JPH07129587A - 文書処理装置及び方法 - Google Patents

文書処理装置及び方法

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JPH07129587A
JPH07129587A JP5278025A JP27802593A JPH07129587A JP H07129587 A JPH07129587 A JP H07129587A JP 5278025 A JP5278025 A JP 5278025A JP 27802593 A JP27802593 A JP 27802593A JP H07129587 A JPH07129587 A JP H07129587A
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JP5278025A
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Masaaki Nagashima
正明 長島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 文書データの所望の範囲を簡単に指定する。 【構成】 電子化された文書データを取り扱う文書処理
装置において、ポインティングデバイス2により文書デ
ータ中の特定位置を指定すると、特定位置に基づき文書
要素単位で文書データの範囲を検出する。更に、範囲の
変更指示が入力されると、文書データの範囲を変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子的に作成された文
書データを取り扱う文書処理装置及び方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、Xウィンドウ等に表示さ
れた文書の一部を選択したい時には、その範囲を指定す
るために、表示画面上でマウスカーソルを選出したい文
書の開始位置まで移動し、その時点でマウスのボタンを
押してオン状態にし、そのボタンを押したままその範囲
の終了位置にまでマウスカーソルを移動した後、そのボ
タンをオフにする、いわゆるドラッギング操作を行なっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、非常に長い行や単語、文章、或いは文書全体等
を選択したい場合は、マウスカーソルを大量に移動させ
ねばならず効率の悪いものであった。また、マウスのボ
タンを押す時或いは離す時等に、操作者の意図に反して
マウスの位置がずれてしまい、その結果、思うような範
囲を指定できずなくなり、また範囲指定の最初からやり
直さなければならないといった問題があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、文書データの所望の範囲を簡単に指定できる文書処
理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文書処理装置は以下の様な構成を備える。即
ち、電子化された文書データを取り扱う文書処理装置に
おいて、文書データ中の特定位置を指定する位置指定手
段と、前記位置指定手段により指定された前記特定位置
に基づいて文書要素単位で文書データの範囲を検出する
範囲検出手段と、前記範囲検出手段により検出される文
書データの範囲を変更を指示する範囲変更指示手段とを
有する。
【0006】上記目的を達成するために本発明の文書処
理方法は以下の様である。即ち、電子化された文書デー
タを取り扱う文書処理方法において、文書データ中の特
定位置を指定すると、その指定された特定位置に基づい
て文書要素単位で文書データの範囲を検出し、その範囲
の変更指示が入力されると前記文書要素単位に検出する
文書データの範囲を変更することを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成において、位置指定手段により文書
データ中の特定位置を指定し、その指定された特定位置
に基づいて文書要素単位で文書データの範囲を検出す
る。そして範囲変更手段により、この検出される文書デ
ータの範囲を変更を指示するように動作する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。本実施例では、選択対象の文書
要素を小さいものから順に文字、単語、行、文書全体と
し、選択対象となる文書要素を切り替えるものである。
【0009】以下、本発明の第1実施例を図を参照して
説明する。
【0010】図1は、第1実施例の文書処理装置の構成
を示すブロック図である。
【0011】1はキーボードで、オペレータにより操作
され、本装置に対して文書データや各種制御命令等を入
力するのに使用される。2は、例えばマウス等のポイン
ティングデバイスで、オペレータにより操作されて表示
画面上でカーソル等移動し、文書のある特定位置を選定
したり、また本装置に対して制御命令などを入力するの
に使用される。3はマイクロプロセッサ等のCPUで、
入力された制御命令に従って各種処理を行なっている。
4は文書や画像更には各種メッセージ等を表示するため
の表示部(LCD或いはCRT等)である。5は本装置
の動作プログラム(群)を記憶しておくための第1の記
憶装置、6は文書データファイルを記憶しておくための
第2の記憶装置、7は本装置が動作する時に生成される
データを一時的に記憶するための第3の記憶装置であ
る。これらの装置がシステムバス8を介して接続されて
いる。尚、これら第1の記憶装置5と第2の記憶装置
6、第3の記憶装置7は、同一の記憶装置であってもよ
い。
【0012】図2に示すように、キーボード1には、選
定範囲の変更を指示するための専用の範囲変更キー11
が設けられている。この範囲変更キー11の機能につい
ては詳しく後述する。
【0013】図1における第1の記憶装置5(例えばR
OM、RAM或いはハードディスク等)において、51
は、オペレータがポインティングデバイス2を用いて画
面上でカーソルを移動して指定した位置が、文書データ
のどの位置かを検出し、かつその位置をRAM7の選出
範囲74に登録するための位置検出プログラムである。
52は単語検出プログラムで、選出範囲74に登録され
ている文字の位置に基づいて、その選出範囲内に含まれ
る単語を検出し、かつその単語の範囲を選出範囲74に
登録するための単語検出プログラムである。53は行検
出プログラムで、選出範囲74に登録されている単語の
範囲を、その内部に含む行を検出し、かつその行の範囲
を選出範囲74に登録する。54は全体検出プログラム
で、文書全体の範囲を検出して選出範囲74に登録す
る。55は範囲変更プログラムで、キーボード1の範囲
変更キー11の押下に応じて文書データの選出範囲を変
更する。56は範囲変更プログラム55により文書デー
タの範囲が変更された際、その範囲表示を切り替えるた
めの範囲表示切り替えプログラムである。
【0014】ここで、文書データにおける位置は、例え
ば、文書データの先頭からの文字数で定義付けることが
できる。この時、空白文字や改行文字も1文字としてカ
ウントするものとする。また選択された範囲は、位置の
ペアで定義づけるものとする。例えば、図3において、
単語“want”の文字“a”は27番目の文字であ
り、“w”と文字“a”の中間から文字“a”と文字
“n”の中間までの位置が“27”(一番左端の文字位
置を“1”とする)で表される。従って、単語“wan
t”の文字“a”の位置は“27”で、その範囲は
“(27,28)”となる。また単語“want”の範
囲は“(26,30)”で表される。尚、図3において
44で示したのは、表示部4の画面上に表示されるカー
ソルである。これ以降の図においても、44がカーソル
を示し、また、上記プログラム51,52,53,5
4,55,56は同一プログラム言語で記述されていて
もかまわない。
【0015】次に、図1における第2の記憶装置6(例
えばRAM或いはハードディスク等)について説明す
る。61は本実施例の装置で取り扱う文書データのファ
イルである。この記憶装置6には、同様な文書データフ
ァイルが他にも登録されていてもよく、本実施例ではフ
ァイル名で対象となる文書データファイルが特定できる
ものとする。
【0016】次に、図1における第3の記憶装置7(例
えばRAM)について説明する。71はユーザが指定し
た文書データのファイル名、72はファイル名71から
特定された文書データファイル61の内容を示す文書デ
ータである。73はオペレータがポインティングデバイ
ス2で最初に選定した初期位置、74は位置検出プログ
ラム51、単語検出プログラム52、行検出プログラム
53、あるいは全体検出プログラム54により検出され
た位置や範囲を登録するための選出範囲である。
【0017】次に、本実施例におけるオペレータの操作
手順例について説明する。ここでは例として、文書デー
