JP2002123409A - Gui評価システムとそのgui評価方法、及びgui評価プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
Gui評価システムとそのgui評価方法、及びgui評価プログラムを記録した記録媒体Info
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Abstract
ェース(GUI)の操作性を、定量的かつ客観的な点数
を用いて評価するGUI評価システムとそのGUI評価
方法、及びGUI評価プログラムを記録した記録媒体を
提供する。 【解決手段】 GUIを備えるソフトウェアの操作性を
評価するGUI評価システム100において、ソフトウェアの
GUIの設計内容を示すGUI設計データを解析するGUI設計
データ解析部20と、前記GUI設計データ解析手段による
解析結果を基に数値化されたスコアによりソフトウェア
の操作性の評価を出力するGUI設計スコア計算部30と、
ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析部50と、前記操作履歴解析手段による解析結果を基に
数値化されたスコアによりソフトウェアの操作性の評価
を出力する操作履歴スコア計算部60と、GUI設計データ
解析部20及びGUI設計スコア計算部30により算出された
スコアの値を基に、評価対象のソフトウェアの総合的な
操作性の評価を示す総合スコアの値を算出する総合スコ
ア計算手段を備えることを特徴とする。
Description
能を評価するシステムに関し、特に、ソフトウェアのグ
ラフィカルユーザインタフェース(Graphical User Int
erface:GUI)の操作性を評価するGUI評価システ
ムとそのGUI評価方法、及びGUI評価プログラムを
記録した記録媒体に関する。
ためには、操作性を定量化して示す技術、即ち適切な判
定基準に基づいて操作性の数値化された点数を算出する
技術が求められる。
のソフトウェアの操作性の定量的な比較が可能となり、
更に以下の(1)、(2)等が可能となる。
した際に、変更前と変更後のGUIの操作性の変化を定
量的に比較して評価することができる。
ウェアの操作性の合格基準点を予め定めておき、新規に
開発したソフトウェアの操作性の点数を算出して合格基
準点と比較する検査が可能となる。
を定量化する技術には、例えば、複数の利用者に評価対
象のソフトウェアを実際に使用してもらい、各利用者に
よる操作性の(主観的な)評定を基に算出する方法があ
る。
のソフトウェアを使用してもらい、各利用者にそのソフ
トウェアの操作性を5段階評価してもらうことにより、
そのソフトウェアの操作性の点数を10人分の評価点の
平均値として求めることができる。
ビリティの絶対的指標化の試み」、ヒューマンインター
フェースシンポジウム'99論文集、511〜518ページ(199
9年))には、評価対象物(ソフトウェアに限定されな
い)の操作性の点数を、その評価対象物の使いにくさの
問題点の数や、その問題点の重要度等から求める方法が
記載されている。
することが可能なGUI評価システムが、例えば(文献
2:H. Okada and T. Asahi「GUITESTER: A Log-based
Usability Testing Tool For Graphical User Interfac
es」、電子情報通信学会英文論文誌D、Vol. E82-D、No.
6、1030〜1041ページ(1999年))や、(文献3:岡
田、福住、旭「GUIの一貫性評価ツール『GUIテス
タII』の開発」、ヒューマンインターフェースシンポ
ジウム'98論文集、61〜66ページ(1998年))に記載さ
れている。この操作性を客観的に評価するGUI評価シ
ステムでは、利用者がソフトウェアを利用した際の操作
履歴のデータや、ソフトウェアのGUI設計データを、
自動的に解析することにより、使いにくさの原因となる
GUIの設計個所を自動的に発見したり、その発見を支
援するデータを評価者に提供している。
された従来技術では、システムの操作性(ユーザビリテ
ィ)を定量的かつ客観的に測定する方法を提案してい
る。
の従来技術では、利用者の主観的評価の回答結果に基づ
いて操作性を測定する方法と、利用者が評価対象システ
ムを用いてテスト作業を行った際に作業時間や実行され
たステップ数等を記録し、これらの記録データに基づい
て操作性を測定する方法とが含まれている。
評価システムでは、以下に述べるような問題点があっ
た。
点数が利用者や評価者の主観に依存するものであり、操
作性が客観的に判定されていない。
出する方法では、利用者が主観的に判定した評定を基に
点数を算出している。
家によって、使いにくさの問題点の発見やその問題点の
重要度付けを行なうのであり、発見される問題点の数や
重要度の判断は、評価を行ったその専門家の主観や熟練
度に依存する。このため、計算される点数も評価者の主
観や熟練度に依存することとなり、客観的な評価とはい
えない。
従来のGUI評価システムは、使いにくさの原因個所を
発見するためのシステムであり、ソフトウェアの操作性
を定量化して点数を算出する機能を備えていない。
ムでは、GUIの操作性を評価する上で非常に重要な、
以下に述べられる各要因を考慮して評価を行っていなか
った。
記載の従来技術では、利用者の主観的評価の回答結果に
基づいて操作性を測定する方法と、作業時間やステップ
数に基づいて操作性を測定する方法が提案されている
が、前者では、上述した通り点数が利用者の主観に依存
するため評定が客観的でない。又、後者では、作業時間
や実行されたステップ数を評定に用いるのみであり、G
UIの(又、ソフトウェアの)操作性を評価する上で非
常に重要な以下(1)〜(4)の要因が含まれていなか
った。このため、GUIを備えるソフトウェアの操作性
を、適切に評価することができない。
発生 ここでは、誤操作とは、正しい操作手順に含まれない操
作を指すものとする。
他の利用者が操作した場合においてもその個所で操作を
間違えることが予想され、利用者の個人差に依存するも
のではなく悪影響が大きい。従って、このような共通性
の高い誤操作が少ないほどに、評価対象ソフトウェアの
操作性が良いと評価することができる。
インティングデバイスを用いて操作している。その操作
距離は、GUIの画面レイアウトの設計の良否を反映す
るものであり、ウィンドウ、アイコン、メニュー、ボタ
ン等のGUI部品の配置が適切でない場合には、操作距
離が不要に大きくなり作業効率を低下させてしまう。つ
まり、マウス等の操作距離が長いほどに、評価対象ソフ
トウェアの操作性が悪いと評価することができる。
行できる割合 ソフトウェアの操作性が悪い場合には、ある1つの作業
を行なうために複雑な操作を必要としたり、その操作方
法が分かりにくかったり、操作の手順が見落とされやす
い等の問題が発生することが多い。つまり、多くの利用
者が、作業に必要な操作を誤って見落としている場合
は、当該操作の操作性が悪いのであり、その見落とされ
た操作が多いほど(又、見落とした利用者の割合が大き
いほど)評価対象ソフトウェアの操作性が悪いと評価す
ることができる。
性の観点で望ましい設計になっているかどうかを判定す
る方法である。
定められた一定の判定基準に従って解析することによっ
て得られる。この判定基準としては、設計の一貫性や標
準性等を用いることができる。
統一されており不要なばらつきがないことである。例え
ば、同じ語句を用いるべき個所において異なる語句を用
いることは、その不統一が利用者を混乱させる恐れがあ
るため望ましくない。
計が他の多数のソフトウェアに共通する標準的な設計に
合致することである。例えば、(ソフトウェアのメニュ
ーの項目名等に)よく使われている語句を用いること
は、利用者がその機能や意味を理解しやすくかつ覚えや
すくなるため望ましい。
GUIを備えるソフトウェアの操作性を判定するために
重要な要因をその評価に用いるためには、前述の“文献
2”や“文献3”のシステムが実現するように、ソフト
ウェアの各GUI部品(例えば、メニュー、ボタン、ア
イコン等)の属性(例えば、名前、フォント、色、サイ
ズ、表示位置等)等のデータを自動的に取得すること
や、利用者によるソフトウェアの各GUI部品に対する
操作の詳細な履歴データを取得することが必要である。
更に、このようにして、評価に必要な前述の(1)〜
(3)に述べられた情報等を取得した次に、その取得さ
れたデータを詳細に分析し、前述の(4)に示されるよ
うにこれを予め定められた判定基準に当てはめて、適正
な評価を行なうことが必要である。
決し、GUIを備えるソフトウェアの操作性の定量的か
つ客観的な点数を算出するGUI評価システムとそのG
UI評価方法、及びGUI評価プログラムを記録した記
録媒体を提供することである。
本発明のGUI評価システムは、GUIを備えるソフト
ウェアの操作性を評価するGUI評価システムにおい
て、ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計
データを解析するGUI設計データ解析手段と、前記G
UI設計データ解析手段による解析結果を基に、数値化
されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を出
力するGUI設計スコア計算手段を備えることを特徴と
する。
は、GUIを備えるソフトウェアの操作性を評価するG
UI評価システムにおいて、ソフトウェアの操作履歴の
データを解析する操作履歴解析手段と、前記操作履歴解
析手段による解析結果を基に、数値化されたスコアによ
り、ソフトウェアの操作性の評価を出力する操作履歴ス
コア計算手段を備えることを特徴とする。
は、GUIを備えるソフトウェアの操作性を評価するG
