネル領域の上面と上記埋込ゲートコンタクト領域の上面との間の段差面上に形成されると共に上記埋込ゲートコンタクト領域に接触している部分とを有するゲート絶縁膜と、
上記ゲート絶縁膜の上面に形成された部分と、この部分につながっていると共に上記ゲート絶縁膜の段差面に形成された段差部と、上記段差部につながっており、かつ、上記埋込ゲートコンタクト領域の上面に形成されると共に上記埋込ゲート電極に接触している部分とを有するゲート電極と
を備える。
本発明によれば、ゲート電極が埋込ゲートコンタクト領域上に位置している部分を有するから、ゲート絶縁膜に加わる電界が低くなり絶縁膜が劣化することはない。
【0009】
本発明の他の観点の半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
上記第1の層上の一部に埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域と、
上記埋込ゲート領域上、および、上記第1の層上における上記埋込ゲート領域に上記基板の表面に平行な方向に連なる一部分の上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
上記第1の層上における上記埋込ゲート領域が形成されていない部分の一部、および、この第1の層上における上記埋込ゲート領域が形成されていない部分に連なる上記チャネル領域の側面部分上に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
上記埋込ゲートコンタクト領域における上記第1の層上に形成された部分の上に形成された埋込ゲート電極と、
上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
上記第1領域上に形成された電極と、
上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を備え、
上記ゲート電極は、上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて配置され、上記基板に垂直な方向において上記埋込ゲートコンタクト領域に対向していない。
本発明によれば、上記ゲート電極は、上記基板に垂直な方向において上記埋込ゲートコンタクト領域に対向していないから、埋込ゲートコンタクト領域近傍のゲート絶縁膜に加わる電界は低い。従って絶縁膜が劣化することはない。
本発明の他の観点の半導体装置は、
基板と、
上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域、第2の導電型の領域、および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と
を備え、
上記第2の導電型の領域は、上記基板の表面に平行な方向において、上記埋込ゲート領域と、上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置し
上記埋込ゲート領域上、上記第2の導電型の領域上、上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記第2の導電型の領域上との間に位置する部分上、上記第1の層における上記第2の導電型の領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上、および、上記埋込ゲートコンタクト領域上における上記埋込ゲート領域側の端部上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
上記埋込ゲートコンタクト領域上に、上記チャネル領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて形成された埋込ゲート電極と、
上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
上記第1領域上に形成された電極と、
上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
を備える
本発明によれば、上記埋込ゲートコンタクト領域上に、直接埋込ゲート電極が形成されているから、埋込ゲートコンタクト領域近傍のゲート絶縁膜に加わる電界は低い。従って絶縁膜が劣化することはない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施例を図1から図7を参照して説明する。図1から図7は、本発明の各実施例の半導体装置の1個のセグメントを示す断面図であり、大電流を取扱う場合には、このセグメントを図の左右方向に複数個連結して大容量の半導体装置を構成することができる。各図において、図示された各要素の寸法は実際の寸法とは対応していない。
