JP2001243092A - イベント記録再生システム,及び、イベント記録再生プログラムを格納したコンピュータ可読媒体 - Google Patents

イベント記録再生システム,及び、イベント記録再生プログラムを格納したコンピュータ可読媒体

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JP2001243092A
JP2001243092A JP2000054689A JP2000054689A JP2001243092A JP 2001243092 A JP2001243092 A JP 2001243092A JP 2000054689 A JP2000054689 A JP 2000054689A JP 2000054689 A JP2000054689 A JP 2000054689A JP 2001243092 A JP2001243092 A JP 2001243092A
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JP2000054689A
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Naohisa Yasuda
尚央 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録されたイベントの内容自体を、画面上で
表示することができるイベント記録再生装置を、提供す
る。 【解決手段】イベント記録再生プログラム12は、各デ
バイスドライバ13によってメッセージキュー10aに
つながれたメッセージを、そのメッセージ内容に応じた
ガイドメッセージを付して、記録テーブル群30にイベ
ント記録データとして記録する。再生時において、イベ
ント記録再生プログラム12は、記録テーブル群30か
ら各イベント記録データを順番に読み出して、メッセー
ジキュー10aに繋げるとともに、各イベント記録デー
タに付されたガイドメッセージをディスプレイ2に表示
する。記録テーブル群30に記録されたイベント記録デ
ータに付されたガイドメッセージは、書き換え可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータへの
入力操作内容をイベント毎に時系列的に記録するととも
に、発生順にイベントを再生してコンピュータに対する
一連の操作を再現することができるイベント記録再生シ
ステム,及び、コンピュータをこのようなイベント記録
再生システムとして機能させるイベント記録再生プログ
ラムを格納したコンピュータ可読媒体に、関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなイベント記録再生シス
テムは、コンピュータやこのコンピュータによって実行
されているプログラムの障害を解析するためや、コンピ
ュータ販売店の店頭にてアプリケーションプログラムの
内容をデモンストレーションするためや、コンピュータ
のオペレーション教育用にコンピュータへの入力操作を
実演するために、使用されている。即ち、コンピュータ
やプログラムの障害を解析するためには、イベント記録
再生システムは、障害が生じるまでの一連のイベント
(カーソルの移動,クリックボタンダウン,クリックボ
タンアップ,キーダウン,キーアップ,等の操作)を記
録しておき、障害が生じた際に、障害発生時点の少し前
からのイベントを再生し、コンピュータやプログラムの
動作を再現させる。また、デモンストレーションや入力
操作の実演のためには、イベント記録再生システムは、
予め熟練のオペレータによって入力された実演対象プロ
グラムに対するイベントを記録しておき、後で、この記
録に基づいてイベントを再生し、実演対象プログラムを
自動的に動作させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
イベント記録再生システムは、記録されたイベントに基
づいてコンピュータやプログラムの動作を再現するもの
の、そのイベントの操作内容自体(クリックボタンのア
ップダウン、キーのアップダウン,等)を表示すること
はできず、ただ、そのイベントに基づく画面の変化(カ
ーソルの変化,文字の入力)を表示するのみであった。
従って、イベント再生によって実演・再現されたコンピ
ュータやプログラムの動きを見ている者は、どのような
イベントが発生したのかを、そのイベントに基づく画面
の変化に基づいて自ら判定しなければならなかった。従
って、従来のイベント記録再生システムは、障害解析や
オペレーション教育等の目的には、必ずしも叶うもので
はなかった。
【0004】そこで、本発明の主たる課題は、記録され
たイベントの内容自体を画面上で表示することができる
イベント記録再生システム(及び、コンピュータをこの
ようなイベント記録再生システムとして動作させるイベ
ント記録再生プログラムを格納したコンピュータ可読媒
体)の提供である。更に、本発明の副次的な態様は、記
録された一連のイベントの内容を、イベント再生とは別
に一覧表示したり、イベント再生時に文字表示すること
ができるイベント再生システム(及び、コンピュータを
このようなイベント記録再生システムとして動作させる
イベント記録再生プログラムを格納したコンピュータ可
読媒体)の提供である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるイベント記
録再生システムの第1の態様は、ディスプレイ及び入力
装置を有するコンピュータの前記入力装置への操作内容
をイベント毎に記録するイベント記録再生システムであ
って、前記イベント毎にそのイベント内容を示すデータ
としてデバイスドライバがメッセージキューに繋げるメ
ッセージを読み出す読出部と、前記読出部によって読み
出されたメッセージが示すイベント内容を記録する記録
部と、前記イベント内容にガイドメッセージを付すガイ
ドメッセージ付加部と、前記記録部に記録されたイベン
ト内容を他のプログラムによって取り出されるメッセー
ジとして前記メッセージキューに繋げるとともに、その
イベント内容に付加されたガイドメッセージを前記ディ
スプレイに表示する再生部とを、備えたことを特徴とす
る。
【0006】このように構成されると、ガイドメッセー
ジ付加部は、記録部によってイベント内容が記録される
際に、若しくは、記録部に記録された後に、メッセージ
内容に対して、ガイドメッセージを付加する。このガイ
ドメッセージは、再生部によって、そのイベント内容が
他のプログラムによって取り出されるメッセージとして
メッセージキューに繋がれると同時に、ディスプレイ上
に表示される。その結果、他のプログラムがメッセージ
キューに繋がれたメッセージを取り出して処理を行った
結果としてディスプレイ上に表示される処理結果に重ね
られて、ガイドメッセージが表示される。
【0007】ガイドメッセージは、任意であるが、その
イベント内容を示すものであることが望ましい。従っ
て、ガイドメッセージ付加部は、イベント内容に対して
予め対応付けられた内容のものを、自動的に付加しても
良い。但し、ガイドメッセージをオペレータが自由にカ
スタマイズできるように、オペレータによる入力装置へ
の操作に従った内容のものを付加しても良い。更に、ガ
イドメッセージ付加部は、一旦メッセージ付加部に付加
されたガイドメッセージを、オペレータによる入力装置
への操作に従って編集可能であっても良い。
【0008】本発明の第2の態様は、ディスプレイ及び
入力装置を有するコンピュータの前記入力装置への操作
内容をイベント毎に記録するイベント記録再生システム
であって、前記イベント毎にそのイベント内容を示すデ
ータとしてデバイスドライバがメッセージキューに繋げ
るメッセージを読み出す読出部と、前記読出部によって
読み出されたメッセージが示すイベント内容を記録する
記録部と、前記記録部に記録されたイベント内容を、そ
の発生順に、前記ディスプレイ上に表示するイベント内
容表示部と、前記記録部に記録されたイベント内容を他
のプログラムによって参照されるメッセージとして前記
メッセージキューに繋げる再生部とを、備えたことを特
徴とする。
【0009】このように構成されると、イベント内容表
示部は、記録部に記録されたイベント内容を、その発生
順に、ディスプレイ上に表示する。この表示は、発生時
刻を示す時間軸を軸とする一軸グラフによってなされて
も良いし、イベント内容を文字で表す表によってなされ
ても良い。前者の場合、一軸グラフ中において、イベン
ト内容に予め対応付けられた色のバーとしてイベントが
表示されても良いし、イベント内容に予め対応付けられ
たシンボルとしてイベントが表示されても良い。なお、
イベント内容表示部は、全てのイベント内容を表示対象
としても良いし、オペレータによって指定されたイベン
ト内容のみを表示対象としても良い。
【0010】本発明の第1の態様によるコンピュータ可
読媒体は、ディスプレイ及び入力装置を有するコンピュ
ータに対して、前記入力装置への操作に伴って発生する
各イベント毎に、そのイベント内容を示すデータとして
デバイスドライバがメッセージキューに繋げるメッセー
ジを読み出させ、読み出されたメッセージが示すイベン
