JP2005302627A - 燃料電池コージェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池コージェネレーションシステムのエネルギー効率を向上させるシステムを提供する。
【解決手段】 燃料電池に、冷却水循環経路、冷却水循環手段、熱交換器、貯湯水循環経路、貯湯タンク、貯湯水の循環方向を貯湯タンクの上部から取水する第1の循環方向Aと貯湯タンクの底部から取水する第2の循環方向Bとに切り換えることができる貯湯水循環方向切換手段、貯湯水を循環する貯湯水循環手段、冷却水温度検出手段、並びに貯湯水温度検出手段とを備え、燃料電池の暖機時に、貯湯水温度検出手段により検出された貯湯水検出温度と冷却水温度検出手段により検出された冷却水検出温度との検出温度差が第1の設定温度差以下の場合には貯湯水が第2の循環方向Bに循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合には貯湯水が第1の循環方向Aに循環するよう、貯湯水循環方向切換手段が貯湯水を循環させる、燃料電池コージェネレーションシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池コージェネレーションシステムに関し、特に燃料電池の暖機を行う燃料電池コージェネレーションシステムに関する。
燃料電池は、電気化学反応に伴う発熱を除熱し、電気化学反応に最適な温度状態に燃料電池を維持すべく、冷却システムを設けている。燃料電池コージェネレーションシステムは、この冷却システムから回収される熱を有効利用して温水の供給を行うものである。他方で、燃料電池は、電気化学反応に適する温度状態にしないと発電運転を行うことができないため、燃料電池コージェネレーションシステムの起動時には燃料電池の暖機を行う必要がある。そこで、従来の燃料電池コージェネレーションシステムでは、暖機時においてヒータを用いて冷却水を加熱し、冷却システムを燃料電池の暖機に応用している(例えば特許文献1参照)。
特開平2−230665号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、従来の燃料電池コージェネレーションシステムでは、燃料電池の暖機には、主としてヒータを用いるため、暖機に時間がかかるとともに、ヒータによるエネルギー消費が燃料電池コージェネレーションシステムのエネルギー効率の低下を招くという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池コージェネレーションシステムのエネルギー効率を向上させる燃料電池コージェネレーションシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る燃料電池コージェネレーションシステムは、燃料電池と、前記燃料電池を所定の温度に維持するための冷却水が循環する冷却水循環経路と、前記冷却水循環経路内の冷却水を循環する冷却水循環手段と、前記冷却水循環経路に配設された熱交換器と、前記熱交換器において前記冷却水と熱交換を行う貯湯水が循環する貯湯水循環経路と、前記貯湯水循環経路中に配設された積層沸き上げ方式の貯湯タンクと、前記貯湯水の循環方向を前記貯湯タンクの上部から取水する第1の循環方向と前記貯湯タンクの底部から取水する第2の循環方向とに切り換える貯湯水循環方向切換手段と、前記貯湯水循環経路内の貯湯水を循環する貯湯水循環手段と、所定の冷却水温度検出位置において前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、所定の貯湯水温度検出位置において前記貯湯水の温度を検出する貯湯水温度検出手段とを備え、前記燃料電池の暖機時に、前記貯湯水温度検出手段により検出された貯湯水検出温度と前記冷却水温度検出手段により検出された冷却水検出温度との検出温度差が第1の設定温度差以下の場合には前記貯湯水が前記第2の循環方向に循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合には前記貯湯水が前記第1の循環方向に循環するよう、前記貯湯水循環方向切換手段が前記貯湯水を循環させる(請求項1)。このような構成とすると、所定の温度条件に応じて、貯湯タンクに蓄えられた貯湯水を燃料電池の暖機に活用することができるので、燃料電池コージェネレーションシステムの効率の向上が可能となる。
前記貯湯水循環方向切換手段は、前記暖機開始から所定時間、前記貯湯水を前記第1の循環方向に循環させた後、前記検出温度差が前記第1の設定温度差以下の場合には前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換える(請求項2)。このような構成とすると、貯湯水循環経路内の貯湯水温度や貯湯水循環経路の配管による貯湯水温度の低下の影響の影響を排除できるので、貯湯タンクに蓄えられた貯湯を利用した燃料電池コージェネレーションシステムの効率的な暖機が可能となる。
前記所定の冷却水温度検出位置が、前記燃料電池の冷却水出口と熱交換器の冷却水入口との間の前記冷却水循環経路上にある(請求項3)。
前記所定の貯湯水温度検出位置が、前記第1の循環方向において前記貯湯タンクの上部接続部と前記熱交換器との間の貯湯水循環経路上、あるいは前記貯湯水タンク内の上部接続部近傍にある(請求項4)。
前記の所定時間が、少なくとも、前記貯湯タンクの上部接続部と前記貯湯水温度検出手段との間の前記貯湯水循環経路の距離、前記貯湯水循環経路の配管の熱容量、前記貯湯水の流速のいずれかに応じて、設定もしくは変更できるように構成される(請求項5)。このような構成とすると、燃料電池コージェネレーションシステムの設置条件の変更や改修時においても、最適な設定を実現することが可能となるので、燃料電池コージェネレーションシステムの設置の自由度が向上する。
