JPH05330700A - 用紙搬送ラインにおけるシャッタ装置 - Google Patents

用紙搬送ラインにおけるシャッタ装置

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JPH05330700A
JPH05330700A JP13246492A JP13246492A JPH05330700A JP H05330700 A JPH05330700 A JP H05330700A JP 13246492 A JP13246492 A JP 13246492A JP 13246492 A JP13246492 A JP 13246492A JP H05330700 A JPH05330700 A JP H05330700A
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JP
Japan
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paper
stopper
sheet
shutter device
pin
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JP13246492A
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English (en)
Inventor
Hideki Arimoto
英樹 有本
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストッパが完全に閉じるまでは用紙の自由な
通過を容認し得るシャッタ装置を提供する。 【構成】 用紙搬送ラインを開くときは、ソレノイド81
に通電を行い、その作動軸82により作動板71を引寄せ
る。作動板71の係止溝72および回動溝73も移動し、ピン
65を係止溝72から外して回動溝73へ入れるとともに、回
動溝73の中で摺動しながら反時計方向に回動する。した
がって、このピン65と一体の用紙ストッパ63も回動支軸
62を中心に反時計方向へ回動する。用紙搬送ラインを閉
じるときは、ソレノイド81への通電を停止すると、引張
コイルスプリング84が作動軸82を作動板71とともに引出
す。作動板71の回動溝73によりピン65を時計方向へ回動
し、最後に係止溝72へ入れる。ピン65と一体の用紙スト
ッパ63も回動支軸62を中心に時計方向へ回動して、図1
の用紙停止位置に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば手形、小切手、
パーソナルチェック等を要件発行する印字装置等に設け
られる用紙搬送ラインにおけるシャッタ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平3−346627号
の明細書および図面において、手形、小切手等の帳票類
発行処理業務で使用される印字装置として、帳票類の種
別ごとに用紙を収納する複数のホッパから用紙搬送ライ
ンを経て各種の用紙を印字プリンタに送出し、このプリ
ンタで印字された各用紙を用紙搬送ラインを経て磁気印
刷機に搬入し、さらに用紙搬送ラインを経てスタッカに
回収するものを提案している。
【0003】この種の用紙搬送ラインで正常な用紙搬送
を継続するため、またトラブルが発生した時に、ライン
中に設けられたシャッタ装置により用紙の搬送を一時停
止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その場合のシャッタ装
置として、一般的にはストッパが用紙搬送ラインに直角
に進退される形式のものが一般的であるが、そのような
作動形式のシャッタ装置は、閉じようとするストッパの
先端に用紙が位置する場合、その用紙の側面にストッパ
が衝突して用紙を損傷するおそれがある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ストッパが完全に閉じるまでは用紙の自由な通過
を容認し得るシャッタ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の用紙を
順次搬送する用紙搬送ラインに設けられ用紙の搬送を停
止するシャッタ装置であって、回動支軸を中心に回動自
在に設けられスプリングにより用紙搬送ラインを閉じる
方向に回動された用紙ストッパと、この用紙ストッパか
ら前記回動支軸に平行に突設されたピンと摺動自在に嵌
合するストッパ閉方向の係止溝およびストッパ開方向の
回動溝が連続的に設けられた作動板と、この作動板を移
動することにより前記ピンを前記係止溝と前記回動溝と
