JP3912831B2 - 化粧シートの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質系板材・棒材、金属板等の表面に貼り合わせて使用される高意匠性の化粧シートの製造方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、建材用化粧シートの基材シート及びトップシートとして、塩化ビニルシートや塩化ビニル酢酸ビニル共重合体シートなどの塩ビ系樹脂が一般に用いられてきた。これらのシートは加工適性、印刷適性、エンボス適性に優れるとともに、可塑剤の添加量により硬度を容易に調節可能であり、さらには安価である等の利点がある。しかしながら、このタイプの化粧シートにあっては、耐熱性が不足するとか、可塑剤のブリード(滲出)により表面の耐汚染性が悪いという欠点があった。
【0003】
近年、塩ビ系樹脂に替わる樹脂としてオレフィン系樹脂やオレフィン系エラストマー樹脂を用い、印刷を施した基材シート上に多層押出機を用いて溶融状態で2層以上の上記樹脂(透明)を同時に押し出して積層し、同時にエンボス加工を行う方法が提案されている。この方法では、基材シートの柄によってエンボス柄を替えることになり、化粧シートの製造が小ロットで多品種になった場合、エンボス版の付け替え時間がかかり、また押出樹脂の押出し条件が安定するまでの印刷シート、押出し樹脂のロスが大きくなる。そして、最近は多品種小ロット化の傾向にあるのでこの問題点が無視できなくなっている。
【0004】
また、オレフィン系樹脂やオレフィン系エラストマー樹脂を押出し同時エンボス加工してエンボス透明シートとし、インラインで印刷シートに接着剤を塗布してドライラミネートする方法も提案されている。このようにインラインでドライラミネートを行うと、上記のエンボス版の付け替え等の生産性の問題は解消されず、またドライラミネートでは貼合わせ時にエアーが入る問題や接着剤によるコスト高の問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、環境に悪影響を与えないオレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂を使用したエンボス化粧シートを製造するに際し、ロットでも生産性ダウンとロスの防止を図ることができる化粧シートの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る化粧シートの製造方法は、オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂からなる基材シート上に印刷インキ層を設けさらに熱接着性アンカー層を施して印刷シートとした後、貼り合わせ側が易接着性の樹脂である2層以上の透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層を多層押出機により溶融状態で前記印刷シートにおける印刷面の上に押し出して積層し、その後オフラインで熱エンボス加工を行うようにしたものである。
【0007】
そして、熱エンボス加工を施した後に、ワイピング加工及び表面保護樹脂コートを行ってもよい。
【0008】
上記の構成からなる製造方法では、化粧シートの材料にオレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂を使用したので、焼却時に有害ガスが発生しない。また、印刷シートに溶融状態の2層以上の層よりなる透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂をトップシートとして同時押出しにより積層し、その後オフラインで熱エンボスを施すことにより、1柄あたりの生産数量が小さくなった場合、押出し樹脂積層工程の生産性ダウンとロスが防止され、トータルとして安価にエンボス化粧シートを製造できるようになる。また、トップシートの積層時と熱エンボス加工時の2回に渡って熱圧着加工を行うので、基材シートとトップシートの密着性が良好となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
基材シートに使用されるオレフィン系熱可塑性エラストマーは以下に挙げる▲1▼〜▲6▼の6種類がある。
【0010】
▲1▼(A)ソフトセグメントとしてのオレフィン系エラストマーと(B)ハードセグメントとしてのオレフィン系樹脂とを単純ブレンドしたもの。具体的には、オレフィン系樹脂として、ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、ポリプロピレン、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリブテン−1、ブテン−1・プロピレン・エチレン・3元共重合体、ブテン−1・ヘキセン−1・オクテン−1・3元共重合体、ポリメチルペンテン等の樹脂単独又は2種以上混合したものが挙げられる。オレフィン系エラストマーとしては各種ゴム類が挙げら、ゴム類としては、ジエン系ゴム、水素添加ジエン系ゴム等であるが、中でも水素添加ジエン系ゴムが好ましい。
【0011】
