JP3900863B2 - データ転送制御装置、半導体記憶装置および情報機器 - Google Patents

データ転送制御装置、半導体記憶装置および情報機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリ間で行われるデータ転送動作を制御するデータ転送制御装置およびそれを用いた半導体記憶装置、この半導体記憶装置を用いた情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、不揮発性半導体記憶装置(不揮発性メモリ)は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)や、SRAM(Static Random Access Memory)のように電源を切ると記憶されているデータが消失するメモリと違って、電源を切ってもメモリセルに記憶されたデータが消失しないという特徴を持つ。不揮発性メモリとしては、現在、携帯電話などで多く使用されているフラッシュメモリの他に、ICカードなどで使用され始めているFRAM(強誘電体メモリ)、開発が活発化してきているMRAM(磁気メモリ)などがある。
【0003】
ここでは、不揮発性メモリ、特にフラッシュメモリについて説明を行うことにする。
【0004】
一般に、フラッシュメモリは、読み出し動作、ベリファイ動作を含めた書き込み動作、ベリファイ動作を含めた消去動作のそれぞれの動作速度は、読み出し動作、ベリファイ動作を含めた書き込み動作、ベリファイ動作を含めた消去動作の順に遅くなる。読み出し動作には約100nsec程度、ベリファイ動作を含めた書き込み動作には約30μsec程度、ベリファイ動作を含めた消去動作には約500msecの時間を必要とする。つまり、フラッシュメモリは読み出し動作に比べて、書き込み動作、消去動作は桁違いに時間を必要とする。
【0005】
一方、DRAMやSRAMに代表される揮発性半導体記憶装置は電源を切ると、記憶している内容が失われてしまうという欠点があるが、書き込み動作に必要な時間は読み出し時間と同等であるという特徴があり、例えばSRAMでは約100ns程度で読み出し動作、書き込み動作が終了する。つまり、フラッシュメモリの書き込み時間、消去時間に比べると、SRAMは格段に短い時間でデータの書き換えが可能である。
【0006】
従来、フラッシュメモリの書き込み時間が長いという欠点を補うための技術としてページバッファ技術がある。中央演算処理装置(CPU)がデータを処理する場合、書き込み動作に長時間を要するフラッシュメモリはCPUの待ち時間が不可避に長くなり、多数のデータを書き込む場合、その書き込み動作中の時間はCPUがその他の処理をすることが不可能となる。
【0007】
したがって、一旦、データをページバッファと呼ばれる書き込み時間の短いSRAMなどの揮発性半導体記憶装置内に書き込み、一括してフラッシュメモリへ転送するような機能を有する半導体記憶装置を実現することにより、見かけ上、書き込み時間を短くする手法が取られてきた。これにより、CPUは、フラッシュメモリヘの長時間を要するデータ書き込み動作から解放され、CPUは他の処理をすることが可能になる。
【0008】
このページバッファ技術は、ページバッファがフラッシュメモリの任意のアドレスにミラーリングされる。したがって、ページバッファ書き込み時のコマンドシーケンスとしては、まず、第1サイクル目でCPUがページバッファ書き込みコマンドを発行し、第2サイクル目で転送データ数を入力し、第3サイクル目以下でフラッシュメモリのアドレス、書き込みデータの組をコマンドのオペランドとして入力し、第2サイクル目で入力した転送データ数分のアドレス、データの組を入力した後、最後に確認コマンドを発行する。
【0009】
この一連のコマンドシーケンスから第2サイクル目で転送データ数を抽出すると共に、第3サイクル目で転送スタートアドレスを抽出して記憶することにより、ライトステートマシン(内部動作の制御回路でありWSMともいう)がこれらのデータを使用し、ページバッファからフラッシュメモリヘのデータ転送動作を実行する。
【0010】
このページバッファ技術のアドレス制御回路の要部構成例を図9に示している。即ち、図9では、外部からデータ転送を指示するデバイス内部のコマンドがライトステートマシンWSMに入力されると、ライトステートマシンWSMがアドレス制御回路105を制御してページバッファからフラッシュメモリヘのデータ転送を開始する。以下、このデータ転送動作について更に詳細に説明する。
【0011】
データ転送動作の開始に先立ち、ライトステートマシンWSMは、図9に示すように、まず、入力されたコマンド情報からデータ転送開始アドレスを外部アドレスパッドAからアドレスレジスタ100に格納し、転送データ数をデータパッドDから転送データ数レジスタ102に格納する。
【0012】
次に、ライトステートマシンWSMは、格納されたフラッシュメモリのデータ転送開始アドレスをメモリアドレスレジスタ100からメモリアドレスカウンタ101に、接続された転送用バス120を通して転送させる。これにより、転送先のフラッシュメモリアレイは、フラッシュメモリアレイデコーダ121によりデータ転送開始アドレスにデコードされると共に、転送元のページバッファは、ページバッファデコーダ122により転送開始アドレス、即ち、書き込むデータが格納される最初のアドレスにデコードされる。
【0013】
さらに、データカウンタ103を初期値にリセットする。その後、このデコードされたアドレスの選択メモリセルにアクセスして、ライトステートマシンWSMは、ページバッファからデータを読み出し、そのデータをフラッシュメモリの転送先アドレスのメモリセルに書き込む。
【0014】
この動作により、ページバッファからフラッシュメモリへのデータの書き込みが実現される。このデコードされたアドレスに対してページバッファからフラッシュメモリへのデータの書き込みが完了すると、ライトステートマシンWSMは、メモリアドレスカウンタ101をインクリメントし、ページバッファ、フラッシュメモリのアドレスをそれぞれ次のアドレス(1ビット加算したアドレス)に更新し、データカウンタも同様にインクリメントする。
【0015】
前述したように、ライトステートマシンWSMは、この更新アドレスに対してページバッファからデータを読み出し、そのデータをフラッシュメモリの更新アドレスに対応したメモリセルに書き込む。
【0016】
このような動作を繰り返し、コンペア回路111により、データカウンタ103がライトステートマシンWSMから入力された転送データ数をラッチした転送データ数レジスタ102の値とコンペアして一致すると、ライトステートマシンWSMは、最終アドレスになったことを検出する。これで、ページバッファからフラッシュメモリへのデータの書き込みが完了する。
【0017】
前述したようなページバッファ技術として、データ転送時のオーバーヘッドを減少させて、データ転送速度の低下を減少させることができる半導体記憶装置(特開平11−85609号公報「半導体記憶装置およびそのデータ管理方法」)、データのライトアクセスに対する高速化を低消費電力と共に実現することができる記憶装置(特開平10−283768号公報「記憶装置およびクロック発振停止時のデータ受け付け制御方法」)などが提案されている。
【0018】
