JP3897870B2 - ソレノイド用コイル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、組付ラインなどでの組付部品点数の低減およびコンパクト化を達成し得るソレノイド用コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ソレノイドを製造する過程で形成されるソレノイド用コイルは、磁性体製の筒状固定部材の孔に往復移動可能に配置される可動部材を除く、種々の組付部品〔例えば、樹脂製の筒状ボビンと、この筒状ボビンの筒部を芯としてその外周に被覆電線を巻回することにより形成されるコイルと、コイルへの給電用として筒状ボビンの一端部に取り付けられるターミナルと、ターミナルの外周を所定の間隔を保持して覆うコネクターをもちコイル外周部に挿通される筒状コイルケースと、筒状ボビンの筒孔に挿通される磁性体製の筒状固定部材(固定コア)など〕を組付ラインで組付けることにより構成される(実開平3ー8403号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)前記従来のソレノイド用コイルの構成によると、組付けに必要とする部品点数は、少なくとも5点(例えば、樹脂製の筒状ボビンと、コイルと、ターミナルと、筒状コイルケースと、磁性体製の筒状固定部材)を必要とし、これに伴う組付け工数を低減することが困難である。
(2)また、筒部外周に、被覆電線を巻回することによりコイルを形成する方式の筒状ボビンにおいては、被覆電線の巻回時に受ける半径内方向の応力による変形を回避するため、必然的に肉厚の厚い(約0.7mm)筒部を用い、所定の剛性を確保している。
【0004】
従って、前記筒状ボビンの筒部の肉厚を厚くするに伴い、半径外方向にソレノイド用コイルが拡大し、コンパクト化を困難としている。
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、筒状ボビンの筒部外周に被覆電線を巻回することによりコイルを形成する従来の方式を用いず、組付け部品の低減およびコンパクト化を達成することができるソレノイド用コイルを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1のソレノイド用コイルは、可動部材を軸方向に往復移動可能に配置する孔をもつ筒部および該筒部の一端側に形成された径大部とよりなる磁性体製の筒状固定部材と、
前記筒状固定部材の筒部の一端側外周に一体成形されるとともに、該一端側外周を筒状に被覆する薄肉の筒状被覆部分および該筒状被覆部分に連設され該筒状固定部材の該径大部の外周側に鍔状に突出する径大突出部分をもつ第1樹脂成形部と、
前記第1樹脂成形部の径大突出部分に取り付けられた給電用ターミナルと、
被覆電線を巻回して筒状に形成された後、筒孔の一部を前記第1樹脂成形部の筒状被覆部分の外周側に挿通、配置され、該被覆電線が前記給電用ターミナルに接続されたコイルと、
前記第1樹脂成形部に一体成形されるとともに、前記径大突出部分と給電用ターミナルとの連結部および前記コイルの外周部を覆う第2樹脂成形部と、
からなることを特徴とする。
【0006】
請求項2のソレノイド用コイルは、請求項1記載の構成において、前記筒状固定部材は、第1樹脂成形部の径大突出部分が形成される径大部に、該第1樹脂成形部の成形時に樹脂材が充填、埋め込まれる充填部(窪み、切り欠け、孔、穴)をもつことを特徴とする。
請求項3のソレノイド用コイルは、請求項1、請求項2記載の構成において、前記第1樹脂成形部の筒状被覆部分は、0.2〜0.3mmの厚さであることを特徴とする。
【0007】
請求項4のソレノイド用コイルは、請求項1、請求項2、請求項3記載の構成において、前記第2樹脂成形部は、前記ターミナルに所定の間隔を隔てて筒状に覆う外枠部分をもつことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のソレノイド用コイルは、磁性体製の筒状固定部材と、第1樹脂成形部と、給電用ターミナルと、コイルと、第2樹脂成形部とよりなる。
筒状固定部材は、筒部と、その筒部の一端側に、第1樹脂成形部の径大突出部分が形成される径大部とをもつ。
【0009】
筒状固定部材の径大部は、窪み、切り欠け、孔、穴など、第1樹脂成形部の成形時に樹脂材が充填、埋め込まれる充填部をもつため、成形後、薄肉の筒状被覆部分および筒状被覆部分に連設された径大突出部分をもつ第1樹脂成形部が筒状固定部材に対し強固に一体化される。すなわち、筒状固定部材と第1樹脂成形部とは、互いに結合度を高めた強固な結合体を形成できる。
