JP3901294B2 - 樹脂製パイプ部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製のパイプ本体部の端部に、締結部材によって他部材に締結されるフランジを一体に形成してなる樹脂製パイプ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製の吸気管の端部に形成したフランジに、金属製のスロットルボディの端部に形成したフランジを当接し、両フランジを複数本のボルトで一体に締結するものが、特開平7−158524号公報により公知である。
【0003】
また図13に示すように、金属製の吸気管01の端部に形成したフランジ02と、樹脂製のスロットルボディ03の本体部04の端部に形成したフランジ05とを複数本のボルト06…で一体に締結するものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図13(A)に示すように、スロットルボディ03を射出成形すると、溶融した樹脂が冷却する際のヒケによってフランジ05が本体部04の軸線方向に反り返るように歪んでしまう場合がある。このように歪みが発生したスロットルボディ03のフランジ05の合わせ面051 を、吸気管01の端部に形成したフランジ02に当接してボルト06…で締結すると、スロットルボディ03のフランジ05の歪みは矯正されるものの、図13(B)に示すように、その矯正によってスロットルボディ03の本体部04に新たな歪みが発生し、その内部に収納したバタフライバルブ07の全閉時における外周の隙間が不均一になったり、吸気管01のボア011 とスロットルボディ03のボア041 との間に段差aが発生してエアーのスムーズな流れが阻害されたりする問題がある。
【0005】
上記特開平7−158524号公報に記載されたものにおいても、樹脂製の吸気管の端部に形成したフランジに歪みある場合に、そのフランジを金属製のスロットルボディのフランジを当接して締結すると、吸気管のボアが変形してスロットルボディのボアとの間に段差が発生する問題がある。
【0006】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、樹脂製のパイプ部材のフランジを他部材に当接して締結するときに、そのパイプ部材のパイプ本体部が変形するのを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、樹脂製のパイプ本体部の端部に、締結部材によって他部材に締結されるフランジを一体に形成してなる樹脂製パイプ部材において、前記フランジの他部材との合わせ面の反対側の面に溝を形成し、前記パイプ本体部および前記締結部材間に形成された前記溝にリブを設けたことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、樹脂製のパイプ部材のフランジが変形していると、その合わせ面を他部材に当接して締結部材で締結する際に、変形したフランジが正しい位置に戻るように矯正されるが、前記締結荷重はフランジに形成した溝に吸収されてパイプ本体部に伝達されることがないため、パイプ本体部に新たな歪みが発生することがない。またパイプ部材を射出成形する際に肉厚の大きいフランジの冷却が遅れても、そのフランジとパイプ本体部との間に溝が介在するために、該パイプ本体部にヒケが発生するのが防止されて製品の精度が高められる。しかも締結部材の締結荷重がパイプ本体部に伝達されるのを効果的に防止することができる。
【0009】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記フランジは前記締結部材が貫通する孔を備え、前記リブは前記溝の底部から前記合わせ面の反対側の面側に向かって延びて、前記孔と前記パイプ本体部とを連結することを特徴とする樹脂製パイプ部材が提案される。
【0010】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記締結部材はボルトからなり、前記フランジの前記合わせ面に肉抜きが設けられ、前記ボルトの軸線方向に延びるとともに前記孔および前記パイプ本体部を通る断面上において、前記孔と前記パイプ本体部との間に前記リブおよび前記肉抜きが前記孔から前記パイプ本体部に向かう方向で隣接して配置されることを特徴とする樹脂製パイプ部材が提案される。
【0011】
