JP5660841B2 - 燃料電池発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池発電システムに関する。
燃料極と酸化極とで電解質を挟んだセルを複数積層した燃料電池本体を備えた燃料電池発電システムは、水素ガスを含有する燃料ガスが燃料電池本体の燃料極に供給されると共に、酸素ガスを含有する酸化ガスが燃料電池本体の酸化極に供給されることにより、当該燃料ガス中の水素ガスと当該酸化ガス中の酸素ガスとが上記セルで電気化学的に反応して、水を生成すると共に、電力を発生することができるようになっている。
このような燃料電池発電システムにおいては、例えば、燃料ガスとして水素ガスボンベ中の水素ガスを利用する場合や、酸化ガスとして酸素ガスボンベ中の酸素ガスを利用する場合、前記燃料電池本体で上記発電反応に寄与することなく当該燃料電池本体から排出された上記水素ガスや上記酸素ガスを有効に利用するように、上記ボンベから送給された上記水素ガスや上記酸素ガスと共に、上記燃料電池本体から排出された上記ガスを当該燃料電池本体に再び供給して循環再利用することが行われている。
ところで、水素ガスボンベや酸素ガスボンベ中には、僅かながらも不純物ガス(例えば、窒素ガス、二酸化炭素ガス、アルゴンガス等)が混入しているため、当該ボンベ中の上記水素ガスや上記酸素ガスを上述したように循環再利用すると、燃料電池本体内を流通する水素ガスや酸素ガス中の不純物ガスの濃度が次第に高くなってしまい、発電能力の低下を招くようになってしまう。
このため、例えば、下記特許文献1,2等においては、循環供給する水素ガスの濃度や分圧の値を求めて、当該値が閾値以下になったら、循環供給する当該水素ガスをパージすることにより、循環供給する当該水素ガス中の不純物ガスの濃度の増大を抑えることを提案している。
特開2003−317752号公報 特開2004−349215号公報
しかしながら、上記特許文献1,2等で提案されている発明においては、循環流通している水素ガスの濃度等が閾値以下になったところで当該水素ガスを循環流通させながらパージすることから、当該水素ガス中の不純物ガスの濃度を大きく低下させるにあたって、水素ガスそのものも比較的多くパージしてしまい、水素ガスの有効利用効率を十分に向上させることに難点があった。
このような問題は、上記特許文献1,2等で提案されているような燃料ガスとして水素ガスそのものを利用する場合に限らず、酸化ガスとして酸素ガスを利用する場合でも同様に生じ得ることである。
このようなことから、本発明は、不純物ガスと共に外部へ排出される水素ガス及び酸素ガスの少なくとも一方の量を大幅に抑制できる燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る燃料電池発電システムは、燃料極と酸化極とで電解質を挟んだセルを複数積層した燃料電池本体と、水素ガスを前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側へ供給する水素ガス貯蔵手段を備えた水素ガス供給手段と、酸素ガスを含有する酸化ガスを前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ供給する酸化ガス供給手段とを備えている燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側へ供給する水素ガス循環流通手段と、前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを貯蔵する燃料極側排出ガス回収貯蔵手段と、前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を開始又は停止させると共に当該燃料電池本体の外部へ排出させる前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側又は前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段へ送給する燃料極側ガス排出開始停止切換手段と前記燃料電池本体の内部の前記水素ガスの濃度が第一の水素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第一の水素ガス濃度検知手段と、前記燃料電池本体の内部の前記水素ガスの濃度が前記第一の水素ガス規定濃度値よりも小さい第二の水素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第二の水素ガス濃度検知手段と、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力を計測する燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段と、前記水素ガス供給手段から前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側へ前記水素ガスを供給するように前記水素ガス供給手段を制御すると共に、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側へ送給するように前記水素ガス循環流通手段及び前記燃料極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の前記水素ガスの濃度が前記第一の水素ガス規定濃度値以下になると、前記第一の水素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を停止するように当該燃料極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の当該水素ガスの濃度が前記第二の水素ガス規定濃度値以下になると、前記第二の水素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を開始するように当該燃料極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の上昇圧力が規定値になると、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から当該燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を停止すると共に、当該燃料電池本体の外部へ排出させた前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側へ送給するように当該燃料極側ガス排出開始停止切換手段及び当該水素ガス循環流通手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
