JP3899525B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、AD変換やDA変換の機能を有する画像処理装置およびそのための集積化回路に関し、特に、高周波数の画像信号を処理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置においては、入力されるアナログ画像信号をAD変換器によってデジタル画像信号に変換し、この変換されたデジタル画像信号に種々の加工を施し、その後DA変換してアナログ画像信号に戻し、ディスプレイ装置に画像を表示している。
【0003】
この画像処理装置において取り扱わなければならない画像信号の周波数は、近年の映像技術の進歩に伴って次第に高くなる傾向にある。従って、画像処理装置を実現するためのハードウェア回路の処理速度も、画像信号の高周波数化に応じて高速化する必要がある。しかし、一般にハードウェア回路の処理速度は、これを構成するためのデバイスの性能に依存しているため、高周波数の画像信号を取り扱うことが困難であるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、周波数の高い画像信号に対して、容易に信号の処理を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の画像処理装置は、
入力された第1のアナログ画像信号の第1の同期信号に同期し、前記第1のアナログ画像信号をサンプリングするための周波数を有する第1のドットクロック信号を生成する第1のドットクロック生成回路と、
前記第1のアナログ画像信号を量子化してデジタル画像信号に変換し、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力するAD変換器と、
Mw(Mwは2以上の整数)個の連続した画素に関する前記デジタル画像信号を1画素ずつ順に保持するMw個の画素信号保持回路を有し、Nw(Nwは1以上Mw以下の整数であり、使用される画素信号保持回路の個数を示す)個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として並列に出力する直並列変換器と、
前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数の1/Nwの第2の周波数を有する第1のサンプリングクロック信号を生成する第1のサンプリングクロック生成回路と、
前記画素信号保持回路の使用個数Nwに応じて、前記第1のサンプリングクロック信号の周波数を有し前記第1のドットクロック信号の1周期ずつ順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する第2のサンプリングクロック生成回路と、
前記使用個数Nwの値に従って、前記第1と第2のサンプリングクロック生成回路の動作を制御し、使用されるNw個の画素信号保持回路に前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を供給することによって前記直並列変換器からNw個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として出力させる書込制御信号調整手段と、
を備えることを特徴とする。
【0006】
この画像処理装置では、直並列変換器において、AD変換器で量子化されて出力されたNw個の連続した画素のデジタル画像信号がNw個の画素信号保持回路でそれぞれ1画素ずつ保持されて、Nw個の画素のデジタル画像信号毎に1組のデジタル画像信号として並列に出力されるので、デジタル画像信号を比較的低い第1のドットクロック信号の周波数の1/Nwの周波数で処理することができる。また、この画像処理装置では、さらに、第1のアナログ画像信号の周波数に応じて画素信号保持回路の使用個数Nwを調整することにより、第1のドットクロック信号の周波数が高い場合にも、比較的低い第1のサンプリングクロック信号の周波数でデジタル画像信号を扱うことができるので、比較的低い周波数から非常に高い周波数までの第1のアナログ画像信号に対応することができる。
【0007】
上記画像処理装置において、
使用されない(Mw−Nw)個の画素信号保持回路の動作を停止させる選択制御回路を備え、
前記書込制御信号調整手段は、
前記使用個数Nwの値に従って、前記選択制御回路を制御することが好ましい。
【0008】
こうすれば、使用しない(Mw−Nw)個の画素信号保持回路の動作を停止させることができるので、消費電力を低減することができる。
【0009】
上記画像処理装置において、
前記第1のドットクロック信号の周波数に従って前記画素信号保持回路の使用個数Nwを決定する個数決定回路を備えることが好ましい。
【0010】
個数決定回路は、第1のドットクロック信号の周波数に応じて(例えば、画像処理装置において直並列変換器から出力されたデジタル画像信号を処理することが可能な信号周波数と第1のドットクロック信号の周波数との関係から)画素信号保持回路の使用個数Nwを決定することができる。これにより、比較的低い周波数から非常に高い周波数までの第1のアナログ画像信号に自動的に対応することができる。
【0011】
上記画像処理装置において、
前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号は、前記1組のデジタル画像信号とともに前記画像処理装置から出力されることが好ましい。
【0012】
このようにすれば、Nw個の画素信号保持回路で利用された順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を利用して1組のデジタル画像信号を確実にサンプリングすることができる。
【0013】
上記画像処理装置において、
前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1のサンプリングクロック信号と前記第1のドットクロック信号とに従って、順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成するようにしてもよい。
【0014】
あるいは、前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1のサンプリングクロック信号を順次遅延させることにより順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成するようにしてもよい。
【0015】
また、前記第1のサンプリングクロック生成回路は、
さらに、前記第1のサンプリングクロック信号と互いに90度位相が異なる90度位相差クロック信号を生成し、
前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1のサンプリングクロック信号と前記90度位相差クロック信号とから、順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成するようにしてもよい。
【0016】
上記いずれのようにしても、第2のサンプリングクロック生成回路において、順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を容易に生成することができる。上記3種類の第2のサンプリングクロック生成回路のうち、特に、2、3番目の第2のサンプリングクロック生成回路は、周波数の高い第1のドットクロック信号を利用せずに第2のサンプリングクロック信号を生成することができる。従って、第2のサンプリングクロック生成回路の構成が容易である。
【0017】
さらに、前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1の同期信号と前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号のそれぞれとが一定の位相関係を有するように、前記第1の同期信号のパルスに応じて前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を初期化することが好ましい。
【0018】
こうすれば、Nw個の第2のサンプリングクロック信号のそれぞれが、常に第1の同期信号と同じ位相関係を有するので、第1の同期信号間に含まれる第1のアナログ画像信号の時系列に並んだ画素のそれぞれを、常に同じ一定の位相関係でサンプリングすることができる。
【0019】
上記画像処理装置において、
前記1組のデジタル画像信号のサンプリングに適した位相を有する第3のサンプリングクロック信号を生成する第3のサンプリングクロック生成回路を備え、
前記第3のサンプリングクロック信号は、前記1組のデジタル画像信号とともに前記画像処理装置から出力されることが好ましい。
【0020】
このようにすれば、第3のサンプリングクロック信号を利用して1組のデジタル画像信号を確実にサンプリングすることができる。
【0021】
上記画像処理装置において、
さらに、前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数のNx(Nxは2以上の整数)倍の周波数を有する第4のサンプリングクロック信号を生成する第4のサンプリングクロック生成回路を備え、
前記AD変換器は、ΔΣ変調回路とデジタルフィルタとを備え、前記第4のサンプリングクロック信号に応じて前記第1のアナログ画像信号を量子化するとともに、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力するようにしてもよい。
【0022】
ΔΣ変調回路とデジタルフィルタとを備えるAD変換器は、比較的小規模な構成で高速かつ高精度な処理を実現できる。
【0023】
また、上記画像処理装置において、
前記第1のアナログ画像信号は、複数の色信号を含み、
前記AD変換器は、それぞれの色信号に対応する複数のAD変換要素を備えており、
前記直並列変換器は、それぞれの色信号に対応する複数の変換要素を備えているようにしてもよい。
【0024】
上記画像処理装置において、
前記直並列変換器は、
Nw個のデジタル画像信号を同位相として出力するための複数段のデジタル画像信号位相調整回路群を備え、
前記複数段のデジタル画像信号位相調整回路群は、各段に含まれる回路数が最終段に向けて次第に減少する階層構造を有しており、
最終段以外の各段に含まれる複数のデジタル画像信号位相調整回路のそれぞれは、入力された複数のデジタル画像信号を当該段の他のデジタル画像信号位相調整回路とは異なる一定の位相で保持して次段のデジタル画像信号位相調整回路に供給し、
前記最終段のデジタル画像信号位相調整回路は、前段から供給された前記Nw個のデジタル画像信号を同じ位相で保持するようにしてもよい。
【0025】
こうすれば、各段のデジタル画像信号位相調整回路において、比較的余裕のあるタイミングでサンプリングすることができるので、順次位相の異なるNw個のデジタル画像信号を容易に同位相のデジタル画像信号とすることができる。
【0026】
上記画像処理装置において、
デジタル画像信号を記憶するための画像メモリと、
前記Nw個の連続した画素のデジタル画像信号を前記画像メモリ内の連続した記憶領域に書き込む書込制御手段と、
を備えることが好ましい。
【0027】
書込制御手段は、得られたNw個の画素に対するNw個のデジタル画像信号を、画像メモリの連続した記憶領域に書き込むので、画像メモリ内には、元の画素配列の通りに画像信号が格納される。
【0028】
ここで、前記書込制御手段は、
前記直並列変換器から並列に出力されたNw個のデジタル画像信号を同位相として出力するための複数段のデジタル画像信号位相調整回路群を備え、
前記複数段のデジタル画像信号位相調整回路群は、各段に含まれる回路数が最終段に向けて次第に減少する階層構造を有しており、
最終段以外の各段に含まれる複数のデジタル画像信号位相調整回路のそれぞれは、入力された複数のデジタル画像信号を当該段の他のデジタル画像信号位相調整回路とは異なる一定の位相で保持して次段のデジタル画像信号位相調整回路に供給し、
