JP6954177B2 - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP6954177B2
JP6954177B2 JP2018032204A JP2018032204A JP6954177B2 JP 6954177 B2 JP6954177 B2 JP 6954177B2 JP 2018032204 A JP2018032204 A JP 2018032204A JP 2018032204 A JP2018032204 A JP 2018032204A JP 6954177 B2 JP6954177 B2 JP 6954177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
fuel cell
cooling water
path
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018032204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019149250A (ja
Inventor
良介 深谷
良介 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018032204A priority Critical patent/JP6954177B2/ja
Publication of JP2019149250A publication Critical patent/JP2019149250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6954177B2 publication Critical patent/JP6954177B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
従来、高圧水素タンクから燃料電池スタックに水素を供給する供給路上に水素を減圧膨張させる膨張機を配置する燃料電池システムが提案されている(特許文献1参照)。
膨張機において、水素が膨張する膨張エネルギを機械的エネルギに変換することにより、システム全体におけるエネルギ変換効率を向上させている。
特開2003−217641号公報 特開平10−132418号公報
上記従来技術の場合でも、燃料電池システム全体のエネルギ変換効率の一層の向上が求められている。
本発明は上記事実を考慮し、膨張機を介して一層効率的にエネルギ変換可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係る燃料電池システムは、水素タンクと、前記水素タンクから水素が供給される燃料電池スタックと、前記水素タンクから前記燃料電池スタックに到る水素供給経路上に配置され、前記水素を断熱膨張させる膨張機と、前記膨張機における水素の断熱膨張を機械的エネルギに変換して回収するエネルギ回収デバイスと、前記水素供給経路上で前記膨張機よりも前記水素タンク側に配置され、水素を吸蔵又は放出する水素吸蔵合金と、前記水素供給経路上で前記水素吸蔵合金よりも前記水素タンク側に配置され、前記水素タンクと前記水素吸蔵合金とを連通又は遮断する第1制御弁と、前記水素供給経路上で前記水素吸蔵合金と前記膨張機との間に配置され、前記水素吸蔵合金と前記膨張機とを連通又は遮断する第2制御弁と、前記燃料電池スタック内を通過して熱交換した冷却水が前記水素吸蔵合金を加熱する冷却水循環経路と、を備える。
このように構成された燃料電池システムでは、水素供給経路上に設けられた水素吸蔵合金の上流側に設けられた第1制御弁を開放し、下流側に設けられた第2制御弁を閉塞することによって、水素タンクから供給された水素を水素吸蔵合金に吸蔵させる。
続いて、第1制御弁も閉塞することによって、水素吸蔵合金から水素が放出される。この際、燃料電池スタックを通過して熱交換された冷却水によって水素吸蔵合金は加熱されており、水素吸蔵合金から放出された水素圧力が上昇する。
この状態で第2制御弁を開放することによって、加圧された水素が膨張機に供給され、断熱膨張される。この水素の断熱膨張をエネルギ回収デバイスで機械的エネルギに変換することによりエネルギとして回収している。
このように、水素供給経路上の膨張機の上流側に水素吸蔵合金を配設し、その水素吸蔵合金を燃料電池スタックを通過して熱交換された冷却水で加熱することにより、水素吸蔵合金から放出される水素の圧力を増加させている。この加圧された水素が膨張機に供給されることにより水素の断熱膨張量が増加し、エネルギ回収デバイスで機械的エネルギとして回収される量が増加する。すなわち、システム全体におけるエネルギ回収量が増加する。
請求項1記載の発明に係る燃料電池システムは、上記構成としたので、膨張機を介して一層効率的にエネルギ変換(回収)することができる。
