JP3903798B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料電池システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
純水素燃料方式の燃料電池自動車においては、水素の貯蔵方式として、高圧水素タンク方式、水素貯蔵金属(MH)方式、液化水素タンク方式、カーボン系の水素吸着材料方式等が知られている。その中で近年最も実用化が近いと考えられているのが、高圧水素タンク方式であり、水素は高圧(20〜100MPa)の状態で貯蔵することになる。一方、FCスタックへの水素の供給圧は、水素貯蔵タンクよりもかなり低圧(0.1〜0.5MPa程度)であるため、レギュレータ等で減圧して供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、高圧水素をレギュレータや絞りで減圧しており、等エンタルピ膨張であり、水素の膨張エネルギーを回収できていなかった。
【0004】
また、特に燃料電池システムを搭載した燃料電池自動車においては、燃料1充填あたりの走行距離をのばすためにも、エネルギーを効率的に使用することが課題である。
【0005】
さらに、燃料電池自動車においては、燃料電池、モータ、インバータ等の発熱体が多いが、冷却媒体(低熱源)としては、外気もしくはエアコンでつくった冷気等しかなく、前者は夏場においては温度が高いため冷却能力が低下し、また後者は比較的大きな消費動力が必要であるという課題があった。
【0006】
本発明は以上の課題に鑑みて案出されたものであって、燃料電池システム内において発生する廃エネルギーを積極的に利用することを狙うものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明においては、水素の膨張エネルギーを用いて未反応ガス中から凝縮水を回収することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、水素の膨張エネルギーを用いて一方の熱交換器では未反応ガスから凝縮水を回収することができ、他方の熱交換器ではこれに対する送風機を駆動することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明においては、一体化により全体のコンパクト化を更に達成することができる。
【0015】
請求項4に記載された発明では、水素の膨張により得られる熱(低温)を車室内空気と熱交換させることにより、熱回収を行って車室内を冷却することができる。
【0016】
【発明の実施形態】
(第1実施形態)
図1は、燃料電池システムにおける本発明の実施例(システム構成図)である。1は高圧水素タンク、2は燃料電池、3は膨張機、4はエアコンプレッサ、5は燃料電池冷却用ファン、6は冷却水循環用ポンプ、7は放熱器、8は電動モータ、9は冷却水循環経路、10は水素供給経路、11は水素シャットバルブ、12は未反応空気排出経路、13は未反応水素排出経路、14は回転軸、20は凝縮器用ファン、21は凝縮回収器、22は凝縮用熱交換器、23は液回収用バルブ、24は未反応空気入口、25は未反応空気出口、26は外気入口、27は外気出口、28は水排出経路を、それぞれ示している。
【0017】
燃料電池2はアノード側に水素、カソード極に酸素(空気)が送りこまれ、発電を行うものであり、燃料電池の種類としては、固体高分子型の燃料電池である。この燃料電池2は発電と同時に熱も発生する。
【0018】
高圧水素タンク1は水素供給経路10を介して燃料電池2と接続されている。タンク1の圧力としては、25MPa、35MPaもしくは70MPa等が一般によく知られている。
【0019】
上記水素供給経路10には、水素シャットバルブ11と膨張機3とが設置されている。膨張機3には膨張エネルギーを回転機械出力として取り出す回転軸14が取り付けられ、該回転軸14の一端にはファン20が取り付けられている。
【0020】
燃料電池2、ポンプ6、放熱器7は循環経路9により直列に接続されている。
