JP3916348B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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    • H01L2224/11Manufacturing methods

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報通信機器又は事務用電子機器等に組み込まれ、半導体基板上に半導体集積回路を内蔵すると共に該半導体集積回路と接続される素子電極を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化及び高機能化に伴って、半導体集積回路を内蔵する半導体装置は小型化及び高密度化を要求されるようになっており、例えば特開平8−102466号公報に示され、いわゆるウエハレベルCSP(Chip Scale Package )と称される半導体装置及びその製造方法が提案されている。
【0003】
以下、前記のウエハレベルCSPについて図11の断面図を参照しながら説明する。
【0004】
半導体集積回路が形成された半導体ウエハ1には、半導体集積回路と接続された素子電極2が形成されており、半導体ウエハ1の表面における素子電極2を除く領域はパッシベーション膜3によって覆われている。パッシベーション膜3の上には、外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極及び該外部電極と素子電極2とを接続するアルミ配線からなる金属パターン4が形成されており、該金属パターン4の表面にはニッケルめっき層5が形成されている。ニッケルめっき層5の表面は、バンプ形成領域を除いてアルミ配線を保護するカバーコート膜6が形成されていると共に、ニッケルめっき層5のバンプ形成領域にははんだバンプ7が設けられている。
【0005】
以下、前記のウエハレベルCSPの製造方法について説明する。
【0006】
まず、半導体ウエハ1上に半導体集積回路と接続される素子電極2を形成した後、スピンコート法により半導体ウエハ1の表面にパッシベーション膜3を全面に亘って堆積し、その後、周知のリソグラフィ法によりパッシベーション膜3に素子電極2を露出させる開口部を形成する。
【0007】
次に、スパッタ法等によりパッシベーション膜3の上にアルミ膜を堆積した後、該アルミ膜を選択的にエッチングすることにより、パッシベーション膜3の上に、外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極及び該外部電極と素子電極2とを接続するアルミ配線からなる金属パターン4を形成する。その後、金属パターン4の表面にニッケルめっき層5を形成する。
【0008】
次に、半導体ウエハ1の上に全面に亘ってカバーコート膜6を堆積した後、該カバーコート膜6における、格子状に分布するバンプ形成領域に開口部を形成した後、金属パターン4におけるカバーコート膜6の開口部に露出する部分にはんだバンプ7を形成する。
【0009】
次に、半導体ウエハ1をダイシングにより半導体チップ毎に分離すると、CSPからなる半導体装置が得られる。
【0010】
尚、得られた半導体装置はプリント基板等のマザーボードに搭載された後、情報通信機器又は事務用電子機器等の電子機器に組み込まれる。
【0011】
前述の構造を有する半導体装置によると、半導体基板1上に形成されている半導体集積回路は、パッシベーション膜3上に二次元的に分布する多数のはんだバンプ7を介してマザーボードの電極と電気的に接続されるので、該半導体装置が搭載される電子機器の小型化を図ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の半導体装置においては、外部電極及びアルミ配線を構成する金属パターンのピール強度(剥離強度)が弱いため、半導体装置と、該半導体装置が搭載されるマザーボードとの接続強度が弱いので、半導体装置とマザーボードとの間の熱膨張率差に起因する応力が接続部に加わったときに、金属パターンが剥離して接続部の信頼性が損なわれるいう問題がある。
【0013】
前記に鑑み、本発明は、半導体装置と、該半導体装置が搭載されるマザーボードとの接続部の強度を向上させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記に鑑み、本発明に係る第1の半導体装置は、半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に形成され、半導体集積回路と電気的に接続された素子電極と、半導体基板の上に形成され、素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の上に形成された本体部と、該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい頂部とを有し、外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極と、第1の絶縁膜の上に形成され、素子電極と外部電極とを接続する金属配線と、第1の絶縁膜の上に形成され、金属配線を全面的に覆っていると共に外部電極の頂部の周縁部を覆っている第2の絶縁膜とを備えている。
【0015】