の間で移動して前記用紙ストッパを回動するアクチュエ
ータとを具備した用紙搬送ラインにおけるシャッタ装置
である。
【0007】
【作用】本発明は、用紙ストッパがスプリングにより閉
じる途中では、ピンがストッパ開方向の回動溝内にある
ので、用紙がその前進力によりスプリングに抗してスト
ッパを押し開きながら通過でき、また、用紙ストッパが
完全に閉じると、ピンがストッパ閉方向の係止溝内にあ
るので、用紙の搬送を確実に停止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0009】図3は、本発明に関係する印字装置の平面
図である。なお、各部は、中央演算処理装置(CPU)
によって制御される。
【0010】先ず、この印字装置の概要を説明すると、
用紙搬送ラインの最初の部分に、帳票類(手形、小切手
等)の用紙を種別(本紙、表紙、受取紙、裏表紙、仕切
紙等)ごとに収容するとともにこの用紙を用紙搬送ライ
ンに指定された順番で順次送出す複数のホッパ(例えば
二つの本紙用ホッパ21a 、表紙用ホッパ21b 、受取紙用
ホッパ21c 、裏表紙用ホッパ21d 、仕切紙用ホッパ21e
)が設置されている。本紙用ホッパ21a は1000×2枚
を収容でき、他のホッパは500 枚を収容できる。
【0011】この各ホッパ21a 〜21e から引出された複
数の用紙搬送ライン22は1本化され、この1本化された
用紙搬送ライン23に対向してバーコードリーダ24が設け
られ、さらに、この用紙搬送ライン23がプリンタ搬入側
の複数の用紙搬送ライン25に分岐され、その各分岐部に
複数の用紙搬送ライン25を選択するための供給側ゲート
26が設けられ、そして、各用紙搬送ライン25の先端に、
用紙に所定要件を印字するための複数の印字プリンタ27
が設けられている。
【0012】用紙搬送ラインは、平行に設けられた一対
のガイドプレートと、このガイドプレート内に挿入され
た後述する多数のローラとにより構成されている。
【0013】さらに、前記各印字プリンタ27から引出さ
れた複数の用紙搬送ライン31は1本化され、後で詳述す
るシャッタ装置32を経て、用紙に磁気印刷を施す磁気印
刷機(MICRエンコーダ)33に接続されている。以
下、この磁気印刷機33をMICRという。さらに、この
MICR33の搬出側の用紙搬送ライン34にもシャッタ装
置35が設けられ、このシャッタ装置35も前記シャッタ装
置32と同様の構造を有する。
【0014】このシャッタ装置35を経た用紙搬送ライン
はスタッカ回収側の複数の用紙搬送ライン37,37a に分
岐され、その分岐部に用紙搬送ライン37,37a を選択す
るための回収側ゲート38,38a が設けられ、そして、各
用紙搬送ライン37,37a の先端に、適正の印字済用紙を
収納する複数のスタッカ39および不適正の用紙を収納す
るリジェクトスタッカ39a が設けられている。
【0015】次に、前記各ホッパ21a 〜21e では、内部
に収納された多数の用紙が押圧される一側に、ホッパ内
の用紙を1枚ずつ送出すフィードローラ41が設けられて
いる。この各ホッパ21a 〜21e のフィードローラ41はそ
れぞれフィードモータ41a により駆動され、用紙を一枚
ずつ送出す。さらに、ホッパ内の用紙の有無はエンプテ
ィセンサ42(反射型フォトセンサ)により検出する。さ
らに、用紙の二重送りを防止するために用紙送り方向と
は逆方向に回転して用紙の一側に軽い抵抗を与えるダブ
ルフィード防止ローラ43がホッパ出口部に設けられ、リ
バースモータ43a により逆回転されている。
【0016】前記用紙搬送ライン22には、共通のモータ
11a により回転伝達機構12a を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13a と、各ホッパ21a 〜21e からの用紙送
出を確認してジャム(JAM)状態の有無を検出する多数の
ジャムセンサ44(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。前記用紙搬送ローラ13a は常時正転駆動される一
側のローラとこれに対向する他側のローラとの間に用紙
を挟んで搬送する。
【0017】前記ジャム状態とは、用紙が搬送ライン内
でくしゃくしゃとなって紙詰りを起した異常状態であ
り、前記フィードモータ41a が起動して所定時間経過し
ても対応するジャムセンサ44が用紙を感知しない場合
は、そのジャムセンサ44の手前の送出し部分で用紙が紙
詰りを起していることを検出できる。各ジャムセンサ44
間での用紙通過時間をチェックすれば、各ジャムセンサ
44間でのジャム検出も行える。