また請求項に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記溝の深さを、締結部材に近い部分から遠ざかるに従って浅くなるように形成したことを特徴とする樹脂製パイプ部材が提案される。
【0012】
上記構成によれば、締結部材による締結荷重が強く作用する位置で溝の深さが深くなるため、パイプ本体部の歪みを一層効果的に防止するとともに、フランジ全体の剛性低下を防止することができる。
【0013】
また請求項5に記載された発明によれば、樹脂製のパイプ本体部の端部に、締結部材によって他部材に締結されるフランジを一体に形成してなる樹脂製パイプ部材において、前記フランジの他部材との合わせ面の反対側の面に溝を形成し、前記溝の深さを、締結部材に近い部分から遠ざかるに従って浅くなるように形成したことを特徴とする樹脂製パイプ部材が提案される。
【0014】
上記構成によれば、樹脂製のパイプ部材のフランジが変形していると、その合わせ面を他部材に当接して締結部材で締結する際に、変形したフランジが正しい位置に戻るように矯正されるが、前記締結荷重はフランジに形成した溝に吸収されてパイプ本体部に伝達されることがないため、パイプ本体部に新たな歪みが発生することがない。またパイプ部材を射出成形する際に肉厚の大きいフランジの冷却が遅れても、そのフランジとパイプ本体部との間に溝が介在するために、該パイプ本体部にヒケが発生するのが防止されて製品の精度が高められる。しかも締結部材による締結荷重が強く作用する位置で溝の深さが深くなるため、パイプ本体部の歪みを一層効果的に防止するとともに、フランジ全体の剛性低下を防止することができる。
【0015】
また請求項に記載された発明は、請求項の構成に加えて、前記溝をパイプ本体部および締結部材の間に形成したことを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、締結部材の締結荷重がパイプ本体部に伝達されるのを効果的に防止することができる。
【0017】
また請求項に記載された発明は、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記溝をパイプ本体部の外周に沿うように形成したことを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、締結部材の締結荷重をフランジの合わせ面の全域に効果的に作用させてシール性を高めることができる。
【0019】
また請求項に記載された発明は、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記溝を締結部材の外周に沿うように形成したことを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、締結部材の締結荷重を該締結部材の外周のみに作用させてパイプ本体部への伝達を防止することができる。
【0021】
また請求項に記載された発明は、請求項1〜請求項8の何れか1項の構成に加えて、前記パイプ本体部が内部にバタフライバルブを収納したスロットルボディ本体部であり、前記他部材がエンジンの吸気管であることを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、樹脂製のスロットルボディ本体部のフランジをエンジンの吸気管に締結する際に該スロットルボディ本体部の歪みを防止することができるので、スロットルボディ本体部のボアと吸気管のボアとの間に段差ができてエアーの流通抵抗が増加したり、スロットルボディ本体部の内部に収納されたバタフライバルブの外周の隙間が不均一になったりする不具合を解消することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図3は本発明の第1参考例を示すもので、図1はエンジンに装着されたスロットルバルブの平面図、図2は図1の2方向拡大矢視図、図3は図2の3−3線断面図である。
【0025】
図1に示すように、図示せぬエンジンに接続された吸気管1にスロットルボディ2が取り付けられており、このスロットルボディ2は可撓性を有する吸気ダクト3を介して図示せぬ吸気消音器およびエアクリーナに接続される。スロットルボディ2は、短いパイプ状に形成されたスロットルボディ本体部4と、そのスロットルボディ本体部4の一端に一体に形成されたフランジ5と、前記スロットルボディ本体部4のボア41 内に収納されて回転軸6回りに揺動する円板状のバタフライバルブ7とから構成される。スロットルボディ2のフランジ5の合わせ面51 は、吸気管1のスロットルボディ支持部8の一端に形成されたフランジ9の合わせ面91 に当接し、4本のボルト10…で締結される。スロットルボディ2は、例えば繊維強化された66ナイロンのような合成樹脂で一体に射出成形される。
