JP3903988B2 - 窒化物半導体素子 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)、太陽電池、光センサー等の発光素子、受光素子、あるいはトランジスタ、パワーデバイス等の電子デバイスに使用される窒化物半導体(例えば、InaAlbGa1-a-bN、0≦a、0≦b、a+b≦1)を用いた窒化物半導体素子に関する。
窒化物半導体は青色発光素子(LED,LD)、純緑色発光素子を構成することができる半導体材料として注目されて、活発に研究開発が進められている。現在、この窒化物半導体を用いた素子として、高輝度青色LED、純緑色LED等がフルカラーLEDディスプレイ、交通信号灯、イメージスキャナー光源等の光源として実用化されているが、今後ますます幅広い用途に使用されることが期待される。これらのLED素子は基本的に、サファイア基板上にGaNよりなるバッファ層と、SiドープGaNよりなるn側コンタクト層と、単一量子井戸構造(SQW:Single-Quantum- Well)のInGaN、あるいはInGaNを有する多重量子井戸構造(MQW:Multi-Quantum-Well)の活性層と、MgドープAlGaNよりなるp側クラッド層と、MgドープGaNよりなるp側コンタクト層とが順に積層された構造を有しており、例えば、20mAにおいて、発光波長450nmの青色LEDで5mW、外部量子効率9.1%、520nmの緑色LEDで3mW、外部量子効率6.3%と非常に優れた特性を示す。
特開2000−101142号公報 特開2003−060236号公報 特開2002−231999号公報
しかしながら、今後窒化物半導体素子の用途が広がるに従って、発光強度及び発光効率に加え、リーク電流の低減や静電耐圧の向上がさらに望まれることが予想される。
そこで、本発明はリーク電流が低くかつ静電耐圧の高い窒化物半導体発光素子を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明に係る窒化物半導体素子は、それぞれ複数の窒化物半導体層からなるp側層とn側層の間に窒化物半導体からなる活性層を有する窒化物半導体素子であって、前記p側層は、p型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層とが交互に積層され、p型窒化物半導体層上にpオーミック電極が形成されてなるp側コンタクト層と、前記p側コンタクト層と前記活性層の間に、p−AlGaNからなる第1層とp−InGaN若しくはp−GaNからなる第2層とを交互に形成してなる超格子p型層と、
有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る窒化物半導体発光素子において、上記p型コンタクト層がp型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層とを交互に積層することにより形成されているので、p側が負でn側が正の逆方向に電圧が印加された場合に、静電破壊電圧(静電耐圧)を高くできかつリーク電流を小さくできる。これは、主として上記p型コンタクト層内のpn接合に逆バイアス電圧が印加されることによるものと考えられる。
また、本発明に係る窒化物半導体素子では、超格子p型層とp型コンタクト層の間に隣接する層よりも不純物濃度が低いAlGaN又はGaN層を有していてもよい
本発明に係る窒化物半導体素子は、窒化物半導体からなるp側層とn側層の間に窒化物半導体からなる活性層を有する窒化物半導体素子であって、前記p側層は、p型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層とが交互に積層され、p型窒化物半導体層上にpオーミック電極が形成されてなるp側コンタクト層と、前記p側コンタクト層と活性層の間に、少なくともAlGaNを有するクラッド層、前記p型コンタクト層と前記クラッド層の間に設けられ、隣接する層よりもMg濃度が低いAlGaN又はGaN層と、を有することを特徴とする。
また、前記クラッド層として機能する層は、p−AlGaNからなる第1層とp−InGaN若しくはp−GaNからなる第2層とを交互に形成してなる超格子p型層であることが好ましい。
また、前記p型窒化物半導体層にはMgがドープされていてもよい。
さらに、前記p型窒化物半導体層のMgのドープ量は、1×1018/cm〜1×1021/cmであることが好ましい。
また、本発明に係る窒化物半導体素子において、前記超格子p型層の第1層と第2層にはそれぞれ、前記p型窒化物半導体層より少ない量のMgがドープされていることが好ましい。
