JP3906408B2 - 給湯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯湯タンクを備えた追いだき機能付きの給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7、図8は従来の追いだき機能を有する給湯器の構成図および作用説明図である。
図において、1は給湯器、2は貯湯タンクであり、給水管3からの給水を貯え、割安な深夜電力等を利用して供給される電力(図示せず)によって発熱体4により水を沸き上げて高温湯として貯湯する。5は混合弁であり、貯湯タンク2からの高温湯と、給水管3からの水を適温に混合し、ふろ側循環路6を経由して浴槽7に適温の湯を供給し、適量となったところで電磁弁8により供給を停止し、湯張りを行う。ふろ側循環路6は、循環ポンプ9により浴槽7から浴水を引き込み、熱交換器11を経由して浴槽7に戻る経路である。なお10は循環ポンプ9の上流側に設けられたふろ側循環路入口温度検出手段である。また、貯湯タンク側循環路12は、貯湯タンク2の上部からタンク内の湯を循環ポンプ13で引き込み、熱交換器11を経由して貯湯タンク2の下部へ繋がる経路である。
【0003】
14は制御装置で、判断部14aおよび記憶部14bを備え、発熱体4、混合弁5、電磁弁8、ふろ側循環路入口温度検出手段10、循環ポンプ9、追いだきスイッチ15aを備えたリモコン15と電気的に接続されており、各々の動作を制御し又は検出値を入力している。16は給湯経路であり、貯湯タンク2で沸き上げた高温湯と給水管3からの水を混合弁5で混合し、所望の温度にして手洗いなどの給湯に利用するための経路である。
【0004】
次に、従来の給湯器の追いだき動作について説明する。
浴槽7に湯張りを行ったあとしばらく放置するなどして、浴槽7内の湯温が低下したとき、使用者がリモコン15の追いだきスイッチ15aを操作することにより、制御装置14に追いだきを指示する信号が送られ、追いだきが開始される。このとき、通常は図8(a)に示すように、発熱体4により貯湯タンク2内の水は沸き上げられて高温湯Aで満タンの状態にある。ここで、制御装置14の指示によって、循環ポンプ9により浴槽7の浴水の循環を開始する。
循環が開始されると、ふろ側循環路入口温度検出手段10により、浴槽7内の湯温を検出し、追いだきの目標湯温との比較を行いながら、目標温度となるまで循環を継続する。
【0005】
一方、貯湯タンク側循環路12では循環ポンプ13を動作させ、貯湯タンク2の高温湯を熱交換器11へ導き、熱交換器11では、貯湯タンク2内の高温湯とふろ側循環路6内の浴水との熱交換を行う。このような循環による熱交換を行うと、浴槽7内の湯温が上昇すると共に、図8(b)に示すように貯湯タンク2内の湯温が低下し、熱交換によりエネルギーを奪われて、大部分が先の高温湯よりも低温となった中温湯Bとなり、貯湯タンク2内に残ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにして貯湯タンク2内の高温湯を利用した場合、追いだきに要するエネルギーが大量であったり、複数回の追いだきを行ったりすると、図8(b)のように貯湯タンク2内の高温湯Aの大半を使い切ってしまい、混合弁5での湯はりや給湯経路16での給湯に必要な高温湯が得られなくなり、給湯に支障をきたすことになる。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、貯湯タンク内のエネルギーを熱交換により用いる追いだき手段において、追いだき後に残る貯湯タンク内の湯温の低下を抑制し、他の給湯に使用可能な実質量を確保することにより使い勝手のよい給湯器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る給湯器は、貯湯タンクと、貯湯タンク内の湯を強制循環する貯湯タンク側循環路と、浴槽内の水を強制循環させるふろ側循環路と、貯湯タンク側循環路とふろ側循環路との間で熱交換を行なう熱交換手段と、貯湯タンク側循環路およびふろ側循環路の熱交換後の出口温度を検出する温度検出手段と、各々の循環流量を検出温度により制御する制御装置とで構成し、浴槽内の追いだきを行う給湯器であって、貯湯タンク側循環路の出口温度に上限値を設け、循環流量を制御して熱交換手段の貯湯タンクへの戻り湯温を低く抑え、貯湯熱量を確保する運転モードと、制限を設けない運転モードの少くとも2つの運転モードを設けることを特徴とする給湯器。