水素添加ジエン系ゴムは、ジエン系ゴム分子の二重結合の少なくとも一部分に水素原子を付加させてなるもので、ポリオレフィン系樹脂の結晶化を抑え、柔軟性、透明性をアップさせる役割がある。また、一般にポリオレフィン系樹脂にジエン系ゴムを添加するとジエン系ゴムの二重結合のため、耐候性、耐熱性はジエン系ゴム無添加のポリオレフィン系樹脂より低下するが、本発明では、ジエン系ゴムの二重結合を水素で飽和させるため、ポリオレフィン系樹脂の耐候性、耐熱性の低下もなく良好なものとなる。ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・イソプレンゴム、スチレン・ブタジエンゴム等がある。本発明の目的からは特にスチレン・ブタジエンゴムが好ましい。
【0012】
ゴム類の添加量としては、オレフィン系樹脂の100重量部に対し、1〜90重量部程度とする。1重量部未満だと、ゴム添加による弾性、伸び率、耐衝撃性が不足し、Vカット加工、絞り加工等の折り曲げ加工時に亀裂、割れを生じ易くなる。また90重量部を越えると、弾性及び伸び率が大きくなりすぎ、印刷時の見当合わせが不良になり好ましくない。
【0013】
また、オレフィン系エラストマーとして、後述する▲2▼〜▲6▼等のオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いてもよい。
【0014】
▲2▼特公平6−23278号公報に記載の如き(A)数平均分子量Mnが25,000以上、且つ重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mn≦7の沸騰ヘプタン可溶ポリプロピレン10〜90重量%(ソフトセグメント)と(B)メルトインデックスが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリプロピレン90〜10重量%(ハードセグメント)との混合物からなる軟質ポリプロピレン。
【0015】
▲3▼特公昭53−21021号公報に記載の如き、(A)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハードセグメントとし、(B)部分架橋したエチレン・プロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン・プロピレン非共軛ジエン三共重合体ゴム等のモノオレフィン共重合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配合し混合してなるオレフィン系エラストマー。(B)/(A)=50/50〜90/10(重量比)の割合で混合する。
【0016】
▲4▼特公昭53−34210号公報に記載の如き(A)未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)と(B)オレフィン共重合体(結晶性、ハードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪断応力を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン系エラストマー。(A)/(B)=60/40〜80/20(重量比)である。
【0017】
▲5▼特公昭56−15751号公報等に記載の如き、(A)アイソタクチックポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体等のペルオキシドと混合、加熱すると分子量を減じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合体(ハードセグメント)と、(B)エチレン・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・非共軛ジエン三共重合体ゴム等のペルオキシドと混合加熱することにより、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C)ポリイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合、加熱しても架橋せず、流動性が不変のペルオキシド非架橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成分)、及び(D)パラフィン系、ナフテン系、芳香族系等の鉱物油系軟化剤とを混合し、有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマー。(A)が90〜40重量部、(B)が10〜60重量部、(C)及び(D)が5〜100重量部の配合比となる。
【0018】
▲6▼特開平2−139232号公報に記載の如き、エチレン・スチレン・ブチレン共重合体からなるオレフィン系エラストマー。
【0019】
また、これらのオレフィン系熱可塑性エラストマーには、所望により、着色剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡剤等が添加される。
【0020】
着色剤としては、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー等の有機顔料、或いは染料、アルミニウム、真鍮等の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等の箔粉からなる真珠光沢顔料等が用いられる。また、必要に応じて無機充填剤を添加してもよく、この無機充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク、シリカ(二酸化珪素)、アルミナ(酸化アルミニウム)等の粉末等が挙げられる。基材シートは用途に応じて着色透明又は着色不透明にするが、一般的には被着体の表面を隠蔽することが可能なことから着色不透明が好ましい。