前記最終段のデジタル画像信号位相調整回路は、前段から供給された前記Nw個のデジタル画像信号を同じ位相で保持するようにしてもよい。
【0029】
また、上記画像処理装置において、
Mr個(Mrは2以上の整数)のDA変換器と、出力される第2のアナログ画像信号をサンプリングするための周波数を有する第2のドットクロック信号を生成する第2のドットクロック生成回路と、前記第2のドットクロック信号の周波数の1/Nr(Nrは1以上Mr以下の整数であり、使用されるDA変換器の個数を示す)の周波数を有し、前記第2のアナログ画像信号の第2の同期信号に同期する第5のサンプリングクロック信号を生成する第5のサンプリングクロック生成回路と、
前記第2のドットクロック信号から、前記第5のサンプリングクロック信号の周波数を有し前記第2のドットクロック信号の1周期ずつ順次位相が異なるNr個の第6のサンプリングクロック信号を生成する第6のサンプリングクロック生成回路と、
前記第5のサンプリングクロック信号に同期して、前記画像メモリからNr個の連続した画素のデジタル画像信号を読み出す読出制御手段と、
前記使用個数Nrの値に従って使用されない(Mr−Nr)個のDA変換器の動作を停止させるDA変換選択制御回路と、
前記第2のドットクロック信号の周波数に従って前記DA変換器の使用個数Nrを決定し、前記DA変換選択制御回路を制御するとともに、前記第5と第6のサンプリングクロック生成回路の動作を前記使用個数Nrの値に従って制御し、前記Nr個の第5のサンプリングクロック信号にそれぞれ応じて前記Nr個の連続した画素のデジタル画像信号を前記Nr個のDA変換器で順次DA変換させることによって、互いに位相が異なるNr個の部分アナログ画像信号を生成させる読出制御信号調整手段と、
前記Nr個のDA変換器から出力された前記Nr個の部分アナログ画像信号を、前記第2のドットクロック信号に同期して順次切り換えることによって、前記第2のアナログ画像信号を生成するビデオスイッチと、
を備えるようにしてもよい。
【0030】
上記画像処理装置では、DA変換器が、第2のドットクロック信号の1/Nrの周波数でDA変換を行えばよいので、比較的低い周波数でデジタル画像信号を高周波数のアナログ画像信号に変換することができる。また、ビデオスイッチは、Nr個の部分アナログ画像信号を順次切換えるだけで、元の画素配列通りの画像を表すアナログ画像信号を生成することができる。なお、画素信号保持回路の個数NwとDA変換器の個数Nrとは、互いに異なる値であってもよく、また、同じ値であってもよい。上記第1の画像処理装置では、さらに、第2のアナログ画像信号の周波数に応じてDA変換器の使用個数Nrを調整することにより、比較的低い周波数から非常に高い周波数までの第2のアナログ画像信号に対応することができる。また、使用しない(Mr−Nr)個のDA変換器の動作を停止させることができるので、消費電力を低減することができるという効果もある。
【0031】
本発明の集積化回路は、入力された第1のアナログ画像信号の第1の同期信号に同期し、前記第1のアナログ画像信号をサンプリングするための周波数を有する第1のドットクロック信号を生成する第1のドットクロック生成回路と、前記第1のアナログ画像信号を量子化してデジタル画像信号に変換し、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力するAD変換器と、
Mw(Mwは2以上の整数)個の連続した画素に関する前記デジタル画像信号を1画素ずつ順に保持するMw個の画素信号保持回路を有し、Nw(Nwは1以上Mw以下の整数であり、使用される画素信号保持回路の個数を示す)個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として並列に出力する直並列変換器と、
前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数の1/Nwの周波数を有する第1のサンプリングクロック信号を生成する第1のサンプリングクロック生成回路と、
前記第1のドットクロック信号の周波数に応じて設定される前記画素信号保持回路の使用個数Nwに応じて、前記第1のサンプリングクロック信号の周波数を有し前記第1のドットクロック信号の1周期ずつ順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する第2のサンプリングクロック生成回路と、を備え、
前記画素信号保持回路の使用個数Nwの値に従って、前記第1と第2のサンプリングクロック生成回路の動作が制御され、使用されるNw個の画素信号保持回路に前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号が供給されることによって前記直並列変換器からNw個の連続した画素のデジタル画像信号が1組のデジタル画像信号として出力されることを特徴とする。
【0032】
この集積化回路を画像処理装置に適用すれば、本発明の画像処理装置と同様の作用・効果を得ることができる。また、本発明の集積化回路から出力されるデジタル画像信号の周波数は第1のドットクロック信号の周波数の1/Nwの周波数と比較的低いため、高周波数の信号の存在によって発生する雑音による影響を比較的低減することができる。
【0033】
上記集積化回路において、
使用されない(Mw−Nw)個の画素信号保持回路の動作を停止させる選択制御回路を備え、
前記画素信号保持回路の使用個数Nwの値に従って、前記選択制御回路の動作が制御されることが好ましい。
【0034】
こうすれば、使用しない(Mw−Nw)個の画素信号保持回路の動作を停止させることができるので、消費電力を低減することができる。
【0035】
上記集積化回路において、
前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号は、前記1組のデジタル画像信号とともに前記集積化回路から出力される、ことが好ましい。
【0036】
このようにすれば、集積化回路から出力された1組のデジタル画像信号を前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を利用して確実にサンプリングすることができる。
【0037】
上記集積化回路において、
前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1のサンプリングクロック信号と前記第1のドットクロック信号とに従って、順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成するようにしてもよい。
【0038】
あるいは、前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1のサンプリングクロック信号を順次遅延させることにより順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成するようにしてもよい。
【0039】
また、前記第1のサンプリングクロック生成回路は、
さらに、前記第1のサンプリングクロック信号と互いに90度位相が異なる90度位相差クロック信号を生成し、
前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1のサンプリングクロック信号と前記90度位相差クロック信号とから、順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成するようにしてもよい。
【0040】
さらに、前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
前記第1の同期信号と前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号のそれぞれとが一定の位相関係を有するように、前記第1の同期信号のパルスに応じて前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を初期化するようにしてもよい。
【0041】
上記集積化回路において、
前記1組のデジタル画像信号のサンプリングに適した位相を有する第3のサンプリングクロック信号を生成する第3のサンプリングクロック生成回路を備え、
前記第3のサンプリングクロック信号は、前記1組のデジタル画像信号とともに前記画集積化回路から出力されるようにしてもよい。上記集積化回路は、さらに、
さらに、前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数のNx(Nxは2以上の整数)倍の周波数を有する第4のサンプリングクロック信号を生成する第4のサンプリングクロック生成回路を備え、
前記AD変換回路は、ΔΣ変調回路とデジタルフィルタとを備え、前記第4のサンプリングクロック信号に応じて前記第1のアナログ画像信号を量子化するとともに、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力するようにしてもよい。
【0042】
ΔΣ変調回路とデジタルフィルタとを備えるAD変換器は、比較的小規模な構成で高速かつ高精度な処理を実現できるので、本発明の集積化回路に好適である。
【0043】
【発明の実施の形態】
A.第1実施例:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、この発明の第1実施例としての画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、同期分離回路20と、書込サンプリングクロック生成部30と、RGB3色の画像信号にそれぞれ対応した3つのAD変換部40と、フレームメモリ50と、ビデオプロセッサ60と、読出サンプリングクロック生成部70と、RGB3色の画像信号にそれぞれ対応した3つのDA変換部80と、表示制御回路90と、ディスプレイ装置100と、CPU110と、個数決定回路140と、RAM120とを備えるコンピュータである。ビデオプロセッサ60と、CPU110と、RAM120と、個数決定回路140とは、バス130によって互いに接続されている。また、2つのサンプリングクロック生成部30,70と、表示制御回路90もバス130に接続されているが、図1ではその接続を省略している。
【0044】
同期分離回路20は、入力されたコンポジット画像信号CVから同期信号(水平同期信号HSYNC1および垂直同期信号VSYNC1)を分離し、その同期信号とコンポーネント画像信号(同期信号を含まないアナログ画像信号)とを出力する。コンポーネント画像信号AV1は、RGBの3色の画像を表す3つの色信号で構成されている。同期分離回路20で分離された水平同期信号HSYNC1は、書込サンプリングクロック生成部30に供給される。
【0045】
同期分離回路20から出力されたコンポーネント画像信号AV1は、3つのAD変換部40によって各色信号毎にデジタル画像信号に変換される。このAD変換部40の詳しい動作については後述する。
【0046】
ビデオプロセッサ60は、フレームメモリ50への画像の書込み制御や読出し制御を行うためのマイクロプロセッサである。3つのAD変換部40で得られたデジタル画像信号は、一旦フレームメモリ50に書き込まれ、必要に応じてフレームメモリ50から読み出される。本実施例では、特に説明しないが、通常、画像信号をフレームメモリ50への書き込みまたは読み出しの過程において種々の画像処理、例えば、画像の拡大縮小処理が実行される。フレームメモリ50から読み出されたデジタル画像信号は、3つのDA変換部80でそれぞれ3つのアナログ色信号に変換される。この変換動作については後述する。これらの3つの色信号で構成されているアナログ画像信号AV2は、ディスプレイ装置100に供給される。ディスプレイ装置100は、このアナログ画像信号AV2と、表示制御回路90から供給される同期信号(垂直同期信号VSYNC2および水平同期信号HSYNC2)に従って画像を表示する。
【0047】
