JP3908267B1 - コインセレクター - Google Patents

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Abstract

【課題】 光反射型センサによるコインの誤検出を防止し、かつコインセレクターの厚みを増大させることのないコインセレクターを提供することを目的とする。
【解決手段】 径小コイン排除バー51やコインキャンセルバー52等を有する基板50の前面に、基板50から離間自在にコイン通路形成部材60が取り付けられている。コイン通路形成部材60は基板50に密着した状態で基板50との間にコイン通路70を形成する。コイン通路70の出口近傍に位置して基板50にコイン計数用光反射型センサ80,81が配置される一方、光反射型センサセンサ80,81からの距離を長くするための誤検出防止用凹部64が、コイン通路形成部材60に光反射型センサ80,81と対向するように設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コインを遊技媒体として用いるパチスロ機に代表される回胴式遊技機や、硬貨を投入して商品と交換する自動販売機等に用いられるコインセレクターに関する。なお、この明細書において用いる「コイン」は、硬貨、メダルあるいはトークンを含む小さい円板体の全てを意味するものとする。
従来、パチスロ機と称される回胴式遊技機において用いられているコインセレクターは、コイン通路の出口近傍にメダル計数用センサを備えているが、そのセンサーとしては例えば光反射型センサが用いられている。
光反射型センサの場合は、コインセレクターの基板側に発光素子と受光素子とが一対になったものが、一組だけ、或いはいわゆる糸吊りコイン等を使用した不正行為を防止するために二組がコイン転動方向に前後して配置される(特許文献1参照)。
特開2006−75418号公報
このようなコインセレクターにおいては、コインが通過する際に発光素子から放たれた光がコインに反射して受光素子にキャッチされることにより1枚のコインが通過したものとしてコインの数量が計数され、あるいは二組のセンサにより通過時間差を計測することにより不正の有無等が検知される。
しかしながら、このような光反射型センサにおいては、コインが通過しないときであっても、センサの対向面に、例えばコインから剥がれたメッキが付着したり、その他の反射物質が付着しているような場合には、発光素子から放たれた光がそれらに反射して受光素子がそれを受光することにより、コインが正常に通過したものと誤認してしまうという誤検出の問題が生じることがある。
このような誤検出の問題を解決するためには、例えばセンサとの対向面を窓孔として開口させて、発光素子から放たれる光がコインセレクター外へ発散するようにしてしまうことが有効である。しかしながら、このような窓孔の開設は、遊技場の店員がセンサに誤って触れる機会を与えたり、外光の影響も受けたりするおそれもあるので、好ましい対策とは言えない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、光反射型センサの誤検出の問題を解決し、しかも接触や外光の問題を生じず、更にはコインセレクターの厚みを増大させることもないコインセレクターを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明のコインセレクターは、上記の目的を達成するために、コイン入り口に投入された正規のコインを、下流部に傾斜部が形成されたコイン通路を通過させ、コイン出口から排出するコインセレクターにおいて、前記正規のコインより径小のコインを排除するコイン排除バー及び前記正規のコインを含めた全てのコインを前記コイン出口に到達させることなく、下方に落下させるコインキャンセルバーを有する固定基板と、前記固定基板の前面に離間自在に取り付けられ、前記固定基板に密着した状態で前記コイン通路を前記固定基板と共同して形成すると共に、前記コイン通路の傾斜部を通過するコインを前面側へ排除するための窓孔を有する可動蓋式のコイン通路形成部材と、前記コイン通路に臨み且つ前記コイン出口近傍に位置し、前記固定基板に設けられたコイン計数用光反射型センサとを具備し、前記コイン通路形成部材には、前記固定基板に密着した状態における前記コイン計数用光反射型センサの対向位置に開口、側面及び前記光反射型センサと対向する底面を有し且つ前記コイン計数用光反射型センサのカバーとしての誤検出防止用凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る本発明のコインセレクターは、請求項1に記載のコインセレクターにおいて、前記誤検出用防止用凹部の底面は、不規則な凹凸状に形成されていることを特徴とする。
