JPH10188594A - 不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用いたコンピュータシステム - Google Patents
不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用いたコンピュータシステムInfo
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- JPH10188594A JPH10188594A JP8347113A JP34711396A JPH10188594A JP H10188594 A JPH10188594 A JP H10188594A JP 8347113 A JP8347113 A JP 8347113A JP 34711396 A JP34711396 A JP 34711396A JP H10188594 A JPH10188594 A JP H10188594A
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- 229950000809 timiperone Drugs 0.000 description 1
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- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冗長救済機能を有するシリアルアクセスの半
導体記憶装置において、メモリセルに対する読み出し
(書き込み)開始後に最初に現れる救済アドレスの頭出
しを行い、低面積化を実現しながら途中読み出し(途中
書き込み)を実行することができる不良アドレスの冗長
救済技術を提供する。 【解決手段】 シリアルアクセスを行い、かつ冗長救済
を行っているフラッシュEEPROM(フラッシュメモ
リ)であって、2ndアクセス開始前に、シリアルに並
んだ先頭の救済アドレスを大小比較対象の救済アドレス
bとして取り出し、これと読み出し開始アドレスaとの
大小比較を行い、a≦bの条件が成立するまで救済アド
レスをシリアルに入れ替えていき、成立した時点で救済
アドレスの頭出しを終了する。この頭出し終了後は2n
dアクセスを開始し、救済アドレスdと読み出しアドレ
スcとの比較による冗長使用判定を実行する。
導体記憶装置において、メモリセルに対する読み出し
(書き込み)開始後に最初に現れる救済アドレスの頭出
しを行い、低面積化を実現しながら途中読み出し(途中
書き込み)を実行することができる不良アドレスの冗長
救済技術を提供する。 【解決手段】 シリアルアクセスを行い、かつ冗長救済
を行っているフラッシュEEPROM(フラッシュメモ
リ)であって、2ndアクセス開始前に、シリアルに並
んだ先頭の救済アドレスを大小比較対象の救済アドレス
bとして取り出し、これと読み出し開始アドレスaとの
大小比較を行い、a≦bの条件が成立するまで救済アド
レスをシリアルに入れ替えていき、成立した時点で救済
アドレスの頭出しを終了する。この頭出し終了後は2n
dアクセスを開始し、救済アドレスdと読み出しアドレ
スcとの比較による冗長使用判定を実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アドレスの順番通
りにメモリセルに読み出し(書き込み)を実行するシリ
アルアクセスを行い、かつ冗長救済を行っている半導体
記憶装置に関し、特に低面積化を実現しながら途中読み
出し(途中書き込み)を実行することができる不良アド
レスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用い
たコンピュータシステムに適用して有効な技術に関す
る。
りにメモリセルに読み出し(書き込み)を実行するシリ
アルアクセスを行い、かつ冗長救済を行っている半導体
記憶装置に関し、特に低面積化を実現しながら途中読み
出し(途中書き込み)を実行することができる不良アド
レスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用い
たコンピュータシステムに適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討した技術とし
て、シリアルアクセスを行い、かつ冗長救済を行ってい
る半導体記憶装置においては、一般的に、出荷前の製品
テストで何らかの不良で使用できないメモリセルを発見
した場合、そのメモリセルがつながるビット線のアドレ
スを不良アドレスとして製品に記憶させておき、余分に
作ってある冗長ビット線を代わりに使用することによっ
て冗長救済を実行する技術が用いられている。
て、シリアルアクセスを行い、かつ冗長救済を行ってい
る半導体記憶装置においては、一般的に、出荷前の製品
テストで何らかの不良で使用できないメモリセルを発見
した場合、そのメモリセルがつながるビット線のアドレ
スを不良アドレスとして製品に記憶させておき、余分に
作ってある冗長ビット線を代わりに使用することによっ
て冗長救済を実行する技術が用いられている。
【0003】すなわち、不良アドレスのビット線を冗長
ビット線で置き換えることを冗長救済と呼び、この冗長
救済においては、読み出し(書き込み)時、使用するア
ドレスを逐次記憶されたアドレスと比較していき、アド
レスが一致した場合、余分に作ってあるビット線(冗長
ビット線)を代わりに使用することにより、外部から
は、あたかもその不良アドレスが何の支障もなく使える
ように見せることができる。
ビット線で置き換えることを冗長救済と呼び、この冗長
救済においては、読み出し(書き込み)時、使用するア
ドレスを逐次記憶されたアドレスと比較していき、アド
レスが一致した場合、余分に作ってあるビット線(冗長
ビット線)を代わりに使用することにより、外部から
は、あたかもその不良アドレスが何の支障もなく使える
ように見せることができる。
【0004】この冗長救済において、使用するアドレス
が冗長救済されたアドレスであるかどうか判定すること
を冗長使用判定、冗長救済されたアドレスを救済アドレ
ス、冗長ビット線のアドレスを冗長アドレスといい、実
際には、冗長救済はビット線1本単位ではなく、16本
単位といったセットで行われ、冗長ビット線のセット数
が冗長セット数、これはそのまま救済アドレス数の上限
となる。
が冗長救済されたアドレスであるかどうか判定すること
を冗長使用判定、冗長救済されたアドレスを救済アドレ
ス、冗長ビット線のアドレスを冗長アドレスといい、実
際には、冗長救済はビット線1本単位ではなく、16本
単位といったセットで行われ、冗長ビット線のセット数
が冗長セット数、これはそのまま救済アドレス数の上限
となる。
【0005】以上のような冗長救済における冗長使用判
定方式としては、たとえば冗長セット数分の比較回路を
持つ方式1、比較回路は1個のみで、シリアルアクセ
ス、かつアドレス先頭からの読み出し開始に特化した方
式2などが考えられ、以下においてその読み出しおよび
書き込み動作の概要を説明する。
定方式としては、たとえば冗長セット数分の比較回路を
持つ方式1、比較回路は1個のみで、シリアルアクセ
ス、かつアドレス先頭からの読み出し開始に特化した方
式2などが考えられ、以下においてその読み出しおよび
書き込み動作の概要を説明する。
【0006】(1).方式1 (a).読み出し時 この方式1においては、冗長セット数分の比較回路を持
ち、2nd(second)アクセスの際、読み出しア
ドレスと全救済アドレスとの比較を同時に行い、読み出
しアドレスと救済アドレスの1つとが一致すれば、その
救済アドレスに対応した冗長アドレスのラッチのデータ
が読み出される。もし、1つも一致しなければ、そのま
ま読み出しアドレスに対応したラッチのデータが読み出
される。
ち、2nd(second)アクセスの際、読み出しア
ドレスと全救済アドレスとの比較を同時に行い、読み出
しアドレスと救済アドレスの1つとが一致すれば、その
救済アドレスに対応した冗長アドレスのラッチのデータ
が読み出される。もし、1つも一致しなければ、そのま
ま読み出しアドレスに対応したラッチのデータが読み出
される。
【0007】(b).書き込み時 データイン時に、読み出し時と同じ方式で判定を行い、
書き込みアドレスと救済アドレスの1つとが一致すれ
ば、その救済アドレスに対応した冗長アドレスのラッチ
にデータが送り込まれ、もし、1つも一致しなければ、
そのまま書き込みアドレスに対応したラッチにデータが
送り込まれる。
書き込みアドレスと救済アドレスの1つとが一致すれ
ば、その救済アドレスに対応した冗長アドレスのラッチ
にデータが送り込まれ、もし、1つも一致しなければ、
そのまま書き込みアドレスに対応したラッチにデータが
送り込まれる。
【0008】(2).方式2 (a).読み出し時 この方式2においては、比較回路が1個のみで、シリア
ルアクセス、かつアドレス先頭からの読み出し開始に特
化した方式であり、最初、シリアルに並んだ救済アドレ
スのうち、先頭アドレスと、読み出し開始アドレスとの
比較を行い、一致しなければ読み出し開始アドレスに対
応したラッチのデータを読み出す。以降、読み出しをシ
リアルに進め、先頭の救済アドレスと読み出しアドレス
とが一致するまで、読み出しアドレスに対応したラッチ
のデータを読み出す。
ルアクセス、かつアドレス先頭からの読み出し開始に特
化した方式であり、最初、シリアルに並んだ救済アドレ
スのうち、先頭アドレスと、読み出し開始アドレスとの
比較を行い、一致しなければ読み出し開始アドレスに対
応したラッチのデータを読み出す。以降、読み出しをシ
リアルに進め、先頭の救済アドレスと読み出しアドレス
とが一致するまで、読み出しアドレスに対応したラッチ
のデータを読み出す。
【0009】アドレスが一致した場合は、救済アドレス
に対応した冗長アドレスのラッチのデータを読み出し、
アドレス比較の対象となる救済アドレスを、シリアルに
並んだ救済アドレスのうち、2番目のものに入れ替え
る。以降、アドレスが一致する度に比較対象の救済アド
レスを1つずらしていく。
に対応した冗長アドレスのラッチのデータを読み出し、
アドレス比較の対象となる救済アドレスを、シリアルに
並んだ救済アドレスのうち、2番目のものに入れ替え
る。以降、アドレスが一致する度に比較対象の救済アド
レスを1つずらしていく。
【0010】(b).書き込み時 データイン時に、読み出し時と同じ方式で判定を行い、