第1実施形態に係る燃料電池システムのブロック構成図である。 第1実施形態に係る燃料電池システムにおける冷却水循環経路の切換制御を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムのブロック構成図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムにおける第3制御弁の切換状態説明図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムにおける冷却水循環経路の切換制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る燃料電池システムのブロック構成図である。 第3実施形態に係る燃料電池システムにおける冷却水循環経路の切換制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る燃料電池システムの冷却水循環経路切換状態を示すブロック構成図である。 第4実施形態に係る燃料電池システムのブロック構成図である。 第4実施形態に係る燃料電池システムにおける冷却水循環経路の切換制御を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムについて図1、図2を参照して説明する。なお、本実施形態に係る燃料電池システムは、車両に搭載されたものである。
[構成]
燃料電池システム10は、水素タンク12A、12Bから燃料電池スタック14に水素を供給する水素供給経路16と、燃料電池スタック14の内部に冷却水を通過させることにより燃料電池スタック14を冷却する冷却水循環経路18と、を備える。
先ず、水素供給経路16について説明する。水素供給経路16の水素タンク12A、12B側を上流側、燃料電池スタック14側を下流側とし、上流側から下流側に向かって説明する。
水素タンク12A、12Bは、図示しない車両に設けられた充填口20とそれぞれ連通された水素補充経路22が形成されている。
水素補充経路22は、充填口20と水素タンク12A、12Bの間に電磁切換弁24が配設されており、充填口20と水素タンク12A、12Bのいずれか一方と選択的に連通可能とされている。
なお、電磁切換弁24と各水素タンク12A、12Bの間には、それぞれ逆止弁26A、26Bと開閉弁28A、28Bが配設されている。なお、充填口20にも、逆止弁30が設けられている。
このように、水素補充経路22が構成されることにより、充填口20から水素タンク12A又は水素タンク12Bに選択的に水素が補充可能とされている。
水素供給経路16には、上流(水素タンク12A、12B)側から下流(燃料電池スタック14)側に向かって水素吸蔵合金反応器32(以下、「MH反応器32」という)、膨張機34、熱交換器36、インジェクタ38が配設されている。
水素供給経路16において、水素タンク12A、12BとMH反応器32の間には、それぞれ開閉弁40A、40Bと電磁切換弁42が設けられており、水素タンク12A、12Bのいずれか一方からMH反応器32に水素を供給可能に構成されている。
電磁切換弁42とMH反応器32の間には、水素タンク12A、12Bから供給された高圧な水素を所定の圧力まで減圧する調圧弁44が設けられている。
さらに、水素供給経路16において、MH反応器32の直ぐ上流側(MH反応器32と調圧弁44との間)には、調圧弁44とMH反応器32とを連通又は遮断する開閉弁である第1制御弁46が配設されている。
また、水素供給経路16において、MH反応器32の直ぐ下流側(MH反応器32と膨張機34との間)には、MH反応器32と膨張機34とを連通又は遮断する開閉弁である第2制御弁48が配設されている。
さらに、水素供給経路16において第2制御弁48の下流側に配設された膨張機34には、水素の膨張エネルギを機械的エネルギに変換して回収するエネルギ回収デバイス50が設けられている。
また、水素供給経路16において膨張機34の下流側に配設された熱交換器36は、後述する燃料電池スタック14で加熱された冷却水と膨張機34における断熱膨張により冷却された水素が熱交換されるものである。
水素供給経路16において熱交換器36の下流側に配設されたインジェクタ38は、燃料電池スタック14に供給される水素量を調整するものであり、例えば、電磁式の開閉弁等から構成されている。
燃料電池スタック14の排出側に配設された気液分離部52は、燃料電池スタック14から排出された反応ガスと水素ガスを気体成分と液体成分に分離するものである。
気液分離部52は、水素ポンプ54を介して水素供給経路16のインジェクタ38の下流側に連通されている。すなわち、水素ポンプ54の駆動によって気液分離部52で分離された気体成分中に含まれる水素ガスを再び燃料電池スタック14に供給する構成である。
また、気液分離部52で分離された液体成分は、排水弁56を介して外部には移出される構成である。
次に、冷却水循環経路18について説明する。
冷却水循環経路18は、後述するラジエータ58から燃料電池スタック14の内部を通過してMH反応器32に到る第1経路60と、MH反応器32から熱交換器36に到る第2経路62と、熱交換器36からラジエータ58に到る第3経路64と、から構成されている。
すなわち、第1経路60上の燃料電池スタック14を冷却した(燃料電池スタック14で加熱された)冷却水は、MH反応器32、熱交換器36、ラジエータ58で順次冷却され、再び燃料電池スタック14に戻る構成である。
