JP2000071884A - 車両のラゲッジルーム構造 - Google Patents

車両のラゲッジルーム構造

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JP2000071884A
JP2000071884A JP10243694A JP24369498A JP2000071884A JP 2000071884 A JP2000071884 A JP 2000071884A JP 10243694 A JP10243694 A JP 10243694A JP 24369498 A JP24369498 A JP 24369498A JP 2000071884 A JP2000071884 A JP 2000071884A
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vehicle
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luggage room
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JP10243694A
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Akito Totsuka
昭人 戸塚
Yukiko Goto
有紀子 後藤
Mitsunori Kawasaki
充紀 川崎
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分の多いものでもラゲッジボード上に載せ
ることができ、且つラゲッジボード上に汚れたもの等を
載せたままでも走行可能な車両のラゲッジルーム構造を
提供する。 【解決手段】 ラゲッジボード2の裏面が防水部材4で
形成されているため、裏面を上側にすることにより、汚
れたものや、濡れたものも、ラゲッジボード2の上に載
せることができる。また、裏面の周縁部に堤部10が連
続形成されているため、水分の多いものを載せても、水
分が堤部10によりせき止められて、ラゲッジボード2
の外側に流れ出ることはない。また、汚れたもの等をラ
ゲッジボード2の上に載せたまま、車両を走行させて
も、堤部10により、それらのものがラゲッジボード2
の外側へ移動することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のラゲッジル
ーム構造、特にリバーシブルタイプのラゲッジボードを
備えた車両のラゲッジルーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ライトバン或いはワゴン等の車両では、
後部に荷物を載せるためのラゲッジルームが形成されて
いる。このラゲッジルームの底面は、表面にカーペット
を有するラゲッジフロアトリムにて形成されており、該
ラゲッジフロアトリムの一部は、ラゲッジボードとして
取り外せるようになっている。このラゲッジボードの下
方にはスペアタイヤパンが凹設され、内部にスペアタイ
ヤや工具などの収納物が収納されている。そして、ラゲ
ッジボードを取り外すことにより、スペアタイヤパン内
のスペアタイヤ等の収納物を出し入れすることができ
る。
【0003】また、最近では、このラゲッジボードの表
面に、周囲と同じカーペットを設ける一方で、その裏面
に防水マットを設けたリバーシブルタイプのものが提案
されている〔類似技術として、実開平3ー120238
号公報参照〕。すなわち、ラゲッジボードの裏面の防水
マットを上側にして使用することにより、汚れたもの
や、濡れたものも、ラゲッジボードの上に載せられるよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ラゲッジボードの裏面に防
水マットが設けられているだけなので、ラゲッジボード
の上に載せたものの水分が多い場合には、水分がラゲッ
ジボードから外側へ流れ出し、周囲を濡らしたり、下方
のスペアタイヤパン内に流れ落ちて内部のスペアタイヤ
や小物等の収納物を濡らしてしまうおそれがある。ま
た、ラゲッジボードの上に、汚れたものや、濡れたもの
を載せたままで走行すると、それらが走行時の振動によ
りラゲッジボードの外側まで移動してしまい、周囲を汚
すおそれがある。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、水分の多いものでもラゲッジ
ボード上に載せることができ、且つラゲッジボード上に
汚れたもの等を載せたままでも走行可能な車両のラゲッ
ジルーム構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両のラゲッジルームの底面に、表面及び裏面をそれぞ
れ選択的に上側にして使用可能なラゲッジボードを配置
した車両のラゲッジルーム構造であって、前記ラゲッジ
ボードの裏面を防水部材で形成すると共に該裏面の周縁
部に一般面よりも高い堤部を閉ループ状に形成したもの
