JP3915612B2 - 走行支援情報提供装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路側から走行の支援情報(例えば、障害物情報、交差点情報など)を取得して、自車両の走行の支援情報を運転者に提供する走行支援情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平11−53695号公報に開示された「カーブ路警報装置」のように道路側の通信機から受信した走行方向前方の道路情報に基づいて、自車両の運転者に走行支援情報を提供したり、場合によっては、自動制動などの介入制御を実施する走行支援情報提供装置が提案されている。上記特開平11−53695号に記載される走行支援情報提供装置のシステムでは、見通しの悪いカーブの先の障害物の位置情報を、道路側に設置された複数の送信機から受信し、自車両の速度に応じた適切な接近距離で、警報の出力や介在制御を実施するものである。
【0003】
この従来例のような、道路側の情報を車両側の通信機で受信するシステムでは、電波の受信領域によっては、他の受信領域で用いる電波の周波数とは異なった周波数の電波で情報を提供することで、対応する道路情報だけを取得可能にしている場合がある。例えば交差点を例にとって説明すると、ある1つの車線を走行中の車両に提供する情報と、その車線に交差した交差車線を走行中の車両に提供する情報とは内容が異なっていることから、交差点で情報を送信する電波の周波数として、各車線ごとに異なった周波数を用いる必要がある。
【0004】
従って、上記のようなシステムでは、一般的に、受信すべき道路側の送信電波の周波数(以下、基準周波数と呼ぶ場合がある。)を何らかの手段によって取得し、取得した基準周波数の電波を走査しながら走行することで、前方の道路情報(走行の支援情報)を受信可能な領域に達した時点で、道路側からの支援情報を受信する方法が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何らかの理由によって道路側発信装置から受信する電波の基準周波数を取得できない場合も存在する。
例えば、道路側電波の基準周波数を、既定の周波数を有する電波の受信によって取得するようなシステムの場合を想定すると、車載されているアンテナの故障や感度不良、車両の向き等の影響により、道路側から情報を得るための基準周波数情報を受信できないことが考えられる。
【0006】
また、道路に埋設されたマーカーなどの発信装置から、道路情報を得るための基準周波数を得る方式の場合においても、車線変更や方向転換など自車両の走行パターンによっては、道路側発信装置の設置位置を通過せずに、つまり上記基準周波数を取得する前に道路情報(走行の支援情報)の受信領域に進入することも考えられる。
【0007】
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、道路情報を有する電波を受信するための通信情報を道路側設備から取得できなかった場合においても、道路情報の電波を受信可能な領域を通過する以前に、他車との通信によって基準周波数を取得することによって、自車両前方の道路情報を運転者に提供可能な走行支援情報提供装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、道路側に設置された道路側発信装置から走行支援情報を受信し、受信した走行支援情報に基づき、自車両の走行を支援する道路情報を運転者に提供する走行支援情報提供方法若しくは装置において、自車両周囲の車両からも通信手段を介して走行支援情報の一部として基準周波数情報を取得可能とし、上記道路側発信装置から受信した走行支援情報、及び自車両周囲の車両から受信した走行支援情報に基づき、自車両の走行を支援する道路情報を運転者に提供することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の効果】
何らかの要因により、道路側から通信基準情報(基準周波数等)その他の走行支援情報を得ることができなかった場合においても、先行する車両等から通信基準情報その他の走行支援情報を得ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の基本構成を説明するための概略図である。
本実施形態の走行支援情報提供装置を備えた車両には、自車両MMの走行状態検出手段30Aとして、運転者の操作量を入力するブレーキスイッチ2、アクセルペダルストロークセンサ3、方向指示器4、操舵角センサ5と、車両の運動状態を入力するヨーレートセンサ6、車両加減速度(前後G)センサ7、前後左右各輪の各車輪速センサ8を備える。これら自車両MM走行状態検出手段30Aを構成する各スイッチやセンサ等2〜8は、検出した各信号を走行支援コントローラ1に出力可能となっている。
【0011】
また、自車両MMの前側には、先行車両MSとの間での通信を行うための先行車両用の車両間通信機9が設けられ、また、自車両MMの後側には、後続車両MFとの間での通信を行うための後続車両用の車両間通信機10が設けられている。各車両間通信機9,10は、走行支援コントローラ1からの指令に基づき、走行方向で対向する車両との間の通信リンクを確立して、種々の情報の送受信を可能とする。すなわち、本実施形態では、自車両MMの前方を走行する車両MSと通信するための車両間通信機9と、自車両MMの後方を追従して走行する車両MFと通信するための車両間通信機10をともに備える構成なっている。車両間通信機9、10はそれぞれ、特定の方向(車両間通信機9は自車両MMの前方、車両間通信機10は自車両MMの後方)に向けて電波を送信し、その電波を受信可能な領域に他車が進入したことを検出することで、通信相手の車両が先行車両MSであるか後続車両MFであるかを判定する。よって、車両間通信機9、10はそれぞれ、走行車線が異なる対向車とは通信を行わないような構成となっている。車両間通信機9、10は、車両の操作量や状態量とともに、通信相手が自車両MMを特定するための車両ID情報を他車と送受信しても良い。