タの行を選出する場合について述べる。
【0018】本処理の実行を開始すると、例えば、表示
部4の画面上に、図4に示すような表示が現れる。図
中、41は第2の記憶装置6に格納されている文書ファ
イル61の名前を全部をリストアップしたリストウィン
ドウ、42は文書ファイル61の指定された文書データ
の内容を表示するための表示ウィンドウである。
【0019】次に、オペレータは表示部4に表示された
リストウィンドウ41を用いて、読出したい文書データ
を指定し、表示ウィンドウ42にその文書内容を表示さ
せる。これは例えば、リストウィンドウ41に表示され
ている文書ファイル名の上にカーソル44を移動し、そ
こでポインティングデバイス2のボタンをクリックす
る。これにより、その文書データが選択され、その文書
データの内容が表示ウィンドウ42に表示されるものと
する。このようなプログラムは、既にXウィンドウのプ
ログラム等で実現されている。もちろん、図4は一表示
例であって、例えばリストウィンドウ41を表示せずに
文書ファイル名をキーボード1から入力して読出しても
良い。
【0020】そして、カーソル44を、選択したい行の
中のいずれかの文字(本実施例では、例えば図3のよう
に単語“want”の文字“a”)に移動し、ポインテ
ィングデバイス2のボタンをクリックして、その文字を
指定する。これにより、図3に示すように文字“a”が
選定され、表示部4上には、文字“a”の部分が反転表
示される。この時、空白文字部分あるいは改行文字部分
が選択された場合は、例えば、そこから後方をサーチし
ていき、空白文字あるいは改行文字以外の文字を検出し
た時、その文字を選出するものとする。もちろん前方を
サーチしてもよいし、検出できなかったとして、エラー
処理を施してもよい。
【0021】次に、この状態でキーボード1の範囲変更
キー11を押すと、図5に示すように、図3で指定され
た文字“a”を含む単語“want”が選出される。そ
して更に範囲変更キー11が押下されると、図6に示す
ように、その単語“want”を含む行全体を選出する
ことができる。そして図7に示すように、その単語“w
ant”を含む文書全体或いはパラグラフ全体を選出し
たい時は、更にもう一度、キーボード1の範囲変更キー
11を押せばよい。
【0022】つぎに、本装置の処理手順例を図8及び図
9のフローチャートを参照して説明する。この処理は位
置指定のためのイベントと、範囲変更のためのイベント
が発生した時に起動されるイベント駆動型のプログラム
により、処理が記述されているものとする。但し、処理
がイベント待ちに入る前に、オペレータが指定した文書
データファイル名がファイル名71に、その文書データ
の内容が文書データ72に格納され、その内容が表示ウ
ィンドウ42に表示されているものとする。
【0023】図8は位置検出のためのイベントが発生し
た時のコールバック関数のフローチャートである。この
イベントは、例えば表示ウィンドウ42内にカーソル4
4が位置し、その位置が初期位置73と異なっている時
に、ポインティングデバイス2のボタンがクリックされ
た場合に発生される。まずステップS1で、位置検出プ
ログラム51により、その時のカーソルの位置を検出す
る。この処理は既にXウィンドウシステムで実現されて
いる。もし、その時のカーソル位置に対応する文字が空
白文字或いは改行文字であれば、そのカーソル位置より
後方の文字をサーチして、空白文字、改行文字以外の文
字を探す。こうして該当する文字が見つかると、その位
置を初期位置とし、この求めた位置を初期位置73、選
出範囲74に登録する(ステップS2)。
【0024】ここで、求めた位置に基づいて範囲として
登録するということは、例えば、検出された位置が“2
7”であれば、その位置27にある文字の範囲として
(27,28)を登録することを意味している。そし
て、表示部4で選出された文字の部分を反転表示して
(ステップS3)、本コールバック関数での処理を終了
する。尚、この反転表示処理も、Xウィンドウシステム
で既に実現されている。
【0025】図9は、範囲変更のためのイベントが発生
した時のコールバック関数のフローチャートである。こ
れは、例えば、キーボード1の範囲変更キー11が押さ
れた時に発生する。
【0026】まずステップS11で、選出範囲74で指
定されている文字列を抽出し、その文字列がどのような
文書要素なのか、即ち一文字なのか、単語なのか、行な
のか、或いは文書全体なのかを検定する(ステップS1
2)。この検定方法については後述する。そしてステッ
プS13で、検定した結果が文書全体かどうかを判断
し、そうであれば、このコールバック関数の処理を終了
する。そうでない時はステップS14に進み、範囲変更
プログラム55により、ステップS12で検定した文書
要素を含む、1レベル上位の文書要素を検出する。これ
は、例えばステップS12で検定した結果が一文字であ
ればその上の単語検出プログラム52を、単語であれば
その上の行検出プログラム53を、行であればその上の
文書全体検出プログラム54を起動する。
【0027】尚、これら検出プログラムのそれぞれの処
理については後述する。次にステップS15に進み、範
囲表示切り替えプログラム56により、範囲表示を変更
する。この範囲表示変更の処理は、選出範囲74に指定
されている表示部4の表示部分を反転表示し、新たにス
テップS14で検出された範囲の部分を反転表示する。
そしてステップS16に進み、新しい範囲の値でもって
選出範囲74を更新して、このコールバック関数の処理
を終える。
【0028】尚、上述の例では、選出された範囲を反転
表示して示すように説明したが、表示部4が例えばカラ
ーディスプレイであれば、その表示色を変更して表示し
ても良い。
【0029】次に、ステップS12の文字列検定処理の
手順例について述べる。まず、文書全体の文字数をカウ
ントし、その数をNとすると、選出範囲74が(0,
N)なら文書全体と判断する。次に、選出範囲74の最
後の文字の直後の文字が改行文字ならば行であると判断
する。また、選出範囲の文字列の直前及び直後の文字が
空白あるいは改行文字であれば単語であると判断する。
更に、上記以外の場合は一文字であると判断する。
【0030】次に、ステップS14における全体検出プ
ログラム54、行検出プログラム53、単語検出プログ
ラム52の処理手順について述べる。文書全体の範囲を
検出する方法は、選出範囲を(0,N)とすればよい。
また、行検出の方法は、選出範囲74に登録されている
範囲の前後方向に改行文字を探すことで可能である。ま
た単語検出の方法は、選出範囲74に登録されている範
囲の前後方向に空白文字、あるいは改行文字を探すこと
で可能である。以上で、第1実施例の文書処理装置にお
ける処理手順の説明を終える。
【0031】このように第1実施例によれば、文書デー
タに含まれる単語、行、文書全体を容易に選出できると
いう利点がある。
【0032】前述の第1実施例では、選出範囲の変更、
選定確定の指示をキーボード1から入力していたが、こ
れ以外にも例えば、オペレータが文書データの範囲を指
定した際、例えば図10に示すように、表示部4の画面
上にダイアログボックス48を表示し、ポインティング
デバイス2によりカーソル44を移動して指示できるよ
うにしてもよい。即ち、ダイアログボックス48の「Y
ES」のボタンをクリックした時、前述の第1実施例に
おける範囲変更キー11が押された時と同じ処理が行な
われるようにする。これはダイアログボックス48の表
示と、そこから各処理のコールバック関数を呼ぶことで
実現でき、従来のXウィンドウシステムで実現されてい
る。これにより、キーボード1に特殊キーを設ける必要
がなくなるという利点がある。
【0033】また、範囲変更キー11のような特殊キー
もダイアログボックスも用いず、ポインティングデバイ
ス2のボタンのクリックだけで行なうこともできる。例
えば、表示ウィンドウ42内のある位置にカーソルを移
動し、ポインティングデバイス2のボタンをクリックし
て文字を指定する。そして、カーソルがその文字の範囲
内にある時にクリック操作を行うと、範囲変更が行なわ
れるようにする。即ち、現在選出されている文書データ
の範囲内にカーソルがある時にポインティングデバイス
2によりクリック操作を行うと、文書データの指定され
た範囲が変更されるものである。そしてカーソルを、そ
の範囲外に移動してクリックすると、通常のクリックイ
ベントとして扱われる。カーソル位置が範囲内にあるか
どうかは、ポインティングデバイス2のボタンがクリッ
クされた時、カーソル44の位置と選出範囲74とを比
較することにより判断できる。
【0034】また前述の第1実施例では、オペレータは
ポインティングデバイス2で文書中の位置を指定した
が、例えば図11に示すように、ポインティングデバイ
ス2のドラッギング操作により、文書データの範囲を指
