JP4446715B2 - 文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラム - Google Patents

文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラム Download PDF

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Description

この発明は、指定された位置に指定された文字列を含む電子文書を検索する文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムに関する。
従来の文書検索技術では、通常、検索条件として文書中の文字列を指定することはできても、当該文字列の文書中での位置を指定することはできなかった。したがって、たとえばスプレッドシートのような表構造を有する文書の場合、指定された文字列を属性(列項目)Xの値として含む文書も、属性(列項目)Yの値として含む文書も、同じように検索されてしまっていた。
そこで、検索条件として任意の文字列とともに、その出現位置を指定できるようにすることが考えられる。これにより、たとえば指定された属性に指定された文字列を含む文書のみを検索することができる。
しかしながら上記のようにする場合は、検索者が所望の属性を正確に指定する必要がある。検索対象となる文書が大量にある場合、この指定は必ずしも容易ではない。たとえば顧客名簿A、B、・・・、Nがあり、この中から徳島市在住の顧客を含む文書を検索しようとした場合、顧客の住所を意味する情報が文書Aでは属性「住所」に、文書Bでは属性「現住所」に、・・・、文書Nでは属性「住所/所在地」にそれぞれ格納されていたとすると、検索者は文字列「徳島市」が出現すべき属性として、「住所」「現住所」・・・「住所/所在地」のすべてを指定しなければならない。
このように従来技術では、意味的には同一の情報でも表ごとに異なる属性名のもとに格納されている場合があるため、検索対象となるすべての文書中で、所望の文字列がどんな名称の属性中に出現するかを正確に把握した上でないと、漏れのない検索ができない。そしてこの属性のピックアップは、現状ではもっぱら検索者の経験や手作業によっているという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、表構造を有する検索対象文書中に出現する複数の属性のうち、指定された値を含むものを当該値から逆引きすることが可能な文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる文書検索装置は、複数の電子文書に含まれる複数の表において、当該表内に含まれる値が属する属性が配置された領域に含まれる文字列を解析し、前記属性の名称を抽出する属性名抽出手段と、前記複数の表に含まれる文字列を解析し、前記属性名抽出手段により名称を抽出された各属性に属する値を抽出する値抽出手段と、前記値抽出手段により抽出された値のうち少なくとも一つを選択する値選択手段と、前記属性名抽出手段により名称を抽出された属性のうち、前記値選択手段により選択された値が属する属性の名称を表示する属性名表示手段と、前記属性名表示手段によって表示された前記属性の名称および前記値抽出手段によって抽出された前記値を選択することによって、検索条件とする前記属性および前記値を少なくともそれぞれ一つずつ選択する検索条件選択手段と、前記検索条件選択手段により選択された前記値が、前記検索条件選択手段により選択された前記属性に属する値として含まれる表を含む前記電子文書を、前記複数の電子文書から検索する検索手段と、を備え、前記属性名表示手段は、前記検索手段による検索時に前記検索条件として選択された回数に基づいて、前記値選択手段により選択された値が属する前記属性の名称の表示順序を変更することを特徴とする。
また、この発明にかかる文書検索装置は、上記の発明において、前記属性名表示手段は、前記属性の名称の表記の類似度に基づいて、前記属性の名称を意味的に同一または類似するもの同士のグループごとに表示することを特徴とする。
また、この発明にかかる文書検索方法は、電子文書を検索する文書検索装置における文書検索方法であって、属性名抽出手段によって、複数の電子文書に含まれる複数の表において、当該表内に含まれる値が属する属性が配置された領域に含まれる文字列を解析し、前記属性の名称を抽出する属性名抽出工程と、値抽出手段によって、前記複数の表に含まれる文字列をを解析し、前記属性名抽出手段により名称を抽出された各属性に属する値を抽出する値抽出工程と、値選択手段によって、前記値抽出工程で抽出された値のうち少なくとも一つを選択する値選択工程と、属性名表示手段によって、前記属性名抽出工程で名称を抽出された属性のうち、前記値選択工程で選択された値が属する属性の名称を表示する属性名表示工程と、検索条件選択手段によって、前記属性名表示工程で表示された前記属性の名称および前記値抽出工程で抽出された前記値を選択することによって、検索条件とする前記属性および前記値を少なくともそれぞれ一つずつ選択する検索条件選択工程と、検索手段によって、前記検索条件選択工程により選択された前記値が、前記検索条件選択工程により選択された前記属性に属する値として含まれる表を含む前記電子文書を、前記複数の電子文書から検索する検索工程と、を含み、前記属性名表示工程では、前記検索手段による検索時に検索条件として選択された回数に基づいて、前記値選択手段により選択された値が属する前記属性の名称の表示順序を変更することを特徴とする。