【0012】
また、車両には、路車間通信機11を備え、道路側に設けられた各道路側発信装置18からの情報を受信可能となっており、受信した情報を走行支援コントローラ1に出力する。
ここで、上記道路側発信装置18は、図2に示すように、基準点無線領域202に設けられた第1の道路側発信装置18Aと、基準点無線領域202よりも走行方向上流側位置である通信可能領域203に発信可能な第2の道路側発信装置18Bとから構成される。第1の道路側発信装置18Aは、通信基準情報を送信する装置である。通信基準情報としては、少なくとも第2の道路側発信装置18Bから支援情報を受信するための基準周波数を含む。また、上記通信可能領域の位置情報の基準点情報も有する。
【0013】
上記第2の道路側発信装置18Bは、道路情報検出機19が検出した対象領域(図2ではカーブ位置)の道路情報を発信する装置である。
ここで、第1の道路側発信装置18A用の基準点無線領域202と、第2の道路側発信装置18B用の通信可能領域203との2つの領域を設けているのは、次の理由による。すなわち、現在の走行車線に応じた適切な支援情報を通信可能領域203で取得するに先だって、その情報だけを取得するために必要な基準周波数などの通信基準を取得することを可能にするためである。
【0014】
また、上記車両の前側に、車間距離検出手段を構成する車間距離レーダー12が設けられ、自車両MM前方の先行車両MSや障害物までの距離を検出し、検出内容を走行支援コントローラ1に出力する。
また、自車両MMの運転者に対して自車両MMの支援情報を提供するための警報アラーム13、ディスプレイ14、及び、音声発生器15を備え、走行支援コントローラ1からの信号に基づき作動する。
【0015】
また、走行支援コントローラ1は、車輪の制動を行うブレーキアクチュエータ16や車両の加速制御を行うエンジンスロットル制御装置17に対して、それぞれ制御指令値を出力可能となっている。
上記走行支援コントローラ1は、主要構成要素として、全体の処理を制御する制御部本体1A、車両通信リンク手段1B、車両間基準情報取得手段1C、通信基準情報送信手段1D、車両間支援情報取得手段1F、車両間支援情報送信手段1E、通信基準情報取得手段1G、道路状況受信手段1H、道路情報基準点推定手段1J、動作モード判定手段1K、及び情報提供手段1Lを備える。また、各種の情報を格納する情報記憶部20が接続されている。
【0016】
車両通信リンク手段1Bは、先行車両MS及び後続車両MFとの間で通信リンクの確立処理を行う。
車両間基準情報取得手段1Cは、先行車両MSとの通信リンクが確立すると作動して、先行車両用の車両間通信機9を通じて、先行車両MSが送信した通信基準情報を取得し、情報記憶部20に格納する。
【0017】
通信基準情報送信手段1Dは、後続車両用の車両間通信機10を通じて、後続車両MFに向けて通信基準情報取得手段1Gが取得した通信基準情報を出力する。
車両間支援情報取得手段1Fは、後続車両MFとの通信リンクが確立すると作動して、後続車両用の車両間通信機10を介して後続車両MFから送信される道路情報を取得する。なお、車両間支援情報取得手段1Fは、走行車線状態などの道路状況や取得した通信基準情報に応じて、先行車両用の車両間通信機9を介して先行車両MSから送信される道路情報を取得するように構成されていても良い。
【0018】
車両間支援情報送信手段1Eは、自車両MMが取得した道路情報を、先行車両用の車両間通信機9を介して先行車両MSに送信する。なお、車両間支援情報送信手段1Eは、走行車線状態などの道路状況や取得した通信基準情報に応じて、後続車両用の車両間通信機10を介して後続車両MFに道路情報を送信するようように構成されていても良い。
【0019】
ここで、上記車両間基準情報取得手段1C、通信基準情報送信手段1D、車両間支援情報取得手段1F、及び車両間支援情報送信手段1Eは、車両間支援情報授受手段を構成する。
通信基準情報取得は、道路情報基準点無線領域を通過する際に、第1の道路側発信装置18Aから発信される通信基準情報を路車間通信機11を介して取得する。なお、通信基準情報は、道路情報を送信している区間に進入したことを走行中の車両に伝達する役割も持つ。
【0020】
道路状況受信手段1Hは、通信基準情報に含まれる基準周波数に、路車間通信機11を設定して、道路情報の通信可能領域を通過する際に第2の道路側発信装置18Bから発信される道路情報(走行の支援情報)を、路車間通信機11を介して受信、つまり道路情報の対象領域204の情報を受信する。
本実施形態では、例えば、道路情報として、領域204に存在する障害物、停止車両、および既定速度以下の低速車両(渋滞末尾を含む)の位置と移動速度を、道路情報基準点無線領域202の基準点(通常は、領域の中心点)を基準とした相対値として受信する。
【0021】
道路情報基準点推定手段1Jは、車両間基準情報取得手段1Cが通信基準情報を受信したときに作動して、当該車両間基準情報取得手段1Cが通信基準情報を受信した瞬間の先行車両MSとの車間距離を車間距離レーダーからの信号に基づき算出し、算出した車間距離及び受信した上記通信基準情報から道路情報の基準点を推定する。
