JP2002093446A - 燃料電池コジェネシステム、および燃料電池コジェネシステムの起動方法 - Google Patents

燃料電池コジェネシステム、および燃料電池コジェネシステムの起動方法

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JP2002093446A JP2000275441A JP2000275441A JP2002093446A JP 2002093446 A JP2002093446 A JP 2002093446A JP 2000275441 A JP2000275441 A JP 2000275441A JP 2000275441 A JP2000275441 A JP 2000275441A JP 2002093446 A JP2002093446 A JP 2002093446A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池起動時に、燃料電池を所定の温度ま
で昇温するための加熱手段を別途設けなければならなか
った。 【解決手段】 燃料電池1と、燃料電池1を冷却するた
めの第一の熱媒体流路3と、水流路9と、第一の熱媒体
流路3内の第一の熱媒体と水流路9内の水との間で熱交
換を行う第一の熱交換器5と、水を加熱するためのバー
ナー10と、燃料電池1の起動時に燃料電池1を昇温す
るためにバーナー10の駆動を制御する制御手段21と
を備えた燃料電池コジェネシステムであって、燃料電池
1の起動時には、水が、バーナー10により加熱された
後に第一の熱交換器5を通り、第一の熱交換器5を通じ
て第一の熱媒体を昇温することにより、燃料電池1を昇
温することを特徴とする燃料電池コジェネシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば燃料電池
の発電にともなって発生する熱を利用して湯を沸かして
供給する燃料電池コジェネシステム、および燃料電池コ
ジェネシステムの起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池発電装置は、水素と酸素の直接
反応により電気エネルギーを生成するもので、発電効率
が高く、大気汚染物質もほとんど排出しないクリーンな
発電装置として期待されている。特にエネルギー効率の
観点から、発電時に発生する熱も利用できるコジェネシ
ステムの実用化が望まれている。
【0003】熱の利用形態としては、水を加熱して給湯
するものがある。給湯システムとしては、夜間電力を用
いて湯を沸かして貯湯し、必要なときに給湯できるシス
テムなどで、すでに市販されているものもある。また、
湯を沸かす手段として電力の代わりに燃料電池の発熱を
利用し、貯湯するようにすれば、実用的なコジェネシス
テムが構築できる。
【0004】湯の用途は、風呂の湯としてそのまま用い
たり、熱交換して暖房に用いるなど様々であり、用途に
よって必要な温度も異なる。たとえば、燃料電池コジェ
ネシステムで沸かされた湯の温度より低い温度で供給し
たい場合には、水道水と混合することにより温度を調節
して給湯する。
【0005】ところが、発電量が少ないときには、発熱
量が少なくなる。また、湯の消費量が多いときには、給
湯流路を流れる水の量が多くなる。このような場合に
は、湯温は低くなるので、加熱してから給湯することが
必要になる。そこで、温度不足を補う加熱目的のために
追い炊きバ−ナーを設けたコジェネレションシステムが
考案されている(特開平7−324809)。
【0006】一方、燃料電池で効率良く発電するため
に、一定の温度範囲に保つことが必要である。そこで、
コジェネシステムの起動時において、燃料電池本体を加
熱する、燃料電池内を循環する熱媒体をヒータで加熱す
る、外部の熱源の熱を熱交換器を通して熱媒体に取りこ
んで昇温する(特開平9−63609)などの方法があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして燃料電池を一定の温度にまで昇温してからコジ
ェネシステムの運転を開始するために、別途起動専用の
燃料電池加熱手段を設けなければならないという課題が
あった。
【0008】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、起動専用の燃料電池加熱手段を設けることなく、
迅速に燃料電池を昇温、運転開始することが可能な燃料