また、第二番目の発明に係る燃料電池発電システムは、燃料極と酸化極とで電解質を挟んだセルを複数積層した燃料電池本体と、水素ガスを含有する燃料ガスを前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側へ供給する燃料ガス供給手段と、酸素ガスを前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ供給する酸素ガス貯蔵手段を備えた酸素ガス供給手段とを備えている燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ供給する酸素ガス循環流通手段と、前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを貯蔵する酸化極側排出ガス回収貯蔵手段と、前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を開始又は停止させると共に当該燃料電池本体の外部へ排出させる前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側又は前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段へ送給する酸化極側ガス排出開始停止切換手段と前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が第一の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第一の酸素ガス濃度検知手段と、前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値よりも小さい第二の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第二の酸素ガス濃度検知手段と、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力を計測する酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段と、前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ前記酸素ガスを供給するように前記酸素ガス供給手段を制御すると共に、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように前記酸素ガス循環流通手段及び前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第一の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を停止するように前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の当該酸素ガスの濃度が前記第二の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第二の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を開始するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の上昇圧力が規定値になると、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を停止すると共に、当該燃料電池本体の外部へ排出させた前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段及び当該酸素ガス循環流通手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第三番目の発明に係る燃料電池発電システムは、第一番目の発明において、前記酸化ガス供給手段が、酸素ガスを前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ供給する酸素ガス貯蔵手段を備えた酸素ガス供給手段であり、前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ供給する酸素ガス循環流通手段と、前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを貯蔵する酸化極側排出ガス回収貯蔵手段と、前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を開始又は停止させると共に当該燃料電池本体の外部へ排出させる前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側又は前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段へ送給する酸化極側ガス排出開始停止切換手段と前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が第一の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第一の酸素ガス濃度検知手段と、前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値よりも小さい第二の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第二の酸素ガス濃度検知手段と、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力を計測する酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段と、を備えると共に、前記制御手段が、さらに、前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ前記酸素ガスを供給するように前記酸素ガス供給手段を制御すると共に、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように前記酸素ガス循環流通手段及び前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第一の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を停止するように前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の当該酸素ガスの濃度が前記第二の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第二の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を開始するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の上昇圧力が規定値になると、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を停止すると共に、当該燃料電池本体の外部へ排出させた前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段及び当該酸素ガス循環流通手段を制御するものであることを特徴とする。
番目の発明に係る燃料電池発電システムは、第一番目又は第三番目発明おいて、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段が、貯蔵した前記ガスを系外へ排出する燃料極側回収ガスリーク手段を備え、前記制御手段が、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力が規定値になると、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の前記ガスを系外へ排出させるように前記燃料極側回収ガスリーク手段を制御するものであることを特徴とする。
