JPH0579423A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH0579423A
JPH0579423A JP26524891A JP26524891A JPH0579423A JP H0579423 A JPH0579423 A JP H0579423A JP 26524891 A JP26524891 A JP 26524891A JP 26524891 A JP26524891 A JP 26524891A JP H0579423 A JPH0579423 A JP H0579423A
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JP
Japan
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yoke
iron core
sleeve assembly
valve
hole
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Application number
JP26524891A
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English (en)
Inventor
Mitsunari Saito
充也 斉藤
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Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】固定鉄心、パイプ、ヨークとを機械的に接合し
てスリーブアッセンブリとした燃料噴射弁において、ス
リーブアッセンブリの周囲にコイルボビンを簡単で安価
に配置する。 【構造】夫々内部に軸心方向に沿った通孔1A、2A、
3Aを持つ管状の磁性材料よりなる固定鉄心1と非磁性
材料よりなる非磁性管体2と端部に向って弁座体収納孔
3Cが開口する環状の磁性材料よりなるヨーク3とを同
一軸心上において機械的且つ気密的に接合したスリーブ
アッセンブリAの外周に、ヨークの鍔部3Dの上端面
と、固定鉄心1と磁気的に結合される別体の磁性材料よ
りなる平板状の環状エンドプレート5との間にコイルを
巻回されたコイルボビン6を配置し、磁性材料よりなる
管状のハウジング4の上端の開口部を環状エンドプレー
ト5に、ハウジング4の下端の開口部をヨークの鍔部3
Dに向けてカシメ接続し、環状エンドプレート5とヨー
ク3とハウジング4とを磁気的に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハウジングと、ハウジ
ング内に配設されたコイルによって固定鉄心に磁気的に
吸引される可動鉄心と、先端に弁部が形成され、後端が
可動鉄心に一体的に固着されたニードル弁と、ニードル
弁の弁部が着座される弁孔に連なる弁座を備えた弁座体
とを有する燃料噴射弁に関するもので、自動車等の内燃
機関の燃料噴射装置に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射弁は例えば特開平3−7
0864号公報に示される。これによれば、固定鉄心の
外周に嵌合する円筒体、及び外周がハウジングの内周に
接触される鍔部を有する非磁性材料からなるパイプを設
け、このパイプを固定鉄心とヨークとにそれぞれロー付
け等によって機械的に且つ気密的に接合したもので、こ
れら固定鉄心、パイプ、ヨークとによってスリーブアッ
センブリが形成される。
【0003】かかるスリーブアッセンブリによると、固
定鉄心からパイプを介してヨークに向けてその内部を流
下する燃料がスリーブアッセンブリの外部へ洩れること
がなくなったもので、燃料洩れを防止する為のOリング
等の気密保持部材が不要と成ったものである。
【0004】かかる従来の燃料噴射弁にあっては、ハウ
ジング内に配設されるコイルを巻回す為のベースとなる
