JP3914607B2 - スタッド付トラックローラ軸受 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,工作機械や産業用ロボット等において直線運動などを円滑に案内し,又,カムフオロアとして多用されるスタッド付トラックローラ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10及び図11,従来のスタッド付トラックローラ軸受の一例されている。【0003
上記スタッド付トラックローラ軸受は,スタッド1と,外輪2と,側板3と,複数のころ4と,保持器6とを備えている。スタッド1は,軸状でなり,一方の端面から順に,フランジ1a,軌道部である軌道面1b,側板嵌着部1c,取付部1d及びねじ部1eでなっている。外輪2は,一方の端部がフランジ1aで軸方向への抜け止めがなされフランジ1aの外径よりも大きく厚肉のリング状でなり,軌道面1bに対応して内周に軌道面2bが形成されスタッド1に回転自在に嵌挿されている。複数のころ4は,これら軌道面1b,2b間に転動体として介装されている。保持器6は,軌道面1b,2b間にあって,複数のころ4を互いに間隔を開けて保持している。側板3は,フランジ1aに対応して外輪2の他方の端部にあって,フランジ1aの外径と略同一外径のドーナツ板状でなり,内径部がスタッド1の側板嵌着部1cに嵌着され,フランジ1aと協働して外輪2,複数のころ4及び保持器6の軸方向への抜止めをなしている。このスタッド付トラックローラ軸受は,通常,スタッド1に対して外輪2が回転する。スタッド1には,その軸中心に略全長にわたる潤滑剤の供給孔1gが形成されており,供給孔1gから軌道面1b,取付部1dに各々通じる油孔1h及び1iが開口している。これら供給孔1g,油孔1h,1iは,潤滑剤の潤滑路をなす。そして,スタッド1の端面には,前記潤滑路に通じ潤滑剤の給油入口である給油口1nが形成され,その給油口1nに給油装置であるグリースニップル15が配設されている。ま,フランジ1a側の端面に六角穴1rが形成されている。この六角穴1rは,該軸受の取付,取り外し時にこの六角穴1rに六角レンチ等の締結用工具を挿入してスタッド1を回すためのものである。
【0004
上記スタッド付トラックローラ軸受の一般的な使用例が図12されている
【0005
上記スタッド付トラックローラ軸受は,工作機械等が備えるフレームのハウジング8に嵌挿され,このフレームのハウジング8の反対側に突き出たスタッド1のねじ部1eにばね座金10を介してナット11を螺合し,このナツト11をレンチ等にて回すか,或いは,六角穴1rに六角レンチ等の締結用工具を係合させてスタッド1を回すかして,締め付け固着する通常,外輪2の外径面が直線路の軌道又はカム機構の軌道でなるトラック13に摺接し,外輪2が回転してなり,トラック13との相対運動が行われる。上記取付け状態において,通常,グリース潤滑を行う場合は,給油装置であるグリースニップル15にグリースガン等により潤滑剤であるグリースが適宜給油されて,潤滑路内に充填され油孔1hからスタッド1及び外輪2の各軌道面1b,2b並びにころ4に供給される。
【0006
【発明が解決しようとする課題】
例えば半導体関連の製造装置等においては,小型のスタッド付トラックローラ軸受,具体的には呼び径が6mm以下のものが多く組み込まれている。このような小型のスタッド付トラックローラ軸受では,スタッド1のねじ部1eの端面に給油口1nを形成するスペースがなく,給油装置のグリースニップルが配設できず給油ができなかった。それで,潤滑が最初に軌道面に封入された潤滑剤のグリースだけで行われているのが実状である。従って,充填した潤滑剤がなくなる前に装置を分解するなどしてスタッド付トラックローラ軸受の交換が行われ,多大な時間と労力を費やすこととなっている。
【0007
この発明の目的は,上記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって,特に小型のスタッド付トラックローラ軸受において給油を可能とすることにある。
【0008
