JP3897404B2 - ベーパ乾燥装置及び乾燥方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば洗浄した後の半導体ウェ−ハ、液晶表示装置用の基盤及び記録ディスク用の基盤などの被乾燥物を乾燥させるベーパ乾燥装置及び乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗浄後の半導体ウェ−ハなどの被乾燥物を乾燥する装置として、図10に示すようなベーパ乾燥装置70が知られている。
図10に例示されたベーパ乾燥装置70は、装置70の外郭を構成する装置本体71と、この装置本体71の内部に半導体ウェーハ3を支持する支持装置72と、前記半導体ウェーハ3の表面において有機溶剤Yと置換された水等の洗浄液Sを回収する回収部73とを備えている。
【0003】
前記装置本体71は、イソプロピルアルコール等の有機溶剤Yを収容するベーパ槽74と、このベーパ槽74の外周を包囲する外周槽75とを備えた二重構造となっている。前記ベーパ槽74の底部76と外周槽75との間に発熱装置77が設けられている。
【0004】
前記ベーパ槽74の上端部でかつ内側に、側壁面78に沿って、蛇管からなって内部に冷却水を循環する冷却管79が設けられている。この冷却管79は内部に冷却水を循環させることによって、前記発熱装置77によって加熱された有機溶剤YのベーパVを冷却し液化して、装置70の外部にベーパVが排出されて失われることを防止する。
【0005】
一般に、乾燥工程においてベーパV内に浸漬される前のウェ−ハ3は、前工程の洗浄工程において水洗いされ、この水により湿潤した状態になっているとともに、比較的温度の低い状態になっている。
【0006】
前記ベーパ乾燥装置70を用いた乾燥方法は、複数枚のウェ−ハ3を治具で保持した状態で、イソプロピルアルコール(以下IPAと呼ぶ)等の有機溶剤YのベーパV中に浸漬し、ウェ−ハ3とベーパVとの温度差によって水とベーパVである有機溶剤Yとを置換させる。その後、ウェーハ3の表面に凝縮した有機溶剤Yを蒸発させることによってウェーハ3を乾燥させるというものである。
【0007】
なお、前述した乾燥方法は、ウェーハ3などの被乾燥物の表面において水とベーパVとを置換させるときに、ウェーハ3の表面に付着していたパーティクルを水とともに除去している。しかし、この方法では、必ずしも充分にパーティクルを除去できずにウェーハ3の表面にパーティクルが残留することがある。
【0008】
また、洗浄後の比較的温度の低い状態のウェ−ハ3が有機溶剤YのベーパVが充満したベーパ乾燥装置70内などに挿入されると、ウェーハ3の挿入直後においては、ウェーハ3の温度が低いのでウェーハ3の両面でベーパVの凝縮が起こる。この凝縮はウェーハ3の温度がベーパVの温度に達するまで継続する(以下この凝縮工程を初期凝縮工程と呼ぶ。)
次に、ウェーハ3の温度がベーパVの温度と略等しくなると、例えばウェーハ3の表面のうち回路などを形成する処理面にベーパVの凝縮が起きた場合には、ベーパVの潜熱はウェーハ3に吸収されかつベーパV内での熱的平衡を維持するため、前記処理面の反対側である裏面から同量の熱がベーパV内に放出されることとなる。このことは、ウェーハ3の裏面に凝縮しようとする又は凝縮した有機溶剤Yに気化熱を与えることになるので、裏面にはベーパVが凝縮出来ずに乾いた状態が維持されることとなる。(以下この凝縮工程を熱的平衡時の凝縮と呼ぶ。)
前記ウェーハ3の表面に凝縮するまたはしようとするベーパVはウェーハ3の処理面も裏面にも同一状態で存在する。このため、前記熱的平衡時の凝縮において、どちらか一方の面にベーパが凝縮すると、その他方の面が乾燥するという現象が起きる。ウェーハ3の処理面及び裏面はベーパVの凝縮と乾燥のどちらへも移行しやすい非常に不安定な状態となって、ウェーハ3の処理面及び裏面が交互にベーパVの凝縮と乾燥とを繰り返すこととなる。
【0009】
前記従来のベーパ乾燥装置70を用いた乾燥方法において、ウェーハ3の挿入前においては、図11に示すように発熱装置77を用いて有機溶剤Yを加熱しかつベーパ槽内74にベーパVを充満させた状態となっている。なお、このとき、ベーパVと大気との気相界面(図11に示す二点鎖線B1)は、冷却管79の下端に位置する巻回部79aと略同じ高さに位置している。
【0010】
そして、洗浄後のウェーハ3が、図11に示した状態のベーパ乾燥装置70内に挿入されると、ウェーハ3が低温状態であるためベーパVが冷却されて瞬く間に凝結し、図12に示すように、ベーパVと大気との気相界面(図12に示す二点鎖線B2)が、ウェーハ3の下端と略同じ高さまで低下する。
【0011】
このとき、前記加熱装置77が有機溶剤Yを加熱しているので、有機溶剤YのベーパVがウェーハ3にその潜熱を与えながらも徐々に増加されている。しかし、ウェーハ3全体がベーパVによって覆われかつウェーハ3の表面に有機溶剤Yの凝縮が行われるまでに、例えば数十秒などの比較的長い時間がかかることがある。
【0012】
このため、ウェーハ3の表面全体に凝縮した有機溶剤Yが付着する時点には、ウェーハ3の温度がベーパV内の熱的平衡点に略達してしまうことがある。ウェーハ3の表面での凝縮が前記熱的平衡時の凝縮に移行してしまった場合には、ウェーハ3の表面に乾いた部分が生じてこの部分に付着しているパーティクルが除去されずに残ってしまうこととなる。仮に、ウェーハ3の温度とベーパVの温度とが等しくなる前に、ベーパVがウェーハ3を覆ったとしても、前述したように、ウェーハ3の表面にパーティクルが残留することがある。