第1の半導体装置によると、本体部と、該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい頂部とを有する外部電極における頂部の周縁部は第2の絶縁膜に覆われているため、外部電極と第2の絶縁膜との密着面積が増大するので、外部電極のピール強度が向上するので、外部電極の上に設けられるバンプ又は金属ボールを介して半導体装置の外部電極とマザーボードの電極とを接続したときの接続部の強度も向上する。このため、マザーボードが曲げ変形したときに外部電極に応力が加わっても、外部電極が第1の絶縁膜から剥離する事態を防止できるので、信頼性の高い配線構造を実現することができる。
【0016】
また、外部電極に応力が加わっても、外部電極の頂部が変形することにより応力を吸収できるので、外部電極に加わる応力を緩和することができる。
【0017】
本発明に係る第2の半導体装置は、半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に形成され、半導体集積回路と電気的に接続された素子電極と、半導体基板の上に形成され、素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の上に形成された本体部と、該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有し、外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極と、第1の絶縁膜の上に形成され、素子電極と外部電極とを接続する金属配線と、第1の絶縁膜の上に形成され、金属配線を全面的に覆っていると共に外部電極の本体部の周縁部を覆っている第2の絶縁膜とを備えている。
【0018】
第2の半導体装置によると、本体部と、該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有する外部電極における本体部の周縁部は第2の絶縁膜に覆われているため、外部電極と第2の絶縁膜との密着面積が増大するので、外部電極のピール強度が向上するので、外部電極の上に設けられるバンプ又は金属ボールを介して半導体装置の外部電極とマザーボードの電極とを接続したときの接続部の強度も向上する。このため、マザーボードが曲げ変形したときに外部電極に応力が加わっても、外部電極が第1の絶縁膜から剥離する事態を防止できるので、信頼性の高い配線構造を実現することができる。
【0019】
第1又は第2の半導体装置において、半導体基板は、半導体ウエハであってもよいし、半導体ウエハから切り出された半導体チップであってもよい。
【0020】
本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に、半導体集積回路と電気的に接続される素子電極を形成する素子電極形成工程と、素子電極の上を含む半導体基板の上に、素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、第1の絶縁膜の上に、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい頂部とを有し外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極、及び素子電極と外部電極とを接続する金属配線を形成する配線パターン形成工程と、第1の絶縁膜の上に、金属配線を全面的に覆うと共に外部電極の頂部の周縁部を覆う第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程とを備えている。
【0021】
第1の半導体装置の製造方法によると、第1の絶縁膜の上に、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい頂部とを有する外部電極を形成した後、該外部電極の頂部の周縁部を第2の絶縁膜により覆うため、外部電極と第2の絶縁膜との密着面積が増大して外部電極のピール強度が向上する第1の半導体装置を形成することができる。
【0022】
また、外部電極と、素子電極と外部電極とを接続する金属配線とを同時に形成するため、工程数の増加を招くことなく外部電極のピール強度を向上させることができる。
【0023】
第1の半導体装置の製造方法において、配線パターン形成工程は、第1の絶縁膜の上に金属薄膜を形成する工程と、金属薄膜の上に、金属配線及び外部電極の本体部を形成する領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程と、金属薄膜の上に金属めっき層をレジストパターンの膜厚よりも大きい膜厚を有するように成長させることにより、第1の絶縁膜の上に外部電極の本体部及び頂部並びに金属配線を形成する工程と、レジストパターンを除去した後、金属薄膜に対して外部電極の本体部及び金属配線をマスクとしてエッチングを行なって、金属薄膜をパターン化する工程とを有していることが好ましい。
【0024】
このように、金属薄膜の上に金属配線及び外部電極の本体部を形成する領域に開口部を有するレジストパターンを形成した後、金属薄膜の上に金属めっき層をレジストパターンの膜厚よりも大きい膜厚を有するように成長させるため、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい頂部とを有する外部電極及び金属配線を簡易且つ確実に形成することができる。
【0025】
