JP3913559B2 - 間接熱交換器付貯湯タンク及びその製造方法、並びにそれを用いた貯湯式給湯風呂装置及び貯湯式給湯暖房装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、間接熱交換器付貯湯タンク及びその製造方法、並びにそれを用いた貯湯式給湯風呂装置及び貯湯式給湯暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の貯湯式給湯風呂装置においては、図5に示すようなものがあった。ここで、210は温水を貯湯する貯湯タンク、220は貯湯タンク210内の温水を加熱する加熱手段、230は貯湯タンク1内の温水を給湯する給湯回路、240は浴槽、250は貯湯タンク210内に配設された間接熱交換器としての蛇管、260は浴槽240と蛇管250とを循環可能に接続した風呂循環回路である。
【0003】
これにより、浴槽240内の残湯を風呂循環回路260を循環させて貯湯タンク210内の蛇管250に流通させることで、浴槽240内の残湯を追焚きまたは保温することを可能としたものがあった。
【0004】
ここで、この従来例の間接熱交換器付の貯湯タンク210を図6に断面図で示して説明する。
貯湯タンク210は覆椀状の上部鏡板211、筒状の胴体212、椀状の下部鏡板213より構成され、胴体212に設けられた2カ所の接続穴214、215を介して間接熱交換器としての蛇管250が吊り金具216に支えられつつ接続されているものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のものでは、間接熱交換器としての蛇管250が貯湯タンク210内の最上部よりも遙かに低い位置に取付けられているため、貯湯湯量が減った時や貯湯タンク210内の湯温が低下した時などに蛇管250が温度の低い温水に早くさらされることとなり、貯湯タンク210の最上部には高温の湯が残っているのにもかかわらずこれを利用することができず、貯湯タンク210内の熱を有効利用できないという課題があった。
【0006】
この課題解決のため、蛇管250の取付位置を高くすることが考えられるが、単純に蛇管250の一端を上部鏡板211の側周面から外部に連通するようにすれば蛇管250の取付位置を高くすることができるが、この場合、蛇管250が上部鏡板211と胴体212の両方に跨って接続されることとなり、上部鏡板211と胴体212を溶接した後に胴体212の下部鏡板213が接続される側の開放端から蛇管250を入れ込んで固定するという煩雑且つ複雑で難易度の高い工程が必要となり、製造コストが高くなってしまうという課題があった。
【0007】
また、蛇管250を吊り金具216にて支える必要があり、別部品が必要となってコスト高の一因となっているものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために、請求項1では、覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板と、間接熱交換器としての蛇管とを備え、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有していると共に、この側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の両端が接続されているものとした。
【0009】
これにより、貯湯タンク内の一番高い位置にに蛇管を配設することが可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されて自重を支えるので吊り金具が不要となる。
【0010】
また、請求項2では、前記請求項1記載の間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法に於いて、前記上部鏡板の側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の両端を差し込み固定し、次にこの上部鏡板の側周面端部と前記胴体の端部とを溶接する工程を含むようにした。
【0011】
これにより、貯湯タンク内の一番高い位置にに蛇管を配設することが可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されて自重を支えるので吊り金具が不要となると共に、上部鏡板と蛇管を接続する工程と、上部鏡板と胴板を溶接する工程を完全に分離し、蛇管を上部鏡板に固定してから、この上部鏡板と胴体とを溶接するようにしたので、製造組み立て時の作業が大幅に簡略化されて容易になる。
【0012】