コイルボビンをスリーブアッセンブリと別個に用意し、
このコイルボビンがスリーブアッセンブリの外周に配置
される。
【0005】ここでスリーブアッセンブリをみると、上
方に位置する固定鉄心の上部には、ハウジングとともに
磁気回路を形成する為に固定鉄心より外側方に向かって
のびる固定鉄心鍔部が形成され、一方下方に位置するヨ
ークには、ヨークより外側方に向かってのびるヨーク鍔
部が形成される。すなわち、スリーブアッセンブリには
その上部及び下部に外側方に向かってのびる固定鉄心鍔
部とヨーク鍔部とが形成される。
【0006】一方、コイルボビンをみると、コイルボビ
ンにはその長手軸心方向にスリーブアッセンブリの外周
部分に案内される案内筒が形成され、その上端及び下端
には案内筒より外側方に向かってのびる鍔部が形成され
る。而して、かかるコイルボビンをスリーブアッセンブ
リの固定鉄心鍔部とヨーク鍔部との間のスリーブアッセ
ンブリの外周に配置する為には以下の方法が採用され
る。
【0007】第1には、コイルボビンの案内筒に長手軸
心方向に沿うスリ割り溝を設け、このスリ割り溝を押し
拡げてスリーブアッセンブリの外周に嵌合する方法であ
る。これによると、コイルボビンの案内筒の強度を充分
に保持させること、あるいは弾性力のある材料を選定す
る必要があり、コイルボビンが大径化したり材料選定の
為のテスト時間がかかり好ましいものでない。
【0008】第2には、スリーブアッセンブリを接合す
る前に予めコイルボビンを固定鉄心、パイプの外周に配
置することが考慮されるが、この後にスリーブアッセン
ブリの接合作業を行なうと、接合時に発生する熱がコイ
ルボビンに作用し、コイルボビンに変形を生じ好ましい
ものでない。更には、固定鉄心とパイプとの接合部の外
周にコイルボビンが配置されるので、その接合は固定鉄
心、パイプの内周部より行なわなければならず、これに
よると接合作業が困難であるばかりか接合によって生じ
るデポットの除去作業も困難を極める。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明になる燃料噴射
弁は前記問題点に鑑み成されたもので、固定鉄心、パイ
プ、ヨークとを機械的に接合してスリーブアッセンブリ
とした燃料噴射弁において、スリーブアッセンブリの周
囲にコイルボビンを極めて簡単で安価に配置することの
できる燃料噴射弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明になる燃料噴射弁
は、前記目的を達成する為に、ハウジングと、ハウジン
グ内に配設されたコイルによって固定鉄心に磁気的に吸
引される可動鉄心と、先端に弁部が形成され、後端が可
動鉄心に一体的に固着されたニードル弁と、ニードル弁
の弁部が着座される弁孔に連なる弁座を備えた弁座体と
を有する燃料噴射弁において、内部を軸心方向に沿って
第1通孔が穿設された管状の磁性材料よりなる固定鉄心
と、内部を軸心方向に沿って第2通孔が穿設された管状
の非磁性材料よりなる非磁性管体と、軸心方向に穿設さ
れた第3通孔より端部に向かって弁座体収納孔が開口す
るとともにその外側方に向けて環状のヨーク鍔部が形成
された環状の磁性材料よりなるヨークとを同一軸心上に
おいて機械的に且つ気密的に接合してスリーブアッセン
ブリAとするとともに、固定鉄心と別部材にて形成さ
れ、固定鉄心と磁気的に結合される平板状にして磁性材
料にて形成される環状エンドプレートをスリーブアッセ
ンブリのヨークの鍔部の上端面に間隙をもって対向して
配置し、更にスリーブアッセンブリの外周で且つヨーク
鍔部の上端面と環状エンドプレートの下端面との間隙内
にコイルを巻回されたコイルボビンを配置するとともに
管状に形成されたハウジングの上端の開口部を環状エン
ドプレートに向けてカシメ接続し、ハウジングの下端の
開口部をヨークの鍔部に向けてカシメ接続することによ
って環状エンドプレートとヨークとをハウジングにて磁
気的に結合したものである。