救済アドレスと書き込み開始アドレスとが一致しなけれ
ば、書き込み開始アドレスに対応したラッチにデータを
送り込み、一致した場合は、救済アドレスに対応した冗
長アドレスのラッチにデータを送り込む。
救済アドレスと書き込み開始アドレスとが一致しなけれ
ば、書き込み開始アドレスに対応したラッチにデータを
送り込み、一致した場合は、救済アドレスに対応した冗
長アドレスのラッチにデータを送り込む。
【0011】以上の方式1、方式2においては、メモリ
セルに保持されたデータを外部に出力することを読み出
しといい、この読み出しは1st(first)アクセ
スと2ndアクセスで構成される。まず、あるワード線
を選択し、そのワード線につながる全てのメモリセルの
データを、ビット線を通じ一括してラッチに送り出すこ
とが1stアクセスであり、続いて、ラッチのデータを
外部に出力するのが2ndアクセスである。シリアルア
クセスでは、2ndアクセス時、アドレスの順番通りに
ラッチのデータを出力し、冗長使用判定は2ndアクセ
ス時に行われる。
セルに保持されたデータを外部に出力することを読み出
しといい、この読み出しは1st(first)アクセ
スと2ndアクセスで構成される。まず、あるワード線
を選択し、そのワード線につながる全てのメモリセルの
データを、ビット線を通じ一括してラッチに送り出すこ
とが1stアクセスであり、続いて、ラッチのデータを
外部に出力するのが2ndアクセスである。シリアルア
クセスでは、2ndアクセス時、アドレスの順番通りに
ラッチのデータを出力し、冗長使用判定は2ndアクセ
ス時に行われる。
【0012】また、データの書き込みとは、外部から入
力したデータをメモリセルに記憶させることをいい、こ
のとき、外部からの入力データをラッチに送り込むこと
をデータインという。シリアルアクセスでのデータイン
は、データの入力順番をアドレスの順番としてラッチに
入力していき、このデータイン時に冗長使用判定が行わ
れる。
力したデータをメモリセルに記憶させることをいい、こ
のとき、外部からの入力データをラッチに送り込むこと
をデータインという。シリアルアクセスでのデータイン
は、データの入力順番をアドレスの順番としてラッチに
入力していき、このデータイン時に冗長使用判定が行わ
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な方式1、方式2の技術において、本発明者が検討した
ところによれば、以下のようなことが考えられる。
な方式1、方式2の技術において、本発明者が検討した
ところによれば、以下のようなことが考えられる。
【0014】すなわち、方式1においては、たとえば図
12に示すように、1つの読み出し(書き込み)アドレ
スに対して複数の救済アドレスを同時に比較する方法を
取り入れているので、シリアルアクセスでの、先頭以外
のアドレスから読み出し(書き込み)を開始する途中読
み出し(途中書き込み)に対応できるものの、救済アド
レスの数に相当する比較回路が必要となるので、比較回
路の個数が多い分だけ面積が大きくなる。
12に示すように、1つの読み出し(書き込み)アドレ
スに対して複数の救済アドレスを同時に比較する方法を
取り入れているので、シリアルアクセスでの、先頭以外
のアドレスから読み出し(書き込み)を開始する途中読
み出し(途中書き込み)に対応できるものの、救済アド
レスの数に相当する比較回路が必要となるので、比較回
路の個数が多い分だけ面積が大きくなる。
【0015】また、方式2においては、たとえば図13
に示すように、1つの読み出し(書き込み)アドレスに
対して比較対象の救済アドレスを1つにして比較する方
法を取り入れているので、比較回路が少ないので面積は
小さいが、途中読み出し(途中書き込み)に対しては、
読み出し(書き込み)開始後、一番最初に現れる救済ア
ドレスを特定できないので、対応できない。
に示すように、1つの読み出し(書き込み)アドレスに
対して比較対象の救済アドレスを1つにして比較する方
法を取り入れているので、比較回路が少ないので面積は
小さいが、途中読み出し(途中書き込み)に対しては、
読み出し(書き込み)開始後、一番最初に現れる救済ア
ドレスを特定できないので、対応できない。
【0016】よって、前記の方式1、方式2による冗長
使用判定方式に対して以下の2つの課題が考えられ、 (1).課題1として、途中読み出し(途中書き込み)が可
能であることが必要であり、方式1では可能であるが、
方式2では不可能となっている。
使用判定方式に対して以下の2つの課題が考えられ、 (1).課題1として、途中読み出し(途中書き込み)が可
能であることが必要であり、方式1では可能であるが、
方式2では不可能となっている。
【0017】(2).課題2として、低面積であることが望
まれており、方式2は比較回路が1個であり、面積が小
さいが、方式1は冗長セット数分の比較回路が必要であ
り、面積が大きなものとなっている。
まれており、方式2は比較回路が1個であり、面積が小
さいが、方式1は冗長セット数分の比較回路が必要であ
り、面積が大きなものとなっている。
【0018】従って、方式1または方式2は、それぞれ
課題1と課題2との両方を満たしておらず、そこで本発
明者は、面積が小さくできる方式2に、読み出し(書き
込み)開始後に最初に現れる救済アドレスを特定する救
済アドレスの頭出し機能を取り入れることで、低面積で
ありながら途中読み出し(途中書き込み)が可能とされ
ることを見い出した。
課題1と課題2との両方を満たしておらず、そこで本発
明者は、面積が小さくできる方式2に、読み出し(書き
込み)開始後に最初に現れる救済アドレスを特定する救
済アドレスの頭出し機能を取り入れることで、低面積で
ありながら途中読み出し(途中書き込み)が可能とされ
ることを見い出した。
【0019】そこで、本発明の目的は、冗長救済機能を
有するシリアルアクセスの半導体記憶装置において、メ
モリセルに対する読み出し(書き込み)開始後に最初に
現れる救済アドレスの頭出しを行い、低面積化を実現し
ながら途中読み出し(途中書き込み)を実行することが
できる不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置お
よびそれを用いたコンピュータシステムを提供すること
にある。
有するシリアルアクセスの半導体記憶装置において、メ
モリセルに対する読み出し(書き込み)開始後に最初に
現れる救済アドレスの頭出しを行い、低面積化を実現し
ながら途中読み出し(途中書き込み)を実行することが
できる不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置お
よびそれを用いたコンピュータシステムを提供すること
にある。
【0020】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0022】すなわち、本発明の不良アドレスの冗長救
済方法は、アドレスの小さい順からシリアルに並んだ救
済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を
行い、一致した場合は救済アドレスに対応した冗長アド
レスのメモリセルに対してデータの読み出し(書き込
み)を行う半導体記憶装置に適用されるものであり、救
済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を
行う前に、救済アドレスと読み出し(書き込み)開始ア
ドレスとの大小比較を行い、メモリセルに対する読み出
し(書き込み)開始後に最初に現れる救済アドレスを特
定するものである。
済方法は、アドレスの小さい順からシリアルに並んだ救
済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を
行い、一致した場合は救済アドレスに対応した冗長アド
レスのメモリセルに対してデータの読み出し(書き込
み)を行う半導体記憶装置に適用されるものであり、救
済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を
行う前に、救済アドレスと読み出し(書き込み)開始ア
ドレスとの大小比較を行い、メモリセルに対する読み出
し(書き込み)開始後に最初に現れる救済アドレスを特
定するものである。
【0023】特に、前記大小比較を行う工程において、
読み出し(書き込み)開始アドレスをa、大小比較の対
象となる救済アドレスをbとする場合に、2つの数a,
bに対し、a<b、a>b、a=bのどれが成立してい
るかを判定する大小比較において、a≦bが成立するま
で救済アドレスをシリアルに入れ替えていき、成立した
時点で救済アドレスの頭出しを終了するようにしたもの
である。なお、この大小比較は、2つの数a,bに対
し、a=b、a≠bのいずれが成立しているかを判定す
る、単なる比較とは区別して用いる。
読み出し(書き込み)開始アドレスをa、大小比較の対
象となる救済アドレスをbとする場合に、2つの数a,
bに対し、a<b、a>b、a=bのどれが成立してい
るかを判定する大小比較において、a≦bが成立するま
で救済アドレスをシリアルに入れ替えていき、成立した
時点で救済アドレスの頭出しを終了するようにしたもの
である。なお、この大小比較は、2つの数a,bに対
し、a=b、a≠bのいずれが成立しているかを判定す
る、単なる比較とは区別して用いる。
【0024】また、本発明の半導体記憶装置は、救済ア
ドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較による
不良アドレスの冗長救済機能を有するシリアルアクセス
の半導体記憶装置において、救済アドレスと読み出し
(書き込み)開始アドレスとの大小比較を行う大小比較
手段を有し、この大小比較手段によりメモリセルに対す
る読み出し(書き込み)開始後に最初に現れる救済アド
レスを特定するものである。
ドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較による
不良アドレスの冗長救済機能を有するシリアルアクセス
の半導体記憶装置において、救済アドレスと読み出し
(書き込み)開始アドレスとの大小比較を行う大小比較
手段を有し、この大小比較手段によりメモリセルに対す
る読み出し(書き込み)開始後に最初に現れる救済アド
レスを特定するものである。
【0025】この場合に、前記大小比較手段を、救済ア
ドレスのビット数より低ビットの回路構成にして、この
