JP3907952B2 - 自動倉庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスタッカクレーンを具備する自動倉庫において、運転制御及び安全を確保するため各部に設けた多数のセンサからの信号を受信しながら運転制御を行う自動倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動倉庫においては、自動運転制御のためや安全確保のためスタッカクレーンの多数個所にそれぞれ状態を検出するためのセンサを設け、運転制御装置でこれらのセンサから信号を受信しながら、スタッカクレーンの走行制御、荷搬出入機構による荷の搬出入制御及び該荷搬出入機構の昇降制御等の運転制御を行っている。そして複数のセンサの内、所定のセンサの信号状態が変化した場合、スタッカクレーンの運転制御を異常停止するインターロックをかけている。従って、これらのセンサ信号が、例えばノイズ、荷搬出入機構のフォークの機械的ガタツキ、センサの不具合等で瞬時的に信号状態が変化した場合でも、直ちに運転制御を異常停止するインターロックをかけているのが現状である。
【0003】
しかしながら、上記センサ信号状態が変化した場合でも、それが危険回避のため直ちに運転制御を異常停止する必要のある場合と、信号状態が変化しても安全を損わないか又は十分安全性が確保できる範囲であるが、メンテナンスを行う必要がある場合等がある。従って、従来のように、センサ信号状態が変化した場合でも安全を損わないか又は十分安全性が確保できる範囲であるのに、直ちに運転制御を異常として停止するインターロックをかけてしまう方法では、トータルの運転停止時間が長くなり、運転効率を損なうという問題もある。また、運転効率のためこれらセンサ信号状態が変化しているのに、それを無視して運転を継続したのでは、安全性が損なわれ事故に結びつくおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、各部に配置した多数のセンサからの信号を受信しながら自動運転制御する自動倉庫において、スタッカクレーンの運転効率を向上させることができ、且つ安全とメンテナンス性を確保できる自動倉庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、複数の荷収納空間を有する棚と、この棚に沿って自走し、棚の荷収納空間との間で荷の搬出入を行う荷搬出入機構を具備するスタッカクレーンと、各部の状態を検出する多数のセンサからの信号を受け、スタッカクレーンの走行制御、荷搬出入機構による荷の搬出入制御及び該荷搬出入機構の昇降制御等の運転制御を行う運転制御装置を具備する自動倉庫において、運転制御装置は複数の運転モードに応じて多数のセンサ内の所定のセンサの信号を監視する監視モードを備え、各監視モード中に監視中のセンサのいずれかの出力信号が変化した場合、その変化が当該監視モードに対応する運転モードの運転動作を停止する必要がある変化か否かを判断する停止判断機能を具備すると共に、運転動作を停止する必要がある場合は運転動作を停止し、変化内容をメモリに記憶し、運転動作が再開可能な状態になった時点で運転動作を再開する制御機能を具備することを特徴とする。
【0006】
上記のように運転制御装置は複数の運転モードに応じて多数のセンサ内の所定のセンサの信号を監視する監視モードを備え、各監視モード中に監視中のセンサのいずれかの出力信号が変化した場合、その変化が当該監視モードに対応する運転モードの運転動作を停止する必要がある変化か否かを判断する停止判断機能を具備するので、センサ信号の変化がその運転モードの運転動作を停止する必要がない場合は運転動作を停止しないから、運転効率を低下させることがない。また、センサ信号の変化がその運転モードの運転動作の停止を必要とする場合、直ちに運転動作を停止するので危険を回避できる。また、運転動作が再開可能な状態になった時点で運転動作を再開するから、運転効率を低下させることもない。また、運転動作を中断するようなセンサの出力信号の変化内容がメモリに記憶されているから、メンテナンス者が記憶内容を確認して運転動作を中断した原因の解消等メンテナンス上に反映させることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動倉庫において、運転制御装置はセンサの出力信号に変化があった場合、その変化が警報を必要とする変化か否かを判断する警報判断機能を具備し、警報を必要と判断した場合は警報を発すると共に、その変化内容をメモリに記憶することを特徴とする。