【0011】
【作用】固定鉄心に一体に形成される固定鉄心鍔部にか
えて環状エンドプレートを用意したのでスリーブアッセ
ンブリのヨーク鍔部上にコイルボビンを配置したのちに
環状エンドプレートを配置し、しかる後にエンドプレー
トとヨーク鍔部とをハウジングの上、下開口部をもって
カシメ接続することによってスリーブアッセンブリの外
周にコイルボビンを配置できた。
【0012】
【実施例】以下、本発明になる燃料噴射弁の一実施例に
ついて図により説明する。図1は本発明になる燃料噴射
弁の一実施例を示す縦断面図、図2は図1におけるスリ
ーブアッセンブリの縦断面図、図3は図1におけるハウ
ジングのカシメ前の状態を示す縦断面図、図4は図1に
おける環状エンドプレートの縦断面図、図5は図1にお
けるコイルボビンにコイルを巻回した状態の縦断面図、
図6はスリーブアッセンブリにコイルボビン、環状エン
ドプレートを配置した状態における縦断面図である。
尚、説明中において上、下、左、右は図においていうも
のでこれによって限定されることはない。
【0013】Aは燃料噴射弁の軸心方向の中心部に配置
されるスリーブアッセンブリを示すもので、固定鉄心1
と非磁性管体2とヨーク3とよりなる。
【0014】固定鉄心1は管状の磁性材料によって形成
され、軸心方向の内部に上方より下方に向かって第1通
孔1Aが貫通して穿設され、その上端部はコネクタ管1
Bとされ、下端部には小径部1Cが同心に形成される。
又、小径部1Cとコネクタ管1Bとの間部には後述する
環状エンドプレートを係止する為の係止段部1Dが形成
される。
【0015】非磁性管体2は管状の非磁性材料によって
形成され、軸心方向の内部に上方より下方に向かって第
2通孔2Aが穿設されるとともに下端近傍にあって外側
方にのびる非磁性管体鍔部2Bの下端面2Cには第2通
孔2Aに連なる大径孔2Dが開口する。
【0016】ヨーク3は管状の磁性材料によって形成さ
れ、軸心方向の内部に上方より下方に向かって第3通孔
3Aが穿設されるとともに下端面3Bには第3通孔3A
に連なり第3通孔3Aの直径より大径なる弁座体収納孔
3Cが開口する。又ヨーク3の上端にあって外側方にの
びるヨーク3の鍔部3Dの上端面3Eには非磁性管体2
の大径孔2D内に位置決め挿入配置される位置決め突部
3Fが突出して形成され、さらにヨーク3の下端面3B
の近傍の外周には折りまげカシメの為のカシメ用薄肉部
3Gが形成され、さらに弁座体収納孔3Cと第3通孔3
Aとの接続部に段部3Hが形成される。
【0017】そして、スリーブアッセンブリAを形成す
るには、固定鉄心1の下端部に形成した小径部1Cの外
周に非磁性管体2の第2通孔2Aを挿入した後に非磁性
管体2の下方の大径孔2D内にヨーク3の位置決め突部
3Fを挿入する。これによると、固定鉄心1と非磁性管
体2とヨーク3とが同心(内外周側方向)に位置決め規
制される。(第1通孔1A、第2通孔2A、第3通孔3
A、弁座体収納孔3Cが同一軸心に配置される。)
【0018】次いで、固定鉄心1と非磁性管体2との当
接部Bと、非磁性管体2とヨーク3との当接部Cとを例
えばロー付けによって接合する。このスリーブアッセン
ブリAの状態は図2によく示される。
【0019】これによれば各当接部B及びCは互いに機
械的に接合されるとともにこの当接部は気密保持され
る。すなわち第1通孔1A、第2通孔2A、第3通孔3
A、弁座体収納孔3Cはその各々の軸心を同一軸心とな
すとともに単一の通路を形成して機械的に接合され、且
つこの通路はスリーブアッセンブリAの外側方に対し気
密保持される。
【0020】尚、固定鉄心1、非磁性管体2、ヨーク3
の内外周側方向(図2において左右方向)における位置
決め規制の為の手段、あるいは当接部位、更には接合手
段は前記実施例に限定されない。
【0021】4は磁性材料よりなる筒状のハウジングで
あり、その上部に係止段部4Aを有する上端の開口部4
Bを有し、下部には係止段部4Cを有する下端の開口部