本発明に係る第2の半導体装置の製造方法は、半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に、半導体集積回路と電気的に接続される素子電極を形成する素子電極形成工程と、素子電極の上を含む半導体基板の上に、素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、第1の絶縁膜の上に、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有し外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極、及び素子電極と外部電極とを接続する金属配線を形成する配線パターン形成工程と、第1の絶縁膜の上に、金属配線を全面的に覆うと共に外部電極の本体部の周縁部を覆う第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程とを備えている。
【0026】
第2の半導体装置の製造方法によると、第1の絶縁膜の上に、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有する外部電極を形成した後、該外部電極の本体部の周縁部を第2の絶縁膜により覆うため、外部電極と第2の絶縁膜との密着面積が増大して外部電極のピール強度が向上する第2の半導体装置を形成することができる。
【0027】
また、外部電極と、素子電極と外部電極とを接続する金属配線とを同時に形成するため、工程数の増加を招くことなく外部電極のピール強度を向上させることができる。
【0028】
第2の半導体装置の製造方法において、配線パターン形成工程は、第1の絶縁膜の上に金属薄膜を形成する工程と、金属薄膜の上に、金属配線及び外部電極の本体部を形成する領域に開口部を有する第1のレジストパターンを形成する工程と、金属薄膜の上に金属めっき層を第1のレジストパターンの膜厚と同程度に成長させることにより、第1の絶縁膜の上に外部電極の本体部及び金属配線を形成する工程と、第1のレジストパターンの上に、外部電極の頂部を形成する領域に開口部を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、外部電極の本体部の上に金属めっき層を第2のレジストパターンの膜厚と同程度に成長させることにより、外部電極の本体部の上に頂部を形成する工程と、第1及び第2のレジストパターンを除去した後、金属薄膜に対して外部電極の本体部及び金属配線をマスクとしてエッチングを行なって、金属薄膜をパターン化する工程とを有していることが好ましい。
【0029】
このように、金属薄膜の上に、外部電極の本体部を形成する領域に開口部を有する第1のレジストパターンを形成した後、金属めっき層を第1のレジストパターンの膜厚と同程度に成長させ、次に、外部電極の頂部を形成する領域に開口部を有する第2のレジストパターンを形成した後、金属めっき層を第2のレジストパターンの膜厚と同程度に成長させるため、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有する外部電極を簡易且つ確実に形成することができる。
【0030】
第1又は第2の半導体装置の製造方法において、半導体基板は半導体ウエハであり、第2の絶縁膜形成工程の後に、半導体ウエハを半導体チップ毎に分離する工程をさらに備えていてもよい。
【0031】
また、第1又は第2の半導体装置の製造方法において、半導体基板は、半導体ウエハから切り出された半導体チップであってもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について、図1及び図2を参照しながら説明する。尚、図1は第1の実施形態に係る半導体装置の平面構造を示し、図1における破断線よりも上側の部分は第2の絶縁膜18を除いて示している。
【0033】
図1及び図2に示すように、トランジスタ等の半導体素子が集積されてなる半導体集積回路が形成されている半導体基板10に素子電極11が形成されており、半導体基板10の表面における素子電極11を除く領域はパッシベーション膜(図示は省略している)によって全面的に覆われている。
【0034】
尚、半導体基板10としては、半導体ウエハであってもよいし、半導体ウエハから切り出された半導体チップでもよいが、図1は半導体基板10が半導体チップである場合を示しており、素子電極11は、半導体集積回路の周縁部つまり半導体基板10の周縁部に形成されている。
【0035】
半導体基板10の上には、素子電極11と対応する部分に開口部を有する第1の絶縁膜12が形成されている。第1の絶縁膜12の上には、それぞれが例えばCu膜からなり、格子状に配置された外部電極15と、一端部が外部電極15に接続され他端部が素子電極11に向かって延びる金属配線16とが形成されており、該金属配線16の他端部と素子電極11とはコンタクト17を介して接続されている。尚、外部電極15は、半導体基板10上の半導体集積回路と外部の電子機器との間を伝送される信号の入出力端子となる。
【0036】
第1の実施形態の特徴として、外部電極15は、本体部15aと、該本体部15aの上に形成され該本体部15aよりも面積が大きい頂部15bとからなり、T字状の断面を持つネールヘッド状に形成されていると共、金属配線16は、本体部16aと、該本体部16aの上に形成され該本体部16aよりも面積が大きい頂部16bとからなり、T字状の断面を持つネールヘッド状に形成されている。
【0037】
外部電極15、金属配線16及びコンタクト17の下側には、例えば下層のTi膜と上層のCu膜との積層体からなりパターン化された金属薄膜13が形成されている。
【0038】
第1の絶縁膜12の上における外部電極15及び金属配線16が形成されていない領域は、金属配線16を溶融状態のはんだから保護する第2の絶縁膜18により覆われていると共に、該第2の絶縁膜18は外部電極15の頂部15b及び金属配線16の頂部16bの周縁部をそれぞれ覆っている。
【0039】
