JP6821404B2 - エンジン又は車体への吸気管支持構造 - Google Patents

エンジン又は車体への吸気管支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、エンジン又は車体への吸気管支持構造に関する。
エンジンの吸気管は、一般的にエンジンや車体に支持固定されるが、その際に、エンジンの振動や、部材の製造誤差などによる吸気管の変位などを吸収すべく、ゴムブッシュを備えたマウントが用いられる(特許文献1)。
また、例えば、従来から、排気ターボ過給機を取り付けてエンジンの高出力化が図られている。排気ターボ過給機は、排気通路を通過する排気ガスのエネルギにより駆動されるタービンを有するタービン部と、タービンの駆動により駆動され、吸気通路内の空気を加圧するコンプレッサと、を備える。
ここで、排気ターボ過給機のコンプレッサに接続される吸気管は、一般的にエンジンに支持固定される。この場合には、エンジンの振動や部材の製造誤差とともに、排気ターボ過給機及びその上流のエキゾーストマニホールドからなる排気系の熱膨張による吸気管の変位を吸収すべく、フレキシブルチューブ(ゴム製の蛇腹チューブ)を備えたマウントが用いられる(特許文献2)。
特開2002−13590号公報 特開平03−106166号公報
吸気管の変位が大きい場合、例えば、排気ターボ過給機を備える場合に、上記特許文献1による支持構造のみでは、吸気管の変位を吸収しきれない場合が生じ得る。
そこで、従来の排気ターボ過給機付きエンジンにおいては、排気ターボ過給機と吸気管との間にゴム製のフレキシブルチューブを介在させることにより、吸気管の変位を吸収する構造が採用されていた。この際、フレキシブルチューブは剛性が低いため、上記特許文献2のように長い距離ではなく、コンプレッサへの接続等の一部にのみ採用されていた。
これに対して、例えば、排気ターボ過給機の更なる過給性能の向上を図るためにコンプレッサの羽根の大型化などを行った場合に、レイアウト面から排気ターボ過給機のコンプレッサへの接続部にフレキシブルチューブを介在させることができないことが生じる。このような場合に、上記特許文献1による従来の支持構造のみでは、排気系の熱膨張による吸気管の変位を吸収しきれない。
本発明は、このような問題の解決を図ろうとなされたものであって、フレキシブルチューブを介在させることができない場合にも吸気管の比較的大きな変位を吸収可能であり、エンジン又は車体への吸気管の支持固定を維持できるエンジン又は車体への吸気管支持構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、吸気管と、マウントと、を備える。
前記吸気管は、前記エンジンへの空気供給経路中に配置されてなり、マウントステー部を有する。
前記マウントは、外周部に前記マウントステー部が当接されるゴムブッシュを有し、前記吸気管を前記エンジン若しくは車体に支持固定する。
本態様において、前記ゴムブッシュにおける前記外周部は、構造及び材料の少なくとも一方による剛性の調整がなされた剛性調整部を有する。
前記剛性調整部は、互いに隣接する凹部と凸部との組み合わせを以って構成されている。前記エンジンと前記吸気管との間の空気供給経路中に、前記エンジンからの排気ガスのエネルギにより、吸入空気を加圧して前記エンジンに供給するコンプレッサを有する排気ターボ過給機が配置されている。前記吸気管は、一端側開口が前記コンプレッサに接続されている。
前記排気ターボ過給機は、前記エンジンから排出される排気ガスにより回転するタービンを備える。前記エンジンは、エンジンヘッドと、当該エンジンヘッドに接合されてなるエンジンブロックと、を有し、前記エンジンには、エキゾーストマニホールドが接合されている。前記エンジンヘッドが前記エンジンブロックに対して第1方向上側に位置すると仮定した場合に、前記排気ターボ過給機における前記タービンの軸芯は、前記エキゾーストマニホールドにおける前記エンジンとの接合箇所での軸芯よりも前記第1方向上側に位置する。
前記吸気管は、前記一端側開口に続く部分であって、管軸が湾曲してなる第1湾曲部と、当該第1湾曲部に続く部分であって、前記第1湾曲部とは異なる向きに管軸が湾曲してなる第2湾曲部と、前記第2湾曲部に続く部分であって、管軸が直伸する直伸部と、を有する。前記マウントステー部は、前記直伸部に設けられている。前記エンジンへの前記エキゾーストマニホールドの接合箇所での、前記エキゾーストマニホールドの延伸方向を第2方向とするとき、上面視において、前記直伸部の直伸方向は、前記第2方向に沿った方向であり、前記ゴムブッシュにおける前記剛性調整部は、前記マウントステー部が前記直伸部の前記直伸方向で当接する部分に設けられている。
上記態様に係る吸気管支持構造では、ゴムブッシュにおける前記外周部に剛性調整部を設けているので、何らかの原因で吸気管の比較的大きな変位が想定される場合においても、その変位方向を考慮して剛性調整部を設けるようにしておけば、吸気管の比較的大きな変位をマウントで吸収させることができる。換言すると、ゴムマウントの外周部における剛性を、剛性調整部の形成により、周方向で調整することができる。
また、本態様では、構造により剛性の調整がなされているので、ゴムブッシュの製造コストの上昇を抑えながら、吸気管の変位を効果的に吸収することができる。
また、本態様では、排気ターボ過給機及びその上流のエキゾーストマニホールドからなる排気系の熱膨張に起因する吸気管の変位の方向を考慮して、ゴムブッシュにおける前記外周部に剛性調整部を設けるようにしておけば、フレキシブルチューブが介挿できないような場合にあっても、吸気管の変位をマウントで吸収させることができる。
