JP3893345B2 - 洗濯機制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯機制御装置に関し、特に洗濯機の操作の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の全自動洗濯機は、衣類の種類や洗濯の方法により数種類の全自動コースが有り、それら各コースに合わせてユーザが任意に、洗濯、すすぎ、脱水などの回数や時間を変更できるマニュアル運転が可能である。例えば「標準コース」で全自動運転する場合は、「標準コース選択キー」を押して標準コースを選択し、「運転スタートキー」を押し、運転を開始する。「標準コース」でマニュアル運転する場合は、標準コースを選択後、「洗濯キー」を押して洗濯時間を、「すすぎキー」を押してすすぎ回数を、「脱水キー」を押して脱水時間を設定し、「運転スタートキー」を押して運転を開始する。
【0003】
このように実際に運転を始めるまでに少なくとも2回キーを押す必要があり、操作性が悪い。
【0004】
このような問題に対して、従来の全自動洗濯機は、運転条件を選択設定する入力パネルは、標準のコースやお急ぎのコース等を選択できて、しかも選択した内容で運転が開始されるコース選択兼スタート用キーと、コース選択兼スタート用キーの入力操作に先だって入力することにより、コース選択兼スタート用キーによる選択内容に一部修正を加える修正用キーを有することを特徴としている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
この発明によると、選択される種々の内容をもつ全自動コースに、修正用キーによって修正を加えることで、コース選択兼スタート用キーと修正用キーとの組合せで、数多くの全自動コースを作り上げることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−70585公報(第2−4頁、第6図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の公報に開示された発明によると、ユーザが選択することができるコースは、工程変更できないものに限られている場合がほとんどである。マニュアル運転を行なう場合には、上記の課題は何ら解決されていない。すなわち、ユーザのニーズにより全自動コースが増え、また、それら各コースに合わせてユーザが任意に各工程の設定ができるマニュアル運転が可能になって高機能化する。反面、操作が複雑になり、その操作性が低下している。
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができ、マニュアル運転も全自動運転も可能にする洗濯機制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る洗濯機制御装置は、ユーザが要求を入力するための入力手段と、複数の処理工程を含む複数の洗濯コースのうちの1の洗濯コースを実行するための実行手段と、処理工程の内容を変更するための変更手段と、入力手段、実行手段、および変更手段を制御するための制御手段とを含む。制御手段は、複数の洗濯コースから、入力に基づいて1の洗濯コースを決定するための決定手段と、ユーザによる入力手段への入力が続けられた時間を計測するための計測手段と、前述の時間が予め定められた第1の時間を下回る場合、変更手段を用いて処理工程を変更する変更動作を選択し、前述の時間が第1の時間以上である場合、実行手段を用いて1の洗濯コースを実行する洗濯動作を選択するための選択手段と、実行手段および変更手段に対し、選択手段によって選択された動作を開始させるための開始手段とを含む。
【0010】
第1の発明によると、入力手段には、ユーザが要求を入力する。決定手段は、複数の洗濯コースから、入力に基づいて1の洗濯コースを決定する。計測手段は、ユーザによって入力されつづけた時間を計測する。選択手段は、洗濯動作および変更動作のいずれかを選択する。開始手段は、選択された動作を開始させる。実行手段は、前述の時間が第1の時間以上である場合、開始手段の指示に基づいて、複数の処理工程を含む複数の洗濯コースのうち、1の洗濯コースを開始する。変更手段は、前述の時間が第1の時間を下回る場合、開始手段の指示に基づいて、処理工程の内容を変更する。これにより、1の洗濯コースを決定するために入力し続けると、その入力し続けた時間に基づいて開始される動作が判断されるので、1の洗濯コースの処理工程を開始することも、その洗濯コースの処理工程の内容を変更することもできる。その結果、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができる、マニュアル運転も全自動運転も可能な洗濯機制御装置を提供することができる。
【0011】
第2の発明に係る洗濯機制御装置は、第1の発明の構成に加え、選択手段は、前述の時間が第1の時間を下回る場合、変更動作を選択し、前述の時間が第1の時間以上である場合、洗濯動作を選択すると共に、変更動作が開始された後に入力手段への入力が続けられた時間が所定の時間以上である場合、変更の対象とされた処理工程を有する洗濯コースを実行する動作を選択するための手段を含む。
【0012】
第2の発明によると、選択手段は、計測手段が計測した時間が、例えば3秒といった、予め定められた第1の時間を下回ることに基づいて、変更動作を選択する。前述の時間が第1の時間以上である場合、洗濯動作を選択する。変更動作が開始された後に入力手段への入力が続けられた時間が所定の時間以上である場合、変更の対象とされた処理工程を有する洗濯コースの実行を選択する。これにより、ユーザは1の洗濯コースを決定するために入力し続けると、その洗濯コースの処理工程を開始させることができる。その結果、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができる、マニュアル運転も全自動運転も可能な洗濯機制御装置を提供することができる。
【0013】
第3の発明に係る洗濯機制御装置は、第1の発明の構成に加え、選択手段は、前述の時間が、予め定められた第2の時間を上回り、かつ第1の時間を下回る場合、変更動作を選択し、前述の時間が第1の時間以上である場合、洗濯動作を選択するための手段を含む。
【0014】
