JP3906218B2 - 手押し台車のハンドル取付部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、手押し台車のハンドル取付部の構造に関し、より詳細には、手押し台車の荷台上面に、ハンドルを折り畳み可能に取り付けるハンドル取付部の構造に関する。
荷台51の底面に、この荷台51を走行可能とするための車輪(キャスタ52a,52b)を取り付けると共に、この荷台51の一端寄りに、この荷台51の上面にハンドル10を取り付け、このハンドル10を把持して押し、又は引くことにより走行可能に構成された手押し台車5が、各種荷物の搬送等に使用されている(図8参照)。
このような手押し台車5にあっては、前述のハンドル10はその下端部10aを荷台51上に取り付けられたブラケット20に軸支されており、この軸支位置を支点として走行時における起立位置(図8中の実線の位置)から荷台51上に倒した収納位置(図8中の破線の位置)に折り畳むことができるように構成されており、これにより収納時等における配置スペースの減少が図られている。
このハンドルの取付部の構造は、一例として荷台51の後端側(キャスタ52bの取付側)の上面幅方向に所定の間隔を介して左右一対のブラケット20,20を固定して、このブラケット20,20に下向きコ字状に形成したパイプ材から成るハンドル10の下端部10a,10aをそれぞれ枢軸27で軸支することで取り付けている(図9)。
このようにハンドル10の下端部10aを軸支する前述のブラケット20は、一例として図10〜図12に示すように荷台51上に載置される底板21と、この底板21の対向する二辺より上方に立設された一対の軸受板22,22を備え、図9及び図11に示すように底板21と軸受板22,22によって台車5の走行方向後方側より見て上向きコ字状を成すと共に、台車5の走行方向前方側で前記軸受板22,22の端縁間を垂直方向に連結する係止板23を備えており、これらの各ブラケット20,20の軸受板22,22間に、ハンドル10の下端部10aをそれぞれ挿入すると共に、各組の軸受板22,22のそれぞれ対応する位置に形成された軸孔26と、ハンドル10の各下端部10aに形成された軸孔に枢軸27を挿入することにより、ハンドル10がこの枢軸27を中心として回動可能に取り付けられていると共に、ハンドル10を前記起立位置に回動させた際、このハンドル10の下端部10aが前記係止板23に当接して前述の起立位置以上に回動することが規制されている。
さらにこの軸受板22,22には、それぞれ前記枢軸27の後方側の斜め下方に、上端部25aを前記枢軸27方向に傾斜状態に形成された傾斜スリット25が設けられており、この傾斜スリット25に傾斜スリット25内を傾斜スリット25の長さ方向に移動可能なロックバー31を挿入して、ロックバー31が傾斜スリット25の下端25bに位置するときに、このロックバー31が前記枢軸27を中心としたハンドル10の下端部10aの回転軌道から外れた位置に配置されると共に、ハンドル10の下端部10aが係止板23に接触して起立状態で回動を規制された際に、このロックバー31を傾斜スリット25の上端側25a側に移動させることで、ロックバー31と係止板23との間にハンドル10の下端部10aが挟持されて、ハンドル10を起立状態に係止することができるように構成されている。
このロックバー31は、図9に示すように左右に配置された2つのブラケット20,20に共通のものとして構成された棒状を成し、その一端を前記ブラケット20,20の一方に設けられた傾斜スリット25に、他端を他方のブラケット20に設けられた傾斜スリット25に挿入することにより、2つのブラケット20,20間に掛け渡される形で取り付けられている。
そして、このロックバー31は、前記枢軸27とスプリング32によって連結されており、このスプリング32の復元力によって枢軸27方向、すなわち傾斜スリット25の上端25a側に付勢されている。
このように構成されたハンドル10の取付部構造を備えた手押し台車5において、ハンドル10を起立させ、この起立状態で固定する場合には、前述のロックバー31を足で踏む等して、ロックバー31を前記傾斜スリット25の下端25b側に移動させ、この状態においてハンドル10の下端部10aが係止板23と当接する迄起立させる。
そして、ロックバー31を踏んでいた足を離すと、ロックバー31がスプリング32の付勢力により傾斜スリット25の上端25a側に移動し、前記係止板23とロックバー31とによってハンドル10の下端部10aが挟持されて収納位置方向への回動が規制されて起立状態に係止されている。