【0008】
上記のように運転制御装置が警報判断機能を具備するので、センサの出力信号に警報を必要とする変化があった場合、直ちに警報を発してメンテナンス者等に知らせることができる。また、警報を必要とするセンサの出力信号の変化内容をメモリに記憶するので、警報を必要とする原因の解明等に反映させることができる
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動倉庫において、運転制御装置はメモリに記憶された内容を随時又は定期的にメンテナンス者に通知する機能を具備することを特徴とする。
【0010】
上記のようにメモリに記憶された内容を随時又は定期的にメンテナンス者に通知するので、センサ出力信号の変化する原因の解消等メンテナンス上に反映できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2又は3に記載の自動倉庫において、運転制御装置は複数センサの内、所定のセンサが異常を検出した場合異常停止させる異常停止機能を具備し、異常停止の場合その異常内容をメモリに記憶することを特徴とする。
【0012】
上記のように運転制御装置が異常停止機能を具備するので、所定のセンサが異常検出した場合は、異常停止させるので、異常の場合の安全が確実に確保できる。また、異常停止の場合その異常内容をメモリに記憶するので、原因の解明等に反映させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は自動倉庫のスタッカクレーンを除いた構成を示す平面図である。自動倉庫は複数の荷収納空間11を有する棚10、10が所定の間隔を設けて配置され、該棚10と棚10との間にスタッカクレーン(図示せず)が走行する走行用レール12が配置されている。該走行用レール12に沿って所定の位置に定位置用ストライカ13−1、13−2、・・13−n、端末前進減速用ストライカ14、端末後退減速用ストライカ15、端末前進停止用ストライカ16及び端末後退停止用ストライカ17が配置されている。また、棚10、10の端部には自動倉庫と外部との荷の受渡しを行うためのステーション(S/T)18、18が配置されている。
【0014】
図2は上記棚10と棚10の間に配置された走行用レール12上を走行するスタッカクレーンの構成を示す側面図である。スタッカクレーン20は下フレーム21と上フレーム22を具備し、該下フレーム21と上フレーム22は2本の縦フレーム23、24で支持されている。下フレーム21には走行用レール12上を転走する走行用車輪25、26が回転自在に設けられ、走行用車輪25は走行用モータ27で駆動されるようになっている。28は縦フレーム23と縦フレーム24の間を昇降する荷搬出入機構で、該荷搬出入機構28はワイヤロープ29、29に懸架され、巻上下用モータ30を具備する巻上装置31で巻上巻下げされるようになっている。
【0015】
また、荷搬出入機構28は図3にその平面構成を示すように、2本のフォーク32、32を具備し、該2本のフォーク32、32はフォーク駆動用モータ33により矢印Cに示すように左右の棚10、10の荷収納空間11、11や左右のステーション18、18に伸縮できるようになっている(図1参照)。なお、図2において、34はスタッカクレーン20に搭載されている搭載制御盤である。
【0016】
スタッカクレーン20の下フレーム21には、光センサ41が設けられている。光センサ41は図4(図2のA−A断面図)に示すように、下フレーム21にセンサ取付板42を介して取り付けられ、光センサ41は定位置用ストライカ13−1、13−2、・・13−n(図では数字13で代表して示す)を検出するための走行定位置センサ41−1、端末前進減速用ストライカ14を検出するための端末前進減速センサ41−2、端末後退減速用ストライカ15を検出するための端末後退減速センサ41−3、端末前進停止用ストライカ16を検出するための端末前進停止センサ41−4、端末後退停止用ストライカ17を検出するための端末後退停止センサ41−5からなる。
【0017】
