JP3897273B2 - 構造化文書編集装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワープロなどによって作成された文書データを画面上に表示・編集する機能を持つ文書編集装置に関わり、特に、画面への表示内容と画面への表示形態を指示するための属性情報を有する複数の構成要素からなる構造化文書を編集する構造化文書編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、HTML言語で作成されたHTML文書に代表されるように、画面への表示内容と画面への表示形態を指示するための属性情報を有する複数の構成要素からなる構造化文書が流通している。このような構造化文書では、構成要素ごとに文字サイズ、色、レイアウト方法といった属性が指定されており、その属性値に従って構成要素の内容が画面に表示されるため、操作者の希望どおりの属性を持った文字を追加入力しようとすると、編集対象となる構成要素を特定する必要がある。
編集対象となる構成要素を特定するとき、構成要素が入れ子状態になっている場合、つまり太字・斜体・下線といった属性を複合指定した場合、画面上に表示されている状態では各構成要素が占める領域が同一のため、例えば「太字」属性を示す構成要素だけを特定することが難しい。
【0003】
一般的に利用されているワープロなどと同様の編集操作方法によって構造化文書の編集を行う既存のアプリケーションでは、画面上に表示されている文字や図形といった編集対象に対してキーボードやマウスなどの入力装置によって編集位置を特定した後に編集操作を実行するが、表示上では所望の編集結果が得られたように見えても、構成要素の構造は期待していた結果になっていない場合が多く見受けられる。そこで、構造化文書における編集対象となる構成要素を特定・編集する手段として、ワープロなどとは異なる操作方法を用いた編集装置が考案され、実際に利用されているが、その方法は概ね以下のようなものである。
【0004】
方法1:表示モードと編集モードとを切り替え、編集モードにおいては入れ子状態となっている各構成要素の間に隙間を挿入し、所望の構成要素を特定できるようにする。
方法2:構造化文書の表示データを表示する領域と構造化文書の構造を表示する領域をそれぞれ独立に画面上に割り当て、構造化文書の構造を表示する領域上で所望の構成要素を特定できるようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の方法1では、編集モード時に隙間を挿入することで表示モード時とのレイアウトが異なってしまうため、操作者が望んでいるレイアウトになっているかどうかを編集操作を行った後に表示モードに切り替えて確認しなくてはならない。方法2では、方法1のように編集操作終了後にレイアウトを確認する必要はないが、独立して表示されている別領域で編集対象となる構成要素を特定する操作は、構造化文書に不慣れな操作者にとっては理解しにくい操作である。
【0006】
また、構成要素の内容として新規入力する場合、方法1、方法2ともに、(1)編集対象となる構成要素を特定する、(2)特定した編集対象となる構成要素の内容のどの位置に新規入力するかを指定する、といった別々の操作が必要であり、構造化文書に不慣れな操作者にとっては煩雑な操作となる。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、構造化文書を容易に編集することのできる文書編集装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、一般的に普及しているワープロやテキストエディタなどで文書を編集する際にキーボードやマウスといった入力装置で新規入力位置を指定する操作と全く同じ操作(編集位置指定操作)によって、編集対象となる構成要素を特定する操作と、特定した編集対象となる構成要素中の新規入力位置を指定する操作を行えるようにする。基本的な編集位置の指定と同じ操作によって編集対象となる構成要素を特定し、構成要素が入れ子状態にある場合においては、編集位置の近傍に構成要素が入れ子になっていることを表示し、各構成要素が存在する位置に文字入力可能であることを表示することで、直感的に編集対象となる構成要素の特定を可能にする。この手段により、操作者が所望するレイアウトを確認しながら、単純な編集位置指定操作だけで直感的に編集対象となる構成要素の特定と新規入力位置の指定ができるようになる。
【0008】
すなわち、本発明による構造化文書編集装置は、表示画面への表示内容と表示画面への表示形態を指示する属性情報とを有する構成要素を複数組み合わせて構成された構造化文書を編集する構造化文書編集装置であって、構造化文書を構成する構成要素の構造を解析して認識する文書構造認識部と、文書構造認識部により認識された構成要素それぞれの表示内容を認識する表示内容認識部と、文書構造認識部により認識された構成要素それぞれの属性情報を認識する属性情報認識部と、表示内容認識部により認識された各構成要素の表示内容を、属性情報認識部により認識された各構成要素の属性情報を反映させて、表示画面上に表示する構造化文書表示部と、文書編集操作を行う入力部と、入力部の文書編集操作に伴い入力される情報を認識する編集操作認識部と、編集操作認識