4Dを有す。これは図3に示される。
【0022】5は磁性材料よりなる平板状の環状エンド
プレートであり、中心部に固定鉄心挿入孔5Aが貫通す
るとともにその側方にターミナル支持部挿入孔5Bが貫
通して形成される。これは図4によく示される。
【0023】6は合成樹脂材料によって成形されたコイ
ルボビンであり、上方より下方に向かって案内筒部6A
が形成され、案内筒部6Aの上部には外側方に向かって
のびる上部鍔部6Bが形成され、案内筒部6Aの下部に
は外側方に向かってのびる下部鍔部6Cが形成され、さ
らに上部鍔部6Bにはターミナル7を植設する為のター
ミナル支持部6Dが一体的に形成される。そして上部鍔
部6Bと下部鍔部6Cとの間の案内筒部6Aの外周には
コイル8が巻回されるとともにコイル8の端部はターミ
ナル7に電気的に接続される。これは図5によく示され
る。
【0024】そして、燃料噴射弁は次の如く組みつけら
れる。図2の状態に示されるスリーブアッセンブリAの
固定鉄心1の上方のコネクタ管1Bを介してコイル8を
巻回されたコイルボビン6の案内筒部6Aを挿入する。
これによると、コイルボビン6の案内筒部6Aはスリー
ブアッセンブリAの外周に挿入されるとともにコイルボ
ビン6の下部鍔部6Cの下面は非磁性管体鍔部2Bの上
端面上に配置される。この状態は図6に示される。
【0025】次にスリーブアッセンブリAの上方よりハ
ウジング4の下端の開口部4Dを挿入し、ハウジング4
の下方の係止段部4Cをヨーク3の鍔部3Dの上端面3
E上に配置し、次いでハウジング4の上端の開口部4B
に向けて環状のエンドプレート5を配置する。これによ
ると、環状のエンドプレート5の固定鉄心挿入孔5Aは
固定鉄心挿入孔5A内に挿入されるとともにターミナル
支持部挿入孔5B内にはターミナル支持部6Dが挿入さ
れ、そして環状のエンドプレート5は、固定鉄心挿入孔
5Aが固定鉄心1の係止段部1D上に配置されるととも
に環状のエンドプレート5の外周はハウジング4の上端
の開口部4Bの係止段部4A上に配置される。
【0026】かかる状態において、ハウジング4の下端
の開口部4Dをヨーク3の鍔部3Dに向けて内方へカシ
メるとともに上端の開口部4Bを環状エンドプレート5
に向けて内方へカシメる。
【0027】次いで、スリーブアッセンブリAのヨーク
3の下端面3Bの開口より先端に弁部9Aを形成された
ニードル弁9が一体的に固着された可動鉄心10と、可
動鉄心10とニードル弁9の鍔部9Bとの間に配置され
たストッパー11とを、上方に向けて挿入し、次いでニ
ードル弁9を軸心方向に移動自在に案内するニードル弁
収納孔12Aとニードル弁収納孔12Aの下端部にあっ
てニードル弁9の弁部9Aにて開閉制御される弁座12
Bと弁座12Bより更に下方に向かって開口する弁孔1
2Cとを備えた弁座体12がヨーク3の下端面3Bの開
口より弁座体収納孔3C内に挿入配置される。
【0028】これによれば、可動鉄心10の上端はスプ
リング13を介して固定鉄心1の下端に対向して配置さ
れ、ニードル弁9の弁部9Aは弁座12Bに対向して配
置され、一方、ストッパー11はヨーク3の段部3Hと
弁座体12の上端との間に配置される。かかる状態にお
いて、ヨーク3のカシメ用薄肉部3Gを弁座体12に向
けて内方にカシメる。而して、スリーブアッセンブリA
のヨーク3に弁座体12を一体的に固着できたものであ
り、ニードル弁9を含む可動鉄心10の軸心方向におけ
る往復移動が許容される。このアッセンブリ状態は図1
に示される。
【0029】而して、コイル8に電流が供給されない状
態にあっては、可動鉄心10はスプリング13によって
固定鉄心1より離された位置に設定されるのでニードル
弁9の弁部9Aは弁座12Bを閉塞状態に保持するもの
で、コネクタ管1Bより供給される加圧燃料がスリーブ
アッセンブリA内の各通孔、ニードル弁収納孔12Aを
介して弁座12Bに到達するも、燃料が弁孔12Cより
噴射されることはない。
【0030】一方、コイル6に電流が供給された状態に
