JPH0991031A - 制御ソフトウェアの自動テスト装置、テスト計画入力装置、テスト実行装置、およびテスト結果評価装置、ならびにそれらの方法 - Google Patents

制御ソフトウェアの自動テスト装置、テスト計画入力装置、テスト実行装置、およびテスト結果評価装置、ならびにそれらの方法

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JPH0991031A
JPH0991031A JP24574195A JP24574195A JPH0991031A JP H0991031 A JPH0991031 A JP H0991031A JP 24574195 A JP24574195 A JP 24574195A JP 24574195 A JP24574195 A JP 24574195A JP H0991031 A JPH0991031 A JP H0991031A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テスト計画を簡単に作成できかつ動作状態が
不安定な機器に対してもテストを無人で行え、テスト結
果を自動的に評価できるようにする。。 【構成】 制御ソフトウェアの自動テスト装置は、入力
機器と制御対象の出力機器とが接続される制御装置で用
いられる制御ソフトウェアを自動的にテストする装置で
あって、装置本体1と、マイコン搭載部3とを備えてい
る。装置本体1は、テストを順に実行するための表形式
のテスト計画を作成し、テスト計画を時間条件および動
作条件を含めて判断して実行し、物理的な誤差を含めて
テスト結果を。マイコン搭載部3は、入力機器および出
力機器の動作を模擬的に実行する周辺シミュレータ4a
〜4eを接続するためのI/Oポートを有し、制御用の
マイコン2が搭載される。装置本体1と マイコン搭載
部3および周辺シミュレータ4a〜4eとは、光ループ
ネットワーク5a〜5cで接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の各制御対象を制
御するための制御装置で用いられる制御ソフトウェアを
自動的にテストする制御ソフトウェアの自動テスト装
置、テスト計画入力装置、テスト実行装置、およびテス
ト結果評価装置、ならびにそれらの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】システムコンポやテレビジョン等の家電
製品には、近年、制御用のワンチップのマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンという)やワンボードのマイコ
ンが広く組み込まれている。この組み込みマイコンに搭
載される制御ソフトウェアは、完成すると、品質保証の
ためテスト装置を用いて設計仕様通りに動作するか否か
テストされる。近年、電化製品の小型化・高機能化を背
景に、この種の組み込みマイコンに対する機能依存度が
高まりつつある。このため、この種の組み込みマイコン
のメモリに格納された制御ソフトウェアのサイズが急増
し、品質保証のための制御ソフトウェア動作確認テスト
に多大な労力が必要である。
【0003】この制御ソフトウェアの動作確認テストの
際には、マイコンに各種の周辺シミレータ(実際のモー
タやスイッチやセンサ等の入出力機器を擬似的に表現し
た機器)を接続した状態でテスト用コンピュータとマイ
コンおよび周辺シミュレータとを接続し、絶対時間で順
に記述されたテスト計画(テストプログラム)をテスト
用コンピュータで実行し、そのテスト結果をテスト用コ
ンピュータのモニタ画面に表示し、その表示結果を目視
により確認している。
【0004】この種のテスト装置として、テストプログ
ラムとしてのテスト計画を専用言語で記述したものが知
られている。このテスト計画は、たとえば、周辺シミュ
レータの入出力条件とその絶対時間でのタイミングとを
順に専用言語で記述して作成される。このテストプログ
ラムを実行する際に、事象変化を絶対時間で予測できな
い制御対象がある場合には、オペレータが状態を常時監
視して事象変化の都度、それに合わせてデータを入力す
る。たとえば、システムコンポ用のマイコンをテストす
る際にモータが所定の回転数になると次の制御を行う場
合、オペレータがモータの回転数を監視して、回転数が
所定値になると、その旨のデータをテスト用コンピュー
タに入力する。
【0005】このようなデータがテスト用コンピュータ
からマイコンや周辺シミュレータに送信され、マイコン
により制御されて各周辺シミュレータが順次動作し、そ
の実行結果のデータがテスト用コンピュータで受信され
る。そして、実行結果のデータがたとえばモニタ上に表
示される。オペレータは実行結果を目視により確認し、
テスト結果が誤差等を考慮した所定の許容範囲に入って
いるかを判断する。この動作を繰り返して全てのテスト
内容の実行結果を評価する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】テストプログラムの作
成の際に、前記従来の構成では、専用言語を用いて作成
しなければならないので、プログラムに対する専門知識
が必要になり、簡単にテストプログラムを作成できな
い。また、専用言語で記述されたテストプログラムで
は、実際の動作が直観的に表現されていないので、動作
内容が判りにくく、実際の設計仕様を時系列的に記述す
るのに適していない。このため、テストプログラムの完
成に多大の労力が必要になる。
【0007】テスト実行の際に、前記従来の構成では、
動作状況が毎回同じとは限らない機器(たとえば、モー
タ等のアクチュエータのように機構動作を伴う出力機
器)を制御する場合、入出力条件を絶対時間だけで記述
したテストプログラムを実行すると、意図しない動作を
実行するという問題がある。つまり、モータの停止時間
のように時間が確定していない信号を正しく処理するこ
とができない。
【0008】たとえば、カセットの開閉扉のテストを行
う際に、クローズボタンを押してモータにより扉を閉め
た直後にオープンボタンを押してモータにより扉を開け
る動作をテストする場合を想定する。このテストを行う
ために、絶対時間1でクローズボタン信号を発生させ、
その後、絶対時間2でモータの動作開始信号を発生さ
せ、絶対時間3でモータの動作完了信号を発生させ、絶
対時間4でオープンボタン信号を発生させるようなテス
トプログラムを作成したと仮定する。この場合、モータ
の停止が遅れ、絶対時間3でモータが停止しないときに
は、扉が充分に閉じていない状態でオープン信号が発せ
られ、その後実際にモータが停止した後に動作完了信号
が発せられることがある。
【0009】したがって、このような場合には、前述し
たようにオペレータが状態を監視して手入力により動作
完了信号を入力する必要がある。このように、前記従来
の構成では、オペレータが状態を常に監視して、事象変
化(たとえば、モータの動作完了)に合わせてデータ
(たとえば、動作完了信号)を入力する必要があり、制
御ソフトウェアのテスト実行を無人で行うことができな
い。
【0010】また、何らかの問題が生じて別のデータを
入力する必要が生じた場合、再度専用言語のテストプロ
グラムを変更しなければならず、数値や信号を少しずつ
変化させてその実行結果をみるシミュレーション動作を
行いにくい。テスト結果評価の際に、前記従来の構成で
は、基本的にはオペレータが目視によりテスト結果を評
価している。これは、正解データとの照合を機械的に判
断させると、A/D変換分解能やハードウェア能力によ
る値のふらつき、内部タイマの精度による時間ずれ、デ
ータの伝達経路や通信速度による到達遅れ等による物理
的な誤差を含むテスト結果がすべて評価の上でエラーに
なるからである。
【0011】このように前記従来の構成では、テストプ
ログラムの作成やテストプログラムによるテストの実行
は行えても、テストプログラムの作成が専門的で難し
く、かつ作成されたプログラムもテスト内容が直観的に
判りにくいものになっている。また、テストプログラム
が絶対時間で入出力条件を記述しているので、動作状況
が変動しやすい出力機器を自動でテストできず、テスト
実行を無人化するのも困難である。さらに、物理的な誤
差を含むテスト結果を自動的に評価することができな
い。
【0012】本発明の課題は、テスト内容が判りやすく
かつテスト計画を簡単に作成できるテスト計画入力装置
および方法を提供することにある。本発明の別の課題
は、動作状況が変動する機器をも自動的にテストできる
テスト実行装置および方法を提供することにある。本発
明の別の課題は、テスト結果が物理的な要因により変動
してもその正誤を評価できるテスト結果評価装置および
方法を提供することにある。
【0013】本発明の別の課題は、テスト計画を簡単に
作成でき、かつテストを無人で行え、テスト結果を自動
的に評価できる制御ソフトウェアの自動テスト装置およ
び方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る制御ソフ
トウェアの自動テスト装置は、入力機器と制御対象の出
力機器とが接続される制御装置で用いられる制御ソフト
ウェアのテストを自動的に実行する装置であって、テス
ト装置本体と、テスト対象部とを備えている。テスト装
置本体は、テストを順に実行するための表形式のテスト
計画を作成し、テスト計画を、時間条件と動作条件とを
含めて判断して実行し、テスト結果を物理的な誤差を含
めて評価する。テスト対象部は、入力機器および出力機
器の動作を模擬的に実行する周辺シミュレータを接続す
るためのポートと、制御ソフトウェアにより動作する制
御装置を搭載する搭載部とを有し、テスト装置本体と接
続されている。
【0015】この場合、テスト対象部の搭載部に制御装
置を搭載し、かつ周辺シミュレータを制御装置と装置本
体とに接続した状態で、装置本体でテスト計画が表形式
で作成されると、それが時間条件と動作条件とを含めて
判断して実行され、制御装置に対して周辺シミュレータ
との間で信号の入出力が行われ、そのテスト結果の情報
がテスト装置本体に入力される。テスト装置本体では、
予め設定された正解情報とテスト結果とが物理的な誤差
を含めて照合されて評価される。ここでは、テスト計画
が表形式で作成されるので、簡単にテスト計画を作成で