【0026】
尚、本発明において、前記スロットルボディ本体部4はパイプ本体部に相当し、前記吸気管1は他部材に相当し、前記ボルト10…は締結部材に相当する。
【0027】
次に、図2および図3を併せて参照しながらスロットルボディ2のフランジ5の構造を説明する。
【0028】
スロットルボディ2のフランジ5は、それが締結される吸気管1のフランジ9と同じく略正方形の板体からなり、両フランジ5,9が一体に締結されたとき、スロットルボディ本体部4のボア41 と吸気管1のスロットルボディ支持部8のボア81 とが、段差を有さずに滑らかに接続される。スロットルボディ2のフランジ5の四隅には孔52 …が貫通しており、これらの孔52 …に一体にインサートされた金属製のカラー11…を貫通するボルト10…が、吸気管1のフランジ9に形成した雌ねじ92 …に螺入される。前記カラー11…により、金属に比べて脆弱な合成樹脂のフランジ5にボルト10…の締結荷重が直接作用することが防止される。
【0029】
スロットルボディ2のフランジ5の合わせ面51 には8個の肉抜き53 …が施されており、これらの肉抜き53 …の間に補強用のリブ54 …,55 …が形成される。また前記フランジ5の背面(合わせ面51 と反対側の面)には、カラー11…がインサートされる孔52 …を略3分の1周に亘って囲むように円弧状の溝56 …が形成される。溝56 …の底部は角のない円弧状に形成されており、この形状により、溝56 …を形成したことによるフランジ5の強度低下を最小限に抑えることができる。
【0030】
而して、スロットルボディ2のフランジ5に図13(A)に示すような歪みがあっても、そのフランジ5をボルト10…で吸気管1のフランジ9に締結するときに前記歪みは矯正される。このとき、ボルト10…の締結荷重の伝達が剛性の低い溝56 の部分で阻止されて該ボルト10…の周縁部に限定的に作用するため、スロットルボディ本体部4の変形が防止されてボア41 の真円度が確保される。その結果、バタフライバルブ7の外周と前記ボア41 との間の隙間が一定に保たれるだけでなく、吸気管1のスロットルボディ支持部8のボア81 との間に段差が発生するのを防止してエアーのスムーズな流れを確保することができる。
【0031】
またスロットルボディ2を射出成形する際に肉厚の大きいフランジ5の冷却が遅れると、そのフランジ5に連なるスロットルボディ本体部4にヒケが発生してボア41 の真円度が低下する虞がある。しかしながら、フランジ5とスロットルボディ本体部4との間に溝56 …が介在するため、該スロットルボディ本体部4にヒケが発生するのが防止されて製品の精度が高められる。
【0032】
次に、図4および図5に基づいて第1実施例を説明する。図4および図5を、第1参考例を示す図2および図3と比較すると明らかなように、本第1実施例はカラー11がインサートされる各孔52 を囲む溝56 ,56 がリブ57 を介して2分割されている点と、隣接する肉抜き53 …間を仕切るリブ55 …が廃止されている点とで第1参考例と異なっている。この第1実施例によっても、第1参考例と同様の作用効果を得ることができる。
【0033】
次に、図6および図7に基づいて第2参考例を説明する。本第2参考例はカラー11がインサートされる各孔52 を囲む溝56 の両端がフランジ5の側面に開放している点と、隣接する肉抜き53 ,53 間を仕切るリブ55 が廃止されている点とで第1参考例と異なっている。この第2参考例によれば、溝56 …の両端がフランジ5の側面に開放しているので、ボルト10…の締結荷重がスロットルボディ本体部4に更に伝達され難くなり、ボア41 の真円度が一層効果的に確保される。
【0034】
次に、図8〜図10に基づいて本発明の第2実施例を説明する。本第2実施例は、円弧状に形成された4個の溝56 …がスロットルボディ本体部4の外周を囲むように配置されている点に特徴がある。前記溝56 …の深さは一定ではなく、カラー11がインサートされる孔52 …に近い中央部分で最も深く、そこから両端部に向かって次第に浅くなっている。この実施例によれば、溝56 …の外側の広い領域にボルト10…の締結荷重が作用するので、両フランジ5,8の合わせ面51 ,81 を確実に密着させてシール性を高めることができる。しかもボルト10…の締結荷重が強く作用する部分で溝56 …が深くなっているので、その締結荷重がスロットルボディ本体部4に与える影響を最小限に抑えることができる。