一方、ハンドル10を折り畳む際には、同様にロックバー31を踏む等してロックバー31を傾斜スリット25の下端25b側に移動させる。このロックバー31の移動によって、ハンドル10とロックバー31との係止が解除されると共に、ロックバー31が枢軸27を中心としたハンドル10の下端部10aの回転軌道外に配置され、ハンドル10を、枢軸27を中心に荷台51上面側に向かって転倒させることが可能となり、これにより荷台51の上面と接触する迄ハンドル10を回動させて前述の収納位置に折り畳むことができるように構成されている(特許文献1参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2004−74933号公報(0018〜0021欄,図4−7)
1.従来の取付部構造の問題点
以上のように構成されたハンドル10の取付部構造を備えた手押し台車5において、ハンドル10の下端部10aを軸支する前述のブラケット20は、打ち抜き加工等によって所定形状に形成された一枚の金属板を曲折することにより形成されており、一例として、図13に示すように、矩形状に形成された前述の係止板と成る部分すなわち係止板部23’と、この係止板部23’の対向する二辺にそれぞれ連続して形成された二枚の軸受板となる部分,すなわち軸受板部22’,22’と、軸受板22’,22’となった際に底辺を成す一辺に連続して形成された底板となる部分すなわち底板部21’,21’とが形成された一枚の金属板を、各部分21’,22’,23’の境界(図中の破線部分)を曲折することにより形成されており、このようにして形成されたブラケット20の底板21には、その長さ方向中央に、2つの底板部21’,21’の端縁の突き合わせ部21aが形成されている(図12)
そして、このようにして形成されたブラケット20の底板21に設けられたボルト孔28,28内にボルト24,24を挿入した状態で、底板21の突き合わせ部分21a(図12参照)を例えば溶接することによって一枚の底板21が形成され、この底板21の突き合わせ部分21aと共に溶接されたボルト24,24を、荷台51に形成された取付孔内に挿入して、荷台51の裏面側より突出したこのボルト24,24にナットを螺合することにより荷台51に取り付けられている。
このように構成されたブラケット20を使用したハンドル10の取付構造を備える手押し台車5にあっては、下記のような原因によりハンドル10の取付部1にがたつきが生じたり、又はハンドル10の取付部1に破損等が生じるものとなっていた。
1−1.係止板の変形
前述のように構成された手押し台車5の走行時において、荷台51の裏面に取り付けられたキャスタ52a,52b、特に前輪を成すキャスタ52aが乗り越えられない高さの段差がある場合には、例えば荷台51の後端部を足等で後退しないように押さえた状態で、ハンドル10の上端10bを手前側(図8中左側)に引くことにより、台車5の前輪を持ち上げ、段差上に前輪を乗り上げる操作が行われている。
しかし、このような動作を行う場合、ハンドル10の下端部10aが平板状の係止板23に押圧されると共に、台車5及び台車5上に積載された荷物の重量が係止板23に集中してかかるために、パイプ材等によって形成された円筒状乃至は円柱状のハンドル10を使用すると、ハンドル10の外周上の一点と係止板23とが点接触するためにこの部分に荷重が集中して、係止板23が円筒パイプであるハンドル10の外径形状に即して湾曲・変形する。
特に、荷台51上に積載した荷物が重い場合には、台車5の重量に加えて積載した荷物の重量が係止板23に集中してかかるために、このような操作を行うことにより係止板23は容易に変形する。
1−2.底板の変形
また、図10〜図13を参照して説明したブラケット20にあっては、底板21が溶接された突き合わせ部分21aを有するが、この突き合わせ部分21a上には、ボルト孔28,28に挿入されたボルト24,24の頭部が存在するために、ボルト24,24と共にこの突き合わせ部分21aを溶接しようとする場合、ボルト24,24の頭部により覆われている突き合わせ部分を溶接することができず、図12中に太線で示した部分の突き合わせ部分21aのみが溶接可能となっている。そのために、突き合わせ部分21aの溶接長さが制約され、溶接後の突き合わせ部分21aの強度が弱いものとなっている。
その結果、手押し台車5の走行時、又は前述のように前輪(キャスタ52a)を持ち上げる動作を行った際にブラケット20にかかる荷重や、前述のように係止板23が変形することにより生じるブラケット20の歪み等によって、底板21が図10中に破線で示すように湾曲変形したり、このような変形により生じた歪みにより、突き合わせ部21aの溶接箇所が、溶接されていないボルト頭部に覆われている部分等から剥離して亀裂等を生じ易いものとなっていた。
1−3.傾斜スリットの変形