【0021】
紫外線吸収剤、光安定剤は、樹脂により良好な耐候性(耐光性)を付与するためのものであり、その添加量は紫外線吸収剤、光安定剤とも通常0.5〜10重量%程度である。一般的には紫外線吸収剤と光安定剤とを併用するのが好ましい。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、サリチル酸エステル等の有機物、又は0.2μm径以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン等の無機物を用いることができる。光安定剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることができる。
【0022】
なお、基材シートとトップシートの密着強度は紫外線により経時的に劣化するため、製造時に化粧シートとしての初期密着強度を確保するだけでは不十分であり、ウェザ・オ・メーター2000時間(プラックパネル63℃)照射後においてもなおかつ化粧シートとして十分な密着強度をもたせるためには、トップシートに紫外線吸収剤を添加するとよい。この紫外線吸収剤としては、種々の検討の結果、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.1重量%以上添加するか、或いはヒンダードアミン系紫外線吸収剤を0.1重量%以上添加するとよい。
【0023】
熱安定剤としては、フェノール系、サルファイト系、フェニルアルカン系、フォスファイト系、アミン系等公知のものが用いられ、これらは熱加工時の熱変色等の劣化の防止性をより向上させる。
【0024】
難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の粉末が用いられ、これらは難燃性を付与する必要がある場合に添加する。
【0025】
さらに本発明で使用する基材シートとして好ましいものは、高密度ポリエチレン樹脂、熱可塑性エラストマー、着色剤及び無機充填剤からなるシートが挙げられる。該シートによれば、化粧シートとして要求される性能、すなわち、▲1▼ポリ塩化ビニル並みの熱成形性、▲2▼耐クリープ変形性、▲3▼耐寒折曲げ強度、▲4▼耐有機溶剤性、▲5▼破断時伸度、▲6▼耐衝撃強度、▲7▼適度な曲げ弾性率、▲8▼易接着性を満足するものが得られる。
【0026】
上記高密度ポリエチレンとしては、比重が0.94〜0.96のポリエチレンであって、低圧法で得られる結晶化度が高く分子に枝別れ構造の少ない高分子を用いるのがより好ましい。また、上記熱可塑性エラストマーとしては、ジエン系ゴム、水素添加ジエンゴム、オレフィンエラストマー等が挙げられる。熱可塑性エラストマーの添加量としては基材シート中に10〜60重量%、好ましくは30重量%程度である。10重量%より少ないと一定荷重時伸度の変化が急崚になり過ぎ、また破断時伸度、耐衝撃性の低下が生じ、60重量%より多いと透明性、耐候性及び耐クリープ性の低下が生じる。上記無機充填剤としては、前記したものと同様のものが用いられ、基材シート中に5〜60重量%程度、好ましくは30重量%程度添加される。添加量が5重量%より少ないと耐クリープ変形性及び易接着性の低下が生じ、60重量%より多いと破断時伸度及び耐衝撃性の低下が生じる。着色剤としては、前記したものと同様のものが用いられる。
【0027】
表面に設けられる透明オレフィン系熱可塑性エラストマーとして好ましいものは、上述したオレフィン系熱可塑性エラストマーの説明▲2▼で挙げたもので、アイソタクチックポリプロピレンとアタクチックポリプロピレンとの混合系からなる、複合立体構造を有する無色又は着色透明な軟質ポリプロピレン系樹脂からなるシートである。上記複合立体構造を有する軟質ポリプロピレン樹脂からなるシートによれば、化粧シートとして要求される性能、すなわち、▲1▼耐クリープ変形性、▲2▼耐有機溶剤性、▲3▼破断時伸度、▲4▼耐衝撃強度、▲5▼適度な曲げ弾性率、▲6▼良好な透明性、▲7▼耐候性(エンボス加工等に伴う加熱と冷却が加わっても再結晶による白化や濁りを生じない)を満足するものが得られる。この軟質ポリプロピレン系樹脂としては、具体的には、(A)(イ)マグネシウム、チタン、ハロゲン原子及び電子供与体を必須成分として含有する固体触媒成分、(ロ)有機アルミニウム化合物及び(ハ)一般式〔化1〕
【化1】
Figure 0003912831
(式中のR1 は炭素数1〜20のアルキル基、R2 は炭素数1〜10の炭化水素基、水酸基又はニトロソ基、mは1〜6の整数、nは0又は1〜(6−m)の整数である)で表されるアルコキシ基含有芳香族化合物の組み合わせからなる触媒の存在下、プロピレンを重合させることにより得られる、数平均分子量(Mn)が25,000以上で、且つ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が7以下の沸騰ヘプタン可溶性ポリプロピレン(アタクチックポリプロピレン)10〜90重量%と、(B)メルトインデックスが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリプロピレン(アイソタクチックポリプロピレン)90〜10重量%とからなる軟質ポリプロピレン樹脂組成物が挙げられる。