さらに、本態様では、ゴムブッシュにおける剛性調整部の凸部を、前記マウントステー部が前記直伸部の前記直進方向で当接する部分に設け、その周囲領域に凹部を設けているので、当該部分の剛性を調整することができ、効果的に排気系の熱膨張に伴う吸気管の変位を吸収することができる。
従って、上記態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造では、フレキシブルチューブを介在させることができない場合にも吸気管の比較的大きな変位を吸収可能であり、エンジン又は車体への吸気管の支持固定を維持できる。
本発明の別態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、前記エンジンへの空気供給経路中に配置されてなり、マウントステー部を有する吸気管と、外周部に前記マウントステー部が当接されるゴムブッシュを有し、前記吸気管を前記エンジン若しくは車体に支持固定するマウントと、を備え、前記ゴムブッシュにおける前記外周部は、構造及び材料の少なくとも一方により剛性の調整がなされた剛性調整部を有し、前記剛性調整部は、互いに隣接する凹部と凸部との組み合わせを以って構成されており、前記ゴムブッシュは、互いに環状をした2つの大径部と、前記大径部よりも小径の環状であり、前記2つの大径部の間に配置された小径部と、が一体形成されてなり、全体としてボビン形状をしており、前記マウントステー部が当接される前記外周部は、前記小径部の外周部であり、前記小径部の前記外周部には、両側部が前記2つの大径部の側面にそれぞれ連続したブリッジ部が設けられ、前記剛性調整部は、前記凸部の少なくとも頂部分が前記2つの大径部に対して前記凹部を介して設けられてなる。
上記態様に係る吸気管支持構造では、ゴムブッシュにおける前記外周部に剛性調整部を設けているので、何らかの原因で吸気管の比較的大きな変位が想定される場合においても、その変位方向を考慮して剛性調整部を設けるようにしておけば、吸気管の比較的大きな変位をマウントで吸収させることができる。換言すると、ゴムマウントの外周部における剛性を、剛性調整部の形成により、周方向で調整することができる。
また、本態様では、構造により剛性の調整がなされているので、ゴムブッシュの製造コストの上昇を抑えながら、吸気管の変位を効果的に吸収することができる。
また、本態様では、ゴムブッシュの小径部に剛性調整部を設けているので、排気系の熱膨張に伴う吸気管の変位による力を受けて、周囲に剛性調整部の凸部が弾性変形した場合にも両側の大径部でマウントステー部が外れてしまうというような事態を回避することができる。
さらに、本態様では、ゴムブッシュにおいて、2つの大径部の側面にそれぞれ連続したブリッジ部を設けているとともに、2つの大径部に対して凹部を介して凸部が設けられてなる剛性調整部を設けているので、外周部における剛性の調整が容易になされる。例えば、外周部に対する種々の方向からの力に対する剛性を周上で同様に設定することができる。
本発明の別態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、前記エンジンへの空気供給経路中に配置されてなり、マウントステー部を有する吸気管と、外周部に前記マウントステー部が当接されるゴムブッシュを有し、前記吸気管を前記エンジン若しくは車体に支持固定するマウントと、を備え、前記ゴムブッシュにおける前記外周部は、構造及び材料の少なくとも一方により剛性の調整がなされた剛性調整部を有し、前記剛性調整部は、互いに隣接する凹部と凸部との組み合わせを以って構成されており、前記ゴムブッシュは、互いに環状をした2つの大径部と、前記大径部よりも小径の環状であり、前記2つの大径部の間に配置された小径部と、が一体形成されてなり、全体としてボビン形状をしており、前記マウントステー部が当接される前記外周部は、前記小径部の外周部であり、前記小径部の前記外周部には、それぞれの両側部が前記2つの大径部の側面にそれぞれ連続した複数のブリッジ部が設けられ、前記小径部の前記外周部には、前記剛性調整部が複数設けられ、前記複数の剛性調整部の各々は、前記凸部の少なくとも頂部分が前記2つの大径部に対して前記凹部を介して設けられてなり、前記複数のブリッジ部の各頂部分と、前記複数の剛性調整部における前記凸部の各頂部分との間には、それぞれの間に間隔をあけた状態となるように前記凹部が設けられてなる。
上記態様に係る吸気管支持構造では、ゴムブッシュにおける前記外周部に剛性調整部を設けているので、何らかの原因で吸気管の比較的大きな変位が想定される場合においても、その変位方向を考慮して剛性調整部を設けるようにしておけば、吸気管の比較的大きな変位をマウントで吸収させることができる。換言すると、ゴムマウントの外周部における剛性を、剛性調整部の形成により、周方向で調整することができる。
また、本態様では、構造により剛性の調整がなされているので、ゴムブッシュの製造コストの上昇を抑えながら、吸気管の変位を効果的に吸収することができる。
また、本態様では、ゴムブッシュの小径部に剛性調整部を設けているので、排気系の熱膨張に伴う吸気管の変位による力を受けて、周囲に剛性調整部の凸部が弾性変形した場合にも両側の大径部でマウントステー部が外れてしまうというような事態を回避することができる。
さらに、本態様では、前記複数のブリッジ部の各頂部分と、前記複数の凸部の各頂部分との間には、それぞれの間に間隔をあけた状態となるように前記凹部を設けているので、複数のブリッジ部と複数の凸部とが相互に干渉し難く、また、ブリッジ部に対する剛性調整部の剛性を適正に調整することができる。よって、排気系の熱膨張に伴う吸気管の変位が比較的大きい場合にも、マウントにより当該変位を確実に吸収させることができる。