前記燃料電池コージェネレーションシステムは、前記冷却水循環経路に配設された冷却水加熱ヒータをさらに備え、前記検出温度差が前記第1の設定温度差以下の場合に、前記冷却水加熱ヒータが作動する(請求項6)。このような構成とすると、冷却水加熱ヒータの消費エネルギーを節約することができるので、燃料電池コージェネレーションシステムの効率の向上が可能となる。
前記燃料電池コージェネレーションシステムは、前記冷却水が前記熱交換器を経由せずに循環するように前記冷却水循環経路に配設された冷却水熱交換器バイパス経路と、前記冷却水の循環経路を、前記冷却水熱交換器を経由する第1の冷却水循環経路と前記冷却水熱交換器バイパス経路を経由する第2の冷却水循環経路とに切り換える冷却水循環経路切換手段とをさらに備え、前記冷却水は前記第2の冷却水循環経路を循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合に、前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換える(請求項7)。あるいは、前記貯湯水が前記熱交換器を経由せずに循環するように前記貯湯水循環経路に配設された貯湯水熱交換器バイパス経路と、前記貯湯水の循環経路を、前記熱交換器を経由する第1の貯湯水循環経路と前記貯湯水熱交換器バイパス経路を経由する第2の貯湯水循環経路とに切り換える貯湯水循環経路切換手段とをさらに備え、前記貯湯水は前記第2の貯湯水循環経路を循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合に、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換える(請求項11)。このような構成とすると、検出温度差が小さい場合には、貯湯タンクの貯湯水と冷却水との熱交換を行わないようにすることが可能となるので、燃料電池コージェネレーションシステムの効率の向上が可能となる。
前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が第2の設定温度差以下の場合に、前記冷却水加熱ヒータが作動する(請求項8)。あるいは、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が第2の設定温度差以下の場合に、前記冷却水加熱ヒータが作動する(請求項12)。このような構成とすると、検出温度差の大きさに応じて、貯湯水との熱交換と冷却水加熱ヒータとの併用によって冷却水を加熱することが可能となるので、暖機時間を短縮することが可能となる。
前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換えた後、前記第1の設定温度差及び前記第2の設定温度差より小さい第3の設定温度差より前記検出温度差が大きい場合に、前記検出温度差が再度検出及び算出される(請求項9)。あるいは、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換えた後、前記第1の設定温度差及び前記第2の設定温度差より小さい第3の設定温度差より前記検出温度差が大きい場合に、前記検出温度差が再度検出及び算出される(請求項13)。このような構成とすると、検出温度差が小さくなるに従い、第2の設定温度差以下となり冷却水加熱ヒータが作動し、次いで、第3の設定温度差以下となり冷却水と貯湯水との熱交換が停止するようになるので、暖機時間の長期化を極力回避しながら、貯湯水と冷却水との熱交換を極力継続することが可能となる。
前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が前記第3の設定温度差以下の場合に、前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第2の冷却水循環経路に切り換えるとともに、前記貯湯水循環方向切換手段が前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換える(請求項10)。あるいは、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が前記第3の設定温度差以下の場合に、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第2の貯湯水循環経路に切り換えるとともに、前記貯湯水循環方向切換手段が前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換える(請求項14)。このような構成とすると、検出温度差が第3の設定温度差以下になるまで、冷却水と貯湯水との熱交換が継続するので、燃料電池コージェネレーションシステムの効率の向上が可能となる。
前記燃料電池から排出される余剰のアノードガスを燃焼処理する燃焼装置と、前記貯湯水循環経路に配設された燃焼装置排気ガス熱交換器とを備え、前記燃焼装置排気ガス熱交換器が、前記燃焼装置の排気ガスと前記貯湯水との熱交換を行う(請求項15)。このような構成とすると、燃料電池から排出される余剰のアノードガスが貯湯水への蓄熱に活用されるので、燃料電池コージェネレーションシステムの効率の向上が可能となる。
前記貯湯水循環方向切換手段が、前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換えた後においてのみ、前記燃焼装置排気ガス熱交換器が、前記排気ガスと前記貯湯水との熱交換を行う(請求項16)。このような構成とすると、貯湯水の循環方向が第1の循環方向の時において、貯湯タンク上部の貯湯水より高温の貯湯水が貯湯タンク底部に流入することを回避できるので、貯湯タンクの積層構造の損傷を防止することができる。
