JP2008154652A - 遊技機 - Google Patents

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一樹 志村
Kenichi Takeuchi
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Abstract

【課題】遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】制御装置(20)は、複数枚の遊技メダルがいずれかの通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の通過検出部(140)の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段(121)と、複数枚の遊技メダルがいずれかの通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の通過検出部(140)の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブル(122)とを備え、通過時間測定手段(121)によって測定した通過時間を時間対応テーブル(122)に対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、有利状態或いは不利状態のもとでの遊技としたことを特徴とする。
【選択図】図16

Description

この発明は、遊技メダルを投入する遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、具体的には、例えばスロットマシンは、複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、いわゆる回転リールと、前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段とを備えている。
また、この当選抽選手段は、上述した当選役の抽選以外に、当該遊技に付随して実施される種々の抽選も実施するものである。具体的には、例えば、所定の有利状態へ移行するか否かの抽選を実施するような場合や、当該遊技の一部に組み込まれたミニゲーム内の抽選を実施するような場合である。
そして、この当選抽選手段は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させる当選乱数発生手段111と、この当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(スタートスイッチ30の操作)で抽出する当選乱数抽出手段112と、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有する当選判定テーブル記憶手段113と、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データ、及び、当選判定テーブル記憶手段113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定する当選判定手段114とを備えている。このように、従来の当選抽選手段は、遊技者によるスタートスイッチの操作を契機として、上述したような疑似乱数を抽出していた。
従来のスロットマシン等の遊技機は、円板状の遊技メダルの投入を、遊技開始の条件としており、遊技メダルの投入を検知するメダルセレクターには、セル板を使用した不正行為を防止するための機能が検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開2005−237458号公報 特開2005−312820号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、抽選の契機となる動作は、スタートスイッチや、或いはストップスイッチを遊技者が操作したタイミングを契機として、実施されるものであり、抽選内容そのものに対して、遊技者が何らかの影響を与えることはできなかった。このため、抽選の内容に対して、遊技者が参加して何らかの技術介入ができるようなことはなく、面白みに欠けるものであった。
また、複数の遊技メダルの所定の通過検出部を通過する通過時間を検知して、その検知内容により、抽選を行うようなものは無かった。また、その検知内容により、抽選内容が変化するようなものは無かった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技メダルを投入する際、複数の遊技メダルが所定の通過検出部を通過する通過時間を変化させる技術介入により、遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となり、遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技メダルを投入する際、複数の遊技メダルが所定の通過検出部を通過する通過時間を変化させる技術介入により、遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となり、遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることができ、更に、意外性を付与した遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定の遊技状態であるときに、遊技メダルを投入する際、複数の遊技メダルが所定の通過検出部を通過する通過時間を変化させる技術介入により、遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となり、特定の遊技状態であるときの遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、特定の遊技状態であるときの遊技性を向上させ、遊技にめりはりを付けることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、遊技に意外性を付与し、遊技を変化あるものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、通過時間によって、その有利状態の有利具合の程度まで、決定することができて、通過時間により有利状態の有利具合の程度を大きく変化させることができ、より面白みのある遊技にすることが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項7) 請求項7記載の発明は、上記した請求項1から6までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の発明は、通過時間によって、その有利状態の遊技を何回、実施することができるかまで、決定することができ、通過時間により有利状態の遊技の遊技回数を大きく変化させることができて、より面白みのある遊技にすることが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項8) 請求項8記載の発明は、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載の発明は、簡単に、通過時間と有利状態との対応関係や、その有利状態の内容等を変更することが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項9) 請求項9記載の発明は、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項9記載の発明は、遊技者に有利状態であるとされる時間を報知することができて、遊技者は、有利状態の時間の範囲内に遊技メダルの通過時間がくるように遊技メダルの投入に工夫を凝らすことが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項1)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、抽選を行うことによって遊技の進行を図る遊技機(10)において、前記遊技機(10)は、遊技メダルを投入するためのメダル投入口(18)と、前記メダル投入口(18)から投入された遊技メダルの正偽を判定するメダルセレクター(130)と、遊技機(10)全体の動作を制御するための制御装置(20)とを備え、前記メダルセレクター(130)は、遊技メダルの正偽を判定するセレクト部(131)と、前記セレクト部(131)で正しい遊技メダルであると判定されたときに、前記セレクト部(131)の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部(132)とを備え、前記カウント部(132)は、通過する遊技メダルの検知が可能な少なくとも2つの通過検出部(140)を備え、前記制御装置(20)は、複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段(121)と、複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブル(122)とを備え、前記通過時間測定手段(121)によって測定した通過時間を前記時間対応テーブル(122)に対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、前記有利状態或いは前記不利状態のもとでの遊技としたことを特徴とする。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、円板状の遊技メダルを投入して遊技を行うものであって、具体的には、例えば、スロットマシンを含むものである。
また、ここで、「遊技メダル」とあるが、かかる円板状のメダルに限定されるものではなく、通常の円板状のコインでもよい。
また、ここで、「複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間」とは、複数枚の遊技メダルのうちの先頭の遊技メダルが、いずれかの通過検出部(140)を通過する時から、複数枚の遊技メダルのうちの最後の遊技メダルが、かかる通過検出部(140)を通過する時までの間の時間(いわゆる通過時間、具体的には、例えば、図1に示す通過時間R)を意味する。複数枚の遊技メダルが2枚の場合には、先行する(先頭の)遊技メダルから、後続する(最後の)遊技メダルまでが、いずれかの通過検出部(140)を通過する時間となる。
また、ここで、「複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間」とは、複数枚の遊技メダルのうちの先頭の遊技メダルが、双方の通過検出部(140)を通過する時から、複数枚の遊技メダルのうちの最後の遊技メダルが、かかる双方の通過検出部(140)を通過する時までの間の時間(いわゆる通過時間、具体的には、例えば、図1に示す通過時間Q)を意味する。複数枚の遊技メダルが2枚の場合には、先行する(先頭の)遊技メダルから、後続する(最後の)遊技メダルまでが、双方の通過検出部(140)を通過する時間となる。
(作用) 本発明は、複数枚の投入された遊技メダルが、少なくとも2つの通過検出部(140)のうち、いずれかの通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、双方の通過検出部(140)の間を通過する通過時間により、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、予め定めた時間対応テーブル(122)に基づいた有利状態或いは不利状態のもとでの遊技となる。
これは、複数枚の投入された遊技メダルが、1つの通過検出部(140)を通過する時間、或いは、双方の通過検出部(140)を通過する通過時間により、その遊技或いはその後の遊技の有利状態若しくは不利状態が決定されることになる。
すなわち、複数枚の遊技メダルのうち、先行する(先頭の)遊技メダルから、後続する最後の遊技メダルまでが、いずれかの通過検出部(140)或いは双方の通過検出部(140)を通過するまでの間の時間、いわゆる通過時間により、遊技者への有利状態或いは不利状態が決定されることになる。
そして、かかる複数枚の遊技メダルの通過時間は、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから最後の遊技メダルまでの間の距離(間隔)と、複数枚の遊技メダルの移動速度(転がり速度)とにより決定されることになる。
このため、遊技者は、手の指で掴んだ複数枚の遊技メダルを、手の指から離すタイミングの間隔をずらすことにより、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから最後の遊技メダルまでの間の距離(間隔)を変えることができる。
また、遊技者は、遊技メダルをメダル投入口(18)から投入する際、遊技メダルを勢いよく投入したり、ゆっくり慎重に投入すること等により、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)を変えることができる。
結果として、遊技者は、複数枚の遊技メダルを投入するタイミングの間隔と、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)とを調整することにより、複数枚の遊技メダルが所定(1枚或いは双方)の通過検出部(140)を通過する通過時間を調整することができる。これにより、遊技者は、当該遊技或いはその後の遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となる。結果として、遊技性が向上して、遊技を面白くすることができ、遊技者は、投入の技量という自己の技術介入により、遊技を有利な状態に設定することが可能となり、遊技者が主体的に参加して、達成感や満足感を得ることが可能となる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、抽選を行うことによって遊技の進行を図る遊技機(10)において、前記遊技機(10)は、遊技メダルを投入するためのメダル投入口(18)と、前記メダル投入口(18)から投入された遊技メダルの正偽を判定するメダルセレクター(130)と、遊技機(10)全体の動作を制御するための制御装置(20)とを備え、前記メダルセレクター(130)は、遊技メダルの正偽を判定するセレクト部(131)と、前記セレクト部(131)で正しい遊技メダルであると判定されたときに、前記セレクト部(131)の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部(132)とを備え、前記カウント部(132)は、通過する遊技メダルの検知が可能な少なくとも2つの通過検出部(140)を備え、前記制御装置(20)は、複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段(121)と、複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブル(122)とを備え、前記通過時間測定手段(121)によって測定した前記通過時間を前記通過時間対応テーブル(122)に対照させ、前記有利状態に移行可能な通過時間であったときに、前記有利状態のもとでの遊技とするか否かの抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技が前記有利状態の遊技となるようにしたことを特徴とする。
