JP2001045623A - シールド電線の編組シールド切断方法及び切断装置 - Google Patents
シールド電線の編組シールド切断方法及び切断装置Info
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- JP2001045623A JP2001045623A JP2000030576A JP2000030576A JP2001045623A JP 2001045623 A JP2001045623 A JP 2001045623A JP 2000030576 A JP2000030576 A JP 2000030576A JP 2000030576 A JP2000030576 A JP 2000030576A JP 2001045623 A JP2001045623 A JP 2001045623A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールド電線の編組シールドを、内部絶縁体
に傷を付けずに、しかも加工条件の制約を受けずに切断
して剥ぎ取れる端末加工用の編組シールド切断方法を提
供する。 【解決手段】 外皮S4 を剥いで端末部に露出させた編
組シールドS3 の先端側を先ず拡開機構で拡げる。その
後、編組シールド非剥ぎ取り部の外周を2分割された円
筒状内刃9で保持し、シールド拡げパイプ32を編組シ
ールドS3 と内部絶縁体S2 との間に挿入して編組シー
ルドS3 を内部絶縁体S2 から浮かせ、この浮き上がり
部を外刃16と内刃9で剪断するようにした。シールド
拡げパイプ32の外周に内刃を一体に設け、円筒状外刃
を電線Aの外周に配置してそれ等の刃でパイプ32で浮
き上がらせた編組シールドを切断してもよい。
に傷を付けずに、しかも加工条件の制約を受けずに切断
して剥ぎ取れる端末加工用の編組シールド切断方法を提
供する。 【解決手段】 外皮S4 を剥いで端末部に露出させた編
組シールドS3 の先端側を先ず拡開機構で拡げる。その
後、編組シールド非剥ぎ取り部の外周を2分割された円
筒状内刃9で保持し、シールド拡げパイプ32を編組シ
ールドS3 と内部絶縁体S2 との間に挿入して編組シー
ルドS3 を内部絶縁体S2 から浮かせ、この浮き上がり
部を外刃16と内刃9で剪断するようにした。シールド
拡げパイプ32の外周に内刃を一体に設け、円筒状外刃
を電線Aの外周に配置してそれ等の刃でパイプ32で浮
き上がらせた編組シールドを切断してもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールド電線の
端末部の編組シールドを所定長さ切り取る編組シールド
切断方法と切断装置に関する。
端末部の編組シールドを所定長さ切り取る編組シールド
切断方法と切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド電線は、図16に示すように、
導体S1 を内部絶縁体S2 で被覆し、さらに、その外側
を導電性の編組シールドS3 と絶縁性の外皮S4 で順に
被覆した構造になっている。
導体S1 を内部絶縁体S2 で被覆し、さらに、その外側
を導電性の編組シールドS3 と絶縁性の外皮S4 で順に
被覆した構造になっている。
【0003】このシールド電線Aの端末部に端子等を取
り付ける場合、端末部の外皮S4 を所定長さ剥ぎ取り、
さらに、編組シールドS3 を反転させて外皮S4 上にま
くり上げるか又は適当な長さ切り取り、しかる後、露出
した内部絶縁体S2 を所定長さ剥ぎ取って導体S1 を露
出させる。
り付ける場合、端末部の外皮S4 を所定長さ剥ぎ取り、
さらに、編組シールドS3 を反転させて外皮S4 上にま
くり上げるか又は適当な長さ切り取り、しかる後、露出
した内部絶縁体S2 を所定長さ剥ぎ取って導体S1 を露
出させる。
【0004】この端末加工において、編組シールドを切
り取る方法としては、外皮剥ぎと同時に刃物を外周側か
ら編組シールドに切り込ませて切断する方法がある。
り取る方法としては、外皮剥ぎと同時に刃物を外周側か
ら編組シールドに切り込ませて切断する方法がある。
【0005】また、外皮を剥いだ後、露出した編組シー
ルドの先端近くを2分割された内刃で保持し、その内刃
を電線の他端側に移動させて外皮の切断端と内刃との間
の編組シールドを径方向外方に膨らませ、そのまま外刃
と交差させることにより、内刃の前方に生じた編組シー
ルドの膨らみ部を切断する方法もある。
ルドの先端近くを2分割された内刃で保持し、その内刃
を電線の他端側に移動させて外皮の切断端と内刃との間
の編組シールドを径方向外方に膨らませ、そのまま外刃
と交差させることにより、内刃の前方に生じた編組シー
ルドの膨らみ部を切断する方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した2つの方法の
うち、前者は編組シールド切断時に切刃が内部絶縁体に
達してその内部絶縁体を傷付ける欠点がある。
うち、前者は編組シールド切断時に切刃が内部絶縁体に
達してその内部絶縁体を傷付ける欠点がある。
【0007】また、後者の方法は、編組シールドを内部
絶縁体から浮き上がらせてその部分を切断するので、内
部絶縁体を傷つけることがないが、この方法は、編組シ
ールドの浮き上がりが悪いと確実な切断がなされない。
また、浮き上がりの状態の善し悪しが剥ぎ取り長さによ
って左右され、そのため、剥ぎ取り長さ(加工条件)に
も制約がある。
絶縁体から浮き上がらせてその部分を切断するので、内
