JP3908915B2 - シールド電線の編組切断装置及び編組切断方法 - Google Patents

シールド電線の編組切断装置及び編組切断方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車等に使用される比較的大径なシールド電線の編組の切断を自動で効率良く行うことのできるシールド電線の編組切断装置及び編組切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シールド電線の加工は全て手作業で行っていた。
すなわち、所要長さに切断されたシールド電線の先端部のシース(外皮)を卓上機で剥いで、導電金属製の編組を露出させ、編組を金切りはさみ等で所要長さに切断する。また、シールド電線に導電金属製のシールド接触子を手で挿入し、編組を目打ち等で接触子に向けて折返し、導電金属製のシールドパイプを手で挿入して、シールド接触子とシールドパイプとの間に編組を挟み込んで接触させた状態で、シールドパイプを加締機で加締める。さらにシールド電線の先端部の内皮を卓上機で皮剥きして、心線に端子を圧着機で接続させる(シールド接触子やシールドパイプの形状等については発明の実施の形態の図3参照)。
【0003】
シールド電線の使用の形態としては、例えばシールドパイプに接続フランジが組み付けられ、接続フランジが樹脂製のハウジングの外面に沿って車両ボディ等にアース接続される。端子は電気自動車のモータやインバータやバッテリ等に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシールド電線の編組切断手段にあっては、金切りはさみ等を使用して人手によって編組を切断していたために、編組の切断長さがばらつくと共に、編組の切断先端が不揃いになりやすく、品質が安定しないと共に、多くの工数を要し、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記した点に鑑み、シールド電線の編組を正確な長さに且つ不揃いなく綺麗に且つ少ない工数で効率良く切断することのできるシールド電線の編組切断装置及び編組切断方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のシールド電線の編組切断装置は、シールド電線の露出した編組の外側に位置するダイスと、該編組を開かせる手段と、該編組の内側に進入する環状のパンチと、該編組をさらに開く方向に案内し、且つ該編組の内側の内皮を該パンチの内側に案内するガイド部材とを備え、該ガイド部材が分割可能に設けられ、該パンチの前進時に駆動手段で外側に開いて該編組をさらに開かせ、進退手段で後退可能であることを特徴とする。
上記構成により、シールド電線の露出した編組がダイスの内側に挿入され、その状態で編組を開かせる手段が編組を外向きにテーパ状に開かせ、シールド電線の内皮がパンチの内側に挿入され、その状態でガイド部材が編組をさらに外側にテーパ状に開かせるから、パンチの先端が編組の内側すなわち編組と内皮との間に確実に且つスムーズに挿入され、それによりパンチとダイスとの間で編組が確実に剪断される。ガイド部材が開いて後退(回避)することで、ガイド部材が開いた際に編組がさらに外側に大きく開かれる。これにより、パンチが編組の内側に確実に挿入される。
【0007】
また、請求項2記載のシールド電線の編組切断装置は、請求項1記載のシールド電線の編組切断装置において、前記編組を開かせる手段が、一対の開閉自在な開き爪と、該一対の開き爪を固定した一対のスライド部材と、該一対のスライド部材を相対する方向に移動させるリンクと、該リンクを揺動させる駆動手段とを含むことを特徴とする。
上記構成により、駆動手段でリンクが揺動し、それにより一対のスライダが開き爪と一体に開閉駆動され、シールド電線の編組が開き爪で無理なく適切な力で繰り返し押圧されてラッパ状に開かれる。
【0009】
また、請求項記載のシールド電線の編組切断方法は、シールド電線の露出した編組を開き手段で開かせ、該編組を分割可能なガイド部材の外側の傾斜面に沿ってさらに開かせると共に、該ガイド部材の内側の傾斜面に沿って該シールド電線の編組内側の内皮を環状のパンチの内側に案内させ、該ガイド部材を駆動手段で外側に開いて該ガイド部材で該編組をさらに開かせ、該パンチを該編組の内側に進入させつつ、該編組の外側に位置するダイスとの間で該編組を所要長さに剪断することを特徴とする。
