JP3913853B2 - 券類処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、プリペイドカード等の券類を処理する券類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の券類処理装置はカードを投入させる投入口部を有し、この投入口部から投入された券類を内部に取り込む。内部に取り込まれたカードは印刷部へ送られて所定事項が印刷されたのち、磁気処理部へ送られて磁気処理される。この処理後、カードは逆送りされて投入口部から返却されるようになっている。
【0003】
この券類処理装置では、カードを複数枚重ねた状態での投入を防止するため、カード1枚のみの通過を許可する隙間を形成する通過規制機構が設けられている。
【0004】
投入口から1枚のみ投入されて通過規制機構を通過したカードは、投入センサにより検知され、この検知により、取込ローラが回転駆動されて内部に取り込まれる。
【0005】
また、残額不足等により、カードが複数枚投入されることがあるため、処理後においては、取込ローラが逆回転されてカードを複数枚一括して返却できるようになっている。
【0006】
カードの通過規制機構は、規制ねじと、この規制ねじに離間対向する回動自在な規制レバーとにより構成されている。規制ねじと規制レバーとの間にはカード1枚のみの通過を許可する隙間が形成されている。
【0007】
カード投入時には、カードが2枚以上重ねた状態では、規制ねじと規制レバーとの間の隙間を通過することがない。
また、カード処理後に、カードを複数枚一括して返却するときは、規制レバーがカードに押されて送出方向に回動することにより、規制ねじとの間の隙間を広げてカードを通過させるようになっている。
【0008】
ところで、カードを2枚以上重ねて投入すると、通過規制機構でカードの通過が規制されるため、ユーザは一旦、カードを投入口から抜き、再び投入しようとする(以下、抜き差し投入という)。
【0009】
この抜き差し投入時において、カードを抜く際には、カードの下面により規制レバーが力を受けて反投入方向に回転し、カードが2枚以上重なった状態でも通過可能な隙間になってしまうことがある。
【0010】
この状態で規制レバーが戻るよりも早く、再び、カードが投入された場合には、重なったまま通過規制機構の隙間を通過する。特に、2枚以上重なったカードを下側のカードを先にずらして投入した場合、抜き差し投入をすると、下側のカードは通過規制機構の隙間を通過するため、カードを抜く際に規制レバーに力をかけ続け、カードの通過が可能となる隙間が容易に形成されて通過してしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、カードが重なった状態で通過規制機構を通過しても、判断することができず、カードを重なったまま取り込んでしまい処理不能になるという不都合があった。
【0012】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、券類が投入口から重なった状態で投入された場合には、取込動作を停止させて、内部への取り込みを防止できるようにした券類処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込む取込手段と、前記投入検出手段が券類を断続的に繰り返し検出したとき、前記取込手段の取り込み動作を停止させる制御手段とを具備する。
【0015】
請求項2記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、前記取込送出手段の取込動作を停止させる制御手段とを具備し、前記通過規制手段は固定部材と、この固定部材に離間対向して正逆方向に回動する回動部材を有し、前記回動部材は前記券類の投入時には、前記固定規制部材との間に券類を1枚だけ通過させる第1の隙間を形成し、前記券類の送出時には逆方向に回動して前記第1の隙間より広い第2の隙間を形成する。
【0017】
請求項3記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、前記取込送出手段の取込動作を停止させる制御手段とを具備し、前記通過規制手段は固定部材と、この固定部材に離間対向して正逆方向に回動する回動部材を有し、前記回動部材は前記券類の投入時には、前記固定規制部材との間に券類を1枚だけ通過させる第1の隙間を形成し、前記券類の送出時には逆方向に回動して前記第1の隙間より広い第2の隙間を形成し、前記投入検出手段は、前記回動部材の回動中心からその回動端部までの距離をrとしたとき、前記回動中心からの離間距離が前記距離r以下になるように設置する。
【0018】
請求項4記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、この取込/送出手段によって取り込まれた券類を検出する取込検出手段と、前記投入検出手段が券類を検出したのち、前記取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させる制御手段とを具備し、前記通過規制手段は固定部材と、この固定部材に離間対向して正逆方向に回動する回動部材を有し、前記回動部材は前記券類の投入時には、前記固定規制部材との間に券類を1枚だけ通過させる第1の隙間を形成し、前記券類の送出時には逆方向に回動して前記第1の隙間より広い第2の隙間を形成し、前記投入検出手段は、前記回動部材の回動中心からその回動端部までの距離をrとしたとき、前記回動中心からの離間距離が前記距離r以下になるように設置される。