前記燃焼装置が、前記燃料電池に付設された改質器の燃焼部である(請求項17)。このような構成とすると、燃料電池から排出される余剰のアノードガスが貯湯水への蓄熱に加え、アノードガスの改質にも活用されるので、燃料電池コージェネレーションシステムの効率の更なる向上が可能となる。
以上のように、本発明は、燃料電池コージェネレーションシステムのエネルギー効率を向上させるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池コージェネレーションシステムの概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1の燃料電池コージェネレーションシステムは、燃料電池11と、冷却水循環ポンプ12(冷却水循環手段)と、冷却水加熱ヒータ13と、熱交換器14と、冷却水循環経路15と、冷却水温度検出手段16と、冷却水熱交換器バイパス経路17と、三方弁18(冷却水循環経路切換手段)と、貯湯タンク21と、貯湯水循環経路23と、貯湯水循環ポンプ22(貯湯水循環手段)と、切換経路23a’、23b’及び三方弁26a、26bを備えて構成される貯湯水循環方向切換手段と、貯湯水温度検出手段24と、制御装置29とを有している。
貯湯水循環経路23は、貯湯水が貯湯タンク21と熱交換器14とを通って循環するように形成され、その途中に貯湯水を循環させる貯湯水循環ポンプ22と貯湯水の温度を検出する貯湯水温度検出手段24と、三方弁26a、26bとが配設されている。
貯湯タンク21は、上部に高温の貯湯水を蓄え、下部に比較的低温の貯湯水を蓄える積層沸き上げ方式である。貯湯水が貯湯タンク21の上部接続部21a及び底部接続部21bを通って循環するように配設されている。
三方弁26aは、貯湯タンク21の底部接続部21bと熱交換器14の貯湯水入口14aとの間に配設されている。三方弁26aのポートa1は、底部接続部21b側の貯湯水循環経路23と接続し、ポートa2は、熱交換器14側の貯湯水循環経路23と接続し、ポートa3は切換経路23a’と接続している。
三方弁26bは、貯湯タンク21の上部接続部21aと熱交換器14の貯湯水出口14bとの間に配設されている。三方弁26bのポートb1は、上部接続部21b側の貯湯水循環経路23と接続し、ポートb2は、熱交換器14側の貯湯水循環経路23と接続し、ポートa3は切換経路23b’と接続している。
切換経路23a’は、三方弁26aのポートa3と三方弁26b及び上部接続部21a間の貯湯水循環経路23とを接続するように配設されている。
切換経路23b’は、三方弁26bのポートb3と三方弁26a及び底部接続部21b間の貯湯水循環経路23とを接続するように配設されている。
これにより、三方弁26a,26bのポート接続の切換により、貯湯水の循環方向を切り換えることが可能となる。
貯湯水温度検出手段24は、貯湯タンク21内の上部接続部21a近傍、あるいは貯湯水が上部接続部21aから循環(第1の循環方向A)する際の上部接続部21aから熱交換器14の貯湯水入口14aに至るまでの貯湯水循環経路23に配設されている。ここでは、三方弁26aのポートa2と熱交換器14の貯湯水入口14aとの間の貯湯水循環経路23に配設されている。
貯湯水循環ポンプ22は、切換経路23a’、23b’によって循環方向が切り換わっても貯湯水を循環することが可能な位置に配設される。ここでは、三方弁26aのポートa2と貯湯水温度検出手段24との間に配設されている。
冷却水循環経路15は、冷却水が燃料電池11及び熱交換器14を通って循環するように形成され、その途中に冷却水を循環させる冷却水循環ポンプ12と、冷却水を加熱する冷却水加熱ヒータ13と、冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段16と、三方弁18とが配設されている。
冷却水加熱ヒータ13は、熱交換器14の冷却水出口14dと燃料電池11の冷却水入口11aとの間に配設されている。冷却水加熱ヒータ13には、電気ヒータなど一般的なヒータを用いることができる。
冷却水温度検出手段16は、燃料電池11の冷却水出口11bと熱交換器14の冷却水入口14cとの間に配設されている。
ここで、冷却水温度検出手段16及び貯湯水温度検出手段24には、例えば、熱電対を用いることができる。また、冷却水循環経路15及び貯湯水循環経路23を構成する配管の温度を計測することによって配管内の流体の温度を検出するという方法でもよい。
三方弁18は、冷却水温度検出手段16と熱交換器14の冷却水入口14cとの間に配設されている。三方弁18のポートc1は、冷却水温度検出手段16側の冷却水循環経路15と接続し、ポートc2は、熱交換器14の冷却水入口14c側の冷却水循環経路15と接続し、ポートc3は冷却水熱交換器バイパス経路17と接続している。
冷却水熱交換器バイパス経路17は、三方弁18のポートa3と、熱交換器14の冷却水出口14d及び冷却水加熱ヒータ13間の冷却水循環経路15とを接続するように配設されている。これにより、三方弁18のポート接続の切換により、冷却水の循環経路を熱交換器14経由の循環経路(第1の冷却水循環経路C)と冷却水熱交換器バイパス経路17経由の循環経路(第2の冷却水循環経路D)とに切り換えることが可能となる。
また、制御装置29は、燃料電池11の暖機開始後の経過時間t、あるいは冷却水温度検出手段16で検出される冷却水検出温度T2と貯湯水温度検出手段24で検出される貯湯水検出温度T1との検出温度差ΔTに基づいて、三方弁26a、26b、冷却水加熱ヒータ13あるいは三方弁18を制御するように構成されている。