低ビットの大小比較手段を複数回動作させて大小比較を
実行するようにしたり、または前記大小比較手段を、救
済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を
行う比較手段と共用にして、この共用の大小比較手段を
用いて救済アドレスの頭出しを終了した後に、救済アド
レスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を実行す
るようにしたものである。
ドレスのビット数より低ビットの回路構成にして、この
低ビットの大小比較手段を複数回動作させて大小比較を
実行するようにしたり、または前記大小比較手段を、救
済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を
行う比較手段と共用にして、この共用の大小比較手段を
用いて救済アドレスの頭出しを終了した後に、救済アド
レスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を実行す
るようにしたものである。
【0026】さらに、本発明のコンピュータシステム
は、前記半導体記憶装置に加えて、少なくとも、中央処
理装置およびその周辺回路などを有するものである。
は、前記半導体記憶装置に加えて、少なくとも、中央処
理装置およびその周辺回路などを有するものである。
【0027】よって、前記半導体記憶装置における不良
アドレスの冗長救済技術によれば、メモリセルに対する
読み出し(書き込み)開始後に最初に現れる救済アドレ
スを特定することにより、冗長救済における救済アドレ
スの頭出しを行うことができ、この場合に、頭出しに用
いる大小比較手段を実際の救済アドレスのビット数より
低ビットの回路構成にすることによってMOSトランジ
スタの数を低減し、また頭出し終了後、この頭出しに用
いた大小比較手段をそのまま救済アドレスと読み出し
(書き込み)アドレスとの比較手段として用いることに
よって比較手段を削除し、低面積化を実現することがで
きる。
アドレスの冗長救済技術によれば、メモリセルに対する
読み出し(書き込み)開始後に最初に現れる救済アドレ
スを特定することにより、冗長救済における救済アドレ
スの頭出しを行うことができ、この場合に、頭出しに用
いる大小比較手段を実際の救済アドレスのビット数より
低ビットの回路構成にすることによってMOSトランジ
スタの数を低減し、また頭出し終了後、この頭出しに用
いた大小比較手段をそのまま救済アドレスと読み出し
(書き込み)アドレスとの比較手段として用いることに
よって比較手段を削除し、低面積化を実現することがで
きる。
【0028】以上により、不良アドレスの冗長救済機能
を有するシリアルアクセスの半導体記憶装置において、
メモリセルに対する読み出し(書き込み)開始後に最初
に現れる救済アドレスの頭出しを行い、低面積化を実現
しながら途中読み出し(途中書き込み)を実行すること
ができ、さらにこの半導体記憶装置を搭載したコンピュ
ータシステムなどの各種システムの低面積化、かつアク
セス動作性の向上を可能とすることができる。
を有するシリアルアクセスの半導体記憶装置において、
メモリセルに対する読み出し(書き込み)開始後に最初
に現れる救済アドレスの頭出しを行い、低面積化を実現
しながら途中読み出し(途中書き込み)を実行すること
ができ、さらにこの半導体記憶装置を搭載したコンピュ
ータシステムなどの各種システムの低面積化、かつアク
セス動作性の向上を可能とすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1である半導体記憶装置を示す機能ブロック図、図2
は本実施の形態1の半導体記憶装置に設けられる冗長救
済回路の一例を示す機能ブロック図、図3は本実施の形
態1における大小比較回路の一例を示す回路図、図4は
比較回路の一例を示す回路図、図5は読み出し動作を示
す説明図、図6は書き込み動作を示す説明図、図7は冗
長救済方法を示す説明図、図8は救済アドレスの頭出し
方法を示す説明図、図9は面積および動作時間について
の効果を示す説明図である。
態1である半導体記憶装置を示す機能ブロック図、図2
は本実施の形態1の半導体記憶装置に設けられる冗長救
済回路の一例を示す機能ブロック図、図3は本実施の形
態1における大小比較回路の一例を示す回路図、図4は
比較回路の一例を示す回路図、図5は読み出し動作を示
す説明図、図6は書き込み動作を示す説明図、図7は冗
長救済方法を示す説明図、図8は救済アドレスの頭出し
方法を示す説明図、図9は面積および動作時間について
の効果を示す説明図である。
【0031】まず、図1により本実施の形態1の半導体
記憶装置の構成を説明する。
記憶装置の構成を説明する。
【0032】本実施の形態1の半導体記憶装置は、たと
えばシリアルアクセスを行い、かつ冗長救済を行ってい
るフラッシュEEPROM(フラッシュメモリ)とさ
れ、メモリマトリックス1、メインデコーダ/Gjデコ
ーダ2、サブデコーダ3、センスラッチ回路4、入出力
バッファ5、メインアンプ6、入出力切り替え回路7、
制御信号入力バッファ8、データ入出力制御回路9、レ
ディ/ビジィ回路10、システムクロック回路11、ス
テイタスレジスタテスト系回路12、コマンドデコーダ
13、ROM制御系回路14、ROM15、ROMデコ
ーダ16、書き込み・消去判定回路17、直接系制御回
路18、電源制御回路19、電源切り替え回路20、チ
ャージポンプ降圧系回路21、基準電源22、アドレス
カウンタ23、救済系回路24、アドレスジェネレータ
25、冗長ヒューズ・トリミングヒューズ26などから
構成されている。
えばシリアルアクセスを行い、かつ冗長救済を行ってい
るフラッシュEEPROM(フラッシュメモリ)とさ
れ、メモリマトリックス1、メインデコーダ/Gjデコ
ーダ2、サブデコーダ3、センスラッチ回路4、入出力
バッファ5、メインアンプ6、入出力切り替え回路7、
制御信号入力バッファ8、データ入出力制御回路9、レ
ディ/ビジィ回路10、システムクロック回路11、ス
テイタスレジスタテスト系回路12、コマンドデコーダ
13、ROM制御系回路14、ROM15、ROMデコ
ーダ16、書き込み・消去判定回路17、直接系制御回
路18、電源制御回路19、電源切り替え回路20、チ
ャージポンプ降圧系回路21、基準電源22、アドレス
カウンタ23、救済系回路24、アドレスジェネレータ
25、冗長ヒューズ・トリミングヒューズ26などから
構成されている。
【0033】このフラッシュEEPROMにおいて、制
御信号入力バッファ8には、たとえばI/O外部端子か
らCEB(Chip Enable Bar )信号、WEB(Write En
ableBar)信号、RESB(RESet Bar )信号、CDE
(Command Data Enable )信号、OEB(Output Enabl
e Bar )信号などの制御信号が入力され、またデータ入
出力制御回路9にSC(Serial Clock)信号が入力さ
れ、これらの信号に応じて内部制御信号のタイミング信
号が発生される。また、ステイタスレジスタテスト系回
路12からR/B(Ready/Busy)信号が出力されてい
る。
御信号入力バッファ8には、たとえばI/O外部端子か
らCEB(Chip Enable Bar )信号、WEB(Write En
ableBar)信号、RESB(RESet Bar )信号、CDE
(Command Data Enable )信号、OEB(Output Enabl
e Bar )信号などの制御信号が入力され、またデータ入
出力制御回路9にSC(Serial Clock)信号が入力さ
れ、これらの信号に応じて内部制御信号のタイミング信
号が発生される。また、ステイタスレジスタテスト系回
路12からR/B(Ready/Busy)信号が出力されてい
る。
【0034】前記救済系回路24などからなる冗長救済
回路は、たとえば図2に示すように、救済アドレスを格
納するROM27と、冗長アドレスを格納するROM2
8と、これらのROM27,28のアドレスをアドレス
ロード信号LOADの入力に基づいて指定するROMア
ドレスカウンタ29およびROMアドレスデコーダ30
と、シリアルクロックSCに同期させて、アドレスロー
ド信号LOADの入力に基づいて読み出し(書き込み)
アドレスYACTを指定するYアドレスカウンタ31
と、救済アドレスFBITと読み出し(書き込み)アド
レスYACTとを比較する冗長比較回路32と、アドレ
ス一致信号HITにより読み出し(書き込み)アドレス
YACTと冗長アドレスRBITとから1つを選択して
出力するマルチプレクサ33と、シリアルクロックSC
に同期させてマルチプレクサ出力を一時的に保持するマ
スタスレーブラッチ回路34とから構成されている。な
お、ROMアドレスカウンタ29はヒット時の信号HT
CUPによりカウントアップされ、ROMアドレスカウ
ンタ29、ROMアドレスデコーダ30からはRCDO
信号、RDDC信号がそれぞれ出力されている。
回路は、たとえば図2に示すように、救済アドレスを格
納するROM27と、冗長アドレスを格納するROM2
8と、これらのROM27,28のアドレスをアドレス
ロード信号LOADの入力に基づいて指定するROMア
ドレスカウンタ29およびROMアドレスデコーダ30
と、シリアルクロックSCに同期させて、アドレスロー
ド信号LOADの入力に基づいて読み出し(書き込み)
アドレスYACTを指定するYアドレスカウンタ31
と、救済アドレスFBITと読み出し(書き込み)アド
レスYACTとを比較する冗長比較回路32と、アドレ
ス一致信号HITにより読み出し(書き込み)アドレス
YACTと冗長アドレスRBITとから1つを選択して
出力するマルチプレクサ33と、シリアルクロックSC
に同期させてマルチプレクサ出力を一時的に保持するマ
スタスレーブラッチ回路34とから構成されている。な
お、ROMアドレスカウンタ29はヒット時の信号HT
CUPによりカウントアップされ、ROMアドレスカウ
ンタ29、ROMアドレスデコーダ30からはRCDO
信号、RDDC信号がそれぞれ出力されている。
【0035】この冗長救済回路の冗長比較回路32に
は、たとえば救済アドレスの頭出しを行う1個の大小比
較回路(大小比較手段)と、読み出し(書き込み)アド
レスの冗長使用判定を行う1個の比較回路(比較手段)
とが設けられ、大小比較回路35は、たとえば図3に示
すように9ビットのアドレスの例を考えると、ビット数