部絶縁体を傷つけることがないが、この方法は、編組シ
ールドの浮き上がりが悪いと確実な切断がなされない。
また、浮き上がりの状態の善し悪しが剥ぎ取り長さによ
って左右され、そのため、剥ぎ取り長さ(加工条件)に
も制約がある。
【0008】そこで、この発明は、内部絶縁体に傷を付
けず、また、切断が確実で、加工条件の制約も少ない編
組シールドの切断方法と切断装置を提供しようとするも
のである。
けず、また、切断が確実で、加工条件の制約も少ない編
組シールドの切断方法と切断装置を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決策とし
て、この発明においては、外皮を剥いでシールド電線の
端末部に露出させた編組シールドの先端側を拡開させ、
次いで、電線の端末側から編組シールドと内部絶縁体と
の間にシールド拡げパイプを挿入して編組シールドを内
部絶縁体から浮き上がらせ、その浮き上がり部を、電線
を取り巻く円筒状内刃と円筒状外刃とで切断する方法を
提供する。
て、この発明においては、外皮を剥いでシールド電線の
端末部に露出させた編組シールドの先端側を拡開させ、
次いで、電線の端末側から編組シールドと内部絶縁体と
の間にシールド拡げパイプを挿入して編組シールドを内
部絶縁体から浮き上がらせ、その浮き上がり部を、電線
を取り巻く円筒状内刃と円筒状外刃とで切断する方法を
提供する。
【0010】また、この方法を実行する切断装置とし
て、シールド電線を加工中心に位置決めして保持するク
ランプ機構と、外皮を剥いで前記電線の端末部に露出さ
せた編組シールドの先端側を拡げる拡開機構と、2分割
された円筒状内刃、スライダで支えて内刃に対向させた
円筒状外刃及び外刃の内側に設けるシールド拡げパイプ
から成る切断機構とを備え、前記シールド拡げパイプ
を、ばねの力で外刃の前方に突出させて外刃中心の孔に
出没自在に組込み、前記切断機構の内刃で露出編組シー
ルドの非剥ぎ取り部の外周を保持し、前記シールド拡げ
パイプを電線の端末側から編組シールドと内部絶縁体と
の間に挿入し、相対接近した外刃と内刃で編組シールド
の内部絶縁体からの浮き上がり部を切断するものを提供
する。
て、シールド電線を加工中心に位置決めして保持するク
ランプ機構と、外皮を剥いで前記電線の端末部に露出さ
せた編組シールドの先端側を拡げる拡開機構と、2分割
された円筒状内刃、スライダで支えて内刃に対向させた
円筒状外刃及び外刃の内側に設けるシールド拡げパイプ
から成る切断機構とを備え、前記シールド拡げパイプ
を、ばねの力で外刃の前方に突出させて外刃中心の孔に
出没自在に組込み、前記切断機構の内刃で露出編組シー
ルドの非剥ぎ取り部の外周を保持し、前記シールド拡げ
パイプを電線の端末側から編組シールドと内部絶縁体と
の間に挿入し、相対接近した外刃と内刃で編組シールド
の内部絶縁体からの浮き上がり部を切断するものを提供
する。
【0011】また、もうひとつの装置としてシールド電
線を加工中心に位置決めして保持するクランプ機構と、
外皮を剥いで前記電線の端末部に露出させた編組シール
ドの先端側を拡げる拡開機構と、電線の端末側から編組
シールドと内部絶縁体との間に挿入するシールド拡げパ
イプ、このシールド拡げパイプの外周に一体に設ける円
筒状内刃、その内刃に対向させて電線外周に配置する円
筒状外刃及びシールド拡げパイプと外刃を電線長手方向
に相対移動させるスライダから成る切断機構とを備え、
前記シールド拡げパイプを電線の端末側から編組シール
ドと内部絶縁体との間に挿入し、相対接近させた内刃と
外刃で編組シールドの内部絶縁体からの浮き上り部を切
断するものを提供する。
線を加工中心に位置決めして保持するクランプ機構と、
外皮を剥いで前記電線の端末部に露出させた編組シール
ドの先端側を拡げる拡開機構と、電線の端末側から編組
シールドと内部絶縁体との間に挿入するシールド拡げパ
イプ、このシールド拡げパイプの外周に一体に設ける円
筒状内刃、その内刃に対向させて電線外周に配置する円
筒状外刃及びシールド拡げパイプと外刃を電線長手方向
に相対移動させるスライダから成る切断機構とを備え、
前記シールド拡げパイプを電線の端末側から編組シール
ドと内部絶縁体との間に挿入し、相対接近させた内刃と
外刃で編組シールドの内部絶縁体からの浮き上り部を切
断するものを提供する。
【0012】なお、前者の切断装置は、前記内刃を電線
長手方向に移動させるスライド機構を付加して切断完了
後外刃を後退させ、内刃を外刃側に移動させてその内刃
で編組シールドの切断屑を電線から外すことができる。
後者の構造の装置も、シールド拡げパイプをホルダブロ
ック内に引込む機構を設けると、そのパイプを引込んで
パイプを挿入した穴の縁部でパイプ外周に残った切断屑
をしごき外すことができる。
長手方向に移動させるスライド機構を付加して切断完了
後外刃を後退させ、内刃を外刃側に移動させてその内刃
で編組シールドの切断屑を電線から外すことができる。
後者の構造の装置も、シールド拡げパイプをホルダブロ
ック内に引込む機構を設けると、そのパイプを引込んで
パイプを挿入した穴の縁部でパイプ外周に残った切断屑
をしごき外すことができる。
【0013】このほか、この装置に用いる拡開機構は、
対向した押え具(パンチ等)で編組シールドの先端近く
を外側から押圧してそのシールドの先端部を反り曲がら
せるものが好ましい。
対向した押え具(パンチ等)で編組シールドの先端近く
を外側から押圧してそのシールドの先端部を反り曲がら
せるものが好ましい。
【0014】
【作用】この発明の方法及び装置では、先端を拡開させ
た編組シールドの内側にシールド拡げパイプを挿入し、