ト内容を記録させ、前記イベント内容にガイドメッセー
ジを付加させ、記録されたイベント内容を他のプログラ
ムによって参照されるメッセージとして前記メッセージ
キューに繋げさせるとともに、そのイベント内容に付加
されたガイドメッセージを前記ディスプレイに表示させ
るプログラムを、格納している。
【0011】また、本発明の第2の態様によるコンピュ
ータ可読媒体は、ディスプレイ及び入力装置を有するコ
ンピュータに対して、前記入力装置への操作に伴って発
生する各イベント毎に、そのイベント内容を示すデータ
としてデバイスドライバがメッセージキューに繋げるメ
ッセージを読み出させ、読み出されたメッセージが示す
イベント内容を記録させ、記録されたイベント内容を、
その発生順に、前記ディスプレイ上に表示させ、記録さ
れたイベント内容を他のプログラムによって参照される
メッセージとして前記メッセージキューに繋げさせるプ
ログラムを、格納している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0013】本実施形態によるイベント記録再生装置
は、コンピュータ上において実行されているプログラム
(オペレーティングシステム,アプリケーションプログ
ラム,アプレット,等)に対するイベントをガイドメッ
セージ(そのイベントの内容を表す文字列)と共に記録
し、記録されたイベントを一覧表示し、一覧表示されて
いるイベントを検索し、検索されたイベントに付された
ガイドメッセージを編集し、記録されているイベントを
再生してプログラムを自動実行させるとともに再生した
イベントに付されたガイドメッセージをプログラムの実
行画面に重ねて表示するアプリケーションプログラム
(以下、「イベント記録再生プログラム」という)を実
行する当該コンピュータ自体として、構成されている。
<ハードウェア>最初に、図1を用いて、上記したイベ
ント記録再生装置を構成するコンピュータのハードウェ
ア構成を、説明する。図1に示すように、このコンピュ
ータは、図示せぬバスによって相互に接続されたCPU
1,ディスプレイ2,時計3,外部記憶装置4,ネット
ワーク入出力I/O等の外部装置5,マウス6,キーボ
ード7,及びメモリ8から、構成されている。
【0014】CPU1は、外部記憶装置4に格納されて
いる各種プログラムを読み出して実行することによっ
て、コンピュータを構成する各装置を制御する。
【0015】メモリ8は、このCPU1がプログラムを
実行するに際して、使用するデータや生成したデータを
一時的に保持し、また、CPU1が実行するプログラム
がキャッシュされるRAM(リード・オンリー・メモリ
ー)であり、その一部が、複数のプログラムによって共
有される共有メモリ8aである。
【0016】ディスプレイ2は、CPU1によって実行
されているプログラムの実行状態を示す画像を表示する
表示装置である。
【0017】時計3は、CPU1に対して現在時刻を入
力するカウンタである。
【0018】マウス6は、少なくとも左右2つのクリッ
クボタンを有するとともに、自身の平面的な移動を検知
するセンサを有するポインティングデバイスである。こ
のマウス6は、各クリックボタンがオペレータの指によ
って押下されたり、各クリックボタンがバネによって原
状復帰されると、操作されたクリックボタンと操作イベ
ントの内容とを示す信号(以下、「クリック信号」とも
言う)を、CPU1に入力する。また、このマウス6
は、自身が台の上で平面的に移動されると、移動方向及
び移動量を示す信号(以下、「ポインティング信号」と
も言う)を、CPU1に入力する。なお、このマウス6
の代わりに、他のポインティングデバイス(例えば、タ
ッチパネル,クリックボール,等)が用いられる場合も
あるが、クリック信号及びポインティング信号がCPU
1に入力される点では同じである。
【0019】キーボード7は、文字,記号,数字,機
能,等に対応した多数のキーを備えており、各キーがオ
ペレータによって押下されたり、各キーがバネによって
原状復帰されると、操作されたキーと操作イベントの内
容とを示す信号(以下、「キー入力信号」とも言う)
を、CPU1に入力する。
【0020】外部記憶装置4は、ハードディスクやMO
ディスクであり、CPU1によって実行される各種プロ
グラム(図2に示すオペレーティングシステム10,デ
モンストレーション対象や解析対象であるアプリケーシ
ョンプログラム11,上述したイベント記録再製プログ
ラム12,デバイスドライバ13)を格納しているとと
もに、アプリケーションプログラム11によって作成さ
れたデータや、イベント記録再生プログラム12によっ
て作成されたデータ(即ち、図22に示される記録テー
ブル群30)を、ファイル形式で保存する。<ソフトウ
ェアの概略構成>次に、上述した各デバイスドライバ1
3,オペレーティングシステム12,アプリケーション
プログラム11の機能とともに、イベント記録再生プロ
グラム12の機能の概略を、図2及び図3を用いて説明
する。
【0021】図2に示すように、各デバイスドライバ1
3は、ディスプレイ2,マウス6,キーボード7,等の
装置毎に、その装置の特性に合わせて各装置とオペレー
ティングシステム10との仲介を行うプログラムであ
る。特に、マウス6やキーボード7のような入力装置に
対応したデバイスドライバは、入力装置6,7から信号
が入力されると、その入力信号が示すイベント内容に対
応したイベントナンバー及び二つのパラメータ(パラメ
ータ1,パラメータ2)の組合せを特定し、特定した組
合せをメッセージとしてオペレーティングシステム10
に通知する。
【0022】オペレーティングシステム10は、各デバ
イスドライバ13から通知されたメッセージを、通知さ
れた順に、メッセージキュー10aに繋げる。なお、本
実施形態において使用されるオペレーティングシステム
10は、マイクロソフト社のウインドウズ98(商標)
である。
【0023】アプリケーションプログラム11は、例え
ばワードプロセッサや表計算プログラムであり、自身が
起動され且つアクティブとなっている場合には、メッセ
ージキュー10aに繋がれたメッセージのうち自己に対
応するものを、古いものから順番に一つづつ取り出し、
取り出したメッセージが示すイベント内容に応じた処理
を、実行する。なお、オペレーティングプログラム10
も、メッセージキュー10aに繋がれたメッセージのう
ち自己に対応するものを、古いものから順番に一つづつ
取り出し、取り出したメッセージが示すイベント内容に
応じた処理を、実行する。
【0024】イベント記録再生プログラム12も、自身
が起動されており且つアクティブとなっている場合に
は、アプリケーションプログラム11と同様に、メッセ
ージキュー10aに繋がれたメッセージを、古いものか
ら順番に一つづつ取り出し、取り出したメッセージが示
すイベントに応じた処理を、実行する。ここで実行可能
な処理は、図3に示した各機能(記録,編集,再生,
等)の選択,及び、編集が選択された場合における各種
の編集処理である。
【0025】記録又は再生が選択された場合には、イベ
ント記録再生プログラム12は、一旦非アクティブとな
り、オペレータによって選択されてアクティブとなった
アプリケーションプログラム11の裏において自動的に
処理(記録処理又は再生処理)を実行する。具体的に
は、記録が選択された場合には、アクティブなアプリケ
ーションプログラム11に対する入力装置6,7への操
作に基づいてメッセージキュー10aに繋げられたメッ
セージを読み出して(読出部に相当)、時計3によって
入力される時刻情報及び後述するガイドメッセージを付
加して(ガイドメッセージ付加部に相当)、共有メモリ
8a上にイベント記録(イベント記録テーブル)として
記録する(記録部に相当)。また、再生が選択された場
合には、共有メモリ8a上に存在するイベント記録を、
その時刻情報に従ったタイミングで、メッセージキュー
10aに繋げるとともに、そのイベント記録のガイドメ
ッセージのディスプレイ2上への表示を、オペレーティ
ングシステム10に依頼する(再生部に相当)。する
と、アクティブなアプリケーションプログラム11は、
各デバイスドライバ13によってメッセージがメッセー
ジキュー10aに繋がれた場合と同様に、イベント記録
再生プログラム12によってメッセージキュー10aに
繋がれたメッセーに応じて処理を実行し、処理実行状態
のディスプレイ2上への表示をオペレーティングシステ
ム10に依頼する。その結果、ディスプレイ2上では、
アプリケーションプログラム11による処理結果上に、
発生イベントの内容を文字で表すガイドメッセージが、
重ねて表示される。
【0026】なお、このような記録処理又は再生処理が
実行されている間に、予めオペレーションシステム10
に登録されていた特定イベント(例えば、特定のファン
クションキーの押下)の発生を示すメッセージがデバイ
スドライバ13によってメッセージキュー10aに繋が
れると、オペレーションシステム10は、イベント記録
再生プログラム12を再度アクティブにさせる。このよ
うにして再度アクティブとなったイベント記録再生プロ
グラム12は、それまで実行していた記録処理又は再生
処理を終了し、上記各機能の選択が可能な状態に戻る。