きるとともに、テスト内容を直観的に理解できる。ま
た、時間条件に加えて動作条件を含めてテストを実行す
るので、動作状況が不安定な機器であっても自動的にテ
ストを実行できる。さらに、物理的な誤差を含めてテス
ト結果を評価しているので、テスト結果が物理的に変動
しても自動的に評価できる。
【0016】請求項2に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置は、請求項1記載の装置において、テスト装置
本体は、周辺シミュレータおよびテスト対象部と光ルー
プネットワークで接続するための光入出力ボードを有し
ている。ここでは、高速の光ループネットワークでデー
タが入出力されるので、リアルタイムでテストを実行で
きる。
【0017】請求項3に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置は、請求項1または2記載の装置において、テ
スト装置本体は、制御装置の入力条件および出力条件を
時間データで関連付けたテスト計画を作成するための作
成手段と、作成されたテスト計画に基づき、制御ソフト
ウェアを実行しテスト結果を出力する実行手段と、実行
手段から出力されたテスト結果を評価する評価手段とを
備えている。
【0018】請求項4に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置は、入力機器と制御対象の出力機器とが接続さ
れる制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを
自動的に実行する装置であって、作成手段と、実行手段
と、評価手段とを備えている。作成手段は、制御装置の
入力条件および出力条件を時間データで関連付けたテス
ト計画を作成するための手段である。実行手段は、作成
されたテスト計画に基づき、制御ソフトウェアを実行し
テスト結果を出力する。評価手段は、実行手段から出力
されたテスト結果を評価する。
【0019】請求項5に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置は、請求項3または4記載の装置において、作
成手段は、制御装置に対する入力条件および出力条件を
時間データで関連付けたテスト計画を行および列の表形
式で入力するための入力手段と、入力された表形式のテ
スト計画を編集するための編集手段とを備えている。請
求項6に係る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請
求項5記載の装置において、作成手段は、入力された表
形式のテスト計画の内容から各入力条件および出力条件
の関連性を解釈して実行形式のテストファイルに変換す
る変換手段をさらに備えている。
【0020】請求項7に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置は、請求項5または6記載の装置において、作
成手段は、入力された表形式のテスト計画の内容から各
入力条件および出力条件の関連性を解釈してテスト結果
の評価のための正解データを生成する正解データ生成手
段をさらに備えている。請求項8に係る制御ソフトウェ
アの自動テスト装置は、請求項5から7のいずれかに記
載の装置において、入力手段は、時間公差を加味した時
間データを入力可能であり、複数の時間データを入力す
ると、相互の時間データにおいて時間公差が干渉するか
否かを判断する公差判断手段をさらに備えている。
【0021】請求項9に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置は、請求項3から8のいずれかに記載の装置に
おいて、実行手段は、実行結果の出力条件が所定の動作
条件を満たすか否かを判断する動作条件判断手段と、出
力条件が所定の時間条件を満たすか否かを判断する時間
条件判断手段と、2つの条件判断手段のいずれかが条件
を満たすと判断したとき、出力条件に時間データで関連
付けられた入力条件を制御装置に入力する模擬入力信号
出力手段とを備えている。
【0022】請求項10に係る制御ソフトウェアの自動
テスト装置は、請求項3から9のいずれかに記載の装置
において、実行手段は、テスト結果を表形式で出力する
表形式出力手段をさらに備えている。請求項11に係る
制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項3から1
0のいずれかに記載の装置において、実行手段は、テス
ト範囲を指定するテスト範囲指定手段と、指定されたテ
スト範囲をテスト計画に基づき連続的にテストする連続
テスト実行手段と、指定された入力条件または出力条件
を1つだけ実行する単一テスト実行手段とをさらに備え
ている。
【0023】請求項12に係る制御ソフトウェアの自動
テスト装置は、請求項3から11のいずれかに記載の装
置において、実行手段は、実行すべき1または複数のテ
スト計画を指定するテスト計画指定手段と、指定された
1または複数のテスト計画を連続的に実行するテスト計
画連続実行手段とをさらに備えている。請求項13に係
る制御ソフトウェアの自動テスト装置は、請求項7から
12のいずれかに記載の装置において、評価手段は、物
理的な誤差を含む評価基準データを格納する評価基準デ
ータ格納手段と、正解データ作成手段で作成された正解
データとテスト結果とを評価基準データに基づいて照合
し評価結果データを作成する照合手段とを備えている。
【0024】請求項14に係る制御ソフトウェアの自動
テスト装置は、請求項13記載の装置において、照合手
段で作成された評価結果データを表形式で入力された表
形式のテスト結果に並べて表示する結果表示手段をさら
に備えている。請求項15に係る制御ソフトウェアの自
動テスト装置は、請求項13または14記載の装置にお
いて、評価手段は、変化するテスト実行結果のうち変化
途中データを間引く間引き手段をさらに備えている。
【0025】請求項16に係る制御ソフトウェアの自動
テスト装置は、請求項13から15のいずれかに記載の
装置において、照合手段は、テスト結果を正解データと
照合する第1照合手段と、パターンが連続するテスト結
果の最初のパターンを検索するパターン検索手段と、検
索されたパターンとその後の連続するパターンとを照合
する第2照合手段とを備えている。
【0026】請求項17に係る制御ソフトウェアのテス
ト計画入力装置は、入力機器および出力機器が接続され
る制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト計画
を入力するための装置であって、入力手段と、編集手段
と、変換手段とを備えている。入力手段は、制御装置に
対する入力条件および出力条件を時間データで関連付け
たテスト計画を行および列の表形式で入力するための手
段である。編集手段は、入力された表形式のテスト計画
を編集するための手段である。変換手段は、表形式のテ
スト計画を実行形式のテストファイルに変換する手段で
ある。ここでは、制御装置に対する入力条件および出力
条件を時間データで関連付けたテスト計画が表形式で入
力されるので、テスト計画の入力が容易になり、かつテ
スト内容を直観的に判断できる。
【0027】請求項18に係る制御ソフトウェアのテス
ト実行装置は、入力機器および出力機器が接続される制
御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを自動的
に行うための装置であって、動作条件判断手段と、時間
条件判断手段と、模擬入力条件出力手段とを備えてい
る。動作条件判断手段は、実行結果の出力条件が所定の
動作条件を満たすか否かを判断する。時間条件判断手段
は、出力条件が所定の時間条件を満たすか否かを判断す
る。模擬入力条件出力手段は、2つの条件判断手段のい
ずれかが条件を満たすと判断したとき、出力条件に時間
データで関連付けられた入力条件を制御装置に出力す
る。ここでは、時間条件に加えて動作条件をも判断して
入力条件が制御装置に出力されるので、動作状態が安定
しない機器であっても動作条件を判断することで、監視
することなく自動的にテストを実行できる。
【0028】請求項19に係る制御ソフトウェアのテス
ト結果評価装置は、入力機器および出力機器が接続され
る制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト結果
を評価する装置であって、テスト結果格納手段と、正解
データ格納手段と、評価基準データ格納手段と、照合手
段とを備えている。テスト結果格納手段は、テスト結果
を格納する。正解データ格納手段は、正解データを格納
する。評価基準データ格納手段は、物理的な誤差を含む
評価基準データを格納する。照合手段は、正解データ格
納手段に格納された正解データとテスト結果格納手段に
格納されたテスト結果とを評価基準データに基づいて照
合し、評価結果データを作成する。ここでは、物理的な
誤差を含む評価基準データに基づいて正解データとテス
ト結果とを照合しているので、テスト結果に物理的誤差
が含まれていても、テスト結果を正しく評価できる。
【0029】請求項20に係る制御ソフトウェアの自動
テスト方法は、入力機器と制御対象の出力機器とが接続
される制御装置で用いられる制御ソフトウェアを自動的
にテストする方法であって、制御装置に対する入力条件
および出力条件を時間データで関連付けた表形式のテス
ト計画を作成する作成工程と、作成されたテスト計画に
基づき、制御ソフトウェアを実行しテスト結果を出力す
る実行工程と、実行工程で出力されたテスト結果を評価
する評価工程とを含んでいる。
【0030】請求項21に係る制御ソフトウェアのテス
ト計画入力方法は、入力機器および出力機器が接続され
る制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト計画
を入力するための方法であって、制御装置に対する入力
条件および出力条件を時間データで関連付けたテスト計
画を行および列の表形式で入力するための入力工程と、
入力された表形式のテスト計画を編集するための編集工
程と、表形式のテスト計画を実行形式のテストファイル
に変換する変換工程とを含んでいる。
【0031】請求項22に係る制御ソフトウェアのテス
ト実行方法は、入力機器および出力機器が接続される制