番目の発明に係る燃料電池発電システムは、第二番目又は第三番目発明おいて、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段が、貯蔵した前記ガスを系外へ排出する酸化極側回収ガスリーク手段を備え、前記制御手段が、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力が規定値になると、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の前記ガスを系外へ排出させるように前記酸化極側回収ガスリーク手段を制御するものであることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池発電システムによれば、発電運転を行いながら、水素ガス及び酸素ガスの少なくとも一方を燃料電池本体の内部から外部へ排出させることなく当該燃料電池本体の内部へ供給して当該ガスを消費させることにより、当該ガス中に存在する不純物ガスを当該燃料電池本体の内部に残留蓄積させて濃縮した後に、当該燃料電池本体の内部から外部へ一気に放出することができるので、前記燃料電池本体の内部から外部へ前記不純物ガスと共に排出されてしまう前記ガスの量を大幅に抑制することができる。このため、前記ガスの有効利用効率を大幅に向上させることができ、発電効率を大きく向上させることができる。
本発明に係る燃料電池発電システムの第一番目の実施形態における概略構成図である。 本発明に係る燃料電池発電システムの第一番目の実施形態における燃料電池本体の電圧及びガス圧力(ガス濃度)のタイムチャートである。 本発明に係る燃料電池発電システムの第一番目の実施形態における回収貯蔵タンクの内部圧力のタイムチャートである。 本発明に係る燃料電池発電システムの第二番目の実施形態における概略構成図である。 本発明に係る燃料電池発電システムの第二番目の実施形態における回収貯蔵タンクの内部圧力のタイムチャートである。
本発明に係る燃料電池発電システムの実施形態を図面に基づいて以下に説明するが、本発明は、図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
[第一番目の実施形態]
本発明に係る燃料電池発電システムの第一番目の実施形態を図1〜3に基づいて説明する。
図1に示すように、燃料極と酸化極とで電解質を挟んだセルを複数積層した燃料電池本体110の燃料ガス受入口には、燃料ガスである水素ガス1を供給する水素ガス貯蔵手段である水素ガスボンベ121がバルブ122を介して連結されている。このバルブ122と燃料電池本体110の燃料ガス受入口との間には、水素ガス1中の水素ガス濃度を検出する水素ガスセンサ123が配設されている。
前記燃料電池本体110の酸化ガス受入口には、酸化ガスである酸素ガス2を供給する酸素ガス貯蔵手段である酸素ガスボンベ131がバルブ132を介して連結されている。このバルブ132と燃料電池本体110の酸化ガス受入口との間には、酸素ガス2中の酸素ガス濃度を検出する酸素ガスセンサ133が配設されている。
前記燃料電池本体110の燃料ガス排出口は、ドレンセパレータ125の受入口に接続している。このドレンセパレータ125のガス送出口は、三方弁124の口124aに接続している。この三方弁124の残りの一方の口124bは、循環ブロア126のガス受入口に接続している。上記循環ブロア126のガス送出口は、前記バルブ122と前記水素ガスセンサ123との間に連結している。上記三方弁124の残りの他方の口124cは、内部を略真空にまで減圧された回収貯蔵タンク127に逆止弁127aを介して接続している。この回収貯蔵タンク127には、当該タンク127内の圧力を計測する圧力センサ128が配設されている。
前記燃料電池本体110の酸化ガス排出口は、ドレンセパレータ135の受入口に接続している。このドレンセパレータ135のガス送出口は、三方弁134の口134aに接続している。この三方弁134の残りの一方の口134bは、循環ブロア136のガス受入口に接続している。上記循環ブロア136のガス送出口は、前記バルブ132と前記酸素ガスセンサ133との間に連結している。上記三方弁134の残りの他方の口134cは、内部を略真空にまで減圧された回収貯蔵タンク137に逆止弁137aを介して接続している。この回収貯蔵タンク137には、当該タンク137内の圧力を計測する圧力センサ138が配設されている。
前記燃料電池本体110には、電圧計111が接続されている。この電圧計111及び前記センサ123,128,133,138は、制御手段である制御装置140の入力部に電気的に接続している。この制御装置140の出力部は、前記バルブ122,132、前記三方弁124,134、前記循環ブロア126,136に電気的に接続しており、当該制御装置140は、上記電圧計111、上記センサ123,128,133,138等からの情報に基づいて、上記三方弁124,134の開閉状態を調整制御すること等ができるようになっている(詳細は後述する)。
なお、本実施形態においては、前記水素ガスボンベ121、前記バルブ122等により燃料ガス供給手段である水素ガス供給手段を構成し、前記水素ガスセンサ123等により第一の水素ガス濃度検知手段を構成し、前記三方弁124、前記ドレンセパレータ125、前記循環ブロア126等により水素ガス循環流通手段を構成し、前記三方弁124等により燃料極側ガス排出開始停止切換手段を構成し、前記回収貯蔵タンク127等により燃料極側排出ガス回収貯蔵手段を構成し、前記圧力センサ128等により燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段を構成し、前記酸素ガスボンベ131、前記バルブ132等により酸化ガス供給手段である酸素ガス供給手段を構成し、前記酸素ガスセンサ133等により第一の酸素ガス濃度検知手段を構成し、前記三方弁134、前記ドレンセパレータ135、前記循環ブロア136等により酸素ガス循環流通手段を構成し、前記三方弁134等により酸化極側ガス排出開始停止切換手段を構成し、前記回収貯蔵タンク137等により酸化極側ガス回収貯蔵手段を構成し、前記圧力センサ138等により酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段を構成し、前記電圧計111等により第二の水素ガス濃度検知手段と第二の酸素ガス濃度検知手段とを兼ねるようにして構成している。
このような本実施形態に係る燃料電池発電システム100の作動を次に説明する。
前記制御装置140は、発電運転開始の指令が入力されると、前記燃料電池本体110の前記排出口を前記循環ポンプ126,136と連絡させるように、すなわち、前記三方弁124,134の前記口124a,134aと前記口124b,134bとの間のみを接続するように当該三方弁124,134を制御して、前記ボンベ121,131から前記ガス1,2を所定の運転圧力で送給するように前記バルブ122,132を開放制御すると共に、前記循環ブロア126,136を作動させるように制御する。
前記水素ガスボンベ121からの水素ガス1は、前記燃料電池本体110の燃料ガス受入口から内部のセルの燃料極へ供給され、前記酸素ガスボンベ131からの酸素ガス2は、前記燃料電池本体110の酸素ガス受入口から内部のセルの酸化極へ供給され、これらガス1,2が当該セルで電気化学的に反応することにより、燃料電池本体110から電力が得られる。