【0027】イベント記録再生プログラム12が上記記
録処理を実行することによって共有メモリ8a上に記録
されたイベント記録(イベント記録テーブル)は、イベ
ント記録再生プログラム12が上記編集処理を実行する
ことにより、ディスプレイ2上に一覧表示される(イベ
ント内容表示部に相当)。この時、イベント記録再生プ
ログラム12は、特定のイベント記録を検索して、検索
されたイベント記録に対応付けられたガイドメッセージ
を編集することができる(ガイドメッセージ付加部に相
当)。また、イベント記録再生プログラム12は、共有
メモリ8a上に存在するイベント記録(イベント記録テ
ーブル)をファイル形式で外部記憶装置4に保存した
り、外部記憶装置4にファイル形式で保存されているイ
ベント記録(イベント記録テーブル)を読み出して共有
メモリ8a上に展開することもできる。<イベント記録
再生プログラムによる処理内容>次に、上述したイベン
ト記録再生プログラムによる処理内容を、図4乃至図1
2の各フローチャート,図13乃至図21の各画面例,
及び、図22乃至図24の各テーブルに基づいて、詳細
に説明する。
【0028】オペレーティングシステム10の機能によ
ってイベント記録再生プログラム12が起動されると、
このイベント記録再生プログラム12は、図4のS00
1において、図13に示すような基本画面を、ディスプ
レイ2上に表示する。この基本画面は、多数のボタン
(オプションボタン20,記録開始ボタン21,記録の
保存ボタン22,記録の読込みボタン23,記録の編集
ボタン24,再生開始ボタン25,閉じるボタン26)
を含むダイアログである。
【0029】次のS002では、イベント記録再生プロ
グラム12は、メッセージキュー10aに繋がれたメッ
セージに基づいて、基本画面に対する入力装置6,7に
よる何らかの操作(即ち、マウスの平面移動に応じてオ
ペレーティングシステム10がディスプレイ2上で移動
させたカーソルが何れかのボタン20〜26に重なった
状態で左クリックボタンがクリックされることであり、
以下、「ボタン20〜26がクリックされること」と表
現する)があったか否かをチェックする。そして、オプ
ションボタン20がクリックされた場合には処理をS0
03に進め、記録開始ボタン21がクリックされた場合
には処理をS004に進め、記録保持ボタン22がクリ
ックされた場合には処理をS006に進め、記録読込ボ
タン23がクリックされた場合には処理をS007に進
め、記録編集ボタン24がクリックされた場合には処理
をS008に進め、再生開始ボタン25がクリックされ
た場合には処理をS009に進め、閉じるボタン26が
クリックされた場合には処理をS011に進める。
【0030】S003では、イベント記録再生プログラ
ム12は、オプション設定処理を実行する。即ち、イベ
ント記録再生プログラム12は、図示せぬオプション設
定画面を表示して、各種オプションの設定を受け付け
る。ここで設定されるオペションには、上述したガイド
メッセージが自動的に割り付けられるイベント種別の指
定,後述するイベント記録処理(S005)の終了を指
示するためのファンクションキーの指定,及び、後述す
るイベント再生処理(S010)の終了を指示するため
のファンクションキーの指定が、含まれている。そし
て、各種のオプション設定が完了すると、イベント記録
再生プログラム12は、図示せぬオプション設定画面を
閉じて、処理をS001に戻す。
【0031】一方、S004では、イベント記録再生プ
ログラム12は、基本画面を閉じる。そして、次のS0
05において、イベント記録処理を実行する。図5は、
このS05にて実行されるイベント記録処理サブルーチ
ンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入
って最初のS101では、イベント記録再生プログラム
12は、メッセージキュー10aの監視を開始する。
【0032】続いて、イベント記録再生プログラム12
は、S102乃至S106のループ処理を実行する。こ
のループ処理に入って最初のS102では、イベント記
録再生プログラム12は、新たにメッセージキュー10
aにメッセージが繋げられたか否かをチェックする。そ
して、新たなメッセージがメッセージキュー10aに繋
げられていなければ、イベント記録再生プログラム12
は、処理をS106に進める。
【0033】これに対して、新たなメッセージが繋げら
れていると、イベント記録再生プログラム12は、新た
に繋げられたメッセージを読み出して(読出部に相
当)、S103乃至S105の処理を実行する。即ち、
S103では、イベント記録再生プログラム12は、メ
ッセージキュー10aから読み出したメッセージが示す
イベントの発生時刻を、共有メモリ8a上の記録テーブ
ル群30に記録する。
【0034】この記録テーブル群30は、図22に示さ
れるように、一つのイベント記録テーブル31,このイ
ベント記録テーブル31に記録されている各イベントに
対応した複数の操作情報テーブル32及び標準ガイドメ
ッセージ形状テーブル33から、構成されている。イベ
ント記録テーブル31は、記録対象イベントのイベント
記録データを夫々4つのエントリ(「イベントNO」,
「イベント発生時刻」,「イベント情報」,「標準ガイ
ドメッセージ」)に登録するテーブルである。この「イ
ベントNO」には、イベント記録テーブル31に登録さ
れているイベントに対して時系列的に付与された一連の
通し番号が、書き込まれる。また、「イベント発生時
刻」には、イベントの発生時刻(実際には、イベント記
録処理を開始してから当該イベントを示すメッセージが
メッセージキュー10aに繋げられるまでの経過時間)
が、書き込まれる。また、「イベント情報」には、その
イベントのイベント内容自体が登録される操作情報テー
ブル32のポインタが、書き込まれる。また、「標準ガ
イドメッセージ」には、そのイベントに割り付けられた
ガイドメッセージの内容が登録される標準ガイドメッセ
ージ形状テーブル33のポインタが、書き込まれる。
【0035】各操作情報テーブル32は、夫々、4つの
エントリ(「メッセージNO」,「パラメータ1」,
「パラメータ2」,「イベント種別」)から、構成され
ている。これらのうち「メッセージNO」,「パラメー
タ1」,「パラメータ2」には、夫々、メッセージに含
まれるメッセージナンバー,パラメータ1,パラメータ
2が書き込まれる。また、「イベント種別」には、メッ
セージナンバーを分類することによって特定されるイベ
ントのカテゴリ(例えば、マウス6のクリックボタンに
関するイベントであるとか、キーボード7のキー押下に
関するイベントであるとかの種別)が、書き込まれる。
【0036】各標準ガイドメッセージ形状テーブルは、
夫々、6つのエントリ(「色」,「フォント」,「表示
サイズ」,「表示位置」,「ガイド表示/非表示」,
「文字テーブル」)から、構成されている。これらのう
ち「文字テーブル」には、ガイドメッセージを構成する
文言を示す文字コード列が、書き込まれる。また、「ガ
イド表示/非表示」には、そのイベント再生処理(S0
10)においてそのガイドメッセージを表示するか否か
が、書き込まれる。また、「色」,「フォント」,「表
示サイズ」,「表示位置」には、夫々、そのガイドメッ
セージを表示する場合における文字の色,文字のフォン
ト,表示サイズ,及び、表示位置が、書き込まれる。
【0037】このイベント記録処理サブルーチンに入っ
て最初にS103が実行される場合には、以上のような
記録テーブル群30は共有メモリ8a上に存在していな
いので、イベント記録再生プログラム12は、一イベン
ト記録データ分のエントリからなるイベント記録テーブ
ル31を作成して、その「イベント発生時刻」に、書き
込み対象イベントの発生時刻を書き込む。これに対し
て、このイベント記録処理サブルーチンに入って2回目
以降にS103が実行される場合には、イベント記録再
生プログラム12は、共有メモリ8a上に存在するイベ
ント記録テーブル31に一イベント記録データ分のエン
トリを追加して、その「イベント発生時刻」に、書き込
み対象イベントの発生時刻を書き込む。
【0038】次のS104では、イベント記録再生プロ
グラム12は、記録対象イベントのイベントナンバー及
びパラメータ1,2に基づいてイベント種別を特定する
とともに、これらイベント種別,イベントナンバー,パ
ラメータ1,2が書き込まれた操作情報テーブル32を
共有メモリ8a上に作成して、そのポインタを、イベン
ト記録テーブル31における記録対象イベントの「イベ
ント情報」に書き込む(記録部に相当)。
【0039】次のS105では、イベント記録再生プロ
グラム12は、標準ガイドメッセージ形状テーブル33
を作成し(この時点においては各エントリは空欄)、そ
のポインタを、イベント記録テーブル31における記録
対象イベントの「標準ガイドメッセージ」に書き込む。
更に、イベント記録再生プログラム12は、S104に
て操作情報テーブル32に書き込んだメッセージナンバ
ー,及びパラメータ1,2に基づいてイベント内容を解
析し、解析されたイベントの内容がS003にてガイド
メッセージを割り付けるものと設定されているかどうか
を調べ、ガイドメッセージを割り付けるものとして設定