【0010】
充填部の大きさ、形状などは、目的に応じて種々設定できる。
第1樹脂成形部は、前記筒状固定部材を樹脂成形型内にセットした後、インサート成形されたもので、筒状被覆部分と径大突出部分とからなる。
筒状被覆部分は、筒状固定部材の軸方向の一端側外周部を筒状に被覆し一体化する。筒状被覆部分は、筒状固定部材の軸方向の他端側よりにコイルの孔が挿通されたとき、前記孔の他端側内周面に前記被覆部分の外周面を当接させ、かつ孔の他端側内周面を除く全領域の内周面と、筒状固定部材の外周面との間に筒状空間(クリアランス)を形成する。従って筒状被覆部分は、前記筒状空間を形成するためのスペーサおよびコイルの軸方向の一端を支える保持部材として機能する。
【0011】
筒状被覆部分の厚さは、0.3mm以下である。好ましい厚さは、0.2mm〜0.3mmである。
この理由としては、0.2mm未満であると成形不可であり、0.3mmを超過すると挿入不可である。このため、前記範囲の値を用いることが好ましい。
径大突出部分は、筒状固定部材に挿通、装着されたコイルの外径より大きな径を備え、軸方向に沿い所定の厚さをもつ。径大突出部分には、コイルに給電するための給電用ターミナルを装着、保持する保持形状を形成することができる。
【0012】
第1樹脂成形部の材質としては、ガラス入り66ナイロンなど用いることができる。
給電用ターミナルは、第1樹脂成形部の径大突出部分に取り付けられるとともに、コイルのリード線に接続される。なお、給電用ターミナルは、ソレノイドの使用時に、外部からのリード線に接続され、かつ電源からコイルに給電できる。
【0013】
コイルは、筒状固定部材に挿通、装着されるに先立ち、予め被覆電線を巻回して筒状に形成されたものであり、かつその内径および外径は、従来の筒状ボビンを巻き芯として巻回、形成したものと較べ、筒状ボビンの肉厚分、半径内方向に縮小できる。
なお、本発明で用いるコイルは、従来のように、筒状ボビンを巻き芯として巻回する代わりに、被覆電線を仮筒状ボビンを巻き芯として所定回数、巻回し筒状に形成した後、樹脂製被覆層の一部を溶融、溶着処理することによって、被覆電線同士を固定 保持し、かつ筒状としたものである。
【0014】
第2樹脂成形部は、一体化された筒状固定部材および第1樹脂成形部と、前記第1樹脂成形部に組付けられたターミナルおよびコイルとからなるひとつの組付け体を、樹脂成形型内にセットした後、インサート成形され、それらと一体化したものである。
第2樹脂成形部は、第1樹脂成形部の径大突出部分とターミナルとの取り付け部およびコイルの外周部を覆うとともに保護する。
【0015】
第2樹脂成形部の材質としては、ガラス入り66ナイロンなど用いることができる。
本発明のソレノイド用コイルは、目的とする種々のソレノイドを構成するひとつのユニットとして用いることができる。
【0016】
【実施例】
本発明のソレノイド用コイルの実施例を図1〜図9に基づいて説明する。
図1、図2に示す実施例のソレノイド用コイル1は、磁性体製の筒状固定部材(固定コア)2と、第1樹脂成形部3と、給電用ターミナル4と、コイル5と、第2樹脂成形部6とよりなる。
【0017】
前記筒状固定部材2は、図3、図4に示されるように、円筒部20とその一端側に半径外方向R1(図3参照)に突出する厚板状の大径部23とよりなる。
円筒部20は、孔21およびその両端側に形成され孔21の内径d1より若干大きい内径dのスリーブ挿入部22a、22bをもつ。スリーブ挿入部22a、22bは、後で述べる可動部材8(図9参照)を軸方向Pに往復移動可能に保持する薄肉筒状のスリーブ80a、80bが挿入、固定配置される。
【0018】
大径部23は、上部に略凹状の窪み24と前記軸方向P(図4参照)と平行で周方向S(図3参照)に略等間隔に形成された複数の孔25a、25bをもつ。第1樹脂成形部3は、図5、図6に示されるように、筒状被覆部分30と径大突出部分33とよりなる。この第1樹脂成形部3は、図略の樹脂成形型内に筒状固定部材2をセットした後、樹脂材としてナイロンを用い筒状固定部材2にインサート成形されたものである。
【0019】
筒状被覆部分30は、その内周面300で筒状固定部材2の円筒部20の一端側外周面20aを覆うとともに、厚さt1が0.25mm、軸方向Pの長さL1が5mmで薄肉円筒状に被覆し一体化したものである。
この筒状被覆部分30は、筒状固定部材2の円筒部20の他端側外周面20bよりコイル5の孔50が挿通されたとき(図7、図8参照)、前記孔50の一端側内周面50aに外周面301を当接し、かつ孔50の一端側内周面50aを除く全領域の内周面50cと、筒状固定部材2の円筒部20の外周面20cとの間に0.25mmの筒状空間(クリアランス)eを形成する。