UI評価システムにおいて、ソフトウェアのGUIの設
計内容を示すGUI設計データを解析するGUI設計デ
ータ解析手段と、前記GUI設計データ解析手段による
解析結果を基に、数値化されたスコアにより、ソフトウ
ェアの操作性の評価を出力するGUI設計スコア計算手
段と、ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作
履歴解析手段と、前記操作履歴解析手段による解析結果
を基に、数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操
作性の評価を出力する操作履歴スコア計算手段を備える
ことを特徴とする。
は、前記GUI設計データ解析手段は、評価対象のソフ
トウェア及び他のいくつかのソフトウェアのそれぞれの
GUI設計データから、各種の予め設定された観点の情
報を抽出する手段と、前記各観点毎に、各前記GUI設
計データにおける前記抽出された情報を比較する手段
と、前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前
記評価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各
観点の情報を構成する個々のデータの良否を判定する手
段を備え、前記GUI設計スコア計算手段は、前記個々
のデータに対する良否の判定結果を基に、前記各観点毎
に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作性の評価
を示すスコアの値を算出する手段を備えることを特徴と
する。
は、前記操作履歴解析手段は、評価対象のソフトウェア
の、複数の利用者のそれぞれによる予め指定された作業
の操作履歴のデータ及び、前記指定された作業の正しい
手順に基づく操作履歴のデータのそれぞれから、各種の
予め設定された観点の情報を抽出する手段と、前記各観
点毎に、各前記操作履歴のデータにおける前記抽出され
た情報を比較する手段と、前記比較結果と予め定められ
た判定基準を基に、前記評価対象のソフトウェアにおけ
る、前記抽出された各観点の情報を構成する個々のデー
タの良否を判定する手段を備え、前記操作履歴スコア計
算手段は、前記個々のデータに対する良否の判定結果を
基に、前記各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアに
おける操作性の評価を示すスコアの値を算出する手段を
備えることを特徴とする。
は、算出された前記各観点毎の操作性の評価を示すスコ
アの値を基に、評価対象のソフトウェアの総合的な操作
性の評価を示す総合スコアの値を算出する総合スコア計
算手段を備えることを特徴とする。
は、前記GUI設計データ解析手段は、前記GUI設計
データから抽出する各種の観点の情報として、使用され
ている単語の情報、各GUI部品のサイズの情報、各G
UI部品の表示位置の情報、各GUI部品へのキー割当
ての情報、使用されているフォントの情報、各GUI部
品の配色の情報、の内の少なくとも1つ以上を含み、前
記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対象
のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する個
々のデータの良否を判定する手段を備えることを特徴と
する。
は、前記操作履歴解析手段は、前記操作履歴のデータか
ら抽出する各種の観点の情報として、各前記利用者によ
る誤操作の情報、各前記利用者による個々の操作の間の
操作時間間隔の情報、各前記利用者が個々の操作の間に
行ったポインティングデバイスのカーソルの操作距離間
隔の情報、各前記利用者が前記指定された作業のために
行った前記カーソルの総操作距離の情報、前記利用者に
よる正解操作率の情報、の内の少なくとも1つ以上を含
み、前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評
価対象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成
する個々のデータの良否を判定する手段を備えることを
特徴とする。
は、前記GUI設計データ解析手段は、前記GUI設計
データから抽出された各種の観点の情報を解析し、前記
各種の観点の情報を構成する個々のデータの良否を判定
する手段として、前記使用されている各単語の良否を判
定する単語解析手段、前記各GUI部品のサイズの良否
を判定する部品サイズ解析手段、前記各GUI部品の位
置の良否を判定する部品位置解析手段、前記各GUI部
品へのキー割当ての良否を判定するキー割当て解析手
段、前記フォントの良否を判定する文字フォント解析手
段、前記配色の良否を判定する配色解析手段、の内の少
なくとも1つ以上を備えることを特徴とする。
は、前記操作履歴解析手段は、前記操作履歴のデータか
ら抽出された各種の観点の情報を解析し、前記各種の観
点の情報を構成する個々のデータの良否を判定する手段
として、各前記利用者が行った誤操作を基に判定する誤
操作解析手段、各前記利用者による個々の操作の間の操
作時間間隔を基に判定する操作時間間隔解析手段、各前
記利用者が個々の操作の間に行った前記カーソルの操作
距離間隔を基に判定する操作距離間隔解析手段、各前記
利用者が前記指定された作業のために行った前記カーソ
ルの総操作距離を基に判定する総操作距離解析手段、前
記利用者による正解操作率を基に判定する正解操作率解
析手段、の内の少なくとも1つ以上を備えることを特徴
とする。
GUIを備えるソフトウェアの操作性を評価するGUI
評価方法において、ソフトウェアのGUIの設計内容を
示すGUI設計データを解析するGUI設計データ解析
ステップと、前記GUI設計データ解析ステップによる
解析結果を基に、数値化されたスコアにより、ソフトウ
ェアの操作性の評価を出力するGUI設計スコア計算ス
テップを備えることを特徴とする。
GUIを備えるソフトウェアの操作性を評価するGUI
評価方法において、ソフトウェアの操作履歴のデータを
解析する操作履歴解析ステップと、前記操作履歴解析ス
テップによる解析結果を基に、数値化されたスコアによ
り、ソフトウェアの操作性の評価を出力する操作履歴ス
コア計算ステップを備えることを特徴とする。
GUIを備えるソフトウェアの操作性を評価するGUI
評価方法において、ソフトウェアのGUIの設計内容を
示すGUI設計データを解析するGUI設計データ解析
ステップと、前記GUI設計データ解析ステップによる
解析結果を基に、数値化されたスコアにより、ソフトウ
ェアの操作性の評価を出力するGUI設計スコア計算ス
テップと、ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する
操作履歴解析ステップと、前記操作履歴解析ステップに
よる解析結果を基に、数値化されたスコアにより、ソフ
トウェアの操作性の評価を出力する操作履歴スコア計算
ステップを備えることを特徴とする。
前記GUI設計データ解析ステップは、評価対象のソフ
トウェア及び他のいくつかのソフトウェアのそれぞれの
GUI設計データから、各種の予め設定された観点の情
報を抽出するステップと、前記各観点毎に、各前記GU
I設計データにおける前記抽出された情報を比較するス
テップと、前記比較結果と予め定められた判定基準を基
に、前記評価対象のソフトウェアにおける、前記抽出さ
れた各観点の情報を構成する個々のデータの良否を判定
するステップを備え、前記GUI設計スコア計算ステッ
プは、前記個々のデータに対する良否の判定結果を基
に、前記各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにお
ける操作性の評価を示すスコアの値を算出するステップ
を備えることを特徴とする。
前記操作履歴解析ステップは、評価対象のソフトウェア
の、複数の利用者のそれぞれによる予め指定された作業
の操作履歴のデータ及び、前記指定された作業の正しい
手順に基づく操作履歴のデータのそれぞれから、各種の
予め設定された観点の情報を抽出するステップと、前記
各観点毎に、各前記操作履歴のデータにおける前記抽出
された情報を比較するステップと、前記比較結果と予め
定められた判定基準を基に、前記評価対象のソフトウェ
アにおける、前記抽出された各観点の情報を構成する個
々のデータの良否を判定するステップを備え、前記操作
履歴スコア計算ステップは、前記個々のデータに対する
良否の判定結果を基に、前記各観点毎に、前記評価対象
のソフトウェアにおける操作性の評価を示すスコアの値
を算出するステップを備えることを特徴とする。
算出された前記各観点毎の操作性の評価を示すスコアの
値を基に、評価対象のソフトウェアの総合的な操作性の
評価を示す総合スコアの値を算出する総合スコア計算ス
テップを備えることを特徴とする。
前記GUI設計データ解析ステップは、前記GUI設計
データから抽出する各種の観点の情報として、使用され
ている単語の情報、各GUI部品のサイズの情報、各G
UI部品の表示位置の情報、各GUI部品へのキー割当
ての情報、使用されているフォントの情報、各GUI部
品の配色の情報、の内の少なくとも1つ以上を含み、前
記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対象
のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する個
々のデータの良否を判定するステップを備えることを特
徴とする。
前記操作履歴解析ステップは、前記操作履歴のデータか
ら抽出する各種の観点の情報として、各前記利用者によ
る誤操作の情報、各前記利用者による個々の操作の間の