【0011】
《第1実施例》
図1は、本発明の第1実施例の設計耐電圧5kVのSiC(炭化珪素)電界効果トランジスタのセグメントの断面図である。本実施例ではセグメントは紙面に垂直な方向に長い帯状であるが、その形状は例えば円形や四角形等であってもかまわない。図1において、下図にドレイン電極21を有する厚さ約300μmの高不純物濃度n型SiCのドレイン層1の上に厚さ約50μmの低不純物濃度n型SiCのドリフト層2が形成されている。電子流の流出層として働くドレイン層1からドレイン電極21を経て外部へ電子が流出する。ドリフト層2の図において上方の左側部分及び右側部分には、所定の間隔を保ってp型SiCの第1の埋込ゲート領域5及びp型SiCの埋込ゲートコンタクト領域6がそれぞれ形成されている。埋込ゲート領域5,埋込ゲートコンタクト領域6及び両者の間のドリフト層2の上に、n型SiCのチャネル領域3が形成されている。埋込ゲート領域5の更に上方の左端部にn型SiCのソース領域4が形成されている。ソース領域4にはソース電極22が設けられている。電子流の流入領域のソース領域4にはソース電極22を経て外部から電子が流入する。
【0012】
埋込ゲートコンタクト領域6に接してp型SiCのゲートコンタクト領域7が形成され、ゲートコンタクト領域7上に埋込ゲート電極26が設けられている。埋込ゲートコンタクト領域6とゲートコンタクト領域7を一体に形成して、第2の埋込ゲート領域としてもよいが、本実施例では加工処理の便宜上、第2の埋込ゲート領域を埋込ゲートコンタクト領域6とゲートコンタクト領域7に分けている。ソース領域4、チャネル領域3及びゲートコンタクト領域7の上に、絶縁物の薄い膜でゲート絶縁膜11を形成する。ゲート絶縁膜11を介してチャネル領域3に対向するようにMOSゲート電極25が設けられている。ゲート絶縁膜11は、MOSゲート電極25の電位がチャネル領域3に電界効果を与えるように十分薄く形成する必要があるが、チャネル領域3に対向していない領域では薄くする必要はない。そこで本実施例ではゲート絶縁膜11の両端部領域11A、11Bの厚さを他の領域の厚さの2倍以上に厚くしている。ゲート絶縁膜11の厚さはn型チャネル領域3の両端部領域を除いて約0.1μmである。ゲートコンタクト領域7及びソース領域4の上のゲート絶縁膜11の厚さはチャネル領域3の上の大部分のゲート絶縁膜11の厚さの2倍以上であるのが望ましく、本実施例では約0.5μmであるが、1μm以上であってもよい。ソース電極22に接続されているソース領域4の好ましい厚さは0.2μmであるが、0.1μmから0.4μmの範囲にあればよい。埋込ゲート領域5の好ましい厚さは0.5μmであるが、0.2μmから0.8μmの範囲にあればよい。チャネル領域3の好ましい厚さは0.4μmであるが0.1μmから0.9μmの範囲にあればよい。埋込ゲート領域5の左右方向の幅はソース領域4より3μm程度長いのが望ましいが、1μmから5μm長くても良い。埋込ゲート領域5と埋込ゲートコンタクト領域6との間の間隔は3μmが好ましいが、2μmないし5μmの範囲にあればよい。
【0013】
第1実施例の電界効果トランジスタの製作方法の一例を以下に説明する。ドレイン層1として機能する1018から1020atm/cmの高不純物濃度の窒素を含むn型SiC基板を用意し、この一方の表面に1014から1016atm/cmのSiC 低不純物濃度の窒素を含むn型ドリフト層2を気相成長法等により形成する。次に、ドリフト層2の上のほぼ左半分の領域に埋込ゲート領域5を形成し、右端部から約3分の1の領域に埋込ゲートコンタクト領域6を形成する。埋込ゲート領域5と埋込ゲートコンタクト領域6の不純物濃度は、1018atm/cm程度であり、ドリフト層2へのアルミニウム等のイオン打ち込み等により形成する。埋込ゲート領域5,埋込ゲートコンタクト領域6及びドリフト層2の上に1014から1016atm/cmのSiC低不純物濃度のn型のチャネル領域3を気相成長法等により形成する。チャネル領域3の端部において、埋込ゲートコンタクト領域6に接するようにp型のゲートコンタクト領域7をアルミニウムのイオン打ち込み法等により形成する。これにより、ゲートコンタクト領域7は埋込ゲートコンタクト領域6に電気的に接続される。チャネル領域3の左端部に、1018から1020atm/cm3の高不純物濃度のn型のソース領域4を窒素等のイオン打ち込み法により形成する。イオン打ち込み後、イオン打ち込み処理により結晶に発生した欠陥を修復し、元の結晶構造に回復させるため、1400℃から2000℃の温度で30分程度アニールする。