【0021】
ポンプ6は燃料電池2に冷却水(例えばLLC)を送り込み、冷却水は燃料電池2を通過する際に該燃料電池2を冷却し、燃料電池2から受け取った熱は放熱器7で放熱される。ファン5は電動モータ8と接続され、放熱器7に外気を送風する。
【0022】
燃料電池2の未反応空気の排出口と未反応空気入口24とは排出経路12で接続されている。
【0023】
熱交換器22は回収器21の内部に設置されている。ファン20によって送風された外気は熱交換器22の内部を通って外気出口27から排出される。回収器21の下部にはバルブ23が設置されている。該バルブ23の回収器21の反対側に水排出経路28が接続されている。
【0024】
未反応空気入口24から流入した未反応空気は、21の内部を通って未反応空気出口25から排出される。
【0025】
次に実施形態1の作動について、説明する。高圧水素タンク1から水素を減圧した状態で該水素を燃料電池2に供給する際に、膨張機3により水素の膨張エネルギーを回収し、回収した膨張エネルギーを機械エネルギーとして取り出し、燃料電池2の未反応空気に含まれる蒸気を凝縮させる凝縮用熱交換器22へ外気を送風する。得られた凝縮水は、燃料電池2へ送り込む酸素(大気)ガスもしくは水素ガスの加湿用等に利用する。本システムにより、外部からエネルギーを供給することなしに水素の膨張エネルギーを利用して凝縮量を大幅に増加させることができる。
【0026】
ところで、燃料電池2を発電させるときは、バルブ11を開きタンク1から膨張機3へ水素を供給する。膨張機3に入った水素は、該膨張機3で膨張減圧し水素供給経路10を通って燃料電池2に供給される。膨張機3で水素が膨張する際に水素の膨張エネルギーを回転軸14にて回転機械エネルギーとして取り出し、ファン20を回転させる。ファン20の回転により、外気が入口26を通って熱交換器22に送り込まれる。一方、コンプレッサ4により燃料電池2に送り込まれた空気はその酸素の一部が燃料電池2において水素と反応し発電する。発電反応により水が生成するが、その水は燃料電池2から排出される未反応空気ガスあるいは未反応水素ガスと共に燃料電池2から排出される。したがって、燃料電池2から排出された未反応空気ガスあるいは未反応水素ガスには水が液または気体(蒸気)の形で含まれている。未反応空気ガスは燃料電池2から排出され、排出経路12を通って未反応空気入口24から回収器21に供給され、未反応空気出口25から排出される。そのとき、熱交換器22において外気と未反応空気ガスが熱交換を行い、未反応空気ガスに含まれる水蒸気は熱交換器22の表面で凝縮する。凝縮水は、重力により回収器21の下部にたまる。回収器21の下部に溜まった水は、バルブ23を開くことで水排出経路28から外部へ送られ、加湿等に利用される。固体高分子型の燃料電池の場合、燃料電池2の運転温度は80℃前後であり、燃料電池2から排出される未反応空気ガス、未反応水素ガス共に80℃前後である。
【0027】
高圧水素タンクを用いた燃料電池システムにおいて、水素の供給制御は、燃料電池内部もしくは前後の水路経路の圧力が所望の値となるように高圧水素タンクから燃料電池までの水素経路に設けられた圧力調整バルブ(レギュレータ)にて行っていた。今回、膨張機を取り付け、膨張機によって水素の膨張エネルギーを回収するだけでなく、圧力調整機能を膨張機に担わせることで、圧力調整バルブも廃止できる。これによりシステムが複雑化することなく膨張エネルギーの回収が可能となる。つまり、膨張エネルギー回収機能付きレギュレータである。
【0028】
(第2実施形態)
図2は、燃料電池システムにおける第2実施形態を示すものである。本実施形態2は水を凝縮回収させる対象が未反応水素である点のみが実施形態1と相違するものである。
【0029】
即ち、燃料電池2にて発生した未反応水素ガスは排出経路13を通って未反応水素入口34から回収器21に供給され、未反応水素出口35から排出される。そのとき、熱交換器22において外気と未反応水素ガスが熱交換を行い、未反応水素ガスに含まれる水蒸気は32の表面で凝縮する。
【0030】
