JP3914762B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターンテーブルレスの電子レンジや電子オーブンレンジ等の加熱調理器に関し、特に食品を戴置する食品戴置台を利用して食品の重量を検出する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱調理器においては、加熱室内の調理有効スペース確保や清掃性を考慮して、食品載置台を固定した方式(従来の戴置台が回転するターンテーブル方式に対して、ターンテーブルレスと呼ぶ)の加熱調理器がある。該従来の加熱調理器では、特開2001−250672号公報に開示されているように、加熱室の上部に設置した赤外線センサにより食品載置台上の食品の温度と概略の位置を検出し、食品載置台の下部に設けたマイクロ波を撹拌する回転アンテナを回転、停止させて加熱制御を行っているものであった。
【0003】
また、特開平8−75172号公報に開示されているように加熱調理器(例えば、電子レンジ全体)を別装置となる重量検知部上に設置し、食品投入前後の加熱調理器全体の重量を検出して、その相対値(差)を食品の重量として検出し、検出した食品の重量情報を基に加熱時間を自動設定して加熱制御を行っているものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の加熱調理器において特開2001−250672号公報に示すものでは、食品の温度と位置情報検出手段に赤外線センサを用いており、検出される温度情報は食品の表面温度情報である。例えば、流動性の小さなカレーやシチューなどでは表面温度に対して内部が冷えた状態であったり、ラップで覆った食品等では、精度の高い温度情報検出が難しい場合がある。
【0005】
さらに、食品を投入した庫内温度が食品の温度と同じか、または近い場合は、赤外線センサによる食品の位置情報が正確に得られないことも懸念される。
【0006】
また、特開平8−75172号公報に示すものでは、加熱調理器本体の重量(一般的な電子レンジは約20kg)に対する加熱調理する食品の重量(パンなど軽量の食品では約50g)の比が大きく、正確な重量検出が困難である。
【0007】
さらに、重量検出時には、加熱調理器や重量検出装置に手を触れることも、食品以外の物を加熱調理器に載せることもできず、完全な非接触状態に保持しなければならないという問題があった。
【0008】
本発明は、前記課題の少なくとも一つを解決するためになされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明では、食品を収納する加熱室と、食品を加熱するマグネトロンおよび回転アンテナ等で構成した加熱手段と、前記加熱室の底部に配置され、食品を載置する食品載置台とを備えた加熱調理器において、
前記食品載置台を支持する部位に設けられ、該食品載置部に載置した食品の重量情報と位置情報の少なくともいずれか一方を検出する複数の重量検出手段と、該重量検出手段からの検出情報に基づいて前記マグネトロンおよび前記回転アンテナを制御するコントローラとを備え、前記加熱室の底部と前記食品載置部との間に生じる隙間にシール部材を配置し、該シール部材は下方に向かって開口した開口部を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、加熱調理器による本発明の一実施例を、電子レンジあるいは電子オーブンレンジを例にとって説明するが、本発明は他の加熱調理器にも適用できるものである。
【0017】
図1は本発明の一実施例である加熱室2の食品4の重量情報を検出する重量検出手段20と、その手段より得られた情報を基に、加熱調理を制御するコントローラ21を備えた電子レンジ1を示したものである。この電子レンジ1には調理する食品4を収納する加熱室2と、加熱室2の側面部(図中、右側)に機械室16が設けられている。これらの加熱室2や機械室16はキャビネット1aで覆われている。