また、この発明にかかる文書検索方法は、上記の発明において、前記属性名表示工程では、前記属性の名称の表記の類似度に基づいて、前記属性の名称を意味的に同一または類似するもの同士のグループごとに表示することを特徴とする。
また、この発明にかかる文書検索プログラムによれば、上記の方法をコンピュータに実行させることができる。
本発明にかかる文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムによれば、文書中での位置を指定して文字列を検索することが可能な文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムにおいて、上記位置および文字列を検索者が容易な操作で、正確かつ網羅的に指定することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる文書検索装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。図中、101は装置全体を制御するCPUを、102は基本入出力プログラムなどを記憶したROMを、103はCPU101のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
また、104はCPU101の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、105はHDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。
また、106はCPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、107はFDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
また、108はCPU101の制御にしたがってCD−RW109に対するデータのリード/ライトを制御するCD−RWドライブを、109はCD−RWドライブ108の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のCD−RWを、それぞれ示している。
また、110はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、111は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、112は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。
また、113は通信ケーブル114を介してLANやWANなどのネットワークに接続され、当該ネットワークとCPU101とのインターフェースとして機能するネットワークI/Fを、100は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
次に、図2はこの発明の実施の形態にかかる文書検索装置の構成を機能的に示す説明図である。図中、200は文書記憶部であり、後述する文書検索部204による検索の対象となる複数の文書を保持している。なお、これらの文書は具体的には、いわゆる「表計算ソフト」により作成された文書のほか、<table>タグを含むHTML文書、より一般に、表を意味する所定のタグを含むXML文書、あるいは罫線などで区分された表画像を含むイメージデータ(GIFファイルやPDFファイルなど)などであって、文書中に少なくとも一つの表を含んでいるものとする。
201は文書解析部であり、文書記憶部200に保持された各文書を解析して、まずその方向(縦または横)を判定するとともに、文書中の罫線の位置関係などから、表領域や当該領域中の見出し領域(列方向に属性が配置された表の場合、通常は表の先頭行、あるいは先頭行から数行がこれに該当する)、個々のセルの領域などを特定する機能部である。
202は属性名抽出部であり、文書解析部201により特定された見出し領域から、個々の見出し文字列すなわち表を構成する個々の属性の名称(属性名)を抽出するとともに、その出現数をカウントする機能部である。すなわち、抽出した属性名と当該属性名の抽出元となった文書名、および当該属性名の出現数(初期値は1)を対応づけて属性名リストに登録してゆく。なお、同一の属性名のエントリがすでに上記リスト内にある場合は、当該エントリに新たな抽出元の文書名を追加するとともに、その出現数を1だけ増加させる。たとえば文書記憶部200内の全文書を通じて、「住所」という名の属性を有する表が3個あったとすると、最終的に属性名「住所」に対応づけられた出現数は3となる。
さらに属性名抽出部202は、抽出した属性名を意味的に同一または類似するものごとに分類する属性名分類部202aを備えている。
属性名の中にはたとえば「電話番号」と「TEL」のように、表記はまったく異なっても意味的には同一のものがある。逆に表記は同じでも、表ごとにまったく異なる意味で用いられる可能性もある。しかしこうした例外を除き、一般に、意味的に同一あるいは類似する属性名は、その表記も同一あるいは類似していると考えられる。