第1の実施形態によると、外部電極15及び金属配線16は、本体部15a、16aと該本体部15a、16aよりも面積が大きい頂部15b、16bとからなるネールヘッド状に形成されていると共に、外部電極15の頂部15bの周縁部及び金属配線16は第2の絶縁膜18により覆われているため、外部電極15及び金属配線16と第2の絶縁膜18との密着面積が増大するので、外部電極15及び金属配線16のピール強度が向上する。
【0040】
従って、外部電極15とマザーボードの電極とを、外部電極15の上に形成されるバンプ又は金属ボールを介して接続することにより、半導体装置をマザーボードに搭載したときの半導体装置とマザーボードとの接続強度が向上する。このため、マザーボードが曲げ変形したときに外部電極15又は金属配線16に応力が加わっても、外部電極15又は金属配線16が第1の絶縁膜12から剥離する事態を防止することができるので、信頼性の高い配線構造を実現することができる。
【0041】
また、外部電極15又は金属配線16に応力が加わっても、外部電極15の頂部15b又は外部配線16の頂部16bが変形することにより応力を吸収できるので、外部電極15又は金属配線16に加わる応力を緩和することができる。
【0042】
さらに、半導体装置の主面上に外部電極15が二次元的に配置されているため、狭い面積で多数の外部電極15を配置できると共に、パターニングにより形成可能な金属配線16によって外部電極15と素子電極11とを接続できるので、小型で且つ薄型であると共に多ピン化に対応できる半導体装置を実現することができる。
【0043】
以下、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図3(a)〜(d)、図4(a)〜(c)及び図5(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0044】
まず、図3(a)に示すように、半導体集積回路が形成されている半導体基板10の上に素子電極11を形成した後、従来と同様の方法により、半導体基板10の上にパッシベーション膜(図示は省略している)を全面に亘って堆積する。
【0045】
次に、素子電極11の上を含む半導体基板10の上に全面に亘って、感光性を有する液状の絶縁性材料を約10μmの厚さに塗布した後、該絶縁性材料を乾燥させることにより、図3(b)に示すように、半導体基板10の上に絶縁性材料膜12Aを形成する。
【0046】
次に、絶縁性材料膜12Aに対してマスクを介してパターン露光した後、現像することにより、図3(c)に示すように、素子電極11と対応する部分に開口部12aを有する第1の絶縁膜12を形成する。
【0047】
尚、感光性を有する絶縁性材料としては、例えばエステル結合型ポリイミド又はアクリレート系エポキシ等のポリマー等を用いることができる。
【0048】
また、絶縁性材料膜12Aの形成方法としては、塗布された液状の絶縁性材料を乾燥させる代わりに、半導体基板10の上に絶縁性のフィルムを貼着してもよい。この場合にも、絶縁性材料膜12Aに対してパターン露光を行なった後、現像することにより、素子電極11と対応する部分に開口部12aを有する第1の絶縁膜12を形成することができる。
【0049】
さらに、絶縁性材料膜12Aを構成する絶縁性材料は感光性を有していなくてもよい。この場合には、絶縁性材料膜12Aに対して、レーザー若しくはプラズマ等の機械的加工又はエッチング等の化学的加工を行なうことにより、開口部12aを有する第1の絶縁膜12を形成する。
【0050】
次に、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法又は無電解めっき法等により、図3(d)に示すように、第1の絶縁膜12の上に、例えば約0.2μmのTi膜と約0.5μmのCu膜との積層体からなる金属薄膜13Aを形成する。
【0051】
次に、金属薄膜13Aの上に例えばポジ型の感光性レジスト膜を堆積した後、該感光性レジスト膜に対してパターン露光を行ない、その後、感光性レジスト膜の露光部を除去することにより、図4(a)に示すように、金属薄膜13Aの上に、外部電極15の本体部15a、金属配線16及びコンタクト17を形成する領域に開口部を有するメッキ用のレジストパターン14を形成する。尚、ポジ型の感光性レジスト膜に代えて、ネガ型の感光性レジスト膜を用い、該感光性レジスト膜の未露光部を除去することにより、メッキ用のレジストパターン14を形成してもよい。
【0052】
次に、第1の金属膜13Aに例えばCuの電解めっきを行なうことにより、レジストパターン14よりも大きい膜厚を有するCuめっき層を形成する。この場合、Cuめっき層は、レジストパターン14の開口部において成長した後、レジストパターン14の表面よりも高く成長する際にレジストパターン14の上にも拡がるので、図4(b)に示すように、それぞれがCuめっき層からなり、本体部15aと該本体部15aよりも面積が大きい頂部15bとからなりT字状の断面を持つネールヘッド状の外部電極15(図2を参照)、本体部16aと該本体部16aよりも面積が大きい頂部16bとからなりT字状の断面を持つネールヘッド状の金属配線16(図2を参照)、及び金属配線16と素子電極11とを接続するコンタクト17が同時に形成される。
【0053】
次に、図4(c)に示すように、レジストパターン14を除去した後、図5(a)に示すように、金属薄膜13Aにおける外部電極15の本体部15a及び金属配線16から露出している部分をウェットエッチングにより除去する。この場合、エッチング液としては、Cu膜に対しては例えば塩化第二銅溶液を用いると共に、Ti膜に対しては例えばEDTA溶液を用いる。このようにしてウェットエッチングを行なうと、金属薄膜13A、外部電極15及び金属配線16はいずれもエッチングされるが、金属薄膜13Aはその膜厚が小さいため速やかに除去される。このため、外部電極15におけるレジストパターン14の上に拡がっていた部分が残存するので、外部電極15及び金属配線16のT字状の断面形状が維持されると共に、外部電極15及び金属配線16の下にパターン化された金属薄膜13が形成される。