また、縦フレーム23には図2に示すように、各段毎に定位置用ストライカ34−1、34−2・・が設けられ、更に下方減速用ストライカ35、下降停止用ストライカ36、上昇停止用ストライカ37、上方減速用ストライカ38が設けられている。また、図3に示すように、荷搬出入機構28のフレームにはセンサ取付板43を介して光センサ44が設けられ、該光センサ44は定位置用ストライカ34−1、34−2・・を検出するための昇降定位置センサ44−1、下方減速用ストライカ35を検出するための下方減速センサ44−2、下降停止用ストライカ36、上昇停止用ストライカ37を検出するための昇降停止センサ44−3、上方減速用ストライカ38を検出するための上方減速センサ44−4からなる。
【0018】
また、荷搬出入機構28にはフォーク32の左端を検出するフォーク左端センサ45、フォーク32の右端を検出するフォーク右端センサ46、フォークの定位置を検出するフォーク定位置センサ47が設けられている。また、スタッカクレーン20の上フレーム22には図2に示すように、ワイヤロープ29、29の切れを検出するロープ切れセンサ48、48が設けられている。また、荷搬出入機構28には光センサ51a、51bからなる荷崩れセンサ51(図5参照)、光センサ52a、52bからなる荷崩れセンサ52(図5参照)、光センサ53a、53bからなる荷崩れセンサ53(図5参照)、所定の荷収納空間11に荷があるか否かを検出するパレット検出センサ54、光センサ55a、55bからなるフォーク32、32上に荷があるか否かを検出するフォーク上荷センサ55(図5参照)が配置されている。
【0019】
搭載制御盤34の運転制御装置(後に詳述)は、光センサ41の走行定位置センサ41−1、端末前進減速センサ41−2、端末後退減速41−3、端末前進停止センサ41−4、端末後退停止センサ41−5からの信号を受信して、スタッカクレーン20を走行用レール12上を走行・停止させ、更に昇降定位置センサ44−1、下方減速センサ44−2、昇降停止センサ44−3、上方減速センサ44−4からの信号を受信し、荷搬出入機構28の昇降・停止及びフォーク32、32の左右方向への伸縮により、棚10、10の荷収納空間11に荷を搬入したり、該荷収納空間11から荷を搬出する運転制御が行われる。
【0020】
図5は搭載制御盤34の運転制御装置60の構成を示す図である。運転制御装置60は、制御部61、メモリ62、入出力装置(I/O)63及びインバータ64を具備している。制御部61には表示器67及び光伝送装置68が接続され、入出力装置(I/O)63にはスイッチ66及び光センサ41、光センサ44、フォーク左端センサ45、フォーク右端センサ46、フォーク定位置センサ47、荷崩れセンサ51、52、53、パレット検出センサ54、フォーク上荷センサ55等の各種センサが接続される。インバータ64には、電磁開閉器70を介して走行用モータ27、巻上下用モータ30、フォーク駆動用モータ33が接続される。
【0021】
走行用モータ27、巻上下用モータ30、フォーク駆動用モータ33にはそれぞれ無励磁作動式の電磁ブレーキ27a、30a、33aが設けられる。運転準備ONで電磁開閉器70を閉じ、運転準備OFFで電磁開閉器70を開く、異常停止する場合は制御部はインバータ64の出力をOFFとし、同時にこの電磁開閉器70で走行用モータ27、巻上下用モータ30、フォーク駆動用モータ33をインバータ64から切離すと同時に図示は省略するが、電磁ブレーキ27a、30a、33aの電源を遮断する。なお、電磁ブレーキ27a、30a、33aはインバータ64とは別の電源とする。
【0022】
71は遠隔制御盤であり、該遠隔制御盤71から光伝送装置72を介して、光伝送装置68に運転制御信号を送ることにより、運転制御装置60の制御部61は光センサ41、光センサ44、荷崩れセンサ51、52、53、パレット検出センサ54、フォーク上荷センサ55・・等の各種センサからの信号により、走行用モータ27、巻上下用モータ30、フォーク駆動用モータ33の起動・停止による運転制御を行い、履歴をメモリ62に記憶する。このメモリ62に記録される履歴には、運転履歴、異常履歴、警報履歴がある。
【0023】
運転履歴は、動作(入庫動作及び出庫動作等、どこの番地からどこの番地への入出庫か)、動作完了、異常発生、異常解除、警報等があり、これらとそれが発生した時刻がメモリ62に記録される。
【0024】
