JP3911367B2 - 高架構造物用下面点検装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種橋梁や高架鉄道や都市高速道路等の高架構造物の下面の鋼材の錆、塗装の剥がれ、コンクリート床板のひび割れ等の点検をその高架構造物の上部通路から行う場合に用いられる下面点検装置に関し、特には、高架構造物の下面の、桁部材に隠れて側方や下方から見通せない箇所を点検する場合に用いて好適な下面点検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上述の如き高架構造物の従来の監視点検作業において、例えば橋梁の下面を対象とする場合に、その下面の点検する箇所が側方や下方から見通せる箇所である場合には、その橋梁に近接した橋下等の適当な場所から目視点検を行い、また橋梁に近接した位置に適当な場所がない場合には、望遠鏡を使用して点検を行っていたが、その下面の点検する箇所が桁部材に隠れて側方や下方から見通せない場合には、橋下等の適当な場所に足場を組み、その足場上に作業員が乗って点検を行っていた。しかしながら、このように足場を使用すると、点検作業時間の他に足場を組むための時間が必要となって費用が嵩むという問題があり、また、高い位置まで足場をくみ上げることとなる場合には、点検作業に危険が伴うことになるという問題もある。
【0003】
そこで、上記のような危険の回避と作業効率の向上のために近年、例えば実開昭63−031110号公報に記載のもののように、比較的大型のクレーン車のクレーン装置のアームの先端部に可動バケットを据え付けた、車両一体型の下面点検装置が使用されるようになり、例えば橋梁の下面を点検する際にその車両一体型の下面点検装置を用いる場合には、橋梁の上部通路にクレーン車を配置し、可動バケットに作業者が乗った状態でクレーン装置のアームを橋梁側部から外方へ乗り出させて可動バケットを橋梁下面に回り込ませ、その可動バケット上の作業者により目視点検を行っていた。しかしながら、かかる可動バケットに作業者が乗り込むタイプの下面点検装置では、橋下からの目視点検や足場を組んでの点検作業に比べて作業効率は高めることができるものの、使用するクレーン装置が通常は油圧駆動であるため、油圧ポンプ等が必要となって下面点検装置全体が大がかりなものとなり、また可動バケットの操作性が橋梁の点検のために充分良いとはいえないという問題がある。
【0004】
しかも、一般にクレーン装置は、固定長の複数本のアームをジョイント部で屈曲あるいは回転させており、かかるクレーン装置を作動させるためには上記各アームの移動が妨げられないだけの作業スペースを確保する必要があって、周囲に障害物があるような狭い空間での使用には適していない。また、非常に長尺の片持ち支持構造のアームの先端部に据え付けられた可動バケットに作業者が乗り込んで点検作業を行うため、アームに加わる曲げモーメントが極めて大きくなり、これを支持するためにクレーン装置ひいてはその搭載車両(クレーン車)全体が大型化してしまい、これにより、該車両の作業スペースを確保するために、橋梁等の高架構造物上の車両規制を余儀なくされ、交通障害が発生してしまうという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これがため従来、例えば特開平02−202318号公報に記載のもののように、小型の台車上に昇降可能に横向きに搭載した伸縮可能な基部アームの先端部にこれも伸縮可能な垂下アームの上端部をジョイント部で結合し、その垂下アームの下端部に、作業者が搭乗する可動バケットの代わりにテレビカメラを斜め上向きに据え付けることで小型軽量化を図った下面点検装置も提案されているが、かかる下面点検装置によれば、作業スペースが少なくて済むため高架構造物上の車両規制は不要になるものの、高架構造物の下面の点検する箇所が桁部材に隠れて側方や下方から見通せない凹んだ箇所の場合には、上記斜め上向きのテレビカメラではその撮像範囲ひいては台車上の画像表示装置の画面に入らないため、点検ができないという問題があった。