御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを自動的
に行うための方法であって、実行結果の出力条件が所定
の動作条件を満たすか否かを判断する動作条件判断工程
と、出力条件が所定の時間条件を満たすか否かを判断す
る時間条件判断工程と、2つの条件判断工程のいずれか
が条件を満たすと判断したとき、出力条件に時間データ
で関連付けられた入力条件を制御装置に出力する模擬入
力条件出力工程とを含んでいる。
【0032】請求項23に係る制御ソフトウェアのテス
ト結果評価方法は、入力機器および出力機器が接続され
る制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト結果
を評価する方法であって、テスト計画に基づき作成され
た正解データとテスト結果とを物理的な誤差を含む評価
基準データに基づいて照合する工程と、照合結果に基づ
き、評価結果データを作成する工程とを含んでいる。
【0033】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による制御ソフト
ウェアの自動テスト装置を示すブロック図である。図1
において、自動テスト装置は、装置本体1と、たとえば
家電製品制御用のマイコン2を搭載したマイコン搭載部
3とを備えている。マイコン2には、テスト対象の制御
ソフトウェアが格納されたPROMが搭載されている。
マイコン搭載部3には、家電製品の入力機器及び出力機
器の動作を模擬するための複数の周辺シミュレータ4a
〜4eが接続用のI/Oポートを介して接続されてい
る。周辺シミュレータ4aは、たとえば、リモコン等の
入力機器を模擬したものであり、周辺シミュレータ4b
は、ステッピングモータ等の出力機器を、周辺シミュレ
ータ4cはサーミスタ等のアナログ入力機器を、周辺シ
ミュレータ4dは、ブザー等の出力機器を、周辺シミュ
レータ4eはLCD等の表示機器をそれぞれ模擬したも
のである。マイコン搭載部3および周辺シミュレータ4
a〜4eは、装置本体1と3つの光ループネットワーク
5a〜5cで接続されている。光ループネットワーク5
a〜5cは、たとえば、特開昭63−20936号公報
に開示されたような高速型のネットワークであり、デー
タの入出力を高速度で行える。
【0034】装置本体1は、図2に示すように、たとえ
ばペンティアム(商標)プロセッサを搭載し、オペレー
ションシステムとしてWindows(商標)を採用し
たパーソナルコンピュータからなり、ペンティアム(商
標)プロセッサを含む制御部本体(CPU)10を有し
ている。制御部本体10には、キーボード11と、マウ
ス12と、CRTディスプレイ13と、ROM,RAM
を含むメモリ14と、ハードディスクドライブ,フロッ
ピーディスクドライブ,CDROMドライブ等を含む外
部記憶装置15とが接続されている。また制御部10に
は、I/Oドライバ16も接続されている。I/Oドラ
イバ16には、光I/Oボード17が接続されている。
この光I/Oボード17に3つの光ループネットワーク
5a〜5cがそれぞれ接続されている。そして、光ルー
プネットワーク5a〜5c中の光子局に周辺シミュレー
タ4a〜4eやマイコン搭載部3が接続されている。
【0035】外部記憶装置15のたとえばハードディス
クドライブには、図3に示すようなディレクトリ構造が
構築されている。すなわち、ルートディレクトリには、
環境ディレクトリ20が作られ、環境ディレクトリ20
には、機種名ディレクトリ21が構築されている。機種
名ディレクトリ21は、機種名毎の各種ファイルを格納
するためのものである。機種名ディレクトリ21には、
チェックディレクトリ22と結果ディレクトリ23とが
構築されている。また機種名ディレクトリ21には、転
送データ定義ファイル30が格納されている。転送デー
タ定義ファイル30は、チェックシートファイル(テス
ト順を示すテスト計画を表形式で編集し可能なファイ
ル)からテスト実行ファイルや正解ファイルの作成を行
ったり、テスト機能や照合機能で使用される周辺シミュ
レータの設定を行うための情報を格納したファイルであ
る。転送データ定義ファイル30には、周辺シミュレー
タ毎の出力通信タイプや出力アドレス(装置本体1から
周辺シミュレータへの出力データアドレス)や入力アド
レス(周辺シミュレータから装置本体への入力データア
ドレス)や周辺シミュレータ単位の遅れ時間、値公差等
の情報が格納されている。また、表形式(チェックシー
ト形式)のテスト計画(チェックシートファイル)のデ
ータから実行ファイルや正解ファイルを生成する際の変
換情報であるデータ変換パターン情報等も格納されてい
る。
【0036】チェックディレクトリ22には、タイマ表
定義ファイル31、項目定義ファイル32、周辺シミュ
レータファイル33、チェックシートファイル34、実
行ファイル35、正解ファイル36、エラー出力ファイ
ル37および連続実行ファイルリスト38が格納されて
いる。またチェックディレクトリ22には、シンボルデ
ィレクトリ24が構築されている。シンボルディレクク
トリ24には、シンボルファイル39および部分保存フ
ァイル40が格納されている。
【0037】項目定義ファイル32には、後述する入力
項目の定義数や出力項目の定義数、各項目の名称等の情
報が格納されている。ここでは、後述するチェックシー
トの項目表示部分の設定が行われる。タイマ表定義ファ
イル31には、チェックシートで使用するタイマ表情報
が格納されている。ここには、各タイマの識別情報、タ
イマ名、その時間単位、設定時間、タイマ公差等の情報
が格納されている。このタイマ表定義ファイル31に
は、速度テーブル情報も格納されている。この速度テー
ブル情報は、変化する数値に意味があるスルーデータ
(たとえば、サーミスタの温度データ)に限り、数値の
変化開始から変化終了までの変化時間を自動化計算させ
るためのデータである。
【0038】周辺シミュレータファイル33には、周辺
シミュレータ4a〜4eの各種の情報が格納されてい
る。チェックシートファイル34には、生成されたチェ
ックシート(テスト計画)情報が格納されている。実行
ファイル35は、チェックシートから変換されたファイ
ルであり、中間言語で記述され、テスト実行時に使用さ
れるテストプログラムを格納するファイルである。正解
ファイル36は、チェックシートファイルから変換され
たファイルであり、結果照合時に使用される正解データ
を格納するファイルである。エラー出力ファイル37
は、エラーが生じたときに生成される。連続実行ファイ
ルリスト38は、複数のチェックシートファイルにまた
がってテストを連続実行する際の、連続実行されるチェ
ックシートファイルの名称が実行順に格納されたリスト
である。シンボルファイル39は、周期的に変化する動
作や段階的に変化するパターン動作をシンボル化して記
録したファイルである。部分保存ファイル40には、部
分保存されたファイルが格納されている。
【0039】結果ディレクトリ23には、実行結果ファ
イル41、照合結果ファイル42および結果評価ファイ
ル43が格納されている。実行結果ファイル41は、テ
ストの実行結果を格納するファイルである。照合結果フ
ァイル42は照合結果を格納するファイルである。結果
評価ファイル43は評価結果を格納するファイルであ
る。次に自動テスト装置1の動作について、図4〜図2
2に示す制御フローチャートに従って説明する。
【0040】電源が投入されると、図4のステップS1
で初期設定がなされる。ステップS2では、図23に示
すような初期画面を表示する。この初期画面では、チェ
ックシートとテスト実行と結果照合の3つのボタンが表
示される。ステップS3〜S5では、いずれのボタンが
操作されたか否かを判断する。オペレータは、初期画面
が表示されると、マウス12を操作して所望の処理に対
応するボタンにカーソルを合わせ左ボタンをクリックす
る。図4では、フローチャートによる表現の都合上あた
かも3つの処理で優先順位があるように表示されている
が、実際には優先順位はない。以降のフローチャートに
おいてもボタンの操作やメニューの選択に同様に優先順
位はない。
【0041】チェックシートボタンが操作されたと判断
するとステップS3からステップS6に移行する。ステ
ップS6ではチェックシート処理を行う。このチェック
シート処理は、テスト手順を直観的に判断できるように
表形式で記述するための処理である。テスト実行ボタン
が操作されたと判断するとステップS4からステップS
7に移行する。ステップS7ではテスト実行処理を実行
する。結果照会ボタンが操作されたと判断するステップ
S5からステップS8に移行する。ステップS8では結
果照合処理を実行する。
【0042】ステップS8のチェックシート処理では、
図5のステップS11で、図24に示すチェックシート
処理のデータ入力画面を表示する。このデータ入力画面
では、機種名、チェックシートバージョン、シート番号
のデータを必須入力項目としている。また画面の下部に
は、チェックシートの項目を編集するための項目エディ
タ、チェックシートに入力を行うためのシート入力、チ
ェックシートを読み込むためのシート読み込み、この処
理を終了するための終了の4つのボタンが表示されてい
る。ステップS13〜S16では、これら4つのボタン
のいずれが操作されたか否かを判断する。
【0043】項目エディタボタンが操作されたと判断す
るとステップS13からステップS17に移行する。ス
テップS17では、ファイル項目編集処理がなされる。
このファイル項目編集処理により、項目定義ファイルや
転送データ定義ファイルやタイマ表定義ファイルの内容
を編集できる。シート入力ボタンが操作されたと判断す
るとステップS14からステップS18に移行し、シー
ト入力処理を実行する。シート読み込みボタンが操作さ
れたと判断すると、ステップS15からステップS19
に移行し、指定されたシート番号のチェックシートをチ
ェックシートファイルから読み込む。終了ボタンが操作
されたと判断するとメインルーチンに戻る。
【0044】ステップS18のシート入力処理では、図
6のステップS21で、入力されたファイルの変更の有
無をチェックする。ステップS22では、読み込まれた
チェックシートを画面上に表示する。このチェックシー
ト画面を図25に示す。ここでは、画面上部に、ファイ