電池コジェネシステム、および燃料電池コジェネシステ
ムの起動方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、燃料電池と、前記燃料電池を冷却するため
の第一の熱媒体流路と、第二の熱媒体流路と、前記第一
の熱媒体流路内の第一の熱媒体と前記第二の熱媒体流路
内の第二の熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、前
記第二の熱媒体を加熱するための加熱手段と、前記燃料
電池の起動時に前記燃料電池を昇温するために前記加熱
手段の駆動を制御する制御手段とを備えた燃料電池コジ
ェネシステムであって、前記燃料電池の起動時には、前
記第二の熱媒体が、前記加熱手段により加熱された後に
前記熱交換器を通り、前記熱交換器を通じて前記第一の
熱媒体を昇温することにより、前記燃料電池を昇温する
ことを特徴とする燃料電池コジェネシステムである。
【0010】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
燃料電池の温度を検知するための温度検知手段を備え、
前記制御は、前記検知された温度に基づいて行われるこ
とを特徴とする第一の本発明の燃料電池コジェネシステ
ムである。
【0011】第三の本発明(請求項3に対応)は、燃料
電池と、前記燃料電池を冷却するための熱媒体流路と、
水流路と、前記熱媒体流路内の熱媒体と前記水流路内の
水との間で熱交換を行う熱交換器と、前記水を加熱する
ための加熱手段とを備えた燃料電池コジェネシステムの
起動方法であって、前記燃料電池の起動時には、前記水
流路内の水が前記加熱手段により加熱された後に前記熱
交換器を通るように、前記水の流れを変え、前記熱交換
器を通じて前記熱媒体を昇温することにより、前記燃料
電池を所定の温度まで昇温することを特徴とする燃料電
池コジェネシステムの起動方法である。
【0012】第四の本発明(請求項4に対応)は、燃料
電池と、前記燃料電池を冷却するための第一の熱媒体流
路と、第二の熱媒体流路と、前記第一の熱媒体流路を流
れる第一の熱媒体と前記第二の熱媒体流路を流れる第二
の熱媒体との間で熱交換を行う第一の熱交換器と、前記
第二の熱媒体流路に設けられた蓄熱槽と、水流路と、前
記第二の熱媒体と前記水流路を流れる水との間で熱交換
を行う第二の熱交換器と、前記第二の熱媒体を加熱する
ための加熱手段とを備えた燃料電池コジェネシステムの
起動方法であって、前記燃料電池の起動時には、前記加
熱手段により前記第二の熱媒体を加熱し、前記第一の熱
交換器を通じて前記第一の熱媒体を昇温することによ
り、前記燃料電池を所定の温度まで昇温することを特徴
とする燃料電池コジェネシステムの起動方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる実施の
形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0014】(実施の形態1)はじめに、本実施の形態
1の燃料電池コジェネシステムの構成および動作につい
て、本実施の形態の燃料電池コジェネシステムの構成図
である図1を参照しながら説明する。なお、本実施の形
態の燃料電池コジェネシステムの構成および動作を説明
すると同時に、本発明の燃料電池コジェネシステムの起
動方法の一実施の形態についても述べる。
【0015】図1において、1は燃料電池、3は熱媒体
流路、5は第一の熱交換器、9は給湯のための水流路、
10はバーナー、11はタンク、12は熱媒体を流すポ
ンプである。なお、本実施の形態の燃料電池コジェネシ
ステムは、燃料電池1の温度を検知するための温度検知
手段20、および少なくともバーナー10を制御するた
めの制御手段21を備えており、制御手段21は、温度
検知手段20の検知結果に基づいて、システム起動時に
燃料電池1を昇温するための制御を行うことができる。
【0016】図中の矢印のうち、aは発電時の熱媒体・
水の流れの向きを、bは起動時の熱媒体・水の流れの向
きを、それぞれ示している。なお、a、bは、発電・給
湯時と起動時とで同じ向きに熱媒体・水が流れることを
示している。
【0017】燃料電池1の発電時には、熱媒体がポンプ
12の稼働により熱媒体流路3を循環し、燃料電池1で
発生する熱は外部に持ち出され、燃料電池1は温度を一
定に保たれる。熱媒体の熱は、第一の熱交換器5によっ