【0013】
さらに、図12に示すようにウェーハ3を挿入して気相界面B2が低下した後、再びベーパVがウェーハ3全体を浸漬するまでの間に、ウェーハ3は大気中にさらされて自然乾燥することとなる。このため、ウェーハ3の乾燥後に、表面に湿潤していた水滴の輪郭等に沿った自然酸化膜であるしみ(以下ウォ−タマークと呼ぶ)が生じることとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、洗浄後の低温状態にある半導体ウェーハ3を、前記従来のベーパ乾燥装置70を用いて乾燥させると、ベーパVがウェーハ3の表面を覆いかつこの表面に有機溶剤Yが凝縮するまでに前記熱的平衡時の凝縮となることがある。このため、ウェーハ3の表面に付着しているパーティクルを確実に除去することは困難となるとともに、半導体ウェーハ3の表面に前記ウォ−タマークが生じることがあって、半導体集積回路の製造上好ましくない。
【0015】
本発明は前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、確実にパーティクルを除去できるとともに、被乾燥物の表面にウォ−タマークを発生させないベーパ乾燥装置及び乾燥方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るベーパ乾燥装置は
有機溶剤を収容するとともに、上部に開口部を有するベーパ槽と、
前記有機溶剤を加熱して気化させることで、上記ベーパ槽内に有機溶剤のベーパを発生させる発熱装置と、
前記発熱装置によって気化された有機溶剤のベーパ内に、湿潤した状態の被乾燥物を支持する支持装置と、
前記有機溶剤の液面と前記支持装置に支持された被乾燥物との間で前記ベーパ槽内に開口する複数のガス噴射口を有し、前記ガス噴射口から前記ベーパ槽内に不活性ガスを噴射することで、前記ベーパを希釈して体積を増加させるとともに、前記ベーパ内に前記被乾燥物に向う上昇気流を発生させるガス供給手段と、
前記ベーパ槽の開口部に向かって気体を供給する気体供給手段と、
前記ベーパ槽内の気体を排気する気体排気手段と、
前記気体排気手段による気体の排気量に応じて気体供給量を増減するように前記気体供給手段を制御し、前記ベーパ槽内に位置するベーパと大気との気相界面の動揺を抑える制御手段と、
前記ベーパ内に支持された被乾燥物の表面に有機溶剤が凝縮した状態で前記被乾燥物を前記支持装置とともにベーパ槽内からベーパと大気との気相界面を通過させて大気中へ搬送する搬送手段と、を備えることを特徴としている。
本発明の一つの形態に係るベーパ乾燥装置によると、前記ガス噴射口は、前記有機溶剤の液面の上で互いに向かい合うように設けることが望ましい。
【0017】
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る乾燥方法は、湿潤した状態の被乾燥物を出し入れ自在な開口部を有する乾燥槽を備えるベーパ乾燥装置を用いる乾燥方法であって、
前記乾燥槽内に有機溶剤が気化したベーパを充満させる工程と、
前記ベーパを充満させた乾燥槽内に前記開口部から前記被乾燥物を挿入する工程と、
前記被乾燥物が前記乾燥槽内でベーパと大気との気相界面に接した時に前記乾燥槽内に不活性ガスを供給し、この不活性ガスで前記ベーパを希釈して体積を増加させるとともに、前記ベーパ内に前記被乾燥物に向う上昇気流を発生させる工程と、
前記不活性ガス希釈されたベーパが前記被乾燥物を覆って前記被乾燥物の表面に有機溶剤が凝縮した後、前記不活性ガスの供給を停止する工程と、
前記不活性ガスの供給を停止した後、前記乾燥槽内で前記ベーパと大気との気相界面の動揺を抑えた状態で、前記被乾燥物を前記気相界面を通して大気中に搬送する工程と、を備えていることを特徴としている。
【0018】
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る乾燥方法は、請求項1に記載のベーパ乾燥装置を用いる乾燥方法であって、
前記ベーパ乾燥装置の発熱装置を用いてベーパ槽内の有機溶剤を加熱・気化させ、前記ベーパ槽内に前記有機溶剤のベーパを発生させる工程と、
前記ベーパ乾燥装置の気体供給手段によって前記ベーパ槽の開口部に気体を供給するとともに、前記ベーパ槽内の気体を前記ベーパ乾燥装置の気体排気手段によって排気する工程と、
前記ベーパ乾燥装置の支持装置によって支持された被乾燥物を、前記ベーパ乾燥装置の搬送手段を介して前記開口部から前記ベーパ槽内に挿入する工程と、
前記被乾燥物が前記ベーパ槽内でベーパと大気との気相界面に接した時に前記ベーパ槽内に不活性ガスを供給し、この不活性ガスで前記ベーパを希釈して体積を増加させるとともに、前記ベーパ内に前記被乾燥物に向う上昇気流を発生させる工程と、
前記不活性ガスによって希釈されたベーパが前記被乾燥物を覆って前記被乾燥物の表面に有機溶剤が凝縮した後、前記不活性ガスの供給を停止する工程と、
前記不活性ガスの供給を停止した後、前記ベーパ乾燥装置の制御手段が前記気体排気手段による気体の排気量を減少させ、かつ前記気体供給手段による前記開口部への気体供給量を減少させてベーパと大気との気相界面の動揺を抑えた状態で、前記搬送手段が前記被乾燥物を前記支持装置とともに前記ベーパ槽内からベーパと大気との気相界面を通して大気中に搬送する工程と、を備えることを特徴としている。