ル、オプション、表示、編集の4つのメニューが表示さ
れる。また画面下部には、チェックシートを登録するた
めの登録ボタンと、この処理を終了するための終了ボタ
ンとが表示されている。そしてその画面中央にテストプ
ログラムを入力するための表形式のチェックシートの入
力画面が表示される。ここで、表形式の入力画面は、入
力条件が表示される入力項目と、出力条件が表示される
出力項目と、時間データが表示される時間項目と、備考
項目とに分かれている。この入力項目及び出力項目に
は、項目定義ファイルで定義された入力項目や出力項目
が表示されている。ここで入力項目には、センサやリモ
コン等の入力機器を模擬した周辺シミュレータからマイ
コンへの入力信号(入力条件)が示されている。また出
力項目には、モータやLCD等の制御対象の出力機器へ
の出力信号(出力条件)が示されている。時間項目は、
各種出力条件と入力条件との関係を示す時間データを記
述するための欄である。この時間データが表の列方向
(横方向)に記述される。また、入力項目や出力項目の
状態が同じく表の列方向に表示される。また各表の同一
列(縦一列)は同じ時間タイミングを示している。ま
た、項目名の隣や20列毎に累積データ表示欄が設けら
れている。この累積データ表示欄には、直前の列での入
出力条件の状態が表示されている。
【0045】ステップS23〜S28では、各メニュー
またはボタンのいずれが選択または操作されたか否かを
判断する。これらが選択または操作されていないとステ
ップS29に移行し、入力処理を実行する。ファイルメ
ニューが選択されるとステップS23からステップS3
0に移行する。ステップS30ではファイル処理を実行
する。オプションメニューが選択されるとステップS2
4からステップS31に移行する。ステップS31では
オプション処理を実行する。表示メニューが選択される
とステップS25からステップS32に移行する。ステ
ップS32では、表示サイズや表示枠の変更等の表示処
理を行う。編集メニューが選択されたと判断するとステ
ップS26からステップS33に移行する。ステップS
33では編集処理を実行する。登録ボタンが操作された
と判断するとステップS27からステップS34に移行
する。ステップS34ではデータが入力されたチェック
シートをチェックシートファイルに登録する。終了ボタ
ンが操作されたと判断するとチェックシート処理ルーチ
ンに戻る。
【0046】図6のステップS30のファイル処理で
は、図7のステップS41でファイルメニューのオプシ
ョンメニューを表示する。このオプションメニューに
は、ファイル登録、印刷、追加及びエディット終了の4
つのメニューが表示される。ステップS42〜S45で
は、いずれのメニューが選択されたかを判断する。登録
メニューが選択されるとステップS42から図6のステ
ップS34に移行する。そして入力されたチェックシー
トをチェックシートファイルに登録する。印刷メニュー
が選択されるとステップS43からステップS46に移
行する。ステップS46では、印刷範囲の指定や印刷ス
タイルの指定や印刷実行処理等を行う。追加処理が選択
されるとステップS44からステップS47に移行す
る。ステップS47では、ファイルの追加処理が実行さ
れる。終了メニューが選択されたと判断するとステップ
S45から図6に移行しチェックシート処理ルーチンに
戻る。
【0047】図6のステップS31のオプション処理で
は、図8のステップS51で、オプション処理のオプシ
ョンメニューを表示する。オプション処理のオプション
メニューには、実行ファイル作成、正解ファイル作成、
実行・正解ファイル作成、累積チェック及びシンボル処
理の5つのメニューが表示される。ステップS52〜S
56では、いずれのオプションメニューが選択されたか
を判断する。実行ファイル作成メニューが選択されたと
判断するとステップS52からステップS57に移行す
る。ステップS57では後述する実行ファイル作成処理
を行う。正解ファイル作成メニューが選択されたと判断
するとステップS53からステップS58に移行する。
ステップS58では後述する正解ファイル作成処理を行
う。実行・正解ファイル作成メニューが選択されたと判
断するとステップS54からステップS59に移行す
る。ステップS59では実行ファイル作成処理を行う。
ステップS60では正解ファイル作成処理を行う。
【0048】累積チェックメニューが選択されたと判断
するとステップS55からステップS61に移行する。
ステップS61では累積チェック処理を行う。この累積
チェック処理では、累積データ表示欄の表示内容をチェ
ックし、正しく表示し直す。シンボルメニューが選択さ
れたと判断するとステップS56からステップS62に
移行する。ステップS62では後述するシンボル処理を
実行する。
【0049】図6のステップS33の編集処理では、図
9のステップS71で編集処理のオプションメニューを
表示する。このオプションメニューは、1列挿入、1列
削除、部分保存、挿入読み込みの4つのメニューが表示
される。ステップS75では、いずれのメニューが選択
されたか否かを判断する。1列挿入メニューが選択され
たと判断するとステップS72からステップS76に移
行する。挿入指定列の列番号をクリックし、ステップS
76で1列挿入メニューを選択することで、指定列以降
の列の1列右方向への移動を行う。指定列に時間データ
がある場合には1列前の時間データを参照して時間デー
タを自動挿入する等の1列挿入処理を実行する。
【0050】1列削除メニューが選択されたと判断する
とステップS73からステップS77に移行する。削除
指定列の列番号がクリックし、ステップS77で1列削
除メニューを選択することで、指定列以降の列の1列左
方向への移動を行う。指定列に時間データの開始または
終了がある場合には、時間データを削除する。部分保存
メニューが選択されたと判断するとステップS74から
ステップS78へ移行する。開始列と終了列とを指定し
た後にステップS78で部分保存メニューを選択する
と、ダイアログボックスが表示され、指定された列範囲
を開始/終了のページ/列で表示する。そして部分保存
するファイル名を入力した後に、ダイアログボックスに
表示された部分保存ボタンを押すと部分保存ファイルが
作成される。この部分保存ファイルは、シンボルディレ
クトリに格納される。
【0051】挿入先頭列位置が指定された後に挿入読み
込みメニューが選択されると、ステップS75からステ
ップS79に移行する。ステップS79では、挿入読み
込み処理が実行される。挿入読み込み処理では、挿入読
み込みのダイアログボックスが表示され、指定された列
範囲の開始/終了のページ/列が表示される。続いてフ
ァイル名を選択しダイアログボックスに表示された挿入
読み込みボタンを押すと指定位置を先頭に部分保存ファ
イルが読み込まれる。このようなチェックシートの編集
処理を行えるので、入出力条件が僅かに異なる場合に、
チェックシートに行や列を挿入・削除するだけで簡単に
対応できる。
【0052】図6のステップS29の入力処理では、図
10のステップS81〜S84でマウスの移動やクリッ
クキーの押圧等により種々の入力操作を判断する。ステ
ップS85では他の処理を実行し処理を終了する。カー
ソルキーまたはマウスの位置を検知すると、ステップS
81からステップS86に移行する。ステップS86で
はカーソル移動処理を行う。カラム位置にカーソルがあ
るときにマウスの左ボタンがクリックされると、データ
の入力要求があったと判断し、ステップS82からステ
ップS87に移行する。ステップS87では入力ボック
スを表示する。ステップS88では、入力されたデータ
をチェックシートに格納する。カーソルがカラム位置に
移動した状態で右ボタンがダブルクリックされると、削
除要求があったと判断し、ステップS83からステップ
S89に移行する。ステップS89では削除ダイアログ
ボックスを表示する。ステップS90では、削除ボタン
が押されたか否かを判断する。削除ボタンが押された場
合にはステップS91に移行し指定されたカラムのデー
タを削除する。
【0053】時間設定の基準になるデータをクリックし
た後、時間設定終了の基準となるデータまたは列をクリ
ックし、さらに時間項目または時間表示欄にカーソルを
移動して左ボタンをクリックすると、時間データの入力
要求があったと判断し、ステップS84からステップS
92に移行する。ステップS92では時間入力ダイアロ
グボックスを表示する。この状態を図26に示す。時間
ダイアログボックスが表示されると、オペレータは、タ
イマ名または時間を入力する。タイマ名が入力されると
ステップS93からステップS94に移行する。ステッ
プS94では入力ボタンが押されたか否かを判断する。
入力ボタンが押されていない場合にはステップS95に
移行する。ステップS95では取消ボタンが押されたか
否かを判断する。取消ボタンも押されていない場合には
ステップS94に戻る。入力ボタンが押された場合には
ステップS94からステップS96に移行する。ステッ
プS96では入力された時間をチェックシート上にセッ
トする。また、ステップS93でタイマ名入力がなされ
ていない場合にはステップS97に移行する。ステップ
S97では時間入力がなされたか否かを判断する。時間
入力がなされた場合にはその単位の指定の有無を判断す
る。時間入力がなされた場合にはステップS94に進
み、時間入力がなされていない場合にはステップS93
に戻る。このようにして時間を表の中で任意に入力でき
るので、時間データの入力が容易になる。なおタイマ名
では、タイマ表に登録されたタイマ名が選択できる。こ
のタイマ名には、通常、時間公差が含まれている。
【0054】ステップS96の時間入力処理では、図1
1のステップS101で時間データのチェックシートへ
の登録がなされる。ステップS102〜S104では、
公差チェックがなされる。この公差チェックは、時間デ
ータには公差が含まれているのに対して、チェックシー
ト上では、時間データに公差が表示されていないために
行われる。
【0055】ステップS102では、入力位置の前方向
に時間設定がされている場合、各行の時間データのう
ち、前方向かつ最も近い時間データを求める。そしてス
テップS103およびS104で見つかった時間と入力
時間とで公差の干渉をチェックする。チェックシート上
で公差が干渉するケースは以下の2つの場合が考えられ
