JP5232371B2 - 燃料電池発電システム - Google Patents
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Description
燃料電池としては、ガスラインによって単純に水素または酸素の供給源と各セルとを接続した構成のもの(デッドエンド方式)のものと、水素と酸素とをより効率よく反応させることができるよう、ガスラインをループ状にして、各セルに供給した水素及び酸素が再度各セルに供給される構成としたもの(循環型)等がある。
このような閉鎖空間内で使用される装置では、内部のスペースに限りがあるため、燃料電池についても、占有スペースを極力小さくすることが求められている。
占有スペースを小さくした燃料電池としては、例えば、後記の特許文献1に記載の燃料電池システムが知られている。特許文献1に記載の燃料電池システムは、燃料電池と燃料電池の起動を支援する燃料電池支援部とを分離し、移動体には燃料電池のみ搭載されるようにしたものである。
なお、燃料電池システムでは、一般的に、水素や酸素等の燃料ガスは、不必要な生成排気ガスを生じる改質反応によるもの等は利用し難いために、ガスボンベ等の圧力容器内に圧縮した状態にして貯蔵されるもの等を利用することが多い。すなわち、高圧環境下の閉鎖空間内で使用される燃料電池システムでは、一般的に、圧力容器等の高圧燃料ガス供給源が用いられることも多い。
燃料電池を作動させることで、燃料電池に供給された水素ガス及び酸素ガスは消費されてゆくが(化学反応の結果、水に変化するが)、燃料ガスとともに燃料電池に供給された不純物は消費されない。このため、燃料電池の運転を継続するにつれて、燃料電池中の不純物濃度が次第に高くなってゆく。
燃料電池中の不純物濃度が高くなりすぎると、燃料電池の発電効率が低下する。このため、適宜時期に燃料電池の内部を新たな燃料ガスによってパージして、内部に蓄積した不純物を除去する必要がある。
しかし、装置外が高圧環境下である場合には、パージガスを装置外に排出するために、圧縮機によってパージガスを装置外の環境圧力以上に昇圧する必要がある。
圧縮機によってパージガスをこのような高圧にすると、多大な電力を消費することになるので、このようにパージガスを装置外に排出する構成は、実用的ではなかった。
また、この燃料電池発電システムが使用される閉鎖環境では、パージガスの処理以外にも、電力や動力を消費する様々な処理を行うことがあるが、閉鎖環境下では、確保することができる電力や動力に限りがある。
すなわち、本発明は、高圧環境下で使用される装置の電源として用いられる燃料電池発電システムであって、高圧燃料ガス供給源と、該高圧燃料ガス供給源の供給する燃料ガスを減圧する第一減圧装置と、該第一減圧装置によって減圧された前記燃料ガスが供給される燃料電池本体と、前記高圧燃料ガス供給源による前記燃料ガスの供給圧力を動力に変換する動力発生装置と、を有し、前記動力発生装置は、燃料電池内部に蓄積した不純物を含むパージガスを、高圧環境下にある装置外に排出可能な圧力まで昇圧する昇圧装置と連結され、その動力で該昇圧装置が駆動されることにより前記パージガスが装置外に排出可能とされている燃料電池発電システムを提供する。
そして、この燃料電池発電システムでは、高圧燃料ガス供給源による燃料ガスの供給圧力が、動力発生装置によって動力に変換され、その動力が昇圧装置に伝達される構成とされており、該昇圧装置を介して燃料電池内部に蓄積した不純物を含むパージガスを高圧環境下にある装置外に排出可能な圧力まで昇圧し、パージガスを高圧環境下の装置外に排出するようにしている。
すなわち、この燃料電池発電システムでは、動力発生装置が、燃料電池本体への燃料ガスの供給圧力よりも高圧の燃料ガスの圧力を利用して動力を発生させるので、電力を消費することなしに、パージガスの処理等の各種処理に必要な動力を確保することができる。
ここで、動力発生装置の駆動に用いた燃料ガスを燃料電池本体に供給するので、動力発生装置の駆動に用いられた燃料ガスも燃料として利用することができ、燃料ガスの無駄が生じない。
すると、第一駆動室内に供給された高圧燃料ガスの圧力によって、駆動ピストンが第一駆動室の容積を拡大する方向に向けて移動させられる。このように駆動ピストンを移動させる力は、伝達部材を介して昇圧装置に伝達される。
すなわち、第一駆動室内に供給された高圧燃料ガスの圧力が、駆動ピストンを介して他の機器に伝達されて、動力として利用される。