【0019】
請求項5記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、前記投入検出手段から券類1枚分の長さよりも券類取込方向下流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、また、前記投入検出手段と券類検出手段とが同時に券類を検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段とを具備する。
【0020】
請求項6記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、この取込/送出手段によって取り込まれた券類を検出する取込検出手段と、前記投入検出手段から券類1枚分の長さよりも券類取込方向下流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、前記投入検出手段が券類を検出したのち、前記取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したとき、また、前記投入検出手段と券類検出手段とが同時に券類を検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段とを具備する。
【0021】
請求項7記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、前記投入口から券類1枚分の長さよりも券類取込方向上流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、また、前記券類検出手段が所定時間以上継続して券類を検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段とを具備した。
【0022】
請求項8記載のものは、券類を投入させる投入口と、この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、この取込/送出手段によって取り込まれた券類を検出する取込検出手段と、前記投入口から券類1枚分の長さよりも券類取込方向上流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、前記投入検出手段が券類を検出したのち、前記取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したとき、また、前記券類検出手段が券類を所定時間以上継続して検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段とを具備する。
【0023】
本発明は投入検出手段が券類を断続的に繰り返し検出したときは、取込手段の取込動作を停止させることにより、重なった状態で券類を装置内部に取り込むことを防止できるようにする。
【0024】
また、投入検出手段が券類を検出したのち、取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したときは、取込手段の取込動作を停止させることにより、重なった状態で券類を装置内部に取り込むことを防止できるようにする。
【0025】
また、投入検出手段から券類1枚分の長さよりも券類取り込み方向下流側に券類検出手段を設け、投入検出手段と券類検出手段とが同時に券類を検出したときは、取り込み動作を停止させることにより、隙間なく連続的に投入される複数枚の券類を装置内部へ取り込むことを防止できるようにする。
【0026】
さらに、投入口から券類1枚分の長さよりも券類取り込み方向上流側に券類検出手段を設け、この券類検出手段が所定時間以上連続して券類を検出したときは、取り込み動作を停止させることにより、隙間なく連続的に投入される複数枚の券類を装置内部に取り込むことを防止できるようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す一実施の形態を参照して説明する。
図1は、券類処理装置を示す概略的構成図である。
図中1は装置本体で、この装置本体1の前面部には、券類としてのプリペードカード(以下、カードという)を投入させる投入口2が設けられている。投入口2から投入されたカードは搬送路3に沿って搬送される。
【0028】
搬送路3中にはカードの搬送方向に亘って、カード投入時における重なった状態でのカードの通過を規制する通過規制手段としての厚さ規制機構4、この厚さ規制機構4を通過したカードを取り込む取込ローラ対5、カードの返却を保留する返却保留部6、カードに情報を印刷する印刷部7、カードに情報を磁気処理する磁気処理部8、及びカードを保留する保留部9が順次、配置されている。
【0029】
図2は、厚さ規制機構4を示す詳細図である。
この厚さ規制機構4はカードの投入時にはカード1枚のみの投入を許容し、カードの返却時には複数枚重なった状態での返却を許容するものである。
【0030】
厚さ規制機構4は、固定部材としての規制ねじ11と回動部材としての規制レバー12とからなる。規制レバー12は軸13に回動自在に取り付けられ、その回動端部は規制ねじ11の下端部に所定寸法の隙間S(カード1枚分の厚さ寸法に対応)を存して設けられている。また、規制レバー12は引張りバネ14により時計方向に回動するように付勢されている。この付勢力により、規制レバー12は係止板15に当接し、その回動端部を規制ねじ11の下端部に離間対向させている。