【0014】
チャネル領域3、ソース領域4及びp型ゲートコンタクト領域7の上にSiO等の絶縁膜でゲート絶縁膜11を形成した後、ゲートコンタクト領域7の上の端部のSiO等の絶縁膜を取り除き、アルミニウム等の金属で、ゲートコンタクト領域7に電気的に接続された埋込ゲート電極26を形成する。また、ソース領域4の端部のSiO等絶縁膜を取り除き、アルミニウム、ニッケル等の金属膜で、n型ソース領域4に電気的に接続されたソース電極22を形成する。ゲート絶縁膜11の両端部領域11A、11Bを気層成長法などにより厚くする。次にゲート絶縁膜11の上にMOSゲート電極25を形成する。さらに、図示を省略したが、セグメントの奥行き方向(図1の紙面に垂直な方向)の所定の位置で埋込ゲート領域5の一部分を露出させ、埋込ゲート領域5の前記露出部を埋込ゲート電極26に接続する。埋込ゲート領域5を露出させる代わりに、埋込ゲート領域5と埋込ゲートコンタクト領域6とを接続するp型領域(図示省略)を形成し、このp型領域を埋込ゲート電極26に電気的に接続してもよい。最後に、アルミニウム、ニッケル等でドレイン層1に接続されたドレイン電極21を形成して完成する。なお、埋込ゲート領域5及び埋込ゲートコンタクト領域6は、ドリフト層2の内部にイオン打ち込みをして形成してもよい。この場合チャネル領域3を形成するための工程が省ける。
【0015】
本実施例のSiC電界効果トランジスタをオフにするときは、ドレイン電極21の電位がソース電極22の電位より高い状態で、MOSゲート電極25及び埋込ゲート電極26と、ソース電極22との間の電位を0Vにする。その結果、埋込ゲート領域5及び埋込ゲートコンタクト領域6と、ドリフト領域2及びチャネル領域3との接合部からビルトイン電圧に対応した空乏層が広がり、埋込ゲート領域5と埋込ゲートコンタクト領域6との間のドリフト層2の領域2A、チャネル領域3及びドリフト層2内に空乏層が形成される。これによりチャネル領域3をピンチオフ状態にすることができる。その結果、ソース電極22とドレイン電極21間の電流が遮断されノーマリオフの状態になる。ドレイン電極21の電位がさらに高くなると、ドレイン電極21から、ドレイン層1、ドリフト層2、埋込ゲート領域5と埋込ゲートコンタクト領域6の間の領域2A、チャネル領域3及びソース領域4を通ってソース電極22にリーク電流が流れる。この状態で、埋込ゲート電極26をソース電極22より低い電位にすると、チャネル領域3及び埋込ゲート領域5と埋込ゲートコンタクト領域6との間のドリフト層2の領域2A内の広い範囲に空乏層が広がり、その結果としてリーク電流は減少する。
【0016】
例えば図8の従来の電界効果半導体装置では、ゲートコンタクト領域107に接続された埋込ゲート電極109にソース電極112の電位に対して20Vの逆バイアス電位を印加した場合、ゲート絶縁膜110の両端部の厚さが薄いため、絶縁膜110の端部の電界が高くなる。このような状態で、オンオフ動作を長時間繰り返すと、ゲート絶縁膜110の絶縁性が悪化し、MOSゲート電極108からp型ゲートコンタクト領域107へ流れるリーク電流が増加する。その結果、電界効果トランジスタのオン抵抗が増大し、オン時の損失が増えるとともに長期の使用における信頼性が低下する。またオン時にはMOSゲート電極108に10Vから20V程度の電圧を印加するので、ソース領域104の上のゲート絶縁膜110の電界が高くなり、絶縁膜110の信頼性が低下する。
【0017】
本実施例の電界効果トランジスタでは、ゲート絶縁膜11を、ゲートコンタクト領域7の近傍及びn型ソース領域4の近傍で、チャネル領域3の上のゲート絶縁膜11の厚さより厚くしている。これにより、MOSゲート電極25の右端部25Aとゲートコンタクト領域7とが離れ、オフ時に埋込ゲート電極26に逆バイアス電圧を印加したり、オン時にMOSゲート電極25に正の電圧を印加した場合でもゲート絶縁膜11の端部領域の電界は高くならない。すなわち、オン・オフ時に高い電界が加えられるゲート絶縁膜11の両端部領域の膜厚を厚くしたことにより、ゲート絶縁膜11の耐絶縁性が向上するとともに絶縁膜の長期間の使用における信頼性が向上する。本実施例の、ゲート絶縁膜11の端部領域の膜厚をチャネル領域3の上のゲート絶縁膜11の膜厚の2倍程度に厚くしたSiC電界効果トランジスタの寿命試験をしたところ、従来のものに比べて10倍以上の期間リーク電流の増加なしで動作させることができた。
【0018】
《第2実施例》