(作用) 本発明は、複数枚の投入された遊技メダルが、少なくとも2つの通過検出部(140)のうち、いずれかの通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、双方の通過検出部(140)の間を通過する通過時間により、抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、予め定めた時間対応テーブル(122)に基づいた有利状態或いは不利状態のもとでの遊技となる。
これは、複数枚の投入された遊技メダルが、1つの通過検出部(140)を通過する時間、或いは、双方の通過検出部(140)を通過する通過時間により、抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技或いはその後の遊技の有利状態若しくは不利状態が決定されることになる。
すなわち、複数枚の遊技メダルのうち、先行する(先頭の)遊技メダルから、後続する最後の遊技メダルまでが、いずれかの通過検出部(140)或いは双方の通過検出部(140)を通過するまでの間の時間、いわゆる通過時間により、抽選を行い、その抽選に当選すると、遊技者への有利状態或いは不利状態が決定されることになる。
そして、かかる複数枚の遊技メダルの通過時間は、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから最後の遊技メダルまでの間の距離(間隔)と、複数枚の遊技メダルの移動速度(転がり速度)とにより決定されることになる。
このため、遊技者は、手の指で掴んだ複数枚の遊技メダルを、手の指から離すタイミングの間隔をずらすことにより、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから最後の遊技メダルまでの間の距離(間隔)を変えることができる。
また、遊技者は、遊技メダルをメダル投入口(18)から投入する際、遊技メダルを勢いよく投入したり、ゆっくり慎重に投入すること等により、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)を変えることができる。
結果として、遊技者は、複数枚の遊技メダルを投入するタイミングの間隔と、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)とを調整することにより、複数枚の遊技メダルが所定(1枚或いは双方)の通過検出部(140)を通過する通過時間を調整することができる。これにより、遊技者は、当該遊技或いはその後の遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となる。結果として、遊技性が向上して、遊技を面白くすることができ、遊技者は、投入の技量という自己の技術介入により、遊技を有利な状態に設定することが可能となり、遊技者が主体的に参加して、達成感や満足感を得ることが可能となる。
更に、本発明は、有利状態のもとでの遊技とするか否かの抽選を行って、その抽選に当選すると、有利状態の遊技へ移行するように設定されているため、遊技に意外性を付与し、遊技を変化させることができる。
(請求項3)
(特徴点) 請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、抽選を行うことによって遊技の進行を図る遊技機(10)において、前記遊技機(10)は、遊技メダルを投入するためのメダル投入口(18)と、前記メダル投入口(18)から投入された遊技メダルの正偽を判定するメダルセレクター(130)と、遊技機(10)全体の動作を制御するための制御装置(20)とを備え、前記メダルセレクター(130)は、遊技メダルの正偽を判定するセレクト部(131)と、前記セレクト部(131)で正しい遊技メダルであると判定されたときに、前記セレクト部(131)の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部(132)とを備え、前記カウント部(132)は、通過する遊技メダルの検知が可能な少なくとも2つの通過検出部(140)を備え、前記制御装置(20)は、複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段(121)と、複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部(140)の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブル(122)とを備え、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、前記通過時間測定手段(121)によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブル(122)に対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、前記有利状態或いは前記不利状態のもとでの遊技としたことを特徴とする。
なお、ここで、「前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、」のうちの「特定の遊技状態」とは、具体的には、例えば、ビッグボーナスゲーム(いわゆるBBゲーム)の当選フラグが成立している状態や、BBゲームの遊技中の状態や、BBゲーム終了後の最初(第1回目)の通常遊技の状態や、BBゲーム終了後から遊技回数20回までの遊技範囲内の通常遊技の状態等を含むものである。
(作用) 本発明は、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、複数枚の投入された遊技メダルが、少なくとも2つの通過検出部(140)のうち、いずれかの通過検出部(140)を通過する通過時間、或いは、双方の通過検出部(140)の間を通過する通過時間により、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、予め定めた時間対応テーブル(122)に基づいた有利状態或いは不利状態のもとでの遊技となる。
これは、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、複数枚の投入された遊技メダルが、1つの通過検出部(140)を通過する時間、或いは、双方の通過検出部(140)を通過する通過時間により、その遊技或いはその後の遊技の有利状態若しくは不利状態が決定されることになる。
すなわち、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、複数枚の遊技メダルのうち、先行する(先頭の)遊技メダルから、後続する最後の遊技メダルまでが、いずれかの通過検出部(140)或いは双方の通過検出部(140)を通過するまでの間の時間、いわゆる通過時間により、遊技者への有利状態或いは不利状態が決定されることになる。
そして、かかる複数枚の遊技メダルの通過時間は、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから最後の遊技メダルまでの間の距離(間隔)と、複数枚の遊技メダルの移動速度(転がり速度)とにより決定されることになる。
このため、遊技者は、手の指で掴んだ複数枚の遊技メダルを、手の指から離すタイミングの間隔をずらすことにより、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから最後の遊技メダルまでの間の距離(間隔)を変えることができる。
また、遊技者は、遊技メダルをメダル投入口(18)から投入する際、遊技メダルを勢いよく投入したり、ゆっくり慎重に投入すること等により、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)を変えることができる。
結果として、遊技者は、複数枚の遊技メダルを投入するタイミングの間隔と、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)とを調整することにより、複数枚の遊技メダルが所定(1枚或いは双方)の通過検出部(140)を通過する通過時間を調整することができる。これにより、遊技者は、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、上述したような投入の技量を駆使することで、当該遊技或いはその後の遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となる。結果として、遊技性が向上して、遊技を面白くすることができ、遊技者は、投入の技量という自己の技術介入により、遊技を有利な状態に設定することが可能となり、遊技者が主体的に参加して、達成感や満足感を得ることが可能となる。
(請求項4)
(特徴点) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記通過時間を測定するときの遊技状態が特定の遊技状態であったときに、前記通過時間測定手段(121)によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブル(122)に対照させることを特徴とする。
なお、ここで、「前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、」のうちの「特定の遊技状態」とは、具体的には、例えば、ビッグボーナスゲーム(いわゆるBBゲーム)の当選フラグが成立している状態や、BBゲームの遊技中の状態や、BBゲーム終了後の最初(第1回目)の通常遊技の状態や、BBゲーム終了後から遊技回数20回までの遊技範囲内の通常遊技の状態等を含むものである。
(作用) 本発明は、通過時間測定手段(121)によって測定した通過時間を時間対応テーブル(122)に対照させるための前提条件として、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であることが追加されている。これにより、全ての遊技において、複数の遊技メダルが所定の通過検出部(140)を通過する通過時間が重要となることはなく、遊技状態が特定の遊技状態であるときに限って、かかる通過時間が重要となり、特定の遊技状態であるときの遊技性を向上させ、遊技にめりはりを付けることができる。
(請求項5)
(特徴点) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記有利状態又は前記不利状態は、所定の遊技数行われ、この遊技数は、抽選によって決定される。
本発明は、具体的には、例えば、通過時間Qが、0以上且つt1未満のときは、高確率テーブルを使用する有利遊技の遊技回数を、5回、10回、20回、30回のうちから、抽選により決定し、通過時間Qが、t1以上のときは、低確率テーブルを使用する不利遊技の遊技回数を、5回、10回、20回、30回のうちから、抽選により決定するようなものを含む。
(作用) 本発明は、前記有利状態又は前記不利状態の遊技数は、抽選によって決定される。これにより、遊技数が予め一定値に設定されているようなものと比較して、遊技に意外性を付与し、遊技を変化あるものにすることができる。
(請求項6)
(特徴点) 請求項6記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記時間対応テーブル(122)は、前記通過時間に対応して有利状態の有利具合の程度も予め記憶され、前記通過時間測定手段(121)によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブル(122)に対照させ、前記有利状態への移行と、前記有利状態での有利具合の程度とを決定することを特徴とする。
なお、ここで、「有利状態の有利具合の程度」とは、具体的には、例えば、有利状態が、通常遊技よりも遊技者により大きな利益を付与可能な有利ゲームであるような場合は、かかる有利ゲームの遊技可能な遊技回数であるようなものを含む、また、かかる有利ゲームの遊技メダルの獲得枚数の上限が設定されているような場合には、かかる最大獲得枚数が、通過時間によって、段階的に設定されているようなものを含む、また、かかる有利ゲームが、所定の当選役の当選確率が通常遊技よりも高くなるように設定されているような場合には、かかる所定の当選役の当選確率が、通過時間によって、通常遊技のときよりも高い範囲で、複数の異なる当選確率が設定されているようなものを含む。
(作用) 本発明は、通過時間によって、有利状態へ移行するか否かが決定されることに加えて、かかる有利状態の有利具合の程度までも、当該通過時間によって、決定されることになる。これにより、通過時間によって、単に有利状態へ移行するか否かのみが決定されるものと比較して、通過時間によって、その有利状態の有利具合の程度まで、決定されることとなり、通過時間により有利状態の有利具合の程度を大きく変化させることができる。結果として、より面白みのある遊技にすることができる。
(請求項7)
(特徴点) 請求項7記載の発明は、上記した請求項1から6までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記時間対応テーブル(122)は、前記通過時間に対応して有利状態の遊技数も予め記憶され、前記通過時間測定手段(121)によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブル(122)に対照させ、前記有利状態への移行と、前記有利状態での遊技数とを決定することを特徴とする。
(作用) 本発明は、通過時間によって、有利状態へ移行するか否かが決定されることに加えて、かかる有利状態の遊技の遊技数までも、当該通過時間によって、決定されることになる。これにより、通過時間によって、単に有利状態へ移行するか否かのみが決定されるものと比較して、通過時間によって、その有利状態の遊技を何回、実施することができるかまで、決定されることとなり、通過時間により有利状態の遊技の遊技回数を大きく変化させることができる。結果として、より面白みのある遊技にすることができる。
(請求項8)
(特徴点) 請求項8記載の発明は、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記時間対応テーブル(122)は、予め複数用意され、選択して使用されることを特徴とする。
(作用) 本発明は、複数用意した時間対応テーブル(122)の内容を、通過時間との対応関係や、その対応する内容が異なるものに予め設定することにより、通過時間を対照する時間対応テーブル(122)を変更するだけで、簡単に、通過時間と有利状態との対応関係や、その有利状態の内容等を変更することが可能となる。
(請求項9)
(特徴点) 請求項9記載の発明は、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機(10)は、前面側に表示装置(68)を有し、前記表示装置(68)は、前記時間対応テーブル(122)で前記有利状態であるとされる時間を示唆する表示を遊技者に向かって行うことを特徴とする。