なお、冷却水循環経路18には、第1経路60の燃料電池スタック14の下流側と第3経路64とを連通させる第1バイパス66が設けられている。第1経路60と第1バイパス66の分岐位置には、第1電磁切換弁68が設けられている。第1電磁切換弁68は、第1経路60の燃料電池スタック14側と、MH反応器32側又は第1バイパス66とを選択的に連通させる構成である。
また、冷却水循環経路18には、第1経路60における第1電磁切換弁68の下流側と第2経路62とを連通させる第2バイパス70が設けられている。第1経路60と第2バイパス70の分岐位置には、第2電磁切換弁72が設けられている。第2電磁切換弁72は、第1経路60の燃料電池スタック14側と、MH反応器32側又は第2バイパス70とを選択的に連通させる構成である。
さらに、冷却水循環経路18には、第3経路64における第1バイパス66の合流地点よりも下流側と第1経路60における燃料電池スタック14の上流側とを連通させる第3バイパス74が設けられている。第1経路60と第3バイパス70の合流位置には、第3電磁切換弁76が設けられている。第3電磁切換弁76は、第1経路60のラジエータ58側又は第3バイパス74と、第1経路60の燃料電池スタック14側とを選択的に連通させる構成である。
また、第1経路60上で燃料電池スタック14と第1電磁切換弁68の間には、冷却水の温度T1を検出する第1温度検出センサ78が配設されている。さらに、第3経路64上で第1バイパス66の合流位置と第3バイパス74の分岐位置との間には、冷却水の温度T3を検出する第2温度検出センサ80が配設されている。
制御装置82は、第1温度検出センサ78で検出された冷却水の温度T1、第2温度検出センサ80で検出された冷却水の温度T3に基づいて、第1、第2制御弁46、48を切換制御すると共に、第1〜第3電磁切換弁68、72、76等を切換制御するものである。
なお、制御装置82のハードウェア構成は、CPU、ROM、RAM等を含むECUを備える。
[作用]
次に、燃料電池システム10の作用について説明する。
先ず、燃料電池システム10の駆動が開始されると、水素タンク12Aから水素供給経路16を介して燃料電池スタック14に水素が供給され、同様に供給された酸素と反応し、電気を生成する。この際、第1制御弁46、第2制御弁48のいずれもが開放されている。
この状態で、冷却水循環経路18で冷却水の循環が開始される。すなわち、冷却水循環経路18の第1経路60で燃料電池スタック14を通過した(燃料電池スタック14で加熱された)冷却水は、MH反応器32に供給される。MH反応器32で冷却された冷却水は第2経路62を介して熱交換器36に供給される。熱交換器36で熱交換(冷却)された冷却水は、第3経路64でラジエータ58に供給される。ラジエータ58で熱交換(冷却)された冷却水が、第1経路60で再び燃料電池スタック14に供給される。このようにして、冷却水循環経路18で冷却水が循環される。
この際の制御装置82による燃料電池システム10の制御について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
制御装置82では、先ず、第1温度検出センサ78で検出された冷却水の温度T1と、第2温度検出センサ80で検出された冷却水の温度T3とが入力される(ステップS10)。
次に、温度T1が第1閾値Th1よりも低いか否かを判定する(ステップS12)。温度T1が第1閾値Th1よりも低い場合(ステップS12でYES)には、制御装置82から第1電磁切換弁68に切換信号が出力され、第1電磁切換弁68は第1経路60の燃料電池スタック14側と第1バイパス66とを連通させると共に、第1経路60の第2電磁切換弁72側と遮断する(ステップS14)。
これにより、冷却水は、燃料電池スタック14から第3経路64に直接流れるようになる。すなわち、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が第1閾値Th1よりも低い場合には、冷却水が過度に低温にならないように、MH反応器32、熱交換器36を通過しないようにしたものである。
一方、温度T1が第1閾値Th1以上の場合(ステップS12でNO)には、温度T1が第2閾値Th2以下(Th1≦T1≦Th2)であるか否かを判定する(ステップS16)。
温度T1が第2閾値Th2以下(Th1≦T1≦Th2)である場合(ステップS16でYES)には、制御装置82から第2電磁切換弁72に切換信号が出力され、第2電磁切換弁72は第1経路60の第1電磁切換弁68側と第2バイパス70とを連通させると共に、第1経路60のMH反応器32側と遮断する(ステップS18)。
これにより、冷却水は、燃料電池スタック14から熱交換器36に直接流れるようになる。すなわち、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が第1閾値Th1以上第2閾値Th2以下(Th1≦T1≦Th2)の場合には、冷却水が過度に低温にならないように、MH反応器32を通過しないようにしたものである。
一方、温度T1が第2閾値Th2よりも大きい場合(ステップS16でNO)には、制御装置82から第2電磁切換弁72に切換信号が出力され、第2電磁切換弁72は第1経路60の第1電磁切換弁68側とMH反応器32側とを連通させると共に、第2バイパス70側と遮断する(ステップS20)。
