JP3585601B2 - 制御ソフトウェアの自動テスト装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、製品の各制御対象を制御するための制御装置で用いられる制御ソフトウェアを自動的にテストする制御ソフトウェアの自動テスト装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
システムコンポやテレビジョン等の家電製品には、近年、制御用のワンチップのマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)やワンボードのマイコンが広く組み込まれている。この組み込みマイコンに搭載される制御ソフトウェアは、完成すると、品質保証のためテスト装置を用いて設計仕様通りに動作するか否かテストされる。近年、電化製品の小型化・高機能化を背景に、この種の組み込みマイコンに対する機能依存度が高まりつつある。このため、この種の組み込みマイコンのメモリに格納された制御ソフトウェアのサイズが急増し、品質保証のための制御ソフトウェア動作確認テストに多大な労力が必要である。
【0003】
この制御ソフトウェアの動作確認テストの際には、マイコンに各種の周辺シミレータ(
実際のモータやスイッチやセンサ等の入出力機器を擬似的に表現した機器)を接続した状態でテスト用コンピュータとマイコンおよび周辺シミュレータとを接続し、絶対時間で順に記述されたテスト計画(テストプログラム)をテスト用コンピュータで実行し、そのテスト結果をテスト用コンピュータのモニタ画面に表示し、その表示結果を目視により確認している。
【0004】
この種のテスト装置として、テストプログラムとしてのテスト計画を専用言語で記述したものが知られている。このテスト計画は、たとえば、周辺シミュレータの入出力条件とその絶対時間でのタイミングとを順に専用言語で記述して作成される。このテストプログラムを実行する際に、事象変化を絶対時間で予測できない制御対象がある場合には、オペレータが状態を常時監視して事象変化の都度、それに合わせてデータを入力する。たとえば、システムコンポ用のマイコンをテストする際にモータが所定の回転数になると次の制御を行う場合、オペレータがモータの回転数を監視して、回転数が所定値になると、その旨のデータをテスト用コンピュータに入力する。
【0005】
このようなデータがテスト用コンピュータからマイコンや周辺シミュレータに送信され、マイコンにより制御されて各周辺シミュレータが順次動作し、その実行結果のデータがテスト用コンピュータで受信される。そして、実行結果のデータがたとえばモニタ上に表示される。オペレータは実行結果を目視により確認し、テスト結果が誤差等を考慮した所定の許容範囲に入っているかを判断する。この動作を繰り返して全てのテスト内容の実行結果を評価する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
テストプログラムの作成の際に、前記従来の構成では、専用言語を用いて作成しなければならないので、プログラムに対する専門知識が必要になり、簡単にテストプログラムを作成できない。また、専用言語で記述されたテストプログラムでは、実際の動作が直観的に表現されていないので、動作内容が判りにくく、実際の設計仕様を時系列的に記述するのに適していない。このため、テストプログラムの完成に多大の労力が必要になる。
【0007】
テスト実行の際に、前記従来の構成では、動作状況が毎回同じとは限らない機器(たとえば、モータ等のアクチュエータのように機構動作を伴う出力機器)を制御する場合、入出力条件を絶対時間だけで記述したテストプログラムを実行すると、意図しない動作を実行するという問題がある。つまり、モータの停止時間のように時間が確定していない信号を正しく処理することができない。
【0008】
たとえば、カセットの開閉扉のテストを行う際に、クローズボタンを押してモータにより扉を閉めた直後にオープンボタンを押してモータにより扉を開ける動作をテストする場合を想定する。このテストを行うために、絶対時間1でクローズボタン信号を発生させ、その後、絶対時間2でモータの動作開始信号を発生させ、絶対時間3でモータの動作完了信号を発生させ、絶対時間4でオープンボタン信号を発生させるようなテストプログラムを作成したと仮定する。この場合、モータの停止が遅れ、絶対時間3でモータが停止しないときには、扉が充分に閉じていない状態でオープン信号が発せられ、その後実際にモータが停止した後に動作完了信号が発せられることがある。
【0009】
したがって、このような場合には、前述したようにオペレータが状態を監視して手入力により動作完了信号を入力する必要がある。このように、前記従来の構成では、オペレータが状態を常に監視して、事象変化(たとえば、モータの動作完了)に合わせてデータ(たとえば、動作完了信号)を入力する必要があり、制御ソフトウェアのテスト実行を無人で行うことができない。
【0010】
また、何らかの問題が生じて別のデータを入力する必要が生じた場合、再度専用言語のテストプログラムを変更しなければならず、数値や信号を少しずつ変化させてその実行結果をみるシミュレーション動作を行いにくい。
【0011】
テスト結果評価の際に、前記従来の構成では、基本的にはオペレータが目視によりテスト結果を評価している。これは、正解データとの照合を機械的に判断させると、A/D変換分解能やハードウェア能力による値のふらつき、内部タイマの精度による時間ずれ、データの伝達経路や通信速度による到達遅れ等による物理的な誤差を含むテスト結果がすべて評価の上でエラーになるからである。
【0012】
このように前記従来の構成では、テストプログラムの作成やテストプログラムによるテストの実行は行えても、テストプログラムの作成が専門的で難しく、かつ作成されたプログラムもテスト内容が直観的に判りにくいものになっている。また、テストプログラムが絶対時間で入出力条件を記述しているので、動作状況が変動しやすい出力機器を自動でテストできず、テスト実行を無人化するのも困難である。さらに、物理的な誤差を含むテスト結果を自動的に評価することができない。
【0013】
本発明の課題は、テスト計画を簡単に作成でき、かつテストを無人で行え、テスト結果を自動的に評価できる制御ソフトウェアの自動テスト装置及び方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、1又は複数の入力機器と、制御対象の出力機器とが接続される制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを自動的に実行する制御ソフトウェアの自動テスト装置であって、前記入力機器から入力された入力信号を基に1又は複数の動作結果の値が全て許容範囲内にあるか否か判断した後、更に、予め設定された正解情報と前記動作結果との照合時の誤差を属性として保持するテスト計画を表形式で作成する作成手段と、前記テスト計画を時間条件とを含めて判断して実行し、誤差を含めてテスト結果を評価した後、前記テスト結果のうち予め設定された間隔時間でデータを抽出し、前記データの一部を間引くテスト装置本体と、前記入力機器および出力信号が出力される出力機器の動作を模擬的に実行する周辺シミュレータを接続するためのポートと、前記制御ソフトウェアにより動作する制御装置を搭載する搭載部と、前記テスト装置本体と接続されたテスト対象部と、前記入力信号を基にテストを順に実行するための実行手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
この場合、テスト対象部の搭載部に制御装置を搭載し、かつ周辺シミュレータを制御装置と装置本体とに接続した状態で、装置本体でテスト計画が表形式で作成されると、それが時間条件と動作条件とを含めて判断して実行され、制御装置に対して周辺シミュレータとの間で信号の入出力が行われ、そのテスト結果の情報がテスト装置本体に入力される。テスト装置本体では、予め設定された正解情報とテスト結果とが物理的な誤差を含めて照合されて評価される。ここでは、テスト計画が表形式で作成されるので、簡単にテスト計画を作成できるとともに、テスト内容を直観的に理解できる。また、時間条件に加えて動作条件を含めてテストを実行するので、動作状況が不安定な機器であっても自動的にテストを実行できる。さらに、物理的な誤差を含めてテスト結果を評価しているので、テスト結果が物理的に変動しても自動的に評価できる。