(作用) 本発明は、有利状態であるとされる時間を示唆する表示を、前面側の表示装置(68)に表示する。このため、遊技者は、有利状態であるとされる時間を知ることができる。これにより、遊技者は、有利状態であるとされる時間の範囲内に遊技メダルの通過時間がくるように投入する情報を得ることができ、遊技メダルの投入に工夫を凝らすことが可能となる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技メダルを投入する際、複数の遊技メダルが所定の通過検出部を通過する通過時間を変化させる技術介入により、遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となり、遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技メダルを投入する際、複数の遊技メダルが所定の通過検出部を通過する通過時間を変化させる技術介入により、遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となり、遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることができ、更に、意外性を付与した遊技機を提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、特定の遊技状態であるときに、遊技メダルを投入する際、複数の遊技メダルが所定の通過検出部を通過する通過時間を変化させる技術介入により、遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となり、特定の遊技状態であるときの遊技性を向上させ、遊技を面白くすることができ、達成感や満足感を得ることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれば、特定の遊技状態であるときの遊技性を向上させ、遊技にめりはりを付けることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれば、遊技に意外性を付与し、遊技を変化あるものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明によれば、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によれば、通過時間によって、その有利状態の有利具合の程度まで、決定することができて、通過時間により有利状態の有利具合の程度を大きく変化させることができ、より面白みのある遊技にすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項7) 請求項7記載の発明によれば、上記した請求項1から6までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項7記載の発明によれば、通過時間によって、その有利状態の遊技を何回、実施することができるかまで、決定することができ、通過時間により有利状態の遊技の遊技回数を大きく変化させることができて、より面白みのある遊技にすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項8) 請求項8記載の発明によれば、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項8記載の発明によれば、簡単に、通過時間と有利状態との対応関係や、その有利状態の内容等を変更することが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項9) 請求項9記載の発明によれば、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項9記載の発明によれば、遊技者に有利状態であるとされる時間を報知することができて、遊技者は、有利状態の時間の範囲内に遊技メダルの通過時間がくるように遊技メダルの投入に工夫を凝らすことが可能な遊技機を提供することができる。
(第1の形態)
(図面の説明) 図1から図19までは、本発明の第1の形態を示すものである。図1はメダルセレクター内の遊技メダル通過時の通過検出部で検出した電圧波形の概略図、図2は遊技機の外観正面図、図3は遊技機の筐体、交換ユニット及び前扉の分解斜視図、図4は遊技機の前扉を開いた状態の外観斜視図、図5はメダル投入口及びメダルセレクターの概略図、図6はメダル投入口及びメダルセレクターの概略図、図7は図5のAA線のメダルセレクターの縦断面図、図8は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図9は遊技制御手段のブロック図、図10は当選抽選手段のブロック図、図11は時間対応テーブルの概略図、図12は他の時間対応テーブルの概略図、図13は他の時間対応テーブルの概略図、図14は移行抽選手段のブロック図、図15から図19までは遊技機の遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11を有する。この筐体11の正面開口部の向かって左縁側には、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14がヒンジにより軸支されている。前記前扉14の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、前扉14の下部には、入賞した場合に、賞品としての遊技媒体が払い出される払い出し口32が形成されている。そして、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出された遊技媒体としての遊技メダルを貯留するための上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
前記回転リール40は、図2の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20が内蔵されている。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機10の正面側の前に遊技機10の方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機10の奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機10の正面側に遊技機10の方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機10の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機10の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10は、具体的には、スロットマシンであって、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部を有する筐体11と、この筐体11内部に着脱自在に固定するとともに、筐体11から分離して交換可能な扉一体型交換ユニット5とを備えている。そして、遊技機10の正面側には、筐体11の正面開口部6を開閉可能に塞ぐための前扉14が形成されている。そして、前記前扉14は、筐体11の正面開口部6の上部を開閉可能に塞ぐための上扉3と、筐体11の正面開口部6の下部を開閉可能に塞ぐための下扉4とを備えている。
前記扉一体型交換ユニット5は、回転リール40、制御装置20及び上扉3を、直方体の骨組み状の構造体である支持体7に固定し、それらを一体として、筐体11から分離して交換可能なものである。
前記扉一体型交換ユニット5は、筐体11の正面開口部6の上部を開閉自在に塞ぐ上扉3と、枠状の支持体7に回転リール40を有するリールユニット60及び制御装置20を固定した交換ユニット2とを備えている。このリールユニット60は、複数の図柄19が表示された回転リール40及びこの回転リール40を回転表示させるためのステッピングモーターからなる駆動手段を有するものである。そして、交換ユニット2の手前側には、前扉14の上扉3が開閉自在に取り付けられてある。そして、この交換ユニット2及び上扉3により、両者が一体となった扉一体型交換ユニット5を形成している。前記交換ユニット2は、上扉3と一緒に筐体11から分離して交換可能なものである。すなわち、遊技ホールにおける通常のいわゆる新台入れ替えの際には、交換ユニット2及び上扉3が一体となった扉一体型交換ユニット5毎に入れ替えることができるものである。もちろん、新台入れ替えの際、上扉3は、取り換えずに、そのまま再度使用して、交換ユニット2だけを交換することもできる。
前記筐体11の下部には、投入された遊技媒体としての遊技メダルを貯留するとともに払い出し皿33に遊技媒体としての遊技メダルを払い出し可能なホッパーユニットとも呼ばれる払い出し装置65とが固定されている。
(扉一体型交換ユニット5) 前記扉一体型交換ユニット5は、上扉3及び交換ユニット2からなるものである。この扉一体型交換ユニット5は、交換ユニット2の支持体7の上扉用被係合部に、上扉3の正面から向かって左裏面側の上扉用係合部を回転自在に係合させている。この上扉用被係合部及び上扉用係合部により本体上扉軸支手段を形成している。この本体上扉軸支手段は、上扉3を支持体7に回転可能に軸支するものである。そして、交換ユニット2及び上扉3は、両者が一体となった状態で、筐体11から取り外し、また、取り付けることができるように形成されている。なお、交換ユニット2の支持体7から上扉3を取り外せば、いわゆる新台入れ替えの際、上扉3はそのまま交換せずに、交換ユニット2だけを交換することができる。このように、交換ユニット2だけの取り付けや、取り外しも可能となるように形成されている。
(交換ユニット2) 前記交換ユニット2は、四角枠状の支持体7に、交換ユニット2を有するリールユニット60と、当該遊技機10の各部品を制御するための制御装置20とを固定しているものである。
前記回転リール40を有するリールユニット60は、支持体7に固定されているものである。このリールユニット60は、複数の図柄61が表示された回転リール40及びこの回転リール40を回転表示させるための駆動手段(図示せず)を有する。
ここで、回転リール40は、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール40からなるものである。そして、駆動手段は、特に図示しないが、それぞれの回転リール40を回転させるためのステッピングモーターを有している。
(上扉3) 前記上扉3は、筐体11の正面開口部6の上部を開閉自在に塞ぐものである。そして、上扉3は、樹脂板からなる図柄表示窓13が形成されている。遊技者は、回転リール40の図柄61を、図柄表示窓13を介して、正面側から見ることができるように形成されている。そして、上扉3の左右には、全体としてアーチ状のランプとなる報知ランプ69が設けられている。
そして、上扉3の内部には、演出用の画像データ等を記憶するとともに、主に、演出用の報知手段66を制御するための演出制御装置22(図4)を備えている。
なお、本実施の形態では、演出制御装置22を、上扉3の裏面側に形成しているが、この演出制御装置22は、交換ユニット2に形成しても良いものである。例えば、交換ユニット2の支持体7の前面側の上側の横枠に、演出制御装置22を固定しても良いものである。
(下扉4) 前記下扉4は、筐体11の正面開口部6の下部を開閉自在に塞ぐための、上扉3よりも幅厚の扉であり、筐体11の側部に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
前記下扉4の正面側の上部及び上面は、遊技機10を作動させるための操作部となっており、下扉4の上面は、閉扉時においては、上扉3よりも前側に突出するようになっている。すなわち、この下扉4は、上扉3の下部の前側を、前側から覆うような状態で、ロックされ、下扉4の上部は、上扉3の下部よりも、手前側に配置するように形成されている。したがって、上扉3を閉じた状態で、下扉4を閉じた場合、下扉4を開けることなく、上扉3を開くことはできないように形成されている。このため、上扉3を開放する際には、必ず、下扉4の開放が条件となるものである。これにより、主基板23や、回転リール40等の正面開口部6の上部に配置されている部品が、ゴト行為により、操作されるのを抑えることができるものである。
また、下扉4の正面側の下部には払い出された遊技メダルを溜めておくための凹状の払い出し皿33が形成されており、この払い出し皿33の上部には、払い出し皿33へ遊技メダルを払い出すための払い出し口32が形成され、下扉4の正面側の略中央部には、遊技内容その他の案内表示をするための前パネルが嵌め込まれている。
前記操作部としては、下扉4の上面右端には遊技メダルを投入するためのメダル投入口18と、上面左側に設けられた精算スイッチ17と、その右側に設けられて、クレジットした遊技メダルを内部投入させるためのベットスイッチ16と、正面側にはレバー式のスタートスイッチ30(変動開始操作手段31)と、ボタン式のストップスイッチ50(変動停止操作手段51)と、鍵穴とが設けられている。なお、ベットスイッチ16とは、予め貯留した最大50枚の遊技メダル(クレジットメダル)をメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50は、回転リール40の回転を開始及び停止させるためのものである。そして、鍵穴は、下扉4を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉4の扉ロック機構のロックが解除されるものである。
更に、下扉4の裏面側には、前記メダル投入口18から投入された遊技メダルを誘導しながら遊技メダルの正偽を判定するためのメダルセレクター130が設けられている。
(制御装置20) 前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための主基板23を有する遊技制御装置21と、ランプやスピーカー等の報知手段66を制御するためのサブ基板24を有する演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21) 前記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の遊技者による操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(1)遊技制御手段27(通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80)
(2)当選抽選手段110
(3)通過時間利用抽選手段120
(4)移行抽選手段180
なお、本遊技機により行う遊技は、通常に行われる通常遊技と、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技とを備えている。
そして、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、次の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 前記制御装置20の入力側には、図8に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)メダルセレクター130(投入スイッチ15)
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動開始操作手段31)
(5)ストップスイッチ50(変動停止操作手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)払い出し装置65
(2)リールユニット60(図柄表示手段41、モータードライバ62、駆動モーター63)