されている場合には、そのイベント内容に対して予め対
応付けられたガイドメッセージを表す情報を、新規作成
した標準ガイドメッセージ形状テーブル33に書き込む
(ガイドメッセージ付加部に相当)。このS105の完
了後、イベント記録再生プログラム12は、処理をS1
06に進める。
【0040】S106では、イベント記録再生プログラ
ム12は、S003にてイベント記録処理の終了を指示
するものと設定された所定の操作があったか否かを、チ
ェックする。そして、終了を指示する操作がなければ、
イベント記録再生プログラム12は、処理をS102に
戻す。
【0041】これに対して、終了を指示する操作があれ
ば、イベント記録再生プログラム12は、S107にお
いて、このイベント記録処理を終了して、図4のメイン
ルーチンに処理を戻す。処理が戻された図4のメインル
ーチンでは、イベント記録再生プログラム12は、S0
05の完了後、処理をS001に戻す。
【0042】一方、S006では、イベント記録再生プ
ログラム12は、共有メモリ8a上に存在する記録テー
ブル群30を、ファイル化して、外部記憶装置5内に格
納する。このS006を完了すると、イベント記録再生
プログラム12は、処理をS001に戻す。
【0043】一方、S007では、イベント記録再生プ
ログラム12は、外部記憶装置5内にファイルとして格
納されている記録テーブル群30を、共有メモリ8a上
に読み込む。
【0044】一方、S008では、イベント記録再生プ
ログラム12は、イベント記録編集処理を実行する。図
6及び図7は、S008にて実行されるイベント記録編
集処理サブルーチンを示すフローチャートである。この
フローチャートに入って最初のS201では、イベント
記録再生プログラム12は、このイベント編集処理にお
いて使用する各変数を初期化する。具体的には、イベン
トのスペクトル表示(S203)において利用される起
点(S)を、記録スタート時刻(00:00)に設定し、イ
ベントのスペクトル表示(S203)において利用され
る表示範囲時間(T)を、全体時間(記録スタート時刻
から記録終了時刻まで)に設定し、イベントのシンボル
表示(S204)において利用される基点(S’)を、
記録スタート時刻(00:00)に設定し、イベントのシン
ボル表示(S204)において利用される表示範囲時間
(T’)を、所定の時間幅に設定し、イベントの文字表
示(S205)において利用される起点(S”)を、記
録スタート時刻(00:00)に設定する。また、表示対象
のイベント内容を“無し”と設定する。
【0045】次のS202では、イベント記録再生プロ
グラム12は、ディスプレイ2上に、図14に示される
イベント表示画面を開く。このイベント表示画面は、ス
ペクトル表示領域41,シンボル表示領域42,文字表
示領域43,及び、イベント検索領域44に、区分され
ている。
【0046】スペクトル表示領域41には、起点(S)
から表示範囲時間(T)の間に記録されている各イベン
ト記録データの発生時刻をそのイベント種別に対応した
色のバーによって示す一軸グラフであるスペクトルグラ
フ411,このスペクトルグラフ411の横軸(時間
軸)に沿って移動可能に表示されたスライダック41
2,スペクトルグラフ411の表示範囲をイベント記録
テーブル13に記録された全範囲とするかその一部とす
るかを選択するための全部チェックボックス413及び
一部チェックボックス414,一部チェックボックス4
14がクリックされた場合に基点(S)及び表示範囲時
間(T)が夫々入力される基点テキストボックス415
及び表示範囲テキストボックス416が、含まれてい
る。
【0047】また、シンボル表示領域42には、基点
(S’)から表示範囲時間(T’)の間に記録されてい
る各イベントの発生時刻をそのイベント内容に対応した
シンボルによって示すとともにその両端にスクロールボ
タン421a,421bを有する一軸グラフである詳細
グラフ421,並びに、基点(S’)及び表示範囲時間
(T’)が夫々入力される基点テキストボックス422
及び表示範囲テキストボックス423が、含まれてい
る。
【0048】また、文字表示領域43には、各表示対象
イベント毎に、その表示対象イベントのイベント内容,
発生時刻,イベントナンバー,イベント内容の詳細処理
内容を表形式にて文字表示するリストボックス431及
びこのリストボックスをスクロールするためのスクロー
ルバー432が、含まれている。
【0049】また、イベント検索領域44には、表示対
象イベントのイベント内容を指定するために個々のイベ
ント内容に夫々対応付けられた複数の検索対象ボタン4
41,表示対象イベントのイベントナンバーが入力され
るイベントナンバー検索テキストボックス442,表示
対象イベントの発生時刻が入力されるイベント時刻検索
テキストボックス443,詳細設定ボタン444,及
び、戻るボタン445が、含まれている。
【0050】但し、このイベント記録編集処理に入って
から最初にS202が実行される時点においては、イベ
ント表示画面の各欄(スペクトルグラフ411,詳細グ
ラフ421,リストボックス431,各テキストボック
ス415,416,442,443,等)は空欄のまま
である。
【0051】次のS203では、イベント記録再生プロ
グラム12は、イベントのスペクトル表示処理を実行す
る。図8は、S203にて実行されるイベントスペクト
ル表示処理サブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンに入って最初のS301では、イベン
ト記録再生プログラム12は、共有メモリ8a上のイベ
ント記録テーブル31から、そのイベント発生時刻が起
点(S)から表示範囲時間(T)の間に含まれるイベン
ト記録データ,及び、それに対応する操作情報テーブル
32を読み込む。
【0052】次のS302では、S301にて読み込ん
だ各イベント記録データに基づいて、各イベントのスペ
クトルグラフ411内での表示位置を計算する。即ち、
表示範囲時間(T)に対する起点(S)からイベント発
生時刻までの時間の比率が、スペクトルグラフ411の
全長に対する原点から表示位置までの距離の比率に一致
するように、各イベントの表示位置を計算する。ここで
算出される表示位置は、あくまでも数値上のものなの
で、小数点以下精度を有する。
【0053】次のS303では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S302にて算出した各イベントの表示
位置同士の時間間隔を、計算する。
【0054】次のS304では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S301にて読み込んだ各イベント記録
データ及び操作情報テーブル32に基づいて、各イベン
トのイベント種別を認識する。そして、認識した各イベ
ント種別を、自身が有するイベント・色対応テーブル
(図23参照)に照らし合わせて、夫々に対応付けられ
た表示色を特定する。
【0055】次のS305では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S303にて算出した各イベントの表示
位置同士の時間間隔及びS304にて特定した各イベン
トの表示色を利用して、S301にて読み込んだ各イベ
ント記録データを、スペクトル情報(スペクトルグラフ
411を表示させるための情報)に変換する。具体的に
は、スペクトルグラフ411の横軸(時間軸)方向にけ
るピクセル幅(単位:ピクセル数)を表示時間間隔
(T)で除算することによって、変換率(即ち、S30
3での時間間隔のディメンションにおける単位時間当た
りのピクセル幅)Xを算出する。そして、各イベントの
表示位置同士の時間間隔に変換率Xを夫々乗ずることに
より、スペクトルグラフ411内における各イベントの
表示位置を決定し、各イベントの表示位置とその表示色
(S304参照)との組合せからなるスペクトル情報P
を生成する。但し、S305の実行時点において表示対
象として特定されていないイベント内容のイベントに関
しては、スペクトル情報Pからその表示位置と表示色と
をフィルタリング(排除)する。
【0056】次のS306では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S305にて生成されたスペクトル情報
Pに基づいて、イベント表示画面のスペクトルグラフ4
11の中身を表示する(イベント内容表示部に相当)。
このS306を完了すると、イベント記録再生プログラ
ム12は、このイベントスペクトル表示サブルーチンを
終了して、処理を図6に戻す。
【0057】処理が戻された図6のルーチンにおいて、
イベント記録再生プログラム12は、S203の次のS
204において、イベントシンボル表示処理を実行す
る。図9は、S204にて実行されるイベントシンボル
表示処理サブルーチンを示すフローチャートである。こ
のサブルーチンに入って最初のS401では、イベント
記録再生プログラム12は、共有メモリ8a上のイベン
ト記録テーブル31から、そのイベント発生時刻が起点
(S’)から表示範囲時間(T’)の間に含まれるイベ
ント記録データ,及び、それに対応する操作情報テーブ
