JP3912040B2 - 車両用荷室構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両荷室構造、特に自動車のラゲッジルーム又はトランクルーム等の荷室におけるカーペット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両荷室構造として、例えば自動車のトランクルーム内におけるフロアには、スペアタイヤを横置き状態で格納するための格納部が形成されている。そして、格納部の上側には、ハードボードが載置され、その上にフラットな成形カーペットが敷設されている。格納部内には、スペアタイヤの他に工具等も収納され、フラットな成形カーペットをハードボードごと上側へ開閉することにより、格納部内へのスペアタイヤや工具の出し入れが行えるようになっている(類似技術として、特開2000−177503号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、トランクルームの底面を形成する成形カーペットがフラットであるため、成形カーペット上に載置された荷物が、走行中に移動してトランクルームの側壁に当たり、騒音を発生させるおそれがある。そのため従来は、荷物の移動を阻止する対策として、成形カーペットの上面に滑り止めのラバーを貼ったり、荷物を固定するベルトを設けたりしていたため、部品点数の増加を招き、成形カーペット自体が複雑な構造になっていた。
【0004】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、部品を追加することなしに、成形カーペットだけで荷物の移動を阻止することができる車両用荷室構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、荷室のフロアにスペアタイヤを横置き状態で格納した格納部が凹設され、該フロア上に格納部の上部を覆う成形カーペットが載置された車両用荷室構造であって、前記成形カーペットは、前記フロアの上部と接触する平面である一般面と、前記格納部に対応する位置に前記一般面に対して凹設された凹部と、前記凹部の底部と前記一般面との間で縦方向に伸びて該底部と一般面とを連結する連結部と、を連続一体に成形したものであり、前記連結部の少なくとも一部を、前記格納部の縦壁から水平方向で離間させた。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、成形カーペットに凹部を形成したため、凹部内に小さい荷物を載置した場合は、荷物が凹部の連結部に当接することによって凹部外への移動が阻止される。また、凹部内に大きな荷物を載置した場合は、凹部の連結部が格納部の縦壁から水平方向で離間していることから、該連結部が荷物の形状に対応して撓むことにより、荷物に対して反力を及ぼすことができ、荷物の移動を阻止することができる。従って、成形カーペットに荷物の移動を阻止するための部品を何ら追加しなくても、荷物の移動を確実に阻止することができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、成形カーペットをフロアの一般面から上方へ離間させた。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、成形カーペットをフロアの一般面から上方へ離間させることにより、凹部の連結部が上下方向でも縦壁から離間することになるため、その部分の連結部が更に自由に撓めるようになり、大きな荷物の移動をより確実に阻止できるようになる。
【0009】
請求項3記載の発明は、格納部の縦壁の上部が、凹部の連結部から離反する方向に傾斜又は湾曲している。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、格納部の縦壁の上部が、凹部の連結部から離反する方向に傾斜又は湾曲しているため、凹部の連結部の離間寸法が大きくなり、より大きな荷物の移動を阻止できるようになる。
【0011】
請求項4記載の発明は、凹部の底部とスペアタイヤとの間に、底部と一体又は別体のハードボードを設けた。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、凹部の底部とスペアタイヤとの間に、底部と一体又は別体のハードボードを設けたことにより、凹部内に重い荷物を載置しても凹部の底部が変形しない。
【0013】
請求項5記載の発明は、格納部及び凹部が荷室の後端まで延設されている。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、格納部が荷室の後端まで延設されているため、スペアタイヤの後方スペースに工具等を格納することができ、また、凹部も荷室の後端まで延設されているため、荷室後方から凹部内へ荷物を出し入れしやすい。
【0015】
請求項6記載の発明は、凹部の連結部と格納部の縦壁との間の一部に緩衝部材を設けた。
【0016】
請求項6記載の発明によれば、凹部の連結部と格納部の縦壁との間の一部に緩衝部材を設けたため、成形カーペットのガタツキを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図4は、この発明の第1実施形態を示す図である。図1は、自動車のトランクルーム内に敷設されている成形カーペット1を上から見た図である。この成形カーペット1は、ソフトな材質のカーペットをプレス成形したもので、トランクルームのフロア2上に載置されている。
【0019】
フロア2には、トランクルームの後端まで延びる格納部3が凹設されており、その前側部分にスペアタイヤ4が横置き状態で格納されている。格納部3におけるスペアタイヤ4の後方の余剰スペースには工具等が収納される。格納部3の縦壁5のうち、左側部分の縦壁5には上部に左側へ離反した傾斜部5aが形成されている(この傾斜部5aは湾曲部でも可)。
【0020】
この格納部3の左右両側のフロア2には、下側から前後方向に沿うリヤサイドメンバ6が接合されている。そして、このリヤサイドメンバ6に対応する部分のフロア2には、若干上側に隆起した凸部7が形成されている。
【0021】
成形カーペット1には、格納部3に相応する形状の凹部8が形成されている。凹部8は格納部3よりも若干小さく形成され、凹部8の底部9と一般面とを連結する連結部10が、格納部3の縦壁5から所定の寸法S1、S2だけ、水平方向で離間している。特に、格納部3における左側の縦壁5には上部に傾斜部5aが形成されているため、凹部8の連結部10との離間寸法S1が大きくなっている。