【0018】
加熱室2は左右の側面、奥面、天井面および底面が薄板状の鋼材で一体に組み立てられた加熱室筐体12と、前面部は外部から加熱室2内の食品4が確認できると共に電磁波を外部へ透過させないようにガラスとパンチング状の小さな多数の孔を設けた薄板で構成した食品4の出し入れ用ドア(図示せず)で構成している。
【0019】
また、加熱室2の底部には食品4を載置する食品載置台3がシール部材13(図2に図示)により弾性支持されている。
【0020】
機械室16は一般的に加熱室2の側面にあり、加熱室筐体12の薄板により加熱室2と熱的、あるいは電磁波を遮断するように分離されている。また、機械室16内には食品4の加熱に必要な電磁波を発生させるマグネトロン5や加熱制御回路基板(図示せず)、冷却用のファン(図示せず)等が収納されている。
【0021】
この機械室16に備えたマグネトロン5から発生する電磁波は、導波管6を介して食品載置台3の下方より加熱室2の食品4に照射される。食品戴置台3の下部には電磁波を攪拌して食品4に照射するための回転アンテナ7が備えられている。回転アンテナ7は回転駆動手段9(回転モータ)により回転軸8を介して駆動される。前記マグネトロン5および前記回転アンテナ7を総して加熱手段17と称す。
【0022】
また、食品4の重量を検出する重量検出手段20を食品戴置台3の四隅の下部に設けている。重量検出手段20で食品戴置台3の食品4の重量情報を検出し、この情報を処理するコントローラ21に送られる。このコントローラ21はマグネトロン5や回転駆動手段9などの動作なども制御するところである。
【0023】
また、加熱室2の上部(図では右上)には、食品4の温度を検出する検温手段10と該検温手段10を任意の方向に駆動可能な駆動手段11を備えている。
【0024】
本発明は上記構成からなり、以下電子レンジ1における食品4の重量検出手段20とその構造および重量検出、位置検出方法について詳細に説明する。
【0025】
図2、図3は本発明の一実施例である食品戴置台3に載置された食品4の重量を検出する重量検出手段20の設置構造を示したものである。
【0026】
図2は加熱室筐体12部および導波管6、回転アンテナ7と重量検出手段20の設置断面図である。重量検出手段20としては食品戴置台3に載置された食品4の重量により一部の構造体、例えば食品戴置台3や加熱室筐体12の変位、変形による距離の変化分、圧力変動、構造体内部の応力や歪等を検出すると良い。
【0027】
例えば、具体的な重量検出手段20として、食品4の重量による構造体の位置(距離)の変化分を検出する静電容量式重量検出手段(20f)あるいは、光学式の光学変位式重量検出手段などを用いるとよい。
【0028】
また、食品4の重量による構造体の一部に生じる応力や歪などを検出する例えば、歪ゲージなどによる歪ゲージ式重量検出手段(20h)を用いてもよい。
【0029】
本実施例ではまず、歪ゲージ式重量検出手段20h(以下、センサと呼ぶ。)を用いた場合について説明する。加熱室筐体12は箱型形状(天井部は図示せず)をしており、加熱室筐体12の底部は平面部である底面12aと二段の段差12b、12cの構造で中央に電磁波透過と回転アンテナ7用の回転軸8が通る孔15を設けている。また、底部の外側にはマグネトロン5から電磁波を誘導する箱型状の導波管6が接合され、加熱室筐体12の底部に設けた孔15により電磁波が放射される構造となっている。
【0030】
加熱室筐体12の底部の段差12c部に回転アンテナ7が備えられており、導波管6の下部外側に備えた回転アンテナ7を回転駆動させる回転駆動手段9により回転軸8と一体に回転アンテナ7を回転させている。回転アンテナ7の上方には、四角形の平板状で材質がガラスあるいは、セラミックなどでできた電磁波を透過する食品戴置台3が加熱室筐体12の底部の第一の段差12bに、食品戴置台3の四隅に対応する位置に設けた支持部14(凸部)で支持されている。
【0031】