なお、AD変換動作と、フレームメモリ50への画像信号の書込み動作とは、同期分離回路20から出力された同期信号に同期して行われる。書込サンプリングクロック生成部30は、水平同期信号HSYNC1に基づいて、AD変換部40で利用される複数のクロック信号を生成してAD変換部40に供給するとともに、ビデオプロセッサ60を介して実行される種々の動作、例えばフレームメモリ50への書込み動作に利用される書込サンプリングクロック信号Swを生成してビデオプロセッサ60に供給する。
【0048】
フレームメモリ50からの画像信号の読み出し動作と、読み出された画像信号のDA変換動作とは、表示制御回路90から出力された同期信号に同期して行われる。読出サンプリングクロック生成部70は、水平同期信号HSYNC2に基づいて、DA変換部80で利用される複数のクロック信号を生成してDA変換部80に供給するとともに、ビデオプロセッサ60を介して実行される種々の画像処理、例えばフレームメモリ50からの読出し動作に利用される読出サンプリングクロック信号Srを生成してビデオプロセッサ60に供給する。
【0049】
RAM120には、書込制御信号調整手段122として機能するコンピュータプログラムと、読出制御信号調整手段124として機能するコンピュータプログラムが格納されている。書込制御信号調整手段122は、書込時に使用される各種のクロック信号の周波数を調整するためのパラメータ(後述する)を書込サンプリングクロック生成部30に設定する。また、読出制御信号調整手段124は、読出時に使用される各種のクロック信号の周波数を調整するためのパラメータ(後述する)を読出サンプリングクロック生成部70に設定する。これらの各手段の機能については後述する。
【0050】
なお、これらの各手段の機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。コンピュータ(画像処理装置)は、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがコンピュータのCPU110(マイクロプロセッサ)によって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
【0051】
この明細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。また、オペレーションシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェア装置を動作させるような場合には、そのハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。ハードウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とを少なくとも備えている。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータに、上述の各手段の機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
【0052】
なお、この発明における「記録媒体」としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0053】
図2は、書込サンプリングクロック生成部30と1つのAD変換部40の内部構成を示すブロック図である。書込サンプリングクロック生成部30は、3つのPLL回路31,32,33と、サンプリングクロック選択生成回路34と、選択制御回路35と、遅延調整回路36と、CPUインターフェイス回路38とを備えている。AD変換部40は、ΔΣ変調回路41およびデジタルフィルタ42を有するAD変換器43と、4つのラッチ44〜47および4つのラッチ44〜47から供給される信号を同じタイミングでラッチするコモンラッチ48を有する直並列変換器49とを含んでいる。
【0054】
図3(a)ないし図3(o)は、画像信号の書込動作に関連する主要な信号のタイミングチャートである。以下では、図2の回路の動作を図3(a)ないし図3(o)のタイミングチャートに即して説明する。
【0055】
書込サンプリングクロック生成部30の第1のPLL回路31は、同期分離回路20(図1)から与えられた水平同期信号HSYNC1をNs1倍に逓倍することによって、画像処理装置の書込み動作の基準となる書込基準クロック信号SDCLK1を生成する。第2のPLL回路32は、この書込基準クロック信号SDCLK1をNw倍に逓倍することによって、ドットクロック信号DCLK1を生成する。第3のPLL回路33は、ドットクロック信号DCLK1をNx倍に逓倍することによって、AD変換器43のAD変換動作に用いられる量子化サンプリング信号SADCを生成する。図3(a)〜3(d)には、AD変換器43に入力されるアナログ画像信号AV1と、書込基準クロック信号SDCLK1と、ドットクロック信号DCLK1と、AD変換されたデジタル画像信号DV1の波形が示されている。図3(a)に示すアナログ画像信号AV1の信号レベルは、各画素毎に1つのピークを有する。符号#1〜#4は、1水平ライン上に存在する4つの画素を示している。図3(c)に示すドットクロック信号DCLK1は、アナログ画像信号AV1をサンプリングするのに適した周波数と位相とを有する。AD変換器43(図2)は、ドットクロック信号DCLK1をNx倍に逓倍した量子化サンプリング信号SADCを用いて、ΔΣ変調回路41によってアナログ画像信号AV1をオーバサンプリングする。そして、オーバサンプリングされた量子化データをデジタルフィルタ42で処理することによって、画素#1,#2,#3,#4,…に対応する各画素のデジタル画素信号に変換し、ドットクロック信号DCLK1の立ち上がりエッジに同期したデジタル画像信号DV1を出力する。ここで、「オーバサンプリング」とは、ドットクロック信号の周波数よりも高い周波数を有するクロック信号を用いて信号をサンプリングすることをいう。
【0056】
このデジタル画像信号DV1は、画素#1,#2,#3,#4,…の順に各画素のデジタル画素信号が時系列に並んだ信号であるため、ドットクロック信号DCLK1が非常に高い周波数を有する場合には、ビデオプロセッサ60(図1)を介して実行される書込み動作等の画像処理を実行する各種処理系(回路)もこれに依存して高速化しなければならない。しかし、回路の処理速度は、回路を構成するデバイスの性能に依存しているため、実現が困難となる場合がある。これに対して、この実施例では、以下に説明するように、ドットクロック信号DCLK1が非常に高い周波数を有する場合においても、ビデオプロセッサ60を介して実行される画像処理は、ドットクロック信号DCLK1の数分の1の周波数で実現される。
【0057】
なお、ドットクロック信号DCLK1の周波数は、入力画像信号の解像度に応じて決定される。ただし、必ずしも、入力画像の解像度に応じて決定された周波数に限定される必要はない。例えば、画像処理装置で扱う画像の解像度を入力画像の解像度の1/2とするならば、ドットクロック信号DCLK1の周波数も、入力画像の解像度によって決定される周波数の1/2とすればよい。図3(b)に示す書込基準クロック信号SDCLK1は、入力されるアナログ画像信号AV1の同期信号HSYNC1に同期し、かつ、ドットクロック信号DCLK1の周波数の1/Nw(Nwは、第2のPLL回路32の逓倍数)の周波数を有する。通常は、第2のPLL回路32の逓倍数Nwは、ラッチ44〜47の全個数に等しく設定される。すなわち、図2の場合には逓倍数Nwの値が4に設定される。
【0058】
サンプリングクロック選択生成回路34は、ドットクロック信号DCLK1および書込基準クロック信号SDCLK1から、4つのラッチ44〜47に供給するための4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4と、コモンラッチ48に供給するためのコモンラッチクロック信号CLTとを生成する。図3(e),3(g),3(i),3(k)には、4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4の波形が示されている。4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4は、書込基準クロック信号SDCLK1と同じ周波数を有し、書込基準クロック信号SDCLK1の1周期の1/4(ドットクロック信号DCLK1の1周期)ずつ順次位相が異なる信号である。サンプリングクロック選択生成回路34は、ドットクロック信号DCLK1から4パルスに1パルスの割合でパルスを順次選択して出力することによって、4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4を生成している。図3(m)にはコモンラッチクロック信号CLTの波形が示されている。コモンラッチクロック信号CLTは、書込基準クロック信号SDCLK1の周波数に等しく、第4のラッチクロック信号SLT4の立ち上がりエッジと第1のラッチクロック信号SLT1の立ち上がりエッジとの間の期間に立ち上がりエッジを有するクロック信号である。このコモンラッチクロック信号CLTは、書込基準クロック信号SDCLK1をそのまま利用するようにすればよい。また、書込基準クロック信号SDCLK1を遅延させて第4のラッチクロック信号SLT4の立ち上がりエッジと第1のラッチクロック信号SLT1の立ち上がりエッジとの間の期間に立ち上がりエッジを有するように調整することによっても生成することができる。
【0059】
図2に示すように、4つのラッチ44〜47には、デジタル画像信号DV1が共通に入力されているとともに、4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4がそれぞれ供給されている。第1のラッチ44は、第1のラッチクロック信号SLT1の立ち上がりエッジでデジタル画像信号DV1をラッチする。図3(f)には、第1のラッチ44から出力されるデジタル画像信号D1として、第1の画素#1のデジタル画素信号が第1のラッチクロック信号SLT1の立ち上がりエッジでラッチされて出力されている状態が示されている。同様に、図3(h)には、第2のラッチ45から出力されるデジタル画像信号D2として、第2の画素#2のデジタル画素信号が第2のラッチクロック信号SLT2の立ち上がりエッジでラッチされて出力されている状態が示されている。また、図3(j)には、第3のラッチ46から出力されるデジタル画像信号D3として、第3の画素#3のデジタル画素信号が第3のラッチクロック信号SLT3の立ち上がりエッジでラッチされて出力されている状態が示されている。さらに、図3(l)には、第4のラッチ47から出力されるデジタル画像信号D4として、第4の画素#4のデジタル画素信号が第4のラッチクロック信号SLT4の立ち上がりエッジでラッチされて出力されている状態が示されている。
【0060】
こうして得られた4画素分のデジタル画像信号D1〜D4は、コモンラッチ48に入力される。コモンラッチ48では、コモンラッチ信号CLTの立ち上がりエッジで4画素分のデジタル画像信号D1〜D4をラッチする。図3(n)には、コモンラッチ48から、4画素(1画素のデジタル画素信号は8ビット)分のデジタル画像信号D1〜D4(各8ビット×4)を1組としたデジタル画像信号Dcomが出力されている状態が示されている。
【0061】
上述したように、直並列変換器49は、4つのラッチ44〜47およびコモンラッチ48によって、ドットクロック信号DCLK1の立ち上がりエッジに同期して供給されるデジタル画像信号DV1を、ドットクロック信号DCLK1の1/4の周波数を有する書込基準クロック信号SDCLK1に同期して、4画素分を1組とした32ビットのデジタル画像信号Dcomに変換する。
【0062】
遅延調整回路36は、図3(k)および図3(n)に示すように、コモンラッチ信号CLT(あるいは書込基準クロック信号SDCLK1)の立ち上がりエッジの位相を、ラッチクロック信号SLT4の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでの間で調整して、ビデオプロセッサ60を介してデジタル画像信号Dcomを確実にサンプリングするための書込サンプリングクロック信号Swを生成し、ビデオプロセッサ60に供給している。これにより、ビデオプロセッサ60は、この書込サンプリングクロック信号Swを用いて、デジタル画像信号Dcomを確実にサンプリングすることができる。
