JP2004039055A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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福 田 浩 一
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Abstract

【課題】制御信号を少なくして、電源投入後の初期化シーケンスおよびバーンイン工程の不良加速動作シーケンスの手順と内容とを自由に変更・設定する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、所定データを電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルより構成されると共にメモリ内の所定の動作を実行させるコマンド列を書き込むコマンド列格納領域を備えるメモリセルアレイと、アドレス信号により前記メモリセルアレイを構成するメモリセルの選択を行なうデコード回路と、メモリセルアレイに格納された所定データおよびコマンド列を検知して増幅するセンスアンプ回路と、メモリセルアレイへのデータ書き込み、およびメモリセルアレイからのデータ読出しおよびデータ消去の動作をそれぞれ制御する制御回路を含むと共に、メモリセルアレイに書き込まれているコマンド列のコマンドコードを順次読み出して、そのコマンドをメモリ内で実行するためのコマンド列実行シーケンスを制御するシーケンス制御部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に係り、特にメモリセルアレイ内にメモリ内の所定動作を実行させるコマンド列を書き込むコマンド列格納領域を備えると共に、シーケンス制御部がそのコマンド列を実行するためのコマンド列実行シーケンスを制御する不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電源投入後の半導体記憶装置の内部においては、装置内部に設けられた各種のレジスタに対する設定動作などの種々の初期化動作が行なわれている。従来、これらの初期化動作の手順と内容は、半導体記憶装置を製造したときから制御回路に搭載されているため、顧客の要求などにより変更しなければならなくなった場合には、制御回路を設計し直すことが必要となる。また、他の構成要素は同じであるが初期化動作の手順と内容のみが異なっている2種類の製品を開発する場合には、それぞれ別個に設計する必要があった。
【0003】
さらに、初期不良を内包する半導体記憶装置を製品の中から除去するために、出荷試験前に全ての半導体記憶装置に対して、数時間ないし数十時間の初期不良加速(以下、バーンインという)工程の処理が行なわれる。このバーンイン工程の処理コストを低減させるためには、バーンイン工程に使用されるテスト装置の発生信号線数を少なくすることが重要である。最近の半導体記憶装置は内部バーンイン用テスト回路を予め備えておき、少ない制御信号でバーンイン工程を行なえるようにするようにしている。
【0004】
バーンイン用テスト回路で行なえる不良加速動作シーケンスの手順と内容は半導体記憶装置の回路内に予め形成されているため、実施できる不良加速動作の自由度が低く、回路内に形成されたもの以外の手順と内容について不良加速動作を行ないたい場合には、バーンイン用テスト回路を設計し直さなければならなかった。
【0005】
また、本願の出願人は、不揮発性メモリセルの特定のメモリセルアレイに初期設定データを予め記憶させておくようにした「不揮発性半導体記憶装置」を既に提案している(特開2001−176290号公報参照)。この不揮発性半導体記憶装置においては、メモリセルアレイ1の特定の領域に初期設定データが書き込まれる初期設定データ領域3が設けられている。この初期設定データは、通常のデータ読み出しと同じデコード回路とセンスアンプ回路により読み出すことができ、書込み、消去の動作制御を行なう制御回路は、例えば電源投入を検知してメモリセルアレイの初期設定データ領域に書き込まれた初期設定データを読み出して、これを初期設定データラッチ回路に転送制御するように予めプログラミングされている。
【0006】
この先行する提案は、初期設定データを記憶するための回路をメモりセルアレイ本体とは別の領域に設ける必要をなくし、デコード回路やセンスアンプをメモリセルアレイ本体と共有できるようにしたものであるが、読出し、書込み、消去等のコマンドそのものを記憶しているものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、電源投入後の初期化シーケンスの手順と内容とを自由に変更可能とすると共に、バーンイン工程において用いる制御信号を少なくすることができ、しかも不良加速動作シーケンスの手順と内容とを自由に設定することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の基本構成に係る不揮発性半導体記憶装置は、所定データを電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルより構成されると共に、メモリ内の所定の動作を実行させるコマンド列を書き込むコマンド列格納領域を備えるメモリセルアレイと、アドレス信号により前記メモリセルアレイを構成するメモリセルの選択を行なうデコード回路と、前記メモリセルアレイに格納された前記所定データおよび前記コマンド列を検知して増幅するセンスアンプ回路と、前記メモリセルアレイへのデータ書き込み、および前記メモリセルアレイからのデータ読出しおよびデータ消去の動作をそれぞれ制御する制御回路を含むと共に、前記メモリセルアレイに書き込まれている前記コマンド列のコマンドコードを順次読み出して、そのコマンドをメモリ内で実行するためのコマンド列実行シーケンスを制御するシーケンス制御部と、を備えることを特徴としている。