また、加熱室筐体12の底部と食品戴置台3の隙間29は、ユーザが加熱室2内で食品4をこぼした場合などに食品4の進入を防いだり、防水や防塵対策用にシリコンゴム等のシール部材13で食品戴置台3の全周がシールされている。食品戴置台3に載置された食品4より食品戴置台3を介して加熱室筐体12部の四隅の支持部14に食品4の重量に相当する力が加わり、加熱室筐体12部の一部に応力(僅かな変形)が生じる。この部位にセンサ20hを貼り付けておくと食品4の重量に対応した歪、応力および変形量が検出できる。
【0032】
図3はセンサ20hを設置する加熱室筐体12の底部を、食品戴置台3を外した状態で上方から見た構造図であり、食品4の重量に対応した歪、応力および変形量を高精度検出でき、さらに、出力の線形性を向上させるための構造を示した一実施例である。食品戴置台3の四隅に対応する加熱室筐体12の支持部14周辺に図に示すような切込み23を設けた。これにより支持部14の構造を片持ち梁30とした。
【0033】
図4および図5は、図3で示した食品戴置台3の四隅の支持部14の構造とセンサ20hの貼付け位置および、そのセンサ20hの食品4の重量に対応する出力信号を示したものである。図4に示すように加熱室筐体12部に切込み23を入れ、支持部14は片持ち梁30の構造としている。図の切込み23は、M字型にしているが基本的にはコの字形状でも、Uの字形状の切込みでもよい。食品戴置台3が接触する支持部14は突起状として点接触とした。言うまでもなく、支持部14は梁幅の中心である。
【0034】
支持部14に食品戴置台3を介して食品4の重量(食品4全体の分重量)が加わると、切込み23の両端部を結ぶ線上が略片持ち梁30の拘束領域となる。この線上でかつ、梁幅中心線上にセンサ20hを設置すると図5に示すように梁に作用する食品4の重量とセンサ20hからの出力(歪)の関係は線形となる。言うまでもなくセンサ20hによる出力方向は梁幅中心線方向である。
【0035】
図6、図7および図8は本発明の他の実施例である食品戴置台3に載置された食品4の重量を検出するセンサ20hの設置構造を示した断面図である。箱型形状の加熱室筐体12部の一部にセンサ20hを直接設置する方法では、例えばセンサ20hの貼付け条件が加圧、高温状態で数時間放置等の場合設置作業が困難である。そのためにセンサ20hをセンサ取付けベース25に設置した後に加熱室筐体12に取付ける方法が有効である。
【0036】
図6は食品戴置台3の設置部の四隅に支持部材孔31を設け、この支持部材孔31を通してセンサ20hを設置したセンサ取付けベース25に支持部材26から食品4の重量を伝える構造である。センサ20hを設置したセンサ取付けベース25は平板状で片側を外部から拘束し、他端で食品4の重量を支持するものである。
【0037】
図7と図8は本発明の他の実施例であるセンサ20hの設置構造を示した断面図である。図7は四角い平板状のセンサ取付けベース25にコの字形状の切込み23を入れることで片持ち梁30を内部に形成し,切込み部23の両端を結ぶ線上でかつ、梁幅中心線上にセンサ20hを貼付けた重量検出の一実施例である。
【0038】
加熱室筐体12の底部の第一の段差12b部には食品戴置台3を支持するため四隅に支持部材孔31を設け、この支持部材孔31を貫通するように棒状の支持部材26が挿入されている。さらに、加熱室筐体12の底部の段差12bには、支持部材26の動きを上下方向に規制して摺動させる摺動部材27として例えば、すべり軸受などを備えている。これにより支持部材26に斜めの力が作用した場合でも、摩擦等の影響なく強制的に上下方向に摺動でき、安定化が図れる。
【0039】
言うまでもなく、上下方向に摺動可能な構成の場合、該摺動部材27はなくてもよい。そして、支持部材26の先端がセンサ取付けベース25に設けた片持ち梁30の先端部と点接触するように加熱室筐体12部に取付けている。この支持部材26は、導波管6内の電磁波を引き寄せないように非磁性の材質で例えば、フッ素樹脂やセラミックを用いるとなおよい。