異常履歴の内容は、例えば光伝送装置72から光伝送装置への信号伝送異常、ロープ切れセンサ48、48によるワイヤロープ29の切れ検出、荷崩れセンサ51、52、53による荷崩れ検出、インバータセンサ(図示せず)異常、動作開始から完了までのタイムオーバ、スタッカクレーン20の走行定位置センサ41−1からのオーバーラン、スタッカクレーン20の状態異常等である。この異常発生では自動運転を異常として停止し、異常状態を解除した後、運転を開始するが、この異常の内容、発生した時刻、異常を解除した時刻、運転を開始した時刻が異常履歴情報として、メモリ62に記録される。
【0025】
運転制御において、例えば荷搬出入機構28のフォーク定位置センサ47がフォーク32の定位置を検出しONの状態でないと、スタッカクレーン20の移動(走行及び荷搬出入機構28の昇降動作)が許可されないようになっている。これはスタッカクレーン20の移動中にもこの条件は有効で、フォーク定位置センサ47がOFFになるとスタッカクレーン20の移動を一時停止するように制御している。このOFFの状態が所定時間続くとタイムオーバとして上記異常停止とする。
【0026】
一方、フォーク定位置センサ47のOFFが瞬時的信号(例えばノイズ、フォーク32の機械的ガタツキ、フォーク定位置センサ47の不具合等)で直にONに戻った時には、スタッカクレーン20の移動を再開する。このようなセンサの瞬時的信号の変化をここでは「警報履歴」として記録している。即ち、自動運転制御を継続できる状態の時にはむやみに異常停止とせず、運転動作は中断されるが、運転条件が整えば運転を継続する。以下、この警報履歴について詳細に説明する。
【0027】
図6はスタッカクレーン20の各運転モードにおける各センサの監視状態を示す図である。図6において、▲1▼は待機中・状態判断中モード、▲2▼は移動中モード、▲3▼はフォークFCモード、▲4▼はフォーク出・戻中モード、▲5▼はフォーク端モードである。なお、フォーク出(FC)モード▲3▼は、スタッカクレーン20が荷をピックアップ又はドロップするために所定位置に移動(走行及び荷搬出入機構28の昇降が完了してからフォーク32の移動が開始するまで)のモードである。図6において、○印はセンサ信号を監視している状態を示す。
【0028】
待機中・状態判断中モード▲1▼ではパレット検出センサ54を除く全てのセンサを監視し、移動中モード▲2▼ではフォーク定位置センサ47、フォーク左端センサ45、フォーク右端センサ46、運転準備OFF、フォーク上荷センサ55を監視する。また、フォークFCモード▲3▼では光センサ41の走行定位置センサ41−1、端末前進停止センサ41−4、端末後退停止センサ41−5、フォーク上レベルセンサ、フォーク下レベルセンサ、下方減速センサ44−2、上方減速センサ44−4、昇降停止センサ44−3、運転準備OFF、フォーク上荷センサ55、パレット検出センサ(左右)54を監視する。
【0029】
また、フォーク出・戻中モード▲4▼では走行定位置センサ41−1、端末前進停止センサ41−4、端末後退停止センサ41−5、フォーク上レベルセンサ、フォーク下レベルセンサ、下方減速センサ44−2、上方減速センサ44−4、昇降停止センサ44−3、運転準備OFFを監視し、フォーク端モード▲5▼では走行定位置センサ41−1、端末前進停止センサ41−4、端末後退停止センサ41−5、フォーク定位置センサ47、フォーク左端センサ45、フォーク右端センサ46、運転準備OFFを監視する。上記監視されている各センサの信号は各動作モードでの正規なスタッカクレーン20の状態では変化しないものであり、この信号を各動作のインターロックに使用している。即ち、各動作モードで前記監視するセンサから不正な信号が入力されると、動作は中断され、且つ警報履歴としてその状態がメモリ62に記録される。
【0030】
図7は上記警報履歴処理の処理フローを示す図である。先ず動作モードを判別し(ステップST1)、当該動作モードにおける監視する各センサの信号状態を記録する(ステップST2)。次に該動作モードが完了したかを判断し(ステップST3)、動作モードが完了していればステップST1に戻り、動作モードが完了していない場合には続いて各センサーの信号状態から動作停止が必要かを判断し(ステップST4)、動作停止が必要でない場合には続いて動作処理を行い(ステップST5)、動作指令を出力する(ステップST6)。
【0031】
