JP3916756B2 - エンジンのエアダクト支持構造 - Google Patents

エンジンのエアダクト支持構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのエアダクト支持構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、エンジン本体に取付けられるターボチャージャと、車体に取付けられるエアクリーナとを備えるエンジンにあっては、ターボチャージャとインタクーラを結ぶエアダクトをエンジン本体に取付ける必要がある。
【0003】
従来、この種のエンジンのエアダクト取付構造として、エアダクトをエンジン本体に固定的に支持したり、あるいはエアダクトを複数の点でブッシュを介して弾性支持するものがあった。また、インテークマニホールドをシリンダヘッドへ取付ける構造として、振動遮断構造を採用したものが、例えば実開昭58−113862号公報、実開昭61−73051号公報、実開昭58−109550号公報、実開昭62−154267号公報、実開昭58−113862号公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、重量の大きい金属製エアダクトを備えるトラック用エンジン等にあっては、エアダクトの支持剛性を確保することと、エンジン本体からエアダクトに伝わる振動を抑えることとを両立することが難しいという問題点がある。
【0005】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、エンジンのエアダクト取付構造において、エアダクトの支持剛性を確保するとともに、エンジン本体からエアダクトに伝わる振動を十分に抑えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、エンジン本体の上方を横断して吸気を導くエアダクトと、エンジン本体の各吸気ポートに吸気を分配するインテークマニホールドとを備えるエンジンのエアダクト支持構造に適用する。
【0007】
そして、インテークマニホールドをエンジン本体に弾性材を介して支持する第一弾性支持手段と、エアダクトをインテークマニホールドに固定的に支持する結合手段と、エアダクトをエンジン本体に弾性材を介して支持する第二弾性支持手段とを備えるものとした。
【0008】
請求項2に記載のエンジンのエアダクト支持構造は、請求項1に記載の発明において、第一弾性支持手段として、インテークマニホールドとエンジン本体に介装されるラバー付きガスケットと、インテークマニホールドをエンジン本体に押し付けるスプリングとを備えるものとした。
【0009】
請求項3に記載のエンジンのエアダクト支持構造は、請求項1または2に記載の発明において、第弾性支持手段として、エアダクトから突出するステー部と、ステー部の穴に嵌合するブッシュと、ブッシュ内に挿通するスリーブと、スリーブをエンジン本体に締結するボルトとを備えるものとした。
【0010】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載のエンジンのエアダクト支持構造において、インテークマニホールドが第一弾性支持手段を介してエンジン本体に対して弾性的に支持され、エアダクトは、その一端がインテークマニホールドに対して結合手段を介して固定的に結合され、その他端がエンジン本体に対して第二弾性支持手段を介して弾性的に支持されることにより、エアダクトの支持剛性を確保するとともに、エンジン本体の振動がエアダクトに伝わることが抑えられ、エアダクトの振動を有効に抑えられる。
【0011】
請求項2に記載のエンジンのエアダクト支持構造において、インテークマニホールドはガスケットのラバーとスプリングの間に挟持され、弾性的に締結されることにより、エンジン本体の振動がインテークマニホールドに伝わることが抑えられる。
【0012】
請求項3に記載のエンジンのエアダクト支持構造において、エアダクトのステー部はブッシュを介して弾性的に支持されることにより、エンジン本体の振動がエアダクトに伝わることが抑えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
図1、図2に示すように、直列6気筒エンジン本体の上方を横断するエアダクト2が設けられる一方、エンジン本体の左側に図示しないエアクリーナが設けられ、エアクリーナは車体に取付けられている。エアダクト2の上流側端部21には上流側ダクト18が6本のボルト19を介して締結され、上流側ダクト18は図示しないラバーホースの一端が嵌合し、ラバーホースの他端がエアクリーナに接続されている。
【0015】
シリンダヘッド1の右側壁にターボチャージャ9が取付けられ、エアダクト2の下流側端部22は下流側ダクト16を介してターボチャージャ9の入口に接続される。
【0016】
エンジン本体の前方に図示しないインタークーラが設けられ、インタークーラは車体に取付けられている。ターボチャージャ9の出口に接続されるダクト15はインタークーラの入口に図示しないラバーホース等を介して接続される。
【0017】
シリンダヘッド1の左側壁にはインテークマニホールド3が取付けられる。インテークマニホールド3の入口にはエアヒータ8および図示しないラバーホース等を介してインタークーラの出口に接続される。
【0018】
エアクリーナから取り込まれた吸気は、図中白抜き矢印で示すように、上流側ダクト18とエアダクト2および下流側ダクト16を介してターボチャージャ9に導かれる。ターボチャージャ9から吐出される吸気は、ラバーホースとエアヒータ8およびインテークマニホールド3を介して各気筒に導かれる。
【0019】
エアダクト2と上流側ダクト18はそれぞれアルミ合金を材質として鋳造により形成される。図4に示すように、エアダクト2は吸気を導くダクト部20が湾曲して形成され、その上流側端部21がエンジンの左側方に向けて開口し、その下流側端部22がエンジンの前方に向けて開口している。エアダクト2はダクト部22の後部にレゾネータ室23が画成されている。レゾネータ室23とダクト部20はレゾネータ穴24を介して連通し、所定の周波数域の吸気音を共鳴作用により低減するようになっている。
