JP2624413B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2624413B2
JP2624413B2 JP3300623A JP30062391A JP2624413B2 JP 2624413 B2 JP2624413 B2 JP 2624413B2 JP 3300623 A JP3300623 A JP 3300623A JP 30062391 A JP30062391 A JP 30062391A JP 2624413 B2 JP2624413 B2 JP 2624413B2
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伸二 永尾
準一 勝瀬
高一 松本
俊浩 小原
英樹 有本
雅雄 市川
昭浩 鈴木
晴彦 安藤
康夫 川端
博紀 森
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株式会社 タムラ製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、約束手形、小切手、為
替手形またはパーソナルチェック等の帳票類に所定要件
を印字する印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手形、小切手券発行処理業務で使
用される帳票類発行用印字装置は、一台のプリンタを中
心に、収容した帳票類の用紙をプリンタに送出すホッパ
と、プリンタで印字された用紙を収納するスタッカとで
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の印字
装置は、一台のプリンタを中心に構成されているので、
このプリンタにより発行される枚数がプリンタの印字速
度によって制され、1時間に発行できる枚数は700 〜
750 枚程度が限度であった。
【0004】また、一台のプリンタに複数の印字ヘッド
を併設し、一枚の帳票類に対し複数の印字ヘッドが同時
に印字を行う印字装置も知られているが、このような印
字装置も印字ヘッド相互間の関係から能力に限界があ
る。
【0005】さらに、印字装置において、例えば、特開
平3−221482号公報に記載されているように、用
紙の給紙部および印字済用紙の排出部をそれぞれ備えた
複数のプリンタを印字時間を短縮するために複数台設置
することが考えられるが、各プリンタにそれぞれの用紙
の給紙部から供給される用紙は固定されており、また、
各用紙に印字する印字量が異なり、いずれかのプリンタ
が用紙受入れ状態にあっても、印字する所定の用紙が供
給されるプリンタが待機状態になければ印字できず、プ
リンタが多くなるのみで、用紙供給のホッパとプリンタ
と印字済の用紙を受け入れるスタッカとの相互関係を考
えると、単にプリンタを複数台設置するのみでは解決で
きない問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ホッパ、プリンタおよびスタッカの全体にわたる
関係を改良することにより、手形、小切手、パーソナル
チェック等の帳票類を要件発行する際の高速化を図るこ
ができる印字装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の印
字装置は、帳票類の用紙に所定要件を印字する印字装置
において、収容した用紙を用紙搬送ラインに送出す複数
のホッパと、このホッパから取出された用紙を複数のプ
リンタ搬入ラインの一つに選択して送る供給側ゲート
と、各プリンタ搬入ラインの先端にそれぞれ設けられ送
り込まれた用紙に所定要件を印字する複数のプリンタ
と、この各プリンタにて印字された用紙を複数のスタッ
カ回収ラインの一つに選択して送る回収側ゲートと、各
スタッカ回収ラインの先端に設けられ前記プリンタにて
印字された印字済用紙を収納する複数のスタッカと、前
記各ホッパからの用紙の送り出し、送り出された用紙に
印字する前記プリンタの選択、選択されたプリンタに応
じて用紙を送り込む供給側ゲートの作動、プリンタの印
字、印字された用紙を送り込む前記スタッカの選択およ
び選択された前記スタッカに印字済用紙を送り込む回収
側ゲートの振り分けを制御する制御手段とを具備し、
記制御手段は、前記複数のホッパのうち印字する用紙を
収納したホッパを選択してこの選択されたホッパから前
記用紙搬送ラインへの用紙の送出しを制御し、前記複数
のプリンタのうちいずれのプリンタが用紙受入れ状態に