【0009】
上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、前記コマンド列実行シーケンスの中に前記コマンド列格納領域から読み出してきた前記コマンド列が予め定められたシーケンスの終了を示すコマンドコードを含むときに、前記コマンド列実行シーケンスを終了させるように制御するようにしても良い。また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、前記コマンド列実行シーケンスが開始してから終了するまでの間は、外部に対してビジー信号を出力するようにしても良い。
【0010】
また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、電源が投入されたことを検知したときに自動的に前記コマンド列実行シーケンスが実行されるように制御する第1の詳細構成のようにしても良い。さらに、この第1の詳細構成において、前記シーケンス制御部は、外部信号入力用の信号ピンの特定の論理状態に基づいて、電源が投入されたことを検知したときに自動的に前記コマンド列実行シーケンスを自動的に開始するかしないのかを決定するようにしても良い。
【0011】
また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより、前記コマンド列実行シーケンスを開始することを特徴としても良い。さらに、この構成において、前記シーケンス制御部は、外部信号入力用の信号ピンの特定の論理状態に基づいて、前記コマンド列実行シーケンスを開始するのかしないのかを決定するようにしても良い。
【0012】
また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより開始されると共に前記コマンド列格納領域に格納された内容を書き込むための書込みテストモードを備えるようにしても良い。また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより開始されると共に前記コマンド列格納領域に格納された内容を読み出すための読出しテストモードを備えるようにしても良い。また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより開始されると共に前記コマンド列格納領域に格納された内容を消去するための消去テストモードを備えるようにしても良い。
【0013】
また、上記基本構成において、前記コマンド列格納領域に書き込まれた前記コマンドコードは、コマンドの実行に必要なアドレスデータを含んでいてもよい。また、上記基本構成において、前記コマンド列格納領域に書き込まれた前記コマンドコードは、前記不揮発性メモリセルに書き込むデータよりなるコマンドコードを含んでいても良い。さらに、上記基本構成において、前記コマンド列格納領域に書き込まれた前記コマンドコードは、初期設定データラッチに書き込むデータよりなるコマンドコードを含んでいても良い。
【0014】
また、上記基本構成において、前記シーケンス制御部は、外部信号入力用の信号ピンの特定の論理状態を変更することにより、前記コマンド列実行シーケンスを終了させるように制御するようにしても良い。
【0015】
また、上記基本構成において、前記コマンド列格納領域に格納された前記コマンドコードは、そのコマンドコードの有用性を確認するためのコマンドコード参照データよりなるコマンドコードを含み、前記シーケンス制御部は、前記コマンドコード参照データよりなるコマンドコードに基づいてその有用性が確認された前記コマンドコードのみを使用して前記コマンド列実行シーケンスの実行を制御するようにしても良い。さらに、このような構成において、前記コマンドコード参照データよりなるコマンドコードは、前記コマンドコードに対してその各ビット毎に相補的な関係にあるデータよりなるコマンドコードであっても良い。
【0016】
また、上記基本構成において、前記コマンド列格納領域は、この領域に格納されているコマンドコードの所定単位毎に有効か否かを判定するための参照データをも格納し、前記シーケンス制御部は、前記所定単位毎に前記コマンドデータと前記参照データとを判定して有効であるときのみコマンド列実行シーケンスを継続し、判定結果が有効でないときにはコマンド列実行シーケンスを終了させる判定回路をさらに備えていても良い。
【0017】
さらに、上記第1の詳細構成において、前記シーケンス制御部に含まれる前記制御回路は、この装置の電源が投入されたことを検知してパワーオンリセットを掛けるパワーオンリセット回路からのリセット信号を入力して、入力後に一定時間を待機した後に外部からのコマンド入力を停止して内部でのコマンド列実行シーケンスを開始するようにしても良い。