操作時間間隔の情報、各前記利用者が個々の操作の間に
行ったポインティングデバイスのカーソルの操作距離間
隔の情報、各前記利用者が前記指定された作業のために
行った前記カーソルの総操作距離の情報、前記利用者に
よる正解操作率の情報、の内の少なくとも1つ以上を含
み、前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評
価対象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成
する個々のデータの良否を判定するステップを備えるこ
とを特徴とする。
読み取り可能なGUI評価プログラムを記録した記録媒
体は、コンピュータを制御することにより、GUIを備
えるソフトウェアの操作性を評価するGUI評価プログ
ラムを記録した記録媒体において、ソフトウェアのGU
Iの設計内容を示すGUI設計データを解析するGUI
設計データ解析ステップと、前記GUI設計データ解析
ステップによる解析結果を基に、数値化されたスコアに
より、ソフトウェアの操作性の評価を出力するGUI設
計スコア計算ステップを備えることを特徴とする。
読み取り可能なGUI評価プログラムを記録した記録媒
体は、コンピュータを制御することにより、GUIを備
えるソフトウェアの操作性を評価するGUI評価プログ
ラムを記録した記録媒体において、ソフトウェアの操作
履歴のデータを解析する操作履歴解析ステップと、前記
操作履歴解析ステップによる解析結果を基に、数値化さ
れたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を出力
する操作履歴スコア計算ステップを備えることを特徴と
する。
読み取り可能なGUI評価プログラムを記録した記録媒
体は、コンピュータを制御することにより、GUIを備
えるソフトウェアの操作性を評価するGUI評価プログ
ラムを記録した記録媒体において、ソフトウェアのGU
Iの設計内容を示すGUI設計データを解析するGUI
設計データ解析ステップと、前記GUI設計データ解析
ステップによる解析結果を基に、数値化されたスコアに
より、ソフトウェアの操作性の評価を出力するGUI設
計スコア計算ステップと、ソフトウェアの操作履歴のデ
ータを解析する操作履歴解析ステップと、前記操作履歴
解析ステップによる解析結果を基に、数値化されたスコ
アにより、ソフトウェアの操作性の評価を出力する操作
履歴スコア計算ステップを備えることを特徴とする。
ムを記録した記録媒体は、前記GUI設計データ解析ス
テップは、評価対象のソフトウェア及び他のいくつかの
ソフトウェアのそれぞれのGUI設計データから、各種
の予め設定された観点の情報を抽出するステップと、前
記各観点毎に、各前記GUI設計データにおける前記抽
出された情報を比較するステップと、前記比較結果と予
め定められた判定基準を基に、前記評価対象のソフトウ
ェアにおける、前記抽出された各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定するステップを備え、前記G
UI設計スコア計算ステップは、前記個々のデータに対
する良否の判定結果を基に、前記各観点毎に、前記評価
対象のソフトウェアにおける操作性の評価を示すスコア
の値を算出するステップを備えることを特徴とする。
ムを記録した記録媒体は、前記操作履歴解析ステップ
は、評価対象のソフトウェアの、複数の利用者のそれぞ
れによる予め指定された作業の操作履歴のデータ及び、
前記指定された作業の正しい手順に基づく操作履歴のデ
ータのそれぞれから、各種の予め設定された観点の情報
を抽出するステップと、前記各観点毎に、各前記操作履
歴のデータにおける前記抽出された情報を比較するステ
ップと、前記比較結果と予め定められた判定基準を基
に、前記評価対象のソフトウェアにおける、前記抽出さ
れた各観点の情報を構成する個々のデータの良否を判定
するステップを備え、前記操作履歴スコア計算ステップ
は、前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、
前記各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける
操作性の評価を示すスコアの値を算出するステップを備
えることを特徴とする。
ムを記録した記録媒体は、算出された前記各観点毎の操
作性の評価を示すスコアの値を基に、評価対象のソフト
ウェアの総合的な操作性の評価を示す総合スコアの値を
算出する総合スコア計算ステップを備えることを特徴と
する。
ムを記録した記録媒体は、前記GUI設計データ解析ス
テップは、前記GUI設計データから抽出する各種の観
点の情報として、使用されている単語の情報、各GUI
部品のサイズの情報、各GUI部品の表示位置の情報、
各GUI部品へのキー割当ての情報、使用されているフ
ォントの情報、各GUI部品の配色の情報、の内の少な
くとも1つ以上を含み、前記抽出された各種の観点の情
報を解析し、前記評価対象のソフトウェアにおける前記
各観点の情報を構成する個々のデータの良否を判定する
ステップを備えることを特徴とする。
ムを記録した記録媒体は、前記操作履歴解析ステップ
は、前記操作履歴のデータから抽出する各種の観点の情
報として、各前記利用者による誤操作の情報、各前記利
用者による個々の操作の間の操作時間間隔の情報、各前
記利用者が個々の操作の間に行ったポインティングデバ
イスのカーソルの操作距離間隔の情報、各前記利用者が
前記指定された作業のために行った前記カーソルの総操
作距離の情報、前記利用者による正解操作率の情報、の
内の少なくとも1つ以上を含み、前記抽出された各種の
観点の情報を解析し、前記評価対象のソフトウェアにお
ける前記各観点の情報を構成する個々のデータの良否を
判定するステップを備えることを特徴とする。
て図面を参照して詳細に説明する。
GUI評価システム100の構成を示すブロック図であ
る。
評価システム100は、GUI設計データを保存するG
UI設計データ保存部10、GUI設計データを解析す
るGUI設計データ解析部20、GUI設計データによ
る操作性の点数(スコア)を算出するGUI設計スコア
計算部30、操作履歴を保存する操作履歴保存部40、
操作履歴を解析する操作履歴解析部50、操作履歴によ
る操作性のスコアを算出する操作履歴スコア計算部6
0、総合的な操作性のスコアを算出する総合スコア計算
部70、算出されたスコアを表示するための図や表を作
成する図表作成部80、算出されたスコアを表示する出
力部90を備えている。
アのGUI上で使用されている各GUI部品(例えば、
ウィンドウ、ボタン、メニュー、アイコン等)に関す
る、属性(例えば、名前、フォント、色、サイズ等)等
のデータである。
ステム100の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
UI評価システム100では、評価対象のソフトウェア
のGUI設計データに基づく操作性の判定(ステップ2
01〜205)と、利用者(ユーザ)の操作履歴に基づ
く操作性の判定(ステップ206〜210)とを行な
い、これらの判定結果を用いて総合的なスコアを算出し
(ステップ211)、その算出されたスコアを出力して
いる(ステップ212、213)。
100によるソフトウェアの操作性を評価する一例の処
理を、順次、GUI評価システム100の各部の機能の
説明と合わせて説明する。
価対象ソフトウェアのGUI設計データと、他のいくつ
かのソフトウェアのGUI設計データを取得して保存す
る(ステップ201、202)。
の判定処理(ステップ201〜205)においては、評
価対象ソフトウェアのGUI設計データを、他のいくつ
かのソフトウェアのGUI設計データと比較することに
より、GUI設計データの良し悪しを判定する。
される、評価対象ソフトウェアのGUI設計データをD
0と示し、他の(ここではn種類)ソフトウェアのGU
I設計データのそれぞれを、D1、D2、・・・、Dn
と示すものとする。
GUI設計データ保存部10に保存されたGUI設計デ
ータD0及びD1、D2、・・・、Dnを解析し、GU
I設計スコア計算部30は、GUI設計データ解析部2
0によるGUI設計データ解析結果に基づいて、操作性
のスコアを計算する。
このGUI設計データ保存部10に記録されたGUI設
計データから、各種の側面の情報を抽出し、また評価対
象ソフトウェアの抽出された情報と他のソフトウェアの
情報との比較を行ない(ステップ203)、そして、予
め定められた判定基準に基づいて、評価対象ソフトウェ
アの各側面における操作性の良否を判定する(ステップ
204)。これに続いて、GUI設計スコア計算部30
は、各側面の良否の判定を数値化し、評価対象ソフトウ
ェアの各側面における操作性のスコアの値を算出する
(ステップ205)のである。
解析部20及び、GUI設計スコア計算部30の構成の
一例を示すブロック図である。
0とGUI設計スコア計算部30は、GUI設計データ
から、ソフトウェアの各GUI部品に使用される単語
(又、語句)、各GUI部品のサイズ、各GUI部品の
位置、各GUI部品へのキーの割当て、文字フォント、
配色の各側面のデータを抽出してそのそれぞれのデータ
を基に操作性のスコアを算出している。
と、D1〜Dnに含まれる単語を抽出し、かつ解析し
て、評価対象ソフトウェア(のGUI設計データD0)
に含まれる単語の良否を判定する。
ィンドウのタイトル、メニューのラベル、ボタンのラベ
ル等に使用されている単語や語句のことである。例え
ば、多くのソフトウェアにおいては、メニューのラベル
に「ファイル」、「開く」「保存」等の単語が、又、ボ
タンのラベルに「OK」、「キャンセル」、「はい」、
「いいえ」等の単語が含まれている。
について、その単語を使用することの適否(“○”、