【0006】
そしてこの問題の解決のために、上記小型化した下面点検装置の垂下アームの下端部に従来装置のように高架構造物の下面中央部まで伸びる水平アームを片持ち支持で追加しようとすると、垂下アームに加わる曲げモーメントが大きくなって、これを支持するために下面点検装置全体が大型化してしまい、本来の目的と反するものになってしまうという問題があった。また、水平アームの先端部にテレビカメラを据え付けても、桁部材を構成するI形鋼材のフランジ部等で遮られて下方から見通せない凹んだ箇所については依然として撮像できないため点検ができないという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
この発明は、上記課題を有利に解決した装置を提供することを目的とするものであり、この発明の高架構造物用下面点検装置は、高架構造物の下面の点検をその高架構造物の上部通路から行う場合に用いられる点検装置において、前記上部通路上を移動可能な台車と、前記台車に突設されて水平方向へ延在する基部アームと、前記基部アームの先端部に昇降可能かつ垂直軸線回りに回動可能に支持されて垂直方向へ延在する垂下アームと、前記台車に設けられて前記垂下アームを昇降させる垂下アーム昇降手段と、前記垂下アームの下端部に中間部を固定されて水平方向へ延在する水平アームと、前記水平アームの先端部に下端部を固定されて上向きに延在する入り込みアームと、前記入り込みアームの上端部に遠隔操作式の首振り手段を介して装着されたテレビカメラと、前記水平アームの後端部に固定されて前記水平アームの水平バランスを取るウエイトと、前記台車に設けられて前記テレビカメラからの画像信号に基づきそのテレビカメラが撮像した画像を表示する画像表示手段と、前記基部アームの先端部に設けられて、前記垂下アームを昇降可能かつ垂直軸線回りに回動可能に支持するフリクションロック機構と、を具え、前記フリクションロック機構が、前記垂下アームに摺接する半径方向に弾性変形可能な内側部材と、前記内側部材を囲繞して保持する外側部材と、の二重構造とされた垂下アーム受け材と、前記基部アームの先端部に螺合されて前記外側部材を貫通し、前記内側部材を前記垂下アームの外周面に押し付ける、後端部にロックハンドルが設けられたネジ部材と、を有することを特徴とするものである。
【0008】
かかるこの発明の高架構造物用下面点検装置にあっては、先ず、水平アームを高架構造物の側部と平行に配置するとともに台車を高架構造物の側部に隣接して位置させることで、基部アームの先端部に支持された垂下アームとその垂下アームの下端部に固定された水平アームとその水平アームの先端部に支持された入り込みアームとを高架構造物の側部よりも外方に位置させ、次いで、台車に設けられた垂下アーム昇降手段により垂下アームを下降させることで上記水平アームとその水平アームの先端部に支持された入り込みアームとを下降させることで、その入り込みアームの上端部に装着されたテレビカメラを高架構造物の下端部よりも低い位置まで下降させ、次いで、基部アームに対して垂下アームを回動させることで、上記テレビカメラを高架構造物の下方へ回り込ませて高架構造物の下面をそのテレビカメラで撮像し、そのテレビカメラからの画像信号に基づき、台車に設けられた画像表示手段にそのテレビカメラが撮像した画像を表示させ、それにより高架構造物の下面の点検を行う。
【0009】
そしてその点検の際に、高架構造物の桁部材を構成する例えばI形鋼材のフランジ部等で遮られて下方から見通せない凹んだ箇所については、台車に設けられた垂下アーム昇降手段により垂下アームを上昇させることで、水平アームの先端部に支持された入り込みアームの上端部をそのI形鋼材の内側に入り込ませるとともに首振り手段によってテレビカメラの向きを適宜設定することで撮像し、点検を行う。しかも、かかる点検の際に、水平アームの後端部に固定されたウエイトがその水平アームの水平バランスを取っているので、垂下アームには曲げモーメントが加わらず、また水平アームの先端部に作業員が乗って水平アームにその作業員の体重が加わることもない。