その後、第一高圧ガス供給側バルブを閉じ、この状態で第一高圧ガス排気側バルブを開くことで、第一駆動室内の燃料ガスが、第一高圧ガス排出路及び第二減圧装置を介して燃料電池本体に供給されて、燃料として消費される。
すなわち、この構成では、動力発生装置は、高圧燃料ガス供給源による燃料ガスの供給圧と燃料電池本体への燃料ガスの供給圧との差圧を利用して動力を発生させているので、駆動ピストンの移動に用いられた燃料ガスも燃料として利用することができ、燃料ガスの無駄が生じない。
なお、高圧ガス排出路を、第一減圧装置を介して燃料電池本体に接続して、第一減圧装置が第二減圧装置として機能する構成としてもよい。この場合には、減圧装置の設置数を減らすことができ、燃料電池発電システムの占有スペースを低減することができる。
この場合には、第一駆動室内に燃料ガスを供給してピストン機構を動作させたのち、第一駆動室内の燃料ガスが燃料電池本体によって消費されて、その内圧が付勢装置の付勢力を下回ると、付勢装置によって駆動ピストンが第一駆動室の容積を縮小する方向に押し戻される。
これにより、再度第一駆動室に高圧の燃料ガスを供給することで、再びピストン機構を動作させて、他の機器に対して動力を伝達することができる。すなわち、この構成では、高圧ガス供給側バルブ及び高圧ガス排気側バルブを操作することで、駆動ピストンを往復動作させて、昇圧装置に対して動力を繰り返し伝達することができる。
なお、付勢装置が駆動ピストンに加える力を、燃料電池本体への燃料ガスの好適な供給圧力範囲の下限値以上に設定すると、第一駆動室の内圧は、常に燃料電池本体への燃料ガスの好適な供給圧力範囲の下限値以上に保たれることになる。すなわち、ピストン機構を動作させても、燃料電池本体の内圧が常に適正範囲内に保たれて、燃料電池本体内での水素と酸素との反応が良好に行われるので、発電効率の低下が生じない。
ここで、付勢装置としては、例えば圧縮コイルばねを用いることができる。
次に、第二高圧ガス排気側バルブ及び第一高圧ガス供給側バルブを閉じ、この状態で、第二高圧ガス供給側バルブを開くことで、第二駆動室内に高圧燃料ガスが供給されて、第二駆動室内の高圧燃料ガスの圧力によって駆動ピストンが第一駆動室側に押圧される。この状態で、第一高圧ガス排気側バルブを開くことで、第一駆動室内の燃料ガスが第一高圧ガス排出路を通じて燃料電池本体に供給されることになるので、駆動ピストンが第一駆動室側に移動することになる。
すなわち、この構成では、第一、第二高圧ガス供給側バルブ及び第一、第二高圧ガス排気側バルブを操作することで、駆動ピストンを往復動作させて、昇圧装置に対して動力を繰り返し伝達することができる。
なお、ピストン機構は、駆動ピストンが第一駆動室の容積を縮小する方向に向けて移動する際にも他の機器に動力が伝達される構成としてもよい。
ここで、燃料電池本体から排出された流体とは、パージガスや、燃料電池本体で発電の際に発生した余剰水分等である。
このような構成を採用した場合には、動力発生装置が発生させた動力(高圧ガス発生源の供給するガスから得られた動力)を利用して、昇圧ピストンを駆動することで、燃料電池本体から排出された流体の排出を行うことができる。
例えば、燃料電池本体のパージ処理を行う場合には、第一流体排出側バルブを閉塞し、かつ第一流体供給側バルブを開放した状態で、燃料電池本体に低圧の燃料ガスを供給する。これにより、燃料電池本体から排出された流体が昇圧装置の第一昇圧室に送り込まれる。
これにより、第一昇圧室に送り込まれた流体が昇圧される。
このようにして第一昇圧室内の流体の圧力を、系外の圧力(装置の周辺環境圧力)以上にした状態で、第一流体排出側バルブを開放することで、第一昇圧室内の流体が、系外(装置外)に放出される。
第一昇圧室内の流体の排出を終了したら、排気側バルブを閉めて次回の動作(パージ動作等)に備え、次回の動作の際には、上記の手順を繰り返す。
この場合には、第一昇圧室の容積を最小限にした状態から第一昇圧室内に流体が送り込まれるので、第一昇圧室内に送り込むことができる流体の量が最大となる。
また、第一昇圧室への流体の導入と並行して昇圧ピストンを第一昇圧室の容積が拡大する方向に向けて移動させた場合には、第一昇圧室の内圧を維持することができるか、もしくは低下させることができる。これにより、流体を昇圧せずに第一昇圧室へ送り込むことができるか、もしくは第一昇圧室内に流体が吸い込まれることになるので、第一昇圧室内にスムーズに流体を送り込むことができる。