上記構成により、開き手段で一次的に開かれた編組が、ガイド部材の外側の傾斜面に沿って案内されてさらに(二次的に)外側に大きく開く。シールド電線の内皮はガイド部材の内側の傾斜面に沿ってスムーズにガイド部材内すなわちパンチの内側に挿入される。ガイド部材の開き動作で編組が大きく外側に開き、編組の内側にパンチが確実に挿入される。これにより、パンチの先端と編組の先端が干渉したりすることがなく、編組の内側への折れ曲がり等が起こらず、編組の切断不良が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るシールド電線の編組切断装置を含むシールド電線加工装置の一実施形態の概観を示すものである。
【0012】
このシールド電線加工装置1は右側から順に、品番の切替えや自動手動切替え等を行う操作卓2と、電線セット装置3と、シールド接触子挿入装置4と、シース切込装置5と、シース抜取装置6と、編組切断装置7と、編組折返し装置8とシールドパイプ挿入装置9と(図1では便宜上一つの装置で示している)、シールドパイプ加締装置10と、皮剥き装置11と、端子加締装置12と、製品取出装置13と、各装置3〜13に沿ってシールド電線15を移動させる搬送装置14とを備えている。各装置3〜13はほぼ等ピッチで並列に配置されている。
【0013】
図1で、符号16はシールド接触子供給用のホッパ、17はシールドパイプ供給用のホッパを示す。シールド電線15は断面積15mm2 程度の太物を使用可能であり、U字状に折り返された状態で、又は折り返さずに一本つづ並列に搬送装置14の右端の電線セット装置3にセットされる。
【0014】
以下にシールド電線加工装置1を用いたシールド電線加工方法及び作用を図1及び図2を用いて順に説明する。
先ず、図2(a) の如く予め所要長さに切断したシールド電線15を作業者が図1の電線セット装置3にセットする。作業者が行う作業は唯一この電線セットのみである。シールド電線15がセットされると、電線搬送装置14が一ピッチ左に移動し、シールド電線15を隣のシールド接触子挿入装置4に送る。
【0015】
シールド接触子挿入装置4で図2(b) の如くシールド電線15に導電金属製の環状のシールド接触子19が挿入(外挿) される。図3にも示す如く、シールド接触子19は大径部19aと小径部19bとで段付きに構成されている。シールド接触子19が挿入されたシールド電線15は搬送装置14で次のシース切込装置5に送られ、図2(c) の如くシールド接触子19よりも電線先端側の所要位置において、シールド電線15の絶縁性のシース(外被)20に環状に切り込み21が入れられる。
【0016】
次いでシールド電線15はシース抜取装置6に送られて、図2(d) の如く外皮20が抜き取られ、内側の金属編組22が所要長さに露出される。編組22は図3の如く交差状に編まれた導電性の細い金属線で構成されていることは言うまでもない。次いで本発明に係る編組切断装置7に送られて、図2(e) の如く露出した編組22が所要長さに切断され、絶縁性の内皮24が露出する。
【0017】
次いで編組折返し装置8に送られて、図2(f) の如く編組22がシールド接触子19の小径部19bに向けて折り返されると共に、シールドパイプ挿入装置9で図2(g) 及び図3の如くシールド電線15の先端側から導電金属製の環状のシールドパイプ23が挿入され、シールド電線15の長手方向の所要位置でシールド接触子19の小径部19bの外周面とシールドパイプ23の内周面との間に編組22(図示せず)が挟まれて接触する。編組22の折返し角度は90°程度ないしは90°〜180°の範囲である。
【0018】
次いでシールドパイプ加締装置10に送られて、図2(h) の如くシールドパイプ23が六角形状に加締められてシールド接触子19に固定される。シールド接触子19とシールドパイプ23との間に編組22が挟み込まれているから、シールド接触子19とシールドパイプ23はシールド電線15に強固に固定される。
【0019】