(第3実施形態)
図3は、燃料電池システムにおける第3実施形態を示すものである。本第3実施形態は、膨張機3で回収したエネルギーを機械エネルギーとして回転軸14から取り出し、該回転軸14にて放熱器7に外気を送風するファン6を駆動するものである。これにより、ファン電力を外部から供給することなしに燃料電池2の冷却を行うことができる。
【0031】
(第4実施形態)
図4は、燃料電池システムにおける第4実施形態を示すものである。本第4実施形態は、基本的には第1実施形態と同じ構成である。違いは、高圧水素タンク1から膨張機により減圧された低温の水素を水素経路60を介して凝縮用熱交換器59に導入し、水素経路61を経て燃料電池2に供給するものである。これにより、熱交換器59を通過する低温の水素の熱を、未反応空気に含まれる蒸気を凝縮させるための低熱源として利用することができる。
【0032】
なお、減圧膨張した低温の水素をそのまま、燃料電池2(80℃前後で運転)に供給すると燃料電池2内にて温度分布が大きくなり、発電効率の点から好ましくない。従って、本第4実施形態のように高圧水素から膨張エネルギーを回収する際には、膨張後の水素を未反応空気にて加熱する手段(熱交換器59)を設けた方が好ましい。ちなみに、−80℃以上の温度で高圧水素を例えば絞り膨張(=等エンタルピ膨張)した場合には、水素の温度は上昇するので、冷却媒体として使用するのは効率できでない。
【0033】
本システムにより、膨張エネルギーを外部に取り出せると同時に低温水素(→低温冷媒)の熱も利用することができる。
【0034】
なお、本第4実施形態では、冷却媒体として外気と膨張後の低温水素の両方を用いているが、もちろん低温水素のみで未反応空気の凝縮を行ってもよい。
【0035】
(第5実施形態)
図5は、燃料電池システムにおける第5実施形態を示すものである。本第5実施形態においては、膨張機3で回収したエネルギーにより同期発電機63を回転させることで、発電させようとするものである。具体的に説明をすると、同期発電機63は、ハウジング64、ステータコア65、コイル66、ロータコア67、永久磁石68、配線69、回転軸受け70から構成されており、回転軸62に固定されたロータコア67が回転することにより、発電が行われる。
【0036】
燃料電池2を発電させるときは、バルブ11を開きタンク1から膨張機3へ水素を供給する。膨張機3に入った水素は、膨張機3で膨張減圧し水素経路10を通って燃料電池2に供給される。
【0037】
膨張機3で水素が膨張する際に水素の膨張エネルギーを回転軸62から回転機械エネルギーとして取り出し、ロータコア67を回転させることで同期発電機63にて発電をおこない、配線69から電気エネルギーとして回収する。水素排出バルブ72は燃料電池2が発電持、停止時とも通常は閉じられているが、発電時には水素経路10に溜まった水や混入した不反応ガスの排出のために開けられる。燃料電池2への水素供給制御は、水素経路10に設けた圧利力センサ71で検出した水素圧力で行う。燃料電池システムにおいては、効率が最適になる水素圧力が存在するため、センサ71で検出した水素圧力が所望の値になるよう同期発電機63にて膨張機3の回転を制御する。同期発電機63での回生電力量つまり回転軸の負荷トルクを制御することで回転制御が可能となる。以上のように発電中は、センサ71からの検出圧力で同期発電機63にフィードバック制御をかけて、圧力制御をおこなう。特に発電回生の必要がなければ発電しないことも可能である。
【0038】
なお、センサ71の位置は水素回路中であればどこでもよく、例えば燃料電池2の内部の水素経路10や未反応水素排出経路13に設けてもよい。
【0039】
発電機の種類は問わない。本第5実施形態では効率の高い永久磁石タイプの発電機を用いている。
【0040】
膨張機3と同期電動機63とは一体でもよく、この場合コンパクトにできる。
【0041】
回生したエネルギーの使用用途は問わない。例えば、燃料電池自動車に本発明を適用した場合は、補機や主機モータの電力に使用してもよいし、バッテリに充電してもよい。
【0042】