以上のように構成された実施の形態1に係る燃料電池コージェネレーションシステムの動作を説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池11の暖機時における燃料電池コージェネレーションシステムの動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示される動作は、燃料電池コージェネレーションシステムが制御装置29によって制御されることにより遂行される。ここで、燃料電池11の暖機時とは、燃料電池11の起動から燃料電池が発電を開始するまでの間を言う。燃料電池11の起動とは、燃料電池11が運転待機状態から昇温状態に移行する時をいう。例えば、停止中の燃料電池コージェネレーションシステムの運転スイッチがONになった時をいう。
図2において、ステップS1の燃料電池11の暖機開始後、ステップS2において、貯湯水は、貯湯水循環ポンプ22によって、貯湯タンク21の上部接続部21aから循環する(第1の循環方向A)。すなわち、図1において、図中矢印A側である。三方弁26aは、ポートa3とポートa2とが接続されるように切り換わり、貯湯水が貯湯タンク21の上部接続部21aから切換経路23a’を経由して、貯湯水循環ポンプ22、熱交換器14を経由するように流れる。三方弁26bは、ポートb2とポートb3とが接続されるように切り換わり、貯湯水が切換経路23b’を経由して、貯湯タンク21の底部接続部21bに循環するように流れる。積層沸き上げ方式である貯湯タンク21内では底部より上部の方に高い温度の湯水が分布しているので、貯湯タンク21の上部から貯湯水を循環させることによって、この高温の湯水を利用して冷却水を加熱することができる。また、貯湯タンク21の底部接続部21bより戻すことによって、熱交換器14において降温した後の貯湯水は貯湯タンク21内の高温の貯湯水と接触しないので、貯湯タンク21の貯湯水の積層構造の損傷を防止することができる。
また、ステップS3において、三方弁18は、ポートc1とポートc3とが接続されるように切り換わり、冷却水は熱交換器14を経由せずに冷却水熱交換器バイパス経路17を経由して循環する(第2の冷却水循環経路D)。
そして、ステップS4において、暖機開始後の経過時間tが所定時間t1を経過しているか否かが判定され、所定時間t1を経過していない場合には、ステップS2及びS3の状態が維持される。これは、燃料電池11の暖機開始後、貯湯タンク21の上部接続部21aの貯湯水が貯湯水温度検出手段24の位置に到達するまでには時間がかかるため、燃料電池11の暖機開始から所定時間t1は、貯湯水を第1の循環方向Aに循環させるようにして、貯湯タンク21の貯湯水の温度を正確に検出するためである。
ここで、所定時間t1は、貯湯タンク21の上部接続部21aと貯湯水温度検出手段24との間の距離、貯湯水循環経路23の配管の熱容量、貯湯水の流速などの設定条件に応じて、貯湯タンク21の上部接続部21aの貯湯水が貯湯水温度検出手段24の位置に十分到達するまでの時間を考慮して設定される。また、貯湯タンク21の上部接続部21aと貯湯水温度検出手段24との間の距離、貯湯水循環経路23の配管の熱容量、貯湯水の流速などの設定条件は燃料電池コージェネレーションシステムの具体的設置条件に応じて決まる。そこで、所定時間t1は、これら具体的設置条件に応じて、設定もしくは変更できることが好ましい。例えば、これら具体的設置条件に応じた所定時間t1、あるいはこれら具体的設置条件に基づいて所定時間t1を演算処理する回路(図示せず)をあらかじめ制御装置29に記憶させておくことによって所定時間t1の設定を実現することができる。これにより、燃料電池コージェネレーションシステム設置後に所定時間t1をより的確に設定あるいは変更することが可能となる。つまり、燃料電池コージェネレーションシステムの設置の自由度を向上させることができる。
所定時間t1経過後には、ステップS5において、貯湯水温度検出手段24で貯湯水検出温度T1が検出され、ステップS6において、冷却水温度検出手段16で、冷却水検出温度T2が検出され、ステップS7において、貯湯水検出温度T1と冷却水検出温度T2との検出温度差ΔTが算出され、ステップS8において、検出温度差ΔTが第1の設定温度差Xと比較される。
検出温度差ΔTが第1の設定温度差X以下の場合は、ステップS16において、冷却水加熱ヒータ13が作動する。そして、ステップS18において、貯湯水循環方向が貯湯タンク21の底部接続部21bから循環するよう(第2の循環方向B)に切り換わる。すなわち、図1において、図中矢印B側である。三方弁26aは、ポートa1とポートa2とが接続されるように切り換わり、貯湯水が貯湯タンク21の底部接続部21bから経路23bを経由して、貯湯水循環ポンプ22、熱交換器14を経由するように流れる。三方弁26bは、ポートb2とポートb1とが接続されるように切り換わり、経路23aを経由して、貯湯タンク21の上部接続部21aへと循環するように流れる。これにより、冷却水加熱ヒータ13による冷却水の加熱が開始し、貯湯水との熱交換による冷却水の加熱は行われない。
また、検出温度差ΔTが第1の設定温度差Xより大きい場合は、ステップS9において、三方弁18は、ポートc1とポートc2とが接続されるように切り換わり、冷却水は熱交換器14を経由して循環する(第1の冷却水循環経路C)。これによって、貯湯水と冷却水の温度差を利用して、熱交換器14において冷却水を昇温させ、ひいては燃料電池11を昇温させることができる。
そして、ステップS10において、検出温度差ΔTが第2の設定温度差Yと比較される。
検出温度差ΔTが第2の設定温度差Yより大きい場合は、そのままステップS11に進む。これによって、熱交換器14において冷却水を昇温させることができるので、冷却水加熱ヒータ13を用いずに、燃料電池11の暖機を効率的に行うことができる。