第3の発明によると、選択手段は、計測手段が計測した時間が、例えば1秒といった、予め定められた第2の時間を上回り、かつ予め定められた第1の時間を下回ることに基づいて、変更動作を選択する。これにより、ユーザが誤って入力手段に触れた場合などに指示手段が変更動作を開始させることはなくなる。変更動作を開始させないので、ユーザが意図しない変更動作は行なわれない。その結果、ユーザが意図しない動作が行なわれるのを防ぐ一方、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができ、マニュアル運転も全自動運転も可能な洗濯機制御装置を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0022】
<実施の形態>
図1を参照して、本発明の実施の形態にかかる洗濯機30について説明する。この洗濯機30は、外箱1に覆われ、外箱1の内部には水槽2が防振機構部3によって吊り下げて固定されており、水槽2の内部に洗濯兼脱水槽4が設けられている。水槽2の下部にはモータ7が設けられ、モータ7の回転がモータプーリ9、Vベルト10を介してセンタープーリ11に伝えられる。
【0023】
このセンタープーリ11と連結する機構部8の先端は水槽2内に突出し、攪拌翼5と洗濯兼脱水槽4とが取り付けられ、クラッチ12及び機構部8によって洗い時には攪拌翼5が回転し、脱水時には洗濯兼脱水槽4が回転するように切り換えられるようになっている。モータ7の上方にはモータ7の回転数を検知する回転数検知装置23が設けられている。
【0024】
また水槽2の下方端部には排水口2aが設けられ、排水弁13と排水ホース14が取り付けられている。外箱1の上部は上面板19で覆われている。その上面板19後方には水槽2と連結した水位センサ17、水槽2に給水する給水弁18が設けられ、前方には操作部20が設けられている。操作部20には制御回路21が上面板19背面側に取り付けられている。
【0025】
図2に示すように、制御回路21は、モータ7の回転数を制御するインバータ制御装置26と、給水弁18および排水弁13の開閉の制御を行うスイッチング装置27と、インバータ制御装置26およびスイッチング装置27に接続されるマイクロコンピュータ22とを含む。マイクロコンピュータ22は、水位センサ17、回転数検知装置23、電流検知装置28ならびに操作部20に接続され、ユーザが指定した洗濯コースなどにしたがって洗濯機の制御を行なう。操作部20は、キー入力部24と表示部25とを含む。
【0026】
モータ7にはDCブラシレスモータが使用されており、駆動信号のパルス幅Wまたは周期Tを変えることでデューティーサイクル(=W/T)が変わり、パルス幅変調によって印加される電圧が制御され回転数を制御することができるようになっている。
【0027】
マイクロコンピュータ22は、モータ7の負荷からユーザが洗濯兼脱水槽4に投入した洗濯物の量を判定する。モータ7の負荷は、モータ7に流れる電流値を電流検知装置28によって検知することで判断する。モータ7がコンデンサラン型の誘電モータの場合は回転数検知装置23によって洗濯物の量を判定できる。洗濯物の重量を測定しても洗濯物の量を判定できる。
【0028】
マイクロコンピュータ22は、上記洗濯量に基づいて適切な水位まで水槽2に給水させ、攪拌翼5を駆動させて1〜2分洗いを行った後、水槽2内の水位を水位センサ17によって検知して、水位の低下量により洗濯物の布質を判断する。洗濯物に綿などの衣類が多いと吸水率が高く水位の低下が大きい。化繊などの衣類が多いと吸水率が小さいため水位の低下が小さい。マイクロコンピュータ22は、これによって洗濯物の布質を判断し、洗濯物の量と洗濯物の布質に適した洗い時間、すすぎ時間、脱水時間を決定する。
【0029】
図3に示すように、マイクロコンピュータ22は、全体を制御する制御部200と、制御部200に接続され、洗濯機30の制御に必要な情報およびマイクロコンピュータ22で実行されるプログラムを記憶する記憶部202と、ユーザが選択した洗濯コースの処理工程の内容を変更する変更部204と、前述の選択コースの処理工程を実行させる実行部206とを含む。制御部200は、ユーザが押したキー入力部24のキーを基に洗濯コースの決定を行なう決定部212と、ユーザがキー入力部24のキーを押し続けた時間を計測する計測部214と、計測部214の計測結果を基に洗濯を開始するか処理工程の内容を変更するかを選択する選択部216と、選択部216が選択した結果に基づいて、変更部204または実行部206に動作の開始を指示する指示部218とを含む。
【0030】
図4に示すように、操作部20は、洗濯コースおよび洗濯コースの処理内容を指定するキー入力部24と、選択された洗濯コースおよびその処理工程の内容を示す表示部25とを含む。キー入力部24は、洗濯コースのうち、標準コースを選択する標準コース選択キー241と、ドライコースを指定するドライコース選択キー242と、毛布コースを指定する毛布コース選択キー243と、洗濯コースの処理工程のうち、洗い時間を変更する洗いキー244と、すすぎ回数を変更するすすぎキー245と、脱水時間を変更する脱水キー246と、電源のオン、オフを行なう電源キー248とを含む。
【0031】
表示部25は、洗濯コースのうち、標準コースが選択されたことを示す標準コース表示部251と、ドライコースが選択されたことを示すドライコース表示部252と、毛布コースが選択されたことを示す毛布コース表示部253と、洗濯コースの処理工程のうち、洗い時間を表示する洗い時間表示部254と、すすぎ回数を表示するすすぎ回数表示部255と、脱水時間を表示する脱水時間表示部256とを含む。
【0032】
図5を参照して、マイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、洗濯コースの決定と処理工程の内容の変更に関し、以下のような制御構造を有する。
【0033】
まず、ステップ100(以下、ステップをSと略す。)にて、決定部212は、電源投入時など各種設定モードに入っていない状態、いわゆる初期状態か否か判断する。初期状態にあると判断すると(S100にてYES)、処理はS102へと移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS200へと移される。
【0034】
S102にて、決定部212は、キー入力部24の標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する。標準コース選択キー241が押されていると判断すると(S102にてYES)、処理はS104へと移される。もしそうでないと(S102にてNO)、処理はS102へと戻される。
【0035】