さらに、ハンドル10を起立させた状態で台車5に通常の走行を行わせた場合においても、ハンドル10を係止しているロックバー31が、収納位置側に回動しようとするハンドル10の下端部10aによって傾斜スリット25の開口縁に押し当てられ、その結果、傾斜スリット25を変形させる場合がある。
1−4.軸孔及び枢軸の偏磨耗
さらに、前述のようにパイプ材で形成されたハンドル10に形成された、枢軸27を受け入れる軸孔は、内部が空洞となっているためにこの軸孔内に挿入された枢軸27とハンドル10との接触は、ハンドル10の肉厚部分のみにおいて行われている。
その結果、枢軸27と軸孔内面との接触面積が比較的狭く、軸孔や枢軸27がこの接触部分で局部的に磨耗して偏磨耗を起こし、軸孔と枢軸27間に過度の遊びが生じた状態となる。
1−5.ハンドルの変形
また、ハンドル10が、パイプ材で形成され、内部が空洞である場合には、ロックバー31等との接触部分において変形して凹み等が生じ易いものとなっている。
また、ハンドル10に形成された、枢軸27を挿入する軸孔形成部分は他の部分に比較して強度が低下している一方、この軸支部分は梃子における支点として作用するために、ハンドル10を押し又は引くことにより加えられた力と、荷台51や荷台51上に積載された積載物の重量とが集中してかかる部分でもあることから、この部分からハンドル10が曲がったり、破損する危険性が高い。
2.解決すべき課題
このように、ハンドル取付部における各部の変形や破損により、ハンドル10は、これを起立させた状態においてロックバー31で定位置に係止できず、不必要な遊び等が生じてがたつきが生じたり、このような変形乃至は破損が進行すれば、ハンドル10を起立させた状態に保持することができず、手押し台車5としての機能が損なわれることとなる。
そこで本発明は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、変形や破損等が生じ難く、長期間の使用によってもハンドルの取付部にがたつきや破損等が生じることのない手押し台車のハンドル取付部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の手押し台車5のハンドル取付部構造は、裏面に取り付けた車輪(キャスタ52a,52b)により走行可能に構成された荷台51の,通常端部側の,上面にブラケット20を取り付け、例えば,円筒状乃至は円柱状のハンドル10の下端部10aを前記ブラケット20に軸支して、前記ハンドル10を前記荷台51上に倒した収納位置と、前記荷台51上に起立させた起立位置間で回動可能と成すと共に、前記起立位置においてハンドル10を固定可能とした手押し台車5(図8参照)において、
前記ブラケット20、前記荷台51上に載置される底板21と、該底板21より垂直方向に立設されて平行を成す2枚の軸受板22,22と、前記軸受板22,22間を垂直方向に連結する係止板23とを備え、
前記ブラケット20は、所定形状に裁断されて矩形状に形成された前記底板に対応する、すなわち、底板となる底板部21’と、該底板部21’の対向する二辺にそれぞれ連続して形成された前記二枚の軸受板と成る部分、すなわち軸受板部22’,22’と、前記各軸受板部22’,22’が前記軸受板22となったときに該軸受板の高さ方向を成す一辺22a,22aに形成された、前記係止板と成る部分すなわち係止板部23’,23’とを有する1枚の金属板を曲折することにより形成し、
前記底板部21’と前記軸受板部22’,22’との境界を同一方向に折り曲げて、前記底板21と前記二枚の軸受板22,22とが形成されていると共に、前記各軸受板部22’,22’と前記係止板23,23と成る部分との境界部分を同一方向に折り曲げて前記二枚の係止板部23’,23’を重ね合わせて例えば溶接して固着することにより、前記係止板23が形成され、
前記軸受板22,22間に前記ハンドル10の下端部10aを軸支して該ハンドル10を回動可能と成すと共に、
前記ブラケット20の前記係止板23を、前記ハンドル10を前記収納位置から起立位置に向けて回動させたときに前記ハンドル10の起立位置において該ハンドル10の下端部10aに当接して前記ハンドル10の回動を規制する位置に設け、かつ、
前記係止板23の前記ハンドル下端部10aと当接する部分を、前記ハンドル下端部10aの外形形状に対応して湾曲させたことを特徴とする(請求項1;図5,図6参照)。
前記構成のハンドル取付部1の構造において、前記ブラケット20の前記係止板23は、これを例えば二重に重ね合わせ、重合部を溶接した金属板によって構成することができる(請求項2;図5参照)。