そこで属性名分類部202aは、属性名抽出部202により抽出された属性名を、その表記が同一あるいは類似するもの同士のグループ(カテゴリ)に分類する。属性名間の類似度は、一般に文字列間の類似度の計算方法として従来から提案されている各種の手法を用いて算出する。また個々のグループには、たとえばグループ内の全属性名に共通する文字列を一意なグループ名として付与する。これにより、たとえば属性名「住所」「現住所」および「住所/所在地」はグループ「住所」に統合される。なお、抽出された個々の属性名が所属するグループは、属性名分類部202aにより上述の属性名リストに登録される。
203は値抽出部であり、文書解析部201により特定された個々のセルから各属性の具体的な値を抽出するとともに、その出現数を属性ごとにカウントする機能部である。すなわち抽出した値、当該値の抽出元となった文書名と属性名、および当該値の出現数(初期値は1)を対応づけて値リストに登録してゆく。なお、同一の属性名から抽出された同一の値のエントリがすでに上記リスト内にある場合は、当該エントリに新たな抽出元の文書名を追加するとともに、その出現数を1だけ増加させる。たとえば文書記憶部200内の全文書を通じて、「住所」属性中に「徳島市」を含むレコードが3個あったとすると、「住所」属性における「徳島市」の出現数は3である。なお、このときたとえば「現住所」属性中に「徳島市」を含むレコードが5個あったとしても、この数は「住所」属性における「徳島市」の出現数には加えない。
204は文書検索部であり、文書記憶部200内の文書のうち、検索者が入力した検索条件に適合する文書を検索する機能部である。この文書検索部204は、指定された文字列を指定された属性中に含む文書のみを検索する機能を有している。
205は入出力部であり、検索者による各種指示などの入力をキーボード111あるいはマウス112から受け付けるとともに、後述のフローチャート中で説明する各種画面を作成して、ディスプレイ110に表示する機能部である。
次に、図3はこの発明の実施の形態にかかる文書検索装置における、属性名一覧および値一覧の作成処理の手順を示すフローチャートである。図示する処理は、後述する文書検索処理の前にあらかじめ実行されているものとする。
まず、文書解析部201は文書記憶部200内の文書を順次解析して、各文書中の表領域などを特定する(ステップS301)。次にこの解析結果にもとづき、属性名抽出部202が文書中の各表から属性名を抽出するとともに、その出現数をカウントする(ステップS302)。さらに属性名分類部202aが、上記で抽出された属性名を複数のグループに分類する(ステップS303)。
一方、値抽出部203は文書解析部201による解析結果にもとづいて、文書中の各表から値を抽出するとともに、その出現数をカウントする(ステップS304)。これらの処理により、上述の属性名リストおよび値リストが作成され、それぞれ属性名抽出部202および値抽出部203により保持される。
次に、図4はこの発明の実施の形態にかかる文書検索装置における、文書検索処理の手順を示すフローチャートである。
まず、入出力部205は図5に示すような検索画面を表示する(ステップS401)。図示するように検索画面には、属性名入力エリア500および値入力エリア501があり、指定すべき属性名や値を検索者が正確に知っている場合は、上記各欄に所望の文字列を入力して検索ボタン502を押下すればよい。すなわち検索ボタン502の押下を入出力部205が検知すると(ステップS402:Yes)、入出力部205からの指示を受けた文書検索部204により、その時点で指定されている属性に指定されている値を含む文書が検索され(ステップS403)、入出力部205により当該検索の結果一覧が表示される(ステップS404)。
しかしながら上述のように、文書記憶部200内の各表で、たとえば「住所」「現住所」「住所/所在地」のように属性名が微妙に異なる場合、これらを漏れなく指定することは難しい。そこで、検索者は検索実行の前に属性ボタン503を押下して、文書記憶部200内の文書中に出現する属性名を一覧表示させ、当該一覧中から所望の属性名を選択する。
すなわち入出力部205は、図5の検索画面の属性ボタン503が押下されたことを検知すると(ステップS402:No、ステップS405:Yes)、属性名抽出部202が保持している属性名リストにもとづいて、図6に示すような属性名一覧を作成・表示する(ステップS406)。
図示するように属性名一覧では、文書記憶部200内の全文書から抽出された属性名がグループごとに一覧表示されるとともに(図中、下線を付した文字列は上述のグループ名を意味している)、個々の属性名の横には括弧書きで、その出現数が表示される。そして、選択中の属性名が検索候補エリア600に表示され、この状態で選択ボタン601または追加ボタン602を押下することで、当該属性名を図5の検索画面の属性名入力エリア500に入力できる。すなわち、上記操作を検知した入出力部205は(ステップS407:Yes)、図6の属性名一覧を消去して(ステップS408)図5の検索画面を表示するとともに、その属性名入力エリア500に図6で選択された属性名を表示する(ステップS401)。
なお、図5の属性名入力エリア500にすでに何らかの属性名が入力されていた場合、図6で他の属性名を選択して選択ボタン601を押下すると、選択された属性名のみが属性名入力エリア500に表示される。一方、追加ボタン602を押下すると、入力済みの属性名に図6で選択された属性名が追加される。