本発明の別態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、上記構成において、側面視で、前記第2方向は、水平軸に対して傾斜しており、前記ゴムブッシュにおける前記剛性調整部は、前記マウントステー部が前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれの方向で当接する部分及びその周囲領域に設けられている。
上記態様に係る吸気管支持構造では、ゴムブッシュにおける剛性調整部の凸部を、前記マウントステー部が第1方向及び第2方向のそれぞれの方向で当接する部分に設け、その周囲領域に凹部を設けているので、エンジンの傾斜に伴い吸気管も傾斜していても、当該部分の剛性調整により、その変位を効果的に吸収することができる。
本発明の別態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、上記構成において、上面視で、前記排気ターボ過給機は、前記エンジンにおける一側のコーナー部分に配置されており、前記吸気管の前記第1湾曲部は、前記一側から、前記コーナー部分に沿って前記エンジンの外方を湾曲している。
上記態様に係る吸気管支持構造では、吸気管の第1湾曲部が、前記排気ターボ過給機との接続部分から直ぐの場所に設けられており、排気ターボ過給機と吸気管との間にフレキシブルチューブを介在させることが困難である。このような状況においても、上記態様では、上記のようなゴムブッシュの構成を採用することにより、排気系の熱膨張に伴う吸気管の変位をゴムブッシュで確実に吸収させることができる。
本発明の別態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、上記構成において、前記ゴムブッシュには、前記2つの大径部及び前記小径部を貫通する孔部が開けられており、前記孔部は、平面視において楕円形状又は長円形状であり、前記ブリッジ部は、前記小径部の前記外周部において、前記孔部の長軸方向に設けられてなり、前記剛性調整部は、前記小径部の前記外周部において、前記孔部の短軸方向に設けられている。
仮に、外周部が楕円形状又は長円形状のゴムブッシュを仮定する場合においては、長辺部分(マウントステー部が短軸方向で当接する部分)の剛性が高く、短辺部分(マウントステー部が長軸方向で当接する部分)の剛性が低い。これに対して、上記態様では、ブリッジ部を長軸方向に設け、剛性調整部を端軸方向に設けることで、長辺部分と短辺部分との剛性を調整(例えば、等しく)することができる。
本発明の別態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造は、上記構成において、前記小径部の前記外周部には、前記剛性調整部の凸部同士の間に前記凹部が設けられており、当該凹部は、前記小径部の前記外周部における長軸方向の中央部分にある。
上記態様に係る吸気管支持構造では、凸部同士の間に凹部を設けており、当該凹部が長軸方向の中央部分としているので、吸気管の変位に伴う力をゴムブッシュの外周部が受けた際に、効果的に変位の吸収が可能である。
上記の各態様に係るエンジン又は車体への吸気管支持構造では、フレキシブルチューブを介在させることができない場合にも吸気管の比較的大きな変位を吸収可能であり、エンジン又は車体への吸気管の支持固定を維持することができる。
実施形態に係る排気ターボ過給機付きエンジン1の一部構成を示す模式平面図である。 排気ターボ過給機付きエンジン1の一部構成を示す模式側面図である。 ブラケット14への吸気管12の取り付け構造を示す模式側面図である。 ブラケット14への吸気管12の取り付け構造を示す模式断面図である。 マウント13におけるゴムブッシュ130の構成を示す模式斜視図である。 ゴムブッシュ130の構成を示す模式上面図である。 ゴムブッシュ130の構成を示す模式側面図である。 ゴムブッシュ130における短辺側部130kへの吸気管12のマウントステー部12fの当接状態を示す模式断面図である。 ゴムブッシュ130における長辺側部130jへの吸気管12のマウントステー部12fの当接状態を示す模式断面図である。 排気ターボ過給機付きエンジン1におけるエンジン10のエキゾーストマニホールド中心軸Ax10を示す模式図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
1.排気ターボ過給機付きエンジン1の概略構成
本実施形態に係る排気ターボ過給機付きエンジン1の概略構成について、図1及び図2を用い説明する。
図1及び図2に示すように、排気ターボ過給機付きエンジン1は、エンジン10と、排気ターボ過給機11と、吸気管12と、マウント13と、ブラケット14と、を備える。
本実施形態において、エンジン10は、後方排気の多気筒の横置きディーゼルエンジンである。
排気ターボ過給機11は、コンプレッサ11aと、タービン部11bと、を有する。排気ターボ過給機11には、タービン部11bに対して排気ガスが供給され、当該排気ガスのエネルギにより内部に収納されたタービンが駆動される。
排気ターボ過給機11のコンプレッサ11aは、タービンの駆動に伴って駆動される羽根(コンプレッサインペラ)を有し、吸気管12を通り供給される空気を加圧して、エンジン10の燃焼室に供給する。図1に示すように、本実施形態に係る排気ターボ過給機11は、エンジン10を上面視した場合に、エンジン10の一側におけるコーナー部分に配置されている。
