JP2004308963A - 加熱調理器 - Google Patents

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Yoshiaki Yamauchi
良明 山内
Hideyuki Kimura
秀行 木村
Satoru Sannomaru
悟 山王丸
Sei Ozawa
聖 小沢
Masaki Shimozawa
雅規 下澤
Yoshitaka Fukushi
義孝 福士
Shigehiro Ando
繁宏 安東
Toshihisa Nishino
俊久 西野
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

【課題】ターンテーブルレスの食品載置台に載置された食品の重量を検出し、加熱時間の短縮と省エネを図る加熱調理器を提供する。
【解決手段】食品4を収納する加熱室2と、食品4を加熱するマグネトロン5および回転アンテナ7等で構成した加熱手段17と、加熱室2の底部に食品載置台3を備えた加熱調理器において、前記食品載置台3は加熱室2の底部より着脱可能な構造とするとともに、該食品載置台3の下部に重量検出手段20を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターンテーブルレスの電子レンジや電子オーブンレンジ等の加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱調理器においては、加熱室内の調理有効スペース確保や清掃性を考慮して、加熱室底部にほぼ全面が有効に使えるよう四角い平板状の食品載置台を固定した方式(従来の円板型載置台が回転するターンテーブル方式に対して、ターンテーブルレス方式と呼ぶ)の加熱調理器がある。これらの加熱調理器による食品適温加熱調理には食品情報を基にした加熱制御が用いられている。該従来の加熱調理器の例として、特開2001−250672号公報に開示されているように、加熱室の上部に設置した赤外線温度センサによりターンテーブルレス方式の食品載置台上に載置した食品の温度と概略の位置を検出し、食品載置台の下部に設けたマイクロ波を撹拌する回転アンテナを回転、停止させて加熱制御を行っているものであった。
【0003】
また、特開平8−75172号公報に開示されているように加熱調理器(例えば、電子レンジ全体)を別装置となる重量検知部上に設置し、食品投入前後の加熱調理器全体の重量を検出して、その相対値(差)を食品の重量として検出し、検出した食品の重量情報を基に加熱時間を自動設定して加熱制御を行っているものであった。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−75172号公報
【特許文献2】
特開2001−250672号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の加熱調理器において特開2001−250672号公報に示すものでは、食品の温度と位置情報検出手段に赤外線温度センサを用いているため、検出される温度情報は食品の表面の赤外線(温度)情報である。例えば、流動性の小さなカレーやシチューなどでは表面温度に対して内部が冷えた状態であったり、ラップや蓋等で覆った食品、および蒸気を発生する食品等では、精度の高い温度情報検出が困難であった。
【0006】
さらに、食品を投入した庫内温度が食品の温度と同じか、または近い場合は、赤外線温度センサによる食品の初期の位置情報が正確に得られないことも懸念される。その結果、検出される温度や位置情報による加熱制御では適切な加熱調理ができないという場合があった。
【0007】
また、食品載置台は周囲を弾性部材などで支持(シール)されているため、食品載置台の取り外しができず、簡単に清掃できなく食品載置台の清掃性の問題もあった。
【0008】
特開平8−75172号公報に示すものでは、加熱調理器本体の重量(一般的な電子レンジは約20kg)に対する加熱調理する食品の重量(パンなど軽量の食品では約50g)の比が大きく、正確な重量検出が困難である。
【0009】
さらに、重量検出時には、加熱調理器や重量検出装置に手を触れることも、食品以外の物を加熱調理器に載せることもできず、完全な非接触状態に保持しなければならないという問題があった。
【0010】