に対応する4個のNORゲートからなる1ビット単位ブ
ロックと、この1ビット単位ブロックの3ビット分に対
応する5個のANDゲートおよび2個のORゲートから
なる3ビット単位ブロックと、この3ビット単位ブロッ
クの9ビット分に対応する5個のANDゲートおよび2
個のORゲートからなる9ビット単位ブロックとから構
成されている。
は、たとえば救済アドレスの頭出しを行う1個の大小比
較回路(大小比較手段)と、読み出し(書き込み)アド
レスの冗長使用判定を行う1個の比較回路(比較手段)
とが設けられ、大小比較回路35は、たとえば図3に示
すように9ビットのアドレスの例を考えると、ビット数
に対応する4個のNORゲートからなる1ビット単位ブ
ロックと、この1ビット単位ブロックの3ビット分に対
応する5個のANDゲートおよび2個のORゲートから
なる3ビット単位ブロックと、この3ビット単位ブロッ
クの9ビット分に対応する5個のANDゲートおよび2
個のORゲートからなる9ビット単位ブロックとから構
成されている。
【0036】この大小比較回路35において、9ビット
の読み出し(書き込み)開始アドレスa(0)〜a
(8)と救済アドレスb(0)〜b(8)とを入力とし
て、読み出し(書き込み)開始アドレスaと救済アドレ
スbとの大小比較が行われ、この大小比較判定の結果、
b<a、b>a、b=aの条件が成立したときにそれぞ
れの端子から電圧レベルが高い“1”の信号が出力さ
れ、b>aまたはb=aに対応する端子から“1”の信
号が出力されることによって救済アドレスの頭出しが終
了されるようになっている。
の読み出し(書き込み)開始アドレスa(0)〜a
(8)と救済アドレスb(0)〜b(8)とを入力とし
て、読み出し(書き込み)開始アドレスaと救済アドレ
スbとの大小比較が行われ、この大小比較判定の結果、
b<a、b>a、b=aの条件が成立したときにそれぞ
れの端子から電圧レベルが高い“1”の信号が出力さ
れ、b>aまたはb=aに対応する端子から“1”の信
号が出力されることによって救済アドレスの頭出しが終
了されるようになっている。
【0037】また、比較回路36は、たとえば図4に示
すように9ビットのアドレスの例を考えると、ビット数
に対応する2個のインバータ、2対のPMOSトランジ
スタおよびNMOSトランジスタからなる1ビット単位
ブロックと、この1ビット単位ブロックの9ビット分に
対応する3個のNORゲートおよび1個のANDゲート
からなる9ビット単位ブロックとから構成されている。
すように9ビットのアドレスの例を考えると、ビット数
に対応する2個のインバータ、2対のPMOSトランジ
スタおよびNMOSトランジスタからなる1ビット単位
ブロックと、この1ビット単位ブロックの9ビット分に
対応する3個のNORゲートおよび1個のANDゲート
からなる9ビット単位ブロックとから構成されている。
【0038】この比較回路36において、9ビットの読
み出し(書き込み)アドレスc(0)〜c(8)と救済
アドレスd(0)〜d(8)とを入力として、読み出し
(書き込み)アドレスcと救済アドレスdとの比較が行
われ、この比較判定の結果、c=dの条件が成立したと
きに、電圧レベルが高い“1”の信号が出力され、また
c≠dのときには電圧レベルが低い“0”の信号が出力
され、“1”の信号が出力されることによって読み出し
(書き込み)アドレスが救済アドレスとして判定される
ようになっている。
み出し(書き込み)アドレスc(0)〜c(8)と救済
アドレスd(0)〜d(8)とを入力として、読み出し
(書き込み)アドレスcと救済アドレスdとの比較が行
われ、この比較判定の結果、c=dの条件が成立したと
きに、電圧レベルが高い“1”の信号が出力され、また
c≠dのときには電圧レベルが低い“0”の信号が出力
され、“1”の信号が出力されることによって読み出し
(書き込み)アドレスが救済アドレスとして判定される
ようになっている。
【0039】以上のように構成される冗長救済回路にお
いては、読み出し(書き込み)の際に、まず、冗長比較
回路32の大小比較回路35により、救済アドレスbと
読み出し(書き込み)開始アドレスaとの大小比較が行
われ、a≦bの関係が成立するまで救済アドレスがシリ
アルに入れ替えられ、成立した時点で救済アドレスの頭
出しが終了される。その後、冗長比較回路32の比較回
路36により、救済アドレスdと読み出し(書き込み)
アドレスcとの比較が行われる。
いては、読み出し(書き込み)の際に、まず、冗長比較
回路32の大小比較回路35により、救済アドレスbと
読み出し(書き込み)開始アドレスaとの大小比較が行
われ、a≦bの関係が成立するまで救済アドレスがシリ
アルに入れ替えられ、成立した時点で救済アドレスの頭
出しが終了される。その後、冗長比較回路32の比較回
路36により、救済アドレスdと読み出し(書き込み)
アドレスcとの比較が行われる。
【0040】次に、本実施の形態1の作用について、始
めにフラッシュEEPROMの基本動作の概要を図5お
よび図6と図1を用いて説明する。
めにフラッシュEEPROMの基本動作の概要を図5お
よび図6と図1を用いて説明する。
【0041】このフラッシュEEPROMにおいて、読
み出し動作および書き込み動作については、メモリセル
に保持されたデータを外部に出力することを読み出しと
いい、この読み出しは1st(first)アクセスと
2ndアクセスで構成される。たとえば、図5に示すよ
うに、まず、あるワード線を選択し、そのワード線につ
ながる全てのメモリセルのデータを、ビット線を通じ一
括してラッチに送り出すことが1stアクセスであり、
続いて、ラッチのデータを外部に出力するのが2ndア
クセスである。シリアルアクセスでは、2ndアクセス
時、アドレスの順番通りにラッチのデータを出力し、冗
長使用判定は2ndアクセス時に行われる。
み出し動作および書き込み動作については、メモリセル
に保持されたデータを外部に出力することを読み出しと
いい、この読み出しは1st(first)アクセスと
2ndアクセスで構成される。たとえば、図5に示すよ
うに、まず、あるワード線を選択し、そのワード線につ
ながる全てのメモリセルのデータを、ビット線を通じ一
括してラッチに送り出すことが1stアクセスであり、
続いて、ラッチのデータを外部に出力するのが2ndア
クセスである。シリアルアクセスでは、2ndアクセス
時、アドレスの順番通りにラッチのデータを出力し、冗
長使用判定は2ndアクセス時に行われる。
【0042】すなわち、読み出し動作時には、図1にお
いて、CEB信号、WEB信号、CDE信号などの制御
信号の入力に基づいて、メモリマトリックス1内のワー
ド線WLが選択され、1stアクセスが行われる。その
後、2ndアクセスが繰り返して行われ、SC信号に同
期して、アドレスカウンタ23がシリアルにカウントア
ップされて冗長比較が行われ、アドレスカウンタ23の
アドレスか冗長アドレスが選択される。この選択された
ビット線BLのアドレスに対応したセンスラッチ回路4
のデータが、入出力切り替え回路7、メインアンプ6を
通じてI/O外部端子から出力される。この2ndアク
セスの終了により読み出し動作が終了する。
いて、CEB信号、WEB信号、CDE信号などの制御
信号の入力に基づいて、メモリマトリックス1内のワー
ド線WLが選択され、1stアクセスが行われる。その
後、2ndアクセスが繰り返して行われ、SC信号に同
期して、アドレスカウンタ23がシリアルにカウントア
ップされて冗長比較が行われ、アドレスカウンタ23の
アドレスか冗長アドレスが選択される。この選択された
ビット線BLのアドレスに対応したセンスラッチ回路4
のデータが、入出力切り替え回路7、メインアンプ6を
通じてI/O外部端子から出力される。この2ndアク
セスの終了により読み出し動作が終了する。
【0043】また、データの書き込みとは、外部から入
力したデータをメモリセルに記憶させることをいい、た
とえば図6に示すように、このときに外部からの入力デ
ータをラッチに送り込むことをデータインという。シリ
アルアクセスでのデータインは、データの入力順番をア
ドレスの順番としてラッチに入力していき、このデータ
イン時に冗長使用判定が行われる。
力したデータをメモリセルに記憶させることをいい、た
とえば図6に示すように、このときに外部からの入力デ
ータをラッチに送り込むことをデータインという。シリ
アルアクセスでのデータインは、データの入力順番をア
ドレスの順番としてラッチに入力していき、このデータ
イン時に冗長使用判定が行われる。
【0044】すなわち、書き込み動作時には、図1にお
いて、CEB信号、WEB信号、CDE信号などの制御
信号の入力に基づいて、メモリマトリックス1内のワー
ド線WLの選択などが行われ、書き込みの準備が開始さ
れる。その後、データインが繰り返して行われ、SC信
号に同期して、アドレスカウンタ23がシリアルにカウ
ントアップされて冗長比較が行われ、アドレスカウンタ
23のアドレスか冗長アドレスが選択される。I/O外
部端子から入力されたデータが、選択されたビット線B
Lのアドレスに対応したセンスラッチ回路4に入力され
る。このデータインの終了により書き込みが開始し、セ
ンスラッチ回路4のデータがメモリセルに書き込まれ
る。
いて、CEB信号、WEB信号、CDE信号などの制御
信号の入力に基づいて、メモリマトリックス1内のワー
ド線WLの選択などが行われ、書き込みの準備が開始さ
れる。その後、データインが繰り返して行われ、SC信
号に同期して、アドレスカウンタ23がシリアルにカウ
ントアップされて冗長比較が行われ、アドレスカウンタ
23のアドレスか冗長アドレスが選択される。I/O外
部端子から入力されたデータが、選択されたビット線B
Lのアドレスに対応したセンスラッチ回路4に入力され
る。このデータインの終了により書き込みが開始し、セ
ンスラッチ回路4のデータがメモリセルに書き込まれ
る。
【0045】次に、不良アドレスの冗長救済方法の概要
を図7を用いて説明する。
を図7を用いて説明する。
【0046】たとえば、図7に示すように、出荷前の製
品テストで何らかの不良で使用できないメモリセルを発
見した場合、そのメモリセルがつながるビット線のアド
レスを不良アドレスとし、この不良アドレスを救済アド
レス(01),(11)として製品の半導体記憶装置に
予め記憶させておく。
品テストで何らかの不良で使用できないメモリセルを発
見した場合、そのメモリセルがつながるビット線のアド