【0040】
図8は食品4のセンサ20hの設置構造として設置体積(特に薄型化)を小さく、さらに少ない部品点数の構造を図った本発明の一実施例である。四角い平板状のセンサ取付けベース25にコの字形状の切込み23を入れることで片持ち梁30を内部に形成し、切込み部23の両端を結ぶ線上でかつ、梁幅中心線上にセンサ20hを貼付けた。このセンサ取付けベース25を直接、加熱室筐体12の底部の段差12bに取付けた。加熱室筐体12の底部の段差12bには食品戴置台3を支持するため四隅に支持部材孔31を設け、この支持部材孔31部に支持部材26となる球26aをいれている。この球26aは、導波管6内の電磁波を引き寄せないように非磁性の材質で、例えばフッ素樹脂やセラミックを用いるとなおよい。この球26aは上部で食品戴置台3を支持し、下部ではセンサ取付けベース25に形成した片持ち梁30の先端部を支持している。
【0041】
すなわち、食品戴置台3にかかる食品4の重量を直接、片持ち梁30へ伝える構造である。
【0042】
次に、加熱室筐体12の底部と食品戴置台3とのシール構造について説明する。
【0043】
図9は食品戴置台3と加熱室筐体12の底部との隙間29に用いる従来のシール構造の断面であり、図10はこのシール構造による食品戴置台3の垂直方向、水平方向の剛性支持状態を示したモデルである。図ではシール部の剛性について述べるため重量検出手段20は図示せず、単なる突起状の支持構造としている。シール部材13はゴム系の弾性部材を食品戴置台3と加熱室筐体12の底部との隙間29に充填する構造である。このシール部材13により食品戴置台3は、水平方向の剛性Khと垂直方向の剛性Kvで支持されることになる。食品戴置台3に載置された食品4の重量検出には、食品4の重量が損失なく直接、食品戴置台3の支持部14に作用することが望まれる。
【0044】
しかし、前記シール部材13により、特に食品戴置台3の垂直方向の動きを拘束する垂直方向の剛性Kvの影響が生じ、シール部での力の損失によって食品戴置台3の支持部14に食品4の重量による力が直接、作用しなくなる。
【0045】
従って、図9のシール構造では食品4の重量を精度良く検出することは困難である。
【0046】
そこで、食品戴置台3の垂直方向の支持剛性Kvを極力小さくする構造について図11から図15で説明する。
【0047】
図11は食品4の重量情報を極力食品戴置台3から支持部14に伝えることが可能な本発明の一実施例であるシール構造を示したものである。加熱室筐体12の底部と食品戴置台3との隙間29に断面がCの字状の低剛性支持部材28を開口部28aが下方になるように挿入し、この状態で低剛性支持部材28の上部を除いた加熱室筐体12側と食品戴置台3側をシール部材13で接着固定した構造である。
【0048】
この構造により食品戴置台3の垂直方向の剛性は低剛性支持部材28の上部(薄い部分)のみで作用するため小さくすることができる。この低剛性支持部材28には、例えばシリコンやフッ素系のゴム等を用いると熱的な環境下でも使用が可能である。実施例ではCの字状としたが、開口部28aのない管状チューブ(図示せず)を用いてもよい。
【0049】
また、接着固定に用いるシール部材13には同様にシリコンゴム接着剤等を用いるとよい。
【0050】
図12は、加熱室筐体12の底部と食品戴置台3との隙間29を極力狭くして、この隙間29の上部にシール部材13を直接設ける構造である。隙間29部のシール部材13の断面積を小さくすることで食品戴置台3の垂直方向の剛性Kvを小さくする方法である。シール部材13の塗布時の流動性を考慮して、加熱室筐体12の底部と食品戴置台3の隙間29の寸法を決めることでシールの成形が容易となる。
【0051】
また、図12に示すように、加熱室筐体12の底面12aに段差12dを設けることでシール部材13の接着面積を大きくしている。言うまでもなく、加熱室筐体12部側に限らず、食品戴置台3側にも同様の段差(図示せず)を設けてもよいし、その両方に設けてもよい。