本第5実施形態では、水素供給制御を圧力で行っているが、それ以外でも構わない。例えば水素供給制御を水素供給量で行っても良く、その場合、膨張機3が容積式であれは膨張機3の回転数を制御すれば供給水素量を制御することが可能である。
【0043】
本第5実施形態では、電気的手法(発電機)により水素供給制御を行うので、応答性良く制御することができ、制御の自由度も向上する。
【0044】
(第6実施形態)
図6は、燃料電池システムにおける第6実施形態を示すものである。本第6実施形態では、同期電動機63の回転軸83の両端に電磁クラッチ272、372を設け、一方の電磁クラッチ272側に膨張機3側の回転軸62を配置し、他方の電磁クラッチ372側にファン5の回転軸84を配置したものであり、必要に応じて電磁クラッチをオン、オフすることにより、発電機63およびファン5の少なくとも一方を駆動することができる。
【0045】
本第6実施形態は、第5実施形態と同様に膨張エネルギーを電気エネルギーとして回収すると共に水素の供給圧力制御を行うものであり、第5実施形態と違うのは第5実施形態の発電機をファン用の電動機と共有したことが異なる。つまり、一台の電動機(発電機)にて膨張エネルギーの回収および水素供給圧力制御およびファン回転数制御を可能としたことが特徴である。もともとファン駆動用の電動機が利用できるため、新たに発電機が必要でなく、システムが簡素化できる。また、膨張機3、電動機63、ファン5の接続は、電磁クラッチ272、372を介すことでそれぞれの単独制御も可能である。
【0046】
燃料電池を発電するときは、11を開き1から3へ水素を供給する。3に入った水素は、3で膨張減圧し10を通って燃料電池に供給される。272、372は図示されない外部電源により任意に断続可能である。
【0047】
本第6実施形態の作動は大きく分けて下記6つのモードに分類される。
【0048】
▲1▼膨張エネルギー → 電力回収
〔電磁クラッチ272:接続、電磁クラッチ372:非接続〕
膨張機3で水素が膨張する際に水素の膨張エネルギーを回転軸62に回転機械エネルギーとして取り出し、その回転エネルギーのすべてを電動機63により電気エネルギーとして回収する。
【0049】
▲2▼膨張エネルギー → 電力回収+ファン駆動
〔電磁クラッチ272:接続、電磁クラッチ372:接続〕
膨張機3で水素が膨張する際に水素の膨張エネルギーを回転軸62に回転機械エネルギーとして取り出しその回転エネルギーの一部を電動機63により電気エネルギーとして回収し、残りをファン5の駆動のためのエネルギーとして利用する。
【0050】
▲3▼膨張エネルギー + 電力投入 → ファン駆動
〔電磁クラッチ272:接続、電磁クラッチ372:接続〕
膨張機3で水素が膨張する際に水素の膨張エネルギーを回転軸62に回転機械エネルギーとして取り出しその回転エネルギーと、配線69から電力を投入し電動機74を駆動させた回転エネルギーの両方を用いてファン5を駆動する。
【0051】
▲4▼電力投入 → ファン駆動
〔電磁クラッチ272:非接続、電磁クラッチ372:接続〕
配線69から電力を投入し電動機63を駆動させた回転エネルギーによりファン5を駆動する。
【0052】
▲5▼ファン回転エネルギー → 電力回収
〔電磁クラッチ272:非接続、電磁クラッチ372:接続〕
ファン5を走行風(ラム風)が得られる場所に配置し、その場合ラム風によりファン5を回転させ、その回転エネルギーを電動機63にて電気エネルギーとして回収する。
【0053】
▲6▼膨張エネルギー+ファン回転エネルギー → 電力回収
〔電磁クラッチ272:接続、電磁クラッチ372:接続〕
ファン5を走行風(ラム風)が得られる場所に配置し、その場合ラム風によりファン5を回転させて得られた回転エネルギーと、膨張機3で水素が膨張する際に得られた水素の膨張エネルギーを電動機63にて電気エネルギーとして回収する。
【0054】