なお、係止板23を二重構造とした前記構成と共に、前記ブラケット20の前記底板21を、例えば二重に重ね合わされ,例えば溶接により固着された金属板によって構成しても良い(請求項;図示なし)。
なお、前記ブラケット20の前記底板21には、任意のリブ,波形状断面など補強用の凹凸形状を形成しても良い(請求項)。
また、前記ハンドル10が下端を開口する筒状部材により構成されている場合には、該ハンドル10の下端に形成された開口内に、該ハンドル10の内径もしくは内壁面に対応する外径もしくは外壁面を有する円筒状乃至は円柱状等の筒状の補強材12を圧入,嵌装しても良い(請求項5;図7参照)。
この場合、前記補強材12は、前記ハンドル10の下端に設けられた開口から前記ハンドル10の前記ブラケット20に対する軸支位置を越える長さ迄挿入されていると共に、
前記ハンドル10の前記ブラケット20に対する軸支を、前記ハンドル10と該ハンドル10内に挿入された前記補強材12とを共に貫通する軸孔16を介して行うことが好ましい(請求項;図7参照)。
さらに、前記補強材12の挿入方向後端に、該補強材12の外周方向に突出するフランジ13を設けるように構成することもできる(請求項)。
以上説明した本発明の構成により、本発明の手押し台車5のハンドル取付部構造によれば、ブラケット20の係止板23がハンドル10の外径に従った湾曲形状に形成されているために、ハンドル10の下端部10aと係止板23とが面接触することとなり、押圧されたハンドル10の下端部10aの荷重が分散するために、係止板23に変形が生じることを防止することができた。
その結果、係止板23は、ハンドル10の下端部10aを常に同一の位置において係止することとなり、ハンドル10にがたつきが生じることを防止できると共に、係止板23の変形に伴うブラケット20全体の歪みの発生も防止することができ、このようなブラケット20の歪みを原因とする底板21等の変形や破損をも防止することができた。
前述の係止板23を、二重に重ねて溶接された金属板により形成した場合には、この係止板23の強度をより一層向上させることができ、これにより係止板23の変形がより生じ難いものとなった。
特に、ブラケット20を所定の形状に裁断された一枚の金属板を曲折することにより構成し、係止板23となる二枚の金属片23’,23’を重ねると共に溶接することにより前述の係止板23を形成する場合には、出来上がったブラケット20の底板21は、図12を参照して説明した従来のブラケット20のように突き合わせ部分21aの無い、一枚板により形成されるために、その強度を向上させることができると共に、重ね合わせた二枚の金属板を溶接して形成された係止板23は、他の部材(例えばボルト頭部)により覆われた部分が存在しないために、その全体を溶接することができると共に、二枚の金属片が溶接により一体的に形成されていることから、係止板23自体の強度も向上したものとなる。
同様に、底板21を重ね合わせて溶接した二枚の金属板により構成する場合には、底板21の強度を向上させることができ、ブラケット20にかかる荷重や歪みによって変形等することが防止できた。
さらに、ブラケット20の底板21に、凹凸形状を形成して補強した構成にあっては、底板21の強度を向上させることができ、底板21に変形等が生じることを好適に防止することができた。
また、筒状部材により形成されたハンドル10の下端開口内に、ハンドル10の内径に対応した外径を有する補強材12を挿入することにより、ハンドル10の下端部10aにおける強度を向上することができ、特に、この補強材12をハンドル10の下端開口からハンドル10の軸支位置を越えた位置迄挿入し、ハンドル10と共にこの補強材12にも開孔を形成して枢軸27が挿入された軸孔16とすることにより、ハンドル10にがたつきを生じさせる原因となる軸孔16及びこの軸孔16に挿入された枢軸27の偏磨耗を防止することができると共に、荷重の集中する軸孔16の形成部におけるハンドル10の強度を向上させることができ、ハンドル10に曲がりや破損等が生じることを防止することができた。
なお、前述の補強材12の挿入方向後端側にフランジ13を形成する場合には、このフランジ13がハンドル10の下端部10aに形成された開口縁に係止されて、ハンドル10内に対する補強材12の挿入長さを常に一定とすることができた。
次に、本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。
図1中、符号1は、本発明の手押し台車のハンドル取付部であり、このハンドル取付部1は、台車5の走行時に把持・操作等されるハンドル10と、このハンドル10を回動可能に軸支して台車5の荷台51上に取り付けるブラケット20により構成されている。