【0010】
従って、この発明の高架構造物用下面点検装置によれば、高架構造物の下面の下方から見通せない凹んだ箇所について点検を危険なくかつ効率良く行うことができるとともに、垂下アームおよび水平アームに高い強度を必要とされないことからそれらのアームを簡易かつ軽量なものとし得て、基部アームの先端部の垂下アーム支持部が垂下アームを昇降および回動可能に支持するだけの簡易かつ軽量なもので足りる点とも相俟って、基部アームや台車ひいては点検装置全体を軽量でコンパクトなものとすることができ、それゆえ、点検作業の際に、作業スペースの確保のために高架構造物上の車両規制をする必要もないので、交通障害の発生も回避することができる。
【0011】
なお、この発明の下面点検装置においては、前記垂下アームと前記水平アームとの少なくとも一方が、互いに分離可能に結合した複数本のパイプを具えていても良く、かかる構成によれば、それら複数本のパイプを分離させることで垂下アームや水平アームを分割してコンパクトに纏め得るので、点検作業を行う高架構造物の上部通路上での点検作業の前後における台車の移動や、当該下面点検装置の、その上部通路上への搬送やそこからの撤去を容易に行うことができる。
【0012】
また、この発明の下面点検装置は、前記テレビカメラからの画像信号を記録する録画装置をさらに具えていても良く、かかる構成によれば、点検作業現場で高架構造物の下面の点検を行った際にその点検結果を画像として記録しておいて、後で分析や確認を行うことができる。なお、録画装置は、テレビカメラと一体とされたものでも良く、またテレビカメラと別体とされて台車上に搭載されていても良い。
【0013】
さらに、この発明の下面点検装置においては、前記垂下アーム昇降手段は、前記垂下アームに結合されたワイヤロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチを具えることとしても良く、かかる構成によれば、垂下アーム昇降手段を簡易かつ軽量に構成し得て、点検装置全体をより軽量でコンパクトなものとすることができる。なお、上記ウインチは、電動式のものとしても良いが、手動式のものでも足りる。
【0014】
そして、この発明の下面点検装置においては、前記首振り手段は、前記台車に設けられたコントローラで遠隔操作されるものとしても良く、かかる構成によれば、テレビカメラを一々上部通路上へ引き上げてその向きを変更しなくても、点検作業中に随時テレビカメラの向きを変更して任意の方向へ向けることができるので、高架構造物の下面の点検作業をより効率よく行うことができる。
【0015】
ここで、上記コントローラを設ける場合には、例えば前記首振り手段を、自在継手等を用いてテレビカメラ支持部の向きを上下左右等に変更可能な支持機構とするとともに、上記コントローラを、手動操作されるレバーやハンドルを有する機械式のものとして、そのレバーやハンドルと上記テレビカメラ支持部とを複数本のワイヤロープやロッドを介して連結し、上記テレビカメラ支持部をそのレバーやハンドルに機械的に連動させるようにしても良く、また前記首振り手段を、自動車用の電動式ミラーのように複数個のモータで駆動することでテレビカメラ支持部の向きを上下左右等に変更可能な支持機構とするとともに、上記コントローラを、スイッチや可変抵抗器あるいはロータリエンコーダ等を有する電気式のものとして、そのスイッチ等によって上記複数個のモータの作動を電気的に制御することで上記テレビカメラ支持部の向きを変更するようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の高架構造物用下面点検装置の一実施例を点検作業時の状態で示す側面図、図2(a)および(b)は、その実施例の下面点検装置を垂下アームを上昇させて分割した状態で示す正面図および側面図、図3は、その実施例の下面点検装置の台車および垂下アームの一部を示す斜視図、そして図4は、その実施例の下面点検装置の垂下アーム、水平アームおよび入り込みアームを示す分解斜視図であり、図中1は、下面の点検作業の対象とされる高架構造物(図1では横断面で示す)、2は、上記実施例の下面点検装置の台車をそれぞれ示している。