本発明のコインセレクターにおいては、コイン通路形成部材のコイン計数用光反射型センサとの対向位置に、光反射型センサからの離間距離を長くする誤検出防止用凹部が設けられているので、光反射型センサの発光素子から放たれた光が対向面から反射して受光素子に受光される危険がなくなり、光反射型センサの誤認による誤検出が防止される。また、光反射型センサがその凸部で保護され、店員が誤って触ったり外光の影響を受ける危険がない。更に、その凸部をコインセレクターの厚みの範囲内で形成できることにより、コインセレクターの厚み増大が回避される。
誤検出用防止用凹部の奥部である光反射型センサとの対向面が不規則な凹凸状に形成されている場合には、発光素子から放たれた光が、誤検出用防止用凹部の奥部で乱反射し、受光素子が反射光として感知する光の感度が減衰するので、より一層確実に、反射型光センサによる誤検出が防止される。また、凸部を高さを低くできるので、コインセレクターの厚み増大がより確実に回避される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のコインセレクターが用いられた回胴式遊技機の正面図である。
図1に示すように、本実施形態のコインセレクターが搭載された回胴式遊技機1はパチスロ機である。この回胴式遊技機1は、四角形の箱体内に回転ドラムを内蔵した筐体(図示省略)と、筐体の正面側に開閉自在に取付けられた前扉1bとを備えている。
回胴式遊技機1の本体である筐体は、中段部にドラム部2を内蔵している。ドラム部2は、横に並んだ3つの縦型の回転ドラム、すなわち左ドラム2a、中ドラム2b及び右ドラム2cにより構成される。各回転ドラムの内部には、回胴部図柄表示LEDが設けられており、各種演出に応じて発光(点灯や点滅)又は消灯を行う。なお、パチンコ機や液晶表示装置での表示を主とする特殊な回胴式遊技機(例えば、ロデオ社製パチスロ機「カイジ」)の場合は、小型のドラム部2が前扉1bに取り付けられている。
筐体内のドラム部2より下方には、他の回胴式遊技機と同様にメダル払出装置、電源部が設けられ(図示省略)、電源部の電源スイッチをオン状態にすることにより、各回路ブロックに電源を供給し、初期チェックや初期設定の後、変動表示ゲームを実行させるものである。
回胴式遊技機の顔とも言うべき前扉1bは、前記筐体の正面側に片ヒンジ結合により開閉可能に取付けられている。この前扉1bにおいては、高級感の創出やデザイン性の要求で独特の金属感が求められており、通常のクロムめっき、ダーククロムめっき、本物の硬質金めっき、メタライジング(めっき)やサテン調(めっき)などを樹脂素材に付加し華やかさが演出されている。
前扉1bの中段からその上側にかけての目立つ部分には、四角形の透明パネル21が嵌め込まれた角窓が設けられている。角窓には、透明パネル21の裏側に位置してデザインパネル22が取り付けられている。
デザインパネル22は、ゲーム状況に応じて各種演出を行う表示演出装置11(又は映像装置)を取り付ける表示演出装置取付部(図示省略)が形成された上面部22a、図柄表示窓3が形成された中面部22b、及び発光表示装置が取り付けられる下面部22cとで形成された底面部22dを有する。
デザインパネル22の中面部22bには、四角形の図柄表示窓3が設けられている。この図柄表示窓3により、ドラム部2に貼り付けられている図柄が透明パネル21を通して目視可能となる。この図柄表示窓3には、横方向に延びる3本の有効ラインと、斜め方向に交差する2本の有効ラインとの合計5本の有効ラインが、左ドラム2aと中ドラム2b及び中ドラム2bと右ドラム2cを結ぶ線で目立つように表示されている。有効ラインの下側には、回胴部ライン表示LEDが埋め込まれており、入賞時に点灯又は点滅するようになっている。
図柄表示窓3が設けられた中面部22bの下側に位置する下面部22cには、表示LEDブロック4が設けられている。表示LEDブロック4は、投入枚数LED、コイン貯留枚数表示LED、コイン払出枚数表示LED及びナビゲーションLEDの表示LED群で構成される。
前扉1bには更に、透明パネル21が嵌め込まれた角窓の下側に位置して、遊技コイン 投入口5、清算ボタン6、1ベッドボタン7、マックスベッドボタン8、スタートレバー9、3つの停止ボタン10a,10b及び10cを有する停止ボタン部10、ドア鍵穴14、スペシャルボタン19及び投入メダル詰まり返却ボタン28が設けられている。これらは、前扉1bの中段部正面の操作部に集中的に配置されている。