【0054】
次に、図5(b)に示すように、第1の絶縁膜12の上に全面に亘って感光性のレジスト膜18Aを堆積した後、該レジスト膜18Aに対してフォトリソグラフィ技術を施して、図5(c)に示すように、外部電極15の頂部15bにおける周縁部を除く領域を露出させると共に、金属配線16を溶融状態のはんだから保護する第2の絶縁膜18を形成する。
【0055】
次に、図示は省略しているが、従来と同様の方法により、外部電極15の上に、Au、Cu若しくははんだ等からなり、マザーボードの電極と接続されるバンプ又は金属ボールを形成すると、第1の実施形態に係る半導体装置が得られる。
【0056】
尚、半導体基板10が半導体ウエハである場合には、第2の絶縁膜18を形成した後、ウエハ状の半導体基板10を半導体チップ毎に切り出すと第1の実施形態に係る半導体装置が得られる。
【0057】
前述の製造方法によると、金属薄膜13Aの上にメッキ用のレジストパターン14を形成した後、第1の金属膜13Aの上にレジストパターン14よりも大きい膜厚を有するCuめっき層を形成するため、本体部15aと該本体部15aよりも大きい面積を持つ頂部15bとからなる外部電極15、及び本体部16aと該本体部16bよりも大きい面積を持つ頂部16bとからなる金属配線16を確実に形成することができる。
【0058】
尚、第1の実施形態においては、外部電極15、金属配線16及びコンタクト17を構成する材料としてCu膜を用いたが、Cu膜に代えて、Cr膜、W膜、Ti/Cu膜又はNi膜等を用いてもよい。また、金属薄膜13Aと、外部電極15、金属配線16及びコンタクト17とを異なる金属材料により形成しておき、金属薄膜13Aのみを選択的にエッチングするエッチャントを用いてウェットエッチングを行なって、パターン化された金属薄膜13を形成してもよい。
【0059】
(第1の実施形態の変形例)
以下、第1の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製造方法について、図6を参照しながら説明する。
【0060】
第1の実施形態の変形例においては、図6に示すように、半導体基板10上の第1の絶縁膜12の上には、本体部15aと、該本体部15aの上に形成され該本体部15aよりも面積が大きい中間部15cと、該中間部15cの上に形成され該中間部15cよりも面積が大きい頂部15bとからなり、上側に向かうにつれて面積が段階的に大きくなる外部電極15が形成されている。尚、図示は省略しているが、外部電極15と同様、本体部と、該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい中間部と、該中間部の上に形成され該中間部よりも面積が大きい頂部とからなり、上側に向かうにつれて面積が段階的に大きくなる金属配線16が形成されている。
【0061】
また、第1の実施形態と同様、外部電極15の頂部15bの周縁部及び金属配線16は、金属配線16を溶融状態のはんだから保護する第2の絶縁膜18により覆われている。
【0062】
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法は以下の通りである。すなわち、第1の実施形態の半導体装置の製造方法と同様、第1の金属膜13AにCuの電解めっきを行なうことにより、外部電極15の本体部15a及び中間部15c、並びに金属配線16の本体部及び中間部を形成した後(尚、外部電極の中間部は第1の実施形態における外部電極の頂部に相当し、金属配線の中間部は第1の実施形態における外部電極の頂部に相当する。)、レジストパターン14の上における、外部電極15の中間部同士の間、金属配線16の中間部同士の間及び外部電極15の中間部と金属配線16の中間部との間に、各中間部と同じ高さまで他のレジストパターンを形成し、その後、外部電極15及び金属配線16の各中間部にCuの電解めっきを行なうことにより、外部電極15及び金属配線の各頂部を同時に形成する。
【0063】
第1の実施形態の変形例によると、外部電極15及び金属配線16は、本体部と、該本体部よりも面積が大きい中間部と、該中間部よりも面積が大きい頂部とからなり、上側に向かうにつれて面積が段階的に大きくなる構造を有しているため、外部電極15及び金属配線16と第2の絶縁膜18との密着面積が一層増大するので、外部電極15及び金属配線16のピール強度が一層向上する。
【0064】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について、図7及び図10(d)を参照しながら説明する。
【0065】
第1の実施形態と同様、トランジスタ等の半導体素子が集積されてなる半導体集積回路が形成された半導体基板20に素子電極21がそれぞれ形成されており、半導体基板20の表面における素子電極21を除く領域は全面に亘ってパッシベーション膜(図示は省略している)によって覆われている。尚、半導体基板20としては、半導体ウエハであってもよいし、半導体ウエハから切り出された半導体チップでもよいが、素子電極21は半導体集積回路の周縁部にそれぞれ形成されている。
【0066】