本発明は、前記課題の少なくとも一つを解決するためになされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明では、食品を収納する加熱室と、食品を加熱するマグネトロンおよび回転アンテナ等で構成した加熱手段と、加熱室の底部に載置された食品載置台を備えた加熱調理器において、前記食品載置台は加熱室底部より脱着可能な構造とした。
【0012】
また、食品載置台の下部に少なくとも一つの重量検出手段を備え、この重量検出手段により食品載置台に載置した食品の重量情報が検出できることとした。
【0013】
さらに、食品載置台は、加熱室底部に設置状態で、少なくとも一つの重量検出手段で支持されることとした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、加熱調理器による本発明の一実施例を、電子レンジあるいは電子オーブンレンジ1を例にとって説明するが、本発明は他の加熱調理器にも適用できるものである。
【0015】
図1は本発明の一実施例である加熱室2の食品4の重量情報を検出する重量検出手段20と、その手段より得られた情報を基に、加熱調理を制御するコントローラ18を備えた電子レンジ1を示したものである。この電子レンジ1には調理する食品4を収納する加熱室2と、加熱室2の下部に機械室16が設けられている。これらの加熱室2や機械室16はキャビネット10で覆われている。
【0016】
加熱室2は左右の側面、奥面、天井面および底面が薄板状の鋼材で一体に組み立てられた加熱室筐体12と、前面部は外部から加熱室2内の食品4が確認できると共にマイクロ波を外部へ透過させないようにガラスとパンチング状の小さな多数の孔を設けた薄板で構成した食品4の出し入れ用ドア(図示せず)で構成している。
【0017】
また、加熱室2の底部には食品4を載置するターンテーブルレスの食品載置台3が搭載されている。本発明の食品載置台3は、図2に示すように加熱室筐体底部12aから容易に脱着可能な構造(3a)である。このため、食品4の加熱時に付着した汚れ等を、食品載置台3を容易に脱着して洗浄、清掃することが可能となる。
【0018】
機械室16は、加熱室筐体12の薄板により加熱室2と熱的、あるいはマイクロ波を遮断するように分離されている。また、機械室16内には食品4の加熱に必要なマイクロ波を発生させるマグネトロン5やマイクロ波の伝播経路となる導波管6、加熱制御回路基板(図示せず)、冷却用のファン(図示せず)等が収納されている。
【0019】
この機械室16に備えたマグネトロン5から発生するマイクロ波は、導波管6を介して食品載置台3の下方より加熱室2の食品4に照射される。食品載置台3の下部にはマイクロ波を撹拌して食品4に照射するための回転アンテナ7が備えられている。回転アンテナ7は回転駆動手段9(回転モータ)により回転アンテナ軸8を介して駆動される。前記マグネトロン5、前記導波管6および前記回転アンテナ7を総称して加熱手段17と称す。
【0020】
また、本発明では、食品4の重量を検出する複数の重量検出手段20を食品載置台3の下部に設けている。該重量検出手段20で食品載置台3の食品4の重量情報を検出し、この情報を処理するコントローラ18に送られる。このコントローラ18はマグネトロン5や回転アンテナ7の回転駆動手段9などの動作なども制御するところである。
【0021】
図3は、機械室16を加熱室2側面部に設けた本発明の他の実施例である加熱調理器(電子レンジ1)を示したものである。
【0022】
加熱室2の底部には食品4を載置するターンテーブルレスの食品載置台3が搭載されている。図1同様に、該食品載置台3は容易に脱着可能な構造である。
【0023】
機械室16は、図1に示した加熱調理器1と同様に、加熱室筐体12の薄板により加熱室2と熱的、あるいはマイクロ波を遮断するように分離されている。また、機械室16内にはマグネトロン5や導波管6、加熱制御回路基板(図示せず)、冷却用のファン(図示せず)等が収納されている。
【0024】
また、本実施例においても、食品4の重量を検出する複数の重量検出手段20を食品載置台3の下部に設けて、該重量検出手段20で食品載置台3の食品4の重量情報を検出している。
【0025】