このとき、駆動ピストンに加わる力を昇圧装置に対して伝達する伝達部材に、駆動ピストンを第一駆動室の容積が縮小する向きに移動させる向きの押圧力が加わると、駆動ピストンは、第一駆動室の容積が縮小する方向に移動することとなる。
よって、高圧ガス供給側バルブと高圧ガス排出側バルブとの動作と、動力発生装置の発生させる動力によって駆動される他の機器との動作タイミングが要求され、かつ重要な圧力変化の根源となる燃料電池本体へのガス供給ラインの切り替えが重要である。
例えば、駆動ピストンに対して、第一駆動室の容積が縮小する方向に移動させる力を加えるためには、第一駆動室から第二減圧装置を経て燃料電池本体への燃料ガスの供給を行い、燃料電池本体でのガス消費によって、第一駆動室の内圧が燃料電池本体への燃料ガスの通常供給圧を所定程度下回った状態となった後に、高圧ガス供給源から第一減圧装置を介して燃料電池本体へ燃料供給及びパージ動作を行う。その後、燃料電池本体から排出された流体を第一昇圧室に供給することで、この第一昇圧室内の流体の圧力が第一駆動室内の燃料ガスの圧力に勝り、昇圧ピストンが第一昇圧室の容積を拡大する方向に移動し、これに伴って、駆動ピストンも第一駆動室の容積が縮小する方向に移動することとなる。
これにより、駆動ピストンを往復動作させて、他の機器に対して動力を繰り返し伝達することができる。
なお、燃料電池本体のパージ作業は、燃料電池本体内の不純物濃度を計測して、この計測値が基準範囲を超えた時点で行うか、燃料電池本体の出力電圧が基準値を下回った時点で行うか、または、燃料電池本体の運転開始時点から燃料電池本体内の不純物濃度が基準範囲を超えると思われる基準時間が経過した時点で行うことが好ましい。
このような構成を採用することで、部品点数が削減されるので、燃料電池発電システムの製造コスト及び占有スペースの低減を図ることができる。
次に、第一流体供給側バルブ及び第二流体排出側バルブを閉じ、この状態で、第二流体供給側バルブを開くことで、燃料電池本体から排出された流体が第二昇圧室内に供給される。この状態で、第二流体供給側バルブを閉塞し、動力発生装置によって昇圧ピストンを駆動して、昇圧ピストンを第二昇圧室の容積が縮小する方向に移動させることで、第二昇圧室に送り込まれた流体が昇圧される。このようにして第二昇圧室内の流体が、系外の圧力以上の所定の圧力に昇圧された後、第二流体排出側バルブを開くことで、第二昇圧室内で昇圧された流体が第二流体排出路を通じて系外に排出されることになる。
以降は、同様の手順が繰り返される。
すなわち、この構成では、動力発生装置及び第一、第二流体供給側バルブ及び第一、第二流体排出側バルブを操作することで、昇圧ピストンをいずれの方向に移動させた際にも、流体の排出を行うことができ、流体の排出を効率的に行うことができる。
但し、タイミングはこれに限るものではなく、昇圧ピストンが第一昇圧室内の流体を昇圧中に、すなわち、昇圧ピストンが第二昇圧室の容積を拡大する方向に向けて移動中に、第二流体供給側バルブを開けることによって、第二昇圧室内にスムーズに流体を送り込むこともできる。
同様に、昇圧ピストンが第二昇圧室内の流体を昇圧中に、すなわち、昇圧ピストンが第一昇圧室の容積を拡大する方向に向けて移動中に、第一流体供給側バルブを開けることによって、第一昇圧室内にスムーズに流体を送り込むこともできる。
この場合には、液化燃料気化部に、十分な量の液化燃料ガスを供給して、この液化燃料ガスを気化させることで、動力発生装置に、高圧の燃料ガスを供給することができる。
すなわち、この場合には、高圧ガス供給源に液化燃料ガスの残量があるうちは、動力発生装置への燃料ガスの供給圧を維持して、動力発生装置を駆動することができる。
ここで、前記高圧ガス供給源が、燃料電池の作動温度近傍では気体であって、その温度より低いある温度を沸点とする液化燃料を供給するもので代替され、前記駆動室が、該液化燃料を気化させる液化燃料気化部を構成するものとしてもよい。この場合には、燃料電池発電システムの部品点数を削減して、燃料電池発電システムの製造コスト及び占有スペースの低減を図ることができる。
この場合には、燃料電池本体の排熱を利用して液化燃料を気化させることができるので、液化燃料を気化させるために電力を消費せずに済む。
なお、この熱媒循環系統は、燃料電池本体から直接熱媒に授熱させるものに限らず、燃料電池本体から他の系統を介して間接的に熱媒に授熱させるものも含む。
例えば、燃料電池発電システムを、動力発生装置によって前記加圧装置を駆動する構成とした場合には、高圧ガス供給源のガス供給圧がある程度まで低下すると、高圧ガス供給源に燃料ガスが残っていても、加圧装置によって流体の圧力を系外の圧力まで高めることができず、この流体を系外に排気することができなくなる。