また、請求項3では、前記請求項1記載の間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法であって、前記上部鏡板の側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の両端を差し込み固定する第1の工程と、前記下部鏡板の側周面端部と前記胴体の一端部を胴体の開放端側から入れ込んだ溶接用のトーチにより内側から溶接する第2の工程と、第1の工程により内部に蛇管が固定された上部鏡板の側周面端部と前記胴体の端部とを前記上部鏡板の頂部の開口部から入れ込んだ溶接用のトーチにより内側から溶接する第3の工程とを含むようにした。
【0013】
これにより、貯湯タンク内の一番高い位置にに蛇管を配設することが可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されて自重を支えるので吊り金具が不要となり、さらに、上部鏡板と蛇管を接続する工程と、上部鏡板と胴板を溶接する工程を完全に分離し、蛇管を上部鏡板に固定してから、この上部鏡板と胴体とを溶接するようにしたので、製造組み立て時の作業が大幅に簡略化されて容易になると共に、隙間腐食の発生しにくい内面溶接だけで貯湯タンクを製造することが可能となる。
【0014】
また、請求項4では、前記請求項1記載の間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法であって、前記上部鏡板の側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の両端を差し込み固定する第1の工程と、第1の工程により内部に蛇管が固定された上部鏡板の側周面端部と前記胴体の端部とを胴体の開放端側から入れ込んだ溶接用のトーチにより内側から溶接する第2の工程と、前記下部鏡板の側周面端部と前記胴体の一端部を外側から溶接する第3の工程とを含むようにした。
【0015】
これにより、貯湯タンク内の一番高い位置にに蛇管を配設することが可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されて自重を支えるので吊り金具が不要となり、さらに、上部鏡板と蛇管を接続する工程と、上部鏡板と胴板を溶接する工程を完全に分離し、蛇管を上部鏡板に固定してから、この上部鏡板と胴体とを溶接するようにしたので、製造組み立て時の作業が大幅に簡略化されて容易になると共に、組み立て作業のしやすい外側からの溶接を採用して製造することが可能となる。
【0016】
また、請求項5では、温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク内の温水を給湯する給湯回路と、前記貯湯タンク内に配設された間接熱交換器としての蛇管と、浴槽の温水を前記蛇管に循環させる風呂循環回路とを有した貯湯式給湯風呂装置であって、前記貯湯タンクは、覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板とで構成され、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有していると共に、前記蛇管が前記側周面接続穴及び上面接続穴にその両端が接続固定されて貯湯タンクの最上部に配設されているものとした。
【0017】
これにより、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されて自重を支えるので、吊り金具が不要となると共に、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができて浴槽水の追焚きまたは保温のための加熱能力が大きくなり、さらに貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となる。
【0018】
また、請求項6では、温水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、貯湯タンク内の温水を給湯する給湯回路と、貯湯タンク内に配設された間接熱交換器としての蛇管と、温水暖房端末の暖房循環水を前記蛇管に循環させる暖房循環回路とを有した貯湯式給湯暖房装置であって、前記貯湯タンクは、覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板とで構成され、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有していると共に、前記蛇管が前記側周面接続穴及び上面接続穴にその両端が接続固定されて貯湯タンクの最上部に配設されているものとした。
【0019】
これにより、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されて自重を支えるので、吊り金具が不要となると共に、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができて加熱能力が向上し、暖房の立ち上がりが早くなり、さらに、貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態の貯湯式給湯風呂装置を図1、図2に基づいて説明する。