前記燃料電池本体110内で上記発電反応に寄与しなかった前記ガス1,2は、上記発電反応に伴って発生した水3と共に前記ガス排出口から排出されて前記ドレンセパレータ125,135へ送給され、上記水3を分離された後に前記三方弁124,134を流通し、前記循環ブロア126,136によって、前記ガスボンベ121,131からの新たな前記ガス1,2に合流され、前記燃料電池本体110の前記ガス供給口へ再び供給される。
このようにして前記ガスボンベ121,131からの前記ガス1,2を循環流通させて再利用しながら発電運転を継続していくと、循環流通している当該ガス1,2中に混在する不純物ガス(例えば、窒素ガス、二酸化炭素ガス、アルゴンガス等)の濃度(分圧)が次第に高くなり、当該ガス1,2の濃度(分圧)が次第に低下するようになる(図2中、範囲A)。
そして、前記不純物ガス濃度(分圧)が第一の不純物ガス規定濃度(分圧)値(α)以上になる、すなわち、前記ガス1,2の濃度(分圧)が第一の規定濃度(分圧)値(1−α)(例えば、90%)以下になると(図2中、位置B)、前記制御装置140は、前記センサ123,133からの情報に基づいて、前記燃料電池本体110の前記ガス排出口を封じ切るように、すなわち、前記三方弁124,134のすべての口124a〜124c,134a〜134cを閉鎖するように当該三方弁124,134を制御して、当該燃料電池本体110の外部への前記ガス1,2の排出を停止させる。
これにより、前記燃料電池本体110は、前記ガスボンベ121,131からの前記ガス1,2と共に当該ガス1,2の循環流通ライン中にある当該ガス1,2を供給されながら当該ガス1,2を外部へ排出することなく発電運転が行われるため、当該ガス1,2を消費しながら電力を発生することにより、前記不純物ガスが内部に残留蓄積して、内部の不純物ガス濃度(分圧)が急速に増大すると共に、内部の前記ガス1,2濃度(分圧)が急速に低下する。このため、上記燃料電池本体110は、電圧が当初の値(VD)から急速に低下する(図2中、範囲C)。
そして、前記燃料電池本体110の前記電圧が下限規定値(VL)(例えば、発電運転開始時の2%)まで低下する、言い換えれば、前記燃料電池本体110の内部の不純物ガスの濃度(分圧)が前記第一の不純物ガス規定濃度(分圧)値(α)よりも大きい第二の不純物ガス規定濃度値(β)まで上昇する、すなわち、前記燃料電池本体110の内部の前記ガス1,2の濃度(分圧)が前記第一の規定濃度(分圧)値(1−α)よりも小さい前記ガス1,2の第二の規定濃度値(1−β)まで低下すると(図2中、位置D)、前記制御装置140は、前記電圧計111からの情報に基づいて、当該燃料電池本体110の前記ガス排出口を前記回収貯蔵タンク127,137に連絡させるように、すなわち、前記三方弁124,134の前記口124a,134aと前記口124c,134cとの間のみを接続するように当該三方弁124,134を制御して、当該燃料電池本体110の外部への前記ガス1,2の排出を開始させる(図3中、位置D)。
これにより、前記燃料電池本体110の内部で前記不純物ガスを高濃度に濃縮された前記ガス1,2が当該燃料電池本体110の前記ガス排出口から前記ドレンセパレータ125,135及び前記弁124,127a,134,137aを介して前記回収貯蔵タンク127,137内へ一気に放出され、当該回収貯蔵タンク127,137内の圧力が上昇する(図3中、範囲E)と共に、前記ガスボンベ121,131からの前記ガス1,2が当該燃料電池本体110の内部に流入し、当該燃料電池本体110の内部が当該ガスボンベ121,131からの上記ガス1,2の濃度(分圧)と同じ濃度(分圧)にまでに戻る(図2中、範囲E)。
そして、前記燃料電池本体110の内部から前記回収貯蔵タンク127,137内に前記ガス1,2を規定容量(前記燃料電池本体110の内部の前記ガス1,2の流通部分の容量)回収する、言い換えれば、前記回収貯蔵タンク127,137内の圧力が規定値Pu上昇する(図3中、位置F)、すなわち、前記燃料電池本体110の内部及び前記ガス1,2の循環流通ライン中の前記ガス1,2の濃度(分圧)及び前記不純物ガス濃度(分圧)が発電運転開始時の値にまで戻ると(図2中、位置F)、前記制御装置140は、前記圧力センサ128,138からの情報に基づいて、前記燃料電池本体110の前記ガス排出口を前記循環ポンプ126,136と連絡させるように、すなわち、前記三方弁124,134の前記口124a,134aと前記口124b,134bとの間のみを接続するように当該三方弁124,134を制御して、当該燃料電池本体110から当該回収貯蔵タンク127,137内に回収していた前記ガス1,2を前記ガスボンベ121,131からの新たな前記ガス1,2と共に当該燃料電池本体110の前記ガス供給口へ再び供給する。
これにより、上記燃料電池本体110は、電圧が発電運転開始時の値(VD)にまで復元して、発電運転開始時の状態に復帰する。
以下、上述した作動を繰り返すことにより、発電運転を継続しながら、循環流通する前記ガス1,2の濃度(分圧)の低下、すなわち、不純物ガス濃度(分圧)の上昇を抑制することができる。
つまり、本実施形態に係る燃料電池発電システム100では、発電運転を行いながら、前記ガス1,2を燃料電池本体110の内部から外部へ排出させることなく当該燃料電池本体110の内部へ供給して当該ガス1,2を消費させることにより、当該ガス1,2中に存在する不純物ガスを当該燃料電池本体110の内部に残留蓄積させて濃縮した後に、当該燃料電池本体110の内部から前記回収貯蔵タンク127,137内へ一気に放出させて回収貯蔵するようにしたのである。
このため、本実施形態に係る燃料電池発電システム100においては、前記燃料電池本体110の内部から外部へ前記不純物ガスと共に排出されてしまう前記ガス1,2の量を大幅に抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る燃料電池発電システム100によれば、前記ガス1,2の有効利用効率を大幅に向上させることができ、発電効率を大きく向上させることができる。
また、前記燃料電池本体110の内部から外部へ排出される前記ガス1,2を前記回収貯蔵タンク127,137に回収貯蔵するようにしたので、当該ガス1,2を系外へ排出できない閉鎖系空間内であっても、当該回収貯蔵タンク127,137内が前記燃料電池本体110の定常運転圧力Poになるまで当該燃料電池本体110の内部から外部へ前記ガス1,2を排出することができる(図3参照)。
なお、前記燃料電池本体110は、長期にわたって発電運転を行なうと、経時劣化等によって、発電電圧の値(VD)が次第に低下して、当該発電電圧の値(VD)と前記下限規定値(VL)との差が次第に小さくなって、前記不純物ガスの濃縮程度が少なくなってしまうおそれがある。このため、燃料電池本体110の発電電圧の値(VD)と前記下限規定値(VL)との差が小さくなった場合に、当初の発電電圧の値(VD)との差を維持するように、前記制御装置140は、当該発電電圧の値(VD)の低下にあわせて前記下限規定値(VL)も低下させるように設定すると好ましい。
他方、前記燃料電池本体110は、給電する外部負荷の状況が変化したとき、例えば、電流値が小さくなったとき、発電電圧の値(VD)が上昇するため、前記ガス1,2中の不純物ガス濃度に対する影響が小さくなり、当該不純物ガスの濃縮に伴う電圧値(VD)の低下量が小さくなることから、当該電流値の変化に対応させて、電圧の前記下限規定値(VL)も変化させる、すなわち、電流−電圧下限規定値曲線を制御手段に予め入力しておいて当該曲線に基づいて排気タイミングを設定するようにすると、給電する外部負荷の状況の変化に左右されることなく一定の濃度で前記不純物ガスを排出することができるようになるので好ましい。