【0022】
動作モード判定手段1Kは、情報提供手段1Lの一部を構成し、現在の動作モードの判定を行う。
情報提供手段1Lでは、上記受信した道路情報に基づき、警報アラーム13、ディスプレイ14、音声発生器15を通じて自車両MMの走行を支援する道路情報を運転者に提供する。また、自車両MMの走行状態及び道路情報によっては、ブレーキアクチュエータ16やエンジンスロットル制御装置17を介して介在制御を行い、つまり、自車両MMの走行を制御して障害物などを回避可能になってる。例えば、車両205が、何らかの原因で停止していたとすると、走行車両201は、受信領域203で、基準点から車両205までの距離Lob (図中206の距離)と車両205の移動速度Vob (ここでは停止車両のため値は0)を受信し、自車両MMの走行距離Loと速度Voとの関係から、充分余裕を持って車両205を回避可能な位置で、車両201の乗員に対して、停止車両の情報をディスプレイ14と音声発生器15を用いて提示する。
【0023】
すなわち、自車両MMの走行状態と路車間通信機11から入力される道路情報と照合して、障害物や急カーブの位置や状態が、自車両MMの進行に関わる対象かどうかを判断し、必要に応じて、情報提示のディスプレイ14と音声発生器15を用いて乗員に情報提示する。また、情報提示がなされたにも関わらず、適切な回避措置がとられていないと判断された場合には、警報アラーム13による警報を発令し、さらに緊急な回避動作が必要な場合には、ブレーキアクチュエータ16、エンジンスロットル制御装置17へ回避に必要な減速度にて停止する指令を発令する。
【0024】
ここで、第2の道路側発信装置18Bを通じて送信される、走行の支援情報である道路情報としては、下記のものがある。
・道路形状情報として、その道路状況が有効な区間の範囲(以下情報提供区間と呼ぶ)、情報提供区間の車線数、道路線形
・道路表面の情報として、自車両MMが走行中の車線、道路表面の滑り易さに関する情報(湿潤、乾燥、凍結、積雪など)
・障害物情報として、進行方向に存在する障害物の種別(物、車両など)、大きさ、位置
・交差点の情報として、対象とする交差点中心までの距離、交差道路の車線数、交差道路及び対向道路走行車両の位置、速度、横断歩道の位置、横断歩道上の歩行者の位置
などがあり、この内、位置や距離に関わる情報は、全て情報提供区間内の基準位置(通常は、情報提供区間の基点)を基準点としている。この位置が、図2の道路情報基準点無線領域202の基準位置に相当する。
【0025】
次に、上記各手段を含む、制御部本体1Aの処理を説明する。
この処理は、所定サンプリング時間毎に、図4及び図5に示すような処理を行う。
まず、ステップS301で、先行車両用の車両間通信機9が、先行車両MSと通信を確立していることを表す先行車両通信フラグがオンか否かを判定し、先行車両通信フラグが既にオンの場合にはステップS304へ進み、また、先行車両MSと通信を確立していない、つまり先行車両通信フラグがオフの場合にはステップS302へ移行する。
【0026】
ステップS302では、先行車両用の車両間通信機9の走査を開始し、続いてステップS303で先行車両MSから通信確立要求が来て、リンク確立が成立したか否かを判定し、リンク確立した場合にはステップS305で、先行車両MSと車両間通信を実施中であることを示す先行車両通信フラグをオンする。リンクが確立していない場合には、そのままステップS307へ進む。
【0027】
また、ステップS304へ進んだ場合には、先行車両MSとの通信が途切れている時間のタイムカウントが既定時間以上経過したかどうかを判定し、経過した場合には、車両間通信が不成立と判断して、ステップS306で先行車両通信フラグをオフにした後、ステップS307に移行する。
次のステップS307〜S312は、後続車両MFに対して、同様に車両間通信を実施中か否かを示す後続車両通信フラグのオン/オフ処理であり、ステップS301〜S306の先行車両MSを後続車両MFに置き換えた全く同様の処理である。
【0028】
すなわち、ステップS307では、後続車両用の車両間通信機10が、後続車両MFと通信を確立していることを表す後続車両通信フラグがオンか否かを判定し、後続車両通信フラグが既にオンの場合にはステップS310へ進み、また、後続車両MFと通信を確立していない、つまり後続車両通信フラグがオフの場合にはステップS308へ移行する。
【0029】
ステップS308では、後続車両用の車両間通信機10の走査を開始し、続いてステップS309で後続車両MFから通信確立要求が来て、リンク確立が成立したか否かを判定し、リンク確立した場合にはステップS311で、後続車両MFと車両間通信を実施中であることを示す後続車両通信フラグをオンする。リンクが確立していない場合には、そのままステップS313へ進む。
【0030】
また、ステップS310へ進んだ場合には、先行車両MSとの通信が途切れている時間のタイムカウントが既定時間以上経過したかどうかを判定し、経過した場合には、車両間通信が不成立と判断して、ステップS312で先行車両通信フラグをオフにして、ステップS313に移行する。
ここで、上記ステップS301〜ステップS306の処理は、先行車両MS用の車両間通信リンク手段を構成し、ステップS307〜ステップS312は、後続車両MF用の車両通信リンク手段1Bを構成する。本実施形態では、一連の処理として説明しているが、先行車両MS用車両間通信リンク手段、及び後続車両MF用車両通信リンク手段1Bを独立した処理ルーチンとし、並行して個別に処理を実行するように構成しても構わない。
【0031】