あるかを判断して用紙受入れ状態にあるプリンタに対応
する前記プリンタ搬入ラインに前記用紙搬送ラインから
用紙を送り込む供給側ゲートを振り分け制御し、前記用
紙受入れ状態にあるプリンタが前記プリンタ搬入ライン
から送り込まれた用紙に印字する印字制御と、前記プリ
ンタにて印字された用紙を収容するスタッカを判断して
複数のスタッカから選択しこの選択されたスタッカに印
字済用紙を送り込むスタッカ回収ラインの回収側ゲート
を開閉制御するものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明の印字装置は制御手段の
制御により複数のホッパのうち印字する用紙を収納した
ホッパを選択し、この選択されたホッパに収納されてい
る用紙の用紙搬送ラインへの送り出しを制御し、制御手
段は複数のプリンタのうちいずれのプリンタが用紙受入
れ状態にあるかを判断して用紙受入れ状態にあるプリン
タに対応するプリンタ搬入ラインに用紙搬送ラインから
用紙を送り込むことができるように供給側ゲートを振り
分けし、制御手段は用紙受入れ状態にあるプリンタがプ
リンタ搬入ラインから送り込まれた用紙の記入欄に所定
要件を印字する印字動作を制御し、制御手段はプリンタ
にて印字された用紙を収容するスタッカがいずれかを判
断して複数のスタッカから選択し、この選択されたスタ
ッカに印字済用紙を送り込むようにスッタ回収カライン
のゲートを振り分けする。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0010】図1(A)は、本発明に係る帳票類印字
装置の一実施例を示す概要平面図であり、図1(B)
は、小切手、手形等の帳票類の用紙11を立形ガイド板12
内で回転ローラ13により搬送する用紙搬送ラインを示
す。
【0011】この印字装置の概要を説明すると、用紙搬
送ラインの最初の部分に、前記帳票類の用紙を種別(表
紙、中紙、本紙、裏表紙等)ごとに収容するとともに用
紙搬送ラインに順次一枚ずつ送出す複数のホッパ21が設
置され、この各ホッパ21から引出された複数の用紙搬送
ライン22は1本化され、この1本化された用紙搬送ライ
ン23に対向してバーコードリーダ24が設けられている。
【0012】さらに、この用紙搬送ライン23が複数のプ
リンタ搬入ライン25に分岐され、その各分岐部にプリン
タ搬入ライン25を選択するための供給側ゲート26が設け
られ、そして、各プリンタ搬入ライン25の先端に、用紙
に所定要件を印字するための複数のプリンタ27が設けら
れている。
【0013】また、この各プリンタ27から引出された複
数のプリンタ搬出ライン31は1本化され、シャッタ32を
経て磁気印刷機(MICRエンコーダ)33に接続されて
いる。
【0014】以下、この磁気印刷機をMICRという。
さらに、このMICR33の搬出側の用紙搬送ライン34に
もシャッタ35が設けられ、このシャッタ35を経た1本の
用紙搬送ライン36は複数のスタッカ回収ライン37,37a
に分岐され、その分岐部にスタッカ回収ライン37,37a
を選択するための回収側ゲート38,38a が設けられ、そ
して、各スタッカ回収ライン37,37a の先端に、適性の
印字済用紙を収納する複数のスタッカ39または不適性の
用紙を収納するリジェクトスタッカ39a が設けられてい
る。
【0015】前記各ホッパ21では、多数の用紙を収納し
て一側に押圧するとともに、その押圧される側に設けら
れた用紙取出ローラ41をモータ(図示せず)によりそれ
ぞれ駆動して、用紙を一枚ずつ送出すようにする。さら
に、ホッパ内の用紙の有無はホッパエンプティ検出セン
サ42(反射型フォトセンサ)により検出する。さらに、
用紙の二重送りを防止するために用紙送り方向とは逆方
向に回転して用紙の一側に軽い抵抗を与えるダブルフィ
ード防止ローラ43がホッパ出口部に設けられている。
【0016】前記用紙搬送ライン22には、図示しない共
通のモータにより回転伝達機構を介し駆動され用紙を搬
送する多数のローラ13a と、各ホッパ21からの用紙取出
を確認するとともにジャム(JAM)状態を検出するための
多数のホッパジャム検出センサ44(反射型フォトセン
サ)とが設けられている。前記ジャム状態とは、用紙が
搬送ライン内でくしゃくしゃとなって紙詰りを起した異
常状態をいうが、ホッパ21からの送出し部分でのジャム
状態には、用紙がセンサとセンサとの間で止まってしま
ってセンサが用紙を検出できない用紙未着状態も含める
ことにする。