【0020】
インテークマニホールド3はアルミ合金を材質として鋳造により形成される。インテークマニホールド3は各気筒毎に分岐する6つのブランチ部43と、各ブランチ部43に吸気を分配するコレクタ部42と、シリンダヘッド1に接合するフランジ部41等を有している。
【0021】
インテークマニホールド3のフランジ部41は第一弾性支持手段60を介してシリンダヘッド1に弾性的に支持される。第一弾性支持手段60は、図6に示すように、インテークマニホールド3のフランジ部41とエンジン側フランジ部の間に介装される一対のラバー付きガスケット10と、シリンダヘッド1に螺合する14本のスタッドボルト67と、各スタッドボルト67に螺合するナット64と、ナット64とフランジ部41の間に圧縮された状態で介装されるスプリング65とを備えている。
【0022】
各スタッドボルト67は6つの吸気ポートを挟むようにして上下に並んで設けられる。エンジン側フランジ部とインテークマニホールド3の間には同一形状をした2枚のガスケット10が前後方向に並んで設けられる。
【0023】
図7に示すように、ガスケット10は平板状をした芯金11と、芯金11の両面に結合するラバー12とを有する。各ラバー12は各吸気ポートの開口縁部を囲むように環状に形成され、ラバー12のシリンダヘッド1またはインテークマニホールド3に対する接合面には2条のビード13が刻まれている。
【0024】
図3に示すように、エアダクト2の上流端部21は結合手段40を介してインテークマニホールド3に固定的に結合される。結合手段40は、エアダクト2の上流端部に結合する上流側ダクト18と、上流側ダクト18をインテークマニホールド3に締結する2本のボルト45等を備える。インテークマニホールド3には各ボルト45を螺合させるボス部46を有している。
【0025】
エアダクト2の下流側端部22をシリンダヘッド1に対して弾性支持する第二弾性支持手段50が設けられる。第二弾性支持手段50は、図5に示すように、エアダクト2の下流側端部22から下方に突出するステー部25と、ステー部25の穴26に嵌合する第一ブッシュ51および第二ブッシュ52と、各ブッシュ51,52内に挿通するスリーブ53と、第二ブッシュ52の端面に当接するワッシャ54と、ワッシャ54およびスリーブ53を挿通してシリンダヘッド1に螺合するボルト55とを備える。
【0026】
各ブッシュ51,52はゴム等の弾性材により鍔付き円筒状に形成される。第一ブッシュ51の鍔部56はステー部25とシリンダヘッド1の間に挟まれ、第二ブッシュ52の鍔部57はステー部25とワッシャ54の間に挟まれる。スリーブ53は、その一端がシリンダヘッド1に当接し、他端がワッシャ54に当接することにより、各ブッシュ51,52の圧縮量を規制する。
【0027】
ボルト55とスリーブ53および各ブッシュ51,52が水平方向に配置され、ステー部25が垂直方向に配置される。
【0028】
以上のように構成される本発明の実施の形態につき、次に作用を説明する。
【0029】
第一弾性支持手段60は、インテークマニホールド3をガスケット10のラバー12とスプリング65の間に挟持し、弾性的に支持することにより、シリンダヘッド1の振動がインテークマニホールド3に伝わることが抑えられる。
【0030】
第二弾性支持手段50は、エアダクト2のステー部25を第一ブッシュ51および第二ブッシュ52を介して弾性的に支持することにより、シリンダヘッド1の振動がエアダクト2に伝わることが抑えられる。
【0031】
エアダクト2は、その上流端部21がインテークマニホールド3に対して結合手段40を介して固定的に結合され、その下流側端部22がシリンダヘッド1に対して第二弾性支持手段50を介して弾性的に支持されることにより、エアダクト2の支持剛性を確保するとともに、シリンダヘッド1の振動がエアダクト2に伝わることが抑えられ、エアダクト2の振動を有効に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すエンジンの正面図。
【図2】同じくエンジンの側面図。
【図3】同じくエンジンの正面図。
【図4】同じくエアダクトの平面図。
【図5】同じく第二弾性支持手段の断面図。
【図6】同じく第一弾性支持手段の平面図。
【図7】同じくガスケットの断面図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド
2 エアダクト
3 インテークマニホールド
10 ラバー付きガスケット
11 芯金
12 ラバー
40 結合手段
50 第二弾性支持手段
51 第一ブッシュ
52 第二ブッシュ
53 スリーブ
54 ワッシャ
55 ボルト
60 第一弾性支持手段
64 ナット
65 スプリング
67 スタッドボルト

Claims (3)

  1. エンジン本体の上方を横断して吸気を導くエアダクトと、前記エンジン本体の各吸気ポートに吸気を分配するインテークマニホールドと、前記インテークマニホールドを前記エンジン本体に弾性材を介して支持する第一弾性支持手段と、前記エアダクトを前記インテークマニホールドに固定的に支持する結合手段と、前記エアダクトを前記エンジン本体に弾性材を介して支持する第二弾性支持手段と、を備えたことを特徴とするエンジンのエアダクト支持構造。
  2. 前記第一弾性支持手段として、前記インテークマニホールドと前記エンジン本体に介装されるラバー付きガスケットと、前記インテークマニホールドを前記エンジン本体に押し付けるスプリングと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのエアダクト支持構造。
  3. 前記第弾性支持手段として、前記エアダクトから突出するステー部と、前記ステー部の穴に嵌合するブッシュと、前記ブッシュ内に挿通するスリーブと、前記スリーブを前記エンジン本体に締結するボルトと、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのエアダクト支持構造。
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