1はステンレス製で約300L程度の容量を有して温水を貯湯する貯湯タンク、2はこの貯湯タンク1内の温水を循環させて加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、3は浴槽である。
【0021】
4は貯湯タンク1とヒートポンプユニット2を循環可能に接続する加熱循環回路で、加熱循環ポンプ5を有し貯湯タンク1の下部に接続されたヒーポン往き管4a及び貯湯タンク1上部に接続されたヒーポン戻り管4bより構成され、貯湯タンク1下部の冷水をヒーポン往き管4aを介してヒートポンプユニット2で加熱し、加熱された高温の温水を貯湯タンク1上部に戻して貯湯タンク1内に上から温水を貯湯していくものである。なお、貯湯タンク1の外周面には縦に複数個の貯湯温度センサ6a、6b、6c、6dを有しており、この貯湯温度センサが所定温度以上を検出することで貯湯量を検知するものである。
【0022】
7は貯湯タンク1に水を供給する給水管、8は貯湯タンク1内の温水を出湯する出湯管、9は給水管7からの冷水と出湯管8からの温水を設定温度になるように混合する混合弁、10は混合された設定温度の温水を給湯する給湯管、11は給湯管10の端部に設けられる蛇口である。12は混合弁9の下流に設けた給湯温度センサ、13は給湯量をカウントする給湯流量センサである。なお、14は水道圧を所定の圧力に減圧する減圧弁、15は加熱されることによる過圧を逃す圧力逃し弁である。これらによって給湯回路16を構成しているものである。
【0023】
17は風呂循環回路で、貯湯タンク1内に設けられた間接熱交換器としての蛇管18と浴槽3とを風呂往き管17a及び風呂戻り管17bとで循環可能に接続するものである。19は風呂循環回路17に設けられた風呂循環ポンプ、20は流水の有無を検出する流水センサ、21は風呂循環回路17を流れる浴槽水の温度を検出する風呂温度センサ、22は浴槽水の水圧から浴槽3内の水位を検出する水位センサである。
【0024】
23は蛇管18をバイパスして風呂往き管17aと風呂戻り管17bとを接続するバイパス管で、三方弁よりなる流路切換弁24がバイパス管23と風呂戻り管17bの接続部に設けられており、風呂循環回路17を流れる温水を蛇管18に流すか否かを選択的に切り換えるものである。
【0025】
25は給湯管10途中から分岐されて風呂循環回路17に接続され浴槽3への湯張りを行うための湯張り管、26はこの湯張り管25に設けられ浴槽3への湯張りの開始、停止を行う湯張り弁、27は浴槽3への湯張り量をカウントする風呂流量センサである。なお、28は湯張り管25と水位センサ22との間に設けられる二方弁で、湯張り時に一旦開弁して風呂戻り管16bの湯張り管25の接続位置から浴槽3までの配管のエアパージを行った後、閉弁して水位センサ22で正確な水位を監視しながら湯張りを行えるようにするものである。
【0026】
29はヒートポンプユニット2の加熱制御を行う加熱制御部、30は給湯及び風呂の制御を行う給湯風呂制御部である。
【0027】
ここで、前記貯湯タンク1について図2に示した断面図に基づいて詳述すると、ステンレス板を深絞り加工により形成した覆椀状で頂部に温水取出し用の開口部111を有した上部鏡板112と、ステンレス板を筒状に形成した胴体113と、ステンレス板を深絞り加工により形成した椀状の下部鏡板114より構成されているものである。
【0028】
前記上部鏡板112には、その側周面に外側へ向けてバーリング加工された側周面接続穴115と、その上部に外側へ向けてバーリング加工された上面接続穴116とが設けれている。
【0029】
貯湯タンク1内に設けられる間接熱交換器としての前記蛇管18はステンレス製管材をコイル状に巻いたものであり、その一端側は上部鏡板112の側周面に直行する方向に側周面継手117が設けられて前記側周面接続穴115に挿入固定されていると共に、他端側は上部鏡板112の上面に直行する方向に上面継手118が設けられて前記上面接続穴116に挿入固定されているものである。
【0030】
そして、この貯湯タンク1の組み立て方を説明すると、先ず、側周面接続穴115に蛇管18の側周面継手117を差し込み、側周面接続穴116のバーリング端面と側周面継手117を溶接固定する。そして、上部鏡板112の上面接続穴116に蛇管18の上面継手118を差し込み、上面接続穴116のバーリング端面と上面継手118とを溶接固定する第1の工程を行う。
【0031】
また、第1の工程とは別に、下部鏡板114と胴体113とを横倒しにして、下部鏡板114の側周面端部と胴体113の一端部と突合わせ、胴体113の開放端側から入れ込んだ溶接用トーチ(図示せず)により内側から溶接する第2の工程を行う。
【0032】
そして、第1の工程により蛇管18が接続固定された上部鏡板112の側周面端部と、第2の工程により下部鏡板114が接続固定された胴体113の開放端の端部とを突合わせ、上部鏡板112の開口部111から溶接用トーチを蛇管18より奥側の突合わせ面まで入れ込んで内側から溶接する第3の工程により貯湯タンク1が組み立てられる。