【0035】
次に、図11および図12に基づいて第3実施例を説明する。本第3実施例はスロットルボディ本体部4を囲む4個の溝56 …がそれぞれリブ57 …を介して2分割されている点と、隣接する肉抜き53 …間を仕切るリブ55 …が廃止されている点で第2実施例と異なっている。前記溝56 …の深さは、ボルト10…の締結荷重が強く作用する部分(リブ57 …の近傍)で最も深く、ボルト10…の締結荷重が弱く作用する部分(リブ58 …の近傍)で最も浅くなっている。この第3実施例によっても、第2実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
以上説明したように、本発明の各実施例によれば樹脂製のスロットルボディ本体部4の歪みが防止されるので、スロットルボディ本体部4に収納されたバタフライバルブ7の外周の隙間が不均一になったり、スロットルボディ本体部4のボア41 と吸気管1のスロットルボディ支持部8のボア81 との間に段差ができたりする問題を解決することができる。
【0037】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0038】
例えば、実施例では樹脂製のパイプ部材としてスロットルボディを例示したが、本発明はスロットルボディに限定されずに他の任意のパイプ部材に対して適用することができる。またパイプ部材のフランジが締結される他部材も任意の部材とすることができ、その他部材は必ずしもフランジを備えている必要はなく、合わせ面を有するものであれば良い。
【0039】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、樹脂製のパイプ部材のフランジが変形していると、その合わせ面を他部材に当接して締結部材で締結する際に、変形したフランジが正しい位置に戻るように矯正されるが、前記締結荷重はフランジに形成した溝に吸収されてパイプ本体部に伝達されることがないため、パイプ本体部に新たな歪みが発生することがない。またパイプ部材を射出成形する際に肉厚の大きいフランジの冷却が遅れても、そのフランジとパイプ本体部との間に溝が介在するために、該パイプ本体部にヒケが発生するのが防止されて製品の精度が高められる。しかも締結部材の締結荷重がパイプ本体部に伝達されるのを効果的に防止することができる。
【0040】
また請求項に記載された発明によれば、締結部材による締結荷重が強く作用する位置で溝の深さが深くなるため、パイプ本体部の歪みを一層効果的に防止するとともに、フランジ全体の剛性低下を防止することができる。
【0041】
また請求項5に記載された発明によれば、樹脂製のパイプ部材のフランジが変形していると、その合わせ面を他部材に当接して締結部材で締結する際に、変形したフランジが正しい位置に戻るように矯正されるが、前記締結荷重はフランジに形成した溝に吸収されてパイプ本体部に伝達されることがないため、パイプ本体部に新たな歪みが発生することがない。またパイプ部材を射出成形する際に肉厚の大きいフランジの冷却が遅れても、そのフランジとパイプ本体部との間に溝が介在するために、該パイプ本体部にヒケが発生するのが防止されて製品の精度が高められる。しかも締結部材による締結荷重が強く作用する位置で溝の深さが深くなるため、パイプ本体部の歪みを一層効果的に防止するとともに、フランジ全体の剛性低下を防止することができる。
【0042】
また請求項6に記載された発明によれば、締結部材の締結荷重がパイプ本体部に伝達されるのを効果的に防止することができる。
【0043】
また請求項に記載された発明によれば、締結部材の締結荷重をフランジの合わせ面の全域に効果的に作用させてシール性を高めることができる。
【0044】
また請求項に記載された発明によれば、締結部材の締結荷重を該締結部材の外周のみに作用させてパイプ本体部への伝達を防止することができる。
【0045】