【0017】
この実施例の装置の台車2は、図3から明らかなように、複数本の角パイプ2aと板材2bとが組み合わされて形成されたフレーム2cの下端部の四隅に、高架構造物1の上部通路1a上を手押しで移動可能なようにキャスター(自在に向き変更可能な車輪)2dが取り付けられて構成されており、その台車2の上部には、複数本の角パイプ3aで形成された基部アーム3が、水平方向へ延在するようにその台車2と一体に突設されている。そしてその基部アーム3の先端部には、複数個(図示例では二個)の概略筒状の垂下アーム受け材3bが互いに上下方向に整列されて固設されている。
【0018】
また上記台車2には、垂下アーム昇降手段としての手動ウインチ4と、画像信号処理手段としてのビデオデッキ一体型ディスプレイ(画像表示)装置5と、後述する首振り手段としての電動式首振り機構および後述するテレビカメラの作動を制御するためのスイッチや可変抵抗器等を有する電気式コントローラ6とが搭載されており、さらに上記台車2には、それらディスプレイ装置5や電動式首振り機構やテレビカメラに給電するための電源として、図示しないバッテリやエンジン式発電機を搭載することもできる。なお、電源としてエンジン式発電機を搭載する場合には、高架構造物の下面の点検時にはそのエンジン式発電機を台車2上から高架構造物1の上部通路1a上に降ろして稼動させれば、エンジン式発電機の振動が上記テレビカメラに伝わって画像が不鮮明になるのを防止することができる。また、電源は、上記台車2に隣接させて上部通路1a上に停車させた自動車から供給するようにしても良く、高架構造物1自体に電源線が設けられている場合にはその電源線を利用しても良い。
【0019】
図1〜図3に示すように、上記垂下アーム受け材3bには、垂下アーム7が挿通され、それにより垂下アーム7は実質的に垂直に延在しており、その垂下アーム7の下端部には、図4に示すように、水平アーム8の後端部に近い中間部がブラケット9を介して直角に固定され、それにより水平アーム8は実質的に水平に延在している。
【0020】
ここにおける垂下アーム7は、図1に示すように、複数本のパイプ(図では比較的長尺の四本のパイプ7aおよび下端部の比較的短尺の一本のパイプ7b)を具えており、図5に示す水平アーム8の端部と同様に、その垂下アーム7の上端部のパイプ7aを除く各パイプ7a,7bの上端部には、コ字状の切欠部を持つ嵌合突起10が固設され、またその垂下アーム7の下端部のパイプ7bを除く各パイプ7aの下端部内には、上記切欠部と嵌合し得る嵌合板11が固設され、さらにその垂下アーム7の下端部のパイプ7bの下端部を除く各パイプ7a,7bの各端部には、嵌合突起10および嵌合板11を貫通するように軸線に対し直角方向にネジ孔7cが形成されている。これにより上記五本のパイプ7a,7bは、パイプの上端部の嵌合突起10が他のパイプの下端部内に嵌入されてその嵌合突起10の切欠部に嵌合板11が嵌合されるとともにパイプ端部のネジ孔7c内に止めネジ12が螺着されることで、互いに分離可能に結合されるとともに抜け止めされ、かつ互いに回り止めされている。
【0021】
また、ここにおける水平アーム8は、図1および図4に示すように、複数本のパイプ(図では長尺の四本のパイプ8a)を具えており、垂下アーム7と同様、図5に示すように、その水平アーム8の先端部(図1では右端部)のパイプ8aを除く各パイプ8aの前端部には、コ字状の切欠部を持つ嵌合突起10が固設され、またその水平アーム8の後端部のパイプ8aを除く各パイプ8aの後端部内には、上記切欠部と嵌合し得る嵌合板11が固設されている。但し、各パイプ8aには、上記垂下アーム7の場合のような止めネジ用のネジ孔は形成されていない。これにより上記四本のパイプ8aは、パイプの前端部の嵌合突起10が他のパイプの後端部内に嵌入されてその嵌合突起10の切欠部に嵌合板11が嵌合されることで、互いに分離可能に結合され、かつ互いに回り止めされている。
【0022】