【0033】
このように、蛇管18を接続固定する工程と、上部鏡板112と胴体113とを接続固定する工程とを完全に分離したので、組み立てが容易になり工数が減ると共に蛇管18を接続するのに特殊な治具を必要とせずに製造コストを下げることができ、また、蛇管18の一端は貯湯タンク1の上面に固定されるため、蛇管18を吊る専用の金具が不要となって原価を下げることができる。
【0034】
また、一端を側周面、他端を上面に接続して蛇管18を上部鏡板112内に収めるようにしたので、貯湯タンク1に貯められた温水の最も温度が高い最上部に配設することができ、貯湯タンク1内の熱を有効利用することができるものである。
【0035】
次に、この貯湯式給湯風呂装置の作動について説明する。
前記給湯風呂装置30に接続された風呂リモコン(図示せず)にて風呂の追焚きあるいは保温が指示されると、給湯風呂装置30は流路切換弁24を蛇管18側に切り換えて風呂循環ポンプ19を駆動し、浴槽3内の浴槽水を貯湯タンク1内に設けられた間接熱交換器としての蛇管18に流通させ、貯湯タンク1内の貯湯温水の熱を利用して浴槽水を加熱するものである。貯湯タンク1の温水を用いて浴槽3内の温水を追焚きあるいは保温可能にしたため、追焚きあるいは保温専用の電熱ヒーターが不要となり、コストの低減及び電力消費量の低減を計れるものである。
【0036】
また、給湯を行うと貯湯タンク1内の高温の温水が出湯管8から流出していき、貯湯タンク1の底部から冷たい水道水が流入し、総給湯量が多くなると貯湯タンク1内の残りの高温湯が少なくなる。この時、風呂の追焚きあるいは保温が指示されると、蛇管18内に浴槽水が流入して貯湯タンク1内の残りの高温湯と熱交換して加熱されて流出していくもので、蛇管18の取付けられた高さ位置が貯湯タンク1内の最上部であるため、給湯により貯湯量が減ったとしても、貯湯タンク1内に残った高温湯を浴槽の追焚きあるいは保温に最後まで利用することが可能となるものである。
【0037】
本発明はこの一実施形態に限定されることはなく、発明の要旨を変更しない範囲で様々な変形が可能なものであり、例えば、本発明の間接熱交換器付貯湯タンクを貯湯式給湯暖房装置に用いることもできる。この他の実施形態の貯湯式給湯暖房装置を図4に基づいて説明する。尚、先の一実施形態と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
ここで、31は浴室の床暖房等の温水暖房端末で、暖房循環ポンプ32及び暖房温度センサ33を有した暖房循環回路34によって、蛇管18に暖房循環水が循環可能に接続されているものである。35は給湯及び暖房の制御を行う給湯暖房制御部である。
【0039】
そして、給湯暖房制御部35に接続された暖房リモコン(図示せず)により、暖房の開始が指示されると、暖房循環ポンプ32が駆動されて暖房循環水が暖房循環回路34を循環し、貯湯タンク1内に配設された間接熱交換器としての蛇管18を流通する際に加熱され、この加熱された暖房循環水が温水暖房端末31に流入することで暖房が行われるものである。
【0040】
この時、蛇管18が貯湯タンク1の最上部に配設されているため、貯湯タンク1内の最も高温の雰囲気にさらされることとなって従来のものよりも加熱能力が大きくなっているものである。そのため、暖房の立上がりが早くなり、使い勝手が向上するものである。
【0041】
また、給湯を行うと貯湯タンク1内の高温の温水が出湯管8から流出していき、貯湯タンク1の底部から冷たい水道水が流入し、総給湯量が多くなると貯湯タンク1内の残りの高温湯が少なくなる。しかし、この時暖房を行っても蛇管18の取付けられた高さ位置が貯湯タンク1内の最上部であるため、給湯により貯湯量が減ったとしても、貯湯タンク1内に残った高温水を温水暖房の熱源として最後まで利用することが可能となるもので、暖房可能な時間を延ばすことができ、給湯暖房装置としての使い勝手が大きく向上するものである。
【0042】
また、これら実施形態では貯湯タンク1の溶接方法として隙間腐食の発生しにくい内面溶接を用いたが、作業の簡単な外側からの溶接を採用してもよく、例えば、蛇管18を配設した上部鏡板112と胴体113を胴体113の開放端から入れ込んだ溶接用トーチにより内面溶接を行い、次に、胴体113の開放端と下部鏡板114を外側から外面溶接して組み立てるようにしたものでもよく、蛇管18を接続固定する工程と、上部鏡板112と胴体113とを溶接する工程とが完全に分離されることとなり、組み立てが容易となり製造コストを下げることができるものである。
【0043】
なお、本発明では蛇管18の両端に側周面継手117及び上面継手118を介して貯湯タンク1に接合しているものであるが、継手を用いずに貯湯タンク1に蛇管18の端部を直接接合するようにしてもよいものである。
【0044】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができ、貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されるため、吊り金具が不要となり原価を抑えることができる。