【0017】前記1本化された用紙搬送ライン23には、
前記バーコードリーダ24とともに、用紙の長さを用紙検
出時間と用紙移動速度とにより検出するための用紙長検
出センサ45(反射型フォトセンサ)と、二重送りされた
用紙の厚みにより用紙と係合して回動する可動部材に対
して設けられたダブルフィード検出センサ46(反射型フ
ォトセンサ)と、バーコードリーダ24における用紙の有
無(特に用紙の端部)を検出するための用紙検出センサ
47(反射型フォトセンサ)と、バーコードリーダ24にお
ける用紙のジャム状態を検出するバーコードジャム検出
センサ48(反射型フォトセンサ)とが設けられている。
【0018】前記バーコードリーダ24は、帳票類の用紙
に付けられているバーコードから用紙の種別やサイズ等
を読取り、ホッパ21から取出された用紙が指令通りの適
正なものであるか否か等をチェックする。
【0019】前記バーコードリーダ24より用紙送出側に
用紙送り制御ローラ49が設けられている。この用紙送り
制御ローラ49は、前記用紙検出センサ47で用紙前端を検
出してから逆転して行過ぎた用紙を戻し、再度用紙前端
を検出したら停止するとともに、プリンタ27からの用紙
送出し命令により正転起動して用紙をプリンタ27へ送出
すもので、前記用紙検出センサ47で制御される可逆モー
タ(図示せず)により駆動される。
【0020】前記複数のプリンタ搬入ライン25には、図
示しない共通のモータにより回転伝達機構を介し駆動さ
れ用紙を搬送する多数のローラ13b が設けられている。
【0021】前記プリンタ搬入ライン25の分岐部に設け
られた前記供給側ゲート26は、図示しないロータリソレ
ノイドにより回動される支軸51に取付けられた切換羽根
であり、この切換羽根の先端が一方のプリンタ搬入ライ
ンを閉じるとともに他方のプリンタ搬入ラインを開く
うに振り分ける
【0022】前記複数のプリンタ27は、それぞれソレノ
イドにより進退駆動されて用紙搬入時に用紙搬送ライン
内に突出して用紙を係止するとともに、用紙搬入完了後
に用紙搬送ラインから後退するプリンタシャッタ52を備
え、さらに、用紙の要件印字面に対向して用紙との関係
で相対的に二次元的(X軸方向およびY軸方向)に移動
される図示しない印字ヘッド(ワイヤドットプリンタヘ
ッド)を内部に備えている。
【0023】前記複数のプリンタ搬出ライン31には、図
示しない共通のモータにより回転伝達機構を介し駆動さ
れ用紙を搬送する多数のローラ13c が設けられている。
【0024】前記シャッタ32は、ソレノイドにより進退
駆動され、前記MICR33の印字時に用紙搬送ラインか
ら後退して用紙をMICR33へ送込み、それ以外の時は
用紙搬送ライン内へ突出して用紙を係止する。このシャ
ッタ32のやや手前には、用紙の有無を検出するための用
紙検出センサ53(反射型フォトセンサ)が設けられてい
る。
【0025】前記用紙搬送ライン34の前記シャッタ35よ
り手前には、図示しない共通のモータにより回転伝達機
構を介し駆動され用紙を搬送する多数のローラ13d が設
けられている。
【0026】前記シャッタ35は、ソレノイドにより進退
駆動され、前記スタッカ39,39a への用紙搬入時に用紙
搬送ラインから後退し、それ以外の時は用紙搬送ライン
内へ突出して用紙を係止する。このシャッタ35の手前に
は用紙の有無を検出するための用紙検出センサ54(反射
型フォトセンサ)が設けられている。
【0027】前記シャッタ35を経た用紙搬送ライン36お
よびスタッカ回収ライン37には、図示しない共通のモー
タにより回転伝達機構を介し駆動され用紙を搬送する多
数のローラ13e が設けられている。
【0028】前記回収側ゲート38,38a は、図示しない
ロータリソレノイドにより回動される支軸に取付けられ
た切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方のスタッ
カ回収ライン37を閉じるとともに他方のスタッカ回収ラ
インを開く。
【0029】前記各スタッカ39は、その入口部にて用紙
のジャム状態を検出するためのジャム検出センサ55(反
射型フォトセンサ)と、一定量の用紙(最後は裏表紙)
がスタッカに収納完了したことを検出する収納完了検出
センサ56(反射型フォトセンサ)とを備えている。一方
のスタッカの用紙がこのセンサ56により検出されたら、
自動的に前記回収側ゲート38が切換えられ、一方のスタ
ッカから他方のスタッカへと用紙の搬入が切換えられ
る。収納完了側のスタッカは取外して内部に収納されて
