JP3898164B2 - 高周波回路ユニット、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアンテナスイッチ等に使用して好適な高周波回路ユニット、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の高周波回路ユニットの図面を説明すると、図6は従来の高周波回路ユニットの斜視図、図7は従来の高周波回路ユニットに係り、その取付構造を示す側面図である。
【0003】
次に、従来の高周波回路ユニットの構成を図6,図7に基づいて説明すると、金属板からなる箱形の枠体51は、間隔を置いて互いに対向して配置された一対の側面壁51a、51bと、この一対の側面壁51a、51b間に設けられた正面壁51cと、正面壁51cの下部に位置した状態で、一対の側面壁51a、51b間に設けられた下面壁51dと、正面壁51cの上部に位置した状態で、一対の側面壁51a、51b間に設けられた上面壁51eを有する。
【0004】
また、枠体51は、下面壁51dより下方に突出した状態で、一対の側面壁51a、51bのそれぞれから下方に突出して設けられた取付脚52,53を有すると共に、この取付脚52,53のそれぞれは、間隔を置いて配置された2個の突片52a、53aと、この突片52a、53aの根本部に設けられた肩部52b、53bを有する。
【0005】
また、箱形の枠体51内には、種々の電子部品(図示せず)を搭載して、所望の電気回路を形成した回路基板54が配置されると共に、正面壁51cには、電気回路に接続された2個の同軸型のコネクタ55が取り付けられており、このような構成によって、従来の高周波回路ユニットが形成されている。
【0006】
そして、このような従来の高周波回路ユニットは、取付脚52,53の突片52a、53aがプリント基板からなるマザー基板56の孔(図示せず)に挿入されると共に、肩部52b、53bがマザー基板56の上面に当接した状態で、突片52a、53aがマザー基板56に半田付けされて、高周波回路ユニットがマザー基板56に取り付けられる。(例えば、特許文献1参照)
【0007】
しかし、このような従来の高周波回路ユニットは、一対の側面壁51a、51bの下部に設けられた取付脚52,53がマザー基板56に取り付けられるようになっているため、取付脚52,53の突片52a、53aがマザー基板56の孔に挿入された際、同軸型のコネクタ55の重みによって、枠体51は正面壁51c側に大きく傾き、その結果、高周波回路ユニットが大きく傾いた状態で取り付けられる。
【0008】
通常、高周波回路ユニットは、リフローによる半田付が行われるが、このリフローによる半田付は、取付脚52,53の突片52a、53aがクリーム半田を塗布したマザー基板56の孔に挿入された状態で、高周波回路ユニットとマザー基板56がリフロー炉内に搬送され、クリーム半田を溶かして、取付脚52,53がマザー基板56に半田付さるようになっている。
【0009】
そして、この半田付け時において、取付脚52,53の突片52a、53aがマザー基板56の孔に挿入された時、高周波回路ユニットが同軸型のコネクタ55の重みによって傾き、この傾いた状態で、リフロー炉内に搬送されて半田付けされる結果、高周波回路ユニットが傾いた状態で取り付けられるようになる。
【0010】
また、従来の高周波回路ユニットの製造方法は、個々の回路基板54が個々の枠体51内に配置、固定されることによって製造されるようになっている。
従って、従来は、各高周波回路ユニット毎に製造されるため、その製造工程が煩雑で、生産性が悪くなる。
【0011】
【特許文献1】
実開平4−107895号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の高周波回路ユニットは、一対の側面壁51a、51bの下部に設けられた取付脚52,53がマザー基板56に取り付けられるようになっているため、取付脚52,53の突片52a、53aがマザー基板56の孔に挿入された際、同軸型のコネクタ55の重みによって、枠体51は正面壁51c側に傾き、その結果、高周波回路ユニットが大きく傾いた状態で取り付けられるという問題がある。