(3)報知手段66(報知ランプ69、スピーカー67、表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(メダルセレクター130(投入スイッチ15)) 前記メダルセレクター130は、図2に示すように、メダル投入口18の下部であって、図4に示すように、下扉4の裏面側に固定されている四角箱状のものである。このメダルセレクター130は、背面側(奥側)に臨むセレクター案内面139と、このセレクター案内面139を覆う開閉可能な開閉蓋137とを備えている。このセレクター案内面139と、開閉蓋137との間の隙間に、遊技メダルが通過可能なセレクター上下通路145及びセレクター傾斜通路146が形成されている。前記セレクター案内面139は、図7に示すように、鉛直面ではなく、上部がスロットマシンの奥側に、下部がスロットマシンの手前側に位置して、全体として斜め下方に臨むように傾斜して形成されている。前記開閉蓋137は、セレクター案内面139の上部の蓋回転軸149で回動可能に軸支されている。そして、開閉蓋137は、通常において、ばね(図示せず)により、開閉蓋137がセレクター案内面139に多い被さる方向に付勢されている。下扉4の前面側に突出する詰まり防止スイッチ(図示せず)を、押すことにより、かかる開閉蓋137が付勢力に抗して、図7に示す黒矢印方向に回転移動して、セレクター案内面139から離れ、セレクター案内面139と開閉蓋137との間のセレクター傾斜通路146の遊技メダルが下方に落下することができるように形成されている。
このメダルセレクター130は、図5及び図6に示すように、メダル投入口18の下方に位置して、メダル投入口18から投入された遊技メダルが直接投入可能なスリット状に開口するセレクター入り口143と、このセレクター入り口143から投入された遊技メダルを下方に案内する上下方向に延設された通路状のセレクター上下通路145と、このセレクター上下通路145の下部から横方向(遊技者の正面側から見て左方向、図5及び図6のように下扉4の裏面側から見た場合は、右方向)へ下り傾斜して遊技メダルを案内する通路状のセレクター傾斜通路146と、このセレクター傾斜通路146の遊技メダルが転がる下流側に開口して、遊技メダルをメダルセレクター130の外部へ案内するセレクター出口144とを備えている。そして、このセレクター出口144には、このセレクター出口144から連通するようにメダルセレクター130に接続されて、セレクター出口144から排出された遊技メダルを、払い出し装置65のホッパーへ投入可能なホッパー案内通路160が形成されている。一方、メダルセレクター130の下方には、メダルセレクター130により下方に落下してくる遊技メダルを、払い出し皿33へ案内するための下皿案内通路170が形成されている。この下皿案内通路170は、上方に向かって開口して、メダルセレクター130から落下してくる遊技メダルが入り込むことができるように形成されている。そして、この下皿案内通路170は、入り込んだ遊技メダルを、払い出し皿33の払い出し口32まで案内することができるように上下方向に延設された筒状に形成されている。
前記メダルセレクター130は、メダル投入口18から投入された遊技メダルの正偽を判定するためのものである。このメダルセレクター130は、遊技メダルの正偽(真贋)を判定するセレクト部131と、セレクト部131で正しい遊技メダルであると判定されたときに、セレクト部131の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部132とを備えている。
(セレクト部131) 前記セレクト部131は、遊技メダルの正偽を判定するためのものである。具体的には、このセレクト部131は、メダル投入口18から投入された遊技メダルの直径や、厚み等から判定した正常な遊技メダルのみを選択して、カウント部132へ送出するとともに、異常な遊技メダルを払い出し装置65のホッパー内部へ移送させずに、払い出し皿33へ排出するものである。
前記セレクト部131は、セレクター案内面139と、開閉蓋137との間に設けた隙間により、セレクター傾斜通路146を備えている。開閉蓋137は、ばねにより、セレクター案内面139側に向かって付勢されているため、セレクター傾斜通路146は、所定の間隔からなる通路となっており、正常な厚みの遊技メダルは、問題なく通過可能であるが、かかる間隔よりも大きな厚みの遊技メダルが流れてくると、セレクター傾斜通路146内部を通過することができず、詰まってしまうように形成されている。
また、開閉蓋137には、所定の寸法形状に表裏に貫通する蓋開口部138がセレクター傾斜通路146に沿って形成されている。そして、図7に示すように、セレクター案内面139の中央には、表裏に貫通する上部貫通孔147が形成され、セレクター案内面139の下部には、表裏に貫通する下部貫通孔148が形成されている。そして、セレクター案内面139の手前側には、電磁石により電気的に回転可能なセレクト回転部材133が形成されている。このセレクト回転部材133は、セレクター案内面139の手前側のセレクター回転軸136を回転の中心軸として、所定の制御信号に基づいて、回転可能に形成されている。このセレクト回転部材133は、セレクター案内面139の上部貫通孔147から奥側に延設される上端支持部134と、セレクター案内面139の下部貫通孔148から奥側に突出可能な押し出し部135とを備えている。
セレクト回転部材133が、図7の実線で示すように、セレクター回転軸136を中心として右回転(実線矢印)すると、上端支持部134の下部は、セレクター傾斜通路146の上部に突出した状態となる。その際、上端支持部134の下部は、セレクター傾斜通路146内部の遊技メダルの上端より、僅かに下方の位置となる。また、セレクト回転部材133が、図7の実線で示すように、セレクター回転軸136を中心として右回転(実線矢印)すると、押し出し部135は、下部貫通孔148の手前側の内部に入り込んだ状態で、セレクター傾斜通路146側へ突出しておらず、遊技メダルの移動を阻止することもない。したがって、セレクト回転部材133が図7に示す右回転(実線矢印)をした状態では、セレクター傾斜通路146内部の遊技メダルの上端が、上端支持部134の下部に当接することになり、セレクター傾斜通路146内部の遊技メダルが、セレクター傾斜通路146から蓋開口部138を通って下方に落下することはなく、セレクター傾斜通路146の内部に沿って、セレクター出口144へ向かって転がっていくことになる。
一方、セレクト回転部材133が、図7の2点鎖線で示すように、セレクター回転軸136を中心として左回転(点線矢印)すると、上端支持部134の下部は、セレクター傾斜通路146の上部に突出した状態から上方へ移動した状態となる。その際、上端支持部134の下端は、セレクター傾斜通路146の内部の遊技メダルの上端より、上方の位置となる。したがって、セレクター傾斜通路146内部の遊技メダルの筐体11側には、遊技メダルを支持するものはなく、遊技メダルは、下方に向かって蓋開口部138を介して、倒れることが可能な状態となる。また、セレクト回転部材133が、図7の2点鎖線で示すように、セレクター回転軸136を中心として左回転(点線矢印)すると、押し出し部135は、図7の2点鎖線で示すように、下部貫通孔148から奥側(筐体11側)へ突出した状態となる。すなわち、押し出し部135がセレクター傾斜通路146の内部へ、突出した状態となる。これにより、押し出し部135を通過している遊技メダルは、蓋開口部138を通って奥側へ押し倒され、また、押し出し部135が突出した後にセレクター傾斜通路146を転がってきた遊技メダルは、押し出し部135から下流へ転がることはできない。そして、セレクター案内面139は、図7に示すように、斜め下方に向かって傾斜しており、遊技メダルの上端を支持していた上端支持部134も無くなったことで、セレクター傾斜通路146内部の遊技メダルは、下方に向かって倒れて蓋開口部138を通って、下方に落下することになる。そして、下方に落下した遊技メダルは、メダルセレクター130の下方に開口する下皿案内通路170の内部を通って、払い出し口32から払い出し皿33へ案内される。
(カウント部132) 前記カウント部132は、セレクト部131で正しい遊技メダルであると判定されたときに、セレクト部131の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするためのものである。前記カウント部132は、通過する遊技メダルの検知が可能な2つの通過検出部140を備えている。具体的には、この通過検出部140は、上流側に位置する第1通過検出部141と、この第1通過検出部141の下流側に位置する第2通過検出部142とを備えているものである。この通過検出部140は、第1通過検出部141及び第2通過検出部142のそれぞれに、光を出力する発光素子(LED)と、この発光素子(LED)から出力した光が、通過する遊技メダルの表面に反射されて、かかる反射光を受信可能な受光素子(フォトトランジスタ)とを備えているものである。この通過検出部140により検出される電圧波形は、具体的には、図1に示すようなものである。図1に示すように、第1通過検出部141により検出される通過時間Pからなる電圧波形と、第2通過検出部142により検出される通過時間Pからなる電圧波形とが、時間的にずれた状態で検出されるものである。かかる通過時間Pからなる電圧波形の出現回数により遊技メダルの通過枚数がカウント可能となるものである。そして、この通過検出部140は、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するための投入スイッチ15としての役割を有している。具体的には、第1通過検出部141による電圧波形と、第2通過検出部142による電圧波形との発生時間や、両者の波形の時間差等が、予め定めた所定の範囲内にあるときに、1枚の遊技メダルが通過検出部140を通過した、すなわち、1枚の遊技メダルが投入されたものとして作動する投入スイッチ15としての役割を果たすものである。
(ベットスイッチ16) 前記ベットスイッチ16は、図2に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、遊技者により予め投入されて遊技機内部に貯留した貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、前記図柄表示手段としての回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動開始操作手段31である。このスタートスイッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な変動停止操作手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(貯留払い出し手段65) 前記貯留払い出し手段65は、いわゆるホッパーユニットであって、投入された遊技媒体を貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に向かって所定数の遊技媒体としての遊技メダルを払い出すためのものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
以下、具体的に説明すると、この回転リール40の外周表面の21個の図柄61には、各図柄61の表示位置により異なる図柄番号が付与されている。そして、この回転リール40の回転駆動軸には、回転リール40を回転駆動させるための回転駆動源である駆動モーター63としてのステッピングモーター64が固定されている。このステッピングモーター64は、リールユニット60の基体である枠体に固定されて所定の回転角度だけ回転リール40を回転させるための回転駆動力を発生するものである。このリールユニット60には、このステッピングモーター64を回転駆動させるためのモータードライバ62が形成されている。このモータードライバ62には、遊技制御装置21からの制御信号としてのパルス信号が入力されることにより、ステッピングモーター64を回転駆動させる駆動電力を供給するためのものである。
(報知手段66) 前記報知手段66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知手段66は、前扉14に埋め込まれた左右のスピーカー67と、遊技機10の前面側に位置して、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知手段66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカー67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
前記表示装置68は、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内において、時間対応テーブル122で有利状態であるとされる時間を示唆する表示を遊技者に向かって行うことができるように形成されている。また、同時に、表示装置68は、通過時間測定手段121によって測定された遊技メダルの通過時間Q(図1)を遊技者に向かって表示することができるように形成されている。このため、遊技者は、時間対応テーブル122に設定された有利状態になり得る通過時間Qを知ることができる。これにより、遊技者は、有利状態であるとされる時間の範囲と、遊技メダルの通過時間Qとのメダル投入情報を得ることができ、遊技メダルの投入に工夫を凝らすことが可能となる。
(遊技制御手段27) 前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものであって、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うためのものである。具体的には、遊技制御手段27は、通常遊技の制御を行う通常遊技制御手段70と、特別遊技の制御を行う特別遊技制御手段80とを備えている。
(通常遊技制御手段70) 前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
ここで、「フラグ」とは、当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリーであり、小役当選の場合には、小役当選フラグを成立させ、抽選結果が特別当選である場合には特別当選フラグを成立させるものである。そして、この特別当選の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(蹴飛ばし設定と、引き込み設定) 前記回転リール40の回転及び停止を制御する停止制御として、入賞図柄の組み合わせを遊技者がストップスイッチ50を操作して所定位置に停止させようとしても、回転リール40が回転して、かかる当選図柄が所定位置に揃わないように設定した蹴飛ばし設定と、ストップスイッチ50を操作した状態から所定の図柄数だけ回転リール40の回転上流側に位置する引き込み可能図柄の中に、当選フラグ成立中の当選図柄が含まれているような場合に、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備えている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
本形態では、停止制御として、上述したような条件判断停止制御を使用しているが、特にこれに限定されるものではなく、停止制御として、停止テーブルを使用しても良い。これは、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順に青セブン、青セブン、青セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後に青セブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して青セブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれ青セブン、青セブン、青セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