【課題を解決するための手段】
この発明は,上記目的を達成するものであり,軸状で一方の端面から順に,フランジ,外周が軌道面となる軌道部,側板嵌着部,取付部及びねじ部が形成されたスタッドと,一方の端部が前記フランジで軸方向の抜け止めがなされ前記フランジの外径よりも大きく厚肉のリング状であって前記スタッドの前記軌道面に対向して内周に軌道面が形成され且つ前記スタッドに回転自在に嵌挿された外輪と,前記軌道面間に介装された複数の転動体と,前記フランジに対向した前記外輪の他方の端部にあって前記フランジの外径と略同一の外径のドーナツ板状でなり且つ前記側板嵌着部に嵌着されて前記フランジと働して前記外輪及び前記転動体の軸方向の抜け止めをなす側板とを備え,取付け取外し時に締結用工具が係合して前記スタッドを回すための六角穴が前記一方の端面に形成されたことから成るスタッド付トラックローラ軸受において,
前記取付部の外径が6mm以下に形成され,前記六角穴の底部に前記スタッドの前記軌道面に給油するための開口孔を形成し,前記六角穴には,給油するための注射器など給油器の尖った先端を挿入して前記開口部へ給油できる空孔部を有する外形が六角形でなる給油プラグが嵌着されており,前記給油プラグは,前記スタッド付トラックローラ軸受を使用する装置へ組込み後に,前記六角穴にしまり嵌めで嵌着されていることを特徴とするスタッド付トラックローラ軸受に関する。
【0009
また,前記給油プラグは,軟質ゴム,合成ゴム,合成樹脂等の弾性体でなる。
【0010
また,前記給油プラグは,薄鋼板でなる外環に前記空孔部を有する弾性体が内包され固着している
【0011
また,前記給油プラグの前記弾性体には,前記空孔部の奥に逆止リップ及び逆止作動用空隙が設けられている。
【0012
また,前記給油プラグの前記弾性体には,前記空孔部の端部に防塵用リップが形成されている。
【0013
また,前記給油プラグには,前記給油プラグには,端部に前記六角穴の口元面取部に嵌着するためのフランジが設けられている。
【0014
また,前記給油プラグは,金属環を弾性体が覆い,前記弾性体の中央部に前記空孔部を有するものでなり,前記六角穴の底部に装着してなる。
【0015
また,前記空孔部はテーパ状の孔で端部は閉じており,給油器の尖った先端が差し込まれると開く。
【0016
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明によるスタッド付トラックローラ軸受の実施例を説明する。但し,従来のスタッド付トラックローラ軸受と同一の構造及び機能を有する部分は説明が重複するため省略し要部のみの説明とする。以下の図面において,図10に示した従来のスタッド付トラックローラ軸受と同一の構造及び機能を有する部品には同一の符号を付している。
【0017
図1はこの発明によるスタッド付トラックローラ軸受の第1実施例を示す一部断面を含む正面図である。図2は図1のスタッド付トラックローラ軸受に装着される給油プラグを示す図である。
【0018
1実施例のスタッド付トラックローラ軸受は,スタッド1のねじ部1eの端面に給油口を形成するスペースがなく,給油装置のグリースニップルが配設できない小型のもの,具体的には呼び径(スタッド1の取付部1dの外径)が略6mm以下のものにおいて,特に,スタッド1の六角穴1rの底部に潤滑路の供給孔1gに通じた開口孔1tを設け,この六角穴1rに潤滑剤を給油するための注射器など給油器24の尖った先端を挿入して前記潤滑路に給油できる給油プラグ21を配設したことに特徴を有している。前記潤滑路は,スタッド1のねじ部1eに給油口を設けるスペースがないため軸中心の略全長にわたるものでなく,軌道部のみに供給孔1gが形成され供給孔1gから軌道面1bに通じる油孔1hが開口してなっている。
【0019
ここで,図2を参照にして,給油プラグ21を説明する。(a)は給油プラグ21の縦断面図であり,(b)は(a)のA−A矢視図である。
【0020