また、従来の高周波回路ユニットの製造方法は、個々の回路基板54が個々の枠体51内に配置、固定されることによって製造されて、各高周波回路ユニット毎に製造されるため、その製造工程が煩雑で、生産性が悪くなるという問題がある。
【0013】
そこで、本発明は傾きの小さい取付ができると共に、小型に適し、且つ、生産性の良好な高周波回路ユニット、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、金属板からなる箱形の枠体に回路基板及び同軸型のコネクタを取り付けてなる高周波回路ユニットの製造方法において、前記枠体は、間隔を置いて互いに対向して配置された一対の側面壁と、この一対の側面壁間に設けられ前記同軸型のコネクタが外方に突出した状態で取り付けられた正面壁と、前記一対の側面壁のそれぞれから下方に突出して設けられた第1の取付脚と、前記正面壁から下方に突出して設けられた第2の取付脚とを有し、複数個の回路基板が連結部を介して結合された集合基板及び複数個の前記枠体を準備し、前記集合基板の複数の回路基板に対して前記各枠体をその前記正面壁とは反対側の基板取付面を合わせるようにして配置し、その状態のまま前記各枠体を前記集合基板に取り付け、しかる後、前記連結部を切断して複数の高周波回路ユニットを得ることを特徴とする高周波回路ユニットの製造方法とした。
【0019】
また、第2の解決手段として、前記集合基板は、互いに平行な状態で二列に配列された第1,第2の回路基板群を有し、この第1,第2の回路基板群に配置される前記複数の枠体は、前記第1,第2の取付脚が互いに外向き状態で配置された製造方法とした。
【0020】
また、第3の解決手段として、前記集合基板は、外周部に位置する桟部と、前記連結部を介して前記桟部に連結された前記第1,第2の回路基板群と、前記第1,第2の回路基板群間を分離するために設けられた孔とを有した製造方法とした。
また、第4の解決手段として、前記枠体が前記回路基板に半田付けされた後、前記連結部が切断されるようにした製造方法とした。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の高周波回路ユニット、及びその製造方法の図面を説明すると、図1は本発明の高周波回路ユニットを示す正面図、図2は本発明の高周波回路ユニットを示す側面図、図3は本発明の高周波回路ユニットを示す斜視図である。
【0022】
また、図4は本発明の高周波回路ユニットの製造方法に係る集合基板の一部の平面図、図5は本発明の高周波回路ユニットの製造方法に係り、集合基板に枠体を配置した状態を示す一部の平面図である。
【0023】
次に、本発明の高周波回路ユニットの構成を図1〜図3に基づいて説明すると、金属板からなる箱形の枠体1は、間隔を置いて互いに対向して配置された一対の側面壁1a、1bと、この一対の側面壁1a、1b間に設けられた正面壁1cと、正面壁1cの下部に位置した状態で、一対の側面壁1a、1b間に設けられた下面壁1dと、正面壁1cの上部に位置した状態で、一対の側面壁1a、1b間に設けられた上面壁1eを有する。
【0024】
また、枠体1の一対の側面壁1a、1bは、下面壁1dより下方に突出した状態で、一対の側面壁1a、1bのそれぞれから下方に突出して設けられた第1の取付脚2,3を有すると共に、この第1の取付脚2,3のそれぞれは、下方に突出する突片2a、3aと、この突片2a、3aの根本部に設けられた肩部2b、3bを有する。
【0025】
そして、第1の取付脚2,3の突片2a、3aは、正面壁1cの反対側である枠体1の後面側に配置されると共に、第1の取付脚2,3の肩部2b、3bは、正面壁1c側に配置された状態となっている。
【0026】
更に、枠体1の正面壁1cは、下面壁1dから切り曲げして形成され、下面壁1dより下方に突出する第2の取付脚4を有すると共に、この第2の取付脚4は、下方に突出する突片4aと、この突片4aの根本部に設けられた肩部4bを有する。
【0027】
また、第2の取付脚4は、正面壁1cの下部から直線状(正面壁1cと面一状態)に突出して、この第2の取付脚4の突片4aと、第1の取付脚2,3の突片2a、3aとが三角形の頂部に位置するように配置されていると共に、第2の取付脚4は、一対の側面壁2,3間の中央部に設けられた状態となっている。
【0028】