この場合には、使用中の高圧ガス容器の内圧が低下して昇圧装置に十分な動力を供給することが困難になっても、容器切替装置によって使用する高圧ガス容器を他の高圧ガス容器に切り換えることで、再び動力発生装置に十分に高圧の燃料ガスを供給して、昇圧装置に十分な動力を供給することができる。
このように、複数の高圧ガス容器を順次切り換えて使用することで、より多くの燃料ガスを動力発生装置の駆動に利用することができ、より長期にわたって昇圧装置を駆動することができる。
[第一実施形態]
本実施形態では、図1に示すように、本発明を、潜水艇1に搭載されてこの潜水艇1の電源として用いられる燃料電池発電システム2に適用した例について説明する。
本実施形態に係る燃料電池発電システム2は、高圧燃料ガス供給源11と、高圧燃料ガス供給源11の供給する燃料ガスを減圧する第一減圧装置12と、第一減圧装置12によって減圧された燃料ガスが供給される燃料電池本体13と、燃料電池本体13から排出された流体を昇圧する昇圧装置14と、昇圧装置14に動力を供給する動力発生装置28とを有している。
ここで、燃料電池発電システム2には、燃料ガスが流通される流路として、水素が流通される水素流通系統と、酸素が流通される酸素流通系統とが設けられている。これら水素流通系統と酸素流通系統とは、ほとんど同じ構成であるので、以下の説明では、これら流通系統を代表して水素流通系統についてのみ説明し、各図面においても、水素流通系統のみ図示する。
本実施形態では、高圧燃料ガス供給源11として、ゲージ圧で38[MPa]程度の圧力で燃料ガスが充填された単一の高圧ガス容器が用いられている。
第一減圧装置12は、例えば減圧弁によって構成されるものであって、高圧燃料ガス供給源11から供給された高圧ガスを、燃料電池本体13での使用に適した圧力(例えばゲージ圧で0.2[MPa]程度)に減圧するものである。
ここで、高圧燃料ガス供給源11と第一減圧装置12とは、主流路15を介して接続されている。この主流路15には、主流路15を開閉するメインバルブ16が設けられている。
昇圧装置14は、第一昇圧室21aと燃料電池本体13とを接続する第一流体供給路23と、第一流体供給路23を開閉する第一流体供給側バルブ24とを有している。
昇圧装置14は、第一昇圧室21aから艇外まで通じる第一流体排出路26と、第一流体排出路26を開閉する第一流体排出側バルブ27と、を有している。この昇圧装置14は、高圧燃料ガス供給源11の供給する燃料ガスの圧力を利用して昇圧ピストン22を駆動する動力発生装置28と連結されている。
動力発生装置28は、第一駆動室31aと高圧燃料ガス供給源11とを接続する第一高圧ガス供給路33と、第一高圧ガス供給路33を開閉する第一高圧ガス供給側バルブ34とを有している。
本実施形態では、第一高圧ガス排出路36は、第一減圧装置12を介してガスライン13bと接続されている。すなわち、本実施形態では、第一減圧装置12が第二減圧装置を兼ねており、これによって燃料電池発電システム2の部品点数を削減して、燃料電池発電システム2の製造コスト及び占有スペースの低減が図られている。
また、第一高圧ガス排出路36上には、第一高圧ガス排気側バルブ37と第一減圧装置12との間に、第一高圧ガス排出路36を開閉するサブバルブ38が設けられている(第一高圧ガス排気側バルブ37がサブバルブ38を兼ねていてもよい)。
本実施形態では、駆動室31は、昇圧室21の第二昇圧室21b側に、昇圧室21と略同軸にして配置されている。また、昇圧室21の第二昇圧室21b側の端部と、駆動室31の第二駆動室31b側の端部には、それぞれ貫通孔が設けられている。
昇圧ピストン22と駆動ピストン32とは、これら貫通孔に挿入される棒状の伝達部材39を介して接続されており、これによって昇圧ピストン22と駆動ピストン32とが、昇圧室21及び駆動室31の軸線方向に沿って一体的に移動するようになっている。
ここで、付勢装置40が駆動ピストン32に加える力は、高圧ガス供給源11の燃料ガス供給圧よりも小さく、かつ、燃料電池本体13への燃料ガスの好適な供給圧力範囲の下限値以上に設定されている。
これにより、図1に示すように、高圧燃料ガス供給源11から第一減圧装置12を介して燃料電池本体13のガスライン13bに低圧の燃料ガスが供給される。
ガスライン13bに供給された低圧の燃料ガスは、ガスライン13b上の加湿装置13cによって適切に加湿されたのちに、燃料電池スタック13aに供給される。