あっては、固定鉄心1が磁化されて電磁力が生起して可
動鉄心10をスプリング13のバネ力に抗して固定鉄心
1側へ吸引して移動させる。これによると、可動鉄心1
0と一体的なニードル弁9は上方向に移動し、ニードル
弁9の弁部9Aが弁座12Bを開放するもので、弁孔1
2Cより燃料を噴射するものである。
【0031】このように、本発明になる燃料噴射弁によ
ると、固定鉄心1と一体的に設けられるべき鍔部を環状
エンドプレート5によって別体に設け、コイルボビン6
をスリーブアッセンブリAに組みつけた後に環状エンド
プレート5を配置したのでスリーブアッセンブリAの接
合に全く無関係にスリーブアッセンブリAの周囲にコイ
ルボビン6を極めて容易にして簡便に配置できたもので
ある。又、環状エンドプレート5は磁性材料の平板をプ
レス打ちぬきすればよいので極めて安価に製作できる。
従来のものにあっては少なくとも鍔部の外径を有する棒
材を切削加工して固定鉄心を製作するもので切削工数が
かかるとともに材料費がかさむ。
【0032】又、図6に示した実施例はスリーブアッセ
ンブリAの周囲に配置するコイルボビン20を少なくと
もヨーク3の鍔部3Dと環状エンドプレート5が配置さ
れるスリーブアッセンブリAの外周に一体成形したもの
で、スリーブアッセンブリAを含むコイルボビン20の
外周に巻線機によってコイル8を巻回したものである。
(他の構成は、図1の実施例と変わらない)
【0033】このように第2の実施例によると、スリー
ブアッセンブリAにコイルボビン4を射出成形して一体
的に形成し、このコイルボビン4にコイル6を巻回し、
コイル6が巻回された状態としてスリーブアッセンブリ
Aを用意できたので、燃料噴射弁の組みつけ工程時にお
いて、比較的小なるコイルボビン4をいちいち取り出し
てスリーブアッセンブリAの外周に取着する工程が不用
となったものであり、組みつけ工数を減少させることが
できるとともにコイルボビンの在庫、出庫等の管理業務
及び製造ラインへの投入業務、コイルボビンの保管スペ
ース等を大きく削減できたもので、これによって製造コ
ストの低減を達成できたものである。
【0034】
【発明の効果】本発明になる燃料噴射弁によると、ハウ
ジングと、ハウジング内に配設されたコイルによって固
定鉄心に磁気的に吸引される可動鉄心と、先端に弁部が
形成され、後端が可動鉄心に一体的に固着されたニード
ル弁と、ニードル弁の弁部が着座される弁孔に連なる弁
座を備えた弁座体とを有する燃料噴射弁において、内部
を軸心方向に沿って第1通孔が穿設された管状の磁性材
料よりなる固定鉄心と、内部を軸心方向に沿って第2通
孔が穿設された管状の非磁性材料よりなる非磁性管体
と、軸心方向に穿設された第3通孔より端部に向かって
弁座体収納孔が開口するとともにその外側方に向けて環
状のヨーク鍔部が形成された環状の磁性材料よりなるヨ
ークとを同一軸心上において機械的に且つ気密的に接合
してスリーブアッセンブリAとするとともに、固定鉄心
と別部材にて形成され、固定鉄心と磁気的に結合される
平板状にして磁性材料にて形成される環状エンドプレー
トをスリーブアッセンブリのヨークの鍔部の上端面に間
隙をもって対向して配置し、更にスリーブアッセンブリ
の外周で且つヨーク鍔部の上端面と環状エンドプレート
の下端面との間隙内にコイルを巻回されたコイルボビン
を配置するとともに管状に形成されたハウジングの上端
の開口部を環状エンドプレートに向けてカシメ接続し、
ハウジングの下端の開口部をヨークの鍔部に向けてカシ
メ接続することによって環状エンドプレートとヨークと
をハウジングにて磁気的に結合したので、スリーブアッ
センブリに対して極めて簡単にコイルボビンを組みつけ
ることが可能となるとともに環状エンドプレートを固定
鉄心と別個に用意したので固定鉄心の部品コストを大幅
に低減することができて全体コストの低減を達成でき
た。
【0035】又、、ヨークの鍔部の上端面と環状エンド
プレートの下端面との間隙内にあるスリーブアッセンブ