本発明の一つの形態に係る乾燥方法によると、前記制御手段は、前記気体排気手段による気体の排気量と前記気体供給手段による気体供給量とが比例して減少するように、前記気体排気手段および前記気体供給手段を制御することが望ましい。
【0020】
本発明に係るベーパ乾燥装置によれば、湿潤した低温状態の被乾燥物を乾燥する際においても、ベーパ内に不活性ガスを供給するので、ベーパが希釈されて体積が増加するとともにベーパ内に上昇気流が発生、ベーパと大気との気相界面の高さを維持することとなる。
【0021】
このため、ベーパが被乾燥物を浸漬するので、被乾燥物の温度がベーパの温度と等しくなる前に、被乾燥物の表面に隙間なくベーパを凝縮させて有機溶剤を付着させることができる。
【0022】
そして、搬送手段が、この有機溶剤が表面に付着した被乾燥物を気相界面を通して大気中に搬送する際に、制御手段が、気体排気手段による気体の排気量を減少させかつ気体供給手段による気体供給量を減少させる。このため、気相界面の動揺が抑えられて、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られることとなる。
【0023】
本発明に係る乾燥方法によれば、乾燥槽内に不活性ガスを供給するので、ベーパが希釈され体積が増加するとともにベーパ内に上昇気流が発生する。これにより、ベーパと大気との気相界面の高さを維持することとなって、ベーパが被乾燥物を浸漬することとなる。
【0024】
このため、被乾燥物の温度がベーパの温度と等しくなる前に、被乾燥物の表面に隙間なくベーパを凝縮させて有機溶剤を付着させることができる。その後、この有機溶剤が表面に付着した被乾燥物を気相界面を通して大気中に搬送する際に、気相界面の動揺を抑えた状態とされるので、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られることとなる。
【0025】
本発明に係る乾燥方法によれば、湿潤した低温状態の被乾燥物を乾燥する際においても、ベーパ内に不活性ガスを供給するので、ベーパと大気との気相界面の高さを維持することとなって、ベーパが被乾燥物を浸漬することとなる。
【0026】
このため、被乾燥物の温度がベーパの温度と等しくなる前に、被乾燥物の表面に隙間なくベーパを凝縮させて有機溶剤を付着させることができる。その後、搬送手段が、この有機溶剤が表面に付着した被乾燥物を気相界面を通して大気中に搬送する際に、制御手段が、気体排気手段による気体の排気量と気体供給手段による気体供給量とを減少させる。このため、気相界面の動揺が抑えられて、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られることとなる。
【0027】
特に前記気体排気手段による気体の排気量と前記気体供給手段による気体供給量とが比例して減少するので、気相界面の動揺がより一層抑えられて、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルがより確実に有機溶剤ととともに擦り取られることとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図1から図9を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態のベーパ乾燥装置1の縦断面図を示し、図2ないし図9はベーパ乾燥装置1を用いた乾燥方法の工程を示している。
【0029】
図1に示すように、ベーパ乾燥装置1は、装置1の外郭を構成する装置本体4と、この装置本体4の内部に被乾燥物としての洗浄後の半導体ウェーハ3を支持する支持装置5と、前記半導体ウェーハ3の表面において有機溶剤と置換された水等の洗浄液を回収する回収部6と、装置本体4の内部に窒素ガス(N2 )等の不活性ガスを供給するガス供給手段2と、前記装置本体4の後述するベーパ槽7内の気体を装置1外に排気する気体排気手段41と、搬送手段をなす搬送装置43と、制御手段をなす制御装置44とを備えている。
【0030】
前記装置本体4は、内部にイソプロピルアルコール等の有機溶剤Yを収容する乾燥槽をなすベーパ槽7と、このベーパ槽7の外周を包囲しかつベーパ槽7の内部を外部の温度などから遮断する外周槽8とを備えた二重構造となっている。前記ベーパ槽7と外周槽8とは共に上部に、前記支持装置5を装置本体4内に出し入れ可能とする支持装置出入口9,10を形成している。なお前記ベーパ槽7の支持装置出入口9は本明細書に記した開口部となっている。
【0031】
前記ベーパ槽7は有機溶剤Yによって腐食されにくい石英等からなる箱状に形成されている。前記外周槽8はベーパ槽7に装置1の外部の温度を伝えにくいステンレス等などからなる箱状に形成されている。
【0032】
前記ベーパ槽7の底部11と外周槽8との間に発熱装置12が設けられている。この発熱装置12は、ベーパ槽7内に供給されるイソプロピルアルコール(IPA)等の有機溶剤Yを加熱する機能を有しており、公知のプレートヒータ等によって得ることができる。
【0033】