部により認識された情報が構造化文書中の新規入力位置指定を表わす場合に、当該新規入力位置指定に対して編集対象となる構成要素を特定する編集対象構成要素特定部と、構造化文書表示部により構造化文書を構成する各構成要素の表示内容が各構成要素の属性情報を反映させて表示されている表示画面上に、新規入力位置指定による入力位置を示す入力カーソルを表示するとともに、編集対象構成要素特定部によって特定された複数の構成要素の中から、編集対象とする一の構成要素の範囲を識別するための識別マークを表示する一方、入力部による編集対象とする一の構成要素を変更するための入力カーソルに対する操作に応じて、当該識別マークの表示範囲を変更し、編集対象とする一の構成要素の変更を案内する編集対象表示部とを備えていることを特徴とする。識別マークの表示は、例えば前記表示部分にそれを囲む矩形マークを表示すること、あるいは前記表示部分自体を着色表示したり、点滅表示することなど他の表示部分と区別できるような形態で表示することによって行うことができる。
【0009】
入力カーソルが置かれた位置で編集対象として選択可能な構成要素が複数ある時、入力カーソルの表示位置を移動させる操作と同じ操作によって編集対象となる構成要素を選択できるようにする。編集対象となる構成要素を選択するために入力カーソルの表示位置を移動させる操作を行ったとき、入力カーソルの表示画面上の表示位置は変化せず、識別マークが表示される表示部分が選択された構成要素の変化に応じて変更される。
【0010】
また、入力カーソルが置かれた位置で編集対象として選択可能な構成要素が複数ある時、選択可能な構成要素の属性情報を表示し、表示された属性情報を元に当該属性情報に対応する構成要素を選択するようにする。このとき、入力カーソルの表示位置を移動させる操作と同じ操作によって表示位置が移動するサブカーソルを前記属性情報の近くに表示し、サブカーソルによって編集対象となる構成要素を選択するようにすることができる。あるいは、サブカーソルの代わりに数字を表示し、数字キー等で選択するようにすることも可能である。
選択された構成要素に対する入力カーソル位置での編集操作の内容、例えば文字の入力や削除等の内容、は構造化文書の文書データに反映される。
【0011】
また、本発明による構造化文書編集装置の前記編集対象表示部は、編集対象構成要素特定部によって特定された複数の構成要素の中から、編集対象とする一の構成要素の範囲を識別するための識別マークを表示する場合に、入力カーソルに隣接した当該一の構成要素による表示内容が当該一の構成要素に対して入れ子状態になっている別の構成要素による表示内容による場合は、表示画面上に、当該一の構成要素の属性情報並びに当該入れ子状態になっている別の構成要素の属性情報それぞれを表示し、当該表示されている複数の属性情報の中から一の属性情報を選択するための入力カーソルに対する操作に応じて選択された属性情報を有する構成要素の変更を案内することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ここでは、構造化文書としてHTML文書を例にとって説明する。
図1は、本発明による文書編集装置の構成例を示す概略機能ブロック図である。この文書編集装置は、操作者が表示画面上で各種編集操作を指示するためのキーボードやマウス等の入力装置21、文書データを保存するための補助記憶装置11、補助記憶装置11から文書データを読み込む文書データ読み込み部12、文書データ読み込み部12で読み込んだ文書の構造を解析し、認識する文書構造認識部13、文書構造認識部13で認識した文書構造の各構成要素から表示内容を取り出し、認識する表示内容認識部14、文書構造認識部13で認識した文書構造の各構成要素から属性情報を取り出し、認識する属性情報認識部15、入力装置21によって指定された新規入力位置から編集対象構成要素を特定する編集対象構成要素特定部16、表示内容認識部14と属性情報認識部15と編集対象構成要素特定部16からの情報によって表示するデータを生成する表示画面生成部17、入力装置21による種々の編集操作入力を認識する編集操作認識部18、編集操作認識部18が認識した編集操作に基づき文書構造認識部13が保持している文書データの内容を更新し、文書構造認識部13に対して再解析を指示する文書データ更新部19、表示画面生成部17が生成した表示画面データを表示するディスプレイ装置20を備える。
【0013】
図2は、本発明の文書編集装置が処理対象とする構造化文書(この例ではHTML文書)の文書データ(ソース)例を示す説明図である。図2に示した文書データ例において、「<」と「>」で囲まれた部分は属性値を表すタグであり、内部にスラッシュ「/」を含まないタグはその属性の開始位置を示す開始タグ、スラッシュを含むタグはその属性の終了位置を示す終了タグである。タグ<P>は段落、タグ<B>は太字、タグ<I>は斜体、タグ<U>は下線の属性を表す。すなわち、開始タグ<P>と終了タグ</P>で挟まれた部分は一つの段落を表す。また、開始タグ<I>と終了タグ</I>で挟まれた部分は斜体属性を有し、開始タグ<U>と終了タグ</U>で囲まれた部分は下線属性を有する。ある属性の開始タグと終了タグで挟まれた部分はそれぞれ文書の構成要素であり、図2には各構成要素を仮想線で囲んで示した。
【0014】