これにより、冷却水は、MH反応器32、熱交換器36を順次経由して流れることになる。これは、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が十分に加熱されているため、MH反応器32、熱交換器36で冷却しても過度に低温にならないと判断しているものである。
この場合には、制御装置82は、第1制御弁46を開放したままで第2制御弁48を閉塞してMH反応器32の水素吸蔵合金に水素を吸蔵させる。続いて、第1制御弁46も閉塞する。この際、冷却水循環経路18の第1経路60で燃料電池スタック14から供給された温度T1の冷却水によりMH反応器32が加熱されているため、水素吸蔵合金の反応平衡圧力が増加し、水素吸蔵合金から放出された水素圧力が増加する。
続いて、制御装置82は、第2制御弁48を開放する。これにより、水素吸蔵合金から放出された水素が膨張機34に供給される。したがって、膨張機34に供給される水素流量が増加し、膨張機34における水素の断熱膨張を機械的エネルギに変換するエネルギ回収デバイス50で回収されるエネルギ量が増加する。
一方、水素放出したMH反応器32が吸熱することにより、MH反応器32を通過した冷却水は温度T2(<T1)に冷却される。さらに、第2経路62によって熱交換器36に供給された冷却水は、断熱膨張された水素と熱交換されることにより温度T3(<T2)に冷却される。
続いて、制御装置82は、ラジエータ58の上流側の冷却水の温度T3が第3閾値Th3(<第1閾値Th1)よりも小さいか否かを判定する(ステップS22)。
温度T3が第3閾値Th3よりも小さい場合(ステップS22でYES)には、第3電磁切換弁76に切換信号を出力し、第1経路60の燃料電池スタック14側と第3バイパス74側を連通させると共に、第1経路60のラジエータ58側と遮断する(ステップS24)。これによって、冷却水がラジエータ58を通過しなくなるため、冷却水が過度に低温になることが防止される。
一方、温度T3が第3閾値Th3以上の場合(ステップS22でNO)には、現状を維持する。すなわち、第3電磁切換弁76は、第1経路60のラジエータ58側と燃料電池スタック14側とを連通させている。
これにより、熱交換器36で冷却された冷却水は、第3経路64でラジエータ58に供給されてさらに冷却されて温度T0(<T3)とされた後、燃料電池スタック14に供給されて燃料電池スタック14を冷却する。
このように、燃料電池システム10では、燃料電池スタック14に対する水素供給経路16上で膨張機34の上流側にMH反応器32を配置しているため、MH反応器32(水素吸蔵合金)が冷却水で加熱されることにより、一層加圧された水素が膨張機34に供給される。したがって、MH反応器32がない場合と比較して、膨張機34に対する水素供給流量が増加し、膨張機34からエネルギ回収デバイス50で回収されるエネルギ量が増加する。すなわち、燃料電池システム10におけるエネルギ回収効率を向上させることができる。
また、燃料電池システム10では、冷却水循環経路18において燃料電池スタック14の下流側で検出された冷却水の温度T1と第1閾値Th1、第2閾値Th2と比較することによって、冷却水循環経路18を切り換えている。すなわち、冷却水循環経路18では、冷却水の温度T1に基づいて、第1バイパス66を利用することによってMH反応器32と熱交換器36に冷却水を流さないことや、第2バイパス70を利用することによってMH反応器32に冷却水を流さないことで、燃料電池スタック14に供給される冷却水の温度を所定範囲内に保つことを可能としている。すなわち、燃料電池スタック14が過冷却されることを防止して、燃料電池スタック14が所定の性能を発揮できるようにしている。
さらに、燃料電池システム10では、冷却水循環経路18においてラジエータ58に供給される冷却水の温度T3を検出し、この温度T3が第3閾値よりも低い(T3<Th3(<Th1))場合には、第1バイパス66と第3バイパス74を利用してMH反応器32と熱交換器36とラジエータ58に冷却水を流さないことで、燃料電池スタック14を流入する冷却水温度を所定範囲内に保つ。すなわち、燃料電池スタック14が過冷却されることを防止して、燃料電池スタック14が所定の性能を発揮できるようにしている。
以上のように、水素供給経路16において膨張機34の上流側にMH反応器32を配置することによって燃料電池システム10のエネルギ回収効率を増加させると共に、冷却水の温度が低すぎて燃料電池スタック14を過冷却するおそれがある場合には、冷却水循環経路18をMH反応器32等を通過しないように切り換えることによって、燃料電池スタック14が所定の性能を発揮できるように制御している。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る燃料電池システムについて図3〜図5を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素、ステップには同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[構成]