次いで皮剥き装置11に送られて、図2(i) の如くシールド電線15の内皮24の先端側が所要長さに皮剥きされ、心線(導体部)25が露出する。次いで端子加締装置12に送られて、図2(j) の如く露出した心線25に端子26が加締接続される。最後に製品取出装置13で製品27が加工装置1から外部のパレット(図示せず)に入れられる。
なお、上記シールド電線加工装置1から最終の端子加締装置12を独立させてもよい。
【0020】
以下に、図4〜図8を用いて、本発明に係るシールド電線の編組切断装置及び編組切断方法の一実施形態を説明する。
図4で、符号107は編組切断用の環状のダイス、108は同じく円筒状のパンチ、109は環状のガイド部材、110は環状の編組開き爪、111は、パンチ108を一次前進させる小径のエア式ないし油圧式の水平なシリンダ、112は、パンチ108を二次前進させ、ダイス107とパンチ108との間でシールド電線15の編組22を切断させる大径で強力なエア式ないし油圧式のシリンダ、113,114(図5)は、環状の編組開き爪110を左右に開閉させるエア式のシリンダ(駆動手段)をそれぞれ示す。
【0021】
シールド電線15は長手方向中間部をチャック115で把持され、且つ先端部側を支持チャック(支持部材)116で長手方向移動自在に支持されている。チャック115は左右一対の把持爪で構成され、エア式のチャックシリンダ105で開閉される。搬送装置4(図1)の電線チャックもチャック115と同様の構成である。
【0022】
支持チャック116は左右一対の開閉自在な支持爪で構成され、シールド電線15を把持せずに、軽く接触させて水平に支持するものである。支持チャック116の前方にダイス107が位置し、ダイス107を固定したフレーム117と支持チャック116とは水平な基板118に一体に固定され、基板118はガイドレール119に沿って電線長手方向にスライド移動自在となっている。
【0023】
基板118はボールねじ軸(図示せず)で進退駆動される。基板118の後部に立設したフレーム120にパンチ移動用の小径の一次シリンダ111が固定され、大径の二次シリンダ112はガイドレール等の案内手段121でフレーム120に対して進退自在となっている。二次シリンダ112にガイド部材進退用の水平な小径のエア式のシリンダ(進退手段)122が固定され、チャック式のガイド部材109は開閉シリンダ(駆動手段)123に連結され、開閉シリンダ123が移動用のシリンダ122のロッド124に連結されている。
【0024】
図5に編組開き手段125を示す如く、編組開き爪110は左右一対配置されており、それぞれ反対方向に移動自在なスライド板(スライド部材)126,127に固定されている。各スライド板126,127はほぼ垂直方向の一本のリンク128に上下の軸部で係合し、リンク128の上端と下端は各シリンダ113,114のロッド129,130に連結され、各シリンダ113,114の基部は回動自在に支持されている。各スライド板126,127は孔部131と軸部132との隙間の範囲で横方向(電線径方向)に移動自在である。
【0025】
図6に図5のダイス107やパンチ108といった切断手段の拡大図を示す。ダイス107は環状に形成され、内径部107aにパンチ108が進入可能である。内径部107aは同一内径の幅狭な水平部分で構成され、前側の垂直面107bと後側のテーパ面107cとにそれぞれ続いている。内径部107aの前端のエッジが剪断刃として作用する。ダイスの外周部は段付きに形成され、段付き部107dで外側の前半のフレーム117aに前方向移動不能に係合している。
【0026】
ダイス107の前端面に編組開き爪110が径方向スライド自在に密接し、ダイス107の後端面に後半のフレーム117bが当接し、テーパ面107cはフレーム117bのテーパ面117cに滑らかに続いている。各テーパ面117c,107cはシールド電線15(図4)の編組22の先端を案内するガイド面として作用する。
【0027】
パンチ108は筒状に形成され、先端側の小径な薄肉部108aと、薄肉部108aの後方に続く大径な厚肉部108bとで構成されている。薄肉部108aの内径と厚肉部108bの内径は同一であり、薄肉部108aの外径は厚肉部108bの外径よりも小径である。薄肉部108aの先端の外周のエッジ108cが剪断刃として作用する。
【0028】