次に、ステップS313では、図2に示したような道路情報の対象となる区間を走行しているかどうかを示す道路情報対象区間フラグがオンか否かを判定し、オンの場合にはステップS314へ、オフの場合にはステップS317へ移行する。
ステップS314では、通信基準情報取得手段1G若しくは車両間基準情報取得手段1Cが取得した道路情報(通信基準情報)に基づき、基準点位置からの道路情報対象区間の長さと、基準点位置から積算した自車両MMの走行距離とを比較して、自車両MMの走行距離が区間長を越えたか否かを判定する。越えている場合にはステップS316へ、越えていない場合にはステップS315へ移行する。
【0032】
ステップS315では、道路情報対象区間の基準点位置を通過後、既定時間を経過し、かつ、道路情報を受信したことを示す道路情報受信フラグがオフか否か判定する。上記判定を満足する場合にはステップS316へ、満足しない場合にステップS325へ移行する。
また、ステップS316では、道路情報対象区間が終了したものと判断し、道路情報対象区間フラグをオフするとともに、走行支援コントローラ1で使用される各フラグを全てオフとして初期状態へ戻した後、復帰する。
【0033】
一方、ステップS317では、先行車両通信フラグがオンか否かを判定し、オンの場合にはステップS318へ、オフの場合にはステップS320へ移行する。
ステップS318では、車両間基準情報取得手段1Cが先行車両MSから通信基準情報を受信しているか否かを判定し、通信基準情報を受信している場合にはステップS319へ、通信基準情報が存在しない場合には、ステップS320へ進む。
【0034】
ここで、通信基準情報の内容としては、少なくとも当該道路情報対象区間内に設置された第2の道路側発信装置18Bで支援情報を受信する際の基準周波数、および、当該発信装置の設置位置を含む。
ステップS319では、道路情報基準点推定手段1Jが推定した道路情報基準点無線領域の推定位置を情報記憶部20に記憶する。
【0035】
ステップS320では、通信基準情報取得手段1Gが、道路情報基準点無線領域において次に来るべき道路情報の通信基準情報として、その周波数と路車間通信機11の設置位置とを受信した否かを判定し、受信した場合には、当該通信基準情報に基づき基準点の設定及び基準周波数を路車間通信機11に設定した後にステップS324へ移行し、受信していないと判定した場合には、ステップS321へ進む。
【0036】
ステップS321では、先行車両MSからの通信基準情報を記憶しているか否かを判定し、記憶している場合にはステップS322へ移行し、記憶していない場合には、処理を終了して復帰する。
ステップS322では、ステップS319で記憶した道路情報基準点無線領域の推定位置に基づき、自車両MMが道路情報基準点無線予測領域を通過したか否かを判定し、通過した場合には、ステップS323に移行し、通過していない場合には、処理を中止して復帰する。
【0037】
ステップS323では、道路側から通信基準情報を取得出来なかったと判定して、記憶していた道路情報基準点無線予測領域の開始点を基準点に設定するとともに、先行車両MSから取得した通信基準情報に基づき、道路情報を受信するための第2の道路側発信装置18Bからの電波を受信するための基準周波数を、路車間通信機11に設定してステップS324に移行する。ステップS323は、道路状況受信手段1Hの一部を構成する。
【0038】
ここで、ステップS321〜323の処理は、まずステップS317〜S319の処理によって車両間通信によって道路情報対象区間に進入することが予め判明していたにも関わらず、道路情報対象区間の基準点を通過しても、自車両MMの路車間通信機11によって通信基準情報を受信できなかった場合の処理であり、これにより、何らかの原因(妨害電波や、遮蔽物による電界強度不足など)により、道路情報基準点無線の受信に失敗した場合でも、来るべき道路情報を提供する第2の道路側発信装置18Bからの電波を受信可能となる。
【0039】
次に、ステップS324では、道路状況受信手段1Hに作動指令を出力することで、電波の走査を開始して支援情報の受信を可能とする。さらに、走行計画に関わる道路情報を受信することができる対象区間を走行中であることを示す道路情報対象区間フラグをオンにした後、ステップS325に移行する。
ステップS325では、後続車両通信フラグがオンとなっているか否かを判定し、後続車両通信フラグがオンの場合には、ステップS326に移行し、通信基準情報送信手段1Dを作動して、取得している通信基準情報を後続車両MFへ送信する。後続車両通信フラグがオンでない場合にはそのままステップS327へ進む。
【0040】
ステップS327では、図2の通信可能領域203内で、道路状況受信手段1Hが、第2の道路側発信装置18Bから道路情報(走行の支援情報)を受信しているか否かを判定し、受信している場合には、ステップS328へ進み、受信していない場合には、ステップS329へ進む。ここで、このステップS327以降の処理は、主として情報提供手段1Lを構成する。
【0041】
ステップS328では、受信した道路情報から、障害物、カーブ等の自車両MMの走行に関係のある道路情報を抽出する。
ステップS329では、ステップS328で抽出した道路情報に障害物情報が存在するかどうか判定し、存在する場合にはステップS330に移行して路車間障害物情報フラグをオンし、存在しない場合には、何もしないままステップS331へ移行する。
【0042】
ステップS331では、後続車両通信フラグがオンか否かを判定し、後続車両通信フラグがオンの場合にはステップS332へ、後続車両通信フラグがオフの場合にはステップS334へ移行する。