油プラグ21は,スタッド1の六角穴1rに対応して,外形が六角形の六角柱状でなり,軟質ゴム,合成ゴム,合成樹脂等の弾性体で形成され,潤滑剤が漏れないように六角穴1rにしまり嵌めで隙間なく密着して装着されている。更に,給油プラグ21には,図2(a)に示すように,潤滑剤を給油するための注射器など給油器24の尖った先端を挿入できる空孔と,給油した潤滑剤の漏れがないように極めて小さい空孔好ましくは閉塞している空孔とでなる空孔部21aが中央部に設けられている。ま,給油プラグ21は,空孔部21aが給油器24の尖った先端を挿入するために軸方向の一端から他端に向けて漸次縮径する空孔部21aと,この空孔部21aの奥に給油した潤滑剤の漏れが無いように閉塞した空孔でなる逆止リップ21bとでなり,さらに,潤滑剤の漏れなどの内圧が加わった場合に逆止リップ21bを閉じるように作用する逆止作動用空隙21c,及び,空孔部21aの端部に空孔部21aにごみ,ほこりなどの侵入を防止するため給油器24が抜き取られた後に閉じる閉塞した空孔でなる防塵用リップ21dが設けられている。
【0021
本実施例のスタッド付トラックローラ軸受は,図12に示した使用例と同様に工作機械等に組み込まれ,工作機械等が備えるフレームのハウジング8に嵌挿され,このフレームのハウジング8の反対側に突き出たスタッド1のねじ部1eにばね座がね10を介してナット11を螺合し,このナット11をレンチ等にて回すか,或いは,六角穴1rに六角レンチ等の締結用工具を係合させてスタッド1を回すかして,締め付け固着され取付けられる。従って,通常,給油プラグ21は,スタッド付トラックローラ軸受を装置に組込み後に六角穴1rにしまり嵌めで振動等により容易に脱落することもなく装着される。
【0022
前記装着後,必要に応じて適宜,給油,例えばグリースの注入が行われる。図2の(a)に示すように,給油器24の尖った先端を空孔部21a内に差し込み,圧力を加えて注入する。前記注入されたグリースは,図1に示す開口孔1tを通して供給孔1g,油孔1hを経てスタッド1及び外輪2の各軌道面1b,2b並びにころ4に供給される。前記グリースが充填されると,給油プラグ21に形成された逆止作動用空隙21cに前記グリースの内圧が加わり,逆止リップ21bを閉じる方向の力が作用し,グリースの漏れが防止される。また,給油器24が抜き取られた後は,給油プラグ21に形成された防塵用リップ21dは閉じて空孔部21aへのごみ,ほこりなどの侵入を防止する。上述したように,本実施例のスタッド付トラックローラ軸受は,給油が可能となり,よって,潤滑剤がなくなり装置を分解して軸受自体を交換する作業は不用となり運用コストの低減に寄与する。
【0023
に,図3を参照して,このスタッド付トラックローラ軸受の第2実施例を説明する。【0024
第2実施例は,スタッド1の軸中心に略全長にわたる潤滑剤の潤滑路である供給孔1gが形成され供給孔1gから軌道面1b,取付部1dに各々通じる油孔1h及び1iが開口してなり,ねじ部1eの端面に給油装置であるグリースニップル15が配設可能な給油口を設けることができる図10で示した従来例のように中型のスタッド付トラックローラ軸受であって,図3に示すスタッド付トラックローラ軸受は,スタッド1のねじ部1eの端面の給油口1vに埋栓26を嵌合させ,特に,六角穴1rの底部に潤滑路の供給孔1gに通じた開口孔1tを設け,六角穴1rに装着した給油プラグ21から注射器など給油器24の尖った先端を挿入して給油するものでなる。従来に無く,六角穴1r側から給油できるものである。
【0025
次に,図4を参照して,このスタッド付トラックローラ軸受の第3実施例を説明する。【0026
第3実施例は,前記第2実施例の中型のスタッド付トラックローラ軸受に比較して大型のものであって,ねじ部1eの端面にも六角穴1rを設けてなり,特に,六角穴1rの底部に潤滑路の供給孔1gに通じた開口孔1tを設け,六角穴1rに装着した給油プラグ21から注射器など給油器24の尖った先端を挿入して給油するものであって,従来の給油装置を装着するための給油口を設ける必要が無く,六角穴1rから給油できるものである。
【0027
次に,図5を参照して,給油プラ一例について説明する。(a)は給油プラグ31の縦断面を示し,(b)は(a)のB−B矢視図である。
【0028