このブラケット20は、図3〜図5に示すように、台車5の荷台51部分を貫通するボルト24が固定される底板21と、この底板21の両端より上方に向かって立設された二枚の軸受板22,22、及び、この軸受板22,22の高さ方向の一辺間を連結する係止板23を備えると共に、前述の軸受板22,22に、ロックバー31が挿入される傾斜スリット25及び枢軸27が挿入される軸孔26が形成された基本構造を有する点においては、図8〜12を参照して説明した従来のブラケット20と同様の構造である。
しかし、従来技術として説明したブラケット20にあっては、前述の係止板23が平板状に形成されていたのに対し、本発明のブラケット20にあっては、前述の係止板23を、係止するハンドル10の外形形状に合わせた湾曲形状に構成した点で相違している。
のブラケット20は、図6に示すように打ち抜き加工等によって二枚の軸受板部22’,22’の間に、底板となる部分,すなわち底板部21’が一体的に形成され、かつ、各軸受板部22’,22’の一辺22a’,22a’より、係止板部23’,23’が突出されて一体的に形成された一枚の金属板を曲折することにより形成されており、前記係止板部23’,23’を、この係止板部23’,23’の図中一点鎖線で示す中心Oが図中紙面後方に膨出するように湾曲させると共に、図中破線で示す各部の境界部分を曲折(図6の例では,紙面前方,谷折り)し、係止板23と成る部分23’,23’を重ね合わせると共に溶接することで、ブラケット20が形成されている。
なお、このようにして形成されたブラケット20の前記底板21にはボルト孔28,28が形成されており、このボルト孔28、28内にボルト24,24を挿入し、このボルト24,24の頭部を底板21に溶接すると共に、このボルト24,24を荷台51に形成された取付孔内に挿入して荷台51の裏面側より突出したボルト24,24の先端よりナットを螺合することにより、ブラケット20が荷台51上に取り付け可能とされている。
このように形成された本実施形態のブラケット20にあっては、枢軸27を中心として図1中、反時計回り方向に対するハンドル10の回動を規制して、ハンドル10を起立位置に係止する前述の係止板23が、ハンドル10の外形形状に対応した湾曲形状に形成されていることから(図6参照)、従来のブラケット20にあっては、ハンドル10の外周上の一点と点接触していた係止板23が、ハンドル10の外周に対して面接触することとなり、係止板23にかかる荷重が分散されて係止板23の変形等が生じ難いものとなっている。
特に、本実施形態のブラケット20にあっては、係止板23が二重に重ねて溶接された金属板により形成されていることから、係止板23の強度が向上して変形が生じ難く、また、係止板23の形成部分においてこの金属板の接合を行うことにより、ボルト頭部等に影響されず溶接部分を長くとることができ、従来のブラケット20のように底板21に溶接された突き合わせ部を設ける場合に比較して、溶接部からブラケット20が破損等することを好適に防止することができるものとなっている。
好ましくは、前述のように構成されたブラケット20の底板21には、プレス成形等によって所定パターンの凹凸を形成し、この凹凸の形成による底板21の補強を行うことが好ましい。
本実施形態にあっては、図5に示すように、底板21に形成されるボルト孔28,28の周囲を他の部分より上方(図5において図面手前側)に向かって僅かに膨出させた膨出部29a,29aを設けると共に、ボルト孔28,28間の所定の位置を同様に膨出させた膨出部29bを設けることにより、底板21の長さ方向及び幅方向の双方に対してこれを変形等が生じないように補強している。
以上のように構成されたブラケット20の軸受板22,22に対するハンドル10の軸支は、ハンドル10の軸支位置からハンドルの下端部10a迄の長さを、従来のものに比較して長く形成することが好ましく、また、ロックバー31によるハンドル10の係止位置が、ハンドル10の下端部10a寄り、従って、枢軸27による軸支位置より可及的に遠い位置となるよう構成することが好ましい。
これにより、梃子における支点に相当する枢軸27の取り付け位置と、作用点に相当するハンドル10の下端部10a間の距離を長くすることができることから、力点に相当するハンドル10の上端10bに対して力を加えた際、作用点であるハンドル10の下端部10aが係止板23乃至はロックバー31に及ぼす力を減少させることができ、係止板23の変形や、ロックバー31と接触する部分のハンドル10の変形を有効に防止することができる。
ハンドル10が、図1に示すように筒状部材により形成されている場合には、ハンドル10の下端部10a開口より、ハンドル10の内径に対応した外径を有する円柱乃至は円筒状の補強材12を圧嵌し、ハンドル10のうち最も荷重のかかる下端部10a部分を補強しておくことが好ましい(図7参照)。