レスを不良アドレスとし、この不良アドレスを救済アド
レス(01),(11)として製品の半導体記憶装置に
予め記憶させておく。
【0047】そして、この半導体記憶装置をユーザが使
用した場合に、予め記憶されている救済アドレス(0
1),(11)に対応させて、余分に作ってある冗長ビ
ット線を代わりに使用させることにより、外部からは、
あたかもその不良アドレスが何の支障もなく使えるよう
に見せることができる。
用した場合に、予め記憶されている救済アドレス(0
1),(11)に対応させて、余分に作ってある冗長ビ
ット線を代わりに使用させることにより、外部からは、
あたかもその不良アドレスが何の支障もなく使えるよう
に見せることができる。
【0048】次に、本実施の形態1の特徴である読み出
し(書き込み)時における救済アドレスの頭出し方法
と、この頭出しされた救済アドレスとの冗長使用判定方
法を図8に基づいて説明する。
し(書き込み)時における救済アドレスの頭出し方法
と、この頭出しされた救済アドレスとの冗長使用判定方
法を図8に基づいて説明する。
【0049】(1).読み出し時 (a).2ndアクセス開始前 2ndアクセス開始前に、図3に示す大小比較回路35
により救済アドレスの頭出しを行う。この救済アドレス
のビット数は9ビットとし、また読み出し開始アドレス
をa、大小比較の対象となる救済アドレスをbとする。
この救済アドレスの頭出しの進め方は、図8に示すよう
に、まずアドレスの小さい順からシリアルに並んだ先頭
の救済アドレスを大小比較対象の救済アドレスbとして
取り出す。そして、この大小比較対象の救済アドレスb
(001100101)と、読み出し開始アドレスa
(011100110)との大小比較を行う。
により救済アドレスの頭出しを行う。この救済アドレス
のビット数は9ビットとし、また読み出し開始アドレス
をa、大小比較の対象となる救済アドレスをbとする。
この救済アドレスの頭出しの進め方は、図8に示すよう
に、まずアドレスの小さい順からシリアルに並んだ先頭
の救済アドレスを大小比較対象の救済アドレスbとして
取り出す。そして、この大小比較対象の救済アドレスb
(001100101)と、読み出し開始アドレスa
(011100110)との大小比較を行う。
【0050】この大小比較判定の結果、たとえば大小比
較対象の救済アドレスbに比べて読み出し開始アドレス
aの方が大きい場合には、次の救済アドレスを大小比較
対象の救済アドレスbとして取り出す。そして、この大
小比較対象の救済アドレスb(110011011)
と、読み出し開始アドレスa(011100110)と
の2回目の大小比較を行う。
較対象の救済アドレスbに比べて読み出し開始アドレス
aの方が大きい場合には、次の救済アドレスを大小比較
対象の救済アドレスbとして取り出す。そして、この大
小比較対象の救済アドレスb(110011011)
と、読み出し開始アドレスa(011100110)と
の2回目の大小比較を行う。
【0051】この2回目の大小比較判定の結果、たとえ
ば大小比較対象の救済アドレスbに比べて読み出し開始
アドレスaの方が小さい場合には、救済アドレスの頭出
しの条件、すなわちa≦bの条件が成立したので、この
成立した時点で救済アドレスの頭出しを終了する。
ば大小比較対象の救済アドレスbに比べて読み出し開始
アドレスaの方が小さい場合には、救済アドレスの頭出
しの条件、すなわちa≦bの条件が成立したので、この
成立した時点で救済アドレスの頭出しを終了する。
【0052】もし、2回目の大小比較判定の結果におい
ても、大小比較対象の救済アドレスbに比べて読み出し
開始アドレスaの方が大きい場合には、さらに次の救済
アドレスを大小比較対象の救済アドレスbとして取り出
し、a≦bの条件が成立するまで救済アドレスをシリア
ルに入れ替えていき、成立した時点で救済アドレスの頭
出しを終了する。これにより、読み出し開始後に最初に
現れる救済アドレスを特定することができる。
ても、大小比較対象の救済アドレスbに比べて読み出し
開始アドレスaの方が大きい場合には、さらに次の救済
アドレスを大小比較対象の救済アドレスbとして取り出
し、a≦bの条件が成立するまで救済アドレスをシリア
ルに入れ替えていき、成立した時点で救済アドレスの頭
出しを終了する。これにより、読み出し開始後に最初に
現れる救済アドレスを特定することができる。
【0053】(b).2ndアクセス開始後 頭出し終了後、大小比較回路35の大小比較対象として
入っていた救済アドレスbを、比較回路36(図4)の
一方の入力である救済アドレスdとして2ndアクセス
を開始する。以降は、前記の方式2と同じように冗長使
用判定を行い、比較回路の他方の入力として読み出しア
ドレスcを入力し、c≠dなら読み出しアドレスに対応
するラッチのデータを読み出す。また、c=dなら救済
アドレスに対応した冗長アドレスのデータを代わりに読
み出し、入力としての救済アドレスdに次の救済アドレ
スを入力する。
入っていた救済アドレスbを、比較回路36(図4)の
一方の入力である救済アドレスdとして2ndアクセス
を開始する。以降は、前記の方式2と同じように冗長使
用判定を行い、比較回路の他方の入力として読み出しア
ドレスcを入力し、c≠dなら読み出しアドレスに対応
するラッチのデータを読み出す。また、c=dなら救済
アドレスに対応した冗長アドレスのデータを代わりに読
み出し、入力としての救済アドレスdに次の救済アドレ
スを入力する。
【0054】以上のようにして、2ndアクセス開始前
に頭出しにより特定した救済アドレスと、読み出しアド
レスとを2ndアクセス開始後に比較して、救済アドレ
スに等しい読み出しアドレスについては、この救済アド
レスに対応した冗長アドレスのデータを代わりに読み出
すことができる。
に頭出しにより特定した救済アドレスと、読み出しアド
レスとを2ndアクセス開始後に比較して、救済アドレ
スに等しい読み出しアドレスについては、この救済アド
レスに対応した冗長アドレスのデータを代わりに読み出
すことができる。
【0055】(2).書き込み時 (a).データイン開始前 前記読み出し時の2ndアクセス開始前と同じ動作によ
り、図3に示す大小比較回路35により救済アドレスの
頭出しを行う。
り、図3に示す大小比較回路35により救済アドレスの
頭出しを行う。
【0056】(b).データイン開始後 前記読み出し時の2ndアクセス開始後と同じ動作によ
り、図4に示す比較回路36により冗長使用判定を行
う。
り、図4に示す比較回路36により冗長使用判定を行
う。
【0057】以上のようにして、データイン開始前に頭
出しにより特定した救済アドレスと、書き込みアドレス
とをデータイン開始後に比較して、救済アドレスに等し
い書き込みアドレスについては、この救済アドレスに対
応した冗長アドレスのラッチにデータを代わりに送り込
むことができる。
出しにより特定した救済アドレスと、書き込みアドレス
とをデータイン開始後に比較して、救済アドレスに等し
い書き込みアドレスについては、この救済アドレスに対
応した冗長アドレスのラッチにデータを代わりに送り込
むことができる。
【0058】次に、本実施の形態1の特徴である冗長救
済回路において、面積および動作時間についての効果を
図9を用いて説明する。
済回路において、面積および動作時間についての効果を
図9を用いて説明する。
【0059】(1).面積(MOSトランジスタの数) この面積についての効果に関しては、必要なMOSトラ
ンジスタの数を面積の指標とし、2入力の論理ゲートに
は4個、3入力の論理ゲートには6個のMOSトランジ
スタがそれぞれ必要であるとすると、本実施の形態1の
冗長救済回路においては、9ビットの大小比較回路35
に300個、比較回路36に90個のMOSトランジス
タが必要であり、計390個のMOSトランジスタが必
要である。
ンジスタの数を面積の指標とし、2入力の論理ゲートに
は4個、3入力の論理ゲートには6個のMOSトランジ
スタがそれぞれ必要であるとすると、本実施の形態1の
冗長救済回路においては、9ビットの大小比較回路35
に300個、比較回路36に90個のMOSトランジス
タが必要であり、計390個のMOSトランジスタが必
要である。
【0060】これは、たとえば本発明の前提となる前記
の方式1、方式2と比較した場合に、図9に示すよう
に、方式1が1440個のMOSトランジスタが必要で
あり、また方式2が90個のMOSトランジスタが必要
であることから、方式2には及ばないものの、比較的、
MOSトランジスタの数を少なくできるので、面積を小
さくすることができる。
の方式1、方式2と比較した場合に、図9に示すよう
に、方式1が1440個のMOSトランジスタが必要で
あり、また方式2が90個のMOSトランジスタが必要
であることから、方式2には及ばないものの、比較的、
MOSトランジスタの数を少なくできるので、面積を小
さくすることができる。
【0061】(2).動作時間(読み出し時) この動作時間についての効果に関しては、論理ゲートの
1段当たりの遅延時間を2ns、大小比較回路35に入
力する救済アドレスの入れ替え時間として20nsを仮
定し、さらに冗長セット数は16個を仮定する。
1段当たりの遅延時間を2ns、大小比較回路35に入
力する救済アドレスの入れ替え時間として20nsを仮
定し、さらに冗長セット数は16個を仮定する。
【0062】(a).頭出し時間 大小比較回路35は7段の論理ゲートであり、頭出しに
必要な時間は 2ns×7×16(遅延時間の合計)+20ns×15
(入れ替え時間の合計)≒550ns と見積られる。この時間は、1stアクセスに時間のか
かる本実施の形態1のようなフラッシュEEPROM
(5μs)では、この頭出し時間は1stアクセスに完
全に隠れてしまうために問題となることはない。
必要な時間は 2ns×7×16(遅延時間の合計)+20ns×15
(入れ替え時間の合計)≒550ns と見積られる。この時間は、1stアクセスに時間のか
かる本実施の形態1のようなフラッシュEEPROM
(5μs)では、この頭出し時間は1stアクセスに完
全に隠れてしまうために問題となることはない。
【0063】(b).2ndアクセス開始後のアドレス比較
時間 アドレス比較に要する時間は、前記方式2と同じ(50
ns以下)程度であり、この動作時間も前記方式2と比
較して問題となることがない。
時間 アドレス比較に要する時間は、前記方式2と同じ(50
ns以下)程度であり、この動作時間も前記方式2と比
較して問題となることがない。