“×”)を判定する。
れW1、W2、・・・、Wmと表し、単語解析部21
は、各Wiについて(i=1〜m)その単語を使用する
ことが操作性の面で適している場合はそのWiを“○”
と判定し、適していない場合はそのWiを“×”と判定
する。
における、GUI設計データの適否の判定基準として
は、「一貫性」や「標準性」を用いることができる。
設計の)「一貫性」とは、設計が統一されており不要な
ばらつきがないことである。
情報を表す単語が1つに統一されている場合に、一貫性
があると判定することができる。つまり、評価対象ソフ
トウェアのGUI設計データにおいて、2つの異なる単
語が同じ意味で使用されている場合には、その単語のば
らつきが利用者を混乱させる恐れがあり、いずれか一方
の単語に統一すべきである。
設計の)「標準性」とは、多数のソフトウェアにおいて
共通する、標準的な設計に合致することである。
単語が、他の多くのソフトウェアで標準的に使用されて
いる単語と合致する場合に、標準性があると判定するこ
とができる。つまり、評価対象ソフトウェアのGUIで
使用されているある“単語A”が、他の多くのソフトウ
ェアにおいても使用されている場合には、その“単語
A”は標準的な単語である、一方で、他の多くのソフト
ウェアにおいては“単語A”と意味の類似する別の“単
語B”が使用されている場合には、“単語A”は標準的
ではなく“単語B”の方が標準的であり、この評価対象
ソフトウェアにおいては“単語A”ではなく“単語B”
を使用すべきである。
否の判定方法としては、例えば、ソフトウェアにおいて
使用される単語の類義語の一覧を記録した辞書を備え
て、これを単語解析部21が参照する方法等が可能であ
る。例えば、評価対象ソフトウェアにおいては「中断」
という単語を用いており、他の多くのソフトウェアでは
「中断」ではなく「中止」という単語が用いられている
場合には、単語解析部21はこの「中断」と「中止」の
単語が類似する意味の単語であることを識別し、かつ上
記説明したように、「中断」は標準的ではなく「中止」
が標準的であると判定されることにより、評価対象ソフ
トウェアにおける「中断」の単語を、適切ではないと判
定することができる。
まれる各単語Wiが一貫性のある単語でありかつ標準的
な単語である場合に、当該単語Wiを適切である“○”
と判定し、それ以外の場合に適切ではない“×”と判定
することができる。
判定方法は、上記の例に限られるものではなく、任意の
良否の判定方法を適応することができ、これは以下に述
べられるGUI設計データ解析部20の各部における、
GUI設計データの各側面の良否の判定も同様である。
性評価ツール「GUIテスタII」の開発」、ヒューマ
ンインターフェースシンポジウム'98論文集、61〜66ペ
ージ(1998年))には、GUI設計の一貫性を自動評価
する方法が記載されており、又例えば(岡田、福住、旭
「GUIの標準性自動評価手法の提案」、ヒューマンイ
ンターフェース学会研究報告集、Vol.2、No.1、49〜54
ページ(2000年))には、GUI設計の標準性を自動評
価する方法が記載されているが、本実施の形態における
GUI設計データ解析部20の各部では、これらの方法
を用いて単語の良否を判定することができる。また当然
に、他の評価方法を用いることもできる。
析部21による評価対象ソフトウェアの各単語Wi(i
=1〜m)の良否のを判定結果に基づいて、「単語」の
側面におけるのGUI設計の良否を示す操作性スコアの
値を算出する。単語スコア計算部31は、例えば、次の
式を用いて「単語」の操作性スコアを算出することがで
きる。 「単語」の操作性スコア=(適切“○”と判定された単
語Wiの総数)÷(総単語数m)
“○”と評価された単語の数が多いほど大きくなる。従
って、このスコアが大きいほど評価対象ソフトウェアの
操作性が優れている。
Dnに含まれるボタンやアイコン等の各GUI部品の、
縦サイズ及び横サイズを抽出しかつ解析して、D0に含
まれるGUI部品のサイズが適切であるか否か
(“○”、“×”)を判定する。
ぞれP1、P2、・・・、Psと表す。部品サイズ解析
部22は、各GUI部品Pi(i=1〜s)のサイズ
が、一貫性のあるサイズでありかつ標準的なサイズであ
る場合に当該GUI部品Piを“○”と判定し、それ以
外の場合に“×”と判定する。この判定は、例えば、単
語解析部21による単語の適否の判定と同様にして判定
することができる。
サイズ解析部22の判定結果に基づいて、部品サイズの
設計の良否に関する操作性スコアを算出する。サイズス
コア計算部32は、例えば、次の式を用いて「部品サイ
ズ」の操作性スコアを算出することができる。 「部品サイズ」の操作性スコア=(適切“○”と判定さ
れたGUI部品Piの総数)÷(総GUI部品数s)
した単語の設計の良否に関する操作性スコアと同様に、
“○”と判定されたGUI部品の数が多いほど大きくな
る。従って、このスコアが大きいほど評価対象ソフトウ
ェアの操作性が優れている。
nに含まれる各GUI部品のウィンドウ上での相対的な
位置を抽出かつ解析して、D0に含まれるGUI部品の
位置の適否を判定する。
と、ウィンドウ91上のGUI部品92の座標値を示す
図である。図4のウィンドウ91は、縦サイズが
“H”、横サイズが“W”であり、又ウィンドウ91内
の座標(x、y)には、GUI部品92が表示されてい
る。
対的な位置とは、図4のウィンドウ91のGUI部品9
2の例では(x/W、y/H)により示されるものであ
る。又、これはGUI部品のウィンドウ上での相対的な
位置を示す一例であり、他の方法を用いてもよい。例え
ば、“H”“W”にウィンドウ91のサイズではなくデ
ィスプレイ画面のサイズを用いたり、ウィンドウ91内
の当該GUI部品92を含むエリアの部分のサイズを用
いる等が可能である。
の時と同様に、D0に含まれる各GUI部品をそれぞれ
P1、P2、・・・、Psと表す。部品位置解析部23
は、各GUI部品Pi(i=1〜s)の位置が一貫性の
ある位置でありかつ標準的な位置である場合に当該GU
I部品Piを“○”と判定し、それ以外の場合に“×”
と判定する。この判定は、例えば、単語解析部21等に
おける判定方法と同様にして判定することができる。
23の判定結果に基づいて、部品位置の設計の良否に関
する操作性スコアを算出する。位置スコア計算部33
は、例えば、前記の部品サイズの操作性スコアと同じ式
を用いて、この「部品位置」の操作性スコアを算出する
ことができる。
Dnに含まれる各GUI部品について、そのGUI部品
をキーボードから操作するために割当てられたキーを抽
出しかつ解析して、D0に含まれる各GUI部品のキー
割当ての適否を判定する。
ソフトウェアのメニューにおける「ヘルプ」ボタンに、
「H」というキーが割当てられている場合には、この
「ヘルプ」ボタンをマウスでクリックする操作が、キー
ボードにおける割当てられた「H」キーを(又、「Al
t」キー等の特定のキーと同時に)押下することにより
実行され、その「ヘルプ」ボタンを選択することができ
る。
の説明と同様に、それぞれP1、P2、・・・、Psと
表す。キー割当て解析部24は、各GUI部品Pi(i
=1〜s)に割当てられたキーが、一貫性のあるキーで
ありかつ標準的なキーである場合に当該GUI部品Pi
を“○”と判定し、それ以外の場合に“×”と判定す
る。この判定は、これまでに説明されたGUI設計デー
タ解析部20の各部と同様にして判定することができ
る。
て解析部24の判定結果に基づいて、キー割当ての設計
の良否に関する操作性スコアを判定する。キー割当てス
コア計算部34は、例えば、前記の部品サイズの操作性
スコアと同じ式を用いて、「キー割当て」の操作性スコ
アを算出することができる。
〜Dnに含まれる各GUI部品について、その各GUI
部品のラベルに使用されている文字のフォントの情報を
抽出しかつ解析して、D0に含まれる各GUI部品のラ
ベルの文字フォントの適否を判定する。
の説明と同様に、それぞれP1、P2、・・・、Psと
表す。文字フォント解析部25は、各GUI部品Pi
(i=1〜s)のラベルの文字フォントが、一貫性のあ
る文字フォントでありかつ標準的な文字フォントである
場合に当該GUI部品Piを“○”と判定し、それ以外
の場合に“×”と判定する。この判定は、これまでに説
明されたGUI設計データ解析部20の各部と同様にし
て判定することができる。
ト解析部25の判定結果に基づいて、文字フォントの設
計の良否に関する操作性スコアを判定する。フォントス
コア計算部35は、例えば、前記の部品サイズの操作性
スコアと同じ式を用いて、「文字フォント」の操作性ス
コアを算出することができる。
含まれる各GUI部品の配色の情報を抽出しかつ解析し
て、D0に含まれるGUI部品の配色の適否を判定す
る。
説明と同様に、P1、P2、・・・、Psと表す。配色
解析部26は、各GUI部品Pi(i=1〜s)の色
が、一貫性のある色であり、かつ標準的な色である場合
に当該GUI部品Piを“○”と判定し、それ以外の場
合に“×”と判定する。
の判定結果に基づいて、配色の設計の良否に関する操作
性スコアを算出する。配色スコア計算部36は、例え
ば、前記の部品サイズの操作性スコアと同じ式を用い
て、「配色」の操作性スコアを算出することができる。
解析部20とGUI設計スコア計算部30によって求め
られた、評価対象ソフトウェアの各種の観点からの操作
性スコアの値は、総合スコア計算部70に送られて、総
合的な操作性の判定に用いられる(ステップ211)。
に基づいた操作性の判定(ステップ206〜210)の
スコアも同様に送られて、これを総合的な操作性の判定
に用いている。
作履歴に基づく、操作履歴解析部50と操作履歴スコア
計算部60による操作性の判定処理を(ステップ206
〜210)説明する。