ここで、図1では、エキゾーストマニホールドの図示を省略しているが、エンジン10との接続箇所において、エキゾーストマニホールドは、矢印Aの方向に延伸している。このため、エキゾーストマニホールドは、エンジン10の駆動時において、矢印Aの方に向けて熱膨張する。
本実施形態に係る吸気管12は、一端側開口が排気ターボ過給機11のコンプレッサ11aに接続されている。そして、図1及び図2に示すように、吸気管12は、排気ターボ過給機11との接続箇所から直ぐの部分がエンジン10のコーナー部分の外方に沿って湾曲されている。
なお、吸気管12の構成については、後述する。
図2に示すように、マウント13は、吸気管12の一部に設けられたマウントステー部と、エンジン10に固定されたブラケット14との間に介在し、吸気管12をエンジン10に支持固定する。
なお、図2に示すように、エンジン10は、ボア軸芯AxがZ方向(鉛直方向)に平行な基準線Axに対して角度θだけ傾斜した状態で配置されている。また、吸気管12は、ブラケット14への取り付け部分において、Z方向上側に配置されている。
ここで、エンジン10の駆動時において、エキゾーストマニホールドが矢印Aの方に向けて熱膨張する場合に、当該熱膨張は、X方向(車両の前後方向)及びZ方向(鉛直方向)の両方向成分A1X,A1Zに分けて考えることができる。
2.吸気管12の構成
吸気管12の構成について、図1及び図2、及び図3を用い説明する。
図3に示すように、吸気管12は、一端側開口12aから他端側開口12bに向けて、第1湾曲部12cと、第2湾曲部12dと、直伸部12dと、が連続した状態で設けられている。第1湾曲部12cは、一端側開口12aから直ぐに管軸がX方向(車両の前後方向)からZ方向(鉛直方向)に向けて略90°湾曲されている。また、エンジン10との関係において、吸気管12の第1湾曲部12cは、図1に示すように、上面視において、エンジン10のコーナー部分の外方を、当該エンジン10に沿って湾曲されている。
図3に示すように、第2湾曲部12dは、第1湾曲部12cに連続し、管軸がX方向に向けて湾曲されている。直伸部12eは、直伸部管軸Ax12eがX方向右側から左側にゆくに従ってZ方向下に下降するよう傾斜した状態で直伸している。
マウントステー部12fは、直伸部12eの外周面からZ方向下向きに突出した舌状の板部である。そして、詳細な図示を省略しているが、マウントステー部12fには、取り付けのための孔部が設けられている。
図2及び図3に示すように、吸気管12は、直伸部12eよりもZ方向下側で、マウント13を介してブラケット14に支持固定されている。
なお、本実施形態に係る吸気管12は、樹脂材料(例えば、補強材入りのナイロン系樹脂材料)から構成されている。
3.ブラケット14への吸気管12の取り付け構造
ブラケット14への吸気管12の取り付け構造について、図4を用い説明する。図4は、ブラケット14への吸気管12の取り付け箇所における断面構成を示す模式断面図である。
図4に示すように、吸気管12において、マウントステー部12fは、インサート成形により樹脂材料からなる管部分と一体構成されている。そして、マウントステー部12fのZ方向下部には、マウント13を介してブラケット14が固定されている。
マウント13は、ゴムブッシュ130と、スペーサ131と、ボルト132と、ナット133と、を有する。ゴムブッシュ130は、円環状をしたゴム部材(例えば、EPDM:エチレン・プロピレン・ジエンゴム)であり、マウントステー部12fの孔部に内嵌されている。ゴムブッシュ130の構成については、後述する。
スペーサ131は、環状の金属部材であり、ゴムブッシュ130の孔部に装着されている。スペーサ131のY方向(車両の左右方向)での寸法は、ゴムブッシュ130のY方向寸法と略同一か少し短く設定されている。
ボルト132は、頭部がブラケット14に溶接固定され、軸部がスペーサ131の孔部を挿通している。ナット133は、ワッシャ部が一体となったナットである。ボルト132に対してナット133が螺合されることにより、ゴムブッシュ130を介した状態で、Y方向にマウントステー部12fが支持固定されている。
4.ゴムブッシュ130の構成
マウント13におけるゴムブッシュ130の構成について、図5から図7を用い説明する。図5は、ゴムブッシュ130を示す模式斜視図であり、図6は、Z方向上側より上面視した模式上面図であり、図7は、Y方向に側面視した模式側面図である。
図5に示すように、ゴムブッシュ130は、互いに環状をした2つの大径部130a,130bと、大径部130a,130bよりも小径の環状部である小径部と、が一体形成されてなり、全体としてボビン形状を有する。図4に示したように、マウントステー部12fの孔部に内嵌されるのは、小径部における複数の凸部130e及び複数のブリッジ部130fの各頂面である。マウントステー部12fの側面は、大径部130a,130bの内側面に当接又は近接される。
なお、図7に示すように、ゴムブッシュ130は、側面視において、X方向に長径のブッシュ中心軸Ax130x、Z方向に短径のブッシュ中心軸Ax130zを有する長円形状をしている。中央部分に設けられた孔部130dについても、長円形状をしている。
図5及び図7に示すように、ゴムブッシュ130における小径部の外周部には、4つの凸部130eと、2つのブリッジ部130fが設けられている。4つの凸部130eは、それぞれの頂部分が大径部130a,130bと間隔をあけた状態(間に凹部130hを介した状態)で島状に突出している。また、4つの凸部130eは、互いの頂部分同士も間隔をあけた状態で設けられている。