そして図4に示すように、垂下アーム7の下端部のパイプ7bには、そのパイプ7bと直交するとともに水平アーム8とも直交する向きで結合部材を介して棒状部材13が固設され、その棒状部材13の両端部と水平アーム8の先端部のパイプ8aの両側部とは、これも止めネジ12の取外しによって各々三本のパイプ14a に分割可能な二本の支持ロッド14と、それらの支持ロッド14の両端部の止めネジ12とを介して連結されており、これによってここでは、三角形状のフレーム構造が形成されて、水平アーム8の先端部に加わる後述するテレビカメラおよび電動式首振り機構の重量による曲げモーメントが垂下アーム7と水平アーム8との結合部分および水平アーム8の各パイプ8aの端部同士の結合部分に直接加わらないようにされるとともに、上記荷重によって水平アーム8に軸線方向の圧縮力が加わるようにされて、各パイプ8aの端部同士の結合部分が相互に抜け止めされている。
【0023】
なお、垂下アーム7の下端部のパイプ7bの側部には上記のように結合部材を介して棒状部材13が固設されていることから、その下端部のパイプ7bの昇降を可能にするため、上記各垂下アーム受け材3bは、その円周上の一部分に切れ目が設けられて横断面を概略C字状とされており、それによりここでは、その垂下アーム受け材3bの切れ目に上記結合部材を通過させることで、垂下アーム受け材3bに妨げられずに、垂下アーム7の下端部のパイプ7bを基部アーム3の高さから下降させ、また図2に示すように基部アーム3の高さまで上昇させることができる。
【0024】
ここで、上記各垂下アーム受け材3bは、各々概略C字状断面を持つ外側部材と内側部材との二重構造とされていて、垂下アーム7に摺接する内側部材が半径方向に弾性変形可能とされるとともに、外側部材がその内側部材を囲繞して強固に保持しており、さらにここでは、その外側部材と上記基部アーム3の先端部の角パイプ3aとにそれらを貫通するネジ孔が形成されて、図1および図3に示すように、そのネジ孔にネジ部材3cが螺合され、そのネジ部材3cの後端部にロックハンドル3dが設けられて、垂下アーム回り止め用フリクションロック機構が構成されている。
【0025】
かかるフリクションロック機構によれば、作業者がロックハンドル3dを操作してネジ部材3cをねじ込むことで、上記内側部材を垂下アーム7の外周面に押し付けて、通常の使用条件下では、垂下アーム7および水平アーム8の、上記垂下アーム受け材3bの中心を通る上下方向軸線周りの向きを任意の位置に固定することができ、また、ロックハンドル3dを操作してネジ部材3cを緩めて後退させることで、上記内側部材をその弾性力により復元させ、上記垂下アーム7の外周面に緩く摺接させて、上記垂下アーム7および水平アーム8の、上記垂下アーム受け材3bの中心を通る上下方向軸線周りの向きを任意に変更することができ、一方、突風等で予期しない外力が水平アーム8に加わって垂下アーム7に過大な回動トルクが生じた時には、ロックハンドル3dの操作でネジ部材3cをねじ込んだ状態でも上記内側部材と垂下アーム7の外周面との間の滑りで、上記上下方向軸線周りの垂下アーム7の回動を許容して、台車2が水平アーム8に引きずられて供回りしてしまうのを防止することができる。
【0026】
さらに、水平アーム8の先端部(図1では右端部)には、その水平アーム8と直交して実質的に垂直に延在するように入り込みアーム15が固設され、この入り込みアーム15も、支持ロッド14と同様、止めネジ12の取外しによって二本のパイプ15a に分割可能に構成されており、ここでは、その入り込みアーム15の下端部のパイプ15a と、そのパイプ15a に上端部を固定された支持ロッド16との下端部が、水平アーム8の先端部のパイプ8aの上面の孔からそのパイプ8a内に挿通されて止めネジ12でそれぞれパイプ8aに固定され、これによって三角形状のフレーム構造が形成されて、水平アーム8の先端部に加わる後述するテレビカメラおよび電動式首振り機構の重量による曲げモーメントが入り込みアーム15と水平アーム8との結合部分に直接加わらないようにされている。