さらに、本発明に係る窒化物半導体素子において、前記第1層の膜厚と前記第2層の膜厚は、前記n型窒化物半導体層膜厚及び前記p型窒化物半導体層の膜厚より薄いことが好ましい。
また、本発明に係る窒化物半導体素子において、前記n型窒化物半導体層は、アンドープ又はSiをドープして得られるGaN層であることが好ましい。
また、本発明に係る窒化物半導体素子において、前記p型窒化物半導体層及び前記n型窒化物半導体層は、それぞれGaNらなっていてもよい。
また、本発明に係る窒化物半導体素子において、前記p側コンタクト層は、1つのp型窒化物半導体層と1つのn型窒化物半導体層とを1周期として、1周期以上30周期以下で積層されていてもよい。
また、前記pオーミック電極は、前記p側コンタクト層上のほぼ全面に形成され、前記p型オーミック電極上の一部にpパッド電極が形成された窒化物半導体発光素子であってもよい。
以上、詳細に説明したように、本発明に係る窒化物半導体素子は、上記p型コンタクト層内にpn接合が形成されているので、正の逆方向に電圧が印加された場合における静電破壊電圧(静電耐圧)を高くできかつリーク電流を小さくできる。
これにより、より高い静電耐圧が要求される用途に適用することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態の窒化物半導体素子について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である窒化物半導体素子(LED素子)の構造を示す模式的断面図であり、本実施の形態の窒化物半導体素子はサファイア基板1の上に、
(1)AlGaNよりなるバッファ層2、
(2)アンドープGaN層3、
(3)SiドープGaNよりなるn型コンタクト層4、
(4)アンドープGaN層5、
(5)SiドープGaN層6、
(6)アンドープGaN層7、
(7)GaN/InGaN超格子n型層8、
(8)InGaN層を井戸層としGaN層を障壁層とする多重量子井戸構造の活性層9、
(9)p−AlGaN/p−InGaN超格子p型層10、
(10)MgドープGaN/SiドープGaN変調ドープp側コンタクト層11、
が順に積層された構造を有し、以下のようにp側及びn側の電極が形成されて構成されている。
nオーミック電極21は、例えば、素子の隅部においてp側コンタクト層11からアンドープGaN層5までをエッチングにより除去して、n型コンタクト層4の一部を露出させ、露出させたn型コンタクト層4上に形成する。
また、p側の電極としては、p側コンタクト層11上のほぼ全面にpオーミック電極22を形成し、そのpオーミック電極22上の一部にpパッド電極23を形成している。
ここで、特に本実施の形態の窒化物半導体素子は、p側コンタクト層11をMgドープGaN層11aとSiドープGaN層11bとを交互に積層した変調ドープ層により構成したことを特徴とし、これによりリーク電流を低減しかつ静電耐圧を向上させている。
本実施の形態において、p側コンタクト層11(SiドープGaN層11b)における好ましいSiのドープ量としては1×1017/cm〜1×1021/cm、さらに好ましくは1×1018/cm〜5×1019/cmの範囲に調整する。1×1017/cm以上とすることで、リーク電流を小さくする効果が顕著に現れ、1×1021/cmより大きくなると結晶性が悪くなり、発光効率が低下する傾向にあるからである。
また、p側コンタクト層11(MgドープGaN層11a)における好ましいMgのドープ量としては、1×1018/cm〜1×1021/cm、さらに好ましくは1×1019/cm〜3×1020/cmとする。1×1018/cm以上とすることで、pオーミック電極とより良好なオーミック接触が得られ、また、1×1021/cmより大きくすると、多量にSiをドープする場合と同様、結晶性が悪くなってしまうからである。
また、本発明において、p−AlGaN/p−InGaN超格子p型層10は、クラッド層として機能し、光の閉じこめ、および活性層への正孔が注入される層となる。
このp−AlGaN/p−InGaN超格子p型層10はp型とするために、p型不純物、例えば、Mgがドープされるが、p−AlGaN層に対するMgのドープ量とp−InGaN層に対するMgのドープ量は同一であっても異なっていても良いが、それぞれp側コンタクト層のMgドープGaN層11aのMgのドープ量よりも少ない量に設定することが好ましく、これによりVf(順方向電圧)をより低くできる。
また、p−AlGaN/p−InGaN超格子p型層10のp−InGaN層はMgドープのGaN層で構成することもできる。