図7に示すように、4つの凸部130e及び2つのブリッジ部130fの頂面を包絡的に結んだ小径部ベース面130cを仮定する場合、凸部130e同士の間には凹部130gが設けられ、凸部130eとブリッジ部130fとの間には凹部130iが設けられている。
なお、凹部130gについては、ブッシュ中心軸Ax130Z上に設けられている。
また、図5に示すように、4つの凸部130eのY方向両側部分には、凹部130hが設けられている。
なお、本実施形態では、凸部130eと、当該凸部130eに隣接して設けられた凹部130g〜130iと、の組み合わせを以って、剛性調整部としている。即ち、凸部130eと凹部130g〜130iとの組み合わせで、ブリッジ部130fが設けられた部分との間での剛性の調整がなされている。
一方、図5及び図6に示すように、2つのブリッジ部130fの各々は、Y方向の両端部が2つの大径部130a,130bの内側面にそれぞれ連続している。
なお、図7に示すように、2つのブリッジ部130fは、長径の軸であるブッシュ中心軸Ax130xの各外向きに突設されている。4つの凸部130eは、その内の2つがZ方向上側に配置され、残りの2つがZ方向下側に配置されている。本実施形態では、上記構成によりゴムブッシュ130における長径のX方向の剛性と、短径のZ方向の剛性を等しくしている。図7に示すように、ゴムブッシュ130において、Z方向の上下の部分(凹部130g及び凸部130eが設けられた部分)を長辺側部130jとし、X方向の両側の部分(ブリッジ部130fが設けられた部分)を短辺側部130kとする。
図6に示すように、凸部130eにおける頂部分のY方向(車両の左右方向)での幅は、大径部130aと大径部130bとの間の間隙の略1/3となっている。
5.ゴムブッシュ130へのマウントステー部12fの当接状態
ゴムブッシュ130へのマウントステー部12fの当接状態について、図8及び図9を用い説明する。図8は、ゴムブッシュ130の短辺側部130kへのマウントステー部12fの当接状態を示す模式断面図であり、図9は、ゴムブッシュ130の長辺側部130jへのマウントステー部12fの当接状態を示す模式断面図である。
なお、図8は図5のVIII―VIII断面を示し、図9は図5のIX−IX断面を示す。
図8に示すように、ゴムブッシュ130における短辺側部130kに対しては、ブリッジ部130f(図5〜図7を参照。)の頂部分にマウントステー部12fの孔部内周面の幅方向全体が当接する。短辺側部130kにおいて、ブリッジ部130fは、上記のように、Y方向の両端部が2つの大径部130a,130bの内側面にそれぞれ連続しているので、排気ターボ過給機11の熱膨張に伴って吸気管12が変位して矢印で示すような力が働いても変形し難くなっている。即ち、長円形状のゴムブッシュにおいては、相対的に短辺側部は変形し易いが、ブリッジ部130fの形成により短辺側部130kの剛性を長辺側部130jと等しくなるよう調整されている。
一方、図9に示すように、ゴムブッシュ130における長辺側部130jに対しては、凸部130eの頂部分にマウントステー部12fの孔部内周面の一部だけが当接し、周囲の凹部130iには当接しない。即ち、凸部130eは、大径部130a,130bとの間に凹部130ihが設けられており、マウントステー部12fとの接触が制限されている。
そして、凸部130eの頂部分は、上記のように、2つの大径部130a,130bの内側側面と間隔をあけた状態となっているので、排気ターボ過給機11の熱膨張に伴って吸気管12が変位して矢印で示すような力が働いた場合には、ブリッジ部130fが設けられた箇所よりもY方向及びZ方向に変位を吸収できる。即ち、長円形状のゴムブッシュにおいては、相対的に長辺側部は変形し難いが、凸部130eの周囲に凹部130g〜130iを設けることにより長辺側部130jの剛性が短辺側部130kと略等しくなるよう調整されている。
6.排気ターボ過給機11の配置
排気ターボ過給機付きエンジン1における排気ターボ過給機11の配置について、図10を用い説明する。図10は、図2に対して紙面反対側より排気ターボ過給機付きエンジン1を見た模式図である。
図10では、エンジン10におけるエキゾーストマニホールド中心線Ax10を一点鎖線で模式的に示している。本実施形態に係る排気ターボ過給機付きエンジン1では、排気ターボ過給機11のタービン(図1のタービン部11bに収納。)の軸芯は、エキゾーストマニホールド中心線(軸芯)Ax10よりも、Z方向上方に配置されている。
また、図2及び図3に示すように、吸気管12における直伸部12eは、排気ターボ過給機11のタービンの軸芯よりもZ方向上方に配置されている。よって、吸気管12において、マウントステー部12fが突設されてなる直伸部12eも、エキゾーストマニホールド中心線(軸芯)Ax10よりも、Z方向上方に配置されていることになる。
なお、図10に示すように、エキゾーストマニホールド中心線Ax10は、X方向右側から左側にゆくに従って、Z方向に下降する状態で傾斜している。即ち、エンジン10のボア軸芯(ピストンの往復動方向)も、Z方向に対して傾斜した状態となっている。
7.効果
本実施形態に係る吸気管支持構造では、ゴムブッシュ130の小径部における隣接部分に凹部130g〜130iを設けているので、何らかの原因で吸気管の比較的大きな変位が想定される場合においても、その変位方向に当該剛性調整部を合致するようにしておけば、吸気管12の比較的大きな変位をマウント13で吸収させることができる。換言すると、ゴムマウント130の外周部における剛性を、凹部130g〜130iと凸部130eとの組み合わせを以って構成された剛性調整部の形成により、周方向で調整することができる。