<HTML>で始まり</HTML>で終わる図2の文書は、<HEAD>で始まり</HEAD>で終わる構成要素25と、<BODY>で始まり</BODY>で終わる構成要素26とからなっている。なお、タグ<HTML>はHTML言語で作成されていることを示し、タグ<HEAD>は本文以外のメタ情報、つまりヘッダ情報を示し、タグ<BODY>は本体情報を示す。
【0015】
構成要素26は、開始タグ<H1>で始まり、終了タグ</H1>で終わる1つの構成要素と、開始タグ<P>で始まり、終了タグ</P>で終わる3つの構成要素(段落)からなっている。このうち、開始タグ<P>で始まり、終了タグ</P>で終わる構成要素27は、段落の属性のみを有する構成要素27aと、段落の属性と太字の属性とを併せ持つ構成要素27bを含む。また、構成要素28は、属性<B>,<I>,<U>の入れ子構造を有する。すなわち、構成要素28aは段落属性のみを有するが、構成要素28bは段落と太字の属性を有し、構成要素28cは段落、太字、斜体の属性を合わせて有し、入れ子構造の一番深い位置にある構成要素28dは段落、太字、斜体に加えて下線の属性をも有する。タグ<H1>は見出しを示す。
【0016】
図3は、構造化文書の構成要素と編集操作における新規入力位置の関係を説明する図である。図3(a)に示した構成要素において、矢印で示した位置31は段落であることを示す属性を持つ文字「日時」の末尾位置であり、位置32は太字属性を持つ文字「10月7日」の先頭位置である。位置32に新規に文字入力を行うと、その文字は太字属性を有するため、太字で表示されることになる。また、図3(b)に示した構成要素において、矢印で示した位置33は段落であることを示す属性を持つ文字「備考」の末尾位置、位置34は太字属性を持つ構成要素28bが選択されたときの新規入力位置、位置35は太字属性と斜体属性を構成要素28cが選択されたときの新規入力位置、位置36は太字属性、斜体属性及び下線属性持つ構成要素28dが選択されたときの新規入力位置である。
【0017】
図4は、図2に示した文書データを読み込んだときに文書編集装置のディスプレイ110に表示される画面構成を示している。表示行41は、図2の構成要素27(図3(a)に示した構成要素)を表示している部分である。矢印で示した位置42は、段落であることを示す属性を持つ文字の末尾位置31に対応する画面上の位置である。また、位置43は、太字属性を持つ文字の先頭位置32に対応する画面上の位置である。ここで、図3(a)に示した文書データ上の位置31と位置32の画面上の位置、すなわち位置42と位置43は同一である。
【0018】
図4の表示行44は、図2の構成要素28(図3(b)に示した構成要素)を表示している部分である。矢印で示した位置45は、段落であることを示す属性を持つ文字の末尾位置33に対応する画面上の位置である。位置46は、太字属性を持つ構成要素が選択されたときの文書データ上での新規入力位置34に対応する画面上の位置である。位置47は、斜体属性を持つ構成要素が選択されたときの文書データ上での新規入力位置35に対応する画面上の位置である。また、位置48は、下線属性を持つ構成要素が選択されたときの文書データ上での新規入力位置36に対応する画面上の位置である。つまり、文書データ上の位置33,34,35,36に対応する画面上の位置45,46,47,48は同一である。
このように、構造化文書においては、構成要素が入れ子構造になっていると、複数の構成要素に対して画面上の編集位置が同じになってしまうことがあり、画面上で構成要素を特定して編集することが困難になる。
【0019】
本発明では、構造化文書を表示画面上で編集可能とするために、表示画面上での入力位置を示すカーソルは、表示画面に表示されている文字単位ではなく、文書データ中のタグも含めた要素単位で移動するようにする。そして、編集対象として選択した構成要素、すなわち入力カーソルが含まれている文書データ中の構成要素に相当する部分を画面上で他の部分と識別できるようにして表示し、編集対象の構成要素の属性を操作者が画面上で容易に判別できるようにする。選択された構成要素に対応する表示部分を他の部分と識別できるようにして表示する方法示法としては、その構成要素の表示部分を囲む枠状の矩形マークなどの構成要素選択マークを表示する方法、反転表示する方法、点滅表示する方法等があり、任意の方法を採用することができる。以下では、選択された編集対象の構成要素に対応する表示部分を矩形マークで囲って識別する方法によって説明する。
【0020】
図2に示した文書データに基づき図4のように画面表示されている構造化文書を、本発明に従って図4の表示画面上で編集する方法について説明する。最初に、編集画面での入力位置を示すカーソルの移動について説明する。
図5は、図4に示されている段落41を表示画面上で編集する際の、編集画面の説明図である。図5(a)は、文書編集画面において段落41上で左から右へ入力カーソル51を移動してきて、文字「日時」の後に入力カーソル51を置いた状態を示している。このとき編集対象は段落属性のみを有する構成要素(図2に図示した構成要素27a)であるため、その構成要素に対応する表示部分が矩形マーク52で囲んで表示され、その矩形マーク52の内部に入力カーソル51が表示される。このカーソル51の位置で文字入力を行うと、入力された文字は矩形マーク52内に表示されている文字と同じ字体で表示される、すなわち矩形マーク52内の文字と同じ属性を有するようになる。このとき入力カーソル51で示される入力位置は、図5(c)に示す文書データ中の位置54に相当する。