また、p−AlGaN/p−InGaN(p−GaN)超格子p型層10において、p−AlGaN層及びp−InGaN(p−GaN)層の各膜厚は、100Å以下、より好ましくは70Å以下、よりいっそう好ましくは10〜40Åの範囲に設定する。この場合、p−AlGaN層の膜厚とp−InGaN(p−GaN)層の膜厚は、同一であっても異なっていても良い。超格子p型層10は、p−AlGaN層とp−InGaN(p−GaN)層を交互に成長させて形成するが、例えば、p−AlGaN層から積層してp−AlGaN層で終わってもよく、p−InGaN(p−GaN)層から始めてp−InGaN(p−GaN)層で終わってもよい。しかしながら、InGaN層は熱分解しやすいので、InGaN層の表面が長時間、高温雰囲気中に曝されないように、p−AlGaN層で終わっていることが好ましい。
さらに、p−AlGaN/p−InGaN(p−GaN)超格子p型層10の総膜厚は、発光出力を高くしかつVfを低くするために、2000Å以下に設定することが好ましく、より好ましくは1000Å以下、さらに好ましくは500Å以下に設定する。
また、p−AlGaN/p−InGaN(p−GaN)超格子p型層10の各膜厚は、p型コンタクト層の各膜厚よりも薄くすることが好ましい。すなわち、多層膜のp型コンタクト層に隣接する層を超格子層とし、各膜厚をp型コンタクト層のn型層及びp型層のそれぞれの膜厚よりも薄くすることで、さらに静電耐圧の高い窒化物半導体素子を構成できる。
又、本実施の形態では、p−AlGaN/p−InGaN超格子p型層10を用いた形について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、少なくとも、AlGaNを有していれば良く、AlGaN単一層でもよい。p−AlGaN/p−InGaN超格子とすることで、AlGaN単一層と比べて結晶性が良くなり、抵抗率がさらに低下しVが低下する傾向にある。
以上の実施の形態では、Vfを低くするために、好ましい形態として、p型コンタクト層をそれぞれGaNからなるn型窒化物半導体層(SiドープGaN層)とp型窒化物半導体層(MgドープGaN層)により構成したが、本発明はこれに限られるものではない。また、微量のInを含むInGaNもしくは微量のAlを含むAlGaNであれば、実質的にGaNと同様の効果が得られる。また、その他の微量の元素(In,Al以外の元素)がGaNに含まれていても同様、GaNと同等の効果が得られる。
また、上述の実施の形態では、p型コンタクト層を構成するn型窒化物半導体層としてSiドープGaN層を用いたが、本発明はこれに限られるものではなく、n型窒化物半導体層はアンドープ層のn型層で構成してもよい。すなわち、本発明では、アンドープの窒化物半導体層がn型の導電性を示すことを利用して、n型窒化物半導体層としてアンドープの窒化物半導体層を用いても良い。尚、n型窒化物半導体層としてアンドープの窒化物半導体層を用いる場合、アンドープのGaN層を用いることが好ましい。より好ましくは、アンドープのGaN層とMgドープのGaN層とを組み合わせて、p型コンタクト層を構成する。
以下、実施例を用いて本発明についてより具体的に説明する。
まず、実施例1として、p側コンタクト層11におけるMgドープGaN層11aとSiドープGaN層11bの膜厚比を変えた3種類のサンプルを作製して、逆方向の静電耐圧特性をそれぞれ評価した。
本実施例1において、各半導体層の膜厚は表1に示すように設定し、各サンプルのp側コンタクト層11におけるMgドープGaN層11aとSiドープGaN層11bの膜厚の比は表2に示すようにした。
表1
Figure 0003903988
表2
Figure 0003903988
尚、本実施例1において、GaN層11aのMgドープ量は1×1020cm−3とし、GaN層11bのSiドープ量は5×1018cm−3とした。
また、各サンプルは1つのGaN層11aと1つのGaN層11bとを1周期として10周期とした。
以上のようにして作製したサンプル1〜3においてそれぞれ静電破壊電圧を評価した結果を図2のグラフに示す。
尚、図2のグラフの縦軸は基準サンプル(比較例)の静電破壊電圧により規格化した値で示している。この基準サンプルはp側コンタクト層をMgが1×1020cm−3ドープされたGaNからなる単層とした以外は実施例1と同様に構成されている。
図2のグラフに示すように、本実施例1のサンプル1〜3のいずれのサンプルについても、静電破壊電圧が比較例より向上していることが確認された。
また、これにより膜厚比を7:3とすることで、静電破壊電圧を最も高くできることが確認された。
実施例1の変形例