また請求項9に記載された発明によれば、樹脂製のスロットルボディ本体部のフランジをエンジンの吸気管に締結する際に該スロットルボディ本体部の歪みを防止することができるので、スロットルボディ本体部のボアと吸気管のボアとの間に段差ができてエアーの流通抵抗が増加したり、スロットルボディ本体部の内部に収納されたバタフライバルブの外周の隙間が不均一になったりする不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例に係るエンジンに装着されたスロットルバルブの平面図
【図2】 図1の2方向拡大矢視図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 本発明の第1実施例を示す、前記図2に対応する図
【図5】 図4の5−5線断面図
【図6】 第2参考例を示す、前記図2に対応する図
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 本発明の第2実施例を示す、前記図2に対応する図
【図9】 図8の9−9線断面図
【図10】 図8の10−10線断面図
【図11】 本発明の第3実施例を示す、前記図2に対応する図
【図12】 図11の12−12線断面図
【図13】 従来例を示す図
【符号の説明】
1 吸気管(他部材)
4 スロットルボディ本体部(パイプ本体部)
5 フランジ
1 合わせ面
6
7 リブ
8 リブ
7 バタフライバルブ
10 ボルト(締結部材
11 カラー(孔)

Claims (9)

  1. 樹脂製のパイプ本体部(4)の端部に、締結部材(10)によって他部材(1)に締結されるフランジ(5)を一体に形成してなる樹脂製パイプ部材において、
    前記フランジ(5)の他部材(1)との合わせ面(51 )の反対側の面に溝(56 )を形成し
    前記パイプ本体部(4)および前記締結部材(10)間に形成された前記溝(5 6 )にリブ(5 7 ,5 8 )を設けたことを特徴とする樹脂製パイプ部材。
  2. 前記フランジ(5)は前記締結部材(10)が貫通する孔(11)を備え、
    前記リブ(5 7 )は前記溝(5 6 )の底部から前記合わせ面(5 1 )の反対側の面側に向かって延びて、前記孔(11)と前記パイプ本体部(4)とを連結することを特徴とする、請求項1に記載の樹脂製パイプ部材。
  3. 前記締結部材はボルト(10)からなり、
    前記フランジ(5)の前記合わせ面(5 1 )に肉抜き(5 3 )が設けられ、
    前記ボルト(10)の軸線方向に延びるとともに前記孔(11)および前記パイプ本体部(4)を通る断面上において、前記孔(11)と前記パイプ本体部(4)との間に前記リブ(5 7 )および前記肉抜き(5 3 )が前記孔(11)から前記パイプ本体部(4)に向かう方向で隣接して配置されることを特徴とする、請求項2に記載の樹脂製パイプ部材。
  4. 前記溝(56 )の深さを、締結部材(10)に近い部分から遠ざかるに従って浅くなるように形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の樹脂製パイプ部材。
  5. 樹脂製のパイプ本体部(4)の端部に、締結部材(10)によって他部材(1)に締結されるフランジ(5)を一体に形成してなる樹脂製パイプ部材において、
    前記フランジ(5)の他部材(1)との合わせ面(5 1 )の反対側の面に溝(5 6 )を形成し、前記溝(5 6 )の深さを、締結部材(10)に近い部分から遠ざかるに従って浅くなるように形成したことを特徴とする樹脂製パイプ部材。
  6. 前記溝(56 )をパイプ本体部(4)および締結部材(10)の間に形成したことを特徴とする、請求項に記載の樹脂製パイプ部材。
  7. 前記溝(56 )をパイプ本体部(4)の外周に沿うように形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の樹脂製パイプ部材。
  8. 前記溝(56 )を締結部材(10)の外周に沿うように形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の樹脂製パイプ部材。
  9. 前記パイプ本体部(4)が内部にバタフライバルブ(7)を収納したスロットルボディ本体部であり、前記他部材(1)がエンジンの吸気管であることを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の樹脂製パイプ部材。
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