【0063】
なお、図1に示すように、この実施例の画像処理装置は、3つの色信号に対応するように3つのAD変換部40を備えている。それぞれのAD変換部40の動作は、全く同様である。従って、各AD変換部40からは各色信号の4画素分を1組とした32ビットのデジタル画像信号Dcomが出力される。
【0064】
デジタル画像信号Dcomは、フレームメモリ50内の連続した記憶領域に書き込まれる。この書込動作は、書込サンプリングクロック信号Sw(図3(o))に同期して行われる。4画素分を1組としたデジタル画像信号Dcomは、1つの色信号あたり32ビットで、その合計は96ビットビットであり、12バイトに相当するので、ビデオプロセッサ60は、1回の書込動作の度に、フレームメモリ50に与える書込アドレス(画素アドレス)を12ずつ増加させる。また、1ラインのデジタル画像信号の書込みが終了すると、ラインアドレスを1つ増加させ、画素アドレスを初期化する。この結果、各ライン上の全ての画素のデジタル画像信号が、フレームメモリ50内の連続した記憶領域に書き込まれる。すなわち、フレームメモリ50内では、RGBの3色の色成分を含む1画素分の24ビットの画像信号が、元の画像における画素配列の通りに配列されて格納される。このように、フレームメモリ50内には、同一ライン上の全ての画素のデジタル画像信号が、連続したアドレスに格納されているので、フレームメモリ50からデジタル画像信号を読み出す際には、任意の位置のデジタル画像信号を容易に読み出すことができる。なお、フレームメモリ50は、3色の画像信号それぞれを別々に書き込むための3つのメモリで構成されるようにしてもよい。この場合には、3色の画像信号は、それぞれのメモリ内の連続した記憶領域にそれぞれ書き込まれる。
【0065】
なお、図2に示す書込サンプリングクロック生成部30では、第1のPLL回路31および第2のPLL回路32が、アナログ画像信号AV1をサンプリングするのに適したドットクロック信号DCLK1を生成する。また、第1のPLL回路31が、ドットクロック信号DCLK1の1/4の周波数を有する書込基準クロック信号SDCLK1を生成している。また、サンプリングクロック選択生成回路34は、ドットクロック信号DCLK1の1/4の周波数を有し、かつ、ドットクロック信号DCLK1の1周期ずつ順次位相がずれている4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4を生成している。この説明からも理解できるように、図2の第1のPLL回路31および第2のPLL回路32は、本発明における第1のドットクロック生成回路に相当する。また、第1のPLL回路31が第1のサンプリングクロック生成回路に相当し、サンプリングクロック選択生成回路34が第2のサンプリングクロック生成回路に相当する。また、遅延調整回路36が第3のサンプリングクロック生成回路に相当し、第3のPLL回路33が第4のサンプリングクロック生成回路に相当する。
【0066】
図2のラッチ44〜47およびコモンラッチ48は、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4およびコモンラッチクロック信号CLTの周波数、すなわち書込基準クロック信号SDCLK1の周波数でラッチを繰り返せばよいので、ドットクロック信号DCLK1に同期してラッチを行う場合に比べて、1/4の比較的低い速度で変換を行えばよいという利点がある。また、ビデオプロセッサ60(図1)を介して実行される画像処理、例えば、フレームメモリ50への書込みは、直並列変換器49から出力される1組のデジタル画像信号Dcomをフレームメモリ50内の連続した記憶領域に書き込むことにより行われる。従って、このような画像処理もドットクロック信号DCLK1の1/4の周波数で実行すればよい。換言すれば、この実施例では、AD変換後の画像信号の処理動作をドットクロック信号DCLK1の周波数の1/4の周波数で行えばよいので、比較的低速なハードウェア回路を用いて、高周波数のアナログ画像信号を取り扱うことができるという利点がある。
【0067】
また、図2の回路では、高周波数のドットクロック信号DCLK1および量子化サンプリング信号SADCで動作するのは、サンプリングクロック選択生成回路34およびAD変換器43だけである。すなわち、この実施例の回路では、高い周波数で動作する回路要素が最小限で済むので、回路構成が比較的簡単で、かつ、消費電力も少ないという利点がある。
【0068】
図2に示した書込サンプリングクロック生成部30と少なくとも1つのAD変換部40とは、1個のパッケージ内に実装した集積化回路とすることが好ましい。これらのブロックを集積化回路として1個のパッケージ内に実装すれば、ドットクロック信号DCLK1や量子化サンプリング信号SADCのような高い周波数の信号が1個の集積化回路内部にしか存在しないので、これらに起因して画像処理装置において発生するノイズや誤動作を低減することが可能である。また、画像処理装置の高密度実装化が可能となり、装置の小型化が可能となる。
【0069】
なお、AD変換部40では、AD変換器43の例として、ΔΣ変調器とデジタルフィルタとを有し、ドットクロック信号DCLK1よりも高い周波数の量子化サンプリング信号SADCによってオーバサンプリングするAD変換器を例に説明しているが、ドットクロック信号DCLK1を用いてAD変換する方式の一般的なAD変換器であってもよい。但し、オーバサンプリング方式のAD変換器は、一般的なAD変換器に比べて小規模な構成で、高速高精度なAD変換を実現できるので、集積化回路として実現するには有利である。
【0070】
CPUインターフェイス回路38内の図示しないレジスタには、PLL回路31,32,33の逓倍数Ns1,Nw,Nx等のパラメータが書込制御信号調整手段122によって設定されている。第2のPLL回路32における逓倍数Nwは、ドットクロック信号DCLK1の周波数と、例えば、フレームメモリ50への書込み可能な処理速度との関係に基づいて、書込基準クロック信号SDCLK1の周波数がフレームメモリ50への書込み可能な処理速度以下となる周波数に設定される。例えば、ドットクロック信号DCLK1の周波数が300MHzで、書込基準クロック信号SDCLK1の周波数が80MHz以下でなければならないとすると、逓倍数Nwは実装されているラッチ44〜47の個数に等しく設定される(Nw=4)。しかし、ドットクロック信号DCLK1の周波数が十分に低く、1個ないし3個のラッチで十分処理が行えるような場合には、必ずしも4個のラッチ44〜47をすべて使用する必要はない。このような場合には、必ずしも必要でない回路を動作させることによって、AD変換部40において必ずしも必要でない電力を消費する量が大きくなり、好ましくない。
【0071】
そこで、この実施例では、4つのラッチ44〜47を使用する場合のラッチクロック信号SLT1〜SLT4の周波数が所定値(例えば20MHz)以下になる場合には、選択制御回路35は、CPUインターフェイス回路38によって設定された条件にしたがって、4つのラッチ44〜47のいくつかを休止させるためのスリープ信号SLP1〜SLP4を出力する。例えば、3つのラッチ44,45,46のみを使用する場合には、第4のラッチ47にスリープ信号SLP4を供給して、その動作を停止させる。この時、第2のPLL回路32の逓倍数Nwは、ラッチの使用個数(=3)に等しく設定され、第1のPLL回路31の逓倍数Ns1は、元の値のNwO/Nw(=4/3)の値に設定される(ここで、NwOはラッチの全個数)。この結果、第1のPLL回路31は、元のNwO/Nw(=4/3)倍の周波数を有する書込基準クロック信号SDCLK1を生成し、第2のPLL回路32は、元と同じ周波数のドットクロック信号DCLK1を生成する。
【0072】
なお、入力されたアナログ画像信号AV1の水平同期信号HSYNC1および垂直同期信号VSYNC1は、画像の解像度によって固有の周波数や位相関係、信号の極性等を有している。従って、あらかじめ、主要な画像の解像度毎の同期信号に関する情報をメモリ等にテーブルとして記憶しておき、同期分離回路20(図1)で分離された同期信号を個数決定回路140で解析し、メモリに記憶されたテーブルから対応するアナログ画像信号AV1(すなわち、ドットクロック信号DCLK1)の周波数を求めることができる。そして、画像処理装置において直並列変換回路から出力されたデジタル画像信号Dcomを処理することが可能な信号周波数とドットクロック信号DCLK1の周波数との関係からラッチの使用個数Nwを決定することができる。これにより、比較的低い周波数から非常に高い周波数までの第1のアナログ画像信号に自動的に対応することができる。
【0073】
図4(a)ないし図4(o)は、ラッチ47の動作を停止させた場合の書込動作に関連する主要な信号のタイミングチャートである。図4(a)〜4(o)は、図3(a)〜図3(o)と同様の信号を示しているので、以下では、その主要な部分についてのみ説明を加える。図4(b)に示すように書込基準クロック信号SDCLK1は、図4(c)に示すドットクロック信号DCLK1の1/3の周波数を有する。図4(e),4(g),4(i)に示すように、3つのラッチクロック信号SLT1〜SLT3は、書込基準クロック信号SDCLK1と同じ周波数を有し、書込基準クロック信号SDCLK1の1周期の1/3(ドットクロック信号DCLK1の1周期)ずつ順次位相が異なる信号である。一方、ラッチクロック信号SLT4には、図4(k)に示すように、パルス信号の発生が停止される。これにより、ラッチ47の動作は停止し、直並列変換器49は、AD変換器43から出力されたデジタル画像信号DV1を、図4(n)に示すように、3画素分を1組とした24ビット(8ビット×3)の1組のデジタル画像信号Dcomに変換する。
【0074】
なお、書込制御信号調整手段122は、CPUインターフェイス回路38を介して、ラッチ44〜47に供給されるラッチクロック信号SLT1〜SLT4の周波数が所定の範囲内(例えば約20MHz〜約100MHz)に収まるように、上述の個数決定回路140で決定されたラッチ44〜47の使用個数Nw(Nwは1〜4)を調整する機能を有する。こうすれば、比較的低い周波数から非常に高い周波数までのアナログ画像信号に対応して処理することができるとともに、消費電力を低減する動作モードを選択できるという利点がある。なお、ラッチの動作を停止させるためには種々の方法が可能であり、例えば、上述のようにラッチに供給するラッチクロック信号の供給を停止してもよく、また、ラッチへの電力供給を停止してもよい。
【0075】
フレームメモリ50に格納されたデジタル画像信号は、ビデオプロセッサ60によって読み出された後、RGBの3色の信号に対応した3つのDA変換部80によってアナログ画像信号に変換される。図5は、読出サンプリングクロック生成部70と1つのDA変換部80の内部構成を示すブロック図である。読出サンプリングクロック生成部70は、2つのPLL回路71,72と、サンプリングクロック選択生成回路74と、選択制御回路75と、CPUインターフェイス回路78とを備えている。この読出サンプリングクロック生成部70は、図2に示す書込サンプリングクロック生成部30とほぼ同様の構成を有している。異なるのは第3のPLL回路33に相当するPLL回路を有していない点である。DA変換部80は、4つのDA変換器81〜84を備えている。
【0076】
読出サンプリングクロック生成部70の第1のPLL回路71は、表示制御回路90(図1)から与えられた水平同期信号HSYNC2をNs2倍に逓倍することによって、読出基準クロック信号SDCLK2を生成する。第2のPLL回路72は、この読出基準クロック信号SDCLK2をNr倍に逓倍することによって、ドットクロック信号DCLK2を生成する。また、サンプリングクロック選択生成回路74は、このドットクロック信号DCLK2および読出基準クロック信号SDCLK2から、4つのDA変換器81〜84に供給するための4つのサンプリングクロック信号SDA1〜SDA4を生成する。