図2は本発明の第2実施例の設計耐電圧5kVのSiC電界効果トランジスタのセグメントの断面図である。本実施例では、MOSゲート電極28を、n型ソース領域4の端部近傍からp型埋込ゲートコンタクト領域6の端部6A近傍までの間を覆うようにしたことを特徴とする。これにより、MOSゲート電極28の右端部28Aはゲートコンタクト領域7から離れた位置にある。ゲート絶縁膜31の厚さは、図1のもののように端部で厚くせず、全面で同じ厚さにしてある。その他の構成は図1に示すものと同じであり、作製方法も実質的に第1実施例の場合と同様である。本実施例では、前記のように右端部28Aをゲートコンタクト領域7から離すことにより、オフ時に埋込ゲート電極26を逆バイアス電位にしたとき、前記右端部28A近傍のゲート絶縁膜31に高い電界が印加されることはなく、ゲート絶縁膜31の信頼性が向上する。本実施例では、MOSゲート電極28の右端部28Aがゲートコンタクト領域7から離れるようにMOSゲート電極28を小さくしたので、チャネル領域3に対向するMOSゲート電極28の面積が小さくなり、電界効果も減少するが、ゲート絶縁膜31の厚さを両端部で厚くしないので、ゲート絶縁膜31の厚さを増す気相成長法等の工程が省かれ、製作工程が簡単になる。第2実施例のSiC電界効果トランジスタについて第1実施例と同様の寿命試験をしたところ、ゲート絶縁膜31は従来のものに比べて10倍以上の期間にわたり劣化せずリーク電流の増加などは生じなかった。
【0019】
《第3実施例》
図3は本発明の第3実施例の設計耐電圧5kVのSiC電界効果トランジスタのセグメントの断面図である。本実施例の電界効果トランジスタを図1に示す第1実施例の電界効果トランジスタと比べると、本実施例のものでは図1に示すp型ゲートコンタクト領域7を設けていない。本実施例では、埋込ゲートコンタクト領域6の近傍のn型チャネル領域3を斜面12を形成するように除去する。斜面12を含むチャネル領域3と埋込ゲートコンタクト領域6の上に絶縁膜41を形成する。絶縁膜41の埋込ゲートコンタクト領域6に接する部分41Aは他の部分より厚くなされている。絶縁膜41の上にMOSゲート電極35を形成する。その他の構成は図1に示す第1実施例のものと同じである。
【0020】
本実施例の電界効果トランジスタでは、p型埋込ゲートコンタクト領域6上のゲート絶縁膜41Aを厚くしているので、オフ時に埋込ゲート電極26に逆バイアス電圧を印加してもゲート絶縁膜41Aの近傍の電界はあまり高くならない。従ってゲート絶縁膜41の信頼性が向上する。第1実施例では、p型ゲートコンタクト領域7をイオン打ち込み法により形成するために欠陥が生じる。その欠陥を修復し、元の結晶状態に回復させるために1300℃から2000℃の高温下でアニールする必要があった。このアニールにより電流通路となるn型チャネル領域3とゲート絶縁膜41の境界面が荒れる。その結果オン時にチャネル領域3を電子が進むときこの境界面の荒れにより電子が散乱し抵抗が高くなる。しかし、本実施例では、p型ゲートコンタクト領域7を形成しないために、n型チャネル領域3の形成後に高温アニールを必要としない。従ってn型チャネル領域3とゲート絶縁膜41の境界面の荒れを引き起こすことなく、低いオン抵抗の電界効果トランジスタを実現できる。第1実施例のものではオン抵抗は150mΩcmであったが、本実施例のものでは、110mΩcmとなり大幅に低減した。耐電圧は5.2kVであった。図3では、MOSゲート電極35はゲート絶縁膜41を介して斜面12の側面及び埋込ゲートコンタクト領域6に対向する絶縁膜41Aの面にまで設けられているが、斜面12と絶縁膜41Aの面にはMOSゲート電極35を設けなくても同様の効果が得られる。
【0021】
《第4実施例》
図4は本発明の第4実施例の設計耐電圧5kVのSiC(炭化珪素)電界効果トランジスタのセグメントの断面図である。第4実施例では、前記図3の第3実施例のものと同様に埋込ゲートコンタクト領域6の近傍のチャネル領域3の端部に斜面12を形成する。ソース電極22を除くソース領域4,チャネル領域3の上面及び斜面12にゲート絶縁膜41を形成する。ゲート絶縁膜41の上にMOSゲート電極35を、その右側の端部が埋込ゲートコンタクト領域6と埋込ゲート電極26に接するように形成する。その他の構成は前記第3実施例のものと同じである。本実施例の構成では、埋込ゲート電極26とMOSゲート電極35が電気的に接続されている。従ってオフ時に埋込ゲート電極26に逆バイアス電圧を与えて耐電圧を高くしても、MOSゲート電極35と埋込ゲート電極26が同電位であるために、埋込ゲートコンタクト領域6の近傍のゲート絶縁膜41に加わる電界は低い。したがって、ゲート絶縁膜41は劣化することなく高い信頼性を維持できる。また、MOSゲート電極35と埋込ゲート電極26が接触しているので、第3実施例のものに比べてセグメントの幅を狭くすることができるとともにオン抵抗を低くすることができる。