編組シールドの切断点を電線の内部絶縁体から浮いた状
態にしてその浮き上がり部を電線の長手方向に相対移動
する円筒状の内刃と外刃とで挟んで切断する。従って、
内部絶縁体を傷つけることがない。
た編組シールドの内側にシールド拡げパイプを挿入し、
編組シールドの切断点を電線の内部絶縁体から浮いた状
態にしてその浮き上がり部を電線の長手方向に相対移動
する円筒状の内刃と外刃とで挟んで切断する。従って、
内部絶縁体を傷つけることがない。
【0015】また、編組シールドの切断点を内刃の位置
制御によって自由に変更でき、切断点の位置によって決
まるシールド剥ぎ取り長さの設定の自由度が非常に大き
い。
制御によって自由に変更でき、切断点の位置によって決
まるシールド剥ぎ取り長さの設定の自由度が非常に大き
い。
【0016】さらに、内刃をシールド拡げパイプの外周
に一体に設けた切断装置は、シールドの剥ぎ取り長さが
長いときにも編組シールドが長手方向に押し潰されるこ
とがなく、安定した切断がなされる。その作用の詳細は
後に述べる。
に一体に設けた切断装置は、シールドの剥ぎ取り長さが
長いときにも編組シールドが長手方向に押し潰されるこ
とがなく、安定した切断がなされる。その作用の詳細は
後に述べる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照してこの発明
の編組シールド切断装置の実施形態について述べる。
の編組シールド切断装置の実施形態について述べる。
【0018】図1の1は、クランプ装置である。このク
ランプ装置1は、エアーチャック1aに設けた対向一対
のV溝を有するクランプ爪1bでシールド電線(以下単
に電線と云う)Aを加工中心上に位置決めして保持す
る。このクランプ装置1には、クランプ爪1bと一緒に
開閉する一対のアーム1cを含ませており、そのアーム
1cの先端に取付けた溝付きローラ1dで電線Aの先端
側を緩く挟持する。アーム1cは、スプリング1eで図
中左向きに付勢してエアーチャック1a上に電線長手方
向スライド自在に取り付けている。
ランプ装置1は、エアーチャック1aに設けた対向一対
のV溝を有するクランプ爪1bでシールド電線(以下単
に電線と云う)Aを加工中心上に位置決めして保持す
る。このクランプ装置1には、クランプ爪1bと一緒に
開閉する一対のアーム1cを含ませており、そのアーム
1cの先端に取付けた溝付きローラ1dで電線Aの先端
側を緩く挟持する。アーム1cは、スプリング1eで図
中左向きに付勢してエアーチャック1a上に電線長手方
向スライド自在に取り付けている。
【0019】このクランプ装置1は、リニアガイド2に
案内されるスライダ3上に取付け、スライダ3を横移動
させて複数設けられる加工ステーションに送り込むよう
にしてある。スライダ3には、図7に示すインデックス
プランジャ4を取り付けてあり、そのプランジャ4の下
部のピン4aを各加工ステーションに設けるブッシュ4
bに嵌合させてスライダ3を各加工ステーションに位置
決めする。
案内されるスライダ3上に取付け、スライダ3を横移動
させて複数設けられる加工ステーションに送り込むよう
にしてある。スライダ3には、図7に示すインデックス
プランジャ4を取り付けてあり、そのプランジャ4の下
部のピン4aを各加工ステーションに設けるブッシュ4
bに嵌合させてスライダ3を各加工ステーションに位置
決めする。
【0020】電線Aは、皮剥ぎステーション(図示せ
ず)において先端をストッパに当てて位置決めし、図1
のクランプ装置1で保持する。そして、図2に示す皮剥
機構5の皮剥刃5aを外皮S4 に切り込ませて環状の切
り目を入れ、皮剥刃5aをスライダ(図示せず)で図3
の鎖線位置に移動させてその刃で切断した外皮をしごき
外す。次いで、露出した編組シールドS3 の先端近くを
図2に示す押圧機構6の押え具6aで押圧変形させてそ
のシールドの先端部を図4に示すように外側に開かせ
る。その後、図5に示すように、編組シールドS3 の非
切断部を電線受け入れ溝を有するクランプ機構7(図
2)のクランプ7aで掴み、スライダ(これも図示せ
ず)で支持した円筒体8を電線Aの先端側から編組シー
ルドS3 と内部絶縁体S2 との間に挿入して編組シール
ドS3 の先端側を更に押し拡げ、ラッパ状に開かせる。
ず)において先端をストッパに当てて位置決めし、図1
のクランプ装置1で保持する。そして、図2に示す皮剥
機構5の皮剥刃5aを外皮S4 に切り込ませて環状の切
り目を入れ、皮剥刃5aをスライダ(図示せず)で図3
の鎖線位置に移動させてその刃で切断した外皮をしごき
外す。次いで、露出した編組シールドS3 の先端近くを
図2に示す押圧機構6の押え具6aで押圧変形させてそ
のシールドの先端部を図4に示すように外側に開かせ
る。その後、図5に示すように、編組シールドS3 の非
切断部を電線受け入れ溝を有するクランプ機構7(図
2)のクランプ7aで掴み、スライダ(これも図示せ
ず)で支持した円筒体8を電線Aの先端側から編組シー
ルドS3 と内部絶縁体S2 との間に挿入して編組シール
ドS3 の先端側を更に押し拡げ、ラッパ状に開かせる。
【0021】なお、この皮剥ぎステーションにおける加
工は、一般的な皮剥ぎ技術と、本出願人のうちの1社が
特開平10−267993号で提案した装置のシールド
拡開原理を応用したものであって、この発明を特徴づけ
る部分ではないので、装置構成は概要を述べるに止め
る。
工は、一般的な皮剥ぎ技術と、本出願人のうちの1社が
特開平10−267993号で提案した装置のシールド
拡開原理を応用したものであって、この発明を特徴づけ