油プラグ31は,第1実施例乃至第3実施例のスタッド付トラックローラ軸受の六角穴に装着するもので,薄鋼板にプレス加工などしてなる外形が六角形にして略筒状の外環33と,外環33に内包され接着剤などで固着された軟質ゴム,その他合成ゴム,合成樹脂等でなる弾性体35とからなっている。弾性体35には,前記第1実施例の給油プラグ21と同様に,同一の作用でなる,その軸方向の一端から他端に向けて漸次縮径する空孔部35a,空孔部35aの奥に逆止リップ35c,逆止作動用空隙35d及び空孔部35aの手前端部に防塵用リップ35eが設けられている。また,外環33は,両端部が内方に張り出すツバ部33aでなり,弾性体35の抜け止めにもなっている。給油プラグ31は,外環33を備えているのでスタッド1の六角穴1rに対する嵌着が強固となり,強い振動や衝撃が加わっても脱落しにくいものとなっている。
【0029
次に,図6及び図7を参照して,給油プラグの別の例について説明する。
【0030
給油プラグ41及び給油プラグ51は,前記第1実施例及び第4実施例の給油プラグ21及び給油プラグ31に比較して,防塵用リップ21d,35e側の手前の端部である外形側にフランジ21f,33cが設けられている以外は同一の構成を有するものである。このフランジ21f,33cを設けることで,フランジ21f,33cがスタッド1の六角穴1rの口元面取部に嵌着するため給油プラグ41及び給油プラグ51が六角穴1rの中に埋没することなく,工作機械等にスタッド付トラックローラ軸受を組み込んだ後に,再び,六角穴1rに六角レンチを挿入してスタッド1を締め直す場合,フランジ21f,33cを掴んで給油プラグ41,或いは,給油プラグ51を六角穴1rから取り出し易くしている。
【0031
次に,図8及び図9を参照して,給油プラグの更に別の例について説明する。
【0032
油プラグ61は,前記第1実施例乃至第3実施例のスタッド付トラックローラ軸受の六角穴に装着するもので,特に,図8に示すようにスタッド1の六角穴1rの底部に装着するものである。
【0033
図9(a)は給油プラグ61の縦断面を示し,(b)は(a)のE−E矢視図である。給油プラグ61は,金属環63と,金属環63を覆う軟質ゴム,その他合成ゴム或いは合成樹脂等の弾性体64とからなり,外形が六角形の厚みの薄いいわゆる偏平なものとなっている。弾性体64の中央部には厚み方向の一側から他側に向かって漸次縮径するテーパ状の孔で奥の端部が閉塞してなる空孔部64aが設けられている。この空孔部64aは,奥の端部が閉塞した状態で給油器24の尖った先端が差し込まれると開き,潤滑剤の供給が行われ,給油器24が抜き去られると前記端部が閉塞して充填された潤滑剤の漏れがないように作用する。偏平な給油プラグ61は,六角穴1rの底部に装着することができるので,給油プラグ61を取り外すことなく六角穴1rに六角レンチを係合してスタッド1の締付け・緩め作業を行うことができるものである。
【0034
なお,前記各実施例では,転動体としてころ4を使用するがボールでもよい。また,前記各実施例のスタッド付トラックローラ軸受は,シール部材をもったスタッド付トラックローラ軸受でもよい。
【0035
【発明の効果】
この発明のスタッド付トラックローラ軸受及び給油プラグは,上記の構成によって,1特に小型のスタッド付トラックローラ軸受に給油することが可能となり,最初に充填した潤滑剤がなくなる前に装置を分解して軸受自体を交換する作業は不用となり運用コストの低減に寄与する。
【0036
また,中型及び大型のスタッド付トラックローラ軸受にもスタッドの六角孔からの給油が可能となっているので給油作業の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 の発明による第1実施例を示すスタッド付トラックローラ軸受の一部断面を含む正面図である。
【図2】 1のスタッド付トラックローラ軸受に配設された給油プラグの第1実施例を示す図で,(a)は縦断面図,(b)は(a)のA−A矢視図である。
【図3】 タッド付トラックローラ軸受の第2実施例を示す一部断面を含む正面図である。