また、前記ベーパ槽7には前記外周槽8を通って、装置本体4の外部と連通する溶剤供給管14が接続している。この供給管14はベーパ槽7の内部に有機溶剤Yを供給する機能を有している。ベーパ槽7の下端部の一部13には外周槽8を通って装置本体4の外部と連通する溶剤排出管40が接続している。この排出管40はベーパ槽7に収容された有機溶剤Yを排出する機能を有している。ベーパ槽7の内側でかつ支持装置出入口9の近傍には、冷却水を循環する冷却管16が設けられている。
【0034】
この冷却管16は、ベーパ槽7の側壁面15の内側に沿って形成された蛇管であって、内部に冷却水を循環させるようになっている。冷却管16は、前記発熱装置12によって加熱された有機溶剤YのベーパV(図2などに示す)を冷却し液化して、支持装置出入口9から装置1の外部にベーパVが排出されて失われることを防止する機能を有している。
【0035】
前記回収部6は、前記ベーパ槽7の内部に設けられたベーパ室内槽17と排液管18とを備えている。前記ベーパ室内槽17は、前記有機溶剤Yの液面Rより上方に設けられており、上部に開口部19を有している。ベーパ室内槽17の開口部19は、有機溶剤YのベーパVと置換され、かつ前記支持装置5に支持される半導体ウェーハ3から水及びパーティクルとともに流れ落ちるIPA凝縮液を十分に回収できる大きさに形成されている。
【0036】
前記排液管18は、一端20が前記ベーパ室内槽17の底部に接続しており、他端21がベーパ槽7及び外周槽8を通って、装置1の外部にIPA凝縮液等の液体を排出できるようになっている。
【0037】
また、前記ベーパ槽7の支持装置出入口9の上方には、気体供給手段をなす送風機42が設けられている。前記送風機42は、その吹出し口45が、装置本体4の支持装置出入口9,10に相対するように配置されている。送風機42は、図示しないクリーンエア供給源より意図的に含有する塵を少なくした気体としてのクリーンエアを、前記支持装置出入口9,10に向かって送風している。
【0038】
この送風機42は、ベーパ乾燥装置1と一体であっても別体であっても良く、ベーパ乾燥装置1と別体でかつこのベーパ乾燥装置1が半導体ウェーハ3などの被乾燥物を洗浄する洗浄機などに組み込まれる場合には、この洗浄機に設けられてもよい。
【0039】
洗浄機に設けられかつベーパ乾燥装置1が洗浄機に組み込まれた場合には、前記送風機42が支持装置出入口9,10に向って送風することによって、ベーパ乾燥装置1ごと洗浄機内を外部より高い圧力に与圧してパーティクルなどが洗浄機及びベーパ乾燥装置1内に侵入しないようになっている。
【0040】
前記気体排気手段41は、ベーパ槽7の支持装置出入口9に設けられ、この支持装置出入口9に開口する排気管46と、排気管46に設けられた排気弁47とから構成されている。前記排気管46は図示しない吸引装置などに接続している。気体排気手段41は、排気弁47が開くことによって、ベーパ槽7内の気体を装置1外へ排気するようになっている。前記気体排気手段41は、冷却管16によって液化されなかった有機溶剤YのベーパVを支持装置出入口9,10から外部に排出しないこととなる。
【0041】
また、前記ベーパ槽7の内側でかつ支持装置出入口9の近傍に、温度検出器48が設けられている。この温度検出器48は、検出部49と計測部50とから構成されている。検出部49は、前記支持装置出入口9から最も下側に位置する冷却管16の巻回部16aと略同じ高さまで装置本体4の鉛直方向に延びて設けられ、前記巻回部16aの近傍の温度を検出するようになっている。計測部50は前記検出部49に接続しているとともに前記制御装置44にも接続しており、検出部49が検出した温度を制御装置44に向かって出力するようになっている。
【0042】
前記支持装置5は、図1に示すように、一度に複数の半導体ウェーハ3を保持するキャリア部材22と、前記キャリア部材22を吊持する一対の吊持部材23,24とから構成されている。
【0043】
キャリア部材22は、円盤状の半導体ウェーハ3を、その中心同士を結ぶ線が略直線となるとともに、その表面が互いに平行でかつ等間隔に保持できるように形成されている。キャリア部材22は、図示中の手前側(正面側)から奥側に亘って一対の引掛け部25,25を形成している。
【0044】
この引掛け部25は、図1に示すように正面側からみてベーパ槽7の側壁面15にむかって凸に形成されており、この凸を構成する最も下側に位置する面26は、略平坦に形成されている。
【0045】
前記吊持部材23,24は、図1に示すように装置本体4の鉛直方向に沿って延びたアーム状に形成されており、その下端に互いに向かい合うように内側に折曲げられる等して形成されたフランジ部27を一体に備えている。
【0046】
前記吊持部材23,24は、前記搬送装置43によって図示中の矢印K1に沿って互いに近接する方向に移動されて、そのフランジ部27,27をキャリア部材22の引掛け部25,25に係止するようになっている。そして、吊持部材23,24は、引掛け部25の面26が平坦に形成されているので、フランジ部27,27と引掛け部25,25との係止によってキャリア部材22を吊持することとなる。
【0047】
そして、キャリア部材22は前記搬送装置43によって所望の位置に移動されるようになっている。吊持部材23,24は、吊持するキャリア部材22の長さ等によって、装置1の正面側から奥側に亘って、複数設けられても良い。
【0048】