ステップS332では、車両間支援情報取得手段1Fが取得した、後続車両MFからの道路情報に障害物データが有るか否かを判定し、障害物データが有る場合にはステップS333へ移行し、障害物データが無い場合には、ステップS334へ移行する。
【0043】
ステップS333では、路車間障害物情報フラグがオンか否かを判定し、路車間障害物情報フラグがオンの場合には、ステップS335へ、路車間障害物情報フラグがオフの場合にはステップS336へ移行する。
また、ステップS334でも、路車間障害物情報フラグがオンか否かを判定し、路車間障害物情報フラグがオンの場合にはステップS337へ移行し、路車間障害物情報フラグがオフの場合には、ステップS342へ移行する。
【0044】
ステップS335〜337は、それぞれ障害物情報として今回新たに受信したデータを、前回記憶した障害物情報と比較し、情報検知時間が最も新しい最新の情報を、その時点での最新の障害物情報として記憶する。このうち、ステップS335では、路車間障害物データと車両間障害物データ、ステップS3336では、車両間障害物データ、ステップS337では、路車間障害物データを、それぞれ、前回記憶した障害物データと比較する。
【0045】
ステップS338では、先行車両通信フラグがオンか否かを判定し、先行車両通信フラグがオンの場合には、ステップS339へ移行して、車両間支援情報送信手段1Eによって、現在記憶している最新の障害物データを先行車両MSに向けて送信した後にステップS340へ移行する。先行車両通信フラグがオフの場合には、何もしないままステップS340へ移行する。
【0046】
ステップS340では、後述する動作モード判定手段1Kを起動して、障害物情報に応じた動作モードを判定した後、ステップS341に移行する。
S341では、ステップS340で判定した各動作モードに基づき、対象となる道路状況に応じた画像と音声を、それぞれディスプレイ14と音声発生器15へ出力して運転者に道路情報を提供すると共に、介在制御が必要と判定した場合には、動作モードに応じた指令を各アクチュエータへ出力し、復帰する。
【0047】
また、ステップS342では、自車両MMの走行に影響のある情報は無いが、道路情報提供区間内であり、注意して走行することを促す情報提示画面(例えば「急カーブ走行注意」など)を情報提示ディスプレイ14に出力する指令を出した後、処理を終了する。
次に、上記ステップS340における、障害物情報に応じた動作モード判定の具体的な処理内容を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0048】
ここでいう動作モードには、情報提供モード、警報モード、制御モードの3種類のモードを設定する。この内、情報提供モードは、対象となる道路状況に応じた画像と音声を、それぞれディスプレイ14と音声発生器15へ出力するモードである。また、警報モードは、情報提供モードの動作を継続しながら、警報アラーム13から、警報ブザーを出力するモードである。制御モードは、ディスプレイ表示と、警報アラームを継続しながら、自動制動の指令値をブレーキアクチュエータ16と、エンジンスロットル制御装置17へ出力するモードである。
【0049】
まず、ステップS401で、ステップS335〜S337で更新された障害物情報の中で、障害物の位置Xstop に、自車両MMの走行状態から停止するための必要減速度Greqを。次式で算出する。
Gref=Vo2 /(2・ Xstop)
ステップS402では、Greqが既定値Ginfo より大きいか否かを判定し、大きい場合はステップS403へ移行し、小さい場合には動作モードをセットせずに処理を終了して復帰する。
【0050】
ステップS403では、Greqが既定値Gwarn より大きいか否かを判定し、大きい場合はステップS404へ移行し、小さい場合にはステップS405に移行する、ステップS405では、動作モードを情報提供モードにセットした後、復帰する。
ステップS404では、Greqが既定値Gcont より大きいか否かを判定し、小さい場合はステップS406に移行し、また、大きい場合にはステップS407に移行する。
【0051】
ステップS406では、動作モードを警報モードにセットした後に復帰する。
また、ステップS407では、動作モードを制御モードにセットした後に復帰する。
ここで、既定値Ginfo 、Gwarn 、Gcont は、Ginfo <Gwarn <Gcont を満たし、Ginfo は一般の運転者が通常運転時に余裕を持って停止する際の減速度(例えば2m/s2 )、Gwarn は比較的急な停止が必要な状況での減速度(例えば4m/s2 )、Gcont は一般の運転者が最大力で停止する際の減速度(例えば6m/s2 )である。
【0052】
次に、上記走行支援提供装置の動作や作用・効果等について、図7のシーケンスを用いて説明する。
図7は、図2の201A、201Bに示すように、道路情報の対象区間に2台の車両A,Bが連続して進入した場合の各車両の動作を示している。
まず、車両Bは、道路情報対象区間に進入する前から、車両Aに追従走行しており、先行車両MSである車両Aとの間で車両間通信のリンクが確立する。リンク確立によって、車両Aでは、後続車両通信フラグがオンとなっており、車両Bでは、先行車両通信フラグがオンとなっている状態となる。
【0053】
車両Aが、先行して道路情報基準点無線領域202を通過して情報対象区間に進入すると、車両Aは、道路情報の通信基準情報を取得し、自車両MMの路車間通信機11の周波数の設定をするとともに、後続車両MFBに対し、当該道路情報の通信基準情報を送信する。