薄肉部108aがガイド部材109の内径部109cに若干の隙間を存して進入する。ガイド部材109は左右に分割された略環状のものであり、先端部に、パンチ108の薄肉部108aの先端を覆う電線案内用の内側の傾斜面109aと、編組案内用の外側の傾斜面109bとを有している。
【0029】
内側の傾斜面109aは短く形成され、外側の傾斜面109bは後方にやや長く延長されている。内側の傾斜面109aは環状の垂直な面109dに続き、面109dにパンチ108の薄肉部108aの先端が当接する。ガイド部材109の最小内径はパンチ108の薄肉部108aの内径に等しい。両傾斜面109a,109bは鋭角的に交差し、ガイド部材109の先端は断面クサビ状を呈している。ガイド部材109は左右一対の開閉自在なアーム104に一体にないしは別体に設けられている。すなわち、半環状の一方のガイド部材109が一方のアーム104に、半環状の他方のガイド部材109が他方のアーム104にそれぞれ設けられている。
【0030】
左右一対のガイド部材109が開閉シリンダ123(図)によって開閉され、開時にパンチ108がダイス107に向けて前進する。また、編組開き爪110はカッタほどではないがやや尖った環状の先端を有している。なお、明細書の記載でシールド電線15の「前」とダイス107の「前」は方向的に一致し、これらに対してパンチ108の「前」とガイド部材109の「前」とは相対する方向である。
【0031】
図4において水平な基板118をボールねじ軸とサーボモータの駆動でスライド式に前進させることで、シールド電線15の先端部(編組22の露出部分)がダイス107内に挿通されて位置する。その状態で図5の上下一対のシリンダ113,114をそれぞれ反対方向に数回作動させることで、リンク128が揺動し、左右一対のスライド板126,127と一体に編組開き爪110が繰り返し開閉し、図7の如く開き爪110がシールド電線15の編組22を繰り返し数回(4〜5回)内皮24に押し付けて徐々に外向きにテーパ状に拡径させる。それにより、電線15の編組22と内皮24との間に環状のパンチ108を比較的容易に挿入可能となる。
【0032】
編組22を拡げた状態で、図4の一次シリンダ111の伸長動作で二次シリンダ112とパンチ108とガイド部材109とが一体に前進し、図8の如くガイド部材109の内側の傾斜面109aに沿ってシールド電線15の内皮24がパンチ108の内径部(内部空間)133に初期挿入(少し挿入)され、それと同時に編組22の開き部がガイド部材109の外側の傾斜面109bに沿って摺動してさらに拡げられる。さらにガイド部材109が左右に開くことで編組22が一層外側に拡げられ、その状態でガイド部材109が後方に退避する。
【0033】
ガイド部材109の編組開き作用によって、パンチ108の挿入が一層容易化・確実化する。また、シールド電線15の挿入に際しては、パンチ108の先端部がガイド部材109の内径部109c内に完全に収容されるから、シールド電線15の内皮24の先端とパンチ108の先端との干渉が防止され、スムーズに電線挿入が行われる。
【0034】
ガイド部材109が外側に開いて、図4の水平なシリンダ122の圧縮動作で後退し、二次シリンダ112が伸長することで、図7の如く編組22の開き部内にパンチ108が挿入され、パンチ108の外周とダイス107の内周との間で編組22が挟まれて瞬間的に剪断される。この編組切断は編組22の先端部の余分な長さの部分を排除し、外皮20からの編組22の突出長を規定するために行われる。
【0035】
パンチ108やダイス107を含む切断装置主体部がサーボモータとボールねじ軸(図示せず)の作用でガイドレール119に沿って後退し、シールド電線15がダイス107から抜き出される。その状態で編組開き爪110を数回空で作動させることで、その振動でダイス107内の編組カスが下の廃棄ボックス内に振り落とされる。
【0036】
上記サーボモータとボールねじ軸で切断装置主体部を自在に進退させることで、編組22の切断長さを自在に調整でき、各種品番のシールド電線15に容易に対応することができる。また、編組22を開かせて、パンチ108の内側に内皮24を位置させ、パンチ108の外側で編組22を切断するから、内皮24や心線25に傷を付けることなく、編組22のみを確実に切断することができる。