通常遊技中では、当選判定テーブルとして、原則として、通常確率テーブルが使用される。但し、本形態では、BBゲームの終了後の20回の遊技中、遊技メダルの投入速度によって、当選判定テーブルが、通常確率テーブルよりも高確率に設定された高確率テーブルと、通常確率テーブルよりも低確率に設定された低確率テーブルとが選択可能とされるように形成されている。
(特別遊技制御手段80) 前記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与することができて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。前記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。なお、ストップスイッチ50の操作タイミングにおける所定の位置の図柄の上から4図柄(当該図柄を含めると5図柄)の所定範囲の引き込み範囲から、引き込み可能な引き込み設定を有しているのは、通常遊技制御手段70で説明したものと同様である。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、いわゆるRBゲームは、特定導入遊技、いわゆるBBゲーム中に、所定の条件の範囲内(具体的には、所定の獲得遊技メダル枚数の範囲内)で入賞した場合には何回でも行われるように設定されている。もちろん、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、前記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、前記した(1)から(3)までの遊技に限定されるものではない。具体的には、通常遊技において、図示しないが、「7」の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91) 前記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様のBB中小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中のBB中小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、所定獲得枚数までは何回でも行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBB中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が、予め定めた特定枚数を超えるまでは、BBゲーム中のRBゲームを何回でも行うことができるように設定されている。そして、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が特定枚数を超えたときに、当該BBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件はこれに限定されるものではなく、例えば、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中のBB中小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するように設定しても良い。また、かかる場合のBBゲーム中のRBゲームや、BB中小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良い。
(特定遊技制御手段101) 前記特定遊技制御手段101は、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)を制御するためのものである。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)の終了により、RBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件は、これに限定されるものではなく、予め定めた特定の獲得遊技メダル枚数に到達することにより終了するように設定しても良い。
(当選抽選手段110) 前記当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
前記当選抽選手段110は、図10に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではない。
(当選乱数発生手段111) 前記当選乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させるものである。この当選乱数発生手段111は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものであって、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタである。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとるものである。これは、「当選乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
なお、ここで、「当選乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものでも良い。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「当選乱数発生手段」或いは「当選乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル記憶手段113) 前記当選判定テーブル記憶手段113は、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。この当選判定テーブル記憶手段113は、異なる抽選確率を記憶した複数のものが形成されている。
本形態では、特別遊技(BBゲーム等)以外に使用される当選判定テーブルとして、通常遊技中に原則として使用される通常確率テーブルと、この通常確率テーブルよりも高確率に設定された高確率テーブルと、通常確率テーブルよりも低確率に設定された低確率テーブルとが選択可能に形成されている。
(当選判定手段114) 前記当選判定手段114は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル記憶手段113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(通過時間利用抽選手段120) 前記通過時間利用抽選手段120は、カウント部132の通過検出部140により検出した信号波形から遊技メダルの通過時間を測定して、かかる通過時間により、その遊技メダルを投入した遊技の有利状態又は不利状態を決定するものである。
なお、ここで、本形態に係る通過時間利用抽選手段120は、遊技メダルの通過時間を測定した結果、当該遊技メダルを投入した遊技の有利状態又は不利状態を決定しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、通過時間利用抽選手段120は、遊技メダルの通過時間を測定した結果、当該遊技メダルを投入した遊技の後の所定遊技回数の遊技の有利状態又は不利状態を決定するように設定しても良いものである。例えば、遊技メダルの通過時間を測定した当該遊技では、有利状態等は変更せずに、当該遊技の次の遊技から例えば20回の遊技期間中において、所定の有利状態或いは不利状態を形成するようなものを含むものである。さらに、通過時間利用抽選手段120は、遊技メダルの通過時間を測定した結果、当該遊技メダルを投入した遊技と、当該遊技の後の所定遊技回数の遊技との両方の有利状態又は不利状態を決定するように設定しても良いものである。
この通過時間利用抽選手段120は、図8に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)通過時間測定手段121
(2)時間対応テーブル122
(3)時間当選判定手段123
なお、通過時間利用抽選手段120としては、上記した(1)から(3)までに限定されるものではない。
(通過時間測定手段121) 前記通過時間測定手段121は、複数枚(具体的には、2枚)の遊技メダルが、第1通過検出部141及び第2通過検出部142の双方の通過検出部140の間を通過する通過時間Q(図1)を測定するためのものである。具体的には、通過時間測定手段121は、図1に示すように、2枚の投入された遊技メダルの第1通過検出部141と、第2通過検出部142との間の通過時間Qを測定し、かかる通過時間Qを記憶するものである。かかる通過時間Qは、2枚の遊技メダルのうちの先頭(1枚目)の遊技メダルが、双方の通過検出部140を通過する時から、2枚の遊技メダルのうちの後(2枚目)の遊技メダルが、かかる双方の通過検出部140を通過終了する時までの間の通過時間Qを意味する。これは、先行する1枚目の遊技メダルから、後の2枚目の遊技メダルまでが、双方の通過検出部140を通過する時間となる。そして、通過時間測定手段121は、上述した遊技メダルの通過時間Qの測定を、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技の範囲内において行うように設定されている。すなわち、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内においては、2枚の投入された遊技メダルの通過時間Qにより確率テーブルが決定される、一種のミニゲームが行われるものである。
そして、通過時間測定手段121は、1回の遊技において、2枚若しくは3枚の遊技メダルを投入するような場合であって、1枚目と、2枚目とに投入する合計2枚の遊技メダルの通過時間Qを測定するように形成されている。もちろん、2枚目と、3枚目との合計2枚の遊技メダルの通過時間Qを測定するように設定しても良い。
なお、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内において、メダル投入口18からの遊技メダルの投入は、2枚投入又は、3枚投入の場合にのみ、遊技メダルが投入されたものとして取り扱われて遊技が可能となるように形成され、かかる遊技範囲内において、メダル投入口18からの遊技メダルの1枚のみの投入の場合は、未だメダル投入として取り扱われず、遊技をすることができないように形成されている。また、通常遊技中は、原則として、ベットスイッチ16からのベット投入と、メダル投入口18から直接、遊技メダルを投入することができるように形成されているが、BBゲーム終了から遊技回数20回の遊技範囲内では、ベットスイッチ16からのベット投入ができなくなり、メダル投入口18からの遊技メダルの投入のみとなり、しかも、1枚投入のみは、成立せずに、メダル投入口18からの2枚投入又は3枚投入のみの遊技となるように設定されている。
また、ここで、通過時間測定手段121は、2枚の遊技メダルが第1通過検出部141と、第2通過検出部142との双方の通過検出部140の間の通過時間Qを、当該遊技の有利状態等を決定する遊技メダルの通過時間として設定しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、通過検出部140は、2枚の遊技メダルが第1通過検出部141或いは、第2通過検出部142のいずれか一方の通過検出部140を通過する通過時間R(図1)を、当該遊技の有利状態等を決定する遊技メダルの通過時間として設定するようにしても良いものである。
更に、本形態では、2枚の遊技メダルの通過時間Qを測定しているが、特に2枚の遊技メダルに限定されることなく、2枚以上の他の複数枚の遊技メダルの通過時間を測定して、もよいものである。例えば、3枚の遊技メダルの通過時間Qを測定して、その3枚の遊技メダルの通過時間Qにより、確率テーブルを変更するように設定しても良いものである。その際の3枚の遊技メダルの通過時間Qとは、3枚の遊技メダルのうちの先頭(1枚目)の遊技メダルが、双方の通過検出部140を通過する時から、3枚の遊技メダルのうちの最後(3枚目)の遊技メダルが、かかる双方の通過検出部140を通過する時までの間の時間時間Qを意味する。これは、先行する(1枚目)の遊技メダルから、後続する最後の3枚目の遊技メダルまでが、双方の通過検出部140を通過する時間となる。
(時間対応テーブル122) 前記時間対応テーブル122は、図11に示すように、複数枚(2枚)の遊技メダルの第1通過検出部141及び第2通過検出部142の双方の通過検出部140の間の通過時間Qに対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶したものである。
ここでの遊技者への有利状態とは、当選判定テーブルとして、通常遊技において通常、使用される通常確率テーブルよりも、当選役の当選確率を高確率に設定した高確率テーブルを使用する状態を意味する。また、遊技者への不利状態とは、当選判定テーブルとして、通常確率テーブルよりも、当選役の当選確率を低確率に設定した低確率テーブルを使用する状態を意味する。
具体的には、時間対応テーブル122は、図11に示すように、上述したような通過時間Qが、0以上で、t1(単位は、1000分の1秒(ミリセック、msec))未満の場合、遊技者への有利状態(使用する当選判定テーブルが高確率テーブル)への移行が可能となるように設定され、通過時間Qがt1以上の場合、遊技者への不利状態(使用する当選判定テーブルが低確率テーブル)への移行が可能となるように設定されている。このため、遊技メダルの通過時間Qの数値が大きくなると、不利状態となり得て、小さくなると有利状態となり得る。これにより、遊技者は、遊技メダルをできるだけ勢いよく、メダル投入口18から投入して、遊技メダルの投入速度を大きくしようと試みることになる。
なお、ここで、時間対応テーブル122は、図11に示すようなものに限定されるものではなく、例えば、図12に示すような、図11の有利状態と、不利状態とが入れ替わったようなものでも良い。かかる場合、時間対応テーブル122は、図12に示すように、上述したような通過時間Qが、0以上で、t1(単位は、1000分の1秒(ミリセック、msec))未満の場合、遊技者への不利状態(使用する当選判定テーブルが低確率テーブル)への移行が可能となるように設定され、通過時間Qがt1以上の場合、遊技者への有利状態(使用する当選判定テーブルが高確率テーブル)への移行が可能となるように設定しても良いものである。かかる場合は、投入メダルの通過時間Qの数値が大きくなると、有利状態となり得て、小さくなると不利状態となり得る。これにより、遊技者は、遊技メダルを可能な限り、慎重に、メダル投入口18から投入して、遊技メダルの投入速度の数値を小さくしようと試みることになる。
更に、時間対応テーブル122は、例えば、図13に示すように、通過時間Qの範囲を3段階に区分して、有利状態又は不利状態を発生させるようなものでも良いものである。かかる場合、時間対応テーブル122は、図13に示すように、上述したような通過時間Qが、0以上で、t1(単位は、1000分の1秒(ミリセック、msec))未満の場合、遊技者への不利状態(使用する当選判定テーブルが低確率テーブル)への移行が可能となるように設定され、通過時間Qがt1以上で、t2未満の場合、遊技者への有利状態(使用する当選判定テーブルが高確率テーブル)への移行が可能となるように設定され、通過時間Qが、t2以上の場合、遊技者への不利状態(使用する当選判定テーブルが低確率テーブル)への移行が可能となるように設定しても良いものである。かかる場合は、遊技メダルの通過時間Qの数値が、大きすぎても、小さすぎても不利状態となり得て、所定の数値範囲のときに限って有利状態となり得る。これにより、遊技者は、有利状態を得るためには、遊技メダルの投入速度が、所定の数値範囲内に納まるように、メダル投入口18から注意深く、投入することが必要となる。