【0031】
カードKが投入口2から挿入されると、カードKの先端は規制レバー12を時計方向に押圧する。規制レバー12は係止板15により時計方向の回転が規制されているため、カードKにより押圧されても、図示の規制位置に保持される。このため、カード挿入時には、1枚のカードKのみの通過が許容され、2枚以上のカードKを重ねて投入した場合には、カードKの先端が規制ねじ11および規制レバー12に衝突して挿入が規制されるようになっている。
【0032】
また、厚さ規制機構4のカード導入側にはカードを光学的に検出する投入検出手段としての投入センサ17が設けられている。厚さ規制機構4と取込ローラ対5との間には搬送路3を開閉するシャッタ18が設けられている。取込ローラ対5のカード排出側には取り込まれたカードを検出する取込検出手段としての取込センサ19が設けられている。
【0033】
図3はシャッタ18、取込ローラ対5の駆動制御系を示すブロック図である。投入センサ17は制御手段としての制御部21に信号路22を介して接続され、制御部21は制御回路23を介してシャッタ18の駆動部24および、取込ローラ対5の駆動部25に接続されている。
【0034】
制御部21は投入センサ17がカードを検出すると、シャッタ駆動部24、取込ローラ対駆動部25を駆動させてシャッタ18を開放するとともに、取込ローラ対5を正方向(図2に示す実線矢印方向)に回転させるようになっている。
【0035】
また、制御部21は投入センサ17がカードを断続的に繰り返し検出したときは、取込ローラ対5の回転を停止させ、さらに、投入センサ17が一定時間以上継続してカードKがあることを検出した場合には、取込ローラ対駆動部25を逆方向に回転させるようになっている。
【0036】
図4はカードKが1枚投入される状態を示すものである。
購入客がカードKを1枚投入した場合、カードKは投入センサ17で検知されて厚さ規制機構4の隙間Sを通過する。投入センサ17の検知により、投入口シャッタ18が開放されるとともに、取込ローラ5が駆動されてカードKが取り込まれる(以下、取込動作という)。
【0037】
このカードKの取り込み動作に入って、投入センサ17が一定時間以上カードKがあることを検出した場合には、制御部21はカードKが取り込むことができないと判断し、取込ローラ19を逆回転させてカードKを投入口2に排出する(以下、排出動作という)。
【0038】
図5は購入客が2枚以上のカードKを重ねて投入した場合を示す。
この場合には、カードKが規制ねじ11と規制レバー12に当接して通過できない。
【0039】
このため、顧客はカードKを一旦、抜き、再び投入しようとする(以下、抜き差し投入という)。このカードKを抜くときにカードKの下面により規制レバー12が反時計方向に力を受けて回転して隙間(第1の隙間)Sが広がり、カードKが2枚以上重ねて通過する隙間(第2の隙間)になる場合がある。
【0040】
この状態で、規制レバー12が引張りばね14の付勢力により時計方向に戻るよりも早く、再び、カードKが投入された場合、重ねたカードKが厚さ規制機構4の隙間を通過し、装置内に取り込まれてしまう。
【0041】
しかしながら、このときには、投入センサ17によりカードKの有る無しが短時間に繰り返し検出される。この検出があったときは、制御部21はカードKの抜き差し投入があったと判断し、カードKの取込ローラ対5の回転を停止させる。
【0042】
したがって、カードKの抜き差し投入により2枚以上重ねたカードKが厚さ規制機構4を通過しても内部に取り込まれることは防止される。
なお、確実にカードKの重ね投入を防止するためには、投入センサ17と厚さ規制機構4の隙間Sの位置関係が問題となる。
【0043】
カードKの端面を揃えて投入した場合に、投入センサ17によりカードKの有る無しが短時間に繰り返し変化するのを検出するためには、規制レバー12の回転中心から厚さ規制機構の隙間Sを構成する先端までの距離をrとすると、投入センサ17が厚さ規制機構11の隙間Sから投入口2側に0以上r以下の距離にあることが必要である。
【0044】
0とは重ねたカードKの先端が隙間Sで停止する位置、すなわち、投入センサ11が検知無しになり続けない位置であり、rとはカードKにより規制レバー12の回転中心と先端を結ぶ線が90°回転し、規制レバー12先端により構成される隙間Sが一番広くなることがある位置である。
【0045】
図6は、上側のカードKに対して下側のカードKが先にずれて重なった状態で投入された場合を示す。
この場合には、下側のカードKは厚さ規制機構4の隙間Sを通過し、上側のカードKが規制ねじ11に衝突したのちに、先端が隙間Sを通過している下側のカードKにより規制レバー12に下方向に力が加えられる。
【0046】
このため、規制レバー12が反時計方向に回転し、カードKが2枚以上通過する隙間に広がり、装置内に取り込まれる場合がある。
そこで、この実施の形態では、下側のカードKが投入センサ17で検知されてから取込センサ19で検知されるまでの時間により、カードKが2枚以上投入されたと判断する。
【0047】
すなわち、カードKが端面をずらして投入された場合には、1枚のカードKを投入するよりも、重ねた下側のカードKが規制レバー12を押し下げて回転させる分だけ投入するのに時間がかかるため、投入センサ17で検知されてから取込センサ19で検知されるまでの時間が長くなる。
【0048】
このように検知時間が長くなった場合には、カードKが2枚以上投入されたと判断し、カードKの取り込み動作を停止させ、内部に取り込まれるのを防止する。