また、2つのメモリ間で一方のメモリから他方のメモリヘデータを転送する方式にダイレクトメモリアクセス方式(DMA方式)がある。このダイレクトメモリアクセス方式では、まず、メモリアドレスレジスタに転送開始アドレスをダイレクトメモリアクセスコントローラ回路から書き込み、ワードカウントレジスタに転送ワード数をコントロール回路から書き込む。メモリアドレスレジスタのアドレスが示すメモリアドレスデータを他のメモリへ転送した後に、メモリアドレスレジスタの値を「1」だけカウントアップし、ワードカウントレジスタの値を「1」だけカウントダウンする。このような動作をワードカウントレジスタの値が零になるまで繰り返す。
【0019】
前述したダイレクトメモリアクセス方式として、ハードウエア量の減少を促しつつソフトウエアにかかる負荷の軽減を図ることができるメモリのアドレッシング方式(特開昭58−166581号公報)が提案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のページバッファを用いたデータ書き込み動作では、書込み速度の早いページバッファにデータを一旦格納し、ページバッファからフラッシュメモリに一括してデータを転送している。このようなデータ転送方法により、フラッシュメモリヘのデータ書き込み時間の短縮化を図っている。
【0021】
しかしながら、このようなページバッファ技術では、ページバッファがフラッシュメモリの任意のアドレスにミラーリングされることにより、ページバッファには決められたアドレスが存在しないため、相互のデータ転送が不可能である。したがって、ページバッファ技術では、ページバッファに書き込んだ特定のデータを読み出すことも不可能である。
【0022】
一方、ダイレクトメモリ方式は、別チップで構成された2つのメモリアレイをメモリアクセスコントローラによりデータ転送を実行するため、データ転送に必要なチップ数が増大するという欠点があり、実装面積の増大につながる。また、別チップでデータ転送を実行するためデータ転送を必要とする所要時間が長くなるという問題もある。
【0023】
これに鑑みて、複数のメモリアレイが独立して動作可能に設けられており、これらメモリアレイ間の相互のデータ転送とそれぞれのメモリアレイの読み出し、書き込みの同時動作が可能な半導体記憶装置が提案されている(特願2000−176182号)。
【0024】
しかし、この半導体記憶装置では、データ転送を行うに当たり、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送、また、その逆の第2メモリアレイから第1メモリアレイへのデータ転送において、それぞれのデータ転送用に回路が用意してあり、回路の共有化が考慮されていない。したがって、実現方法の如何によっては、各メモリアレイ毎に専用のメモリアドレスレジスタを複数組持つことなどにより、レイアウト面積の増大を招いていた。
【0025】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、同一半導体チップ上に設けられた複数のメモリセルアレイ間の相互データ転送に対して、データ転送に必要なアドレスデータを記憶するレジスタを共有させて回路の簡素化を図ることにより、半導体チップのレイアウト面積の削減を図ることができるデータ転送制御装置およびそれを用いた半導体記憶装置、これを用いた情報機器を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ転送制御装置は、1および第2メモリアレイの各データ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスと、該第1メモリアレイから該第2メモリアレイのデータ転送方向および、該第2メモリアレイから該第1メモリアレイのデータ転送方向のいずれかに応じた入力制御コマンドに対応したシーケンスとに基づいて、同一半導体チップ上の第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送制御を行うデータ転送制御装置であって、該入力制御コマンドを認識するコマンド認識手段と、該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、該各データ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスの出力格納順序を制御する第1アドレス出力手段と、該第1アドレス出力手段からの該第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第1メモリアドレス格納手段と、該第1アドレス出力手段からの該第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第2メモリアドレス格納手段と、該第1アドレス出力手段からの該データ転送終了アドレスを格納する第3メモリアドレス格納手段と、該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、データ転送の終了を検知するべく、該データ転送終了アドレスとの比較対象となるメモリアドレスを、該第1メモリアレイおよび第2メモリアレイの何れかに対応したメモリアドレスに切り替える第1比較対象アドレス切替手段とを有し、該第1メモリアドレス格納手段、該第2メモリアドレス格納手段および該第3メモリアドレス格納手段になるように該メモリアレイ毎に専用の複数組のメモリアドレス格納手段が共通化されており、該第1メモリアドレス格納手段および第2メモリアドレス格納手段のアドレス値を順次インクリメントした値に基づいて該第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送行うものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0027】
更に具体的には、本発明のデータ転送制御装置は、1および第2メモリアレイの各データ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスと、該第1メモリアレイから該第2メモリアレイのデータ転送方向および、該第2メモリアレイから該第1メモリアレイのデータ転送方向のいずれかに応じた入力制御コマンドに対応したシーケンスとに基づいて、同一半導体チップ上の第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送制御を行うデータ転送制御装置であって、該入力制御コマンドを認識するコマンド認識手段と、該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、該第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、該第1メモリアレイのデータ転送終了アドレスおよび第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスをこの格納順序に出力するかまたは、該第2メモリアレイのデータ転送開始アドレス、該第2メモリアレイのデータ転送終了アドレスおよび第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスをこの格納順序に出力する第1アドレス出力手段と、該第1アドレス出力手段からの該第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第1メモリアドレス格納手