従って、本実施形態に係る吸気管支持構造では、フレキシブルチューブを介在させることができない場合にも吸気管12の比較的大きな変位を吸収可能であり、エンジン10への吸気管12の支持固定を維持できる。
また、本実施形態では、ゴムブッシュ130における外周部に凹部130g〜130iと凸部130eとの組み合わせを以って構成された剛性調整部を設けているので、排気ターボ過給機11及びその上流のエキゾーストマニホールドからなる排気系の熱膨張に起因する吸気管12の変位の方向を考慮して、当該剛性調整部を設けるようにしておけば、吸気管12の変位をマウント13で吸収させることができる。
また、上記実施形態では、ゴムブッシュ130における凹部130iを、マウントステー部12fが直伸部12eの直進方向(X方向)で当接する部分(ブリッジ部130f)の周囲に設けているので、当該部分の剛性を調整することができ、効果的に排気系の熱膨張に伴う吸気管12の変位を吸収することができる。
また、本実施形態では、ゴムブッシュ130における剛性調整部の凹部130g〜130iを、マウントステー部12fがY方向及びZ方向のそれぞれの方向で当接する部分に設けているので、エンジン10の傾斜に伴い吸気管12の直伸部12eも傾斜していても、当該部分の剛性調整により、その変位を効果的に吸収することができる。
また、本実施形態では、吸気管12の第1湾曲部12cが、排気ターボ過給機11との接続部分から直ぐの場所に設けられており、排気ターボ過給機11と吸気管12との間にフレキシブルチューブを介在させることが困難である状況においても、ゴムブッシュ130の上記構成を採用することにより、排気系の熱膨張に伴う吸気管12の変位をゴムブッシュ130で確実に吸収させることができる。
また、本実施形態では、ゴムブッシュ130の小径部に剛性調整部(凹部130g〜130iと凸部130e)を設けているので、排気系の熱膨張に伴う吸気管12の変位による力を受けて、周囲に凹部130g〜130iが形成された凸部130eや、ブリッジ部130fが弾性変形した場合にも両側の大径部130a.130bでマウントステー部12fが外れてしまうというような事態を回避することができる。
また、本実施形態に係る吸気管12の支持構造では、ゴムブッシュ130において、2つの大径部130a,130bの側面にそれぞれ連続したブリッジ部130fと、2つの大径部130a,130bに対して凹部130hを介した複数の凸部130eと、を設けているので、外周部における剛性の調整が容易になされる。
また、本実施形態に係る吸気管12の支持構造では、ブリッジ部130fの各頂部分と、凸部130eの各頂部分との間には、それぞれの間に間隔をあけた状態となるように大径部130a,130b間に凹部130iを設けているので、ブリッジ部130fと凸部130eとが相互に干渉し難く、また、ブリッジ部と130f凸部130eとの剛性を適正に調整することができる。よって、排気系の熱膨張に伴う吸気管12の変位が比較的大きい場合にも、マウント13により当該変位を確実に吸収させることができる。
[変形例]
上記実施形態では、吸気管12における直伸部12eからマウントステー部12fが突設する構成を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、第2湾曲部12dからマウントステー部を突設させた構成を採用することもできる。
また、上記実施形態に係る吸気管12においては、吸気管12の直伸部12eに対し、Z方向下向きにマウントステー部12fを突設させることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、吸気管12のZ方向上向きにマウントステー部を突設させることとしてもよい。
なお、この場合には、ブラケットの形状やエンジン10に対するブラケットの固定位置を適宜変更することで対応が可能である。
また、図3などでは、吸気管12にレゾネータを設けることとしたが、本発明において、レゾネータは必須の構成要件ではない。
また、上記実施形態では、ゴムブッシュ130を、一例として、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)を用い形成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、IIR(ブチルゴム)などを用い形成することもできるし、低剛性部と高剛性部とで異なるゴム材料とすることなども可能である。
また、上記実施形態では、ゴムブッシュ130における孔部130dの形状を長円形状としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、楕円形状や真円形状、あるいは多角形状などとすることもできる。
また、上記実施形態に係る排気ターボ過給機付きエンジン1では、エンジン10としてディーゼルエンジンを採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、ガソリンエンジンを採用することもできる。また、エンジンの搭載方向についても横置きだけでなく、縦置きとすることも可能である。
また、上記実施形態に係る排気ターボ過給機付きエンジン1の吸気管12では、第1湾曲部12c、第2湾曲部12d、及び直伸部12eの3つの部分で構成されていることとしたが、本発明は、エンジン10の形状や、周囲の構成部品の配置などに応じて適宜変更することができる。