この補強材12の挿入方向後端には、好ましくはフランジ13が形成されており、この補強材12をハンドル10の下端部10aに設けられた開口内に挿入したときにこのフランジ13の外径が、ハンドル10の外径と一致して、段差を生じないように形成すると共に、このフランジ13の存在により、補強材12のハンドル下端部10aからの挿入長さを一定にすることができるように構成している。
この補強材12の挿入長さは、フランジ13がハンドル10の下端部10a開口縁に当接した状態において、ハンドル10に形成される軸孔16位置よりもハンドル10の上端10b側に延在される長さとし、前述の枢軸27が挿入される軸孔16が、ハンドル10と共にこの補強材13を貫通するものとして形成することが好ましい。
このように、ハンドル10の下端部10aに補強材を圧嵌することにより、筒状部材から成るハンドル10の下端部10a側の所定の区間がロックバー31や係止板23との係合により潰れることが防止できると共に、枢軸27が挿入される軸孔16部分の肉厚が、ハンドル10の肉厚と補強材12の肉厚とを合計した厚さに形成されることにより、枢軸27と軸孔16との接触面積が増大して、軸孔16の偏磨耗や、枢軸27の偏磨耗のいずれも防止することができるものとなっている。
また、折れ曲がり等の生じやすい、ハンドル10の軸孔16の形成部分が補強材12の圧嵌によって補強されることにより、ハンドル10に荷重がかかった場合であっても、ハンドル10が折れ曲がったり破損することを好適に防止することができる。
以上のように構成されたブラケット20は、図2に示すように左右一対で台車5の荷台51上に取り付けられ、このブラケット20のうちの一方のブラケットの軸受板22,22に形成された傾斜スリット25には、ロックバー31の一端が、他方のブラケットの軸受板22,22に形成された傾斜スリット25には、ロックバー31の他端がそれぞれ挿入されて、2つのブラケット20,20がこのロックバー31によって掛け渡されている。
このロックバー31のそれぞれの端部は、各ブラケット20,20にそれぞれ2枚ずつ設けられた軸受板22,22のそれぞれに形成された傾斜スリット25,25のいずれに対しても挿入されており、このロックバー31のそれぞれの端部が、各ブラケット20の軸受板22,22間を掛け渡すように取り付けられている。
そして、ブラケット20の軸孔26に挿入されてハンドル10を回動可能に軸支する枢軸27と、前述のロックバー31とを、ブラケット20に設けた2枚の軸受板22,22間の外側においてスプリング32,32で連結し、ロックバー31を傾斜スリット25の上端側25aに付勢する力を発生させている。
このロックバー31の両端部側の所定の位置、本実施形態にあっては、2つのブラケット20,20間の間隔と略等しい位置には、このロックバー31の外周側に向かって突出する凸部31a,31aが設けられており、この凸部31a,31aを、前述の傾斜スリット25を通り抜けできない程度に突出されることにより、傾斜スリット25に対するロックバー31の挿入長さが一定の範囲に規制されて、ロックバー31が軸線方向に移動することを防止している。
このように、ロックバー31の軸線方向への移動を規制することにより、ロックバー31が傾斜スリット25より抜け落ち、脱落等することが好適に防止されている。
本実施形態にあっては、この凸部31aとブラケット20の軸受板22間に、ロックバー31を付勢する前述のスプリング32の、ロックバー31側の取り付け端を配置して、このスプリング32の取付位置がロックバー31の軸線方向に移動することについても防止し、ロックバー31の両端に対して均等な付勢力が生じるように構成している。
以上のように構成されたハンドル10の取付部構造を備えた手押し台車5にあっては、台車5の荷台51上に接触した収納位置にあるハンドル10を起立させる場合には、前述のロックバー31を足で踏む等して前述のコイルスプリング32の付勢力に抗して傾斜スリット25内をその下端25b側に移動させておき、枢軸27を中心としたハンドル下端部10aの回転軌道上より外れる位置にロックバー31を配置しておく。
この状態において、ハンドル10を起こすと、所定の起立位置においてハンドル10のそれぞれの下端部10a,10aが、各ブラケット20,20に形成された係止板23と接触してその回動が規制され、ハンドル10の回動が停止する。