【0064】従って、本実施の形態1の半導体記憶装置
によれば、2ndアクセス(データイン)開始前に、シ
リアルに並んだ救済アドレスと、読み出し(書き込み)
開始アドレスとの大小比較を行い、読み出し(書き込
み)開始後、最初に現れる救済アドレスを特定し、この
特定により頭出しされた救済アドレスを比較対象の救済
アドレスとして用いて読み出し(書き込み)を進めるこ
とにより、アクセス時間内において救済アドレスの頭出
しによって途中読み出し(途中書き込み)を可能とし、
かつMOSトランジスタの数を低減して面積を縮小する
ことができる。
によれば、2ndアクセス(データイン)開始前に、シ
リアルに並んだ救済アドレスと、読み出し(書き込み)
開始アドレスとの大小比較を行い、読み出し(書き込
み)開始後、最初に現れる救済アドレスを特定し、この
特定により頭出しされた救済アドレスを比較対象の救済
アドレスとして用いて読み出し(書き込み)を進めるこ
とにより、アクセス時間内において救済アドレスの頭出
しによって途中読み出し(途中書き込み)を可能とし、
かつMOSトランジスタの数を低減して面積を縮小する
ことができる。
【0065】(実施の形態2)図10は本発明の実施の
形態2である半導体記憶装置における大小比較回路の一
例を示す回路図である。
形態2である半導体記憶装置における大小比較回路の一
例を示す回路図である。
【0066】本実施の形態2の半導体記憶装置は、前記
実施の形態1と同様にシリアルアクセスを行い、かつ冗
長救済を行っているフラッシュEEPROM(フラッシ
ュメモリ)とされ、前記実施の形態1との相違点は、冗
長救済回路の大小比較回路を救済アドレスのビット数よ
り低ビットの回路構成にして、この低ビットの大小比較
回路を複数回動作させて大小比較を実行するようにした
点である。
実施の形態1と同様にシリアルアクセスを行い、かつ冗
長救済を行っているフラッシュEEPROM(フラッシ
ュメモリ)とされ、前記実施の形態1との相違点は、冗
長救済回路の大小比較回路を救済アドレスのビット数よ
り低ビットの回路構成にして、この低ビットの大小比較
回路を複数回動作させて大小比較を実行するようにした
点である。
【0067】すなわち、本実施の形態2における大小比
較回路35aは、たとえば図10に示すように3ビット
のアドレスに対応する回路構成となっており、ビット数
に対応する4個のNORゲートからなる1ビット単位ブ
ロックと、この1ビット単位ブロックの3ビット分に対
応する5個のANDゲートおよび2個のORゲートから
なる3ビット単位ブロックとから構成され、読み出し
(書き込み)開始アドレスa(0)〜a(8)と救済ア
ドレスb(0)〜b(8)とが3ビット単位で上位から
下位へ大小比較が行われるようになっている。
較回路35aは、たとえば図10に示すように3ビット
のアドレスに対応する回路構成となっており、ビット数
に対応する4個のNORゲートからなる1ビット単位ブ
ロックと、この1ビット単位ブロックの3ビット分に対
応する5個のANDゲートおよび2個のORゲートから
なる3ビット単位ブロックとから構成され、読み出し
(書き込み)開始アドレスa(0)〜a(8)と救済ア
ドレスb(0)〜b(8)とが3ビット単位で上位から
下位へ大小比較が行われるようになっている。
【0068】次に、本実施の形態2における読み出し
(書き込み)時における救済アドレスの頭出し方法を説
明する。
(書き込み)時における救済アドレスの頭出し方法を説
明する。
【0069】本実施の形態2においては、基本的な動作
は前記実施の形態1と同じであるが、低ビットの大小比
較回路35aを用いるために、1回のアドレスの大小比
較のために、複数回、大小比較回路35aを動作させる
必要がある。
は前記実施の形態1と同じであるが、低ビットの大小比
較回路35aを用いるために、1回のアドレスの大小比
較のために、複数回、大小比較回路35aを動作させる
必要がある。
【0070】たとえば、図10のように3ビットの大小
比較回路35aを考えると、アドレスの上位3ビットで
大小を判定できなかった場合、すなわちa(0)=b
(0)かつa(1)=b(1)かつa(2)=b(2)
の場合には次の下位3ビットa(3)〜a(5)とb
(3)〜b(5)とで判定を行い、ここでも判定できな
かった場合はさらに次の下位3ビットa(6)〜a
(8)とb(6)〜b(8)とで判定する。
比較回路35aを考えると、アドレスの上位3ビットで
大小を判定できなかった場合、すなわちa(0)=b
(0)かつa(1)=b(1)かつa(2)=b(2)
の場合には次の下位3ビットa(3)〜a(5)とb
(3)〜b(5)とで判定を行い、ここでも判定できな
かった場合はさらに次の下位3ビットa(6)〜a
(8)とb(6)〜b(8)とで判定する。
【0071】このように、救済アドレスとして9ビット
を仮定すれば、1回のアドレスの大小比較に大小比較回
路35aの動作が最小限では1回ですみ、また最大では
3回、大小比較回路35aを動作させる必要があり、冗
長セット数を16個とするなら、頭出し終了までに最大
48回、大小比較回路35aを動作させる必要が生じ
る。
を仮定すれば、1回のアドレスの大小比較に大小比較回
路35aの動作が最小限では1回ですみ、また最大では
3回、大小比較回路35aを動作させる必要があり、冗
長セット数を16個とするなら、頭出し終了までに最大
48回、大小比較回路35aを動作させる必要が生じ
る。
【0072】次に、本実施の形態2における面積および
動作時間についての効果を説明する。
動作時間についての効果を説明する。
【0073】(1).面積(MOSトランジスタの数) 本実施の形態2において必要なMOSトランジスタの数
は、3ビットの大小比較回路35aに90個、比較回路
に90個で、計180個のMOSトランジスタが必要で
ある。これは、前記実施の形態1で示した図9のよう
に、前記実施の形態1よりも少なくできるので、さらに
面積を小さくすることができる。
は、3ビットの大小比較回路35aに90個、比較回路
に90個で、計180個のMOSトランジスタが必要で
ある。これは、前記実施の形態1で示した図9のよう
に、前記実施の形態1よりも少なくできるので、さらに
面積を小さくすることができる。
【0074】(2).動作時間(読み出し時) (a).頭出し時間 前記実施の形態1の場合と同様にして見積ると、大小比
較回路35aの論理ゲートの段数は5段であるから、頭
出しには、最大 2ns×5×3×16(遅延時間の合計)+20ns×
15(入れ替え時間の合計)≒800ns の時間がかかる。この時間は、フラッシュEEPROM
(5μs)では、これも完全に1stアクセスに隠れる
ために問題となることはない。
較回路35aの論理ゲートの段数は5段であるから、頭
出しには、最大 2ns×5×3×16(遅延時間の合計)+20ns×
15(入れ替え時間の合計)≒800ns の時間がかかる。この時間は、フラッシュEEPROM
(5μs)では、これも完全に1stアクセスに隠れる
ために問題となることはない。
【0075】(b).2ndアクセス開始後のアドレス比較
時間 このアドレス比較時間は、前記実施の形態1と同じ(5
0ns以下)程度であり、この動作時間も問題となるこ
とがない。
時間 このアドレス比較時間は、前記実施の形態1と同じ(5
0ns以下)程度であり、この動作時間も問題となるこ
とがない。
【0076】従って、本実施の形態2の半導体記憶装置
によれば、頭出しに用いる大小比較回路35aを実際の
救済アドレスのビット数より低ビットの回路構成にし
て、3ビット単位で上位から下位へ大小比較を行うこと
により、前記実施の形態1と同様にアクセス時間内で救
済アドレスの頭出しによって途中読み出し(途中書き込
み)を可能とし、かつMOSトランジスタの数を低減
し、特に前記実施の形態1に比べてさらにMOSトラン
ジスタの数を低減して面積の低面積化を実現することが
できる。
によれば、頭出しに用いる大小比較回路35aを実際の
救済アドレスのビット数より低ビットの回路構成にし
て、3ビット単位で上位から下位へ大小比較を行うこと
により、前記実施の形態1と同様にアクセス時間内で救
済アドレスの頭出しによって途中読み出し(途中書き込
み)を可能とし、かつMOSトランジスタの数を低減
し、特に前記実施の形態1に比べてさらにMOSトラン
ジスタの数を低減して面積の低面積化を実現することが
できる。
【0077】(実施の形態3)本実施の形態3の半導体
記憶装置は、前記実施の形態1と同様にシリアルアクセ
スを行い、かつ冗長救済を行っているフラッシュEEP
ROM(フラッシュメモリ)とされ、前記実施の形態1
との相違点は、冗長救済回路の大小比較回路を救済アド
レスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を行う回
路と共用して、この共用の大小比較回路を用いて救済ア
ドレスの頭出しを終了した後に、救済アドレスと読み出
し(書き込み)アドレスとの比較を実行するようにした
点である。
記憶装置は、前記実施の形態1と同様にシリアルアクセ
スを行い、かつ冗長救済を行っているフラッシュEEP
ROM(フラッシュメモリ)とされ、前記実施の形態1
との相違点は、冗長救済回路の大小比較回路を救済アド
レスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較を行う回
路と共用して、この共用の大小比較回路を用いて救済ア
ドレスの頭出しを終了した後に、救済アドレスと読み出
し(書き込み)アドレスとの比較を実行するようにした
点である。
【0078】すなわち、本実施の形態3においては、前
記実施の形態1で示した救済アドレスと同じビット数の
大小比較回路(図3)のみを用いて、救済アドレスの頭
出しに対する動作は前記実施の形態1と同じようにして
行われ、その後、この大小比較回路をそのまま用いて、
救済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較
が行われるようになっている。
記実施の形態1で示した救済アドレスと同じビット数の
大小比較回路(図3)のみを用いて、救済アドレスの頭
出しに対する動作は前記実施の形態1と同じようにして
行われ、その後、この大小比較回路をそのまま用いて、
救済アドレスと読み出し(書き込み)アドレスとの比較
が行われるようになっている。
【0079】次に、本実施の形態3における面積および
動作時間についての効果を説明する。