ル32を読み込む。
【0058】次のS402では、S401にて読み込ん
だ各イベント記録データに基づいて、各イベントの詳細
グラフ421内での表示位置を計算する。即ち、表示範
囲時間(T’)に対する起点(S’)からイベント発生
時刻までの時間の比率が、詳細グラフ412の全長に対
する原点から表示位置までの距離の比率に一致するよう
に、各イベントの表示位置を計算する。ここで算出され
る表示位置は、あくまでも数値上のものなので、小数点
以下の精度を有する。
【0059】次のS403では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S402にて算出した各イベントの表示
位置同士の時間間隔を、計算する。
【0060】次のS404では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S401にて読み込んだ各イベント記録
データ及び操作情報テーブル32に基づいて、各イベン
トのイベント内容を認識する。そして、認識した各イベ
ント内容を、自身が有するイベント・シンボル対応テー
ブル(図24参照)に照らし合わせて、夫々に対応付け
られたシンボルに変換する。但し、S404の実行時点
において表示対象として特定されていないイベント内容
のイベントに関しては、変換後のシンボルをフィルタリ
ング(排除)する。
【0061】次のS405では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S404にて変換されたシンボルを、夫
々のイベントに関してS403にて算出された時間間隔
に従って、詳細グラフ421内に表示する(イベント内
容表示部に相当)。このS405を完了すると、イベン
ト記録再生プログラム12は、このイベントシンボル表
示サブルーチンを終了して、処理を図6に戻す。
【0062】処理が戻された図6のルーチンにおいて、
イベント記録再生プログラム12は、S204の次のS
205において、イベント文字表示処理を実行する。図
10は、S205にて実行されるイベント文字表示処理
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンに入って最初のS501では、イベント記録再生
プログラム12は、共有メモリ8a上のイベント記録テ
ーブル31の中から、そのイベント発生時刻が起点
(S”)以降のものから順番に、対応する操作情報テー
ブル32内におけるメッセージナンバー,及びパラメー
タ1,2の組合せが表示対象と設定されているイベント
内容に対応するイベント記録データを、探し出す。そし
て、探し出されたイベント記録データの個数が、リスト
ボックス431における表示可能行数に達すると、この
S501を完了する。
【0063】次のS502では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S501にて探し出された各イベント記
録データ及びそれぞれに対応する操作情報テーブル32
に基づいて、リストボックス431の各項目に相当する
内容の文字列を生成して、各項目に合わせて編集する。
【0064】次のS503では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S502にて編集された文字列に従っ
て、リストボックス431の中身を表示する(イベント
内容表示部に相当)。このS503を完了すると、イベ
ント記録再生プログラム12は、このイベント文字表示
サブルーチンを終了して、処理を図6に戻す。
【0065】処理が戻された図6のルーチンにおいて、
イベント記録再生プログラム12は、S205の次のS
206において、メッセージキュー10aに繋がれたメ
ッセージに基づいて、イベント表示画面に対する入力装
置6,7による何らかの操作(即ち、チェックボックス
413,414,各スクロールボタン412a,412
b,各検索対象ボタン441,詳細設定ボタン444,
戻るボタン445,リストボックス431中の何れかの
行がクリックされること、スライダック412又はスク
ロールバー432がクリックされている間にマウスが平
面移動されること[以下、ドラッグされることと言
う],若しくは、各テキストボックス415,416,
422,423,442,443がクリックされた直後
にキーボード7の数字キーが押下されること[以下、数
字入力されることという])があったか否かをチェック
する。そして、全部チェックボックス413がクリック
された場合には場合には処理をS207に進め、スペク
トル表示領域41の一部チェックボックス414がクリ
ックされた後に起点テキストボックス415が数字入力
された場合には処理をS208に進め、スペクトル表示
領域41の一部チェックボックス414がクリックされ
た後に表示範囲テキストボックス416が数字入力され
た場合には処理をS209に進め、シンボル表示領域4
2の起点テキストボックス422が数字入力された場
合,スライダック412がドラッグされた場合,又は、
何れかのスクロールボタン412a,412bがクリッ
クされた場合には処理をS210に進め、シンボル表示
領域42の表示範囲テキストボックス423が数字入力
された場合には処理をS211に進め、スクロールバー
432がドラッグされた場合には処理をS212に進
め、何れかの検索対象ボタン441がクリックされた場
合には処理をS213に進め、イベントNO検索テキス
トボックス442又はイベント時刻検索テキストボック
ス443が数字入力された場合には処理をS214に進
め、リストボックス431中の何れかの行がクリックさ
れた直後に詳細設定ボタン444がクリックされた場合
には処理をS215に進め、戻るボタン445がクリッ
クされた場合には処理をS216に進める。
【0066】S207では、イベント記録再生プログラ
ム12は、スペクトル表示の起点S及び表示範囲時間T
を初期化する。このS207の完了後、イベント記録再
生プログラム12は、処理をS202に戻す。
【0067】一方、S208では、イベント記録再生プ
ログラム12は、基点テキストボックス415に数字入
力された時刻を、スペクトル表示の起点Sに設定する。
なお、この際に、シンボル表示の基点S’がスペクトル
表示の基点S以前となってしまう場合には、イベント記
録再生プログラム12は、シンボル表示の基点S’をス
ペクトル表示の基点Sに一致させる。このS208の完
了後、イベント記録再生プログラム12は、処理をS2
02に戻す。
【0068】一方、S209では、イベント記録再生プ
ログラム12は、表示範囲テキストボックス416に数
字入力された表示時間範囲を、スペクトル表示の表示時
間範囲Tに設定する。なお、この際、シンボル表示の表
示時間範囲T’がスペクトル表示の表示時間範囲Tを超
えてしまう場合には、イベント記録再生プログラム12
は、シンボル表示の表示時間範囲T’をスペクトル表示
の表示時間範囲T内に収まるように調整する。このS2
09の完了後、イベント記録再生プログラム12は、処
理をS202に戻す。
【0069】一方、S210では、イベント記録再生プ
ログラム12は、基点テキストボックス422に数字入
力された時刻,又は、スライダック412の位置がスペ
クトルグラフ411の時間軸において示す時刻を、シン
ボル表示の基点S’に設定する。若しくは、イベント記
録再生プログラム12は、シンボル表示の基点S’に設
定されている時刻を、スクロールボタン412a,41
2bに対するクリック継続時間に応じて、前後にずら
す。このS210の完了後、イベント記録再生プログラ
ム12は、処理をS202に戻す。
【0070】一方、S211では、イベント記録再生プ
ログラム12は、表示範囲テキストボックス423に数
字入力された表示時間範囲を、シンボル表示の表示時間
範囲T’に設定する。このS211の完了後、イベント
記録再生プログラム12は、処理をS202に戻す。
【0071】一方、S212では、イベント記録再生プ
ログラム12は、文字表示の基点S”に設定されている
時刻を、スクロールバー432の位置に応じて、前後に
ずらす。このS212の完了後、イベント記録再生プロ
グラム12は、処理をS202に戻す。
【0072】一方、S213では、イベント記録再生プ
ログラム12は、クリックされた検索対象ボタン441
に対応したイベント内容を有するイベント記録データ
を、表示対象として設定する。このS213の完了後、
イベント記録再生プログラム12は、処理をS202に
戻す。
【0073】一方、S214では、イベント記録再生プ
ログラム12は、イベントNO検索テキストボックス4
42に数字入力されたイベントナンバーを有するイベン
ト記録データ,又は、イベント時刻検索テキストボック
ス443に数字入力されたイベント発生時刻を有するイ
ベント記録データを、表示対象として設定する。このS
214の完了後、イベント記録再生プログラム12は、
処理をS202に戻す。
【0074】一方、S215では、イベント記録再生プ
ログラム12は、ガイドメッセージ編集処理を実行する
(ガイドメッセージ付加部に相当)。図11は、S21
5にて実行されるガイドメッセージ編集処理サブルーチ
ンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入
って最初のS601では、イベント記録再生プログラム
12は、図15に示すメッセージ編集画面を開く。
【0075】このメッセージ編集画面には、メッセージ
制御欄51,メッセージ設定欄52,決定ボタン53,
及び、戻るボタン54が、含まれている。メッセージ制
御欄51には、処理対象イベント記録データ(即ち、詳
細設定ボタン444がクリックされる直前にリストボッ
クス431内でクリックされた行が示すイベント記録デ
ータ)に割り付けられているガイドメッセージ(即ち、
処置対象イベント記録データの「標準ガイドメッセー
ジ」中のポインタが示す標準ガイドメッセージ形状テー
ブル33の内容)に対する処理の種類を選択するため
の、複数のオプションボタンが含まれている。また、メ
ッセージ設定欄52には、メッセージ制御欄51内でク
リックされたオプションボタン毎に、そのオプションボ
タンに対応した処理の設定を行うための入力項目(各種
ボタンやテキストボックス等)が、表示される(図15
の例においては、メッセージ制御欄51内で「何もしな
い」オプションボタンがクリックされたために、入力項
目が何も表示されていない)。
【0076】次のS602では、イベント記録再生プロ
グラム12は、メッセージ制御欄51内の何れかのオプ
ションボタンがクリックされたか否かを、チェックす
る。そして、イベント記録再生プログラム12は、何れ
のオプションボタンもクリックされていなければ処理を
S607に進め、何れかのオプションボタンがクリック
されていれば処理をS603に進める。
【0077】S603では、イベント記録再生プログラ
ム12は、クリックされたオプションボタンに対応する
入力項目を、メッセージ設定欄52に表示する。図16
は、「メッセージ変更する」オプションボタンがクリッ
クされた場合にメッセージ設定欄52に表示される入力
項目(変更後又は新規[標準ガイドメッセージが割り当
てられていない場合又はガイドメッセージが削除されて
しまった場合]のガイドメッセージ文字列が文字入力さ
れる文字列テキストボックス521,横方向表示位置が
数字入力される表示位置LEFTテキストボックス522,
縦方向表示位置が数字入力される表示位置TOPテキスト
ボックス523,等)を、示す。
【0078】また、図17は、「メッセージを移動す
る」オプションボタンがクリックされた場合にメッセー
ジ設定欄52に表示される入力項目(ガイドメッセージ
の表示位置をディスプレイの上縁に合わせることが選択
されるオプションボタン526,ガイドメッセージの表
示位置をディスプレイの下縁に合わせることが選択され
るオプションボタン527,ガイドメッッセージの表示
位置を現状のままとすることが選択されるオプションボ
タン528,ガイドメッセージの表示位置を任意位置と
することが選択されるオプションボタン529,オプシ
ョンボタン529がクリックされた場合に横方向表示位
置が数字入力される表示位置LEFTテキストボックス52
4,及び、縦方向表示位置が数字入力される表示位置TO
Pテキストボックス525)を、示す。
【0079】また、図18は、「メッセージのサイズを
変更する」オプションボタンがクリックされた場合にメ
ッセージ設定欄52に表示される入力項目(ガイドメッ
セージの表示横幅が数字入力されるWIDTHテキストボッ
クス530,ガイドメッセージの表示縦幅が数字入力さ
れるHEIGHTテキストボックス531,ガイドメッセージ
表示横幅を現状のままにするためにクリックされる現在
の幅にするボタン532,ガイドメッセージの表示横幅
をディスプレイの幅に合わせるためにクリックされる画
面の幅にするボタン532,等)を、示す。
【0080】また、図19は、「メッセージの文字設定
を行う」オプションボタンがクリックされた場合にメッ
セージ設定欄52に表示される入力項目(ガイドメッセ
ージの文字種別を設定するためにクリックされる文字種
別ボタン534,文字色を設定するためにクリックされ
る文字色ボタン535,背景色を設定するためにクリッ
クされる背景色ボタン536,等)を、示す。このS6
03の完了後、イベント記録再生プログラム12は、メ
ッセージ設定欄52に表示されている各入力項目に対す
る入力(ボタンに対するクリック,並びに、テキストボ
ックスに対する文字入力及び数字入力)が可能になる。
但し、メッセージ設定欄52の入力項目を行っただけで
は、標準ガイドメッセージ形状テーブル33の更新はな
されない。
【0081】次のS604では、イベント記録再生プロ
グラム12は、決定ボタン53がクリックされたか否か
をチェックする。そして、決定ボタン53がクリックさ
れていない場合には、イベント記録再生プログラム12
は、処理をS607に進める。
【0082】S607では、イベント記録再生プログラ
ム12は、戻るボタン54がクリックされたか否かをチ
ェックする。そして、戻るボタン54がクリックされて
いない場合には、イベント記録再生プログラム12は、
処理をS602に戻す。
【0083】以上のS602乃至S607のループ処理
を繰り返した結果、戻るボタン54がクリックされた場
合には、イベント記録再生プログラム12は、標準ガイ
ドメッセージ形状テーブル33の更新を行うことなく、
処理をS606に進める。
【0084】これに対して、S602乃至S607のル
ープ処理を繰り返した結果、決定ボタン53がクリック
された場合には、イベント記録再生プログラム12は、
S605において、メッセージ設定欄52の各入力項目
への入力内容,即ち、設定内容に従って、標準ガイドメ
ッセージ形状テーブル33を書き換える(ガイドメッセ
ージ付加部に相当)。このS605を完了すると、イベ
ント記録再生プログラム12は、処理をS606に進め
る。
【0085】S606では、イベント記録再生プログラ
ム12は、メッセージ編集画面を閉じる。このS606
を完了すると、イベント記録再生プログラム12は、処
理を図6のルーチンに戻す。
【0086】処理が戻された図6のルーチンでは、イベ
ント記録再生プログラム12は、処理をS215からS
202に戻す。
【0087】一方、S216では、イベント記録再生プ
ログラム12は、イベント表示画面を閉じる。このS2
16を完了すると、イベント記録再生プログラム12
は、処理を図4のメインルーチンに戻す。
【0088】処理が戻された図4のメインルーチンで
は、イベント記録再生プログラム12は、処理をS00
8からS001に戻す。
【0089】一方、S009では、イベント記録再生プ
ログラム12は、基本画面を閉じる。
【0090】次のS010では、イベント記録再生プロ
グラム12は、イベント再生処理を実行する(再生部に
相当)。図12は、S010にて実行されるイベント再
生処理サブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンに入って最初のS701では、イベント記
録再生プログラム12は、再生を開始する。
【0091】次のS702では、イベント記録再生プロ
グラム12は、共有メモリ8a上に存在するイベント記
録テーブル31から、イベントナンバーをインデックス
に、未処理のイベント記録データのうち最も古いものを
取り出す。
【0092】次のS703では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S702にて取り出したイベント記録デ
ータ中の「イベント情報」に記載されたポイントが示す
操作情報テーブル32を読み出し、この操作情報テーブ
ル32中のメッセージナンバー,パラメータ1及びパラ
メータ2を、メッセージとしてメッセージキュー10a
に繋げる。
【0093】次のS704では、イベント記録再生プロ
グラム12は、S703にて取り出したイベント記録デ
ータ中の「標準ガイドメッセージ」に記載されたポイン
トが示す標準ガイドメッセージ形状テーブル33を読み
出し、この操作ガイドメッセージ形状テーブル33内の
各情報による指定に従って、ガイドメッセージをディス
プレイ2上に表示する。
【0094】次のS705では、イベント記録再生プロ
グラム12は、イベント記録テーブル31中の全イベン
ト記録データを取り出したか否かをチェックする。そし
て、全イベント記録データを未だ取り出していない場合
には、イベント記録再生プログラム12は、S706に
おいて、S003にてイベント再生処理の終了を指示す
るものと設定された所定の操作があったか否かを、チェ
ックする。そして、終了を指示する操作がなければ、イ
ベント記録再生プログラム12は、処理をS702に戻
す。
【0095】以上のS702乃至S706のループ処理
を繰り返した結果、イベント再生処理の終了を指示する
ものと設定された所定の操作があった場合には、イベン
ト記録再生プログラム12は、処理をS706からS7
07へ進める。また、上記ループ処理を繰り返した結
果、イベント記録テーブル31中の全イベント記録デー
タが取り出されてしまった場合には、イベント記録再生
プログラム12は、処理をS705からS707に進め
る。
【0096】S707では、イベント記録再生プログラ
ム12は、このイベント終了処理を終了して、処理をS