定できるようにしても良い。そして、文書データの範囲
変更が指示されると、それを含む最小の文書要素を選出
する。もし、範囲の開始点や終了点で空白文字や改行文
字を指定した場合は、開始点なら文書データの後方に向
って、終了点なら文書データの前方に向ってサーチして
いき、空白文字或いは改行文字でない文字を検出する
と、その文字の位置でもって開始点もしくは終了点とす
る。
【0035】もし、開始点が終了点と同じになるか、或
いは開始点が終了点の後ろにきた場合は、終了点の値を
開始点の値より1だけ大きくする。即ち、選出点の右側
(後方)の文字を初期選出する。他にも設定方法は考え
られるが、本実施例では、動作の一例として上記のよう
にする。
【0036】次に、範囲変更の他の方法について述べ
る。
【0037】これは、第1実施例における図9の処理手
順と同じであるが、はじめにオペレータが指定した範囲
の文字列がどういうものであるかを判定する必要があ
る。即ち、オペレータが指定した範囲の文字列が単語な
のか、またはその一部なのか、同一行の複数の単語なの
か、行なのか、複数行に亙っているのか、或いは文書全
体なのか等を判断しなくてはならない。これは、範囲指
定された文字列或いはその直前及び直後の文字を調べる
ことで可能である。例えば、まず文字列の文字数が文書
データの文字数と一致するかどうかを調べ、一致するな
ら「文書全体」と判断する。一致せずに、文字列中に改
行文字が存在するなら「複数行」であると、改行文字が
存在せず、文字列の直前或いは直後に改行文字があるな
ら「行」であると判断する。また上記例にあてはまら
ず、文字列中に空白文字があるなら「同一行複数単語」
と判断し、空白文字が含まれず、文字列の直前及び直後
が空白文字或いは改行文字なら「単語」であると判断す
る。そして、それ以外は「単語の一部」であると判断で
きる。
【0038】従って、例えば図11のように、オペレー
タが同一行における複数の単語にまたがって文書データ
の範囲を指定したとすると、最初は指定された範囲の値
が選出範囲74に登録され、範囲変更が指示されると、
そこを含む最小の文書要素、即ち、行を選択し、その範
囲を選出範囲74に登録する。そして、さらに範囲変更
が指示されると、図7のようにその行を含むパラグラフ
或いは文書全体が選出されることになる。
【0039】また、この場合にも、前述の実施例のよう
に、範囲変更キー11のかわりに表示部4の画面上にダ
イアログボックス48を表示し、ポインティングデバイ
ス2で指示できるようにしてもよい。また、前述の実施
例のように、ポインティングデバイス2のボタンのクリ
ック操作だけで行なえるようにしてもよい。即ち、現在
選出されている範囲内にカーソルがある時にクリック操
作が行われると、範囲変更処理を行ない、カーソルが範
囲外にある時にクリック操作が行われると、通常のクリ
ックイベントとして、それに応じた処理、ここでは位置
指定処理を行なう。
【0040】次に、文書データ中の選択対象の文書要素
を、小さいものから順に文字、単語、文、文書全体と
し、選択する文書要素を切り替えることができる第2実
施例を説明する。 [第2実施例]この第2実施例におけるシステム構成を
図12に示し、前述の図1と共通する部分は同じ番号で
示し、それらの説明を省略する。この第2実施例では、
行検出のかわりに文検出プログラム57を用いて、文検
出を行なうことになる。
【0041】文検出の方法は、選出範囲74に登録され
ている文書データの範囲の前後方向に文の終わりを示す
記号ピリオド(句点)を探すことにより行われる。本実
施例において、文字が選出された時、単語が選出された
時、文が選出された時、文書全体が選出された時を、そ
れぞれ図13、図14、図15、図16に示す。
【0042】図13は図3と同様に一文字(文字
“a”)が選択された状態を示し、図14は文字“a”
を含む単語“want”が選択された状態を示す。そし
て図15は単語“want”を含む文全体が選択された
状態を示し、図16はその文を含む文章(或いは段落)
全体が選択された状態を示している。
【0043】また文書要素として段落を検出する場合、
例えば、段落と段落の間には空白行が入るか、或いは改
行の後に空白文字が含まれるというような制約があれ
ば、段落を検出することができる。従って、文字、単
語、文、段落、文書全体というように選出範囲を切り替
えることが可能になる。この時の文、段落、文書全体が
選出された時を、それぞれ図17、図18、図19に示
す。図17はカーソルで指示された文字“a”を含む単
語“want”を含む文全体を選択した状態を示し、図
18はその文を含む段落全体を選択した状態を、図19
はその段落を含む文書全体を選択した状態を示す。
【0044】以上説明したように前述の第1及び第2実
施例によれば、文書データの所定範囲の文字列を選択す
る時に、大きくカーソル移動を行う必要がなくなり、操
作性が向上する効果がある。
【0045】また、文書データ中の単語、行、文等を選
択したい場合にも、オペレータの意に反してポインティ
ングデバイスの位置がわずかにずれてしまっても、容易
に文書データの所望の範囲を選択できる効果がある。 [第3実施例]図20は本発明の第3実施例の文書処理
装置の概略構成を示すブロック図で、図1と共通する部
分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0046】図20において、75はオペレータがポイ
ンティングデバイス2を用いて指定した文書データの指
定位置を示し、76は今までに選出された範囲を記憶し
ておくための選出範囲スタックである。またスタックイ
ンデックス77は、現在選出されている範囲が選出範囲
スタック76の何番目のスタックに相当しているかを記
憶している。このスタックインデックス77の初期値は
“−1”である。
【0047】ここでは、前述の第1実施例のように、ま
ず図4に示すような表示データが表示部4に表示され、
そのリストウインドウ44より所望の文書データ名を選
択する。これにより表示ウインドウ42に、その文書デ
ータが表示される。次に、図3に示すように、その文書
データ中の文字“a”をカーソル44で指示し、キーボ
ード1aの範囲拡大キー13(図21参照)を押下する
と、図5のように単語“want”が選択される。以下
同様に、範囲拡大キー13を順次押下すると、図6、図
7に示すように、行、文全体が選択される。そして、図
7の表示状態で、キーボード1aの範囲縮小キー12
(図21参照)を押下すると、図6に示すように行が選
択され、更に範囲縮小キー12を押下すると、図5のよ
うに単語“want”が選択される。
【0048】図22は第3実施例における位置検出のた
めのイベントが発生した時のコールバック関数のフロー
チャートで、このイベントは例えば、表示ウインドウ4
2内にカーソル44が存在し、かつポインティングデバ
イス2のボタンがクリックされることにより発生され
る。
【0049】ステップS21では、位置検出プログラム
51により、その時のカーソルの位置を検出し、指定位
置75に登録する。このとき、そのカーソル位置の文字
が空白文字或いは改行文字であれば、そのカーソル位置
より後方の文字をサーチしてそれ以外の文字を探し、文
字を見つけるとその位置を登録する。ステップS22で
は、スタックインデックス77を“0”にし、ステップ
S21で求めた位置の範囲を選出範囲スタック76に登
録する。ここで位置を範囲として登録するとは、例えば
カーソルが指示した位置が“27”であれば、位置27
にある文字の範囲として(27,28)を登録すること
を意味している。そしてステップS24で、その選出さ
れた文字列を反転して表示する。
【0050】図23は第3実施例におけるスタックイン
デックス76の一例を示す図である。ここでは、最初に
選出された文字の範囲を最も底辺(スタックインデック
ス0)に登録し、新たに単語、行等が選出されると、そ
の範囲が順次上のスタックに登録される。ここではスタ
ック1に単語の範囲が、スタック2に行の範囲が記憶さ
れている。そして未登録の部分には、未登録であること
を示す“NON ”が登録されている。
【0051】図24は、範囲拡大変更のためのイベント
が発生した時のコールバック関数のフローチャートであ
る。これは、例えば、キーボード1の範囲拡大変更キー
13が押された時に発生する。
【0052】まずステップS31でスタックインデック
ス77の値を+1し、ステップS32では、そのスタッ
クインデックス77が示している箇所に既に選出範囲が
登録されているかどうかをみる。登録されていればステ
ップS38に進み、表示範囲を変更する。一方、ステッ
プS32で登録されていない時はステップS33に進
み、選出範囲74で指定されている文字列を抽出し、そ
の文字列がどのような文書要素なのか、即ち一文字なの
か、単語なのか、行なのか、或いは文書全体なのかを検
定する(ステップS33)。この検定方法は前述の第1