ところで、前記燃料電池本体110の電圧の前記下限規定値(VL)は、給電される外部負荷へ悪影響を与えないまでの下限値(許容下限値)であると、給電される外部機器へ悪影響を与えることなく前記不純物ガスを最も濃縮して排気することができるので好ましい。
[第二番目の実施形態]
本発明に係る燃料電池発電システムの第二番目の実施形態を図4,5に基づいて説明する。ただし、前述した実施形態の場合と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図4に示すように、前記回収貯蔵タンク127には、燃料極側回収ガスリーク手段であるバルブ229の一方の口が逆止弁227aを介して接続されている。このバルブ229の他方の口は、系外へ連絡している。前記回収貯蔵タンク137には、酸化極側回収ガスリーク手段であるバルブ239の一方の口が逆止弁237aを介して接続されている。このバルブ239の他方の口は、系外へ連絡している。これらバルブ229,239は、制御手段である制御装置240の入力部にそれぞれ電気的に接続しており、当該制御装置240は、前記電圧計111、前記センサ123,128,133,138等からの情報に基づいて、前記三方弁124,134及び前記バルブ229,239の開閉状態を調整制御すること等ができるようになっている(詳細は後述する)。
このような本実施形態に係る燃料電池発電システム200においては、前記制御装置240に発電運転開始の指令が入力されると、前述した実施形態の場合と同様に、前記制御装置240が、前記三方弁124,134、前記バルブ122,132、前記循環ブロア126,136を制御することにより、燃料電池本体110の発電運転を行なう。
そして、前述した実施形態の場合と同様に、循環流通している前記ガス1,2中に混在する不純物ガスの濃度(分圧)が次第に高くなり、当該ガス1,2の濃度(分圧)が次第に低下し(図4中、範囲A)、当該不純物ガス濃度(分圧)が第一の不純物ガス規定濃度(分圧)値(α)以上になる、すなわち、当該ガス1,2の濃度(分圧)が第一の規定濃度値(1−α)(例えば、90%)以下になると、前記制御装置240は、前述した実施形態の場合と同様にして、前記電圧計111及び前記センサ123,128,133,138等からの情報に基づいて、前記三方弁123,134を制御することにより、発電運転を行いながら、前記ガス1,2を燃料電池本体110の内部から外部へ排出させることなく当該燃料電池本体110の内部へ供給して当該ガス1,2を消費させ、当該ガス1,2中に存在する不純物ガスを当該燃料電池本体110の内部に残留蓄積させて濃縮した後に、当該燃料電池本体110の内部から前記回収貯蔵タンク127,137内へ一気に放出させて回収貯蔵する。
これにより、前述した実施形態の場合と同様に、発電運転を継続しながら、循環流通する前記ガス1,2の濃度(分圧)の低下、すなわち、不純物ガス濃度(分圧)の上昇を抑制することができる。
そして、上述した作動を繰り返し行って、前記回収貯蔵タンク127,137の内部の圧力が系外の圧力Pn(例えば常圧)よりも高く前記燃料電池本体110の定常運転圧力Poよりも低い規定値Pp(Pn<Pp<Po)にまで到達すると(図5中、位置G)、前記制御装置240は、前記圧力センサ128,138からの情報に基づいて、当該回収貯蔵タンク127,137内の前記ガス1,2を系外へ放出するように、前記バルブ229,239を開放制御する。
そして、前記回収貯蔵タンク127,137の内部が系外の圧力Pnまで低下すると(図5中、位置H)、前記制御装置240は、前記圧力センサ128,138からの情報に基づいて、前記バルブ229,239を閉鎖制御する。
以下、前記バルブ1229,239の上述した作動制御を繰り返し行うことにより、前記燃料電池本体110の内部から前記回収貯蔵タンク127,137の内部への前記ガス1,2の回収を継続して行うことができる。
したがって、本実施形態に係る燃料電池発電システム200によれば、前述した実施形態に係る燃料電池発電システム100の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記ガス1,2を系外へ排出可能な開放系空間内であれば、前述した実施形態に係る燃料電池発電システム100の場合よりも長期にわたって継続して発電運転を行うことができる。
[他の実施形態]
〈濃縮開始タイミングの検知〉
なお、前述した実施形態においては、前記ガス1,2の第一の濃度検知手段として、前記燃料電池本体110の内部の前記ガス1,2の濃度を検出する前記ガスセンサ123,133を適用して、当該ガスセンサ123,133からの情報に基づいて、前記制御装置140,240が前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知して、前記燃料電池本体110の外部への前記ガス1,2の排出を停止するようにしたが、他の実施形態として、例えば、前記ガス1,2の第一の濃度検知手段を以下のように構成して前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知することも可能である。
i) 前記ガスボンベ121,131内から送給された前記ガス1,2の流量を計測する当該ガス1,2の流量計測手段となる流量計を設けると共に、当該流量計で計測された前記ガス1,2の流量から前記燃料電池本体110への当該ガス1,2の積算流量を求め、当該積算流量及び予め求めた前記ガスボンベ121,131内の前記ガス1,2の濃度から、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を算出する前記ガス1,2の第一の濃度算出手段を設けることにより、前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知する。
ii) 前記燃料電池本体110の発電により流れた電流値を計測する電流計測手段となる電流計を設けると共に、当該電流計で計測された電流値から前記燃料電池本体110の発電での積算電流量を求め、当該積算電流量から当該燃料電池本体110へ送給された前記ガス1,2の積算流量を算出し、当該積算流量及び予め求めた前記ガスボンベ121,131内の前記ガス1,2の濃度から、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を算出する前記ガス1,2の第一の濃度算出手段を設けることにより、前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知する。
iii) 前記ガスボンベ121,131内から送給された前記ガス1,2の濃度を検出する供給水素ガス濃度検出手段となる前記ガス1,2のセンサと、前記ガスタンク121,131内から送給された前記ガス1,2の流量を計測する前記ガス1,2の流量計測手段となる流量計とを設けると共に、前記流量計で計測された前記ガス1,2の流量から前記燃料電池本体110への当該ガス1,2の積算流量を求め、当該積算流量及び前記センサで検出された前記ガス1,2の濃度から、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を算出する前記ガス1,2の第一の濃度算出手段を設けることにより、前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知する。