動作時間についての効果を説明する。
【0080】(1).面積(MOSトランジスタの数) 本実施の形態3において必要なMOSトランジスタの数
は、大小比較回路(9ビット)に300個のMOSトラ
ンジスタが必要である。これは、前記実施の形態1で示
した図9のように、前記実施の形態2には及ばないもの
の、前記実施の形態1よりも少なくできるので、さらに
面積を小さくすることができる。
は、大小比較回路(9ビット)に300個のMOSトラ
ンジスタが必要である。これは、前記実施の形態1で示
した図9のように、前記実施の形態2には及ばないもの
の、前記実施の形態1よりも少なくできるので、さらに
面積を小さくすることができる。
【0081】(2).動作時間(読み出し時) (a).頭出し時間 前記実施の形態1の場合と同じ550nsであり、やは
り、フラッシュEEPROM(5μs)では1stアク
セスに隠せる時間であり、問題となることはない。
り、フラッシュEEPROM(5μs)では1stアク
セスに隠せる時間であり、問題となることはない。
【0082】(b).2ndアクセス開始後のアドレス比較
時間 前記実施の形態1と同様に見積れば、最大で(アドレス
が一致した場合の救済アドレスを入れ替える時間を含め
て) 2ns×7(遅延時間)+20ns(入れ替え時間)=
34ns であり、前記実施の形態1(50ns以下)と同程度で
あり、問題になることがない。
時間 前記実施の形態1と同様に見積れば、最大で(アドレス
が一致した場合の救済アドレスを入れ替える時間を含め
て) 2ns×7(遅延時間)+20ns(入れ替え時間)=
34ns であり、前記実施の形態1(50ns以下)と同程度で
あり、問題になることがない。
【0083】従って、本実施の形態3の半導体記憶装置
によれば、救済アドレスと同じビット数の大小比較回路
のみを用いて、頭出し終了後、この頭出しに用いた大小
比較回路をそのまま救済アドレスと読み出し(書き込
み)アドレスとの比較回路として用いることにより、前
記実施の形態1と同様にアクセス時間内で救済アドレス
の頭出しによって途中読み出し(途中書き込み)を可能
とし、かつ比較回路を削除してMOSトランジスタの数
を低減し、前記実施の形態2には及ばないものの、前記
実施の形態1に比べてさらにMOSトランジスタの数を
低減して面積の低面積化を実現することができる。
によれば、救済アドレスと同じビット数の大小比較回路
のみを用いて、頭出し終了後、この頭出しに用いた大小
比較回路をそのまま救済アドレスと読み出し(書き込
み)アドレスとの比較回路として用いることにより、前
記実施の形態1と同様にアクセス時間内で救済アドレス
の頭出しによって途中読み出し(途中書き込み)を可能
とし、かつ比較回路を削除してMOSトランジスタの数
を低減し、前記実施の形態2には及ばないものの、前記
実施の形態1に比べてさらにMOSトランジスタの数を
低減して面積の低面積化を実現することができる。
【0084】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態1〜3に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
明の実施の形態1〜3に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
【0085】たとえば、前記実施の形態の半導体記憶装
置については、フラッシュEEPROM(フラッシュメ
モリ)である場合について説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、EEPROMなど
の他のメモリについても適用することができ、特にシリ
アルアクセスを行い、かつ冗長救済を行っている半導体
記憶装置全般に広く適用可能である。
置については、フラッシュEEPROM(フラッシュメ
モリ)である場合について説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、EEPROMなど
の他のメモリについても適用することができ、特にシリ
アルアクセスを行い、かつ冗長救済を行っている半導体
記憶装置全般に広く適用可能である。
【0086】さらに、フラッシュEEPROMなどの半
導体記憶装置単位で使用される場合に限らず、たとえば
コンピュータシステム、デジタル・スチル・カメラシス
テム、自動車システムなどの各種システムの記憶装置と
して広く用いられ、一例として図11によりコンピュー
タシステムについて説明する。
導体記憶装置単位で使用される場合に限らず、たとえば
コンピュータシステム、デジタル・スチル・カメラシス
テム、自動車システムなどの各種システムの記憶装置と
して広く用いられ、一例として図11によりコンピュー
タシステムについて説明する。
【0087】図11において、このコンピュータシステ
ムは、情報機器としての中央処理装置CPU、情報処理
システム内に構築したI/Oバス、Bus Unit、
主記憶メモリや拡張メモリなどの高速メモリをアクセス
するメモリ制御ユニットMemory Control
Unit、主記憶メモリとしてのDRAM、基本制御
プログラムが格納されたROM、先端にキーボードが接
続されたキーボードコントローラKBDCなどによって
構成される。さらに、表示アダプタとしてのDispl
ay AdapterがI/Oバスに接続され、このD
isplayAdapterの先端にはディスプレイD
isplayが接続されている。
ムは、情報機器としての中央処理装置CPU、情報処理
システム内に構築したI/Oバス、Bus Unit、
主記憶メモリや拡張メモリなどの高速メモリをアクセス
するメモリ制御ユニットMemory Control
Unit、主記憶メモリとしてのDRAM、基本制御
プログラムが格納されたROM、先端にキーボードが接
続されたキーボードコントローラKBDCなどによって
構成される。さらに、表示アダプタとしてのDispl
ay AdapterがI/Oバスに接続され、このD
isplayAdapterの先端にはディスプレイD
isplayが接続されている。
【0088】そして、I/OバスにはパラレルポートP
arallel Port I/F、マウスなどのシリ
アルポートSerial Port I/F、フロッピ
ーディスクドライブFDD、I/OバスよりのHDD、
I/Fに変換するバッファコントローラHDD Buf
ferが接続される。また、前記メモリ制御ユニットM
emory Control Unitからのバスと接
続されて拡張RAMおよび主記憶メモリとしてのDRA
Mが接続されている。
arallel Port I/F、マウスなどのシリ
アルポートSerial Port I/F、フロッピ
ーディスクドライブFDD、I/OバスよりのHDD、
I/Fに変換するバッファコントローラHDD Buf
ferが接続される。また、前記メモリ制御ユニットM
emory Control Unitからのバスと接
続されて拡張RAMおよび主記憶メモリとしてのDRA
Mが接続されている。
【0089】ここで、このコンピュータシステムの動作
について説明する。電源が投入されて動作を開始する
と、まず中央処理装置CPUは、ROMをI/Oバスを
通してアクセスし、初期診断、初期設定を行う。そし
て、補助記憶装置からシステムプログラムを主記憶メモ
リとしてのDRAMにロードする。また、中央処理装置
CPUは、I/Oバスを通してHDDコントローラにH
DDをアクセスするものとして動作する。
について説明する。電源が投入されて動作を開始する
と、まず中央処理装置CPUは、ROMをI/Oバスを
通してアクセスし、初期診断、初期設定を行う。そし
て、補助記憶装置からシステムプログラムを主記憶メモ
リとしてのDRAMにロードする。また、中央処理装置
CPUは、I/Oバスを通してHDDコントローラにH
DDをアクセスするものとして動作する。
【0090】そして、システムプログラムのロードが終
了すると、ユーザの処理要求に従い、処理を進めてい
く。なお、ユーザはI/Oバス上のキーボードコントロ
ーラKBDCや表示アダプタDisplay Adap
terにより処理の入出力を行いながら作業を進める。
そして、必要に応じてパラレルポートParallel
Port I/F、シリアルポートSerial Po
rt I/Fに接続された入出力装置を活用する。
了すると、ユーザの処理要求に従い、処理を進めてい
く。なお、ユーザはI/Oバス上のキーボードコントロ
ーラKBDCや表示アダプタDisplay Adap
terにより処理の入出力を行いながら作業を進める。
そして、必要に応じてパラレルポートParallel
Port I/F、シリアルポートSerial Po
rt I/Fに接続された入出力装置を活用する。
【0091】また、本体上の主記憶メモリとしてのDR
AMでは主記憶容量が不足する場合は、拡張RAMによ
り主記憶を補う。ユーザがファイルを読み書きしたい場
合には、ユーザは前記HDDが補助記憶装置であるもの
として補助記憶装置へのアクセスを要求する。そして、
本発明のフラッシュメモリFlash Memoryに
よって構成されたフラッシュファイルシステムF fi
leはそれを受けてファイルデータのアクセスを行う。
AMでは主記憶容量が不足する場合は、拡張RAMによ
り主記憶を補う。ユーザがファイルを読み書きしたい場
合には、ユーザは前記HDDが補助記憶装置であるもの
として補助記憶装置へのアクセスを要求する。そして、
本発明のフラッシュメモリFlash Memoryに
よって構成されたフラッシュファイルシステムF fi
leはそれを受けてファイルデータのアクセスを行う。
【0092】以上のようにして、本発明のフラッシュメ
モリFlash Memoryなどの半導体記憶装置
は、コンピュータシステムのフラッシュファイルシステ
ムFfileなどとして広く適用することが可能であ
る。
モリFlash Memoryなどの半導体記憶装置
は、コンピュータシステムのフラッシュファイルシステ
ムFfileなどとして広く適用することが可能であ
る。
【0093】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0094】(1).救済アドレスと読み出し(書き込み)
アドレスとの比較を行う前に、この救済アドレスと読み
出し(書き込み)開始アドレスとの大小比較を行うこと
で、メモリセルに対する読み出し(書き込み)開始後に
最初に現れる救済アドレスを特定することができるの