る部分ではないので、装置構成は概要を述べるに止め
る。
【0022】上記の加工が完了すると、図1のスライダ
3が電線Aを保持して次段の編組シールド切断ステーシ
ョンに移動する。
3が電線Aを保持して次段の編組シールド切断ステーシ
ョンに移動する。
【0023】その切断ステーションに設置されている切
断装置の第1実施形態を図6乃至図9に示す。
断装置の第1実施形態を図6乃至図9に示す。
【0024】図6、図7の9は、2分割された円筒状内
刃である。この内刃9は、各分割体をリニアガイド10
に案内される2つのスライダ11に別々に取付け、各ス
ライダ11をシリンダ12で駆動して開閉する。リニア
ガイド10は、テーブル13上に立設した支持板14の
端面に取付けられている。
刃である。この内刃9は、各分割体をリニアガイド10
に案内される2つのスライダ11に別々に取付け、各ス
ライダ11をシリンダ12で駆動して開閉する。リニア
ガイド10は、テーブル13上に立設した支持板14の
端面に取付けられている。
【0025】図6及び図8の15は好ましい要素として
採用したセンタリングチャックであり、テーブル13上
に設けられている。
採用したセンタリングチャックであり、テーブル13上
に設けられている。
【0026】また、図7及び図9の16は、内刃9に対
向させた円筒状外刃である。この外刃16は、シリンダ
17で駆動して電線長手方向に進退させるスライダ18
上にホルダブロック19を設け、そのホルダブロック1
9の先端部に設けてある。また外刃中心の穴にシールド
拡げパイプ32をスプリング20で内刃9側に付勢して
軸方向スライド自在に挿入している。
向させた円筒状外刃である。この外刃16は、シリンダ
17で駆動して電線長手方向に進退させるスライダ18
上にホルダブロック19を設け、そのホルダブロック1
9の先端部に設けてある。また外刃中心の穴にシールド
拡げパイプ32をスプリング20で内刃9側に付勢して
軸方向スライド自在に挿入している。
【0027】スライダ18は、前述のテーブル13上に
設けられている。テーブル13は、ベース板21上のシ
リンダ22とリニアガイド23を用いて電線長手方向に
進退させるようにしており、このテーブル13を動かし
て内刃9及び外刃16と電線Aの相対位置を変化させ
る。また、スライダ18を進退させて内刃9と外刃16
の相対位置を変化させる。
設けられている。テーブル13は、ベース板21上のシ
リンダ22とリニアガイド23を用いて電線長手方向に
進退させるようにしており、このテーブル13を動かし
て内刃9及び外刃16と電線Aの相対位置を変化させ
る。また、スライダ18を進退させて内刃9と外刃16
の相対位置を変化させる。
【0028】テーブル13は、それに取付けた図6のス
トッパ24をベース板21に取り付けたアジャストボル
ト25に当接させて前進時移動終点の位置決めを行う。
スライダ18も、同様に、そのスライダに取り付けたス
トッパ26をテーブル13に取り付けたアジャストボル
ト27に当接させて移動終点での位置決めを行う。従っ
て、アジャストボルト25、27の締込み調整で内刃と
外刃によるシールド切断点の位置を変化させて編組シー
ルドの剥ぎ取り長さを変えることができる。
トッパ24をベース板21に取り付けたアジャストボル
ト25に当接させて前進時移動終点の位置決めを行う。
スライダ18も、同様に、そのスライダに取り付けたス
トッパ26をテーブル13に取り付けたアジャストボル
ト27に当接させて移動終点での位置決めを行う。従っ
て、アジャストボルト25、27の締込み調整で内刃と
外刃によるシールド切断点の位置を変化させて編組シー
ルドの剥ぎ取り長さを変えることができる。
【0029】図7の28は、外刃16の下側に配置した
吸引フードである。編組シールド切断屑の回収装置は、
この吸引フードの出口を可撓性導管を介して吸引装置
(図示せず)に接続して構成する。図中29は、吸引フ
ード28の上側に取付けた支持リングであり、スライド
ガイド30(図のそれはホルダブロック19に固定する
ブッシュ30aとそのブッシュで案内するスライドピン
30bと圧縮スプリング30cから成る)を介してホル
ダブロック19で支持している。
吸引フードである。編組シールド切断屑の回収装置は、
この吸引フードの出口を可撓性導管を介して吸引装置
(図示せず)に接続して構成する。図中29は、吸引フ
ード28の上側に取付けた支持リングであり、スライド
ガイド30(図のそれはホルダブロック19に固定する
ブッシュ30aとそのブッシュで案内するスライドピン
30bと圧縮スプリング30cから成る)を介してホル
ダブロック19で支持している。
【0030】次に、かかる切断装置の動作について述べ
る。
る。
【0031】前段の皮剥ぎステーションからクランプ装
置1が電線Aを保持して切断ステーションに移動してく
るとき、テーブル13は支持板14(図6、図7)が電
線Aの先端と干渉しない位置まで後退しており、また、
内刃9は開いた状態にある。クランプ装置1が切断ステ
ーションに停止して位置決めされると、図7のテーブル
13が電線A側に前進する。その際、クランプ装置のア
ーム1cが支持板14に押されて後退する。このとき、
電線Aは動かず、そのため、先端から支持点までの距離
が大きくなって電線Aの先端側が位置ずれし易くなる。
そこで、センタリングチャック15により電線Aの先端
側を事前にセンタリングし、この状態でテーブル13を
前進させて内刃9を設定位置まで動かす(図10)。
置1が電線Aを保持して切断ステーションに移動してく