段と、データ転送単位毎にメモリアドレスをインクリメントする第1メモリアドレスカウンタ手段と、該第1メモリアドレス格納手段から該第1メモリアドレスカウンタ手段ヘデータ転送開始アドレスを転送する第1メモリアドレス転送手段と、該第1アドレス出力手段からの該第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第2メモリアドレス格納手段と、データ転送単位毎にメモリアドレスをインクリメントする第2メモリアドレスカウンタ手段と、該第2メモリアドレス格納手段から該第2メモリアドレスカウンタ手段ヘデータ転送開始アドレスを転送する第2メモリアドレス転送手段と、該第1アドレス出力手段からの該データ転送終了アドレスを格納する第3メモリアドレス格納手段と、該データ転送終了アドレス値と該第1メモリアドレスカウンタ手段または該第2メモリアドレスカウンタ手段の値を比較する第1比較手段と、該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、該データ転送終了アドレスとの比較対象となる該第1メモリアドレスカウンタ手段および第2メモリアドレスカウンタ手段の何れかの値に切り替える第1比較対象アドレス切替手段と、該第1メモリアドレスカウンタ手段および第2メモリアドレスカウンタ手段に設定されるアドレス値に基づいて該第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送を行うと共に、該第1比較手段による比較結果に基づいてデータ転送を終了する第1データ転送制御手段とを有し、該第1メモリアドレス格納手段、該第2メモリアドレス格納手段および該第3メモリアドレス格納手段になるように該メモリアレイ毎に専用の複数組のメモリアドレス格納手段が共通化されているものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0030】
さらに、好ましくは、本発明のデータ転送制御装置において、第1メモリアレイおよび第2メモリアレイでメモリ容量が異なる場合、容量が少ない方のメモリアレイのアドレスを記憶するメモリアドレス格納手段に、使用しない上位アドレスが特定の値になっているかどうかを判定する第1判定手段を設ける。
【0031】
さらに、好ましくは、本発明のデータ転送制御装置において、前記メモリアドレスカウンタ手段が保持するアドレスが、ブロックの境界を示す特定の値になっているかどうかを判定する第2判定手段を有する。
【0032】
さらに、好ましくは、本発明のデータ転送制御装置におけるメモリアドレス格納手段はメモリアドレスレジスタである。
【0033】
本発明の半導体記憶装置は、本発明の上記データ転送制御装置を備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0034】
また、好ましくは、本発明の半導体記憶装置において、請求項1、2および5〜7の何れかに記載のデータ転送制御装置を備えた半導体記憶装置であって、入力される制御コマンドにより制御され、前記データ転送動作以外の制御コマンドで指定された書き込み、消去、読み出し、ベリファイなどのメモリ動作の対象となるアドレス情報を格納するアドレス情報格納手段を、前記データ転送時に必要な前記第1メモリアドレス格納手段または前記第2メモリアドレス格納手段と共通に用いる。
【0035】
本発明の情報機器は、本発明の上記半導体記憶装置を用いてメモリ動作およびデータ転送動作を行うものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0036】
上記構成による作用について以下に説明する。同一半導体チップ上に設けられた複数のメモリセルアレイ間の相互データ転送に対して、データ転送に必要なアドレスデータを記憶するレジスタを共通化させて回路の簡素化を図ることにより、半導体チップのレイアウト面積の削減を図ることが可能となる。また、データ転送以外のメモリ動作に対してもこのデータ転送用のメモリアドレス格納手段など(レジスタなど)を使用することが可能となって回路の簡素化を図ることが可能となる。本発明のデータ転送制御装置を半導体記憶装置に容易に適用することが可能であり、更には半導体記憶装置を情報機器に容易に適用することが可能となり、半導体記憶装置や情報機器においても、メモリ動作およびデータ転送動作を行う回路の簡素化を図ることが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のデータ転送制御装置を半導体記憶装置に適用させた場合の実施形態1〜4について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【0038】
図1において、本発明のデータ転送制御装置11は、アドレス制御回路12と、ライトステートマシン13(以下WSM13という)とを備え、外部から入力される制御コマンドに従ってアドレス制御回路12を制御して、複数のメモリアレイ間で相互にデータ転送を行うものである。
【0039】
アドレス制御回路12は、第1メモリアレイ側の第1メモリアドレス格納手段としてのメモリアドレスレジスタ1と、第1メモリアレイ側の第1メモリアドレスカウンタ手段としてのメモリアドレスカウンタ2と、第2メモリアレイ側の第2メモリアドレス格納手段としてのメモリアドレスレジスタ3と、第2メモリアレイ側の第2メモリアドレスカウンタ手段としてのメモリアドレスカウンタ4と、第3メモリアドレス格納手段としてのメモリアドレスレジスタ5と、転送終了検知用の比較手段としてのコンペア回路8と、第1メモリアドレス転送手段としての転送回路9と、第2メモリアドレス転送手段としての転送回路10とを有する。
【0040】
メモリアドレスレジスタ1は、データ転送に必要なアドレスを記憶するのに必要な複数のラッチ回路から構成されており、第1メモリアレイの制御対象アドレス(データ転送開始アドレス)を格納すると共に、後述する制御コマンドにより前回のアドレスデータ(データ転送開始アドレス)を更新して記憶するようになっている。
【0041】
メモリアドレスカウンタ2は、メモリアドレスレジスタ1のビット数と同等のアドレスを制御でき、転送回路9にて制御されるインクリメント制御信号により、設定されているアドレスに対して、1ビット加算されたアドレスを生成する。つまり、メモリアドレスカウンタ2は、転送回路9からのインクリメント制御信号により第1メモリアレイのアドレスをインクリメントする。このメモリアドレスカウンタ2の出力は第1アドレスデコーダ14に接続されており、第1アドレスデコーダ14により、設定アドレスに対応する第1メモリアレイ内のメモリセルが選択(読出し、書込みなど)されるようになっている。
【0042】
メモリアドレスレジスタ3は、データ転送に必要なアドレスを記憶するのに必要な複数のラッチ回路から構成されており、第2メモリアレイの制御対象アドレス(データ転送開始アドレス)を格納すると共に、後述する制御コマンドにより前回のアドレスデータ(データ転送開始アドレス)を更新して記憶するようになっている。
【0043】
メモリアドレスカウンタ4は、メモリアドレスレジスタ3のビット数と同等のアドレスを制御でき、転送回路10にて制御されるインクリメント制御信号により、設定されるアドレスに対して、1ビット加算されたアドレスを生成する。つまり、メモリアドレスカウンタ4は、転送回路10からのインクリメント制御信号により第2メモリアレイのアドレスをインクリメントする。このメモリアドレスカウンタ4の出力端は第2アドレスデコーダ15に接続されており、第2アドレスデコーダ15により、設定アドレスに対応する第2メモリアレイ内のメモリセルが選択(読出し、書込みなど)されるようになっている。