図1、図3では示していないが、機械室16内や加熱室2上部に赤外線温度センサおよび、該赤外線温度センサの検温方向を制御する駆動機構を備え、加熱室2内をスキャンしながら食品4を検温するシステムを備えた加熱調理器(電子レンジ1)では、複数の重量検出手段20による情報を基に食品4の位置を検出し、常に食品4の位置に検温方向を向けるように前記赤外線温度センサの検温方向を制御するとよい。これにより、加熱調理過程の食品4の温度を実時間で検温することができ、重量情報と該温度情報を組み合わせることにより、より精度の高い加熱制御が可能となる。
【0026】
以下、本発明による電子レンジ1の詳細構造とその作用や、食品4の重量検出手段20とその構造ついて詳細に説明する。
【0027】
図4は、本発明の一実施例である食品情報検出システムの構成を示したものである。食品載置台3の下面に備えた重量検出手段20(以下、単にセンサと称す。)の配置を示しており、図中、食品載置台3、マグネトロン5および、導波管6は点線で示している。
【0028】
本発明は、四角い平板形状の食品載置台(以下、単にテーブルと称す。)3を図示するように3つのセンサ20a、20b、20cで支持した構造である。センサ20は、図中、テーブル3の下部左右(加熱室2前部左右)と上部中央(加熱室2後部中央)に対向する位置に加熱室筐体底部12aに設置した例である。
【0029】
加熱室2内のテーブル3上に食品4を載置する場合、単品食品4ではテーブル3中央部に、複数食品4等では中央付近で手前左右に載置する傾向があり、好ましくは前述したセンサ20配置がよい。但し、基本的にはマグネトロン5や導波管6、あるいは回転アンテナ7を部品配置上避けた配置であり、さらにテーブル3面に対してセンサ20による3つの支持点で囲まれた領域をできる限り広くするためである。該条件を満たす場合は、言うまでもなくセンサ20の設置位置はこの限りではない。
【0030】
テーブル3上の食品4載置位置がセンサ20による3つの支持点で囲まれた領域内に食品4が載置されると、該食品4の重量情報は3つのセンサ20支持部に分力として作用し、各センサ20a、20b、20cの重量情報をコントローラ18内で演算処理することで食品4重量を検出することができる。
【0031】
該演算処理は各センサ20a、20b、20cの重量情報の総和を求めることでよい。さらに、各センサ20a、20b、20cの重量割合よりテーブル3上の食品4の載置位置を求めることもできる。
【0032】
これらの食品4の重量情報や、位置情報を基に食品4の加熱制御を行う。加熱制御には、例えば食品4の重量情報を基にしたマグネトロン5のマイクロ波照射時間や出力制御、食品4の位置情報を基にした加熱室2の上部に備えた食品4の検温手段となる赤外線温度センサ(図示せず)の検温方向制御、あるいは、食品4の位置情報を基にした回転アンテナ7の回転制御などであり、全てを制御することも可能であるが、該制御のうち最低一つでもよい。
【0033】
テーブル3上の食品4の載置位置がセンサ20による3つの支持点で囲まれた領域を外れた場合、例えば図中、テーブル3の上部左右に載置されると載置食品4位置の反対側に位置するセンサ20支持部の接触状態が完全に離れることがある。この場合、テーブル3の上部左右位置に対向する加熱室筐体底部12aにテーブル3の保持部(テーブルの動きを抑制するストッパー、図示せず)を設け、大きな食品4が載置された場合は該保持部で支持するようあらかじめ隙間を持たせて備えているとよい。言うまでもなく、該保持部材はテーブル3側に備えてもよい。また、該保持部の先端部を弾性部材とするとテーブル3との接触音を防止することもできる。
【0034】
図5は、本発明の他の一実施例である食品情報検出システムの構成を示したものである。加熱室2内よりテーブル3下面に備えたセンサ20の配置を示しており、図4同様にテーブル3、マグネトロン5および、導波管6は点線で示している。
【0035】
本発明は、テーブル3を図示するように4つのセンサ20a、20b、20c、20dで支持した構造である。センサ20は、テーブル3の四隅となる下部左右と上部左右に対向する位置に加熱室筐体底部12aに設置している。
【0036】
テーブル3の四隅を支持する本発明による構造では、テーブル3上の、どの位置(全域)に食品4が載置されても、該食品4の重量は4つのセンサ20a、20b、20c、20dに作用するため、テーブル3全面が食品4載置可能である。
【0037】
その反面、テーブル3を四隅4点で支持しているために、該4つの支持点のうち一点が平面内に存在しない場合、その支持点あるいは、他の一点がテーブル3と接触せず、この部位のセンサ20の食品4重量による出力がとれなくなる。