車両Bでは、先行車両Aからの通信基準情報を受信して当該通信基準情報を記憶すると共に、通信基準情報を受信した瞬間における、車両Aと車両Bとの間の距離から求めた当該車両Aの位置を、道路情報区間の基準点として算出して、基準点無線領域の位置を記憶する。
【0054】
そして、車両Bが基準点無線領域を通過した後、路面側からの通信基準情報の受信に失敗した場合には、車両Aから取得して記憶していた通信基準情報に基づき路車間通信機11の周波数を設定する。基準点無線領域を通過するときに路面側から通信基準情報を受信した場合には、当該路面側から取得した通信基準情報に基づいて、路車間通信機11の周波数を設定する。
【0055】
また、車両Aが、道路情報受信領域203を通過する際に、道路情報を受信し、障害物としての停止車両データが、第2の道路側発信装置18Bから車両Aに送信される。
ここで、上記処理では説明していないが、車両Aが受信した道路情報を、車両Bが道路情報受信領域203に至らなくても、車両間通信によって車両Bに送信するようにして、後続車両MFにおいて、道路側から道路情報を受信できなくても、道路情報の提供を可能としても良い。
【0056】
さらに、車両Bが道路情報受信領域203を通過した際には、もし、車両Bが道路側からの通信基準情報の受信に失敗していたとしても、車両Aとの車両間通信によって、道路情報の電波を受信可能な状態となっているので、停止車両205の位置情報を第2の道路側発信装置18Bから障害物情報を取得することができる。
ここで、車両Bは、車両Aから既に受信していた停止車両の位置情報と、自車両MMの路車間通信機11によって受信した停止車両の位置情報を比較することにより、自車両MMが停止車両の位置に到達する際に、停止車両位置がどのように変化するかを予測することも可能となる。
また、車両A−車両Bは、既に車両間通信を確立しているので、車両Bは、道路側から受信した障害物情報を、車両Aに送信する。
【0057】
車両Aは、車両Bからの情報によって、車両Bと同様に自車両MMの路車間通信機11では受信した停止車両位置情報の変化から停止車両位置の予測精度を向上させることができ、余裕を持ったタイミングで停止車両の情報を運転者に提示することが可能である。
また、車両Aは、車両Bから道路情報を受信することで、車両Aが道路情報受信領域203を通過した後に発生した障害物の情報を入手することもできる。
【0058】
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などについては、同一の符号を付して説明する。
基本構成は、上記第1実施形態と同様であるが、対象とする場面が異なる場合の例である。
すなわち、本実施形態は、図8に示すような、交差点における例であり、図8では、車両A601A、車両B601Bが走行している側の道路が被優先道路となっており、一時停止線604が存在して、一時停止義務がある場合の例である。ここでの道路情報としては、まず、道路情報基準点無線領域602を通過後、最初の道路情報無線領域603aで、一時停止線位置の情報を受信する。次に、一時停止線を含む交差点付近では、道路情報無線領域603bによって、優先道路を走行する車両情報(例えば接近車両605の速度と位置)などが送信される。
【0059】
ここで、本実施形態における車両間支援情報送信手段1Eは、後続車両MFに向けても道路情報を提供するものとする。
次に、本実施形態における走行支援コントローラ1における処理を説明する。この処理は、所定サンプリング時間毎に、図9及び図10に示すような処理を行う。
【0060】
ここで、ステップS701〜S726までの処理は、車両間通信の通信リンクを確立し、道路情報対象区間フラグをオンし、後続車両通信フラグがオンの場合に後続車両MFへ通信基準情報を送信するまでの処理であって、当該処理は、第1実施形態の処理におけるステップS301〜S326と全く同様の処理、つまり共通の処理であるので、説明を省略する。
【0061】
ここで、上記第1実施形態における走行支援コントローラ1の処理と、本第2実施形態の走行支援コントローラ1との処理の一方の処理だけを搭載しても良いし、両方の処理を搭載しても良い。両方の処理を搭載する場合には、例えば、受信した通信基準情報に基づき、基準とする道路環境を判定して処理すべきフローを選択することで、上記ステップS327〜ステップS342の処理に移行するか、後述するステップS727〜ステップS741の処理に移行するかを決定して、適切な走行支援の提供を行うようにする。
【0062】
本第2実施形態の走行支援コントローラ1の処理の説明に戻る。
ステップS727では、道路情報の受信領域内か否かを判定し、受信領域の場合には、ステップS728へ移行して、道路状況受信手段1Hが受信した道路情報から交差点に関する情報を抽出し、その後にステップS729に移行する。ステップS728以降の処理は、他車両との間の情報の送受信の処理を除き、情報提供手段1Lの処理である。
【0063】
ステップS729では、抽出された情報に一停止線情報が有るかどうか判定し、有る場合にはステップS730に移行して、一時停止線フラグをオンし、一時停止線の位置を道路情報の基準点からの距離として記憶した後に、ステップS731に移行する。
ステップS731では、一時停止線から既定距離(例えば5m)以内の位置に進んだとき、自車両MM速度Vcarが停止状態と見なせる車速Vstop (例えば5km/h )まで減速しているか否かを判定し、判定が条件を満足する場合にはステップS732へ移行し、条件を満足しない場合にはステップS739に移行する。
【0064】