フトウェアにおける、複数の利用者のそれぞれによるあ
る指定された作業の操作履歴のデータと、同じ作業の正
しい手順に基づく操作履歴のデータとを取得して保存す
る(ステップ206、207)。
処理(ステップ206〜210)においては、評価対象
ソフトウェアにおける、複数の利用者による操作履歴の
データを、正規の手順による操作履歴のデータと比較す
ることにより、評価対象ソフトウェアにおける操作性の
良し悪しを判定する。
評価対象ソフトウェアにおける、各利用者(ここではu
人)の操作履歴のデータのそれぞれを、L1、L2、L
3、・・・、Luと示し、正規の手順に基づく操作履歴
のデータをL0と示すものとする。
u)は、利用者が評価対象ソフトウェアを利用してある
作業を行った際に、その利用者が行った操作手順を記録
した操作履歴であり、同じ作業の操作履歴をu人分記録
している。各Liは、第i番目の利用者の操作履歴であ
る。又、正解操作履歴L0は、その作業を正しく完了す
るための正解操作手順を記録した操作履歴であり、例え
ば、評価対象ソフトウェアの操作方法を熟知している人
にそのソフトウェアを利用してもらうことで、ユーザ操
作履歴と同様に記録することができる。
保存部40に保存されたユーザ操作履歴L1、L2、L
3、・・・、Luと正解操作履歴L0とを解析し、操作
履歴スコア計算部60は、操作履歴解析部50による操
作履歴解析結果に基づいて、操作性のスコアを計算す
る。
保存部40に保存された操作履歴のデータから、各種の
側面の情報を抽出し、また各ユーザ操作履歴から抽出さ
れた情報と正解操作履歴から抽出された情報との比較を
行ない(ステップ208)、そして、予め定められた判
定基準に基づいて、評価対象ソフトウェアの各側面にお
ける操作性の良否を判定する(ステップ209)。これ
に続いて、操作履歴スコア計算部60は、各側面の良否
の判定を数値化し、評価対象ソフトウェアの各側面にお
ける操作性のスコアの値を算出する(ステップ210)
のである。
0及び、操作履歴スコア計算部60の構成の一例を示す
ブロック図である。
履歴スコア計算部60は、操作履歴のデータから、各利
用者による誤操作、操作時間間隔、操作距離間隔、総操
作距離、正解操作率の各側面のデータを抽出してそのそ
れぞれのデータを基に操作性のスコアを算出している。
Li(i=1〜u)と、正解操作履歴L0とを比較し
て、各利用者の操作履歴Liにおける誤操作を抽出す
る。
の操作履歴Liの側に含まれているが、正解操作履歴L
0の側には含まれていない操作を指すものとする。
ュー項目を選択する操作が記録されており、正解操作履
歴L0にはこの操作が記録されていない場合には、この
メニュー項目M1の選択操作を、誤操作として抽出する
のである。
誤操作を検出すると、その誤操作を各利用者間において
も比較して、同じ誤操作を行った利用者の割合を算出す
る。又、この割合を、共通度と呼ぶものとする。
っていたとすると、その誤操作の共通度はw/uであ
る。従って、u人全員が行っていた誤操作は、共通度が
100%となる。
51による誤操作の解析結果に基づいて、誤操作の観点
からの操作性スコアを算出する。
た誤操作を、それぞれE1、E2、・・・、Eaと示
し、各Eqの共通度をRqと示す(q=1〜a)。誤操
作スコア計算部61は、例えば、下記の式を用いて「誤
操作」の観点からの操作性スコアを計算することができ
る。 「誤操作」の操作性スコア=(各誤操作の共通度の値の
総和R1+・・・+Ra)/(総利用者数u)
作性スコアは、誤操作の総数が多いほど大きくなり、ま
た共通度の高い誤操作が多いほど大きくなる。従って、
このスコアが小さいほど、評価対象ソフトウェアの操作
性が優れていることが示され、このスコアが大きくなる
ほど、評価対象ソフトウェアは操作性が劣っていること
が示される。
1〜u)に記録された一連の操作とその操作のタイムス
タンプから、時間的に隣接する全ての2つの操作(つま
り、ある操作とその次の操作)の間の時間間隔を計算す
る。
操作のタイムスタンプをTi[j]、第(j+1)番目
の操作のタイムスタンプをTi[j+1]とすると、こ
れら2つの操作間の時間間隔(これをDi[j]と示
す)は、Ti[j+1]−Ti[j]である。
りにくく次の操作を決めるまでに長く時間がかかったこ
とを表している。従って、この時間間隔が長い操作が多
く含まれているほど評価対象ソフトウェアは操作性が劣
っている。
隔解析部52による操作時間間隔の解析結果に基づい
て、操作時間間隔の観点からの操作性スコアを算出す
る。時間間隔スコア計算部62は、例えば、以下の式を
用いて「操作時間間隔」の操作性スコアを算出すること
ができる。
間隔の観点からの操作性スコアは、例えば以下の式で計
算したものである。 Liに関する操作時間間隔の観点からの操作性スコア=
(Di[j]>Dxを満たす間隔の総数)/(Liに記
録された操作の総数) ただし、ここでDxは予め設定された操作時間間隔のし
きい値であり、上の式の分子は、Dxよりも長く時間が
かかった操作の回数を表している。
隔」の操作性スコアは、操作時間間隔の長い操作が多い
ほど大きくなるが、先に述べた通り、操作時間間隔の長
い操作が多いほど、評価対象ソフトウェアは操作性が劣
っている。従って、このスコアが小さいほど評価対象ソ
フトウェアの操作性が優れており、このスコアが大きく
なるほど評価対象ソフトウェアは操作性が劣っている。
1〜u)に記録されたマウス等のポインティングデバイ
スのカーソル座標の値から、カーソルの移動距離を計算
する。
がクリックされた時点や、ダブルクリックされた時点等
の、ポインティングデバイスのボタン操作のイベントが
発生した時点で記録するものとし、各第j番目に記録さ
れている座標値と、第(j+1)番目に記録されている
座標値との直線距離(これをFi[j]と表す)を計算
する。このため、あるLiに記録されているマウス座標
値の数が、全部でYi個である場合には、直線距離Fi
[j]はj=1、2、・・・、(Yi−1)である。
は、あるGUI部品をクリックした後に次のGUI部品
をクリックするまでに、マウスを大きく移動させなけれ
ばならなかったことが示されることとなり、GUI部品
のレイアウトが適切でない可能性を示唆している。従っ
て、この距離間隔が長い操作が多く含まれているほど
に、評価対象ソフトウェアは操作性が劣っている。
履歴L0についても各Liと同様に操作距離間隔を計算
する。このL0の操作距離間隔は、後述する総操作距離
解析部54にて用いられる。
隔解析部53による操作距離間隔の解析結果に基づい
て、操作距離間隔の観点からの操作性スコアを算出す
る。距離間隔スコア計算部63は、例えば、以下の式を
用いて「操作距離間隔」の操作性スコアの値を算出する
ことができる。 「操作距離間隔」の操作性スコア =( (L1に関する操作距離間隔の観点からの操作性スコア) +(L2に関する操作距離間隔の観点からの操作性スコア) +・・・ +(Luに関する操作距離間隔の観点からの操作性スコア) )/u ただし、ここで各Li(i=1〜u)に関する操作距離
間隔の観点からの操作性スコアは、例えば以下の式で計
算したものである。 Liに関する操作距離間隔の観点からの操作性スコア=
(Fi[j]>Fxを満たす間隔の総数)/(Yi−
1) ただし、ここでFxは予め設定された操作距離間隔のし
きい値であり、上の式の分子は、Fxよりも長い距離の
分だけマウスカーソルを移動させなければならなかった
操作の総数を表している。
作距離間隔の長い操作が多いほど大きくなるが、先に述
べた通り、操作距離間隔の長い操作が多いほど、評価対
象ソフトウェアは操作性が劣っている。従って、このス
コアが小さいほど評価対象ソフトウェアの操作性が優れ
ており、このスコアが大きくなるほど評価対象ソフトウ
ェアは操作性が劣っている。
析部53の解析結果を基に、各Li(i=1〜u)のマ
ウス移動距離の総和(総操作距離)を計算する。
離を、Si(i=1〜u)と示すものとすると、例え
ば、各Siの値は、 Si=Fi[1]+Fi[2]+・・・+Fi[Yi−
1] の式により算出される値を用いるものとしてもよい。
ても同様に総操作距離を計算する。
操作距離が長い場合には、第i番目の利用者は、作業を
完了できるまでに本来必要な量以上に多く、マウスカー
ソルの移動操作を行なったことが示されており、GUI
部品のレイアウトの不適切さ等に起因する作業の非効率
性を示唆している。従って、L0の総操作距離に比べて
Liの総操作距離が長いほど評価対象ソフトウェアは操
作性が劣っている。
部54による総操作距離の解析結果に基づいて、総操作
距離の観点からの操作性スコアを算出する。距離スコア
計算部64は、例えば、以下の式を用いて「総操作距
離」の操作性スコアを算出することができる。 「総操作距離」の操作性スコア =( (L1の総操作距離) +(L2の総操作距離) + ・・・ +(Luの総操作距離) )/((L0の総操作距離)×u)
の総操作距離に比べて各Liの総操作距離が大きいほど
大きくなる。従って、このスコアが小さいほど評価対象
ソフトウェアの操作性が優れており、このスコアが大き
くなるほど評価対象ソフトウェアは操作性が劣ってい
る。
た個々の操作が、u人の利用者のうちの何%によって実
行されていたか(つまりL1〜Luのうちの何%にその
操作が記録されているか)を計算する。なお、この割合
の値を正解操作率と呼ぶものとする。
(j=1、2、・・・、Z)と表し、各操作C[j]の
正解操作率をQ[j]と表すと、 Q[j]=(C[j]と同じ操作が記録されているLi
の総数)/u である。
%)の値をとるが、Q[j]が1に近い場合には、各L
1〜Luのうちのほとんどに正解の操作C[j]が記録
されているのであり、u人の利用者のほとんどが正解の
操作C[j]を実行していたことが示される。
1〜Luのうちのほとんどに正解の操作C[j]が記録