なお、膨張機3の回転数制御は、第5実施形態のように水素の供給圧力や供給水素量によって行う。また、ファン5の回転数制御は、冷却水の温度を検知して行う。電磁クラッチ272、372同時を接続しているときは、膨張機3の回転数とファン5の回転数が同じになるが、第5実施形態のように水素の供給圧力や供給水素量によって決定される膨張機3の回転数と冷却水温に決定されるファンの回転数が大きくことなる場合は、膨張機3を可変容量型の容積式膨張機にし、回転数はファンの要求回転数に合わせ膨張機の容積変化により水素供給制御を行う方法と、膨張機3とファン5の回転軸上に可変変速機を設け、それぞれが理想の回転数になるように制御する方法にて対応できる。
【0055】
なお、電磁クラッチ272、372は何れか一つでもよいし、なくてもよい。
【0056】
また、電動機(発電機)の種類は問わない。周知の通り、電動機と発電機は同じ構成であるため、1台の電動機により、電動機および発電機として使い方分けることができる。
【0057】
膨張機3、電磁クラッチ272、372、発電機63、ファン5は少なくとも1つを一体化することができる。
【0058】
本実施形態6では、放熱器7のファン駆動用電動機と発電機を一体としているが、ファン駆動用電動機でなくても構わない。例えば、燃料電池自動車に本発明を適用した場合は、エアコンプレッサや水素循環ポンプ等の補機用の電動機と一体としてもよい。
【0059】
(第7実施形態)
図7は、燃料電池システムにおける第7実施形態を示すものである。
【0060】
図7において、高圧水素タンク1から水素を減圧して燃料電池2に供給する際に、膨張機3により水素の膨張エネルギーを回収し、回収した膨張エネルギーを機械エネルギーとして取り出し、電動機102で発電もしくは水素循環ポンプ101の駆動エネルギーとして利用する。水素の膨張エネルギーを循環ポンプ101の駆動エネルギーとして利用できるため、水素循環ポンプ駆動電動機102のエネルギーを削減できるため、効率的であり、例えば本システムを燃料電池車に適用した場合には、システム全体の効率が向上するため、燃料1充填あたりの走行距離を向上させることができる。
【0061】
水素の燃料電池2への供給量および水素循環量は共に燃料電池2の発電量に比例するため、本構成にすることで、膨張エネルギーを電気エネルギーに変換することなしに水素循環ポンプ101の動力として利用できるため、エネルギーの利用効率を向上することができる。
【0062】
燃料電池2を発電するときは、バルブ11を開きタンク1から膨張機3へ水素を供給する。膨張機3に入った水素は、膨張機3で膨張減圧し水素経路10を通って燃料電池2に供給される。膨張機3で水素が膨張する際に水素の膨張エネルギーを膨張機回転軸62から回転機械エネルギーとして取り出す。一方、膨張した水素ガスは燃料電池2に供給され、エアコンプレッサ4により燃料電池2に供給された空気中の酸素ガスと反応して発電する。未反応空気ガスは、排出経路12から排出される。また、燃料電池2から排出される未反応水素ガスは、排出経路13を通って水素循環ポンプ101に入り、該ポンプ101に入ったガスは水素吐出経路110に吐出される。通常はシャットバルブ107は閉まっており、水素循環通路108を通って逆止弁106を通過し経路10中の水素ガスと混合され燃料電池2に供給される。定期的に水素循環系に溜まった水分や未反応ガスを外部に排出するために、バルブ107が開かれ排出経路109を通って排出される。電磁クラッチ104は電気的手段を用いて任意に回転軸62と回転軸113との断続を行う。膨張機3の回転数制御は、圧力センサ71において検出した圧力が所望の値になるように行う。また、ポンプ101の回転数制御は例えば燃料電池2での発電量の大きさによって行う。膨張機3にて水素が膨張し燃料電池2に供給される際には電磁クラッチ104を接続状態とし電動機102で発電すると同時にポンプ101を回転させ、水素の循環を行う。第6実施形態と同様に水素の膨張エネルギーの回収量が多い場合にはポンプ101を回転させると同時に電動機102により発電を行い、電気エネルギーとして回収する。一方、膨張エネルギーよりポンプ101を駆動させるためのエネルギーが多く必要な場合には電動機102を電動機として駆動し、ポンプ101の回転をアシストする。変速機103は、膨張機3とポンプ101との制御回転数が異なってもそれぞれが最適な回転数になるように調整される。