燃料電池システム100は、図3に示すように、水素供給経路16において調圧弁44とインジェクタ38の間に第4バイパス102を設けたものである。分岐位置には、三方弁である第3制御弁104が配設されている。
第3制御弁104は、図4に示すように、水素供給経路16の調圧弁44側と第1制御弁46側とのみを連通する第1開放状態と、水素供給経路16の調圧弁44側と第4バイパス102とのみを連通する第2開放状態と、水素供給経路16の調圧弁44側と第1制御弁46側、第4バイパス102のいずれとも遮断する遮断状態とを切換可能とされている。
なお、図3に示すように、水素供給経路16において、第4バイパス102との合流位置と熱交換器36との間には逆止弁106が配置されている。
[作用]
次に、燃料電池システム100の作用について図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図5において、第1実施形態と同様のステップについては、同一のステップ番号を付してその詳細な説明は省略している。
制御装置82では、温度検出センサ78で検出された燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が第1閾値Th1よりも低い場合(ステップS12でYES)には、第3制御弁104を第2開放状態とする(ステップS30)。これにより、水素供給経路16では、調圧弁44から第4バイパス102を介してインジェクタ38に水素が供給される。
一方、MH反応器32、膨張機34には水素が供給されないため、冷却水循環経路18を流れる冷却水がMH反応器32と熱交換器36で熱交換(冷却)されず、冷却水の温度が低すぎて燃料電池スタック14が過冷却になることが防止される。
一方、冷却水の温度T1が第1閾値Th1以上、第2閾値Th2以下の場合(ステップS10でNO、ステップS16でYES)、制御装置82は、第3制御弁104を第1開放状態とすると共に、第2電磁切換弁72が切り換えられ冷却水循環経路18は第2バイパス70に連通される(ステップS32)。これにより、水素供給経路16では、調圧弁44から第3制御弁104を介してMH反応器32、膨張機34等に水素が供給される。また、冷却水循環経路18では、燃料電池スタック14を通過した冷却水が、MH反応器32を通過することなく、熱交換器36に供給される。このように、冷却水が熱交換器36で冷却されるがMH反応器32で冷却(熱交換)されないため、冷却水の温度が過度に低下して燃料電池スタック14を過冷却されることが回避される。
さらに、冷却水の温度T1が第2閾値Th2よりも大きい場合(ステップS10でNO、ステップS16でNO)、制御装置82は、第3制御弁104を第1開放状態とすると共に、第2電磁切換弁72が切り換えられ冷却水循環経路18はMH反応器32に連通される(ステップS34)。これにより、水素供給経路16では、調圧弁44から第3制御弁104を介してMH反応器32、膨張機34等に水素が供給される。また、冷却水循環経路18では、燃料電池スタック14を通過した冷却水が、MH反応器32を通過して熱交換器36に供給される。このように、冷却水がMH反応器32と熱交換器36で熱交換され、加熱された冷却水を適切な温度まで冷却することができる。
さらに、温度検出センサ80で検出されたラジエータ58の上流側における冷却水の温度T3が第3閾値Th3よりも低い場合には、第3制御弁104を第2開放状態に切り換え水素供給経路16の調圧弁44側と第4バイパス102とを連通させると共に、第3電磁切換弁76を切り換え、第3バイパス74を冷却水が通過するようにする。
このように、冷却水の温度T3が第3閾値Th3よりも低い場合には、MH反応器32、膨張機34に水素を供給しないことによって、MH反応器32、熱交換器36で冷却水が熱交換しない(冷却されない)ように構成したため、冷却水が過度に冷却されることが防止される。また、第3バイパス74が利用されているため、ラジエータ58で冷却水が冷却されることも防止され、燃料電池スタック14が過冷却されることが防止される。
このように本実施形態の燃料電池システム100では、水素供給経路16上に、MH反応器32、膨張機34、熱交換器36をバイパスする第4バイパス102を設けている。したがって、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が非常に低い(T≦Th1)場合には、第4バイパス102に水素を流す(MH反応器32、膨張機34に水素を流さない)ことにより、MH反応器32、熱交換器36における冷却水との熱交換(冷却水の冷却)を防止することができる。冷却水の温度T1が少し低い(Th1≦T≦Th2)場合には、MH反応器32、膨張機34に水素を流すものの、冷却水循環経路18が第2バイパス70を用いることによりMH反応器32に冷却水を流さない構成としている。これにより、MH反応器32における熱交換を防止して冷却水が過度に冷却されないようにしている。
冷却水の温度T1が第2閾値Th2よりも大きい(T1>Th2)には、水素をMH反応器32、膨張機34に供給すると共に、冷却水をMH反応器32、熱交換器36に供給することにより、冷却水をMH反応器32、熱交換器36で冷却し、適温に冷却することができる。