そして、第2の取付脚4,或いは、第2の取付脚4と正面壁1cとに跨って、支持用孔5が設けられており、この支持用孔5は、ここでは図示しないが、高周波回路ユニットが電子機器に組み込まれた際、電子機器のシャーシやパネル等に設けられたネジ部材が支持用孔5にねじ込まれて、高周波回路ユニットの取付を強固で、安定にするためのものである。
【0029】
なお、上記実施例では、取付脚2,3,4に肩部2b、3b、4bを設けたもので説明したが、この肩部2b、3b、4bを無くして、肩部を下面壁1dに代えても良い。
また、第1の取付脚2,3の突片2a、3aは、第1の取付脚の幅方向(前後方向)の中間部に設けても良い。
また、第2の取付脚4は、枠体1と別体の金属板からなる取付脚が正面壁1cに取り付けられるようにしても良い。
【0030】
また、プリント基板からなる回路基板8は、ここでは図示しないが、種々の電子部品を搭載して、所望の電気回路が形成されると共に、回路基板8の一辺側には、複数個の端子9(点線で図示した)が回路基板8から突出した状態で取り付けられている。
【0031】
この回路基板8は、枠体1の開放部を覆うように、枠体1に半田付やカシメによって取り付けられると共に、枠体1の正面壁1cには、正面壁1c外に突出した状態で、電気回路に接続された2個(1個でも良い)の同軸型のコネクタ6が取り付けられている。
【0032】
そして、回路基板8が枠体1に取り付けられた際、端子9は、第1の取付脚2,3,及び第2の取付脚4と同方向に突出した状態となって、本発明の高周波回路ユニットが形成されている。
【0033】
なお、この実施例では、回路基板8が枠体1の開放部を覆うように配置されたもので説明したが、回路基板8が枠体1内に配置されるようにしても良く、この場合、枠体1の開放部には、カバー(図示せず)が設けられて、枠体1内が電気的にシールドされるようにしても良い。
【0034】
そして、このような本発明の高周波回路ユニットは、第1の取付脚2,3と第2の取付脚4の突片2a、3a、4aがプリント基板からなるマザー基板7の孔(図示せず)に挿入されると共に、肩部2b、3b、4bがマザー基板7の上面に当接した状態で、突片2a、3a、4aがマザー基板7に半田付けされて、高周波回路ユニットがマザー基板7に取り付けられる。
【0035】
この時、同軸型のコネクタ6が取り付けられた正面壁1cの下部は、第2の取付脚4の突片4aで支持されると共に、この第2の取付脚4の突片4aと、第1の取付脚2,3の突片2a、3aとが三角形の頂部に位置するように配置されているため、高周波回路ユニットは、マザー基板7に対して傾きの無い状態で取り付けられる。
【0036】
また、端子9は、第1の取付脚2,3と第2の取付脚4と同様に、プリント基板からなるマザー基板7の孔(図示せず)に挿入され、マザー基板7に半田付けされるようになっている。
【0037】
そして、本発明の高周波回路ユニットは、リフローによる半田付が行われるが、このリフローによる半田付は、第1の取付脚2,3と第2の取付脚4の突片2a、3a、4a、及び端子9がクリーム半田を塗布したマザー基板7の孔に挿入された状態で、高周波回路ユニットとマザー基板7がリフロー炉内に搬送され、クリーム半田を溶かして、第1の取付脚2,3と第2の取付脚4、及び端子9がマザー基板7に半田付さるようになっている。
【0038】
そして、この半田付け時において、第1の取付脚2,3と第2の取付脚4の突片2a、3a、4aがマザー基板7の孔に挿入された時、高周波回路ユニットは、第2の取付脚4の突片4aによって、同軸型のコネクタ6の重みによる傾きが阻止され、この状態で、リフロー炉内に搬送されて半田付けされる結果、高周波回路ユニットは、傾きの無い状態で取り付けられるようになる。
【0039】
次に、本発明の高周波回路ユニットの製造方法を図4,図5に基づいて説明すると、先ず、図4に示すような集合基板10を用意する。
即ち、この集合基板10は、外周部に設けられた桟部10aと、この桟部10aに設けられた送り、或いは位置決め用の孔10bと、桟部10aよりも内部に位置し、互いに平行な状態で二列に配列された複数個の回路基板8からなる第1,第2の基板群8a、8bと、この第1,第2の基板群8a、8b間を分離するための孔10cを有する。
【0040】