iv) 前記ガスボンベ121,131内から送給された前記ガス1,2の濃度を検出する供給水素ガス濃度検出手段となる前記ガス1,2のセンサと、前記燃料電池本体110の発電により流れた電流値を計測する電流計測手段となる電流計とを設けると共に、前記電流計で計測された電流値から前記燃料電池本体110の発電での積算電流量を求め、当該積算電流量から当該燃料電池本体110へ送給された前記ガス1,2の積算流量を算出し、当該積算流量及び前記センサで検出された前記ガス1,2の濃度から、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を算出する前記ガス1,2の第一の濃度算出手段を設けることにより、前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知する。
v) 前記ガスボンベ121,131内から送給された前記ガス1,2の流量を計測する当該ガス1,2の流量計測手段となる流量計と、前記燃料電池本体110の発電により流れた電流値を計測する電流計測手段となる電流計とを設けると共に、前記流量計で計測された前記ガス1,2の流量から前記燃料電池本体110への当該ガス1,2の積算流量を求めると共に、前記電流計で計測された電流値から前記燃料電池本体110の発電での積算電流量を求め、当該積算電流量から当該燃料電池本体110で消費された前記ガス1,2の積算消費量を算出し、上記積算流量と上記積算消費量との差分から、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を算出する前記ガス1,2の第一の濃度算出手段を設けることにより、前記不純物ガスの濃縮開始タイミングを検知する。
〈排気開始タイミングの検知〉
また、前述した実施形態においては、前記ガス1,2の第二の濃度検知手段として、前記燃料電池本体110の電圧を計測する電圧計測手段となる電圧計111を適用して、当該電圧計111からの情報に基づいて、前記不純物ガスの濃縮に伴う当該燃料電池本体110の電圧低下を利用することにより、前記制御装置140,240が前記ガス1,2の排気開始タイミングを検知して、当該燃料電池本体110の外部への前記ガス1,2の排出を開始するようにしたが、例えば、運転条件等各種の事情から、前記不純物ガスの濃縮に伴う前記燃料電池本体110の電圧低下が小さく、当該電圧低下に基づく前記ガス1,2の排気開始タイミングを適切に検知できない等の場合には、他の実施形態として、例えば、以下のようにして求められる規定時間に基づいて、前記ガス1,2の排気開始タイミングを検知するようにするとよい。
i) 前記ガスボンベ121,131内から送給された前記ガス1,2の流量を計測する当該ガス1,2の流量計測手段となる流量計と、前記燃料電池本体110の内部の燃料極側及び酸化極側の圧力及び温度をそれぞれ計測する圧力計測手段となる圧力計及び温度計とを設けると共に、前記流量計で計測された前記ガス1,2の流量から、前記不純物ガスの濃縮を開始してからの前記燃料電池本体110への当該ガス1,2の積算流量を求める一方、前記圧力計及び前記温度計で計測された前記燃料電池本体110の内部の圧力及び温度並びに予め求められている当該燃料電池本体110の前記ガス1,2の流通路及び前記循環流通ラインの合計容積から系内ガス容積を求め、前記積算流量と上記系内ガス容積とを比較することにより、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を求める前記ガス1,2の第二の濃度算出手段を設け、前記積算流量が前記系内ガス容積を超えたときを規定時間として、前記ガス1,2の排出開始タイミングを検知する。
ii) 前記燃料電池本体110の発電により流れた電流値を計測する電流計測手段となる電流計と、前記燃料電池本体110の内部の燃料極側及び酸化極側の圧力及び温度をそれぞれ計測する圧力計測手段となる圧力計及び温度計とを設けると共に、前記電流計で計測された前記電流値から、前記不純物ガスの濃縮を開始してからの前記燃料電池本体110の発電での積算電流量を求め、当該積算電流量から当該燃料電池本体110で消費された前記ガス1,2の積算消費量を算出する一方、前記圧力計及び前記温度計で計測された前記燃料電池本体110の内部の圧力及び温度並びに予め求められている当該燃料電池本体110の前記ガス1,2の流通路及び前記循環流通ラインの合計容積から系内ガス容積を求め、前記積算消費量と上記系内ガス容積とを比較することにより、当該燃料電池本体110内の当該ガス1,2の濃度を求める前記ガス1,2の第二の濃度算出手段を設け、前記積算消費量が前記系内ガス容積を超えたときを規定時間として、前記ガス1,2の排出開始タイミングを検知する。
〈その他〉
また、前述した実施形態においては、前記燃料電池本体110内で前記発電反応に寄与しなかった前記ガス1,2を前記ガス排出口から排出して、前記三方弁124,134を介して前記循環ブロア126,136によって、前記ガスボンベ121,131からの新たな前記ガス1,2と合流して、当該燃料電池本体110の前記ガス供給口へ再び供給する循環流通手段である循環流通ラインを設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、前記循環流通ラインを省略して、前記燃料電池本体110内で前記発電反応に使用されるだけ、すなわち、前記発電反応で消費されるだけの前記ガス1,2を前記ガスボンベ121,131から当該燃料電池本体110へ供給することにより、当該ガス1,2を循環再利用することなくほぼすべて使い切るようにしたタイプの燃料電池発電システムの場合であっても、前述した実施形態の場合と同様にして適用することができる。
また、前述した実施形態においては、燃料電池本体110を1つ備えた燃料電池発電システム100,200の場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、前記ガス1,2を直列又は並列に流通させるように燃料電池本体110を複数接続した燃料電池発電システムの場合であっても、前述した実施形態の場合と同様にして適用することができる。ここで、前記ガス1,2を直列に流通させるように燃料電池本体110を複数接続した燃料電池発電システムの場合には、前記ガス1,2の流通方向最下流側に位置する燃料電池本体110のみに対して、前述した実施形態のようにして前記不純物ガスの濃縮及び排気を行うだけでよい。
また、前述した実施形態においては、燃料ガスとして水素ガス1を適用すると共に酸化ガスとして酸素ガス2を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、燃料ガスとして水素ガス1を適用する一方、酸化ガスとして空気を適用した場合には、燃料ガス流通系統のみ前述した実施形態の場合と同様に適用することが可能であり、酸化ガスとして酸素ガス2を適用する一方、燃料ガスとして灯油や天然ガス等を改質した改質ガスを適用した場合には、酸化ガス流通系統のみ前述した実施形態の場合と同様に適用することが可能である。
また、本発明は、前述した実施形態のみに限らず、前述した実施形態を必要に応じて適宜組み合わせて適用することも可能である。
本発明に係る燃料電池発電システムは、ガスの有効利用効率を大幅に向上させることができ、発電効率を大きく向上させることができることから、各種産業において、極めて有益に利用することができる。
1 水素ガス
2 酸素ガス