【0021】
図5(b)は、文書編集画面において入力装置21のカーソル移動キーを操作して、入力カーソルを図5(a)に示した位置51から右に1ステップ移動する操作を行った後の状態を示す図である。このとき、文書編集画面上でカーソル51の位置は移動しないが、編集対象である構成要素を識別する矩形マーク53が太字の文字「10月7日」を囲むように変化する。こうして、編集対象が文字「日時」から文字「10月7日」に移ったことを操作者に知らせる。図5(b)に示されているカーソル51の位置で文字入力を行うと、入力された文字には矩形マーク53内に表示されている文字と同じ太字属性が付与され、画面上に太字で表示される。このときカーソル51で示される入力位置は、図5(c)に示す文書データ中の位置55に相当する。
【0022】
以上のように、入力装置21のカーソル移動キーの操作によって編集画面上での入力カーソル位置の移動に加えて編集対象構成要素の選択を明示的に行うことができる。そして、編集対象である構成要素を示す矩形マーク52あるいは矩形マーク53内に文字を入力すると、その矩形マーク内に表示されている文字の属性と同じ属性を有する文字が入力されることになるため、操作者は表示画面上で望み通りの属性を有する文字の追加入力、削除等を簡単に行うことができる。
【0023】
次に、図6を用いて、複数の構成要素が入れ子状態になっている場合の編集方法について説明する。図6は、図4に示されている段落44を表示画面上で編集する際の、編集画面の説明図である。
図6(a)は、文書編集画面において段落44上で左から右へ入力カーソル61を移動してきて、文字「備考」の後にカーソルを置いた状態を示している。このとき編集対象は段落属性のみを有する構成要素(図2に図示した構成要素28a)であるため、その構成要素に対応する表示部分が矩形マーク62で囲んで表示され、その矩形マーク62内に入力カーソル61が表示される。この入力カーソル61の位置で文字入力を行うと、入力された文字は矩形マーク62内に表示されている文字「備考」と同じ字体で表示される、すなわち矩形マーク62内の文字と同じ属性を有するようになる。このときカーソル61で示される入力位置は、図6(f)に示す文書データ中の位置61aに相当する。
【0024】
図6(b)は、文書編集画面において図6(a)に示したカーソル61の位置から入力装置21のカーソル移動キーを操作してカーソルを右に1ステップ移動する操作を行った後の状態を示す図である。このとき、文書編集画面上でカーソル61の位置は変化しないが、編集対象である構成要素を指示する矩形マーク63が太字で、斜体、かつ下線付きの文字「中止」を囲むように変化する。こうして、編集対象が文字「備考」から文字「中止」に移ったことを操作者に知らせる。同時に、太字体と、太字の斜体と、太字の斜体に下線の付いた字体からなる3種類の字体がポップアップ画面64内に例として表示され、この入力カーソル61の位置では3種類の字体から選択して文字入力が可能なことが分かる。図には、そのうちの一つ太字体の箇所にサブカーソル65が表示され、この状態で入力を行うと太字属性の文字が入力されることを知らせる。このときカーソル61(サブカーソル65)で示される入力位置は、図6(f)に示す文書データ中の位置65aに相当する。
【0025】
図6(c)は、文書編集画面において図6(b)の状態からカーソル移動キーを操作して入力カーソルを右に1ステップ移動する操作を行った後の状態を示す図である。このとき、文書編集画面上で入力カーソル61の位置は変化せず、編集対象である構成要素を指示する矩形マーク63も文字「中止」を囲んだままで変化しないが、3種類の字体を例示するポップアップ画面64内に表示されているサブカーソル66が太字で斜体の箇所に移動する。こうして、この状態で入力を行うと太字かつ斜体属性の文字が入力されることを知らせる。このときカーソル61(サブカーソル66)で示される入力位置は、図6(f)に示す文書データ中の位置66aに相当する。
【0026】
図6(d)は、文書編集画面において図6(c)に示した状態からカーソル移動キーを操作して入力カーソルを右に1ステップ移動する操作を行った後の状態を示す図である。このとき、文書編集画面上でカーソル61の位置は変化せず、編集対象である構成要素を指示する矩形マーク63も変化しないが、3種類の字体を例示するポップアップ画面64内に表示されているサブカーソル67が太字の斜体に下線が付いた字体の箇所に移動する。こうして、この状態で入力を行うと太字で斜体かつ下線付きの文字が入力されることを知らせる。このときカーソル61(サブカーソル67)で示される入力位置は、図6(f)に示す文書データ中の位置67aに相当する。
【0027】