である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両のラゲッジルーム構造であって、前記堤部は、前記ラ
ゲッジボードの裏面側を下にした時に、該ラゲッジボー
ドの下方に配される収納物と干渉する部分を該収納物に
よって撓むことが可能な弾性材よりなる弾性隆起部と、
前記収納物と干渉しない残余の部分を前記ラゲッジボー
ド自体より隆起した硬質隆起部とよりなる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の車
両のラゲッジルーム構造であって、前記弾性隆起部の両
端部と前記硬質隆起部の対応端部との合接部位には、一
般面よりも低い溝部を形成し、該溝部が、弾性隆起部の
周囲を取り囲むように形成されている車両のラゲッジル
ームの底面に、表面及び裏面をそれぞれ上側にして使用
可能なラゲッジボードを配置した車両のラゲッジルーム
構造であって、前記ラゲッジボードの裏面を防水部材で
形成すると共に該裏面の周縁部に一般面よりも高い硬質
隆起部を連続形成したものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の車両のラゲッジルーム構造であって、弾性隆
起部がラゲッジボードの裏面に取付けられた状態で長手
方向端部を開口させた概略筒形状を呈する。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の車両のラゲッジルーム構造であっ
て、ラゲッジボード後側の硬質隆起部の一部を欠除する
と共に、欠除した部位に裏面側へ突出するグリップ部を
取付け、グリップ部の両端部と硬質隆起部の対応端部と
の少なくとも隙間部分に一般面よりも低い溝部を形成し
たものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の車
両のラゲッジルーム構造であって、グリップ部に表面側
から裏面側へ貫通する開口部を形成した。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項2〜6のい
ずれか1項に記載の車両のラゲッジルーム構造であっ
て、ラゲッジボードの後端に、先端フックを有するロー
プの端部が固定され、且つラゲッジボードの裏面に先端
フック保持用の凹部を形成した保持プレートが取付けら
れている。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の車両のラゲッジルーム構造であっ
て、ラゲッジボードの硬質隆起部よりも外側部位に、端
部を表面側及び裏面側へ突出可能なロックピンを出没自
在に設け、該ロックピンの下側にロックピンの端部と係
合するロック孔を形成した。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ラゲッジ
ボードの裏面が防水部材で形成されているため、裏面を
上側にすることにより、汚れたものや、濡れたものも、
ラゲッジボードの上に載せることができる。また、裏面
の周縁部に堤部が閉ループ状に形成されているため、水
分の多いものを載せても、水分が堤部によりせき止めら
れ、ラゲッジボードの外側に流れ出ることはない。ま
た、汚れたものや、濡れたものをラゲッジボード上に載
せたまま、車両を走行させても、前記堤部により、それ
らのものがラゲッジボードの外側へ移動することはな
く、ラゲッジボードの周囲を汚したりすることはない。
【0015】請求項2記載の発明によれば、堤部の収納
物と干渉する部分に弾性変形部を取付けたため、ラゲッ
ジルームの上下寸法を確保できることになり、ラゲッジ
ボードを低く配置しても、弾性変形部が収納物と干渉し
て潰れるだけで済み、硬質隆起部は収納物との干渉が回
避された状態となる。また、弾性変形部の両端部と硬質
隆起部の対応端部とに溝部を形成したため、外側へ出よ
うとする水分は、この溝部内に溜められて、外側へ流れ
出ることはできない。更に、この弾性変形部は、上側に
向けて使用される場合には、硬質隆起部と同じ機能をす
る。
【0016】請求項3記載の発明によれば、溝部によ
り、水分が弾性変形部と硬質隆起部との合接部位から外
側へ流れ出るのを更に確実に防止することができる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、弾性変形部
が長手方向端部を開口させた概略筒形状をしているた
め、収納物との干渉により潰れやすく、且つ干渉後に復
元しやすい。
【0018】請求項5記載の発明によれば、ラゲッジボ
ードの後側に裏面側へ突出するグリップ部を取付けたた
め、裏面を上側にした状態で、このグリップ部を手でつ
かみ、ラゲッジボードを持ち上げたり、取り外したりす
ることができる。
【0019】請求項6記載の発明によれば、グリップ部
に表面側から裏面側へ貫通する開口部が形成されている
ため、ラゲッジボードの表面側から開口部内に手を入れ
ることにより、表面側からも、ラゲッジボードを持ち上
げたり、取り外したりすることができる。