る。ここではチェック対象時間(時間1)より前に開始
している時間(時間2)がチェックの対象となり、その
後に開始している時間はチェックの対象にならない。第
1には、図27(A)に示すように、時間1と、時間1
の終了時間より前の列で終了している時間2との関係
が、時間1−公差1<時間2+公差2の場合、第2に
は、図27(B)に示すように、時間1と、時間1の終
了時間より後の列で終了している時間2との関係が、時
間1+公差1>時間2−公差2の場合である。これらの
2つの場合をステップS103およびS104でチェッ
クする。
【0056】これらの2つの場合のいずれかに該当する
場合、ステップS105に移行する。ステップS105
では、入力時間は時間公差が干渉している旨のエラーダ
イアログボックスを表示する。このとき対象時間も合わ
せて表示する。このダイアログボックスには強制入力ボ
タンとキャンセルボタンとが表示される。ステップS1
06では、強制入力ボタンが操作されたか否かを判断す
る。強制入力ボタンが操作されるとステップS106か
らステップS109に移行し、登録された時間データを
チェックシート上に表示し、入力ルーチンに戻る。強制
入力ボタンが操作されていない場合にはステップS10
6からステップS107に移行する。ステップS107
ではキャンセルボタンが操作されたか否かを判断する。
キャンセルボタンが操作された場合にはステップS10
8に移行する。ステップS108では、ステップS10
1で登録した時間データを削除する。キャンセルボタン
も操作されていない場合にはステップS106に戻る。
また、ステップS103およびS104で公差の干渉が
ないと判断するとステップS109に移行し、登録され
た時間データをチェックシート上に表示、入力ルーチン
に戻る。
【0057】図8のステップS57の実行ファイル作成
処理では、図12のステップS111で指定のチェック
シートをチェックシートファイルから読み出す。ステッ
プS112では、読み出したチェックシートのフォーマ
ットをチェックする。ステップS113では、チェック
結果によりフォーマットエラーであるか否かを判断す
る。フォーマットエラーの場合は処理を中断してオプシ
ョン処理ルーチンに戻る。フォーマットエラーでない場
合には、ステップS114に移行する。ステップS11
4では、読み出したチェックシートを1列ずつ読み込
む。
【0058】ステップS115では読み込んだ1列内に
入力条件が書き込まれているか否かを判断する。入力条
件が書き込まれている場合にはステップS115からS
116に移行する。ステップS116では、書き込まれ
た入力条件に時間データで関連付けられた出力条件の検
索やそれらの関係の解析を行う。入力条件が書き込まれ
ていない場合にはステップS115からS117に移行
する。ステップS117では、読み込んだチェックシー
トの1列内に出力条件が書き込まれているか否かを判断
する。出力条件が書き込まれている場合にはステップS
117からS118に移行する。ステップS118で
は、書き込まれた出力条件に時間データで関連付けられ
た入力条件が書き込まれているか否かを判断する。入力
条件が書き込まれている場合にはステップS116に移
行し、書き込まれた入力条件に時間データで関連付けら
れた出力条件の検索やそれらの関係の解析を行う。ステ
ップS116での解析が終了するとステップS119に
移行し、解析結果に基づき、パターン変換処理を実施し
てチェックシート上の入力条件,出力条件を中間言語形
式のプログラムに変換する。具体的には、転送データ定
義ファイルに登録してあるデータ変換パターン情報と解
析結果とを照合して、入力条件だけが有る場合や出力条
件に時間データで関連付けられた入力条件が有る場合に
はパターン変換処理を実施する。ステップS117で出
力条件が書き込まれていないと判断した場合、またはス
テップS118で出力条件に時間データで関連付けられ
た入力条件が書き込まれていないと判断した場合には、
上記解析処理およびパターン変換処理は行わない。つま
り、出力条件だけがある場合には解析処理およびパター
ン変換処理を実施せず、ステップS120に移行する。
また、パターン変換処理が終わるとステップS120に
移行する。
【0059】ステップS120では、次の列があるか否
かを判断する。次の列が有る場合には、ステップS11
4に戻り、次の列のデータを読み込む。ステップS12
0で次の行が無いと判断すると、ステップS121に移
行する。ステップS121では、変換された中間言語の
テストプログラムを実行ファイル35に書き込む。この
ようにして、チェックシート上に記述された入力条件お
よび出力条件から実行用のテストプログラムを作成す
る。
【0060】図8のステップS58の正解ファイル作成
処理では、図13のステップS131〜S134で図1
2のステップS111〜S114と同様な処理により読
み出したチェックシートを1列ずつ読み込む。ステップ
S135では読み込んだ1列内に入力条件が書き込まれ
ているか否かを判断する。入力条件が書き込まれている
場合にはステップS135からS136に移行する。ス
テップS136では、書き込まれた入力条件に時間デー
タで関連付けられた出力条件が書き込まれているか否か
を判断する。出力条件が書き込まれている場合にはステ
ップS137に移行し、書き込まれた出力条件に時間デ
ータにより関連付けられた入力条件の検索やそれらの関
係の解析を行う。
【0061】ステップS135で入力条件が書き込まれ
ていないと判断した場合にはS138に移行する。ステ
ップS138では、読み込んだチェックシートの1列内
に出力条件が書き込まれているか否かを判断する。出力
条件が書き込まれている場合にはステップS138から
S139に移行する。ステップS139では、書き込ま
れた出力条件に時間データで関連付けられた入力条件が
書き込まれているか否かを判断する。入力条件が書き込
まれている場合にはステップS139からステップS1
37に移行し、書き込まれた入力条件に時間データで関
連付けられた出力条件の検索やそれらの関係の解析を行
う。入力条件が書き込まれていない場合にはステップS
139からS140に移行する。ステップS140で
は、書き込まれた出力条件に時間データで関連付けられ
た出力条件が書き込まれているか否かを判断する。出力
条件が書き込まれている場合にはステップS140から
S137に移行し、書き込まれた出力条件に時間データ
で関連付けられた入力条件の検索やそれらの関係の解析
を行う。
【0062】ステップS137での解析が終了するとス
テップS141に移行し、解析結果に基づき、パターン
変換処理を実施してチェックシート上の入力条件,出力
条件を中間言語形式のプログラムに変換する。具体的に
は、転送データ定義ファイルに登録してあるデータ変換
パターン情報と解析結果とを照合して、出力条件が含ま
れるときのみパターン変換処理を実施する。
【0063】一方、ステップS136,S138および
S140で出力条件が書き込まれていないと判断した場
合は解析処理およびパターン変換処理を実施せず、ステ
ップS142に移行する。また、パターン変換処理が終
わるとステップS142に移行する。ステップS14
2,S143ではステップS120,S121と同様な
処理を行い正解ファイルを作成する。このように、正解
ファイル作成の際には、入力条件だけが有る場合にはパ
ターン変換処理を行わず、出力条件が含まれるときのみ
パターン変換処理を行う。
【0064】なお、これらの実行ファイル作成処理およ
び正解ファイル作成処理はステップS59およびステッ
プS60でもそれぞれ同様に行われる。図8のステップ
S62のシンボル処理では、図14のステップS151
でシンボル処理のオプションメニューを表示する。この
オプションメニューには、初期動作設定メニュー、パタ
ーン動作設定メニュー、終了動作設定メニュー、設定解
除メニューおよびシンボル登録メニューの5つのメニュ
ーが表示される。ステップS152では、パターンデー
タのブロックの開始列と終了列とをマウスにより指定さ
れるのを待つ。ステップS153では、初期動作メニュ
ーが選択されたか否かを判断する。ステップS154で
は、パターン動作設定メニューが選択されるのを待つ。
このパターン動作設定メニューは必ず入力されなければ
ならない。パターン動作設定メニューが選択されるとス
テップS155に移行する。ステップS155では、指
定されたブロックのパターン動作を設定する。ステップ
S156では終了動作指定メニューが選択されたか否か
を判断する。ステップS157ではシンボル登録メニュ
ーが選択されたか否かを判断する。他の処理が選択され
たか否かを判断する。他の処理が選択された場合にはス
テップS159に移行し他の処理を実行する。
【0065】初期動作設定メニューが選択されるとステ
ップS153からステップS160に移行する。ステッ
プS160では、初期動作を設定する。終了動作設定メ
ニューが選択されたと判断するとステップS156から
ステップS161に移行する。ステップS161では終
了動作を設定する。これらの操作を終了するとオペレー
タは、シンボル登録メニューを選択する。シンボル登録
メニューが選択されるとステップS157からステップ
S162に移行する。ステップS162では、シンボル
登録ダイアログボックスが表示される。ここでオペレー
タはシンボル名を入力する。シンボル登録ダイアログボ
ックスにはキャンセルボタンと登録ボタンとが表示され
る。ステップS163では登録ボタンが操作されたか否
かを判断する。登録ボタンが操作されていない場合には
ステップS164に移行する。ステップS164ではキ
ャンセルボタンが操作されたか否かを判断する。キャン
セルボタンが操作されていない場合にはステップS16
3に戻る。登録ボタンが操作された場合にはステップS
163からステップS165に移行する。ステップS1
65では、指定されたブロックに表示された時間データ
をパターンデータとしてシンボルディレクトリにあるパ
ターンデータファイルに登録する。
【0066】図4のステップS7のテスト実行処理で
は、図15のステップS171で、テスト実行のデータ
入力画面を表示する。このテスト画面は、図24に示す
チェックシートデータのデータ入力画面と同様な画面で
あり、下部に実験起動ボタンと終了ボタンとが表示され