【0016】
請求項2に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1記載の装置において、作成手段は、入力された表形式のテスト計画の内容から各入力信号および出力信号の関連性を解釈して実行形式のテストファイルに変換する変換手段をさらに備えている。
【0017】
請求項3に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1または2記載の装置において、作成手段は、入力された表形式のテスト計画の内容から各入力信号および出力信号の関連性を解釈してテスト結果の評価のための正解データを生成する正解データ生成手段をさらに備えている。
【0018】
請求項4に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1から3のいずれかに記載の装置において、入力機器は、時間公差を加味した時間データを入力可能であり、力された時間データの時間公差が相互に干渉するか否かを判断する公差判断手段をさらに備えている。
【0019】
請求項5に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1からのいずれかに記載の装置において、実行手段は、テスト結果を表形式に変換し出力する表形式出力手段をさらに備えている。
【0020】
請求項6に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1からのいずれかに記載の装置において、実行手段は、テスト範囲を指定するテスト範囲指定手段と、指定されたテスト範囲を前記テスト計画に基づき連続的にテストする連続テスト実行手段と、指定された入力信号または出力信号を1つだけ実行する単一テスト実行手段とをさらに備えている。
【0021】
請求項7に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1からのいずれかに記載の装置において、実行手段は、実行すべき1または複数のテスト計画を指定するテスト計画指定手段と、指定された1または複数のテスト計画を連続的に実行するテスト計画連続実行手段とをさらに備えている。
【0022】
請求項8に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項1からのいずれかに記載の装置において、前記評価手段は、誤差を含む評価基準データを格納する評価基準データ格納手段と、前記正解データ作成手段で作成された正解データと前記テスト結果とを前記評価基準データに基づいて照合し評価結果データを作成する照合手段とを備えている。
【0023】
請求項9に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項記載の装置において、照合手段で作成された評価結果データを表形式で前記入力された表形式のテスト結果に並べて表示する結果表示手段をさらに備えている。
【0024】
請求項10に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項9に記載の装置において、評価手段は、変化するテスト実行結果のうち変化途中データを間引く間引き手段をさらに備えている。
【0025】
請求項11に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項から10のいずれかに記載の装置において、照合手段は、テスト結果を正解データと照合する第1照合手段と、パターンが連続するテスト結果の最初のパターンを検索するパターン検索手段と、検索されたパターンとその後の連続するパターンとを照合する第2照合手段とを備えている。
【0026】
請求項12に係る制御ソフトウェアの自動テスト方法は、入力機器と制御対象の出力機器とがネットワークを介して接続され、制御ソフトウェアを自動的にテストする制御ソフトウェアの自動テスト方法であって、前記入力機器から入力された入力信号を基に前記テストを実行する時間条件及び動作条件、更に、予め設定された正解情報とテスト結果との照合時の誤差を属性として保持するテスト計画を表形式で作成する作成工程と、前記テスト計画に基づき、前記制御ソフトウェアを実行しテスト結果を出力する実行工程と、前記実行工程で出力されたテスト結果を評価する評価工程と、前記テスト結果のうち予め設定
された間隔時間でデータを抽出し、前記データの一部を間引く間引き工程とを含んでいる。
【0027】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例による制御ソフトウェアの自動テスト装置を示すブロック図である。
【0028】
図1において、自動テスト装置は、装置本体1と、たとえば家電製品制御用のマイコン2を搭載したマイコン搭載部3とを備えている。マイコン2には、テスト対象の制御ソフトウェアが格納されたPROMが搭載されている。マイコン搭載部3には、家電製品の入力機器及び出力機器の動作を模擬するための複数の周辺シミュレータ4a〜4eが接続用のI/Oポートを介して接続されている。周辺シミュレータ4aは、たとえば、リモコン等の入力機器を模擬したものであり、周辺シミュレータ4bは、ステッピングモータ等の出力機器を、周辺シミュレータ4cはサーミスタ等のアナログ入力機器を、周辺シミュレータ4dは、ブザー等の出力機器を、周辺シミュレータ4eはLCD等の表示機器をそれぞれ模擬したものである。マイコン搭載部3および周辺シミュレータ4a〜4eは、装置本体1と3つの光ループネットワーク5a〜5cで接続されている。光ループネットワーク5a〜5cは、たとえば、特開昭63−20936号公報に開示されたような高速型のネットワークであり、データの入出力を高速度で行える。
【0029】
装置本体1は、図2に示すように、たとえばペンティアム(商標)プロセッサを搭載し、オペレーションシステムとしてWindows(商標)を採用したパーソナルコンピュータからなり、ペンティアム(商標)プロセッサを含む制御部本体(CPU)10を有している。制御部本体10には、キーボード11と、マウス12と、CRTディスプレイ13と、ROM,RAMを含むメモリ14と、ハードディスクドライブ,フロッピーディスクドライブ,CDROMドライブ等を含む外部記憶装置15とが接続されている。また制御部10には、I/Oドライバ16も接続されている。I/Oドライバ16には、光I/Oボード17が接続されている。この光I/Oボード17に3つの光ループネットワーク5a〜5cがそれぞれ接続されている。そして、光ループネットワーク5a〜5c中の光子局に周辺シミュレータ4a〜4eやマイコン搭載部3が接続されている。
【0030】
外部記憶装置15のたとえばハードディスクドライブには、図3に示すようなディレクトリ構造が構築されている。すなわち、ルートディレクトリには、環境ディレクトリ20が作られ、環境ディレクトリ20には、機種名ディレクトリ21が構築されている。機種名ディレクトリ21は、機種名毎の各種ファイルを格納するためのものである。機種名ディレクトリ21には、チェックディレクトリ22と結果ディレクトリ23とが構築されている。また機種名ディレクトリ21には、転送データ定義ファイル30が格納されている。転送データ定義ファイル30は、チェックシートファイル(テスト順を示すテスト計画を表形式で編集し可能なファイル)からテスト実行ファイルや正解ファイルの作成を行ったり、テスト機能や照合機能で使用される周辺シミュレータの設定を行うための情報を格納したファイルである。転送データ定義ファイル30には、周辺シミュレータ毎の出力通信タイプや出力アドレス(装置本体1から周辺シミュレータへの出力データアドレス)や入力アドレス(周辺シミュレータから装置本体への入力データアドレス)や周辺シミュレータ単位の遅れ時間、値公差等の情報が格納されている。また、表形式(チェックシート形式)のテスト計画(チェックシートファイル)のデータから実行ファイルや正解ファイルを生成する際の変換情報であるデータ変換パターン情報等も格納されている。