【0022】
《第5実施例》
図5は本発明の第5実施例の設計耐電圧5kVのSiC(炭化珪素)電界効果トランジスタのセグメントの断面図である。本実施例では、n型チャネル領域3を形成した後、その右端部をエッチングにより斜面12及び面36Aを形成するように除去する。次に斜面12及び面36Aにアルミニウム(又はホウ素)のイオン打込みにより、p型の埋込ゲートコンタクト領域36を形成する。ソース領域4のソース電極22を除く部分、チャネル領域3及び埋込ゲートコンタクト領域36の端面36Bにゲート絶縁膜51を形成する。ゲート絶縁膜51の上に、その両端部を除いてMOSゲート電極25を形成する。その他の構成は第4実施例のものと同様である。本実施例では、MOSゲート電極25を埋込ゲートコンタクト領域36の近傍に形成していないので、オフ時には空乏層が、埋込ゲート領域5及び、斜面12と面36Aに形成された埋込ゲートコンタクト領域36と、チャネル領域3及びドリフト層との接合からチャネル領域3及びドリフト層2内に広がる。これによりチャネル領域3及びドリフト層2がピンチオフ状態になり電流を遮断する。空乏層は斜面12の部分のp型埋込ゲートコンタクト領域36とチャネル領域3との接合からも広がるため、前記の各実施のものよりも高耐圧化が図れる。第3実施例のものでは耐電圧は5.2kVであったが、本実施例のものでは耐電圧は6.1kVに向上した。
【0023】
《第6実施例》
図6は本発明の第6実施例の設計耐電圧5kVのSiC電界効果トランジスタのセグメントの断面図である。本実施例では、p型の埋込ゲートコンタクト領域6とp型の埋込ゲート領域5の間に少なくとも1つのp型領域10を形成している。p型領域10は複数設けてもよい。p型領域10は図示を省略した接続体により、埋込ゲート電極26に電気的に接続されている。図4に示す第4実施例のものと同様に、n型チャネル領域3の右端部に斜面12を形成しているが、斜面12にはゲート絶縁膜11及びMOSゲート電極25を形成していない。その他の構成は前記第4実施例のものと同じである。
【0024】
本実施例の電界効果トランジスタのオフ時には、埋込ゲート領域5,埋込ゲートコンタクト領域6及びp型領域10と、ドリフト層2との各接合部から、埋込ゲート領域5、埋込ゲートコンタクト領域6及びp型領域10のそれぞれの間に空乏層が広がる。この空乏層により電流が遮断されるため、高耐圧化が図れる。オン時には、埋込ゲート領域5とp型領域10との間、p型領域10とp型埋込ゲートコンタクト領域6との間が電流路となるので、電流が分散して流れ、オン抵抗を低減できる。本実施例の電界効果トランジスタの具体例では、耐電圧6.5kV、オン抵抗は70mΩcmであった。従来例の同程度の大きさの電界効果トランジスタと比べ、耐電圧が約30%上昇し、オン抵抗は約20%減少した。図6の構成ではMOSゲート電極25がゲート絶縁膜11を介してn型チャネル領域3上面のみに形成されているが、図3及び図4と同様に、斜面12及び埋込ゲートコンタクト領域6の上面にもゲート絶縁膜11を介してMOSゲート電極25を設けても同様の効果を得ることができる。
【0025】
《第7実施例》
図7は本発明の第7実施例の耐電圧5kVのSiC(炭化珪素)IGBTの断面図である。本実施例では、第3実施例の図3におけるn型のドレイン層1の代わりにコレクタ電極23を有し、電子の外部への流出層として働くp型のコレクタ層8を設けている。また図3のソース領域4の代わりに、エミッタ電極24を有し、外部からの電子の流入層となるエミッタ領域9を有する。その他の構成は図3のものと同じである。本実施例によれば、オン時にコレクタ層8からドリフト層2に少数キャリアであるホールが注入される。これにより、ドリフト層2及びチャネル領域3内では電子による電気伝導に加えてホールも電気伝導に寄与するため伝導度変調を生じ、大幅なオン抵抗の低減が図れる。本実施例のものでは、耐電圧は第3実施例のものの5.3kVと変わらないが、pn接合のビルトイン電圧以上で、オン抵抗は7mΩcmと大幅に低くなった。また、埋込ゲート電極26にpn接合のビルトイン電圧以上の電圧例えば2.8Vを印加すると、埋込ゲートコンタクト領域6及び埋込ゲート領域5からもチャネル領域3にホールが注入される。その結果さらにオン抵抗が低下し、本実施例の具体例ではオン抵抗は5mΩcmであった。
【0026】
本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、さらに多くの適用範囲あるいは派生構造をカバーするものである。