【0020】請求項7記載の発明によれば、ラゲッジボ
ード後端の裏面に、先端フックを有するロープが固定さ
れているため、この先端フックをラゲッジルームの後端
における車体上部に引っ掛けることにより、ラゲッジボ
ードの後端が吊り上げられて斜めに開いた状態が保持さ
れ、収納物の出し入れ等を容易に行うことができる。
【0021】請求項8記載の発明によれば、端部をラゲ
ッジボードの表面側及び裏面側へ突出させるロックピン
が出没自在に設けられているため、ラゲッジボードの表
側或いは裏側のいずれを上側にしても、ロックピンの端
部をロック孔に係合させることにより、ラゲッジボード
の位置ずれが防止される。また、ロックピンは下側に押
し込まれるため、ラゲッジボードよりも上方に突出せ
ず、見映えの点でも優れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図1〜図10に基づいて説明する。図1は、自動車のラ
ゲッジルームRを後側から見た図である。ラゲッジルー
ムRの底面は、表面にカーペットを敷設したラゲッジフ
ロアトリム1により形成されている。そして、このラゲ
ッジフロアトリム1の中央部は、取り外し自在なラゲッ
ジボード2により形成されている。このラゲッジボード
2は、表面側がカーペット3により形成され、裏面側が
防水機能を有する合成樹脂よりなる中空状の防水部材4
にて形成されている。裏面を形成する防水部材4とカー
ペット3との間には、平板状の合成樹脂よりなる基板5
が介在してあり、防水部材4及び基板5の間には、補強
材としての金属製レインフォース6が3本設けられてい
る。
【0023】このラゲッジボード2は、基本的にラゲッ
ジフロアトリム1から延出したブラケット7(図7、8
参照)の上に載った状態となっており、表面側でも、裏
側でも、どちらも上側にできるリバーシブルタイプとな
っている。
【0024】そして、ラゲッジボード2の下方には、若
干前側にずれた状態で、スペアタイヤパン8が凹設され
ており、内部には収納物としてのスペアタイヤ9が横置
き状態で収納されている。このスペアタイヤ9は、タイ
ヤ部9aの方がリム部9bよりも高い位置にあり、タイ
ヤ部9aの側面(サイドウォール)が、収納したスペア
タイヤ9の最上面となっている。
【0025】裏面を形成する防水部材4は、全体的な強
度向上と、各種の機能を発揮するために複雑な凹凸形状
をしている。例えば、防水部材4の周縁部には、端末か
ら所定の間隔だけ離れた位置に、一般面4aよりも高く
形成された堤部10の硬質隆起部11aが連続形成され
ている。そして、この硬質隆起部11aにおける前記ス
ペアタイヤ9のタイヤ部9aと干渉する部分、すなわち
前側の硬質隆起部11aの左右両側部分は、硬質隆起部
11aが部分的に欠除(凹設)され、その部位にラバー
製の弾性隆起部11bが取付けられている。尚、硬質隆
起部11aの欠除した端部は、型成形により予め塞がれ
た斜面状態になっている。また、硬質隆起部11aの
「硬質」は、弾性隆起部11bのラバーに対応して硬質
というのみで、いわゆる一般的レベルの「硬質」という
意味ではない。
【0026】これに対し、弾性隆起部11bは、断面略
Ω(オメガ)状で長手方向端部が開口した概略筒形状を
呈しており、略Ω(オメガ)状の左右に突出したフラン
ジ部分で、防水部材4に対してタッカー針TSによりで
固定されている。弾性隆起部11bの端部が開放状態の
ため、潰れやすくて、復元しやすくなっている。また、
断面略Ω(オメガ)状に形成されていることにより、完
全に断面を筒状にしたものと比べて反力を低く抑えるこ
とができ、該部分がスペアタイヤ9と干渉した際にラゲ
ッジボード2が浮いてしまうことがない。
【0027】また、弾性隆起部11bの両端部と、硬質
隆起部11aの対応端部との間には、それぞれ僅かな隙
間部分Sが形成されているため、この隙間部分Sから弾
性隆起部11bの周囲を取り囲むように、防水部材4の
一般面4aよりも低い溝部12が形成されている。
【0028】そして、前側の硬質隆起部11aよりも更
に前側には、左右一対のフック13が形成されている。
このフック13は、ラゲッジフロアトリム1の下側から
延出しているブラケット7(図7参照)に係合するもの
である。一方、後側の硬質隆起部11aよりも更に後側
には、左右一対のロックピン14が設けられている。こ
のロックピン14は、端部を表側及び裏側へ突出可能な
ように、エスカッション15により出没自在に支持され
ている。そして、そのロックピン14の端部をスペアタ
イヤパン8の側面に固定した金具16のロック孔17に
係合させることにより、ラゲッジボード2の位置ずれを
防止している。このロックピン14は、表面側及び裏面
側のいずれを上側にした場合も、下側に押し込んで使用
されるもので、ラゲッジボード2から上方へ突出しない
ため、見映えの点で優れている。
【0029】更に、後側の硬質隆起部11aの一部も部
分的に欠除されており、そこにグリップ部18が取付け
られている(図4参照)。このグリップ部18は、基本
的に裏面側へ突出したコ字形をしており、裏面を上にし