【0018】
また、上記基本構成において、前記コマンド列格納領域は、この領域に格納されているコマンドコードの所定単位毎に有効か否かを判定するための参照データをさらに格納し、前記シーケンス制御部は、前記所定単位毎に前記コマンドデータと前記参照データとを判定して有効であるときのみコマンド列実行シーケンスを継続し、判定結果が有効でないときにはコマンド列実行シーケンスを終了させる判定回路をさらに備えるようにした第2の詳細構成のようにしても良い。
【0019】
さらに、上記第2の詳細構成において、前記シーケンス制御部は、前記コマンド列格納領域から読み出したコマンドコードがコマンドバッファに転送されるべきコマンドか、アドレスバッファに転送されるべきコマンドか、データレジスタに転送されるべきコマンドかを識別するコード識別回路をさらに備える第3の詳細構成のようにしても良い。
【0020】
また、上記第3の詳細構成において、前記コード識別回路の識別により前記コマンド列格納領域から読み出されたコマンドがこの装置の初期設定を行なうための初期設定データである場合に初期設定データと識別されたコマンドコードとを記憶する初期設定データラッチをさらに備えるようにしても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るデータ位置変換装置の実施形態について詳細に説明する。まず、図1のブロック図を用いて、本発明の基本構成である第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
【0022】
図1は、この発明の第1実施形態によるEEPROMの構成を示している。メモリセルアレイ1は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルをマトリクス状に配置して構成されている。不揮発性メモリセルは、浮遊ゲートと制御ゲートとが積層されたスタックド・ゲート(Stacked Gate)型のMOS(Metal Oxide−layer Semiconductor)トランジスタ構造を有するものである。メモリセルアレイ1のコマンド列格納領域2は、半導体記憶装置に実行させるコマンド列を書き込む領域として予め定められており、メモリ外部の演算処理手段の助けを借りることなく、初期設定などのメモリ内の所定の動作を実行させるコマンド列を書き込んでいるものである。
【0023】
ここで、この明細書において、コマンド列とは、実行されるコマンドコードがその実行順に並べられた列のことをいい、このコマンドコードとしては、メモリセルアレイから読み出される通常のコマンドばかりでなく、テストなどの目的のために用意されている、通常動作とは異なる動作を行なわせるテストモード設定用のコマンドなども含まれる。また、コマンド列の構成要素としては、メモリの動作に際して必要なアドレスおよびデータも含まれる。例えば、メモリセルアレイ1への書き込み動作を考えた場合、書き込み領域を指定するためのアドレスや書き込む内容に関するデータも必要であり、これらのアドレスやデータなどのようにコマンドと密接不可分の関係を有するデータについても広義のコマンドであるものと考えている。
【0024】
図2は、メモリセルアレイ1の具体的な構成例を示している。この例においては、32個のメモリセルアレイが直列に接続されてNANDセルユニットを構成している。ワード線WLが共通に配設された複数のNANDセルユニットにおいては、データ消去の最小単位となるセルブロックが構成されており、複数のセルブロックB0,B1,…,Bnがビット線BLを共通にして配置されている。このようなメモリセルアレイ1のうち、例えばセルブロックBnが、コマンド列を記憶するためのコマンド列格納領域2として設定されている。
【0025】
コマンド列格納領域2は、通常動作においては外部からデータの書き込み消去ができず、テストモードでのみアクセス可能である。したがって、通常動作中にコマンド列データが破壊されるようなことはない。このテストモードが設定されたときには、コマンド列格納領域2に対する読み出し、書き込み動作および消去動作が、通常の読み出し動作、書き込み動作および消去動作と同様の手順により行なうことができるようにしておくことが好ましい。
【0026】
コマンド列格納領域2の最小単位は、例えばNAND型EEPROMにおいては、消去最小単位であるNANDセルブロックである。この場合、本体セルと同じ構成であるため、レイアウトや回路動作については通常NANDセルブロックと同様であり、設計が容易である。これに対して、コマンド列データ領域をもっと小さくしたい場合は、通常のNANDセルブロックに比べてワード線の少ないセルブロック構成としてもよい。この場合は、本体セルブロックと同じとする場合よりも、コマンド列格納領域の占有面積を小さくすることができる。
【0027】
再び図1に従い構成を説明すると、I/Oバッファ8,コマンドバッファ9,アドレスバッファ10,コマンドデコーダ11,制御回路12,I/Oコントロール回路13,判定回路14は、シーケンス制御部16を構成している。また、パワーリセットオン回路15は、不揮発性半導体記憶装置に電源が投入されたことを検知するために設けられている。
【0028】