また、図5の検索画面で値ボタン504が押下されたことを検知すると(ステップS402:No、ステップS405:No、ステップS409:Yes)、入出力部205は値抽出部203が保持している値リストにもとづいて、図7に示すような値一覧を作成・表示する(ステップS410)。
図示するように値一覧では、値ボタン504が押下された時点で属性名入力エリア500に入力されている属性(図示する例では「製品」および「製品名」)について、その値が一覧表示されるとともに、各値の出現数が括弧書きの数値およびグラフにより表示される。そして、選択中の値が検索候補エリア700に表示され、この状態で選択ボタン701または追加ボタン702を押下することで、当該値を図5の検索画面の値入力エリア501に入力できる。すなわち、上記操作を検知した入出力部205は(ステップS411:Yes)、図7の値一覧を消去して(ステップS412)図5の検索画面を表示するとともに、その値入力エリア501に図7で選択された値を表示する(ステップS401)。
なお、図5の値入力エリア501にすでに何らかの値が入力されていた場合、図7で他の値を選択して選択ボタン701を押下すると、選択された値のみが値入力エリア501に表示される。一方、追加ボタン702を押下すると、入力済みの値に図7で選択された値が追加される。
また、図5の検索画面で逆引ボタン505が押下されるのを待って、押下されたことを検知すると(ステップS402:No、ステップS405:No、ステップS409:No、ステップS413:Yes)、入出力部205は値抽出部203が保持している値リストにもとづいて、図8に示すような逆引一覧を作成・表示する(ステップS414)。
図示するように逆引一覧では、逆引ボタン505が押下された時点で値入力エリア501に入力されている値(図示する例では「ABCD−000」)について、その値の現れる属性名がグループごとに一覧表示されるとともに、各属性における上記値の出現数が括弧書きの数値により表示される。そして、選択中の値が検索候補エリア800に表示され、この状態で選択ボタン801または追加ボタン802を押下することで、当該値を図5の検索画面の属性名入力エリア500に入力できる。すなわち、上記操作を検知した入出力部205は(ステップS415:Yes)、図8の逆引一覧を消去して(ステップS416)図5の検索画面を表示するとともに、その属性名入力エリア500に図8で選択された属性名を表示する(ステップS401)。
なお、図5の属性名入力エリア500にすでに何らかの属性名が入力されていた場合、図8で他の属性名を選択して選択ボタン801を押下すると、選択された属性名のみが属性名入力エリア500に表示される。一方、追加ボタン802を押下すると、入力済みの属性名に図8で選択された属性名が追加される。
ステップS405以降の手順により属性名および値を入力した後は、直接文字列を入力した場合と同様に検索ボタン502を押下することで(ステップS402:Yes)、指定した属性名に指定した値を含む文書を検索できる(ステップS403・S404)。
以上説明した実施の形態によれば、検索対象文書中の各表で実際に使用されている属性名や値の一覧から所望のものを選択できるので、検索対象文書中にどんな表が含まれるか、各表の構造はどうなっているかなどを熟知していない検索者でも、微妙な表記ゆれなどに起因する検索もれを回避して、正確な検索を実行することができる。通常、属性名一覧から所望の属性名を選択し、選択した属性名の値を一覧表示させ、所望の値を選択してさらに属性名を逆引きする、という手順を2〜3回繰り返すことで(適合性フィードバック)、指定すべき属性名と値とを網羅的に指定することができる。
しかも、属性名は意味的に同一あるいは類似するもの(厳密には、意味的に同一あるいは類似する可能性が高いもの)ごとに集約表示されるので、似たような属性名を容易に一括指定できる。
なお、図6に示した属性名一覧は単に五十音順にグループを羅列しただけであるが、たとえば各属性名が実際に検索に使用された回数などを履歴として保持しておき、使用頻度の高い属性名あるいはすでに入力されている属性名と組み合わせて使用される頻度の高い属性名を含むグループほど上位に表示したり、あるいは別途ランキング画面を設けて、使用頻度の高い属性名あるいはその所属するグループを上位N位まで表示したりしてもよい。また、列方向だけでなく行方向にも属性が配置された表の場合は、列方向の属性名と行方向の属性名とを区別(分離)して表示するようにしてもよい。
また、図7に示した値一覧は特定の属性名の値一覧であるが、たとえば図5の検索画面に「全値一覧」のようなボタンを用意し、全属性の値を一画面で確認できるようにしてもよい。さらに、上述した実施の形態では指定された値を完全に含む属性名を一覧表示したが、たとえば指定された値をNLP(自然言語処理)により意味的なブロックに分割し、いずれかのブロックを値に含む属性名をリストアップするようにしてもよい。
以上説明したように、本発明にかかる文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムによれば、文書中での位置を指定して文字列を検索することが可能な文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムにおいて、上記位置および文字列を検索者が容易な操作で、正確かつ網羅的に指定することが可能である。