図6(e)は、文書編集画面において図6(d)に示した状態からカーソル移動キーを操作して入力カーソルを右に3ステップ移動する操作を行った後の状態を示す図である。このとき、文書編集画面上で入力カーソル68の位置は2ステップ変化して文字「中止」の後に移動する。編集対象である構成要素を指示する矩形マーク63は変化せず、編集対象は相変わらず文字「中止」であることを指示する。また、これまでと同様に3種類の字体例とサブカーソルを表示するポップアップ画面64が表示される。そしてポップアップ画面64内で、太字で斜体の箇所にサブカーソル69が表示され、この状態で入力を行うと太字で斜体の文字が入力されることを知らせる。このときカーソル68(サブカーソル69)で示される入力位置は、図6(f)に示す文書データ中の位置69aに相当する。文書データ中の位置69aは、構成要素が</U></I></B>と入れ子状態になった位置であり、ポップアップ画面64内に表示される字体例の順序はこの入れ子の状態を反映して、右から見て、「太字・斜体・下線」属性の文字、「太字・斜体」属性の文字、「太字」属性の文字のように変化している。
【0028】
以上のように、構成要素が入れ子状態になっていて編集画面上の文字等を指定しただけでは編集対象の構成要素を完全に特定することができないような場合には、そのカーソル位置で入力可能な字体等の表示スタイルを例示し、その中の一つをサブカーソル等を用いて選択するように構成した。従って、構成要素が深い入れ子構造になっている場合においても、操作者は表示画面上で望み通りの属性を有する文字の追加入力、削除等を簡単に行うことができる。
【0029】
図7は、本発明によって表示画面上で構造化文書を編集する編集操作の一例を説明するフローチャートである。
図7のステップ11において、文書データ読み込み部12により補助記憶装置11から文書データを読み込む。次に、ステップ12において、文書構造認識部13により読み込んだ文書データの文書構造を解析し認識する。この処理は、構成要素の階層構造を解析し、認識する処理である。例えば、図2に示した文書データは、<HTML>と</HTML>の間に記述されており、このことからこの文書はHTML文書であることが認識される。また、画面上に表示される内容は<BODY>と</BODY>の間に記述されており、<BODY>以前に記述されている内容は画面に表示する内容でないことが認識される。さらに、図2の構成要素28においては、内部に存在する構成要素は、28a〜28dの4種類で、28a〜28dまで段階的に記述されており、その階層構造を認識する。
【0030】
次に、ステップ13において、表示内容認識部14により認識した文書構造から表示内容を取り出す。この処理では、属性を示すタグと、実際に表示する内容、つまり、開始タグと終了タグの間に記述された文字を切り分ける。切り分けられた表示内容は、図4に示すように表示されることとなる。
次に、ステップ14において、属性情報認識部15により認識した文書構造から属性情報を取り出す。この処理は、ステップ12で認識した構成要素の階層構造を用いて、ステップ13で取り出した表示内容をどのような属性に従って画面上に表示するのかを決定する。例えば、図2の構成要素28において、「中止」という文字は構成要素28a〜28dの全てに含まれていることから、画面上には、それぞれの属性を反映した「段落、太字、斜体、下線」で表示しなければならないことを決定する。一方で、「備考」という文字は、構成要素28aに含まれているが、構成要素28b〜28dには含まれていないため、「段落」という属性のみを反映して表示することを決定する。
【0031】
次に、ステップ15において、取り出した表示内容と属性情報に従ってディスプレイ装置20に表示内容を表示する。次のステップ16では、キーボード等の入力装置21から入力された情報に従って編集操作を認識する。具体的には、文字の入力、削除、コピーといった操作や、それらの操作を実行する位置を決定する操作を認識する。次に、ステップ17において、入力装置21から入力された情報が新規入力位置指定を表す場合、編集対象構成要素特定部16によりカーソル位置を特定し、編集対象となる構成要素を特定する。
【0032】
次に、ステップ18において、編集対象となる構成要素にマークを表示し、新規入力位置にカーソルを表示する。新規入力位置指定の操作は、マウスなどのポインティングデバイスで画面上に表示された矢印等のマウスカーソルを編集したい位置まで動かし、そこでポインティングデバイスのボタンを押したり、キーボード上のカーソル移動キーを押して入力カーソルを編集したい位置まで移動させること等によって行う。次に、ステップ19において、新規入力データに従って編集された結果を文書データに反映し、文書データを更新する。更新されたデータはステップ13で再度表示内容を認識され、以降同様に処理が実行される。
【0033】
入力装置21から文字入力されたときは、まずステップ19において文書データが更新され、その後、ステップ13〜18が実行され、変更された結果が画面に表示される。図7のフローチャートのステップ13〜19で、編集操作内容が文字入力の時にはステップ13〜19の全ての処理が実行され、カーソル移動の時にはステップ13,14の処理は省略される。
ここで、図8を参照して、図4に示すように画面表示された構造化文書において、「日時」に続けて「:」を加入し、更に太字の「10月7日」を太字の「平成11年10月7日」に修正する編集を行う場合の処理手順の例について説明する。
【0034】