【0031】
チェックディレクトリ22には、タイマ表定義ファイル31、項目定義ファイル32、周辺シミュレータファイル33、チェックシートファイル34、実行ファイル35、正解ファイル36、エラー出力ファイル37および連続実行ファイルリスト38が格納されて
いる。またチェックディレクトリ22には、シンボルディレクトリ24が構築されている。シンボルディレククトリ24には、シンボルファイル39および部分保存ファイル40が格納されている。
【0032】
項目定義ファイル32には、後述する入力項目の定義数や出力項目の定義数、各項目の名称等の情報が格納されている。ここでは、後述するチェックシートの項目表示部分の設定が行われる。タイマ表定義ファイル31には、チェックシートで使用するタイマ表情報が格納されている。ここには、各タイマの識別情報、タイマ名、その時間単位、設定時間、タイマ公差等の情報が格納されている。このタイマ表定義ファイル31には、速度テーブル情報も格納されている。この速度テーブル情報は、変化する数値に意味があるスルーデータ(たとえば、サーミスタの温度データ)に限り、数値の変化開始から変化終了までの変化時間を自動化計算させるためのデータである。
【0033】
周辺シミュレータファイル33には、周辺シミュレータ4a〜4eの各種の情報が格納されている。チェックシートファイル34には、生成されたチェックシート(テスト計画)情報が格納されている。実行ファイル35は、チェックシートから変換されたファイルであり、中間言語で記述され、テスト実行時に使用されるテストプログラムを格納するファイルである。正解ファイル36は、チェックシートファイルから変換されたファイルであり、結果照合時に使用される正解データを格納するファイルである。エラー出力ファイル37は、エラーが生じたときに生成される。連続実行ファイルリスト38は、複数のチェックシートファイルにまたがってテストを連続実行する際の、連続実行されるチェックシートファイルの名称が実行順に格納されたリストである。シンボルファイル39は、周期的に変化する動作や段階的に変化するパターン動作をシンボル化して記録したファイルである。部分保存ファイル40には、部分保存されたファイルが格納されている。
【0034】
結果ディレクトリ23には、実行結果ファイル41、照合結果ファイル42および結果評価ファイル43が格納されている。実行結果ファイル41は、テストの実行結果を格納するファイルである。照合結果ファイル42は照合結果を格納するファイルである。結果評価ファイル43は評価結果を格納するファイルである。
【0035】
次に自動テスト装置1の動作について、図4〜図22に示す制御フローチャートに従って説明する。
【0036】
電源が投入されると、図4のステップS1で初期設定がなされる。ステップS2では、図23に示すような初期画面を表示する。この初期画面では、チェックシートとテスト実行と結果照合の3つのボタンが表示される。ステップS3〜S5では、いずれのボタンが操作されたか否かを判断する。オペレータは、初期画面が表示されると、マウス12を操作して所望の処理に対応するボタンにカーソルを合わせ左ボタンをクリックする。図4では、フローチャートによる表現の都合上あたかも3つの処理で優先順位があるように表示されているが、実際には優先順位はない。以降のフローチャートにおいてもボタンの操作やメニューの選択に同様に優先順位はない。
【0037】
チェックシートボタンが操作されたと判断するとステップS3からステップS6に移行する。ステップS6ではチェックシート処理を行う。このチェックシート処理は、テスト手順を直観的に判断できるように表形式で記述するための処理である。テスト実行ボタンが操作されたと判断するとステップS4からステップS7に移行する。ステップS7ではテスト実行処理を実行する。結果照会ボタンが操作されたと判断するステップS5からステップS8に移行する。ステップS8では結果照合処理を実行する。
【0038】
ステップS8のチェックシート処理では、図5のステップS11で、図24に示すチェ
ックシート処理のデータ入力画面を表示する。このデータ入力画面では、機種名、チェックシートバージョン、シート番号のデータを必須入力項目としている。また画面の下部には、チェックシートの項目を編集するための項目エディタ、チェックシートに入力を行うためのシート入力、チェックシートを読み込むためのシート読み込み、この処理を終了するための終了の4つのボタンが表示されている。ステップS13〜S16では、これら4つのボタンのいずれが操作されたか否かを判断する。
【0039】
項目エディタボタンが操作されたと判断するとステップS13からステップS17に移行する。ステップS17では、ファイル項目編集処理がなされる。このファイル項目編集処理により、項目定義ファイルや転送データ定義ファイルやタイマ表定義ファイルの内容を編集できる。シート入力ボタンが操作されたと判断するとステップS14からステップS18に移行し、シート入力処理を実行する。シート読み込みボタンが操作されたと判断すると、ステップS15からステップS19に移行し、指定されたシート番号のチェックシートをチェックシートファイルから読み込む。終了ボタンが操作されたと判断するとメインルーチンに戻る。
【0040】
ステップS18のシート入力処理では、図6のステップS21で、入力されたファイルの変更の有無をチェックする。ステップS22では、読み込まれたチェックシートを画面上に表示する。このチェックシート画面を図25に示す。ここでは、画面上部に、ファイル、オプション、表示、編集の4つのメニューが表示される。また画面下部には、チェックシートを登録するための登録ボタンと、この処理を終了するための終了ボタンとが表示されている。そしてその画面中央にテストプログラムを入力するための表形式のチェックシートの入力画面が表示される。ここで、表形式の入力画面は、入力条件が表示される入力項目と、出力条件が表示される出力項目と、時間データが表示される時間項目と、備考項目とに分かれている。この入力項目及び出力項目には、項目定義ファイルで定義された入力項目や出力項目が表示されている。ここで入力項目には、センサやリモコン等の入力機器を模擬した周辺シミュレータからマイコンへの入力信号(入力条件)が示されている。また出力項目には、モータやLCD等の制御対象の出力機器への出力信号(出力条件)が示されている。時間項目は、各種出力条件と入力条件との関係を示す時間データを記述するための欄である。この時間データが表の列方向(横方向)に記述される。また、入力項目や出力項目の状態が同じく表の列方向に表示される。また各表の同一列(縦一列)は同じ時間タイミングを示している。また、項目名の隣や20列毎に累積データ表示欄が設けられている。この累積データ表示欄には、直前の列での入出力条件の状態が表示されている。
【0041】
ステップS23〜S28では、各メニューまたはボタンのいずれが選択または操作されたか否かを判断する。これらが選択または操作されていないとステップS29に移行し、入力処理を実行する。
【0042】
ファイルメニューが選択されるとステップS23からステップS30に移行する。ステップS30ではファイル処理を実行する。オプションメニューが選択されるとステップS24からステップS31に移行する。ステップS31ではオプション処理を実行する。表示メニューが選択されるとステップS25からステップS32に移行する。ステップS32では、表示サイズや表示枠の変更等の表示処理を行う。編集メニューが選択されたと判断するとステップS26からステップS33に移行する。ステップS33では編集処理を実行する。登録ボタンが操作されたと判断するとステップS27からステップS34に移行する。ステップS34ではデータが入力されたチェックシートをチェックシートファイルに登録する。終了ボタンが操作されたと判断するとチェックシート処理ルーチンに戻る。
【0043】