更に、この集合基板10は、第1,第2の基板群8a、8bの隣り合う回路基板8同士を繋ぐ繋ぎ部(連結部)10dと、端子9が取り付けられた側で、桟部10aとそれぞれの回路基板8を繋ぐ連結部10eと、第1,第2の基板群8a、8bの両端側に位置する回路基板8と桟部10aとを連結する連結部10fを有する。
また、それぞれの回路基板8には、ここでは図示しないが、種々の電子部品が搭載されて、所望の電気回路が形成されたものとなっている。
【0041】
次に、図5に示すように、同軸型のコネクタ6を取り付けた個々の枠体1が個々の回路基板8に対応して配置される。
この時、第1,第2の基板群8a、8bに配置された枠体1は、上面壁1e同士が互いに対向するように配置されて、第1,第2の基板群8a、8bに配置された枠体1の第1の取付脚2,3,及び第2の取付脚4は、互いに外向き状態(桟部10a側に向かう状態)で配置される。
【0042】
更に、ここでは図示しないが、回路基板8上には、コネクタ6の接続箇所や枠体1の接続箇所等には、クリーム半田が塗布された状態となっており、この状態で、集合基板10と枠体1がリフロー炉内に搬送され、クリーム半田を溶かして、コネクタ6や枠体1が回路基板8に半田付けされて、取り付けられる。
【0043】
しかる後、繋ぎ部10dと連結部10e、10fの位置で切断して、回路基板8を集合基板10から切り離しすると、図1〜図3に示すような個々の高周波回路ユニットが製造されるものである。
【0044】
なお、上記実施例では、回路基板8が二列の第1,第2の基板群8a、8bを有するもので説明したが、一列の基板群でも良く、また、集合基板10の桟部10aと回路基板8の連結は、連結部10eのみ、或いは、繋ぎ部10dと連結部10fとで構成しても良い。
【0045】
【発明の効果】
本発明の高周波回路ユニットは、金属板からなる箱形の枠体と、この枠体に取り付けられた回路基板と、枠体外に突出した状態で、枠体に取り付けられた同軸型のコネクタとを備え、枠体は、間隔を置いて互いに対向して配置された一対の側面壁と、この一対の側面壁間に設けられ、コネクタを取り付けた正面壁と、一対の側面壁のそれぞれから下方に突出して設けられた第1の取付脚と、正面壁から下方に突出して設けられた第2の取付脚とを有し、第1,第2の取付脚のそれぞれがマザー基板の孔に挿入されて取り付けられるようにしたため、第2の取付脚によって、同軸型のコネクタの重みによる傾きが阻止され、その結果、傾きの少ない、或いは傾きの無い状態で、高周波回路ユニットの取付ができる。
【0046】
また、第1の取付脚は、正面壁の反対側である枠体の後面側に配置されたため、第1の取付脚の突片と第2の取付脚4の突片とが三角形の頂部に位置するように配置された状態となり、このため、高周波回路ユニットの支持が安定して、傾きの無い状態で、高周波回路ユニットの取付ができる。
【0047】
また、枠体は、正面壁の下部に位置した状態で、一対の側面壁間に設けられ下面壁を有し、第1,第2の取付脚は、下面壁より下方に突出し、マザー基板の孔に挿入される突片と、突片の根本部に設けられ、マザー基板の上面に当接する肩部を有したため、突片と肩部の存在によって、高周波回路ユニットのマザー基板への支持が安定し、マザー基板への高周波回路ユニットの取付の確実なものが得られる。
【0048】
また、第1の取付脚の突片は、正面壁の反対側である枠体の後面側に配置されると共に、第1の取付脚の肩部は、正面壁側に配置されたため、第1の取付脚の突片と第2の取付脚4の突片とが三角形の頂部に位置するように配置された状態となり、このため、高周波回路ユニットの支持が安定して、傾きの無い状態で、高周波回路ユニットの取付ができる。
【0049】
また、第2の取付脚は、下面壁から切り曲げされて形成されたため、材料取りが良好となり、安価であると共に、特に、小型化されて正面壁の面積が小さくなったものに適用して、好適である。
【0050】
また、第2の取付脚、或いは第2の取付脚と正面壁とに跨って、支持用孔が設けられたため、小型化されて正面壁の面積が小さくなったものに適用して、好適である。
【0051】
また、第2の取付脚は、一対の側面壁間の中央部に設けられたため、第2の取付脚の突片による傾きの阻止が安定し、傾きの無い状態で、高周波回路ユニットの取付ができる。
【0052】