前記各実施例では、SiCを用いた半導体装置を例に挙げて述べたが、本発明は、ダイヤモンド、ガリウムナイトライドなどの他のワイドギャップ半導体材料を用いた半導体装置に有効に適用できる。
前記第1ないし第7実施例では、ドリフト層2がn型の半導体装置の場合について述べたが、ドリフト層2がp型の素子の場合には、他の要素のn型領域をp型領域に、p型領域をn型領域に置き変えることにより、本発明の構成を適用できる。
【0027】
【発明の効果】
以上の各実施例で詳細に説明したように、本発明によれば、埋込ゲート領域を有するMOS構造の電界効果半導体装置において、埋込ゲートコンタクト領域近傍のゲート絶縁膜を厚くすることにより、その領域近傍の絶縁膜に加わる電界を緩和することができ、絶縁膜の劣化を防ぎ半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、ゲートコンタクト領域を形成せずに、埋込ゲート用電極を直接埋込ゲートコンタクト領域上に形成したものでは、埋込ゲートコンタクト領域近傍の絶縁膜に加わる電界は低く、絶縁膜の劣化が避けられる。その結果半導体装置の大幅な信頼性の向上を図ることができる。この場合にはゲートコンタクト領域を形成しないために、アニール処理を必要とせず、絶縁膜と半導体との界面を荒らすおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電界効果トランジスタの断面図
【図2】本発明の第2実施例の電界効果トランジスタの断面図
【図3】本発明の第3実施例の電界効果トランジスタの断面図
【図4】本発明の第4実施例の電界効果トランジスタの断面図
【図5】本発明の第5実施例の電界効果トランジスタの断面図
【図6】本発明の第6実施例の電界効果トランジスタの断面図
【図7】本発明の第7実施例のIGBTの断面図
【図8】従来の電界効果半導体装置の断面図
【符号の説明】
1 ドレイン層
2 ドリフト層
2A 領域
3 チャネル領域
4 ソース領域
5 埋込ゲート領域
6、36 埋込ゲートコンタクト領域
7 ゲートコンタクト領域
8 コレクタ層
9 エミッタ領域
10 p型領域
11、31、41、51 ゲート絶縁膜
12 斜面
21 ドレイン電極
22 ソース電極
23 コレクタ電極
24 エミッタ電極
25、28、35 MOSゲート電極
25A 端部
26 埋込ゲート電極
36A 面
36B 端面
101 ドレイン層
102 ドリフト層
103 チャネル領域
104 ソース領域
105 埋込ゲート領域
106 埋込ゲートコンタクト領域
107 ゲートコンタクト領域
108 MOSゲート電極
109 埋込ゲート電極
110 ゲート絶縁膜
111 ドレイン電極
112 ソース電極

Claims (12)

  1. 基板と、
    上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
    上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
    上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域の上面に第2の導電型のゲートコンタクト領域を介して接続された埋込ゲート電極と、
    上記ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
    上記第1領域上に形成された電極と、
    上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
    上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
    を備え、
    上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の一方の側の端部の膜厚は、上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の中央部の膜厚よりも厚く、
    かつ、上記ゲート電極の一方の側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記一方の側の端部を介して上記ゲートコンタクト領域に対向していることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    上記ゲート絶縁膜の上記基板の表面に平行な方向の他方の側の端部の膜厚は、上記ゲート絶縁膜の上記中央部の膜厚よりも厚く、
    上記ゲート電極の他方の側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記他方の側の端部を介して上記第1領域に対向していることを特徴とする半導体装置。