【0027】
そして、入り込みアーム15の上端部には、電動式首振り機構17を介して、ズーム機能付きの通常の小型テレビカメラ18が装着されており、ここにおける電動式首振り機構17は二台のモータを内臓していて、先に述べた電気式コントローラ6によって制御されるそれらのモータの作動により、図6中矢印で示すように、テレビカメラ18を水平軸線H周りおよび垂直軸線V周りに任意の角度だけ回動させることができ、またここにおけるテレビカメラ18は、その撮影した像を先に述べたディスプレイ装置5に画像信号として出力して、そのディスプレイ装置5に画面表示および録画させることができる。
【0028】
なお、上記電気式コントローラ6は、テレビカメラ18の現在の向きが作業者に分かりやすいようにする撮影方向表示手段として、例えば電動式首振り機構17およびテレビカメラの外形を模したコントロールノブを具え、そのコントロールノブの向きと実際のテレビカメラ18の向きとが一致するように電動式首振り機構17の作動を例えばデジタルプロポーショナル制御等によって制御するようにしても良く、また、単に通常のコントロールノブを具えるとともに、その回動角度が分かりやすいようにコントローラ6のケーシング等に目盛りを具えるようにしても良い。そして上記撮影方向表示手段としては、テレビカメラ18の現在の向きを上記ディスプレイ装置5にシンボルで画像表示させるようにしても良く、またLED等からなる複数の光源を選択的に点灯させてテレビカメラ18の現在の向きをその点灯位置で示すようにしても良い。
【0029】
さらに、水平アーム8の後端部(図1では左端部)にはウエイト19が固定されており、このウエイト19の重量は、垂下アーム7と水平アーム8との結合部から水平アーム8の後端部側の部分にその部分の重量とそのウエイト19の重量とによって水平アーム8に加わるモーメントが垂下アーム7と水平アーム8との結合部から水平アーム8の先端部側の部分にその部分と入り込みアーム15と支持ロッド16との重量とテレビカメラ18および電動式首振り機構17の重量とによって水平アーム8に加わるモーメントに概略釣り合って水平アーム8が概略水平にバランスするように調節されている。なお、この実施例では図3に示すように、台車2にもウエイト20が固定されており、このウエイト20は、垂下アーム7自体の重量およびそこに加わる水平アーム8等の重量に対しバランスを取って、台車2の転倒を防止するものである。
【0030】
加えて、この実施例の下面点検装置では、垂下アーム7と水平アーム8との結合部にワイヤロープ21の一端部が結合され、そのワイヤロープ21の他端部が、先に述べた手動ウインチ4のドラムに結合されており、これにより、手動ウインチ4を操作してそのドラムを所定方向へ回動させると、ワイヤロープ21が巻き取られて垂下アーム7が図2に示す位置まで上昇し、またそのドラムを上記と逆方向へ回動させると、ワイヤロープ21が繰り出されて垂下アーム7が図1に示すように下降する。
【0031】
かかるこの実施例の下面点検装置にあっては、図1に示すように台車2に付き添った作業者Mが、先ず、図2に示すように、水平アーム8を高架構造物1の側部と平行に配置するとともに台車2を高架構造物1の側部に隣接して位置させることで、基部アーム3の先端部に支持された垂下アーム7とその垂下アーム7の下端部に固定された水平アーム8とその水平アーム8の先端部に支持された入り込みアーム15とを高架構造物1の側部よりも外方に位置させ、次いで、台車2に設けられた手動ウインチ4を操作してワイヤロープ21を繰り出し、パイプ7aを上に継ぎ足しながら垂下アーム7を下降させることで水平アーム8と入り込みアーム15とを下降させて、その入り込みアーム15の上端部に装着されたテレビカメラ18を高架構造物1の下端部よりも低い位置まで下降させ、次いで、垂下アーム7を手でつかんで基部アーム3に対し垂下アーム7を回動させることで、図1に示すように、テレビカメラ18を高架構造物1の下方へ回り込ませて高架構造物1の下面をそのテレビカメラ18で撮像し、そのテレビカメラ18からの画像信号に基づき、台車2に設けられたディスプレイ装置5にそのテレビカメラ18が撮像した画像を表示させ、それにより高架構造物1の下面の点検を行う。