また、本形態では、図11に示す時間対応テーブル122を1個のみ有しているが、特にこれに限定されるものではない。時間対応テーブル122は、予め複数用意され、選択して使用されるように形成しても良いものである。具体的には、例えば、上述したような図11、図12及び図13に示すような時間対応テーブル122を、3個、有して、所定の選択により、3個のうちから、1個の使用する時間対応テーブル122を決定するように形成しても良いものである。その際の所定の選択手段は、当選抽選手段110のような疑似乱数による乱数抽選で決定しても良く、また、遊技状態によって、3個の時間対応テーブル122から、遊技状態に対応する時間対応テーブル122を選択するように設定しても良いものである。例えば、通常遊技中は、図11に示す時間対応テーブル122を使用し、BBゲームの小役遊技中は、図12に示す時間対応テーブル122を使用し、BBゲーム終了から所定遊技回数の遊技範囲内においては、図13に示す時間対応テーブル122を使用するように、遊技状態によって決定するようにしても良い。そして、どの時間対応テーブル122に決定されたかによって、通過時間がどのような範囲で、有利状態或いは不利状態となるかを遊技者に表示装置68を介して報知することにより、投入速度の調整を行うことができる。また、遊技者にかかる内容を報知しない場合には、いずれの状態であるかを推測しながら遊技メダルを投入する新たな遊技性を付与することができる。
このように、複数用意した時間対応テーブル122の内容を、通過時間との対応関係や、その対応する内容が異なるものに予め設定することにより、通過時間を対照する時間対応テーブル122を変更するだけで、簡単に、通過時間と有利状態との対応関係や、その有利状態の内容等を変更することが可能となる。
更に、本形態では、2枚の遊技メダルが、第1通過検出部141及び第2通過検出部142の双方の通過検出部140の間を通過する通過時間Qに対応したものを、記憶していたが、特にこれに限定されるものではなく、図1に示すように、2枚の遊技メダルが、第1通過検出部141を通過する通過時間Rに対応したものを、記憶しても良いものである。また、2枚の遊技メダルが、第2通過検出部142を通過する通過時間Rに対応したものを、記憶しても良いものである。
また、本形態では、時間対応テーブル122は、遊技制御装置21側に配置しているが、演出制御装置22側、いわゆるサブ基板24側に記憶させても良いものである。
(時間当選判定手段123) 前記時間当選判定手段123は、通過時間測定手段121により測定された通過時間Qにより、時間対応テーブル122に基づいて、その遊技メダルを投入した遊技の有利状態或いは不利状態への移行可能性を決定するものである。
前記時間当選判定手段123は、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内において、通過時間測定手段121により測定された通過時間Qを、図11に示すような時間対応テーブル122の通過時間Qの範囲に対照させ、その遊技メダルを投入した遊技が、通過時間Qに対応する有利状態(高確率テーブル)又は不利状態(低確率テーブル)のもとでの遊技へ移行することができると判定するものである。結果として、本形態では、時間当選判定手段123は、通過時間測定手段121からの通過時間Qを、時間対応テーブル122に対照させて、使用可能となる当選判定テーブルが、高確率テーブルか低確率テーブルかを決定していることになる。
また、ここでも、有利状態又は不利状態にする遊技は、通過時間を測定した遊技メダルを投入した当該遊技に限定されるものではなく、通過時間を測定した遊技メダルを投入した遊技のその後の所定回数の遊技に設定しても良く、また、当該遊技メダルを投入した遊技及びその後の所定回数の遊技の両方に設定しても良いものである。
また、この時間当選判定手段123においても、第1通過検出部141或いは、第2通過検出部142のいずれか一方の通過検出部140を2枚の遊技メダルが通過する通過時間R(図1)に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を決定するようにしても良い。
(移行抽選手段180) 前記移行抽選手段180は、通過時間測定手段121によって測定した通過時間Qを時間対応テーブル122に対照させて有利状態に移行可能な通過時間であったときに、有利状態のもとでの遊技とするか否かの乱数抽選を行うためのものである。そして、移行抽選手段180は、かかる有利状態のもとでの遊技とするか否かの乱数抽選を行った結果、その抽選に当選すると、その遊技メダルを投入した遊技が有利状態(当選判定テーブルとして高確率テーブルの使用)の遊技となるようにしたものである。
前記移行抽選手段180は、図14に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)移行乱数発生手段181
(2)移行乱数抽出手段182
(3)移行判定テーブル記憶手段183
(4)移行判定手段184
なお、移行抽選手段180としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではない。
(移行乱数発生手段181) 前記移行乱数発生手段181は、移行抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させるものである。この移行乱数発生手段181は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものであって、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタである。そして、「移行乱数抽出手段182」としては、第1通過検出部141を1枚目の遊技メダルが通過したタイミングでカウンタの数字を読みとるものである。これは、移行乱数発生手段181では乱数を発生しているわけではないものの、移行乱数抽出手段182によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
(移行乱数抽出手段182) 前記移行乱数抽出手段182は、移行乱数発生手段181が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、投入された1枚目の遊技メダルが第1通過検出部141を通過したタイミング)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を移行抽出乱数データとする。
(移行判定テーブル記憶手段183) 前記移行判定テーブル記憶手段183は、移行乱数発生手段181がとる乱数の全領域中、有利状態(高確率テーブルの使用)に移行するか、或いは不利状態(低確率テーブルの使用)に移行するかの各項目の当選領域を有するものである。
(移行判定手段184) 前記移行判定手段184は、移行乱数抽出手段182が抽出した移行抽出乱数データと、移行判定テーブル記憶手段183の各項目の当選領域の当選率データを基に移行乱数発生手段181がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該移行抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選(有利状態又は不利状態)を決定するものである。
(演出データ記憶手段25) 前記演出データ記憶手段25は、報知手段66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の報知手段66のスピーカー67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
また、演出データ記憶手段25は、時間対応テーブル122で有利状態であるとされる時間を示唆する表示内容や、不利状態であるとされる時間を示唆する表示内容を記憶している。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカー67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。
演出制御手段26は、演出データ記憶手段25に記憶した時間対応テーブル122の有利状態であるとされる時間や、不利状態であるとされる時間を、表示装置68に表示させることが可能に形成されている。また、演出制御手段26は、通過時間測定手段121により測定した遊技メダルの通過時間Qを、表示装置68に表示させることができるように形成されている。これにより、遊技者は、遊技メダルの通過時間Qが、有利状態へ移行することができるか否か、具体的に把握することができ、次回の遊技メダルの投入方法へ当該結果を反映させて、有利状態となるように投入方法を工夫することが可能となる。
(遊技機10の動作) 次に、前記構成を備えた遊技機のBBゲーム終了から遊技回数20回の遊技範囲内の遊技、いわゆるBBゲーム終了後のミニゲームの動作の概略について、図15乃至図19に示したフローを用いて説明する。
なお、下記の図16のステップ152からステップ160までのフローで説明するのは、BBゲーム終了から遊技回数20回の遊技範囲内の遊技(BBゲーム終了後のミニゲーム)の動作である。通常、実施される通常遊技は、下記の図16に示すフローのうち、ステップ102が無く、当選判定テーブルとして、通常確率テーブルが使用され、ベットスイッチ16からのベット投入及びメダル投入口18からの直接投入の両方が可能で、遊技メダル1枚から3枚までの投入が可能となるもので、その他は図16に示すフローと同様の手順となる。
先ず、図15に示すステップ102において、当選抽選テーブル選択処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、遊技者によりスタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ110に進む。
ステップ110において、当選図柄に相当する予め定めた特定の枚数の遊技メダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ108において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ106に戻る。
前記ステップ109において、入賞していないと判定された場合、ステップ110を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の当選抽選テーブル選択処理について、図16のフローを用いて説明する。
先ず、ステップ152において、メダル投入口18から遊技メダルが2枚以上、投入されたか否かが判定される。なお、本形態では、BBゲーム終了から20回の遊技範囲内では2枚若しくは3枚の遊技メダルがメダル投入口18から投入された場合にのみ、遊技が可能に設定されてあり、かかる遊技範囲内では、ベットスイッチ16から投入することはできず、また、遊技メダルのメダル投入口18からの1枚のみの投入だけでは、遊技開始の条件を満足しないものと判定される。そして、メダル投入口18から2枚以上の遊技メダルが投入されたと判定された場合、次のステップ153に進む。
ステップ153において、2枚の遊技メダルの第1通過検出部141及び第2通過検出部142の間の通過時間Qが、通過時間測定手段121により決定(測定)される。そして、次のステップ154に進む。
ステップ154において、2枚の遊技メダルの通過時間Qが、時間対応テーブル122のデータと対照(比較)される。そして、次のステップ155に進む。
ステップ155において、かかる通過時間Qの評価が決定される。具体的には、2枚の遊技メダルの通過時間Qにより、有利状態(当選判定テーブルとして、高確率テーブルの使用)と、不利状態(当選判定テーブルとして、低確率テーブルの使用)とのいずれかの状態が可能となる。そして、次のステップ156に進む。
ステップ156において、評価決定の結果、有利状態に当選したか否かが判定される。そして、有利状態に当選していると判定された場合、次のステップ157に進む。
ステップ157において、移行抽選手段180により、移行抽選処理が行われる。そして、次のステップ158に進む。
ステップ158において、移行抽選に当選したか否かが判定される。そして、移行抽選に当選していると判定された場合、次のステップ159に進む。
ステップ159において、当選判定テーブルとして、高確率テーブルが設定される。そして、当該当選抽選テーブル選択処理が終了する。
前記ステップ152において、メダル投入口18から遊技メダルが2枚以上、投入されていないと判定された場合、ステップ152の前に戻る。
前記ステップ156において、有利状態に当選していないと判定された場合、次のステップ160に進む。
ステップ160において、当選判定テーブルとして、低確率テーブルが設定される。そして、当選抽選テーブル選択処理が終了する。
前記ステップ158において、移行抽選に当選していないと判定された場合、次のステップ160に進む。
上述したステップ157の移行抽選処理について、図17のフローを用いて説明する。
ステップ180において、移行抽選手段180の移行乱数発生手段181により発生された乱数の中から移行乱数抽出手段182により乱数が抽出される。そして、次のステップ181に進む。
ステップ181において、抽出された乱数が移行乱数抽出手段182の内部に記憶される。そして、次のステップ182に進む。
ステップ182において、移行判定手段184により、抽出された乱数と、移行判定テーブル記憶手段183の移行判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ183に進む。
ステップ183において、移行判定手段184により、抽出された乱数が、移行判定テーブル記憶手段183のどの当選領域に含まれるか決定され、移行抽選処理の評価が決定される。具体的には、当選判定テーブルとして、高確率テーブルが設定される当選と、当選判定テーブルとして、低確率テーブルが設定される不当選とのいずれかに決定されるものである。そして、移行抽選処理が終了する。
上述したステップ104の当選抽選処理について、図18のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、当選抽選処理が終了する。
上述したステップ107の回転リール40の回転停止処理について、図19を用いて説明する。
ステップ400において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ403に進む。
ステップ403において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ400において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ404に進む。
ステップ404において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ405に進む。
ステップ405において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ403に進む。