実施例と同様にして行う。そしてステップS34で、検
定した結果が文書全体かどうかを判断し、そうであれ
ば、このコールバック関数の処理を終了する。そうでな
い時はステップS36に進み、範囲変更プログラム55
により、ステップS34で検定した文書要素を含む、1
レベル上位の文書要素を検出する。これは、例えばステ
ップS34で検定した結果が一文字であればその上の単
語検出プログラム52を、単語であればその上の行検出
プログラム53を、行であればその上の文書全体検出プ
ログラム54を起動する。これは前述した検出プログラ
ムのそれぞれにより処理される。次にステップS37に
進み、ステップS36で検出した文書要素の範囲を選出
範囲スタック76に登録する。これで、スタックインデ
ックス77が示している箇所に、現在選出されている範
囲が登録される。次にステップS38に進み、範囲表示
切り替えプログラム56により範囲表示を変更する。こ
の範囲表示変更の処理は、(スタックインデックス77
の値−1)で示される箇所に登録されている範囲に相当
する表示部分を反転表示し、スタックインデックス77
で示される箇所に登録されている範囲部分を反転表示す
ることにより可能である。
【0053】尚、上述の例では、選出された範囲を反転
表示して示すように説明したが、表示部4が、例えばカ
ラーディスプレイであれば、その表示色を変更して表示
しても良い。
【0054】図25は範囲縮小変更のためのイベントが
発生した時のコールバック関数のフローチャートを示
す。これはキーボード1aの範囲縮小キー12が押下さ
れることにより開始される。まずステップS41で、ス
タックインデックス77の値が“0”かどうかを判断
し、“0”であれば処理を終了するが、“0”でない時
はステップS42に進み、スタックインデックス77の
値を−1する。そしてステップS43に進み、前述のス
テップS38と同様にして表示範囲を変更する。
【0055】図26は本発明の第4実施例の文書処理装
置の構成を示すブロック図で、前述の実施例と共通する
部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。この
第4実施例では、選出範囲スタック76とスタックイン
デックス77に代えて、選出範囲リスト78と現選出ノ
ードポインタ79が設けられている。
【0056】図27は第4実施例のリストの例を示す図
で、リストの各ノードには、範囲と、次のノードへのポ
インタ(次ノードポインタ)、前のノードポインタ(前
ノードポインタ)がある。次のノード、前のノードがな
い時は、例えばUNIXでいうNULLコードがセットされ
ている。これら次ノードポインタ、前ノードポインタを
辿ることにより、各ノードを自由に参照できる。尚、図
27は、文字、単語、行が選出されて、登録された時の
例を示している。
【0057】図28は第4実施例における位置検出のた
めのイベントが発生した時のコールバック関数のフロー
チャートで、このイベントは例えば、表示ウインドウ4
2内にカーソル44が存在し、かつポインティングデバ
イス2のボタンがクリックされることにより発生され
る。
【0058】ステップS51では、前述のステップS2
1と同様に、位置検出プログラム51により、その時の
カーソルの位置を検出し、ステップS52で選出範囲リ
スト78に登録する。これは新たにノードを作成し、そ
のノードの範囲領域に、検出した位置を登録するもので
ある。ステップS53では、リストのチェーン構造を設
定する。これは、ノードの次ノードポインタ、前ノード
ポインタの領域にNULLコードを入れるものである。そし
てステップS54に進み、現選出ノードポインタ79
に。このノードのアドレスを入れる。そしてステップS
55で、その選出された文字列を反転して表示する。
【0059】図29は、範囲拡大変更のためのイベント
が発生した時のコールバック関数のフローチャートであ
る。これは、例えば、キーボード1の範囲拡大変更キー
13が押された時に発生する。
【0060】まずステップS61で現選出ノードポイン
タ79が指しているノード(現ノード)の次ノードポイ
ンタがNULLかどうかを判断し、NULLであればステップS
62に進み、選出範囲74で指定されている文字列を抽
出し、その文字列がどのような文書要素なのか、即ち一
文字なのか、単語なのか、行なのか、或いは文書全体な
のかを検定する(ステップS64)。この検定方法は前
述の第1実施例と同様にして行う。そして検定した結果
が文書全体かどうかを判断し、そうであれば、このコー
ルバック関数の処理を終了する。そうでない時はステッ
プS65に進み、範囲変更プログラム55により、ステ
ップS63で検定した文書要素を含む、1レベル上位の
文書要素を検出する。次にステップS66に進み、ステ
ップS63で検出した文書要素の範囲を選出範囲リスト
78に登録する。そしてリストチェーン構造を設定する
(ステップS67)。これはステップS66で作成した
ノードの次のノードポインタの領域にNULLを入れ、前ノ
ードポインタの領域に現選出ノードポインタの値を入
れ、そして、現ノードの次のノードポインタの領域にス
テップS66で作成したノードのアドレスを入れる。こ
れで現選出ノードポインタ79が示している箇所に、ス
テップS66で作成したノードのアドレスを登録し、ス
テップS69で表示範囲を変更する。
【0061】図30は範囲縮小変更のためのイベントが
発生した時のコールバック関数のフローチャートを示
す。これはキーボード1aの範囲縮小キー12が押下さ
れることにより開始される。まずステップS71で、現
ノードの前ポインタが“NULL”かどうかをチェックし、
そうであれば現ノードより前にノードが無いので処理を
終了する。NULLでない時はステップS72に進み、現選
出ノードポインタ79に、ステップS71の前のノード
ポインタの値を入れる。これにより、1つ前のノードが
参照される。そしてステップS73で、前述のステップ
S38,S43と同様にして表示範囲を変更する。
【0062】前述の実施例において、文書全体が選択さ
れている時に範囲拡大キー13が押下されると最も小さ
い単位である文字が選択され、逆に最も小さい単位であ
る文字が選択されている時に範囲縮小キー12が押下さ
れると最も大きい単位である文書全体を指定するように
しても良い。 [第5実施例]図31は本発明の第5実施例文書処理装
置の概略構成を示すブロック図で、前述の各実施例と共
通する部分は同じ番号で示している。
【0063】この第5実施例では、第1の記憶装置5に
文書要素検出プログラム58が設けられている点が異な
っている。この文書要素検出プログラム58は、選出範
囲74に登録されている範囲を内部として含む最小の文
書要素を検出するものである。この選出された文書要素
の名前が、第2の記憶装置7の文書要素名80に記憶さ
れる。キーボード1には文書要素変更指示キー12が設
けられており、後述するようにこのキー12を押下する
ことにより、選出する文書要素名を変更することができ
る。
【0064】図33は文書データの一例を示す図で、こ
こではSGML(ISO 8879)で記述された構造化文書の例
で示している。図34はこの構造化文書を簡易形式で記
述された文書データの一例を示す図である。図33にお
いて、“<”から“>”までの文字列が文書要素区切り
記号を示している。次に第5実施例におけるユーザの操
作手順を説明する。図33において、<LIST>という文書
要素を選出する場合について説明する。例えば、表示部
4の画面上に図32に示すように、リストウインドウ4
1と文書内容を表示する表示ウインドウ42に加えて、
文書要素名表示ウインドウ43が表示されている。この
状態でオペレータは、リストウインドウ41の所望の文
書名にカーソル44を移動し、そこでポインティングデ
バイス2のボタンをクリックすると、その文書データが
選択されて表示ウインドウ42に表示される。
【0065】こうして表示ウインドウ42に文書データ
が表示された状態で、選択したい文書要素の中のいずれ
かの文字もしくは文字列(本実施例では、文字列“第1
番目の項目”の中の文字“1”を指定する。これにより
図35に示すように、文字“1”が反転表示されてい
る。尚、この時点では文書要素名が選出されていないの
で、文書要素名表示ウインドウ43には、何も表示され
ていない。また、この時点で空白文字或いは改行文字等
が指定された場合は、前述の第1実施例で説明したよう
にして空白文字或いは改行文字以外の文字を検出する。
【0066】次にキーボード1に設けられた文書要素変
更指示キー12を押下すると、図36に示すように、文
書要素<ITEM>の部分が反転表示され、その文書要素名
“ITEM”が文書要素名表示ウインドウ43に表示され
る。ここで更に文書要素変更指示キー12を押下する
と、次の文書要素<LIST>が選出され、図37に示すよう
に、文書要素<LIST>の部分が反転表示され、文書要素名