【0077】
読出サンプリングクロック生成部70内で生成される4種類の信号SDCLK2,DCLK2,SDA1〜SDA4の周波数および位相の関係は、書込サンプリングクロック生成部30(図2)で生成される4種類の信号SDCLK1,DCLK1,SLT1〜SLT4の周波数および位相の関係とほぼ同じである。すなわち、ドットクロック信号DCLK2は、ディスプレイ装置100に与えられるアナログ画像信号AV2をサンプリングするのに適した周波数と位相とを有する。ドットクロック信号DCLK2の周波数は、ディスプレイ装置100のタイプによって決定されている。読出基準クロック信号SDCLK2の周波数は、ドットクロック信号DCLK2の周波数の1/Nrである。この値Nr(PLL回路72の逓倍数)は、通常は実装されているDA変換器81〜84の全個数に等しく設定される。また、4つのサンプリングクロック信号SDA1〜SDA4は、ドットクロック信号DCLK2の1/Nrの周波数を有すると共に、読出基準クロック信号SDCLK2の1周期の1/4(ドットクロック信号DCLK2の1周期)ずつ順次位相が異なる信号である。この説明からも理解できるように、図5の第1のPLL回路71および第2のPLL回路72は本発明における第2のドットクロック生成回路に相当する。また、第1のPLL回路71が第5のサンプリングクロック生成回路に相当し、サンプリングクロック選択生成回路74が第6のサンプリングクロック生成回路に相当する。
【0078】
4つのDA変換器81〜84は、4つのサンプリングクロック信号SDA1〜SDA4の立ち上がりエッジでデジタル画像信号D1〜D4をそれぞれDA変換する。このDA変換とは、入力されたサンプリングクロック信号SDA1〜SDA4の立ち上がりエッジにおいて入力されているデジタル画像信号D1〜D4に対応して、所定の基準電圧に対する重み付けを有する電圧に変換するものである。このDA変換によって、例えば、連続した4画素分のデジタル画像信号D1〜D4が、位相が互いに異なる4つのアナログ画像信号A1〜A4にそれぞれ変換される。これらの4つのアナログ画像信号A1〜A4は、ビデオスイッチ85に入力される。ビデオスイッチ85は、ドットクロック信号DCLK2に同期したスイッチ信号VSWによって4つのアナログ画像信号A1〜A4を順次選択して出力するように切換動作を行う。このスイッチ信号VSWは、サンプリングクロック選択生成回路74において生成される。この結果、元の順番の通りの画素配列で画像を表すアナログ画像信号AV2がビデオスイッチ85から出力される。なお、各DA変換器81〜84から出力されるアナログ画像信号A1〜A4は、最終的に出力されるアナログ画像信号AV2の一部を構成しているので、「部分アナログ画像信号」とも呼ぶ。
【0079】
このように、実施例の画像処理装置では、フレームメモリ50からの読出動作と、DA変換動作とをドットクロック信号DCLK2の周波数の1/Nrの周波数で行えばよいので、比較的低速なハードウェア回路を用いて、高周波数のアナログ画像信号AV2を出力することができるという利点がある。また、高周波数のドットクロック信号DCLK2で動作するのは、サンプリングクロック選択生成回路74と、ビデオスイッチ85だけなので、高い周波数で動作する回路要素が最小限で済み、回路構成が比較的簡単で、かつ、消費電力も少ないという利点がある。
【0080】
なお、読出制御信号調整手段124(図1)は、読出サンプリングクロック生成部70のCPUインターフェイス回路78に、DA変換器の使用個数Nr(これはPLL回路72の逓倍数とも等しい)を設定することが可能である。CPUインターフェイス回路78は、DA変換器の使用個数Nrに応じて、PLL回路71,72の逓倍数Ns2,Nrを設定し、また、必要に応じてDA変換器81〜84のいくつかの動作を停止させるための条件を選択制御回路75に設定する。選択制御回路75は、設定された条件に基づいてスリープ信号SLP5〜8を生成する。例えば、DA変換器84の動作を停止する場合には、DA変換器84にスリープ信号SLP8を供給してその動作を呈しすることができる。さらに、サンプリングクロック信号SDA4のパルスの発生を停止するようにしてもよい。この結果、必ずしも必要ではないDA変換による電力消費量を低減することができる。
【0081】
なお、前述したように、フレームメモリ50内には、同一ライン上の全ての画素のデジタル画像信号が連続したアドレスに格納されている。このため、フレームメモリ50からデジタル画像信号を読み出す際には、任意の位置のデジタル画像信号を読み出すことができる。従って、直並列変換器49に有するラッチ(図2)の使用個数Nwと、DA変換器の使用個数Nrは、互いに独立に設定することが可能である。また、実装するラッチの個数と、実装するDA変換器の個数も、互いに独立に決定することができる。
【0082】
B.第2実施例:
図6は、第2実施例における書込サンプリングクロック生成部30およびAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。なお、第2実施例における画像処理装置の全体構成は、図1のAD変換部40をAD変換部40Aに置き換えている点を除いてほぼ同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0083】
AD変換部40Aは、図2に示すAD変換部40の直並列変換器49を直並列変換器49Aに置き換えた構成を示している。直並列変換器49のコモンラッチ48は、必ずしもAD変換部40内に備えられる必要はない。例えば、ビデオプロセッサ60(図1)の入力側に備えられるようにしてもよい。そこで、直並列変換器49Aは、直並列変換器49のコモンラッチ48を備えない構成を示している。以下では、コモンラッチ48を除いたことによって変更される遅延調整回路36の遅延調整についてのみ説明し、他の機能説明は省略する。
【0084】
図7(a)ないし図7(o)は、AD変換部40Aにおける画像信号の書込動作に関連する主要な信号のタイミングチャートである。AD変換部40Aから出力される4画素分のデジタル画像信号D1〜D4(図7(f),7(h),7(j),7(l))は、デジタル画像信号DV1(図7(d))を4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4(図7(e),7(g),7(i),7(k))によってそれぞれラッチした画像信号である。これら4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4は、書込基準クロック信号SDCLK1と同じ周波数を有し、書込基準クロック信号SDCLK1の1周期の1/4(ドットクロック信号DCLK1の1周期)ずつ順次位相が異なる信号である。従って、AD変換部40Aから出力される4画素分のデジタル画像信号D1〜D4は、それぞれラッチクロック信号SLT1〜SLT4の各信号周期毎に毎回更新される。この場合に、ビデオプロセッサ60(図1)を介して4画素分のデジタル画像信号D1〜D4が確実に処理されるためには、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4によってデジタル画像信号D1〜D4がラッチされた後次のデジタル画像信号D1がラッチされるまでの間に4画素分のデジタル画像信号をサンプリングする必要がある。すなわち、図7(n)に示すように、書込サンプリングクロック信号Swの立ち上がりエッジの位相は、ラッチクロック信号SLT4の立ち上がりエッジからラッチクロック信号SLT1の立ち上がりエッジまでの間で調整することが好ましい。遅延調整回路36(図6)は、コモンラッチ信号CLT(あるいは書込基準クロック信号SDCLK1)の立ち上がりエッジを、調整して上記書込サンプリングクロック信号Swを生成している。これにより、この書込サンプリングクロック信号Swを用いて、ビデオプロセッサ60の入力側に設けられたコモンラッチ48において4画素分のデジタル画像信号D1〜D4を確実にサンプリングすることができる。
【0085】
C.第3実施例:
図8は、この発明の第3実施例としての画像処置装置の全体構成を示すブロック図である。この画像処理装置の構成は、図1に示す第1実施例の構成とほぼ同じであるが、AD変換部40を図6に示すAD変換部40Aに置き換えた点、および、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4をビデオプロセッサ60にも供給している点が異なっている。
【0086】
第2実施例で説明したように、AD変換部40A(図6)から出力されるデジタル画像信号D1〜D4は、直並列変換器49Aの4つのラッチ44〜47においてラッチクロック信号SLT1〜SLT4の立ち上がりエッジでラッチされている。従って、ビデオプロセッサ60において、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4をデジタル画像信号D1〜D4のサンプリングに利用すれば安定したサンプリングを実現することができる。
【0087】
D.第4実施例:
図9は、第4実施例における書込サンプリングクロック生成部30AおよびAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。なお、第4実施例における画像処理装置の全体構成は、図8の書込サンプリングクロック生成部30を書込サンプリングクロック生成部30Aに置き換えている点を除いてほぼ同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0088】
書込サンプリングクロック生成部30Aは、図2に示す書込サンプリングクロック生成部30とほぼ同じ構成であるが、サンプリングクロック選択生成回路34をサンプリングクロック選択生成回路34Aに置き換えた点が異なっている。AD変換部40Aは、図6に示した構成と同じである。
【0089】
本実施例のサンプリングクロック選択生成回路34Aには、ドットクロック信号DCLK1に加えて、書込基準クロック信号SDCLK1と水平同期信号HSYNC1とが入力されている。
【0090】
図10は、サンプリングクロック選択生成回路34Aの一例を示す回路図である。サンプリングクロック選択生成回路34Aは4つのDフリップフロップ226a〜226dから構成されたシフトレジスタと、遅延回路226eとを備えている。書込基準クロック信号SDCLK1は第1のDフリップフロップ226aのデータ入力端子に入力されている。ドットクロック信号DCLK1は遅延回路226eに入力されている。遅延回路226eから出力されたドットクロック信号DCLK1’は4つのDフリップフロップ226a〜226dのクロック端子に共通に入力されている。また、水平同期信号HSYNC1は、4つのDフリップフロップ226a〜226dのリセット端子に共通に入力されている。
【0091】
図11(a)ないし図11(g)は、サンプリングクロック選択生成回路34Aの動作を示すタイミングチャートである。以下、図11のタイミングチャートに則してサンプリングクロック選択生成回路34Aの動作を説明する。第1のDフリップフロップ226a(図10)は、データ入力端子から入力された書込基準クロック信号SDCLK1を、ドットクロック信号DCLK1’の立ち上がりエッジでサンプリングし、第1のラッチクロック信号SLT1を出力する。図11(a)〜(c)には、書込基準クロック信号SDCLK1、ドットクロック信号DCLK1’、第1のラッチクロック信号SLT1の波形が示されている。第2のDフリップフロップ226bは、Dフリップフロップ226aから出力された第1のラッチクロック信号SLT1(図11(c))をドットクロック信号DCLK1’でサンプリングし、第2のラッチクロック信号SLT2を出力する。同様に、Dフリップフロップ226c、226dは、それぞれ第3のラッチクロック信号SLT3および第4のラッチクロック信号SLT4を出力する。図11(d)〜(f)には、ラッチクロック信号SLT2〜SLT4の波形が示されている。このようにしてサンプリングクロック選択生成回路34Aは、順次位相が90度ずつ異なる4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4(図11(c)〜(f))を出力する。