  3. 基板と、
    上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
    上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
    上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域の上面に第2の導電型のゲートコンタクト領域を介して接続された埋込ゲート電極と、
    上記ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
    上記第1領域上に形成された電極と、
    上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
    上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
    を備え、
    上記ゲート電極は、上記ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて配置され、上記基板に垂直な方向において上記ゲートコンタクト領域と対向していないことを特徴とする半導体装置。
  4. 基板と、
    上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
    上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
    上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域上に形成された埋込ゲート電極と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
    上記第1領域上に形成された電極と、
    上記チャネル領域上、上記チャネル領域の上記埋込ゲート電極側の側面上、および、上記埋込ゲートコンタクト領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
    上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
    を備え、
    上記ゲート絶縁膜における上記埋込ゲートコンタクト領域上に位置する第1部分の膜厚は、上記ゲート絶縁膜における上記チャネル領域の上面上に位置する第2部分の膜厚よりも厚く、
    上記ゲート電極の上記埋込ゲート電極側の端部は、上記基板に垂直な方向において上記ゲート絶縁膜の上記第1部分を介して上記埋込ゲートコンタクト領域に対向していることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    上記チャネル領域は、上記埋込ゲートコンタクト領域における上記埋込ゲート領域側の端部の上に形成されている部分を有していることを特徴とする半導体装置。
  6. 基板と、
    上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
    上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
    上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上および上記埋込ゲート領域上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域上に形成された埋込ゲート電極と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
    上記第1領域上に形成された電極と
    を備え、
    上記チャネル領域の上面と上記基板の上面との距離は、上記埋込ゲートコンタクト領域の上面と上記基板の上面との距離よりも大きく、
    上記チャネル領域の上面に形成された部分と、この部分につながっており、かつ、上記チャネル領域の上面と上記埋込ゲートコンタクト領域の上面との間の段差面上に形成されると共に上記埋込ゲートコンタクト領域に接触している部分とを有するゲート絶縁膜と、
    上記ゲート絶縁膜の上面に形成された部分と、この部分につながっていると共に上記ゲート絶縁膜の段差面に形成された段差部と、上記段差部につながっており、かつ、上記埋込ゲートコンタクト領域の上面に形成されると共に上記埋込ゲート電極に接触している部分とを有するゲート電極と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  7. 基板と、