【0052】
図13は、加熱室筐体12の底部と食品戴置台3との隙間29に下方に開口した開口部28aを有する断面形状の低剛性支持部材28を挿入したシール部の実施例である。食品戴置台3は低剛性支持部材28の上部の断面積が小さな部分で支持するため、食品戴置台3の垂直方向の支持剛性Kvを小さくすることができる。低剛性支持部材28は、シリコンゴムやフッ素系のゴムあるいはシリコンスポンジ等の材質を用いると耐熱性に優れたシールが可能となる。
【0053】
また、低剛性支持部材28は型成形品とし、食品戴置台3あるいは加熱室筐体12部に一体成形してもよい。図示していないが食品戴置台3と食品戴置台3を加熱室筐体12に取付ける別部材を用い、食品戴置台3と別部材間に前記シールを一体成形した後、これを加熱室筐体12に取付ける構造としてもよい。
【0054】
図ではシール性を向上させるために低剛性支持部材28の上にシール部材13を覆う構成としているが、図11のように食品戴置台3側、加熱室筐体12側だけでもよい。低剛性支持部材28でシール性が確保できる場合はシール部材13を用いなくともよい。
【0055】
図14は加熱室筐体12と食品戴置台3との隙間29に平板状の低剛性支持部材28を橋渡しした構造である。加熱室筐体12側および食品戴置台3側の低剛性支持部材28の両端部はシール部材13により接着固定している。加熱室筐体12、食品戴置台3の支持部となる部位には、低剛性支持部材28の接着強度を考慮して加熱室筐体12の底面12aの段差12dと食品戴置台3側の段差3aをそれぞれ設け、接着面積を大きくしている。このような構造では食品戴置台3の上下方向の支持剛性Kvを低剛性支持部材28の厚みと幅寸法(隙間29の間隔)で容易に決定することができる。
【0056】
低剛性支持部材28はシリコンゴムやフッ素系のゴムあるいは、シリコンスポンジ等の材質を用いると耐熱性に優れたシールが可能となる。シール部材13にはシリコンあるいは、フッ素系のゴムを用いるとよい。
【0057】
図15は、加熱室筐体12の底部と食品戴置台3との隙間29に一体成形された低剛性支持部材28を用いた本発明の一実施例である。該低剛性支持部材28は図11や図13と同様に食品戴置台3の上下方向の支持剛性Kvを小さくするために下方に開口した開口部28aを有する断面形状としている。一体成形された該低剛性支持部材28は食品戴置台3の外周部にはめ込まれ、この状態で加熱室筐体12部側の底面12a部にパッキンのようにはめ込む構造である。低剛性支持部材28は、シリコンゴムやフッ素系のゴムあるいは、シリコンスポンジ等の材質を用いると耐熱性に優れたシールが可能となる。
【0058】
これらのシール構造により、食品戴置台3に載置された食品4の重量を加熱室筐体12部に備えたセンサ20hにシールの影響を極力抑えて伝えることができるため精度よい食品4の重量検出が可能となる。
【0059】
次に、静電容量の変化による静電容量式重量検出手段20fを用いた本発明の一実施例について以下説明する。図16は食品4の重量検出手段20に静電容量式を用いたものである。静電容量式重量検出手段20fの設置形態は、歪ゲージ式のセンサ20hと同様に食品戴置台3の四隅を支持する構造である。加熱室筐体12には、センサ取付けベース25を介して電極面33を有する回路基板32と電極兼用の平行ばね34が取付けられている。該電極兼用の平行ばね34は中心の四角い部分を回路基板32に備えた電極33とがほぼ同形状、同面積で、平行になるよう設置されている。センサ取付けベース25、回路基板32および加熱室筐体12には同軸上に支持部材孔31が設けられており、食品戴置台3の食品4の重量を受ける棒状の支持部材26が支持部材孔31を貫通して支持部材26の先端で平行ばね34を押し付ける構造となっている。これにより、回路基板32に備えた電極面33と平行ばね34の電極部の間隔が変化することによる静電容量の変化分を検出するものである。電子オーブンレンジ1として用いるため実際の食品4の重量はせいぜい5kg程度を想定して平行ばね34の設計を行っており、それ以上の重量が加わった場合の平行ばね34の塑性変形を防止するために、支持部材26には突起部26aを備え、加熱室筐体12あるいはセンサ取付けベース25部で強制的にそれ以上の変形が起きないようストッパー機能を備えている。