リの周囲に合成樹脂材料よりなるコイルボビンを一体成
形したことによると、コイルボビンに係わる組みつけ工
程、出庫、在庫等の管理工数、組みつけラインへの投入
工数、保管スペースさらにはコイルボビンの特に内径検
査工数を削減できたもので製造コストの大幅な低減を達
成できた。又、スリーブアッセンブリを構成する各部の
当接部の接合の外周部分をコイルボビンがアウトモール
ドされて配置されるので当接部の気密保持が一層確実に
行なうことができるとともにスリーブアッセンブリとコ
イルボビンとの接合部にガタが生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料噴射弁の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】図1におけるスリーブアッセンブリの縦断面図
である。
【図3】図1におけるハウジングのカシメ前の状態を示
す縦断面図である。
【図4】図1における環状エンドプレートの縦断面図で
ある。
【図5】図1におけるコイルボビンにコイルを巻回した
状態の縦断面図である。
【図6】スリーブアッセンブリにコイルボビン、環状エ
ンドプレートを配置した状態における縦断面図である。
【図7】他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定鉄心 1A 第1通孔 2 非磁性管体 2A 第2通孔 3 ヨーク 3A 第3通孔 3C 弁座体収納孔 3D ヨーク3の鍔部 A スリーブアッセンブリ 4 ハウジング 5 環状エンドプレート 6、20 コイルボビン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、ハウジング内に配設され
    たコイルによって固定鉄心に磁気的に吸引される可動鉄
    心と、先端に弁部が形成され、後端が可動鉄心に一体的
    に固着されたニードル弁と、ニードル弁の弁部が着座さ
    れる弁孔に連なる弁座を備えた弁座体とを有する燃料噴
    射弁において、内部を軸心方向に沿って第1通孔1Aが
    穿設された管状の磁性材料よりなる固定鉄心1と、内部
    を軸心方向に沿って第2通孔2Aが穿設された管状の非
    磁性材料よりなる非磁性管体2と、軸心方向に穿設され
    た第3通孔3Aより端部に向かって弁座体収納孔3Cが
    開口するとともにその外側方に向けて環状のヨーク鍔部
    3Dが形成された環状の磁性材料よりなるヨーク3とを
    同一軸心上において機械的に且つ気密的に接合してスリ
    ーブアッセンブリAとするとともに、固定鉄心1と別部
    材にて形成され、固定鉄心1と磁気的に結合される平板
    状にして磁性材料にて形成される環状エンドプレート5
    をスリーブアッセンブリAのヨーク3の鍔部3Dの上端
    面に間隙をもって対向して配置し、更にスリーブアッセ
    ンブリAの外周で且つヨーク鍔部3Dの上端面と環状エ
    ンドプレート5の下端面との間隙内にコイル8を巻回さ
    れたコイルボビン6を配置するとともに管状に形成され
    たハウジング4の上端の開口部4Bを環状エンドプレー
    ト5に向けてカシメ接続し、ハウジング4の下端の開口
    部4Dをヨーク3の鍔部3Dに向けてカシメ接続するこ
    とによって環状エンドプレート5とヨーク3とをハウジ
    ング4にて磁気的に結合してなる燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記、ヨーク3の鍔部3Dの上端面と環
    状エンドプレート5の下端面との間隙内にあるスリーブ
    アッセンブリAの周囲に合成樹脂材料よりなるコイルボ
    ビン20を一体成形してなる請求項1に記載の燃料噴射
    弁。
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