るとき、テーブル13は支持板14(図6、図7)が電
線Aの先端と干渉しない位置まで後退しており、また、
内刃9は開いた状態にある。クランプ装置1が切断ステ
ーションに停止して位置決めされると、図7のテーブル
13が電線A側に前進する。その際、クランプ装置のア
ーム1cが支持板14に押されて後退する。このとき、
電線Aは動かず、そのため、先端から支持点までの距離
が大きくなって電線Aの先端側が位置ずれし易くなる。
そこで、センタリングチャック15により電線Aの先端
側を事前にセンタリングし、この状態でテーブル13を
前進させて内刃9を設定位置まで動かす(図10)。
【0032】次に、2分割された内刃9を閉じて編組シ
ールドS3 の非剥ぎ取り部の外周をその内刃9で保持
し、また、一方で図7のスライダ18を駆動して外刃1
6と共にシールド拡げパイプ32を前進させ、シールド
拡げパイプ32の先端が電線Aの先端に嵌まり込んだら
センタリングチャック15を開いて退避させる(図1
1)。
ールドS3 の非剥ぎ取り部の外周をその内刃9で保持
し、また、一方で図7のスライダ18を駆動して外刃1
6と共にシールド拡げパイプ32を前進させ、シールド
拡げパイプ32の先端が電線Aの先端に嵌まり込んだら
センタリングチャック15を開いて退避させる(図1
1)。
【0033】その後、引き続いてシールド拡げパイプ3
2を編組シールドS3 と内部絶縁体S2 との間に押し込
んでいくと、図12に示すように、内刃9に押されたシ
ールド拡げパイプ32がスプリング20を圧縮してホル
ダブロック19内に没入し、内刃9が外刃16の内側に
進入して内部絶縁体S2 から浮き上がった編組シールド
S3 が内刃9の刃9aと外刃16との間に挟まれて切断
される。
2を編組シールドS3 と内部絶縁体S2 との間に押し込
んでいくと、図12に示すように、内刃9に押されたシ
ールド拡げパイプ32がスプリング20を圧縮してホル
ダブロック19内に没入し、内刃9が外刃16の内側に
進入して内部絶縁体S2 から浮き上がった編組シールド
S3 が内刃9の刃9aと外刃16との間に挟まれて切断
される。
【0034】編組シールドを切断し終えたら、図7のス
ライダ18が引き戻されて外刃16が後退する。このと
き、編組シールドの切断屑が電線A上に残ろうとするの
で、図7のテーブル13を引き戻して内刃9を外刃16
の戻りに追従させ、この内刃9で編組シールドの切断屑
Bを電線Aから押し外す(図13)。電線Aから外れた
切断屑Bは、外刃16が電線Aから外れて更に後退する
と支えが無くなって落下し、吸引フード24に吸い込ま
れて回収される。
ライダ18が引き戻されて外刃16が後退する。このと
き、編組シールドの切断屑が電線A上に残ろうとするの
で、図7のテーブル13を引き戻して内刃9を外刃16
の戻りに追従させ、この内刃9で編組シールドの切断屑
Bを電線Aから押し外す(図13)。電線Aから外れた
切断屑Bは、外刃16が電線Aから外れて更に後退する
と支えが無くなって落下し、吸引フード24に吸い込ま
れて回収される。
【0035】以上で切断が完了し、内刃9が開き、他の
要素も初期位置に戻る。この後、電線Aを次段の加工ス
テーションに送って必要な加工を施し、さらに、最初の
皮剥ぎステーションに戻して図2の皮剥機構31の皮剥
刃31aで内部絶縁体S2 を所定長さ剥ぎ取り、端末加
工の全作業を完了する。
要素も初期位置に戻る。この後、電線Aを次段の加工ス
テーションに送って必要な加工を施し、さらに、最初の
皮剥ぎステーションに戻して図2の皮剥機構31の皮剥
刃31aで内部絶縁体S2 を所定長さ剥ぎ取り、端末加
工の全作業を完了する。
【0036】なお、実施形態の切断装置に採用したシリ
ンダは全てエアーシリンダであるが、これに限定される
ものではない。
ンダは全てエアーシリンダであるが、これに限定される
ものではない。
【0037】また、上述した第1実施形態の切断装置
は、図5の円筒体8及び図7の内刃9と外刃16とシー
ルド拡げパイプ32を適正サイズのものと交換すること
によって様々な電線サイズに適用できる。
は、図5の円筒体8及び図7の内刃9と外刃16とシー
ルド拡げパイプ32を適正サイズのものと交換すること
によって様々な電線サイズに適用できる。
【0038】次に、第2実施形態の編組シールド切断装
置について説明する。
置について説明する。
【0039】第1実施形態の切断装置は、編組シールド
の剥ぎ取り長さが長くなると、以下の如きトラブルが生
じて安定した切断がなされない場合がある。そのトラブ
ルとは、内刃9と外刃16を相対接近させるときに、本
来なら編組シールドの先端がホルダブロックの端面に押
しつけられて更に外側に広がるのに、シールドの剥ぎ取
り長さが例えば40mmを超えるような長さになると、
図14に示すように、編組シールドS3 が長手方向に押
し潰されてジャバラ状に座屈することである。この座屈
が起こると、編組シールドの切断が不安定になり、切り
残し部が生じたりする。
の剥ぎ取り長さが長くなると、以下の如きトラブルが生
じて安定した切断がなされない場合がある。そのトラブ
ルとは、内刃9と外刃16を相対接近させるときに、本
来なら編組シールドの先端がホルダブロックの端面に押
しつけられて更に外側に広がるのに、シールドの剥ぎ取
り長さが例えば40mmを超えるような長さになると、
図14に示すように、編組シールドS3 が長手方向に押
し潰されてジャバラ状に座屈することである。この座屈
が起こると、編組シールドの切断が不安定になり、切り
残し部が生じたりする。
【0040】図15の第2実施形態の切断装置は、かか