図6のステップS30のファイル処理では、図7のステップS41でファイルメニューのオプションメニューを表示する。このオプションメニューには、ファイル登録、印刷、追加及びエディット終了の4つのメニューが表示される。ステップS42〜S45では、いずれのメニューが選択されたかを判断する。登録メニューが選択されるとステップS42から図6のステップS34に移行する。そして入力されたチェックシートをチェックシートファイルに登録する。印刷メニューが選択されるとステップS43からステップS46に移行する。ステップS46では、印刷範囲の指定や印刷スタイルの指定や印刷実行処理等を行う。追加処理が選択されるとステップS44からステップS47に移行する。ステップS47では、ファイルの追加処理が実行される。終了メニューが選択されたと判断するとステップS45から図6に移行しチェックシート処理ルーチンに戻る。
【0044】
図6のステップS31のオプション処理では、図8のステップS51で、オプション処理のオプションメニューを表示する。オプション処理のオプションメニューには、実行ファイル作成、正解ファイル作成、実行・正解ファイル作成、累積チェック及びシンボル処理の5つのメニューが表示される。ステップS52〜S56では、いずれのオプションメニューが選択されたかを判断する。実行ファイル作成メニューが選択されたと判断するとステップS52からステップS57に移行する。ステップS57では後述する実行ファイル作成処理を行う。正解ファイル作成メニューが選択されたと判断するとステップS53からステップS58に移行する。ステップS58では後述する正解ファイル作成処理を行う。実行・正解ファイル作成メニューが選択されたと判断するとステップS54からステップS59に移行する。ステップS59では実行ファイル作成処理を行う。ステップS60では正解ファイル作成処理を行う。
【0045】
累積チェックメニューが選択されたと判断するとステップS55からステップS61に移行する。ステップS61では累積チェック処理を行う。この累積チェック処理では、累積データ表示欄の表示内容をチェックし、正しく表示し直す。シンボルメニューが選択されたと判断するとステップS56からステップS62に移行する。ステップS62では後述するシンボル処理を実行する。
【0046】
図6のステップS33の編集処理では、図9のステップS71で編集処理のオプションメニューを表示する。このオプションメニューは、1列挿入、1列削除、部分保存、挿入読み込みの4つのメニューが表示される。ステップS75では、いずれのメニューが選択されたか否かを判断する。
【0047】
1列挿入メニューが選択されたと判断するとステップS72からステップS76に移行する。挿入指定列の列番号をクリックし、ステップS76で1列挿入メニューを選択することで、指定列以降の列の1列右方向への移動を行う。指定列に時間データがある場合には1列前の時間データを参照して時間データを自動挿入する等の1列挿入処理を実行する。
【0048】
1列削除メニューが選択されたと判断するとステップS73からステップS77に移行する。削除指定列の列番号がクリックし、ステップS77で1列削除メニューを選択することで、指定列以降の列の1列左方向への移動を行う。指定列に時間データの開始または終了がある場合には、時間データを削除する。
【0049】
部分保存メニューが選択されたと判断するとステップS74からステップS78へ移行する。開始列と終了列とを指定した後にステップS78で部分保存メニューを選択すると、ダイアログボックスが表示され、指定された列範囲を開始/終了のページ/列で表示する。そして部分保存するファイル名を入力した後に、ダイアログボックスに表示された部分保存ボタンを押すと部分保存ファイルが作成される。この部分保存ファイルは、シンボ
ルディレクトリに格納される。
【0050】
挿入先頭列位置が指定された後に挿入読み込みメニューが選択されると、ステップS75からステップS79に移行する。ステップS79では、挿入読み込み処理が実行される。挿入読み込み処理では、挿入読み込みのダイアログボックスが表示され、指定された列範囲の開始/終了のページ/列が表示される。続いてファイル名を選択しダイアログボックスに表示された挿入読み込みボタンを押すと指定位置を先頭に部分保存ファイルが読み込まれる。このようなチェックシートの編集処理を行えるので、入出力条件が僅かに異なる場合に、チェックシートに行や列を挿入・削除するだけで簡単に対応できる。
【0051】
図6のステップS29の入力処理では、図10のステップS81〜S84でマウスの移動やクリックキーの押圧等により種々の入力操作を判断する。ステップS85では他の処理を実行し処理を終了する。カーソルキーまたはマウスの位置を検知すると、ステップS81からステップS86に移行する。ステップS86ではカーソル移動処理を行う。カラム位置にカーソルがあるときにマウスの左ボタンがクリックされると、データの入力要求があったと判断し、ステップS82からステップS87に移行する。ステップS87では入力ボックスを表示する。ステップS88では、入力されたデータをチェックシートに格納する。カーソルがカラム位置に移動した状態で右ボタンがダブルクリックされると、削除要求があったと判断し、ステップS83からステップS89に移行する。ステップS89では削除ダイアログボックスを表示する。ステップS90では、削除ボタンが押されたか否かを判断する。削除ボタンが押された場合にはステップS91に移行し指定されたカラムのデータを削除する。
【0052】
時間設定の基準になるデータをクリックした後、時間設定終了の基準となるデータまたは列をクリックし、さらに時間項目または時間表示欄にカーソルを移動して左ボタンをクリックすると、時間データの入力要求があったと判断し、ステップS84からステップS92に移行する。ステップS92では時間入力ダイアログボックスを表示する。この状態を図26に示す。時間ダイアログボックスが表示されると、オペレータは、タイマ名または時間を入力する。タイマ名が入力されるとステップS93からステップS94に移行する。ステップS94では入力ボタンが押されたか否かを判断する。入力ボタンが押されていない場合にはステップS95に移行する。ステップS95では取消ボタンが押されたか否かを判断する。取消ボタンも押されていない場合にはステップS94に戻る。入力ボタンが押された場合にはステップS94からステップS96に移行する。ステップS96では入力された時間をチェックシート上にセットする。また、ステップS93でタイマ名入力がなされていない場合にはステップS97に移行する。ステップS97では時間入力がなされたか否かを判断する。時間入力がなされた場合にはその単位の指定の有無を判断する。時間入力がなされた場合にはステップS94に進み、時間入力がなされていない場合にはステップS93に戻る。
【0053】
このようにして時間を表の中で任意に入力できるので、時間データの入力が容易になる。なおタイマ名では、タイマ表に登録されたタイマ名が選択できる。このタイマ名には、通常、時間公差が含まれている。
【0054】
ステップS96の時間入力処理では、図11のステップS101で時間データのチェックシートへの登録がなされる。ステップS102〜S104では、公差チェックがなされる。この公差チェックは、時間データには公差が含まれているのに対して、チェックシート上では、時間データに公差が表示されていないために行われる。
【0055】
ステップS102では、入力位置の前方向に時間設定がされている場合、各行の時間データのうち、前方向かつ最も近い時間データを求める。そしてステップS103およびS
104で見つかった時間と入力時間とで公差の干渉をチェックする。チェックシート上で公差が干渉するケースは以下の2つの場合が考えられる。ここではチェック対象時間(時間1)より前に開始している時間(時間2)がチェックの対象となり、その後に開始している時間はチェックの対象にならない。第1には、図27(A)に示すように、時間1と、時間1の終了時間より前の列で終了している時間2との関係が、時間1−公差1<時間2+公差2の場合、第2には、図27(B)に示すように、時間1と、時間1の終了時間より後の列で終了している時間2との関係が、時間1+公差1>時間2−公差2の場合である。これらの2つの場合をステップS103およびS104でチェックする。