実施例1では、超格子p型層と、p型コンタクト層11の間に、不純物濃度が低いAlGaN又はGaN層を形成することができ、これにより、より静電耐圧を高くできる。この低濃度AlGaN又はGaN層は好ましくは0.5μm以下、例えば、0.2μmの膜厚で形成する。この層は、アンドープで形成してもよく、p型不純物、例えばMgをドープしながら形成しても良いが、Mgをドープしながら形成する場合は、隣接する層のMg濃度よりも低くなるようにする。このようにすると、実施例1の素子に比較して、より静電耐圧を高くできる。
実施例1のサンプル1〜3に、MgドープGaN層11aの膜厚を36ÅとしSiドープGaN層11bの膜厚を84Åとしたサンプル4を加え、各サンプルについてそれぞれ、SiドープGaN層11bにおけるSiドープ量を0〜1.5×1019cm−3まで変化させて各サンプルについて、順方向電圧と発光出力を評価した。
その結果を図3、図4に示す。
この図3に示すように、サンプル1〜3においては、順方向電圧を上昇させることがないことが確認され、図4に示すように発光出力についてはサンプル1〜4はいずれも基準サンプルと同等又はそれ以上であることが確認された。
尚、図4のE+18及びE+19は、それぞれ(×1018)及び(×1019)を意味するものであり、単位はcm−3である。
実施例3では、MgドープGaN層11aとSiドープGaN層11bとの積層周期を10周期と固定し、MgドープGaN層11aの膜厚を84ÅとしSiドープGaN層11bの膜厚を36Åとしたサンプルにおいて、SiドープGaN層11bのSiドープ量を、1.0×1018/cm、2.5×1018/cm、5×1018/cmとした3種類のサンプルを作製して、その静電破壊電圧を測定した。
その結果を、図5に示す。
図5に示すように、SiドープGaN層11bにおけるSiドープ量が増加するほど、静電破壊電圧が向上することが確認された。
実施例4では、MgドープGaN層11aとSiドープGaN層11bとの膜厚比を7:3に固定し、その周期を変えた、以下の表3の5種類のサンプルを作製して、それぞれ順方向電圧、発光出力及び静電破壊電圧について測定した。
表3
Figure 0003903988

ここで、SiドープGaN層11bのSiドープ量は、5×1018/cmとした。
その結果を、図6、図7及び図8に示す。
図6及び図7に示すように、順方向電圧及び発光出力は積層周期数にはほぼ依存しないことが確認された。
また、図8に示すように、静電破壊電圧は、10周期の場合が最も高くなり、次は15周期の場合であった。
実施例5では、MgドープGaN層11aの膜厚(84Å)とSiドープGaN層11bの膜厚(36Å)の比を7:3とし、それを1周期として10周期繰り返して構成したコンタクト層において、SiドープGaN層11bのSiドープ量を0〜1.5×1019/cmの範囲で種々変化させて順方向電圧と発光出力を評価した。
その結果を図9、図10に示す。
図9に示すように、発光出力及び順方向電圧はSiドープGaN層11bのSiドープ量にはほとんど依存しないことが確認された。
実施例6では、MgドープGaN層11aの膜厚(84Å)とSiドープGaN層11bの膜厚(36Å)の比を7:3とし、それを1周期として10周期繰り返して構成したコンタクト層において、SiドープGaN層11bのSiドープ量を0〜1.5×1019/cmの範囲で種々変化させた各サンプルにおいて、ホール測定を熱アニールの前後で行った。
尚、熱処理は、650℃、0.5時間で行った。
その結果を図11に示す。
その結果、SiドープGaN層11bに、5×1018/cm、1×1019/cmの比較的ドープ量の多いサンプルについては、熱アニールにより抵抗率の減少が顕著であることが確認された。
また、これらの抵抗率は、p−コンタクト層をp−GaNの単層膜で構成した場合の抵抗率である10Ω・cmより低い値であり、本願のMgドープGaN層11aとSiドープGaN層11bとが交互に積層されてなるコンタクト層は低抵抗化にも有効であることが確認された。
本発明に係る実施の形態の窒化物半導体素子の模式的な断面図である。 本発明に係る実施例1の各サンプルの静電破壊電圧を示すグラフである。 本発明に係る実施例2の各サンプルの順方向電圧を示すグラフである。 実施例2の各サンプルの発光出力を示すグラフである。 本発明に係る実施例3の各サンプルの静電破壊電圧を示すグラフである。 本発明に係る実施例4の各サンプルの順方向電圧を示すグラフである。 実施例4の各サンプルの発光出力を示すグラフである。 実施例4の各サンプルの静電破壊電圧を示すグラフである。 本発明に係る実施例5の各サンプルの順方向電圧を示すグラフである。 実施例5の各サンプルの発光出力を示すグラフである。 本発明に係る実施例6の各サンプルの熱処理前後の抵抗率を示すグラフである。