【0018】各ジャムセンサ44は、各ホッパ21a 〜21e
に対応して設けられ、用紙を検出したら対応するホッパ
のフィードモータ41a を停止させて、対応するフィード
ローラ41による用紙送出しを停止させる働きもある。ま
た、この各ジャムセンサ44は、各ホッパのエンプティセ
ンサ42より搬出側(図で上側)に位置する各フィードロ
ーラ41を始点として、各ホッパにセットされる最短の用
紙長さより短い範囲内に設けられている。さらに、この
各ジャムセンサ44は、対応するホッパから送出された用
紙にとって前記用紙搬送ローラ13a より搬送方向側に設
けられている。すなわち、各ジャムセンサ44と、対応す
るフィードローラ41との間には必ず前記用紙搬送ローラ
13a が位置するように設定されている。
【0019】そして、ホッパ21a 〜21e の一つからフィ
ードローラ41により送出された用紙を対応ジャムセンサ
44が検出したら、このジャムセンサ44によりフィードモ
ータ41a を停止させるが、このとき、ジャムセンサ44よ
り手前に位置する常時回転の用紙搬送ローラ13a が用紙
を挟んでいるので、このローラ13a により用紙の搬送が
支障なく継続される。前記フィードモータ41a が停止さ
れてから、順番にしたがって別のホッパのフィードモー
タ41a が起動されて次の用紙がホッパから取出される
が、前述のようにフィードローラ41・ジャムセンサ44間
が最短用紙長より短く設定されているので、前のフィー
ドローラ41を早めに停止して、次に用紙を送出すホッパ
でのフィードローラ起動を早期に行うことができる。こ
のようにして、各ホッパ間での用紙送出切換を短時間で
行い、各ホッパ21a 〜21e からの用紙配給速度を高速に
設定することができる。
【0020】前記1本化された用紙搬送ライン23には、
前記バーコードリーダ24とともに、前後の用紙が一部重
合した形で搬送される用紙長さの異常を、用紙検出時間
と用紙移動速度とにより検出するための用紙長センサ45
(反射型フォトセンサ)と、2枚の用紙が完全に重なっ
た状態で搬送される用紙厚みの異常を、二重送りされた
厚みの用紙と係合して回動する可動部材を介して検出す
るダブルフィードセンサ46(反射型フォトセンサ)と、
用紙の端部を検出してバーコードリーダ24を作動させる
バーコードセンサ47(反射型フォトセンサ)と、用紙の
有無からジャム状態を検出するジャムセンサ48(反射型
フォトセンサ)とが設けられている。
【0021】前記バーコードリーダ24は、帳票類の用紙
に付けられているバーコードから用紙の種別やサイズ等
を読取り、ホッパ21a 〜21e から取出された用紙が指令
通りの適正なものであるか否か等をチェックする。
【0022】前記バーコードリーダ24より用紙送出側に
用紙送り制御ローラ49が設けられている。この用紙送り
制御ローラ49は、印字プリンタ27から用紙送出し命令が
あるまで用紙をバーコードリーダ位置に停止しておくも
のであり、モータ49a により駆動される。
【0023】前記複数の用紙搬送ライン25には、共通の
モータ11b により回転伝達機構12bを介し駆動される多
数の用紙搬送ローラ13b が設けられている。
【0024】前記プリンタ搬入側の用紙搬送ライン25の
分岐部に設けられた前記供給側ゲート26は、図示しない
ロータリソレノイドにより回動される支軸51に取付けら
れた切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方の用紙
搬送ラインを閉じるとともに他方の用紙搬送ラインを開
く。
【0025】前記複数の印字プリンタ27は、それぞれ用
紙の要件印字面に対向して用紙との関係で相対的に二次
元的に移動される図示しない印字ヘッド(ワイヤドット
プリンタヘッド)を内部に備えている。
【0026】前記プリンタ搬出側に設けられた複数の用
紙搬送ライン31には、共通のモータ11c により回転伝達
機構12c を介し駆動される多数の用紙搬送ローラ13c が
設けられている。
【0027】前記MICR33の搬入側に設けられたシャ
ッタ装置32は、後述するようにソレノイドにより進退駆
動され、前記MICR33の磁気印刷時に用紙搬送ライン
から後退して用紙をMICR33へ送込み、それ以外の時
は用紙搬送ライン内へ突出して用紙を係止する。このシ
ャッタ装置32の手前およびMICR33の搬出側には、用
紙を検出してシャッタ装置32を開けるための用紙検出セ
ンサ52,53(反射型フォトセンサ)がそれぞれ設けられ
ている。手前の用紙検出センサ52が用紙を検出するとと
もに、搬出側の用紙検出センサ53がMICR33内からの
用紙搬出を検出したら、前記シャッタ装置32を開いて前