メモリセルアレイ1のビット線BLは、センスアンプ回路4を介してデータレジスタ5に接続されている。メモリセルアレイ1のビット線BLおよびワード線WLを選択するために、カラムデコーダ6およびロウデコーダ3が設けられている。半導体記憶装置の動作に必要なコマンド、アドレスおよびデータは、通常外部からI/Oバッファ8に入力され、I/Oコントロール回路13に入力された信号に応じて、コマンドはコマンドバッファ9に、アドレスはアドレスバッファ10に、データはデータレジスタ5にそれぞれ取り込まれる。
【0029】
アドレスバッファ10により発生されたロウアドレス信号、カラムアドレス信号は、それぞれロウデコーダ3、カラムデコーダ6でデコードされて、メモリセルの選択がなされる。データの書き込み、消去に用いられる各種の高電圧は昇圧回路により構成された高電圧発生回路7により発生される。コマンドバッファ9に取り込まれたコマンドは、コマンドデコーダ11でデコードされて、制御回路12によってデータの書き込み、消去、読み出しのシーケンス制御が行なわれている。
【0030】
通常、EEPROMにおいては、データ書き込み時には、選択されたメモリセルの書き込み状態を確認するベリファイ動作を行ない、書き込みが不十分なメモリセルに対しては再度の書き込みを行なうという制御がなされている。データの消去時にも、同様にして選択されたブロックの消去状態を確認するベリファイ動作を行なって、消去不十分な場合には再度消去を行なうという制御がなされている。書き込みコマンドまたは消去コマンドを受けて、上述した一連の書き込みまたは消去の制御を行なうのが、制御回路12である。
【0031】
コマンド列格納領域2へのコマンド列の書き込みは、例えば、ウェハテスト工程中、もしくはチップをパッケージングした後のテスト工程中に特定のコマンド入力により実現されるテストモードのもとで行なっている。メモリ容量や仕様に関するコード、メーカコード等のチップ情報(IDコード)や、上述した先行提案のように、初期設定データを書き込む領域をメモリセルアレイ1に有する場合に、それらのコードやデータを書き込むのと同じ工程で書き込みを行なうことができる。
【0032】
ロウデコーダ3およびカラムデコーダ6は、コマンド列格納領域2を含めてメモリセルアレイ1の全体をアクセス可能に構成されているが、通常のデータ書き込み、読み出し、消去動作においは、コマンド列格納領域2にはアドレスが割り当てられておらず、外部アドレスによりコマンド列格納領域2を指定することはできない。したがって、特定のコマンドを入力したときのみ、制御回路12はアドレスバッファ10を制御してコマンド列格納領域2をアクセスするのに必要な内部アドレスを発生させ、これによりコマンド列格納領域2にコマンド列データを書き込むことができるようになっている。
【0033】
このように、コマンド列データがメモリセルアレイ1のコマンド列格納領域2に記憶されたこの第1実施形態によるEEPROMにおいては、電源投入後または特別なコマンドが入力されたときに、コマンド列格納領域2に書き込まれたコマンド列データを順次読み出して、そのコマンドを実行するシーケンスが自動的に開始されることになる。
【0034】
はじめに、電源投入後に自動的にコマンド列実行シーケンスが開始される場合について説明する。電源が投入されると、パワーオンリセット回路15により電源投入が検知される。この検知を受けて、制御回路12は、電源安定化のための一定の待ち時間の後に、読み出しモードに設定されて、引き続きコマンド列格納領域2をスキャンするために順次インクリメントされる内部アドレスをアドレスバッファ10から発生させる。このコマンド列格納領域2をアクセスする内部アドレスは、前述のように通常の動作では割り当てられていない。
【0035】
内部アドレスはロウデコーダ3およびカラムデコーダ6によってデコードされて、その結果選択されたコマンド列格納領域2のコマンド列データは、センスアンプ回路4により読み出されてデータレジスタ5に転送保持される。データレジスタ5から順次データバスBUSを介して、コマンドバッファにコマンドが転送され、コマンドデコーダ11でデコードされ、制御回路12によりコマンドが実行される。コマンド列実行シーケンスが実行されている間は、制御回路12は、R/Bピンを介して外部アクセス禁止を知らせるレディ/ビジー信号(=L)を出力する。
【0036】
図3は、上述した電源投入後にコマンド列実行シーケンスが実行される制御フローの例を示している。パワーリセット回路15が電源投入を検知すると、パワーオンリセットが掛けられて(ステップS1)、一定時間の待機の後(ステップS2)、R/Bピンをビジー(Busy)状態にセットする(ステップS3)。その後、コマンド列データを順次読み出して実行し(ステップS4)、全てのコマンドを実行してコマンド列実行シーケンスを終了すると、R/Bピンをレディ(Ready)状態にセットする(ステップS5)。
【0037】
この第1実施形態においては、コマンド列実行シーケンスが終了するのは、シーケンス終了のための特別なコマンドが読み出されてきた時、コマンド列格納領域2をスキャンするための内部アドレスが領域最後のアドレスに達した時、もしくは読み出されたコマンドコードが判定回路14により有効でないと判定された時である。コマンド列実行シーケンス(ステップS4)においては、コマンド列データ格納領域として予め定められたページのページ読み出しが行なわれ、順次コマンドが実行されていく。
【0038】