【0060】
図17は静電容量式重量検出手段20fの設置体積(特に薄型化)を小さく、さらに少ない部品点数の構造を示したものである。加熱室筐体12部に直接、電極面33を有する回路基板32と電極兼用の平行ばね34が取付けられている。該電極兼用の平行ばね34は中心の四角い部分を回路基板32に備えた電極33とがほぼ同形状、同面積で、平行になるよう設置されている。回路基板32および加熱室筐体12には同軸上に支持部材孔31が設けられており、食品戴置台3の食品4の重量を受ける支持部材26が支持部材孔31を貫通して支持部材26の先端で平行ばね34を押し付ける構造となっている。該支持部材26は、ほぼ球状としてもよい。図示していないが平行ばね34は図16と同様のものでよい。
【0061】
図18は本発明の一実施例である電子オーブンレンジ1において食品戴置台3に載置された食品4の重量と位置情報を求めるための信号処理系を説明するものである。食品戴置台3の四隅に重量検出手段20a、20b、20c、20dが備えられており、食品戴置台3の食品4の重量情報はこの四つの重量検出手段20a、20b、20c、20dで検出する。
【0062】
次に、食品4の重量の検出と、食品戴置台3における食品4の位置検出について説明する。
【0063】
食品戴置台3に載置された食品4の重量が四つの重量検出手段20a、20b、20c、20d(食品戴置台3の支持部14)に分重量として作用するとする。各重量検出手段20a、20b、20c、20dからの重量情報(加わる重量に対して線形性を持つ情報の場合、重量信号に限ることはない)の総和は食品4の食品戴置台3への搭載位置によらず一定である。すなわち、重量検出手段20a、20b、20c、20dによる重量情報出力をWa、Wb、Wc、Wdとすると、食品戴置台3の食品4の重量Wは、
重量W=(Wa+Wb+Wc+Wd)
で求めることができる。
【0064】
次に食品戴置台3での食品4の搭載位置について説明する。食品戴置台3で食品4の重心位置Oに対して食品戴置台3の各辺までの距離を図に示すようにLab、Lcd、Lad、Lbcとする。距離Lab、Lcdは図中の食品4の重心Oから左側の辺、右側の辺までの距離であり、Lad、Lbcは食品4の重心Oから上側の辺、下側の辺までの距離である。
【0065】
まず、左右方向の位置関係は、
(Wa+Wb):(Wc+Wd)=Lcd:Lab
で示すように図中の左右の重量比で求めることができる。また、上下方向の位置関係は、
(Wa+Wd):(Wb+Wc)=Lbc:Lad
となる。
【0066】
ここで、Lab+Lcd=Lx Lad+Lbc=Ly とすると
【0067】
【式1】
【0068】
【式2】
【0069】
となる。すなわち、食品戴置台3の食品4の位置を座標で表すことができる。
【0070】
このように食品戴置台3の四隅の重量検出手段20からの重量情報により食品4の重量Wと位置を検出することが可能となる。これらの処理は各重量検出手段20から情報を入力したコントローラ21で行う。
【0071】
また、食品4の重量情報より電子オーブンレンジ1内ではコントローラ21にて食品4の加熱時間を設定し、食品4の位置情報によりマグネトロン5からの電磁波を食品4に攪拌照射する回転アンテナ7の回転制御を行い、食品4が搭載されている位置に電磁波を集中照射して加熱時間を早く、無駄な空間への電磁波照射を省くことで省エネ化を図る。
【0072】
また、食品4の位置情報を基にコントローラ21にて駆動手段11を制御することで、加熱中の食品4の温度を計測する検温手段10の観測方向が定まり、食品4が搭載された位置のみを検温することで検温の応答性を向上させるとともに検温精度の向上を図る。
【0073】