これにより、燃料電池スタック13a内で燃料ガスの反応が行われて、燃料電池本体13による発電が行われる。
燃料電池スタック13aに供給された燃料ガスは、循環用流路13dを通じて再びガスライン13bに供給されて、加湿装置13cによって適切に加湿されたのちに、再度燃料電池スタック13aに供給される。
このパージ作業は、例えば、ガス分析装置等を用いて燃料電池本体13内の不純物濃度を計測してこの計測値が所定の基準範囲を超えた時点で行うか、燃料電池本体13の出力電圧が所定の基準値を下回った時点で行うか、または、燃料電池本体13の運転開始時点から燃料電池本体13内の不純物濃度が所定の基準範囲を超えると思われる所定の基準時間が経過した時点で行う。
これにより、図2に示すように、燃料電池本体13から排出された流体(燃料電池本体13から排出されたパージガス)が昇圧装置14を構成する昇圧室21の第一昇圧室21aに送り込まれる。
これにより、第一昇圧室21aに流体を供給した際に、この流体の圧力及び付勢装置40の付勢力によって、昇圧ピストン22が昇圧室21の第二昇圧室21b側に押し込まれることになる。すなわち、昇圧室21の第一昇圧室21aの容積を最小限にした状態から第一昇圧室21a内に流体が送り込まれるので、第一昇圧室21a内に送り込むことができる流体の量が最大となる。
昇圧室21の第一昇圧室21a内の流体の排出が終了したのちは、第一流体排出側バルブ27を閉めて、次回のパージに備える。
すなわち、この燃料電池発電システム2では、動力発生装置28が、燃料電池本体13への燃料ガスの供給圧力よりも高圧の燃料ガスの圧力を利用して動力を発生させるので、電力を消費することなしに、昇圧装置14の駆動に必要な動力を確保することができる。
以下、上記のパージ操作の際の動力発生装置28の動作について詳細に説明する。
昇圧ピストン22によって第一昇圧室21a内の流体の昇圧を行うにあたっては、まず、第一高圧ガス排気側バルブ37を閉塞した状態で、第一高圧ガス供給側バルブ34を開く。これにより、高圧ガス供給源11から高圧の燃料ガスが駆動室31の第一駆動室31aに送り込まれて、第一駆動室31aの内圧が上昇するので、この内圧によって、駆動ピストン32が第二駆動室31b側に向けて押圧される。
このように駆動ピストン32に第二駆動室31bに向く押圧力が加わると、この力が伝達部材39によって昇圧ピストン22に伝達される。これにより、図3に示すように、昇圧ピストン22が第一昇圧室21aの容積を縮小する方向に移動させられて、第一昇圧室21a内の流体の昇圧が行われ、第一昇圧室21a内の流体の艇外への排出が可能となる。
これにより、燃料電池本体13には、高圧ガス供給源11からではなく、第一駆動室31a内から燃料ガスが供給される。
すなわち、この燃料電池発電システム2では、動力発生装置28は、高圧燃料ガス供給源11による燃料ガスの供給圧と燃料電池本体13への燃料ガスの供給圧との差圧を利用して動力を発生させているので、駆動ピストン32の移動に用いられた燃料ガスも燃料として利用することができ、燃料ガスの無駄が生じない。
そして、このように第一駆動室31aから燃料ガスを供給しながら燃料電池本体13の運転を行うことで、第一駆動室31a内の燃料ガスが消費されて、この第一駆動室31aの内圧が次第に低下する。すなわち、駆動ピストン32を駆動室31の第二駆動室31b側に向けて押圧する力が低下する。
本実施形態では、前記のように、付勢装置40が駆動ピストン32に加える力は、燃料電池本体13への燃料ガスの好適な供給圧力範囲の下限値以上に設定されている。
すなわち、本実施形態に係る燃料電池発電システム2では、付勢装置40がある為に、駆動室31の第一駆動室31aの内圧を燃料電池本体13への燃料ガスの供給圧以下に下げなくても、駆動ピストン32が駆動室31の第一駆動室31aの容積を縮小する方向に移動させられる。このため、この燃料電池発電システム2では、燃料電池本体13のパージを行っても、燃料電池本体13の内圧が常に適正範囲内に保たれて、燃料電池本体13内での水素と酸素との反応が良好に行われることになり、発電効率の低下が生じない。
さらに、このように駆動ピストン32を駆動室31の第一駆動室31a側に移動させた状態で、再度第一駆動室31aに高圧の燃料ガスを供給することで、再びピストン機構を動作させて、昇圧装置14に対して動力を伝達することができる。すなわち、この構成では、第一高圧ガス供給側バルブ34及び第一高圧ガス排気側バルブ37を操作することで、駆動ピストン32を往復動作させて、昇圧装置14に対して動力を繰り返し伝達することができる。