る問題に対処したものである。この図15の装置は、シ
ールド拡げパイプ32の先端近傍の外周に、円筒状の内
刃9を一体に設けている。また、その内刃9の外周に適
合して被さる外刃16を電線A側に設けている。図は、
主要素のみを示したが、装置の全体構成は、図7の装置
の一部分が変わるだけと考えてよい。即ち、図7の内刃
9を図15のシールド拡げパイプ32に設け、さらに、
図7の装置の内刃9に代えて支持板14に図15の円筒
状外刃16を取付けると第2実施形態の装置になる。
る問題に対処したものである。この図15の装置は、シ
ールド拡げパイプ32の先端近傍の外周に、円筒状の内
刃9を一体に設けている。また、その内刃9の外周に適
合して被さる外刃16を電線A側に設けている。図は、
主要素のみを示したが、装置の全体構成は、図7の装置
の一部分が変わるだけと考えてよい。即ち、図7の内刃
9を図15のシールド拡げパイプ32に設け、さらに、
図7の装置の内刃9に代えて支持板14に図15の円筒
状外刃16を取付けると第2実施形態の装置になる。
【0041】この第2実施形態の切断装置は、内部絶縁
体S2 と編組シールドS3 との間にシールド拡げパイプ
32を挿入し、その後、外刃16を内刃9側に移動させ
て内刃9と外刃16で内部絶縁体S2 から浮き上った編
組シールドS3 を切断(剪断)する。シールド拡げパイ
プ32は挿入量の制御が可能であり、その挿入量を大き
くするとシールドの剥ぎ取り長さも長くなる。従って、
この装置もシールド剥ぎ取り長さを自由に変化させるこ
とができる。また、シールド拡げパイプ32を挿入する
ときに編組シールドS3 が長手方向にきつく圧縮される
ことがなく、そのシールドの座屈が起こらない。
体S2 と編組シールドS3 との間にシールド拡げパイプ
32を挿入し、その後、外刃16を内刃9側に移動させ
て内刃9と外刃16で内部絶縁体S2 から浮き上った編
組シールドS3 を切断(剪断)する。シールド拡げパイ
プ32は挿入量の制御が可能であり、その挿入量を大き
くするとシールドの剥ぎ取り長さも長くなる。従って、
この装置もシールド剥ぎ取り長さを自由に変化させるこ
とができる。また、シールド拡げパイプ32を挿入する
ときに編組シールドS3 が長手方向にきつく圧縮される
ことがなく、そのシールドの座屈が起こらない。
【0042】さらに、編組シールドをラッパ状に拡開さ
せる必要がないのでシールド拡げパイプ32の直径を図
7の装置よりも細くすることができ、また、パイプ先端
から内刃9までの距離L1 も小さくてよく、装置の小型
化等の面でも有利になる。
せる必要がないのでシールド拡げパイプ32の直径を図
7の装置よりも細くすることができ、また、パイプ先端
から内刃9までの距離L1 も小さくてよく、装置の小型
化等の面でも有利になる。
【0043】なお、第2実施形態の装置は、シールド拡
げパイプ32を、シールド切断時にはホルダブロック1
9から突出した位置に保持し、シールド切断後ホルダブ
ロック19内に引込む機構を設けておくと、シールド拡
げパイプ32の外周に残ろうとするシールド切断屑を、
ホルダブロック19の端面(パイプ挿入穴の穴縁)でし
ごき外すことができ、切断屑の吸引回収が容易になる。
げパイプ32を、シールド切断時にはホルダブロック1
9から突出した位置に保持し、シールド切断後ホルダブ
ロック19内に引込む機構を設けておくと、シールド拡
げパイプ32の外周に残ろうとするシールド切断屑を、
ホルダブロック19の端面(パイプ挿入穴の穴縁)でし
ごき外すことができ、切断屑の吸引回収が容易になる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の切断方法
及び切断装置は、編組シールドを内部絶縁体から浮き上
がらせて切断するので、内部絶縁体を傷付けず、シール
ド電線の端末部に端子等を取付けた製品(ワイヤーハー
ネス)の信頼性低下を防止できる。
及び切断装置は、編組シールドを内部絶縁体から浮き上
がらせて切断するので、内部絶縁体を傷付けず、シール
ド電線の端末部に端子等を取付けた製品(ワイヤーハー
ネス)の信頼性低下を防止できる。
【0045】また、2分割された内刃による編組シール
ド非剥ぎ取り部の保持点又はシールド拡げパイプと一体
の内刃の挿入点を変えて編組シールドの剥ぎ取り長さを
自由に変化させることができ、加工条件による使用規制
が緩和されて利用範囲も広がる。
ド非剥ぎ取り部の保持点又はシールド拡げパイプと一体
の内刃の挿入点を変えて編組シールドの剥ぎ取り長さを
自由に変化させることができ、加工条件による使用規制
が緩和されて利用範囲も広がる。
【0046】さらに、内刃をシールド拡げパイプと一体
に設けた装置は、編組シールドの剥ぎ取り長さが長くな
ってもシールドの座屈が起こらず、切断の安定性にも優
れる。
に設けた装置は、編組シールドの剥ぎ取り長さが長くな
ってもシールドの座屈が起こらず、切断の安定性にも優
れる。
【0047】このほか、編組シールド切断屑の抜き外し
機能と屑回収用の吸引フードを付加したものは、切断屑
の散乱による作業環境の悪化や、切断屑の噛み込みによ
る装置停止のトラブルも防止できる。
機能と屑回収用の吸引フードを付加したものは、切断屑
の散乱による作業環境の悪化や、切断屑の噛み込みによ
る装置停止のトラブルも防止できる。
【図1】この発明の装置に含まれるクランプ装置の実施
形態の平面図
形態の平面図
【図2】皮剥ぎステーションに設けた要素の正面図
【図3】外皮剥ぎの工程図
【図4】編組シールドの先端を開かせた状態を示す図
【図5】編組シールドの先端側をラッパ状に大きく開か