符号の説明
1…サファイア基板、
2…バッファ層、
3…アンドープGaN層、
4…n型コンタクト層、
5…アンドープGaN層、
6…SiドープGaN層、
7…アンドープGaN層、
8…GaN/InGaN超格子n型層、
9…多重量子井戸構造の活性層、
10…p−AlGaN/p−InGaN超格子p型層、
11…MgドープGaN/SiドープGaN変調ドープp側コンタクト層、
11a…MgドープGaN層、
11b…SiドープGaN層、
21…nオーミック電極、
22…pオーミック電極、
23…pパッド電極。

Claims (12)

  1. それぞれ複数の窒化物半導体層からなるp側層とn側層の間に窒化物半導体からなる活性層を有する窒化物半導体素子であって、
    前記p側層は、
    p型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層とが交互に積層され、p型窒化物半導体層上にpオーミック電極が形成されてなるp側コンタクト層と、
    前記p側コンタクト層と前記活性層の間に、p−AlGaNからなる第1層とp−InGaN若しくはp−GaNからなる第2層とを交互に形成してなる超格子p型層と、
    を有することを特徴とする窒化物半導体素子。
  2. 前記超格子p型層と前記p型コンタクト層の間に隣接する層よりも不純物濃度が低いAlGaN又はGaN層を有する請求項1に記載の窒化物半導体素子。
  3. 窒化物半導体からなるp側層とn側層の間に窒化物半導体からなる活性層を有する窒化物半導体素子であって、
    前記p側層は、
    p型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層とが交互に積層され、p型窒化物半導体層上にpオーミック電極が形成されてなるp側コンタクト層と、
    前記p側コンタクト層と活性層の間に、少なくともAlGaNを有するクラッド層
    前記p型コンタクト層と前記クラッド層の間に設けられ、隣接する層よりもMg濃度が低いAlGaN又はGaN層と、
    を有することを特徴とする窒化物半導体素子。
  4. 前記クラッド層として機能する層は、p−AlGaNからなる第1層とp−InGaN若しくはp−GaNからなる第2層とを交互に形成してなる超格子p型層である請求項3に記載の窒化物半導体素子。
  5. 前記p型窒化物半導体層にはMgがドープされている請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
  6. 前記p型窒化物半導体層のMgのドープ量は、1×1018/cm〜1×1021/cmである請求項5に記載の窒化物半導体素子。
  7. 前記超格子p型層の第1層と第2層にはそれぞれ、前記p型窒化物半導体層より少ない量のMgがドープされている請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
  8. 前記第1層の膜厚と前記第2層の膜厚は、前記n型窒化物半導体層膜厚及び前記p型窒化物半導体層の膜厚より薄い請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
  9. 前記n型窒化物半導体層は、アンドープ又はSiをドープして得られるGaN層である請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
  10. 前記p型窒化物半導体層及びn型窒化物半導体層は、それぞれGaNらなる請求項1〜9のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
  11. 前記p側コンタクト層は、1つのp型窒化物半導体層と1つのn型窒化物半導体層とを1周期として、1周期以上30周期以下で積層される請求項1〜10のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
  12. 前記pオーミック電極は、前記p側コンタクト層上のほぼ全面に形成され、前記p型オーミック電極上の一部にpパッド電極が形成されている半導体発光素子であることを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載の窒化物半導体素子。
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