続いて各センサの信号状態から異常停止が必要か否かを判断し(ステップST7)、異常停止の必要がない場合は前記ステップST3に戻り、異常停止が必要な場合は異常状態を記録し(ステップST8)、続いて異常停止、即ちインバータ64の出力をOFFとすると同時に電磁開閉器70で走行モータ27、巻上下用モータ30、フォーク駆動用モータ33をインバータ64から切離すと同時に電磁ブレーキ27a、30a、33aの電源を遮断し作動させ異常停止する(ステップST9)。
【0032】
また、前記ステップST4で動作停止が必要と判断した場合は、動作停止指令を出力し(ステップST10)、前記ステップST2で記録したセンサの信号状態と現在の信号状態を比較して警報が必要か否かを判断し(ステップST11)、警報の必要がない場合はステップST7に移行し、警報が必要な場合には続いて各動作モード毎に予め定めたセンサの信号状態を記録し(ステップST12)、続いて警報を出力し(ステップST13)、前記ステップST7に移行する。
【0033】
なお、上記例では、制御部61はメモリ62に記録された情報は随時又は定期的にメンテナンス者に通知する機能を有する。また、上記履歴情報は搭載制御盤34の運転制御装置60の制御部61から光伝送装置68、光伝送装置72を通して遠隔制御盤71に送り、該遠隔制御盤71のメモリ(図示せず)に記録するようにしてもよい。
【0034】
図8はスタッカクレーン20の動作例を示す図である。先ず待機(ステップST21)では、待機中・状態判断中モード▲1▼となる。この状態で入庫指令(ステーション18の番号と格納する棚10の番地データ)が入力されると、次のステーション18への移動(ステップST22)に移行し、移動中モード▲2▼となり、スタッカクレーンの走行及び荷搬出入機構28の昇降により、荷搬出入機構28が目的ステーション18まで移動する。次のステーションでの荷ピック(ステップST23)では、フォークFCモード▲3▼→フォーク出・戻中モード▲4▼→フォーク端モード▲5▼→フォーク出・戻中モード▲4▼へと順にモードが変わり、モード▲4▼で下レベルにあるフォーク32がステーション18に延び、モード▲5▼でフォーク32が上レベルに上昇し(荷搬出入機構28の上昇)、モード▲4▼でフォーク32が荷搬出入機構28に戻る。これにより、ステーション18の荷が荷搬出入機構28に搬入される。
【0035】
次の格納棚への移動(ステップST24)では、モード▲2▼となり、スタッカクレーン20の走行及び荷搬出入機構28の昇降により、荷搬出入機構28は棚10の目的の荷収納空間11に移動する。次の棚へ荷をドロップ(ステップST25)では、モード▲3▼→モード▲4▼→モード▲5▼→モード▲4▼へとモードが変わり、モード▲4▼で上レベルにあるフォーク32が荷収納空間11に延び、モード▲5▼でフォーク32が下レベルに下降(荷搬出入機構28の下降)、モード▲4▼でフォーク32が荷搬出入機構28に戻る。これにより、荷搬出入機構28のフォーク32上の荷が荷収納空間11に搬入される。
【0036】
【発明の効果】
以上、説明したように各請求項に記載の発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0037】
請求項1に記載の発明によれば、運転制御装置は複数の運転モードに応じて多数のセンサ内の所定のセンサの信号を監視する監視モードを備え、各監視モード中に監視中のセンサのいずれかの出力信号が変化した場合、その変化が当該監視モードに対応する運転モードの運転動作を停止する必要がある変化か否かを判断する停止判断機能を具備するので、センサ信号の変化がその運転モードの運転動作を停止する必要がない場合は運転動作を停止しないから、運転効率を低下させることがない。また、センサ信号の変化がその運転モードの運転動作の停止を必要とする場合、直ちに運転動作を停止するので危険を回避できる。また、運転動作が再開可能な状態になった時点で運転動作を再開するから、運転効率を低下させることもない。また、運転動作で中断するようなセンサの出力信号の変化内容メモリに記憶されているから、メンテナンス者が記憶内容を確認して運転動作を中断した原因の解消等メンテナンス上に反映させることができる。また、運転状態の履歴、警報履歴、異常履歴と区分して、記録・表示するようにすれば、異常停止の原因究明や故障診断・予防が容易となる。
【0038】