記センサ52で検出された用紙をMICR33内へ搬入す
る。
【0028】前記用紙搬送ライン34には、共通のモータ
11d により回転伝達機構12d を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13d が設けられている。
【0029】この用紙搬送ライン34に設けられたシャッ
タ装置35は、ソレノイドにより進退駆動され、用紙搬送
ライン37,37a でジャム状態が発生した時に用紙搬送ラ
イン内へ突出して用紙を係止し、それ以外のときは、手
前に設けられた用紙検出センサ54(反射型フォトセン
サ)での用紙検出により用紙搬送ラインから後退し、前
記スタッカ39,39a へ用紙を搬送する。
【0030】前記用紙搬送ライン37,37a には、共通の
モータ11e により回転伝達機構12eを介し駆動される多
数の用紙搬送ローラ13e が設けられている。
【0031】前記回収側ゲート38,38a は、図示しない
ロータリソレノイドにより回動される支軸に取付けられ
た切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方の用紙搬
送ラインを閉じるとともに他方の用紙搬送ラインを開
く。
【0032】適正用紙を順番通り収納する前記スタッカ
39に対し、その入口部より手前で発生した用紙ジャム状
態を検出するためのジャムセンサ55(反射型フォトセン
サ)と、一定量の用紙(最後は裏表紙)がスタッカに収
納完了したことを検出する収納完了検出センサ56(反射
型フォトセンサ)と、装置本体に対し着脱自在に設けら
れたスタッカ39の装着状態を固定するロック57と、スタ
ッカ39に設定された収納用紙長さを検出する複数のセン
サ58と、スタッカ39が装置本体にセットされているか否
かを検出するセンサ59とが設けられている。
【0033】一方のスタッカ39の用紙満杯状態が前記収
納完了検出センサ56により検出されたら、自動的に前記
回収側ゲート38が切換えられ、一方のスタッカ39から他
方のスタッカ39へと用紙の搬入が切換えられる。収納完
了側のスタッカ39はロック57を解除して装置本体から取
外し、内部に収納されている用紙を収納順をくずさずに
取出すようにする。
【0034】不適正な用紙を収納する前記リジェクトス
タッカ39a も、その入口部より手前で発生した用紙ジャ
ム状態を検出するためのジャムセンサ55a (反射型フォ
トセンサ)を備えている。
【0035】各用紙搬送ライン22,25,31,34,37に設
けられたローラ13a ,13b ,13c ,13d ,13e の駆動モ
ータ11a ,11b ,11c ,11d ,11e は、各種ジャムセン
サにより用紙のジャム状態が検出された場合や、図示し
ないドアオープン検出センサにより装置ドアの開状態が
検出された場合に停止される。
【0036】以上のような構成において、この印字装置
は、図示しない中央演算処理装置(CPU)からの指令
により、決められた順番で複数のホッパ21a 〜21e から
指定種別の用紙が1枚ずつ送出され、1本化された用紙
搬送ライン23でバーコードリーダ24およびその近傍の各
種検出センサにより用紙の種別、サイズ、厚み等がチェ
ックされる。そして、CPUからの指令と適合する適正
な用紙は、印字すべきプリンタ27が用紙受入状態にある
時のみ起動する用紙送り制御ローラ49によって、複数の
供給側ゲート26により選択された用紙搬送ライン25を通
って、順番通りに選択された印字プリンタ27に搬入さ
れ、この印字プリンタ27内で用紙の指定されたX−Y座
標に所定要件が印字される。
【0037】さらに、この印字プリンタ27から印字済用
紙がプリンタへの搬入順序を守りながら搬出され、MI
CR33が用紙受入状態にある時はシャッタ装置32が開い
て、用紙がMICR33に搬入され、ここで磁気印刷され
る。さらに、用紙搬送ライン37およびスタッカ39が用紙
受入状態にある時はシャッタ装置35が開いて、用紙が回
収側ゲート38により選択されたスタッカ39に搬入され、
このスタッカ39内に順序よく収納される。収納完了検出
センサ56により一方のスタッカで用紙収納完了状態が検
出されたら、回収側ゲート38が切換えられ、他方のスタ
ッカでの用紙回収が開始される。
【0038】各部のジャムセンサ44,48,55,55a によ
り用紙のジャム状態が検出され、用紙の搬送が停止され
たら、図示しない装置ドアを開けて、その用紙を搬送ラ
インから取外す。また、用紙搬送ラインで搬送可能であ
るがバーコードリーダ24等によるチェックにより適正で
ないと判断された用紙は、印字プリンタ27、MICR33
等を素通りさせ、ゲート38,38a の組合せにより選択さ