て水流路9を矢印a(および矢印a、b)の向きに流れ
る水に熱交換され、加熱された水が供給される。
【0018】発電量が少ないときには発熱量も少なく、
また湯の消費量が多いときには水流路9を流れる水の量
が多い。このようなとき湯の温度は低くなるので、必要
に応じてバーナー10で加熱し湯の温度を上げる。
【0019】一方、起動時には、水は水流路9を矢印b
(および矢印a、b)の向きに流れ、バーナー10で加
熱された水が第一の熱交換器5に入り、熱媒体を昇温す
る。そして、昇温された熱媒体が、ポンプ12によって
燃料電池1内を循環し、燃料電池1の温度を上げる。
【0020】なお、燃料電池コジェネシステムは、図7
(a)に示されているように、燃料電池1の温度を検知
するための温度検知手段20を備えていなくてもよい。
【0021】また、上述された本実施の形態では、燃料
電池1に発生する熱を、第一の熱交換器5を設けて外部
に伝達したが、これに限らず、たとえば図7(b)に示
されているように、第一の熱交換器5を設けずに、燃料
電池1の熱を水に直接伝達してもよい。なお、熱交換器
で熱伝達する場合、1次側の出口温度は、1次側、2次
側の液量や熱交換性質に依存し、燃料電池では、発電の
効率・安定性のため、70〜80℃で燃料電池に導入さ
れるようにする。そのため、図7(b)に示されている
ような構成の燃料電池においては、発電時に室温の水を
上記温度にまで加熱してから燃料電池に導入しなければ
ならないという困難がある。
【0022】(実施の形態2)つぎに、本実施の形態2
の燃料電池コジェネシステムの構成および動作につい
て、本実施の形態の燃料電池コジェネシステムの構成図
である図2を参照しながら説明する。なお、本実施の形
態の燃料電池コジェネシステムの構成および動作を説明
すると同時に、本発明の燃料電池コジェネシステムの起
動方法の一実施の形態についても述べる。
【0023】図2において、1は燃料電池、2は蓄熱
槽、3は第一の熱媒体流路、4aは第二の熱媒体の熱回
収側流路、4bは第二の熱媒体の熱供給側流路、4cは
熱供給側から熱回収側へのバイパス流路、5は第一の熱
交換器、6は第二の熱交換器、9は給湯のための水流
路、10はバーナー、11はタンク、12〜14はポン
プ、15〜18は流路切替弁である。なお、本実施の形
態の燃料電池コジェネシステムは、少なくともバーナー
10を制御するための制御手段(図示省略)、および燃
料電池1の温度を検知するための温度検知手段(図示省
略)を備えており、制御手段は、温度検知手段の検知結
果に基づいて、システム起動時に燃料電池1を所定の温
度まで昇温するための制御を行うことができる。
【0024】風呂の追い炊きや、床暖房に熱を利用する
場合は、一般にこの構成のように第二の熱媒体からさら
に熱交換する方式がとられる。
【0025】第二の熱媒体流路の熱供給側流路4bから
熱回収側流路4aへは、バイパス流路4cを設け、熱媒
体・水の流れは、流路切替弁15〜18によって発電・
給湯時と起動時とで切り替えられる。なお、熱媒体・水
の流れの向きを示す矢印の意味は、実施の形態1と同様
である。
【0026】発電時は、ポンプ12で循環される第一の
熱媒体によって、燃料電池1で発生した熱を運び出す。
そして、第一の熱交換器5を利用して、ポンプ13によ
って循環される第二の熱媒体に、この熱を伝える。この
熱は、熱回収側の流路4aをaの方向に流れ、蓄熱槽2
に蓄えられる。
【0027】具体的には、図4に示されているように、
流路切替弁15、16を矢印a(および矢印a、b)の
方向に熱媒体が流れるように調節し、流路切替弁17、
18を閉鎖し、太線で示されたように第二の熱媒体を循
環させることにより、蓄熱槽2に熱を蓄える。なお、図
4は、蓄熱槽2に熱を蓄えるときの、第二の熱媒体の流
れを説明するための説明図である。
【0028】蓄熱槽2に蓄えられた熱を利用する際に
は、ポンプ14によって蓄熱槽2から送り出された第二
の熱媒体の熱を、第二の熱交換器6で水と熱交換して湯
として供給する。温度不足や使用量が多いなどの理由に
より加熱が必要な場合には、バーナー10によって加熱
した後に、第二の熱媒体を第二の熱交換器6に導入す
る。
【0029】具体的には、図5に示されているように、
流路切替弁15〜18を矢印a(および矢印a、b)の
方向に熱媒体が流れるように調節し、太線で示されたよ
うに第二の熱媒体を循環させることにより、蓄熱槽2に
蓄えられた熱を利用する。なお、図5は、蓄熱槽2に蓄