【0044】
メモリアドレスレジスタ5は、データ転送終了アドレスを格納するものである。
【0045】
コンペア回路8は、メモリアドレスレジスタ5のデータ転送終了アドレス値と、第1メモリアレイのメモリアドレスカウンタ2または第2メモリアレイのメモリアドレスカウンタ4との値を比較するものである。
【0046】
転送回路9は、メモリアドレスレジスタ2からメモリアドレスカウンタ3ヘメモリアドレスデータ(データ転送開始アドレス)をバス6を介して転送制御すると共に、その後、一つのデータが転送される毎(データ転送単位毎)にアドレスデータを順次インクリメント可能である。
【0047】
転送回路10は、メモリアドレスレジスタ3からメモリアドレスカウンタ4ヘメモリアドレスデータ(データ転送開始アドレス)をバス6を介して転送制御すると共に、その後、一つのデータが転送される毎(データ転送単位毎)にアドレスデータを順次インクリメント可能である。
【0048】
WSM13は、コマンド認識手段131と、第1アドレス出力手段132と、第1データ転送制御手段133と、カウンタ切替手段である第1比較対象アドレス134とを有する。
【0049】
コマンド認識手段131は、外部から入力された制御コマンド(図3に示すデータ転送コマンドおよびフラッシュプログラムコマンドなど)を認識するものであり、入力制御コマンドがデータ転送コマンドの場合には、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘの第1のデータ転送かまたは、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘの第2のデータ転送かどうかを検出し、これらの何れかに応じた一連のコマンドシーケンスに対応付けるようになっている。
【0050】
第1アドレス出力手段132は、入力制御コマンドに対応するコマンドシーケンスに基づいて、第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、第1メモリアレイのデータ転送終了アドレス、第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスの格納順序かまたは、第2メモリアレイのデータ転送開始アドレス、第2メモリアレイのデータ転送終了アドレス、第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスの格納順序にて、それらに対応する各メモリアドレスレジスタ1,3,5にそれぞれ格納するようになっている。
【0051】
第1データ転送制御手段133は、メモリアドレスカウンタ2,4に設定されるアドレス値に基づいて第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送を行うと共に、コンペア回路8による比較結果(両者の一致)に基づいてデータ転送を終了するものである。
【0052】
比較対象アドレス切替手段134は、入力制御コマンドに対するコマンドシーケンスに基づいて、データ転送終了アドレス値とのコンペア対象となるメモリアドレスカウンタ2,4の何れかのアドレス値に切り替えるものである。
【0053】
ここで、データ転送時のコマンドシーケンスについて説明する。
【0054】
図2に示すようなデータ転送例を考える。即ち、第1メモリアレイ内の転送元転送開始アドレスS1から転送元転送終了アドレスE1間のデータを第2メモリアレイの転送先転送開始アドレスS2からデータを順次転送する。
【0055】
このときのコマンドシーケンスとしては、例えば、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送に際しては、図3に示すようなコマンドシーケンスが発行される。
【0056】
図3では、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送の場合のコマンドシーケンス(最上段に記載)、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘのデータ転送の場合のコマンドシーケンス(中段に記載)、後述する各サイクルで入力されたアドレスデータに対応するライトステートマシンWSMの内部動作(各段の下段)を示している。
【0057】
第1メモリアレイから第2メモリアレイヘの転送の場合、第1コマンドサイクルではデータ転送を宣言するコマンド(ここではデータ03H)、第2コマンドサイクルでは転送元になるメモリアレイ(この場合は第1メモリアレイ)の転送開始アドレス、第3コマンドサイクルでは転送元になるメモリアレイ(この場合は第1メモリアレイ)の転送終了アドレス、第4コマンドサイクルでは転送先になるメモリアレイ(この場合は第2メモリアレイ)の転送開始アドレスを入力する。
【0058】
各サイクルで入力された制御コマンドおよびそのオペランドとなるアドレスデータはWSM13で解釈され、このとき、WSM13は図4(a)に示すような順番でメモリアドレスレジスタ1,3,5に対して各ラッチイネーブル信号21〜23を発生させる。即ち、第2コマンドサイクルで入力されたアドレスを第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスとしてメモリアドレスレジスタ1に、第3コマンドサイクルで入力されたアドレスを第1メモリアレイのデータ転送終了アドレスとしてメモリアドレスレジスタ5に、第4コマンドサイクルで入力されたアドレスを第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスとしてメモリアドレスレジスタ3にそれぞれこの順序で格納する。
【0059】
これにより、データ転送を制御するデバイス内部のWSM13により第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送が開始される。
【0060】
次に、データ転送方法の概要について説明する。
【0061】
WSM13は、まず、格納された第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを、メモリアドレスレジスタ1,3からそれぞれのメモリアドレスカウンタ2,4に接続された転送用バス6,7を通して転送する。
【0062】
これにより、データ転送元、データ転送先のアドレスをアドレスカウンタ2,4に設定でき、それぞれ第1メモリアレイおよび第2メモリアレイに対して設定アドレスがデコードされる。
【0063】
その後、この設定アドレスにおいて、WSM13は、第1メモリアレイの転送元アドレスからデータを読み出し、そのデータを第2メモリアレイの転送先アドレスに書き込む。
【0064】
この動作によりデータの転送が実現される。この設定アドレスに対して一つのデータ転送が完了すると、WSM13はそれぞれのメモリアドレスカウンタ2,4をそれぞれインクリメントして、データ転送元、データ転送先のメモリアドレスカウンタ2,4をそれぞれ次のアドレス(1ビット加算したアドレス)に設定する。
【0065】