図4は、コマンド列実行シーケンス(ステップS4)の制御フローの一例を示したものである。まず、ロウアドレスをコマンド列格納領域2の先頭アドレスにセット(ステップS10)し、カラムアドレスはリセットにより初期化して(ステップS11)、セルアレイからコマンド列を読み出して、データレジスタ5へと転送して格納(ステップS12)する。データレジスタ5に格納された1ページ分のコマンド列データのうち、カラムアドレスで指定される最初の1バイトのコマンドコードおよびコマンドコードの有効性を判定するためのデータを取り出し(ステップS13)、コマンドコードの有効性の判定が行われる(ステップS14)。
【0039】
コマンド列格納領域には、例えば1バイト毎にコマンドコードとそのコマンドコードが有効か否かを判定するための参照データとが交互に書き込まれており、判定回路14において判定作業が行なわれる。判定の結果、有効でないものと判定された場合には、コマンド列実行シーケンスは終了する。このような処理を行なうことにより、コマンド列の読み出し失敗により誤ったコマンドが実行されるのを防ぐことができる。
【0040】
コマンドコードが有効であると判定された場合、コマンドコードはコマンドバッファ9に転送され(ステップS15)、コマンドデコーダ11でデコードされ(ステップS16)、制御回路12に引き渡される。コマンドがシーケンス終了を示すコマンドあるか判定作業が行われ(ステップS17)、終了コマンドである場合はコマンド列実行シーケンス終了し、そうでない場合はコマンドを実行する(ステップS18)。
【0041】
実行するコマンドが、書き込み動作等に用いるアドレスを入力するためのコマンドであった場合、またはセルアレイ等に書き込むデータを入力するコマンドであった場合は、ステップS18において、それぞれ図5、図6に示したようなフローの制御が行われる。
【0042】
アドレスを入力するためのコマンドであった場合(図5)、カラムアドレスをインクリメントして、データレジスタ5に格納されているデータから次のコマンドコードおよびその参照データを取り出して、判定回路14によりコマンドコードが有効であるか否かを確認する。有効であるものと判定された場合には、コマンドコードはアドレスバッファ10に転送され、有効でないもの判定された場合には、コマンド列実行シーケンスを終了する。この処理が必要なアドレスの分だけ繰り返される。
【0043】
書き込むデータを入力するコマンドであった場合(図6)も、図5と同様な動作が行なわれるが、データの有効性が確認された場合にコマンドコードがアドレスバッファ10でなく、データレジスタ5に転送されるように構成されている点で異なっている。
【0044】
コマンドの実行が終了すると、カラムアドレスをインクリメント(ステップS19)し、カラムアドレスが最終カラムアドレスを越えているかを判定し(ステップS20)、越えていない場合はステップS13まで戻って、シーケンス終了するまで同様の動作を繰り返す。カラムアドレスが最終カラムアドレスを越えている場合は、ロウアドレスをインクリメントし(ステップS21)、ロウアドレスが最終ロウアドレスを越えているかの判定を行なう(ステップS22)。越えていない場合はステップS11まで戻ってシーケンス終了するまで同様の動作を繰り返し、越えている場合は、コマンド列実行シーケンスを終了する。
【0045】
コマンド列実行シーケンスを終了すると、R/B=H(レディ状態)として、外部からのコマンドを受け付けて、通常の読み出し、書き込みおよび消去動作が可能な状態になる。
【0046】
図7は、電源投入の検知によってでなく、外部から特定のコマンドを入力することによってコマンド列実行シーケンスが開始される場合の制御フローを示している。この場合、コマンドと共にロウアドレス情報も入力し、そのロウアドレスをコマンド列実行シーケンスを行なう時の領域先頭ロウアドレスとして用いるようにしてもよい。そうすることで、コマンド列格納領域をいくつかの領域に分けてそれぞれに異なる動作シーケンスのコマンド列を書き込んでおき、そのうちの1つのコマンド列を選択してコマンド列実行シーケンスを開始することが可能になる。コマンド列実行シーケンス(ステップS52)の制御フローは、図4で示されているフローと同じである。
【0047】
この発明の第1実施形態においては、好ましくは、特別な外部信号ピン(図1中のENBnピン)の論理状態(この例では“H”)によって、上述の電源投入検知によるコマンド列実行シーケンスの開始、および外部コマンド入力によるコマンド列実行シーケンスの開始が禁止できるようになっている。
【0048】
次に、この発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。図8は、第2実施形態によるEEPROMの構成を示している。図1に示された第1実施形態と対応する部分には、図1と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。この第2実施形態においては、コマンド列格納領域から読み出されたコマンドコードが、コマンドバッファ9に転送すべきコマンドなのか、アドレスバッファ10に転送すべきアドレスなのか、或いはデータレジスタ5や初期設定データラッチ17に転送すべきデータなのかを判別するコマンドコード識別回路18を備えている。
【0049】