れた用紙搬送ライン37a を経てリジェクトスタッカ39a
に収納する。
【0039】次に、図1および図2は前記シャッタ装置
32,35を示す。
【0040】すなわち、L形取付板61に回動支軸62が一
体に突設され、この回動支軸62に用紙ストッパ63の側縁
板部64が回動自在に嵌着されている。この用紙ストッパ
63の一側の側縁板部64から前記回動支軸62と平行にピン
65が突設されている。この用紙ストッパ63は、L形取付
板61から一体に突設された案内軸66との間に張設された
引張コイルスプリング67により前記用紙搬送ラインを閉
じる方向に回動されている。
【0041】前記L形取付板61と用紙ストッパ63との間
にて作動板71が移動自在に設けられている。この作動板
71にはストッパ閉方向の係止溝72およびストッパ開方向
の回動溝73が連続的に設けられ、さらに係止溝72と平行
に案内溝74が設けられている。係止溝72には前記回動支
軸62とストッパ閉状態でのピン65とが摺動自在に嵌合さ
れ、回動溝73にはストッパ開状態でのピン65が摺動自在
に嵌合される。前記案内溝74は前記案内軸66に移動自在
に嵌合されている。
【0042】前記L形取付板61に前記作動板71を移動す
るアクチュエータとしてのソレノイド81の本体が取付け
られ、このソレノイド81の作動軸82と作動板71の一端と
が連結軸83により結合され、この連結軸83と前記回動支
軸62との間に引張コイルスプリング84が張設されてい
る。
【0043】次に、この図1および図2に示されるシャ
ッタ装置の作用を説明する。
【0044】用紙搬送ラインを開くときは、ソレノイド
81に通電を行い、その作動軸82により作動板71を引寄せ
ると、作動板71の係止溝72および回動溝73も移動し、ピ
ン65を係止溝72から外して回動溝73へ入れるとともに、
ピン65を回動溝73の中で摺動しながら反時計方向に回動
する。したがって、このピン65と一体の用紙ストッパ63
も回動支軸62を中心に反時計方向へ回動する。
【0045】用紙搬送ラインを閉じるときは、ソレノイ
ド81への通電を停止すると、引張コイルスプリング84が
その作動軸82を作動板71とともに引出し、作動板71の回
動溝73によりピン65を時計方向へ回動し、最後に係止溝
72へ入れる。ピン65と一体の用紙ストッパ63も回動支軸
62を中心に時計方向へ回動して、図1の位置に復帰す
る。
【0046】このとき、用紙ストッパ63がスプリング6
7,84により閉じる途中では、ピン65が回動溝73内にあ
るので、用紙Pがその前進力によりスプリングに抗して
ストッパ63を押し開きながら通過できる。また、用紙ス
トッパ63が完全に閉じると、ピン65が係止溝72内に嵌入
するので、用紙Pの搬送を確実に停止できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、用紙ストッパが閉じる
途中では、作動板に設けられたストッパ開方向の回動溝
とピンとの嵌合により用紙ストッパをスプリングに抗し
て開くことが可能であるから、用紙の強制通過を容認で
き、閉動作のストッパにより用紙を傷めるおそれを防止
できる。また、用紙ストッパが完全に閉じたときは作動
板の係止溝により用紙の搬送を確実に停止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャッタ装置の一実施例を示す平面図
である。
【図2】同上シャッタ装置の正面図である。
【図3】同上シャッタ装置が組込まれた印字装置を示す
平面図である。
【符号の説明】
P 用紙 62 回動支軸 63 用紙ストッパ 65 ピン 67 スプリング 71 作動板 72 係止溝 73 回動溝 81 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の用紙を順次搬送する用紙搬送ライ
    ンに設けられ用紙の搬送を停止するシャッタ装置であっ
    て、 回動支軸を中心に回動自在に設けられスプリングにより
    用紙搬送ラインを閉じる方向に回動された用紙ストッパ
    と、 この用紙ストッパから前記回動支軸に平行に突設された
    ピンと摺動自在に嵌合するストッパ閉方向の係止溝およ
    びストッパ開方向の回動溝が連続的に設けられた作動板
    と、 この作動板を移動することにより前記ピンを前記係止溝
    と前記回動溝との間で移動して前記用紙ストッパを回動
    するアクチュエータとを具備したことを特徴とする用紙
    搬送ラインにおけるシャッタ装置。
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