【0063】
なお、電磁クラッチ104はなくても構わないし、電動機(発電機)の種類は問わない。各構成部品3、62、104、113、103、114、102、115、101は少なくとも1つを一体化することができる。
【0064】
(第8実施形態)
図8は、燃料電池システムにおける第8実施形態を説明するものである。構成図)である。
【0065】
図8において、高圧水素タンク1から水素を減圧して燃料電池2に供給する際に、膨張機3により水素の膨張エネルギーを回収し、回収した膨張エネルギーを機械エネルギーとして取り出し、発電機201で発電し、その電気エネルギーを燃料電池2から排出された未反応空気ガスに含まれる蒸気を凝縮回収させるためのファン213およびペルチェ素子204に供給する。外部からのエネルギー供給なしに凝縮回収量を増加させることができる。
【0066】
発電機201で発生した電力は交流電力であるため、配線211を経由してコンバータ202で直流電力に変換される。そして、この直流電力はバッテリー212に充電され、貯蔵される。バッテリー212にはペルチェ素子204、ファン213の電動モータ214が接続されている。ペルチェ素子204には外気側放熱フィン205、凝縮側放熱フィン206が伝熱促進のために接続されている。
【0067】
なお、凝縮回収器21での凝縮水の回収は、燃料電池2から排出された未反応水素からも同様の構成にて実施することができる。また、ペルチェ素子204に代えて電気を供給することで熱移動が可能である手段であれば何でもよい。
【0068】
(第9実施形態)
図9は、燃料電池自動車の空調に適用した場合の第9実施例形態を示すものである。第9実施形態においては、膨張機3で回収され低温となった水素を冷房用の冷媒として利用する。即ち、車室内に配置された熱交換器301内に低温水素を導入させる。一方、膨張機3の回転軸62を電磁クラッチ307を介してファン302の回転軸308に接続し、膨張機3で回収したエネルギーをファン302に機械エネルギーとして伝達して該ファン302を回転駆動させ、外気または内気を熱交換器301に導く。これにより、外気または内気の暖かい空気は熱交換器301にて低温となり、車室内に送風され、該車室内を冷房する。
【0069】
このように、空調に必要なエネルギーを水素の膨張エネルギーから得て、冷媒として膨張後の低温水素を利用するため、従来の冷凍サイクルおよびこれを駆動するコンプレッサは不要である。
【0070】
なお、もちろん既存の冷凍サイクルと組み合わせて冷房を行ってもよい。
【0071】
(第10実施形態)
図10は、本発明を燃料電池自動車に適用した場合第10実施形態を示すものである。第10実施形態において、燃料電池車の車室内は、一般的に良く知られた冷凍サイクルを用いたエアコンにより快適な温度に制御されている。そのため、夏場等は車室内気の方が外気温より低くなるため、凝縮用の冷媒として外気よりも有効であることに着目した。得られた凝縮水を例えば、ラジエータやエアコンの室外機(コンデンサ)の表面に直接噴射することで、ラジエータファンの稼働率を低下させることで車両燃費を向上させたり、エアコンの冷凍サイクルの効率を向上させることで車両燃費を向上させることができる。
【0072】
方法としては、燃料電池2から排出された未反応空気ガスを排出経路12より凝縮器501の内部に導く。一方、車室内気を電動モータ503によって駆動された送風ファン502により、凝縮器501へ送風する。凝縮器501では、未反応空気ガスと車室内気が熱交換を行い、未反応空気ガスに含まれる水蒸気が凝縮する。凝縮した水は凝縮器501の下部に溜まり、水排出バルブ504を通って水排出経路505から排出される。必要なときにバルブ504を開いて液を回収する。エバポレータ506は、図示しない冷凍サイクルの一部であり、減圧膨張された低温冷媒がエバポレータ506に流入し、電動モータ509で駆動された送風ファン508により送風された空気と熱交換し、冷却された空気を車室内に導入している。