また、高電圧発生回路7が生成する電圧レベルを調節する初期設定データや、メモリセルへの書き込み時における書き込みパルス最大数の初期設定データなどの初期設定データを保持している初期設定データラッチ17を備えている。初期設定データの内容は、特別なコマンド入力により書き換えることができるようになっている。
【0050】
この第2実施形態においては、外部からI/Oバッファ8に入力されたコマンドコードを、CLEピン=Hの時はコマンドバッファ9に転送、ALEピン=Hのときはアドレスバッファ10に転送し、また、CLEピンとALEピンのいずれも“L”のときは直前に実行されたコマンドに応じてデータレジスタや初期設定データラッチ17に転送するようになっている。
【0051】
コマンド列実行シーケンスにおいて、コマンド列格納領域から読み出したコマンドコードを実行する時には、コマンドコードの転送先を決めるのに識別コードを用いる。この実施の形態においては、1つのコマンドは、識別コードとコマンドコードおよびコマンドコード判定用参照データの3つの1バイトコードで構成されており、コマンド列格納領域2には、その3バイトからなるコードの組がコマンド実行順に書き込まれている。識別コードに対しては有効性を確認する為の参照データを用意していないが、参照データを用意すれば誤った識別を防ぐことができる。また、この実施の形態においては識別コード1バイト中の2ビットしか識別用途に用いていないが、残りの6ビットを有効性判断の参照データと用いても良い。
【0052】
この第2実施形態のEEPROMにおいても第1実施形態のEEPROMと同様に、電源投入後に自動的に、または、特別なコマンドが外部から入力されたときに、コマンド列格納領域2に書き込まれたコマンド列データを順次読み出し、そのコマンドを実行するシーケンスが自動的に開始されるようになっている。すなわち、制御フロー図3および図7で表されるフローの通りの動作をする。第1実施形態と異なっている点は、制御フローを示す図3におけるステップS4、および制御フローを示す図7におけるステップS52のコマンド列実行シーケンスの処理部分である。
【0053】
図9は、この第2実施形態におけるコマンド列実行シーケンスの制御フローを示すものである。まず、ロウアドレスをコマンド列格納領域2の先頭アドレスにセット(ステップS60)し、カラムアドレスはリセット初期化して(ステップS61)、セルアレイからコマンド列を読み出してデータレジスタ5に転送格納(ステップS62)する。ここまでは、上述した第1実施形態の図4と同様である。続いて、データレジスタ5に格納された1ページ分のコマンド列データのうち、カラムアドレスで指定される最初の1バイトの識別コードを取り出し(ステップS63)、コマンドコードを識別するコード識別回路18において識別動作が行われる(ステップS64)。
【0054】
図10に示すように、この具体例においては、識別コードが1のときには、識別コードに続いて記憶されているコマンドコードを、コマンドバッファ9に転送する。すなわち、ステップS70のようにカラムアドレスをインクリメントし、ステップS71のようにコマンドコードおよび参照用データを取り出し、ステップS72のように判定回路にて有効性が確認されるとコマンドコードをコマンドバッファ9に転送する。引き続き、ステップS73において、コマンドデコーダ11にてコマンドコードをデコードし、ステップS74において、コマンドがシーケンス終了コマンドでないと判断した場合に、コマンドを実行する(ステップS75)。コマンドの実行が終了すると、図9のステップS65に戻る。
【0055】
識別コードが2の時は、図11に示すように、識別コードに続いて記憶されているコマンドコードを、アドレスバッファに転送する。すなわち、ステップS80においてカラムアドレスをインクリメントし、ステップS81においてコマンドコードおよび参照用データを取り出し、判定回路にて有効性が確認(ステップS82)されるとコマンドコードをアドレスバッファ10に転送する。転送後、図9のステップS65に戻る。
【0056】
識別コードが0の時は、図12に示すように、識別コードに続いて記憶されているコマンドコードを、直前に実行されたコマンドの内容に応じて、データレジスタ5もしくは初期設定データラッチ17に転送する。すなわち、カラムアドレスをインクリメント(ステップS90)し、コマンドコードおよび参照用データを取り出し(ステップS91)、判定回路にて有効性が確認(ステップS92)されるとコマンドコードを、直前に実行されたコマンドの内容に応じて、データレジスタ5もしくは初期設定データラッチ17に転送する。転送後は、図9のステップS65に戻る。
【0057】
ステップS65からステップS68までは、先の実施の形態の図4中のステップS19からステップS22までと全く同じである。カラムアドレスをインクリメント(ステップS65)し、カラムアドレスが最終カラムアドレスを越えているかを判定し(ステップS66)、越えていない場合はステップS63まで戻って、シーケンス終了するまで同様の動作を繰り返す。カラムアドレスが最終カラムアドレスを越えている場合は、ロウアドレスをインクリメントし(ステップS67)、ロウアドレスが最終ロウアドレスを越えているかの判定を行なう(ステップS68)。越えていない場合はステップS61まで戻ってシーケンス終了するまで同様の動作を繰り返し、越えている場合は、コマンド列実行シーケンスを終了する。