半導体基板20の上には、素子電極21と対応する部分に開口部を有する第1の絶縁膜22が形成されている。第1の絶縁膜22の上には、それぞれが例えばCu膜からなり、格子状に配置された外部電極25と、一端部が外部電極25に接続され他端部が素子電極21に向かって延びる金属配線26とが形成されており、該金属配線26の他端部と素子電極21とはコンタクト27を介して接続されている。
【0067】
第2の実施形態の特徴として、外部電極25は、本体部25aと、該本体部25aの上に形成され該本体部25aよりも面積が小さい頂部25bとからなり、断面が凸字状に形成されている。尚、第2の実施形態においては、金属配線26は、本体部のみからなり矩形状の断面を有している。
【0068】
外部電極25、金属配線26及びコンタクト27の下側には、例えば下層のTi膜と上層のCu膜との積層体からなりパターン化された金属薄膜23が形成されている。
【0069】
第1の絶縁膜22の上における外部電極25及び金属配線26が形成されていない領域は、金属配線26を溶融状態のはんだから保護する第2の絶縁膜28により覆われていると共に、該第2の絶縁膜28は外部電極25の本体部25aの周縁部及び金属配線26をそれぞれ覆っている。
【0070】
第2の実施形態によると、外部電極25は本体部25aと該本体部25aよりも面積が小さい頂部25bとからなると共に、第2の絶縁膜28が外部電極25の本体部25aの周縁部を覆っているため、外部電極25と第2の絶縁膜28との密着面積が増大すると共に外部電極25のピール強度が向上する。
【0071】
従って、外部電極25の上に設けられる例えばはんだバンプをマザーボードの電極に接続して、半導体装置をマザーボードに搭載したときの半導体装置とマザーボードとの接続強度が向上する。このため、マザーボードが曲げ変形したときに外部電極25に応力が加わっても、外部電極25が第1の絶縁膜22から剥離する事態を防止することができるので、信頼性の高い配線構造を実現することができる。
【0072】
また、半導体装置の主面上に外部電極25が二次元的に配置されているため、狭い面積で多数の外部電極25を配置できると共に、パターニングにより形成可能な金属配線26によって外部電極25とコンタクト27とを接続できるので、小型で且つ薄型であると共に多ピン化に対応できる半導体装置を実現することができる。
【0073】
以下、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図8(a)〜(d)、図9(a)〜(d)及び図10(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0074】
まず、図8(a)に示すように、半導体集積回路が形成された半導体基板20の上に素子電極21を形成した後、半導体基板20の上にパッシベーション膜(図示は省略している)を全面的に堆積する。
【0075】
次に、素子電極21の上を含む半導体基板20の上に全面に亘って、感光性を有する液状の絶縁性材料を約10μmの厚さに塗布した後、該絶縁性材料を乾燥させることにより、図8(b)に示すように、半導体基板20の上に絶縁性材料膜22Aを形成する。
【0076】
次に、絶縁性材料膜22Aに対してマスクを介してパターン露光した後、現像することにより、図8(c)に示すように、素子電極21と対応する部分に開口部22aを有する第1の絶縁膜22を形成する。
【0077】
尚、感光性を有する絶縁性材料としては、例えばエステル結合型ポリイミド又はアクリレート系エポキシ等のポリマー等を用いることができる。
【0078】
また、絶縁性材料膜22Aの形成方法としては、塗布された液状の絶縁性材料を乾燥させる代わりに、半導体基板20の上に絶縁性のフィルムを貼着してもよい。この場合にも、絶縁性材料膜22Aに対してパターン露光を行なった後、現像することにより、素子電極21と対応する部分に開口部22aを有する第1の絶縁膜22を形成することができる。
【0079】
さらに、絶縁性材料膜22Aを構成する絶縁性材料は感光性を有していなくてもよい。この場合には、絶縁性材料膜22Aに対して、レーザー若しくはプラズマ等の機械的加工又はエッチング等の化学的加工を行なうことにより、開口部22aを有する第1の絶縁膜22を形成する。
【0080】
次に、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法又は無電解めっき法等により、図8(d)に示すように、第1の絶縁膜22の上に、例えば約0.2μmのTi膜と約0.5μmのCu膜との積層体からなる金属薄膜23Aを形成する。
【0081】
次に、金属薄膜23Aの上に例えばポジ型の感光性レジスト膜を堆積した後、該感光性レジスト膜に対してパターン露光を行ない、その後、感光性レジスト膜の露光部を除去することにより、図9(a)に示すように、金属薄膜23Aの上に、外部電極25の本体部25a、金属配線26及びコンタクト27を形成する領域に開口部を有するメッキ用の第1のレジストパターン24を形成する。尚、ポジ型の感光性レジスト膜に代えて、ネガ型の感光性レジスト膜を用い、該感光性レジスト膜の未露光部を除去することにより、メッキ用の第1のレジストパターン24を形成してもよい。
【0082】
次に、第1の金属膜23Aに例えばCuの電解めっきを行なって、第1のレジストパターン24とほぼ等しい膜厚を有するCuめっき層を形成することにより、図9(b)に示すように、外部電極25の本体部25a、金属配線26及びコンタクト27を同時に形成する。
【0083】
次に、図9(c)に示すように、外部電極25の本体部25a及び金属配線26の上に、外部電極25の頂部25bを形成する領域に開口部を有する第2のレジストパターン29を形成した後、外部電極25の本体部25aに例えばCuの電解めっきを行なうことにより、図9(d)に示すように、外部電極25の本体部25aの上に該本体部25aよりも面積が小さい頂部25bを形成する。