前記ステップ404において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ403に進む。
前記ステップ405において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ401に進む。
前記ステップ402において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ400に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ401乃至ステップ405で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
(作用) 本形態は、2枚の投入された遊技メダルが、第1通過検出部141及び第2通過検出部142の双方の通過検出部140の間を通過する通過時間Qにより、その遊技メダルを投入した遊技は、原則として(有利状態の場合は、移行抽選が入るため)、予め定めた時間対応テーブル122に基づいた有利状態或いは不利状態のもとでの遊技となる。
すなわち、2枚の投入された遊技メダルが、双方の通過検出部140を通過する通過時間により、原則として(有利状態の場合は、移行抽選が入るため)、その遊技の有利状態若しくは不利状態が決定されることになる。
すなわち、複数枚の遊技メダルのうち、先行する(先頭の)遊技メダルから、後続する遊技メダルまでが、双方の通過検出部140を通過するまでの間の時間、いわゆる通過時間Qにより、遊技者への有利状態或いは不利状態が決定されることになる。
そして、かかる複数枚の遊技メダルの通過時間は、複数枚の遊技メダルの先頭の遊技メダルから後続する遊技メダルまでの間の距離(間隔)と、複数枚の遊技メダルの移動速度(転がり速度)とにより決定されることになる。
このため、遊技者は、手の指で掴んだ複数枚の遊技メダルを、手の指から離すタイミングの間隔をずらすことにより、複数枚の遊技メダルのうち先行して投入する遊技メダルから後続して投入する遊技メダルまでの間の距離(間隔)を変えることができる。
また、遊技者は、遊技メダルをメダル投入口18から投入する際、遊技メダルを勢いよく投入したり、ゆっくり慎重に投入すること等により、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)を変えることができる。
結果として、遊技者は、複数枚の遊技メダルを投入するタイミングの間隔と、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)との両者を調整することにより、複数枚の遊技メダルが双方の通過検出部140を通過する通過時間Qを調整することができる。これにより、遊技者は、当該遊技或いはその後の遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となる。結果として、遊技性が向上して、遊技を面白くすることができ、遊技者は、投入の技量という自己の技術介入により、遊技を有利な状態に設定することが可能となり、遊技者が主体的に参加して、達成感や満足感を得ることが可能となる。
本形態は、通過時間Qに基づいて有利状態に当選した場合、更に、移行抽選手段180により、有利状態のもとでの遊技とするか否かの移行抽選を行って、その移行抽選に当選すると、有利状態の遊技へ移行するように設定されている。このため、遊技に意外性を付与し、遊技を変化させることができる。
本形態は、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内という特定の遊技状態であったときに、通過時間Qに基づく有利状態や不利状態を発生可能にしている。このため、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内という特定の遊技状態、いわゆる、一種のミニゲームであるときの遊技性が向上して、遊技にめりはりを付けて、遊技を面白くすることができる。
(第2の形態)
本形態は、第1の形態のような通過時間Qの測定が、特定の遊技状態のときに限定されるものではなく、且つ、移行抽選手段180による移行抽選を行わないものである。すなわち、本形態は、全ての遊技において、通過時間測定手段121によって測定した通過時間を時間対応テーブル122に対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、有利状態或いは不利状態のもとでの遊技とするものである。
第1の形態では、遊技メダルの通過時間Qを測定するときの遊技状態が、BBゲーム終了後から遊技回数20回の範囲内という特定の遊技状態であったが、本形態では、かかる限定を設けずに全ての遊技において通過時間Qを測定するものである。
そして、第1の形態では、有利状態に移行可能な通過時間Qであったときに、更に、有利状態のもとでの遊技とするか否かの移行抽選を移行抽選手段180により行って、その抽選に当選すると、有利状態の遊技となるようにされていたが、本形態では、通過時間Qを時間対応テーブル122に対照させて、有利状態に移行可能な通過時間Qである場合には、第1の形態のような移行抽選手段180による移行抽選を行わずに、有利状態のもとでの遊技とするものである。その他の構成、作用、効果は、第1の形態と同様であるため、それらの記載を省略する。
(第3の形態)
本形態は、第1の形態で説明したような移行抽選手段180による移行抽選は、実施するが、第1の形態のような通過時間Qの測定が、特定の遊技状態のときに限定されるものではないものである。すなわち、本形態は、全ての遊技において、通過時間測定手段121によって測定した通過時間を時間対応テーブル122に対照させる。そして、有利状態に移行可能な通過時間であったときに、有利状態のもとでの遊技とするか否かの抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技が有利状態の遊技となるようにしたことを特徴とするものである。
第1の形態では、遊技メダルの通過時間Qを測定するときの遊技状態が、BBゲーム終了後から遊技回数20回の範囲内という特定の遊技状態であったが、本形態では、かかる限定を設けずに全ての遊技において通過時間Qを測定するものである。
そして、本形態では、第1の形態と同様に、有利状態に移行可能な通過時間Qであったときに、有利状態のもとでの遊技とするか否かの移行抽選を移行抽選手段180により行って、その抽選に当選すると、有利状態の遊技となるように実施するものである。その他の構成、作用、効果は、第1の形態と同様であるため、それらの記載を省略する。
(作用) 本形態は、2枚の投入された遊技メダルが、双方の通過検出部140の間を通過する通過時間Qにより、抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、予め定めた時間対応テーブル122に基づいた有利状態或いは不利状態のもとでの遊技となる。
これは、2枚の投入された遊技メダルが、双方の通過検出部140を通過する通過時間Qにより、抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技或いはその後の遊技の有利状態若しくは不利状態が決定されることになる。
すなわち、2枚の投入された遊技メダルの所定の通過検出部140を通過する通過時間により、抽選を行い、その抽選に当選すると、遊技者への有利状態或いは不利状態が決定されることになる。
これにより、遊技者は、遊技メダルをメダル投入口18から投入する際、2枚の遊技メダルを、指から離すタイミング間隔や、投入速度を変更する等の投入技量を駆使して、所定の通過検出部140を通過する通過時間を変更して、当該遊技或いはその後の遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となる。結果として、遊技性が向上して、遊技を面白くすることができ、遊技者は、自己の技術介入により、遊技を有利な状態に設定することが可能となり、遊技者が主体的に参加して、達成感や満足感を得ることが可能となる。
更に、本形態は、有利状態のもとでの遊技とするか否かの抽選を行って、その抽選に当選すると、有利状態の遊技へ移行するように設定されているため、遊技に意外性を付与し、遊技を変化させることができる。
(第4の形態)
本形態は、第1の形態のような通過時間Qの測定が、特定の遊技状態のときに限定されるものであるが、第1の形態のような移行抽選手段180による移行抽選を行わないものである。すなわち、本形態は、通過時間を測定するときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、通過時間測定手段121によって測定した通過時間を時間対応テーブル122に対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、有利状態或いは不利状態のもとでの遊技としたことを特徴とするものである。
本形態では、第1の形態と同様に、2枚の遊技メダルの通過時間Qを測定するときの遊技状態が、BBゲーム終了後から遊技回数20回の範囲内という特定の遊技状態であるものである。
そして、第1の形態では、有利状態に移行可能な通過時間Qであったときに、有利状態のもとでの遊技とするか否かの移行抽選を移行抽選手段180により行って、その抽選に当選すると、有利状態の遊技となるようにされていたが、本形態では、通過時間Qを時間対応テーブル122に対照させて、有利状態に移行可能な通過時間Qである場合には、第1の形態のような移行抽選手段180による移行抽選を行わずに、有利状態のもとでの遊技とするものである。その他の構成、作用、効果は、第1の形態と同様であるため、それらの記載を省略する。
(作用) 本形態は、前記通過時間を測定したときの遊技状態が、BBゲーム終了から遊技回数20回の遊技範囲内という特定の遊技状態であったときには、2枚の投入された遊技メダルが、双方の通過検出部140の間を通過する通過時間Qにより、その遊技メダルを投入した遊技は、予め定めた時間対応テーブル122に基づいた有利状態或いは不利状態のもとでの遊技となる。
これは、前記通過時間Qを測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、2枚の投入された遊技メダルが、双方の通過検出部140を通過する通過時間により、その遊技の有利状態若しくは不利状態が決定されることになる。
すなわち、前記通過時間Qを測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、2枚の遊技メダルの投入タイミング間隔と、移動速度(投入速度、転がり速度)とから決定される2枚の投入された遊技メダルの双方の通過検出部140の通過時間Qにより、遊技者への有利状態或いは不利状態が決定されることになる。
これにより、遊技者は、前記通過時間を測定したときの遊技状態が、BBゲーム終了から遊技回数20回の遊技範囲内という特定の遊技状態であったときには、遊技者は、複数枚の遊技メダルを投入するタイミングの間隔と、遊技メダルの移動速度(転がり速度、投入速度)とを調整することにより、複数枚の遊技メダルが所定(1枚或いは双方)の通過検出部(140)を通過する通過時間を調整することができる。これにより、遊技者は、前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、上述したような投入の技量を駆使することで、当該遊技或いはその後の遊技の有利状態或いは不利状態を自己の都合の良いように設定することが可能となる。結果として、特定の遊技状態であるときの遊技性が向上して、遊技を面白くすることができ、遊技者は、投入の技量という自己の技術介入により、遊技を有利な状態に設定することが可能となり、遊技者が主体的に参加して、達成感や満足感を得ることが可能となる。
(第5の形態)
図20及び図21は、第5の形態に係るものであって、図20は時間対応テーブルの概略図、図21は有利具合の程度の概略図をそれぞれ示すものである。
本形態に係る時間対応テーブル122は、図20に示すように、通過時間Qに対応して有利状態の有利具合の程度も予め記憶されているものである。そして、通過時間測定手段121によって測定した通過時間Qを時間対応テーブル122に対照させ、有利状態への移行と、有利状態での有利具合の程度とを決定することを特徴とするものである。
具体的には、図20に示すように、通過時間Qの範囲として、0以上且つt1未満と、t1以上且つt2未満と、t2以上且つt3未満と、t3以上との4段階を設定している。そして、有利状態の有利具合の程度を、第1高確率テーブルを使用する第1有利状態と、第2高確率テーブルを使用する第2有利状態と、第3高確率テーブルを使用する第3有利状態との3段階の程度に区分され、不利状態と合わせて、有利状態又は不利状態が4段階に区分されている。
これらの確率テーブルは、図21に示すように、特定の当選役の抽選確率が、第1高確率テーブル、第2高確率テーブル、第3高確率テーブル、通常遊技の確率テーブル(当選判定テーブル)、低確率テーブルの順に、それぞれa、b、c、d、eに設定され、それらの特定の当選役の抽選確率の数値の大小関係が、0<a<b<c<d<eに設定されている。そして、その他の当選役の抽選確率は、全て同一の条件に設定されている。
そして、図20に示すように、通過時間Qの数値が、0以上且つt1未満の場合、第1高確率テーブルを使用する第1有利状態に設定され、最も有利な状態となる。そして、通過時間Qの数値が、t1以上且つt2未満の場合、第2高確率テーブルを使用する第2有利状態に設定され、第1有利状態の次に、有利な状態となる。そして、通過時間Qの数値が、t2以上且つt3未満の場合、第3高確率テーブルを使用する第3有利状態に設定され、第2有利状態の次に有利な状態となる。そして、通常遊技の場合、通常遊技の確率テーブル(いわゆる当選判定テーブル)に設定され、第3有利状態の次に有利な状態となる。そして、通過時間Qの数値が、t3以上の場合、低確率テーブルを使用する不利状態となって、これらのうちで最も不利な状態となる。
本形態によれば、通過時間Qによって、有利状態へ移行するか否かが決定されることに加えて、かかる有利状態の有利具合の程度までも、当該通過時間によって、決定されることになる。これにより、通過時間Qの数値の大小によって、単に有利状態へ移行するか否かのみが決定されるものと比較して、通過時間Qの大小によって、その有利状態の有利具合の程度まで、決定されることとなり、通過時間Qの大小により有利状態の有利具合の程度を大きく変化させることができる。結果として、より面白みのある遊技にすることができる。
(第6の形態)
図22及び図23は、第6の形態に係るものであって、図22は時間対応テーブルの概略図、図23は有利具合の程度の概略図をそれぞれ示すものである。
本形態の時間対応テーブル122は、図22に示すように、通過時間Qに対応して有利状態の有利具合の程度も予め記憶されているものである。そして、通過時間測定手段121によって測定した通過時間Qを時間対応テーブル122に対照させ、有利状態への移行と、有利状態での有利具合の程度とを決定するように形成されている。
そして、時間対応テーブル122は、図22に示すように、通過時間Qに対応して有利状態の遊技の遊技回数も予め記憶されている。そして、通過時間測定手段121によって測定した通過時間Qを時間対応テーブル122に対照させ、有利状態への移行と、有利状態での遊技の遊技回数(遊技数)とを決定することを特徴とするものである。
具体的には、図22に示すように、通過時間Qの範囲として、0以上且つt1未満と、t1以上且つt2未満と、t2以上且つt3未満と、t3以上との4段階を設定している。そして、有利状態の有利具合の程度を、有利遊技の遊技回数を30回に設定した第1有利状態と、有利遊技の遊技回数を20回に設定した第2有利状態と、有利遊技の遊技回数を10回に設定した第3有利状態との3段階の程度に区分され、不利遊技の遊技回数を10回に設定した不利状態と合わせて、4段階に区分されている。