いる用紙を収納順をくずさずに取出すようにする。
【0030】前記リジェクトスタッカ39a は、その入口
部にて用紙のジャム状態を検出するためのジャム検出セ
ンサ57(反射型フォトセンサ)を備えている。
【0031】各用紙搬送ライン22,25,31,34,36,37
に設けられたローラ13a ,13b ,13c ,13d ,13e は、
各種ジャム検出センサにより用紙のジャム状態が検出さ
れた場合や、図示しないドアオープン検出センサにより
装置ドアの開状態が検出された場合に、その駆動モータ
を停止される。
【0032】また、図示しない制御手段のホストコンピ
ュータ等により管理される中央演算処理装置、例えばパ
ーソナルコンピュータ(CPU)は、前記各ホッパ21か
らの用紙の送り出し、送り出された用紙に印字する前記
プリンタ27の選択、選択されたプリンタ27に応じて用紙
を送り込む供給側ゲート26の作動、プリンタ27の印字、
印字された用紙を送り込む前記スタッカ39の選択および
選択された前記スタッカ39に印字済用紙を送り込む回収
側ゲート38の振り分けなどを制御する
【0033】以上のような構成において、この印字装置
は、図示しない制御手段としての中央演算処理装置(C
PU)からの指令により、複数のホッパ21から決められ
た順番で所定種別の用紙が送出され、1本化された搬送
ライン23でバーコードリーダ24およびその近傍の各種検
出センサにより用紙の種別、サイズ等がチェックされ
る。そして、CPUからの指令と適合する適正な用紙
は、いずれかのプリンタ27が用紙受入状態にある時のみ
起動する用紙送り制御ローラ49によって、複数の供給側
ゲート26により選択されたプリンタ搬入ライン25を通っ
て用紙受入可能のプリンタ27に搬入され、このプリンタ
27内で用紙の該当する空欄に所定要件が印字される。
【0034】さらに、このプリンタ27から印字済用紙が
プリンタへの搬入順序を守りながら搬出され、MICR
33が用紙受入状態にある時はシャッタ32が開いて、用紙
がMICR33に搬入され、ここで磁気印刷される。さら
に、回収側ゲート38およびスタッカ39が用紙受入状態に
ある時はシャッタ35が開いて、用紙が回収側ゲート38
振り分けにより選択されたスタッカ39に搬入され、この
スタッカ39内に順序よく収納される。収納完了検出セン
サ56により一方のスタッカで収納完了状態が検出された
ら、回収側ゲート38が切換えられ、他方のスタッカでの
回収が開始される。
【0035】各部のジャム検出センサ44,48,55,57が
作動して用紙の搬送が停止されたら、図示しない装置ド
アを開けて、その用紙を搬送ラインの立形ガイド板12内
から取出す。また、立形ガイド板12内で搬送できる状態
にある不適性の用紙は、プリンタ27、MICR33等を素
通りさせ、ゲート38,38a の振り分けにより選択された
回収ライン37a を経てリジェクトスタッカ39a に収納す
る。
【0036】次に、図2以下のフローチャートを参照し
て各部の働きを説明する。各部は、制御手段としての中
央演算処理装置(CPU)によって制御される。なお、
各フローチャートに付けられた丸数字はステップ番号を
示す。
【0037】図2は、ホッパ21のフローチャートであ
り、プリンタ27へ供給すべき用紙の種別を判定し(ステ
ップ1)、該当種別の用紙を収納しているホッパ21を選
択し(ステップ2)、その該当するホッパから用紙取出
ローラ41により用紙を送出し(ステップ3)、ジャム検
出センサ44,48,55,57等により用紙がジャム状態であ
るか否かをチェックし(ステップ4)、このチェックで
ジャム異常がある時はエラー処理E(ジャム異常用紙の
除去または用紙取出ローラ41による再度の用紙送出)を
行い、次に、ダブルフィード検出センサ46により用紙が
ダブルフィード状態か否かをチェックし(ステップ
5)、このチェックで二重送り異常がある時はエラー処
理E(ジャム異常用紙の除去)を行い、用紙長検出セン
サ45により用紙長をチェックし(ステップ6)、このチ
ェックで用紙長異常がある時はエラー処理E(不適合用
紙のリジェクトスタッカ39a への排除命令)を行い、こ
れらの異常がないときはバーコードリーダ24により用紙
のバーコードを読取り(ステップ7)、用紙の種別等を
チェックし(ステップ8)、用紙種別等がCPUからの
指令と異なる時はエラー処理E(不適合用紙のリジェク
トスタッカ39a への排除命令)を行い、異常がないとき
は使用するプリンタ27を選択し(ステップ9)、そのプ