WSM13は、この設定アドレスにおいて同様に転送元アドレスからデータを読み出し、そのデータを転送先アドレスに書き込む。
【0066】
このような動作を繰り返し、コンペア回路8により第1メモリアレイのメモリアドレスカウンタ2の値を第3コマンドサイクルで入力された第1メモリアレイの転送終了アドレスとコンペアし、これらが一致すると、WSM13は最終アドレスになったことを検出することができる。
【0067】
その後、最終アドレスに対して、WSM13は転送元メモリアレイからデータを読み出し、そのデータを転送先メモリアレイに書き込む。これでデータ転送は完了となる。
【0068】
転送先のメモリアレイがSRAMなどであれば、ベリファイ動作は特に必要ないが、例えばフラッシュメモリアレイであれば、データ書き込み完了後、書き込みが正常に行われたかどうかを確認するためのベリファイ動作が必要になる。
【0069】
フラッシュメモリアレイヘのデータ転送を考えた場合、あるアドレスに対してデータの書き込み、ベリファイを行い、次のアドレスに移るというようなアルゴリズムを使用することよりも、データ転送開始アドレスからデータ転送終了アドレスまで一括してデータの書き込みを行い、その後、データ転送開始アドレスに戻り一括してベリファイを実行する方が効率的である。これはデータの書き込み動作からベリファイ動作に移行する際、およびベリファイ動作から書き込み動作に移行する際に、それぞれの動作に必要な電圧を内部回路で生成しなければならず、その電圧切り替えに時間を要するためである。
【0070】
このことより、フラッシュメモリアレイヘー括してデータの書き込みを実施し、ベリファイ動作時には再度メモリアドレスレジスタ1,3からメモリアドレスカウンタ2,4ヘバス6,7を通してデータ転送開始アドレスを転送する。
【0071】
上述のデータ書き込みと同様なデータ転送アルゴリズムにより、ベリファイ動作を実行する。即ち、ベリファイ動作に必要なアドレスを格納するレジスタを、データ転送動作で用いるメモリアドレスレジスタ1,3,5とメモリアドレスカウンタ2,4と共通化できて回路が簡素化でき、半導体チップ面積を削減することができる。
【0072】
次に、前述したデータ転送とは逆方向の第2メモリアレイから第1メモリアレイヘのデータ転送について説明する。
【0073】
この場合、ユーザの使い勝手を考えた場合、図3のように転送元の転送開始アドレス、転送元の転送終了アドレス、転送先の転送開始アドレスの順序で制御コマンドシーケンスとするのがよいと考えられる。即ち、データ転送コマンドとして、例えば、第1コマンドサイクルではデータ転送を宣言するコマンドを発行する(ここではデータ0CH)。このとき、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送と、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘのデータ転送とは制御コマンドを異なるようにしておく。
【0074】
前述したように、図4(a)とは信号出力タイミングが逆の図4(b)に示すような順番で、各メモリアドレスレジスタ3,5,1へのラッチイネーブル信号22,23,21を発生させることにより、第2コマンドサイクルで転送元(第2メモリアレイ)のデータ転送開始アドレス、第3コマンドサイクルで転送元(第2メモリアレイ)のデータ転送終了アドレス、第4コマンドサイクルで転送先(第1メモリアレイ)のデータ転送開始アドレスを発行し、この順序でメモリアドレスレジスタ3、メモリアドレスレジスタ5、メモリアドレスレジスタ1へ順次格納することにより、メモリアレイ間の相互データ転送を実現することができる。第1コマンドサイクルで発行されるデータ転送認識コマンド(制御コマンド)によって、メモリアドレスレジスタへの記憶順序を制御し、最終アドレスとのコンペアの対象の切り替えをも行う。
【0075】
つまり、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘのデータ転送のどちらであっても、第1メモリアレイの転送開始アドレス、第2メモリアドレスの転送開始アドレスは常に同一のメモリアドレスレジスタに記憶され、これはメモリアドレスレジスタ1,3,5へのラッチイネーブル信号21〜23の出力順序を変更するという簡便な制御のみで実現される。
【0076】
また、データ転送終了アドレス(最終アドレス)とのコンペア(比較)は、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送のときは、第1メモリアレイのメモリアドレスカウンタ2との比較で行われ、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘのデータ転送のときは、第2メモリアレイのメモリアドレスカウンタ4との比較で行われる。このように、データ転送の向きによって対象となるメモリアドレスカウンタを切り替えるのである。
【0077】
次に、データ転送以外のメモリ制御(書込み、読出しなど)に対しても、データ転送用のメモリアドレスレジスタ1,3,5およびメモリアドレスカウンタ2,4を共通に用いる場合について説明する。
【0078】
例えば第1メモリアレイがフラッシュメモリである場合、通常、制御コマンド(フラッシュプログラムコマンド)によりフラッシュメモリのプログラムを実行することができる。この場合のコマンドシーケンスを図3の最下段に示している。
【0079】
まず、そのプログラムコマンドとして、例えば、第1コマンドサイクルではプログラムを宣言するコマンドを発行する(ここではデータ40H)。第2コマンドサイクルでプログラムしたいフラッシュメモリアレイアドレスを発行する。第2コマンドサイクルで入力されるプログラムアドレスは、WSM13のコントロールにより第1メモリアレイに対応するメモリアドレスレジスタ1に記憶される。
【0080】
これは、第1コマンドサイクルで入力される識別制御コマンドに対してWSM13がメモリアドレスレジスタ1へのラッチイネーブル信号21のコントロールを実行することで実現される。
【0081】
プログラムコマンド発行後、転送回路9はメモリアドレスレジスタ1に記憶しているプログラムアドレスをメモリアドレスカウンタ2に転送し、第1アドレスデコーダ14により、プログラムを行いたいアドレスをデコードして、メモリセルを選択することができる。この状態で所望の書き込みデータをフラッシュメモリに書き込むことでプログラムが完了する。
【0082】
即ち、メモリアドレスレジスタ1とメモリアドレスカウンタ2をメモリアレイ間のデータ転送動作および通常の書き込み動作で共用することが可能であり、各動作毎に共通のレジスタおよびカウンタを設けることにより回路規模を削減することが可能である。
(実施形態2)
上記実施形態1では、データ転送範囲をデータ転送元のデータ転送開始アドレスとデータ転送終了アドレスで表現したが、本実施形態2では、データ転送元のデータ転送開始アドレスと転送データ数で表現した場合である。
【0083】
図5は、本発明の実施形態2におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図であり、図6は、図5のデータ転送制御装置のコマンドシーケンス図である。
【0084】