て使用する場合に、グリップ部18を手でつかめるよう
になっている。更に、このグリップ部18には、表面側
から裏面側へ斜めに貫通する開口部19が形成されてい
る。従って、表面を上側にした状態でも、この開口部1
9内に手を入れることにより、ラゲッジボード2を持ち
上げることができる。このグリップ部18は、表面側に
は突出していないため、ラゲッジルームRの底面をフラ
ット化できる。尚、このグリップ部18も硬質隆起部1
1aを欠除した部位に取付けているため、グリップ部1
8と硬質隆起部11aとの隙間部分Sからグリップ部1
8の周囲を取り囲むように、防水部材4の一般面4aよ
りも低い溝部20が形成されている。
【0030】また、ラゲッジボード2の裏面側における
グリップ部18の端部には、先端フック21を有するロ
ープ22の端部が固定されている。この先端フック21
は、ラゲッジルームRの後端における車体上部に引っ掛
けて、ラゲッジボード2の後端を吊り上げて斜めに開い
た状態を保持するためのもので、スペアタイヤ9を出し
入れしたりする場合に両手が使えるようになるため便利
である。
【0031】この先端フック21は、ラゲッジボード2
の裏面に取付けられた保持プレート23に保持されてい
る。保持プレート23には、先端フック21に相応する
形状の凹部24形成され、該凹部24内に先端フック2
1を嵌合している。先端フック21は、凹部24の縁部
に形成された複数のピン25により脱落が防止されてい
る。先端フック21を取外す場合は、先端フック21を
強く引き出すことにより、ピン25の係合が外れる。
【0032】次に、ラゲッジボード2の使用方法を説明
する。通常時は、表面側のカーペット3を上にして使用
する。ラゲッジボード2のカーペット3がラゲッジフロ
アトリム1とフラットになるため、ラゲッジルームR全
体に荷物を積載することができる。また、ラゲッジボー
ド2の裏面側では、硬質隆起部10が下向き状態になっ
ているが、この硬質隆起部10は、スペアタイヤ9のな
い部分、或いはスペアタイヤのうちの低いディスクホイ
ール部9bに対応しているため、この硬質隆起部11a
とスペアタイヤ9とが干渉問題を起こすことはない(図
7参照)。そして、スペアタイヤ9において最も高いタ
イヤ部9a及びリム部9cに対応する部分は弾性隆起部
11bになっているため、この弾性隆起部11bは、タ
イヤ部9a及びリム部9cによって潰された状態になっ
ている(図9参照)。このように、裏面側に硬質隆起部
11aを形成した構造でありながら、ラゲッジボード2
を位置を十分に低く設定することができるため、ラゲッ
ジルームRの上下寸法を十分に確保することができる。
【0033】そして、ラゲッジルームRに汚れたもの
や、濡れたものを載せる場合には、ラゲッジボード2を
ひっくり返して、裏面を上側にする。裏面は、防水性の
ある防水部材4で形成されているため、汚れや水分がラ
ゲッジボード2にしみ込むことはない。また、ラゲッジ
ボード2の裏面の周縁には、堤部10である硬質隆起部
11aと弾性隆起部11bとが閉ループ状に形成されて
いるため、濡れたものから出た水分がラゲッジボード2
の外側に流れ出ることはない。弾性隆起部11bやグリ
ップ部18の両側には、僅かな隙間部分Sがあるが、そ
の周りには、溝部12、20が形成されているため、そ
こから流れ出ようとする水分は、溝部12、20で捕捉
され、外側へ流れ出ることはない。しかも、それらの溝
部12、20が弾性隆起部11bやグリップ部18を取
り囲むような大きさのため、多くの水分を溜めることが
できる。
【0034】また、これらの堤部10を構成する硬質隆
起部11aや弾性隆起部11bは、水分をせき止めるだ
けでなく、ラゲッジボード2の裏面上に載せられた荷物
Nの移動を防止する働きもする。従って、汚れたもの
や、濡れたものを、ラゲッジボード2の裏面上に載せた
まま走行しても、それらがラゲッジボード2の外側へ移
動して、ラゲッジルームRを汚したりすることはない。
【0035】尚、上述した実施形態では、収納物として
スペアタイヤを例に挙げたが、これに限らず、スペアタ
イヤパン等に定置される収納物、例えば、ジャッキや車
両搭載工具、充電機器等であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るラゲッジルームを後
ろから見た図。
【図2】ラゲッジボードの裏面を上側にした状態の平面
図。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】図2中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図5】先端フック及び保持プレートを示す平面図。
【図6】図2中の矢示DA方向から見たラゲッジボード
裏面の部分斜視図。
【図7】図2中矢示SC−SC線に沿う断面図。
【図8】図7のラゲッジボードを逆にした状態を示す断
面図。
【図9】図2中矢示SD−SD線に沿う断面図。
【図10】図9のラゲッジボードを逆にした状態を示す
断面図。