ステップS732では、抽出した上記情報に接近車両605の情報が存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS735に移行し、存在しない場合には、ステップS733に移行する。
ステップS733では、先行車両通信フラグがオンか否かを判定し、オンの場合にはステップS734に移行し、オフの場合には、ステップS736に移行する。
【0065】
ステップS734では、車両間支援情報取得手段1Fが先行車両MSから取得した車両間通信データの中に、接近車両情報が存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS735に移行し、存在しない場合にはステップS736に移行する。
ステップS735では、接近車両情報として、車両の速度及び位置から自車両MMが交差点に進入することが可能では無い車両の情報を、ディスプレイ表示と、音声によって運転者に提示する。
【0066】
ステップS736では、接近車両は無いが、左右確認を促進するような注意喚起情報、例えば「左右注意!」といった語句をディスプレイ表示して、走行支援情報を運転者に提示する。
ステップS737では、後続車両通信フラグがオンか否かを判定して、オンの場合にはステップS738に移行して、車両間支援情報送信手段1Eによって後続車両MFへ接近車両情報を送信したのち処理を終了する。
【0067】
また、ステップS739では、一時停止線フラグがオンか否かを判定し、オンの場合にはステップS740に移行し、オンでない場合には、そのまま処理を終了して復帰する。
ステップS740では、現在の自車両MM速と一時停止線までの距離Lstop から、一時停止線上に停止するために必要な減速度Gstop (=Vcar2/ (2・Lstop ))を算出して、Gstop が既定値Gstop0(例えば3.0m/s2 )より大きいか否かを判定し、大きい場合には、ステップS741に移行して、一時停止線情報をディスプレイと音声によって提示し、自車両MMの走行道路が被優先であることを運転者に伝達する。一方、Gstop が既定値Gstop0(例えば3.0m/s2 )以下の場合には、処理を終了して復帰する。
【0068】
次に、本実施形態の走行支援装置の動作や作用・効果等について図11のシーケンスを参照して説明する。
本実施形態は、上記図8の道路状況の交差点に向けて車両A601Aと車両B601Bが進入してきた場合である。
車両Aと車両Bについて、車両間通信によってリンクを確立する。そして、上記第1実施形態と同様に、車両Bが道路情報の通信基準情報を受信できなかった場合でも、車両Aから取得した道路情報によって、一時停止線の情報と接近車両の情報を自車両MMによって受信可能である。
【0069】
従って、先行車両MSが交差点で先に発信し、車両間通信が解除された場合でも、自車両MMの路車間通信機11によって、接近車両情報を取得可能である。
また、車両間通信が確立している場合には、自車両MMがまだ、道路情報受信領域に到達していなくても、先行車両MSから接近車両情報を取得できるため、本実施例によれば、自車両MMの路車間通信機11のみによる道路情報受信範囲よりも広い範囲で、接近車両の情報を取得することが可能である。
【0070】
ここで、上記第1実施形態及び第2実施形態での説明から分かるように、自車両MM周囲の車両との間で車両間通信の通信リンクを確立し、後続車両通信フラグがオンの場合に後続車両MFへ通信基準情報を送信する処理は、道路環境に関係なく共通であるが、車両間での道路情報の授受や運転者に提供する道路情報の内容は、通信基準情報等に基づいて判定される道路環境(カーブ車線か交差点付近かなど)によって適切な処理を行う。すなわち、上記第1実施形態及び第2実施形態は、その道路環境の一例を示したものである。
【0071】
次に第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などついては、同一の符号を付して説明を省略する。
本第3実施形態で想定している道路状況(道路環境)は、図12に示すように、第1実施形態と同様であるが、道路情報の通信基準情報を提供する第1の道路側発信装置18Aが、道路上に設置された道路基準点マーカー(図12の1002)である点が異なる。
【0072】
そして、道路上の道路基準点マーカー1002から発信される通信基準情報を受信するための道路マーカー検出器を備えている点で、上記第1実施形態と異なる。すなわち、第1の道路側発信装置18Aからの信号を受信する装置と、第2の道路側発信装置18Bからの信号を受信する装置とが別体で構成されている例である。
【0073】
上記道路マーカー検出器は、道路基準点マーカー20を検出すると、その検出信号(通信基準情報)を走行支援コントローラ1に出力する。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。すなわち、走行支援コントローラ1の処理の説明における、道路情報基準点無線が道路基準点マーカーに変更されるだけである。
【0074】
すなわち、本実施形態の動作や作用・効果についても上記第1実施形態と同様となる。
ここで、以上説明してきた実施形態では、道路情報として、障害物情報(特に、停止車両)、交差点における一時停止線および接近車両情報の場合の例について述べたが、道路情報は、これに限定されない。道路情報として、例えば、交差点の右折待ち車両への直進車の情報や、横断歩道の歩行者の情報、また、道路表面の摩擦係数などの情報であっても良く、同様な効果が期待できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1実施形態に係る走行支援情報提供装置の基本構成を説明する図である。