この構成では、ドレンバルブ43を閉じた状態で第一流体供給側バルブ24を開くことで、昇圧装置14にパージガス等の気体のみを供給して、艇外に気体を排出することができる。そして、第一流体供給側バルブ24を閉じてドレンバルブ43を開くことで、昇圧装置14に液体を供給して、艇外に液体を排出することができる。
図5に示すように、本実施形態に示す潜水艇51は、第一実施形態に示す潜水艇1において、燃料電池発電システム2の代わりに、燃料電池発電システム52を用いたものである。以下、第一実施形態に示した構成と同一または同様の構成については、同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
燃料電池発電システム52は、第一実施形態に示した燃料電池発電システム2において、単一の高圧ガス容器からなる高圧ガス供給源11の代わりに、高圧ガスの充填された複数の高圧ガス容器を有する高圧ガス供給源53を用いるとともに、使用する高圧ガス容器を切り換える容器切替装置54とを設けたものである。本実施形態では、高圧ガス供給源53は、5つの高圧ガス容器53a〜53eを有しており、容器切替装置54として、これら高圧ガス容器53a〜53eのそれぞれと主流路15との間に第一切換バルブ54a〜54eが設けられている。
これにより、燃料電池本体13の運転に伴って、使用中の高圧ガス容器の内圧が低下して、動力発生装置28に十分な駆動力を発生させるだけの圧力の燃料ガスを供給できなくなった場合には、この高圧ガス容器と他の内圧の高い高圧ガス容器とを切り換えることで、動力発生装置28に、再度十分な圧力の燃料ガスを供給することができる。これにより、再度動力発生装置28によって昇圧装置14を駆動して、昇圧室21a内の流体を系外に排気することができる。
この場合には、使用中の高圧ガス容器の内圧が低下して他の機器に十分な動力を供給することが困難になっても、他の高圧ガス容器に切り換えることで、再び動力発生装置に十分に高圧の燃料ガスを供給して、他の機器に十分な動力を供給することができる。
このように、複数の高圧ガス容器を順次切り換えて使用することで、より多くの燃料ガスを動力発生装置の駆動に利用することができ、より長期にわたって他の機器を駆動することができる。
図7に示すように、本実施形態に示す潜水艇61は、第一実施形態に示す潜水艇1において、燃料電池発電システム2の代わりに、燃料電池発電システム62を用いたものである。以下、第一実施形態に示した構成と同一または同様の構成については、同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
燃料電池発電システム62は、第一実施形態に示した燃料電池発電システム2において、動力発生装置28の第二駆動室31bと高圧燃料ガス供給源11とを接続する第二高圧ガス供給路63と、第二高圧ガス供給路63を開閉する第二高圧ガス供給側バルブ64と、第二駆動室31bと燃料電池本体13とを接続する第二高圧ガス排出路66と、第二高圧ガス排出路66を開閉する第二高圧ガス排気側バルブ67とが設けられた構成とされている。
また、燃料電池発電システム62には、昇圧装置14の第二昇圧室21bと燃料電池本体13とを接続する第二流体供給路73と、第二流体供給路73を開閉する第二流体供給側バルブ74と、第二昇圧室21bから系外まで通じる第二流体排出路76と、第二流体排出路76を開閉する第二流体排出側バルブ77とが設けられている。
次に、第二高圧ガス排気側バルブ67及び第一高圧ガス供給側バルブ34を閉じ、この状態で、第二高圧ガス供給側バルブ64を開くことで、第二駆動室31b内に高圧燃料ガスが供給されて、第二駆動室31b内の高圧燃料ガスの圧力によって駆動ピストン32が第一駆動室31a側に押圧される。この状態で、第一高圧ガス排気側バルブ37を開くことで、第一駆動室31a内の燃料ガスが第一高圧ガス排出路36を通じて燃料電池本体13に供給されることになるので、駆動ピストン32が第一駆動室31a側に移動することになる。ここで、前記のように、駆動ピストン32と昇圧ピストン22とが伝達部材39によって接続されているので、駆動ピストン32が第一駆動室31aの容積を縮小する方向に向けて移動する際にも昇圧装置14に動力が伝達される。
以降は、この操作を繰り返すことで、駆動ピストン32を往復動作させて、昇圧装置14に対して動力を繰り返し伝達することができる。