    上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
    上記第1の層上の一部に埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域と、
    上記埋込ゲート領域上、および、上記第1の層上における上記埋込ゲート領域に上記基板の表面に平行な方向に連なる一部分の上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
    上記第1の層上における上記埋込ゲート領域が形成されていない部分の一部、および、この第1の層上における上記埋込ゲート領域が形成されていない部分に連なる上記チャネル領域の側面部分上に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域における上記第1の層上に形成された部分の上に形成された埋込ゲート電極と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
    上記第1領域上に形成された電極と、
    上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
    上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
    を備え、
    上記ゲート電極は、上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて配置され、上記基板に垂直な方向において上記埋込ゲートコンタクト領域に対向していないことを特徴とする半導体装置。
  8. 基板と、
    上記基板上に形成された低不純物濃度の第1の導電型の第1の層と、
    上記第1の層上に上記基板の表面に平行な方向に互いに間隔をあけて埋め込み形成された第2の導電型の埋込ゲート領域、第2の導電型の領域、および第2の導電型の埋込ゲートコンタクト領域と
    を備え、
    上記第2の導電型の領域は、上記基板の表面に平行な方向において、上記埋込ゲート領域と、上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置し
    上記埋込ゲート領域上、上記第2の導電型の領域上、上記第1の層における上記埋込ゲート領域と上記第2の導電型の領域上との間に位置する部分上、上記第1の層における上記第2の導電型の領域と上記埋込ゲートコンタクト領域との間に位置する部分上、および、上記埋込ゲートコンタクト領域上における上記埋込ゲート領域側の端部上に形成された第1の導電型のチャネル領域と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域上に、上記チャネル領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおいて形成された埋込ゲート電極と、
    上記埋込ゲートコンタクト領域に対して上記基板の表面に平行な方向に間隔をおくと共に、上記埋込ゲート領域に対して上記基板に垂直な方向に対向するように上記チャネル領域上に形成された第1の導電型の第1領域と、
    上記第1領域上に形成された電極と、
    上記チャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、
    上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項4に記載の半導体装置において、
    上記基板の導電型は、第1の導電型であることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項4に記載の半導体装置において、
    上記基板の導電型は、第2の導電型であることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項1、3、4、6、7または8に記載の半導体装置において、
    上記第1領域がソース領域であり、上記基板がドレイン層として働くことを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項1、3、4、6、7または8に記載の半導体装置において、
    上記第1領域がエミッタ領域であり、上記基板がコレクタ層として働くことを特徴とする半導体装置。
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