なお、本実施の形態で説明した文書検索方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク105、フレキシブルディスク107、CD−ROM、CD−RW109、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラムは、表構造を有する文書の検索に有用であり、特に、表内の属性名や値などに微妙な表記ゆれのある表が大量にある場合に適している。
この発明の実施の形態にかかる文書検索装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる文書検索装置の構成を機能的に示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる文書検索装置における、属性名一覧および値一覧の作成処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる文書検索装置における、文書検索処理の手順を示すフローチャートである。 入出力部205により作成・表示される検索画面の一例を示す説明図である。 入出力部205により作成・表示される属性名一覧画面の一例を示す説明図である。 入出力部205により作成・表示される値一覧画面の一例を示す説明図である。 入出力部205により作成・表示される逆引一覧画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 バス
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 CD−RWドライブ
109 CD−RW
110 ディスプレイ
111 キーボード
112 マウス
113 ネットワークI/F
114 通信ケーブル
200 文書記憶部
201 文書解析部
202 属性名抽出部
202a 属性名分類部
203 値抽出部
204 文書検索部
205 入出力部

Claims (5)

  1. 複数の電子文書に含まれる複数の表において、当該表内に含まれる値が属する属性が配置された領域に含まれる文字列を解析し、前記属性の名称を抽出する属性名抽出手段と、
    前記複数の表に含まれる文字列を解析し、前記属性名抽出手段により名称を抽出された各属性に属する値を抽出する値抽出手段と、
    前記値抽出手段により抽出された値のうち少なくとも一つを選択する値選択手段と、
    前記属性名抽出手段により名称を抽出された属性のうち、前記値選択手段により選択された値が属する属性の名称を表示する属性名表示手段と、
    前記属性名表示手段によって表示された前記属性の名称および前記値抽出手段によって抽出された前記値を選択することによって、検索条件とする前記属性および前記値を少なくともそれぞれ一つずつ選択する検索条件選択手段と、
    前記検索条件選択手段により選択された前記値が、前記検索条件選択手段により選択された前記属性に属する値として含まれる表を含む前記電子文書を、前記複数の電子文書から検索する検索手段と、
    を備え、
    前記属性名表示手段は、前記検索手段による検索時に前記検索条件として選択された回数に基づいて、前記値選択手段により選択された値が属する前記属性の名称の表示順序を変更することを特徴とする文書検索装置。
  2. 前記属性名表示手段は、前記属性の名称の表記の類似度に基づいて、前記属性の名称を意味的に同一または類似するもの同士のグループごとに表示することを特徴とする前記請求項1に記載の文書検索装置。
  3. 電子文書を検索する文書検索装置における文書検索方法であって、
    属性名抽出手段によって、複数の電子文書に含まれる複数の表において、当該表内に含まれる値が属する属性が配置された領域に含まれる文字列を解析し、前記属性の名称を抽出する属性名抽出工程と、
    値抽出手段によって、前記複数の表に含まれる文字列をを解析し、前記属性名抽出手段により名称を抽出された各属性に属する値を抽出する値抽出工程と、
    値選択手段によって、前記値抽出工程で抽出された値のうち少なくとも一つを選択する値選択工程と、
    属性名表示手段によって、前記属性名抽出工程で名称を抽出された属性のうち、前記値選択工程で選択された値が属する属性の名称を表示する属性名表示工程と、
    検索条件選択手段によって、前記属性名表示工程で表示された前記属性の名称および前記値抽出工程で抽出された前記値を選択することによって、検索条件とする前記属性および前記値を少なくともそれぞれ一つずつ選択する検索条件選択工程と、
    検索手段によって、前記検索条件選択工程により選択された前記値が、前記検索条件選択工程により選択された前記属性に属する値として含まれる表を含む前記電子文書を、前記複数の電子文書から検索する検索工程と、
    を含み、
    前記属性名表示工程では、前記検索手段による検索時に検索条件として選択された回数に基づいて、前記値選択手段により選択された値が属する前記属性の名称の表示順序を変更することを特徴とする文書検索方法。
  4. 前記属性名表示工程では、前記属性の名称の表記の類似度に基づいて、前記属性の名称を意味的に同一または類似するもの同士のグループごとに表示することを特徴とする前記請求項3に記載の文書検索方法。
  5. 前記請求項3または請求項4に記載された方法をコンピュータに実行させる文書検索プログラム。
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