次に、第一流体供給側バルブ24及び第二流体排出側バルブ77を閉じ、この状態で、第二流体供給側バルブ74を開くことで、燃料電池本体13から排出された流体が第二昇圧室21b内に供給される。この状態で、第二流体供給側バルブ74を閉塞し、動力発生装置28によって昇圧ピストン22を駆動して、昇圧ピストン22を第二昇圧室21bの容積が縮小する方向に移動させることで、第二昇圧室21bに送り込まれた流体が昇圧される。このようにして第二昇圧室21b内の流体が、系外の圧力以上の所定の圧力に昇圧された後、第二流体排出側バルブ77を開くことで、第二昇圧室21b内で昇圧された流体が第二流体排出路76を通じて系外に排出されることになる。
以降は、同様の手順を繰り返すことで、昇圧ピストン22をいずれの方向に移動させた際にも、流体の排出を行うことができ、流体の排出を効率的に行うことができる。
このような構成を採用することで、燃料電池発電システムの部品点数が削減されるので、燃料電池発電システムの製造コスト及び占有スペースの低減を図ることができる。
この場合には、液化燃料気化部に、十分な量の液化燃料を供給して、この液化燃料を気化させることで、動力発生装置28に、高圧の燃料ガスを供給することができる。
すなわち、この場合には、高圧ガス供給源11に液化燃料の残量があるうちは、動力発生装置28への燃料ガスの供給圧を維持して、動力発生装置を駆動することができる。
ここで、この液化燃料気化部は、駆動室31の第一駆動室31aと第二駆動室31bとのうち、燃料ガスが供給される室によって構成されていてもよい。例えば、第一実施形態では、駆動室31が液化燃料気化部とされている。この場合には、燃料電池発電システムの部品点数を削減して、燃料電池発電システムの製造コスト及び占有スペースの低減を図ることができる。
この場合には、燃料電池本体13の排熱を利用して液化燃料を気化させることができるので、液化燃料を気化させるために電力を消費せずに済む。
なお、この熱媒循環系統81は、燃料電池本体13から直接熱媒に授熱させるものに限らず、燃料電池本体13から他の系統を介して間接的に熱媒に授熱させるものも含む。
この場合には、駆動室31の第一の室31a内の燃料ガスを燃料電池本体13に供給する際に、駆動室31の第一駆動室31aの内圧が燃料電池本体13への通常の燃料ガスの供給圧を所定程度下回るまで、駆動室31から燃料電池本体13への燃料ガスの供給を継続する。これにより、駆動ピストン32を駆動室31の第二駆動室31aに向けて押圧する力が、燃料電池本体13への通常の燃料ガスの供給圧よりも低くなる。この状態で第一高圧ガス排気側バルブ37及びサブバルブ38を閉鎖した後、メインバルブ16を開放して主流路15から燃料電池本体13に燃料ガスを供給して、燃料電池本体13への燃料ガス供給圧力を通常レベルまで戻す。なお、場合によっては、燃料電池本体13への燃料ガス供給圧力を通常レベルよりも上昇させる場合もある。そして第一流体排出側バルブ24を開けることによって燃料電池本体13から昇圧室21の第一昇圧室21aに供給された流体の圧力のみによって、昇圧ピストン21が昇圧室21の第二昇圧室21b側に押し込まれる。
また、上記各実施形態では、動力発生装置が昇圧装置14を駆動する例を示したが、これに限られることなく、動力発生装置によって駆動される装置は、他の任意の装置とすることができる。
2,52,62,72 燃料電池発電システム
11,53 高圧燃料ガス供給源
12 第一減圧装置(第二減圧装置)
13 燃料電池本体
14 昇圧装置
21 駆動室
22 昇圧ピストン
21a 第一昇圧室
21b 第二昇圧室
23 第一流体供給路
24 第一流体供給側バルブ
26 第一流体排出路
27 第一流体排出側バルブ
28 動力発生装置
31 駆動室
31a 第一駆動室(液化燃料気化部)
31b 第二駆動室
32 駆動ピストン
33 第一高圧ガス供給路
34 第一高圧ガス供給側バルブ
36 第一高圧ガス排出路
37 第一高圧ガス排気側バルブ
39 伝達部材
40 付勢装置
53a〜53e 高圧ガス容器
63 第二高圧ガス供給路
64 第二高圧ガス供給側バルブ
66 第二高圧ガス排出路
67 第二高圧ガス排気側バルブ
73 第二流体供給路
74 第二流体供給側バルブ
76 第二流体排出路
77 第二流体排出側バルブ
81 熱媒循環系統
Claims (10)
- 高圧環境下で使用される装置の電源として用いられる燃料電池発電システムであって、
高圧燃料ガス供給源と、
該高圧燃料ガス供給源の供給する燃料ガスを減圧する第一減圧装置と、