また、吊持部材23,24の上端には、図示中の一点鎖線Pに示すように前記搬送装置43等が接続している。この搬送装置43は、図示中の矢印Kに沿って一対の吊持部材23,24を互いに接離する方向、一対の部材23,24を一体に図示中の矢印Jに沿って上下方向及び図示中の矢印Hに沿って左右方向に移動するようになっている。
【0049】
搬送装置43は、前述したように吊持部材23,24を移動することによって支持装置5が支持する半導体ウェーハ3を、洗浄装置等からベーパ乾燥装置1まで移動し、かつベーパ槽7内でベーパVによって浸漬された状態から後述する気相界面Bを通して大気中へ搬送するとともに、ベーパ乾燥装置1から乾燥工程の後工程へと移動することとなる。
【0050】
そして、前記吊持部材23,24は前記搬送装置43によって、前記キャリア部材22を支持装置出入口9から装置本体4の内部に出し入れ自在とし、装置本体4の内部にキャリア部材22を上方から吊持することとなる。
【0051】
前記ガス供給手段2は、ガス供給管30と、周管部31と、ガス噴射口32と、不活性ガス供給源33とを備えている。前記ガス供給管30は、前記不活性ガス供給源33等に接続し、かつ前記外周槽8と前記ベーパ槽7とを通って周管部31に接続している。
【0052】
前記周管部31は、前記有機溶剤Yの液面Rと回収部6との間に設けられ、かつ前記ベーパ槽7の側壁面15の内側に沿って複数のパイプ部材が互いに連結されて構成されている。
【0053】
前記ガス噴射口32は、図1に示すようにオリフィス状に形成され、かつ前記周管部31の互いに相対するパイプ部材にガス噴射方向が互いに向き合うように複数設けられている。
【0054】
このように構成されることによって、前記ガス噴射口32は、有機溶剤Yの液面Rと半導体ウェーハ3との間に開口することとなる。前記ガス供給手段2は、不活性ガス供給源33から供給された不活性ガスN(図3に示す)を、前記ガス供給管30を通して、周管部31の互いに相対するガス噴射口32からベーパ槽7内に噴射するようになっている。
【0055】
前記制御装置44は、公知のCPU、ROM及びRAMなどを有する演算装置であり、前記搬出装置43、送風機42、不活性ガス供給源33、前記温度検出器48及び気体排気手段41などと接続して、これらの動作を制御して、ベーパ乾燥装置1全体の制御をつかさどるようになっている。
【0056】
制御装置44は、前記気体排気手段41の排気弁47が開いてベーパ槽7内の気体を排気する場合に、前記送風機42が送風するクリーンエアCの流量を増加させるとともに、前記気体排気手段41の排気弁47が閉じてベーパ槽7内の気体を排気しない場合に、前記送風機42が送風するクリーンエアCの流量を例えば略半分まで減少させるようになっている。
【0057】
このように、制御装置44は、気体排気手段41が排気する気体の流量を増加させる場合には、送風機42が送風するクリーンエアCの流量を増加させ、かつ気体排気手段41が排気する気体の流量を減少させる場合には、送風機42が送風するクリーンエアCの流量を減少させることによって、ベーパ槽7内に流入するクリーンエアCの流量とベーパ槽7内から排気される気体の流量とを一致させ必要時にベーパVと大気との気相界面B(図2などに示す)の動揺を抑えるようになっている。
【0058】
制御装置44は、気体排気手段41による気体の排気量と送風機42による気体供給量とを、排気弁47が閉じてベーパ槽7内の気体を排気しない場合でかつ前記送風機42が送風する流量を略半分まで減少させた場合から、略比例させて制御するようになっており、気体排気手段41による排気量に応じて気体供給量を増減するように送風機42を制御するようになっている。
【0059】
前述した構成により、まず溶剤供給管14を通して有機溶剤Yをベーパ槽7内に供給する。図2に示すように、発熱装置12を用いて有機溶剤Yを加熱してベーパVを発生させ、かつ送風機42から支持装置出入口9,10に向ってクリーンエアCを送風するとともに、排気弁47を開いてベーパ槽7内の気体を装置1外へ排気する。
【0060】
このとき前記ベーパVは、ベーパ槽7の冷却管16から下側の部分を気液平衡状態にする。なお、ベーパVと大気との気相界面Bは、冷却管16の最も下側に位置する巻回部16aとほぼ同じ高さに位置している。
【0061】
そして、搬送装置43が、一対の吊持部材23,24を用いて、水等によって湿潤した半導体ウェーハ3を保持したキャリア部材22をベーパ槽7内に挿入する。図3に示すように、下降中の半導体ウェーハ3の下端部が前記気相界面Bに接した時点で、前記不活性ガス供給源33からガス供給管30に不活性ガスNを供給して、ガス噴射ノズル32からベーパ槽7内に不活性ガスNを噴射する。
【0062】
その後に、図4に示すように、搬送装置43がキャリア部材22に保持された半導体ウェーハ3を前記気相界面Bの下に位置させてベーパ槽7内に吊持する。すると、半導体ウェーハ3が低温状態であるためベーパVが冷却されて瞬く間に半導体ウェーハ3の表面に凝結する。
【0063】
ガス噴射口32から不活性ガスNが噴射されるのでベーパVが希釈されかつ体積が増加するとともに、前記不活性ガスNは互いに相対するガス噴射口32,32から噴射されるので、噴射される不活性ガスNは、互いにぶつかって、図示中の矢印N1に示すように上昇気流を発生する。また、前記不活性ガスNは互いに相対するガス噴射口32,32から噴射されるので、ベーパVは略均一に希釈されることとなる。