る。また、上部には、機種名、チェックシートバージョ
ン、PROMバージョン、シート番号等のデータ入力画
面が表示される。ステップS172では、データ入力画
面でのデータの入力を待つ。ステップS173では、実
験起動ボタンが操作されたか否かを判断する。実験起動
ボタンが操作されるとステップS173からステップS
174に移行する。
【0067】ステップS174では連続実行ファイルリ
スト38が有るか否かを判断する。つまり、連続実行す
る複数のチェックシートファイルが有るか否かを判断す
る。連続実行する複数のチェックシートファイルが無い
場合にはステップS174からS175に移行する。ス
テップS175では後述する図16に示すテスト処理を
実行する。連続実行する複数のチェックシートファイル
が有る場合にはステップS174からS176に移行す
る。ステップS176では、連続実行ファイルリスト3
8からチェックシートファイル名を順に読み出し、その
チェックシートファイル名のチェックシートをチェック
シートファイル38から読み込む。ステップS177で
は、後述する図18の連続実行処理を行う。ステップS
178では、連続実行ファイルリスト38の全ての連続
実行すべきチェックシートファイル読み出しを完了した
か否かを判断する。まだチェックシートファイルが有る
場合にはステップS176に戻る。ここでは、複数のチ
ェックシートファイルの名前を実行順に連続実行ファイ
ルリスト38に登録しそれを順に実行することで、複数
のチェックシートファイルにまたがるテスト計画を簡単
に実行できる。このため、テスト計画をサブルーチン化
した複数のチェックシートファイルを作成することで、
テスト計画の標準化を図ることができる。
【0068】ステップS173で実験起動ボタンが操作
されていない判断した場合、またはステップS178で
全ての連続実行ファイルを読み出したと判断した場合
は、ステップS179に移行する。ステップS179で
は、終了ボタンが操作されたか否かを判断する。終了ボ
タンが操作されるとメインルーチンに戻り、終了ボタン
が操作されていない場合は、ステップS172に戻る。
【0069】ステップS175のテスト処理では、図1
6のステップS181でテスト実行のチェックシートを
表示する。この表示画面の一例を図28に示す。ここで
は、画面左部に実行部分のチェックシートが、右半分に
現在の実行中の入力項目および出力項目やその入力デー
タ及び出力データが表示される。また下部に、M入力
(マニュアル入力),連続実行,1列実行,開始列,ブ
レークポイント,実行中断,終了の7つのボタンが表示
される。
【0070】ステップS182〜S188では、いずれ
のボタンが操作されたか否かを判断する。M入力が操作
されたと判断するとステップS182からステップS1
90に移行する。ステップS190では、後述するマニ
ュアル入力処理を行う。このマニュアル入力処理は、実
行中において、入力項目や出力項目のデータを変更する
場合に行う。このマニュアル入力を選択するとチェック
シート表示欄で新たな入力を行える。連続実行ボタンが
操作されたと判断するとステップS183からステップ
S191に移行する。ステップS191では、図18に
示す連続実行処理がなされる。1列実行処理ボタンが選
択されたと判断するとステップS184からステップS
192に移行する。ステップS192では、現在行を1
列のみ実行する1列実行処理が行われる。開始列ボタン
が操作されたと判断するとステップS185からステッ
プS193に移行する。ステップS193では、連続実
行を行う開始列を指定する。ブレークポイントボタンが
操作されたと判断するとステップS186からステップ
S194に移行する。ステップS194では、開始列が
予め設定されているか否かを判断する。開始列が設定さ
れている場合には、指定された列を連続実行の終了列と
して設定する。開始列が設定されていない場合にはブレ
ークポイントを設定できない。他の処理が選択されると
ステップS187からステップS196に移行する。ス
テップS196では選択された他の処理を実行する。
【0071】ステップS190のマニュアル入力処理で
は、図17のステップS201で、図28の下部ボタン
が異なるマニュアル入力画面を表示する。このマニュア
ル入力画面では、下部に1列実行ボタンと終了ボタンと
が表示される。ステップS202では、1列実行ボタン
が操作されたか否かを判断する。1列実行ボタンが操作
されていないと判断するとステップS203に移行す
る。ステップS203ではチェックシートに対する入力
処理を行う。ステップS204では、終了ボタンが操作
されたか否かを判断する。終了ボタンが操作されていな
い場合にはステップS201に戻る。終了ボタンが操作
されると図16のルーチンに戻る。
【0072】1列実行ボタンが操作されたと判断すると
ステップS202からステップS205に移行する。ス
テップS205では、周辺シミュレータ4a〜4eから
の出力信号を取り込む。ステップS206では、入力さ
れたチェックシートの内容からパターン変換入力信号を
生成する。ステップS207では、周辺シミュレータ4
a〜4eに対して生成された入力信号を出力する。周辺
シミュレータ4a〜4eはこれによって動作し、動作結
果が実行結果記録としてステップS208で記録され
る。このようにマニュアル入力処理では、テストプログ
ラムを書き換え、書き換えられたテストプログラムを逐
次実行することができる。このため、入力条件や出力条
件を少しずつ変更してその実行結果を確認するようなシ
ミュレーション動作を簡単に行える。
【0073】図16のステップS191の連続実行処理
では、図18のステップS211で実行ファイルを読み
込む。ステップS212では、実行中断ボタンが操作さ
れたか否かを判断する。実行中断ボタンが操作されると
処理を終了して元のルーチンに戻る。ステップS213
では、ファイルが終了したか否かを判断する。これは、
ファイルのEOFを判断することで行われる。ファイル
が終了されていないと判断するとステップS214に移
行する。ステップS214では、周辺シミュレータ4a
〜4eからの出力信号を取り込む。ステップS215で
は、動作条件がOKか否かを判断する。ここで、動作条
件とは、1又は複数の動作結果の値(範囲を含む)が全
て正しいか否かを判断する条件である。ステップS21
6では、時間条件がOKか否かを判断する。動作条件と
時間条件とのいずれかがOKな場合には、ステップS2
17に移行する。ステップS217では、周辺シミュレ
ータ4a〜4eへの入力信号を出力する。そして周辺シ
ミュレータ4a〜4eはこれによって動作し、その実行
結果が実行結果ファイルに1列ずつ記録される。この実
行結果は表示画面の右欄に刻々と表示される。このよう
に、時間条件だけでなく、動作条件をもチェックするこ
とで、入力操作と関係なく動作しているステッピングモ
ータのように機構動作を行う機器を制御する場合に、動
作時間が毎回異なっていても、同じ条件でテストを行え
る。
【0074】図6のステップS8の結果照合処理では、
図19のステップS221で結果照合のデータ入力画面
が表示される。このデータ入力画面は図24に示すチェ
ックシートのデータ入力画面と同様な画面である。但
し、下部に結果照合ボタンと終了ボタンとが表示されて
いる。また、上部にはデータ入力画面が表示されてい
る。ステップS222では、データ入力画面にデータが
入力されるのを待つ。ここで必要なデータは、機種名、
チェックシートバージョン、PROMバージョン、シー
ト番号である。ステップS223では、結果照合ボタン
が操作されたか否かを判断する。ステップS224では
終了ボタンが操作されたか否かを判断する。結果照合ボ
タンが操作されたと判断するとステップS223からス
テップS225に移行する。ステップS225では、項
目ファイルが既に存在するか否かを判断する。項目ファ
イルが存在していない場合にはステップS226に移行
してエラー出力ファイルにその旨を出力する。項目ファ
イルがある場合にはステップS227に移行し、照合処
理を実行する。終了ボタンが操作されると結果照合処理
を終了しメインルーチンに戻る。
【0075】ステップS227の照合処理では、図20
のステップS231で、チェックシート画面を表示す
る。このチェックシート画面は、図29に示すように、
左側に実行結果をチェックシート形式で、右側に評価結
果をチェックシート形式で表示する。また、下部に前方
方向のエラー箇所に移動するための前方エラーボタン、
後ろ方向のエラー箇所に移動するための後方エラーボタ
ン、左の画面を基準に右の表示列位置を合わせるための
左右合わせボタン、結果を表示するための結果表示ボタ
ン、照合画面を終了してデータ入力画面に戻るための終
了ボタンの5つのボタンが表示される。また上部には、
オプションメニューが表示される。ここでのオプション
メニューとしては、間引き処理や、照合結果ファイルの
作成やログファイル読み込みや間引きファイルの読み込
みやCMファイルの読み込み等のメニューが表示され
る。ステップS232ではオプションメニューが操作さ
れたか否かを判断する。ステップS233では前エラー
ボタンが操作されたか否かを判断する。ステップS23
4では後ろエラーボタンが操作されたか否かを判断す
る。ステップS235では結果表示ボタンが操作された
か否かを判断する。ステップS236では終了ボタンが
操作されたか否かを判断する。終了ボタンが操作された
と判断すると元のルーチンに戻る。なおここでは左右合
わせボタンについての説明は省略している。
【0076】オプションメニューが選択されたと判断す
るとステップS232からステップS233に移行す
る。ステップS233では照合オプションメニューを表
示しそれらのうちのいずれか1つの選択されたメニュー
をさらに実行する。これについての詳細な説明は省略す
る。前エラーボタンが操作されたと判断するとステップ
S233からステップS238に移行する。ステップS
233では、前方方向のエラー箇所にカーソルを移動す
る。後エラーボタンが操作されたと判断するとステップ
S234からステップS239に移行する。ステップS
239では後ろ方向のエラー箇所にカーソルを移動す
る。結果表示ボタンが操作されたと判断するとステップ
S235からステップS240に移行する。ステップS