遊技コイン投入口5は、ドラム部2(回転ドラム)を回転及び停止させる変動表示ゲームを開始させるための遊技コイン(遊技媒体であり、メダルという場合もある)を投入するところである。なお、遊技コイン投入口5の両サイドにはコイン投入表示LED5a及び5bが設けられており、コインが投入不能な場合には赤色(第一の色)で、一方コインが投入可能であって遊技用に加算表示されるときには青色(第二の色)で、コイン貯留装置に加算表示されるときには緑色(第三の色)で点灯する。なお、コイン投入不能な場合には、消灯としてもよい。
精算ボタン6は、コイン貯留装置(図示せず)の起動と解除及び投入コインと貯留コインの精算に使用する。1ベットボタン7は、遊技を行うためにコイン貯留装置の貯留コインを1枚投入するときに使用する。マックスベットボタン8は、遊技を行うためにコイン貯留装置の貯留コインを最大数である3枚投入するときに使用する。なお、マックスベットボタン3の内部には、LEDが設けられており、マックスベットボタン3が操作可能な状態のときに点灯するようになっている。
スタートレバー9は、回胴回転指示手段の一部であり、遊技を行うために所定数の遊技メダルを投入後、ドラム部2を一斉に始動させるときに使用する。
停止ボタン部10は、回転しているドラム部2を停止させるときに使用され、操作しやすいように操作部の正面中央部分に配置されている。この停止ボタン部10には、ストップスイッチである左停止ボタン10a、中停止ボタン10b及び右停止ボタン10cの3つのボタンが横に並んで設けられており、ドラム部2が回転中にこれら操作することにより、それぞれのボタンに対応する左ドラム2a、中ドラム2b及び右ドラム2cを停止させることができる。なお、停止ボタン部が操作可能の場合には、停止ボタン10a、停止ボタン10b及び停止ボタン10cに内蔵されているLEDが点灯するようになっている。
ドア鍵穴14は、ドアキーにより回胴式遊技機本体1の前扉1bを開けるときや、打ち止めの解除及びエラーによる遊技中止の解除の際に使用される。
スペシャルボタン19は、表示演出装置11に表示される各種ゲームやその映像演出に応じて要求される情報(例えば、戦闘機の機銃操作や爆弾投下、登場人物の移動方向等の入力情報)を、遊技者自身が入力するのに使用される。なお、このスペシャルボタン19によって入力される情報は、後述する副基板(サブブロック)に与えられ、あくまで各種映像や音響演出にのみ用いられるものであるから、遊技結果に影響を及ぼすものではない。
投入コイン詰まり返却ボタン28は、遊技コイン投入口5に続いて遊技メダルが通過する遊技コインセレクター(図示せず)に詰まった遊技メダルを返却する時に使用する。
前扉1bは更に、透明パネル21及び操作部を取り囲むように配置されたスピーカ部12及び遊技状態表示LED部13を有している。スピーカ部12は、前扉1bの最上部に配置された左上スピーカ12a、右上スピーカ12b、操作部より下に配置された左下スピーカ12c及び右下スピーカ12dの4スピーカで構成されており、各種演出に応じた効果音や段階設定値の変更中に警告音を発生する。なお、図示していないが、実際には左下スピーカ12c及び右下スピーカ12dの上面全体を覆うように保護用のスピーカグリルが取り付けられている。
遊技状態表示LED部13は、表示演出装置11の最上部に設けられた上部状態表示LED13aと、更に両側面に設けられた左上状態表示LED13b、右上状態表示LED13c、左中状態表示LED13d、右中状態表示LED13e、左下状態表示LED13f及び右下状態表示LED13gとで構成されており、各種の光演出を効果的に行う。また、段階設定値の変更中には、警告表示として点滅を繰り返す。
前扉1bの最下部には受け皿15が設けられている。受け皿15は、メダル払出装置18(メダルホッパー18)からコイン払出口16を経て払い出された遊技メダルを一時的に貯留する部分であり、その数として数百枚程度まで受けることができる。
一方、前扉1bの最上部には、ロゴパネル部17が設けられている。ロゴパネル部17は、例えば出願人の名称である「NET」( Next Entertainment Trend )又は機種名など、各種商標表示を施すのに使用される。
20は左下スピーカ12cと右下スピーカ12dの間に設けられた小物入れ部であり、紙幣類(例えば、千円札)やハンカチ、タバコ、ライターなど遊技者が必要とする物品を任意に置くために使用される。
以上が回胴式遊技機1の外観及び基本構造の説明である。次にこの回胴式遊技機1に用いられているコインセレクターSの構成を説明する。
図2はコインセレクターSの分解斜視図、図3は同コインセレクターSの正面図、図4は図2のP−P線断面図、図5は同コインセレクターからコイン通路形成部材を取り外した状態の正面図、図6〜図11はコインセレクターSの動作説明図である。