【0045】
また、請求項2の発明によれば、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができ、貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されるため、吊り金具が不要となり原価を抑えることができ、さらに、上部鏡板と蛇管を接続する工程と、上部鏡板と胴板を溶接する工程を完全に分離し、蛇管を上部鏡板に固定してから、この上部鏡板と胴体とを溶接するようにしたので、上部鏡板と蛇管を接続したものが一つの部品となって取り扱いが容易となると共に、製造組み立て時の作業が大幅に簡略化されて容易になり、製造の組み立て工数が少なくなって製造コストを大幅に抑えることができる。
【0046】
また、請求項3の発明によれば、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができ、貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されるため、吊り金具が不要となり原価を抑えることができ、さらに、上部鏡板と蛇管を接続する工程と、上部鏡板と胴板を溶接する工程を完全に分離し、蛇管を上部鏡板に固定してから、この上部鏡板と胴体とを溶接するようにしたので、上部鏡板と蛇管を接続したものが一つの部品となって取り扱いが容易となると共に、製造組み立て時の作業が大幅に簡略化されて容易になり、製造の組み立て工数が少なくなって製造コストを大幅に抑えることができ、その上、隙間腐食の発生しにくい内面溶接だけで貯湯タンクを製造することが可能となり、貯湯タンクの品質が向上する。
【0047】
また、請求項4の発明によれば、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができ、貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となると共に、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されるため、吊り金具が不要となり原価を抑えることができ、さらに、上部鏡板と蛇管を接続する工程と、上部鏡板と胴板を溶接する工程を完全に分離し、蛇管を上部鏡板に固定してから、この上部鏡板と胴体とを溶接するようにしたので、上部鏡板と蛇管を接続したものが一つの部品となって取り扱いが容易となると共に、製造組み立て時の作業が大幅に簡略化されて容易になり、製造の組み立て工数が少なくなって製造コストを大幅に抑えることができ、その上、組み立て作業のしやすい外面溶接を採用して製造することが可能となる。
【0048】
また、請求項5の発明によれば、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されるため、吊り金具が不要となり原価を抑えることができると共に、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができて浴槽水の追焚きまたは保温のための加熱能力が大きくなり、さらに貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となって追焚きまたは保温のための加熱が可能な時間を延ばすことができ、給湯風呂装置としての使い勝手が大きく向上する。
【0049】
また、請求項6の発明によれば、蛇管の一端が上部鏡板の上面に接続されるため、吊り金具が不要となり原価を抑えることができると共に、蛇管を貯湯タンク内の一番高い位置に配設することができて加熱能力が向上し、暖房の立ち上がりが早くなり、さらに、貯湯タンク内の熱を最後まで有効利用可能となって暖房可能な時間を延ばすことができ、給湯暖房装置としての使い勝手が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の貯湯式給湯風呂装置の概略図。
【図2】同一実施形態の貯湯タンクの断面図。
【図3】同一実施形態の蛇管の平面図。
【図4】他の一実施形態の貯湯式給湯暖房装置の概略図。
【図5】従来例の貯湯式給湯風呂装置の概略図。
【図6】従来例の貯湯タンクの断面図。
【符号の説明】
1 貯湯タンク
111 開口部
112 上部鏡板
113 胴体
114 下部鏡板
115 側周面接続穴
116 上面接続穴
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
3 浴槽
4 加熱循環回路
16 給湯回路
17 風呂循環回路
18 蛇管
31 温水暖房端末
34 暖房循環回路
Claims (6)