このようにして、ハンドル10の下端部10aが、ブラケット20の係止板23に接触する迄回動させて、起立したときに、傾斜スリット25の下端25b側に移動されていたロックバー31を踏んでいる足を離すと、ロックバー31はスプリング32の付勢力により枢軸27方向に移動して傾斜スリット25の上端25a側に移動する。このロックバー31の移動によって、ロックバー31がハンドル10の下端部10aと接触し、前述の係止板23とロックバー31間においてハンドル10の下端部10a乃至は下端部10a近傍の所定の位置が挟持されてハンドル10が起立状態に係止・維持される。
また、逆に、ハンドル10を収納位置に折り畳む場合には、ロックバー31を足で踏む等して傾斜スリット25の下端25b側に移動させ、ハンドル10の下端部10aとの接触状態を解除すると共に、このロックバー31をハンドル10の下端部10aの回転軌道上より外れる位置に配置することにより、ハンドル10とロックバー31との係止状態が解除されて、ハンドル10を台車5の荷台51方向に向かって転倒させることが可能となる。
前述のように、ハンドル10を起立位置に係止した状態において台車5の走行が行われるが、このような台車5の走行に際し、台車5を後退させる場合、又は台車5の前輪側を持ち上げて段差等を乗り越える場合には、前述のハンドル10の上端部10bを、図1中左側に引く力を加える。
この操作を行うことによりハンドル10には枢軸27を中心として反時計回りの方向に回動しようとする力が生じ、その結果、ハンドル10の下端部10aが係止板23に押圧されることとなるが、前述のようにこの係止板23をハンドル10の外径形状と一致する形状に湾曲させたこと、この係止板23を二重に重ねられた金属板を溶接して形成したこと、枢軸27による軸支位置からハンドル下端部10a迄を可及的に長い距離としたこと等から、係止板23の変形が生じ難いものとなっている。
また、前述のように係止板23においてブラケット20の接合部を構成したことから、金属板の突き合わせ部を溶接することにより形成されていた従来のブラケット20のように底板21に溶接部が無くなり、底板21の強度が向上しているために、前述のように、係止板23を湾曲形状としたこととも相俟って係止部の変形に伴って生じるブラケット20全体に歪みの発生が生じず、底板21に変形等が生じることも好適に防止されていると共に、底板21を凹凸にして補強した場合には、底板21の強度がより一層向上して、底板21が変形等することが確実に防止されている。
一方、通常の走行状態で使用する場合にあっては、ハンドル10の上端10bには、図1中右方向に押す力が加えられることとなり、その結果、ハンドル10は枢軸27を中心とした時計回り方向に回動しようとする力が生じて、ハンドル10の下端部がロックバー31に押圧されることとなるが、前述のように、枢軸27によるハンドル10の軸支位置から、前記ロックバー31との係止位置迄の長さを可及的に長くとることにより、ハンドル10の下端部10aが前記ロックバー31を押圧する力を可及的に小さくすることができ、その結果、傾斜状スリット25の開口縁が変形し、また、ハンドル10やロックバー31が変形することが防止されている。
また、ハンドル10の下端部10aに形成された開口部内には、前述のような補強材12が圧嵌されているために、ハンドル10の下端部10aから軸孔16を越える所定の位置まで補強されているために、ハンドル10が潰れ、又は曲がることが防止されていると共に、前記軸孔16を、ハンドル10と補強材12とを共に貫通するものとして形成することにより、この軸孔16内に前述の枢軸27を挿入して軸支すると、枢軸27に対する軸孔16内径の接触面積が拡がり、枢軸27や軸孔16の偏磨耗を防止することができるものとなっている。
このように、本発明のハンドル10の取付部1の構造を備えた手押し台車5にあっては、前述のようにこの取付部1を構成する各部が変形や破損等の生じ難い構成を備えていることから、これらの各部の変形や破損によって生じるハンドル10のがたつき等が生じ難く、長期間の使用に耐え得る手押し台車5のハンドル10の取付部を提供し得る。
なお、以上説明した実施形態のハンドル取付部の構造にあっては、ブラケット20の底板21を単層構造のものとして説明したが、底板21を重ね合わせた金属板を溶接して形成した2重構造のものとしても良い。この場合においても、前述の係止板23を、ハンドル10の下端部形状に対応して湾曲させる。
このように底板21と成る二枚の金属板を重ね合わせることにより、形成されたブラケット20の底板21には、図12を参照して説明した従来のブラケット20のように突き合わせ部分21aが形成されず、しかも、重ね合わせて溶接された底板21の強度を向上させることができると共に、二枚の金属板を共に貫通するボルト孔を設け、このボルト孔内にボルトを挿入することによって、底板21を構成する二枚の金属板がずれることなく重合状態を維持されるために、これを極めて強固なものとすることができる。