【0020】
従って、筒状被覆部分30は、前記筒状空間eを形成するためのスペーサおよびコイル5の軸方向Pの一端5aを支える保持部材として機能する。
径大突出部分33は、前記インサート成形時に筒状固定部材2の凹部24および孔25a、25bを埋め、かつ筒状固定部材2と第1樹脂成形部3とを強固に一体化するとともに、半径外方向R1に突出する部分に給電用ターミナル4を装着、保持する保持部330をもつ。
【0021】
給電用ターミナル4は、図7、図8に示されるように、第1樹脂成形部3の径大突出部分33の保持部330に取り付けられるとともに、コイル5のリード線51に接続される。なお、給電用ターミナル4は、ソレノイド1A(図9参照)の使用時に、外部からの図略のリード線に接続され、かつ電源からコイル5に給電できる。
【0022】
コイル5は、筒状固定部材2に挿通、装着されるに先立ち、予め図略の被覆電線を巻回して筒状に形成されたものであり、かつその内径d2および外径D2は、従来の筒状ボビンを巻き芯として巻回、形成したものと較べ、筒状ボビンの肉厚分、半径内方向R2(図8参照)に縮小できる。
なお、前記実施例で用いるコイル5は、従来のように、筒状ボビンを巻き芯として巻回する代わりに、図略の被覆電線を仮筒状ボビンを巻き芯として所定回数巻回した後、前記被覆電線の樹脂製被覆層(図示せず)の一部を溶融し、被覆電線同士を互いに溶着処理することによって、筒状に保持せしめたものである。
【0023】
このコイル5は、その孔50を、筒状固定部材2の円筒部20の他端側外周面20bより一端側外周面20aに向かい(図8の矢印Y1方向)、かつ軸方向Pに沿って挿通される。
すると、前記孔50の一端側内周面50aは、筒状被覆部分30の外周面301を覆うようにして当接し、一端側内周面50aを除く全領域の内周面50cと、筒状固定部材2の円筒部20の外周面20cとの間に0.25mmの筒状空間(クリアランス)eが形成される。
【0024】
この筒状被覆部分30は、前記筒状空間eを形成するためのスペーサおよびコイル5の軸方向Pの一端5aを支える保持部材として機能する。
このようにして、一体化された筒状固定部材2および第1樹脂成形部3と、前記第1樹脂成形部3に組付けられたターミナル4およびコイル5とからなるひとつの組付け体1a(図8参照)が形成される。
【0025】
第2樹脂成形部6は、図略の樹脂成形型内に前記組付け体1aをセットした後、樹脂材としてナイロンを用い、組付け体1aにインサート成形され、かつ第2樹脂成形部6と組付け体1aとを一体化することによって、図1、図2に示すソレノイド用コイル1を得ることができる。
第2樹脂成形部6は、コイル5の外周部52を覆う筒状被覆領域60と、コイル5の他端5bを覆う他端側被覆領域61と、前記第1樹脂成形部3の径大突出部分33とターミナル4との連結部cを覆うとともに、ターミナル4に所定の間隔を隔てて筒状に覆う外枠部分62とをもつ。
【0026】
実施例のソレノイド用コイル1は、磁性体製の筒状固定部材2と、第1樹脂成形部3と、給電用ターミナル4と、コイル5と、第2樹脂成形部6とよりなり、第1樹脂成形部3と第2樹脂成形部6とで、コイル5を筒状固定部材2に固定、保持するとともに、給電用ターミナル4を固定、保持する構成である。
従って、実施例のソレノイド用コイル1によると、前記従来のソレノイド用コイルの構成において用いられていた筒状ボビン(被覆電線を巻回しコイルを形成するための芯材として筒部の肉厚を厚くした従来の筒状ボビン)を用いずにすむため、半径内方向に縮小することを阻害する要因を除去でき、この分、コンパクト化を達成できる。
【0027】
また、実施例のソレノイド用コイル1の場合、第1樹脂成形部3と第2樹脂成形部6とは、それぞれインサート成形により形成されるため、実際に組付け工程による組付け部品としては、筒状固定部材2と、給電用ターミナル4と、コイル5との3点となり、前記従来のソレノイド用コイルの構成と較べ2点を低減でき、かつこれに伴う組付け工数も低減できる。
る。
【0028】
(使用例)
なお、構成部品の低減化およびコンパクト化がなされた実施例のソレノイド用コイル1は、図9に示されるソレノイド1Aを構成するひとつのユニットとして用いられる。
すなわち、ソレノイド用コイル1は、その筒状固定部材2の筒孔20の両端に予め取り付けられたスリーブ80a、80bの孔800a、800bに、可動部材8が軸方向Pに往復移動可能に配置されるとともに、コイル5の外周部52に形成された第2樹脂成形部6の筒状被覆領域60を保護する筒状ハウジング85と、筒状ハウジング85の他端部に装着された他端側蓋部材86と、前記可動部材8の一端側8aに配置された開閉装置9とが取り付けられて使用に供される。