なお、このコインセレクターSは、実際には、図2〜図11に示す正面を回胴式遊技機1の後方に向けて設置されるものであり、回胴式遊技機1との位置関係によると、正面と背面とが逆になるが、説明の便宜上、コイン通路形成部材60を有する側を正面と呼ぶことにする。
コインセレクターSは、従来のコインセレクターと同様に、正規サイズより径小のコインを排除するコイン排除バー51やコインキャンセルバー52等のコイン排除機構を有する固定基板50と、該基板50の正面側を覆うことにより基板50との間にコイン通路70を形成するコイン通路形成部材60とを主要な構成部材としている。
コイン通路形成部材60は、基板50から離間可能にその一部が基板50に取り付けられた可動蓋式であり、図3に示すように、コイン通路形成部材60が基板50に押しつけられた状態に取り付けられることによって、固定基板50との間にコイン通路70を形成している。また、コイン排除バー51やコインキャンセルバー52等のコイン排除機構によって排除されるコインを排出するための窓孔61を有している。
コイン通路70は、図6、図8及び図10から明らかなように、その左上のコイン入り口71から右下のコイン出口72に向かって変L字状に形成されており、その途中に、基板50の側から、規格より径小のコインを排除するための径小コイン排除バー51が突設されると共に、正規のコインを含めた全てのコインをコイン出口に到達させることなく、このセレクターの下方に落下させるコインキャンセルバー52が突設されている。
固定基板50は、前記のとおり、コイン排除機構として、径小コイン排除バー51及びコインキャンセルバー52を備えている。また、径小コイン排除バー51による径小コインの前傾を行いやすくするためのコイン前傾助長溝53を有している。更に、コイン通路形成部材60を回動可能に支持するための一対のブラケット状の支持部59,59をコーナー部正面に有している。
径小コイン排除バー51は、図7に示すように、垂直軸51aを中心として水平方向に所定角度回転可能であり、常時はコイン通路内70に突出しており、正規のコインが通過する度にコインに押圧されて基板50内に没し、コインが通過すると弾性部材(図示省略)に付勢されて基板50から突出するものとなされている。
コイン前傾助長溝53は、コインの進行方向に沿いかつ基板の奥に向かって浅く彫り込まれ、図7に示すように、径小のコインCNSの下端部が潜り込んで前傾しやすくなるように設けられている。
コインキャンセルバー52は、必要に応じてコインCNを常にコイン出口72に到達させないようにするためのもので、コインセレクターSとして機能させる際には、基板50の奥に後退しているものである。この後退位置の保持・基板前方への突出は、基板後方に設けられたソレノイド54によって動作され、常時はソレノイド54が作動してコインキャンセルバー52は、後退している。ソレノイド54による後退保持を任意に解除することにより、コインキャンセルバー52は基板50前方に突出され、コイン入り口から投入された全てのコインCN…がコインキャンセルバーに衝突して、進行方向が基板前方に変更され、下方からの支持を失うことによって、コインCN…がコインセレクターSから落下することになる。
固定基板50には更に、コイン通路形成部材60を前方へ押し上げ、コイン通路形成部材60を少し上方に跳ね上げるようにして、その一部を基板50から離間させるための跳ね上げピン55が設けられている。この跳ね上げピン55は、常時は後方に引っ張られており、その先端は基板前面より奥に後退しているが、基板後方の操作頭部55aが前方に押圧されることによって、跳ね上げピン先端が基板前面から突出して、コイン通路形成部材60を跳ね上げ、コイン通路形成部材の一部を基板から離間させるのである。56は、跳ね上げピン55を常に後退方向に付勢しているばねである。
固定基板50のコイン通路出口近傍には、二組の光反射型センサ80、81が、コインの転動方向に前後して配置されている。各光反射型センサ80、81は各々発光素子80a、81aと受光素子80b、81bとを備え、コインCNが通過すると発光素子80a、81aから放たれた光がコインCNに反射され、受光素子80b、81bが該反射光を受光することによりコインCNが通過したものと認識するようになっている。