【0064】
このため、希釈されたベーパVと大気との境界面Bがほぼウェーハ3挿入前の高さに維持されることとなり、ベーパVが半導体ウェーハ3を浸漬することとなる。
【0065】
その後、図5に示すように、半導体ウェーハ3の表面に付着していた水分がベーパVと置換して、有機溶剤Yは半導体ウェーハ3の表面に凝縮する。なお、半導体ウェーハ3の表面に付着していた水分が有機溶剤Yと置換されると、図4に示すように、水分Sは半導体ウェーハ3の表面に付着していたパーティクルとともにベーパ室内槽17に流れ落ちることとなる。
【0066】
このとき半導体ウェーハ3から流れ落ちた水分Sはベーパ室内槽17の中に落下し排液管18から装置1外に排出されるので、ベーパ槽7内の有機溶剤Yの純度は略一定に保たれることとなる。
【0067】
この半導体ウェーハ3の表面での水分と有機溶剤Yとの置換が行われ、過剰の有機溶剤Yがウェーハ3の表面に凝縮できなくなると、前記気相界面Bが上昇し始める。すると、前記温度検出器48がベーパVの温度を検出して、制御装置44が図5に示すように前記不活性ガス供給源33からの不活性ガスNの供給を停止する。なお、図において斜線Qは、半導体ウェーハ3の表面に凝縮して付着した有機溶剤Yを示している。
【0068】
このとき、不活性ガスNによって希釈された有機溶剤YのベーパVは、その有機溶剤Y成分が半導体ウェーハ3の表面に凝縮することにより、体積を減少するので、不活性ガスNの噴射による体積増加で有機溶剤YのベーパVが支持装置出入口9,10から装置1外へ流出することはない。
【0069】
前述した不活性ガスNの供給停止から、半導体ウェーハ3の表面に処理に最適な量の有機溶剤Yを凝縮させるのに充分な例えば20秒などの時間が経過したのち、前記排気弁47を閉じてベーパ槽7内の気体を装置1外へ排気することをやめるとともに、前記送風機42が送風するクリーンエアCの流量を例えば略1/2などに減少させる。このように排気弁47を閉じて排気流量を減少させかつ送風機42の送風流量を減少させることによって、前記気相界面Bはその動揺を抑制されることとなる。
【0070】
次に、図6および図7に示すように、前記搬送装置43を用いて、半導体ウェーハ3をキャリア部材22ごと、ベーパ槽7内からゆっくりと取り出す。半導体ウェーハ3が気相界面Bを通過すると、この気相界面Bに形成されている有機溶剤Yの表面張力によって、半導体ウェーハ3の表面に凝縮して付着している有機溶剤Yは残留しているパーティクルとともに擦り取られることとなる。このとき、半導体ウェーハ3の上昇速度は、5mm/secから10mm/secまでとするのが好ましく、最適には7mm/secなどの極低速な速度とするのが望ましい。
【0071】
そして、擦り取られた有機溶剤Y1が、半導体ウェーハ3の表面に残留していたパーティクルとともにベーパ室内槽17に流れ落ちることとなって、半導体ウェーハ3は乾燥する。
【0072】
図8に示すように、半導体ウェーハ3の下端が気相界面Bから抜け出た時点で、排気弁47を開けてベーパ槽7内の気体を装置1外へ排気するとともに、送風機42から送風されるクリーンエアCの流量を、図3などに示す気相界面B内にウェーハ3が挿入される前の流量に戻す。
【0073】
図9に示すように、前記搬送装置43によってさらに上昇して装置1外へ出た半導体ウェーハ3は、搬送装置43および吊持部材23,24によってキャリア部材22ごと、次の工程に移送される。
【0074】
一方、冷却管16の近傍においては、有機溶剤YのベーパVが冷却されて凝縮している。この凝縮した有機溶剤Yはベーパ槽7内に、図2から図9に示すY2のように落下している。このため、有機溶剤YのベーパVがベーパ槽7の支持装置出入口9から極力排出されにくくなる。
【0075】
本実施形態によれば、低温状態の半導体ウェーハ3を乾燥する際においても、ベーパVにガス噴射口32から不活性ガスNを供給するのでベーパVが希釈され体積が増加するとともに、ベーパV内に上昇気流が発生して気相界面Bの高さを維持したまま、半導体ウェーハ3を浸漬することとなる。このため、半導体ウェーハ3を湿潤している水などの洗浄液は、前記初期凝縮工程において、短時間の内に確実に有機溶剤Yと置換されることとなる。
【0076】
したがって、半導体ウェーハ3が大気中で自然乾燥しなくなるので半導体ウェーハ3の表面にウォ−タマーク等が生じることもなく、確実に半導体ウェーハ3の表面を乾燥させることができる。
【0077】
また、前述したように、初期凝縮工程において、半導体ウェーハ3を湿潤している水などの洗浄液を確実に有機溶剤Yと置換するので、半導体ウェーハ3の表面に隙間なく有機溶剤Yが凝縮する。この状態の半導体ウェーハ3を気相界面Bを通すことによって、残留しているパーティクルとともに有機溶剤Yを擦り取るので、確実に半導体ウェーハ3の表面からパーティクルを除去できる。
【0078】
図6及び図7に示すように、半導体ウェーハ3の表面に凝縮して付着している有機溶剤Yを擦り取る際に、排気弁47を閉じて排気流量を減少させかつ送風機42の送風流量を減少させて、ベーパ槽7内に流入するクリーンエアCの流量とベーパ槽7内から排気される気体の流量とを一致させるので気相界面Bの動揺を抑制する。半導体ウェーハ3を極低速で上昇させて、この動揺の抑制された気相界面Bを通すので、確実に有機溶剤Yを擦り取ることが出来、かつ確実にパーティクルを除去できる。