【0029】
前記可動部材8は、磁性体製の筒状固定部材2の他端部2bに対向する磁性体製で断面が略T字状の吸引頭部8bをもつ。
前記開閉装置9は、可動部材8の一端側8aで軸方向Pに沿って同軸上に配置された開閉弁体90と、開閉弁体90を可動部材8の一端側8aに付勢するコイルバネ91と、流体通路92、93をもつ弁ハウジング94とよりなる。
【0030】
このように構成されたソレノイド1Aは、コイル5への通電時に筒状固定部材2の他端部2bに発生させた磁力によって、可動部材8の吸引頭部8bを吸引し、かつ開閉弁体90を流体通路92、93を閉じる位置に移動する。この開閉弁体90は、前記コイル5への通電時より非通電時への移行に伴いコイルバネ91の付勢力によって、流体通路92、93を開く位置に移動する。
【0031】
【発明の効果】
本発明のソレノイド用コイルは、磁性体製の筒状固定部材と、第1樹脂成形部と、給電用ターミナルと、コイルと、第2樹脂成形部とよりなり、第1樹脂成形部と第2樹脂成形部とで、コイルを筒状固定部材に固定、保持するとともに、給電用ターミナルを固定、保持する構成である。
【0032】
従って、本発明のソレノイド用コイルによると、筒状ボビンの筒部外周に被覆電線を巻回することによりコイルを形成する従来の方式を用いずにすむため、組付け部品の低減およびコンパクト化を達成することができる。
また、本発明のソレノイド用コイルの場合、第1樹脂成形部と第2樹脂成形部とは、それぞれインサート成形により形成されるため、実際に組付け工程による組付け部品としては、筒状固定部材と、給電用ターミナルと、コイルとの3点となり、前記従来のソレノイド用コイルの構成と較べ2点を低減でき、かつこれに伴う組付け工数も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のソレノイド用コイルの正面を示す正面図。
【図2】図1におけるAーA線断矢視図。
【図3】実施例のソレノイド用コイルに用いる磁性体製の筒状固定部材の正面を示す正面図。
【図4】図3におけるBーB線断矢視図。
【図5】図3における磁性体製の筒状固定部材に第1樹脂成形部をインサート形成した状態の正面を示す正面図。
【図6】図5におけるCーC線断矢視図。
【図7】図5における第1樹脂成形部に給電用ターミナルおよびコイルを取り付けた状態の正面を示す正面図。
【図8】図7におけるDーD線断矢視図。
【図9】図2における実施例のソレノイド用コイルに可動部材を装着し、ソレノイドとして用いた使用例の側面を断面して示す側面断面図。
【符号の説明】
1…ソレノイド用コイル 1a…組付け体 1A…ソレノイド
2…磁性体製の筒状固定部材 3…第1樹脂成形部 4…給電用ターミナル
5…コイル 6…第2樹脂成形部 8…可動部材
Claims (4)
- 可動部材を軸方向に往復移動可能に配置する孔をもつ筒部および該筒部の一端側に形成された径大部とよりなる磁性体製の筒状固定部材と、
前記筒状固定部材の筒部の一端側外周に一体成形されるとともに、該一端側外周を筒状に被覆する薄肉の筒状被覆部分および該筒状被覆部分に連設され該筒状固定部材の該径大部の外周側に鍔状に突出する径大突出部分をもつ第1樹脂成形部と、
前記第1樹脂成形部の径大突出部分に取り付けられた給電用ターミナルと、
被覆電線を巻回して筒状に形成された後、筒孔の一部を前記第1樹脂成形部の筒状被覆部分の外周側に挿通、配置され、該被覆電線が前記給電用ターミナルに接続されたコイルと、
前記第1樹脂成形部に一体成形されるとともに、前記径大突出部分と給電用ターミナルとの連結部および前記コイルの外周部を覆う第2樹脂成形部と、
からなることを特徴とするソレノイド用コイル。 - 前記筒状固定部材は、第1樹脂成形部の径大突出部分が形成される径大部に、該第1樹脂成形部の成形時に樹脂材が充填、埋め込まれる充填部(窪み、切り欠け、孔、穴)をもつことを特徴とする請求項1記載のソレノイド用コイル。
- 前記第1樹脂成形部の筒状被覆部分は、0.2〜0.3mmの厚さであることを特徴とする請求項1、請求項2記載のソレノイド用コイル。
- 前記第2樹脂成形部は、前記ターミナルに所定の間隔を隔てて筒状に覆う外枠部分をもつことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記載のソレノイド用コイル。
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