で、冗長救済における救済アドレスの頭出しを行うこと
が可能となる。
アドレスとの比較を行う前に、この救済アドレスと読み
出し(書き込み)開始アドレスとの大小比較を行うこと
で、メモリセルに対する読み出し(書き込み)開始後に
最初に現れる救済アドレスを特定することができるの
で、冗長救済における救済アドレスの頭出しを行うこと
が可能となる。
【0095】(2).大小比較手段を、救済アドレスのビッ
ト数より低ビットの回路構成にして、この低ビットの大
小比較手段を複数回動作させて大小比較を実行する場合
には、回路素子数を低減して低面積化を実現することが
可能となる。
ト数より低ビットの回路構成にして、この低ビットの大
小比較手段を複数回動作させて大小比較を実行する場合
には、回路素子数を低減して低面積化を実現することが
可能となる。
【0096】(3).大小比較手段を、救済アドレスと読み
出し(書き込み)アドレスとの比較を行う比較手段と共
用にする場合には、この共用の大小比較手段を用いて救
済アドレスの頭出しを終了した後に、救済アドレスと読
み出し(書き込み)アドレスとの比較を実行することが
できるので、比較手段を削除して、さらに低面積化を実
現することが可能となる。
出し(書き込み)アドレスとの比較を行う比較手段と共
用にする場合には、この共用の大小比較手段を用いて救
済アドレスの頭出しを終了した後に、救済アドレスと読
み出し(書き込み)アドレスとの比較を実行することが
できるので、比較手段を削除して、さらに低面積化を実
現することが可能となる。
【0097】(4).前記(1) 〜(3) により、メモリセルに
対する読み出し(書き込み)開始後に最初に現れる救済
アドレスの頭出しを行い、低面積化を実現しながら途中
読み出し(途中書き込み)を実行することができる、不
良アドレスの冗長救済機能を有するシリアルアクセスの
半導体記憶装置を得ることができ、さらにこれを搭載し
た低面積、かつアクセス動作性の向上が可能とされるコ
ンピュータシステムなどの各種システムを得ることがで
きる。
対する読み出し(書き込み)開始後に最初に現れる救済
アドレスの頭出しを行い、低面積化を実現しながら途中
読み出し(途中書き込み)を実行することができる、不
良アドレスの冗長救済機能を有するシリアルアクセスの
半導体記憶装置を得ることができ、さらにこれを搭載し
た低面積、かつアクセス動作性の向上が可能とされるコ
ンピュータシステムなどの各種システムを得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態1である半導体記憶装置を
示す機能ブロック図である。
示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体記憶装置に設け
られる冗長救済回路の一例を示す機能ブロック図であ
る。
られる冗長救済回路の一例を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1における大小比較回路の
一例を示す回路図である。
一例を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態1における比較回路の一例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態1における読み出し動作を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1における書き込み動作を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態1における冗長救済方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態1における救済アドレスの
頭出し方法を示す説明図である。
頭出し方法を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態1における面積および動作
時間についての効果を示す説明図である。
時間についての効果を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態2である半導体記憶装置
における大小比較回路の一例を示す回路図である。
における大小比較回路の一例を示す回路図である。
【図11】本発明の半導体記憶装置を用いたコンピュー
タシステムの一例を示す機能ブロック図である。
タシステムの一例を示す機能ブロック図である。
【図12】本発明の前提となる方式1における救済アド
レスの比較方法を示す説明図である。
レスの比較方法を示す説明図である。
【図13】本発明の前提となる方式2における救済アド
レスの比較方法を示す説明図である。
レスの比較方法を示す説明図である。
1 メモリマトリックス 2 メインデコーダ/Gjデコーダ 3 サブデコーダ 4 センスラッチ回路 5 入出力バッファ 6 メインアンプ 7 入出力切り替え回路 8 制御信号入力バッファ 9 データ入出力制御回路 10 レディ/ビジィ回路 11 システムクロック回路 12 ステイタスレジスタテスト系回路 13 コマンドデコーダ 14 ROM制御系回路 15 ROM 16 ROMデコーダ 17 書き込み・消去判定回路 18 直接系制御回路 19 電源制御回路 20 電源切り替え回路 21 チャージポンプ降圧系回路 22 基準電源 23 アドレスカウンタ 24 救済系回路 25 アドレスジェネレータ 26 冗長ヒューズ・トリミングヒューズ 27 ROM 28 ROM 29 ROMアドレスカウンタ 30 ROMアドレスデコーダ 31 Yアドレスカウンタ 32 冗長比較回路 33 マルチプレクサ 34 マスタスレーブラッチ回路 35,35a 大小比較回路 36 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792
Claims (6)
- 【請求項1】 シリアルに並んだ救済アドレスと読み出
しまたは書き込みアドレスとの比較を行い、一致した場
合は前記救済アドレスに対応した冗長アドレスのメモリ
セルに対してデータの読み出しまたは書き込みを行う不
良アドレスの冗長救済方法であって、前記救済アドレス
と前記読み出しまたは書き込みアドレスとの比較を行う
前に、前記救済アドレスと読み出しまたは書き込み開始
アドレスとの大小比較を行い、前記メモリセルに対する
読み出しまたは書き込み開始後に最初に現れる救済アド
レスを特定することを特徴とする不良アドレスの冗長救
済方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の不良アドレスの冗長救済
方法であって、前記大小比較を行う工程において、前記
読み出しまたは書き込み開始アドレスをa、大小比較の
対象となる前記救済アドレスをbとする場合に、a≦b
が成立するまで前記救済アドレスをシリアルに入れ替え
ていき、成立した時点で前記救済アドレスの頭出しを終
了することを特徴とする不良アドレスの冗長救済方法。 - 【請求項3】 シリアルに並んだ救済アドレスと読み出
しまたは書き込みアドレスとの比較を行い、一致した場
合は前記救済アドレスに対応した冗長アドレスのメモリ
セルに対してデータの読み出しまたは書き込みを行う不
良アドレスの冗長救済機能を有するシリアルアクセスの
半導体記憶装置であって、前記救済アドレスと読み出し
または書き込み開始アドレスとの大小比較を行う大小比
較手段を有し、前記メモリセルに対する読み出しまたは
書き込み開始後に最初に現れる救済アドレスを特定する
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置であっ
て、前記大小比較手段は、前記救済アドレスのビット数
より低ビットの回路構成であり、この低ビットの大小比
較手段を複数回動作させて大小比較を実行することを特
徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の半導体記憶装置であっ
て、前記大小比較手段は、前記救済アドレスと前記読み
出しまたは書き込みアドレスとの比較を行う比較手段と
共用であり、この共用の大小比較手段を用いて前記救済
アドレスの頭出しを終了した後に、前記救済アドレスと
前記読み出しまたは書き込みアドレスとの比較を実行す
ることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項6】 請求項3、4または5記載の半導体記憶
装置を用いたコンピュータシステムであって、前記半導
体記憶装置に加えて、少なくとも、中央処理装置および
その周辺回路などを有することを特徴とするコンピュー
タシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347113A JPH10188594A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用いたコンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347113A JPH10188594A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用いたコンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10188594A true JPH10188594A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18388004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8347113A Pending JPH10188594A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 不良アドレスの冗長救済方法、半導体記憶装置およびそれを用いたコンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10188594A (ja) |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8347113A patent/JPH10188594A/ja active Pending
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