“LIST”が文書要素名表示ウインドウ43に表示され
る。これ以降、更に文書要素変更指示キー12を押下し
続けると、文書要素<PARAGRAPH> 、文書要素<SECTION>
が順次選択され、その範囲が反転表示されると共に、そ
の文書要素名が表示されることになる。
【0067】次に、この第5実施例における制御処理を
説明する。本実施例における位置検出のためのイベント
が発生した時のコールバック関数のフローチャートは前
述の図8に示すフローチャートと同じであるため、その
説明を省略する。図38は文書要素変更のためのイベン
トが発生した時のコールバック関数のフローチャートで
ある。この処理は前述の図9のフローチャートと比べる
と、ステップS81,S85,S86のそれぞれはステ
ップS11,S15,S16のそれぞれに対応してい
る。
【0068】ステップS81で選出範囲74で指定され
ている文字列を抽出し、文書要素検出プログラム54に
より、ステップS81で抽出した文字列を含む最小の文
書要素全体を検出する。ここでは、まず選出範囲74で
示された範囲が文書要素全体なのかを判断する。これ
は、その範囲の先頭に文書要素開始記号があり、最後に
先頭の文書要素開始記号に対応する文書要素終了記号が
あるかどうかを調べれば良い。文書要素全体であれば選
出範囲74で示された範囲前方に文書要素を含む1つ上
の開始記号を、後方にやはり1つ上の文書要素の終了記
号を探せば良い。文書要素全体でない(即ち、ここでは
ユーザが指定した文字)ならば、選出範囲74で示され
た範囲前方に、その文字列を含む文書要素の開始記号
を、後方にその文書要素開始記号に対応する文書要素終
了記号を探せば良い。そして、文書用開始記号の中の文
字“<”と文書要素終了記号の中の文字“>”の位置を
調べることで検出できる。
【0069】ステップS83では文書要素が検出できた
かどうかを調べ、できた時はステップS84に進み、そ
の選出した文書要素の名前を文書要素名80に登録す
る。そして範囲表示切替プログラム54により範囲表示
を変更し、ステップS86で粗亜棚範囲の値で選出範囲
74を更新する。そして、文書要素名表示ウインドウ4
3に、文書要素名80の内容を表示して処理を終了す
る。 [第6実施例]図39は本発明の第6実施例の構成を示
すブロック図で、前述の実施例と共通する部分は同じ番
号で示し、それらの説明を省略する。この第6実施例で
は、文書要素名ではなく文書要素の位置を変更してい
る。これに応じて、第1の記憶装置5には文書要素位置
検出プログラム59が追加され、第3の記憶装置には文
書要素名80に代えて、文書要素位置81が設けられて
いる。
【0070】図40は第6実施例で扱われる文書データ
の一例を示す図で、文字列“<>”が文書要素開始記号
を示し、文字列“</>”が文書要素終了記号を示して
いる。この時の処理を示したのが図43のフローチャー
トで、ステップS91〜S93及びステップS95,S
96のそれぞれは前述の図38のフローチャートのステ
ップS81〜S83、ステップS85,S86のそれぞ
れと同じである。よって、ここではステップS94とス
テップS97についてのみ説明する。
【0071】ステップS94では、文書要素位置検出プ
ログラム59を用いて、選出した文書要素の文書構造上
での位置を検出する。これは、例えば自分を内容として
含む1つ上の文書要素を検出して、1つ上の文書要素に
対して1つだけ下の文書要素の数を自分のところまでカ
ウントしていく。そして、1つ上の文書要素を新たに自
分として、この処理を最上位の文書要素が現れるまで繰
返す。そして、この結果を文書要素位置81に登録す
る。これは繰返し処理が終了した時に前の結果を登録し
ても良いし、各処理で1つ1つ結果を加えていっても良
い。
【0072】文書要素位置81には、例えば図42に示
すように、選出された文書要素の各文書要素の深さが、
深い順に登録されている。図42は、図41のように、
文書要素“<><>ここは箇条書きの第1番目の項目で
す。[NL]</></>”が選出されている時の文書要素
位置81の内容を示している。ここで[NL]は改行文字
(文字数1)を表し、文字列は文書要素としてカウント
しない。従って、上記の文書要素は、最上位の文書要素
の2番目の文書要素の1番目の文書要素となり、図42
に示すように格納される。但し、ここで未格納の場所に
は“0”が記憶されている。もちろん、ここに述べた位
置検出方法や文書要素位置81の構造は一例であって、
他の方法、構造であっても全然差し支えない。ステップ
S97では、文書要素位置81に登録されている位置
を、表示部4の表示ウインドウ42内の文書要素位置表
示ウインドウ45に表示する。
【0073】このように第6実施例によれば、文書要素
に名前が付されていない時に、その文書要素の選出が有
効となる。 [第7実施例]次に本発明の第7実施例を説明する。こ
の第7実施例では、図33に示すような構造化文書デー
タを、図34に示すような簡易形式で記述された文書デ
ータ上で文書要素を選出するものである。第7実施例の
文書処理装置の構成を図44に示し、前述と共通する部
分は同じ番号で示す。この第7実施例では、前述の実施
例に加えて文書要素対応テーブル82が設けられてい
る。この文書要素対応テーブル82は、ある文書形式が
簡易形式で記述された時、何文字目から何文字目にあた
るかを記憶するためのもので、図45に示すように文書
要素名771、開始位置772及び終了位置773とで
構成されている。
【0074】図45において、文書要素名771の<SEC
TION> は簡易形式で記述した時、その文書部分が0文字
目から98文字目になることを示している。ここで文書
要素をネスティングするために、文書要素の範囲は重複
するが、その時に、例えばテーブルの下にあるものほど
深いところに文書要素がくるようにテーブルを作成す
る。この文書要素対応テーブル82の作成処理について
説明する。
【0075】周知のように、SGMLパーザを用いて簡
易形式の文書データの文書構造の解析ができる。そこ
で、これを参考にして、パージングしながらテーブルを
作成するプログラムが作成できる。例えば、文書要素開
始点を検出すると、そのときの文書要素名、簡易形式の
文書データの位置を文書要素対応テーブル82に登録す
る。例えば、行頭に文字“[”を検出すると、文字列
“HEADER”を文書要素名771に、文字“[”の位置
“0”を開始位置772に登録する。文書要素<PARAGRA
PH> 内で行頭に文字“・”を検出すると、まず文字列
“LIST”を文書要素名771に、文字“・”の位置“4
5”を開始位置772に登録する。次に、文字列“ITE
M”を文書要素名771に、文字“・”の位置“45”
を開始位置772に登録する。各文書要素の終了点を検
出したら、その位置をそれぞれの文書要素の終了位置7
73に登録する。このような処理を簡易形式で記述され
た文書データ全体について行うと、文書要素対応テーブ
ル82が作成できる。このテーブル82をイベント処理
に入る前に予め作成しておく。
【0076】図46は第7実施例における文書要素変更
のイベント処理を説明するためのフローチャートであ
る。まずステップS101で、文書要素検出プログラム
58により、選出範囲74で指定されている範囲を含む
文書要素を検出する。これは文書要素対応テーブル82
の開始位置772、終了位置773の値と、選出範囲7
4の開始位置、終了位置とを比較しながらテーブルの下
から上に向かって探せば良い。こうして最初に見つけた
ところの文書要素が求める文書要素である。ここで開始
位置と終了位置とが異なる場合は、その文書要素でない
とみなす。続けて文書要素変更のイベント処理が行われ
たら、次は現在の文書要素から上に向かって探しに行け
ば、次に大きい文書要素を見つけることができる。即
ち、図46において、ステップS101で文書要素の検
出を行い、文書要素が検出されるとステップS103に
進み、選出範囲74で示されている範囲を反転表示し、
ステップS104でその選出範囲74を更新する。そし
てステップS105で、文書要素名を表示して処理を終
了する。
【0077】尚、ここで位置指定のイベント処理は前述
の第5実施例と同様であるが、文書要素対応テーブル8
2のサーチ開始点を一番下に初期化しておく。
【0078】図47及び図48は第7実施例における表
示例を示す図である。
【0079】図47は文書要素<LIST>を選出している時
の例を示し、図48は文書要素<ITEM>を選出している時
の例を示している。このように第7実施例によれば、簡
易形式で記述された場合、表示上では同じ範囲となって
しまう文書要素も明確に区別できる利点がある。 [第8実施例]この第8実施例では、簡易形式で記述し
た文書データから、文書要素と文書要素の内容を選択し
分ける場合、例えば、文書要素変更指示キー12を押下
うすると、文書要素の内容全体と文書要素とが交互に選