えられた熱を利用するときの、第二の熱媒体の流れを説
明するための説明図である。
【0030】燃料電池の起動時には、流路切替弁15〜
18の切り替えによって熱供給側から熱回収側へのバイ
パス流路4cを設定し、バーナー10で加熱した第二の
熱媒体を矢印b(および矢印a、b)の向きに流す。そ
して、第一の熱媒体を、第一の熱交換器5を利用して昇
温し、ポンプ12の稼働によって燃料電池1内を循環さ
せ、燃料電池1を所定の温度まで昇温する。
【0031】具体的には、図6に示されているように、
流路切替弁15〜18を矢印b(および矢印a、b)の
方向に熱媒体が流れるように調節し、太線で示されたよ
うに第二の熱媒体を循環させることにより、燃料電池1
を昇温する。なお、図6は、燃料電池1を昇温するとき
の、第二の熱媒体の流れを説明するための説明図であ
る。
【0032】このように、起動専用の燃料電池加熱手段
を設けることなく、かつ蓄熱槽2に熱が残っているとき
にはその熱も利用することにより、効率良く迅速に燃料
電池1を所定の温度まで昇温することが可能になる。
【0033】(実施の形態3)つぎに、本実施の形態3
の燃料電池コジェネシステムの構成および動作につい
て、本実施の形態の燃料電池コジェネシステムの構成図
である図3を参照しながら説明する。なお、本実施の形
態の燃料電池コジェネシステムの構成および動作を説明
すると同時に、本発明の燃料電池コジェネシステムの起
動方法の一実施の形態についても述べる。
【0034】図3において、1は燃料電池、2aは貯湯
槽、3は第一の熱媒体流路、4aは第二の熱媒体である
水の熱回収側流路、4bは熱供給側流路、4cは熱供給
側から熱回収側へのバイパス流路、5は第一の熱交換
器、6は第二の熱交換器、9は給湯のための水流路、1
0はバーナー、11はタンク、12〜14はポンプ、1
5〜19は流路切替弁である。なお、本実施の形態の燃
料電池コジェネシステムは、少なくともバーナー10を
制御するための制御手段(図示省略)、および燃料電池
1の温度を検知するための温度検知手段(図示省略)を
備えており、制御手段は、温度検知手段の検知結果に基
づいて、システム起動時に燃料電池1を所定の温度まで
昇温するための制御を行うことができる。
【0035】このように、本実施の形態の燃料電池コジ
ェネシステムの構成は、前述された本実施の形態の燃料
電池コジェネシステムの構成と類似しているが、第二の
熱媒体として貯湯槽2aに貯えられる湯を利用するよう
になっている。
【0036】第二の熱媒体の流路である水流路は、流路
切替弁15〜18によって発電・起動時で切り替えられ
る。なお、熱媒体・水の流れの向きを示す矢印の意味
は、実施の形態2と同様である。
【0037】発電時には、燃料電池1で発生した熱は、
ポンプ12で循環される第一の熱媒体によって燃料電池
1から運び出され、第一の熱交換器5によってポンプ1
3で循環される水に伝えられる。このようにして加熱さ
れた水は、矢印a(および矢印a、b)の向きにしたが
って流路をたどり、貯湯槽2aに貯えられる。
【0038】給湯時には、貯湯槽2aに貯えられた湯
を、ポンプ14を利用してそのまま供給することができ
る。ただし、加熱が必要な場合には、流路切替弁19の
切り替えにより、バーナー10で加熱される流路を通じ
て、貯湯槽2aに貯えられた湯を供給する。なお、暖房
や風呂の追い炊きは、貯えられた湯から第二の熱交換器
6を通じた熱交換を行うことによって行われる。
【0039】燃料電池の起動時には、流路切替弁15〜
18の切り替えによって熱供給側から熱回収側へのバイ
パス流路4cを設定し、バーナー10で加熱した第二の
熱媒体である水を矢印b(および矢印a、b)の向きに
流す。そして、第一の熱媒体を、第一の熱交換器5を利
用して昇温し、ポンプ12の稼働によって燃料電池1内
を循環させ、燃料電池1を所定の温度まで昇温する。
【0040】このように、起動専用の燃料電池加熱手段
を設けることなく、かつ蓄熱槽2に熱が残っているとき
にはその熱も利用することにより、効率良く迅速に燃料
電池1を所定の温度まで昇温することが可能になる。
【0041】なお、上述された実施の形態においては、
加熱手段としてバーナーを用いたが、ヒータや触媒燃焼
器などを用いても同様の効果が得られる。
【0042】燃料電池の研究開発は、給湯システムの研
究開発とは全く独立に進められることが普通であった。
そのため、燃料電池には、起動専用の燃料電池加熱のた