されていなかったのであり、u人の利用者のほとんどが
正解の操作C[j]を実行していなかった(本当はその
操作C[j]を行っておかなければならないのに、その
ことに気がつかず、操作C[j]を実行していなかっ
た)ことが示される。
C[j]はわかりやすい操作であり、Q[j]の値が0
に近いほど操作C[j]は分かりにくい操作であるとい
える。このことから、Q[j]の値が大きい操作が多い
ほど、評価対象ソフトウェアは操作性が優れている。
析部55による正解操作率の解析結果に基づいて、正解
操作率の観点からの操作性スコアを算出する。操作率ス
コア計算部65は、例えば、以下の式を用いて「正解操
作率」の操作性スコアを算出することができる。 「正解操作率」の操作性スコア=(正解操作率の総和Q
[1]+・・・+Q[Z])/(操作の総数Z)
[j]の値が大きな操作C[j]が多いほど(つまり、
わかりやすい正解操作が多いほど)大きくなる。従っ
て、このスコアが大きいほど評価対象ソフトウェアの操
作性が優れており、このスコアが小さくなるほど評価対
象ソフトウェアは操作性が劣っている。
0と操作履歴スコア計算部60によって求められた、評
価対象ソフトウェアの各種の観点からの操作性スコアの
値は、先に説明したGUI設計データによる操作性スコ
アの値と同様に、総合スコア計算部70に送られて、総
合的な操作性の判定に用いられる(ステップ211)。
ア計算部30の各構成要素が計算して求めた各観点のス
コアと、操作履歴スコア計算部60の各構成要素が計算
して求めた各観点のスコアを用いて、評価対象ソフトウ
ェアの操作性スコアの総合値(総合スコア)の値(以下
これをSと示す)を計算する。
を用いて総合スコアSの値を算出することができる。 総合スコアS=r1×S1+r2×S2+・・・+r1
1×S11 ただし、ここで各変数S1〜S11の意味は下記の通り
であり、各r1〜r11は各S1〜S11に対する係数
である。 S1=「単語」のの操作スコア S2=「部品サイズ」の操作スコア S3=「部品位置」の操作スコア S4=「キー割当て」の操作スコア S5=「文字フォント」の操作スコア S6=「配色」の操作スコア S7=「誤操作」の操作スコア S8=「操作時間間隔」の操作スコア S9=「操作距離間隔」の操作スコア S10=「総操作距離」の操作スコア S11=「正解操作率」の操作スコア
て注意しなければならないのは、S1〜S6及びS11
は値が大きいほど評価対象ソフトウェアの操作性が優れ
ているのに対して、S7〜S10は値が大きいほど評価
対象ソフトウェアの操作性が劣っていることである。
に、r7〜r10は負の数値にすることで、総合スコア
Sの値が大きいほど評価対象ソフトウェアの総合的な操
作性が優れていることが示されることとなる。
が計算した総合スコアや、GUI設計スコア計算部30
の各構成要素が計算して求めた各観点のスコアや、及び
操作履歴スコア計算部60の各構成要素が計算して求め
た各観点のスコアを表す図や表を作成する。
作成する操作性スコアの表の一例を示す図である。図6
において、誤操作〜総操作距離までの4つのスコアは値
の前に、塗りつぶしの三角形の記号があるが、この記号
は、スコアの値が大きいほど操作性が劣っていることを
表す記号である。
作成する操作性スコアの棒グラフの一例を示す図であ
る。図7における塗りつぶしの三角形の意味は図6と同
じである。
操作性スコアの図や表を出力する。
ば、図表作成部80が作成した操作性スコアの図や表を
そのディスプレイの画面上に表示し、また例えば、出力
部90がプリンタであれば、図表作成部80が作成した
操作性スコアの図や表を紙に印刷して出力する。
UI評価システム100は、評価対象のソフトウェアの
GUI設計データや操作履歴のデータを基に、ソフトウ
ェアの操作性を客観的な判定基準に基づいて判定し、判
定結果をスコアの値を用いて出力することができる。
コア計算部30や操作履歴スコア計算部60により算出
される、GUI設計データや操作履歴のデータの特定の
観点からの操作性スコアの種類は、上記の例に限定され
るものではなく、上記の例の観点の一部のみの操作性ス
コアを算出するものとしてもよく、逆に他の観点に基づ
く操作性スコアの判定の機能を備えるものとしてもよ
い。
類を、予め備える機能の中から利用者が自由に指定し
て、指定された観点の操作性スコアを算出する形態も同
様に可能である。この場合、総合スコアは、その算出さ
れた操作性スコアの各値を基に総合スコア計算部70が
算出するのである。
作性の判定と、操作履歴に基づく操作性の判定の処理
は、その一方のみを実行する形態も可能である。又、利
用者が指定して一方の処理(又は両方の処理)を実行す
る形態も同様に可能である。
テム100は、GUI設計データ保存部10、GUI設
計データ解析部20、GUI設計スコア計算部30、操
作履歴保存部40、操作履歴解析部50、操作履歴スコ
ア計算部60、総合スコア計算部70、図表作成部80
等の機能や、その他の機能をハードウェア的に実現する
ことは勿論として、各機能を備えるコンピュータプログ
ラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされる
ことで実現することができる。このコンピュータプログ
ラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体
200に格納される。そして、その記録媒体からコンピ
ュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置の
動作を制御することにより、上述した各機能を実現す
る。
理を実行するコンピュータ100aの装置構成の一実施
例を示すブロック図である。
を備えるコンピュータプログラムを、CD(Compact Di
sc)124、FD(Floppy Disc)125、ROM(Rea
d Only Memory)112、ハードディスク113等の各
種記録媒体に記録し、これをRAM(Random Access Me
mory)111に読み出して、CPU(Central Processi
ng Unit)110によって実行することができる。又、
プログラムがCD124に記録されている場合はCDド
ライブ114を介して、FD125に記録されている場
合はFDドライブ115を介して読み出すことができ
る。
は、GUI設計データや操作履歴のデータは、例えば、
ハードディスク113に記録することができる。プログ
ラムがCPU110によって実行されると、このプログ
ラムは、ハードディスク113に記録されたGUI設計
データと操作履歴を読み出して、前述の実施例において
説明されたように、これらのデータを解析して操作性ス
コアを計算し、操作性スコアを示す図や表を作成する。
この作成された図や表は、ディスプレイ118に表示さ
れるとともに、プリンタ119によって紙に印刷するこ
とができる。
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
システムとそのGUI評価方法、及びGUI評価プログ
ラムを記録した記録媒体によれば、以下のような効果が
達成される。
作性の定量的かつ客観的な点数を算出することができ
る。
り、個々のソフトウェアの操作性の定量的な比較が可能
となる。
更した際に、変更前と変更後のGUIの操作性の変化を
定量的に比較して評価することができる。
トウェアの操作性の合格基準点を予め定めておき、新規
に開発したソフトウェアの操作性の点数を算出して合格
基準点と比較する検査が可能となる。
システムの構成を示すブロック図である。
システムの処理を説明するためのフローチャートであ
る。
タ解析部及びGUI設計スコア計算部の構成の一例を示
すブロック図である。
のGUI部品の座標値を示す図である。
及び操作履歴スコア計算部の構成の一例を示すブロック
図である。
成する操作性スコアの表の一例を示す図である。
成する操作性スコアの棒グラフの一例を示す図である。
るコンピュータの装置構成の一実施例を示すブロック図
である。
Claims (26)
- 【請求項1】 GUI(グラフィカルユーザインタフェ
ース)を備えるソフトウェアの操作性を評価するGUI
評価システムにおいて、 ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計デー
タを解析するGUI設計データ解析手段と、 前記GUI設計データ解析手段による解析結果を基に、
数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評
価を出力するGUI設計スコア計算手段を備えることを
特徴とするGUI評価システム。 - 【請求項2】 GUI(グラフィカルユーザインタフェ
ース)を備えるソフトウェアの操作性を評価するGUI
評価システムにおいて、 ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析手段と、 前記操作履歴解析手段による解析結果を基に、数値化さ
れたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を出力
する操作履歴スコア計算手段を備えることを特徴とする
GUI評価システム。 - 【請求項3】 GUI(グラフィカルユーザインタフェ
ース)を備えるソフトウェアの操作性を評価するGUI
評価システムにおいて、 ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計デー
タを解析するGUI設計データ解析手段と、 前記GUI設計データ解析手段による解析結果を基に、
数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評