【0092】
Dフリップフロップ226a〜226dは、そのリセット端子にLレベルが入力されると、それぞれの出力信号SLT1〜SLT4をLレベルに変化させる。一方、リセット端子にHレベルが入力されると、リセット状態が解除され、再び上述の動作を開始してラッチクロック信号SLT1〜SLT4を出力する。したがって、Dフリップフロップのリセット信号として図11(g)に示すような水平同期信号HSYNC1を用いれば、水平同期信号HSYNC1と4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4との位相関係を常に同じ位相関係に保つことが可能となる。
【0093】
このラッチクロック信号SLT1〜SLT4をラッチ44〜47(図9)に供給すれば、各水平ラインの先頭の画素の画像信号を常に第1のラッチ44でサンプリングすることができる。一方、上述したような水平同期信号HSYNC1によるリセット動作を行わない場合には、1水平ライン上に存在する第1番目の画素の画像信号をサンプリングするラッチは固定されておらず、いずれのラッチが用いられるかが各水平ライン毎に変動する可能性がある。これに対し、本実施例においては、第1番目の画素信号は、常に第1番目のラッチ44でサンプリングされる。なお、リセット信号としては、図11(g)に示す水平同期信号HSYNC1に限られず、例えば、水平同期信号HSYNC1のパルスと常に一定の位相関係で発生するようなパルスを有する他の信号を用いてもよい。
【0094】
図12は、本実施例におけるデジタル画像信号D1〜D4の出力を示すタイミングチャートである。図12(a)〜(c)は、上記の水平同期信号HSYNC1と、書込基準クロック信号SDCLK1と、ドットクロック信号DCLK1の波形を示している。また、図12(d)は、AD変換器43(図9)から出力されるデジタル画像信号DV1の波形を示している。AD変換器43に入力されたアナログ画像信号AV1はデジタル画像信号DV1に変換され、ドットクロック信号DCLK1(図12(c))の立ち上がりエッジに同期して出力される。デジタル画像信号DV1は、4つのラッチ44〜47に共通に入力され、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4に従い保持される。ラッチ44〜47で保持された4つのデジタル画像信号D1〜D4は、順次90度ずつ位相の異なるデータとなって出力される。図12(e)〜(h)は、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4の波形を示しており、図12(i)〜(l)は、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4に従い出力されたデジタル画像信号D1〜D4を示している。
【0095】
図12は、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4のそれぞれをラッチ44〜47に供給し、サンプリング動作(ラッチ動作)をラッチ44、45、46、47の順に行わせた場合について示しているが、4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4のそれぞれを供給するラッチを変えることにより、ラッチの動作順序を変えてもよい。
【0096】
なお、本実施例では、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4の波形が、ハイレベルとローレベルの期間でほぼ等しい場合を示しているが、これに限定されるものではない。第1実施例で示したように、ハイレベルとローレベルの期間の比が1:7のように異なっていてもよい。すなわち、ラッチ44〜47のサンプリング(ラッチ)のタイミングを指示する各ラッチクロック信号SLT1〜SLT4の立ち上がりエッジの位相が順次90度ずつずれていればよい。このような、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4の波形の変形は、ドットクロック信号DCLK1や書込基準クロック信号SDCLK1等を利用して容易に実行することができる。また、このような波形の変形は、他の各実施例においても同様に実行することができる。
【0097】
本実施例においては、書込サンプリングクロック生成部30Aの内部構成について説明したが、上記の構成は読出サンプリングクロック生成部70においても同様に適用できる。
【0098】
E.第5実施例:
図13は、第5実施例における書込サンプリングクロック生成部30BとAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。なお、第5実施例における画像処理装置の全体構成も、図8の書込サンプリングクロック生成部30を書込サンプリングクロック生成部30Bに置き換えている点を除いてほぼ同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0099】
書込サンプリングクロック生成部30Bは、図2に示す書込サンプリングクロック生成部30とほぼ同じ構成であるが、サンプリングクロック選択生成回路34をサンプリングクロック選択生成回路34Bに置き換えた点が異なっている。AD変換部40Aは、図6に示した構成と同じである。
【0100】
図14は、サンプリングクロック選択生成回路34Bの内部構成を示すブロック図である。サンプリングクロック選択生成回路34Bは、位相比較器367と、4つの遅延回路368a〜368dとを備えている。遅延回路368a〜368dのそれぞれは、内部に図示しないUp/Downカウンタと遅延調整回路とを備えている。遅延調整回路としては、例えば、複数個の遅延調整用バッファを直列に配置したものを用いることができる。
【0101】
位相比較器367は、入力される2つの信号の位相を比較して、その位相差に応じたUp/Down信号を出力する回路である。位相比較器367には、PLL回路31(図13)から出力された書込基準クロック信号SDCLK1と遅延回路368dから出力された帰還信号FBが入力されている。
【0102】
遅延回路368a〜368dの内部に備えられたUp/Downカウンタは、位相比較器367から出力されたUp/Down信号に応じてカウンタの出力値を変化させる。カウンタの出力値は、遅延調整回路による遅延量の調整に用いられる。例えば、Up信号によりカウンタ出力値が大きくなった場合には、遅延調整用バッファの使用個数を増加させて遅延量を大きくし、Down信号によりカウンタ出力値が小さくなった場合には、遅延調整用バッファの使用個数を減少させて遅延量を小さくする。このようにして、4つの遅延回路368a〜368dにおける遅延量が調整される。
【0103】
遅延回路368aに入力した書込基準クロック信号SDCLK1は、4つの遅延回路368a〜368dを通過することにより、書込基準クロック信号SDCLK1からほぼ1周期遅れた帰還信号FBとなって、位相比較器367に入力される。位相比較器367は、再び2つの信号SDCLK1,FBの位相差に応じたUp/Down信号を出力する。このようにして2つの信号SDCLK1,FBの位相が調整され、書込基準クロック信号SDCLK1と遅延回路368a〜368cから出力される3つの信号とが、ラッチクロック信号SLT1〜SLT4としてサンプリングクロック選択生成回路34Bから出力される。このラッチクロック信号SLT1〜SLT4は、それぞれ90度ずつ位相がずれた信号である。
【0104】
なお、図14においては、書込基準クロック信号SDCLK1をそのままラッチクロック信号SLT1として利用しているが、4つの遅延回路368a〜368dから出力される信号をサンプリングクロック信号SLT1〜SLT4として用いてもよい。
【0105】
また、本実施例においては、Up/Downカウンタは遅延回路368a〜368dのそれぞれに設けられているが、位相比較器367の内部に設けてもよい。この場合には、Up/Downカウンタが1つで済むという利点がある。
【0106】
このように生成されたラッチクロック信号SLT1〜SLT4を用いても、第4実施例と同様の処理を行うことができる。本実施例においては、第1〜第3実施例と異なり、周波数の高いドットクロック信号DCLK1を利用しないので、サンプリングクロック選択生成回路34Bの消費電力を比較的小さくすることができる。
【0107】
なお、本実施例においては、書込サンプリングクロック生成部30Bの内部構成について説明したが、上記の構成は読出サンプリングクロック生成部70においても同様に適用できる。
【0108】
F.第6実施例:
図15は、第6実施例における書込サンプリングクロック生成部30CとAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。なお、第6実施例における画像処理装置の全体構成は、図8の書込サンプリングクロック生成部30を書込サンプリングクロック生成部30Cに置き換えている点を除いてほぼ同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0109】
書込サンプリングクロック生成部30Cは、図2に示す書込サンプリングクロック生成部30とほぼ同じ構成であるが、PLL回路31およびサンプリングクロック選択生成回路34をPLL回路31Aおよびサンプリングクロック選択生成回路34Cに置き換えた点が異なっている。AD変換部40Aは、図6に示した構成と同じである。
【0110】
第1のPLL回路31Aは、水平同期信号HSYNC1から書込基準クロック信号SDCLK1を出力するとともに、書込基準クロック信号SDCLK1と90度位相の異なるクロック信号SDCLK1Qを出力することができる。この第1のPLL回路31Aとしては、例えば、ICS社のICS1522を用いることができる。
【0111】
サンプリングクロック選択生成回路34Cは、入力された書込基準クロック信号SDCLK1,SDCLK1Qからラッチクロック信号SLT1〜SLT4を生成する。サンプリングクロック選択生成回路34Cに入力される2つの書込基準クロック信号SDCLK1、SDCLK1Qは、互いに90度位相のずれた信号である。従って、サンプリングクロック選択生成回路34C内部で2つの信号SDCLK1,SDCLK1Qを反転させた信号を生成すれば、90度ずつ位相の異なる4つのラッチクロック信号SLT1〜SLT4を容易に生成することができる。
【0112】
この回路構成を用いる場合には、サンプリングクロック選択生成回路34Cを反転回路で構成することができるので、サンプリングクロック選択生成回路34Cの構成を簡略かすることができる。また、消費電力を比較的小さくすることができる。
【0113】
本実施例においては、書込サンプリングクロック生成部30Cの内部構成について説明したが、上記の構成は読出サンプリングクロック生成部70においても同様に適用できる。
【0114】
G.第7実施例:
図16は、図8のビデオプロセッサ60内部のインターフェイス部分に備えられたデジタル画像信号位相調整回路群を示すブロック図である。このデジタル画像信号位相調整回路郡は、3つのAD変換部40Aのそれぞれから出力されるデジタル画像信号ごとに備えられている。このデジタル画像信号位相調整回路郡は、複数段のデジタル画像信号位相調整回路で構成されており、各段に含まれる回路数が最終段に向けて次第に減少する階層構造を有している。最終段以外の各段に含まれる複数のデジタル画像信号位相調整回路のそれぞれは、入力された複数のデジタル画像信号を当該段の他のデジタル画像信号位相調整回路とは異なる一定の位相で保持して次段のデジタル画像信号位相調整回路に供給する機能を有している。最終段のデジタル画像信号位相調整回路は、前段から供給されたNw個のデジタル画像信号を同じ位相で保持する機能を有している。
【0115】
各段のデジタル画像信号位相調整回路はラッチで構成されている。各ラッチには、図9のサンプリングクロック選択回路30Aで生成されたラッチクロック信号SLT1〜SLT4のいずれかが入力されている。