【0028】
上記軟質ポリプロピレン樹脂組成物は、破断伸び(Tb )が400%以上、好ましくは500〜700%、100%伸長後の残留伸び(PS100 )が80%以下、好ましくは50〜75%、及び破断時応力(MB )と降伏時応力(MY )との比(MB /MY )が1.0以上、好ましくは1.5〜3.5の範囲にあることは望ましい。
【0029】
上記軟質ポリプロピレン樹脂組成物においては、(A)成分のアタクチックポリプロピレンとして、沸騰ヘプタンに可溶性であって、数平均分子量(Mn)が25,000以上、好ましくは30,000〜60,000の範囲にあり、且つ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが7以下、好ましくは2〜6の範囲にあるものが用いられる。このMnが25,000未満のものやMw/Mn比が7を超えるものでは、得られる樹脂における該アタクチックポリプロピレンの力学特性への寄与効果が十分に発揮されず、得られる樹脂の破断時応力(MB )と降伏時応力(MY )との比が1.0未満になったり、100%伸長後の残留伸び(PS100 )が80%を超えたりして望ましくない。
【0030】
この(A)成分のアタクチックポリプロピレンはプロピレンの単独重合体であってもよいし、プロピレン単位と40重量%以下、好ましくは30重量%以下の他の炭素数2〜30のα−オレフィン単位とを含有するプロピレン共重合体であってもよい。また、このアタクチックポリプロピレンは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。このような(A)成分のアタクチックポリプロピレンは公知の方法(特公平6−23278号公報等)によって製造することができる。
【0031】
上記軟質ポリプロピレン樹脂組成物においては、(B)成分として、メルトインデックス(MI)が0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性の結晶性アイソタクチックポリプロピレンが用いられる。このメルトインデックスが0.1g/10分未満では溶融特性が低く、シート成形が困難になるし、4g/10分を超えると機械的強度が不十分となってVカット加工が良好に行えなくなる虞れがある。上記(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンは、アイソタクチックの立体規則性を有するプロピレン単独重合体であってもよいし、該立体規則性を有するプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体であってもよい。このα−オレフィンとしては炭素数2〜8のもの、例えばエチレン、ブテン−1ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1などが好ましく、中でもエチレン及びブテン−1が好適である。また該共重合体としては、前記のα−オレフィン単位を通常40重量%以下、好ましくは30重量%以下含有するブロック共重合体やランダム共重合体が用いられる。
【0032】
この(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンの好ましいものとしては、プロピレン単独重合体、及びエチレン単位1〜30重量%、好ましくは3〜25重量%を含有するプロピレンとエチレンとのランダム共重合体又はブロック共重合体が挙げられる。このようなアイソタクチックポリプロピレンの製造は従来の結晶性ポリプロピレンの製造と同様に行うことができる。
【0033】
上記軟質ポリプロピレン樹脂組成物においては、この(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、前記(A)成分のアタクチックポリプロピレンと(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンは、(A)成分の含有量が10〜90重量%、好ましくは25〜80重量%で、(B)成分の含有量が90〜10重量%、好ましくは75〜20重量%になるような割合で用いられる。該(A)成分の含有量が10重量%未満では、樹脂の降伏時応力(MY )が大きくなりすぎて、破断時応力(MB )と降伏時応力(MY )との比MB /MY 比が1.0未満となり、且つ100%伸長後の残留伸び(PS100 )も80%より大きくなってしまう。一方含有量が90重量%を超えると破断時応力(MB )が小さくなりすぎて、該MB /MY 比が1.0未満となり、且つ機械的強度が低下する虞れがある。また、(B)成分の比率を高くすることにより、得られる軟質ポリプロピレンのヤング率は高くなる。(A)成分と(B)成分の特に好ましい比率は1:1である。
【0034】
さらに基材シートとそこに積層する表面樹脂層の2層構造を、基材シートを上述した高密度ポリエチレン樹脂、熱可塑性エラストマー、着色剤、及び無機充填剤からなるシートとし、表面樹脂層を上述したアイソタクチックポリプロピレンとアタクチックポリプロピレンとの混合系からなる無色又は着色透明な軟質ポリプロピレン系樹脂からなるシートとすることで、それぞれのシートに前記した化粧シートに求められる諸条件を分担して持たせることができ、実用性の高い本発明の化粧シートが得られる。
【0035】