【0084】
次に、図10(a)に示すように、第1及び第2のレジストパターン24、29を除去した後、図10(b)に示すように、金属薄膜23Aにおける外部電極25及び金属配線26から露出している部分をウェットエッチングにより除去する。この場合、エッチング液としては、Cu膜に対しては例えば塩化第二銅溶液を用いると共に、Ti膜に対しては例えばEDTA溶液を用いる。このようにしてウェットエッチングを行なうと、金属薄膜23A、外部電極25及び金属配線26はいずれもエッチングされるが、金属薄膜23Aはその膜厚が小さいため速やかに除去される。このため、外部電極25の凸字状の断面形状が維持されると共に、外部電極25及び金属配線26の下にパターン化された金属薄膜23が形成される。
【0085】
次に、図10(c)に示すように、第1の絶縁膜22の上に全面に亘って感光性のレジスト膜28Aを堆積した後、該レジスト膜28Aに対してフォトリソグラフィ技術を施して、図10(d)に示すように、外部電極25の頂部25bを露出させると共に、金属配線26を溶融状態のはんだから保護する第2の絶縁膜28を形成する。
【0086】
次に、図示は省略しているが、従来と同様の方法により、外部電極25の上に、Au、Cu若しくははんだ等からなり、マザーボードの電極と接続されるバンプ又は金属ボールを形成すると、第2の実施形態に係る半導体装置が得られる。
【0087】
尚、半導体基板20が半導体ウエハである場合には、第2の絶縁膜28を形成した後、ウエハ状の半導体基板20を半導体チップ毎に切り出すと第2の実施形態に係る半導体装置が得られる。
【0088】
前述の製造方法によると、外部電極25の本体部25aよりも小さい面積の開口部を有する第2のレジストパターン29を形成した後、外部電極25の本体部25aにCuの電解めっきを行なうため、外部電極25の本体部25aの上に該本体部25aよりも面積が小さい頂部25bを形成できるので、凸字状の断面を有する外部電極25を確実に形成することができる。
【0089】
尚、第2の実施形態においては、外部電極25、金属配線26及びコンタクト27を構成する材料としてCu膜を用いたが、Cu膜に代えて、Cr膜、W膜、Ti/Cu膜又はNi膜等を用いてもよい。また、金属薄膜23Aと、外部電極25、金属配線26及びコンタクト27とを異なる金属材料により形成しておき、金属薄膜23Aのみを選択的にエッチングするエッチャントを用いてウェットエッチングを行なって、パターン化された金属薄膜23を形成してもよい。
【0090】
【発明の効果】
第1又は第2の半導体装置によると、外部電極のピール強度が向上すると共に、外部電極の上に設けられるバンプ又は金属ボールを介して半導体装置の外部電極とマザーボードの電極とを接続したときの接続部の強度が向上するため、マザーボードが曲げ変形したときに外部電極に応力が加わっても、外部電極が第1の絶縁膜から剥離する事態を防止できるので、信頼性の高い配線構造を実現することができる。
【0091】
第1の半導体装置の製造方法によると、外部電極と第2の絶縁膜との密着面積が増大して外部電極のピール強度が向上する第1の半導体装置を形成することができ、第2の半導体装置の製造方法によると、外部電極と第2の絶縁膜との密着面積が増大して外部電極のピール強度が向上する第2の半導体装置を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る半導体装置の平面構造を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る半導体装置の断面構造を示す図である。
【図3】(a)〜(d)は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】第1の実施形態の変形例に係る半導体装置を示す断面図である。
【図7】第2の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【図8】(a)〜(d)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(d)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(d)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】従来の半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板
11 素子電極
12 第1の絶縁膜
12A 絶縁性材料膜
12a 開口部
13 パターン化された金属薄膜
13A 金属薄膜
14 レジストパターン
15 外部電極
15a 本体部
15b 頂部
15c 中間部
16 金属配線
16a 本体部
16b 頂部
17 コンタクト
18 第2の絶縁膜
18A レジスト膜
20 半導体基板
21 素子電極
22 第1の絶縁膜
22A 絶縁性材料膜
22a 開口部
23 パターン化された金属薄膜
23A 金属薄膜
24 第1のレジストパターン
25 外部電極
25a 本体部
25b 頂部
26 金属配線
27 コンタクト
28 第2の絶縁膜
29 第2のレジストパターン

Claims (8)

  1. 半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に形成され、前記半導体集積回路と電気的に接続された素子電極と、