めの手段を設けることが常識化しており、それ以外の方
法を着想することは、当業者にとっても至難であった。
しかし、本発明によれば、このように、起動専用の加熱
手段を設けることなく、所定の温度まで燃料電池1を加
熱することが可能になる。
【0043】なお、上述された本実施の形態2、3の燃
料電池コジェネシステムは、バーナー10を制御するた
めの制御手段(図示省略)、および燃料電池1の温度を
検知するための温度検知手段(図示省略)を備えてお
り、制御手段は、温度検知手段の検知結果に基づいて、
システム起動時に燃料電池1を所定の温度まで昇温する
ための制御を行うことができた。しかし、これに限ら
ず、本発明の燃料電池コジェネシステムは、温度検知手
段を備えていなくてもよい。
【0044】たとえば、未だ実用化にはいたっていない
が、一般家庭用の燃料電池コジェネシステムで利用され
る燃料電池には、70〜90℃程度の温度範囲において
最適な稼働を行う、ON/OFF頻度の高いシステムに
適した固体高分子型が向いていると考えられる。このよ
うな場合には、センサなどの温度検知手段を利用せずと
も、タイマーなどを利用してバーナーを所定の時間だけ
燃焼させることにより、前述の温度範囲まで燃料電池を
昇温させることが十分に可能である。もちろん、正確な
温度管理を行うためには、燃料電池コジェネシステムが
温度検知手段を備えていることが望ましいが、前述のよ
うにして、廉価な燃料電池コジェネシステムを提供する
ことができる。なお、工場などの大規模施設で使用され
るりん酸型燃料電池を利用する燃料電池コジェネシステ
ムについても、同様のことがいえることはいうまでもな
い。なお、このようなりん酸型燃料電池の利用は、現在
のところテストプラントなどで行われているにすぎず、
店舗などの中規模施設で使用するための燃料電池コジェ
ネシステムも、前述の固体高分子型燃料電池を利用して
実用化される可能性がある。
【0045】以上述べたところから明らかなように、本
発明は、たとえば、燃料電池と、前記燃料電池冷却のた
めの熱媒体流路と、水流路と、前記熱媒体流路内の熱媒
体と前記水流路内の水との熱交換を行う熱交換器と、前
記水流路内に設置された加熱手段を有する燃料電池コジ
ェネシステムにおいて、燃料電池起動時には前記水流路
内の水を前記加熱手段により加熱した後に前記熱交換器
を通るように流れを変え、前記熱交換器を通じて前記熱
媒体を昇温することにより燃料電池を所定の温度まで昇
温するものである。
【0046】これによれば、給湯のための加熱手段を利
用して燃料電池本体を昇温するので、起動専用の加熱手
段を設けることなく、燃料電池を速やかに起動すること
ができる。
【0047】また、本発明は、たとえば、燃料電池と、
前記燃料電池を冷却するための第一の熱媒体流路と、第
二の熱媒体流路と、前記第一の熱媒体流路を流れる第一
の熱媒体と前記第二の熱媒体流路を流れる第二の熱媒体
との熱交換を行う第一の熱交換器と、蓄熱槽と、水流路
と、前記第二の熱媒体と前記水流路を流れる水の熱交換
をする第二の熱交換器と、前記水流路の水を加熱する加
熱手段とを有する燃料電池コジェネシステムにおいて、
燃料電池起動時に前記加熱手段により前記水流路内の水
を加熱し、前記第二の熱交換器によって前記第二の熱媒
体を昇温し、前記第一の熱交換器によって第一の熱媒体
を昇温することにより燃料電池を所定の温度に昇温する
ものである。
【0048】これにより、燃料電池本体を加熱するため
の加熱手段を別途設けることなく、また蓄熱槽に熱が残
っているときにはその熱も利用して燃料電池を効率良
く、速やかに所定の温度まで昇温し起動することができ
る。
【0049】以上のように、本発明によれば、燃料電池
起動のための加熱手段を設けることなく、かつ蓄熱槽に
熱が残っているときにはその熱も利用しながら効率良く
迅速に燃料電池を所定の温度まで昇温することが可能に
なる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、起動専用の燃料電池加熱手段を設けることなく、迅
速に燃料電池を昇温、運転開始することが可能な燃料電
池コジェネシステム、および燃料電池コジェネシステム
の起動方法を提供することができるという長所を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の燃料電池コジェネシス
テムの構成図
【図2】本発明の実施の形態2の燃料電池コジェネシス