【0056】
これらの2つの場合のいずれかに該当する場合、ステップS105に移行する。ステップS105では、入力時間は時間公差が干渉している旨のエラーダイアログボックスを表示する。このとき対象時間も合わせて表示する。このダイアログボックスには強制入力ボタンとキャンセルボタンとが表示される。ステップS106では、強制入力ボタンが操作されたか否かを判断する。強制入力ボタンが操作されるとステップS106からステップS109に移行し、登録された時間データをチェックシート上に表示し、入力ルーチンに戻る。強制入力ボタンが操作されていない場合にはステップS106からステップS107に移行する。ステップS107ではキャンセルボタンが操作されたか否かを判断する。キャンセルボタンが操作された場合にはステップS108に移行する。ステップS108では、ステップS101で登録した時間データを削除する。キャンセルボタンも操作されていない場合にはステップS106に戻る。また、ステップS103およびS104で公差の干渉がないと判断するとステップS109に移行し、登録された時間データをチェックシート上に表示、入力ルーチンに戻る。
【0057】
図8のステップS57の実行ファイル作成処理では、図12のステップS111で指定のチェックシートをチェックシートファイルから読み出す。ステップS112では、読み出したチェックシートのフォーマットをチェックする。ステップS113では、チェック結果によりフォーマットエラーであるか否かを判断する。フォーマットエラーの場合は処理を中断してオプション処理ルーチンに戻る。フォーマットエラーでない場合には、ステップS114に移行する。ステップS114では、読み出したチェックシートを1列ずつ読み込む。
【0058】
ステップS115では読み込んだ1列内に入力条件が書き込まれているか否かを判断する。入力条件が書き込まれている場合にはステップS115からS116に移行する。ステップS116では、書き込まれた入力条件に時間データで関連付けられた出力条件の検索やそれらの関係の解析を行う。入力条件が書き込まれていない場合にはステップS115からS117に移行する。ステップS117では、読み込んだチェックシートの1列内に出力条件が書き込まれているか否かを判断する。出力条件が書き込まれている場合にはステップS117からS118に移行する。ステップS118では、書き込まれた出力条件に時間データで関連付けられた入力条件が書き込まれているか否かを判断する。入力条件が書き込まれている場合にはステップS116に移行し、書き込まれた入力条件に時間データで関連付けられた出力条件の検索やそれらの関係の解析を行う。ステップS116での解析が終了するとステップS119に移行し、解析結果に基づき、パターン変換処理を実施してチェックシート上の入力条件,出力条件を中間言語形式のプログラムに変換する。具体的には、転送データ定義ファイルに登録してあるデータ変換パターン情報と解析結果とを照合して、入力条件だけが有る場合や出力条件に時間データで関連付けられた入力条件が有る場合にはパターン変換処理を実施する。ステップS117で出力条件が書き込まれていないと判断した場合、またはステップS118で出力条件に時間データで関連付けられた入力条件が書き込まれていないと判断した場合には、上記解析処理およびパターン変換処理は行わない。つまり、出力条件だけがある場合には解析処理およびパターン変換処理を実施せず、ステップS120に移行する。また、パターン変換処理が終わると
ステップS120に移行する。
【0059】
ステップS120では、次の列があるか否かを判断する。次の列が有る場合には、ステップS114に戻り、次の列のデータを読み込む。ステップS120で次の行が無いと判断すると、ステップS121に移行する。ステップS121では、変換された中間言語のテストプログラムを実行ファイル35に書き込む。このようにして、チェックシート上に記述された入力条件および出力条件から実行用のテストプログラムを作成する。
【0060】
図8のステップS58の正解ファイル作成処理では、図13のステップS131〜S134で図12のステップS111〜S114と同様な処理により読み出したチェックシートを1列ずつ読み込む。
【0061】
ステップS135では読み込んだ1列内に入力条件が書き込まれているか否かを判断する。入力条件が書き込まれている場合にはステップS135からS136に移行する。ステップS136では、書き込まれた入力条件に時間データで関連付けられた出力条件が書き込まれているか否かを判断する。出力条件が書き込まれている場合にはステップS137に移行し、書き込まれた出力条件に時間データにより関連付けられた入力条件の検索やそれらの関係の解析を行う。
【0062】
ステップS135で入力条件が書き込まれていないと判断した場合にはS138に移行する。ステップS138では、読み込んだチェックシートの1列内に出力条件が書き込まれているか否かを判断する。出力条件が書き込まれている場合にはステップS138からS139に移行する。ステップS139では、書き込まれた出力条件に時間データで関連付けられた入力条件が書き込まれているか否かを判断する。入力条件が書き込まれている場合にはステップS139からステップS137に移行し、書き込まれた入力条件に時間データで関連付けられた出力条件の検索やそれらの関係の解析を行う。入力条件が書き込まれていない場合にはステップS139からS140に移行する。ステップS140では、書き込まれた出力条件に時間データで関連付けられた出力条件が書き込まれているか否かを判断する。出力条件が書き込まれている場合にはステップS140からS137に移行し、書き込まれた出力条件に時間データで関連付けられた入力条件の検索やそれらの関係の解析を行う。
【0063】
ステップS137での解析が終了するとステップS141に移行し、解析結果に基づき、パターン変換処理を実施してチェックシート上の入力条件,出力条件を中間言語形式のプログラムに変換する。具体的には、転送データ定義ファイルに登録してあるデータ変換パターン情報と解析結果とを照合して、出力条件が含まれるときのみパターン変換処理を実施する。
【0064】
一方、ステップS136,S138およびS140で出力条件が書き込まれていないと判断した場合は解析処理およびパターン変換処理を実施せず、ステップS142に移行する。また、パターン変換処理が終わるとステップS142に移行する。ステップS142,S143ではステップS120,S121と同様な処理を行い正解ファイルを作成する。このように、正解ファイル作成の際には、入力条件だけが有る場合にはパターン変換処理を行わず、出力条件が含まれるときのみパターン変換処理を行う。
【0065】
なお、これらの実行ファイル作成処理および正解ファイル作成処理はステップS59およびステップS60でもそれぞれ同様に行われる。
【0066】
図8のステップS62のシンボル処理では、図14のステップS151でシンボル処理のオプションメニューを表示する。このオプションメニューには、初期動作設定メニュー
、パターン動作設定メニュー、終了動作設定メニュー、設定解除メニューおよびシンボル登録メニューの5つのメニューが表示される。ステップS152では、パターンデータのブロックの開始列と終了列とをマウスにより指定されるのを待つ。ステップS153では、初期動作メニューが選択されたか否かを判断する。ステップS154では、パターン動作設定メニューが選択されるのを待つ。このパターン動作設定メニューは必ず入力されなければならない。パターン動作設定メニューが選択されるとステップS155に移行する。ステップS155では、指定されたブロックのパターン動作を設定する。ステップS156では終了動作指定メニューが選択されたか否かを判断する。ステップS157ではシンボル登録メニューが選択されたか否かを判断する。他の処理が選択されたか否かを判断する。他の処理が選択された場合にはステップS159に移行し他の処理を実行する。
【0067】