    前記半導体基板の上に形成され、前記素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜の上に形成された本体部と、該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有し、外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極と、
    前記第1の絶縁膜の上に形成され、前記素子電極と前記外部電極とを接続する金属配線と、
    前記第1の絶縁膜の上に形成され、前記金属配線を全面的に覆っていると共に前記外部電極の前記本体部の周縁部を覆っている第2の絶縁膜とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体基板は、半導体ウエハであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板は、半導体ウエハから切り出された半導体チップであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に、前記半導体集積回路と電気的に接続される素子電極を形成する素子電極形成工程と、
    前記素子電極の上を含む前記半導体基板の上に、前記素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、
    前記第1の絶縁膜の上に、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が大きい頂部とを有し外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極、及び前記素子電極と前記外部電極とを接続する金属配線を形成する配線パターン形成工程と、
    前記第1の絶縁膜の上に、前記金属配線を全面的に覆うと共に前記外部電極の頂部の周縁部を覆う第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程とを備え
    前記配線パターン形成工程は、
    前記第1の絶縁膜の上に金属薄膜を形成する工程と、
    前記金属薄膜の上に、前記金属配線及び前記外部電極の本体部を形成する領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程と、
    前記金属薄膜の上に金属めっき層を前記レジストパターンの膜厚よりも大きい膜厚を有するように成長させることにより、前記第1の絶縁膜の上に前記外部電極の本体部及び頂部並びに前記金属配線を形成する工程と、
    前記レジストパターンを除去した後、前記金属薄膜に対して前記外部電極の本体部及び前記金属配線をマスクとしてエッチングを行なって、前記金属薄膜をパターン化する工程とを有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 半導体集積回路が形成されている半導体基板の上に、前記半導体集積回路と電気的に接続される素子電極を形成する素子電極形成工程と、
    前記素子電極の上を含む前記半導体基板の上に、前記素子電極を露出させる開口部を有する第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、
    前記第1の絶縁膜の上に、本体部と該本体部の上に形成され該本体部よりも面積が小さい頂部とを有し外部に対して信号の入出力を行なうための外部電極、及び前記素子電極と前記外部電極とを接続する金属配線を形成する配線パターン形成工程と、
    前記第1の絶縁膜の上に、前記金属配線を全面的に覆うと共に前記外部電極の本体部の周縁部を覆う第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記配線パターン形成工程は、
    前記第1の絶縁膜の上に金属薄膜を形成する工程と、
    前記金属薄膜の上に、前記金属配線及び前記外部電極の本体部を形成する領域に開口部を有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記金属薄膜の上に金属めっき層を前記第1のレジストパターンの膜厚と同程度に成長させることにより、前記第1の絶縁膜の上に前記外部電極の本体部及び前記金属配線を形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンの上に、前記外部電極の頂部を形成する領域に開口部を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記外部電極の本体部の上に金属めっき層を前記第2のレジストパターンの膜厚と同程度に成長させることにより、前記外部電極の本体部の上に前記頂部を形成する工程と、
    前記第1及び第2のレジストパターンを除去した後、前記金属薄膜に対して前記外部電極の本体部及び前記金属配線をマスクとしてエッチングを行なって、前記金属薄膜をパターン化する工程とを有していることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体基板は半導体ウエハであり、
    前記第2の絶縁膜形成工程の後に、前記半導体ウエハを半導体チップ毎に分離する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体基板は、半導体ウエハから切り出された半導体チップであることを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
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