この際、冷却水による加熱によりMH反応器32で水素圧力を高めて膨張機34に流れる水素流量を増加させているため、エネルギ回収デバイス50で回収されるエネルギ効率が高まる。
また、膨張機34の前後の圧力差が減少して膨張機34の作動が停止しても第3制御弁104を切り換えて第4バイパス102を用いることで、燃料電池スタック14に対する水素供給を維持することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る燃料電池システムについて図6〜図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素、ステップには同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[構成]
燃料電池システム200は、図6に示すように、冷却水循環経路18の第1経路60と第2経路62とを連通する第5バイパス202を有している。第1経路60と第5バイパス202との分岐位置、第2経路62と第5バイパス202との合流位置には、それぞれ第4電磁切換弁204、第5電磁切換弁206が配設されている。この第4電磁切換弁204は、第1経路60の上流側と下流側又は第5バイパス202とを選択的に連通するものである。第5電磁切換弁206は、第2経路62の上流側又は第5バイパス202と第2経路62の下流(熱交換器36)側とを選択的に連通するものである。
また、冷却水循環経路18の第1経路62において第4電磁切換弁204よりも下流側と第3経路64とを連通する第6バイパス208を有している。第1経路60と第6バイパス208との分岐位置、第3経路64と第6バイパス208との合流位置には、それぞれ第6電磁切換弁210、第7電磁切換弁212が配設されている。この第6電磁切換弁210は、第1経路60の上流側又は第6バイパス208と第1経路60の下流(MH反応器32)側とを選択的に連通するものである。第7電磁切換弁212は、第3経路62の上流(熱交換器36)側と下流側又は第6バイパス208とを選択的に連通するものである。
さらに、冷却水循環経路18の第2経路62において第5電磁切換弁206よりも上流側と第3経路64において第7電磁切換弁212よりも下流側とを連通する第7バイパス214を有している。第2経路62と第7バイパス214との分岐位置、第3経路64と第7バイパス214との合流位置には、それぞれ第8電磁切換弁216、第9電磁切換弁218が配設されている。この第8電磁切換弁216は、第2経路62の上流側と下流側又は第7バイパス214とを選択的に連通するものである。第9電磁切換弁218は、第3経路62の上流(熱交換器36)側又は第7バイパス214と第3経路62の下流側とを選択的に連通するものである。
[作用]
次に、燃料電池システム200の作用について図7のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図7において、第1実施形態と同様のステップについては、同一のステップ番号を付してその詳細な説明は省略している。
燃料電池システム200では、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が第1閾値Th1以上第2閾値Th2以下(Th1≦T1≦Th2)(ステップS12でNO、ステップS16でYES)の場合、第4電磁切換弁204、第5電磁切換弁206が切り換えられ、第1経路60の上流側と第2経路62の下流側が第5バイパス202を介して連通される。また、第6電磁切換弁210、第7電磁切換弁212が切り換えられ、第3経路64の上流側と第1経路62の下流側が第6バイパス208を介して連通される。さらに、第8電磁切換弁216、第9電磁切換弁218が切り換えられ、第2経路62の上流側と第3経路64の下流側が第7バイパス214を介して連通される(ステップS40)。
すなわち、図8に実線で示すように、燃料電池スタック14を通過した冷却水は、第1経路60、第5バイパス202、第2経路を介して熱交換器36に供給され、熱交換器36で熱交換(冷却)される。熱交換器36で冷却された冷却水は、第3経路64、第6バイパス208、第1経路60を介してMH反応器32に供給される。
この際、第1制御弁46は開放され、第2制御弁48は閉塞されている。すなわち、熱交換器36で冷却されることにより、燃料電池スタック14から直接供給されるよりも低温の冷却水がMH反応器32に供給されているため、MH反応器32における水素吸蔵を促進することができる。
一方、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が第2閾値Th2以上(Th2≦T1)(ステップS12でNO、ステップS16でNO)の場合、第4電磁切換弁204〜第9電磁切換弁218が切り換えられ、第1経路60〜第3経路64それぞれの上流側と下流側が連通される(第5バイパス202〜第7バイパス214が遮断される)(ステップS42)。
したがって、燃料電池スタック14を通過した冷却水は、第1経路60を介してMH反応器32に供給され、次に第2経路62を介して熱交換器36に供給され、最後に第3経路64を介してラジエータ58に供給される。