初期動作設定メニューが選択されるとステップS153からステップS160に移行する。ステップS160では、初期動作を設定する。終了動作設定メニューが選択されたと判断するとステップS156からステップS161に移行する。ステップS161では終了動作を設定する。これらの操作を終了するとオペレータは、シンボル登録メニューを選択する。シンボル登録メニューが選択されるとステップS157からステップS162に移行する。ステップS162では、シンボル登録ダイアログボックスが表示される。ここでオペレータはシンボル名を入力する。シンボル登録ダイアログボックスにはキャンセルボタンと登録ボタンとが表示される。ステップS163では登録ボタンが操作されたか否かを判断する。登録ボタンが操作されていない場合にはステップS164に移行する。ステップS164ではキャンセルボタンが操作されたか否かを判断する。キャンセルボタンが操作されていない場合にはステップS163に戻る。登録ボタンが操作された場合にはステップS163からステップS165に移行する。ステップS165では、指定されたブロックに表示された時間データをパターンデータとしてシンボルディレクトリにあるパターンデータファイルに登録する。
【0068】
図4のステップS7のテスト実行処理では、図15のステップS171で、テスト実行のデータ入力画面を表示する。このテスト画面は、図24に示すチェックシートデータのデータ入力画面と同様な画面であり、下部に実験起動ボタンと終了ボタンとが表示される。また、上部には、機種名、チェックシートバージョン、PROMバージョン、シート番号等のデータ入力画面が表示される。ステップS172では、データ入力画面でのデータの入力を待つ。ステップS173では、実験起動ボタンが操作されたか否かを判断する。実験起動ボタンが操作されるとステップS173からステップS174に移行する。
【0069】
ステップS174では連続実行ファイルリスト38が有るか否かを判断する。つまり、連続実行する複数のチェックシートファイルが有るか否かを判断する。連続実行する複数のチェックシートファイルが無い場合にはステップS174からS175に移行する。ステップS175では後述する図16に示すテスト処理を実行する。連続実行する複数のチェックシートファイルが有る場合にはステップS174からS176に移行する。ステップS176では、連続実行ファイルリスト38からチェックシートファイル名を順に読み出し、そのチェックシートファイル名のチェックシートをチェックシートファイル38から読み込む。ステップS177では、後述する図18の連続実行処理を行う。ステップS178では、連続実行ファイルリスト38の全ての連続実行すべきチェックシートファイル読み出しを完了したか否かを判断する。まだチェックシートファイルが有る場合にはステップS176に戻る。ここでは、複数のチェックシートファイルの名前を実行順に連続実行ファイルリスト38に登録しそれを順に実行することで、複数のチェックシートファイルにまたがるテスト計画を簡単に実行できる。このため、テスト計画をサブルーチン化した複数のチェックシートファイルを作成することで、テスト計画の標準化を図ることができる。
【0070】
ステップS173で実験起動ボタンが操作されていない判断した場合、またはステップS178で全ての連続実行ファイルを読み出したと判断した場合は、ステップS179に移行する。ステップS179では、終了ボタンが操作されたか否かを判断する。終了ボタンが操作されるとメインルーチンに戻り、終了ボタンが操作されていない場合は、ステップS172に戻る。
【0071】
ステップS175のテスト処理では、図16のステップS181でテスト実行のチェックシートを表示する。この表示画面の一例を図28に示す。ここでは、画面左部に実行部分のチェックシートが、右半分に現在の実行中の入力項目および出力項目やその入力データ及び出力データが表示される。また下部に、M入力(マニュアル入力),連続実行,1列実行,開始列,ブレークポイント,実行中断,終了の7つのボタンが表示される。
【0072】
ステップS182〜S188では、いずれのボタンが操作されたか否かを判断する。M入力が操作されたと判断するとステップS182からステップS190に移行する。ステップS190では、後述するマニュアル入力処理を行う。このマニュアル入力処理は、実行中において、入力項目や出力項目のデータを変更する場合に行う。このマニュアル入力を選択するとチェックシート表示欄で新たな入力を行える。連続実行ボタンが操作されたと判断するとステップS183からステップS191に移行する。ステップS191では、図18に示す連続実行処理がなされる。1列実行処理ボタンが選択されたと判断するとステップS184からステップS192に移行する。ステップS192では、現在行を1列のみ実行する1列実行処理が行われる。開始列ボタンが操作されたと判断するとステップS185からステップS193に移行する。ステップS193では、連続実行を行う開始列を指定する。ブレークポイントボタンが操作されたと判断するとステップS186からステップS194に移行する。ステップS194では、開始列が予め設定されているか否かを判断する。開始列が設定されている場合には、指定された列を連続実行の終了列として設定する。開始列が設定されていない場合にはブレークポイントを設定できない。他の処理が選択されるとステップS187からステップS196に移行する。ステップS196では選択された他の処理を実行する。
【0073】
ステップS190のマニュアル入力処理では、図17のステップS201で、図28の下部ボタンが異なるマニュアル入力画面を表示する。このマニュアル入力画面では、下部に1列実行ボタンと終了ボタンとが表示される。ステップS202では、1列実行ボタンが操作されたか否かを判断する。1列実行ボタンが操作されていないと判断するとステップS203に移行する。ステップS203ではチェックシートに対する入力処理を行う。ステップS204では、終了ボタンが操作されたか否かを判断する。終了ボタンが操作されていない場合にはステップS201に戻る。終了ボタンが操作されると図16のルーチンに戻る。
【0074】
1列実行ボタンが操作されたと判断するとステップS202からステップS205に移行する。ステップS205では、周辺シミュレータ4a〜4eからの出力信号を取り込む。ステップS206では、入力されたチェックシートの内容からパターン変換入力信号を生成する。ステップS207では、周辺シミュレータ4a〜4eに対して生成された入力信号を出力する。周辺シミュレータ4a〜4eはこれによって動作し、動作結果が実行結果記録としてステップS208で記録される。このようにマニュアル入力処理では、テストプログラムを書き換え、書き換えられたテストプログラムを逐次実行することができる。このため、入力条件や出力条件を少しずつ変更してその実行結果を確認するようなシミュレーション動作を簡単に行える。
【0075】
図16のステップS191の連続実行処理では、図18のステップS211で実行ファイルを読み込む。ステップS212では、実行中断ボタンが操作されたか否かを判断する
。実行中断ボタンが操作されると処理を終了して元のルーチンに戻る。ステップS213では、ファイルが終了したか否かを判断する。これは、ファイルのEOFを判断することで行われる。ファイルが終了されていないと判断するとステップS214に移行する。ステップS214では、周辺シミュレータ4a〜4eからの出力信号を取り込む。ステップS215では、動作条件がOKか否かを判断する。ここで、動作条件とは、1又は複数の動作結果の値(範囲を含む)が全て正しいか否かを判断する条件である。ステップS216では、時間条件がOKか否かを判断する。動作条件と時間条件とのいずれかがOKな場合には、ステップS217に移行する。ステップS217では、周辺シミュレータ4a〜4eへの入力信号を出力する。そして周辺シミュレータ4a〜4eはこれによって動作し、その実行結果が実行結果ファイルに1列ずつ記録される。この実行結果は表示画面の右欄に刻々と表示される。このように、時間条件だけでなく、動作条件をもチェックすることで、入力操作と関係なく動作しているステッピングモータのように機構動作を行う機器を制御する場合に、動作時間が毎回異なっていても、同じ条件でテストを行える。