S104にて、選択部216は、標準コース選択キー241が押されている時間がT(1)以上の間、継続して押されているか否かを判断する。継続して押されていると判断すると(S104にてYES)、処理はS106へと移される。もしそうでないと(S104にてNO)、処理はS102へと移される。時間の計測は、計測部214が行なう。本実施の形態の場合は、T(1)を1秒とする。
【0036】
S106にて、決定部212は、運転するコースを標準コースに確定する。それと共に、決定部212は、処理内容を確定し、確定した洗濯コースと各工程の処理内容とを表示し、ユーザに各工程がどのように設定されたかを知らせる。
【0037】
S108にて、選択部216は、標準コース選択キー241がT(2)以上の間、継続して押されているか否かを判断する。継続して押されていると判断すると(S108にてYES)、処理はS110へと移される。もしそうでないと(S108にてNO)、処理はS112へと移される。本実施の形態の場合は、T(2)を3秒とする。
【0038】
S110にて、選択部216は、マイクロコンピュータ22の処理を運転モードに遷移させる。指示部218は、実行部206に、確定した処理工程の内容に合わせて、標準全自動コースで運転を開始させる。
【0039】
S112にて、選択部216は、標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する。押されていると判断すると(S112にてYES)、処理はS114へと移される。もしそうでないと(S112にてNO)、処理はS108へと移される。S114にて、指示部218は、変更部204に、マイクロコンピュータ22の処理を、標準コースのマニュアル設定モードに遷移させる。
【0040】
図6を参照して、マイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、標準コースのマニュアル設定モードに遷移した後の処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0041】
S200にて、選択部216は、現在選択されている洗濯コースが標準コースか否か判断する。標準コースが選択されていると判断すると(S200にてYES)、処理はS202へと移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS300へと移される。
【0042】
S202にて、選択部216は、標準コース選択キー241が押されたか否かを判断する。標準コース選択キー241が押されたと判断すると(S202にてYES)、処理はS204へと移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS206へと移される。
【0043】
S204にて、選択部216は、計測部214の計測結果に基づき、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたか否か判断する。標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたと判断すると(S204にてYES)、処理はS220へと移される。もしそうでなければ(S204にてNO)、処理はS206へと移される。
【0044】
S206にて、変更部204は、洗いキー244が押されたか否かを判断する。洗いキー244が押されると(S206にてYES)、処理はS208へと移される。もしそうでないと(S206にてNO)、処理はS210へと移される。S208にて、変更部204は洗い時間を変更する。洗い時間の変更は、例えば洗いキー244が押されるたびに15分→17分→20分→25分と時間を変更するなどして行なう。
【0045】
S210にて、すすぎキー245が押されたか否かを判断する。すすぎキー245が押されると(S210にてYES)、処理はS212へと移される。もしそうでないと(S210にてNO)、処理はS214へと移される。
【0046】
S212にて、変更部204はすすぎ回数を変更する。すすぎ回数の変更は、例えばすすぎキー245が押されるたびに3回→4回→5回とすすぎ回数を変更するなどして行なう。
【0047】
S214にて、変更部204は、脱水キー246が押されたか否かを判断する。脱水キー246が押されると(S214にてYES)、処理はS216へと移される。もしそうでないと(S214にてNO)、処理はS202へと移される。S216にて、変更部204は脱水時間を変更する。脱水時間の変更は、例えば脱水キー246が押されるたびに脱水時間を8分→9分→10分と変更するなどして行なう。
【0048】
S218にて、変更された洗い時間を洗い時間表示部254に、変更されたすすぎ回数をすすぎ回数表示部255に、変更された脱水時間を脱水時間表示部256に、変更部204は表示させる。S220にて、指示部218は、実行部206に、変更された処理工程の内容に合わせて、標準マニュアルコースで運転を開始させる。
【0049】
図7を参照して、マイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、運転状態に遷移した後の各処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0050】
S300にて、運転が開始されると、指示部218は、運転中か否かを判断する。運転中と判断すると(S300にてYES)、処理はS102へと移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS304へと移される。
【0051】
S303にて、指示部218は、実行部206にインバータ制御装置26およびスイッチング装置27の出力を停止させて、運転一時停止状態に遷移する。S304にて、指示部218は、一時停止状態か否か判断する。一時停止状態と判断すると(S304にてYES)、処理はS102へと移される。もしそうでないと(S304にてNO)、処理はS200へと移される。S307にて、指示部218は、実行部206に一時停止している運転を再開させ、運転状態に遷移する。
【0052】
図8を参照して、マイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、標準コースマニュアル設定モードに遷移した後の各処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0053】