【0049】
図7は本発明の第2の実施の形態を示すものである。
購入客がカードKを2枚隙間なく連続して投入した場合、カードKが2枚であると検出できずに、装置内に取り込んでしまう。
【0050】
そこで、この実施の形態では、投入センサ17からカード1枚の長さより少し長い距離、カードの取込方向下流側に券類検出手段としての検出センサ31を配置し、投入センサ17と検出センサ31が同時にカードKがあることを検出した場合には、制御部21(図3に示す)はカードが2枚取りされたと判断し、カードKの取込動作を停止するとともに、カードKの投入口2への排出動作を行うことにより、装置内部への取り込みを防止する。
【0051】
図8は本発明の第3の実施の形態を示すものである。
購入客がカードKを持ったままでカードKの先端が投入口2から入る位置、すなわち、投入口2からカード1枚分の長さよりも先の位置に券類検出手段としての検出センサ32を配置し、制御部21(図3に示す)により、カードが検出センサ32で検知されてから検知されなくなるまでの時間をカード1枚分の長さを搬送するのに必要な時間と比較する。これにより、2枚のカードが隙間なく並べて投入されたか、長さが所定寸法より長いカードが投入されたのかを判断し、この場合には、カードの取り込み動作を停止するとともに、排出動作を行うことにより、装置内部への取り込みを防止する。
【0052】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、投入検出手段を通過規制手段と投入口との間に配置し、前記投入検出手段が券類を断続的に繰り返し検出したときは、取込手段の取込動作を停止させるから、重なった状態で券類を装置内部に取り込むことがなく、誤動作の発生を未然に防止できる。
【0053】
また、投入検出手段が券類を検出したのち、取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したときは、取込手段の取込動作を停止させるから、重なった状態で券類を装置内部に取り込むことがなく、誤動作の発生を未然に防止できる。
【0054】
また、投入検出手段から券類1枚分の長さよりも券類取り込み方向下流側に券類検出手段を設け、投入検出手段と券類検出手段とが同時に券類を検出したときは、取込手段の取り込み動作を停止させるから、隙間なく連続的に投入される券類或いは所定寸法以上長い券類を装置内部へ取り込んでしまうことはなく、誤動作の発生を未然に防止できる。
【0055】
さらに、投入口から券類1枚分の長さよりも券類取り込み方向上流側に券類検出手段を設け、この券類検出手段が所定時間以上連続して券類を検出したときは、取込手段の取り込み動作を停止させるから、隙間なく連続的に投入される券類或いは所定寸法より長い券類を装置内部に取り込むことがなく、誤動作の発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である券類処理装置を示す概略的構成図。
【図2】厚さ規制機構を示す構成図。
【図3】カードの取込機構の駆動制御系を示すブロック図。
【図4】カードが一枚投入された状態を示す図。
【図5】2枚のカードがその券端を揃えて投入された状態を示す図。
【図6】2枚のカードがその券端をずらせて投入された状態を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
K…カード(券類)
2…投入口
4…厚さ規制機構(通過規制手段)
5…取込ローラ(取込手段/送出手段)
11…規定ねじ(固定部材)
12…規制レバー(回動部材)
S…隙間
17…投入センサ(投入検出手段)
19…取込センサ(取込検出手段)
21…制御部(制御手段)
31…検出センサ(券類検出手段)
32…検出センサ(券類検出手段)
Claims (8)
- 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込む取込手段と、
前記投入検出手段が券類を断続的に繰り返し検出したとき、前記取込手段の取り込み動作を停止させる制御手段と、
を具備することを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、前記取込送出手段の取込動作を停止させる制御手段と、
を具備し、
前記通過規制手段は固定部材と、この固定部材に離間対向して正逆方向に回動する回動部材を有し、
前記回動部材は前記券類の投入時には、前記固定規制部材との間に券類を1枚だけ通過させる第1の隙間を形成し、前記券類の送出時には逆方向に回動して前記第1の隙間より広い第2の隙間を形成することを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、前記取込送出手段の取込動作を停止させる制御手段と、
を具備し、
前記通過規制手段は固定部材と、この固定部材に離間対向して正逆方向に回動する回動部材を有し、
前記回動部材は前記券類の投入時には、前記固定規制部材との間に券類を1枚だけ通過させる第1の隙間を形成し、前記券類の送出時には逆方向に回動して前記第1の隙間より広い第2の隙間を形成し、
前記投入検出手段は、前記回動部材の回動中心からその回動端部までの距離をrとしたとき、前記回動中心からの離間距離が前記距離r以下になるように設置されたことを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
この取込/送出手段によって取り込まれた券類を検出する取込検出手段と、