240では、後述する結果表示処理を行う。
【0077】ステップS240の結果表示処理では、図
21のステップS241で図29に示す画面表示を行
う。そして実行評価結果については前述したように画面
右側に表示する。ステップS242では、間引き処理を
実行する。この間引き処理では、連続的に値が変化する
項目については、図30(A)に示すように、状態の変
化点のデータのみを表示する。この表示のために間引き
処理を行う。たとえば、装置本体1は周辺シミュレータ
4a〜4eから連続的にデータが転送されると全てのデ
ータをテスト結果データとして受け取る。この状態を図
30(B)に示す。ここまでは、結果照合時、テスト結
果データ2〜10は全てエラーとなるため、以下のルー
ルによってデータ間引き処理を行う。
【0078】(1) 各データ毎に設定された間引き間隔時
間(転送データ変換定義ファイルに設定されている)を
使って変化点(変化角)の情報を取り出す。 (2) 間引き間隔時間を超えて値が変化していなければ安
定と見なしてその値を確定する。この状態を図30
(C)に示す。 このように間引きの基本的な考え方は、角度変化点毎に
間引き間隔1と値公差とによって範囲チェックを行い、
微少変化(間引き間隔1時間内で値公差内の変化)デー
タは変化途中データと見なして値を間引く。すなわち図
30(D)に示すように、間引き間隔1内にある2つの
データ2,3において、データ2を間引くかどうかは、
前後のデータ1,データ3の値と方向とを見て決定す
る。ここでは、間引きを3段階で行っている。まず第1
段階では、特徴データを抽出するために微少データでも
方向が変化したものは間引きしない。たとえば間引き間
隔1内で図30(D)において、データ2とデータ3の
値が等しい場合、データ3は無条件に間引く。第2段階
において、方向が変化しても微少変化データがあれば間
引く。たとえば間引き間隔1内でデータ2とデータ3の
値が等しく、時間間隔が指定時間(間引き間隔2)以内
の場合はデータ3を間引く。第3の段階では、データ
1,2,3のデータが等しい場合は間引き間隔に関係な
くデータ2を間引く。このように3段階で間引き処理を
行う。
【0079】ステップS243では、間引かれた実行結
果を項目単位に分解し、項目単位結果ファイルに格納す
る。ステップS244では、全ての実行結果ファイルの
読み込みを終了したか否かを判断する。読み込みを終了
するとステップS245に移行し、結果ファイルをチェ
ックシート形式に逆パターン変換し、チェックシートフ
ァイルに格納するとともに画面左側に表示する。このと
きは変換パターン定義ファイルを参照する。ファイルが
終わりでない場合には、ステップS247に移行する。
ステップS247では、実行結果の中から正解候補を取
り出す。ステップS248では、得られた正解候補の中
から最も正解値に近い値を正解と認定する。ステップS
249では、周期動作の取り出しとその正解判定を行
う。ステップS250では、結果ファイルに正誤判定情
報を付与する。付与された結果ファイルは、照合結果フ
ァイルに格納される。
【0080】ステップS249の周期動作正解判定処理
では、図22のステップS251で、初期動作定義があ
るか否かが判断される。初期動作定義がある場合にはス
テップS252に移行する。ステップS252では、次
の出力データがあるかまたはファイルの終わりまで初期
動作を検索する照合処理を行う。ステップS253で
は、パターン動作定義が有るか否かを判断する。パター
ン動作定義が有ると判断するとステップS254に移行
し、次の出力データがあるかまたはファイルの終わりま
でパターン開始位置データを検索する。ステップS22
5では、開始位置データが有るか否かをする。開始位置
データが有る場合には、パターンを確定し、図32に示
すように、確定したパターンに残りのデータをあてはめ
る。ステップS257では、パターン終了位置か否かを
する。パターン終了位置ではない場合には、ステップS
258に移行する。ステップS258では、正誤判定を
行う。正解の場合にはステップS257に戻り、パター
ン終了位置まで正誤判定を繰り返す。正解では無い場合
にはステップS259に移行し、エラー出力をエラーフ
ァイルに出力してステップS257に戻る。
【0081】パターン終了位置と判断するとステップS
257からステップS260に移行する。ステップS2
60では、終了動作定義があるか否かを判断する。終了
動作定義がない場合には処理を終了して結果表示ルーチ
ンに戻り、終了動作定義がある場合にはステップS26
1に移行する。ステップS261では、終了列を検索し
て終了動作時間に時間に遡って終了動作をあてはめる。
【0082】このパターン動作照合処理では、第1段階
では通常の照合処理を行い、第2段階でシンボルの照合
処理を行う。シンボルの照合については、シンボル開始
列から初期動作を検索する。また、パターン動作の開始
データを検索する。そしてパターン動作を確定し残りの
データを当てはめる。次の出力データが記入されている
位置まで繰り返しパターンを検索し、終了動作定義があ
る場合は終了列を見つけて終了動作時間分逆上って終了
動作を当てはめる。
【0083】
【発明の効果】本発明に係る制御ソフトウェアの自動テ
スト装置および方法では、テスト計画が表形式で作成さ
れるので、簡単にテスト計画を作成できるとともに、テ
スト内容を直観的に理解できる。また、時間条件に加え
て動作条件を含めてテストを実行するので、動作状況が
不安定な機器であっても自動的にテストを実行できる。
さらに、物理的な誤差を含めてテスト結果を評価してい
るので、テスト結果が物理的に変動しても自動的に評価
できる。
【0084】本発明に係る制御ソフトウェアのテスト計
画入力装置および方法では、制御装置に対する入力条件
および出力条件を時間データで関連付けたテスト計画が
表形式で入力されるので、テスト計画の入力が容易にな
り、かつテスト内容を直観的に判断できる。本発明に係
る制御ソフトウェアのテスト実行装置および方法では、
時間条件に加えて動作条件をも判断して入力条件が制御
装置に出力されるので、動作状態が安定しない機器であ
っても動作条件を判断することで、監視することなく自
動的にテストを実行できる。
【0085】本発明に係る制御ソフトウェアのテスト結
果評価装置および方法では物理的な誤差を含む評価基準
データに基づいて正解データとテスト結果とを照合して
いるので、テスト結果に物理的な誤差が含まれていて
も、テスト結果を正しく自動的に評価できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御ソフトウェアの自
動テスト装置のブロック構成図。
【図2】テスト装置本体のブロック図。
【図3】ファイル構成を説明する図。
【図4】メインルーチンのフローチャート。
【図5】チェックシート処理のフローチャート。
【図6】シート入力処理のフローチャート。
【図7】ファイル処理のフローチャート。
【図8】オプション処理のフローチャート。
【図9】編集処理のフローチャート。
【図10】入力処理のフローチャート。
【図11】時間入力処理のフローチャート。
【図12】実行ファイル作成処理のフローチャート。
【図13】正解ファイル作成処理のフローチャート。
【図14】シンボル処理のフローチャート。
【図15】テスト実行処理のフローチャート。
【図16】テスト処理のフローチャート。
【図17】マニュアル入力のフローチャート。
【図18】連続実行処理のフローチャート。
【図19】結果照合処理のフローチャート。
【図20】照合処理のフローチャート。
【図21】結果表示処理のフローチャート。
【図22】周期動作正解判定処理のフローチャート。
【図23】初期画面を示す図。
【図24】チェックシートデータ入力画面を示す図。
【図25】チェックシートエディタ画面を示す図。
【図26】時間入力画面を示す図。
【図27】公差の干渉を説明する図。
【図28】テスト実行時のチェックシート画面を示す
図。
【図29】照合処理時のチェックシート画面を示す図。
【図30】間引き処理を説明する図。
【図31】タイマ公差がある場合の正解判定を説明する
図。
【図32】パターン動作定義を示す図。
【符号の説明】
1 テスト装置本体 2 マイコン 3 マイコン搭載部 4a〜4e 周辺シミュレータ 5a〜5c 光ループネットワーク 10 CPU 12 マウス 13 CRTディスプレイ 14 メモリ 15 外部記憶装置

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力機器と制御対象の出力機器とが接続
    される制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト
    を自動的に実行する制御ソフトウェアの自動テスト装置
    であって、 前記テストを順に実行するための表形式のテスト計画を
    作成し、テスト計画を時間条件と動作条件とを含めて判
    断して実行し、物理的な誤差を含めてテスト結果を評価
    するためのテスト装置本体と、 前記入力機器および出力機器の動作を模擬的に実行する
    周辺シミュレータを接続するためのポートと、前記制御
    ソフトウェアにより動作する制御装置を搭載する搭載部
    とを有し、前記テスト装置本体と接続されたテスト対象
    部と、を備えた制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  2. 【請求項2】 前記テスト装置本体は、前記周辺シミュ
    レータおよび前記テスト対象部と光ループネットワーク
    で接続するための光入出力ボードを有している、請求項
    1記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  3. 【請求項3】 前記テスト装置本体は、 前記制御装置に対する入力条件および出力条件を時間デ
    ータで関連付けたテスト計画を作成するための作成手段
    と、 作成されたテスト計画に基づき、前記制御ソフトウェア
    を実行しテスト結果を出力する実行手段と、 前記実行手段から出力されたテスト結果を評価する評価
    手段とを備えている、請求項1または2記載の制御ソフ
    トウェアの自動テスト装置。
  4. 【請求項4】 入力機器と制御対象の出力機器とが接続