価を出力するGUI設計スコア計算手段と、 ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析手段と、 前記操作履歴解析手段による解析結果を基に、数値化さ
れたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を出力
する操作履歴スコア計算手段を備えることを特徴とする
GUI評価システム。 - 【請求項4】 前記GUI設計データ解析手段は、 評価対象のソフトウェア及び他のいくつかのソフトウェ
アのそれぞれのGUI設計データから、各種の予め設定
された観点の情報を抽出する手段と、 前記各観点毎に、各前記GUI設計データにおける前記
抽出された情報を比較する手段と、 前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前記評
価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各観点
の情報を構成する個々のデータの良否を判定する手段を
備え、 前記GUI設計スコア計算手段は、 前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、前記
各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作
性の評価を示すスコアの値を算出する手段を備えること
を特徴とする請求項1又は請求項3に記載のGUI評価
システム。 - 【請求項5】 前記操作履歴解析手段は、 評価対象のソフトウェアの、複数の利用者のそれぞれに
よる予め指定された作業の操作履歴のデータ及び、前記
指定された作業の正しい手順に基づく操作履歴のデータ
のそれぞれから、各種の予め設定された観点の情報を抽
出する手段と、 前記各観点毎に、各前記操作履歴のデータにおける前記
抽出された情報を比較する手段と、 前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前記評
価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各観点
の情報を構成する個々のデータの良否を判定する手段を
備え、 前記操作履歴スコア計算手段は、 前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、前記
各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作
性の評価を示すスコアの値を算出する手段を備えること
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のGUI評価
システム。 - 【請求項6】 算出された前記各観点毎の操作性の評価
を示すスコアの値を基に、評価対象のソフトウェアの総
合的な操作性の評価を示す総合スコアの値を算出する総
合スコア計算手段を備えることを特徴とする請求項4又
は請求項5に記載のGUI評価システム。 - 【請求項7】 前記GUI設計データ解析手段は、 前記GUI設計データから抽出する各種の観点の情報と
して、使用されている単語の情報、各GUI部品のサイ
ズの情報、各GUI部品の表示位置の情報、各GUI部
品へのキー割当ての情報、使用されているフォントの情
報、各GUI部品の配色の情報、の内の少なくとも1つ
以上を含み、 前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対
象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定する手段を備えることを特徴
とする請求項4又は請求項6に記載のGUI評価システ
ム。 - 【請求項8】 前記操作履歴解析手段は、 前記操作履歴のデータから抽出する各種の観点の情報と
して、各前記利用者による誤操作の情報、各前記利用者
による個々の操作の間の操作時間間隔の情報、各前記利
用者が個々の操作の間に行ったポインティングデバイス
のカーソルの操作距離間隔の情報、各前記利用者が前記
指定された作業のために行った前記カーソルの総操作距
離の情報、前記利用者による正解操作率の情報、の内の
少なくとも1つ以上を含み、 前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対
象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定する手段を備えることを特徴
とする請求項5又は請求項6に記載のGUI評価システ
ム。 - 【請求項9】 前記GUI設計データ解析手段は、 前記GUI設計データから抽出された各種の観点の情報
を解析し、前記各種の観点の情報を構成する個々のデー
タの良否を判定する手段として、 前記使用されている各単語の良否を判定する単語解析手
段、 前記各GUI部品のサイズの良否を判定する部品サイズ
解析手段、 前記各GUI部品の位置の良否を判定する部品位置解析
手段、 前記各GUI部品へのキー割当ての良否を判定するキー
割当て解析手段、 前記フォントの良否を判定する文字フォント解析手段、 前記配色の良否を判定する配色解析手段、の内の少なく
とも1つ以上を備えることを特徴とする請求項7に記載
のGUI評価システム。 - 【請求項10】 前記操作履歴解析手段は、 前記操作履歴のデータから抽出された各種の観点の情報
を解析し、前記各種の観点の情報を構成する個々のデー
タの良否を判定する手段として、 各前記利用者が行った誤操作を基に判定する誤操作解析
手段、 各前記利用者による個々の操作の間の操作時間間隔を基
に判定する操作時間間隔解析手段、 各前記利用者が個々の操作の間に行った前記カーソルの
操作距離間隔を基に判定する操作距離間隔解析手段、 各前記利用者が前記指定された作業のために行った前記
カーソルの総操作距離を基に判定する総操作距離解析手
段、 前記利用者による正解操作率を基に判定する正解操作率
解析手段、の内の少なくとも1つ以上を備えることを特
徴とする請求項8に記載のGUI評価システム。 - 【請求項11】 GUI(グラフィカルユーザインタフ
ェース)を備えるソフトウェアの操作性を評価するGU
I評価方法において、 ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計デー
タを解析するGUI設計データ解析ステップと、 前記GUI設計データ解析ステップによる解析結果を基
に、数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性
の評価を出力するGUI設計スコア計算ステップを備え
ることを特徴とするGUI評価方法。 - 【請求項12】 GUI(グラフィカルユーザインタフ
ェース)を備えるソフトウェアの操作性を評価するGU
I評価方法において、 ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析ステップと、 前記操作履歴解析ステップによる解析結果を基に、数値
化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を
出力する操作履歴スコア計算ステップを備えることを特
徴とするGUI評価方法。 - 【請求項13】 GUI(グラフィカルユーザインタフ
ェース)を備えるソフトウェアの操作性を評価するGU
I評価方法において、 ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計デー
タを解析するGUI設計データ解析ステップと、 前記GUI設計データ解析ステップによる解析結果を基
に、数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性
の評価を出力するGUI設計スコア計算ステップと、 ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析ステップと、 前記操作履歴解析ステップによる解析結果を基に、数値
化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を
出力する操作履歴スコア計算ステップを備えることを特
徴とするGUI評価方法。 - 【請求項14】 前記GUI設計データ解析ステップ
は、 評価対象のソフトウェア及び他のいくつかのソフトウェ
アのそれぞれのGUI設計データから、各種の予め設定
された観点の情報を抽出するステップと、 前記各観点毎に、各前記GUI設計データにおける前記
抽出された情報を比較するステップと、 前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前記評
価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各観点
の情報を構成する個々のデータの良否を判定するステッ
プを備え、 前記GUI設計スコア計算ステップは、 前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、前記
各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作
性の評価を示すスコアの値を算出するステップを備える
ことを特徴とする請求項11又は請求項13に記載のG
UI評価方法。 - 【請求項15】 前記操作履歴解析ステップは、 評価対象のソフトウェアの、複数の利用者のそれぞれに
よる予め指定された作業の操作履歴のデータ及び、前記
指定された作業の正しい手順に基づく操作履歴のデータ
のそれぞれから、各種の予め設定された観点の情報を抽
出するステップと、 前記各観点毎に、各前記操作履歴のデータにおける前記