構造化文書の表示画面(編集画面)において、段落41が表示されている行にカーソルを置き、入力装置21のカーソル移動キーを操作してカーソルを左から右方向に移動する。すると、図8(a)に示すように、「日時」と表示されている部分の周囲に矩形マーク82が表示され、その矩形マーク82の内部で「日時」の後ろに入力カーソル81が表示された状態になる。図8(a)は、図2に示した文書データに対して、図7のステップ11からステップ18までの処理が実行され、「備考」という文字の末尾にカーソルが表示されている状態である。この状態は、編集対象として「日時」が選択され、入力カーソル81の位置に文字を入力すると、その入力文字は「日時」と同じ属性となることを示している。
【0035】
図8(b)は、図8(a)の入力カーソル位置に入力装置21から文字「:」を入力した後の状態を表している。文書編集装置のディスプレイ装置20には、図7のステップ19が実行された後、再度ステップ13からステップ18を経て、新規入力された文字「:」が矩形マーク82内に表示されている文字「日時」と同じ字体で表示される。文書データは、図7のステップ19によって、図8(e)のように更新される。
【0036】
次に、図8(b)の状態から、入力装置21のカーソル移動キーを操作して入力カーソルを右方に1ステップ移動させる操作をすると、図8(c)に示すように、カーソル81の位置は移動せず、編集対象となる構成要素を明示するための矩形マーク83の表示だけが「10月7日」の部分を囲むように変更される。また、入力カーソル81も矩形マーク83の内部に表示され、入力カーソル81の位置に入力される文字には文字「10月7日」と同じく太字属性が付与されることが一見して分かる。この時の新規入力データは、「カーソルを右に1ステップ移動する」ことを示すデータであり、文書データの内容を更新するものではない。そのため、ステップ19が実行された後、ステップ13からステップ14の処理は省略され、ステップ16からステップ18が再度実行されることで図8の(c)のように表示されることとなる。
【0037】
この状態で、入力装置21のキーボードから「平成11年」という文字を新規入力すると、図7のステップ19を経て図8(d)に示すように、新規入力された文字が矩形マーク84内の他の文字と同様に太字で表示される。最初、図7のステップ19によって、文書データ更新部19により新規入力されたデータを文書構造に付加し、文書データを更新する。次に、文字「10月7日」の部分のみを囲んでいた編集対象の構成要素を示す矩形マーク83は、ステップ13からステップ18が実行されることにより、新規入力された文字分だけ拡大し、「平成11年10月7日」の部分全体を囲む矩形マーク84となる。図8(f)に示すように、文書データ上では、新規入力された文字「平成11年」と元の文字「10月7日」とは結合して同じ属性を有する一つの構成要素となる。
【0038】
図9は、本発明によって表示画面上で構造化文書を編集する編集操作の他の例を説明するフローチャートである。ここで取り上げるのは、編集対象となる構成要素が入れ子構造になっている場合の処理の例である。
図9のステップ31からステップ38では、図7にて説明したステップ11からステップ18までの処理と同様の処理を行う。次に、ステップ39において、選択マークとカーソルの表示だけでは入れ子状態の構成要素の中のどの構成要素を選択しているのか判断できない場合、構成要素に対応する入力可能位置をカーソルの近傍に表示する。ステップ40の処理は、図7のステップ19における処理と同様の処理である。
【0039】
次に、図10から図12を参照して、図4に示すように画面表示された構造化文書中の、「備考中止」を「備考:今回は残念ながら雨天中止」(「残念ながら」は太字の斜体属性、「雨天中止」は太字の斜体で下線付き属性)に修正する編集を行う場合の処理手順の詳細を説明する。
【0040】
図4に示されている構造化文書の表示画面(編集画面)において、段落44が表示されている行に入力カーソルを置き、入力装置21のカーソル移動キーを操作して入力カーソルを左から右方向に移動する。すると、図10(a)に示すように、「備考」と表示されている部分の周囲に矩形マーク102が表示され、その矩形マーク102の内部で「備考」の後ろにカーソル101が表示された状態になる。図10(a)は、図2に示した文書データに対して、図9のステップ31からステップ38までの処理が実行され、「備考」という文字の末尾にカーソルが表示されている状態である。この状態は、編集対象として「備考」が選択され、カーソル101の位置に文字を入力すると、その入力文字は「備考」と同じ属性となることを示している。いまの場合、矩形マーク102のみで編集対象の構成要素が特定されるため、図9のステップ39は省略される。
【0041】
図10(b)は、図10(a)のカーソル位置に入力装置21から文字「:」を入力した後の状態を表している。このとき、まず、図9のステップ40によって、文書データ更新部19により新規入力されたデータを文書構造に付加し、文書データは図12(a)のように更新される。文書編集装置のディスプレイ20には、再度図9のステップ33からステップ38を経て、新規入力された文字「:」が矩形マーク102内に表示されている文字「備考」と同じ字体で表示される。カーソル103は文字「:」の隣に位置する。
【0042】