【0076】
図6のステップS8の結果照合処理では、図19のステップS221で結果照合のデータ入力画面が表示される。このデータ入力画面は図24に示すチェックシートのデータ入力画面と同様な画面である。但し、下部に結果照合ボタンと終了ボタンとが表示されている。また、上部にはデータ入力画面が表示されている。ステップS222では、データ入力画面にデータが入力されるのを待つ。ここで必要なデータは、機種名、チェックシートバージョン、PROMバージョン、シート番号である。ステップS223では、結果照合ボタンが操作されたか否かを判断する。ステップS224では終了ボタンが操作されたか否かを判断する。結果照合ボタンが操作されたと判断するとステップS223からステップS225に移行する。ステップS225では、項目ファイルが既に存在するか否かを判断する。項目ファイルが存在していない場合にはステップS226に移行してエラー出力ファイルにその旨を出力する。項目ファイルがある場合にはステップS227に移行し、照合処理を実行する。終了ボタンが操作されると結果照合処理を終了しメインルーチンに戻る。
【0077】
ステップS227の照合処理では、図20のステップS231で、チェックシート画面を表示する。このチェックシート画面は、図29に示すように、左側に実行結果をチェックシート形式で、右側に評価結果をチェックシート形式で表示する。また、下部に前方方向のエラー箇所に移動するための前方エラーボタン、後ろ方向のエラー箇所に移動するための後方エラーボタン、左の画面を基準に右の表示列位置を合わせるための左右合わせボタン、結果を表示するための結果表示ボタン、照合画面を終了してデータ入力画面に戻るための終了ボタンの5つのボタンが表示される。また上部には、オプションメニューが表示される。ここでのオプションメニューとしては、間引き処理や、照合結果ファイルの作成やログファイル読み込みや間引きファイルの読み込みやCMファイルの読み込み等のメニューが表示される。ステップS232ではオプションメニューが操作されたか否かを判断する。ステップS233では前エラーボタンが操作されたか否かを判断する。ステップS234では後ろエラーボタンが操作されたか否かを判断する。ステップS235では結果表示ボタンが操作されたか否かを判断する。ステップS236では終了ボタンが操作されたか否かを判断する。終了ボタンが操作されたと判断すると元のルーチンに戻る。なおここでは左右合わせボタンについての説明は省略している。
【0078】
オプションメニューが選択されたと判断するとステップS232からステップS233に移行する。ステップS233では照合オプションメニューを表示しそれらのうちのいずれか1つの選択されたメニューをさらに実行する。これについての詳細な説明は省略する。前エラーボタンが操作されたと判断するとステップS233からステップS238に移行する。ステップS233では、前方方向のエラー箇所にカーソルを移動する。後エラーボタンが操作されたと判断するとステップS234からステップS239に移行する。ス
テップS239では後ろ方向のエラー箇所にカーソルを移動する。結果表示ボタンが操作されたと判断するとステップS235からステップS240に移行する。ステップS240では、後述する結果表示処理を行う。
【0079】
ステップS240の結果表示処理では、図21のステップS241で図29に示す画面表示を行う。そして実行評価結果については前述したように画面右側に表示する。ステップS242では、間引き処理を実行する。この間引き処理では、連続的に値が変化する項目については、図30(A)に示すように、状態の変化点のデータのみを表示する。この表示のために間引き処理を行う。たとえば、装置本体1は周辺シミュレータ4a〜4eから連続的にデータが転送されると全てのデータをテスト結果データとして受け取る。この状態を図30(B)に示す。ここまでは、結果照合時、テスト結果データ2〜10は全てエラーとなるため、以下のルールによってデータ間引き処理を行う。
【0080】
(1)各データ毎に設定された間引き間隔時間(転送データ変換定義ファイルに設定されている)を使って変化点(変化角)の情報を取り出す。
【0081】
(2)間引き間隔時間を超えて値が変化していなければ安定と見なしてその値を確定する。この状態を図30(C)に示す。
【0082】
このように間引きの基本的な考え方は、角度変化点毎に間引き間隔1と値公差とによって範囲チェックを行い、微少変化(間引き間隔1時間内で値公差内の変化)データは変化途中データと見なして値を間引く。すなわち図30(D)に示すように、間引き間隔1内にある2つのデータ2,3において、データ2を間引くかどうかは、前後のデータ1,データ3の値と方向とを見て決定する。ここでは、間引きを3段階で行っている。まず第1段階では、特徴データを抽出するために微少データでも方向が変化したものは間引きしない。たとえば間引き間隔1内で図30(D)において、データ2とデータ3の値が等しい場合、データ3は無条件に間引く。第2段階において、方向が変化しても微少変化データがあれば間引く。たとえば間引き間隔1内でデータ2とデータ3の値が等しく、時間間隔が指定時間(間引き間隔2)以内の場合はデータ3を間引く。第3の段階では、データ1,2,3のデータが等しい場合は間引き間隔に関係なくデータ2を間引く。このように3段階で間引き処理を行う。
【0083】
ステップS243では、間引かれた実行結果を項目単位に分解し、項目単位結果ファイルに格納する。ステップS244では、全ての実行結果ファイルの読み込みを終了したか否かを判断する。読み込みを終了するとステップS245に移行し、結果ファイルをチェックシート形式に逆パターン変換し、チェックシートファイルに格納するとともに画面左側に表示する。このときは変換パターン定義ファイルを参照する。ファイルが終わりでない場合には、ステップS247に移行する。ステップS247では、実行結果の中から正解候補を取り出す。ステップS248では、得られた正解候補の中から最も正解値に近い値を正解と認定する。ステップS249では、周期動作の取り出しとその正解判定を行う。ステップS250では、結果ファイルに正誤判定情報を付与する。付与された結果ファイルは、照合結果ファイルに格納される。
【0084】
ステップS249の周期動作正解判定処理では、図22のステップS251で、初期動作定義があるか否かが判断される。初期動作定義がある場合にはステップS252に移行する。ステップS252では、次の出力データがあるかまたはファイルの終わりまで初期動作を検索する照合処理を行う。ステップS253では、パターン動作定義が有るか否かを判断する。パターン動作定義が有ると判断するとステップS254に移行し、次の出力データがあるかまたはファイルの終わりまでパターン開始位置データを検索する。ステップS225では、開始位置データが有るか否かをする。開始位置データが有る場合には、
パターンを確定し、図32に示すように、確定したパターンに残りのデータをあてはめる。ステップS257では、パターン終了位置か否かをする。パターン終了位置ではない場合には、ステップS258に移行する。ステップS258では、正誤判定を行う。正解の場合にはステップS257に戻り、パターン終了位置まで正誤判定を繰り返す。正解では無い場合にはステップS259に移行し、エラー出力をエラーファイルに出力してステップS257に戻る。
【0085】
パターン終了位置と判断するとステップS257からステップS260に移行する。ステップS260では、終了動作定義があるか否かを判断する。終了動作定義がない場合には処理を終了して結果表示ルーチンに戻り、終了動作定義がある場合にはステップS261に移行する。ステップS261では、終了列を検索して終了動作時間に時間に遡って終了動作をあてはめる。
【0086】
このパターン動作照合処理では、第1段階では通常の照合処理を行い、第2段階でシンボルの照合処理を行う。シンボルの照合については、シンボル開始列から初期動作を検索する。また、パターン動作の開始データを検索する。そしてパターン動作を確定し残りのデータを当てはめる。次の出力データが記入されている位置まで繰り返しパターンを検索し、終了動作定義がある場合は終了列を見つけて終了動作時間分逆上って終了動作を当てはめる。