また、本発明の高周波回路ユニットの製造方法は、間隔を置いて互いに対向して配置された一対の側面壁と、この一対の側面壁間に設けられ、外方に突出した状態で、同軸型のコネクタを取り付けた正面壁と、一対の側面壁のそれぞれから下方に突出して設けられた第1の取付脚と、正面壁から下方に突出して設けられた第2の取付脚とを有した金属板からなる箱形の枠体と、複数個の回路基板が連結部を介して結合された集合基板とを備え、枠体が個々の回路基板に対応して配置された状態で、枠体が集合基板に取り付けられ、しかる後、連結部を切断したため、集合基板に多数の枠体が組み込みできると共に、リフローによって、多数の枠体が同時に回路基板に半田付け(取付)できて、その製造が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
【0053】
また、回路基板は、互いに平行な状態で二列に配列された第1,第2の基板群を有し、この第1,第2の基板群に配置される枠体は、第1,第2の取付脚が互いに外向き状態で配置されたため、スペースファクタが良く、集合基板の材料費を少なくできて、安価なものが得られる。
【0054】
また、集合基板は、外周部に位置する桟部と、連結部を介して桟部に連結された第1,第2の基板群と、第1,第2の基板群間を分離するために設けられた孔を有したため、集合基板を切断する箇所が少なくなって、生産性の良いものが得られる。
【0055】
また、枠体が回路基板に半田付けされた後、連結部が切断されるようにしたため、枠体の回路基板への取付が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波回路ユニットを示す正面図。
【図2】本発明の高周波回路ユニットを示す側面図。
【図3】本発明の高周波回路ユニットを示す斜視図。
【図4】本発明の高周波回路ユニットの製造方法に係る集合基板の一部の平面図。
【図5】本発明の高周波回路ユニットの製造方法に係り、集合基板に枠体を配置した状態を示す一部の平面図。
【図6】従来の高周波回路ユニットの斜視図。
【図7】従来の高周波回路ユニットに係り、その取付構造を示す側面図。
【符号の説明】
1 枠体
1a 側面壁
1b 側面壁
1c 正面壁
1d 下面壁
1e 上面壁
2 第1の取付脚
2a 突片
2b 肩部
3 第1の取付脚
3a 突片
3b 肩部
4 第2の取付脚
4a 突片
4b 肩部
5 支持用孔
6 同軸型のコネクタ
7 マザー基板
8 回路基板
8a 第1の基板群
8b 第2の基板群
9 端子
10 集合基板
10a 桟部
10b 孔
10c 孔
10d 繋ぎ部(連結部)
10e 連結部
10f 連結部
Claims (4)
- 金属板からなる箱形の枠体に回路基板及び同軸型のコネクタを取り付けてなる高周波回路ユニットの製造方法において、
前記枠体は、間隔を置いて互いに対向して配置された一対の側面壁と、この一対の側面壁間に設けられ前記同軸型のコネクタが外方に突出した状態で取り付けられた正面壁と、前記一対の側面壁のそれぞれから下方に突出して設けられた第1の取付脚と、前記正面壁から下方に突出して設けられた第2の取付脚とを有し、
複数個の回路基板が連結部を介して結合された集合基板及び複数個の前記枠体を準備し、前記集合基板の複数の回路基板に対して前記各枠体をその前記正面壁とは反対側の基板取付面を合わせるようにして配置し、その状態のまま前記各枠体を前記集合基板に取り付け、しかる後、前記連結部を切断して複数の高周波回路ユニットを得ることを特徴とする高周波回路ユニットの製造方法。 - 前記集合基板は、互いに平行な状態で二列に配列された第1,第2の回路基板群を有し、この第1,第2の回路基板群に配置される前記複数の枠体は、前記第1,第2の取付脚が互いに外向き状態で配置されたことを特徴とする請求項1記載の高周波回路ユニットの製造方法。
- 前記集合基板は、外周部に位置する桟部と、前記連結部を介して前記桟部に連結された前記第1,第2の回路基板群と、前記第1,第2の回路基板群間を分離するために設けられた孔とを有したことを特徴とする請求項2記載の高周波回路ユニットの製造方法。
- 前記枠体が前記回路基板に半田付けされた後、前記連結部が切断されるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の高周波回路ユニットの製造方法。
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