【0032】
そしてその点検の際に、高架構造物1の桁部材を構成する例えばI形鋼材1bのフランジ部1c等で遮られて下方から見通せない凹んだ箇所については、台車2に設けられた手動ウインチ4を操作して垂下アーム7を上昇させることで、水平アーム8の先端部に支持された入り込みアーム15の上端部を図1に示すようにそのI形鋼材1bの内側に入り込ませるとともに、電気式コントローラ6を操作して電動式首振り機構17によってテレビカメラ18の向きを適宜設定することで図1中矢印で示すように撮像して点検を行うことができる。しかも、かかる点検の際に、水平アーム8の後端部に固定されたウエイト19がその水平アーム8の水平バランスを取っているので、垂下アーム7には曲げモーメントが加わらず、また水平アーム8の先端部に作業員が乗って水平アーム8にその作業員の体重が加わることもない。しかして点検作業が終了した後は、上記と逆の手順で垂下アーム7を上昇させながら上から順に分解してゆけば、この実施例の下面点検装置を容易に撤収することができる。
【0033】
従って、この実施例の下面点検装置によれば、高架構造物1の下面の下方から見通せない凹んだ箇所について点検を危険なくかつ効率良く行うことができるとともに、垂下アーム7および水平アーム8に高い強度を必要とされないことからそれらのアームを簡易かつ軽量なものとし得て、基部アーム3の先端部の垂下アーム受け材3bが、垂下アーム7を昇降および回動可能に支持するだけの簡易かつ軽量なもので足りる点とも相俟って、基部アーム3や台車2ひいては点検装置全体を軽量でコンパクトなものとすることができ、それゆえ、点検作業の際に、作業スペースの確保のために高架構造物1上の車両規制をする必要もないので、交通障害の発生も回避することができる。
【0034】
また、この実施例の下面点検装置によれば、垂下アーム7と水平アーム8と入り込みアーム15とがそれぞれ、互いに分離可能に結合した複数本のパイプを有していることから、それら複数本のパイプを分離させることで垂下アーム7と水平アーム8と入り込みアーム15とをそれぞれ分割してコンパクトに纏め得るので、点検作業を行う高架構造物1の上部通路1a上での点検作業の前後における台車2の移動や、当該下面点検装置の、その上部通路1a上への搬送やそこからの撤去を容易に行うことができる。
【0035】
さらに、この実施例の下面点検装置によれば、テレビカメラ18からの画像信号を記録する録画装置としてのビデオデッキをディスプレイ装置5と一体に具えていることから、点検作業現場で高架構造物1の下面の点検を行った際にその点検結果を画像として記録しておいて、後で分析や確認を行うことができる。
【0036】
さらに、この実施例の下面点検装置によれば、垂下アーム昇降手段として、垂下アーム7に結合されたワイヤロープ21の巻き取りおよび繰り出しを行う手動ウインチ4を具えていることから、垂下アーム昇降手段を簡易かつ軽量に構成し得て、点検装置全体をより軽量でコンパクトなものとすることができる。
【0037】
そして、この実施例の下面点検装置によれば、首振り機構17が、台車2に設けられたコントローラ6で遠隔操作される電動のものであることから、テレビカメラ18を一々上部通路上へ引き上げてその向きを変更しなくても、点検作業中に随時テレビカメラ18の向きを変更して任意の方向へ向けることができるので、高架構造物1の下面の点検作業をより効率よく行うことができる。
【0038】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、垂下アーム昇降手段は、電動ウインチでも良く、あるいは垂下アームの側面に設けたラックをピニオンで駆動する機構等でも良い。また、録画装置は、テレビカメラと一体型の可搬式のものでも良く、その場合には台車上のコントローラで首振り手段と併せて操作するようにしても良い。そして、首振り手段は、手動操作されるレバーやハンドルを有するコントローラから自転車のブレーキ装置のようにワイヤやロッド等を介して機械的に駆動されて首振り作動する、自在継手等を用いた支持機構でも良く、さらに、台車は、モータ等を用いて自走するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の高架構造物用下面点検装置の一実施例を点検作業時の状態で示す側面図である。