【図2】本発明に基づく第1実施形態に係る路車間通信の作動条件を示す説明概略図でる。
【図3】本発明に基づく第1実施形態に係る走行支援コントローラの構成を示す図である。
【図4】本発明に基づく第1実施形態に係る走行支援コントローラの処理を説明する第1の図である。
【図5】本発明に基づく第1実施形態に係る走行支援コントローラの処理を説明する第2の図である。
【図6】本発明に基づく第1実施形態に係る動作モード判定手段を説明する図である。
【図7】本発明に基づく第1実施形態に係る動作を説明する図である。
【図8】本発明に基づく第2実施形態に係る路車間通信の作動条件を示す説明概略図でる。
【図9】本発明に基づく第2実施形態に係る走行支援コントローラの処理を説明する第1の図である。
【図10】本発明に基づく第2実施形態に係る走行支援コントローラの処理を説明する第2の図である。
【図11】本発明に基づく第2実施形態に係る動作を説明する図である。
【図12】本発明に基づく第3実施形態に係る路車間通信の作動条件を示す説明概略図でる。
【符号の説明】
1 走行支援コントローラ
1A 制御部本体
1B 車両通信リンク手段
1C 車両間基準情報取得手段(車両間支援情報授受手段)
1D 通信基準情報送信手段(車両間支援情報授受手段)
1E 車両間支援情報送信手段(車両間支援情報授受手段)
1F 車両間支援情報取得手段(車両間支援情報授受手段)
1G 通信基準情報取得手段
1H 道路状況受信手段
1J 道路情報基準点推定手段
1K 動作モード判定手段
1L 情報提供手段
2 ブレーキスイッチ
3 アクセルペダルスイッチ
4 方向指示器
5 操舵角センサ
6 ヨーレートセンサ
7 車両加速度センサ
8 車輪速センサ
9 車両間通信機
10 車両間通信機
11 路車間通信機
12 車間距離レーダー
13 警報アラーム
14 ディスプレイ
15 音声発生器
16 ブレーキアクチュエータ
17 エンジンスロットル制御装置
18 道路側発信装置
18A 第1の道路側発信装置
18B 第2の道路側発信装置
19 道路情報検出機
20 情報記憶部
30A 自車両走行状態検出手段
MM 自車両
MS 先行車両
MF 後続車両

Claims (7)

  1. 自車両の走行状態を検出する自車両走行状態検出手段と、道路側に設置された第1の道路側発信装置から、走行の支援情報を受信する際の基準となる通信基準情報を取得可能な通信基準情報取得手段と、
    道路側に設置された第2の道路側発信装置から上記通信基準情報に基づき走行の支援情報を受信可能な道路状況受信手段と、
    少なくとも上記自車両の走行状態及び受信した走行の支援情報に基づき、自車両の走行を支援する道路情報を運転者に提供する情報提供手段と備えた走行支援情報提供装置において、
    自車両周囲の車両と通信する車両間通信手段を介して自車両周囲の車両から上記通信基準情報を取得可能な車両間基準情報取得手段と、車両間基準情報取得手段が取得した通信基準情報を記憶保持する通信基準情報記憶手段と、を備え、上記道路状況受信手段は、通信基準情報受信手段若しくは車両間基準情報取得手段が取得した通信基準情報に基づき、走行の支援情報を受信し、その際に、通信基準情報取得手段が通信基準情報の取得が出来なかったかと判定すると、上記通信基準情報記憶手段に記憶した通信基準情報に基づき走行の支援情報を受信することを特徴とする走行支援情報提供装置。
  2. 上記第1の道路側発信装置と第2の道路側発信装置とは、異なる位置に配置され、自車両は、第2の道路側発信装置の設置位置よりも第1の道路側発信装置の設置位置を先に通過可能に、当該第1の道路側発信装置と第2の道路側発信装置とが配置されることを特徴とする請求項1に記載した走行支援情報提供装置。
  3. 上記通信基準情報取得手段が取得した通信基準情報を、車両間通信手段を介して、自車両周囲の車両に送信する通信基準情報送信手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した走行支援情報提供装置
  4. 上記通信基準情報送信手段は、通信基準情報を後続の車両に向けて送信することを特徴とする請求項に記載した走行支援情報提供装置。
  5. 上記通信基準情報として、少なくとも、第2の道路側発信装置から走行の支援情報を受信する際の基準となる電波の周波数を含むことを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載した走行支援情報提供装置。
  6. 自車両前方の先行車両または障害物との距離を検出する車間距離検出手段を備え、上記通信基準情報として支援情報内の位置情報の基準となる基準点情報を含み、上記車両間基準情報取得手段は、自車両前方の車両から通信基準情報を取得可能となっている請求項〜請求項のいずれかに記載した走行支援情報提供装置において、上記車両間基準情報取得手段が取得した通信基準情報、及び上記車間距離検出手段が検出した先行車との車間距離に基づき上記道路情報の基準点を推定する道路情報基準点推定手段を有することを特徴とする走行支援情報提供装置。
  7. 自車両周囲の車両から車両間通信手段を介して走行の支援情報を取得する車両間支援情報取得手段を備えることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載した走行支援情報提供装置。
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