抽出された情報を比較するステップと、 前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前記評
価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各観点
の情報を構成する個々のデータの良否を判定するステッ
プを備え、 前記操作履歴スコア計算ステップは、 前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、前記
各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作
性の評価を示すスコアの値を算出するステップを備える
ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のG
UI評価方法。 - 【請求項16】 算出された前記各観点毎の操作性の評
価を示すスコアの値を基に、評価対象のソフトウェアの
総合的な操作性の評価を示す総合スコアの値を算出する
総合スコア計算ステップを備えることを特徴とする請求
項14又は請求項15に記載のGUI評価方法。 - 【請求項17】 前記GUI設計データ解析ステップ
は、 前記GUI設計データから抽出する各種の観点の情報と
して、使用されている単語の情報、各GUI部品のサイ
ズの情報、各GUI部品の表示位置の情報、各GUI部
品へのキー割当ての情報、使用されているフォントの情
報、各GUI部品の配色の情報、の内の少なくとも1つ
以上を含み、 前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対
象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定するステップを備えることを
特徴とする請求項14又は請求項16に記載のGUI評
価方法。 - 【請求項18】 前記操作履歴解析ステップは、 前記操作履歴のデータから抽出する各種の観点の情報と
して、各前記利用者による誤操作の情報、各前記利用者
による個々の操作の間の操作時間間隔の情報、各前記利
用者が個々の操作の間に行ったポインティングデバイス
のカーソルの操作距離間隔の情報、各前記利用者が前記
指定された作業のために行った前記カーソルの総操作距
離の情報、前記利用者による正解操作率の情報、の内の
少なくとも1つ以上を含み、 前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対
象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定するステップを備えることを
特徴とする請求項15又は請求項16に記載のGUI評
価方法。 - 【請求項19】 コンピュータを制御することにより、
GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を備える
ソフトウェアの操作性を評価するGUI評価プログラム
を記録した記録媒体において、 ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計デー
タを解析するGUI設計データ解析ステップと、 前記GUI設計データ解析ステップによる解析結果を基
に、数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性
の評価を出力するGUI設計スコア計算ステップを備え
ることを特徴とするコンピュータにより読み取り可能な
GUI評価プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項20】 コンピュータを制御することにより、
GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を備える
ソフトウェアの操作性を評価するGUI評価プログラム
を記録した記録媒体において、 ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析ステップと、 前記操作履歴解析ステップによる解析結果を基に、数値
化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を
出力する操作履歴スコア計算ステップを備えることを特
徴とするコンピュータにより読み取り可能なGUI評価
プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項21】 コンピュータを制御することにより、
GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を備える
ソフトウェアの操作性を評価するGUI評価プログラム
を記録した記録媒体において、 ソフトウェアのGUIの設計内容を示すGUI設計デー
タを解析するGUI設計データ解析ステップと、 前記GUI設計データ解析ステップによる解析結果を基
に、数値化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性
の評価を出力するGUI設計スコア計算ステップと、 ソフトウェアの操作履歴のデータを解析する操作履歴解
析ステップと、 前記操作履歴解析ステップによる解析結果を基に、数値
化されたスコアにより、ソフトウェアの操作性の評価を
出力する操作履歴スコア計算ステップを備えることを特
徴とするコンピュータにより読み取り可能なGUI評価
プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項22】 前記GUI設計データ解析ステップ
は、 評価対象のソフトウェア及び他のいくつかのソフトウェ
アのそれぞれのGUI設計データから、各種の予め設定
された観点の情報を抽出するステップと、 前記各観点毎に、各前記GUI設計データにおける前記
抽出された情報を比較するステップと、 前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前記評
価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各観点
の情報を構成する個々のデータの良否を判定するステッ
プを備え、 前記GUI設計スコア計算ステップは、 前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、前記
各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作
性の評価を示すスコアの値を算出するステップを備える
ことを特徴とする請求項19又は請求項21に記載のG
UI評価プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項23】 前記操作履歴解析ステップは、 評価対象のソフトウェアの、複数の利用者のそれぞれに
よる予め指定された作業の操作履歴のデータ及び、前記
指定された作業の正しい手順に基づく操作履歴のデータ
のそれぞれから、各種の予め設定された観点の情報を抽
出するステップと、 前記各観点毎に、各前記操作履歴のデータにおける前記
抽出された情報を比較するステップと、 前記比較結果と予め定められた判定基準を基に、前記評
価対象のソフトウェアにおける、前記抽出された各観点
の情報を構成する個々のデータの良否を判定するステッ
プを備え、 前記操作履歴スコア計算ステップは、 前記個々のデータに対する良否の判定結果を基に、前記
各観点毎に、前記評価対象のソフトウェアにおける操作
性の評価を示すスコアの値を算出するステップを備える
ことを特徴とする請求項20又は請求項21に記載のG
UI評価プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項24】 算出された前記各観点毎の操作性の評
価を示すスコアの値を基に、評価対象のソフトウェアの
総合的な操作性の評価を示す総合スコアの値を算出する
総合スコア計算ステップを備えることを特徴とする請求
項22又は請求項23に記載のGUI評価プログラムを
記録した記録媒体。 - 【請求項25】 前記GUI設計データ解析ステップ
は、 前記GUI設計データから抽出する各種の観点の情報と
して、使用されている単語の情報、各GUI部品のサイ
ズの情報、各GUI部品の表示位置の情報、各GUI部
品へのキー割当ての情報、使用されているフォントの情
報、各GUI部品の配色の情報、の内の少なくとも1つ
以上を含み、 前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対
象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定するステップを備えることを
特徴とする請求項22又は請求項24に記載のGUI評
価プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項26】 前記操作履歴解析ステップは、 前記操作履歴のデータから抽出する各種の観点の情報と
して、各前記利用者による誤操作の情報、各前記利用者
による個々の操作の間の操作時間間隔の情報、各前記利
用者が個々の操作の間に行ったポインティングデバイス
のカーソルの操作距離間隔の情報、各前記利用者が前記
指定された作業のために行った前記カーソルの総操作距
離の情報、前記利用者による正解操作率の情報、の内の
少なくとも1つ以上を含み、 前記抽出された各種の観点の情報を解析し、前記評価対
象のソフトウェアにおける前記各観点の情報を構成する
個々のデータの良否を判定するステップを備えることを
特徴とする請求項23又は請求項24に記載のGUI評
価プログラムを記録した記録媒体。
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