この際、第1制御弁46は閉塞され、第2制御弁48は閉塞されている。すなわち、燃料電池スタック14から直接供給されて相対的に温度が高い冷却水をMH反応器32に供給することにより、MH反応器32における水素放出を促進することができる。その後、第2制御弁48を開放することで、放出された水素を膨張機34に供給することができる。
このように、燃料電池システム200では、冷却水の温度T1に基づいて冷却水循環経路18の冷却水供給経路を切り換え、熱交換器36に冷却水を通過させた後にMH反応器32に供給させる場合と、MH反応器32に冷却水を通過させた後に熱交換器36に通過させる場合とを切り換えている。すなわち、MH反応器32に供給される冷却水を温度を変化させている。
この切換タイミングと、MH反応器32の水素吸蔵・放出タイミングを同期させることで、MH反応器32の水素吸蔵、水素放出を促進して膨張機34に対する水素供給量を一層増加させ、エネルギ回収デバイス50によるエネルギ回収効率を一層向上させることができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る燃料電池システムについて図9及び図10を参照して説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成要素、ステップには同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[構成]
燃料電池システム300は、燃料電池システム100と同様の構成に、燃料電池システム200と同様の第5バイパス202〜第7バイパス214が設けられたものである。
[作用]
次に、燃料電池システム300の作用について図10のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図10において、第1〜第3実施形態と同様のステップについては、同一のステップ番号を付してその詳細な説明は省略している。
燃料電池システム300は、燃料電池スタック14を通過した冷却水の温度T1が第1閾値Th1以上(Th1≦T1)(ステップS12でNO)の場合、第3制御弁104を第1開放状態としてMH反応器32、膨張機34等に水素を供給する。ここで、MH反応器32の水素吸蔵タイミングでは、第4電磁切換弁204〜第9電磁切換弁218を切り換えて熱交換器36を通過した冷却水をMH反応器32に供給して水素吸蔵を促進するとともに、水素放出タイミングでは燃料電池スタック14から直接MH反応器32に供給して水素放出を促進している。
すなわち、MH反応器32から膨張機34への水素供給流量を一層増加させてエネルギ回収デバイス50におけるエネルギ回収率を一層向上させている。
また、自動車の低負荷時等に膨張機34の上流側と下流側との圧力差が小さく膨張機34が作動停止した場合でも、第3制御弁104を切り換えて第4バイパス102を用いることにより、燃料電池スタック14に対する水素供給を維持することができる。
10、100、200、300 燃料電池システム
12A、12B 水素タンク
14 燃料電池スタック
16 水素供給経路
18 冷却水循環経路
32 水素吸蔵合金反応器(水素吸蔵合金)
34 膨張機
46 第1制御弁
48 第2制御弁

Claims (1)

  1. 水素タンクと、
    前記水素タンクから水素が供給される燃料電池スタックと、
    前記水素タンクから前記燃料電池スタックに到る水素供給経路上に配置され、前記水素を断熱膨張させる膨張機と、
    前記膨張機における水素の断熱膨張を機械的エネルギに変換して回収するエネルギ回収デバイスと、
    前記水素供給経路上で前記膨張機よりも前記水素タンク側に配置され、水素を吸蔵又は放出する水素吸蔵合金と、
    前記水素供給経路上で前記水素吸蔵合金よりも前記水素タンク側に配置され、前記水素タンクと前記水素吸蔵合金とを連通又は遮断する第1制御弁と、
    前記水素供給経路上で前記水素吸蔵合金と前記膨張機との間に配置され、前記水素吸蔵合金と前記膨張機とを連通又は遮断する第2制御弁と、
    前記燃料電池スタック内を通過して熱交換した冷却水が前記水素吸蔵合金を加熱する冷却水循環経路と、
    を備える燃料電池システム。
JP2018032204A 2018-02-26 2018-02-26 燃料電池システム Active JP6954177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018032204A JP6954177B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018032204A JP6954177B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019149250A JP2019149250A (ja) 2019-09-05