図5に示すように、データ転送制御装置51は、アドレス制御回路52において、外部データ入出力端子であるデータパッドDから入力された転送データ数を記憶する転送データ数レジスタ35と、初期値からその値に「1」を順次加算(インクリメント)するデータカウンタ36と、転送データ数レジスタ35の転送データ数とデータカウンタ36の値とを比較するコンペア回路37とを有している。本実施形態2では、データ転送終了アドレスを格納する図1のメモリアドレスレジスタ5、およびコンペア回路8の代わりに、転送データ数レジスタ35およびデータカウンタ36、コンペア回路37を設けた点が、上記実施形態1(図1)の場合と異なっている。
【0085】
WSM53は、コマンド認識手段531と、第2アドレス出力手段532と、第2データ転送制御手段533とを有している。
【0086】
コマンド認識手段531は、外部から入力された制御コマンド(図6に示すデータ転送コマンドなど)および各制御対象アドレスデータ(第1および第2メモリアレイの各データ転送開始アドレスおよびデータ数など)を認識するものであり、入力制御コマンドがデータ転送コマンドの場合、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘの第1のデータ転送かまたは、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘの第2のデータ転送かどうかを検出し、これらの何れかに応じた一連のコマンドシーケンスに対応付けるようになっている。
【0087】
第2アドレス出力手段532は、入力制御コマンドに基づいて、第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、データ転送を行うデータ数および第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスをこの格納順序に出力するかまたは、第2メモリアレイのデータ転送開始アドレス、データ転送を行うデータ数および第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスをこの格納順序に出力するものである。
【0088】
第2データ転送制御手段533は、第1メモリアドレスカウンタ33および第2メモリアドレスカウンタ34に設定されるアドレス値に基づいて第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送を行うと共に、第2比較手段としてのコンペア回路37による比較結果(両者が一致)に基づいてデータ転送を終了するものである。
【0089】
そのコマンドシーケンスは、図6に示すように、第1コマンドサイクルではデータ転送を宣言するコマンド(ここではデータ03H)、第2コマンドサイクルでは転送元になるメモリアレイの転送開始アドレス、第3コマンドサイクルでは転送データ数、第4コマンドサイクルでは転送先になるメモリアレイの転送開始アドレスを入力する。
【0090】
これにより、データ転送を制御するデバイス内部のWSM53により、第1メモリアレイから第2メモリアレイヘのデータ転送が開始される。
【0091】
WSM53は、まず、格納された第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを、転送回路40,41によって、メモリアドレスレジスタ31,32からそれぞれのメモリアドレスカウンタ33,34へ接続された転送用バス38,39を通してそれぞれ転送する。これにより、データ転送元、データ転送先のアドレスをアドレスカウンタ33,34に設定でき、第1アドレスデコーダ14および第2アドレスデコーダ15により、それぞれのメモリアレイに対して設定アドレスにそれぞれデコードされる。
【0092】
さらに、データカウンタ36を初期値にリセットする。その後、この設定アドレスにおいて、WSM53は、転送元アドレスからデータを読み出し、そのデータを転送先アドレスに書き込む。
【0093】
この動作によりデータの転送が実現される。この設定アドレスに対してデータ転送が完了すると、WSM53はそれぞれのメモリアドレスカウンタ33,34をインクリメントし、データ転送元、データ転送先のメモリアドレスカウンタ33,34をそれぞれ次のアドレス(1ビット加算したアドレス)に設定し、データカウンタ36も同様にインクリメントする。
【0094】
前述した動作のように、WSM53は、この設定アドレスにおいて、転送元アドレスからデータを読み出し、そのデータを転送先アドレスに書き込む。このような動作を繰り返し、コンペア回路37により、データカウンタ36が、第3コマンドサイクルで入力された転送データ数をラッチした転送データ数レジスタ35の値とコンペア(比較)し、それらが一致すると、WSM53は、最終アドレスになったことを検出することができる。これでデータ転送は完了となる。
【0095】
次に、転送方向が逆方向の第2メモリアレイから第1メモリアレイのデータ転送について説明する。
【0096】
この場合の図6のコマンドシーケンスでは、第1コマンドサイクルでデータ転送を宣言するコマンド(ここではデータ0CH)、第2コマンドサイクルで第2メモリアレイの転送開始アドレス、第3コマンドサイクルで転送データ数、第4コマンドサイクルで第1メモリアレイの転送開始アドレスを入力する。
【0097】
これにより、データ転送を制御するデバイス内部のWSM53により、第2メモリアレイから第1メモリアレイヘのデータ転送が開始される。
【0098】
WSM53は、まず、格納された第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを、転送回路40,41によって、メモリアドレスレジスタ31,32からそれぞれのメモリアドレスカウンタ33,34に接続された転送用バス38,39を通してそれぞれ転送する。
【0099】
これにより、データ転送元、データ転送先のアドレスをアドレスカウンタ33,34に設定できて、第1アドレスデコーダ14および第2アドレスデコーダ15により、それぞれのメモリアレイに対して設定アドレスにそれぞれデコードされる。
【0100】
さらに、データカウンタ36を初期値にリセットする。その後、この設定アドレスにおいて、WSM53は転送元アドレスからデータを読み出し、そのデータを転送先アドレスに書き込む。
【0101】
この動作により、データの転送が実現される。この設定アドレスに対してデータ転送が完了すると、WSM53(または転送回路40,41)はそれぞれのメモリアドレスカウンタ33,34をインクリメントすることで、データ転送元、データ転送先のメモリアドレスカウンタ33,34をそれぞれ次のアドレス(1ビット加算したアドレス)に設定し、データカウンタ36も同様にインクリメントする。
【0102】
前述した動作のように、WSM53は、この設定アドレスにおいて、転送元アドレスからデータを読み出し、そのデータを転送先アドレスに書き込む。
【0103】
このような動作を繰り返し、コンペア回路37により、データカウンタ36が、第3コマンドサイクルで入力された転送データ数をラッチした転送データ数レジスタ35の値とコンペア(比較)し、それらが一致すると、WSM53は、最終アドレスになったことを検出することができる。これでデータ転送は完了となる。
(実施形態3)
本実施形態3では、上記実施形態1のメモリアドレスレジスタ3が特定の値になっているかどうかを検出する場合である。
【0104】
図7は、本発明の実施形態3におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0105】