請求項2に記載の発明によれば、運転制御装置が警報判断機能を具備するので、センサの出力信号に警報を必要とする変化があった場合、直ちに警報を発してメンテナンス者等に知らせることができる。また、警報を必要とするセンサの出力信号の変化内容をメモリに記憶するので、警報を必要とする原因の解明等に反映させることができる。
【0039】
請求項3に記載の発明によれば、メモリに記憶された内容を随時又は定期的にメンテナンス者に通知するので、センサ出力信号の変化する原因の解消等メンテナンス上に反映できる。
【0040】
請求項4に記載の発明によれば、運転制御装置が異常停止機能を具備するので、所定のセンサが異常検出した場合は、異常停止させるので、異常の場合の安全が確実に確保できる。また、異常停止の場合その異常内容をメモリに記憶するので、原因の解明等に反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動倉庫のスタッカクレーンを除いた構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係る自動倉庫のスタッカクレーンの構成を示す側面図である。
【図3】本発明に係る自動倉庫の荷搬出入機構の構成を示す平面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】本発明に係る自動倉庫の運転制御装置の構成例を示す図である。
【図6】本発明に係る自動倉庫の運転制御装置の各運転モードにおける各センサの監視状態を示す図である。
【図7】本発明に係る自動倉庫の警報履歴処理の処理フローを示す図である。
【図8】本発明に係る自動倉庫のスタッカクレーンの動作例を示す図である。
【符号の説明】
10 棚
11 荷収納空間
12 走行用レール
20 スタッカクレーン
27 走行用モータ
28 荷搬出入機構
30 巻上下用モータ
34 搭載制御盤
41 光センサ
44 光センサ
45 フォーク左端センサ
46 フォーク右端センサ
47 フォーク定位置センサ
48 ロープ切れセンサ
51 荷崩れセンサ
52 荷崩れセンサ
53 荷崩れセンサ
54 パレット検出センサ
55 フォーク上荷センサ
60 運転制御装置
61 制御部
62 メモリ
63 入出力装置(I/O)
64 インバータ
66 スイッチ
67 表示器
68 光伝送装置
70 電磁開閉器
71 遠隔制御盤
72 光伝送装置

Claims (4)

  1. 複数の荷収納空間を有する棚と、この棚に沿って自走し、棚の荷収納空間との間で荷の搬出入を行う荷搬出入機構を具備するスタッカクレーンと、各部の状態を検出する多数のセンサからの信号を受け、前記スタッカクレーンの走行制御、前記荷搬出入機構による荷の搬出入制御及び該荷搬出入機構の昇降制御等の運転制御を行う運転制御装置を具備する自動倉庫において、
    前記運転制御装置は複数の運転モードに応じて前記多数のセンサ内の所定のセンサの信号を監視する監視モードを備え、各監視モード中に前記監視中のセンサのいずれかの出力信号が変化した場合、その変化が当該監視モードに対応する運転モードの運転動作を停止する必要がある変化か否かを判断する停止判断機能を具備すると共に、運転動作を停止する必要がある場合は運転動作を停止し、前記変化内容をメモリに記憶し、運転動作が再開可能な状態になった時点で運転動作を再開する制御機能を具備することを特徴とする自動倉庫。
  2. 請求項1に記載の自動倉庫において、
    前記運転制御装置は前記センサの出力信号に変化があった場合、その変化が警報を必要とする変化か否かを判断する警報判断機能を具備し、警報を必要と判断した場合は警報を発すると共に、その変化内容を前記メモリに記憶することを特徴とする自動倉庫。
  3. 請求項1又は2に記載の自動倉庫において、
    前記運転制御装置は前記メモリに記憶された内容を随時又は定期的にメンテナンス者に通知する機能を具備することを特徴とする自動倉庫。
  4. 請求項1又は2又は3に記載の自動倉庫において、
    前記運転制御装置は前記複数センサの内、所定のセンサが異常を検出した場合異常停止させる異常停止機能を具備し、異常停止の場合その異常内容を前記メモリに記憶することを特徴とする自動倉庫。
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