次に、図10(b)の状態から、入力装置21のカーソル移動キーを操作してカーソルを右方に1ステップ移動させる操作をすると、図9のステップ36〜38によって、図10(c)に示すように、カーソル103の位置は移動せず、編集対象となる構成要素を明示するための矩形マーク104の表示が「中止」の部分を囲むように変更される。しかし、このカーソル103の位置では図3(b)に示した文書データ上で見て3箇所の位置34,35,36への入力が可能であり、「中止」の部分の周囲に矩形マーク104を表示するだけでは、そのうちのどの位置に新規入力するのか判断できない。
【0043】
そこで、図9のステップ39において、カーソル103に対応させて選択ウインドウ105をポップアップ表示する。選択ウインドウ105には、そのカーソル位置で入力可能な3種類の文字、すなわち太字体の文字、太字の斜体の文字、太字の斜体で下線付きの文字が一目で分かるように例示される。各文字の近傍にはボックスが表示され、そのうちの一番左のボックスに選択状態を示すサブカーソル106が表示される。この状態で入力カーソル103を移動させるための通常の操作を行うと、カーソル103の位置は変化せず、代わりに選択ウインドウ105内に表示されているサブカーソル106の位置を移動させて選択ウインドウ105内の文字種を選択することができる。このようにして、表示画面の状態で文字入力すると、どこにどのような属性を持った文字が入力されるのかを直感的に知ることができる。
【0044】
図10(c)の状態で、入力装置21から「今回は」という文字を入力すると、図9のステップ40において、文書データ更新部19により新規入力されたデータを文書構造に付加し、文書データが図12(b)に示すように更新される。次に、図9のステップ35において更新された文書内容が表示され、ステップ37,38において編集対象の構成要素を特定する矩形マークが表示される。こうして、図10(d)に示すように、新規入力された文字「今回は」が太字で表示されるとともに、編集対象を示す矩形マーク108がそれを囲んで表示される。入力カーソル107は、矩形マーク108内に表示される。この状態では、入力可能な文字は太字文字のみであるため、図10(c)の場合のように選択ウインドウが表示されることはない。
【0045】
次に、図10(d)の状態から、入力装置21のカーソル移動キーを操作してカーソルを右方に1ステップ移動させる操作をすると、図9のステップ36〜38によって、図10(e)に示すように、カーソル107の位置は移動せず、編集対象となる構成要素を明示するための矩形マーク109の表示が「中止」の部分を囲むように変更される。しかし、このカーソル107の位置では文書データ上で見て2箇所の位置への入力が可能であり、「中止」の部分の周囲に矩形マーク109を表示するだけでは、そのうちのどの位置に新規入力するのか判断できない。
【0046】
そこで、図9のステップ39において、カーソル107に対応させて選択ウインドウ110をポップアップ表示する。選択ウインドウ110には、そのカーソル位置で入力可能な2種類の文字、すなわち太字の斜体の文字と、太字の斜体で下線付きの文字が一目で分かるように例示される。各文字の近傍にはボックスが表示され、太字の斜体を示す一番左のボックスに選択状態を示すサブカーソル111が表示される。
【0047】
太字の斜体の字体が選択されている図10(e)の状態で、入力装置21から「残念ながら」という文字を入力すると、図9のステップ40において、文書データ更新部19により新規入力されたデータを文書構造に付加し、文書データが図12(c)に示すように更新される。次に、図9のステップ35において更新された文書内容が再表示され、ステップ37,38において編集対象の構成要素を特定して矩形マークが表示される。こうして、図11(a)に示すように、新規入力された文字「残念ながら」が太字の斜体で表示されるとともに、編集対象を示す矩形マーク122がそれを囲んで表示される。入力カーソル121は、矩形マーク122内に表示される。この状態では、入力可能な文字は太字の斜体文字のみであるため、図10(e)の場合のように選択ウインドウが表示されることはない。
【0048】
次に、図11(a)の状態から、入力装置21のカーソル移動キーを操作してカーソルを右方に1ステップ移動させる操作をすると、図9のステップ36〜38によって、図11(b)に示すように、カーソル121の位置は移動せず、編集対象となる構成要素を明示するための矩形マーク123の表示が「中止」の部分を囲むように変更される。カーソル121も矩形マーク123内に表示され、この位置で文字入力すると、太字の斜体で下線が付いた文字が入力されることが直感的に理解できる。
【0049】
図11(b)の状態で入力装置21から「雨天」という文字を入力すると、図9のステップ40において、文書データ更新部19により新規入力されたデータを文書構造に付加し、文書データが図12(d)に示すように更新される。次に、図9のステップ35において更新された文書内容が再表示され、ステップ37,38において編集対象構成要素を特定して矩形マークが表示される。こうして、図11(c)に示すように、文字「雨天中止」が太字の斜体で下線が付いた字体で表示され、文字「中止」の部分のみを囲んでいた編集対象の構成要素を示す矩形マークは新規入力された文字分だけ拡大し、「雨天中止」の部分全体を囲む矩形マーク124となる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によると、操作者が所望するレイアウトを確認しながら、単純な編集位置指定操作だけで直感的に編集対象となる構成要素の特定と新規入力位置の指定ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による文書編集装置の構成例を示す概略機能ブロック図。