JP6954177B2 true JP6954177B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=67850664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018032204A Active JP6954177B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6954177B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114234036B (zh) * 2021-12-02 2023-06-13 中车株洲电力机车有限公司 一种氢能轨道车辆用固态储氢罐及储氢系统
CN114583231B (zh) * 2022-03-09 2024-01-23 一汽解放汽车有限公司 一种燃料电池的冷热电三联供系统及工作方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09217604A (ja) * 1996-02-14 1997-08-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ガス蓄圧式電力貯蔵設備
JP4944300B2 (ja) * 2001-01-25 2012-05-30 本田技研工業株式会社 燃料電池システム
JP3903798B2 (ja) * 2002-01-22 2007-04-11 株式会社デンソー 燃料電池システム
JP3918639B2 (ja) * 2002-06-05 2007-05-23 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2004247052A (ja) * 2003-02-10 2004-09-02 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP4542414B2 (ja) * 2004-11-18 2010-09-15 株式会社豊田自動織機 水素燃料自動車における水素タンク冷却装置
EP3174144B1 (en) * 2014-07-24 2018-09-05 Nissan Motor Co., Ltd Fuel cell control device
JP6801599B2 (ja) * 2017-07-26 2020-12-16 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及び制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019149250A (ja) 2019-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10693159B2 (en) Fuel cell system and control device
KR101909338B1 (ko) 연료 전지 시스템
JP5604190B2 (ja) 蓄熱システム
JP5147831B2 (ja) 水素消費システム及びその操作方法
US20080044704A1 (en) Fuel Cell System
JP6954177B2 (ja) 燃料電池システム
JP2005061711A (ja) 排熱回収給湯装置
JP2007157468A (ja) 燃料電池システム
JP2007064526A (ja) 熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム
US10794160B2 (en) Geothermal heat recovery device and geothermal heat recovery device operating method
JP4984991B2 (ja) ガス貯蔵システム
EP3249314A1 (en) Heat supply system
JP2004253258A (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP2019036467A (ja) 燃料電池システム
US11152628B2 (en) Fuel cell system
JP6897426B2 (ja) 燃料電池システム
JP6556073B2 (ja) 燃料電池システム
JP6973318B2 (ja) 燃料電池システム
JP4552387B2 (ja) 燃料電池コージェネレーション装置
JP2002252010A (ja) 燃料電池用水素供給装置
JP2010140678A (ja) 燃料電池の冷却システム
JP6889058B2 (ja) 水素昇圧システム
JP2023179117A (ja) 水素供給システム
JP2002373690A (ja) 燃料電池システム
JP4673617B2 (ja) 燃料電池システムおよびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210913

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6954177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151