リンタへの搬入ライン25を二つの供給側ゲート26の切換
振り分けにより選択し(ステップ10)、その時点で選択
したプリンタ27が稼働中の場合はバーコードリーダ24に
て待機し(ステップ11)、選択したプリンタ27が受入可
能状態になったらそのプリンタ27へ該当用紙データを転
送し(ステップ12)、用紙送り制御ローラ49を起動して
用紙を該当するプリンタ27へ搬出する(ステップ13)。
【0038】図3は、プリンタ27のフローチャートであ
り、プリンタレディ(ステップ14)から、前記ステップ
12でホッパ21から転送されたデータの受信をチェックし
(ステップ15)、データを受信したらプリンタ内センサ
により用紙の到着をチェックし(ステップ16)、用紙が
プリンタ内に到着したら前記転送されたデータを解析し
(ステップ17)、そのデータが印字に使用できるデータ
か否かを判定し(ステップ18)、データ不良である場合
はエラー処理E(不適合用紙のリジェクトスタッカ39a
への排除命令)を行い、データ不良でない場合は、用紙
および印字ヘッドを相対的に二次元的に(X軸座標およ
びY軸座標)移動制御して、用紙の該当欄に所定要件を
印刷する(ステップ19)。
【0039】次に、複数のプリンタ27を同時に使用して
いるので、後から用紙を搬入されたプリンタが先に用紙
を搬入されたプリンタよりも早く印刷完了する場合もあ
るので、搬出順序(搬出プライオリティ)をチェックし
て、先に用紙搬入されたプリンタが印刷完了および用紙
搬出するまで、後で用紙搬入されたプリンタからの用紙
搬出を待機させ(ステップ20)、搬出プライオリティを
守れるときは前記MICR33が稼働中であるか否かをチ
ェックし(ステップ21)、このMICR33が受入可能状
態になったらそのMICR33へ該当用紙のデータを転送
し(ステップ22)、プリンタ内ローラを起動して用紙を
プリンタ27からMICR33へ向けて搬出する(ステップ
23)。
【0040】図4は、前記MICR33のフローチャート
であり、MICRレディ(ステップ24)から、前記ステ
ップ22でプリンタ27より転送されたデータの受信をチェ
ックし(ステップ25)、データを受信したらMICR33
の前にあるシャッタ32のセンサ53により用紙の到着をチ
ェックし(ステップ26)、用紙がシャッタ32まで到着し
たら前記転送されたデータを解析し(ステップ27)、そ
のデータが磁気印刷に使用できるデータか否かを判定し
(ステップ28)、データ不良である場合はエラー処理E
(不適合用紙のリジェクトスタッカ39a への排除命令)
を行い、データ不良でない場合は前記シャッタ32を開い
てMICR33の内部へ用紙を搬入し(ステップ29)、用
紙の該当欄に磁気印刷を行う(ステップ30)。前記シャ
ッタ32は次のシャッタ開の指令があるまで閉じておく
(ステップ31)。
【0041】次に、用紙回収に使用されるスタッカ39を
選択し(ステップ32)、その選択したスタッカ39へ用紙
を回収できるように回収側ゲート38を切換え振り分け
し、(ステップ33)、前記スタッカ39が用紙受入可能で
あるか否かをチェックし(ステップ34)、このスタッカ
39が受入可能状態になったらそのスタッカ39へ該当用紙
のデータを転送し(ステップ35)、MICR内ローラを
起動して用紙をMICR33内からスタッカ39へ向けて搬
出する(ステップ36)。
【0042】図5は、スタッカのフローチャートであ
り、スタッカレディ(ステップ37)から、前記ステップ
35でMICR33から転送されたデータの受信をチェック
し(ステップ38)、データを受信したらそのデータより
用紙の正統性をチェックし(ステップ39)、正統性のな
い用紙はエラー処理E(不適合用紙のリジェクトスタッ
カ39a への排除命令)を行い、正統性のある用紙の場合
は前記シャッタ35を開き(ステップ40)、ジャム検出セ
ンサ55により用紙の到着をチェックし(ステップ41)、
用紙を収納する(ステップ42)。前記シャッタ35は次の
シャッタ開の指令があるまで閉じておく(ステップ4
3)。
【0043】この実施例の印字装置は、1時間に200
0枚以上の小切手につき要件発行を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、複数のプリンタを併設
し、複数のホッパから供給側ゲートにより選択された受
入可能のプリンタに用紙を効率良く供給して要件印刷を
行うとともに、この要件印刷された用紙を回収側ゲート