【図2】文書データの内容例を示す図。
【図3】構造化文書の構成要素と編集操作における新規入力位置の関係を説明する図。
【図4】図2に示した文書データを読み込んだときに文書編集装置のディスプレイに表示される画面構成を示す図。
【図5】編集画面の一例の説明図。
【図6】編集画面の他の例の説明図。
【図7】本発明によって構造化文書を表示画面上で編集する編集操作の一例の処理手順を説明するフローチャート。
【図8】構造化文書編集の手順を説明する図。
【図9】本発明によって構造化文書を表示画面上で編集する編集操作の他の例の処理手順を説明するフローチャート。
【図10】構造化文書編集の手順を説明する図。
【図11】構造化文書編集の手順を説明する図。
【図12】編集中の文書データの状態を示す図。
【符号の説明】
11…補助記憶装置、12…文書データ読み込み部、13…文書構造認識部、14…表示内容認識部、15…属性情報認識部、16…編集対象構成要素特定部、17…表示画面生成部、18…編集操作認識部、19…文書データ更新部、20…ディスプレイ装置、21…入力装置、25〜28…構成要素、51…入力カーソル、52,53…矩形マーク、61…入力カーソル、62,63…矩形マーク、64…ポップアップ画面、65,66,67…サブカーソル、68…入力カーソル、69…サブカーソル、81…カーソル、82〜84…矩形マーク、101…入力カーソル、102…矩形マーク、103…入力カーソル、104…矩形マーク、105…選択ウインドウ、106…サブカーソル、107…入力カーソル、108,109…矩形マーク、110…選択ウインドウ、111…サブカーソル、121…入力カーソル、122,123,124…矩形マーク
Claims (2)
- 表示画面への表示内容と表示画面への表示形態を指示する属性情報とを有する構成要素を複数組み合わせて構成された構造化文書を編集する構造化文書編集装置であって、
構造化文書を構成する構成要素の構造を解析して認識する文書構造認識部と、
該文書構造認識部により認識された構成要素それぞれの表示内容を認識する表示内容認識部と、
該文書構造認識部により認識された構成要素それぞれの属性情報を認識する属性情報認識部と、
前記表示内容認識部により認識された各構成要素の表示内容を、前記属性情報認識部により認識された各構成要素の属性情報を反映させて、表示画面上に表示する構造化文書表示部と、
文書編集操作を行う入力部と、
該入力部の文書編集操作に伴い入力される情報を認識する編集操作認識部と、
該編集操作認識部により認識された情報が構造化文書中の新規入力位置指定を表わす場合に、当該新規入力位置指定に対して編集対象となる構成要素を特定する編集対象構成要素特定部と、
前記構造化文書表示部により構造化文書を構成する各構成要素の表示内容が各構成要素の属性情報を反映させて表示されている表示画面上に、新規入力位置指定による入力位置を示す入力カーソルを表示するとともに、前記編集対象構成要素特定部によって特定された複数の構成要素の中から、編集対象とする一の構成要素の範囲を識別するための識別マークを表示する一方、前記入力部による編集対象とする一の構成要素を変更するための入力カーソルに対する操作に応じて、当該識別マークの表示範囲を変更し、編集対象とする一の構成要素の変更を案内する編集対象表示部と
を備えていることを特徴とする構造化文書編集装置。 - 前記編集対象表示部は、
前記編集対象構成要素特定部によって特定された複数の構成要素の中から、編集対象とする一の構成要素の範囲を識別するための識別マークを表示する場合に、入力カーソルに隣接した当該一の構成要素による表示内容が当該一の構成要素に対して入れ子状態になっている別の構成要素による表示内容による場合は、前記表示画面上に、当該一の構成要素の属性情報並びに当該入れ子状態になっている別の構成要素の属性情報それぞれを表示し、当該表示されている複数の属性情報の中から一の属性情報を選択するための入力カーソルに対する操作に応じて選択された属性情報を有する構成要素の変更を案内する
ことを特徴とする請求項1記載の構造化文書編集装置。
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-
1999
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WO2021096329A1 (ko) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 주식회사 모카앤제이에스 | 블록 에디터 기반 문서 편집 서비스 제공 방법, 그를 수행하기 위한 서버 및 컴퓨터 프로그램 |
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