出される場合を説明する。
【0080】図49及び図50は第8実施例における文
書データの一例を示し、図49は簡易形式で記述した例
を示し、図50はフルマークアップで記述した例を示
す。
【0081】図51は第8実施例の文書処理装置の構成
を示すブロック図で、これは前述の第7実施例の構成
に、文書要素内容変更フラグ83が追加されたものであ
る。この文書要素内容変更フラグ83には、現在選出さ
れているのが文書要素の内容全体ならば“1”が、そう
でない時は“0”が格納されている。この実施例の場合
も、前述の第7実施例のように、文書要素対応テーブル
82を作成しておく。
【0082】次に図52のフローチャートを参照して、
位置検出のイベント処理を説明する。ステップS111
〜ステップS113の処理は、前述の第1実施例の図8
のステップS1〜3と同様である。その後、ステップS
114で文書要素対応テーブル82を参照して、選出範
囲74に登録されている範囲と一致する範囲があるかど
うかを調べ、ない時は文書要素内容フラグ83に“0”
をセットする。一方、一致する範囲がある時はオペレー
タがその文書要素の内容を選出したものとして、文書要
素内容フラグ83に“1”をセットする。そして前述の
第7実施例と同様に、文書要素対応テーブル82のサー
チ開始点を一番下に初期化しておく。即ち、第8実施例
では、オペレータは最初に文書内容の一部もしくは全体
を選出することになる。文書要素を選出した時には、文
書要素変更キー12を押下すれば良い。
【0083】次に図53のフローチャートを参照して、
文書要素変更のイベント処理について説明する。ステッ
プS121では、文書要素内容フラグ83を参照して、
現在選出されているのが、文書要素の内容全体かどうか
を判定する。そうであればステップS124に進むが、
内容全体でない時はステップS122に進み、選出範囲
74に登録されている範囲を含む最小文書要素を、文書
要素対応テーブル82上で探す。これはテーブル82上
で、現文書要素の箇所から上方向に向って現選出範囲を
含む文書要素を探せば良い。ステップS123で文書要
素が検出できたかどうかを判断し、検出できない時は処
理を終了する。検出できた時はステップS124に進
み、文書要素内容フラグ83の値を切り換える。即ち、
それまで“1”であれば“0”に、“0”であれば
“1”に切り換える。そして前述の図38のステップS
85〜S87と同様にステップS125〜S127を実
行し、そしてステップS128で、文書要素内容フラグ
83の値をみて、“文書要素”かあるいは“内容”を文
書要素名表示ウインドウ43に表示する。
【0084】図54は文書要素<LIST>の内容全体が選出
されている時の表示例を示し、表示エリア43には内容
の表示を示す“LIST内容”が表示され、図55は文書要
素<LIST>が選出されている時の表示例を示し、表示エリ
ア43には文書内容の表示を示す“LIST文書内容”が表
示されている。
【0085】第8実施例によれば、図54及び図55に
示すように、文書データが簡易形式で記述されている場
合、文書要素とその内容全体が表示上で同じ範囲となっ
てしまう場合でも、明確に文書要素を区別できる利点が
ある。このようにして、現在選出されている文書要素が
その文書要素なのか、一目で理解できる効果がある。ま
た文書要素の区切り記号が省略されているような文書デ
ータでも、間違いなく所定の文書要素を選出できる。 [第9実施例]図56は本発明の第9実施例の文書処理
装置の構成を示すブロック図で、前述の実施例と共通す
る部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。こ
の第9実施例は、前述の第1実施例のように、キーボー
ド1に文書データの選出範囲を変更するための範囲変更
キー11を設け、選出範囲74に登録されている範囲を
内部として含む最小の文書要素の内容を検出するための
文書要素内容検出プログラム59が設けられている。
【0086】図57はSGMLで記述された構造化文書
例を示し、図58はこの第9実施例で使用される構造化
文書の一例を示す。ここでは、文字“<”から文字
“>”までの文字列が文書要素区切り記号で、文字
“<”の直後に文字“>”のくるものが文書要素終了記
号、その他の文書要素区切り記号が文書要素開始記号を
示している。図59は第9実施例の文書データの表示例
を示す図で、ここではカーソル44により文字列“第1
番目”の文字“1”が指定されている。ここで範囲変更
キー11が押下されると、図60に示すように文書要素
<箇条書き>の第1番目の文書要素<項目>の内容、即
ち、文字列“ここは箇条書きの第1番目の項目です。”
が選出され、更に範囲変更キー11を押下すると図61
に示すように、文書要素の<箇条書き>の内容である3
つの文書要素<項目>からなる文書要素列が選出され
る。更に範囲変更キーを押下していくと、図62、図6
3に示すように第1番目の文書要素<段落>の内容、文
書要素<章>の内容が選出される。
【0087】次に、本システムの処理手順例について説
明する。本処理は、位置指定のためのイベントと、範囲
変更のためのイベントが発生した時に起動されるイベン
ト駆動型のプログラムにより処理が記述されているもの
とする。ただし、処理がイベント待ちに入る前に、ユー
ザが指定した文書データファイル名がファイル名71
に、その文書データの内容が文書データ72に格納さ
れ、その内容が表示ウィンドウ42に表示されているも
のとする。尚、位置検出のためのコールバックイベント
の処理は前述の図8の処理と同じであるため、その説明
を省略する。
【0088】図64は範囲変更のためのイベントが発生
した時のコールバック関数のフローチャートを示す。こ
れは、例えば、キーボード1の範囲変更キー11が押さ
れた時に発生する。
【0089】まずステップS131で、選出範囲74で
指定されている文字列を抽出し、その文字列が文書要素
の内容全体かどうかを判定する(ステップS132)。
この判定方法は、文字列の直前に文書要素開始記号があ
り、かつ直後に上記文書要素開始記号に対する文書要素
終了記号があるかどうかを調べることで判定できる。文
書要素の内容全体でない時はステップS133に進み、
文書要素内容検出プログラム59により、ステップS1
31で抽出した文字列を含む最小の文書要素の内容全体
を検出する。ここで文書要素の内容全体でなくなるの
は、ユーザが位置を指定した後、最初に範囲変更キー1
1を押した時で、なおかつ、指定した文字が文書要素の
内容全体でない時に限られ、そうでない時は常に判定条
件はYESになる。ステップS133における最小の文
書要素内容の検出処理は、選出範囲74の範囲の前方に
文書要素開始記号を、後方に文書要素終了記号を探しに
いけばよい。そして、文書要素開始記号の直後の文字と
文書要素終了記号の直前の文字の位置を調べることで検
出できる。
【0090】一方、ステップS132の判定で文書要素
の内容全体と判定されるとステップS134に進み、文
書要素内容検出プログラム59により、ステップS13
1で抽出した文字列を内容とする文書要素を含む最小の
文書要素の内容全体を検出する。このステップS134
における最小の文書要素内容の検出処理は、ステップS
131で抽出された文字列を内容とする文書要素の深さ
を調べ、選出範囲74の範囲の前方に1レベル浅い文書
要素の文書要素開始記号を、後方に1レベル浅い文書要
素の文書要素終了記号を探しにいけばよい。そして、探
し当てた文書要素開始記号の直後の文字と文書要素終了
記号の直前の文字の位置を調べることで検出できる。
【0091】次にステップS135に進み、ステップS
133或いはステップS134で文書要素内容が検出で
きたかどうかを判定し、そうでないときは本処理を終了
する。この判定処理は、例えば、文書要素内容検出プロ
グラム59が、文書要素の検出に成功したなら“1”
を、不成功の時は“0”をセットしておけば容易に判定
できる。ステップS125で検出できた時はステップS
136に進み、範囲表示切り替えプログラム56により
範囲表示変更を行なう。この範囲表示変更の処理は、選
出範囲74に指定されている表示部4の表示部分を反転
表示し、新たにステップS133或いはステップS13
4で検出された範囲の部分を反転表示することで実現で
きる。そしてステップS137に進み、その新しい範囲
の値を用いて選出範囲74を更新し、本コールバック関
数での終了を終える。
【0092】上述例で、選出範囲に対応する文書データ
部分を反転表示する例を説明したが、表示部4がカラー
ディスプレイであれば、その文書データ部分の表示色を
変えて表示してもよい。 [第10実施例]次に本発明の第10実施例を説明す
る。この実施例では、オペレータが位置を指定した後、
範囲の変更を指示した場合、常に文書要素の区切り記号
を含めた文書要素を選出するものである。
【0093】図65は第10実施例の文書処理装置の構