S407にて、変更部204は、脱水キー246が押されたか否かを判断する。脱水キー246が押されると(S407にてYES)、処理はS216へと移される。もしそうでないと(S407にてNO)、処理はS410へと移される。
【0054】
図9を参照して、マイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、ユーザがドライコースを選択した後の各処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0055】
S410にて、決定部212は、ドライコース選択キー242が押されているか否かを判断する。ドライコース選択キー242が押されていると判断した時(S410にてYES)、処理はS412へと移される。これにより、決定部212は、入力に基づいて、1度決定された1の洗濯コースに代えて、1の洗濯コースとは異なる洗濯コースを決定することとなる。もしそうでないと(S410にてNO)、処理はS202へと移される。
【0056】
S412にて、決定部212は、ドライコース選択キー242がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する。ドライコース選択キー242がT(1)以上継続して押されていると (S412にてYES)、処理はS414へと移される。もしそうでないと(S412にてNO)、処理はS202へと移される。
【0057】
S414にて、決定部212は、設定中の標準運転モードをドライ設定モードに変更する。洗濯モードの変更と同時に、各工程の処理内容を確定させる。処理内容の確定に伴い、標準コース表示部251を消灯し、ドライコース表示部252を点灯させ、ドライコースが選択されたことをユーザに知らせる。洗い時間表示部254、すすぎ回数表示部255、及び脱水時間表示部256にはドライコースの各工程の処理内容を表示する。
【0058】
S416にて、指示部218は、実行部206に、確定した各工程の処理内容に合わせてドライ全自動コースで運転を開始させる。S418にて、選択部216は、ドライコース選択キー242が押されているか否かを判断する。ドライコース選択キー242が押されていると判断すると(S418にてYES)、処理はS108へと移される。もしそうでないと(S418にてNO)、処理はS420へと移される。S420にて、指示部218は、変更部204に、ドライコースのマニュアル設定モードに遷移させる。
【0059】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、マイクロコンピュータ22の動作について説明する。
【0060】
[標準全自動コースで運転を開始する場合]
決定部212は、電源投入時など各種設定モードに入っていない、いわゆる初期状態か否か判断する(S100)。この場合、初期状態にあるので(S100にてYES)、決定部212は、キー入力部24のキーが押されているか否かを判断する(S102)。この場合標準コース選択キー241が押されているので(S102にてYES)、選択部216は、標準コース選択キー241が押されている時間がT(1)以上の間、継続して押されているか否かを判断する(S104)。時間の計測は、計測部214が行なう。
【0061】
この場合T(1)以上の間、継続して押されているので(S104にてYES)、決定部212は、運転するコースを標準コースに確定する。それと共に、決定部212は、処理内容を確定し、確定した洗濯コースと各工程の処理内容とを表示し、ユーザに各工程がどのように設定されたかを知らせる(S106)。この表示とは、図4に示すように、標準コース表示部251の点灯ならびに洗い時間表示部254、すすぎ回数表示部255、および脱水時間表示部256への処理条件の表示を指す。
【0062】
ユーザに処理工程の設定を知らせると、選択部216は、標準コース選択キー241がT(2)以上の間、継続して押されているか否かを判断する(S108)。この場合T(2)以上の間、継続して押されているので(S108にてYES)、選択部216は、マイクロコンピュータ22の処理を運転モードに遷移させる。指示部218は、実行部206に、確定した処理工程の内容に合わせて、標準全自動コースで運転を開始させる(S110)。
【0063】
[標準マニュアルコースを実行する場合]
ユーザに各工程の設定を知らせると、選択部216は、標準コース選択キー241がT(2)以上の間、継続して押されているか否かを判断する(S108)。この場合T(2)以上の間、継続して押されていないので(S108にてNO)、選択部216は、標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する(S112)。この場合、標準コース選択キー241は押されていないので(S112にてNO)、指示部218は、変更部204に、マイクロコンピュータ22の処理を、標準コースのマニュアル設定モードに遷移させる(S114)。
【0064】
[処理内容を変更する場合]
選択部216は、現在選択されている洗濯コースが標準コースか否か判断する(S200)。この場合、標準コースが選択されているので(S200にてYES)、選択部216は、標準コース選択キー241が押されたか否かを判断する(S202)。
【0065】
標準コース選択キー241が押されると(S202にてYES)、選択部216は、計測部214の計測結果に基づき、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたか否か判断する(S204)。標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されなければ(S204にてNO)、変更部204は、洗いキー244が押されたか否かを判断する(S206)。洗いキー244が押されると(S206にてYES)、変更部204は洗い時間を変更する(S208)。洗い時間を変更すると、変更部204は洗い時間表示部254に変更された洗い時間を表示する(S218)。表示を行なうと、S202〜S206の処理を経て、すすぎキー245が押されたか否かを判断する(S210)。
【0066】
すすぎキー245が押されると(S210にてYES)、変更部204はすすぎ回数を変更する(S212)。すすぎ回数を変更すると、変更部204はすすぎ回数表示部255に変更された洗い時間を表示する(S218)。表示を行なうと、S202〜S210の処理を経て、変更部204は、脱水キー246が押されたか否かを判断する(S214)。
【0067】