食品戴置台3のシール部材13による上下方向の支持剛性Kvの影響が大きな場合は、まず、各重量検出手段20の出力を比較し、食品4の位置を推定した後に重量検出手段20の出力にシール部材13による支持剛性の影響度を補正することで食品4の重量の検出が可能となる。具体的には、シール構造のない状態での重量検出出力とシール構造がある状態での重量検出出力との比率をあらかじめデータベース化し、その比率を補正係数とするものである。
【0074】
シール構造による上下方向の支持剛性Kvが小さい場合は、食品戴置台3のどの位置に食品4を載置しても、この補正係数を用いることで補正が可能である。支持剛性Kvが大きな場合は、シール構造の有無による食品4の載置位置での補正係数をデータベース化する必要があり、この場合は前述したように食品4の位置を推定した後に該食品4の位置による補正係数を用いて重量を検出する。
【0075】
図19は、重量検出手段20を二つ用いた場合の本発明による食品4の重量検出構成を示したものである。食品戴置台3の外周部は図示していない加熱室筐体12部にシール部材13で取付けられている。
【0076】
食品戴置台3の四隅を支持部14として、食品戴置台3の2箇所の支持部14を支持部材26で受け、該支持部材26を重量検出手段20で受ける構造である。図では左右に重量検出手段20を分けた構成を示しており、それぞれの重量検出情報を総和することで食品4の重量を検出し、左右の重量検出情報の大きさで図中X方向の概略食品4の位置を検出する。
【0077】
図20は、重量検出手段20を三つ用いた場合の本発明による食品4の重量検出構成を示したものである。図19と同様に食品戴置台3の外周部は図示していない加熱室筐体12部にシール部材13で取付けられている。食品戴置台3の外周部の3箇所で支持し、直接支持からの重量情報を三つの重量検出手段20で受ける構造である。それぞれの重量検出情報を総和することで食品4の重量を検出し、三つの重量検出情報の大きさで図中X方向およびY方向の概略食品4の位置を検出する。
【0078】
図21は、一つの重量検出手段20によって食品4の重量を検出する本発明の一実施例を示したものである。図19、図20と同様に食品戴置台3の外周部は図示していない加熱室筐体12部にシール部材13で取付けられている。重量検出手段20が一つの場合は、食品戴置台3をおおむね中央で支持し、重量検出することが望ましい。これは、食品戴置台3の支持部14から食品4の位置までの距離がモーメント力となり重量検出手段20に作用するためである。
【0079】
そこで、図に示すように食品戴置台3の支持部14は、ほぼ中央の位置にした。食品戴置台3の下には導波管6が備えられており、電磁波の攪拌用のアンテナ7がある。(図1および図2参照)本発明の実施例では、回転アンテナ7の回転軸8内を食品戴置台3の支持部材26を貫通させて(図示せず)、導波管6の外側に重量検出手段20を設ける構成、あるいは図に示していないが複数の回転アンテナ7を用いることで回転アンテナ7間のスペースに重量検出手段20を設ける構成とした。これにより食品4の重量を検出することができる。
【0080】
また、一つの重量検出手段20により食品4の重量のみならず、食品4の位置を検出する本発明の一実施例を図22に示す。検出原理には静電容量式を用いており、図16に示す重量検出手段20と電極33を有した回路基板32以外は該同一構造である。回路基板32に設けた電極33は、例えば図に示すように四つの領域a1、a2、a3、a4に分割されている。
【0081】
ここで、載置された食品4の位置が食品戴置台3の支持部14に対し、大きくずれると支持部材26にはモーメント力が作用し、該支持部材26から平行ばね34に垂直な力が作用せず、平行ばね34に傾きが生じる。このため、平行ばね34中央部(電極)と回路基板32に設けた四つの電極a1、a2、a3、a4間の距離に差が生じ、静電容量が変化する。この静電容量の変化分により食品戴置台3の食品4の位置を検出する方法である。