前記投入検出手段が券類を検出したのち、前記取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させる制御手段と、
を具備し、
前記通過規制手段は固定部材と、この固定部材に離間対向して正逆方向に回動する回動部材を有し、
前記回動部材は前記券類の投入時には、前記固定規制部材との間に券類を1枚だけ通過させる第1の隙間を形成し、前記券類の送出時には逆方向に回動して前記第1の隙間より広い第2の隙間を形成し、
前記投入検出手段は、前記回動部材の回動中心からその回動端部までの距離をrとしたとき、前記回動中心からの離間距離が前記距離r以下になるように設置されたことを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
前記投入検出手段から券類1枚分の長さよりも券類取込方向下流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、
前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、また、前記投入検出手段と券類検出手段とが同時に券類を検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段と、
を具備することを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
この取込/送出手段によって取り込まれた券類を検出する取込検出手段と、
前記投入検出手段から券類1枚分の長さよりも券類取込方向下流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、
前記投入検出手段が券類を検出したのち、前記取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したとき、また、前記投入検出手段と券類検出手段とが同時に券類を検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段と、
を具備することを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
前記投入口から券類1枚分の長さよりも券類取込方向上流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、
前記投入検出手段が投入された券類を断続的に繰り返し検出したとき、また、前記券類検出手段が所定時間以上継続して券類を検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段と、
を具備したことを特徴とする券類処理装置。 - 券類を投入させる投入口と、
この投入口から投入された券類が重なった状態で通過することを規制する通過規制手段と、
この通過規制手段と前記投入口との間に設けられ、前記投入口から投入された券類を検出する投入検出手段と、
前記通過規制手段を通過した券類を取り込んだのち送り出す取込/送出手段と、
この取込/送出手段によって取り込まれた券類を検出する取込検出手段と、
前記投入口から券類1枚分の長さよりも券類取込方向上流側に設けられ、取り込まれる券類を検出する券類検出手段と、
前記投入検出手段が券類を検出したのち、前記取込検出手段が券類を検出するまでに所定時間以上経過したとき、また、前記券類検出手段が券類を所定時間以上継続して検出したとき、前記取込/送出手段の取込動作を停止させたのち、券類を送り出させる制御手段と、
を具備することを特徴とする券類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21944697A JP3913853B2 (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 券類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21944697A JP3913853B2 (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 券類処理装置 |
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JPH1159974A JPH1159974A (ja) | 1999-03-02 |
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Family
ID=16735546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP21944697A Expired - Lifetime JP3913853B2 (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 券類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3913853B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-14 JP JP21944697A patent/JP3913853B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH1159974A (ja) | 1999-03-02 |
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