    される制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト
    を自動的に実行する制御ソフトウェアの自動テスト装置
    であって、 前記制御装置に対する入力条件および出力条件を時間デ
    ータで関連付けたテスト計画を作成するための作成手段
    と、 作成されたテスト計画に基づき、前記制御ソフトウェア
    を実行しテスト結果を出力する実行手段と、 前記実行手段から出力されたテスト結果を評価する評価
    手段と、を備えた制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  5. 【請求項5】 前記作成手段は、 前記制御装置に対する入力条件および出力条件を時間デ
    ータで関連付けた前記テスト計画を行および列の表形式
    で入力するための入力手段と、 入力された表形式のテスト計画を編集するための編集手
    段と、を備えている、請求項3または4記載の制御ソフ
    トウェアの自動テスト装置。
  6. 【請求項6】 前記作成手段は、入力された表形式のテ
    スト計画の内容から各入力条件および出力条件の関連性
    を解釈して実行形式のテストファイルに変換する変換手
    段をさらに備えている、請求項5記載の制御ソフトウェ
    アの自動テスト装置。
  7. 【請求項7】 前記作成手段は、入力された表形式のテ
    スト計画の内容から各入力条件および出力条件の関連性
    を解釈してテスト結果の評価のための正解データを生成
    する正解データ生成手段をさらに備えている、請求項5
    または6記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、時間公差を加味した時
    間データを入力可能であり、前記入力された時間データ
    の時間公差が相互に干渉するか否かを判断する公差判断
    手段をさらに備えている、請求項5から7のいずれかに
    記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  9. 【請求項9】 前記実行手段は、 前記実行結果の出力条件が所定の動作条件を満たすか否
    かを判断する動作条件判断手段と、 前記出力条件が所定の時間条件を満たすか否かを判断す
    る時間条件判断手段と、 前記2つの条件判断手段のいずれかが条件を満たすと判
    断したとき、前記出力条件に時間データで関連付けられ
    た入力条件を前記制御装置に入力する模擬入力信号出力
    手段とを備えている、請求項3から8のいずれかに記載
    の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  10. 【請求項10】 前記実行手段は、 前記テスト結果を前記表形式に変換し出力する表形式出
    力手段をさらに備えている、請求項3から9のいずれか
    に記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  11. 【請求項11】 前実行手段は、 テスト範囲を指定するテスト範囲指定手段と、 指定されたテスト範囲を前記テスト計画に基づき連続的
    にテストする連続テスト実行手段と、 指定された入力条件または出力条件を1つだけ実行する
    単一テスト実行手段とをさらに備えている、請求項3か
    ら10のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自動テス
    ト装置。
  12. 【請求項12】 前記実行手段は、 実行すべき1または複数のテスト計画を指定するテスト
    計画指定手段と、 指定された1または複数のテスト計画を連続的に実行す
    るテスト計画連続実行手段と、をさらに備えている、請
    求項3から11のいずれかに記載の制御ソフトウェアの
    自動テスト装置。
  13. 【請求項13】 前記評価手段は、 物理的な誤差を含む評価基準データを格納する評価基準
    データ格納手段と、 前記正解データ作成手段で作成された正解データと前記
    テスト結果とを前記評価基準データに基づいて照合し評
    価結果データを作成する照合手段とを備えている、請求
    項7から12のいずれかに記載の制御ソフトウェアの自
    動テスト装置。
  14. 【請求項14】 前記照合手段で作成された評価結果デ
    ータを表形式で前記入力された表形式のテスト結果に並
    べて表示する結果表示手段をさらに備えている、請求項
    13記載の制御ソフトウェアの自動テスト装置。
  15. 【請求項15】 前記評価手段は、変化するテスト実行
    結果のうち変化途中データを間引く間引き手段をさらに
    備えている、請求項13または14記載の制御ソフトウ
    ェアの自動テスト装置。
  16. 【請求項16】 前記照合手段は、 テスト結果を正解データと照合する第1照合手段と、 パターンが連続するテスト結果の最初のパターンを検索
    するパターン検索手段と、 検索されたパターンとその後の連続するパターンとを照
    合する第2照合手段とを備えている、請求項13から1
    5のいずれかに記載の制御ソフトウェアのテスト装置。
  17. 【請求項17】 入力機器および出力機器が接続される
    制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト計画を
    入力するための制御ソフトウェアのテスト計画入力装置
    であって、 前記制御装置に対する入力条件および出力条件を時間デ
    ータで関連付けたテスト計画を行および列の表形式で入
    力するための入力手段と、 入力された表形式のテスト計画を編集するための編集手
    段と、 前記表形式のテスト計画を実行形式のテストファイルに
    変換する変換手段と、を備えた制御ソフトウェアのテス
    ト計画入力装置。
  18. 【請求項18】 入力機器および出力機器が接続される
    制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを自動
    的に行うための制御ソフトウェアのテスト実行装置であ
    って、 実行結果の出力条件が所定の動作条件を満たすか否かを
    判断する動作条件判断手段と、 前記出力条件が所定の時間条件を満たすか否かを判断す
    る時間条件判断手段と、 前記2つの条件判断手段のいずれかが条件を満たすと判
    断したとき、前記出力条件に時間データで関連付けられ
    た入力条件を前記制御装置に出力する模擬入力条件出力
    手段と、を備えた制御ソフトウェアのテスト実行装置。
  19. 【請求項19】 入力機器および出力機器が接続される
    制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト結果を
    評価する制御ソフトウェアのテスト結果評価装置であっ
    て、 テスト結果を格納するテスト結果格納手段と、 正解データを格納する正解データ格納手段と、 物理的誤差を含む評価基準データを格納する評価基準デ
    ータ格納手段と、 前記正解データ格納手段に格納された正解データと前記
    テスト結果格納手段に格納されたテスト結果とを前記評
    価基準データに基づいて照合し、評価結果データを作成
    する照合手段と、を備えた制御ソフトウェアのテスト結
    果評価装置。
  20. 【請求項20】 入力機器と制御対象の出力機器とが接
    続される制御装置で用いられる制御ソフトウェアを自動
    的にテストする制御ソフトウェアの自動テスト方法であ
    って、 前記制御装置に対する入力条件および出力条件を時間デ
    ータで関連付けた表形式のテスト計画を作成する作成工
    程と、 作成されたテスト計画に基づき、前記制御ソフトウェア
    を実行しテスト結果を出力する実行工程と、 前記実行工程で出力されたテスト結果を評価する評価工
    程と、を含む制御ソフトウェアの自動テスト方法。
  21. 【請求項21】 入力機器および出力機器が接続される
    制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト計画を
    入力するための制御ソフトウェアのテスト計画入力方法
    であって、 前記制御装置に対する入力条件および出力条件を時間デ
    ータで関連付けたテスト計画を行および列の表形式で入
    力するための入力工程と、 入力された表形式のテスト計画を編集するための編集工
    程と、 前記表形式のテスト計画を実行形式のテストファイルに
    変換する変換工程と、を含む制御ソフトウェアのテスト
    計画入力方法。
  22. 【請求項22】 入力機器および出力機器が接続される
    制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテストを自動
    的に行うための制御ソフトウェアのテスト実行方法であ
    って、 実行結果の出力条件が所定の動作条件を満たすか否かを
    判断する動作条件判断工程と、 前記出力条件が所定の時間条件を満たすか否かを判断す
    る時間条件判断工程と、 前記2つの条件判断工程のいずれかが条件を満たすと判
    断したとき、前記出力条件に時間データで関連付けられ
    た入力条件を前記制御装置に出力する模擬入力条件出力
    工程と、を含む制御ソフトウェアのテスト実行方法。
  23. 【請求項23】 入力機器および出力機器が接続される
    制御装置で用いられる制御ソフトウェアのテスト結果を
    評価する制御ソフトウェアのテスト結果評価方法であっ
    て、 テスト計画に基づき作成された正解データとテスト結果
    とを物理的な誤差を含む評価基準データに基づいて照合
    する工程と、 照合結果に基づき、評価結果データを作成する工程と、
    を含む制御ソフトウェアのテスト結果評価方法。
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