成を示すブロック図で、図56と比較すると、文書要素
内容検出プログラム59が文書要素検出プログラム58
に変更されているだけである。次に第10実施例におけ
る処理を説明するが、この処理手順における位置検出イ
ベント処理は前述の実施例と同様であるので、説明を省
略する。
【0094】図66は第10実施例における範囲変更イ
ベント処理を示すフローチャートで、図64と比較する
とステップS142〜144が異なっているだけで他の
処理は同様であるので、その異なる部分のみを説明す
る。
【0095】ステップS141で、選出範囲74で指定
されている文字列を抽出し、その文字列が文書要素全体
かどうかを判定する(ステップS142)。この判定方
法は前述のステップS132と同様である。文書要素全
体でない時はステップS143に進み、文書要素検出プ
ログラム58により、ステップS141で抽出した文字
列を含む最小の文書要素の内容全体を検出する。このス
テップS143における最小の文書要素内容の検出処理
は、前述のステップS133と同様である。
【0096】一方、ステップS142の判定で文書要素
全体と判定されるとステップS144に進み、文書要素
検出プログラム58により、ステップS141で抽出し
た文字列を内容とする文書要素を含む最小の文書要素全
体を検出する。このステップS144における最小の文
書要素の検出処理もまた前述のステップS134と同様
にして実現できる。
【0097】図67〜図70は、第10実施例における
表示例を示し、前述の図59の状態から範囲変更キー1
1を押下していった時、順次選出されて表示される例を
示している。前述の図60〜図63と比較すると、これ
ら図67〜図70では、文書要素全体が反転して表示さ
れている。 [第11実施例]この第11実施例は、文書要素の検出
機能や文書要素の内容の検出機能が実現されている文書
処理装置において、範囲変更キー11が押され続ける
と、両者が交互に選出されるというものである。
【0098】図71に、第11実施例の文書処理装置の
構成を示し、第9実施例の図56に文書要素検出プログ
ラム58と範囲変更カウンタ76が追加されている。
【0099】この実施例の処理を説明すると、位置検出
のためのイベントが発生した時の処理は前述の第1実施
例の処理(図8)と同様であるが、範囲変更カウンタ7
6の値をクリアするための処理が、例えばステップS3
の後に必要になる。
【0100】図72において、範囲変更のためのイベン
トが発生するとステップS151で範囲変更カウンタ7
6の値を+1し、ステップS152で、その値が奇数か
どうかをみる。奇数であればステップS153に進んで
文書要素内容を検出し、偶数の時はステップS154に
進み、文書要素を検出する。こうしてステップS155
で検出できたかどうかを判断し、ステップS156〜S
157において、前述の図64のステップS136〜ス
テップS137と同様に処理する。
【0101】この第11実施例では、最初にユーザが文
字を指定(図59)してから範囲変更キー11を押し続
けると、文書要素内容、文書要素が交互に選出されるこ
とになり、図60,図67,図61,図68,図62,
図69,図63,図70というように表示部4に表示さ
れる画面表示が変化するものとする。 [第12実施例]この第12実施例では、前述の範囲変
更カウンタ76を用いずに、文書要素内容、文書要素を
交互に選出するものである。
【0102】この第12実施例における範囲変更のため
のイベントが発生した時の処理手順を図73に示す。
【0103】まずステップS161で選出範囲74で指
定されている文字列を抽出し、ステップS162で、そ
の文字列が文書要素内容全体かどうかを判定する。文書
内容全体の時はステップS163に進み、ステップS1
61で抽出した文字列を内容とする文書要素を検出し、
そうでない時はステップS164に進み、ステップS1
61で抽出した文字列が文書要素全体かどうかを判定す
る。文書要素全体の時はステップS165に進み、文書
要素を含む最小文書要素の内容全体を検出する。文書要
素全体でない時はステップS166に進み、文字列を含
む最小文書要素の内容全体を検出する。そしてステップ
S163,S165,S166のいずれかで文書要素も
しくは文書要素の内容が検出できたかどうか判定する
(ステップS167)。検出できない時は本処理を終了
し、検出できた時はステップS168に進む。これ以後
のステップS168,S169の処理は、前述の第9実
施例の図64におけるステップ136,S137の処理
と同等である。
【0104】図74は更に他の実施例のキーボード1の
キー配置を示す図で、ここでは文書要素の内容のみ、文
書要素のみ、或いはそれらを交互に選出する機能の内、
少なくとも2つの機能が実現されている。そして選出対
象を切り換えるスイッチ13により文書内容の選出或い
は文書要素の選出を切り換えることができる。
【0105】また図75は、切り換えスイッチ13でな
く、表示部4の表示画面にモード選択ウインドウ45を
表示し、このウインドウ45内に表示された内容をカー
ソル44で指示して所望のモードを選択することができ
る。
【0106】また範囲の指定は、ポインティングデバイ
ス2のドラッグ操作により、表示されている文書データ
の所望の領域を範囲指定して行うこともできる。
【0107】このように第9〜第12実施例によれば、
階層構造を有する文書データから、所定の範囲の文字列
を選出する時に、カーソルを大量に移動することなく所
望の文書データを選出できる効果がある。
【0108】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書データの所望の範囲を簡単に指定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の文書処理装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】第1実施例におけるキーボードのキー配置例を
示す図である。
【図3】第1実施例における文字が選出された時の表示
例を示す図である。
【図4】第1実施例における表示部のウインドウ表示例
を示す図である。
【図5】第1実施例で単語が選出された時の表示例を示
す図である。
【図6】第1実施例において行が選出された時の表示例
を示す図である。
【図7】第1実施例において文書全体が選出された時の
表示例を示す図である。
【図8】第1実施例における位置検出コールバック処理
手順を説明するためのフローチャートである。
【図9】第1実施例における範囲変更コールバック処理
手順を説明するためのフローチャートである。
【図10】実施例においてオペレータが範囲指定した後
の表示部の表示例を示す図である。
【図11】実施例においてオペレータが複数の単語に跨
がって文字を指定した例を示す図である。
【図12】本発明の第2実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図13】第2実施例において文字が選出された時の表
示例を示す図である。
【図14】第2実施例において単語が選出された時の表
示例を示す図である。
【図15】第2実施例において文が選出された時の表示
例を示す図である。
【図16】第2実施例において文書全体が選出された時
の表示例を示す図である。
【図17】第2実施例において段落を選出する際、行が
選出された時の表示例を示す図である。
【図18】第2実施例において段落を選出する際、段落
が選出された時の表示例を示す図である。
【図19】第2実施例において段落を選出する際、文書
全体が選出された時の表示例を示す図である。
【図20】本発明の第3実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図21】第3実施例におけるキーボードのキー配置例
を示す図である。
【図22】第3実施例における位置検出コールバック処
理手順を説明するためのフローチャートである。
【図23】第3実施例における選出範囲スタックの構造
を説明するための図である。
【図24】第3実施例における範囲拡大変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図25】第3実施例における範囲縮小変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図26】本発明の第4実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図27】第4実施例における選出範囲リストの構造を
説明するための図である。
【図28】第4実施例における位置検出コールバック処
理手順を説明するためのフローチャートである。