第1メモリアレイと第2メモリアレイのメモリ容量が異なり、各々のメモリアレイ内のデータを指定するために必要なアドレスのビット数が異なる場合、アドレスのビット数が小さい方のメモリアレイのデータ転送開始アドレス、データ転送終了アドレスの入力に際して必要としない上位アドレスの取り扱いが問題になる。この上位アドレスは、「Don’t Care(任意の値)」であっても構わないが
、上位アドレスが特定の値になっていれば、今後の容量拡大に対して有効である。
【0106】
例えば図7のように、論理回路とインバータからなる判定回路64をアドレス制御回路62の例えばメモリアドレスレジスタ3に追加すると共に、判定回路64の出力端をWSM63に接続して、WSM63内の検知手段631にてメモリアドレスレジスタ3が特定の値になっているかどうかを検出するようにすれば、第1メモリアレイに対して第2メモリアレイのメモリ容量が小さい場合に、必要としない上位アドレス(本実施形態3では上位3ビット)が例えば全て「0」であることを、WSM63が判定回路64および検知手段631を介してチェックすることが可能となり、もしこれを満たさない場合(例えばデータ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスの少なくともいずれかが、容量拡大した別のメモリアレイ内のアドレスである場合)には、データ転送を中断させることもできる。
【0107】
以上の判定回路64および検知手段631により第1判定手段が構成され、第1判定手段により、第1メモリアレイおよび第2メモリアレイでメモリ容量が異なる場合に、容量が少ない方のメモリアレイのアドレスを記憶する例えばメモリアドレスレジスタ3に、使用しない上位アドレスが特定の値になっているかどうかを判定可能になっている。これによって、その容量が少ない方のメモリアレイが特定可能となり、例えばデータ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスの少なくとも何れかが、そのメモリアレイ内に存在するかどうかが判明可能となる。
(実施形態4)
本実施形態4では、上記実施形態1のメモリアドレスカウンタ2が特定の値になっているかどうか、例えば第1メモリアレイがフラッシュメモリアレイである場合、例えば現在設定されているアドレスがあるブロックの先頭アドレスであるかどうかを検出する場合である。
【0108】
図8は、本発明の実施形態4におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0109】
例えば現在設定しているアドレスがフラッシュメモリアレイのあるブロックの先頭アドレスであることを検出する場合、図8のように、論理回路とインバータからなる判定回路74をアドレス制御回路72の例えばメモリアドレスカウンタ2に追加すると共に、判定回路74の出力端をWSM73に接続して、WSM73内の検知手段731にてメモリアドレスカウンタ2が特定の値になっているかどうかを検出する。例えば、ブロックアドレスよりも下位のアドレスが全て「0」であることが判断できれば、この値をWSM73の検知手段731がチェックすることによりブロックの境界をチェックすることも可能になり、例えばブロックのプロテクトチェックなどをWSM73に実行させるような制御も可能になる。
【0110】
以上の判定回路74および検知手段731により第2判定手段が構成され、第2判定手段により、例えばメモリアドレスカウンタ2(またはメモリアドレスカウンタ4)が保持するアドレスが特定の値になっているかどうかを判定することが可能となって、例えばブロックの境界をチェックすることも可能になる。
【0111】
以上により、本実施形態1〜4によれば、同一チップ上に設けられた複数のメモリアレイ間の相互データ転送に対して、データ転送に必要なアドレスデータを記憶するレジスタを共有させることができると共に、データ転送以外の動作に対してもこのレジスタを使用して制御回路の簡素化を図ることができる。この制御回路の簡素化にともないレイアウト面積の削減を図ることもできる。
【0112】
なお、本実施形態1〜4では、本発明のデータ転送制御装置およびこれを用いた半導体記憶装置について説明したが、本発明の半導体記憶装置を携帯電話装置やコンピュータのような情報機器に容易に組み込むことができて、より小さい半導体チップ面積とすることができる。例えば、図10に示すように、情報機器80が、RAM(SRAMやDRAMなど)やROM(フラッシュメモリなど)などの情報記憶手段と、操作入力手段と、初期画面や情報処理結果などを表示する液晶表示装置などの表示手段と、操作入力手段からの操作指令を受けて、所定の情報処理プログラムやそのデータに基づいて、情報記憶手段に対して情報の読出/書込処理(メモリ動作)やデータ転送動作を行いつつ各種情報処理するCPU(中央処理演算装置)とを有する場合に、本発明の半導体記憶装置を情報記憶手段に容易に用いることができる。
【0113】
【発明の効果】
以上により、本発明によれば、同一半導体チップ上に設けられた複数のメモリセルアレイ間の相互データ転送に対して、データ転送に必要なアドレスデータを記憶するレジスタを共通化させることにより、回路の簡素化を図ることができて、半導体チップのレイアウト面積の削減を図ることができる。
【0114】
また、データ転送以外のメモリ動作に対してもこのデータ転送用のメモリアドレス格納手段など(レジスタなど)を使用することができて、回路の簡素化を図ることができて、半導体チップのレイアウト面積の削減を図ることができる。
【0115】
さらに、本発明のデータ転送制御装置を半導体記憶装置に容易に適用することができ、さらには、半導体記憶装置を情報機器に容易に適用することができて、この場合にも、メモリ動作およびデータ転送動作を行う回路の簡素化を図ることができて、半導体チップのレイアウト面積の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のデータ転送例を模式的に示す図である。
【図3】図1のデータ転送制御装置におけるデータ転送時のコマンドシーケンス図である。
【図4】(a)および(b)は本発明のアドレスレジスタのラッチタイミングの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図6】図5のデータ転送制御装置におけるデータ転送時のコマンドシーケンス図である。
【図7】本発明の実施形態3におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態4におけるデータ転送制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図9】従来のページバッファ技術でのアドレス制御回路の要部構成を示すブロック図である。
【図10】図1のデータ転送制御装置を持つ半導体記憶装置を情報機器に適用させた場合の情報機器の基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,51,61,71 データ転送制御装置
12,52,62,72 アドレス制御回路
13,53,63,73 WSM(ライトステートマシン)
131,531 コマンド認識手段
132 第1アドレス出力手段
133 第1データ転送制御手段
134 第1比較対象アドレス切替手段
532 第2アドレス出力手段
533 第2データ転送制御手段