脱水キー246が押されると(S214にてYES)、変更部204は脱水時間を変更する(S216)。脱水時間を変更すると、変更部204は脱水時間表示部256に変更された脱水時間を表示する(S218)。表示を行なうと、変更部204は、標準コース選択キー241が押されたか否かを判断する(S202)。
【0068】
標準コース選択キー241が押されると(S202にてYES)、変更部204は、計測部214の計測結果に基づき、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたか否かを判断する(S204)。標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されると(S204にてYES)、指示部218は、実行部206に、変更された処理工程の内容に合わせて、標準マニュアルコースで運転を開始させる(S220)。
【0069】
[運転中に一時停止をする場合]
運転が開始されると、指示部218は、運転中か否かを判断する(S300)。この場合、運転中と判断するので(S300にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241の入力を待つ(S102)。標準コース選択キー241が押されると(S102にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S104)。標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されていると(S104にてYES)、指示部218は、実行部206にインバータ制御装置26およびスイッチング装置27の出力を停止させて、運転一時停止状態に遷移する(S303)。
【0070】
[一時停止した運転を再開する場合]
指示部218は、一時停止状態か否か判断する(S304)。一時停止状態と判断すると(S304にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241が押されるのを待つ(S102)。標準コース選択キー241が押されると(S102にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S104)。標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されていると(S104にてYES)、指示部218は、実行部206に一時停止している運転を再開させ、運転状態に遷移する(S307)。
【0071】
[標準コースのマニュアルモードから、ドライコースで洗濯を開始する場合]決定部212は、標準マニュアル設定モードか否か判断する(S200)。この場合標準マニュアル設定モードなので(S200にてYES)、決定部212は、標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する(S202)。この場合、標準コース選択キー241が押されていないので(S202にてNO)、変更部204は、洗いキー244が押されたか否かを判断する(S206)。
【0072】
洗いキー244が押されると(S206にてYES)、変更部204は洗い時間を変更する(S208)。洗い時間を変更すると、変更部204は洗い時間表示部254に変更された洗い時間を表示する(S218)。表示を行なうと、S202〜S206の処理を経て、すすぎキー245が押されたか否かを判断する(S210)。
【0073】
すすぎキー245が押されると(S210にてYES)、変更部204はすすぎ回数を変更する(S212)。すすぎ回数を変更すると、変更部204はすすぎ回数表示部255に変更された洗い時間を表示する(S218)。表示を行なうと、S202〜S210の処理を経て、変更部204は、脱水キー246が押されたか否かを判断する(S407)。
【0074】
脱水キー246が押されると(S407にてYES)、変更部204は脱水時間を変更する(S216)。脱水時間を変更すると、変更部204は脱水時間表示部256に変更された脱水時間を表示する(S218)。表示を行なうと、決定部212は、標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する(S202)。
【0075】
標準コース選択キー241が押されていると(S202にてYES)、選択部216は、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたか否か判断する(S204)。標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されていると(S204にてYES)、指示部218は、実行部206に、標準マニュアルコースで運転を開始させる(S220)。もしそうでないと(S204にてNO)、S206〜S407の処理を経て、決定部212は、ドライコース選択キー242が押されているか否かを判断する(S410)。ドライコース選択キー242が押されていると判断した時(S410にてYES)、決定部212は、ドライコース選択キー242がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S412)。ドライコース選択キー242がT(1)以上継続して押されていると(S412にてYES)、決定部212は、洗濯コースをドライ設定モードに変更する(S414)。洗濯モードの変更と同時に、各工程の処理内容を確定させる。表示部を点灯させ、ドライコースが選択されたこと及び各工程の処理内容をユーザに知らせる。
【0076】
これらの処理が終了すると、選択部216は、ドライコース選択キー242がT(2)以上継続して押されているか否かを判断する(S108)。この場合、ドライコース選択キー242がT(2)以上継続して押されていると(S108にてYES)、指示部218は、実行部206に、確定した各工程の処理内容に合わせてドライ全自動コースで運転を開始させる(S416)。
【0077】
[標準コースのマニュアルモードから、ドライコースで洗濯を開始する場合]
ドライコースの各工程の処理内容を表示すると、選択部216は、ドライコース選択キー242がT(2)以上継続して押されているか否かを判断する(S108)。この場合、ドライコース選択キー242がT(2)以上継続して押されていないので(S108にてNO)、選択部216は、ドライコース選択キー242が押されているか否かを判断する(S418)。ドライコース選択キー242は押されていないので(S418にてNO)、指示部218は、変更部204に、ドライコースのマニュアル設定モードに遷移させる(S420)。