【0079】
また、本発明は前述した実施形態には制約されるものではなく、半導体ウェーハ3以外の被乾燥物、例えば、液晶表示装置用のガラス基盤や、光記録ディスク及び磁器記録ディスクなどの記録ディスク用基盤などの高精細加工が施される各種基盤を乾燥する乾燥装置及び乾燥方法にも適用できる。
【0080】
【発明の効果】
本発明に係るベーパ乾燥装置によると、湿潤した低温状態の被乾燥物を乾燥する際においても、ベーパ内に不活性ガスを供給するのでベーパが希釈され体積が増加するとともにベーパ内に上昇気流が発生してベーパと大気との気相界面の高さを維持することとなり、希釈されたベーパが被乾燥物全体を短時間で浸漬することとなる。
【0081】
このため、被乾燥物の温度がベーパの温度と等しくなる前に、被乾燥物の表面に隙間なくベーパを凝縮させて有機溶剤を付着させることができる。
さらに、有機溶剤が表面に付着した被乾燥物を気相界面を通して大気中に搬送する際には、ベーパ槽内に流入する気体の流量とベーパ槽から排気される気体の流量とが略一致して、ベーパと大気との気相界面の動揺が抑えられるので、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られることとなる。
【0083】
したがって、湿潤した状態の被乾燥物が大気中で自然乾燥することなく、かつ被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られるので、被乾燥物の表面にウォータマークを生じさせることもなく乾燥させることができるとともに、被乾燥物の表面から確実にパーティクルを除去することができる。
【0084】
本発明に係る乾燥方法によれば、乾燥槽内に不活性ガスを供給するのでベーパが希釈されて体積が増加するとともにベーパ内に上昇気流が発生してベーパと大気との気相界面の高さを維持することとなり、ベーパが被乾燥物全体を短時間で浸漬することとなる。
【0085】
このため、被乾燥物の温度がベーパの温度と等しくなる前に、被乾燥物の表面に隙間なくベーパを凝縮させて有機溶剤を付着させることができる。その後、この有機溶剤が表面に付着した被乾燥物を気相界面を通して大気中に搬送する際に、気相界面の動揺を抑えた状態とされるので、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られることとなる。
【0086】
したがって、湿潤した状態の被乾燥物が大気中で自然乾燥することなく、かつ被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られるので、被乾燥物の表面にウォータマークを生じさせることもなく乾燥させることができるとともに、被乾燥物の表面から確実にパーティクルを除去することができる。
【0087】
本発明に係る乾燥方法によれば、湿潤した低温状態の被乾燥物を乾燥する際においても、ベーパ内に不活性ガスを供給するので、ベーパと大気との気相界面の高さを維持することとなって、ベーパが被乾燥物全体を短時間で浸漬することとなる。
【0088】
このため、被乾燥物の温度がベーパの温度と等しくなる前に、被乾燥物の表面に隙間なくベーパを凝縮させて有機溶剤を付着させることができる。その後、搬送手段が、この有機溶剤が表面に付着した被乾燥物を気相界面を通して大気中に搬送する際に、制御手段が、気体排気手段による気体の排気量と気体供給手段による気体供給量とを減少させる。このため、ベーパ槽内に流入する気体の流量とベーパ槽から排気される気体の流量とが略一致して、気相界面の動揺が抑えられるので、この気相界面に形成されている有機溶剤の表面張力によって、被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られることとなる。
【0089】
したがって、湿潤した状態の被乾燥物が大気中で自然乾燥することなく、かつ被乾燥物の表面に付着しているパーティクルが有機溶剤とともに擦り取られるので、被乾燥物の表面にウォータマークを生じさせることもなく乾燥させることができるとともに、被乾燥物の表面から確実にパーティクルを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のベーパ乾燥装置の縦断面図。
【図2】同実施形態の半導体ウェーハ挿入前の状態を示す図。
【図3】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハが気相界面に接した状態を示す図。
【図4】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハがベーパに浸漬された状態を示す図。
【図5】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハの表面に有機溶剤が凝縮した状態を示す図。
【図6】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハが気相界面を通る状態を示す図。
【図7】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハが気相界面によって有機溶剤を擦り取られる状態を示す図。