- 覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板と、間接熱交換器としての蛇管とを備え、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有していると共に、この側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の端部がそれぞれ接続され、前記蛇管を上部鏡板内に収めるようしたことを特徴とする間接熱交換器付貯湯タンク。
- 覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板と、間接熱交換器としての蛇管とを備え、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有している間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法に於いて、前記上部鏡板の側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の端部をそれぞれを差し込み固定する第1の工程と、前記第1の工程により内部に前記蛇管が固定された前記上部鏡板の側周面端部と前記胴体の端部とを溶接する第2の工程を含むことを特徴とする間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法。
- 覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板と、間接熱交換器としての蛇管とを備え、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有している間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法に於いて、前記上部鏡板の側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の端部をそれぞれ差し込み固定する第1の工程と、前記下部鏡板の側周面端部と前記胴体の一端部を前記胴体の開放端側から入れ込んだ溶接用のトーチにより内側から溶接する第2の工程と、前記第1の工程により内部に前記蛇管が固定された前記上部鏡板の側周面端部と前記胴体の端部とを前記上部鏡板の頂部の前記開口部から入れ込んだ溶接用のトーチにより内側から溶接する第3の工程とを含むことを特徴とする間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法。
- 覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板と、間接熱交換器としての蛇管とを備え、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有している間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法に於いて、前記上部鏡板の側周面接続穴及び上面接続穴に前記蛇管の端部をそれぞれ差し込み固定する第1の工程と、第1の工程により内部に前記蛇管が固定された前記上部鏡板の側周面端部と前記胴体の端部とを前記胴体の開放端側から入れ込んだ溶接用のトーチにより内側から溶接する第2の工程と、前記下部鏡板の側周面端部と前記胴体の一端部を外側から溶接する第3の工程とを含むことを特徴とする間接熱交換器付貯湯タンクの製造方法。
- 温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク内の温水を給湯する給湯回路と、前記貯湯タンク内に配設された間接熱交換器としての蛇管と、浴槽の温水を前記蛇管に循環させる風呂循環回路とを有した貯湯式給湯風呂装置であって、前記貯湯タンクは、覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板とで構成され、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有していると共に、前記蛇管が前記側周面接続穴及び上面接続穴にその端部がそれぞれ接続固定されて貯湯タンクの最上部の上部鏡板内に収めるように配設されていることを特徴とする貯湯式給湯風呂装置。
- 温水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、貯湯タンク内の温水を給湯する給湯回路と、貯湯タンク内に配設された間接熱交換器としての蛇管と、温水暖房端末の暖房循環水を前記蛇管に循環させる暖房循環回路とを有した貯湯式給湯暖房装置であって、前記貯湯タンクは、覆椀状で頂部に開口部を有した上部鏡板と、筒状の胴体と、椀状の下部鏡板とで構成され、前記上部鏡板の側周面及び上面にそれぞれ側周面接続穴及び上面接続穴を有していると共に、前記蛇管が前記側周面接続穴及び上面接続穴にその端部がそれぞれ接続固定されて貯湯タンクの最上部の上部鏡板内に収めるように配設されていることを特徴とする貯湯式給湯暖房装置。
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