【0078】
[洗濯コースの変更を禁止する場合]
運転が開始されると、指示部218は、運転中か否かを判断する(S300)。この場合、運転中と判断されるので(S300にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241の入力を待つ(S102)。この時、標準モード以外のモード選択キーは受け付けない。これによって、ユーザが誤ってキーに触ってしまった場合に、洗濯コースが変更されるのを防いでいる。
【0079】
標準コース選択キー241が押されると(S102にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S104)。標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されていると(S104にてYES)、指示部218は、実行部206にインバータ制御装置26およびスイッチング装置27の出力を停止させて、運転一時停止状態に遷移させる(S303)。
【0080】
[一時停止後、洗濯コースの変更を禁止する場合]
指示部218は、標準モードが運転一時停止状態か否か判断する(S304)。運転一時停止状態と判断すると(S304にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241の入力を待つ(S102)。この時、標準モード以外のモード選択キーは受け付けない。これによって、ユーザが誤ってキーに触ってしまった場合に、洗濯コースが変更されるのを防いでいる。
【0081】
標準コース選択キー241が押されると(S102にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S104)。標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されていると(S104にてYES)、指示部218は、実行部206に一時停止している運転を再開させ、運転状態に遷移させる(S307)。
【0082】
以上のようにして、本実施の形態に係る制御回路21は、洗濯コースおよび処理内容の選定と、運転の開始とをひとつのキーで実現することができる。その結果、運転開始のために別途スタートキーを押す必要が無くなる。
【0083】
<変形例>
図10に示すように、本実施の形態に係る操作部31は、図4の操作部20の構成に加えて、スタート/一時停止キー247を含む。このスタート/一時停止キー247はスタートキー及び一時停止キー、別のキーにすることも可能である。
【0084】
図11を参照して、マイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、マニュアル設定モード遷移後の各処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0085】
S501にて、指示部218は標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する。標準コース選択キー241が押されていると判断すると(S501にてYES)、処理はS104へと移される。もしそうでないと(S501にてNO)、処理はS503へと移される。S503にて、指示部218はスタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する。
【0086】
S506にて、選択部216は、標準コース選択キー241が入力されているか否かを判断する。標準コース選択キー241が入力されると(S506にてYES)、処理はS104へと移される。もしそうでないと(S506にてNO)、処理はS508へと移される。S508にて、選択部216はスタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する。スタート/一時停止キー247が押されていると(S508にてYES)、処理はS307へと移される。もしそうでないと(S508にてNO)、処理はS506へと移される。
【0087】
図12を参照して、本変形例に係る洗濯機のマイクロコンピュータ22で実行されるプログラムは、標準コースのマニュアル設定モードに遷移した後の処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0088】
S557にて、変更部204は、脱水キー246が押されているか否かを判断する。脱水キー246が押されていると判断すると(S557にてYES)、処理はS216へと移される。もしそうでないと(S557にてNO)、処理はS560へと移される。
【0089】
S560にて、選択部216は、スタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する。スタート/一時停止キー247が押されていると判断すると(S560にてYES)、処理はS561へと移される。もしそうでないと(S560にてNO)、処理はS202へと移される。S561にて、指示部218は、実行部206に、設定された各工程の処理内容に合わせて標準マニュアルコースで運転を開始させる。
【0090】
なお、その他のハードウェア構成およびフローチャートについては前述の第1の実施の形態と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
【0091】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、マイクロコンピュータ22の動作について説明する。
【0092】
[スタート/一時停止キーによらず運転を停止する場合]
指示部218は、運転を開始させた後(S220)、運転中か否かを判断する(S300)。この場合、運転中と判断するので(S300にてYES)、指示部218は標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する(S501)。この場合、標準コース選択キー241が押されていると判断するので(S501にてYES)、指示部218は、標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S104)。この場合、標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されていると判断するので(S104にてYES)、指示部218は、実行部206に各出力を停止させ、運転一時停止状態に遷移させる(S303)。