せた状態の工程図
せた状態の工程図
【図6】実施形態の切断装置の平面図
【図7】同上の装置の中央部の断面図
【図8】図6のX−X線部の断面図
【図9】図6のY−Y線部の断面図
【図10】センタリングチャックで電線の先端側を保持
した状態の平面視線図
した状態の平面視線図
【図11】編組シールド切断の初期動作を示す線図
【図12】編組シールドの切断状態を示す線図
【図13】編組シールド切断屑の押し外し状態を示す線
図
図
【図14】シールドの剥ぎ取り長さが長いときに起こる
トラブルの説明図
トラブルの説明図
【図15】図14のトラブルを無くした第2実施形態の
切断装置の要部を示す図
切断装置の要部を示す図
【図16】加工対象シールド電線の一例を示す斜視図
1 クランプ装置 1a エアーチャック 1b クランプ爪 1c アーム 1d ローラ 1e スプリング 2、10、23 リニアガイド 3、11、18 スライダ 4 インデックスプランジャ 5 皮剥機構 5a 皮剥刃 6 押圧機構 6a 押え具 7 クランプ機構 7a クランプ 8 円筒体 9 内刃 12、17、22 シリンダ 13 テーブル 14 支持板 15 センタリングチャック 16 外刃 19 ホルダブロック 20 スプリング 21 ベース板 24、26 ストッパ 25、27 アジャストボルト 28 吸引フード 29 支持リング 30 スライドガイド 31 皮剥機構 31a 皮剥刃 32 シールド拡げパイプ A シールド電線 S3 編組シールド B 切断屑
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 悌二 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 板谷 暢之 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G353 AB05 AC06 CA02 EA12 5G355 AA05 BA04 CA05 CA06
Claims (5)
- 【請求項1】 外皮を剥いでシールド電線の端末部に露
出させた編組シールドの先端側を拡開させ、次いで、電
線の端末側から編組シールドと内部絶縁体との間にシー
ルド拡げパイプを挿入して編組シールドを内部絶縁体か
ら浮き上がらせ、その浮き上がり部を、電線を取り巻く
円筒状内刃と円筒状外刃とで切断することを特徴とする
シールド電線の編組シールド切断方法。 - 【請求項2】 シールド電線を加工中心に位置決めして
保持するクランプ機構と、外皮を剥いで前記電線の端末
部に露出させた編組シールドの先端側を拡げる拡開機構
と、2分割された円筒状内刃、スライダで支えて内刃に
対向させた円筒状外刃及び外刃の内側に設けるシールド
拡げパイプから成る切断機構とを備え、前記シールド拡
げパイプを、ばねの力で外刃の前方に突出させて外刃中
心の孔に出没自在に組込み、前記切断機構の内刃で露出
編組シールドの非剥ぎ取り部の外周を保持し、前記シー
ルド拡げパイプを電線の端末側から編組シールドと内部
絶縁体との間に挿入し、相対接近した外刃と内刃で編組
シールドの内部絶縁体からの浮き上がり部を切断するよ
うにしたシールド電線の編組シールド切断装置。 - 【請求項3】 前記内刃を電線長手方向に移動させるス
ライド機構を付加し、切断完了後外刃を後退させ、内刃
を外刃側に移動させてその内刃で編組シールドの切断屑
を電線から外すようにした請求項2記載のシールド電線
の編組シールド切断装置。 - 【請求項4】 シールド電線を加工中心に位置決めして
保持するクランプ機構と、外皮を剥いで前記電線の端末
部に露出させた編組シールドの先端側を拡げる拡開機構
と、電線の端末側から編組シールドと内部絶縁体との間
に挿入するシールド拡げパイプ、このシールド拡げパイ
プの外周に一体に設ける円筒状内刃、その内刃に対向さ
せて電線外周に配置する円筒状外刃及びシールド拡げパ
イプと外刃を電線長手方向に相対移動させるスライダか
ら成る切断機構とを備え、前記シールド拡げパイプを電
線の端末側から編組シールドと内部絶縁体との間に挿入
し、相対接近させた内刃と外刃で編組シールドの内部絶
縁体からの浮き上り部を切断するようにしたシールド電
線の編組シールド切断装置。 - 【請求項5】 シールド拡げパイプをホルダブロックの
穴に引込む機構を設け、編組シールド切断後、シールド
拡げパイプをホルダブロック内に引込んでホルダブロッ
クの穴縁部でパイプ外周のシールド切断屑をしごき外す
ようにした請求項4記載のシールド電線の編組シールド
切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000030576A JP2001045623A (ja) | 1999-05-21 | 2000-02-08 | シールド電線の編組シールド切断方法及び切断装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-141392 | 1999-05-21 | ||
JP14139299 | 1999-05-21 | ||