【図8】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハが気相界面から抜け出た状態を示す図。
【図9】同実施形態の支持装置に支持された半導体ウェーハが搬送装置によって、次の工程に移送される状態を示す図。
【図10】従来のベーパ乾燥装置を示す縦断面図。
【図11】図10に示された従来のベーパ乾燥装置の半導体ウェーハ挿入前の状態を示す縦断面図。
【図12】図10に示された従来のベーパ乾燥装置の半導体ウェーハ挿入直後の状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…ベーパ乾燥装置、2…ガス供給手段、3…被乾燥物(半導体ウェーハ)、5…支持装置、7…ベーパ槽(乾燥槽)、9…開口部(支持装置出入口)、12…発熱装置、32…ガス噴射口、41…気体排気手段、42…気体供給手段(送風機)、43…搬送手段(搬送装置)、44…制御手段(制御装置)、Y…有機溶剤、V…ベーパ、N…不活性ガス、B…気相界面、C…気体(クリーンエア)。

Claims (5)

  1. 有機溶剤を収容するとともに、上部に開口部を有するベーパ槽と、
    前記有機溶剤を加熱して気化させることで、上記ベーパ槽内に有機溶剤のベーパを発生させる発熱装置と、
    前記発熱装置によって気化された有機溶剤のベーパ内に、湿潤した状態の被乾燥物を支持する支持装置と、
    前記有機溶剤の液面と前記支持装置に支持された被乾燥物との間で前記ベーパ槽内に開口する複数のガス噴射口を有し、前記ガス噴射口から前記ベーパ槽内に不活性ガスを噴射することで、前記ベーパを希釈して体積を増加させるとともに、前記ベーパ内に前記被乾燥物に向う上昇気流を発生させるガス供給手段と、
    前記ベーパ槽の開口部に向かって気体を供給する気体供給手段と、
    前記ベーパ槽内の気体を排気する気体排気手段と、
    前記気体排気手段による気体の排気量に応じて気体供給量を増減するように前記気体供給手段を制御し、前記ベーパ槽内に位置するベーパと大気との気相界面の動揺を抑える制御手段と、
    前記ベーパ内に支持された被乾燥物の表面に有機溶剤が凝縮した状態で前記被乾燥物を前記支持装置とともにベーパ槽内からベーパと大気との気相界面を通過させて大気中へ搬送する搬送手段と、を備えることを特徴とするベーパ乾燥装置。
  2. 請求項1の記載において、前記ガス噴射口は、前記有機溶剤の液面の上で互いに向かい合うことを特徴とするベーパ乾燥装置。
  3. 湿潤した状態の被乾燥物を出し入れ自在な開口部を有する乾燥槽を備えるベーパ乾燥装置を用いた乾燥方法であって、
    前記乾燥槽内に有機溶剤が気化したベーパを充満させる工程と、
    前記ベーパを充満させた乾燥槽内に前記開口部から前記被乾燥物を挿入する工程と、
    前記被乾燥物が前記乾燥槽内でベーパと大気との気相界面に接した時に前記乾燥槽内に不活性ガスを供給し、この不活性ガスで前記ベーパを希釈して体積を増加させるとともに、前記ベーパ内に前記被乾燥物に向う上昇気流を発生させる工程と、
    前記不活性ガス希釈されたベーパが前記被乾燥物を覆って前記被乾燥物の表面に有機溶剤が凝縮した後、前記不活性ガスの供給を停止する工程と、
    前記不活性ガスの供給を停止した後、前記乾燥槽内で前記ベーパと大気との気相界面の動揺を抑えた状態で、前記被乾燥物を前記気相界面を通して大気中に搬送する工程と、を備えていることを特徴とする乾燥方法。
  4. 請求項1に記載のベーパ乾燥装置を用いる乾燥方法であって、
    前記ベーパ乾燥装置の発熱装置を用いてベーパ槽内の有機溶剤を加熱・気化させ、前記ベーパ槽内に前記有機溶剤のベーパを発生させる工程と、
    前記ベーパ乾燥装置の気体供給手段によって前記ベーパ槽の開口部に気体を供給するとともに、前記ベーパ槽内の気体を前記ベーパ乾燥装置の気体排気手段によって排気する工程と、
    前記ベーパ乾燥装置の支持装置によって支持された被乾燥物を、前記ベーパ乾燥装置の搬送手段を介して前記開口部から前記ベーパ槽内に挿入する工程と、
    前記被乾燥物が前記ベーパ槽内でベーパと大気との気相界面に接した時に前記ベーパ槽内に不活性ガスを供給し、この不活性ガスで前記ベーパを希釈して体積を増加させるとともに、前記ベーパ内に前記被乾燥物に向う上昇気流を発生させる工程と、
    前記不活性ガスによって希釈されたベーパが前記被乾燥物を覆って前記被乾燥物の表面に有機溶剤が凝縮した後、前記不活性ガスの供給を停止する工程と、
    前記不活性ガスの供給を停止した後、前記ベーパ乾燥装置の制御手段が前記気体排気手段による気体の排気量を減少させ、かつ前記気体供給手段による前記開口部への気体供給量を減少させてベーパと大気との気相界面の動揺を抑えた状態で、前記搬送手段が前記被乾燥物を前記支持装置とともに前記ベーパ槽内からベーパと大気との気相界面を通して大気中に搬送する工程と、を備えることを特徴とする乾燥方法。
  5. 請求項4の記載において、前記制御手段は、前記気体排気手段による気体の排気量と前記気体供給手段による気体供給量とが比例して減少するように、前記気体排気手段および前記気体供給手段を制御することを特徴とする乾燥方法。
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