【0073】
なお、本発明において、膨張機に関しては、効率の点から容積式のものが望ましい。しかし、膨張機でエネルギーを回収すると水素の温度が低下するため、あまり水素の温度を低下させたくないときは、非容積式を用いた方が良いときもある。(非容積式のエネルギー回収効率は)20〜30%であり、容積式の効率(50〜70%)よりも低いため。)
膨張機の構成としては、スクロール式やローリングピストン方式等あるが構成は問わない。
【0074】
ちなみに膨張機としては、特開2000―329416号公報の実施例(図11、21)に記載の構成が公知である。
【0075】
また、水素は可燃ガスであるため漏れないようにすべきであり、上記実施形例に記載のように膨張機と発電機(電動機)を一体にする場合は、対応例として膨張機と発電機を一体構造として容器の中に封入する方式や、膨張機のみの機密性を高め、電磁カップリングを用いて出力を取り出す方法がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明する構成図である。
【図2】第2実施形態を説明する構成図である。
【図3】第3実施形態を説明する構成図である。
【図4】第4実施形態を説明する構成図である。
【図5】第5実施形態を説明する構成図である。
【図6】第6実施形態を説明する構成図である。
【図7】第7実施形態を説明する構成図である。
【図8】第8実施形態を説明する構成図である。
【図9】第9実施形態を説明する構成図である。
【図10】第10実施形態を説明する構成図である。
【符号の説明】
1 水素タンク
2 燃料電池
3 膨張機
8 電動モータ
14 回転軸
21 凝縮回収器
22 凝縮用熱交換器
63 電動機
202 コンバータ
204 ペルチェ素子
212 バッテリー
Claims (5)
- 水素ガスの供給源が高圧容器である燃料電池システムにおいて、前記高圧容器から燃料電池までの水素供給経路に配置され流入する水素を減圧膨張させる膨張機と、前記膨張機にて膨張後の水素と燃料電池から排出された未反応空気ガスを熱交換させ前記未反応空気ガス中の蒸気を凝縮して回収する凝縮回収器とを有することを特徴とする燃料電池システム。
- 水素ガスの供給源が高圧容器である燃料電池システムにおいて、前記高圧容器から燃料電池までの水素供給経路に配置され流入する水素を減圧膨張させる膨張機と、前記膨張機にて膨張後の水素と燃料電池から排出された未反応空気ガスを熱交換させる第1の熱交換器と、前記燃料電池から排出された未反応空気ガスと外気を熱交換させる第2の熱交換器と、前記両熱交換器により未反応空気ガス中の水蒸気が凝縮した水を回収する回収器と、前記膨張機にて膨張する水素の膨張エネルギーを機械エネルギーに変換するエネルギー変換手段と、該エネルギー変換手段により前記第2の熱交換器に外気を送風する送風装置とを有することを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記第1の熱交換器、前記第2の熱交換器、前記回収器、及び前記送風装置のうち少なくとも1つが一体化されていることを特徴とする燃料電池システム。
- 水素ガスの供給源が高圧容器である電気自動車用の燃料電池システムにおいて、前記高圧容器から燃料電池までの水素供給経路に配置され流入する水素を減圧膨張させるとともに水素の膨張エネルギーを回収する膨張機と、前記膨張機にて減圧された水素と車室内に導入される空気と熱交換を行う熱交換器とを備え、該熱交換器により前記電気車の車室内の冷房を行うことを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項1〜4の何れか1つに記載の燃料電池システムにおいて、前記膨張機から前記機械エネルギーの変換手段の出力側に至る駆動力の伝達経路に変速手段を配置し、該変速手段により前記出力軸の回転数を可変とするようにしたことを特徴とする燃料電池システム。
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