【0009】
また、通常に追いだきをした場合は、前記上限値により循環流量を制御する運転モードとし、使用者が意図した場合のみ操作により前記上限値による制限を設けない運転モードで追いだきを行うものである。
【0010】
さらに、前記2つの追いだき運転モードで、熱交換手段により熱交換を行ったあとの湯を下部に加熱手段を設けた貯湯タンクに戻すときの位置を変更できるよう構成し、かつ、各々貯湯タンクへ戻す位置の近傍に設けた温度検出手段での検出結果により、戻す位置を切り替えるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1、図2は本発明の実施の形態1の構成図および作用説明図、図3は制御フローチャート図である。なお、従来例と同一または相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
20は貯湯タンク側循環路出口温度検出手段で、貯湯タンク側循環路12の熱交換器11の下流側に配置されており、熱交換器11での熱交換後に浴槽7へ流入する湯の温度を検出する。15bはリモコン15に設けられた急速追いだきスイッチであり、使用者の意志により追いだきスイッチ15aと排他的に操作し、追いだきのモードを指示するスイッチである。
【0012】
次に、本発明に係る追いだき動作について、図3のフローチャート図を中心にして、図1、図2を用いて説明する。なお、貯湯タンク2における沸き上げや湯ばり、給湯経路16での給湯動作は従来例と同じなので、説明を省略する。
まず、使用者がリモコン15の追いだきスイッチ15a、または急速スイッチ15bを操作して、ふろ側循環路6の循環ポンプ9の動作を開始させる(ステップS−1)。
【0013】
次に、予め設定し制御装置14の記憶部14bに記憶された追いだきの目標設定温度Tsと、ふろ側循環路入口温度検出手段10で検出した現在湯温Toとを、制御装置14の判断部14aが比較する(ステップS−2)。
現在湯温Toが追いだき目標温度Tsと同じかもしくは高い場合は、追いだきを行う必要がないので、ふろ側循環路6の循環ポンプ9を停止し、また、それまで追いだきを行っていた場合に動作している貯湯タンク側循環路12の循環ポンプ13を停止する(ステップS−3)。
そして、追いだき動作が終了となる(ステップS−4)。
【0014】
現在湯温Toが追いだき目標温度Tsよりも低い場合は、追いだきを行うため、追いだきに必要なエナルギーを貯湯タンク2側から供給させるための貯湯タンク側循環路12の循環ポンプ13を動作させる(ステップS−5)。
次に、最初に追いだきを開始したときに使用者が操作したスイッチが急速スイッチ15bかどうかを、制御装置14の判断部14aが判断する(ステップS−6)。
【0015】
急速スイッチ15bが押された場合は急速モードと判断し、急速な追いだきを使用者が希望しているので、貯湯タンク2のエネルギーを利用して短時間で所望温度への追いだきをする動作モードにて、熱交換による追いだきを実施する(ステップS−7)。ここでは、一例として、貯湯タンク側循環路12の貯湯タンク側循環路出口側温度検出手段20で検出した温度(仮にT1とする)と、ふろ側循環路6のふろ側循環路出口温度検出手段10で検出した温度(仮にT2とする)を比較し、T1=T2+5℃となるように制御装置14により循環ポンプ13の運転を制御し、熱交換器11により熱交換を行い追いだきする。なお、ここでは、T2+5℃をT1としているが、熱交換器11の特性などにより最適な熱交換効率が得られるように、適宜5℃以外の温度を設定してもよい。
【0016】
このような運転方法による追いだきを行うと、従来例で示したように貯湯タンク2に戻る湯温が比較的高い温度になってしまい、貯湯タンク2内の温度は図2(c)で示すような温度分布となり、貯湯タンク2で沸き上げた高温湯Aを比較的大量に消費することになる。
【0017】