テムの構成図
【図3】本発明の実施の形態3の燃料電池コジェネシス
テムの構成図
【図4】蓄熱槽2に熱を蓄えるときの、第二の熱媒体の
流れを説明するための説明図
【図5】蓄熱槽2に蓄えられた熱を利用するときの、第
二の熱媒体の流れを説明するための説明図
【図6】燃料電池1を昇温するときの、第二の熱媒体の
流れを説明するための説明図
【図7】本発明の、温度検知手段を有しない燃料電池コ
ジェネシステムの構成図(図7(a))、および熱交換
器を有しない燃料電池コジェネシステムの構成図(図7
(b))
【符号の説明】
1 燃料電池 2 蓄熱槽 2a 貯湯槽 3 第一の熱媒体流路 4 第二の熱媒体流路 4a 第二の熱媒体の熱回収側流路 4b 第二の熱媒体の熱供給側流路 4c 熱供給側から熱回収側へ貯湯槽を経由しない流路 5 第一の熱交換器 6 第二の熱交換器 9 水流路 10 バーナー 11 タンク 12〜14 ポンプ 15〜19 流路切替弁 20 温度検知手段 21 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 伸二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西村 晃一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 5H027 DD06 KK46 MM16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池と、前記燃料電池を冷却するた
    めの第一の熱媒体流路と、第二の熱媒体流路と、前記第
    一の熱媒体流路内の第一の熱媒体と前記第二の熱媒体流
    路内の第二の熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、
    前記第二の熱媒体を加熱するための加熱手段と、前記燃
    料電池の起動時に前記燃料電池を昇温するために前記加
    熱手段の駆動を制御する制御手段とを備えた燃料電池コ
    ジェネシステムであって、 前記燃料電池の起動時には、前記第二の熱媒体が、前記
    加熱手段により加熱された後に前記熱交換器を通り、前
    記熱交換器を通じて前記第一の熱媒体を昇温することに
    より、前記燃料電池を昇温することを特徴とする燃料電
    池コジェネシステム。
  2. 【請求項2】 前記燃料電池の温度を検知するための温
    度検知手段を備え、 前記制御は、前記検知された温度に基づいて行われるこ
    とを特徴とする請求項1記載の燃料電池コジェネシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 燃料電池と、前記燃料電池を冷却するた
    めの熱媒体流路と、水流路と、前記熱媒体流路内の熱媒
    体と前記水流路内の水との間で熱交換を行う熱交換器
    と、前記水を加熱するための加熱手段とを備えた燃料電
    池コジェネシステムの起動方法であって、 前記燃料電池の起動時には、前記水流路内の水が前記加
    熱手段により加熱された後に前記熱交換器を通るよう
    に、前記水の流れを変え、前記熱交換器を通じて前記熱
    媒体を昇温することにより、前記燃料電池を所定の温度
    まで昇温することを特徴とする燃料電池コジェネシステ
    ムの起動方法。
  4. 【請求項4】 燃料電池と、前記燃料電池を冷却するた
    めの第一の熱媒体流路と、第二の熱媒体流路と、前記第
    一の熱媒体流路を流れる第一の熱媒体と前記第二の熱媒
    体流路を流れる第二の熱媒体との間で熱交換を行う第一
    の熱交換器と、前記第二の熱媒体流路に設けられた蓄熱
    槽と、水流路と、前記第二の熱媒体と前記水流路を流れ
    る水との間で熱交換を行う第二の熱交換器と、前記第二
    の熱媒体を加熱するための加熱手段とを備えた燃料電池
    コジェネシステムの起動方法であって、 前記燃料電池の起動時には、前記加熱手段により前記第
    二の熱媒体を加熱し、前記第一の熱交換器を通じて前記
    第一の熱媒体を昇温することにより、前記燃料電池を所
    定の温度まで昇温することを特徴とする燃料電池コジェ
    ネシステムの起動方法。
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