631,731 検知手段
1,3,5,31,32 メモリアドレスレジスタ
2,4,33,34 メモリアドレスカウンタ
6,7,38,39 バス
8,37 コンペア回路
9,10,40,41 転送回路
14 第1アドレスデコーダ
15 第2アドレスデコーダ
35 転送データ数レジスタ
36 データカウンタ
64,74 判定回路
80 情報機器

Claims (8)

  1. 第1および第2メモリアレイの各データ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスと、該第1メモリアレイから該第2メモリアレイのデータ転送方向および、該第2メモリアレイから該第1メモリアレイのデータ転送方向のいずれかに応じた入力制御コマンドに対応したシーケンスとに基づいて、同一半導体チップ上の第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送制御を行うデータ転送制御装置であって、
    該入力制御コマンドを認識するコマンド認識手段と、
    該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、該各データ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスの出力格納順序を制御する第1アドレス出力手段と、
    該第1アドレス出力手段からの該第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第1メモリアドレス格納手段と、
    該第1アドレス出力手段からの該第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第2メモリアドレス格納手段と、
    該第1アドレス出力手段からの該データ転送終了アドレスを格納する第3メモリアドレス格納手段と、
    該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、データ転送の終了を検知するべく、該データ転送終了アドレスとの比較対象となるメモリアドレスを、該第1メモリアレイおよび第2メモリアレイの何れかに対応したメモリアドレスに切り替える第1比較対象アドレス切替手段とを有し、
    該第1メモリアドレス格納手段、該第2メモリアドレス格納手段および該第3メモリアドレス格納手段になるように該メモリアレイ毎に専用の複数組のメモリアドレス格納手段が共通化されており、
    該第1メモリアドレス格納手段および第2メモリアドレス格納手段のアドレス値を順次インクリメントした値に基づいて該第1メモリアレイと該第2メモリアレイ間で相互にデータ転送を行うデータ転送制御装置。
  2. 第1および第2メモリアレイの各データ転送開始アドレスおよびデータ転送終了アドレスと、該第1メモリアレイから該第2メモリアレイのデータ転送方向および、該第2メモリアレイから該第1メモリアレイのデータ転送方向のいずれかに応じた入力制御コマンドに対応したシーケンスとに基づいて、同一半導体チップ上の第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送制御を行うデータ転送制御装置であって、
    該入力制御コマンドを認識するコマンド認識手段と、
    該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、該第1メモリアレイのデータ転送開始アドレス、該第1メモリアレイのデータ転送終了アドレスおよび第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスをこの格納順序に出力するかまたは、該第2メモリアレイのデータ転送開始アドレス、該第2メモリアレイのデータ転送終了アドレスおよび第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスをこの格納順序に出力する第1アドレス出力手段と、
    該第1アドレス出力手段からの該第1メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第1メモリアドレス格納手段と、
    データ転送単位毎にメモリアドレスをインクリメントする第1メモリアドレスカウンタ手段と、
    該第1メモリアドレス格納手段から該第1メモリアドレスカウンタ手段ヘデータ転送開始アドレスを転送する第1メモリアドレス転送手段と、
    該第1アドレス出力手段からの該第2メモリアレイのデータ転送開始アドレスを格納する第2メモリアドレス格納手段と、
    データ転送単位毎にメモリアドレスをインクリメントする第2メモリアドレスカウンタ手段と、
    該第2メモリアドレス格納手段から該第2メモリアドレスカウンタ手段ヘデータ転送開始アドレスを転送する第2メモリアドレス転送手段と、
    該第1アドレス出力手段からの該データ転送終了アドレスを格納する第3メモリアドレス格納手段と、
    該データ転送終了アドレス値と該第1メモリアドレスカウンタ手段または該第2メモリアドレスカウンタ手段の値を比較する第1比較手段と、
    該入力制御コマンドに対応したシーケンスに基づいて、該データ転送終了アドレスとの比較対象となる該第1メモリアドレスカウンタ手段および第2メモリアドレスカウンタ手段の何れかの値に切り替える第1比較対象アドレス切替手段と、
    該第1メモリアドレスカウンタ手段および第2メモリアドレスカウンタ手段に設定されるアドレス値に基づいて該第1メモリアレイと第2メモリアレイ間で相互にデータ転送を行うと共に、該第1比較手段による比較結果に基づいてデータ転送を終了する第1データ転送制御手段とを有し、
    該第1メモリアドレス格納手段、該第2メモリアドレス格納手段および該第3メモリアドレス格納手段になるように該メモリアレイ毎に専用の複数組のメモリアドレス格納手段が共通化されているデータ転送制御装置。
  3. 前記第1メモリアレイおよび第2メモリアレイでメモリ容量が異なる場合、容量が少ない方のメモリアレイのアドレスを記憶するメモリアドレス格納手段に、使用しない上位アドレスが特定の値になっているかどうかを判定する第1判定手段を設けた請求項1または2に記載のデータ転送制御装置。
  4. 前記メモリアドレスカウンタ手段が保持するアドレスが、ブロックの境界を示す特定の値になっているかどうかを判定する第2判定手段を有する請求項1〜の何れかに記載のデータ転送制御装置。
  5. 前記メモリアドレス格納手段はメモリアドレスレジスタである請求項1〜の何れかに記載のデータ転送制御装置。
  6. 請求項1〜の何れかに記載のデータ転送制御装置を備えた半導体記憶装置。
  7. 請求項1〜の何れかに記載のデータ転送制御装置を備えた半導体記憶装置であって、入力される制御コマンドにより制御され、前記データ転送動作以外の制御コマンドで指定された書き込み、消去、読み出し、ベリファイなどのメモリ動作の対象となるアドレス情報を格納するアドレス情報格納手段を、前記データ転送時に必要な前記第1メモリアドレス格納手段または前記第2メモリアドレス格納手段と共通に用いる構成とした半導体記憶装置。
  8. 請求項6または7記載の半導体記憶装置を用いてメモリ動作およびデータ転送動作を行う情報機器。
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