急速スイッチ15bが操作されていない追いだきの場合は、急速な追いだきを使用者が希望していないので、前述のT1=T2+5℃となるように制御装置14により循環ポンプ13の運転を制御すると共に、貯湯タンク側循環路出口温度検出手段20での検出温度T1が、予め設定し制御装置14の記憶部14bに記憶されている制御温度Taを越えない様に制御装置14により制御する(ステップS−8)。このように制御しながらステップS−2に至り、ステップS−5、ステップS−6でループ状となる。
【0018】
ここで、制御温度Taは、貯湯タンク2に戻したときに、前述の急速な追いだきの場合に戻した湯温よりも低温であり、かつ浴槽7の目標追いだき温度よりも高温な熱交換が可能な領域の温度とし、できるだけ貯湯タンク2に戻す湯の温度を低減することにより、結果として図2(b)に示すように、高温湯Aの残量を確保することを目的とした湯温である。
【0019】
以上のように、使用者が急速な追いだきを意図した場合以外では、従来例のように、貯湯タンク2内の高温湯Aを大量に使用することなく追いだきが可能となるため、追いだき後に残る貯湯タンク2内の湯温の低下を抑制し、他の給湯に使用可能な実質量を確保することにより、使い勝手のよい給湯器を提供することができる。
【0020】
[実施の形態2]
図4、図5は本発明の実施の形態2の構成図および作用説明図、図6は制御フローチャート図である。なお、実施の形態1および従来例と同一または相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
30は第2の貯湯タンク側循環路で、貯湯タンク側循環路12を三方弁31により、実施の形態1で示した貯湯タンク2の下部に戻す経路とは別の経路に分岐し、貯湯タンク2のほぼ半分よりやや下の位置に接続された経路である。なお、通常状態においては、三方弁31による経路は貯湯タンク2の下側に連通する経路に設定されているものとする。32は、第2の貯湯タンク側循環路30の貯湯タンク2への接続部分の上に設けられた第1のタンク温度検出手段である。33は第2のタンク温度検出手段であり、貯湯タンク2の下部の湯温を検出することができる。
【0021】
次に、本発明に係る追いだき動作について、図6のフローチャート図を中心にして、図4、図5を用いて説明する。なお、貯湯タンク2における沸き上げや湯ばり、給湯経路16での給湯動作は従来例と同じなので、説明を省略する。
まず、使用者がリモコン15の追いだきスイッチ15a、または急速スイッチ15bを操作して、ふろ側循環路6の循環ポンプ9の動作を開始させる(ステップS−10)。
【0022】
次に、予め設定し制御装置14の記憶部14bに記憶された追いだきの目標設定温度Tsと、ふろ側循環路入口温度検出手段10で検出した現在湯温Toとを、制御装置14の判断部14aが比較する(ステップS−11)。
現在湯温Toが、追いだき目標温度Tsと同じかもしくは高い場合は、追いだきを行う必要がないので、ふろ側循環路6の循環ポンプ9を停止し、またそれまで追いだきを行っていた場合に動作している貯湯タンク側循環路12の循環ポンプ13を停止する(ステップS−12)。
そして、追いだき動作が終了となる(ステップST−13)。
【0023】
現在湯温Toが追いだき目標温度Tsよりも低い場合は、追いだきを行うため、制御装置14の判断部14aが、第1のタンク温度検出手段32の検出温度Ttを沸き上げ温度Twと比較する(ステップS−14)。
そして、沸き上げ温度の自然放熱分(ここでは10℃と設定)を減じた温度よりも第1のタンク温度検出手段32の検出温度Ttが低い場合(図5の(c)や(g)のような状態)は、給湯等により貯湯タンク2の下部に給水管3から水が供給され、貯湯タンク2の下部に蓄えられた湯の温度が低温であると判断し、三方弁31により、第2の循環路30が貯湯タンク側循環路12となるように流路を切り替える(ステップS−15)。
そして、追いだきに必要なエネルギーを貯湯タンク2側から供給させるための貯湯タンク側循環路12の循環ポンプ9を動作させる(ステップST−16)。
【0024】
それ以外の場合、すなわち沸き上げ温度の自然放熱分を減じた温度よりも第1のタンク温度検出手段32の検出温度Ttが高い場合(図5の(b)や(f)のような状態)は、貯湯タンク2の下部に蓄えられた湯温が低下していないと判断し、貯湯タンク側循環路12の循環ポンプ13を動作させる(ステップS−16)。