ここで、第1、第2及び第3有利状態に使用する確率テーブルは、第1の形態で説明した高確率テーブルが使用され、不利状態に使用する確率テーブルは、第1の形態で説明した低確率テーブルが使用されている。
そして、図22に示すように、通過時間Qの数値が、0以上且つt1未満の場合、高確率テーブルを使用する有利遊技の遊技回数が30回の第1有利状態に設定され、最も有利な状態となる。そして、通過時間Qの数値が、t1以上且つt2未満の場合、高確率テーブルを使用する有利遊技の遊技回数が20回の第2有利状態に設定され、第1有利状態の次に、有利な状態となる。そして、通過時間Qの数値が、t2以上且つt3未満の場合、高確率テーブルを使用する有利遊技の遊技回数が10回の第3有利状態に設定され、第2有利状態の次に有利な状態となる。そして、高確率テーブルは、通常遊技の確率テーブル(当選判定テーブル)よりも高確率に設定され、低確率テーブルは、通常遊技の確率テーブル(当選判定テーブル)よりも低確率に設定されているため、通常遊技の場合、第3有利状態の次に有利な状態となる。そして、通過時間Qの数値が、t3以上の場合、低確率テーブルを使用する不利遊技の遊技回数が10回の不利状態となって、最も不利な状態となる。
本形態によれば、通過時間Qによって、有利状態へ移行するか否かが決定されることに加えて、かかる有利状態の遊技の遊技数までも、当該通過時間Qの大小によって、決定されることになる。これにより、通過時間Qによって、単に有利状態へ移行するか否かのみが決定されるものと比較して、通過時間Qによって、その有利状態や不利状態の遊技を何回、実施することができるかまで、決定されることとなり、通過時間Qにより有利状態や不利状態の遊技の遊技回数を大きく変化させることができる。結果として、より面白みのある遊技にすることができる。
(その他のバリエーション)
上述した第1、第3及び第5の形態では、通過時間Qを測定するときの遊技状態が特定の遊技状態であるときに、通過時間Qによる有利状態又は不利状態の発生を行っている。そして、かかる特定の遊技状態として、BBゲーム終了後から遊技回数20回の遊技範囲内において、通過時間Qによる有利状態又は不利状態の発生を行っている。かかる特定の遊技状態は、これに限定されるものではなく、BBゲーム終了後から他の遊技回数、例えば30回の遊技範囲内において実施しても良いものである。更に、かかるBBゲーム終了後からの遊技回数を、所定の遊技回数の範囲内における乱数抽選により決定しても良いものである。また、特定の遊技状態として、BBゲーム中であることや、通常遊技中であることを、通通過時間Qによる有利状態又は不利状態の発生の条件としても良いものである。また、特定の遊技状態として、BBゲーム中や、通常遊技中に拘わらず、所定の当選役の当選や、入賞に設定しても良いものである。更に、特定の遊技状態として、所定の当選役の当選や、入賞から予め定めた所定の遊技回数の範囲内の遊技に設定しても良いものである。
上述した第1から第5までの形態では、遊技メダルの通過時間Qにより、有利状態又は不利状態の遊技にするのは、かかる通過時間Qを測定するために遊技メダルを投入した1回の遊技のみとしているが、特にこれに限定されるものではなく、当該遊技メダルを投入した遊技の後の予め定めた所定回数の遊技に設定しても良いものである。更に、有利状態又は不利状態は、所定の遊技数行われ、この有利状態又は不利状態の遊技の遊技回数を、当選抽選手段110等と同様の疑似乱数発生による乱数抽選によって、決定しても良いものである。これにより、有利状態又は不利状態の遊技数が予め一定値に設定されているようなものと比較して、遊技に意外性を付与し、遊技を変化あるものにすることができる。具体的には、通過時間Qが、0以上且つt1未満のときは、高確率テーブルを使用する有利遊技の遊技回数を、5回、10回、20回、30回のうちから、抽選により決定し、通過時間Qが、t1以上のときは、低確率テーブルを使用する不利遊技の遊技回数を、5回、10回、20回、30回のうちから、抽選により決定するものである。
本発明の第1の形態であって、メダルセレクター内の遊技メダル通過時の通過検出部で検出した電圧波形を示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機の筐体、交換ユニット及び前扉を示す分解斜視図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機の前扉を開いた状態を示す外観斜視図である。 本発明の第1の形態であって、メダル投入口及びメダルセレクターを示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、メダル投入口及びメダルセレクターを示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、図5のAA線のメダルセレクターを示す縦断面図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、遊技制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、当選抽選手段を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、時間対応テーブルを示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、他の時間対応テーブルを示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、他の時間対応テーブルを示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、移行抽選手段を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機の遊技の動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、当選抽選テーブル選択処理を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、移行抽選処理を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、当選抽選処理を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、回転リールの停止処理を示すフローである。 本発明の第5の形態であって、時間対応テーブルを示す概略図である。 本発明の第5の形態であって、有利具合の程度を示す概略図である。 本発明の第6の形態であって、時間対応テーブルを示す概略図である。 本発明の第6の形態であって、有利具合の程度を示す概略図である。
符号の説明
2 交換ユニット 3 上扉
4 下扉 5 扉一体型交換ユニット
6 正面開口部 7 支持体
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 主基板 24 サブ基板
25 演出データ記憶手段 26 演出制御手段
27 遊技制御手段 30 スタートスイッチ
31 変動開始操作手段 32 払い出し口
33 払い出し皿 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 変動停止操作手段 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モーター 64 ステッピングモーター
65 払い出し装置 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段 110 当選抽選手段
111 当選乱数発生手段 112 当選乱数抽出手段
113 当選判定テーブル記憶手段 114 当選判定手段
120 通過時間利用抽選手段 121 通過時間測定手段
122 時間対応テーブル 123 時間当選判定手段
130 メダルセレクター 131 セレクト部
132 カウント部 133 セレクト回転部材
134 上端支持部 135 押し出し部
136 セレクター回転軸 137 開閉蓋
138 蓋開口部 139 セレクター案内面
140 通過検出部 141 第1通過検出部
142 第2通過検出部 143 セレクター入り口
144 セレクター出口 145 セレクター上下通路
146 セレクター傾斜通路 147 上部貫通孔
148 下部貫通孔 149 蓋回転軸
160 ホッパー案内通路 170 下皿案内通路
180 移行抽選手段 181 移行乱数発生手段
182 移行乱数抽出手段 183 移行判定テーブル記憶手段
184 移行判定手段

Claims (9)

  1. 抽選を行うことによって遊技の進行を図る遊技機において、
    前記遊技機は、
    遊技メダルを投入するためのメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入された遊技メダルの正偽を判定するメダルセレクターと、
    遊技機全体の動作を制御するための制御装置とを備え、
    前記メダルセレクターは、
    遊技メダルの正偽を判定するセレクト部と、
    前記セレクト部で正しい遊技メダルであると判定されたときに、前記セレクト部の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部とを備え、
    前記カウント部は、通過する遊技メダルの検知が可能な少なくとも2つの通過検出部を備え、
    前記制御装置は、
    複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段と、
    複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブルとを備え、
    前記通過時間測定手段によって測定した通過時間を前記時間対応テーブルに対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、前記有利状態或いは前記不利状態のもとでの遊技としたことを特徴とする遊技機。
  2. 抽選を行うことによって遊技の進行を図る遊技機において、
    前記遊技機は、
    遊技メダルを投入するためのメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入された遊技メダルの正偽を判定するメダルセレクターと、
    遊技機全体の動作を制御するための制御装置とを備え、
    前記メダルセレクターは、
    遊技メダルの正偽を判定するセレクト部と、
    前記セレクト部で正しい遊技メダルであると判定されたときに、前記セレクト部の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部とを備え、
    前記カウント部は、通過する遊技メダルの検知が可能な少なくとも2つの通過検出部を備え、
    前記制御装置は、
    複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段と、
    複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブルとを備え、
    前記通過時間測定手段によって測定した前記通過時間を前記通過時間対応テーブルに対照させ、前記有利状態に移行可能な通過時間であったときに、前記有利状態のもとでの遊技とするか否かの抽選を行い、その抽選に当選すると、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技が前記有利状態の遊技となるようにしたことを特徴とする遊技機。
  3. 抽選を行うことによって遊技の進行を図る遊技機において、
    前記遊技機は、
    遊技メダルを投入するためのメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入された遊技メダルの正偽を判定するメダルセレクターと、
    遊技機全体の動作を制御するための制御装置とを備え、
    前記メダルセレクターは、
    遊技メダルの正偽を判定するセレクト部と、
    前記セレクト部で正しい遊技メダルであると判定されたときに、前記セレクト部の遊技メダルが移送される下流に位置して投入された遊技メダルの数をカウントするカウント部とを備え、
    前記カウント部は、通過する遊技メダルの検知が可能な少なくとも2つの通過検出部を備え、
    前記制御装置は、
    複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部の間を通過する通過時間を測定する通過時間測定手段と、
    複数枚の遊技メダルがいずれかの前記通過検出部を通過する通過時間、或いは、複数枚の遊技メダルが双方の前記通過検出部の間を通過する通過時間に対応して、遊技者への有利状態及び不利状態を区別して記憶した時間対応テーブルとを備え、
    前記通過時間を測定したときの遊技状態が特定の遊技状態であったときには、前記通過時間測定手段によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブルに対照させ、その遊技メダルを投入した遊技或いはその後の遊技は、前記有利状態或いは前記不利状態のもとでの遊技としたことを特徴とする遊技機。
  4. 前記通過時間を測定するときの遊技状態が特定の遊技状態であったときに、前記通過時間測定手段によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブルに対照させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  5. 前記有利状態又は前記不利状態は、所定の遊技数行われ、この遊技数は、抽選によって決定されることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記時間対応テーブルは、前記通過時間に対応して有利状態の有利具合の程度も予め記憶され、
    前記通過時間測定手段によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブルに対照させ、前記有利状態への移行と、前記有利状態での有利具合の程度とを決定することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記時間対応テーブルは、前記通過時間に対応して有利状態の遊技数も予め記憶され、
    前記通過時間測定手段によって測定した前記通過時間を前記時間対応テーブルに対照させ、前記有利状態への移行と、前記有利状態での遊技数とを決定することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 前記時間対応テーブルは、予め複数用意され、選択して使用されることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 前記遊技機は、前面側に表示装置を有し、
    前記表示装置は、前記時間対応テーブルで前記有利状態であるとされる時間を示唆する表示を遊技者に向かって行うことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の遊技機。
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