検出温度差ΔTが第2の設定温度差Y以下の場合には、ステップS15において、冷却水加熱ヒータ13が作動し、ステップS11に進む。これによって、熱交換器14における加熱と冷却水加熱ヒータ13による加熱とを併用して、冷却水を昇温させ、ひいては燃料電池11を昇温させることができる。
ここで、第2の設定温度差Yの設定により、燃料電池11の暖機にかかる時間とエネルギー効率を適宜調整することができる。すなわち、冷却水加熱ヒータ13の消費エネルギーを節約したい場合には第2の設定温度差Yを小さく設定し、冷却水加熱ヒータ13が停止する検出温度差ΔTの範囲を拡張し、燃料電池11の暖機時間を短くしたい場合には第2の設定温度差Yを大きく設定し、冷却水加熱ヒータ13が作動する検出温度差ΔTの範囲を拡張することができる。
次に、ステップS11において、検出温度差ΔTが第3の設定温度差Zと比較される。
検出温度差ΔTが第3の設定温度差Z以下の場合は、ステップS17において、三方弁18はポートc1とポートc3とが接続されるように切り換わり、冷却水の経路は第2の冷却水循環経路Dになり、ステップS18に進む。これにより、貯湯水との熱交換による冷却水の昇温は終了する。
また、検出温度差ΔTが第3の設定温度差Zより大きい場合は、再度、貯湯水検出温度T1が検出され(ステップS12)、冷却水検出温度T2が検出され(ステップS13)、検出温度差ΔTが算出され(ステップS14)、ステップS10乃至S11が繰り返される。
なお、第3の設定温度差Zは第2の設定温度差Yより小さく設定される。これにより、検出温度差ΔTが第3の設定温度差Zまで縮まる前にステップS15において、冷却水加熱ヒータ12が作動することになる。また、第3の設定温度差Zは第1の設定温度差X以下に設定される。第3の設定温度差Zが第1の設定温度差Xより大きくては、ステップS9において熱交換が開始した後に、すぐにステップS17において熱交換が停止してしまう事態が発生してしまうからである。
また、第1の設定温度差X、第2の設定温度差Y及び第3の設定温度差Zは、冷却水温度検知手段16及び貯湯水温度検出手段24それぞれと熱交換器14との距離に応じた放熱及び熱交換器14での熱損失分の温度(数℃程度)を考慮して設定される。
また、ステップS18において、貯湯水循環方向が第2の循環方向Bに切り換わった後は、燃料電池11から排出される余剰のアノードガス(余剰アノードガスという)を燃焼処理する燃焼装置(図示せず)と、その燃焼装置の排気ガスと貯湯水とを熱交換して熱回収を行う燃焼装置排気ガス熱交換器(図示せず)とを配設しておくことによって、貯湯水の加熱を行うことができる。すなわち、貯湯水循環経路23が、燃焼装置排気ガス熱交換器を経由するように構成することによって、加熱された貯湯水は上部接続部21aより貯湯タンク21内に戻され、積層沸き上げが行われるようにすることができる。これによって、余剰アノードガスが貯湯水への蓄熱に活用されることとなり、燃料電池コージェネレーションシステムのエネルギー効率が向上する。ここで、アノードガスとは、燃料電池11のアノード側に供給されるガスをいい、一般的には、水素、あるいは水素を多く含むガスが用いられる。
なお、貯湯水の循環方向が第2の循環方向Bに切り換わった後にのみ、燃焼装置排気ガス熱交換器において燃焼装置の排気ガスと貯湯水との熱交換が行われるように構成するとよい。例えば、切換弁(図示せず)を介して貯湯水循環経路23を分岐させて、燃焼装置排気ガス熱交換器に貯湯水が循環するように構成することによって実現できる。あるいは、貯湯水の循環方向が第2の循環方向Bに切り換わった後にのみ、燃焼装置排気ガス熱交換器に燃焼装置の排気ガスが流通するように構成することによって実現できる。これによって、貯湯水の循環方向が第1の循環方向Aの時において、貯湯タンク上部接続部21a近傍の貯湯水より高温の貯湯水が貯湯タンク底部接続部21bに流入することを回避できるので、貯湯タンク21の積層構造の損傷を防止することができる。
また、この燃焼装置は、改質器の燃焼部(図示せず)であってもよい。改質器は、燃料電池11のアノードガスに水素以外の炭化水素系燃料を用いる場合において、一般的に燃料電池11に付設される装置であって、燃料電池11に供給されるアノードガスを燃焼熱によって水蒸気改質するように構成されている。これによって、余剰アノードガスが貯湯水への蓄熱に加え、アノードガスの改質にも活用されることとなり、燃料電池コージェネレーションシステムのエネルギー効率が向上する。
さらに、燃料電池11の発電時には、冷却水は第1の冷却水循環経路Cを循環し、貯湯水は第2の循環方向Bに循環する。この時、冷却水は、燃料電池11にて昇温され、冷却水経路15を通って、熱交換器14にて貯湯水により冷却される。そして、貯湯水は、熱交換器14にて昇温され、上部接続部21aより貯湯タンク21内に戻され、積層沸き上げが行われる。
ところで、貯湯水循環方向切換手段は、以下のような変形例によっても実施することができる。
(変形例1)
図3は、実施の形態1の変形例1に係る貯湯水循環経路23の構成を示す。
図3に示すように、変形例1は、実施に形態1の貯湯水循環方向切換手段の変形例である。すなわち、切換弁25が、貯湯水循環経路23に配設され、切換弁25には、貯湯水循環ポンプ22の吸入側とつながる貯湯水循環ポンプ吸入側取付経路22aと貯湯水循環ポンプ22の吐出側とつながる貯湯水循環ポンプ吐出側取付経路22bとが接続されている。
切換弁25は、貯湯水循環経路23に貯湯水循環ポンプ吸入側経路22aと貯湯水循環ポンプ吐出側経路22bとを切り換えて接続することができ、それにより貯湯水の循環方向を逆方向に切り換えることができるように構成されている。
以上のように構成された貯湯水循環方向切換手段の動作について説明する。
図3において、第1の循環方向Aは、図中矢印A側、すなわち、切換弁25が、貯湯水循環経路23の熱交換器14側と貯湯水循環ポンプ吸入側経路22aとを接続し、貯湯水循環経路23の貯湯タンク21側と貯湯水循環ポンプ吐出側経路22bとを接続することによって構成される。