【0116】
第1段目の4つのラッチ230a〜230dは、AD変換部40Aから出力された順次位相の異なるデジタル画像信号D1〜D4をビデオプロセッサ60内部に取り込むためのラッチである。第2段目の2つのラッチ232a,232bは、第1段目の4つのラッチから出力された順次位相の異なる4つのデジタル画像信号D1〜D4を1つおきに2つずつまとめて、それぞれ出力するためのラッチである。第3段目のラッチ234は、第2段目の2つのラッチ232a,232bでそれぞれまとめられた位相の異なる2組のデジタル画像信号をさらに1つにまとめて、同位相のデジタル画像信号Dcomとして出力するための回路である。
【0117】
図17(a)ないし図17(p)は、図16のデジタル画像信号位相調整回路群を用いた場合のデジタル画像信号D1〜D4のタイミングチャートである。図17(a)〜(d)は、図12に示すAD変換部40Aから出力された順次位相の異なる4つのデジタル画像信号D1〜D4を示している。図17(e)〜(h)は、ビデオプロセッサ60に入力されるラッチクロック信号SLT1〜SLT4の波形を示している。
【0118】
図16の第1段目のラッチ230a〜230dには、それぞれデジタル画像信号D1、D3、D2、D4が入力されている。ラッチ230aは、デジタル画像信号D1を、ラッチクロック信号SLT3でサンプリングして、デジタル画像信号D1と180度位相が異なるデジタル画像信号LD1を出力する。同様にして、ラッチ230b〜230dからはそれぞれラッチクロック信号SLT1、SLT4、SLT2に従いデジタル画像信号LD3、LD2、LD4が出力される。図17(i)〜(l)は、ラッチ230a〜230dから出力されるデジタル画像信号LD1、LD3、LD2、LD4を示している。
【0119】
第2段目のラッチ232aには、順次位相の異なる4つのデジタル画像信号LD1〜LD4のうち1つおきのデジタル画像信号LD1とLD3とが入力されている。ラッチ232aは、デジタル画像信号LD1、LD3をラッチクロック信号SLT2の立ち上がりエッジでサンプリングして、デジタル画像信号LD1、LD3のデータを含むデジタル画像信号LD5を出力する。同様に、ラッチ232bはデジタル画像信号LD2、LD4をラッチクロック信号SLT3でサンプリングして、デジタル画像信号LD2、LD4のデータを含むデジタル画像信号LD6を出力する。図17(m),(n)は、ラッチ232a,232bから出力されるデジタル画像信号LD5、LD6を示している。
【0120】
第3段目のラッチ234には、位相の異なる2つのデジタル画像信号LD5,LD6が入力されている。ラッチ234は、デジタル画像信号LD5、LD6をラッチクロック信号SLT4でサンプリングして、デジタル画像信号LD1〜LD4のデータを含むデジタル画像信号Dcom(図17(o))を出力する。このように、複数段のラッチを用いることによりデジタル画像信号D1〜D4を同位相のデジタル画像信号Dcomとして出力することができる。
【0121】
このように、複数段のラッチを用いて、順次位相の異なるいくつかおきの信号をまとめながら同位相の信号としてゆけば、安定したサンプリングを実現することが可能となる。すなわち、この場合には、各ラッチにおいて、まとめる対象となる各デジタル画像信号のデータ変化点とまとめるためのサンプリング点(ラッチクロック信号の立ち上がりエッジ)との間隔を比較的大きく確保することができるため、各デジタル画像信号のデータ変化点でサンプリングしてしまう可能性を低減できる。例えば、図17に示すように4つの順次位相の異なるデジタル画像信号D1〜D4(図17(a)〜(d))が入力されている場合には、ラッチクロック信号SLT4から90度位相を遅らせた信号SLT4’(図17(p))により一度にすべての信号D1〜D4をサンプリングして、同位相として出力することも可能である。しかし、この場合にはサンプリング点(ラッチクロック信号SLT4’の立ち上がりエッジ)とデジタル画像信号D1およびD4のデータ変化点との間隔がそれぞれ1周期の1/8と小さくなってしまう。これに対し、図16に示すような複数段のラッチを用いて順次位相の異なる信号を1つおきにサンプリングする場合には、例えば、デジタル画像信号LD1、LD3(図17(i),(j))をラッチクロック信号SLT2でサンプリングする場合には、サンプリング点(ラッチクロック信号SLT2の立ち上がりエッジ)と2つの信号LD1、LD3の変化点との間隔を各信号の1周期の1/4と比較的大きくすることができる。
【0122】
また、本実施例においては、上述のようにラッチクロック信号SLT1〜SLT4をラッチ44〜47に供給するとともにビデオプロセッサ60にも供給しているので、AD変換部40Aから出力されるデジタル画像信号D1〜D4に適したタイミングでサンプリングすることが可能となっている。このようにすれば、動作温度によって各クロック信号の遅延等にバラツキが生じる場合にも、バラツキによる誤動作を回避することができる。
【0123】
なお、このデジタル画像信号位相調整回路は、本実施例においてはビデオプロセッサ60内部に設けられているが、AD変換部40A(図9)の内部に設けてもよい。この場合には、第1実施例と同様に、デジタル画像信号D1〜D4を同位相のデジタル画像信号DcomとしてAD変換部40Aから出力することができる。この場合には、ビデオプロセッサ60にラッチクロック信号SLT1〜SLT4のすべてを供給しなくてよいが、ビデオプロセッサ60内でデジタル画像信号Dcomをサンプリングするためにラッチクロック信号SLT1〜SLT4の少なくとも1個を供給することが好ましい。
【0124】
このようにビデオプロセッサ60内部に取り込まれたデジタル画像信号Dcomは、第1実施例で説明したようにフレームメモリ50に格納される。
【0125】
H.他の実施の形態
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0126】
(1)上記各実施例においては、ドットクロック信号DCLK1や量子化サンプリング信号SADCなどの比較的周波数が高い信号がサンプリングクロック生成部において生成されている。これらのような比較的周波数が高い信号を、プリント基板上に形成された配線を伝送させる場合には、それらに無視できない波形の乱れや遅延等が生じる場合がある。したがって、ドットクロック信号DCLK1や量子化サンプリング信号SADCなどは、集積化された1チップ内部で生成および利用して、チップの外部に出力しないことが好ましい。
【0127】
従って、上記各実施例において、サンプリングクロック生成部と少なくとも1つのAD変換部とが1チップに集積化されている場合を想定しているので上記の問題を低減することができる。また、サンプリングクロック生成部と少なくとも1つのAD変換部とを1チップ化しない場合でも、ドットクロック信号DCLK1および量子化サンプリング信号SADCをチップの外部に出力しなくて済むように、PLL回路32,33とサンプリングクロック選択生成回路34(あるいは34A、34B)と、1つのAD変換部40とが、1チップ内に集積化されていることが好ましい。
【0128】
(2)図2に示す書込サンプリングクロック生成部30では、水平同期信号HSYNC1を第1のPLL回路31でNs1倍に逓倍することによって、書込基準クロック信号SDCLK1を生成しているが、この代わりに、ドットクロック信号DCLK1を1/Nw(Nwはラッチの使用個数)に分周することによって書込基準クロック信号SDCLK1を生成してもよい。この場合には、水平同期信号HSYNC1を1つのPLL回路で逓倍することによって、ドットクロック信号DCLK1を生成することができる。換言すれば、書込基準クロック信号SDCLK1を生成するための回路としては、PLL回路や分周器などの種々の回路構成を採用することができる。
【0129】
上述の変形は、図5に示す読出サンプリングクロック生成部70における読出基準クロック信号SDCLK2とドットクロック信号DCLK2の生成に係わる回路に関しても適用可能である。
【0130】
(3)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
【0131】
(4)なお、この発明は、AD変換やDA変換の機能を有する種々の画像処理装置に適用可能であり、例えば、液晶プロジェクタなどの投写型表示装置に適用できる。また、液晶パネルを用いた画像表示装置に限らず、CRTやプラスマディスプレイ等の表示手段を用いた画像表示装置や、それらを含む種々の電子機器に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例としての画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】書込サンプリングクロック生成部30と1つのAD変換部40の内部構成を示すブロック図である。
【図3】画像信号の書込動作に関連する主要な信号を示すタイミングチャートである。
【図4】ラッチ47の動作を停止させた場合の書込動作に関連する主要な信号のタイミングチャートである。
【図5】読出サンプリングクロック生成部70と1つのDA変換部80の内部構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施例における書込サンプリングクロック生成部30およびAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。
【図7】AD変換部40Aにおける画像信号の書込動作に関連する主要な信号のタイミングチャートである。
【図8】この発明の第3実施例としての画像処置装置の全体構成を示すブロック図である。
【図9】第4実施例における書込サンプリングクロック生成部30AおよびAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。
【図10】サンプリングクロック選択生成回路34Aの一例を示す回路図である。
【図11】サンプリングクロック選択生成回路34Aの動作を示すタイミングチャートである。
【図12】本実施例におけるデジタル画像信号D1〜D4の出力を示すタイミングチャートである。
【図13】第5実施例における書込サンプリングクロック生成部30BとAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。
【図14】サンプリングクロック選択生成回路34Bの内部構成を示すブロック図である。
【図15】第6実施例における書込サンプリングクロック生成部30CとAD変換部40Aの内部構成を示すブロック図である。
【図16】図8のビデオプロセッサ60内部のインターフェイス部分に備えられたデジタル画像信号位相調整回路群を示すブロック図である。
【図17】図16のデジタル画像信号位相調整回路群を用いた場合のデジタル画像信号D1〜D4のタイミングチャートである。
【符号の説明】
20…同期分離回路
30…書込サンプリングクロック生成部
30A…書込サンプリングクロック生成部
30B…書込サンプリングクロック生成部
30C…書込サンプリングクロック生成部
31…PLL
32…PLL
33…PLL
34…サンプリングクロック選択生成回路
34A…サンプリングクロック選択生成回路
34B…サンプリングクロック選択生成回路
34C…サンプリングクロック選択生成回路
35…選択制御回路
36…遅延調整回路
38…CPUインターフェイス回路
40…AD変換部
40A…AD変換部
41…ΔΣ変調回路
42…デジタルフィルタ
43…AD変換器
44〜47…ラッチ
48…コモンラッチ
49…直並列変換器
49A…直並列変換器
50…フレームメモリ
60…ビデオプロセッサ
70…読出サンプリングクロック生成部
71…PLL
72…PLL
73…PLL
74…サンプリングクロック選択生成回路
75…選択制御回路
78…CPUインターフェイス回路
80…DA変換部
81…DA変換器
85…ビデオスイッチ
90…表示制御回路
100…ディスプレイ装置
110…CPU
120…RAM
122…書込制御信号調整手段
124…読出制御信号調整手段