また、上記実施形態に係る排気ターボ過給機付きエンジン1では、吸気管12を樹脂材料を用い構成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、金属材料を用い吸気管12を構成することとしてもよい。
また、上記実施形態では、ゴムブッシュ130の小径部において、2つのブリッジ部130fと、4つの凸部130eを設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。即ち、吸気管12が排気ターボ過給機11を含む排気系の熱膨張する方向を加味し、マウントステー部の当接方向での剛性を適宜調整することとすればよく、剛性調整部及びブリッジ部の形成数は、適宜の変更が可能である。
また、上記実施形態では、各凸部130eの頂部同士が繋がっていない構成としたが、剛性面で実質的に互いに干渉しない範囲であれば、繋がっている構成を採用することもできる。
また、上記実施形態では、ゴムブッシュ130が、2つのブリッジ部130fと4つの凸部130eを備えることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、1つのブリッジ部を備え、1つの凸部を備える構成とすることもできる。
また、上記実施形態では、1か所で吸気管12とブラケット14とを固定することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、2か所以上の箇所で支持固定する構成を採用することも可能である。
上記実施形態に係る吸気管12は、第1湾曲部12cにおいて、略90°湾曲してなる構成を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。湾曲の度合いについては、例えば、30°、60°、120°、150°、180°などとすることもできる。即ち、エンジン10の周囲に配置される種々の機能部品との位置関係に基づき、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、ゴムブッシュ130の小径部に凹部130g〜130iと凸部130eとから構成される剛性調整部を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、用いる材料を周方向で変化させることで剛性調整部とすることや、構造及び材料の両方で変化させることで剛性調整部とすること、さらにはタイヤのトレッドパターンのように互いにサイズの異なる複数のブロックを小径部の外周部に設けることで剛性調整部とすることもできる。
また、上記実施形態では、ゴムブッシュ130におけるX方向の剛性とZ方向における剛性とを等しくしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、吸気管のX方向の変位が大きい場合には、Z方向の剛性に対してX方向の剛性を低くすることもできる。
また、上記実施形態では、排気ターボ過給機11を備える排気ターボ過給機付きエンジン1を一例としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、排気ターボ過給機を備えないエンジンの吸気管支持構造に上記構成を採用することもできる。この場合においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、吸気管12をエンジン10に支持する構成を一例として採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、吸気管を車体に支持する構成とすることもできる。
1 排気ターボ過給機付きエンジン
10 エンジン
11 排気ターボ過給機
11a コンプレッサ
11b タービン部
12 吸気管
12f マウントステー部
13 マウント
14 ブラケット
130 ゴムブッシュ
130c 小径部ベース面
130e 凸部
130f ブリッジ部
130g〜130i 凹部
130j 長辺側部
130k 短辺側部

Claims (7)

  1. エンジン又は車体への吸気管支持構造において、
    前記エンジンへの空気供給経路中に配置されてなり、マウントステー部を有する吸気管と、
    外周部に前記マウントステー部が当接されるゴムブッシュを有し、前記吸気管を前記エンジン若しくは車体に支持固定するマウントと、
    を備え、
    前記ゴムブッシュにおける前記外周部は、構造及び材料の少なくとも一方により剛性の調整がなされた剛性調整部を有し、
    前記剛性調整部は、互いに隣接する凹部と凸部との組み合わせを以って構成されており、
    前記エンジンと前記吸気管との間の空気供給経路中に、前記エンジンからの排気ガスのエネルギにより、吸入空気を加圧して前記エンジンに供給するコンプレッサを有する排気ターボ過給機が配置されており、
    前記吸気管は、一端側開口が前記コンプレッサに接続されており、
    前記排気ターボ過給機は、前記エンジンから排出される排気ガスにより回転するタービンを備え、
    前記エンジンは、エンジンヘッドと、当該エンジンヘッドに接合されてなるエンジンブロックと、を有し、
    前記エンジンには、エキゾーストマニホールドが接合されており、
    前記エンジンヘッドが前記エンジンブロックに対して第1方向上側に位置すると仮定した場合に、前記排気ターボ過給機における前記タービンの軸芯は、前記エキゾーストマニホールドにおける前記エンジンとの接合箇所での軸芯よりも前記第1方向上側に位置し、