ハンドル取付部の全体構成を示す左側面図。 ハンドル取付部の全体構成を示す背面図。 ブラケットの右側面図。 ブラケットの背面図。 ブラケットの平面図。 ブラケットの展開図(曲げ加工前の状態)。 ハンドル下端部の概略断面図。 従来の手押し台車の概略左側面図。 従来のハンドル取付部の全体構成を示す背面図。 従来のブラケットの右側面図。 従来のブラケットの背面図。 従来のブラケットの平面図。 従来のブラケットの展開図(曲げ加工前の状態)
符号の説明
1 ハンドル取付部
5 台車
51 荷台
52a,52b 車輪(キャスタ)
10 ハンドル
10a 下端部(ハンドルの)
10b 上端部(ハンドルの)
12 補強材
13 フランジ
16 軸孔
20 ブラケット
21 底板
21’ 底板部
21a 突き合わせ部分
22 軸受板
22’ 軸受板部
22a 一辺(軸受板の)
23 係止板
23’ 係止板部
24 ボルト
25 傾斜スリット
25a 上端(傾斜スリットの)
25b 下端(傾斜スリットの)
26 軸孔
27 枢軸
28 ボルト孔
29a,29b 膨出部
31 ロックバー
31a 凸部(ロックバーの)
32 スプリング

Claims (7)

  1. 裏面に取り付けた車輪により走行可能に構成された荷台の上面にブラケットを取り付け、ハンドルの下端部を前記ブラケットに軸支して、前記ハンドルを前記荷台上に倒した収納位置と、前記荷台上に起立させた起立位置間で回動可能と成すと共に、前記起立位置においてハンドルを固定可能とした手押し台車において、
    前記ブラケットは、前記荷台上に載置される底板と、該底板より垂直方向に立設されて平行を成す2枚の軸受板と、前記軸受板間を垂直方向に連結する係止板とを備え,
    前記ブラケットは、所定形状に裁断されて矩形状に形成された前記底板に対応する底板部と、該底板部の対向する二辺にそれぞれ連続して形成された前記2枚の軸受板に対応する軸受板部と、該各軸受板部が前記軸受板となったときに該軸受板の高さ方向を成す一辺に形成された、前記係止板に対応する係止板部とを有する1枚の金属板を曲折することにより形成されており、
    前記底板部と前記軸受板部との境界を同一方向に折り曲げて、前記底板と前記二枚の軸受板とが形成されると共に、前記各軸受板部と前記係止板部との境界部分を同一方向に折り曲げて前記二枚の係止板部を重合することにより、前記係止板が形成され、かつ、
    前記軸受板間に前記ハンドルの下端部を軸支して該ハンドルを回動可能と成すと共に、
    前記ブラケットの前記係止板を、前記ハンドルを前記収納位置から起立位置に向けて回動させたときに前記ハンドルの起立位置において該ハンドルの下端部に当接して前記ハンドルの回動を規制する位置に設け、かつ、
    前記係止板の前記ハンドル下端部と当接する部分を、前記ハンドル下端部の外形形状に対応して湾曲させたことを特徴とする手押し台車のハンドル取付部構造。
  2. 前記ブラケットの前記係止板が、重合溶接された金属板によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の手押し台車におけるハンドル取付部構造。
  3. 前記ブラケットの前記底板が、重合された金属板によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の手押し台車におけるハンドル取付部構造。
  4. 前記ブラケットの前記底板に、補強用の凹凸形状を形成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の手押し台車のハンドル取付部構造。
  5. 前記ハンドルが下端を開口する筒状部材により構成されており、該ハンドルの下端に形成された開口内に、該ハンドルの内径もしくは内壁面に対応する外径もしくは外壁面を有する補強材を圧嵌したことを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載の手押し台車のハンドル取付部構造。
  6. 前記補強材が、前記ハンドルの下端に設けられた開口から前記ハンドルの前記ブラケットに対する軸支位置を越える長さ迄挿入されていると共に、
    前記ハンドルの前記ブラケットに対する軸支を、前記ハンドルと該ハンドル内に挿入された前記補強材とを共に貫通する軸孔を介して行うことを特徴とする請求項記載の手押し台車のハンドル取付部構造。
  7. 前記補強材の挿入方向後端に、該補強材の外周方向に突出するフランジを設けたことを特徴とする請求項5又は6記載の手押し台車のハンドル取付部構造。
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