第2の循環方向Bは、図中矢印B側、すなわち、切換弁25が、貯湯水循環経路23の熱交換器14側と貯湯水循環ポンプ吐出側経路22bとを接続し、貯湯水循環経路23の貯湯タンク21側と貯湯水循環ポンプ吸入側経路22aとを接続することによって構成される。切換弁25の動作は、制御装置29によって制御される。
なお、貯湯水循環ポンプ22がポンプの吐出方向を逆転することができるポンプであってもよい。例えば、切換弁25、貯湯水循環ポンプ吸入側経路22a及び貯湯水循環ポンプ吐出側経路22bを内在するポンプである。この場合、切換弁25の操作が、貯湯水循環ポンプ22の吐出方向の切換操作に置換される。
(変形例2)
図4は、実施の形態1の変形例2に係る貯湯水循環経路23を示す。
図4に示すように、変形例2は、実施に形態1の貯湯水循環方向切換手段の変形例である。すなわち、切換経路23a’、23b’の構成は、実施の形態1と同様であり、三方弁26aの位置において切換経路23a’が貯湯水循環経路23と接続し、三方弁26bの位置において切換経路23b’ が貯湯水循環経路23と接続している。
貯湯水循環経路23の熱交換器14の貯湯水出口14bと貯湯タンク21の上部接続部21aとの間であって、換経路23a’、23b’の接続箇所の間の部分の経路23aには、開閉弁28aが配設されている。
貯湯水循環経路23の貯湯タンク21の底部接続部21bと熱交換器14の貯湯水入口14aとの間であって、換経路23a’、23b’の接続箇所の間の部分の経路23bには開閉弁27bが配設されている。
切換経路23a’には開閉弁27aが配設されている。
切換経路23b’には開閉弁28bが配設されている。
以上のように構成され貯湯水循環方向切換手段の動作について説明する。
図4において、第1の循環方向Aの循環は、図中矢印A側、すなわち、貯湯水が貯湯タンク21の上部接続部21aから切換経路23a’を経由して、貯湯水循環ポンプ22、熱交換器14を経由するように、開閉弁27aが開き、かつ開閉弁27bが閉止され、切換経路23b’を経由して、貯湯タンク21の底部接続部21bに循環するように、開閉弁28bが開き、開閉弁28aが閉止されて形成される。
また、第2の循環方向Bの循環は、図中矢印B側、すなわち、貯湯水が貯湯タンク21の底部接続部21bから経路23bを経由して、貯湯水循環ポンプ22、熱交換器14を経由するように、開閉弁27bが開き、開閉弁27aが閉止され、かつ経路23aを経由して、貯湯タンク21の上部接続部21aに循環するように開閉弁28aが開き、開閉弁28bが閉止されて形成される。これらの動作は、制御装置29によって制御される。
(実施の形態2)
図1は、本発明の実施の形態2に係る燃料電池コージェネレーションシステムの概略構成を示す模式図である。
実施の形態2は、実施の形態1の冷却水熱交換器バイパス経路17の代替として、貯湯水熱交換器バイパス経路19を設けた燃料電池コージェネレーションシステムである。したがって、実施の形態1と相違する部分についてのみ説明する。
三方弁20(貯湯水循環経路切換手段)は、貯湯水温度検出手段24と熱交換器14の貯湯水入口14aとの間に配設されている。三方弁20のポートc1は、貯湯水温度検出手段24側の貯湯水循環経路23と接続し、ポートc2は、熱交換器14の貯湯水入口14a側の貯湯水循環経路23と接続し、ポートc3は貯湯水熱交換器バイパス経路19と接続している。
貯湯水熱交換器バイパス経路19は、三方弁20のポートa3と、熱交換器14の貯湯水出口14b近傍の貯湯水循環経路24とを接続するように、ここでは、三方弁20のポートa3と、貯湯水出口14bと貯湯水循環方向切換手段(具体的には、三方弁26b)との間の貯湯水循環経路24とを接続するように配設されている。これにより、三方弁20のポート接続の切換により、貯湯水の循環経路を熱交換器14経由の循環経路(第1の貯湯水循環経路E)と貯湯水熱交換器バイパス経路19経由の循環経路(第2の貯湯水循環経路F)とに切り換えることが可能となる。
以上のように構成された実施の形態2に係る燃料電池コージェネレーションシステムの動作について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る燃料電池11の暖機時における燃料電池コージェネレーションシステムの動作を示すフローチャートである。図6は、図2の「冷却水循環経路切換手段」が「貯湯水循環経路切換手段」に代替されている。以下、図2と相違する部分について説明する。
まず、ステップS2において、三方弁20は、ポートc1とポートc3とが接続されるように切り換わり、貯湯水は熱交換器14を経由せずに貯湯水熱交換器バイパス経路19を経由して循環する(第2の貯湯水循環経路F)。これによって、暖機開始直後は、ステップS8において、検出温度差ΔTが第1の設定温度差Xより大きいと判断されるまで、貯湯水は熱交換器14をバイパスすることになる。
また、検出温度差ΔTが第1の設定温度差Xより大きい場合は、ステップS9において、三方弁20は、ポートc1とポートc2とが接続されるように切り換わり、貯湯水は熱交換器14を経由して循環する(第1の冷却水循環経路E)。これによって、貯湯水と冷却水の温度差を利用して、熱交換器14において冷却水を昇温させ、ひいては燃料電池11を昇温させることができる。
さらに、ステップS17において、検出温度差ΔTが第3の設定温度差Z以下の場合に、三方弁20はポートc1とポートc3とが接続されるように切り換わり、貯湯水の経路は第2の貯湯水循環経路Fになり、ステップS18に進む。これにより、貯湯水との熱交換による冷却水の昇温は終了する。