【0082】
このように、食品載置台3を支持する部位に複数の重量検出手段20を備えることにより、食品載置台3に載置した食品4の重量情報や位置情報を検出でき、食品4の位置にマグネトロン5からの電磁波を集中的に食品4に照射できるようコントローラ21で回転アンテナ7を駆動する回転駆動手段9を制御して、食品4の加熱時間を短縮し省エネを図ることができる。
【0083】
本発明によれば、加熱室の底部と食品載置部との間に生じる隙間にシール部材を配置し、このシール部材の下方に開口部を形成したので、食品載置台の垂直方向の支持剛性を小さくすることができ、重量検出手段の検出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である重量検出手段およびその情報により食品の加熱制御を行う加熱調理器を示した図である。
【図2】 本発明の一実施例である食品の重量を検出する重量検出手段の設置構造を示した図である。
【図3】 本発明の一実施例である加熱室筐体の底部を上面から示した図である。
【図4】 本発明の一実施例である支持部の構造と重量検出手段の貼付け位置および作用を説明する図である。
【図5】 重量検出手段空の出力信号を示した図である。
【図6】 本発明の他の一実施例である食品の重量を検出する重量検出手段の設置構造の断面図である。
【図7】 本発明の一実施例である重量検出手段の断面図である。
【図8】 本発明の他の実施例である重量検出手段の断面図である。
【図9】 従来の食品戴置台のシール構造を示した断面図である。
【図10】 従来のシール部の剛性を示したモデル図である。
【図11】 本発明の一実施例であるシール構造を示した断面図である。
【図12】 本発明の他の実施例であるシール構造を示した断面図である。
【図13】 本発明の他の実施例であるシール構造を示した断面図である。
【図14】 本発明の他の実施例であるシール構造を示した断面図である。
【図15】 本発明の他の実施例であるシール構造を示した断面図である。
【図16】 本発明の他の実施例である重量検出手段の断面図である。
【図17】 本発明の他の実施例である重量検出手段の断面図である。
【図18】 本発明の一実施例である食品の重量と位置情報を求めるための信号処理系を説明する図である。
【図19】 本発明の一実施例である二つの重量検出手段による重量検出構成を示した図である。
【図20】 本発明の一実施例である三つの重量検出手段による重量検出構成を示した図である。
【図21】 本発明の一実施例である一つの重量検出手段による重量検出構成を示した図である。
【図22】 本発明の一実施例である一つの重量検出手段により食品の位置情報を検出する本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
2・・・加熱室
3・・・食品載置台
4・・・食品
5・・・マグネトロン
7・・・回転アンテナ
10・・・検温手段
12a・・底面
14・・・支持部
17・・・加熱手段
20・・・重量検出手段
20f・・静電容量式重量検出手段
20h・・歪ゲージ式重量検出手段
28a・・開口部
29・・・隙間
30・・・片持ち梁
Claims (1)
- 食品を収納する加熱室と、食品を加熱するマグネトロンおよび回転アンテナ等で構成した加熱手段と、前記加熱室の底部に配置され、食品を載置する食品載置台とを備えた加熱調理器において、
前記食品載置台を支持する部位に設けられ、該食品載置部に載置した食品の重量情報と位置情報の少なくともいずれか一方を検出する複数の重量検出手段と、該重量検出手段からの検出情報に基づいて前記マグネトロンおよび前記回転アンテナを制御するコントローラとを備え、
前記加熱室の底部と前記食品載置部との間に生じる隙間にシール部材を配置し、
該シール部材は下方に向かって開口した開口部を有することを特徴とする加熱調理器。
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