次に、最初に追いだきを開始したときに使用者が操作したスイッチが急速スイッチ15bかどうかを、制御装置14の判断部14aが判断する(ステップS−17)。
【0025】
急速スイッチ15bが押された場合は急速モードと判断し、急速な追いだきを使用者が希望しているので、貯湯タンク2のエネルギーを利用して、短時間で所望温度への追いだきをする動作モードにて、熱交換による追いだきを実施する(ステップS−18)。ここでは、一例として、貯湯タンク側循環路12の貯湯タンク側循環路出口側温度検出手段20で検出した温度(仮にT1とする)と、ふろ側循環路6のふろ側循環路出口温度検出手段21で検出した温度(仮にT2とする)を比較し、T1=T2+5℃となるように制御装置14により循環ポンプ13の運転を制御し、熱交換器11により熱交換を行い追いだきする。
なお、ここでは、T2+5℃をT1としているが、熱交換器11の特性などにより最適な熱交換効率が得られるように、適宜5℃以外の温度を設定してもよい。
【0026】
このような運転方法による追いだきを行うと、従来例で示したように貯湯タンク2に戻る湯温が比較的高い温度になってしまい、貯湯タンク2内の温度は図2(c)で示すような温度分布となり、貯湯タンク2で沸き上げた高温湯Aを比較的大量に消費することになるが、本実施の形態2での構成によれば、貯湯タンク2の下部が低温となっている場合は、その低温部分を避けて貯湯タンクのほぼ1/3程度の位置から熱交換後の湯を貯湯タンク2に戻すので、第2の貯湯タンク側循環路30の貯湯タンク2への戻し位置より下の湯との混合が成されないので、貯湯タンク2の下部から戻す場合に比べて、全体の温度低下が防止できる。
【0027】
急速スイッチ15bが操作されていない追いだきの場合は、急速な追いだきを使用者が希望していないので、前述のT1=T2+5℃となるように制御装置14により循環ポンプ13の運転を制御すると共に、貯湯タンク側循環路出口温度検出手段20での検出温度T1が、予め設定し制御装置14の記憶部14bに記憶されている制御温度Taを越えない様に制御装置14により制御する(ステップS−19)。このように制御しながらステップS−11に至り、ループ状となる。
【0028】
前述したように実施の形態2の構成によれば、貯湯タンク2の下部が低温となっている場合は、その低温部分を避けて貯湯タンク2のほぼ1/3程度の位置から熱交換後の湯を貯湯タンク2に戻すので、第2の貯湯タンク側循環路30の貯湯タンク2への戻し位置より下の湯との混合が成されないので、貯湯タンク2の下部から戻す場合に比べて、全体の温度低下が防止できる。
【0029】
なお、本実施の形態2では、三方弁31による流路切り替えのための判断基準となる温度の検出を、第1のタンク温度検出手段32により実施する例について述べたが、第1のタンク温度検出手段32の代わりに第2のタンク温度検出手段33により判定してもよく、この場合は貯湯タンク2の下部の温度を検出する第1のタンク温度検出手段32の場合と比べて、給湯経路16により若干の給湯による貯湯タンク2内の湯の減少では、三方弁31が切り替わることがないため、貯湯タンク2内が比較的満タン状態での動作では、より残湯の有効活用が可能となる。
【0030】
以上のように、使用者が急速な追いだきを意図した場合においても、従来例のように、貯湯タンク2内の高温湯を大量に使用することなく追いだきが可能となるため、追いだき後に残る貯湯タンク2内の湯温の低下を抑制し、他の給湯に使用可能な実質量を確保することにより、使い勝手のよい給湯器を提供することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、貯湯タンクと、貯湯タンク内の湯を強制循環する貯湯タンク側循環路と、浴槽内の水を強制循環させるふろ側循環路と、貯湯タンク側循環路とふろ側循環路との間で熱交換を行なう熱交換手段と、貯湯タンク側循環路およびふろ側循環路の熱交換後の出口温度を検出する温度検出手段と、各々の循環流量を検出温度により制御する制御装置とで構成し、浴槽内の追いだきを行う給湯器であって、貯湯タンク側循環路の出口温度に上限値を設け、循環流量を制御して熱交換手段の貯湯タンクへの戻り湯温を低く抑え、貯湯熱量を確保する運転モードと、制限を設けない運転モードの少くとも2つの運転モードを設けるようにしたので、使用者が急速な追いだきを意図した場合以外では、従来例のように、貯湯タンク内の高温湯を大量に使用することなく追いだきが可能となるため、追いだき後に残る貯湯タンク内の湯温の低下を抑制し、他の給湯に使用可能な実質量を確保することにより、使い勝手のよい給湯器を提供することが可能となる。