【0087】
【発明の効果】
本発明に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置および方法では、テスト計画が表形式で作成されるので、簡単にテスト計画を作成できるとともに、テスト内容を直観的に理解できる。また、時間条件に加えて動作条件を含めてテストを実行するので、動作状況が不安定な機器であっても自動的にテストを実行できる。さらに、誤差を含めてテスト結果を評価しているので、テスト結果が変動しても自動的に評価できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御ソフトウェアの自動テスト装置のブロック構成図
【図2】テスト装置本体のブロック図
【図3】ファイル構成を説明する図
【図4】メインルーチンのフローチャート
【図5】チェックシート処理のフローチャート
【図6】シート入力処理のフローチャート
【図7】ファイル処理のフローチャート
【図8】オプション処理のフローチャート
【図9】編集処理のフローチャート
【図10】入力処理のフローチャート
【図11】時間入力処理のフローチャート
【図12】実行ファイル作成処理のフローチャート
【図13】正解ファイル作成処理のフローチャート
【図14】シンボル処理のフローチャート
【図15】テスト実行処理のフローチャート
【図16】テスト処理のフローチャート
【図17】マニュアル入力のフローチャート
【図18】連続実行処理のフローチャート
【図19】結果照合処理のフローチャート
【図20】照合処理のフローチャート
【図21】結果表示処理のフローチャート
【図22】周期動作正解判定処理のフローチャート
【図23】初期画面を示す図
【図24】チェックシートデータ入力画面を示す図
【図25】チェックシートエディタ画面を示す図
【図26】時間入力画面を示す図
【図27】公差の干渉を説明する図
【図28】テスト実行時のチェックシート画面を示す図
【図29】照合処理時のチェックシート画面を示す図
【図30】間引き処理を説明する図
【図31】タイマ公差がある場合の正解判定を説明する図
【図32】パターン動作定義を示す図
【符号の説明】
1 テスト装置本体
2 マイコン
3 マイコン搭載部
4a〜4e 周辺シミュレータ
5a〜5c 光ループネットワーク
10 CPU
12 マウス
13 CRTディスプレイ
14 メモリ
15 外部記憶装置

Claims (12)

  1. 1又は複数の入力機器と制御対象の出力機器とが接続される制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを自動的に実行する制御ソフトウェアの自動テスト装置であって、
    前記入力機器から入力された入力信号を基に1又は複数の動作結果の値が全て許容範囲内にあるか否か判断した後、更に、予め設定された正解情報と前記動作結果との照合時の誤差を属性として保持するテスト計画を表形式で作成する作成手段と、前記テスト計画を時間条件とを含めて判断して実行し、誤差を含めてテスト結果を評価した後、前記テスト結果のうち予め設定された間隔時間でデータを抽出し、前記データの一部を間引くテスト装置本体と、前記入力機器および出力信号が出力される出力機器の動作を模擬的に実行する周辺シミュレータを接続するためのポートと、前記制御ソフトウェアにより動作する制御装置を搭載する搭載部と、前記テスト装置本体と接続されたテスト対象部と、前記入力信号を基にテストを順に実行するための実行手段とを備えたこと
    を特徴とする制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  2. 前記作成手段は、入力された表形式のテスト計画の内容から各入力信号および出力信号の関連性を解釈して実行形式のテストファイルに変換する変換手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  3. 前記作成手段は、入力された表形式のテスト計画の内容から各入力信号および出力信号の関連性を解釈してテスト結果の評価のための正解データを生成する正解データ生成手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1または2記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  4. 前記入力機器は、時間公差を加味した時間データを入力可能であり、入力された時間データの時間公差が相互に干渉するか否かを判断する公差判断手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  5. 前記実行手段は、前記テスト結果を前記表形式に変換し出力する表形式出力手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  6. 前記実行手段は、テスト範囲を指定するテスト範囲指定手段と、指定されたテスト範囲を前記テスト計画に基づき連続的にテストする連続テスト実行手段と、指定された入力信号または出力信号を1つだけ実行する単一テスト実行手段とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  7. 前記実行手段は、実行すべき1または複数のテスト計画を指定するテスト計画指定手段と、指定された1または複数のテスト計画を連続的に実行するテスト計画連続実行手段とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  8. 前記評価手段は、誤差を含む評価基準データを格納する評価基準データ格納手段と、前記正解データ作成手段で作成された正解データと前記テスト結果とを前記評価基準データに基づいて照合し評価結果データを作成する照合手段とを備えること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  9. 前記照合手段で作成された評価結果データを表形式で前記入力された表形式のテスト結果に並べて表示する結果表示手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項8記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  10. 前記評価手段は、変化するテスト実行結果のうち変化途中データを間引く間引き手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項9に記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  11. 前記照合手段は、テスト結果を正解データと照合する第1照合手段と、 パターンが連続するテスト結果の最初のパターンを検索するパターン検索手段と、検索されたパターンとその後の連続するパターンとを照合する第2照合手段とを備えること
    を特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の制御ソフトウェアのテスト装置。
  12. 入力機器と制御対象の出力機器とがネットワークを介して接続され、制御ソフトウェアを自動的にテストする制御ソフトウェアの自動テスト方法であって、
    前記入力機器から入力された入力信号を基に前記テストを実行する時間条件及び動作条件、更に、予め設定された正解情報とテスト結果との照合時の誤差を属性として保持するテスト計画を表形式で作成する作成工程と、前記テスト計画に基づき、前記制御ソフトウェアを実行しテスト結果を出力する実行工程と、前記実行工程で出力されたテスト結果を評価する評価工程と、前記テスト結果のうち予め設定された間隔時間でデータを抽出し、前記データの一部を間引く間引き工程とを含むこと
    を特徴とする制御ソフトウェアの自動テスト方法。
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