【図4】 タッド付トラックローラ軸受の第3実施例を示す一部断面を含む正面図である。
【図5】 油プラグの第4実施例を示す図で,(a)は縦断面図,(b)は(a)のB−B矢視図である。
【図6】 油プラグの第5実施例を示す図で,(a)は縦断面図,(b)は(a)のC−C矢視図である。
【図7】 6と同様の他の給油プラグを示す図で,(a)は縦断面図,(b)は(a)のD−D矢視図である。
【図8】 タッド付トラックローラ軸受の第6実施例を示す一部断面を含む正面図である。
【図9】 8の給油プラグを示す図で,(a)は縦断面図,(b)は(a)のE−E矢視図である。
【図10】 来のスタッド付トラックローラ軸受の一部断面を含む正面図である。
【図11】 10のR−R矢視図である。
【図12】 10のスタッド付トラックローラ軸受をある装置に組み込んだ状態の一部断面を含む正面図である。
【符号の説明】
1 スタッド
1r (スタッド1の)六角穴
1t (前記六角穴1rの)開口孔
2 外輪
3 側板
4 ころ(転動体)
6 保持器
21,31,41,51,61 給油プラグ

Claims (8)

  1. 軸状で一方の端面から順に,フランジ,外周が軌道面となる軌道部,側板嵌着部,取付部及びねじ部が形成されたスタッドと,一方の端部が前記フランジで軸方向の抜け止めがなされ前記フランジの外径よりも大きく厚肉のリング状であって前記スタッドの前記軌道面に対向して内周に軌道面が形成され且つ前記スタッドに回転自在に嵌挿された外輪と,前記軌道面間に介装された複数の転動体と,前記フランジに対向した前記外輪の他方の端部にあって前記フランジの外径と略同一の外径のドーナツ板状でなり且つ前記側板嵌着部に嵌着されて前記フランジと働して前記外輪及び前記転動体の軸方向の抜け止めをなす側板とを備え,取付け取外し時に締結用工具が係合して前記スタッドを回すための六角穴が前記スタッドの前記一方の端面に形成されたことから成るスタッド付トラックローラ軸受において,
    前記取付部の外径が6mm以下に形成され,前記六角穴の底部に前記スタッドの前記軌道面に給油するための開口孔を形成し,前記六角穴には,給油するための注射器など給油器の尖った先端を挿入して前記開口部へ給油できる空孔部を有する外形が六角形でなる給油プラグが嵌着されており,前記給油プラグは,前記スタッド付トラックローラ軸受を使用する装置へ組込み後に,前記六角穴にしまり嵌めで嵌着されていることを特徴とするスタッド付トラックローラ軸受。
  2. 前記給油プラグは,軟質ゴム,合成ゴム,合成樹脂等の弾性体でなることを特徴とする請求項1記載のスタッド付トラックローラ軸受。
  3. 前記給油プラグは,薄鋼板でなる外環に前記空孔部を有する弾性体が内包され固着してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のスタッド付トラックローラ軸受。
  4. 前記給油プラグの前記弾性体には,前記空孔部の奥に逆止リップ及び逆止作動用空隙が設けられていることを特徴とする請求項又は請求項3に記載のスタッド付トラックローラ軸受。
  5. 前記給油プラグの前記弾性体には,前記空孔部の端部に防塵用リップが形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のスタッド付トラックローラ軸受。
  6. 前記給油プラグには,端部に前記六角穴の口元面取部に嵌着するためのフランジが設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスタッド付トラックローラ軸受。
  7. 前記給油プラグは,金属環を弾性体が覆い,前記弾性体の中央部に前記空孔部を有,前記六角穴の底部に装着してなることを特徴とする請求項2に記載のスタッド付トラックローラ軸受。
  8. 前記空孔部はテーパ状の孔で端部は閉じており,給油器の尖った先端が差し込まれると開くことを特徴とする請求項7に記載のスタッド付トラックローラ軸受。
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