【図2】 (a)および(b)は、上記実施例の下面点検装置を垂下アームを上昇させて分割した状態で示す正面図および側面図である。
【図3】 上記実施例の下面点検装置の台車および垂下アームの一部を示す斜視図である。
【図4】 上記実施例の下面点検装置の垂下アーム、水平アームおよび入り込みアームを示す分解斜視図である。
【図5】 上記実施例の下面点検装置の水平アームを構成するパイプの結合部を示す分解斜視図である。
【図6】 上記実施例の下面点検装置の首振り機構およびテレビカメラを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 高架構造物
1a 上部通路
1b I形鋼材
1c フランジ部
2 台車
3 基部アーム
3b 垂下アーム受け材
4 手動ウインチ
5 ビデオデッキ一体型ディスプレイ装置
6 電気式コントローラ
7 垂下アーム
7a, 7b,8a, 15a パイプ
8 水平アーム
15 入り込みアーム
17 電動式首振り機構
18 テレビカメラ
19, 20 ウエイト
21 ワイヤロープ
Claims (5)
- 高架構造物(1)の下面の点検をその高架構造物の上部通路から行う場合に用いられる下面点検装置において、
前記上部通路上を移動可能な台車(2)と、
前記台車に突設されて水平方向へ延在する基部アーム(3)と、
前記基部アームの先端部に昇降可能かつ垂直軸線回りに回動可能に支持されて垂直方向へ延在する垂下アーム(7)と、
前記台車に設けられて前記垂下アームを昇降させる垂下アーム昇降手段(4)と、
前記垂下アームの下端部に中間部を固定されて水平方向へ延在する水平アーム(8)と、
前記水平アームの先端部に下端部を固定されて上向きに延在する入り込みアーム(15)と、
前記入り込みアームの上端部に首振り手段(17)を介して装着されたテレビカメラ(18)と、
前記水平アームの後端部に固定されて前記水平アームの水平バランスを取るウエイト(19)と、
前記台車に設けられて前記テレビカメラからの画像信号に基づきそのテレビカメラが撮像した画像を表示する画像表示手段(5)と、
前記基部アームの先端部に設けられて、前記垂下アーム(7)を昇降可能かつ垂直軸線回りに回動可能に支持するフリクションロック機構と、を具え、
前記フリクションロック機構は、
前記垂下アームに摺接する半径方向に弾性変形可能な内側部材と、前記内側部材を囲繞して保持する外側部材と、の二重構造とされた垂下アーム受け材( 3b )と、
前記基部アームの先端部に螺合されて前記外側部材を貫通し、前記内側部材を前記垂下アームの外周面に押し付ける、後端部にロックハンドル( 3d )が設けられたネジ部材( 3c )と、を有することを特徴とする、高架構造物用下面点検装置。 - 前記垂下アームと前記水平アームとの少なくとも一方(7,8)は、互いに分離可能に結合した複数本のパイプ(7a,7b,8a)を具えることを特徴とする、請求項1記載の高架構造物用下面点検装置。
- 前記テレビカメラからの画像信号を記録する録画装置(5)をさらに具えることを特徴とする、請求項1または2記載の高架構造物用下面点検装置。
- 前記垂下アーム昇降手段は、前記垂下アームに結合されたワイヤ(21)の巻き取りおよび繰り出しを行うウインチ(4)を具えることを特徴とする、請求項1から3までの何れか記載の高架構造物用下面点検装置。
- 前記首振り手段は、前記台車に設けられたコントローラ(6)で遠隔操作されるものであることを特徴とする、請求項1から4までの何れか記載の高架構造物用下面点検装置。
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