そして、燃料電池11の発電時には、貯湯水は第1の貯湯水循環経路Eを、第2の循環方向Bに循環する。この時、冷却水は、燃料電池11にて昇温され、冷却水経路15を通って、熱交換器14にて貯湯水により冷却される。そして、貯湯水は、熱交換器14にて昇温され、上部接続部21aより貯湯タンク21内に戻され、積層沸き上げが行われる。
本発明に係る燃料電池コージェネレーションシステムは、エネルギー効率が高い燃料電池コージェネレーションシステムとして有用である。
本発明の実施の形態1に係る燃料電池コージェネレーションシステムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る燃料電池の暖機時における燃料電池コージェネレーションシステムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例1に係る貯湯水循環経路を示す模式図である。 実施の形態1の変形例2に係る貯湯水循環経路を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る燃料電池コージェネレーションシステムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る燃料電池の暖機時における燃料電池コージェネレーションシステムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 燃料電池
11a 冷却水入口
11b 冷却水出口
12 冷却水循環ポンプ
13 冷却水加熱ヒータ
14 熱交換器
14a 貯湯水入口
14b 貯湯水出口
14c 冷却水入口
14d 冷却水出口
15 冷却水循環経路
16 冷却水温度検出手段
17 冷却水熱交換器バイパス経路
18、20 三方弁
19 貯湯水熱交換器バイパス経路
c1,c2,c3 ポート
21 貯湯タンク
21a 上部接続部
21b 底部接続部
22 貯湯水循環ポンプ
22a 貯湯水循環ポンプ吸入側取付経路
22b 貯湯水循環ポンプ吐出側取付経路
23 貯湯水循環経路
23a 経路
23a’切換経路
23b 経路
23b’切換経路
24 貯湯水温度検出手段
25 切換弁
26a 三方弁
a1,a2,a3 ポート
26b 三方弁
b1,b2,b3 ポート
27a 開閉弁
27b 開閉弁
28a 開閉弁
28b 開閉弁
29 制御装置
A (貯湯水の)第1の循環方向
B (貯湯水の)第2の循環方向
C 第1の冷却水循環経路
D 第2の冷却水循環経路
E 第1の貯湯水循環経路
F 第2の貯湯水循環経路
t 経過時間
t1 所定時間
T1 貯湯水検出温度
T2 冷却水検出温度
ΔT 検出温度差
X 第1の設定温度差
Y 第2の設定温度差
Z 第3の設定温度差

Claims (17)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池を所定の温度に維持するための冷却水が循環する冷却水循環経路と、
    前記冷却水循環経路内の冷却水を循環する冷却水循環手段と、
    前記冷却水循環経路に配設された熱交換器と、
    前記熱交換器において前記冷却水と熱交換を行う貯湯水が循環する貯湯水循環経路と、
    前記貯湯水循環経路中に配設された積層沸き上げ方式の貯湯タンクと、
    前記貯湯水の循環方向を前記貯湯タンクの上部から取水する第1の循環方向と前記貯湯タンクの底部から取水する第2の循環方向とに切り換える貯湯水循環方向切換手段と、
    前記貯湯水循環経路内の貯湯水を循環する貯湯水循環手段と、
    所定の冷却水温度検出位置において前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、
    所定の貯湯水温度検出位置において前記貯湯水の温度を検出する貯湯水温度検出手段とを備え、
    前記燃料電池の暖機時に、前記貯湯水温度検出手段により検出された貯湯水検出温度と前記冷却水温度検出手段により検出された冷却水検出温度との検出温度差が第1の設定温度差以下の場合には前記貯湯水が前記第2の循環方向に循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合には前記貯湯水が前記第1の循環方向に循環するよう、前記貯湯水循環方向切換手段が前記貯湯水を循環させる、燃料電池コージェネレーションシステム。
  2. 前記貯湯水循環方向切換手段は、前記暖機開始から所定時間、前記貯湯水を前記第1の循環方向に循環させた後、前記検出温度差が前記第1の設定温度差以下の場合には前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換える、請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  3. 前記所定の冷却水温度検出位置が、前記燃料電池の冷却水出口と熱交換器の冷却水入口との間の前記冷却水循環経路上にある、請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  4. 前記所定の貯湯水温度検出位置が、前記第1の循環方向において前記貯湯タンクの上部接続部と前記熱交換器との間の貯湯水循環経路上、あるいは前記貯湯水タンク内の上部接続部近傍にある、請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  5. 前記の所定時間が、少なくとも、前記貯湯タンクの上部接続部と前記貯湯水温度検出手段との間の前記貯湯水循環経路の距離、前記貯湯水循環経路の配管の熱容量、前記貯湯水の流速のいずれかに応じて、設定もしくは変更できるように構成された、請求項2に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  6. 前記冷却水循環経路に配設された冷却水加熱ヒータをさらに備え、