    前記吸気管は、前記一端側開口に続く部分であって、管軸が湾曲してなる第1湾曲部と、当該第1湾曲部に続く部分であって、前記第1湾曲部とは異なる向きに管軸が湾曲してなる第2湾曲部と、前記第2湾曲部に続く部分であって、管軸が直伸する直伸部と、を有し、
    前記マウントステー部は、前記直伸部に設けられており、
    前記エンジンへの前記エキゾーストマニホールドの接合箇所での、前記エキゾーストマニホールドの延伸方向を第2方向とするとき、
    上面視において、前記直伸部の直伸方向は、前記第2方向に沿った方向であり、
    前記ゴムブッシュにおける前記剛性調整部は、前記マウントステー部が前記直伸部の前記直伸方向で当接する部分に設けられている、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
  2. エンジン又は車体への吸気管支持構造において、
    前記エンジンへの空気供給経路中に配置されてなり、マウントステー部を有する吸気管と、
    外周部に前記マウントステー部が当接されるゴムブッシュを有し、前記吸気管を前記エンジン若しくは車体に支持固定するマウントと、
    を備え、
    前記ゴムブッシュにおける前記外周部は、構造及び材料の少なくとも一方により剛性の調整がなされた剛性調整部を有し、
    前記剛性調整部は、互いに隣接する凹部と凸部との組み合わせを以って構成されており、
    前記ゴムブッシュは、互いに環状をした2つの大径部と、前記大径部よりも小径の環状であり、前記2つの大径部の間に配置された小径部と、が一体形成されてなり、全体としてボビン形状をしており、
    前記マウントステー部が当接される前記外周部は、前記小径部の外周部であり、
    前記小径部の前記外周部には、両側部が前記2つの大径部の側面にそれぞれ連続したブリッジ部が設けられ、
    前記剛性調整部は、前記凸部の少なくとも頂部分が前記2つの大径部に対して前記凹部を介して設けられてなる、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
  3. エンジン又は車体への吸気管支持構造において、
    前記エンジンへの空気供給経路中に配置されてなり、マウントステー部を有する吸気管と、
    外周部に前記マウントステー部が当接されるゴムブッシュを有し、前記吸気管を前記エンジン若しくは車体に支持固定するマウントと、
    を備え、
    前記ゴムブッシュにおける前記外周部は、構造及び材料の少なくとも一方により剛性の調整がなされた剛性調整部を有し、
    前記剛性調整部は、互いに隣接する凹部と凸部との組み合わせを以って構成されており、
    前記ゴムブッシュは、互いに環状をした2つの大径部と、前記大径部よりも小径の環状であり、前記2つの大径部の間に配置された小径部と、が一体形成されてなり、全体としてボビン形状をしており、
    前記マウントステー部が当接される前記外周部は、前記小径部の外周部であり、
    前記小径部の前記外周部には、それぞれの両側部が前記2つの大径部の側面にそれぞれ連続した複数のブリッジ部が設けられ、
    前記小径部の前記外周部には、前記剛性調整部が複数設けられ、
    前記複数の剛性調整部の各々は、前記凸部の少なくとも頂部分が前記2つの大径部に対して前記凹部を介して設けられてなり、
    前記複数のブリッジ部の各頂部分と、前記複数の剛性調整部における前記凸部の各頂部分との間には、それぞれの間に間隔をあけた状態となるように前記凹部が設けられてなる、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
  4. 請求項1記載のエンジン又は車体への吸気管支持構造であって、
    側面視において、前記第2方向は、水平軸に対して傾斜しており、
    前記ゴムブッシュにおける前記剛性調整部は、前記マウントステー部が前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれの方向で当接する部分に設けられている、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
  5. 請求項1又は請求項4記載のエンジン又は車体への吸気管支持構造であって、
    上面視において、前記排気ターボ過給機は、前記エンジンにおける一側のコーナー部分に配置されており、
    前記吸気管の前記第1湾曲部は、前記一側から、前記コーナー部分沿って前記エンジンの外方を湾曲している、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
  6. 請求項2又は請求項3記載のエンジン又は車体への吸気管支持構造であって、
    前記ゴムブッシュには、前記2つの大径部及び前記小径部を貫通する孔部が開けられており、
    前記孔部は、平面視において楕円形状又は長円形状であり、
    前記ブリッジ部は、前記小径部の前記外周部において、前記孔部の長軸方向に設けられてなり、
    前記剛性調整部は、前記小径部の前記外周部において、前記孔部の短軸方向に設けられている、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
  7. 請求項6記載のエンジン又は車体への吸気管支持構造であって、
    前記小径部の前記外周部には、前記剛性調整部の凸部同士の間に前記凹部が設けられており、当該凹部は、前記小径部の前記外周部における長軸方向の中央部分にある、
    エンジン又は車体への吸気管支持構造。
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