により選択された受入可能のスタッカに直ちに回収する
ことができるので、手形、小切手等の帳票類を要件発行
する際の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の印字装置の一実施例を示す概
要平面図である。(B)はその用紙搬送ラインの断面図
である。
【図2】同上印字装置におけるホッパのフローチャート
である。
【図3】同上印字装置におけるプリンタのフローチャー
トである。
【図4】同上印字装置における磁気印刷機(MICR)
のフローチャートである。
【図5】同上印字装置におけるスタッカのフローチャー
トである。
【符号の説明】
21 ホッパ 26 供給側ゲート 27 プリンタ 38 回収側ゲート 39 スタッカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 高一 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 小原 俊浩 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 有本 英樹 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 市川 雅雄 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 鈴木 昭浩 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 安藤 晴彦 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 川端 康夫 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (72)発明者 森 博紀 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (56)参考文献 特開 平3−221482(JP,A) 特開 昭64−81725(JP,A) 実開 昭62−100570(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票類の用紙に所定要件を印字する印字
    装置において、 収容した用紙を用紙搬送ラインに送出す複数のホッパ
    と、 このホッパから取出された用紙を複数のプリンタ搬入ラ
    インの一つに選択して送る供給側ゲートと、 各プリンタ搬入ラインの先端にそれぞれ設けられ送り込
    まれた用紙に所定要件を印字する複数のプリンタと、 この各プリンタにて印字された用紙を複数のスタッカ回
    収ラインの一つに選択して送る回収側ゲートと、 各スタッカ回収ラインの先端に設けられ前記プリンタに
    て印字された印字済用紙を収納する複数のスタッカと、前記各ホッパからの用紙の送り出し、送り出された用紙
    に印字する前記プリンタの選択、選択されたプリンタに
    応じて用紙を送り込む供給側ゲートの作動、プリンタの
    印字、印字された用紙を送り込む前記スタッカの選択お
    よび選択された前記スタッカに印字済用紙を送り込む回
    収側ゲートの振り分けを制御する制御手段と を具備し、前記制御手段は、前記複数のホッパのうち印字する用紙
    を収納したホッパを選択してこの選択されたホッパから
    前記用紙搬送ラインへの用紙の送出しを制御し、前記複
    数のプリンタのうちいずれのプリンタが用紙受入れ状態
    にあるかを判断して用紙受入れ状態にあるプリンタに対
    応する前記プリンタ搬入ラインに前記用紙搬送ラインか
    ら用紙を送り込む供給側ゲートを振り分け制御し、前記
    用紙受入れ状態にあるプリンタが前記プリンタ搬入ライ
    ンから送り込まれた用紙に印字する印字制御と、前記プ
    リンタにて印字された用紙を収容するスタッカを判断し
    て複数のスタッカから選択しこの選択されたスタッカに
    印字済用紙を送り込むスタッカ回収ラインの回収側ゲー
    トを開閉制御する ことを特徴とする印字装置。
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JPH03221482A (ja) * 1990-01-29 1991-09-30 Yunifua:Kk 薬袋印字装置

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