【図29】第4実施例における範囲拡大変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図30】第4実施例における範囲縮小変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図31】本発明の第5実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図32】第5実施例において文書データの読出しウイ
ンドウの表示例を示す図である。
【図33】第5実施例で取り扱う文書データの一例を示
す図である。
【図34】図33の文書データを簡易形式で記述された
文書データ表示した例を示す図である。
【図35】第5実施例で文字が表示された表示例を示す
図である。
【図36】第5実施例で文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図37】第5実施例で文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図38】第5実施例における文書要素変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図39】本発明の第6実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図40】第6実施例で取り扱う文書データの一例を示
す図である。
【図41】図40の文書データの文書要素が選出された
時の表示例を示す図である。
【図42】第6実施例の文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図43】第6実施例における文書要素変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図44】本発明の第7実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図45】第7実施例で取り扱う文書要素対応テーブル
の構成例を示す図である。
【図46】第7実施例における文書要素変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図47】第7実施例の文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図48】第7実施例の文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図49】第7実施例の簡易形式で記述した文書データ
の表示例を示す図である。
【図50】第7実施例のフルマークアップで記述した文
書データの表示例を示す図である。
【図51】本発明の第8実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図52】第8実施例における位置検出コールバック処
理手順を説明するためのフローチャートである。
【図53】第8実施例における文書要素変更コールバッ
ク処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図54】第8実施例の文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図55】第8実施例の文書要素が選出された表示例を
示す図である。
【図56】本発明の第9実施例の文書処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図57】第9実施例で取り扱う文書データの一例を示
す図である。
【図58】第9実施例で取り扱う文書データの一例を示
す図である。
【図59】第9実施例で文字が指定された表示例を示す
図である。
【図60】第9実施例で文書要素内容が選出された表示
例を示す図である。
【図61】第9実施例で文書要素内容が選出された表示
例を示す図である。
【図62】第9実施例で文書要素内容が選出された表示
例を示す図である。
【図63】第9実施例で文書要素内容が選出された表示
例を示す図である。
【図64】第9実施例における範囲変更コールバック処
理手順を説明するためのフローチャートである。
【図65】本発明の第10実施例の文書処理装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図66】第10実施例における範囲変更コールバック
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図67】第10実施例で文書要素内容が選出された表
示例を示す図である。
【図68】第10実施例で文書要素内容が選出された表
示例を示す図である。
【図69】第10実施例で文書要素内容が選出された表
示例を示す図である。
【図70】第10実施例で文書要素内容が選出された表
示例を示す図である。
【図71】本発明の第11実施例の文書処理装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図72】第11実施例における範囲変更コールバック
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図73】第12実施例における範囲変更コールバック
処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図74】他の実施例におけるキーボードのキー配置例
を示す図である。
【図75】他の実施例におけるウインドウの表示例を示
す図である。
【符号の説明】 1,1a キーボード 2 ポインティングデバイス 3 CPU 4 表示部 5,6,7 メモリ(記憶装置) 11 範囲変更キー 12 範囲拡大キー 13 範囲縮小キー 41 文書表示ウインドウ 42 文書ウインドウ 44 カーソル 51 位置検出プログラム 55 範囲変更プログラム 56 範囲表示切り替えプログラム 74 選出範囲

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化された文書データを取り扱う文書
    処理装置において、 文書データ中の特定位置を指定する位置指定手段と、 前記位置指定手段により指定された前記特定位置に基づ
    いて文書要素単位で文書データの範囲を検出する範囲検
    出手段と、 前記範囲検出手段により検出される文書データの範囲を
    変更を指示する範囲変更指示手段と、 を有することを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記範囲検出手段により検出された範囲
    を表示する範囲表示手段と、前記範囲変更指示手段によ
    り範囲を変更された時、範囲表示を切り替える範囲表示
    切り替え手段とを更に有することを特徴とする請求項1
    に記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記文書要素は文字、単語、行、文、段
    落の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項
    1または2に記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記範囲変更手段は、範囲を拡大するよ
    うに変更を指示することを特徴とする請求項1に記載の
    文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記範囲変更手段は、範囲を縮小するよ
    うに変更を指示することを特徴とする請求項1に記載の
    文書処理装置。
  6. 【請求項6】 電子化された文書データを取り扱う文書
    処理方法において、 文書データ中の特定位置を指定すると、その指定された
    特定位置に基づいて文書要素単位で文書データの範囲を
    検出し、その範囲の変更指示が入力されると前記文書要
    素単位に検出する文書データの範囲を変更することを特
    徴とする文書処理方法。
JP5278025A 1993-11-08 1993-11-08 文書処理装置及び方法 Withdrawn JPH07129587A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001134563A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Hitachi Software Eng Co Ltd 構造化文書編集方法及び装置
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JP2015523657A (ja) * 2013-05-16 2015-08-13 ケウキー インコーポレイテッド 単語又は文字列を修正する方法とこの方法を具現した入力装置

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