4のメインルーチンに戻す。処理が戻された図4のメイ
ンルーチンでは、イベント記録再生プログラム12は、
処理をS010からS001に戻す。
【0097】一方、S011では、イベント記録再生プ
ログラム12は、基本画面を閉じる。このS011の完
了後、イベント記録再生プログラム12は、全ての処理
を終了する。 <実施形態の動作>次に、上述したように構成された本
実施形態によるイベント記録再生装置の動作を、具体的
な例に基づいて、説明する。なお、以下の説明は、所定
のアプリケーションプログラム11のデモンストレーシ
ョン用にイベント記録データを作成する場合の例とし
て、行う。
【0098】最初に、動作見本を行うオペレータは、オ
ペレーティングシステム10が起動しているコンピュー
タ上で、イベント記録再生プログラム12を起動する。
そして、基本画面上で、オプションボタン20をクリッ
クして、図示せぬオプション設定画面を表示させ、この
オプション設定画面上において、標準ガイドメッセージ
を割り付けるイベント内容を設定する(S003)。こ
こでは、“マウスの移動”については指定せず、“マウ
ス左ボタンダウン”,“マウス左ボタンアップ”,“マ
ウス右ボタンダウン”,“マウス右ボタンアップ”,
“キーダウン”,及び“キーアップ”を標準ガイドメッ
セージ割付対象イベントとして設定する。また、オペレ
ータは、このオプション画面上において、イベント記録
処理(S005)及びイベント再生処理(S010)に
対する終了を指示するためのファンクションキーを設定
する。
【0099】次に、イベント記録再生プログラム12
は、基本画面中の記録開始ボタン21をクリックし、イ
ベント記録処理を開始する(S005)。このイベント
記録処理は自動的に実行され、ディスプレイ2上にはイ
ベント記録生成プログラム12による画面(ダイアロ
グ)は表示されないので、オペレータは、イベント記録
再生プログラム12を意識することなく、デモンストレ
ーション対象のアプリケーションプログラム11に対す
る操作を行うことができる。このようにオペレータがア
プリケーションプログラム11に対する操作を行ってい
る間、イベント記録再生プログラム12は、その一連の
操作内容を、イベント毎に(例えば、マウスボタンのク
リックという操作に関しては、“マウスボタンダウ
ン”,“マウスボタンアップ”という各イベント毎
に)、イベント発生時刻とメッセージナンバー,パラメ
ータ1及びパラメータ2の組み合わせとからなるイベン
ト記録データとして、記録テーブル群30に記録する
(S103〜S105)。また、オプション設定処理
(S003)においてガイドメッセージ割付対象として
予め設定されていたイベント内容のイベントについて
は、イベント記録再生プログラム12は、そのイベント
内容に対応した所定のガイドメッセージを、記録テーブ
ル群30内の標準ガイドメッセージ形状テーブル33に
記録する。
【0100】オペレータは、デモンストレーション対象
のアプリケーションプログラム11に対する一連の操作
を完了して、このアプリケーションプログラム11を終
了すると、オプション設定処理(S003)において予
め設定されていた所定のファンクションキーをキーボー
ド7中において押下する。すると、イベント記録再生プ
ログラム12によるイベント記録処理が終了し(S10
7)、再度、基本画面が表示される(S001)。オペ
レータは、ここで、イベント記録によって共有メモリ8
a上に生成された記録テーブル群30を、外部記憶装置
4内にファイルとして格納することができる(S00
6)。
【0101】次に、オペレータは、記録テーブル群30
に登録されているイベント記録データについてのガイド
メッセージを編集する必要があれば、記録の編集ボタン
24をクリックする。すると、イベント記録再生プログ
ラム12は、イベント記録編集処理を開始する(S00
8)。このイベント記録編集処理においえは、最初に諸
変数(S,T,S’,T’,S”)を初期化する初期設
定がなされるので(S201)、続いて表示されるイベ
ント表示画面では(S202)、スペクトル表示領域4
1中のスペクトルグラフ411が、記録テーブル群30
に登録されているイベント記録の記録開始時から記録終
了時に至る期間分の表示を行い(S203)、シンボル
表示領域42の詳細グラフ421が、イベント記録開始
時から所定時間(T’)内の表示を行う(S204)。
但し、初期設定(S201)においては、表示対象とし
て何も設定されていないので、スペクトルグラフ41
1,詳細グラフ421,及びリストボックス431内に
表示される具体的なイベント記録データはない。
【0102】次に、オペレータがイベント検索領域44
内に表示されている一又は複数又は全部の検索対象ボタ
ン441をクリックすると、その検索対象ボタン441
に対応したイベント内容が表示対象として設定される
(S213)。その結果、スペクトルグラフ411内に
おいて、表示期間内において発生していたイベントがそ
のイベント種別に対応した色のバーとして表示され、詳
細グラフ421内において、表示期間内において発生し
ていたイベントのシンボルが表示される。また、リスト
ボックス431内においては、表示対象イベント内容の
イベント記録データが基点(この時点においては記録開
始時)から順番に4件分だけ文字表示される。
【0103】また、オペレータがスペクトル表示領域4
1中の一部チェックボックス414をクリックするとと
もに基点テキストボックス415及び表示範囲テキスト
ボックス416に数字入力を行うと、スペクトルグラフ
411の表示期間が、テキストボックス415に数字入
力された基点(S)から表示範囲テキストボックス41
6に数字入力された表示範囲時間(T)の間の期間に変
更され(S208,S209)、その期間内に発生して
いたイベントが表示される。
【0104】また、オペレータがスライダック412を
ドラッグして移動させるか、シンボル表示領域42内の
基点テキストボックス422及び表示範囲テキストボッ
クス423に数字入力を行うか、何れかのスクロールボ
タン421a,421bをクリックすると、詳細グラフ
421の表示期間が、それに応じて変更される(S21
0)。その結果、その表示期間内に発生していたイベン
トが表示される。
【0105】また、オペレータが文字表示領域43内の
スクロールバー432をドラッグして移動させると、基
点(S”)が変更されるので(S212)、リストボッ
クス431内に表示されるイベントが、基点(S”)以
降に発生したものに変更される。
【0106】また、オペレータがイベントNO検索テキス
トボックス442にイベントナンバーを数字入力する
と、表示対象イベントが、このイベントNO検索テキスト
ボックス442内に数字入力されたイベントナンバーを
有するもののみとなり(S214)、そのイベントが、
スペクトルグラフ411,詳細グラブ421及びリスト
ボックス431内に表示される。
【0107】同様に、オペレータがイベント時刻検索テ
キストボックス443にイベント発生時刻を数字入力す
ると、表示対象イベントが、このイベント時刻検索テキ
ストボックス443に数字入力された時刻に発生したも
ののみとなり(S214)、そのイベントが、スペクト
ルグラフ411,詳細グラブ421及びリストボックス
431内に表示される。
【0108】オペレータは、以上のような様々な操作を
繰り返すことによって(具体的には、スペクトルグラフ
411から詳細グラフ421へ、更にリストボックス4
31へとと探索範囲を狭め)、最終的に、ガイドメッセ
ージ編集対象のイベント記録データをリストボックス4
31内に表示させる。このようにして、ガイドメッセー
ジ編集対象のイベント記録データがリストボックス43
1内に表示されると、オペレータは、ガイドメッセージ
編集対象のイベント記録データの行をクリックしてから
詳細設定ボタン444をクリックする。すると、メッセ
ージ表示画面が表示されるので(S601)、オペレー
タは、メッセージ制御欄51内から、編集目的に合致し
たオプションボタンをクリックして、そのオプションボ
タンに対応してメッセージ設定欄52内に表示された各
入力項目に対して適宜入力を行うことによって、ガイド
メッセージの編集を行う。その後、編集結果を確定した
い場合には、オペレータは決定ボタン53をクリックす
る。すると、その編集結果に応じて、記録テーブル群3
0の標準ガイドメッセージ形状テーブル33が変更され
る(S605)。これに対して、編集結果をキャンセル
した場合には、オペレータは戻るボタン54をクリック
する。更に、別の編集目的に従った編集を行いたい場合
には、オペレータは、上記操作を繰り返す。このように
して、オペレータは、各イベント記録データに割り付け
られていた標準ガイドメッセージを変更したり削除した
り、また、標準ガイドメッセージが割り付けられてなか
ったイベント記録データに対してガイドメッセージを追
加し、更に、編集を行う。
【0109】この編集目的の一つにメッセージのサイズ
変更があり、対応するメッセージ設定欄52が図18に
示される。いま、イベント再生処理(S010)におい
て図20に示されるように表示されるガイドメッセージ
があるとする。このガイドメッセージの表示サイズを変