【0038】
そのため、食品4の重量検出を目的とした4点支持構造をとった場合には、常に4つの支持点はテーブル3と接触状態なるように設定しなければならない。そこで、図示していないがテーブル3とセンサ20間の支持部材間にテーブル3重量で十分に変形する弾性部材を介すことで上記問題を解決することができる。該弾性部材は4つの支持点に設けてもよいし、1つ以上の支持点に設けてもよい。
【0039】
テーブル3上に食品4が載置されると該食品4の重量情報は4つのセンサ20支持部に分力として作用し、各センサ20a、20b、20c、20dの重量情報をコントローラ18内で演算処理することで食品4の重量を検出することができる。該演算処理は各センサ20a、20b、20c、20dの重量情報の総和を求めることでよい。
【0040】
さらに、各センサ20a、20b、20c、20dの重量割合よりテーブル3上の食品4の載置位置を求めることもできる。そして、これらの食品4の重量情報や、位置情報を基に食品4の加熱制御を行う。
【0041】
本実施例では、テーブル3上の食品4の重量検出として、4個あるいは3個のセンサ20を用いた加熱調理器について述べたが、センサ20が2個あるいは1個であっても同様に食品4の重量検出が可能である。
【0042】
図6は、本発明によるセンサ20の支持構造を断面で示したものである。加熱室筐体底部12aにはテーブル3が載置される部分に段差部12bを設けている。これにより加熱室2内における概略のテーブル3位置が決定される。
【0043】
また、この段差部12bにより加熱室筐体底部12aのテーブル3載置による凹凸を極力小さくしている。
【0044】
図4、図5で記載したようにテーブル3の外周部に3点、あるいは4点の支持点を想定し、そのテーブル3の支持点に対向する加熱室筐体底部12aに機械室16側よりセンサ取付け部材39を介してセンサ20が設置されている。センサ20を設置する加熱室筐体底部12aには、貫通孔12cが設けられており、該貫通孔12cを垂直方向に摺動可能なテーブル支持部材24が挿入されている。
【0045】
加熱室筐体底部12aの貫通孔12cには、摺動性を向上させるために滑り軸受けなどの摺動部材25を備えてもよい。該支持部材24により直接テーブル3を支持する構造である。該支持部材24はテーブル3およびテーブル3上に載置された食品4の重量情報を支持部材24を介してセンサ20部へ伝達する。
【0046】
以上の実施例では、図7に示した静電容量式センサを用いた例を搭載している。
【0047】
静電容量式センサは、図7(a)に示す薄板の金属材で作られた可動電極31兼用のセンサばね23と図7(c)に示す固定電極32とアース電極38を備え、図示していない回路部品を搭載したセンサ基板22がセンサばね23のねじ孔35とセンサ基板22のねじ孔36を用いてねじなどにより取付けられて構成されている。センサばね23部に設けた可動電極31は中央部の四角い領域で、センサ基板22に設けた固定電極32と概同形状である。
【0048】
固定電極面32と可動電面31は対向し、ほぼ平行で所定の隙間を有し、センサばね23外周部はセンサ基板22に備えたアース電極38と接するように他の固定部材にねじなどで固定されている。
【0049】
すなわち、可動電極31と固定電極32によりコンデンサを形成し、電極間の隙間の変化を静電容量として検出できる構造となっている。電極間の隙間は、センサばね23とセンサ基板22間に所定の厚みのスペーサを挿入してもよい。本実施例では、図7(a)に示したセンサばね23の梁部33に図7(b)に示すような段差部34(A−A断面)を設け、該段差34により電極間の隙間(図中に示したx)を設定している。
【0050】
ここで、本発明ではセンサ20を複数個設置するため、センサ20の大きさは小さい方が好ましい。例えば、図7(a)においてセンサばね23は25mm×25mm程度とすると板厚は0.3mmから0.5mm程度がより好ましい。また、梁の幅は2mmから4mm程度、材質はばね用ステンレス鋼(例えば、SUS301−CSP)が好ましい。
【0051】
センサ基板22に設けた固定電極部32の中央に貫通孔37を備え、図6で示した支持部材24が該貫通孔37を通りセンサばね23を押圧する。センサばね23の中央部(四角い領域でこの部分を可動電極31と言う。)に垂直な押圧が加わると四本の梁33の曲げ、ねじれ剛性により可動電極部31は概平行に移動する。押圧と可動電極31の移動量(固定電極32と可動電極31間の隙間)の関係は四本の梁33部のばね剛性により、弾性変形内であると比例の関係となる。