130…バス
140…個数決定回路
226e…遅延回路
226a〜226d…Dフリップフロップ
230a〜230d…ラッチ
232a,232b…ラッチ
234…ラッチ
367…位相比較器
368a〜368d…遅延回路

Claims (13)

  1. 画像処理装置であって、
    入力された第1のアナログ画像信号の第1の同期信号に同期し、前記第1のアナログ画像信号をサンプリングするための周波数を有する第1のドットクロック信号を生成する第1のドットクロック生成回路と、
    前記第1のアナログ画像信号を量子化してデジタル画像信号に変換し、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力するAD変換器と、
    Mw(Mwは2以上の整数)個の連続した画素に関する前記デジタル画像信号を1画素ずつ順に保持するMw個の画素信号保持回路を有し、Nw(Nwは1以上Mw以下の整数であり、使用される画素信号保持回路の個数を示す)個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として並列に出力する直並列変換器と、
    前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数の1/Nwの第2の周波数を有する第1のサンプリングクロック信号を生成する第1のサンプリングクロック生成回路と、
    前記画素信号保持回路の使用個数Nwに応じて、前記第1のサンプリングクロック信号の周波数を有し前記第1のドットクロック信号の1周期ずつ順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する第2のサンプリングクロック生成回路と、
    前記使用個数Nwの値に従って、前記第1と第2のサンプリングクロック生成回路の動作を制御し、使用されるNw個の画素信号保持回路に前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を供給することによって前記直並列変換器からNw個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として出力させる書込制御信号調整手段と、
    を備え、
    前記直並列変換器は、
    Nw個のデジタル画像信号を同位相として出力するための複数段のデジタル画像信号位相調整回路群を備え、
    前記複数段のデジタル画像信号位相調整回路群は、各段に含まれる回路数が最終段に向けて次第に減少する階層構造を有しており、
    最終段以外の各段に含まれる複数のデジタル画像信号位相調整回路のそれぞれは、入力された複数のデジタル画像信号を当該段の他のデジタル画像信号位相調整回路とは異なる一定の位相で保持して次段のデジタル画像信号位相調整回路に供給し、
    前記最終段のデジタル画像信号位相調整回路は、前段から供給された前記Nw個のデジタル画像信号を同じ位相で保持する、画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    使用されない(Mw−Nw)個の画素信号保持回路の動作を停止させる選択制御回路を備え、
    前記書込制御信号調整手段は、
    前記使用個数Nwの値に従って、前記選択制御回路を制御する、
    画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記第1のドットクロック信号の周波数に従って前記画素信号保持回路の使用個数Nwを決定する個数決定回路を備える、
    画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号は、前記1組のデジタル画像信号とともに前記画像処理装置から出力される、
    画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
    前記第1のサンプリングクロック信号と前記第1のドットクロック信号とに従って、順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する、
    画像処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
    前記第1のサンプリングクロック信号を順次遅延させることにより順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する、
    画像処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1のサンプリングクロック生成回路は、
    さらに、前記第1のサンプリングクロック信号と互いに90度位相が異なる90度位相差クロック信号を生成し、
    前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
    前記第1のサンプリングクロック信号と前記90度位相差クロック信号とから、順次位相が異なる前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する、
    画像処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第2のサンプリングクロック生成回路は、
    前記第1の同期信号と前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号のそれぞれとが一定の位相関係を有するように、前記第1の同期信号のパルスに応じて前記順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を初期化する、
    画像処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記1組のデジタル画像信号のサンプリングに適した位相を有する第3のサンプリングクロック信号を生成する第3のサンプリングクロック生成回路を備え、
    前記第3のサンプリングクロック信号は、前記1組のデジタル画像信号とともに前記画像処理装置から出力される、
    画像処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    さらに、前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数のNx(Nxは2以上の整数)倍の周波数を有する第4のサンプリングクロック信号を生成する第4のサンプリングクロック生成回路を備え、
    前記AD変換器は、ΔΣ変調回路とデジタルフィルタとを備え、前記第4のサンプリングクロック信号に応じて前記第1のアナログ画像信号を量子化するとともに、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力する、
    画像処理装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1のアナログ画像信号は、複数の色信号を含み、
    前記AD変換器は、それぞれの色信号に対応する複数のAD変換要素を備えており、
    前記直並列変換器は、それぞれの色信号に対応する複数の変換要素を備えている、
    画像処理装置。
  12. 画像処理装置であって、
    入力された第1のアナログ画像信号の第1の同期信号に同期し、前記第1のアナログ画像信号をサンプリングするための周波数を有する第1のドットクロック信号を生成する第1のドットクロック生成回路と、
    前記第1のアナログ画像信号を量子化してデジタル画像信号に変換し、前記第1のドットクロック信号に同期してサンプリングされた各画素のデジタル画像信号を順に出力するAD変換器と、
    Mw(Mwは2以上の整数)個の連続した画素に関する前記デジタル画像信号を1画素ずつ順に保持するMw個の画素信号保持回路を有し、Nw(Nwは1以上Mw以下の整数であり、使用される画素信号保持回路の個数を示す)個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として並列に出力する直並列変換器と、
    前記第1の同期信号に同期し、前記第1のドットクロック信号の周波数の1/Nwの第2の周波数を有する第1のサンプリングクロック信号を生成する第1のサンプリングクロック生成回路と、
    前記画素信号保持回路の使用個数Nwに応じて、前記第1のサンプリングクロック信号の周波数を有し前記第1のドットクロック信号の1周期ずつ順次位相が異なるNw個の第2のサンプリングクロック信号を生成する第2のサンプリングクロック生成回路と、
    前記使用個数Nwの値に従って、前記第1と第2のサンプリングクロック生成回路の動作を制御し、使用されるNw個の画素信号保持回路に前記Nw個の第2のサンプリングクロック信号を供給することによって前記直並列変換器からNw個の連続した画素のデジタル画像信号を1組のデジタル画像信号として出力させる書込制御信号調整手段と、
    を備え、さらに、
    デジタル画像信号を記憶するための画像メモリと、
    前記Nw個の連続した画素のデジタル画像信号を前記画像メモリ内の連続した記憶領域に書き込む書込制御手段と、
    を備え、
    前記書込制御手段は、
    前記直並列変換器から並列に出力されたNw個のデジタル画像信号を同位相として出力するための複数段のデジタル画像信号位相調整回路群を備え、
    前記複数段のデジタル画像信号位相調整回路群は、各段に含まれる回路数が最終段に向けて次第に減少する階層構造を有しており、
    最終段以外の各段に含まれる複数のデジタル画像信号位相調整回路のそれぞれは、入力された複数のデジタル画像信号を当該段の他のデジタル画像信号位相調整回路とは異なる一定の位相で保持して次段のデジタル画像信号位相調整回路に供給し、
    前記最終段のデジタル画像信号位相調整回路は、前段から供給された前記Nw個のデジタル画像信号を同じ位相で保持する、画像処理装置。
  13. 請求項12記載の画像処理装置であって、
    Mr個(Mrは2以上の整数)のDA変換器と、出力される第2のアナログ画像信号をサンプリングするための周波数を有する第2のドットクロック信号を生成する第2のドットクロック生成回路と、
    前記第2のドットクロック信号の周波数の1/Nr(Nrは1以上Mr以下の整数であり、使用されるDA変換器の個数を示す)の周波数を有し、前記第2のアナログ画像信号の第2の同期信号に同期する第5のサンプリングクロック信号を生成する第5のサンプリングクロック生成回路と、
    前記第2のドットクロック信号から、前記第5のサンプリングクロック信号の周波数を有し前記第2のドットクロック信号の1周期ずつ順次位相が異なるNr個の第6のサンプリングクロック信号を生成する第6のサンプリングクロック生成回路と、
    前記第5のサンプリングクロック信号に同期して、前記画像メモリからNr個の連続した画素のデジタル画像信号を読み出す読出制御手段と、
    前記使用個数Nrの値に従って使用されない(Mr−Nr)個のDA変換器の動作を停止させるDA変換選択制御回路と、
    前記第2のドットクロック信号の周波数に従って前記DA変換器の使用個数Nrを決定し、前記DA変換選択制御回路を制御するとともに、前記第5と第6のサンプリングクロック生成回路の動作を前記使用個数Nrの値に従って制御し、前記Nr個の第5のサンプリングクロック信号にそれぞれ応じて前記Nr個の連続した画素のデジタル画像信号を前記Nr個のDA変換器で順次DA変換させることによって、互いに位相が異なるNr個の部分アナログ画像信号を生成させる読出制御信号調整手段と、
    前記Nr個のDA変換器から出力された前記Nr個の部分アナログ画像信号を、前記第2のドットクロック信号に同期して順次切り換えることによって、前記第2のアナログ画像信号を生成するビデオスイッチと、
    を備える、画像処理装置。
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