3 水
100 燃料電池発電システム
110 燃料電池本体
111 電圧計
121 水素ガスボンベ
122 バルブ
123 水素ガスセンサ
124 三方弁
124a〜124c 口
125 ドレンセパレータ
126 循環ブロア
127 回収貯蔵タンク
127a 逆止弁
128 圧力センサ
131 酸素ガスボンベ
132 バルブ
133 酸素ガスセンサ
134 三方弁
134a〜134c 口
135 ドレンセパレータ
136 循環ブロア
137 回収貯蔵タンク
137a 逆止弁
138 酸素ガスセンサ
140 制御装置
200 燃料電池発電システム
227a,237a 逆止弁
229,239 バルブ
240 制御装置

Claims (5)

  1. 燃料極と酸化極とで電解質を挟んだセルを複数積層した燃料電池本体と、
    水素ガスを前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側へ供給する水素ガス貯蔵手段を備えた水素ガス供給手段と、
    酸素ガスを含有する酸化ガスを前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ供給する酸化ガス供給手段と
    を備えている燃料電池発電システムにおいて、
    前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側へ供給する水素ガス循環流通手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを貯蔵する燃料極側排出ガス回収貯蔵手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を開始又は停止させると共に当該燃料電池本体の外部へ排出させる前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側又は前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段へ送給する燃料極側ガス排出開始停止切換手段と
    前記燃料電池本体の内部の前記水素ガスの濃度が第一の水素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第一の水素ガス濃度検知手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記水素ガスの濃度が前記第一の水素ガス規定濃度値よりも小さい第二の水素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第二の水素ガス濃度検知手段と、
    前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力を計測する燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段と、
    前記水素ガス供給手段から前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側へ前記水素ガスを供給するように前記水素ガス供給手段を制御すると共に、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側へ送給するように前記水素ガス循環流通手段及び前記燃料極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の前記水素ガスの濃度が前記第一の水素ガス規定濃度値以下になると、前記第一の水素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を停止するように当該燃料極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の当該水素ガスの濃度が前記第二の水素ガス規定濃度値以下になると、前記第二の水素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を開始するように当該燃料極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の上昇圧力が規定値になると、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側から当該燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を停止すると共に、当該燃料電池本体の外部へ排出させた前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該燃料極側へ送給するように当該燃料極側ガス排出開始停止切換手段及び当該水素ガス循環流通手段を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 燃料極と酸化極とで電解質を挟んだセルを複数積層した燃料電池本体と、
    水素ガスを含有する燃料ガスを前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側へ供給する燃料ガス供給手段と、
    酸素ガスを前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ供給する酸素ガス貯蔵手段を備えた酸素ガス供給手段と
    を備えている燃料電池発電システムにおいて、
    前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ供給する酸素ガス循環流通手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを貯蔵する酸化極側排出ガス回収貯蔵手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を開始又は停止させると共に当該燃料電池本体の外部へ排出させる前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側又は前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段へ送給する酸化極側ガス排出開始停止切換手段と
    前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が第一の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第一の酸素ガス濃度検知手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値よりも小さい第二の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第二の酸素ガス濃度検知手段と、
    前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力を計測する酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段と、