易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマーは、上記透明オレフィン系熱可塑性エラストマーにおいて、オレフィン系エラストマーとオレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブチレンの如きポリα−オレフィン及びポリブタジエン、ポリイソプレンの如きポリジオレフィン或いはこれらの共重合体等と、例えばカルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド乃至イミド、アルデヒド、ケトン等に基づくカルボニル基を単独で、或いはシアノ基、ヒドロキシ基、エーテル基、オキシラン環基等との組合せで有するエチレン系不飽和単量体の1種又は2種以上との共重合体等のエチレン系不飽和単量体との共重合体等が挙げられる。一般的には厚さ10μm程度に形成されていれば十分である。
【0036】
極性基を有するエチレン系不飽和単量体としては、
A.エチレン系不飽和カルボン酸:
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、5−ノルボルネン−2.3−ジカルボン酸等。
B.エチレン系不飽和無水カルボン酸:
無水マレイン酸、無水シトラコン酸、5−ノルボルネン−2.3−ジカルボン酸無水物、テトラヒドロ無水フタル酸等。
C.エチレン系不飽和エステル:
アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、マレイン酸モノまたはジエチル、酢酸ビニル、プロビオン酸ビニル、γ−ヒドロキシメタクリル酸プロピル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、β−N−エチルアミノエチルアクリレート等。
D.エチレン系不飽和アミド乃至イミド:
アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイミド等。
E.エチレン系不飽和アルデヒド乃至ケトン:
アクロレイン、メタクロレイン、ビニルメチルケトン、ビニルブチルケトン等。
が挙げられる。
【0037】
易接着性熱可塑性エラストマーとして好ましいものは、ホモの非塩素系変性ポリオレフィンやランダム重合した非塩素系ポリオレフィンである。なお、上記カルボン酸塩としては、以下の金属イオンが用いられる。1価金属イオンとして、Na+ 、K+ 、Li+ 、Cs+ 、Ag+ 、Hg+ 、Cu+ があり、2価金属イオンとして、Be++、Mg++、Ca++、Ba++、Cu++、Cd++、Hg++、Sn++、Pb++、Fe++、Co++、Ni++、Zn++、3価金属イオンとしては、Al+++ 、Sc+++ 、Fe+++ 、Yt+++ が挙げられる。なお、中和度は共重合体カルボン酸を金属イオンで中和した後のMIが2〜20の範囲程度とする。
【0038】
熱接着性アンカー層は、トップシートの易接着性オレフィン系熱可塑性エラストマー層と基材シート上の印刷インキ層とを熱接着させるためのものであり、反応性ホットメルト接着剤を用いる。また、密着強度は落ちるがイソシアネート系アンカーコート剤(例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の化合物等)を用いることもできる。通常の熱可塑性インキも使用可能である。
【0039】
印刷インキ層に用いるインキとしては、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化オレフィン系インキ、アミド系インキ、ウレタン系インキ、酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂など一般的なオレフィン用のインキが挙げられ
【0040】
印刷インキ層の模様としては、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学図形、文字、記号、線画、各種抽象模様等が挙げられるが、全面ベタ印刷等でもよい。
【0041】
基材シートと印刷インキ層の間にインキ密着性を向上させるためのプライマー層を設けることにより、印刷インキのベヒクルの選択の幅が広がる。同様のことは印刷インキ層と熱接着アンカー層との間についても言えるが、工程数が増すため、必要とする密着強度との兼ね合いで決定する。プライマー層の樹脂としては、アクリル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等が用いられるが、特にポリウレタンが好ましい。
【0042】
オフラインで行う熱エンボス加工の例を図1に示す。図中Aは、基材シート1に印刷インキ層2又は印刷インキ層2と熱接着性アンカー層を設けた印刷シートと、2層以上の透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂からなるトップシート3を積層した化粧シートである。この例では、まず化粧シートAをその基材シート1側が面するようにプレヒートロール4を通して圧着しながら120〜130℃に予備加熱した後、さらにトップシート3側からパネルヒーター5によりエンボス面の表面温度が180℃以上になるように強熱してから、温度を70℃以下に設定したエンボスロール6と圧着ロール7の間を通すことでトップシート3の表面にエンボス加工を施す。そして、熱エンボス加工を施した後に、必要に応じてワイピング加工及び表面保護樹脂コートを行う。