    前記検出温度差が前記第1の設定温度差以下の場合に、前記冷却水加熱ヒータが作動する、請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  7. 前記冷却水が前記熱交換器を経由せずに循環するように前記冷却水循環経路に配設された冷却水熱交換器バイパス経路と、
    前記冷却水の循環経路を、前記熱交換器を経由する第1の冷却水循環経路と前記冷却水熱交換器バイパス経路を経由する第2の冷却水循環経路とに切り換える冷却水循環経路切換手段とをさらに備え、
    前記冷却水は前記第2の冷却水循環経路を循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合に、前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換える、請求項6に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  8. 前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が第2の設定温度差以下の場合に、前記冷却水加熱ヒータが作動する、請求項7に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  9. 前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換えた後、前記第1の設定温度差及び前記第2の設定温度差より小さい第3の設定温度差より前記検出温度差が大きい場合に、前記検出温度差が再度検出及び算出される、請求項7に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  10. 前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第1の冷却水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が前記第3の設定温度差以下の場合に、前記冷却水循環経路切換手段が前記冷却水の循環経路を前記第2の冷却水循環経路に切り換えるとともに、前記貯湯水循環方向切換手段が前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換える、請求項9に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  11. 前記貯湯水が前記熱交換器を経由せずに循環するように前記貯湯水循環経路に配設された貯湯水熱交換器バイパス経路と、
    前記貯湯水の循環経路を、前記熱交換器を経由する第1の貯湯水循環経路と前記貯湯水熱交換器バイパス経路を経由する第2の貯湯水循環経路とに切り換える貯湯水循環経路切換手段とをさらに備え、
    前記貯湯水は前記第2の貯湯水循環経路を循環し、前記検出温度差が第1の設定温度差より大きい場合に、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換える、請求項6に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  12. 前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が第2の設定温度差以下の場合に、前記冷却水加熱ヒータが作動する、請求項11に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  13. 前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換えた後、前記第1の設定温度差及び前記第2の設定温度差より小さい第3の設定温度差より前記検出温度差が大きい場合に、前記検出温度差が再度検出及び算出される、請求項11に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  14. 前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第1の貯湯水循環経路に切り換えた後、前記検出温度差が前記第3の設定温度差以下の場合に、前記貯湯水循環経路切換手段が前記貯湯水の循環経路を前記第2の貯湯水循環経路に切り換えるとともに、前記貯湯水循環方向切換手段が前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換える、請求項13に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  15. 前記燃料電池から排出される余剰のアノードガスを燃焼処理する燃焼装置と、
    前記貯湯水循環経路に配設された燃焼装置排気ガス熱交換器とを備え、
    前記燃焼装置排気ガス熱交換器が、前記燃焼装置の排気ガスと前記貯湯水との熱交換を行う、請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  16. 前記貯湯水循環方向切換手段が、前記貯湯水の循環方向を前記第2の循環方向に切り換えた後においてのみ、前記燃焼装置排気ガス熱交換器が、前記排気ガスと貯湯水との熱交換を行う、請求項15に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  17. 前記燃焼装置が、前記燃料電池に付設された改質器の燃焼部である、請求項15に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
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