コイン通路形成部材60は、図2及び図3に示すように、上側の角部の1つを斜めに除去した台形パネル状に形成されており、その傾斜角部に支持部59,59により基板前面に沿って支持された支軸57を回転軸として、基板50に対して密着・離間自在に回転可能に取り付けられている。コイン通路形成部材60には、前述したように、コイン通路70を通過するコインの大半が露出する窓孔61が設けられている。この窓孔61は、コイン通路70の中間部から下流部にかけての傾斜直線部に沿って形成されており、コイン選別時においては径小のコインCNSが、コインキャンセル時にはコイン詰まりを起こさな大きさのコイン全てが、この透孔61からセレクター下方に落下するものとなされている。
コイン通路形成部材60には又、図3に示すように、その内面下端部に、コインCNを下方から支持するコインレール部62が、基板50の前面に向かって突設されている。このレール62の幅は、コインの厚さに相当するものと設定されている。また、前記窓孔61内縁のコインレール部62上方対応位置には、コイン上端部を支持するコイン上端支持突縁63が突設されている。コイン通路70を通過する正規のコインCNは、径小コイン排除バー51の付勢力を受けても、コインCNの上端部が該上端支持突縁63に圧接されることにより、径小コインCNSのように前傾させられることがない。
このコイン通路形成部材60は、前記回転軸57に巻支されたばね58により、常に基板50側に向かって付勢され、前記コインレール部62及びコイン上端支持突縁63が基板50前面に密着するように圧接されている。
コイン通路形成部材60の前記基板50の光反射型センサ80、81との対向位置には、光反射型センサ80、81の発光素子からの距離を長くするための誤検出防止用凹部64が設けられている。この誤検出防止用凹部64の高さ、すなわちその開口から底面までの距離は、基板50の補強用の側板50a、50bのコイン通路形成部材60側への突出幅や、コイン通路形成部材60の補強用の側板69,69の高さと同等に設定されており、誤検出防止用凹部64が設けられることによってもコインセレクターS全体の厚さが増大しないように配慮されている。また、その凹部64の奥部である光反射型センサとの対向面は、不規則な凹凸状に形成され、発光素子80a、81aから放たれた光が、該奥部で乱反射することによって受光素子80b、81bに必要な光量として受光されないものとなされている。なお、図中Mはマグネット、82は近接センサーである。
而して、上記構成を有するコインセレクターの動作を図2〜図10に基づいて説明すると、上記の説明からも明らかなように、正規のコインCNが回胴式遊技機1のコイン投入口5から投入され、コインセレクターSのコイン入り口71からコインセレクタS内に入って来ると、コインCNは、まず径小コイン排除バー51に衝突する。このとき、正規サイズのコインCNは、径小コイン排除バー51に付勢されて、コインの上端がコイン上端支持突縁63に圧接される一方、径小コイン排除バー51を基板50内に後退する方向に回転させ、径小コイン排除バー51に邪魔されることなく通過してゆく。
そして、ソレノイド54が作動していて、コインキャンセルバー52が基板後方に後退していれば、コインCNはさらにここも通過してコイン出口72へと運ばれ、コイン出口72からコインセレクター外に排出される。このとき、コイン通路出口近傍に二組の光反射型センサ80、81がコインの転動方向に前後して配置されていることにより、コインCNの通過及び通過時間等が検知される。コイン通路形成部材60においては、光反射型センサ80、81の発光素子からの距離を長くするための誤検出防止用凹部64が、光反射型センサ80、81に対向して設けらている。このためコインCNが通過しないときの反射光の誤検知が回避され、コインCNの検知精度が上がる。しかも、誤検出防止用凹部64は光反射型センサ80、81のカバーでもあるので、光反射型センサ80、81を不用意に触る事態も回避される。更に、誤検出防止用凹部64はコインセレクターSの厚みを大きくせず、その大型化も回避する。
コイン入り口71から投入されたコインCNSの径が正規サイズのコインCNより径小である場合は、図7に示すように、コインCNSの上端がコイン上端支持突縁63よりも下方に位置することになる。すると、径小コイン排除バー51前を通過するときに、径小コイン排除バー51に付勢されて前方に押し出され始めるが、コインCNSの上端がコイン上端支持突縁63に接触できないので、コインCNSは前傾し、支持を失って下方に落下することになる。
また、わずかにコイン上端支持突縁63に接触する程度のサイズであれば、コインCNSの下端部がコイン前傾助長溝53に嵌りこんで、助長溝53がなければ通過したであろう径小のコインCNSも前傾が助長されることにより、コイン上端支持突縁63との接触が行われなくなり、排除されやすくなる。