【図11】図2中矢示SE−SE線に沿う断面図。
【符号の説明】
2 ラゲッジボード 4 防水部材 9 スペアタイヤ(収納物) 10 堤部 11a 硬質隆起部 11b 弾性隆起部 12、20 溝部 14 ロックピン 17 ロック孔 18 グリップ部 19 開口部 21 先端フック 22 ロープ 23 保持プレート 24 凹部 R ラゲッジルーム S 隙間部分 N 荷物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 充紀 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA00 AA02 AA14 AA18 BB02 CA16 DA01 DA24 3D022 BA06 BB04 BC11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のラゲッジルームの底面に、表面及
    び裏面をそれぞれ選択的に上側にして使用可能なラゲッ
    ジボードを配置した車両のラゲッジルーム構造であっ
    て、 前記ラゲッジボードの裏面を防水部材で形成すると共に
    該裏面の周縁部に一般面よりも高い堤部を閉ループ状に
    形成したことを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両のラゲッジルーム構
    造であって、 前記堤部は、前記ラゲッジボードの裏面側を下にした時
    に、該ラゲッジボードの下方に配される収納物と干渉す
    る部分を該収納物によって撓むことが可能な弾性材より
    なる弾性隆起部と、前記収納物と干渉しない残余の部分
    を前記ラゲッジボード自体より隆起した硬質隆起部とよ
    りなることを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両のラゲッジルーム構
    造であって、 前記弾性隆起部の両端部と前記硬質隆起部の対応端部と
    の合接部位には、一般面よりも低い溝部を形成し、該溝
    部が、弾性隆起部の周囲を取り囲むように形成されてい
    ることを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の車両のラゲ
    ッジルーム構造であって、 前記弾性隆起部が、ラゲッジボードの裏面に取付けられ
    た状態で、長手方向端部を開口させた概略筒形状を呈す
    ることを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車
    両のラゲッジルーム構造であって、 ラゲッジボード後側の硬質隆起部の一部を欠除すると共
    に、欠除した部位に裏面側へ突出するグリップ部を取付
    け、グリップ部の両端部と硬質隆起部の対応端部との少
    なくとも隙間部分に一般面よりも低い溝部を形成したこ
    とを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両のラゲッジルーム構
    造であって、 グリップ部に表面側から裏面側へ貫通する開口部を形成
    したことを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項に記載の車
    両のラゲッジルーム構造であって、 ラゲッジボードの後端に、先端フックを有するロープの
    端部が固定され、且つラゲッジボードの裏面に先端フッ
    ク保持用の凹部を形成した保持プレートが取付けられて
    いることを特徴とする車両のラゲッジルーム構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車
    両のラゲッジルーム構造であって、 ラゲッジボードの硬質隆起部よりも外側部位に、端部を
    表面側及び裏面側へ突出可能なロックピンを出没自在に
    設け、該ロックピンの下側にロックピンの端部と係合す
    るロック孔を形成したことを特徴とする車両のラゲッジ
    ルーム構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004090684A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Kasai Kogyo Co Ltd トノカバーのプルハンドル構造
JP2012091644A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Meiwa Ind Co Ltd 車両用デッキボード
GB2512850A (en) * 2013-04-09 2014-10-15 Nissan Motor Mfg Uk Ltd Vehicle luggage board & vehicle including a luggage storage space

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