【0093】
[スタート/一時停止キーによって運転を停止する場合]
運転中と判断すると(S300にてYES)、指示部218は標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する(S501)。標準コース選択キー241が押されていないと判断するので(S501にてNO)、指示部218はスタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する(S503)。スタート/一時停止キー247が押されていると判断するので(S503にてYES)、指示部218は実行部206に各出力を停止させ、運転一時停止状態に遷移させる(S303)。
【0094】
[スタート/一時停止キーによらず運転を再開する場合]
運転一時停止状態に遷移した後、選択部216は、標準マニュアル設定モードか否か判断する(S304)。この場合標準マニュアル設定モードと判断するので(S304にてYES)、選択部216は、標準コース選択キー241が入力されているか否かを判断する (S506)。標準コース選択キー241が入力されると(S506にてYES)、選択部216は標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されているか否かを判断する(S104)。標準コース選択キー241がT(1)以上継続して押されていると(S104にてYES)、指示部218は、実行部206に一時停止している運転を再開させ、運転状態に遷移させる(S307)。
【0095】
[スタート/一時停止キーによって運転を再開する場合]
標準マニュアル設定モードと判断すると、選択部216は、標準コース選択キー241が入力されているか否かを判断する(S506)。標準コース選択キー241が入力されていないので(S506にてNO)、選択部216はスタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する(S508)。この場合、スタート/一時停止キー247が押されているので(S508にてYES)、指示部218は、実行部206に一時停止している運転を再開させ、運転状態に遷移させる(S307)。
【0096】
[処理内容を変更した後、運転を開始する場合]
選択部216は、標準マニュアル設定モードか否か判断する(S200)。この場合標準マニュアル設定モードなので(S200にてYES)、選択部216は、標準コース選択キー241が入力されているか否かを判断する(S202)。この場合、標準コース選択キー241が押されていると判断するので(S202にてYES)、選択部216は、計測部214の計測結果に基づき、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたか否か判断する(S204)。この場合、選択部216は、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されていないと判断するので(S204にてNO)、変更部204は、洗いキー244が押されているか否かを判断する(S206)。この場合、洗いキー244が押されていると判断するので(S206にてYES)、変更部204は洗い時間を変更する(S208)。洗い時間を変更すると、変更部204は洗い時間表示部254に変更された洗い時間を表示する(S218)。
【0097】
表示が行われると、S202〜S206の処理を経て、変更部204は、すすぎキー245が押されているか否かを判断する(S210)。この場合、すすぎキー245が押されていると判断するので(S210にてYES)、変更部204はすすぎ回数を変更する(S212)。すすぎ回数を変更すると、変更部204はすすぎ回数表示部255に変更された洗い時間を表示する(S218)。
【0098】
表示が行われると、S202〜S210の処理を経て、変更部204は、脱水キー246が押されているか否かを判断する(S557)。この場合、脱水キー246が押されていると判断するので(S557にてYES)、変更部204は脱水時間を変更する(S216)。脱水時間を変更すると、変更部204は脱水時間表示部256に変更された脱水時間を表示する(S218)。
【0099】
表示が行われると、S202〜S557の処理を経て、選択部216は、スタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する(S560)。この場合、スタート/一時停止キー247が押されていないと判断するので(S560にてNO)、指示部218は、標準コース選択キー241が押されているか否かを判断する(S202)。この場合、標準コース選択キー241が押されていると判断するので(S202にてYES)、選択部216は、計測部214の計測結果に基づき、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されたか否か判断する(S204)。この場合、選択部216は、標準コース選択キー241がT(1)秒以上継続して押されていると判断するので(S204にてYES)、指示部218は、実行部206に、設定された各工程の処理内容に合わせて標準マニュアルコースで運転を開始させる(S561)。
【0100】
[標準マニュアルコースにおいて、処理内容を変更した後、スタート/一時停止キーによって運転を開始する場合]
処理内容を変更した後、標準コース選択キー241が押されていないと判断すると(S202にてNO)、S206〜S557の処理を経て、選択部216は、スタート/一時停止キー247が押されているか否かを判断する(S560)。スタート/一時停止キー247が押されているので(S560にてYES)、指示部218は、上記の場合と同様に、設定された各工程の処理内容に合わせて標準マニュアルコースで運転を開始する(S561)。
【0101】