【0052】
すなわち、電極間の隙間の変化分(静電容量の変化)より押圧力(重量)を検出することできる。言うまでもなくセンサばね23を押圧する支持部材24は非磁性材として例えば、樹脂系やセラミックなどの材質を用いるとよい。
【0053】
また、テーブル3に過大な重量が加わった場合、センサばね23の塑性変形を防止するため、該センサばね23の弾性変形内で支持部材24が止まるように該支持部材24には外周部に突起などを設けたストッパー26構造を備えてもよい。
【0054】
実施例では、食品4の重量検出に静電容量式センサを用いて説明したが、歪ゲージを利用した荷重センサや感圧導電ゴムを利用した荷重センサ、光学式変位センサ等を用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、食品を収納する加熱室と、食品を加熱するマグネトロンおよび回転アンテナ等で構成した加熱手段と、加熱室の底部に載置された食品載置台を備えた加熱調理器において、前記食品載置台は加熱室底部より脱着可能な構造としたものである。
【0056】
また、食品載置台の下部に少なくとも一つの重量検出手段を備え、この重量検出手段により食品載置台に載置した食品の重量情報が検出できることとしたものである。
【0057】
さらに、食品載置台は、加熱室底部に設置状態で、少なくとも一つの重量検出手段で支持されるようにしたことにより加熱室内の調理有効スペースの確保や清掃性の向上を図った上で、ターンテーブルレスの食品載置台に載置された食品の重量を正確に検出することができ、自動加熱時間の設定が可能となるものである。
【0058】
また、食品載置台の食品の位置を推定することができるため、マグネトロンからの電磁波を回転アンテナ制御により食品の位置に集中加熱することが可能となる。これにより加熱時間の短縮化、省エネ化が図れるものである。
【0059】
これらの機能向上により、使い勝手がよりよくなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である重量検出手段およびその情報により食品を加熱制御する加熱調理器を示した図である。
【図2】本発明の一実施例である加熱調理器のテーブル脱着概念を示した図である。
【図3】本発明の他の一実施例である重量検出手段およびその情報により食品を加熱制御する加熱調理器を示した図である。
【図4】本発明の一実施例である食品情報検出システムの構成を示した図である。
【図5】本発明の他の一実施例である食品情報検出システムの構成を示した図である。
【図6】本発明の重量検出手段の設置構造断面を示した図である。
【図7】本発明の一実施例である重量検出手段に用いる静電容量式センサ構成図で、(a)は可動電極の構成図、(b)は(a)図のA−A部断面図、(c)は固定電極の構成図である。
【符号の説明】
2・・・加熱室
3・・・食品載置台(テーブル)
4・・・食品
5・・・マグネトロン
7・・・回転アンテナ
17・・・加熱手段
20・・・重量検出手段(センサ)

Claims (3)

  1. 食品(4)を収納する加熱室(2)と、食品(4)を加熱するマグネトロン(5)および回転アンテナ(7)等で構成した加熱手段(17)と、加熱室(2)の底部に載置された食品載置台(3)を備えた加熱調理器において、前記食品載置台(3)は加熱室(2)底部より脱着可能な構造としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 食品載置台(3)の下部に少なくとも一つの重量検出手段(20)を備え、この重量検出手段(20)により食品載置台(3)に載置した食品(4)の重量情報が検出できることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 食品載置台(3)は加熱室(2)底部に設置状態で、少なくとも一つの重量検出手段(20)で支持されることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
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