該第一減圧装置によって減圧された前記燃料ガスが供給される燃料電池本体と、
前記高圧燃料ガス供給源による前記燃料ガスの供給圧力を動力に変換する動力発生装置と、を有し、
前記動力発生装置は、燃料電池内部に蓄積した不純物を含むパージガスを、高圧環境下にある装置外に排出可能な圧力まで昇圧する昇圧装置と連結され、その動力で該昇圧装置が駆動されることにより前記パージガスが装置外に排出可能とされている燃料電池発電システム。 - 前記動力発生装置は、前記高圧燃料ガス供給源による前記燃料ガスの供給圧力によって駆動されるピストン機構を有しており、
該ピストン機構は、駆動室と、
該駆動室内に移動可能にして設けられるとともに該駆動室内を区画して第一駆動室を形成する駆動ピストンと、
前記第一駆動室と前記高圧燃料ガス供給源とを接続する第一高圧ガス供給路と、
該第一高圧ガス供給路を開閉する第一高圧ガス供給側バルブと、
前記第一駆動室と前記燃料電池本体とを接続する第一高圧ガス排出路と、
該第一高圧ガス排出路を開閉する第一高圧ガス排気側バルブと、
前記第一高圧ガス排出路から前記燃料電池本体に供給される前記燃料ガスを減圧する第二減圧装置と、
前記駆動ピストンに加わる力を前記昇圧装置に対して動力として伝達する伝達部材とを有する構成とされている請求項1記載の燃料電池発電システム。 - 前記第一駆動室の容積が縮小する方向に向けて前記駆動ピストンを付勢する付勢装置を有しており、
該付勢装置が前記駆動ピストンに加える力は、前記高圧ガス供給源の前記燃料ガス供給圧より生じる力よりも小さい力とされている請求項2記載の燃料電池発電システム。 - 前記駆動室内が前記駆動ピストンによって前記第一駆動室と第二駆動室とに区画されており、
該第二駆動室と前記高圧燃料ガス供給源とを接続する第二高圧ガス供給路と、
該第二高圧ガス供給路を開閉する第二高圧ガス供給側バルブと、
前記第二駆動室と前記燃料電池本体とを接続する第二高圧ガス排出路と、
該第二高圧ガス排出路を開閉する第二高圧ガス排気側バルブとを有している請求項2に記載の燃料電池発電システム。 - 前記昇圧装置は、前記燃料電池本体から排出された流体を昇圧するものであり、
該昇圧装置は、昇圧室と、
該昇圧室内に移動可能にして設けられるとともに該昇圧室内を区画して第一昇圧室を形成する昇圧ピストンと、
前記第一昇圧室と前記燃料電池本体とを接続する第一流体供給路と、
該第一流体供給路を開閉する第一流体供給側バルブと、
前記第一昇圧室から系外まで通じる第一流体排出路と、
該第一流体排出路を開閉する第一流体排出側バルブとを有しており、
前記昇圧ピストンは、前記動力発生装置が発生させた動力によって駆動される構成とされている請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池発電システム。 - 前記昇圧室内が前記昇圧ピストンによって前記第一昇圧室と第二昇圧室とに区画されており、
該第二昇圧室と前記燃料電池本体とを接続する第二流体供給路と、
該第二流体供給路を開閉する第二流体供給側バルブと、
前記第二昇圧室から系外まで通じる第二流体排出路と、
該第二流体排出路を開閉する第二流体排出側バルブとを有している請求項5に記載の燃料電池発電システム。 - 前記高圧ガス供給源が、燃料電池の作動温度近傍では気体であって、その温度より低いある温度を沸点とする液化燃料を供給するもので代替され、
該高圧ガス供給源による前記液化燃料の供給経路上に、該液化燃料を気化させる液化燃料気化部が設けられている請求項1から6のいずれかに記載の燃料電池発電システム。 - 前記高圧ガス供給源が、燃料電池の作動温度近傍では気体であって、その温度より低いある温度を沸点とする液化燃料を供給するもので代替され、
前記駆動室が、該液化燃料を気化させる液化燃料気化部を構成している請求項2から4のいずれかに記載の燃料電池発電システム。 - 熱媒が循環流通されて該熱媒に前記燃料電池本体からの熱を授熱させる熱媒循環系統を有し、
前記液化燃料気化部は、前記熱媒循環系統の熱媒を、前記液化燃料を気化させるための熱源として利用する構成とされている請求項7または8に記載の燃料電池発電システム。 - 前記高圧ガス供給源が、前記燃料ガスの充填された複数の高圧ガス容器と、
使用する該高圧ガス容器を切り換える容器切替装置とを有している請求項1から6のいずれかに記載の燃料電池発電システム。
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