編組22を切断されたシールド電線15は搬送装置14(図1)で隣の編組折返し装置8に送られる。
【0037】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1,記載の発明によれば、シールド電線の露出した編組がダイスの内側に挿入され、その状態で編組を開かせる手段が編組を外向きにテーパ状に開かせ、シールド電線の内皮がパンチの内側に挿入され、その状態でガイド部材が編組をさらに外側にテーパ状に開かせるから、パンチの先端が編組の内側すなわち編組と内皮との間に確実に且つスムーズに挿入され、それによりパンチとダイスとの間で編組が確実に剪断される。このようにして編組を自動的に且つ確実に切断することができるから、編組の切断工数が低減されると共に、編組の切断面が綺麗に仕上がり、且つ編組の切断長さがばらつきなく一定に規定され、シールド電線加工品の品質が向上する。また、ガイド部材が開いた際に編組がさらに外側に大きく開かれるから、パンチが編組の内側に確実に挿入され、パンチの先端と編組の先端が干渉することなく、編組の内側への折れ曲がり等が起こらず、編組の切断不良が防止され、編組が確実に且つ綺麗に切断される。
【0038】
また、請求項2記載の発明によれば、駆動手段でリンクが揺動し、それにより一対のスライダが開き爪と一体に開閉駆動され、シールド電線の編組が開き爪で無理なく適切な力で繰り返し押圧される。それにより編組が傷むことなく確実にラッパ状に開かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシールド電線の編組切断装置を含むシールド電線加工装置の一実施形態を示す概観斜視図である。
【図2】 (a) 〜(j) はシールド電線の加工方法を順に示す平面図である。
【図3】シールド電線の加工途中の状態を示す分解斜視図である。
【図4】本発明に係るシールド電線の編組切断装置の一実施形態を示す一部を断面とした側面図である。
【図5】同じく編組切断装置の編組開き手段を示す正面図である。
【図6】図14における編組切断手段を示す要部断面図である。
【図7】編組を切断する状態を示す説明図である。
【図8】ガイド部材の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シールド電線加工装置
7 編組切断装置
15 シールド電線
22 編組
24 内皮
107 ダイス
108 パンチ
109 ガイド部材
109a 内側の傾斜面
109b 外側の傾斜面
110 開き爪
113,114 シリンダ(駆動手段)
122 シリンダ(進退手段)
123 開閉シリンダ(駆動手段)
125 編組開き手段(編組を開かせる手段)
126,127 スライド部材
128 リンク

Claims (3)

  1. シールド電線の露出した編組の外側に位置するダイスと、該編組を開かせる手段と、該編組の内側に進入する環状のパンチと、該編組をさらに開く方向に案内し、且つ該編組の内側の内皮を該パンチの内側に案内するガイド部材とを備え、該ガイド部材が分割可能に設けられ、該パンチの前進時に駆動手段で外側に開いて該編組をさらに開かせ、進退手段で後退可能であることを特徴とするシールド電線の編組切断装置。
  2. 前記編組を開かせる手段が、一対の開閉自在な開き爪と、該一対の開き爪を固定した一対のスライド部材と、該一対のスライド部材に軸部で揺動自在に連結し、該一対のスライド部材を相対する方向に移動させるリンクと、該リンクの各端部に連結されて該リンクを揺動させる一対の駆動手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のシールド電線の編組切断装置。
  3. シールド電線の露出した編組を開き手段で開かせ、該編組を分割可能なガイド部材の外側の傾斜面に沿ってさらに開かせると共に、該ガイド部材の内側の傾斜面に沿って該シールド電線の編組内側の内皮を環状のパンチの内側に案内させ、該ガイド部材を駆動手段で外側に開いて該ガイド部材で該編組をさらに開かせ、該パンチを該編組の内側に進入させつつ、該編組の外側に位置するダイスとの間で該編組を所要長さに剪断することを特徴とするシールド電線の編組切断方法。
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