【0022】
凹部8の底部9には、下面にハードボード11が一体的に結合されており(一体結合でなくても可)、このハードボード11を介して、凹部8の底部9は、スペアタイヤ4上に載置されている。また、成形カーペット1のリヤサイドメンバ6に対応する部分は、フロア2の凸部7に載置されている。従って、成形カーペット1は、底部9がスペアタイヤ4にて支持され、リヤサイドメンバ6に対応する部分が凸部7にて支持されていることにより、フロア2から上方へ凸部7に相当する寸法S3分だけ離間している。
【0023】
格納部3内のスペアタイヤ4や工具などを出し入れする場合は、成形カーペット1をハードボード11ごと上側に持ち上げて行う。ハードボード11が成形カーペット1に一体結合されているため、成形カーペット1と一緒にハードボード11を上側に開くことができるため、格納部3内へのスペアタイヤ4等の出し入れ作業が行い易い。
【0024】
また、凹部8を形成したことにより、成形カーペット1が立体的な形状となって、その剛性が向上するため、通常時において、皺や変形が抑制されて、見映えが向上するだけでなく、成形カーペット1を前述のように持ち上げる場合のハンドリング性も良い。
【0025】
そして、凹部8がトランクルームの後端まで延設されているため、トランクルームの後方から凹部8内へ荷物R1、R2を出し入れしやすい。また、凹部8の底部9とスペアタイヤ4との間に、底部9と一体のハードボード11が結合されているため、凹部8内に載置した荷物R1、R2が重くても、凹部8の底部9が変形することはなく、その重量をしっかりと受け止めることができる。
【0026】
そして、その荷物R1が小さい場合には、図3に示すように、荷物R1が凹部8の連結部10に当接することによって凹部8外への移動が阻止される。
【0027】
また、凹部8内に大きな荷物R2を載置した場合は、図4に示すように、凹部8の連結部10が格納部3の縦壁5から水平方向で離間していることから、その連結部10が荷物R2の形状に対応して撓むことにより、荷物R2に対して反力を及ぼすことができ、荷物R2の移動を阻止することができる。特に、格納部3の縦壁5の上部が傾斜部5aになっていることにより、連結部10の離間寸法S1が大きくなっているため、大きな荷物R2でも移動を確実に阻止できる。
【0028】
更に、この実施形態では、成形カーペット1をフロア2の一般面から上方へも離間させ、連結部10が上下方向でも縦壁5から離間することになるため、連結部10が更に自由に撓めるようになり、大きな荷物R2の移動をより確実に阻止できるようになる。このように、成形カーペット1に荷物R1、R2の移動を阻止するための部品を何ら追加しなくても、成形カーペット1だけで荷物R1、R2の移動を確実に阻止するようになる。
【0029】
図5及び図6は、この発明の第2実施形態を示す図である。この実施形態では、凹部8の連結部10と、格納部3の縦壁5の間のうち、右斜め前方と、左側に、それぞれフェルト製(発泡ウレタン等でも可)の緩衝部材12、13が設けられている。これらの緩衝部材12、13は成形カーペット1側に結合されている。
【0030】
これらの緩衝部材12、13は自由に変形するため、大きな荷物を凹部8に載置した際における連結部10の撓み変形は阻害しない。また、これらの緩衝部材12、13を、連結部10と縦壁5との間に設けたことにより、成形カーペット1自体の水平方向でのガタツキを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る成形カーペットを示す平面図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図3】小さな荷物を凹部に載置した状態を示す拡大断面図。
【図4】大きな荷物を凹部に載置した状態を示す拡大断面図。
【図5】この発明の第2実施形態に係る成形カーペットを示す平面図。
【図6】図5中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 成形カーペット
2 フロア
3 格納部
4 スペアタイヤ
5 縦壁
5a 傾斜部
6 リヤサイドメンバ
7 凸部
8 凹部
9 底部
10 連結部
11 ハードボード
12、13 緩衝部材

Claims (6)

  1. 荷室のフロアにスペアタイヤを横置き状態で格納した格納部が凹設され、該フロア上に格納部の上部を覆う成形カーペットが載置された車両用荷室構造であって、
    前記成形カーペットは、前記フロアの上部と接触する平面である一般面と、前記格納部に対応する位置に前記一般面に対して凹設された凹部と、前記凹部の底部と前記一般面との間で縦方向に伸びて該底部と一般面とを連結する連結部と、を連続一体に成形したものであり、
    前記連結部の少なくとも一部を、前記格納部の縦壁から水平方向で離間させたことを特徴とする車両用荷室構造。
  2. 請求項1記載の車両用荷室構造であって、
    成形カーペットをフロアの一般面から上方へ離間させたことを特徴とする車両用荷室構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両の車両用荷室構造であって、
    格納部の縦壁の上部が、凹部の連結部から離反する方向に傾斜又は湾曲していることを特徴とする車両用荷室構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用荷室構造であって、
    凹部の底部とスペアタイヤとの間に、底部と一体又は別体のハードボードを設けたことを特徴とする車両用荷室構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用荷室構造であって、
    格納部及び凹部が荷室の後端まで延設されていることを特徴とする車両用荷室構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用荷室構造であって、
    凹部の連結部と格納部の縦壁との間の一部に緩衝部材を設けたことを特徴とする車両用荷室構造。
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