【0058】
コマンド列実行シーケンスを終了すると、R/B=H(レディ状態)として、外部からのコマンドを受け付けて、通常の読み出し、書き込みおよび消去動作が可能な状態になる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルアレイ内にメモリ内の所定動作を実行させるコマンド列を書き込むコマンド列格納領域を備えると共に、制御回路がそのコマンド列を実行するためのコマンド列実行シーケンスを制御するようにしたので、電源投入後の初期化シーケンスの手順と内容とを自由に変更可能とすると共に、バーンイン工程において用いる制御信号を少なくすることができ、しかも不良加速動作シーケンスの手順と内容とを自由に設定することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示された第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】電源投入後のコマンド列実行シーケンスの制御フローを示すフローチャートである。
【図4】図3のコマンド列実行シーケンスの詳細な制御フローを示すフローチャートである。
【図5】実行するコマンドが書き込み動作等に用いる特定のアドレスである場合のコマンド列実行シーケンスの制御フローを示すフローチャートである。
【図6】実行するコマンドがセルアレイ等に書き込むデータを入力するコマンドである場合のコマンド列実行シーケンスの制御フローを示すフローチャートである。
【図7】外部から特定のコマンドを入力することによってコマンド列実行シーケンスが開始される場合の制御フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の基本構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示された第2実施形態に係る記憶装置のコマンド列実行シーケンスの詳細な制御動作を示すフローチャートである。
【図10】コマンドコード判別回路の識別動作の具体例で識別コードが1のときの詳細な制御フローを示すフローチャートである。
【図11】実行するコマンドが書き込み動作等に用いる特定のアドレスである場合のコマンド列実行シーケンスの制御フローを示すフローチャートである。
【図12】実行するコマンドがセルアレイ等に書き込むデータを入力するコマンドである場合のコマンド列実行シーケンスの制御フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ
2 コマンド列格納領域
3 ロウデコーダ
4 センスアンプ
5 データレジスタ
6 カラムデコーダ
7 高電圧生成回路
8 I/Oバッファ
9 コマンドバッファ
10 アドレスバッファ
11 コマンドデコーダ
12 制御回路
13 I/O制御回路
14 判定回路
15 パワーオンリセット回路
16 シーケンス制御部
17 初期設定データラッチ
18 コード識別回路

Claims (21)

  1. 所定データを電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルより構成されると共に、メモリ内の所定の動作を実行させるコマンド列を書き込むコマンド列格納領域を備えるメモリセルアレイと、
    アドレス信号により前記メモリセルアレイを構成するメモリセルの選択を行なうデコード回路と、
    前記メモリセルアレイに格納された前記所定データおよび前記コマンド列を検知して増幅するセンスアンプ回路と、
    前記メモリセルアレイへのデータ書き込み、および前記メモリセルアレイからのデータ読出しおよびデータ消去の動作をそれぞれ制御する制御回路を含むと共に、前記メモリセルアレイに書き込まれている前記コマンド列のコマンドコードを順次読み出して、そのコマンドをメモリ内で実行するためのコマンド列実行シーケンスを制御するシーケンス制御部と、
    を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記シーケンス制御部は、前記コマンド列実行シーケンスの中に前記コマンド列格納領域から読み出してきた前記コマンド列が予め定められたシーケンスの終了を示すコマンドコードを含むときに、前記コマンド列実行シーケンスを終了させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記シーケンス制御部は、前記コマンド列実行シーケンスが開始してから終了するまでの間は、外部に対してビジー信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記シーケンス制御部は、電源が投入されたことを検知したときに自動的に前記コマンド列実行シーケンスが実行されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記シーケンス制御部は、外部信号入力用の信号ピンの特定の論理状態に基づいて、電源が投入されたことを検知したときに自動的に前記コマンド列実行シーケンスを自動的に開始するかしないかを決定することを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより、前記コマンド列実行シーケンスを開始することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記シーケンス制御部は、外部信号入力用の信号ピンの特定の論理状態に基づいて、前記コマンド列実行シーケンスを開始するかしないかを決定することを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより開始されると共に、前記コマンド列格納領域に格納された内容を書き込むための書込みテストモードを備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより開始されると共に、前記コマンド列格納領域に格納された内容を読み出すための読出しテストモードを備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記シーケンス制御部は、特別なコマンドを外部から入力することにより開始されると共に、前記コマンド列格納領域に格納された内容を消去するための消去テストモードを備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記コマンド列格納領域に書き込まれた前記コマンドコードは、コマンドの実行に必要なアドレスデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記コマンド列格納領域に書き込まれた前記コマンドコードは、前記不揮発性メモリセルに書き込むデータよりなるコマンドコードを含むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記コマンド列格納領域に書き込まれた前記コマンドコードは、初期設定データラッチに書き込むデータよりなるコマンドコードを含むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前記シーケンス制御部は、外部信号入力用の信号ピンの特定の論理状態を変更することにより、前記コマンド列実行シーケンスを終了させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 前記コマンド列格納領域に格納された前記コマンドコードは、そのコマンドコードの有用性を確認するためのコマンドコード参照データよりなるコマンドコードを含み、前記シーケンス制御部は、前記コマンドコード参照データよりなるコマンドコードに基づいてその有用性が確認された前記コマンドコードのみを使用して前記コマンド列実行シーケンスの実行を制御することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 前記コマンドコード参照データよりなるコマンドコードは、前記コマンドコードに対してその各ビット毎に相補的な関係にあるデータよりなるコマンドコードであることを特徴とする請求項15に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 前記コマンド列格納領域は、この領域に格納されているコマンドコードの所定単位毎に有効か否かを判定するための参照データをも格納し、前記シーケンス制御部は、前記所定単位毎に前記コマンドデータと前記参照データとを判定して有効であるときのみコマンド列実行シーケンスを継続し、判定結果が有効でないときにはコマンド列実行シーケンスを終了させる判定回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  18. 前記シーケンス制御部に含まれる前記制御回路は、この装置の電源が投入されたことを検知してパワーオンリセットを掛けるパワーオンリセット回路からのリセット信号を入力して、入力後に一定時間を待機した後に外部からのコマンド入力を停止して内部でのコマンド列実行シーケンスを開始することを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  19. 前記コマンド列格納領域は、この領域に格納されているコマンドコードの所定単位毎に有効か否かを判定するための参照データをさらに格納し、
    前記シーケンス制御部は、前記所定単位毎に前記コマンドデータと前記参照データとを判定して有効であるときのみコマンド列実行シーケンスを継続し、判定結果が有効でないときにはコマンド列実行シーケンスを終了させる判定回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  20. 前記シーケンス制御部は、前記コマンド列格納領域から読み出したコマンドコードがコマンドバッファに転送されるべきコマンドか、アドレスバッファに転送されるべきコマンドか、データレジスタに転送されるべきコマンドかを識別するコード識別回路をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  21. 前記コード識別回路の識別により前記コマンド列格納領域から読み出されたコマンドがこの装置の初期設定を行なうための初期設定データである場合に初期設定データと識別されたコマンドコードとを記憶する初期設定データラッチをさらに備える請求項20に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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