【0032】
また、通常に追いだきをした場合は、前記上限値により循環流量を制御する運転モードとし、使用者が意図した場合のみ操作により前記上限値による制限を設けない運転モードで追いだきを行うようにしたので、使用者が急速な追いだきを意図した場合以外では、従来例のように、貯湯タンク内の高温湯を大量に使用することなく追いだきが可能となるため、追いだき後に残る貯湯タンク内の湯温の低下を抑制し、他の給湯に使用可能な実質量を確保することにより、使い勝手のよい給湯器を提供することが可能となる。
【0033】
さらに、2つの追いだき運転モードで、熱交換手段により熱交換を行ったあとの湯を下部に加熱手段を設けた貯湯タンクに戻すときの位置を変更できるよう構成し、かつ、各々貯湯タンクへ戻す位置の近傍に設けた温度検出手段での検出結果により、戻す位置を切り替えるようにしたので、使用者が急速な追いだきを意図した場合においても、従来例のように、貯湯タンク内の高温湯を大量に使用することなく追いだきが可能となるため、追いだき後に残る貯湯タンク内の湯温の低下を抑制し、他の給湯に使用可能な実質量を確保することにより、使い勝手のよい給湯器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る給湯器の構成図である。
【図2】 図1の給湯器の作用説明図である。
【図3】 図1の給湯器の制御を示すフローチャート図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る給湯器の構成図である。
【図5】 図4の給湯器の作用説明図である。
【図6】 図4の給湯器の制御を示すフローチャート図である。
【図7】 従来の給湯器の構成図である。
【図8】 図7の給湯器の作用説明図である。
【符号の説明】
1 給湯器、2 貯湯タンク、3 給水管、4 発熱体、5 混合弁、6 ふろ側循環路、7 浴槽、8 電磁弁、9 循環ポンプ、10 ふろ側循環路入口温度検出手段、11 熱交換器、12 貯湯タンク側循環路、13 循環ポンプ、14 制御装置、14a 判断部、14b 記憶部、15 リモコン、15a追いだきスイッチ、15b 急速スイッチ、16 給湯経路、20 貯湯タンク側循環路出口温度検出手段、21 ふろ側循環路出口温度検出手段、30 第2の循環路、31 三方弁、32 第1のタンク温度検出手段、33 第2のタンク温度検出手段。

Claims (3)

  1. 貯湯タンクと、該貯湯タンク内の湯を強制循環する貯湯タンク側循環路と、浴槽内の水を強制循環させるふろ側循環路と、前記貯湯タンク側循環路と前記ふろ側循環路との間で熱交換を行なう熱交換手段と、前記貯湯タンク側循環路およびふろ側循環路の熱交換後の出口温度を検出する温度検出手段と、各々の循環流量を検出温度により制御する制御装置とで構成し、前記浴槽内の追いだきを行う給湯器であって、
    前記貯湯タンク側循環路の出口温度に上限値を設け、循環流量を制御して前記貯湯タンクへの戻り湯温を低く抑え、貯湯熱量を確保する運転モードと、制限を設けない運転モードの少くとも2つの運転モードを設けることを特徴とする給湯器。
  2. 通常に追いだきをした場合は、上限値により循環流量を制御する運転モードとし、使用者が意図した場合のみ操作により前記上限値による制限を設けない運転モードで追いだきを行うことを特徴とする請求項1記載の給湯器。
  3. 2つの追いだき運転モードで、前記熱交換手段により熱交換を行ったあとの湯を下部に加熱手段を設けた貯湯タンクに戻すときの位置を変更できるよう構成し、かつ、各々貯湯タンクへ戻す位置の近傍に設けた温度検出手段での検出結果により、戻す位置を切り替えること特徴とする請求項1または2記載の給湯器。
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