図8に示すように、正規サイズより径大のコインCNBが、比較的大きめに設定されているコイン入り口71から投入されて、径小コイン排除バー51に衝突する前に、コイン通路70にそれ以上進入できずに詰まっているような場合、あるいは正規のコインCNが重なってコイン通路70に詰まったような場合は、コイン通路形成部材60を前方に跳ね上げれば良い。
すなわち、図9に示すように、回胴式遊技機1の投入コイン詰まり返却ボタン28を通じて跳ね上げピン55を操作して、コイン通路形成部材60の下部と基板50前面とを大き離間させることにより、詰まったコインCNB,CNをこれもまた下方に落下させることができる。このとき、コインレール部62は、可動側であるコイン通路形成部材60の内面に設けられている。このため、詰まったコインCNB,CNは、コイン通路形成部材60の側からの支持を失うだけでなく、下方からの支持をも失い、これにより確実に前下方(正面側下方)へ排除される。
上記実施形態においては、コインレール部62がコイン通路形成部材60にのみ設けられているが、コインレール部が、長手方向及び幅方向において、コイン通路形成部材と基板前面とに分割されていても良い。長手方向に分割される場合は、少なくともコイン排除部分においては、コインレール部がコイン通路形成部材側に設けられる必要がある。幅方向に分割される場合は、コイン通路形成部材側のコインレール部の突出幅はコイン厚さの少なくもと1/2以上を有し、基板前面側のコインレール部の突出幅は、コイン厚さの1/2未満でなけれならない。
本発明のコインセレクターを用いた回胴式遊技機の正面図である。 本発明のコインセレクターの一実施形態を基板とコイン通路形成部材とに分解した状態の概略斜視図である。 同コインセレクターの正面図である。 図3のP−P線断面図である。 コインセレクターからコイン通路形成部材を取り外した状態の正面図である。 正規のコインより径小のコインが排除される状態を示す正面図である。 図5のQ−Q線断面図である。 正規のコインより大径のコインが排除される状態を示す説明図である。 図7のR−R線断面図である。 コインセレクターのコイン拒否状態を示す説明図である。 図10のS−S線断面図である。
符号の説明
S コインセレクター
1 回胴式遊技機
1a 筐体
1b 前扉
2 ドラム部
5 メダル投入口
6 精算ボタン
7 1ベットボタン
8 マックスベットボタン
9 スタートレバー(回胴回転始動装置)
10 停止ボタン部
11 表示演出装置
12 スピーカ部
13 遊技状態表示LED部
14 ドア鍵穴
15 受け皿
16 メダル払出口
18 メダル払出装置
19 スペシャルボタン
28 投入メダル詰まり返却ボタン
50 固定基板
51 径小コイン排除バー
52 コインキャンセルバー
53 コイン前傾助長溝
60 コイン通路形成部材
62 コインレール部
63 コイン上端支持突縁
64 誤検出防止用凹部
70 コイン通路
71 コイン入口
72 コイン出口
80,81 反射型センサ

Claims (2)

  1. コイン入り口に投入された正規のコインを、下流部に傾斜部が形成されたコイン通路を通過させ、コイン出口から排出するコインセレクターにおいて、
    前記正規のコインより径小のコインを排除するコイン排除バー及び前記正規のコインを含めた全てのコインを前記コイン出口に到達させることなく、下方に落下させるコインキャンセルバーを有する固定基板と、
    前記固定基板の前面に離間自在に取り付けられ、前記固定基板に密着した状態で前記コイン通路を前記固定基板と共同して形成すると共に、前記コイン通路の傾斜部を通過するコインを前面側へ排除するための窓孔を有する可動蓋式のコイン通路形成部材と、
    前記コイン通路に臨み且つ前記コイン出口近傍に位置し前記固定基板に設けられたコイン計数用光反射型センサとを具備し
    前記コイン通路形成部材には、前記固定基板に密着した状態における前記コイン計数用光反射型センサの対向位置に開口、側面及び前記光反射型センサと対向する底面を有し且つ前記コイン計数用光反射型センサのカバーとしての誤検出防止用凹部が設けられていること、
    を特徴とするコインセレクター。
  2. 請求項1に記載のコインセレクターにおいて、
    前記誤検出用防止用凹部の底面は、不規則な凹凸状に形成されていること、
    を特徴とするコインセレクター。
JP2006214041A 2006-08-07 2006-08-07 コインセレクター Expired - Fee Related JP3908267B1 (ja)

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