【0043】
エンボス加工に使用するエンボス版は、例えば木材表面の如き凹凸の状態を電鋳法により写し取って導管のエンボス模様を形成してなるもの、或いは、例えば木材表面の如き凹凸の状態を写真製版法により写し取って作成した原版を用いてフォトエッチング法により導管のエンボス模様を形成してなるものが好ましい。また、例えば石目柄の場合には割れ目等を含む石材表面の凹凸の状態を同様に写し取ることができる。このようなエンボス版を用いて加熱加圧成形して凹陥模様を形成するものである。
【0044】
製造された化粧シートの一形態を図2に示す。この化粧シートは、オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂からなる基材シート11上に、印刷インキ層12と熱接着性アンカー層13が設けられ、その上に易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層14と透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層15とからなるトップシート16が設けられたものである。そして、図示の如く、トップシート16にエンボス加工による凹陥模様を施した形態にしてもよく、その凹陥模様の凹部にワイピングインキ17を施し、さらに表面保護コート18を施した形態にしてもよい。
【0045】
トップシート表面における凹陥模様の凹部に充填される着色剤としては、例えば、セラック、コーバル、ダンマル、ロジン、ロジンエステル等の天然樹脂又はその変成樹脂類、ニトロセルロース、アセチルセルロース、エチルセルロース、ベンジルセルロース等のセルロース誘導体類、フェノール系樹脂、尿素系樹脂、フタル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂、メラミン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、エポキシ系樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、その他等の合成樹脂類、その他塩化ゴム、環化ゴム、合成ゴム等ゴム誘導体等をビヒクルの構成材料とし、ビヒクル中に着色剤、沈降性硫酸バリウム等の体質顔料、可塑剤等を添加してなる塗料若しくはインキが用いられる。そして、透明熱可塑性樹脂シートにアクリルシートを用いた場合には、アクリル系又はウレタン系水性エマルジョンタイプの透明乃至不透明着色インキを使用するのが好ましい。
【0046】
この着色塗料或いはインキは、ロールコート或いはナイフコートにてシート表面凹部にコーティングした後、ドクターブレード或いはワイピングペーパー等で掻き取ることにより、シート凸部のコーティングした着色塗料若しくはインキを除去し、凹部にのみ着色塗料若しくはインキを残すようにして充填する。ここにおいて、凹部の部分にのみ塗料若しくはインキ組成物が残るように塗料若しくはインキ組成物の粘度、ロールの回転数、ドクターの刃先角度、厚み、シートスピード、ワイピングペーパーのスピード、ゴムロールの硬度等を調製することが必要である。この着色塗料若しくはインキの色調は、例えば木目柄の場合には導管と同一若しくは類似であり、また、例えば石目柄の場合には割れ目と同一若しくは類似であることが望ましい。
【0047】
また、化粧シートの耐磨耗性、耐薬品性等を付与するとともに表面の艶の調整を行うため、表面保護樹脂コート層を設けることが好ましい。この表面保護樹脂コート層としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂などの透明又は半透明な樹脂が使用され、トップシートの表面側にアクリル樹脂を用いた場合には、アクリル系又はウレタン系水性エマルジョンタイプのものを使用するのが好ましい。そして、グラビアコート、或いはロールコート、ナイフコート、エアーナイフ等の方法で塗工する。
【0048】
【実施例】
(実施例1)
オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂からなる厚さ100μmの基材シート(日本石油化学製「ソフトレックス」)に、塩化ビニル系樹脂からなるインキ(昭和インク株式会社「化X」)を用いて柾目柄印刷を施し、さらに塩酢ビ・アクリル樹脂系からなるアンカーコート剤(三井石油化学製「ユニストールP−805」)により熱接着アンカー層を施して印刷シートとした。
【0049】
上記印刷シートにおける印刷面の上に、多層押出機により溶融状態の透明オレフィン系熱可塑性エラストマーと易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマーを同時に押し出して積層した。この実施例では、透明オレフィン系熱可塑性エラストマーとして三井石油化学工業製「タフマーXR110T」を、易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマーとして三井石油化学工業製「アドマーQF305」を使用した。基材シート側の易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層の厚さは20μm、表面側の透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層の厚みは80μmであった。