JP2000030576A JP2001045623A (ja) | 1999-05-21 | 2000-02-08 | シールド電線の編組シールド切断方法及び切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001045623A true JP2001045623A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=26473642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000030576A Pending JP2001045623A (ja) | 1999-05-21 | 2000-02-08 | シールド電線の編組シールド切断方法及び切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001045623A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101152915B1 (ko) | 2010-07-27 | 2012-06-05 | 주식회사 넥센테크 | 자동식 케이블 단부 스트립장치 |
EP2871733A1 (de) * | 2013-11-11 | 2015-05-13 | Schleuniger Holding AG | Vorrichtung zum Schneiden des aufgestellten Schirms eines Kabels |
CN105048360A (zh) * | 2015-09-02 | 2015-11-11 | 江苏省电力公司扬州市江都供电公司 | 一种电缆切割机构及其工作方法 |
JP2016214062A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | コマツクス・ホールデイング・アー・ゲー | 被遮蔽多芯丸形ケーブルから遮蔽膜を除去するためのケーブル処理装置および方法 |
KR101781142B1 (ko) | 2015-11-16 | 2017-09-29 | 이서남 | 케이블 처리 장치 및 방법 |
CN109500913A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-03-22 | 深圳市沃尔新能源电气科技股份有限公司 | 线缆屏蔽的裁剪装置 |
CN111922245A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-11-13 | 国网浙江宁波市鄞州区供电有限公司 | 电力电缆户外施工用多功能机 |
CN113224691A (zh) * | 2020-02-06 | 2021-08-06 | 矢崎总业株式会社 | 编织物切割单元和编织物切割方法 |
WO2021201420A1 (ko) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | (주)케이엠디지텍 | 케이블 피복 탈피장치 및 이를 이용한 케이블 피복 탈피방법 |
CN114530298A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-05-24 | 广东安拓普聚合物科技有限公司 | 线缆材料回收方法及其回收装置 |
CN116826622A (zh) * | 2023-08-31 | 2023-09-29 | 广东能洋电力建设有限公司 | 一种集成式剥线装置及其剥线方法 |
CN117047288A (zh) * | 2023-07-26 | 2023-11-14 | 珠海市申科谱工业科技有限公司 | 脉冲激光剥离线缆屏蔽层的方法 |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000030576A patent/JP2001045623A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2021201420A1 (ko) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | (주)케이엠디지텍 | 케이블 피복 탈피장치 및 이를 이용한 케이블 피복 탈피방법 |
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KR102343960B1 (ko) * | 2020-03-30 | 2021-12-29 | (주)케이엠 디지텍 | 케이블 피복 탈피장치 및 이를 이용한 케이블 피복 탈피방법 |
CN111922245A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-11-13 | 国网浙江宁波市鄞州区供电有限公司 | 电力电缆户外施工用多功能机 |
CN114530298A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-05-24 | 广东安拓普聚合物科技有限公司 | 线缆材料回收方法及其回收装置 |
CN114530298B (zh) * | 2022-03-07 | 2023-11-24 | 广东安拓普聚合物科技股份有限公司 | 线缆材料回收方法及其回收装置 |
CN117047288A (zh) * | 2023-07-26 | 2023-11-14 | 珠海市申科谱工业科技有限公司 | 脉冲激光剥离线缆屏蔽层的方法 |
CN116826622A (zh) * | 2023-08-31 | 2023-09-29 | 广东能洋电力建设有限公司 | 一种集成式剥线装置及其剥线方法 |
CN116826622B (zh) * | 2023-08-31 | 2023-10-27 | 广东能洋电力建设有限公司 | 一种集成式剥线装置及其剥线方法 |
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