    前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ前記酸素ガスを供給するように前記酸素ガス供給手段を制御すると共に、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように前記酸素ガス循環流通手段及び前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第一の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を停止するように前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の当該酸素ガスの濃度が前記第二の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第二の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を開始するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の上昇圧力が規定値になると、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を停止すると共に、当該燃料電池本体の外部へ排出させた前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段及び当該酸素ガス循環流通手段を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする燃料電池発電システム。
  3. 請求項1に記載の燃料電池発電システムにおいて、
    前記酸化ガス供給手段が、酸素ガスを前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ供給する酸素ガス貯蔵手段を備えた酸素ガス供給手段であり、
    前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ供給する酸素ガス循環流通手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記燃料極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを貯蔵する酸化極側排出ガス回収貯蔵手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を開始又は停止させると共に当該燃料電池本体の外部へ排出させる前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側又は前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段へ送給する酸化極側ガス排出開始停止切換手段と
    前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が第一の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第一の酸素ガス濃度検知手段と、
    前記燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値よりも小さい第二の酸素ガス規定濃度値以下であるか否かを検知する第二の酸素ガス濃度検知手段と、
    前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力を計測する酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段と、
    を備えると共に、
    前記制御手段が、さらに、前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池本体の内部の前記酸化極側へ前記酸素ガスを供給するように前記酸素ガス供給手段を制御すると共に、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該燃料電池本体の外部へ排出された前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように前記酸素ガス循環流通手段及び前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の前記酸素ガスの濃度が前記第一の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第一の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の前記酸化極側から当該燃料電池本体の外部へのガスの排出を停止するように前記酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該燃料電池本体の内部の当該酸素ガスの濃度が前記第二の酸素ガス規定濃度値以下になると、前記第二の酸素ガス濃度検知手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を開始するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段を制御し、当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の上昇圧力が規定値になると、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側から当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部へのガスの排出を停止すると共に、当該燃料電池本体の外部へ排出させた前記ガスを当該燃料電池本体の内部の当該酸化極側へ送給するように当該酸化極側ガス排出開始停止切換手段及び当該酸素ガス循環流通手段を制御するものである
    ことを特徴とする燃料電池発電システム。
  4. 請求項1又は請求項3記載の燃料電池発電システムにおいて、
    前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段が、貯蔵した前記ガスを系外へ排出する燃料極側回収ガスリーク手段を備え、
    前記制御手段が、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力が規定値になると、前記燃料極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該燃料極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の前記ガスを系外へ排出させるように前記燃料極側回収ガスリーク手段を制御するものである
    ことを特徴とする燃料電池発電システム。
  5. 請求項2又は請求項3記載の燃料電池発電システムにおいて、
    前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段が、貯蔵した前記ガスを系外へ排出する酸化極側回収ガスリーク手段を備え、
    前記制御手段が、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の圧力が規定値になると、前記酸化極側排出ガス回収貯蔵圧計測手段からの情報に基づいて、当該酸化極側排出ガス回収貯蔵手段の内部の前記ガスを系外へ排出させるように前記酸化極側回収ガスリーク手段を制御するものである
    ことを特徴とする燃料電池発電システム。
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