【0050】
このようにして得られた化粧シートを、基材シートがロールに面するようにプレヒートロール圧着して予備加熱した後、トップシート側からパネルヒーター(180℃)で加熱し、その後エンボスロールと圧着ロールの間を通すことによりトップシートの表面にエンボス加工を施した。得られた化粧シートは層間の接着力が十分であった。
【0051】
(実施例2)
実施例1で得られた化粧シートのエンボス加工面にコロナ処理を施した後、エンボス面にアクリルウレタン樹脂系の着色インキ(昭和インク工業所製「W−141」)でワイピング処理し、さらにウレタン系樹脂(昭和インク工業所製「OP、No.80」)により表面保護樹脂コートを施した。
【0052】
(実施例3)
実施例1と同じ印刷シートを用い、その印刷シートにおける印刷面の上に、多層押出機により溶融状態の透明オレフィン系熱可塑性エラストマーと易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマーを押し出して積層した。この実施例では透明オレフィン系熱可塑性エラストマーとして、アイソタクチックポリプロピレンとアタクチックポリプロピレンからなる混合系ポリプロピレン(出光石油化学製「E−2600」)にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤0.1重量%、ヒンダードアミン系耐光剤0.1重量%をブレンドした樹脂を、易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマーとして、上記混合系ポリプロピレンと無水マレイン酸をグラフト重合したポリプロピレン(出光石油化学製「ポリタック」)からなる樹脂を使用した。基材シート側の易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層の厚さは20μm、表面側の透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層の厚みは80μmであった。
【0053】
このようにして得られた化粧シートを、基材シートがロールに面するようにプレヒートロール圧着して予備加熱した後、トップシート側からパネルヒーター(180℃)で加熱し、その後エンボスロールと圧着ロールの間を通すことによりトップシートの表面にエンボス加工を施した。さらに、ワイピング加工及び表面保護樹脂コートを施してエンボス化粧シートとした。得られた化粧シートは層間の接着力が十分であった。
【0054】
(実施例4)
実施例3で得られた化粧シートのエンボス加工面にコロナ処理を施した後、エンボス面にアクリルウレタン樹脂系の着色インキ(昭和インク工業所製「W−141」)でワイピング処理し、さらにウレタン系樹脂(昭和インク工業所製「OP、No.80」)により表面保護樹脂コートを施した。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷層を設けさらに熱接着性アンカー層を施した基材シートに2層以上の層よりなる透明オレフィン系熱可塑性エラストマーを貼り合わせ側が易接着性の樹脂となる状態で押出し積層した後、オフラインで再度加熱してエンボス加工を行うため、通常条件設定に時間がかかり基材シートのロスも多かったEC工程のロスを最小限にするとともに、EC工程時において基材シート上に溶融状態で積層したトップ樹脂層が積層時の圧着とエンボス加工時の加熱圧着の2回の熱圧着工程を経るため、基材シートとトップシートとの密着性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフラインで行う熱エンボス加工の例を示す説明図である。
【図2】本発明で製造された化粧シートの一形態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 化粧シート
1 基材シート
2 印刷インキ層
3 トップシート
4 プレヒートロール
5 パネルヒーター
6 エンボスロール
7 圧着ロール
11 基材シート
12 印刷インキ層
13 熱接着性アンカー層
14 易接着性透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層
15 透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層
16 トップシート
17 ワイピングインキ
18 表面保護コート

Claims (2)

  1. オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂からなる基材シート上に印刷インキ層を設けさらに熱接着性アンカー層を施して印刷シートとした後、貼り合わせ側が易接着性の樹脂である2層以上の透明オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂層を多層押出機により溶融状態で前記印刷シートにおける印刷面の上に押し出して積層し、その後オフラインで熱エンボス加工を行うことを特徴とする化粧シートの製造方法。
  2. 熱エンボス加工を施した後に、ワイピング加工及び表面保護樹脂コートを行うことを特徴とする請求項1に記載の化粧シートの製造方法。
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