更するために、図18に示されるメッセージ設定欄52
の画面の幅にするボタン533がクリックされた後に決
定ボタン53がクリックされると、そのガイドメッセー
ジに関する標準ガイドメッセージ形状テーブル33内の
表示サイズにおける横幅が、ディスプレイ2の横幅と一
致される。その結果、イベント再生処理(S010)で
は、図21に示されるように、ガイドメッセージがディ
スプレイの横幅一杯に表示される。
【0110】以上のような編集を行った後に、オペレー
タがイベント表示画面の戻るボタン445をクリックす
ると、基本画面が再度表示される(S001)。オペレ
ータは、ここで、イベント記録によって共有メモリ8a
上に生成された記録テーブル群30を、外部記憶装置4
内にファイルとして格納することができる(S00
6)。
【0111】以上のようなイベント記録処理(S00
5)を実行した直後,イベント記録編集処理(S00
8)を実行した直後、若しくは、一般外部記憶装置4内
に保存した記録テーブル群30を共有メモリ8a上に読
み出した後に、オペレータは、基本画面中の再生開始ボ
タン25をクリックする。なお、イベント記録処理がデ
モンストレーション対象アプリケーションプログラム1
1の起動後に開始されていた場合には、オペレータは、
このアプリケーションプログラム11を起動した後に再
生開始ボタン25をクリックする。すると、イベント記
録再生プログラム12は、イベント記録テーブル31か
ら、イベントナンバー順に、各イベント記録データを、
その発生時刻のタイミングにてメッセージキュー10a
に繋げる(S703)。これにより、アプリケーション
プログラム11に対して、一連の操作が自動的に再現さ
れる。この時同時に、各イベント記録データの発生時刻
のタイミングにてそのガイドメッセージがディスプレイ
2上に表示されるので、ディスプレイ2上で自動実行さ
れているアプリケーションプログラム2を見ている人
は、画面上でなされる動作がどのような操作に基づくも
のであるかを、容易に知ることができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイベント
記録再生システム,及び、コンピュータ可読媒体に格納
されたイベント記録再生プログラムを実行するコンピュ
ータによると、記録されたイベントの内容自体を、画面
上で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるイベント記録再生
システムのハードウェア構成を示すブロック図
【図2】 本発明の実施の形態であるイベント記録再生
システムのソフトウェア構成を示すブロック図
【図3】 図3のイベント記録再生プログラムに対する
情報の入出力を示すブロック図
【図4】 イベント記録再生プログラムによる処理内容
を示すフローチャート
【図5】 図4のS005にて実行されるイベント記録
処理サブルーチンを示すフローチャート
【図6】 図4のS008にて実行されるイベント記録
編集処理サブルーチンを示すフローチャート
【図7】 図4のS008にて実行されるイベント記録
編集処理サブルーチンを示すフローチャート
【図8】 図6のS203にて実行されるイベントのス
ペクトル表示処理サブルーチンを示すフローチャート
【図9】 図6のS204にて実行されるイベントのシ
ンボル表示処理サブルーチンを示すフローチャート
【図10】 図6のS205にて実行されるイベントの
文字表示処理サブルーチンを示すフローチャート
【図11】 図7のS215にて実行されるガイドメッ
セージ編集処理サブルーチンを示すフローチャート
【図12】 図4のS010にて実行されるイベント再
生処理サブルーチンを示すフローチャート
【図13】 基本画面を示す図
【図14】 イベント表示画面を示す図
【図15】 メッセージ編集画面を示す図
【図16】 図15のメッセージ設定欄の表示例
【図17】 図15のメッセージ設定欄の表示例
【図18】 図15のメッセージ設定欄の表示例
【図19】 図15のメッセージ設定欄の表示例
【図20】 ガイドメッセージの表示例
【図21】 ガイドメッセージの表示例
【図22】 記録テーブル群の構造を示す図
【図23】 イベント・色対応テーブルを示す図
【図24】 イベント・シンボル対応テーブルを示す図
【符号の説明】
1 CPU 6 マウス 7 キーボード 8a 共有メモリ 10a メッセージキュー 11 アプリケーションプログラム 12 イベント記録再生プログラム 13 デバイスドライバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイ及び入力装置を有するコンピ
    ュータの前記入力装置への操作内容をイベント毎に記録
    するイベント記録再生システムであって、 前記イベント毎にそのイベント内容を示すデータとして
    デバイスドライバがメッセージキューに繋げるメッセー
    ジを、読み出す読出部と、 前記読出部によって読み出されたメッセージが示すイベ
    ント内容を記録する記録部と、 前記イベント内容にガイドメッセージを付すガイドメッ
    セージ付加部と、 前記記録部に記録されたイベント内容を、他のプログラ
    ムによって取り出されるメッセージとして前記メッセー
    ジキューに繋げるとともに、そのイベント内容に付加さ
    れたガイドメッセージを前記ディスプレイに表示する再
    生部とを備えたことを特徴とするイベント記録再生シス
    テム。
  2. 【請求項2】前記ガイドメッセージ付加部は、前記イベ
    ント内容に対して、そのイベント内容に予め対応付けら
    れたガイドメッセージを付加することを特徴とする請求
    項1記載のイベント記録再生システム。
  3. 【請求項3】前記ガイドメッセージ付加部は、前記入力
    装置への操作に応じた内容にて、前記記録部に記録され
    たイベント内容に対して前記ガイドメッセージを付加す
    ることを特徴とする請求項1記載のイベント記録再生シ
    ステム。
  4. 【請求項4】ディスプレイ及び入力装置を有するコンピ
    ュータに対して、 前記入力装置への操作に伴って発生する各イベント毎
    に、そのイベント内容を示すデータとしてデバイスドラ
    イバがメッセージキューに繋げるメッセージを、読み出
    させ、 読み出されたメッセージが示すイベント内容を記録さ
    せ、 前記イベント内容にガイドメッセージを付加させ、 記録されたイベント内容を、他のプログラムによって取
    り出されるメッセージとして前記メッセージキューに繋
    げさせるとともに、そのイベント内容に付加されたガイ
    ドメッセージを前記ディスプレイに表示させるプログラ
    ムを格納したコンピュータ可読媒体。
  5. 【請求項5】ディスプレイ及び入力装置を有するコンピ
    ュータの前記入力装置への操作内容をイベント毎に記録
    するイベント記録再生システムであって、 前記イベント毎にそのイベント内容を示すデータとして
    デバイスドライバがメッセージキューに繋げるメッセー
    ジを、読み出す読出部と、 前記読出部によって読み出されたメッセージが示すイベ
    ント内容を記録する記録部と、 前記記録部に記録されたイベント内容を、その発生順
    に、前記ディスプレイ上に表示するイベント内容表示部
    と、 前記記録部に記録されたイベント内容を、他のプログラ
    ムによって取り出されるメッセージとして前記メッセー
    ジキューに繋げる再生部とを備えたことを特徴とするイ
    ベント記録再生システム。
  6. 【請求項6】前記イベント内容表示部は、前記イベント
    内容を、時間軸を軸とする一軸グラフとして示すことを
    特徴とする請求項5記載のイベント記録再生システム。
  7. 【請求項7】前記イベント内容表示部は、前記イベント
    内容を、表として文字表示することを特徴とする請求項
    6記載のイベント記録再生システム。
  8. 【請求項8】ディスプレイ及び入力装置を有するコンピ
    ュータに対して、 前記入力装置への操作に伴って発生する各イベント毎
    に、そのイベント内容を示すデータとしてデバイスドラ
    イバがメッセージキューに繋げるメッセージを、読み出
    させ、 読み出されたメッセージが示すイベント内容を記録さ
    せ、 記録されたイベント内容を、その発生順に、前記ディス
    プレイ上に表示させ、 記録されたイベント内容を、他のプログラムによって取
    り出されるメッセージとして前記メッセージキューに繋
    げさせるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
JP2000054689A 2000-02-29 2000-02-29 イベント記録再生システム,及び、イベント記録再生プログラムを格納したコンピュータ可読媒体 Pending JP2001243092A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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