以上のようにして、本実施の形態に係る制御回路21は、従来技術で使用されている、いわゆる運転スタートキー及び運転一時停止キーと、洗濯コース等の選定および運転の開始をひとつのキーで実現する機能とを併用することができる。その結果、従来の操作性も実現しつつ、本発明の効果を実現することができる。また、決定部212は、1の洗濯コースを決定した後も、入力に基づいて、直前に決定した1の洗濯コースとは異なる洗濯コースを決定する。これにより、決定部212によって1の洗濯コースが決定した後に、入力に基づきあらためて別の洗濯コースが決定される。その決定ができるので、1の洗濯コースを決定するために入力し続けるだけで、洗濯コースを柔軟に変更することができる。その結果、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができる、マニュアル運転も全自動運転も可能な洗濯機制御装置を提供することができる。また、決定部212は、洗濯動作が開始されるまでにキー入力部24に入力があると、洗濯コースを決定する。これにより、一度洗濯が開始された後は洗濯コースの変更ができなくなる。洗濯コースの変更ができなくなるので、ユーザが誤って入力手段に入力しても、洗濯コースが変更されない。洗濯コースが変更されないので、ユーザが意図しない洗濯が行なわれるのを防ぐことができる。その結果、ユーザが意図しない洗濯が行なわれるのを防ぐ一方、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができ、マニュアル運転も全自動運転も可能な洗濯機制御装置を提供することができる。表示部25は、決定部212が決定した洗濯コースおよび洗濯コースの処理工程のいずれかを表示する。これにより、開始される洗濯コースがユーザの意図した洗濯コースか否か確認することができる。その結果、ユーザが意図しない洗濯が行なわれるのを防ぐ一方、少ない操作によってユーザが任意に各工程の設定ができ、マニュアル運転も全自動運転も可能な洗濯機制御装置を提供することができる。
【0102】
今回開示された実施の形態では、コースの名称など限定して記載したが、これらはすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。コース名称はあくまでも例であり、その他のコース選択キーにて実現することも可能である。またコース選択キーの検出時間T(1)=1秒、T(2)=3秒と説明のために記載したが、この時間はあくまでも例であり、T(1)<T(2)の条件が整っておれば、システム(製品)に合わせて変更ができることは言うまでもない。
【0103】
本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる洗濯機の構造を示す概要図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる洗濯機の制御回路の構成を表す図である。
【図3】 本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュータの構成を表す図である。
【図4】 本発明の実施の形態にかかる操作部の概略図である。
【図5】 本発明の実施の形態にかかる洗濯コースの決定と処理工程の内容の変更の制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態にかかるマニュアル設定モードに遷移した後の処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態にかかる運転状態に遷移した後の各処理に関する制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態にかかるマニュアル設定モードに遷移した後の処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態にかかるドライコースを選択した後の各処理に関する制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態の変形例にかかる操作部の概略図である。
【図11】 本発明の実施の形態の変形例にかかる運転状態に遷移した後の各処理に関する制御の手順を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態の変形例にかかるマニュアル設定モードに遷移した後の処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
21 制御回路、22 マイクロコンピュータ、26 インバータ制御装置、27 スイッチング装置、204 変更部、206 実行部、212 決定部、214 計測部、241 標準コース選択キー、216 選択部、218 指示部、242 ドライコース選択キー、244 洗いキー、245 すすぎキー、246 脱水キー、247 スタート/一時停止キー、251 標準コース表示部、252 ドライコース表示部、254 洗い時間表示部、255 すすぎ回数表示部、256 脱水時間表示部。
Claims (3)
- ユーザが要求を入力するための入力手段と、
複数の処理工程を含む複数の洗濯コースのうち1の洗濯コースを実行するための実行手段と、
前記処理工程の内容を変更するための変更手段と、
前記入力手段、前記実行手段、および前記変更手段を制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記複数の洗濯コースから、前記入力に基づいて前記1の洗濯コースを決定するための決定手段と、
前記ユーザによる前記入力手段への入力が続けられた時間を計測するための計測手段と、
前記計測手段によって計測された前記時間が予め定められた第1の時間を下回る場合には前記変更手段を用いて前記処理工程を変更する変更動作を選択し、前記計測手段によって計測された前記時間が前記第1の時間以上である場合には前記実行手段を用いて前記1の洗濯コースを実行する洗濯動作を選択するための選択手段と、
前記実行手段および前記変更手段に対し、前記選択手段によって選択された動作を開始させるための開始手段とを含む、洗濯機制御装置。 - 前記選択手段は、前記計測手段によって計測された前記時間が前記第1の時間を下回る場合には前記変更動作を選択し、前記計測手段によって計測された前記時間が前記第1の時間以上である場合には前記洗濯動作を選択すると共に、前記変更動作が開始された後に前記入力手段への入力が続けられた時間が所定の時間以上である場合、変更の対象とされた前記処理工程を有する前記洗濯コースを実行する動作を選択するための手段を含む、請求項1に記載の洗濯機制御装置。
- 前記選択手段は、前記時間が予め定められた第2の時間を上回り、かつ前記第1の時間を下回る場合、前記変更動作を選択し、前記時間が前記第1の時間以上である場合、前記洗濯動作を選択するための手段を含む、請求項1に記載の洗濯機制御装置。
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